JP4986794B2 - 施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部を開閉揺動するドア体に設けられる施錠装置の技術分野に属するものである。
近年、住宅等の被警備建築物に、ドア体やシャッターカーテン等の開閉体の抉じ開け等を検知するこじ開け検知センサ、人感センサ等の防犯装置を設け、該防犯装置の異常検知信号を警備会社の警備システムに連繋し、不審者の敷地内への侵入や、開口部の施錠装置の破壊や開閉体の抉じ開け等の防犯異常が確認された場合では、警備員が住宅に駆けつけて防犯管理をするような警備サービスが提唱されている。この場合に、居住者の留守中に何らかの異常があった場合では、居住者がいない状態でも警備員が住宅内に入って防犯活動することが想定され、このため、警備サービスを受ける場合は警備会社に玄関等の施錠装置を解錠するキーを預けることが求められる。
しかるに、キーを警備会社に預けるということは、サービスを受ける側にとっては、キーを勝手に用いて施錠装置を解錠されるのではないかという不信感をぬぐい去ることが難しく、警備システムによる防犯サービスを受けることを躊躇する原因の一つとなっている。
一方、キーを預かる警備会社にとっても、顧客のキーを保管することに伴う煩雑さがあって問題がある。
この改善策として、躯体側に設けられる受け座に電磁機構を介して遠隔操作できる部材(開閉板)を取り付け、前記部材を作動させることにより、デッドボルトが突出したままの状態(施錠状態のまま)でドア体を開放することができるようしたものが提唱されている。
実公昭58−23881号公報
ところが、前記従来のものは、警備会社にキーを預ける必要はないものの、電磁機構により作動する開閉板の開閉機構自体が複雑であるばかりでなく、緊急時にドア体から受け座をデッドボルトとともに取り外すことができる構成としているので、施錠装置の取り付け自体も汎用性がなく、複雑な取り付け作業が必要となって、コスト高になってしまうという問題がある。さらに、このものでは、緊急時にソレノイドが作動すると、誰が操作してもドア体を開放することができる構成であるので、前記ソレノイドを、防犯システムを構成する防犯装置にそのまま接続して施錠装置に防犯機能を付帯させることはできず、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、躯体の屋内外を開閉するドア体にシリンダー錠を用いた施錠装置を設けるにあたり、前記シリンダー錠のシリンダーを、ドア体側に固定される固定外筒の屋内外方向を向く筒孔に移動自在に内装する一方、防犯装置の異常検知に伴い前記シリンダーを屋内側に偏寄する通常位置から屋外側に偏寄する異常検知位置に変位せしめる変位手段と、シリンダーの通常位置でシリンダー錠を解錠可能な第一キーと、シリンダーの異常検知位置でシリンダー錠を解錠可能であるが、シリンダーの通常位置では解錠できない第二キーとを設ける構成とした施錠装置である。
請求項2の発明は、第一キーは、シリンダーが異常検知位置にあってもシリンダー錠を解錠可能とするように構成されている請求項1に記載の施錠装置である。
請求項3の発明は、変位手段は、防犯装置の異常検知に伴い励磁するソレノイドの可動鉄心をシリンダーの屋内側に設けることにより構成されている請求項1または2に記載の施錠装置である。
請求項4の発明は、変位手段は、シリンダーを異常検知位置に向けて付勢する付勢手段と、シリンダーに係止してシリンダーを通常位置に規制する規制片と、防犯装置の異常検知に伴い励磁するソレノイドとで構成され、ソレノイドの励磁に伴う可動鉄心の変位に基づいて、規制片がシリンダーとの係止を解除するように構成されている請求項1または2に記載の施錠装置である。
請求項1の発明とすることにより、第二キーを安心感を持って警備会社に預けることができるうえ、警備会社にとっても保管の煩雑さを軽減することができる。
請求項2の発明とすることにより、居住者が所有する第一キーでは、通常時でも防犯異常時でもシリンダー錠を解錠することができて、利便性に優れる。
請求項3、4の発明とすることにより、シリンダーの変位を簡単な構成で実現することができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は住宅の玄関となる開口部に設けられたドア体であって、該ドア体1は、左右方向一方(本実施の形態では左側)となる戸先側に把手1aが設けられ、左右方向他方(右側)となる戸尻側縁部が複数の蝶番2を介して躯体側の部材となるドア枠3に対して開閉揺動自在に枢支されており、把手1aを把持して屋内外方向に押し操作することで、ドア体1を開閉するように構成されている。尚、本実施の形態の住宅は防犯装置が設置されており、出入り口部に設けられる開閉装置であって、玄関のドア、勝手口のドア、窓、シャッター装置等に、防犯異常を検知するための検知手段が設けられ、これら検知手段が警備会社に連携されており、防犯異常が検知されると警備会社の警備員が駆けつけて防犯活動をするように構成されている。
前記ドア枠3は躯体開口部の四周に一体的に設けられており、左右一対の縦枠体3aと、開口部上方の上枠体3bと、開口部下方の沓摺3cとにより構成されている。そして、戸先側の縦枠体3aとドア体の戸先側とのあいだには、本発明が実施された施錠装置4が設けられている。
前記施錠装置4を構成するケース体5は、屋外側面5aをドア体1の屋外側の面板1bに突き当て、戸先側面5bをドア体1の戸先側端面1cに突き当てた状態で設けられている。前記ケース体5の上部には、本発明が実施された固定外筒6の基端部が、外径方向に突出する取り付け片6aを介し、筒孔6bがドア厚方向を向く状態で取り付けられており、固定外筒6の先端部は、ドア体1の屋外側面板1bを貫通して屋外側に突出配設されており、該突出部は、ドア体1の屋外側面板1bに固定されるフランジ部1dにより固定支持されている。さらに、固定外筒6は、屋外側の筒端部に内径側に突出する突片6cが形成されており、該突片6cの屋外側端面は、ドア体1のフランジ部1dの屋外側端面と面一状となるように配設されている。
そして、固定外筒6の筒孔6bには、シリンダー錠を構成するシリンダー7が筒長方向移動自在(ドア厚方向、屋内外方向移動自在)に内装されている。前記シリンダー7は、外筒体7aと内筒体7bとを備えて構成されており、外筒体7aの外周面には周回り方向複数箇所(本実施の形態では二箇所)に位置して、筒長方向に長いガイド突片7cが外径方向に突出して形成されている。一方、固定外筒6の筒内周面には、前記各ガイド突片7cがスライド移動自在にそれぞれ嵌入する凹溝状のガイド溝6dが筒長方向に長く形成されており、シリンダー7の筒長方向の移動を、ガイド溝6dによりガイドするように構成されている。
前記シリンダー7の外筒体7aと内筒体7bとは、互いに相対回転は自在であるが、固定外筒6内における筒長方向の移動は、外筒体7aと内筒体7bとが一体に移動するように構成されている。さらに、シリンダー7には、ドライバーピン7d、タンブラーピン7e、これらを軸芯方向に押圧する押圧弾機7fとにより構成される複数のロックピンPを備えて構成されており、これらロックピンPは、外筒体7aと内筒体7bとに連通状に開設された凹穴にそれぞれ嵌入しており、ロックピンPの先端部となるタンブラーピン7eの先端が、内筒体7bの筒孔、即ち、シリンダー7の鍵穴7g内に突出するように配設されている。そして、前記鍵穴7gに、前記ロックピンPに対応して形成された解錠部8a、9aを備えた第一、第二キー8、9を挿入することにより、各ロックピンPのドライバーピン7dが押圧弾機7fに抗して外筒体7a側に没入し、タンブラーピン7eのみが内筒体7b側に嵌入する解錠可能状態(シリンダー錠の解錠可能状態)となり、内筒体7bを外筒体7aに対して回転可能状態とするように構成されている。
そして、施錠装置4は、第一または第二キー8、9をシリンダー7の鍵穴7gに挿し込んで解錠可能状態とした後、第一、第二キー8、9を正逆何れかに回転させることにより、内筒体7bを外筒体7aに対して回転させるように設定されており、該内筒体7bの正逆回転に基づいて、ドア体1の戸先側端面1cに出没自在に設けたデッドボルト10が、戸先側端面1cから突出してドア体1の開放を規制する施錠姿勢と、戸先側端面1cの内側に没入してドア体1の開放を許容する解錠姿勢とに姿勢変姿するように構成されている。尚、前記構成は、汎用のシリンダー錠の構成と同様である。また、1eは、把手1aの操作に基づいてドア体1の戸先側端面1cから出没するラッチである。
これに対し、戸先側の縦枠体3aには、前記デッドボルト10とラッチ1eに対向して凹溝状の受け座11が設けられており、該受け座11に、前記デッドボルト10またはラッチ1eの先端部が没入することで、ドア体1の施錠、係止がなされるように設定されている。
一方、12はケース体5に固定されるソレノイドであって、該ソレノイド12は、電源供給がなされることに伴い突出する可動鉄心12aを備えて構成されている。そして、これらソレノイド12は、住宅の玄関等の出入り口部に異常があったことを検知する前記防犯装置に接続されており、防犯装置により異常検知がなされるとソレノイド12が励磁して可動鉄心12aを突出変位させるように構成されている。そして、本実施の形態では、複数(本実施の形態では二つ)のソレノイド12がシリンダー7の屋内側端部に対向する状態で配設されており、各ソレノイド12の可動鉄心12aの先端部12bは、外筒体7aの屋内側端面に形成された凹部7hに抜け止め状に係止されており、可動鉄心12aの突出変位に伴い外筒体7aを内筒体7bとともに一体となって固定外筒6の筒長方向に変位させるように設定されている。そして、防犯装置による異常検知がなされず、ソレノイド12が非励磁状態(通常状態)では、可動鉄心12aは非作用位置に位置しており、図2の実線に示すように、シリンダー7(外筒体7aと内筒体7b)を屋内側に偏寄する通常位置に位置せしめるように設定されている。前記状態から、防犯装置による異常検知がなされて、ソレノイド12が励磁状態(異常状態)になると、可動鉄心12aが作用位置に突出変位し、これに伴い、図2の仮想線、図3に示すように、シリンダー7が屋外側に偏寄して、外筒体7aと内筒体7bとの屋外側端面が固定外筒6の突片6cに当接する異常検知位置に強制的に変位せしめられるように設定されている。
前記第一、第二キー8、9はそれぞれ全長は異なるが、先端側の解錠部8a、9aの形状は、前述したように、シリンダー7の鍵穴7gに挿し込んで各ロックピンPに対向した場合に、シリンダー7の内筒体7bを外筒体7aに対して回転可能な解錠可能状態にする形状に形成されている。
そして、シリンダー7が通常位置にある状態では、全長が長い第一キー8を用い、該第一キー8の段差部8bを、鍵穴7gの外周に位置して設けられた固定外筒突片6cに突き当てる状態で挿し込むことにより、解錠部8aが各ロックピンPに対応する状態となって、シリンダー7(シリンダー錠)を解錠可能状態にすることができるが、全長の短い第二キー9を鍵穴7gに挿し込んだ場合では、段差部9bが固定外筒突片6cに突き当たってシリンダー7の奥まで挿し込むことができず、解錠部9aをロックピンPに対応する位置に位置させることができず、シリンダー7を解錠可能状態にすることができないように構成されている。
これに対し、シリンダー7が異常検知位置に変位している状態では、図3(A)の実線で示すように、全長が短い第二キー9を、段差部9bが固定外筒突片6cに突き当てた状態で鍵穴7gに挿し込むことにより、解錠部9aが各ロックピンPに対応する位置に位置することができて、シリンダー7を解錠状態とすることができるように設定されている。尚、シリンダー7が異常検知位置に位置する状態では、図3(A)の仮想線で示すように、第一キー8を鍵穴7gに適宜深さに挿し込んで解錠部8aを各ロックピンPに対向させることにより、シリンダー7を解錠状態とすることができるように構成されている。
このように、施錠装置4は、防犯装置による防犯異常が検知されず、シリンダー7が通常位置に位置する場合では、第一キー8によってのみ解錠可能状態とすることができ、第二キー9では、全長が短く解錠部9aを鍵穴7gの奥まで嵌入させることができず、解錠可能状態とすることはできない。また、防犯装置により防犯異常が検知された場合では、第一、第二キー8、9の何れのキーでもシリンダー7を解錠可能状態とすることができる。これによって、居住者は第一キー8を所有し、第二キー9を防犯管理会社、場合によっては、不動産業者、あるいは、大家等の第三者に預けることにより、居住者が留守のあいだでの防犯を確保でき、しかも、防犯異常のない通常状態では、第三者が勝手に解錠することができないようにすることができ、第二キー9を第三者に預けることに対する不安を排除できるように構成されている。
尚、図4、5は、前記第一の実施の形態をパターン化した図面であって、シリンダー7の通常位置と異常検知位置における第一、第二キー8、9による操作状態の概念を簡略に示したものである。これらの図面では、図1〜図3の図面と同様の符号を付すことにより各部材の説明は省略するが、防犯装置による異常検知がなされた場合では、検知スイッチ13がON状態に切り換えられ、これによって、ソレノイド12が励磁されて可動鉄心12aを突出変位させ、シリンダー7を通常位置から異常検知位置に変位させる構成が簡略に示されている。
因みに、防犯異常に伴い異常検知位置に変位したシリンダー7は、防犯異常に対する防犯活動が終了し、防犯装置をリセットして検知スイッチ13がOFF状態に切り換わり可動鉄心12aが非作用位置に復帰することに伴い、可動鉄心12aとともに変位して通常位置に戻ることができる。
叙述の如く構成された本形態において、居住者の留守中に住宅に設けられる勝手口のドア等に設けられた防犯装置が何らかの防犯異常を検知した場合では、警備会社の警備員等が現地に駆けつけて、預けられている第二キー9を用いて玄関に設けたドア体1の施錠装置4を解錠して屋内に入ることになるが、この場合に、施錠装置4は、シリンダー7が屋外側に偏寄する異常検知位置に変位しているため、警備員は居住者から預かった第二キー9によりシリンダー7を解錠可能状態とすることができ、ドア体1を開放して緊急時の対応を行なうことができる。これに対し、防犯異常が検知されない通常の使用状態では、シリンダー7が屋内側に偏寄する通常位置に位置しているため、前記第二キー9によりシリンダー7を解錠可能状態とすることができない。この結果、第二キー9を警備会社等の第三者に預けたとしても、第二キー9では、防犯異常がない限り施錠装置4を解錠することはできず、第二キー9を預ける側にとっては安心感を持って第三者に預けることができ、また、預かる側にとっては保管に関する煩雑さが軽減された状態で預かることができる。
そのうえ、本発明が実施されたものにあっては、第一キー8は、シリンダー7が通常位置にあっても、異常検知位置にあってもシリンダー錠を解錠可能状態とすることができるので、利便性が優れるばかりでなく、居住者にとっての安心感を一層大きくすることができる。
さらに、シリンダー7を通常位置から異常検知位置に変位させる変位手段を、防犯装置の異常検知に伴い励磁するソレノイド12により突出する可動鉄心12aとし、該可動鉄心12aをシリンダー7に直接連結してシリンダー7を変位させる構成としたので、異常検知位置から通常位置に復帰する構成も簡単で、構成の簡略化を図ることができる。
尚、本発明は、前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、図6、7に示す第二の実施の形態のように構成することができる。
前記第二の実施の形態において、ケース体Cに固定される固定外筒14に、シリンダー15が屋内側に偏寄する通常位置と屋外側に偏寄する異常検知位置とに変位自在に設けられており、固定外筒14とシリンダー15との基本的な構成、即ち、固定外筒14のガイド溝14aに、外筒体15aと内筒体15bとにより構成されたシリンダー15のガイド突片15cが嵌入することでシリンダー15がガイド溝14aによるガイドを受ける状態で変位すること、シリンダー15に設けられる複数のロックピンPの構成、全長は異なるが解錠部16a、17aは同形状に形成された第一、第二キー16、17を鍵穴15dに挿し込んだ場合に、第一キー16はシリンダー15が通常位置、異常検知位置の何れの場合であってもシリンダー錠を解錠可能状態にでき、第二キー17はシリンダー15が異常検知位置に位置する場合のみ解錠シリンダー錠を可能状態にできること等は、前記第一の実施の形態と同様の構成となっている。そして、第二の実施の形態では、シリンダー15を通常位置と異常検知位置に変位させる変位手段につぎのような構成が実施されている。
前記変位手段は、シリンダー15の屋内側端部に設けられ、シリンダー15を異常検知位置に向けて付勢する第一付勢弾機18と、固定外筒14とシリンダー外筒体15aとの周回り方向二箇所に位置して連通状に形成された嵌合凹部15eにそれぞれ嵌入係止して、外筒体15a(シリンダー15)を通常位置に規制する一対の規制片19aを備えた規制体19とにより構成されている。さらに、前記変位手段において、規制体19は防犯装置の異常検知に伴い励磁するソレノイド20の可動鉄心20aに連繋されており、該可動鉄心20aには、第二付勢弾機20bが設けられている。そして、ソレノイド20の非励磁状態において、可動鉄心20aは第二付勢弾機20bの付勢力を受ける状態で延出姿勢となっており、この状態において、規制体19の一対の規制片19aは、前記各嵌合凹部15eにそれぞれ嵌入する規制位置(図7(A)、(B)の実線)に位置しており、シリンダー15を第一付勢弾機18に抗して通常姿勢に位置規制するように設定されている。そして、ソレノイド20が励磁状態に切り換わると、可動鉄心20aは第二付勢弾機20bの付勢力に抗して退避姿勢となり、この状態において、規制体19は、各規制片19aが嵌合凹部15eから抜け出す規制解除位置(図7(A)、(B)の仮想線)に変位するように設定されている。そして、各規制片19aが規制解除位置に変位した状態では、シリンダー15は第一付勢弾機18により押圧され、外筒体15aの屋外側端面が固定外筒14の突片14bに係止する異常検知位置に変位するように構成されている。
因みに、防犯異常に対する対策が終了し、防犯装置をリセットして検知スイッチ13がOFF状態に切り換わると、可動鉄心20aは延出姿勢に変位しようとするが、この場合に、規制体19は、規制片19aの先端が異常検知位置に位置するシリンダー外筒体15aの外周面に突き当たっており、それ以上の延出が規制される状態となっている。この状態において、第一キー16を鍵穴15dに挿し込んで屋内側に押し込むと、規制片19aの先端部が嵌合凹部15eに対向することにより、規制片19aが第二付勢弾機20bの付勢力を受ける状態で嵌合凹部15eに嵌入(落ち込む)し、規制片19aが規制位置に位置し、可動鉄心20aが延出姿勢に変姿した状態となって、シリンダー15を通常位置に位置規制する状態に復帰するように設定されている。
そして、このものでも、第二キー17を警備会社や大家等の第三者に預けることで、通常時では解錠されることがなく、しかも、居住者の留守中に防犯異常が発生したような場合では警備会社等による防犯活動に対応することができて、防犯性に優れた施錠装置とすることができ、しかも、居住者が所有する第一キー16では、シリンダー15が通常位置、異常検知位置の何れの位置にあるときでも解錠することができるので、利便性に優れるうえに大きな安心感を得ることができる。
ドア体の概略正面図である。 図2(A)、(B)、(C)はそれぞれシリンダー部の断面図、第一キーの正面図、第二キーの正面図である。 図3(A)、(B)はそれぞれシリンダーの異常検知位置を説明する断面図、図3(A)におけるX−X断面図である。 図4(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ第一キーのパターン化された正面図、第二キーのパターン化された正面図、シリンダーの通常位置における第一キーの操作状態を説明するパターン化された断面図、シリンダーの通常位置における第二キーの操作状態を説明するパターン化された断面図である。 図5(A)、(B)はそれぞれシリンダーの異常検知位置における第一キーの操作状態を説明するパターン化された断面図、シリンダーの異常検知位置における第二キーの操作状態を説明するパターン化された断面図である。 図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ第二の実施の形態におけるシリンダー部の断面図、第一キーの正面図、第二キーの正面図である。 図7(A)、(B)はそれぞれ第二の実施の形態におけるシリンダー部の正面図、図7(A)におけるX−X断面図である。
符号の説明
1 ドア体
4 施錠装置
5 ケース体
6 固定外筒
7 シリンダー
7a 外筒体
7b 内筒体
8 第一キー
9a 解錠部
9 第二キー
10 デッドボルト
12 ソレノイド
12a 可動鉄心

Claims (4)

  1. 躯体の屋内外を開閉するドア体にシリンダー錠を用いた施錠装置を設けるにあたり、前記シリンダー錠のシリンダーを、ドア体側に固定される固定外筒の屋内外方向を向く筒孔に移動自在に内装する一方、防犯装置の異常検知に伴い前記シリンダーを屋内側に偏寄する通常位置から屋外側に偏寄する異常検知位置に変位せしめる変位手段と、シリンダーの通常位置でシリンダー錠を解錠可能な第一キーと、シリンダーの異常検知位置でシリンダー錠を解錠可能であるが、シリンダーの通常位置では解錠できない第二キーとを設ける構成とした施錠装置。
  2. 第一キーは、シリンダーが異常検知位置にあってもシリンダー錠を解錠可能とするように構成されている請求項1に記載の施錠装置。
  3. 変位手段は、防犯装置の異常検知に伴い励磁するソレノイドの可動鉄心をシリンダーの屋内側に設けることにより構成されている請求項1または2に記載の施錠装置。
  4. 変位手段は、シリンダーを異常検知位置に向けて付勢する付勢手段と、シリンダーに係止してシリンダーを通常位置に規制する規制片と、防犯装置の異常検知に伴い励磁するソレノイドとで構成され、ソレノイドの励磁に伴う可動鉄心の変位に基づいて、規制片がシリンダーとの係止を解除するように構成されている請求項1または2に記載の施錠装置。
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