JP4986794B2 - 施錠装置 - Google Patents
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Description
しかるに、キーを警備会社に預けるということは、サービスを受ける側にとっては、キーを勝手に用いて施錠装置を解錠されるのではないかという不信感をぬぐい去ることが難しく、警備システムによる防犯サービスを受けることを躊躇する原因の一つとなっている。
一方、キーを預かる警備会社にとっても、顧客のキーを保管することに伴う煩雑さがあって問題がある。
請求項2の発明は、第一キーは、シリンダーが異常検知位置にあってもシリンダー錠を解錠可能とするように構成されている請求項1に記載の施錠装置である。
請求項3の発明は、変位手段は、防犯装置の異常検知に伴い励磁するソレノイドの可動鉄心をシリンダーの屋内側に設けることにより構成されている請求項1または2に記載の施錠装置である。
請求項4の発明は、変位手段は、シリンダーを異常検知位置に向けて付勢する付勢手段と、シリンダーに係止してシリンダーを通常位置に規制する規制片と、防犯装置の異常検知に伴い励磁するソレノイドとで構成され、ソレノイドの励磁に伴う可動鉄心の変位に基づいて、規制片がシリンダーとの係止を解除するように構成されている請求項1または2に記載の施錠装置である。
請求項2の発明とすることにより、居住者が所有する第一キーでは、通常時でも防犯異常時でもシリンダー錠を解錠することができて、利便性に優れる。
請求項3、4の発明とすることにより、シリンダーの変位を簡単な構成で実現することができる。
図面において、1は住宅の玄関となる開口部に設けられたドア体であって、該ドア体1は、左右方向一方(本実施の形態では左側)となる戸先側に把手1aが設けられ、左右方向他方(右側)となる戸尻側縁部が複数の蝶番2を介して躯体側の部材となるドア枠3に対して開閉揺動自在に枢支されており、把手1aを把持して屋内外方向に押し操作することで、ドア体1を開閉するように構成されている。尚、本実施の形態の住宅は防犯装置が設置されており、出入り口部に設けられる開閉装置であって、玄関のドア、勝手口のドア、窓、シャッター装置等に、防犯異常を検知するための検知手段が設けられ、これら検知手段が警備会社に連携されており、防犯異常が検知されると警備会社の警備員が駆けつけて防犯活動をするように構成されている。
前記施錠装置4を構成するケース体5は、屋外側面5aをドア体1の屋外側の面板1bに突き当て、戸先側面5bをドア体1の戸先側端面1cに突き当てた状態で設けられている。前記ケース体5の上部には、本発明が実施された固定外筒6の基端部が、外径方向に突出する取り付け片6aを介し、筒孔6bがドア厚方向を向く状態で取り付けられており、固定外筒6の先端部は、ドア体1の屋外側面板1bを貫通して屋外側に突出配設されており、該突出部は、ドア体1の屋外側面板1bに固定されるフランジ部1dにより固定支持されている。さらに、固定外筒6は、屋外側の筒端部に内径側に突出する突片6cが形成されており、該突片6cの屋外側端面は、ドア体1のフランジ部1dの屋外側端面と面一状となるように配設されている。
そして、固定外筒6の筒孔6bには、シリンダー錠を構成するシリンダー7が筒長方向移動自在(ドア厚方向、屋内外方向移動自在)に内装されている。前記シリンダー7は、外筒体7aと内筒体7bとを備えて構成されており、外筒体7aの外周面には周回り方向複数箇所(本実施の形態では二箇所)に位置して、筒長方向に長いガイド突片7cが外径方向に突出して形成されている。一方、固定外筒6の筒内周面には、前記各ガイド突片7cがスライド移動自在にそれぞれ嵌入する凹溝状のガイド溝6dが筒長方向に長く形成されており、シリンダー7の筒長方向の移動を、ガイド溝6dによりガイドするように構成されている。
これに対し、戸先側の縦枠体3aには、前記デッドボルト10とラッチ1eに対向して凹溝状の受け座11が設けられており、該受け座11に、前記デッドボルト10またはラッチ1eの先端部が没入することで、ドア体1の施錠、係止がなされるように設定されている。
そして、シリンダー7が通常位置にある状態では、全長が長い第一キー8を用い、該第一キー8の段差部8bを、鍵穴7gの外周に位置して設けられた固定外筒突片6cに突き当てる状態で挿し込むことにより、解錠部8aが各ロックピンPに対応する状態となって、シリンダー7(シリンダー錠)を解錠可能状態にすることができるが、全長の短い第二キー9を鍵穴7gに挿し込んだ場合では、段差部9bが固定外筒突片6cに突き当たってシリンダー7の奥まで挿し込むことができず、解錠部9aをロックピンPに対応する位置に位置させることができず、シリンダー7を解錠可能状態にすることができないように構成されている。
これに対し、シリンダー7が異常検知位置に変位している状態では、図3(A)の実線で示すように、全長が短い第二キー9を、段差部9bが固定外筒突片6cに突き当てた状態で鍵穴7gに挿し込むことにより、解錠部9aが各ロックピンPに対応する位置に位置することができて、シリンダー7を解錠状態とすることができるように設定されている。尚、シリンダー7が異常検知位置に位置する状態では、図3(A)の仮想線で示すように、第一キー8を鍵穴7gに適宜深さに挿し込んで解錠部8aを各ロックピンPに対向させることにより、シリンダー7を解錠状態とすることができるように構成されている。
尚、図4、5は、前記第一の実施の形態をパターン化した図面であって、シリンダー7の通常位置と異常検知位置における第一、第二キー8、9による操作状態の概念を簡略に示したものである。これらの図面では、図1〜図3の図面と同様の符号を付すことにより各部材の説明は省略するが、防犯装置による異常検知がなされた場合では、検知スイッチ13がON状態に切り換えられ、これによって、ソレノイド12が励磁されて可動鉄心12aを突出変位させ、シリンダー7を通常位置から異常検知位置に変位させる構成が簡略に示されている。
因みに、防犯異常に伴い異常検知位置に変位したシリンダー7は、防犯異常に対する防犯活動が終了し、防犯装置をリセットして検知スイッチ13がOFF状態に切り換わり可動鉄心12aが非作用位置に復帰することに伴い、可動鉄心12aとともに変位して通常位置に戻ることができる。
前記第二の実施の形態において、ケース体Cに固定される固定外筒14に、シリンダー15が屋内側に偏寄する通常位置と屋外側に偏寄する異常検知位置とに変位自在に設けられており、固定外筒14とシリンダー15との基本的な構成、即ち、固定外筒14のガイド溝14aに、外筒体15aと内筒体15bとにより構成されたシリンダー15のガイド突片15cが嵌入することでシリンダー15がガイド溝14aによるガイドを受ける状態で変位すること、シリンダー15に設けられる複数のロックピンPの構成、全長は異なるが解錠部16a、17aは同形状に形成された第一、第二キー16、17を鍵穴15dに挿し込んだ場合に、第一キー16はシリンダー15が通常位置、異常検知位置の何れの場合であってもシリンダー錠を解錠可能状態にでき、第二キー17はシリンダー15が異常検知位置に位置する場合のみ解錠シリンダー錠を可能状態にできること等は、前記第一の実施の形態と同様の構成となっている。そして、第二の実施の形態では、シリンダー15を通常位置と異常検知位置に変位させる変位手段につぎのような構成が実施されている。
そして、このものでも、第二キー17を警備会社や大家等の第三者に預けることで、通常時では解錠されることがなく、しかも、居住者の留守中に防犯異常が発生したような場合では警備会社等による防犯活動に対応することができて、防犯性に優れた施錠装置とすることができ、しかも、居住者が所有する第一キー16では、シリンダー15が通常位置、異常検知位置の何れの位置にあるときでも解錠することができるので、利便性に優れるうえに大きな安心感を得ることができる。
4 施錠装置
5 ケース体
6 固定外筒
7 シリンダー
7a 外筒体
7b 内筒体
8 第一キー
9a 解錠部
9 第二キー
10 デッドボルト
12 ソレノイド
12a 可動鉄心
Claims (4)
- 躯体の屋内外を開閉するドア体にシリンダー錠を用いた施錠装置を設けるにあたり、前記シリンダー錠のシリンダーを、ドア体側に固定される固定外筒の屋内外方向を向く筒孔に移動自在に内装する一方、防犯装置の異常検知に伴い前記シリンダーを屋内側に偏寄する通常位置から屋外側に偏寄する異常検知位置に変位せしめる変位手段と、シリンダーの通常位置でシリンダー錠を解錠可能な第一キーと、シリンダーの異常検知位置でシリンダー錠を解錠可能であるが、シリンダーの通常位置では解錠できない第二キーとを設ける構成とした施錠装置。
- 第一キーは、シリンダーが異常検知位置にあってもシリンダー錠を解錠可能とするように構成されている請求項1に記載の施錠装置。
- 変位手段は、防犯装置の異常検知に伴い励磁するソレノイドの可動鉄心をシリンダーの屋内側に設けることにより構成されている請求項1または2に記載の施錠装置。
- 変位手段は、シリンダーを異常検知位置に向けて付勢する付勢手段と、シリンダーに係止してシリンダーを通常位置に規制する規制片と、防犯装置の異常検知に伴い励磁するソレノイドとで構成され、ソレノイドの励磁に伴う可動鉄心の変位に基づいて、規制片がシリンダーとの係止を解除するように構成されている請求項1または2に記載の施錠装置。
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JP2007254533A JP4986794B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | 施錠装置 |
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- 2007-09-28 JP JP2007254533A patent/JP4986794B2/ja active Active
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