JP4986278B2 - エアー供給ホースセット及びエアー供給カプラー - Google Patents

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Description

この発明はエアー工具のエアー供給方法に関し、例えば釘打ち機を作動させるエアー圧力が規定範囲以下の圧力に低下するのを軽減し抑制できるようにした方法に関する。
例えば、釘を打ち込む場合、金槌で釘の頭部を打撃することが行われていたが、作業者の負担を軽減すべく、エアーを利用して釘を打撃する釘打ち機がよく利用されている。かかる釘打ち機では住宅の新築や増築といった現場作業で用いられる関係上、エアーコンプレッサーでエアーを発生させて釘打ち機に供給するという方式が一般的である。
最近の建築工法、例えば2×4工法は在来工法に比して施工期間が短く、しかも非常に多くの釘を使用することが特徴とされており、短時間のうちに多数の釘を打設することが求められる。
しかし、短時間のうちに規定範囲内の圧力のエアーを繰り返し使用すると、エアー圧力の低下が生じ、釘を確実に打ち込むことができず、釘の頭部が突き出た状態となってしまうことがあった。その結果、エアーコンプレッサーのエアータンク内圧力が規定範囲内に上昇し復帰するまで数分程度待機しなければならず、作業が頻繁に中断していた。
他方、複数のエアーポンプやエアーコンプレッサーからのエアーをミキサーで合流させ、高圧エアーを作り出して供給するようにしたエアー供給方法が提案されている(特許文献1)。
実開昭60−80127号公報
しかし、釘打ち機では規定の作動圧力よりも高圧のエアーを必要とするのではなく、エアー圧力が規定の作動圧力よりも低下することが問題であり、特許文献1のエアー供給方法では対処しきれない。
本発明はかかる問題点に鑑み、釘打ち機に供給するエアー圧力が規定範囲以下の圧力に低下するのを軽減し抑制できるようにしたエアー工具のエアー供給方法を提供することを課題とする。
そこで、本発明に係るエアー工具のエアー供給方法は、規定範囲内の圧力のエアーを使用するエアー工具にエアーを供給するにあたり、エアーを圧縮してエアータンクに貯留し該エアータンクからエアーを供給するメインコンプレッサー及びサブコンプレッサーを用い、エアー供給ホースによって上記メインコンプレッサーのエアータンクからエアー工具にエアーを供給する一方、上記メインコンプレッサーのエアータンクにはエアー供給ホースによって上記サブコンプレッサーのエアータンクからエアーを供給し、上記エアー工具に供給されるエアー圧力の低下を軽減し抑制するようにしたことを特徴とする。
本発明の特徴の1つはメインコンプレッサーのエアータンクにサブコンプレッサーのエアータンクからエアーを供給するようにした点にある。これにより、エアー工具を短時間のうちに頻繁に使用してメインコンプレッサーのエアータンク内のエアー圧が低下し始めると、メインコンプレッサーのエアータンク内にサブコンプレッサーからエアーが供給され、メインコンプレッサーのエアータンク内のエアー圧はすぐに上昇して規定の圧力範囲内に復帰する。
その結果、コンプレッサーの圧力が上昇するまでの待機時間がほとんど必要なくなり、作業効率を大幅にアップできる。
ところで、サブコンプレッサーを用いるのではなく、メインコンプレッサーに大容量タンクのコンプレッサーを用いることが考えられる。しかし、大容量タンクのコンプレッサーは高価であるばかりでなく、重くしかも嵩高であることから、作業現場での持ち運びが不便である。
これに対し、小容量タンクのコンプレッサーを複数台用いてエアー圧力の低下を軽減し抑制するようにすると、小容量タンクのコンプレッサーは大容量タンクのコンプレッサーに比して軽くかつ小型であるので、作業現場での持ち運びが容易であり、又短時間のうちにエアーを頻繁に繰り返し使用しないような作業の場合には小容量タンクのコンプレッサーを1台だけ使用すればよく、作業性をアップできる。
本発明の方法が適用されるエアー工具は規定範囲内の圧力のエアーを使用して作業を行うものであればよく、例えば釘打ち機、エアーダスタ、インパクトレンチ、塗装用スプレーガンなどをいう。
メインコンプレッサーとサブコンプレッサーとは同程度の性能のものを用いるのがよいが、性能差があるコンプレッサーを用いることもできる。但し、メインコンプレッサーの性能、例えばエアー圧力がサブコンプレッサーのそれに比して高い場合にはメインコンプレッサーのエアータンクからサブコンプレッサーのエアータンクにエアーが逆流し、メインコンプレッサーのエアータンク内圧力にエアーを供給できないおそれがある。
そこで、メインコンプレッサーのエアータンクには逆流防止弁を介してサブコンプレッサーのエアータンクからエアーを供給するように構成するのがよい。逆流防止弁の構造は特に限定されない。
上記ではメインコンプレッサーのエアータンクにサブコンプレッサーからエアーを供給するようにしたが、メインコンプレッサーからのエアー圧力が低下した時にサブコンプレッサーからエアー工具に供給し、さらに必要に応じてメインコンプレッサーのエアータンクにエアーを供給するようにしてもよい。
即ち、本発明に係るエアー工具のエアー供給方法は、規定範囲内の圧力のエアーを使用するエアー工具にエアーを供給するにあたり、エアーを圧縮してエアータンクに貯留し該エアータンクからエアーを供給するメインコンプレッサー及びサブコンプレッサーを用い、エアー供給ホースによって上記メインコンプレッサーのエアータンクからエアー工具にエアーを供給する一方、上記メインコンプレッサーのエアータンクとエアー工具との間のエアー供給ホースにはサブコンプレッサーのエアータンクから延びるエアー供給ホースを接続し、上記エアー工具に供給されるエアー圧力の低下を軽減し抑制するようにしたことを特徴とする。
本発明の特徴の1つはメインコンプレッサーからのエアー圧力が低下した時にサブコンプレッサーからエアー工具に、さらに必要に応じてメインコンプレッサーのタンクにエアーを供給するようにした点にある。
これにより、エアー工具を短時間のうちに頻繁に使用してメインコンプレッサーのタンク内のエアー圧が低下し始めると、エアー工具にはサブコンプレッサーからエアーが供給され、その間にメインコンプレッサーのタンク内のエアー圧力が上昇し規定の圧力範囲内に復帰するので、その後はメインコンプレッサーからエアー工具にエアーを供給することができる。
この場合にもメインコンプレッサーとサブコンプレッサーとは同程度の性能のものを用いるのがよいが、性能差があるコンプレッサーを用いることもできる。但し、メインコンプレッサーの性能、例えばエアー圧力がサブコンプレッサーのそれに比して高い場合にはメインコンプレッサーからのエアーがサブコンプレッサーのエアータンクに逆流し、エアー工具に十分な圧力のエアーを供給できないおそれがある。
そこで、メインコンプレッサーのエアータンクとエアー工具との間のエアー供給ホースには逆流防止弁を介してサブコンプレッサーのエアータンクからエアーを供給するように構成するのがよい。この場合も逆流防止弁の構造は特に限定されない。
また、メインコンプレッサーのエアータンク及びサブコンプレッサーのエアータンクから延びるホースには逆流防止弁を介設し、メインコンプレッサーのエアータンク及びサブコンプレッサーのエアータンクのうち高い圧力のタンク側から交互にエアー工具にエアーを供給するように構成することもできる。
また、本発明に係るエアー供給ホースセットは、規定範囲内の圧力エアーを使用するエアー工具にエアーを供給するために用いるエアー供給ホースセットであって、先端に上記エアー工具のプラグに接続されるソケットが設けられた第1のエアー供給ホースと、エアーを圧縮してエアータンクに貯留し該エアータンクからエアーを供給するメインコンプレッサー及びサブコンプレッサーにおける上記エアータンクのソケットに接続されるプラグが先端に設けられた複数本の第2のエアー供給ホースと、上記第1のエアー供給ホースの後端と上記第2のエアー供給ホースの後端とが接続されるエアー供給カプラーと、を備えたことを特徴とする。
エアー供給カプラー内にはメイン及びサブコンプレッサー、好ましくはサブコンプレッサー側に逆流防止弁が設けられているのがよい。また、エアー供給カプラー又はその近傍のエアー供給ホースにはエアー圧力を一定にコントロールするためのレギュレーターが設けられているのがよい。
第1、第2のエアー供給ホースの後端はエアー供給カプラーに設けられた接続口部に固定的に連結するようにしてもよいが、第1のエアー供給ホースの後端にはプラグを設け、第2のエアー供給ホースの後端にはソケットを設け、エアー供給カプラーには第1のエアー供給ホースのプラグが接続されるソケット及び第2のエアー供給ホースの後端のソケットが接続される複数のプラグを設け、第1のエアー供給ホースの後端のプラグ及び第2のエアー供給ホースの後端のソケットを接続するように構成するのがよい。
また、エアー供給ホースはリールに巻回して適宜引き出せる構造としてもよい。即ち、第1のエアー供給ホースはリールに巻回し、リールをフレームに回転自在に支持し、フレームの回転中心にはエアー供給カプラーを固定し、エアー供給カプラーの第1のエアー供給ホースの後端が接続される部分を回転自在に構成することができる。
また、本発明に係るエアー供給プラグは、エアー供給ホース、エアー供給カプラあるいはエアータンクのソケット同士を接続し、エアーを供給するために用いるエアー供給プラグであって、両端部にはソケットに接続可能なプラグ形状部分が形成され、内部には一方のプラグ形状部分のエアー通路を閉じる逆流防止弁がばね部材によって閉方向に付勢して設けられ、逆流防止弁にはエアーを徐々に逃がすリリーフ通路が形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係るエアー供給ホースは、エアー供給プラグ、エアー供給カプラあるいはエアータンクのソケット同士を接続し、エアーを供給するために用いるエアー供給ホースであって、ホース両端部にはソケットに接続可能なプラグが接続され、一方のプラグ内にはエアー通路を閉じる逆流防止弁がばね部材によって閉方向に付勢して設けられ、逆流防止弁にはエアーを徐々に逃がすリリーフ通路が形成されていることを特徴とする。
さらに、本発明に係るエアー供給プラグは、エアータンクに外部からエアーを供給するために用いるエアー供給プラグであって、前部はソケットに接続可能なプラグ形状部分が形成され、後部はコンプレッサーのタンクに固定可能に設けられ、内部にはエアー通路を閉じる逆流防止弁がばね部材によって閉方向に付勢して設けられ、逆流防止弁にはエアーを徐々に逃がすリリーフ通路が形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係るエアー供給カプラーは、エアー供給ホースを接続するために用いるエアー供給カプラーにおいて、第1のエアー供給ホースのプラグが接続されるソケット及び第2のエアー供給ホースのソケットが接続される複数のプラグが設けられていることを特徴とする。
この場合、エアー供給カプラーの内部には2つのプラグ側の少なくとも一方のエアー通路を閉じる逆流防止弁をばね部材によって閉方向に付勢して設けるのがよい。
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図6は本発明に係るエアー工具のエアー供給方法の好ましい実施形態を示す。図において、釘打ち機10では本体10Dにグリップ10Cが設けられ、本体10Dの先端とグリップ10Cの下端部との間には釘供給部10Aが取付けられており、釘打ち機10は規定の圧力範囲P内の圧力のエアーによって作動されたときに釘供給部10Aの釘を1本ずつ確実に打ち込むことができるようになっている。
この釘打ち機10のグリップ10Cの下端にはエアー供給用のプラグ10Bが取付けられ、釘打ち機10のプラグ10Bにはエアー供給ホース13の先端に取付けられたソケット13Bが外嵌され、エアー供給ホース13の後端にはプラグ13Aが取付けられ、エアー供給ホース13のプラグ13Aはメインコンプレッサー11のソケット11Bに嵌入されている。
このメインコンプレッサー11にはエアーを貯留するエアータンク11A及びエアータンク11Aにエアーを圧縮して供給するポンプ(図示せず)が搭載され、又エアータンク11Aには例えば2つのソケット11Bが取付けられている。
メインコンプレッサー11の残ったソケット11Bにはプラグ14Bが嵌入され、このプラグ14Bはエアー供給ホース14の先端に取付けられ、エアー供給ホース14の後端にはプラグ14Aが取付けられ、エアー供給ホース14の後端側のプラグ14Aはサブコンプレッサー12のソケット12Bに嵌入され、サブコンプレッサー12にはメインコンプレッサー11と同性能のコンプレッサーが用いられている。
釘打ち機10のプラグ10B、エアー供給ホース13のプラグ13A及びエアー供給ホース14のサブコンプレッサー12側のプラグ14Aには例えば図4に示されるような構造のプラグ21が採用され、プラグ21では後半部にホース取付け用のねじ部21Bが形成され、前半部にソケット22に差し込まれる筒状部21Cが形成されている。
また、エアー供給ホース14のメインコンプレッサー11側のプラグ14Bには例えば図3に示される構造のプラグ20が採用され、プラグ20では後半部にホース取付け用のねじ部20Bが形成され、前半部にソケット22に差し込まれる筒状部20Cが形成され、さらに内部に逆止弁20Aがばね部材によって閉方向に付勢して内蔵されている。
メインコンプレッサー11のソケット11B、サブコンプレッサー12のソケット12B及びエアー供給ホース13のソケット13Bには例えば図5に示されるような構造のソケット22が採用され、ソケット22では前半部にプラグ20、21の筒状部20C、21Cが差し込まれる筒状部22Cが形成され、筒状部22C内に逆止弁22Aが設けられ、後半部にホースを取付けあるいはコンプレッサー11、12のタンク11A、12Aに取付けるためのねじ部22Bが形成されている。
なお、プラグ20、21及びソケット22には相互の係合状態を保持する係止機構が設けられているが、本発明とは直接関係せず、しかも公知の構造、例えばC字状リングの嵌め込みによる係止構造を採用できるので、その図示及び説明を省略する。
1台のエアーコンプレッサーで釘打ち機10を使用する場合、エアーコンプレッサーを作動させると、図6の特性aで示されるように、エアータンク内のエアー圧力は徐々に上昇する。タンク内圧力が規定の圧力範囲Pの最大圧力P1を超えると、釘打ち機10を使用できるようになる。
そこで、釘打ち機10を使用して大量の釘を打設すると、エアータンク内のエアー圧力は降下し、規定の圧力範囲Pの最低圧力P2未満になると、釘打ち機10で打設しても釘の頭部が突き出た状態で残ってしまうので、釘打ち作業を中断し、エアーコンプレッサーのエアータンク内のエアー圧力が規定の圧力範囲Pの最大圧力P1を超えるまで待機する必要がある。このときの待機時間をT0とする。
本件のエアー供給方法ではメインコンプレッサー11及びサブコンプレッサー12を作動させ、エアータンク11A、12Aにエアーを貯留する。メインコンプレッサー11のエアータンク11A内のエアー圧力が上昇し、規定の圧力範囲Pの最大圧力P1を超えると、釘打ち機10を使用することができるようになる。
そこで、釘打ち機10を使用して大量の釘を打設すると、エアータンク11A内のエアー圧力が降下し、規定の圧力範囲Pの最低圧力P2未満となると、釘打ち作業を中断し、待機する必要がある。
このとき、サブコンプレッサー12を作動させ、エアータンク12A内のエアー圧力も規定の圧力範囲Pの最大圧力P1を超えるようになると、メインコンプレッサー11のエアータンク11Aにはメインコンプレッサー11のポンプからのエアーに加え、第2のエアー供給ホース14によってサブコンプレッサー12のエアータンク12Aからのエアーも供給されるので、メインコンプレッサー11のエアータンク11A内のエアー圧力は図6の特性bで示されるように急激に上昇し、短い待機時間T1(<待機時間T0)で規定の圧力範囲Pの最大圧力P1を超え、釘打ち作業を再開することができる。
また、エアー供給ホース14のメインコンプレッサー11側のプラグ14Bには図3に示される逆止弁(逆流防止弁)20Aを内蔵したプラグ20が採用されているので、メインコンプレッサー11のエアータンク11Aからサブコンプレッサー12のエアータンク12Aにエアーが逆流してメインコンプレッサー11のエアーが無駄になることはない。
両端にプラグ14A、14Bを設けたエアー供給ホース14は上述のように既存のコンプレッサー11、12を接続して釘打ち機10に供給するエアーの圧力低下を軽減し抑制することができるという点で、その効果は大きい。
なお、メインコンプレッサー11のエアータンク11Aのソケット11Bにレギュレーターが内蔵されている場合、サブコンプレッサー12からエアーを供給する、つまりソケット11Bにレギュレーターを逆流する方向のエアーを供給すると、レギュレーターが故障するおそれがある。
かかる場合にはメインコンプレッサー11のエアータンク11Aにレギュレーターを内蔵しないソケットを取付け、これを利用してサブコンプレッサー12からエアーを供給するように構成するのがよい。
図7は第2の実施形態を示し、図において図1ないし図5と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例では釘打ち機10のプラグ10Bにはエアー供給ホース(第1のエアー供給ホース)13のソケット13Aが外嵌され、エアー供給ホース13の他端側にはプラグ13Bが取付けられ、プラグ13Bはエアー供給カプラー30のソケット30Bに嵌入されている。
このエアー供給カプラー30には1つのソケット30Bと2つのプラグ30Aが取付けられ、又レギュレータ30Cが設けられ、2つのプラグ30Aから供給されたエアーの圧力を調整してソケット30Bから送り出すようになっている。
また、エアー供給カプラー30の2つのソケット30Aにはエアー供給ホース(第2のエアー供給ホース)13のソケット13Bが外嵌され、エアー供給ホース13の他端側にはプラグ13Bが取付けられ、プラグ13Bはメインコンプレッサー11及びサブコンプレッサー12のソケット11B、12Bに嵌入されている。
釘打ち機10にエアーを供給する場合、メインコンプレッサー11及びサブコンプレッサー12を作動させ、エアータンク11A、12Aにエアーを貯留する。両コンプレッサー11、12のエアータンク11A、12A内のエアー圧力が上昇し、いずれか一方のエアータンク11A、12Aのエアー圧力が規定の圧力範囲Pの最大圧力P1を超えると、釘打ち機10の使用を開始することができる。
そこで、釘打ち機10を使用して大量の釘を打設すると、メインコンプレッサー11及びサブコンプレッサー12のエアータンク11A、12A内のエアー圧力、従って釘打ち機10に供給されるエアーの圧力は低下し、規定の圧力範囲Pの最低圧力P2未満となると、釘打ち作業を中断し、待機する必要がある。
このとき、メイン及びサブの両コンプレッサー11、12が作動しているので、エアータンク11A、12A内のエアー圧力は急激に上昇し、短い待機時間で規定の圧力範囲Pの最大圧力P1を超え、釘打ち作業を再開することができる。
なお、エアー供給カプラー30のメイン及びサブの両コンプレッサー11、12に接続される2つのプラグ30Aに図3に示されるような逆止弁(逆流防止弁)20Aを内蔵した構造のプラグ20を用いると、メインコンプレッサー11及びサブコンプレッサー12のいずれか一方のエアータンク11A、12A内のエアー圧力のみが何らかの原因で規定の圧力範囲Pの最低圧力P2未満となったときにもこれが規定の圧力範囲Pの最大圧力P1を超えるようになるまで、他方のコンプレッサー12、11からのエアーが一方のコンプレッサー11、12のエアータンク11A、12Aに流れ込むことはなく、エアーが無駄になることはない。
また、エアー供給カプラー30のサブコンプレッサー12側のプラグ30Aにのみ逆止弁20A内蔵のプラグ20を用いてエアー供給カプラー30内のエアーの逆流を阻止するようにすると、メインコンプレッサー11からのエアー圧力の低下をサブコンプレッサー12のエアーで補うように構成することもできる。
さらに、エアー供給カプラー30の両プラグ30Aに逆止弁20A内蔵のプラグ20を用い、エアー供給カプラー30内のエアーの逆流を阻止するようにすると、メインコンプレッサー11又はサブコンプレッサー12のうち、いずれか一方の高いエアー圧力の方のエアータンク11A、12Aから釘打ち機10にエアーを供給することができ、エアー圧力の復帰を待機することなく連続して釘打ち作業を行うことができる。逆止弁はエアー供給カプラー30内ではなく、メイン及びサブの両コンプレッサー11、12のソケット11B、12Bに設けるようにしてもよい。
また、エアー供給カプラー30と釘打ち機10の間に補助タンクを設け、メインコンプレッサー11及びサブコンプレッサー12からのエアーを補助タンクに供給し、補助タンク内でエアー圧力をコントロールして釘打ち機10に供給するようにしてもよい。
図8は第3の実施形態を示し、図において図1ないし図7と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例ではホースリール40のフレーム40B側面の回転中心に上記第2の実施形態におけるエアー供給カプラー30が回転自在に取付けられ、ホースリール40のリール40Aにはエアー供給ホース13が巻回されている。
ホースリール40のフレーム40Bにはリール40Aが回転自在に支持され、エアー供給カプラー30のソケットには回転部が介在されてソケットはリール40Aの回転に伴って回転させるように構成され、エアー供給カプラー30のソケットにはエアー供給ホース13の一端のプラグ(図示せず)が嵌入され、エアー供給ホース13の先端にはソケット13Bが取付けられている。
本例のホースリール40のカプラー30の2つのプラグ30Aに上記第2の実施形態における2本のエアー供給ホース(第2のエアー供給ホース)13のソケット13Bを連結し、2本のエアー供給ホース13のプラグ13Aをメイン及びサブのコンプレッサー11、12のソケット11B、12Bに接続すると、本発明に係るエアー供給方法を実現することができる。
図9及び図10は第4の実施形態を示し、図において図1ないし図7と同一符号は同一又は相当部分を示す。本例ではホースリール40の回転軸には回転部が設けられ、回転部にはエアー供給ホース15の先端部が連結され、回転部にはリール40Aに巻回されたエアー供給ホース13の基部が接続されている。
エアー供給ホース15の後端にはプラグ15Aが接続され、プラグ15Aはエアー供給カプラー30のソケット30Bに接続されている。エアー供給カプラー30は図10に示されるように、プラグ30A内にはエアー通路を閉じる逆止弁(逆流防止弁)30Cがばね部材30Dによって閉方向に付勢して設けられ、逆止弁30Cの中央にはエアーを徐々に放出するリリーフ通路が形成されている。
以上のように、エアー供給カプラー30はホースリール40に直接取付けるのではなく、エアー供給ホース15を介して取付けるようにしてもよい。
図11は第5の実施形態を示す。本例ではエアー供給プラグ50の両端部にプラグ形状部分50A、50Bが形成されてソケット(図示せず)に接続できるようになっている。このエアー供給プラグ50の内部には逆止弁(逆流防止弁)50Cがばね部材50Dによって閉方向に付勢して設けられ、逆止弁50Cの中央にはエアーを徐々に放出するリリーフ通路50Eが形成されている。
本例のエアー供給プラグ50は図12に示されるように、そのプラグ形状部分50Bを通常のエアー供給ホース13のソケット13Bに連結すると、図2に示されるエアー供給ホース14と同一の機能を有するエアー供給ホースを構成することができる。
また、図13に示されるように、補助タンク60のソケット60Aに本例のエアー供給プラグ50のプラグ形状部分50Bを連結し、プラグ形状部分50Aにエアー供給ホース13のソケット13Bを連結する一方、補助タンク60には本例のエアー供給プラグ50のプラグ形状部分50Aを固定し、プラグ形状部分50Bを突設させ、これにエアー供給ホース13のソケット13Bを接続するようにすると、メインコンプレッサー及びサブコンプレッサーからのエアーを補助タンク60に供給し、補助タンク50内でエアー圧力をコントロールして釘打ち機などのエアー工具に供給することができる。
本発明に係るエアー工具のエアー供給方法の好ましい実施形態を模式的に示す図である。 上記実施形態において用いる第2ホースを示す図である。 上記実施形態において用いる逆止片付きプラグの構造を示す図である。 上記実施形態において用いる逆止片なしのプラグの構造を示す図である。 上記実施形態において用いるソケットの構造を示す図である。 上記実施形態の作用を説明するための図である。 第2の実施形態を示す図である。 第3の実施形態を示す図である。 第4の実施形態を示す図である。 上記実施形態におけるエアー供給カプラー30の構造例を示す一部断面図である。 第5の実施形態によるエアー供給カプラーを示す図である。 上記エアー供給カプラーの使用例を示す図である。 上記エアー供給カプラーの他の使用例を示す図である。
符号の説明
10 釘打ち機(エアー工具)
10B プラグ
11 メインコンプレッサー
11A エアータンク
11B ソケット
12 サブコンプレッサー
12A エアータンク
12B ソケット
13 エアー供給ホース(第1、第2のエアー供給ホース)
13A プラグ
13B ソケット
14 エアー供給ホース
14A、14B プラグ
30 エアー供給カプラー
30A プラグ
30B ソケット
30C 逆止弁(逆流防止弁)
30D ばね部材
40 ホースリール
40A リール
40B フレーム
50 エアー供給プラグ
50A、50B プラグ形状部分
50C 逆止弁(逆流防止弁)
50D ばね部材
50E リリーフ通路

Claims (7)

  1. 規定範囲内の圧力エアーを使用するエアー工具にエアーを供給するために用いるエアー供給ホースセットであって、
    先端に上記エアー工具のプラグに接続されるソケットが設けられた第1のエアー供給ホースと、
    エアーを圧縮してエアータンクに貯留し該エアータンクからエアーを供給するメインコンプレッサー及びサブコンプレッサーにおける上記エアータンクのソケットに接続されるプラグが先端に設けられた複数本の第2のエアー供給ホースと、
    上記第1のエアー供給ホースの後端と上記第2のエアー供給ホースの後端とが接続されるエアー供給カプラーと、
    を備えたことを特徴とするエアー供給ホースセット。
  2. 上記第1のエアー供給ホースの後端にはプラグが設けられ、上記第2のエアー供給ホースの後端にはソケットが設けられ、上記エアー供給カプラーには上記第1のエアー供給ホースの後端のプラグが接続されるソケット及び上記第2のエアー供給ホースの後端のソケットが接続される複数のプラグが設けられている請求項1記載のエアー供給ホースセット。
  3. 上記エアー供給カプラー内にはコンプレッサー側に逆流防止弁が設けられている請求項1又は2記載のエアー供給ホースセット。
  4. 上記エアー供給カプラー又はその近傍のエアー供給ホースにはエアー圧力を一定にコントロールするためのレギュレーターが設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載のエアー供給ホースセット。
  5. 上記第1のエアー供給ホースがリールに巻回され、該リールがフレームに回転自在に支持され、該フレームの回転中心には上記エアー供給カプラーの上記第1のエアー供給ホースの後端が接続されるべき部分又は該部分から延びるエアー供給ホースの先端部が回転自在に取付けられている請求項1ないし4のいずれかに記載のエアー供給ホースセット。
  6. 先端にエアー工具のプラグに接続されるソケットが設けられかつ後端にプラグが設けられた第1のエアー供給ホースと、先端にエアータンクのソケットに接続されるプラグが設けられかつ後端にソケットが設けられた複数本の第2のエアー供給ホースとを接続するために用いるエアー供給カプラーであって、
    上記第1のエアー供給ホースの後端のプラグが接続されるソケットと、上記第2のエアー供給ホースの後端のソケットが接続される複数のプラグとが設けられていることを特徴とするエアー供給カプラー。
  7. 上記第2のエアー供給ホースのソケットが接続されるプラグが2つであり、内部には2つのプラグ側の少なくとも一方のエアー通路を閉じる逆流防止弁がばね部材によって閉方向に付勢して設けられている請求項6記載のエアー供給カプラー。
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