JP4986245B2 - 複数のpmsm(永久磁石同期電動機)の制御装置および制御方法 - Google Patents

複数のpmsm(永久磁石同期電動機)の制御装置および制御方法 Download PDF

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    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/04Arrangements for controlling or regulating the speed or torque of more than one motor

Description

本発明は、複数のPMSM(Permanent Magnet Synchronous Motor=永久磁石同期電動機)の制御装置および制御方法に関し、詳しくは単一のインバータにより複数のPMSMを運転する時に、最小限の電流センサの利用によって複数のPMSMの同期状態を検知して、乱調および脱調を防止するようにしたPMSMの制御装置および制御方法に関するものである。
並列運転するPMSMに何らかの原因で乱調現象が発生し、ついには脱調して同期を外れてまうとインバータ制御が難しくなるという問題点がある。
このような現象を防止するためには複数のPMSMの同期状態を監視して、乱調または脱調発生時に並列運転の対象となるPMSMの電気的な回転角度が一致するようにしなければならない。このような場合に並列運転の対象となるPMSMの同期状態を監視する方法にはいくつかの方法がある。
以下図1および図2を参照して、1台のインバータで複数台のPMSMの並列運転時の同期状態を監視するための従来の装置および方法を説明する。
図1は従来の複数のPMSMを制御する制御装置の1例を示す概略的な構成図であって、複数のPMSMの制御装置は常用交流電源(10)、コンバータ部(20)、キャパシター(30)、インバータ部(40)、制御部(50)および位置センサ部(60/61,62,・・・60+N)にて構成されており、このような制御装置は複数のPMSM(M1〜MN)に接続している。
位置センサ部(60)は複数の位置センサ(61〜60+N)で構成され、各位置センサは各PMSM毎に接続して、各PMSMの運転状態を監視している。この時、位置センサとしてはホール(Hall)センサまたは光センサを利用して、PMSM毎に各3個のホールセンサまたは光センサが使用され、ロータの位置を検知することによって同期状態を監視するようにしている。
このような従来技術によると、複数のPMSMの同期状態を監視するために各PMSM毎に3個づつのホールセンサまたは光センサが必要となるため、インバータと各PMSM間にセンサケーブルを接続しなければならないので構造が複雑となる。また、センサケーブルの長さにより生ずる影響によって信頼性が低下するという問題点も発生する。
図2は従来技術の他の例による複数のPMSMの制御装置の概略的な構成図を示すものであって、複数のPMSMの制御装置は位置センサにかえて電流センサ(70)を使う方式のものである。
複数のPMSMの制御装置は常用交流電源(10)、コンバータ部(20)、キャパシター(30)、インバータ部(40)、制御部(50)および電流センサ(70/71,72,・・・70+N)にて構成される。インバータ部(40)より分岐した出力ラインは各PMSM(M1,M2,・・・MN)に接続し、各出力ライン毎に電流センサ(71,72,・・・70+N)を設置して、該電流センサによりインバータ部(40)から各PMSMに供給される出力電流の波形をそれぞれ検知することで複数のPMSMの同期状態を監視するようにしている。
この方式では、各PMSMの3相、すなわちU相、V相およびW相の各電流を検知しなければならないため、各PMSMへの3相の出力ラインそれぞれに電流センサを設置しなければならない。その結果、N個のPMSM運転時、3×N台の電流センサが必要となって多くの費用が必要となる。
また、電流センサの数に相当するアナログ/デジタル変換用ポートも必要となるので、PMSMの個数が増加すればするほど構造が非常に複雑となり実現が不可能な場合も生ずることとなる。
なし
本発明は前記したような従来の問題点を克服するものであって、本発明が解決しようとする課題は、複数のPMSMの運転時に、1台のインバータによる効率的な方式で複数のPMSMの同期状態を監視するようにした制御装置および制御方法を提供することにある。
本発明は、複数のPMSMの制御装置として、常用交流電源を直流電源に整流するコンバータ部;該コンバータ部から出力する直流電源を平滑にする平滑回路部;該平滑回路部から出力する直流電源を3相交流電源に変換するインバータ部;該インバータ部より複数のPMSMに供給する3相交流電源のうち選択された相互に異なる相間の出力電流の合成を検知する電流センサ;および該電流センサの検知結果により前記インバータ部の駆動を制御する制御部を含む複数のPMSMの制御装置とその制御方法にある。
前記複数のPMSMは2台または3台単位でグループ化し、前記電流センサは該グループ内の各PMSMに接続する出力ライン中の各1相または2相の出力ラインにそれぞれ接続し、且つ該電流センサを接続した各出力ラインは相互に異なる相であることを特徴とする。
先づ複数のPMSMが2台の単位でグループ化されている場合、電流センサは該グループ内の第1のPMSMに接続した出力ラインの2相と第2のPMSMに接続した出力ラインの1相に接続するものであり、該電流センサの接続された各出力ラインは相互に異なる相であることを特徴とする。
また、複数のPMSMが2台単位でグループ化された第1グループと、3台単位でグループ化された第2グループとにて構成される場合、第1グループの電流センサは該第1グループ内の第1のPMSMに接続した出力ラインの2相と第2のPMSMに接続した出力ラインの1相に接続し、且つ第2グループの電流センサは該第2グループ内の各PMSMに接続した出力ライン中の1相の出力ラインにそれぞれ接続し、前記の第1グループと第2グループの各電流センサを接続した出力ラインは各グループ内にて相互に異なる相であることを特徴とする。
前記電流センサは単一の電流センサであり、該単一の電流センサは各PMSMに接続した出力ラインの1相または2相の出力ラインに接続し、且つ該単一の電流センサに接続する出力ラインは同じ本数の第1相あるいは第3相の出力ラインにて構成されることを特徴とする。
制御部は前記電流センサから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換させるアナログ/デジタル変換部;および該アナログ/デジタル変換部の出力信号により前記複数のPMSMの同期状態を判断する同期判断部を含むものである。
本発明の他の実施例は、複数のPMSMの制御方法であって、3相交流電源を前記複数のPMSMに供給する段階;それぞれのPMSMに供給出力される3相交流電源のうちより選択された相互に異なる相間の出力電流の合成を電流センサを利用して検知する段階;該電流センサの出力値により該複数のPMSMの同期状態を判断する段階;およびその判断の結果、同期から離脱した場合には前記複数のPMSMの同期化を遂行する段階及び電源遮断を含む複数のPMSMの制御方法を提供するものである。
本発明は、インバータ部からそれぞれのPMSMに供給する3相交流の零相電流を検知することによって、複数のPMSMの同期状態を監視することができるという効果を生ずる。
従来方式に較べて電流センサの数を減らすことを可能としたことで製造コストを大幅に節減することができるという効果を生ずる。
また、PMSMの同期状態を簡単な方式で監視することができ、しかも位置センサを利用する場合に必要であったセンサケーブルを省略することができることによって装置の信頼性が格段に向上するという効果を生ずる。
本発明は、複数のPMSMの制御装置および制御方法に関するものであって、常用交流電源を直流電源に整流するコンバータ部と、コンバータ部から出力される直流電圧を平滑にする平滑回路部と、該平滑回路部から出力される直流電源を3相交流電源に変換するインバータ部と、該インバータ部からそれぞれのPMSMに供給出力される3相交流電源のうちより選択された各々のインバータの相の出力電流の合成を検知する電流センサおよび電流センサの検知結果によりインバータ部の駆動を制御する制御部を含む複数のPMSMの制御装置および制御方法にある。
以下添付図面に基づいて、本発明の望ましい実施例について詳細に説明する。
図3は本発明の制御装置の第1実施例を示す概略的な構成図であって、複数のPMSMの制御装置はコンバータ部(200)、平滑回路部(300)、インバータ部(400)、制御部(500)および電流センサ(600)とからなり、コンバータ部(200)は常用交流電源(100)に接続して、インバータ部(400)には複数のPMSM(700)を接続する。
コンバータ部(200)は常用交流電源(100)に接続し、常用交流電源(100)から供給される交流電源を直流電源に変換するもので、該コンバータ部(200)はブリッジダイオードにて構成することができる。
平滑回路部(300)はコンバータ部(200)の出力部に接続するキャパシタにて構成され、コンバータ部(200)から出力される直流電源を平滑にして出力する。
インバータ部(400)は平滑回路部(300)から出力される直流電源を3相交流電源に変換するもので、該インバータ部(400)は複数のスイッチング素子にて構成され、平滑回路部(300)より出力される平滑な直流電源を3相交流電源に変換する。
各PMSMに供給される3相交流電源の出力電流の合成値は交流条件により0であり、複数のPMSMの同期が一致するときは並列運転するそれぞれのPMSMの3相間の出力電流の合計もやはり0となる。
その条件としては各PMSMの負荷は略等しく、各相の電流も等しいこと、即ち
U1≒LU2≒LU3・・・・・ 、LV1≒LV2≒LV3・・・・・ 、LW1≒LW2≒LW3・・・・・
となる場合が以下に説明する方式で零相電流が発生する条件となる。
したがって、この原理を利用して、電流センサ(600)はインバータ部(400)から出力され、それぞれのPMSMに供給される3相交流電流で選択された相互に異なる相の出力電流の合計を検知するようにしたのである。このように、各別PMSMにて選択された相互に異なる相の3相間の出力電流の合計を電流センサ(600)を利用して検知することによって、各PMSMの同期状態を把握するのである。
制御部(500)は電流センサ(600)の出力部に接続して、前記した電流センサ(600)の検知結果より複数のPMSMの同期状態を判断し、インバータ部(400)の駆動を制御する。制御部(500)は電流センサ(600)より出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換させるアナログ/デジタル変換部(510)と、アナログ/デジタル変換部(510)より出力される出力信号により複数のPMSMの同期状態を判断する同期判断部(530)を含むものである。
図3に示された複数のPMSMの制御装置の構成をより詳細に説明すると、N台のPMSM(700:M1、M2、M3 〜 MN)は3台単位でグループ化する。 第1グループは3台のPMSM(M1、M2、M3)で構成されて、それ以外の記載されていない各グループも第1グループと同じように3台のPMSMにて構成する。
インバータ部(400)から出力される3相交流電流をN台のPMSMに供給するため、N台用の出力ライン(L1〜LN)がインバータ部(400)で分岐されてN台それぞれのPMSMに接続する。この際、各出力ラインは3相すなわち、U相、V相およびW相の出力電流をPMSMに供給するために3相出力ラインにて構成する。例をあげれば、第1のPMSM(M1)に接続する第1出力ラインは3本の出力ラインすなわち第1U相出力ライン(LU1)、第1V相出力ライン(LV1)および第1W相出力ライン(LW1)にて構成するのである。
電流センサ(600)と出力ライン間の接続関係は、第1電流センサ(CT1)は、第1から第3のPMSM(M1、M2、M3)の同期状態を検知するために、第1のPMSM(M1)のU相出力電流と、第2のPMSM(M2)のV相出力電流および第3のPMSM(M3)のW相出力電流の合成を検知する。
第1電流センサ(CT1)には、第1のPMSM(M1)に接続した第1出力ライン中の第1U相出力ライン(LU1)と、第2のPMSM(M2)に接続した第2出力ライン中の第2V相出力ライン(LV2)および第3のPMSM(M3)に接続した第3出力ライン中の第3W相出力ライン(LW3)を接続する。図示してない他の電流センサ(・ ・ ・CTN))も第1電流センサ(CT1)と同じ形態で設置するのである。
なお、以上の内容は説明の理解のために例示したものであって、各電流センサと出力ライン間の接続関係はこの例に限定されるものではなく、多様な形態で形成することができる。すなわち、各電流センサは各グループ内の各PMSMに接続した出力ライン中いずれか一つの相の出力ラインに各々接続して、各電流センサを接続した各出力ラインは相互に異なる相であるように配置することさえできれば電流センサと出力ライン間の接続関係は多様に形成することができる。
前記の実施例通りに構成すれば、PMSMがN個時、全体のモータグループはN/3個になって、電流センサはモータグループの個数と同一にN/3個にて構成される。電流センサの個数を減らすことによってコストの軽減は勿論のこと、構造をより単純化することができることとなる。構造が単純となることによって製品の信頼性も向上することができることとなる。
図4は複数のPMSMの制御装置の他の実施例の概略的な構成図を示すもので、 図4に示す実施例は図3に示した実施例と比較して、グループ内のPMSMの台数と電流センサの接続関係とが異なっているものであるが、その他の構成は同じなので、以下では異なる構成部分を中心にして説明する。
先づN台のPMSM(700:M1、M2 〜 MN)を2台単位でグループ化する。 第1グループは第1および第2のPMSM(M1、M2)にて構成され、図示してない残りの各グループも同様に2台のPMSMにて構成する。
インバータ部(400)より出力される3相交流電源をN台のPMSMに供給するため、N台のPMSM用の出力ライン(L1 〜 LN)がインバータ部(400)で分岐されて各PMSMに接続する。この際、各出力ラインは3相すなわち、U相、V相およびW相の出力電流をPMSMに供給するために3相出力ラインにて構成される。
電流センサ(600)と出力ライン間の接続関係は、第1電流センサ(CT1)は第1および第2のPMSM(M1、M2)の同期状態を検知するために、第1のPMSM(M1)のU相およびV相の出力電流と、第2のPMSM(M2)のW相の出力電流に接続して、その合成を検知するようにする。
このため、第1電流センサ(CT1)には第1のPMSM(M1)に接続した第1出力ライン中の第1U相出力ライン(LU1)と、第1V相出力ライン(LV1)および第2のPMSM(M2)に接続した第2出力ライン中の第2W相出力ライン(LW2)を接続する。図示されてない残りの各電流センサも第1電流センサ(CT1)と同様の形態にて接続する。
なお、以上の内容は説明の理解のために例示したものであって、各電流センサと出力ライン間の接続関係はこの例に限定されるものではなく、多様な形態にて形成することができる。すなわち、各電流センサはグループ内の第1のPMSMに接続した出力ラインの中の2本と第2のPMSMに接続した出力ラインの中の1本に接続して、電流センサの接続した各出力ラインが相互に異なった相とする範疇内で電流センサと出力ライン間の接続関係を多様に変形することもできる。
この実施例通りに構成すれば、PMSMがN台の時、全体のモータグループはN/2個になって、電流センサもモータグループの台数と同じN/2個にて構成することができる。
前記した各実施例では複数のPMSMを2台または3台を単位としてグループ化し、電流センサを接続した後、各グループ内の複数のPMSMの同期状態を検知する方式を説明したが、さらに2台単位のグループと3台単位のグループを組み合わせた方式も可能である。その際、各グループと電流センサ間の接続関係は前記の実施例、つまり図3および図4に図示された実施例を利用することができる。すなわち、PMSMを2台単位でグループ化した第1グループと3台単位でグループ化した第2グループの組合せで構成する。この際第1グループの電流センサは第1グループ内の第1のPMSMに接続した出力ライン中の2相と第2のPMSMに接続した出力ライン中の1相に接続し、第2グループの電流センサは第2グループ内の各PMSMに接続した出力ライン中の1本の出力ラインに各々接続して、第1および第2グループの電流センサを接続した出力ラインが相互に異なる相を持つようにするのである。
図5は複数のPMSMの制御装置の他の実施例の概略的な構成図を示すものである。図5に示された複数のPMSMの制御装置の構成では、N台のPMSM(700:M1、M2、M3 〜 MN)を単一の電流センサ(CT)に接続している。
インバータ部(400)より出力される3相交流電源をN台のPMSMに供給するために、N台用の出力ライン(L1 〜 LN)がインバータ部(400)で分岐されてN台の各PMSMに接続する。この際、各出力ラインは3相すなわち、U相、V相およびW相出力電流をPMSMに供給するために3相出力ラインにて構成する。
電流センサ(600)と出力ライン間の接続関係を説明すると、単一の電流センサ(CT)は、第1から第NのPMSM(M1、M2、M3、〜 MN)の同期状態を検知するために、第1のPMSM(M1)のU相出力電流と、第2のPMSM(M2)のV相出力電流および第3のPMSM(M3)のW相出力電流と、第N-2のPMSM(MN-2)のU相出力電流と、第N-1のPMSM(MN-1)のV相出力電流および第NのPMSM(MN)のW相の出力電流のそれぞれの合成を検知する。仮にNを6とするならば、単一の電流センサ(CT)には第1のPMSM(M1)に接続した第1出力ライン中の第1U相出力ライン(LU1)、第2のPMSM(M2)に接続した第2出力ライン中の第2V相出力ライン(LV2)、第3のPMSM(M3)に接続した第3出力ライン中の第3W相出力ライン(LW3)、第4のPMSM(M4)に接続した第4出力ライン中の第4U相出力ライン(LU4)、第5のPMSM(M5)に接続した第5出力ライン中の第5V相出力ライン(LV5)および第6のPMSM(M6)に接続した第6出力ライン中の第6W相出力ライン(LW6)を接続するのである。
なお、前記した内容は説明の理解のために例示したものであって、各電流センサと出力ライン間の接続関係はこの例に限定されるものではない。このほかの多様な形態にて形成することもできる。すなわち、単一の電流センサは各PMSMに接続した出力ライン中の1相または2相の出力ラインに接続して、且つ該電流センサに接続する出力ラインは第1から第3相の出力ラインのそれぞれを各同数にすることで構成することができる。
図6は本発明の実施例による複数のPMSMの制御方法を表したフローチャートである。
図6では先づ、常用交流電源を直流電源に整流する過程を遂行する(S610)。次に直流電源を3相交流電源に変換(S620)した後、3相交流電源を複数のPMSMに供給出力する過程(S630)を遂行する。
それぞれのPMSMに供給される3相交流電源中より選択した相互に異なる相の出力電流の合成を電流センサを利用して検知するため、複数のPMSMに接続した出力ライン中の相互に異なるU相出力ライン、V相出力ラインおよびW相出力ラインを選択する過程を遂行する(S640)。
次いで、選択されたU相出力ライン、V相出力ラインおよびW相出力ラインに電流センサを接続する(S650)。
電流センサより出力される相互に異なる相の出力電流の合成を検知する過程を遂行する(S660)。
電流センサの出力値が0かどうかを判断(S670)し、0ならば電流センサに接続した複数のPMSMは同期が一致した状態なので、別途の同期化過程を進行しない。
もし電流センサの出力値が0でなければ、電流センサの出力値が許容誤差範囲以内に属するのか、許容誤差範囲をオーバーするのか判断する過程を遂行する(S675)。さらに、もし許容誤差範囲をオーバーして複数のPMSMが同期からはずれた脱調状態と判断されたときは複数のPMSMに供給される3相交流電源を遮断(S680)した後に、複数のPMSMを再起動することによって各PMSMを同期化させる(S690)。
図7は本発明の複数のPMSMの制御方法の他の実施例を示したフローチャートである。
図7は、それぞれのPMSMに供給される3相交流電源のうちで選択された相互に異なる相の出力電流の合成を電流センサを利用して検知するために、先づ複数のPMSMに接続した出力ライン中の相互に異なるU相出力ライン、V相出力ラインおよびW相出力ラインを選択する過程を遂行する(S710)。
次に、選択したU相出力ライン、V相出力ラインおよびW相出力ラインに電流センサを接続する(S720)。
電流センサにて出力ラインの相互に異なる相の出力電流の合成を検知する過程を遂行する(S730)。
電流センサの出力値が0かどうかを判断(S740)し、0ならば電流センサに接続した複数のPMSMは同期が一致した状態なので、別途の同期化過程を進行しない。
もし電流センサの出力値が0でなければ、電流センサの出力値が許容誤差範囲以内に属するのか、許容誤差範囲をオーバーするのか判断する過程を遂行する(S750)。さらに許容誤差範囲をオーバーして、PMSMが同期からはずれて脱調した状態と判断されたときは複数のPMSMを低速で回転させながら各PMSMを同期させる(S760)。この時の低速の範囲は停止も含めてPMSMの定格回転速度の1%以内であることを意味するものであるが、必ずしもこの値に限定されるものではない。
以上の説明は、本発明の複数のPMSMの制御装置および制御方法の代表的な実施例を示すものであって、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、特許請求範囲の技術的範囲において、本発明が属する技術分野の当業者による変更実施が容易に可能な範囲を当然に含むものである。
本発明は、単一のインバータで運転する複数のPMSMの同期状態の監視を最小限の電流センサを用いて行うことで乱調および脱調を防止することができるPMSMの制御装置および制御方法として広く利用することができる。
従来の複数のPMSMの制御装置の概略構成図 同、他の従来例を示す概略構成図 本発明の第1実施例の複数のPMSMの制御装置の概略構成図 同、第2実施例を示す概略構成図 同、第3実施例を示す概略構成図 本発明の1実施例による制御方法を示すフローチャート 同、他の実施例による制御方法を示すフローチャート
符号の説明
100は常用交流電源
200はコンバータ部
300は平滑回路部
400はインバータ部
500は制御部
510はアナログ/デジタル変換部
530は同期判断部
600は電流センサ
700はPMSM(永久磁石同期電動機)

Claims (7)

  1. 複数のPMSM(永久磁石同期電動機)の制御装置であって、常用交流電源を直流電源に整流するコンバータ部と、該コンバータ部から出力する直流電源を平滑にする平滑回路部と、該平滑回路部から出力する直流電源を3相交流電源に変換するインバータ部と、該インバータ部から複数のPMSMに供給出力する3相交流電源において選択された相互に異なる相の出力電流の合成を検知する電流センサおよび該電流センサの検知結果によって前記インバータ部の駆動を制御する制御部を含むことを特徴とする複数のPMSMの制御装置。
  2. 複数のPMSMは3台単位でグループ化し、該グループ内の各PMSMに接続する出力ライン中の各1相の出力ラインに電流センサを接続するとともに該電流センサを接続した各出力ラインを相互に異なる相とする請求項1に記載の複数のPMSMの制御装置。
  3. 複数のPMSMは2台単位でグループ化し、該グループ内の第1のPMSMに接続する出力ライン中の2相と第2のPMSMに接続する出力ライン中の1相に電流センサを接続し、該電流センサを接続した各出力ラインを相互に異なる相とする請求項1に記載の複数のPMSMの制御装置。
  4. 複数のPMSMは2台単位でグループ化した第1グループと3台単位でグループ化した第2グループとにて構成し、該第1グループの電流センサは該第1グループ内の第1のPMSMに接続する出力ライン中の2相と第2のPMSMに接続する出力ライン中の1相に接続し、且つ第2グループの電流センサは該第2グループ内の各PMSMに接続する出力ライン中の各1相の出力ラインに接続し、該第1および第2グループの各電流センサを接続する出力ラインを各グループ内にて相互に異なる相とする請求項1に記載の複数のPMSMの制御装置。
  5. 電流センサは単一の電流センサであり、該単一の電流センサは前記各PMSMに接続する出力ライン中の1相または2相の出力ラインに接続し、且つ該単一の電流センサに接続する出力ラインは第1相から第3相の出力ラインそれぞれを各同数にして構成する請求項1に記載の複数のPMSMの制御装置。
  6. 制御部は前記電流センサから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換させるアナログ/デジタル変換部と該アナログ/デジタル変換部の出力するデジタル信号によって前記複数のPMSMの同期状態を判断する同期判断部を含むものである請求項1乃至5のいずれかに記載の複数のPMSMの制御装置。
  7. 複数のPMSM(永久磁石同期電動機)の制御方法であって、3相交流電源を複数のPMSMに供給する段階と、それぞれのPMSMに供給する3相交流電源において選択された相互に異なる相の出力電流の合成を電流センサを用いて検知する段階と、該電流センサの出力値によって前記複数のPMSMの同期状態を判断する段階と、該判断の結果、同期を外れて脱調した場合に前記複数のPMSMの同期化を遂行する段階とを含むことを特徴とする複数のPMSMの制御方法。
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