JP4985943B2 - 液体噴射ヘッドの製造方法 - Google Patents
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Description
かかる態様では、貫通部を封止する隔離層に屈曲部を設けることで、隔離層の剛性を高めて、エッチング液により隔離層が破られるのを確実に防止することができると共に、屈曲部によって隔離層の剛性を高めることができるため、隔離層を比較的薄く形成することができる。これにより、リザーバ形成基板を流路形成基板に接合する際に介在する隔離層を薄くして、接合高さにばらつきが生じるのを防止して、余分な接着剤による不具合を防止することができると共に、製造コストを低減することができる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの概略構成を示す分解斜視図であり、図2は、図1の平面図、そのA−A′断面図である。
上述した実施形態1では、配線層190の屈曲部191を、貫通部51の短手方向に亘って、且つ貫通部51の長手方向に複数設けるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、屈曲部を貫通部51の長手方向に亘って、且つ貫通部51の短手方向に複数設けるようにしてもよい。また、屈曲部を貫通部の長手方向及び短手方向に亘って複数、すなわち、格子状に設けるようにしてもよい。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態1では、弾性膜50の貫通部51が形成される領域に、圧電素子300と同一層の残留部301を形成し、この残留部301によって、流路形成基板用ウェハ110に凹部54を形成するようにしたが、流路形成基板用ウェハ110への凹部54の形成方法は、特にこれに限定されるものではなく、例えば、弾性膜50をマスクを介してドライエッチングすることにより、複数の凹部を形成し、凹部の設けられた弾性膜をマスクとして流路形成基板用ウェハ110をエッチングすることにより凹部54を形成するようにしてもよい。また、流路形成基板用ウェハ110に凹部54、54Aを形成するタイミングは、配線層190からなる隔離層を形成する前であれば、何れのタイミングで形成してもよい。
Claims (10)
- 液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室と、複数の圧力発生室に連通して該圧力発生室の共通の液体室となるリザーバの一部を構成する連通部とが設けられる流路形成基板の一方面側に振動板と、該振動板上に下電極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子とを形成し、且つ前記振動板の前記連通部に相対向する領域に開口する貫通部を形成すると共に、前記流路形成基板の少なくとも前記貫通部により露出された表面に、複数の凹部を設ける工程と、
前記貫通部を封止する隔離層を前記凹部に沿って形成することで、前記隔離層の少なくとも前記貫通部に相対向する領域に凹形状に屈曲した複数の屈曲部を形成する工程と、
前記連通部と連通して前記リザーバの一部を構成するリザーバ部が形成されたリザーバ形成基板を前記流路形成基板の前記一方面側に接合する工程と、
前記流路形成基板を他方面側からウェットエッチングすることにより、前記圧力発生室及び前記連通部を形成すると共に、前記隔離層を露出する工程と、
前記流路形成基板の前記圧力発生室、前記連通部の内面及び露出された前記隔離層上に、耐液体性を有する材料からなる保護膜を形成する工程と、
前記隔離層上の前記保護膜を剥離して除去する工程と、
前記隔離層を除去することにより前記リザーバ部と前記連通部とを連通させて前記リザーバを形成する工程とを具備することを特徴とする液体噴射ヘッドの製造方法。 - 前記隔離層を形成する工程では、前記流路形成基板の前記一方面側に前記圧電素子から引き出されるリード電極を形成すると共に、前記リード電極と同一の層からなるが当該リード電極とは不連続の配線層からなる当該隔離層を形成する工程とを具備することを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記凹部を形成する工程では、前記圧電素子を形成する際に前記振動板の前記貫通部が形成される領域に、前記圧電素子を構成する層から選択される少なくとも1層と同一層からなるが、前記圧電素子とは不連続な残留部を複数形成すると共に、前記流路形成基板を前記残留部をマスクとしてエッチングすることにより、前記凹部を形成することを特徴とする請求項1又は2記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記凹部を形成する工程では、前記流路形成基板をイオンミリングすることにより、前記残留部を同時に除去することを特徴とする請求項3記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記保護膜の材料として、酸化物又は窒化物を用いたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記保護膜を剥離する工程では、前記保護膜上に内部応力が圧縮応力である剥離層を形成した後、該剥離層を剥離することで当該剥離層と共に前記隔離層上の前記保護膜を剥離することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記剥離層の前記保護膜との密着力が、前記保護膜と前記隔離層との密着力より大きいことを特徴とする請求項6記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記剥離層の材料として、チタンタングステンを用いたことを特徴とする請求項6又は7記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記保護膜を形成する工程の前に、前記連通部内に露出した前記隔離層の厚さ方向の一部を除去する工程をさらに有することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
- 前記凹部を形成する工程では、前記流路形成基板の前記貫通部により露出された領域及び前記振動板の前記貫通部の周囲に亘って前記凹部を形成すると共に、前記屈曲部を形成する工程では、当該屈曲部を前記貫通部に相対向する領域から当該貫通部の外側に亘って形成することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
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