JP4985004B2 - 間仕切収納家具及びこれを用いた住宅 - Google Patents

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Description

この発明は間仕切収納家具及びこれを用いた住宅に関し、特に高さの異なる床面の間に設置され薄型大画面テレビを収納することができる間仕切収納家具及びこれを用いた住宅に関するものである。
室内空間のインテリア性を高めるために、テレビが家具の中に収納される収納家具が提案されている(特許文献1又は特許文献2参照)。これらの家具は室内空間のいずれかの壁面に沿って設置されている。テレビやAV機器が収納されるために、上記家具の幅は大きくなる傾向にある。よって、これらの家具を設置するためには、窓やドア等の開口のない所定の長さの壁面が必要になる。所定の長さの壁面を確保することができない場合には、テレビは室内のコーナー部に配置されたり、薄型大画面テレビであれば、その薄型大画面テレビ自身が間仕切として例えばリビングとダイニングとの間に配置されたりしている。
特開2002−155636号公報 特開平11−262418号公報
上記のような従来のテレビが収納される収納家具では、所定の長さの壁面を確保することができなければ、その収納家具を設置することが困難である。最近需要が増加している薄型大画面テレビにあっては、室内のコーナー部に配置された場合に、薄型大画面テレビの背面に無駄なスペースが生じてしまい、必要以上に場所がとられてしまう。又、薄型大画面テレビが間仕切としてリビングとダイニングとの間に配置されると、ダイニング側からは薄型大画面テレビの背面、薄型大画面テレビに接続された他のオーディオビジュアル機器(以下「AV機器」と称する)類の背面及びこれらを接続する配線類が見え、見苦しくなり室内空間のインテリア性を損なう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、所定の長さの壁面を確保することができない場合あるいはそれとは無関係に間仕切として配置され、薄型大画面テレビがすっきりと収納されると共に、薄型大画面テレビの背面側からも使い勝手のよい間仕切収納家具及びこれを用いた住宅を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、第1の床面とその床面より高さの高い第2の床面との間に設置される間仕切収納家具であって、天板と、前記天板の下方に設けられ前記第1の床面の側に開口面が形成された、薄型大画面テレビを収納することができる正面収納部と、前記天板の下方であると共に前記正面収納部の背面に設けられ、前記第2の床面の側に開口面が形成された背面収納部とを備え、前記天板の上面から前記第2の床面までの高さが、前記第2の床面の側から前記天板をカウンターとして利用することができるように設定され、前記背面収納部の下方に設けられ、前記正面収納部の背面に一体的に形成された配線収納部を更に備え、前記正面収納部に形成された開口面をほぼ覆うように取り付けられた軸回し式の開き戸を更に備え、前記開き戸は、その1枚の横幅が前記天板の奥行きよりも小さく、かつ、前記正面収納部の奥行きよりも大きく設定されたものである。
このように構成すると、カウンターが形成され、カウンターの下方に正面及び背面の双方から使用される床面の高低差を利用した収納が設置される。また、床面の高低差により背面収納部の下方を利用したスペースが生じる。また、開き戸を閉めれば薄型大画面テレビ全体が隠れる。
請求項2記載の発明は、第1の床面と、前記第1の床面に隣接して配置される前記第1の床面より高さの高い第2の床面と、前記第1の床面と前記第2の床面との間に設置された間仕切収納家具とを備えた住宅であって、前記間仕切収納家具は、天板と、前記天板の下方に設けられ前記第1の床面の側に開口面が形成された、薄型大画面テレビを収納することができる正面収納部と、前記天板の下方であると共に前記正面収納部の背面に設けられ、前記第2の床面の側に開口面が形成された背面収納部とを含み、前記天板の上面から前記第2の床面までの高さが、前記第2の床面の側から前記天板をカウンターとして利用することができるように設定され、前記背面収納部の下方に設けられ、前記正面収納部の背面に一体的に形成された配線収納部を更に備え、前記正面収納部に形成された開口面をほぼ覆うように取り付けられた軸回し式の開き戸を更に備え、前記開き戸は、その1枚の横幅が前記天板の奥行きよりも小さく、かつ、前記正面収納部の奥行きよりも大きく設定されたものである。
このように構成すると、薄型大画面テレビを収納することができる間仕切収納家具を挟んで床面に高低差の有る空間が一体的に形成される。また、床面の高低差により背面収納部の下方を利用したスペースが生じる。また、開き戸を閉めれば薄型大画面テレビ全体が隠れる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、カウンターが形成され、カウンターの下方に正面及び背面の双方から使用される床面の高低さを利用した収納が設置されるため、薄型大画面テレビをすっきりと収納し、薄型大画面テレビの背面を隠すと共にカウンターや収納として背面側からも有効に利用することができる。また、面の高低差により背面収納部の下方を利用したスペースが生じるため、薄型大画面テレビやAV機器類の配線作業や配線の収納を容易に行うことができる。また、開き戸を閉めれば薄型大画面テレビ全体が隠れるため、薄型大画面テレビを視聴していないとき、薄型大画面テレビを更にすっきりと収納することができる。
請求項2記載の発明は、薄型大画面テレビを収納することができる間仕切収納家具を挟んで床面に高低差のある空間が一体的に形成されるため、インテリア性を向上させると共に床面の高さに変化のある住宅を作ることができる。また、面の高低差により背面収納部の下方を利用したスペースが生じるため、薄型大画面テレビやAV機器類の配線作業や配線の収納を容易に行うことができる。また、開き戸を閉めれば薄型大画面テレビ全体が隠れるため、薄型大画面テレビを視聴していないとき、薄型大画面テレビを更にすっきりと収納することができる。
次に、発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1はこの発明の第1の実施の形態による間仕切収納家具が設置された住宅のプランの一部を示した平面図である。
図1を参照して、住宅のプランの一部は、リビング11とリビング11に階段14を通じてつながるダイニング12とダイニング12につながるキッチン13とから構成されている。第1の床面をリビング11の床面15とし、第2の床面をダイニング12の床面16とすれば、第2の床面であるダイニング12の床面16は、第1の床面であるリビング11の床面15より階段14により昇降する高さだけ、段数でいえば4段分だけ高くなっている。この高低差のある床面15と床面16との間に、薄型大画面テレビ70が収納された間仕切収納家具10が設置されている。リビング11とダイニング12とは、間仕切収納家具10及びその横に配置された階段14とによって仕切られている。
尚、薄型大画面テレビ70は、ソファやセンターテーブルが配置されたリビング11側から視聴される。薄型大画面テレビ70とは、ブラウン管形式のものと比較して奥行き方向の厚さが薄い液晶形式やプラズマ形式のものであって、32型程度以上の大きさのものである。例えば、37型、42型、50型、58型、65型等がある。
次に、間仕切収納家具10について説明する。
図2は図1で示した間仕切収納家具の概略構成を示した正面図であり、図3は図1で示した間仕切収納家具であって、開き戸が開いて収納された状態の概略構成を示した正面図であり、図4は図1で示した間仕切収納家具の概略構成を示した背面図であり、図5は図3及び図4で示したV−Vラインの水平断面図であり、図6は、図3及び図4で示したVI−VIラインの垂直断面図である。
図5を中心にこれらの図を参照して、間仕切収納家具10は、リビング11とダイニング12との境界線方向に延びるように箱型形状に構成され、リビング11側及びダイニング16側のほぼ全面に開口を有している。間仕切収納家具10は、天井まで達していない平板状の天板20と天板20の一方端部から垂直に下方に接続される側板21と、天板20の他方端部から垂直に下方に接続される平板状の側板22と、側板21と対向するように天板20の中間部分から接続される側板23とを備えている。側板21及び側板23はその水平断面が鉤状に形成され、その鉤状に形成された部分に後述する開き戸26・26の一部が収納される戸袋が形成されている。側板21と側板23との間には平板状の仕切板35がそれらと直交して中間部分を接続するように配置され、仕切板35によって間仕切収納家具10の内部がリビング11側とダイニング12側との二つに仕切られている。仕切板35によって仕切られた内部のリビング11側が正面収納部18を構成し、ダイニング12側が背面収納部39を構成している。又、側板22と側板23との間には仕切板37がそれらと直交して中間部分を接続するように配置され、同様に間仕切収納家具10の内部がリビング11側とダイニング12側との二つに仕切られている。仕切板37によって仕切られた間仕切収納家具10の内部のリビング11側が物入部19を構成し、ダイニング12側が物入部40を構成している。更に、図6を参照して、上記正面収納部18の背面であると共に上記背面収納部39の下方が、配線収納部45を構成している。
換言すれば、上記住宅は、第1の床面であるリビング11の床面15と、床面15に隣接して配置される床面15より高さの高い第2の床面であるダイニング12の床面16と、床面15と床面16との間に設置された間仕切収納家具10とを備えている。そして、間仕切収納家具10は、天板20と、天板20の下方に設けられ床面15の側に開口面が形成された、薄型大画面テレビを収納することができる正面収納部18と、天板20の下方であると共に正面収納部18の背面に設けられ、床面16の側に開口面が形成された背面収納部39とを含み、天板20の上面30から床面16までの高さが、床面16の側から天板20をカウンターとして利用することができるように設定されている。
図2、図3及び図5を参照して、正面収納部18は、開口面をほぼ全面覆う例えば木製平板状からなる軸回し式の開き戸26・26と、その内部には平板状の底板24の上面に設置されたテレビ台31とを備えている。開き戸26・26は、その1枚の横幅が天板20の奥行きよりも小さく、かつ、正面収納部18の奥行きDよりも大きく設定されている。又、埋込み式の把手27が取り付けられ軸回し機構によって薄型大画面テレビ70の側方に収納される。開き戸26・26の動作については後述する。テレビ台31は、開き戸26・26を収納した状態での開き戸26・26同士の間隔ほぼいっぱいの幅に形成された平板状の天板32と、天板32と垂直方向に接続される複数の平板状の垂直板33と、垂直板33の各々の間に配置されるダボ等により高さ調整が可能な平板状の可動棚31とから構成され、底板24に固定されている。上記テレビ台32の上に薄型大画面テレビ70が設置され、底板24や可動棚31の上に、二点鎖線で示すように薄型大画面テレビ70と接続されるTVチューナーやDVDレコーダー等のAV機器類が設置される。このようにテレビ台32を間仕切収納家具10の一部として造り付け家具のように一体的に構成すると、薄型大画面テレビ70やAV機器類の設置位置がほぼ決定されるため、薄型大画面テレビ70やAV機器類の設置が容易となる。
物入部19は、開口面をほぼ全面覆う例えばガラス製からなる平板状の開き戸28・28と、平板状の底板25と、ダボ等により高さ調整が可能な複数の平板状の可動棚38とを備えている。物入部19には、DVD−R等のメディア類や雑誌を始めとして、リビング15に面しているためリビング15において使用頻度の高いもの等を収納すると便利である。
図4及び図5を参照して、背面収納部39は、上記正面収納部18の背面であってダイニング12の床面16より上方に構成され、床面16の高さに合わせて設置された固定棚41とダボ等により高さ調整が可能な2枚の可動棚42とを備えている。物入部40は、背面収納部39と同様に、固定棚43と、可動棚44とを備えている。背面収納部39や物入部40には、ダイニング16に面しているため、ダイニング16で利用するもの等を収納すると便利である。又、収納後の形態が多少見苦しくなったとしても、リビング15側からは見えないため効率的な収納となる。
図6を参照して、配線収納部45は、床面15と床面16の高低差により生じる背面収納部39の下方のスペースを利用して構成されている。配線収納部45は、側面の側板21と側板23とに挟まれ、上面の固定棚41と背面の背板36と下面の底板24とに囲まれ、正面が正面収納部18と一体となっている。上記配線収納部45を利用して、薄型大画面テレビ70やTVチューナーやDVDレコーダー等のAV機器類の配線作業や配線の収納を容易に行うことができる。
次に、正面収納部18に取り付けられた開き戸26・26の動作について説明する。
図5を参照して、開き戸26・26が閉じられた状態が2点鎖線で示されている。一般の観音開きの開き戸と同様に、破線で示される位置まで開き戸26・26を開く。次に、実線で示される位置まで開き戸26・26の各々を側板21及び側板23に沿って正面収納部18の内部に押し込む。すると、開き戸26・26が薄型大画面テレビ70の側方に収納される。この状態でリビング15側から薄型大画面テレビ70を視聴することとなる。一方、薄型大画面テレビ70を視聴していないとき、開き戸26・26を閉めれば薄型大画面テレビ70全体が隠れるため、薄型大画面テレビ70をすっきりと収納させることができると共に、リビング11空間のインテリア性を向上させることができる。尚、正面収納部18の正面視左側の物入部19に取り付けられた開き戸28・28は、一般の観音開きの開き戸と同様に二点鎖線で示される閉じられた状態から実線で示される位置まで開く。
次に、第1の床面であるリビング11の床面15、第2の床面であるダイニング12の床面16及び間仕切収納家具10の天板20の高さ関係について説明する。
図6を参照して、リビング11の床面15から天板20の上面30までの高さをH1、ダイニング12の床面16から天板20の上面30までの高さをH2、リビング11の床面15からダイニング12の床面16までの高さをH3とする。高さH3は住宅の設計時に決定される寸法であり、階段14の段数4段分で約800mmとなっている。高さH2は、ダイニング側12から天板20の上面30は、カウンターとして利用するため、約900mmとなっている。高さH1は、高さH2と高さH3との合計となるため約1700mmとなり、これが正面収納部18の高さとなる。テレビ台31は約400mmの高さがあり、薄型大画面テレビ70は、二点鎖線で示されるように58型で約1000mmの高さがある。上記のような高さ関係により、間仕切収納家具10に薄型大画面テレビ70が収納される。奥行き寸法Dについては、薄型大画面テレビ70だけでなくAV機器類のことも考慮して約500mmとなっている。尚、ダイニング側12から天板20をカウンターとして利用することができる高さH3とは、使用者が立った状態で天板20の上面30に無理なく手をのせることができる高さであり、約800mmから約950mmまでの範囲が適している。収納される薄型大画面テレビ70の大きさに合わせて、テレビ台31や天板20の高さを調整するとよい。一方、幅方向についても、正面収納部18の側方に接続される物入部19の幅を調整するとよい。
以上より間仕切収納家具10にあっては、天板20の上面30をカウンターとして、カウンターの下方にリビング11側である正面及びダイニング12側である背面の双方から使用される床面15と床面16との高低差を利用した収納が設置される。したがって、薄型大画面テレビ70をすっきりと収納し、薄型大画面テレビ70の背面を隠すと共にカウンターや収納として背面側からも有効に利用することができる。更に、間仕切収納家具10が、ダイニング12側から人が転落しないようにするための転落防止腰壁としての機能も果たす。
図7はこの発明の第2の実施の形態による間仕切収納家具の概略構成を示した正面図であり、図8は図7で示した間仕切収納家具の概略構成を示した背面図であり、図9は図7及び図8で示したIX−IXラインの水平断面図であり、図10は図7及び図8で示したX−Xラインの垂直断面図である。各々、先の第1の実施の形態による図3、図4、図5及び図6に対応した図である。
基本的な構成は第1の実施の形態による間仕切収納家具10と共通するので、異なる点を中心に説明する。
図9を中心にこれらの図を参照して、第1の実施の形態では、正面収納部18及び背面収納部39の側方に物入部19及び物入部40が側板23を介して構成されていたが、第2の実施の形態では、正面収納部18及び背面収納部39のみで構成され、開き戸26・26も取り付けられず、正面収納部18の内部には、造り付けのテレビ台31や配線収納部45も構成されていない。間仕切収納家具50は、平板状の天板51と天板51の両端の各々から下方に接続される平板状の側板52・52と、側板52・52の各々の間にそれらと直交して接続される平板状の仕切板62とを備えている。側板52・52は、側面視において床面15と床面16との高低差に合わせて、矩形形状の切欠きが形成されている。上記仕切板62は、その切欠きの垂直方向の辺に整列して接続されている。仕切板62によって仕切られた内部のリビング11側が正面収納部18を構成し、ダイニング12側が背面収納部39を構成している。
図7及び図9を参照して、正面収納部18は、キャスター58によって移動自在なテレビ台53と、キャスター61によって移動自在な可動収納59とを備えている。テレビ台53は、薄型大画面テレビ70のほぼ同一幅の平板状の天板54及び底板56と、天板54及び底板56の各々と垂直方向に接続される複数の平板状の垂直板55と、垂直板55の各々の間に配置されるダボ等により高さ調整が可能な平板状の可動棚57と、底板56の四隅に取り付けられたキャスター58とから構成されている。可動収納59は、上下方向に延びる箱型形状を有し、その高さが正面収納部18の内法高さに合わせて設定されている。又、上下に配置された複数の引出し60によって構成され、底面の四隅にはキャスター61が取り付けられている。このように構成される正面収納部18にあっては、テレビ台53に薄型大画面テレビ70やAV機器類が設置され、テレビ台53の側方であって床面15上に二点鎖線で示されるホームシアターセットの一部であるフロントスピーカーやサブウーハーが設置されている。可動収納59には、AV機器関連のものやリビング11で日常よく使用するもの等を収納することができる。
図8及び図9を参照して、背面収納部39は、上記正面収納部18の背面であってダイニング12の床面16より上方に構成され、床面16上に設置された固定棚64と、固定棚64から垂直方向に仕切る複数の垂直板63と、垂直板63の各々の間に設置されたダボ等により高さ調整が可能な複数の可動棚65とを備えている。背面収納部39には、例えばダイニング12で日常よく使用するもの等を収納することができる。
図6を参照して、第1の床面であるリビング11の床面15、第2の床面であるダイニング12の床面16及び間仕切収納家具50の天板20の高さ関係及び奥行きについては、先の第1の実施の形態と同様である。第2の実施の形態では、正面収納部18の背面に配線収納部45が設けられていないため、間仕切収納家具50全体をダイニング12側に寄せて、リビング11側の床面積を大きくすることができる。
以上より間仕切収納家具50にあっては、天板20の上面30をカウンターとして、カウンターの下方にリビング11側である正面及びダイニング12側である背面の双方から使用される床面15と床面16との高低差を利用した収納が設置される。したがって、薄型大画面テレビ70をすっきりと収納し、薄型大画面テレビ70の背面を隠すことができる。テレビ台53及び可動収納59が移動自在なため、それらとホームシアターセットのフロントスピーカーやサブウーハー等とを合わせて、正面収納部18内において自由に配置することができる。ダイニング12側である背面側からもカウンターや収納として有効に利用することができる。
一方、間仕切収納家具10や間仕切収納家具50が設置される住宅にあっては、薄型大画面テレビ70を収納することができる間仕切収納家具10や間仕切収納家具50を挟んで床面15及び床面16のように床面に高低差のある空間が一体的に形成されるため、インテリア性を向上させると共に床面の高さに変化のある住宅を作ることができる。
尚、上記の各実施の形態では、高さH1、高さH2及び高さH3が一定に設定されているが、薄型大画面テレビを収納することができ、天板をカウンターとして利用することができれば、他の高さに設定されてもよい。
又、上記の各実施の形態では、幅及び奥行きが一定に設定されているが、薄型大画面テレビを収納することができれば、住宅のプランに合わせて、他の幅及び奥行きに設定されてもよい。第1の実施の形態においては、正面収納部の側方に配置された物入部を構成しなくてもよい。
更に、上記の各実施の形態では、背面収納部は可動棚や垂直板等によって構成されているが、ダイニング側からの利用を考慮して、開き戸を取り付ける等他の構成にしてもよい。
更に、上記の各実施の形態では、58型の薄型大画面テレビが設置されているが、天板をカウンターとして利用することができれば、間仕切収納家具の高さや幅を調整して他の大きさの薄型大画面テレビを設置してもよい。
更に、上記の各実施の形態では、間仕切収納家具の側方に階段が配置されているが、間仕切収納家具が高低差のある床面同士の接続部分に設置されていれば、階段はなくてもよい。
更に、上記の各実施の形態では、正面収納部にテレビ台が配置されているが、市販のテレビ台を使用してもよい。
更に、上記の第1の実施の形態では、正面収納部の背面に配線収納部が構成されているが、第2の実施の形態のように配線収納部はなくてもよい。逆に、第2の実施の形態において、第1の実施の形態のように配線収納部を構成してもよい。
この発明の第1の実施の形態による間仕切収納家具が設置された住宅のプランの一部を示した平面図である。 図1で示した間仕切収納家具の概略構成を示した正面図である。 図1で示した間仕切収納家具であって、開き戸が開いて収納された状態の概略構成を示した正面図である。 図1で示した間仕切収納家具の概略構成を示した背面図である。 図3及び図4で示したV−Vラインの水平断面図である。 図3及び図4で示したVI−VIラインの垂直断面図である。 この発明の第2の実施の形態による間仕切収納家具の概略構成を示した正面図である。 図7で示した間仕切収納家具の概略構成を示した背面図である。 図7及び図8で示したIX−IXラインの水平断面図である。 図7及び図8で示したX−Xラインの垂直断面図である。
符号の説明
10,50 間仕切収納家具
15,16 床面
18 正面収納部
20,32 天板
26 開き戸
39 背面収納部
45 配線収納部
70 薄型大画面テレビ

Claims (2)

  1. 第1の床面とその床面より高さの高い第2の床面との間に設置される間仕切収納家具であって、
    天板と、
    前記天板の下方に設けられ前記第1の床面の側に開口面が形成された、薄型大画面テレビを収納することができる正面収納部と、
    前記天板の下方であると共に前記正面収納部の背面に設けられ、前記第2の床面の側に開口面が形成された背面収納部とを備え、
    前記天板の上面から前記第2の床面までの高さが、前記第2の床面の側から前記天板をカウンターとして利用することができるように設定され、
    前記背面収納部の下方に設けられ、前記正面収納部の背面に一体的に形成された配線収納部を更に備え、
    前記正面収納部に形成された開口面をほぼ覆うように取り付けられた軸回し式の開き戸を更に備え、
    前記開き戸は、その1枚の横幅が前記天板の奥行きよりも小さく、かつ、前記正面収納部の奥行きよりも大きく設定された、間仕切収納家具。
  2. 第1の床面と、
    前記第1の床面に隣接して配置される前記第1の床面より高さの高い第2の床面と、
    前記第1の床面と前記第2の床面との間に設置された間仕切収納家具とを備えた住宅であって、
    前記間仕切収納家具は、天板と、
    前記天板の下方に設けられ前記第1の床面の側に開口面が形成された、薄型大画面テレビを収納することができる正面収納部と、
    前記天板の下方であると共に前記正面収納部の背面に設けられ、前記第2の床面の側に開口面が形成された背面収納部とを含み、
    前記天板の上面から前記第2の床面までの高さが、前記第2の床面の側から前記天板をカウンターとして利用することができるように設定され、
    前記背面収納部の下方に設けられ、前記正面収納部の背面に一体的に形成された配線収納部を更に備え、
    前記正面収納部に形成された開口面をほぼ覆うように取り付けられた軸回し式の開き戸を更に備え、
    前記開き戸は、その1枚の横幅が前記天板の奥行きよりも小さく、かつ、前記正面収納部の奥行きよりも大きく設定された、住宅。
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