JP4984817B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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このような現像器に関する技術として、特許文献1(特開2003−50531号公報)には、カラーの画像形成装置において、画像形成装置本体に対して着脱可能な画像形成ユニットのケース(枠体)に対して、複数の現像器(現像ユニット)が装着される構成が記載されている。
しかし、特許文献2記載の技術でも、交換作業時には、フィルムシールを除去した後で、画像形成ユニットのケースや画像形成装置本体に装着するため、作業時に手が汚れたり、画像形成装置内が汚染される恐れがある。
しかしながら、特許文献3記載の技術では、シールフィルムをガイドするための構成が複雑化すると共に、シールフィルムをフィルムガイド部材に架設する作業が複雑で面倒であるという問題がある。
図14は従来の画像形成ユニットのケースの斜視図である。
図15はフィルムシールを備えた従来の現像器の斜視図である。
図13において、従来の画像形成ユニット01は、筐体としてのユニットフレーム02を有する。前記ユニットフレーム02には、複数の像保持体03y,03m,03c,03kが回転可能に支持されている。前記像保持体03y〜03kは帯電部材04により、その表面が一様に帯電される。表面が一様に帯電された前記像保持体03y〜03mの表面には、潜像書込位置06y,06m,06c,06kでレーザビーム07y,07m,07c,07kにより、静電潜像が形成される。前記像保持体03y〜03k表面の静電潜像は、現像位置08y,08m,08c,08kにおいて、現像器09y,09m,09c,09kによりトナー像に現像される。
前記第3中間転写ドラム017に転写されたトナー像は、2次転写装置018の2次転写ロール018aと対向する最終転写領域019において、レジロール021により所定のタイミングで搬送された記録シートに最終転写される。前記2次転写装置018によりトナー像が転写された記録シートは、定着装置022に搬送されてトナー像が加熱定着される。
図14において、前記ユニットフレーム02の左右両側壁(Y軸方向両側壁)02a,02bの内側には、前後方向(X軸方向)に延びる上側ガイド02cおよび下側ガイド02dが4対形成されている。前記上側ガイド02cおよび下側ガイド02dの間には、ガイド溝02eが形成されており、前記ガイド溝02eの前端(X端)には、位置決め部02fが形成されている。前記ユニットフレーム02の右側壁02bの前後方向中央部には、上下方向に延びる複数のフレーム側貫通孔02gが形成されており、前記フレーム側貫通孔02gにより前記下側ガイド02dの前後方向中央部に分断部02hが形成されている。
図15において、前記現像ユニット026Y〜026Kの左右両側面(Y軸方向両側面)には、前側(X側)に形成された左右一対の位置決め突起026bと、後側(−X側)に形成された左右一対の被ガイド突起026cと、を有する。前記位置決め突起026bと被ガイド突起026cとの間には、がたつき防止用の板バネ026dが支持されている。
前記ユニットフレーム02や、像保持体03y〜03k、帯電部材04、第1中間転写ドラム012、第2中間転写ドラム013、第3中間転写ドラム017、現像ユニット026Y〜026K等により、従来の画像形成ユニット01が構成されている。
図17は従来の現像ユニットの装着作業時におけるフィルムシールと位置決め突起との位置関係を示す図である。
図18は従来の現像ユニットの装着作業時におけるフィルムシールの状態を示した図である。
図14〜図16において、現像ユニット026Y〜026Kを画像形成ユニット01のユニットフレーム02に装着する際、まず、フィルムシール027の先端側をフレーム側貫通孔02gに貫通させる。この時、前記フィルムシール027は、図17に示すように、前記位置決め突起026bを先回りした状態となる。
したがって、図13〜図18に示す従来技術では、画像形成ユニット01のユニットフレーム02に現像ユニット026Y〜026Kを装着してから、前記フィルムシール027を抜出すことができるので、前記現像ユニット026Y〜026Kの装着作業における現像剤(トナー)の漏れを防止することができる。
図13〜図18に示す従来技術では、現像ユニット026Y〜026Kの装着作業時において、位置決め突起026bを先回りして撓んだフィルムシール027が、前記現像ユニット026Y〜026Kの移動により、前記位置決め突起026bとガイド溝02eとの間に挟み込まれ、損傷することがある。前記フィルムシール027が損傷した場合には、フィルムシール027の撓みを無くすための引っ張り作業時や、ユーザが前記フィルムシール027を抜出して画像形成装置を使用可能な状態にする時等に、前記フィルムシール027が切れてしまうおそれがある。前記フィルムシール027が切れた場合、最悪時には前記現像ユニット026Y〜026Kからフィルムシール027の抜出が困難となり、未使用の現像ユニットが使用不可能になるおそれがある。
(O01)フィルムシールの損傷を低減すること。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
前記技術的課題を解決するために、第1発明の画像形成装置は、
側壁(21,22)と、前記側壁(21,22)から外側に突出する被ガイド部(27)と、を有し、内部に現像剤が収容される現像器(Gy〜Gk)と、
前記現像器(Gy〜Gk)内部を仕切る仕切部(FS1)と、前記側壁(22)を貫通して外側に突出する操作部(FS2)と、を有し、前記仕切部(FS1)により前記現像器(Gy〜Gk)内部に収容された現像剤が外部に漏れ出すのを防止し且つ前記操作部(FS2)を引き出すことにより前記現像器(Gy〜Gk)から取り外し可能なフィルム状の漏出防止部材(FS)と、
前記現像器(Gy〜Gk)を支持する現像器支持部(2,3)と、前記現像器支持部(2,3)に形成されて前記被ガイド部(27)をガイドするガイド部(4,6;4′,6′)と、前記ガイド部(4,6;4′,6′)の現像器装着時ガイド方向下流側に形成され且つ前記漏出防止部材(FS)の操作部(FS2)が通過可能な漏出防止部材通過孔(11,11′,41,51)と、前記現像器(Gy〜Gk)が前記現像器支持部(2,3)に装着される際に前記現像器(Gy〜Gk)の側壁(22)と前記ガイド部(4,6;4′,6′)との間に形成され且つ前記漏出防止部材通過孔(11,11′,41,51)と連続して形成され前記漏出防止部材(FS)が撓んだ状態で収容される体積を有する空間により構成された退避空間(FH,FH′)であって、前記現像器(Gy〜Gk)が装着される際に、前記被ガイド部(27)の移動経路上の前記漏出防止部材(FS)が撓んだ状態で退避可能な前記退避空間(FH,FH′)と、を有する現像器装着フレーム(1)と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた第1発明の画像形成装置では、現像器(Gy〜Gk)は、側壁(21,22)と、前記側壁(21,22)から外側に突出する被ガイド部(27)と、を有し、内部に現像剤が収容される。フィルム状の漏出防止部材(FS)は、前記現像器(Gy〜Gk)内部を仕切る仕切部(FS1)と、前記側壁(22)を貫通して外側に突出する操作部(FS2)と、を有する。前記漏出防止部材(FS)は、前記仕切部(FS1)により前記現像器(Gy〜Gk)内部に収容された現像剤が外部に漏れ出すのを防止し且つ前記操作部(FS2)を引き出すことにより前記現像器(Gy〜Gk)から取り外すことができる。現像器装着フレーム(1)は、現像器支持部(2,3)と、ガイド部(4,6;4′,6′)と、漏出防止部材通過孔(11,11′,41,51)と、退避空間(FH,FH′)と、を有する。前記現像器支持部(2,3)は、前記現像器(Gy〜Gk)を支持する。前記現像器支持部(2,3)に形成された前記ガイド部(4,6;4′,6′)は、前記被ガイド部(27)をガイドする。
したがって、前記現像器(Gy〜Gk)が前記現像器装着フレーム(1)に装着される際、前記漏出防止部材(FS)が前記退避空間(FH,FH′)に移動することができるので、前記被ガイド部(27)と前記ガイド部(4,6;4′,6′)との間に前記漏出防止部材(FS)が挟み込まれることが低減される。このため、前記現像器(Gy〜Gk)の装着作業において、前記漏出防止部材(FS)の損傷を低減することができる。
第1発明の形態1の画像形成装置は、前記第1発明において、
前記被ガイド部(27)の移動経路を挟んで対向する第1ガイド部(4,4′)および第2ガイド部(6,6′)であって、前記現像器装着フレーム(1)に前記現像器(Gy〜Gk)が装着された状態で、前記現像器支持部(2,3)から前記現像器(Gy〜Gk)側に突出する長さが異なる前記第1ガイド部(4,4′)および前記第2ガイド部(6,6′)を有する前記ガイド部(4,6;4′,6′)と、
前記第1ガイド部(4,4′)および前記第2ガイド部(6,6′)のうち前記現像器支持部(2,3)から前記現像器(Gy〜Gk)側に突出する長さが短い短突出ガイド部(6,4′)と、前記現像器装着フレーム(1)に装着された前記現像器(Gy〜Gk)の側壁(22)と、の間に形成される前記退避空間(FH,FH′)と、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた第1発明の形態1の画像形成装置では、前記ガイド部(4,6;4′,6′)は、前記被ガイド部(27)の移動経路を挟んで対向する第1ガイド部(4,4′)および第2ガイド部(6,6′)を有する。前記第1ガイド部(4,4′)および前記第2ガイド部(6,6′)は、前記現像器装着フレーム(1)に前記現像器(Gy〜Gk)が装着された状態で、前記現像器支持部(2,3)から前記現像器(Gy〜Gk)側に突出する長さが異なる。
前記第1ガイド部(4,4′)および前記第2ガイド部(6,6′)のうち前記現像器支持部(2,3)から前記現像器(Gy〜Gk)側に突出する長さが短い短突出ガイド部(6,4′)と、前記現像器装着フレーム(1)に装着された前記現像器(Gy〜Gk)の側壁(22)と、の間に前記退避空間(FH,FH′)が形成される。
したがって、前記漏出防止部材(FS)は、前記短突出ガイド部(6,4′)と前記側壁(22)との間の前記退避空間(FH,FH′)へ容易に退避できる。
第1発明の形態2の画像形成装置は、前記第1発明の形態1において、
前記第1ガイド部(4)と前記第2ガイド部(6)との間隔よりも長く形成された第1漏出防止部材通過孔(41a)と、前記短突出ガイド部(6)の外側かつ、前記短突出ガイド部(6)に沿って形成され前記第1漏出防止部材通過孔(41a)の端部に接続された第2漏出防止部材通過孔(41b)と、を有するL字型に形成された前記漏出防止部材通過孔(41)、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた第1発明の形態2の画像形成装置では、L字型に形成された前記漏出防止部材通過孔(41)の第1漏出防止部材通過孔(41a)は、前記第1ガイド部(4)と前記第2ガイド部(6)との間隔よりも長く形成されている。前記漏出防止部材通過孔(41)の第2漏出防止部材通過孔(41b)は、前記短突出ガイド部(6)の外側かつ、前記短突出ガイド部(6)に沿って形成され前記第1漏出防止部材通過孔(41a)の端部に接続されている。
したがって、前記短突出ガイド部(6)の外側の前記第2漏出防止部材通過孔(41b)に前記漏出防止部材(FS)を通過させた状態で前記現像器(Gy〜Gk)を装着することで、前記漏出防止部材(FS)を前記退避空間(FH,FH′)側に自然に導くことができる。
第1発明の形態3の画像形成装置は、前記第1発明の形態1または第1発明の形態2に
おいて、
前記漏出防止部材(FS)の幅よりも前記退避空間(FH,FH′)側に長く形成され
た前記漏出防止部材通過孔(11,11′,41,51)、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた第1発明の形態3の画像形成装置では、前記漏出防止部材通過孔
(11,11′,41,51)は、前記漏出防止部材(FS)の幅よりも前記退避空間(
FH,FH′)側に長く形成されている。
したがって、前記現像器(Gy〜Gk)を前記現像器装着フレーム(1)に装着する作
業時において、前記漏出防止部材(FS)は、前記退避空間(FH,FH′)に退避しや
すくなる。このため、前記被ガイド部(27)と前記ガイド部(4,6;4′,6′)と
の間に前記漏出防止部材(FS)が挟み込まれることが低減される。
第1発明の形態4の画像形成装置は、前記第1発明または第1発明の形態1ないし第1発明の形態3のいずれかにおいて、
画像形成装置本体(U1)に対して着脱可能に支持された前記現像器装着フレーム(1)、
を備えたことを特徴とする。
前記構成要件を備えた第1発明の形態4の画像形成装置では、前記現像器装着フレーム(1)は、画像形成装置本体(U1)に対して着脱可能に支持される。
したがって、前記画像形成装置本体(U1)から前記現像器装着フレーム(1)取り外した状態で、前記現像器(Gy〜Gk)の着脱作業を行うことができるので、前記現像器(Gy〜Gk)の着脱作業が容易になる。
(E01)フィルムシールの損傷を低減することができる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視説明図である。
図2は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置としてのプリンタUは、開閉可能な右側カバーU2を有する。前記プリンタUは、内部には画像形成ユニットUPが着脱可能に支持されており、下部には画像が記録される記録用紙Sが収容される給紙カセットTR1が収容されており、上面には排出トレイTRhが設けられている。
図2において、プリンタUはマイクロコンピュータにより構成されたコントローラCと、コントローラCにより作動を制御されるIPS(イメージプロセッシングシステム)、レーザ駆動回路DL、および電源装置E等を有している。電源装置Eは、後述の帯電ローラCRy〜CRk、現像ユニットGy〜Gkおよび転写ローラRt等にバイアス電圧を印加する。
前記K感光体Pyの周囲には、帯電器としての帯電ロールCRk、現像器がユニット化された現像ユニットGk、K感光体用クリーニングブラシCLk等が配置されている。前記K像保持体Pyや、帯電ロールCRk、K感光体用クリーニングブラシCLk等により、K感光体ユニットUKが構成されている。
そして、他の感光体Py,Pm,Pcの周囲には、前記感光体Pkの周囲と同様の帯電ロールCRy,CRm,CRc、現像ユニットGy,Gm,Gc、感光体用クリーニングブラシCLy,CLm,CLc等が配置されている。また、前記KドラムユニットUKと同様に、前記感光体Py〜Pcや、帯電ロールCRy〜CRc、感光体用クリーニングブラシCLy〜CLc等により、各色の感光体ユニットUY,UM,UCが構成されている。
前記第3中間転写ドラムDR3の前方には、2次転写領域Q2で接触する2次転写ロール(2次転写器)Rtが対向して配置されている。前記2次転写ロールRtには、2次転写ロールRt表面のトナーをクリーニングする2次転写ロールクリーナCLtが接触している。
前記中間転写ドラムDR1〜DR3および中間転写ドラム用クリーニングブラシCL1〜CL3により中間転写装置Utが構成されている。
前記感光体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,GkによりY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の色のトナー像に現像される。各現像器Gy,Gm,Gc,Gkには前記現像剤補給装置Ugに装着された各色のトナーカートリッジKTy,KTm,KTc,KTk,からトナーが補給される。
給紙トレイTR1に収容された記録用紙Sは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、用紙搬送路SH1の搬送ローラRaによりレジロールRrに搬送される。また、手差しトレイTR0の記録用紙Sは、手差し給紙ロールRp0により給紙されてレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送された記録用紙Sは、多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q2に移動するのにタイミングを合わせて、2次転写領域Q2に搬送され、2次転写ロールRtによりトナー像が2次転写される。
前記各クリーニングブラシCLk,CLy,CLm,CLc,CL1〜CL3により除去された排トナーは、トナー回収ボックスBtに回収される。
前記2次転写領域でトナー像が2次転写された記録用紙Sは、定着装置Fに搬送される。前記記録用紙Sは、定着装置の加熱ロールFhおよびFpが圧接する定着領域Q5を通過する際にトナー像が加熱定着される。トナー像が加熱定着された記録用紙Sは、排出ローラRhに搬送され、排出トレイTRhに排出される。
両面印刷を行う場合、記録用紙Sは、排出ローラRhによりスイッチバックされて用紙反転路SH2に搬送され、表裏が反転した状態でレジロールRrに再送される。
図3は実施例1の画像形成ユニットの分解斜視図である。
図4は実施例1の画像形成ユニットのユニットフレームの斜視図である。
図3、図4において、プリンタUのプリンタ本体(画像形成装置本体)U1に着脱可能に支持された前記画像形成ユニットUPは、筐体としてのユニットフレーム(現像器装着フレーム)1を有する。図4において、前記ユニットフレーム1は、左側壁(−Y側壁)2および右側壁(Y側壁)3を有する。前記左右両側壁(現像器支持部)2,3の内側には、前後方向(X軸方向)に延びる上側ガイド4および下側ガイド6が4対形成されている。前記上側ガイド4および下側ガイド6の間には、ガイド溝7が形成されている。
前記左側壁2のガイド溝7の前端(X端)には、ベアリング装着孔8が形成されており、前記右側壁3のガイド溝7の前端には、位置決め部9が形成されている。前記ユニットフレーム1の右側壁3の前後方向中央部には、上下方向に延びる4つのフレーム側貫通孔(漏出防止部材通過孔)11が形成されており、前記フレーム側貫通孔11により前記下側ガイド6の前後方向中央部に分断部12が形成されている。前記左右両側壁2,3には、円形状のフレーム側シャフト貫通孔13が4対形成されている。前記上側ガイド4の上方には、左右一対の感光体ユニットガイド部14が形成されている。すなわち、前記左右両側壁2,3の内側には、前記感光体ユニットガイド部14が4対形成されている。
前記ユニットフレーム1の前側(X側)には、前記画像形成ユニットUPをプリンタ本体U1に対して着脱する時にユーザが把持する左右一対の把持部16,16が設けられている。
前記ユニットフレーム1の前端面(X端面)には、回転可能なキー部17aを備えたユニット固定部材17が4つ支持されている。前記画像形成ユニットUPをプリンタ本体U1の本体フレーム(図示せず)に装着する際、前記本体フレームに形成された鍵孔(図示せず)に前記キー部17aを貫通させた状態で前記キー部17aを回転させることにより、前記ユニット固定部材17は、前記画像形成ユニットUPを前記プリンタ本体U1の本体フレームに対して位置決めした状態で固定支持する。
図3において、前記感光体ユニットUY〜UKは、左右一対の感光体ユニット側壁18を有する。前記感光体ユニット側壁18の前側(X側)には、円形状のユニット側シャフト貫通孔18aが左右一対形成されており、中央部には、外側に突出する左右一対の感光体ユニット被ガイド突起18bが形成されている。実施例1の感光体Py〜Pkは、中空円筒状のドラム状部材により構成されており、内部が前記ユニット側シャフト貫通孔18aと連通している。前記感光体ユニットUY〜UKの右側後端部(Y側−X端部)には、前記感光体用クリーニングブラシCLy〜CLcにより回収された排トナーを前記トナー回収ボックスBtに搬送する排出路UY1,UM1,UC1,UK1(図3にはUY1およびUM1のみ図示)が支持されている。
図3、図5において、前記現像ユニットGy〜Gkは、左側壁(−Y側壁)21と、右側壁(Y側壁)22と、各感光体Py〜Pkに形成された静電潜像をトナー像に形成する現像ロールR0y,R0m,R0c,R0kと、を有する。
図5において、前記現像ユニットGy〜Gkの右側壁22には、上下方向(Z軸方向)に延びるフィルム貫通孔23と、外側に突出する位置決め突起24とが形成されている。前記位置決め突起24には、円柱状の被位置決め部24aと、前記被位置決め部24aから後方に延びるL字型のガイド補助部24bとを有する。
図3において、前記現像ユニットGy〜Gkの左側壁21には、前記現像ロールR0y〜R0kの回転軸26が突出している。
前記現像ユニットGy〜Gkの左右両側壁21,22の後側(−X側)には、外側に突出する左右一対の被ガイド突起27が形成されている。
図2、図5において、前記現像ユニットGy〜Gkの内部は、フィルムシール(漏出防止部材)FSの仕切部FS1により現像剤が漏れ出さないように仕切られており、前記フィルムシールFSの操作部FS2が前記フィルム貫通孔23から外部に出ている。前記ユニットフレーム1のフレーム側貫通孔11は、前記フィルム貫通孔23に対応する位置に形成されている。
図3において、前記現像ロールR0y〜R0kは、前記現像ユニットGy〜Gkが前記ユニットフレーム1に装着された状態で外部に露出する前記回転軸26の左側(−Y側)にベアリング29が装着されることにより、前記ユニットフレーム1に対して回転可能に支持される。また、前記回転軸26の左端部(−Y端部)には、前記現像ロールR0y〜R0kを回転させる駆動力が伝達される現像ロール駆動ギヤ31が固着される。
図6は実施例1のユニットフレームの説明図であり、図6Aはユニットフレームのフレーム側貫通孔の説明図、図6Bは上側ガイドおよび下側ガイドの説明図である。
図6Aにおいて、前記フィルムシールFSの幅をw1とし、前記フレーム側貫通孔11の上下方向の長さをw2とした場合、前記フレーム側貫通孔長さw2は、前記フィルムシール幅w1よりも上下方向に長くなるように形成されている。なお、実施例1では、前記フレーム側貫通孔11の前記現像ユニットGy〜Gkが装着される位置よりも下方に延びる長さをw3とした場合、下方に延びる長さw3は、前記フィルムシール幅w1の1/3以上となるように形成されている。
図6Aにおいて、前記位置決め突起24の被位置決め部24aの直径をL1とし、前記フレーム側貫通孔11の前後方向(X軸方向)の長さをL2とした場合、前記被位置決め部24aの直径L1は前記フレーム側貫通孔11の前後方向の長さL2よりも長くなるように形成されている。
なお、実施例1では、前記フィルム退避空間FHの左右方向の長さh3が3mmに設定されており、前記フレーム側貫通孔11の前後方向(X軸方向)の長さL2が5mmに設定されている。
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、画像形成ユニットUPのユニットフレーム1に現像ユニットGy〜Gkを装着する場合、まず、フィルム貫通孔23から外側に出ているフィルムシールFSを前記ユニットフレーム1の内側からフレーム貫通孔11を通過させて前記ユニットフレーム1の外側に出す。次に、前記現像ユニットGy〜Gkの位置決め突起24、回転軸26および被ガイド突起27を前記ユニットフレーム1のガイド溝7に沿って前方(X方向)に移動(すなわち、前記現像ユニットGy〜Gkを前記ガイド溝7に沿って移動)させる。
前記現像ユニットGy〜Gkをガイド溝7に沿って移動させた場合、前記フレーム側貫通孔11の下方に延びる長さをw3が前記フィルムシール幅w1の1/3以上に形成されているので、図7に示すように、前記フィルムシールFSの先端部が前記ユニットフレーム1の外側に出た状態で、前記ユニットフレーム1の内側にあるフィルムシールFSの部分がフィルム退避空間FHや前記フィルム退避空間FHの下方の空間に移動することができる。すなわち、前記ユニットフレーム1への現像ユニットGy〜Gkの装着作業に伴い移動する前記被ガイド部27の移動経路から、前記フィルムシールFSを前記フィルム退避空間FHや前記下方の空間に退避させることができる。
前記現像ユニットGy〜Gkの移動に伴って前記位置決め突起24が分断部12を通過する際、被位置決め部24aの直径L1がフレーム側貫通孔11の前後方向(X軸方向)の長さL2よりも長く形成されているので、前記位置決め突起24が分断部12から下方に落下して前記現像ユニットGy〜Gkのガイドが妨げられることが防止される。
前記現像ユニットGy〜Gkの移動により、前記被位置決め部24aが位置決め部9に当接した場合、前記現像ユニットGy〜Gkが前記ユニットフレーム1に対して位置決めされる。
前記現像ユニットGy〜Gkが前記ユニットフレーム1に対して位置決めされた状態では、前記ユニットフレーム1の内側にある部分のフィルムシールFSは、前記フィルム退避空間FHや前記フィルム退避空間FHの下方の空間に撓んだ状態になり、前記フィルムシートFSの先端部が前記フレーム側貫通孔11から出た状態になる。そして、前記フレーム貫通孔11から出ているフィルムシールFSの先端部を外方に引っ張ることにより、図8に示すように、前記フィルムシールFSに撓みが無くなる。
また、前記現像ユニットGy〜Gkがユニットフレーム1に対して位置決めされた状態では、前記現像ロールR0y〜R0kの回転軸26は、前記ユニットフレーム1のベアリング装着孔8に対応する位置に移動する。前記ベアリング装着孔8から前記現像ロールR0y〜R0kの回転軸26にベアリング29を装着することにより、前記現像ロールR0y〜R0kが回転可能に支持される。前記現像ロールR0y〜R0kには、前記回転軸26の先端部に現像ロール駆動ギヤ31を装着することにより、前記現像ロールR0y〜R0kを回転させる駆動力が伝達可能となる。このようにして、前記ユニットフレーム1への前記現像ユニットGy〜Gkの装着作業が終了する。
実施例1のプリンタUでは、前記ユニットフレーム1への現像ユニットGy〜Gkの装着作業時や、前記本体フレームへの画像形成ユニットUPの装着作業時、プリンタUの運搬時等に、前記フィルムシールFSにより、前記現像ユニットGy〜Gk内部に収容された現像剤の漏れが防止される。したがって、装着作業時や運搬作業時等において、漏れた現像剤によりプリンタU内部が汚染されることが防止される。
また、ユーザが前記プリンタUを使用する際には、開閉可能な右側カバーU2を開けて、前記フィルムシールFSを現像ユニットGy〜Gkから引き抜くことにより、前記現像ユニットGy〜Gk内部の仕切りがなくなるので、前記プリンタUを使用することができる。なお、前記現像ユニットGy〜Gkには、前記フィルムシールFSを引き抜いた際、自動的に前記フレーム側貫通孔11を塞ぐシャッター(図示せず)が設けられており、前記フィルムシールFSを引き抜いた前記フィルム貫通孔23から現像剤が漏れ出すことが防止される。
また、前記フィルムシールFSの損傷を低減することにより、前記現像ユニットGy〜Gkの装着時にフィルムシールFSの先端部を外方に引っ張って撓みを無くす作業は、前記フィルムシールFSが分断されることなく容易に行うことができる。
実施例1の現像ユニットUPでは、フィルム退避空間FHにより、現像ユニットGy〜Gkの装着作業時にフィルムシールFSの損傷が低減されるので、フィルム退避空間FHが設けられていない従来技術(例えば、特開2005−25080号公報等)と比較して、前記フィルムシールFSが損傷しないように前記現像ユニットGy〜Gkをユニットフレーム1に装着する作業が容易になる。
図9は本実施例2のユニットフレームの説明図であり、図9Aはユニットフレームのフレーム側貫通孔の説明図、図9Bは上側ガイドおよび下側ガイドの説明図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図9Aにおいて、実施例2のユニットフレーム1には、前記実施例1のフレーム側貫通孔11の替わりに、上下方向(Z軸方向)に延びるフレーム側貫通孔(漏出防止部材通過孔)11′が形成されている。前記フレーム側貫通孔11′は、現像ユニットGy〜Gkが装着される位置よりも上方に延びる長さをw4とした場合、上方に延びる長さw4は、前記フィルムシール幅w1の1/3以上となるように形成されている。
前記上側ガイド4′のY軸方向の高さをh5とし、前記下側ガイド6′のY軸方向の高さをh6とした場合、前記下側ガイド6′の高さh6が前記上側ガイド4′の高さh5よりも高く形成されている。このため、前記上側ガイド4′と前記現像ユニットGy〜Gkとの間には、フィルム退避空間FH′が形成されている。
前記構成を備えた実施例2のプリンタUでは、現像ユニットGy〜Gkをユニットフレーム1に装着するために前記現像ユニットGy〜Gkをガイド溝7に沿って移動させた場合、フレーム側貫通孔11′の上方に延びる長さw4がフィルムシール幅w1の1/3以上に形成されているので、フィルムシールFSの先端部がユニットフレーム1の外側に出た状態で、前記ユニットフレーム1の内側にあるフィルムシールFSの部分がフィルム退避空間FH′や前記フィルム退避空間FH′の上方の空間に移動することができる。
被位置決め部24aが位置決め部9に当接して前記現像ユニットGy〜Gkが前記ユニットフレーム1に対して位置決めされた状態では、前記ユニットフレーム1の内側にある部分のフィルムシールFSは、フィルム退避空間FH′や前記フィルム退避空間FH′の上方の空間に撓んだ状態になり、前記フィルムシートFSの先端部が前記フレーム側貫通孔11′から出た状態になる。そして、前記フレーム貫通孔11′から出ているフィルムシールFSの先端部を外方に引っ張ることにより、前記フィルムシールFSに撓みが無くなる。
その他、実施例2のプリンタUは、前記実施例1のプリンタUと同様の作用効果(例えば、現像ユニットGy〜Gkをユニットフレーム1に装着する作業が容易になる等)を奏する。
図10は実施例3のユニットフレームの斜視図である。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図10において、実施例3のユニットフレーム1には、前記実施例1のフレーム側貫通孔11の替わりに、L字型のフレーム側貫通孔(漏出防止部材通過孔)41が形成されている。前記フレーム側貫通孔41は、上下方向(Z軸方向)に延びる第1貫通孔41aと、前記第1貫通孔41aの下端から下側ガイド6に沿って後側(−X側)に延びる第2貫通孔41bと、により構成されている。
図11Aにおいて、ユニットフレーム1に現像ユニットGy〜Gkを装着する前記実施例1の装着作業時では、フィルム貫通孔23から出ている部分のフィルムシートFSは、第1捻部P1で捻られており、第2捻部P2で再度捻られた状態でフレーム側貫通孔11から前記ユニットフレーム1の外側に出ている。
図11Bにおいて、ユニットフレーム1に現像ユニットGy〜Gkを装着する実施例3の装着作業時では、フィルム貫通孔23から出ている部分のフィルムシートFSは、第1捻部P1で捻られた状態で第2貫通孔41bから前記ユニットフレーム1の外側に出ている。
前記構成を備えた実施例3のプリンタUでは、現像ユニットGy〜Gkをユニットフレーム1に装着するために前記現像ユニットGy〜Gkをガイド溝7に沿って移動させた場合、フィルムシールFSの先端部がユニットフレーム1の外側に出た状態で、前記ユニットフレーム1の内側にあるフィルムシールFSの部分がフィルム退避空間FHや前記フィルム退避空間FHの下方の空間に移動することができる。
なお、実施例3のプリンタUでは、前記フィルム退避空間FHや前記フィルム退避空間FHの下方の空間に、前記ユニットフレーム1の内側にあるフィルムシールFSの部分が移動する際、前記実施例1の第1捻部P1および第2捻部P2でフィルムシールFSが2回捻られる場合と比較して、第2貫通孔41bにより前記フィルムシールFSを捻る回数が1回でよいため、前記フィルムシールFSの姿勢等の負荷が少ない。
その他、実施例3のプリンタUは、前記実施例1のプリンタUと同様の作用効果(例えば、現像ユニットGy〜Gkをユニットフレーム1に装着する作業が容易になる等)を奏する。
図12は実施例4のユニットフレームの斜視図である。
なお、この実施例4の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例4は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図12において、実施例4のユニットフレーム1には、前記実施例1において複数形成されていたフレーム側貫通孔11の替わりに、1つのフレーム側貫通孔(漏出防止部材通過孔)51が形成されている。前記フレーム貫通孔51には、各現像ユニットGy〜GkのフィルムシールFSが貫通する。
実施例4のフレーム側貫通孔51の前後方向の長さは、前記位置決め突起24の被位置決め部24aの直径L1よりも大きい。
前記構成を備えた実施例4のプリンタUでは、現像ユニットGy〜Gkをユニットフレーム1に装着するために前記現像ユニットGy〜Gkをガイド溝7に沿って移動させた場合、フレーム側貫通孔51のスペースやフィルム退避空間FH、前記フィルム退避空間FHの下方の空間にフィルムシールFSが退避することができる。このため、前記現像ユニットGy〜Gkを前記ユニットフレーム1に装着する際、被ガイド部27とガイド溝7との間に前記フィルムシールFSが挟み込まれることを低減できる。したがって、前記現像ユニットGy〜Gkの装着作業において、前記フィルムシールFSの損傷を低減することができる。
その他、実施例4のプリンタUは、前記実施例1のプリンタUと同様の作用効果(例えば、現像ユニットGy〜Gkをユニットフレーム1に装着する作業が容易になる等)を奏する。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、本発明は、複数の現像ユニットGy〜Gkを備えたカラー画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置に本発明を適用させることも可能である。また、本発明は、複写機やファクシミリ装置等の画像形成装置にも適用することが可能である。
(H02)前記各実施例において、画像形成装置としてのプリンタUの構成は前記実施例1の構成に限定されず、例えば、前記実施例1の中間転写装置Utの替わりにシート搬送ベルトや中間転写ベルト等を備えた画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
例えば、前記実施例2において、フレーム側貫通孔11′の形状はこれに限定されず、前記フレーム側貫通孔11′の上端から上側ガイド4に沿って後側に延ばしたL字型に形成することも可能である。その場合、前記実施例3と同様の作用効果(フィルムシールFSの捻部が1つとなり姿勢の負荷が軽減される等)を奏する。
(H04)前記各実施例1〜3において、フレーム側貫通孔(11,11′,41)の現像ユニットGy〜Gkが装着される位置よりも下方に延びる長さw3をフィルムシールFSの幅w1の1/3以上となるようにしたがこれに限定されず、前記下方に延びる長さw3を任意の長さに設定することも可能である。なお、前記フィルムシールFSの損傷を効率的に低減させるには、前記下方に延びる長さw3をフィルムシールFSの幅w1の1/2以上に設定することが好ましい。
2,3…現像器支持部、
4…第1ガイド部、
4,6;4′,6′…ガイド部、
6…第2ガイド部、
11,11′,41,51…漏出防止部材通過孔、
21,22…側壁、
27…被ガイド部、
41a…第1漏出防止部材通過孔、
41b…第2漏出防止部材通過孔、
FS…漏出防止部材、
FS1…仕切部、
FS2…操作部、
Gy〜Gk…現像器、
FH,FH′…退避空間。
Claims (5)
- 側壁と、前記側壁から外側に突出する被ガイド部と、を有し、内部に現像剤が収容される現像器と、
前記現像器内部を仕切る仕切部と、前記側壁を貫通して外側に突出する操作部と、を有し、前記仕切部により前記現像器内部に収容された現像剤が外部に漏れ出すのを防止し且つ前記操作部を引き出すことにより前記現像器から取り外し可能なフィルム状の漏出防止部材と、
前記現像器を支持する現像器支持部と、前記現像器支持部に形成されて前記被ガイド部をガイドするガイド部と、前記ガイド部の現像器装着時ガイド方向下流側に形成され且つ前記漏出防止部材の操作部が通過可能な漏出防止部材通過孔と、前記現像器が前記現像器支持部に装着される際に前記現像器の側壁と前記ガイド部との間に形成され且つ前記漏出防止部材通過孔と連続して形成され前記漏出防止部材が撓んだ状態で収容される体積を有する空間により構成された退避空間であって、前記現像器が装着される際に、前記被ガイド部の移動経路上の前記漏出防止部材が撓んだ状態で退避可能な前記退避空間と、を有する現像器装着フレームと、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記被ガイド部の移動経路を挟んで対向する第1ガイド部および第2ガイド部であって、前記現像器装着フレームに前記現像器が装着された状態で、前記現像器支持部から前記現像器側に突出する長さが異なる前記第1ガイド部および前記第2ガイド部を有する前記ガイド部と、
前記第1ガイド部および前記第2ガイド部のうち前記現像器支持部から前記現像器側に突出する長さが短い短突出ガイド部と、前記現像器装着フレームに装着された前記現像器の側壁と、の間に形成される前記退避空間と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間隔よりも長く形成された第1漏出防止部材通過孔と、前記短突出ガイド部の外側かつ、前記短突出ガイド部に沿って形成され前記第1漏出防止部材通過孔の端部に接続された第2漏出防止部材通過孔と、を有するL字型に形成された前記漏出防止部材通過孔、
を備えたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 前記漏出防止部材の幅よりも前記退避空間側に長く形成された前記漏出防止部材通過孔、
を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。 - 画像形成装置本体に対して着脱可能に支持された前記現像器装着フレーム、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
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