JP4982277B2 - 中継局によるセルラーネットワーク及び空間分割デュプレクス通信方法 - Google Patents
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Description
を受信して復号化した後、排他的論理和操作を通して下り信号及び上り信号を一つの信号Xcに合併する。
図5は、本発明に係る中継局によるセルラーネットワークの第1の実施例の構成を示す図である。該実施例において、端末は2ホップユーザである。図5に示すように、中継局によるセルラーネットワークは、少なくとも一つのアンテナを有する基地局、少なくとも二つのアンテナを有する中継局、及び端末を含む。
第1の比較例において、基地局は一つのアンテナを備え、中継局は二つのアンテナを備えると仮定する。このとき、図8に示すように、従来技術により提供される方法によれば、基地局は、第1と第2のタイムスロットにおいて、一つの端末の信号しか中継局へ送信できない。これは、従来のマルチアンテナシステムにおいて、上り信号と下り信号との直交性が考慮されなかった場合、同時に伝送できるリンクの数は、送信アンテナの数と受信アンテナ数のうちの最小値を取る制限を受けるからである。したがって、中継局が二つのアンテナを備えたとしても、二つの通信リンクを同時に伝送できない。
第2の比較例において、基地局も中継局も、二つのアンテナを備えるため、通信システムは、二つの通信リンクを同時に伝送することができる。たとえば、同時に二つの下り又は二つの上りを伝送する。図9に示すように、従来技術により提供された方法によると、第1のタイムスロットにおいて、基地局は、中継局へ同時に二つの下り信号を送信し、中継局は、それぞれこの二つの下り信号を受信する。第2のタイムスロットにおいて、中継局は、同時にこの二つの下り信号を二つの対応するユーザに送信する。上り及び下りの対称性により、ここでは、下りを例として説明する。この場合、従来技術により提供されたチャネル利用率は、2リンク/タイムスロットである。
図11は、本発明に係る中継局によるセルラーネットワークの第2の実施例の構成を示す図である。該実施例において、端末は3ホップユーザである。図11に示すように、中継局によるセルラーネットワークは、少なくとも一つのアンテナを有する基地局、少なくとも二つのアンテナを有する第1の中継局(RS1)と第2の中継局(RS2)、及び端末を含む。
第1の比較例において、基地局は一つのアンテナを備え、中継局は少なくとも二つのアンテナを備えると仮定する。このとき、図14に示すように、従来技術により提供された方法において、基地局は、第1のタイムスロットにおいて、第1の中継局へ下り信号を送信し、同時に、第2の中継局は、端末に下り信号を送信する。第2のタイムスロットにおいて、第1の中継局は、基地局から受信した下り信号を第2の中継局へ転送する。第三のタイムスロットにおいて、第1の中継局は、上り信号を基地局へ転送し、同時に、端末は、上り信号を第2の中継局へ送信する。第4のタイムスロットにおいて、第2の中継局は、端末から受信した上り信号を第1の中継局へ転送する。上記方法により、取得できるチャネル利用率は、6リンク/4タイムスロットである。
第2の比較例において、基地局は二つのアンテナを備え、各中継局は、少なくとも二つのアンテナを備えるため、通信システムは、二つの通信リンクを同時に伝送することができる。たとえば、同時に二つの下り又は二つの上りを伝送する。図15に示すように、従来技術により提供された方法において、第1のタイムスロットにおいて、基地局は、第1の中継局(RS1)と第3の中継局(RS3)とにそれぞれ下り信号を送信し、第1の中継局及び第3の中継局は、それぞれ基地局からの二つの下り信号を受信し、同時に、第2の中継局(RS2)は、第1の端末(UE1)へ下り信号を送信し、第4の中継局(RS4)は、第2の端末(UE2)へ下り信号を送信する。第2のタイムスロットにおいて、第1の中継局は、基地局から受信した下り信号を第2の中継局へ送信し、同時に、第3の中継局は、基地局から受信した下り信号を第4の中継局へ送信する。第3のタイムスロットにおいて、第2の中継局は、第1の中継局から受信した下り信号を第1の端末へ送信し、第4の中継局は、第3の中継局から受信した下り信号を第2の端末へ送信し、同時に、第1の中継局は、上り信号を端末へ送信し、第3の中継局は、上り信号を基地局へ送信する。第4のタイムスロットにおいて、第2の中継局は、第1の端末から受信した上り信号を第1の中継局へ送信し、第3の中継局は、第2の端末から受信した上り信号を第3の中継局へ送信する。この場合、従来技術により提供されたチャネル利用率は、12リンク/3タイムスロットである。
Claims (16)
- 中継局によるセルラーネットワークにおいて、少なくとも一つのアンテナを有する基地局、少なくとも二つのアンテナを有する中継器、及び端末を含み、
基地局は、端末にリソースを割り当て、現在タイムスロットにおいて下り信号を送信し、次のタイムスロットにおいて中継局を介して、端末からの上り信号を受信し、
中継局は、現在タイムスロットにおいて基地局からの下り信号と端末からの上り信号とを受信し、次のタイムスロットにおいて、受信した下り信号を端末へ送信し、受信した上り信号を基地局へ送信し、
端末は、現在タイムスロットにおいて上り信号を送信し、次のタイムスロットにおいて中継局を介して、下り信号を受信し、
中継局は、現在タイムスロットにおいて基地局からの下り信号と端末からの上り信号とを受信した後、下り信号及び上り信号のそれぞれのパイロット信号に基づいて対応するビーム係数を取得し、次のタイムスロットにおいて、現在タイムスロットにおいて取得した下り信号のビーム係数を利用して、受信した上り信号を基地局へ送信し、現在タイムスロットにおいて取得した上り信号のビーム係数を利用して、受信した下り信号を端末へ送信することを特徴とするセルラーネットワーク。 - 同一タイムスロットにおいて送信される上り信号と下り信号は、互いに直交することを特徴とする請求項1に記載のセルラーネットワーク。
- 空間分割デュプレックス通信方法において、
基地局が、ブロードキャスト信号を送信し、端末からのフィードバック信号に基づいて、端末にリソースを割り当てるステップaと、
基地局及び端末が、現在タイムスロットにおいて、下り信号及び上り信号をそれぞれ中継局へ送信するステップbと、
中継局が、次のタイムスロットにおいて、現在タイムスロットにおいて基地局から受信した下り信号を端末へ送信し、端末から受信した上り信号を基地局へ送信するステップcと
を含み、
ステップbにおいて、中継局は更に、現在タイムスロットにおいて受信した下り信号及び上り信号のパイロット信号に基づいて、各自のビーム係数をそれぞれ推定し、
ステップcにおいて、中継局は、次のタイムスロットにおいて更に、現在タイムスロットの下り信号のビーム係数を利用して、端末から受信した上り信号を基地局へ送信し、現在タイムスロットの上り信号のビーム係数を利用して、基地局から受信した下り信号を端末へ送信することを特徴とする空間分割デュプレックス通信方法。 - 同一タイムスロットにおいて送信される上り信号と下り信号は、互いに直交することを特徴とする請求項3に記載の空間分割デュプレックス通信方法。
- ステップaにおいて、
基地局が、周期的にブロードキャスト信号を送信するステップa1と、
中継局が、基地局からのブロードキャスト信号を転送し、ブロードキャスト信号に識別情報を付加するステップa2と、
端末が、フィードバック信号により、端末をカバーする中継局の識別情報を基地局へフィードバックするステップa3と、
基地局が、端末にリソースを割り当て、割り当て結果を端末及び対応する中継局へ送信するステップa4と
を含むことを特徴とする請求項3に記載の空間分割デュプレックス通信方法。 - 前記識別情報は、中継局の番号を含むことを特徴とする請求項5に記載の空間分割デュプレックス通信方法。
- 前記フィードバック信号は、端末がカバーされる中継局の対応するパスロス値、又はSINR値を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の空間分割デュプレックス通信方法。
- 基地局、第1の中継局、第2の中継局、及び端末を含む中継局によるセルラーネットワークであって、基地局は、少なくとも一つのアンテナを有し、中継局は、少なくとも二つのアンテナを有し、
基地局は、端末にリソースを割り当て、現在タイムスロットにおいて下り信号を送信し、次のタイムスロットにおいて第1の中継局からの上り信号を受信し、
第1の中継局は、現在タイムスロットにおいて基地局からの下り信号と第2の中継局からの上り信号とを受信し、次のタイムスロットにおいて、受信した下り信号を第2の中継局へ送信し、受信した上り信号を基地局へ送信し、
第2の中継局は、現在タイムスロットにおいて、第1の中継局へ上り信号を送信し、端末へ下り信号を送信し、次のタイムスロットにおいて、第1中継局からの下り信号と、端末からの上り信号とを受信し、
端末は、現在タイムスロットにおいて第2の中継局からの下り信号を受信し、次のタイムスロットにおいて上り信号を送信し、
中継局は、現在タイムスロットにおいて下り信号と上り信号とを受信した後、下り信号及び上り信号のそれぞれのパイロット信号に基づいて対応するビーム係数を取得し、次のタイムスロットにおいて、現在タイムスロットにおいて取得した下り信号のビーム係数を利用して上り信号を送信し、現在タイムスロットにおいて取得した上り信号のビーム係数を利用して下り信号を送信することを特徴とするセルラーネットワーク。 - 同一タイムスロットにおいて送信される上り信号と下り信号は、互いに直交することを特徴とする請求項8に記載のセルラーネットワーク。
- 空間分割デュプレックス通信方法において、
基地局が、ブロードキャスト信号を送信し、ブロードキャスト信号に対応するフィードバック信号に基づいて、端末にリソースを割り当てるステップAと、
現在タイムスロットにおいて、基地局は、第1の中継局へ下り信号を送信し、同時に、第2の中継局は、第1の中継局へ上り信号を送信し、端末へ下り信号を送信するステップBと、
次のタイムスロットにおいて、第1の中継局は、基地局から受信した下り信号を第2の中継局へ送信し、第2の中継局から受信した上り信号を基地局へ送信し、同時に、端末は、第2の中継局へ上り信号を送信するステップCと
を含み、
ステップBにおいて、第1の中継局は更に、現在タイムスロットにおいて受信した下り信号及び上り信号のパイロット信号に基づいて、各自のビーム係数をそれぞれ推定し、
ステップCにおいて、第1の中継局は、次のタイムスロットにおいて更に、現在タイムスロットの下り信号のビーム係数を利用して、第2の中継局から受信した上り信号を基地局へ送信し、現在タイムスロットの上り信号のビーム係数を利用して、基地局から受信した下り信号を第2の中継局へ送信することを特徴とする空間分割デュプレックス通信方法。 - 同一タイムスロットにおいて送信される上り信号と下り信号は、互いに直交することを特徴とする請求項10に記載の空間分割デュプレックス通信方法。
- ステップAにおいて、
基地局が、周期的にブロードキャスト信号を送信するステップA1と、
中継局が、基地局からのブロードキャスト信号を転送し、ブロードキャスト信号に識別情報を付加するステップA2と、
端末が、フィードバック信号により、端末をカバーする中継局の識別情報を基地局へフィードバックするステップA3と、
基地局が、端末にリソースを割り当て、割り当て結果を端末及び対応する中継局へ送信するステップA4と
を含むことを特徴とする請求項10に記載の空間分割デュプレックス通信方法。 - 前記識別情報は、中継局の番号を含むことを特徴とする請求項12に記載の空間分割デュプレックス通信方法。
- 前記フィードバック信号は、端末がカバーされる中継局の対応するパスロス値、又はSINR値を更に含むことを特徴とする請求項13に記載の空間分割デュプレックス通信方法。
- 基地局、複数の中継局及び端末を含む中継局によるセルラーネットワークであって、基地局は、少なくとも一つのアンテナを有し、中継局は、少なくとも二つのアンテナを有し、
複数の中継局のうち少なくとも一つの中継局は、現在タイムスロットにおいて、基地局又は他の中継局からの下り信号と、端末又は他の中継局からの上り信号とを受信し、次のタイムスロットにおいて、受信した下り信号を他の中継局又は端末へ送信し、上り信号を他の中継局又は基地局へ送信し、
複数の中継局のうち少なくとも一つの中継局は、現在タイムスロットにおいて、下り信号を他の中継局又は端末へ送信し、上り信号を他の中継局又は基地局へ送信し、次のタイムスロットにおいて、基地局又は他の中継局からの下り信号と、端末又は他の中継局からの上り信号とを受信し、
中継局は、現在タイムスロットにおいて下り信号と上り信号とを受信した後、下り信号及び上り信号のそれぞれのパイロット信号に基づいて対応するビーム係数を取得し、次のタイムスロットにおいて、現在タイムスロットにおいて取得した下り信号のビーム係数を利用して上り信号を送信し、現在タイムスロットにおいて取得した上り信号のビーム係数を利用して下り信号を送信することを特徴とするセルラーネットワーク。 - 同一タイムスロットにおいて送信される上り信号と下り信号は、互いに直交することを特徴とする請求項15に記載のセルラーネットワーク。
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