JP4980099B2 - 積層体およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱寸法安定性、低誘電特性、非吸水性に優れたプリント基板やクッション材等の樹脂補強用基材、あるいはフィルター等に有用な積層体およびその製造方法に関する。
プリント基板における樹脂補強用基材としては古くからガラス繊維からなる織物あるいは不織布が広く使用されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながらガラス繊維の場合は誘電率が高い、比重が大きい、切断時に粉落ちが生じる等の問題があった。
ガラス繊維代替としては、アラミド繊維からなる織物や不織布が使用されるようになってきているが、アラミド繊維は吸湿性が高く誘電特性への信頼性が低いこと、および抄造方法にでしか紙あるいは不織布を製造することができないため薄型化が困難であった。
一方、溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル繊維からなる不織布を用いることが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2によれば、溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル繊維からなる不織布は近年の高速・大容量通信機器用基板に要求される低誘電特性を有しているが、不織布自体の熱膨張係数が若干大きく、熱寸法安定性の点で問題があった。
前記問題点を解決するためにガラス繊維、アラミド繊維からなるシート状補強材および溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル繊維からなる不織布のそれぞれに樹脂を含浸後乾燥させBステージ化(半硬化)した後、該シート状補強材と不織布を積層し硬化させる方法も考えられるが、該方法では含浸工程において作業が煩雑となっていた。
また樹脂含浸前に前記シート状補強材と不織布を高温プレスロールにて熱圧着させる方法もあるが、プレス条件として高温高圧が必要となるため溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル繊維からなる不織布の一部が溶融しプレスロールとの剥離が悪くなったり、不織布のフィルム化した部分において、熱圧着後の樹脂含浸性を阻害するといった問題があった。
特開昭62−011289号公報 特開2002−064254号公報
本発明の目的は、上記従来技術の背景・問題点に鑑みてなされたものであり、非吸湿性、低誘電特性、熱寸法安定性に優れ、かつ低コストで製造可能な補強基材用積層体を提供することにある。
本発明者等は、かかる課題を解決するために鋭意検討した結果、金網上に敷設したシート状強化材の上に溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルポリマーを高温高速の流体で吹付け、さらに下部より吸引捕集して、溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルからなる不織布とシート状強化材を熱接着させることにより、得られる積層体は上記した目的が達成されることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、310℃での溶融粘度が20Pa・s以下である溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルポリマーを金網上に敷設したシート状強化材(ロ)上へ紡糸温度310〜360℃、熱風温度310〜380℃、ノズル長1m当りのエアー量10〜50Nmの高温高速流体で吹付けながら下部より吸引捕集することにより、溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル繊維からなる不織布(イ)とシート状強化材(ロ)が熱接着されてなる積層体からなる樹脂補強成形体であり、好ましくは溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルからなる不織布(イ)の平均繊維径が1〜15μmであり、実質的に連続したフィラメントからなることを特徴とする上記の積層体からなる樹脂補強成形体であり、一方シート状強化材(ロ)が好ましくはガラス繊維あるいはアラミド繊維からなる織物、編物、不織布のいずれかである上記の積層体からなる樹脂補強成形体である。
本発明の積層体は、従来の溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル繊維からなる不織布とシート状強化材が樹脂含浸されて一体化された積層体と異なり、熱接着により一体化されているので、非吸湿性、低誘電特性、熱寸法安定性に優れたものとなる。
本発明において不織布に用いる溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルは、耐熱性、耐薬品性に優れた樹脂である。本発明にいう溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルとは、溶融相において光学的異方性(液晶性)を示す芳香族ポリエステルであり、例えば試料をホットステージに載せ窒素雰囲気下で加熱し、試料の透過光を観察することで認定できる。溶融異方性ポリエステルは芳香族ジオール、芳香族ジカルボン酸、芳香族ヒドロキシカルボン酸の反復構成単位を主成分とするものであり、例えば、以下に示す反復構成単位群の組合せからなるものが好ましい。
Figure 0004980099
これらの中でも、パラヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸が主成分となる構成、またはパラヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸とテレフタル酸とビフェノールが主成分となる構成の溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルが好ましい。
なお、上記溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルには、必要に応じて着色剤、無機フィラー、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の通常使用されている添加剤および熱可塑性エラストマーを本発明の機能を阻害しない範囲で添加してもよい。
次に本発明の溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル不織布(イ)の製造方法はフラッシュ紡糸法、メルトブロー法等を例示することができるが、極細繊維からなる不織布の製造が比較的容易であり、紡糸時に溶剤を必要とせず環境への影響を最小限とすることができる点からメルトブロー法で製造された不織布であることが好ましい。
メルトブロー法は公知の方法を採用することができ、例えば、溶融した溶融液晶形成性ポリエステルを、一列に配列した複数のノズル孔から溶融ポリマーとして吐出し、オリフィスダイに隣接して設備した噴射ガス口から高温高速空気を噴射せしめて、吐出された溶融ポリマーを細繊維化し、次いで細繊維化物をコレクタであるコンベヤネット上等に捕集して不織布を製造する方法が挙げられる。
メルトブロー法にて製造する場合、紡糸装置は従来公知のメルトブロー装置を用いることができる。紡糸条件としては、紡糸温度310〜360℃、熱風温度(一次エアー温度)310〜380℃、ノズル長1m当りのエアー量10〜50Nmとすることが好ましい。またこのようにして製造される本発明の不織布を構成する繊維の平均繊維径は1〜15μmであることが好ましい。平均繊維径が1μm未満では風綿が発生し繊維塊となりやすく、一方15μmを越えると地合が粗くなるため好ましくない。
なお、本発明において平均繊維径は、不織布を走査型電子顕微鏡で拡大撮影し、任意の100本の繊維径を測定した値の平均値を示す。
上記したような方法にて不織布を製造するにあたり、本発明で使用される溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルは、310℃での溶融粘度が20Pa・s以下であることが好ましい。310℃での溶融粘度が20Pa・sを越えると極細繊維化が困難であったり、重合時のオリゴマー発生、重合時や造粒時のトラブル発生等の理由から好ましくない。一方、溶融粘度が低すぎる場合も繊維化が困難であるため、310℃における溶融粘度が5Pa・s以上であることが好ましい。
次に本発明で使用されるシート状強化材(ロ)は、織物、編物、不織布等からなり、材質に特に制限はなく、耐熱性や絶縁性が要求される分野においてはガラス繊維、セラミック繊維、アラミド繊維からなる織物、編物、不織布等が例示される。また、例えば強度が重要で絶縁性や耐熱性等が必要とされない分野においては、カーボン繊維からなる織物、編物、不織布あるいは鉄、銅などの金属からなる織物、編物等が好ましく使用されるが、これらの中ではガラス繊維、アラミド繊維からなる織物、編物、不織布が物性のバランスの面から好適に用いることができる。
本発明の積層体において、用いられる溶融液晶形成性ポリエステルからなる不織布(イ)およびシート状強化材(ロ)の坪量については特に制限はなく、要求性能に応じて適宜調整することが可能であるが、200g/m以下が好ましい。200g/mを超えると捕集吸引力が低下し、補強材上への捕集が困難となる。
本発明において、溶融液晶形成性ポリエステルからなる不織布(イ)とシート状強化材(ロ)を積層一体化する装置の概念図を図1に示す。
巻き出しロール1よりシート状強化材2を成形機5の金網6上に敷き出し、敷設したシート状強化材2上へ前記メルトブロー法により溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルの細繊維化物4を前記した条件(紡糸温度、熱風温度、ノズル長1m当りのエアー量)の高温高速流体で吹付け、下部より吸引捕集して溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル不織布とシート強化材を熱接着により直接一体化する。そして、このようにして得られた積層体を巻取りロール9にて巻き取る。
このときのノズルと成形機の距離は1〜30cmであることが好ましく、より好ましくは2〜15cmである。ノズルと成形機の距離が近すぎると風綿飛散が著しく、ウエブ形成が困難であり、距離が長すぎると溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル不織布とシート強化材の接着性が低下する。
また、シート状強化材2の片面に溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルを前記した高温高速流体で吹き付けて熱接着により直接一体化させた後、このようにして得られた積層体をいったん巻取りロール9にて巻取り、再度この巻き取った積層体において溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルが吹き付けられていない面に溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルを高温高速流体で吹き付けて熱接着させて三層構造にしても何等構わない。
本発明において、シート状強化材の供給方法は必ずしもロール状でなくてもよく、開繊した短繊維の集合体をカード等で供給し、バインダーとして溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルを高温高速流体で吹き付けることも可能である。
このようにして得られた積層体を高温気体雰囲気下にて溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルの融点−40℃以上、該融点+20℃以下の温度で1時間以上熱処理することが好ましく、より好ましくは3〜72時間熱処理することで溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル繊維不織布において交絡点で融着されている部分の強度、および繊維自体の配向が進行することにより不織布の強度を向上させることができる。このときの熱処理は目的により緊張下、無緊張下のいずれでもよい。
熱処理温度が溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルの融点−40℃未満の温度で熱処理した場合、溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルの固相重合が進まず、不織布強度を向上させることができない。また熱処理温度が溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルの融点+20℃を越えるとポリマーが軟化し、繊維の溶融が生じるようになり、シートの一部がフィルム化して後工程での樹脂含浸性等において問題が発生する場合がある。
熱処理において、加熱媒体として用いる気体は窒素、酸素、アルゴン、炭酸ガスなどの混合気体または空気等が用いられる。
このようにして得られた本発明の積層体にエポキシ樹脂、BT(ビスマレイミド・トリアジン)樹脂、PPE(ポリフェニレンエーテル)樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸後、プレス成形にて硬化させることにより、耐熱寸法安定性、低誘電特性、非吸水性に優れた樹脂補強成形体を得ることができる。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明は実施例によって限定されるものではない。なお、本発明において積層体の剥離強度、樹脂含浸性、熱膨張係数は以下の測定方法により測定されたものを意味する。
[剥離強度 N/5cm]
積層体をJIS L1085試験法に準拠し、180度剥離試験を実施した。
すなわち、幅5cmの剥離試験片の片面を他面に対して平行に引っ張ることで層間剥離強度を測定した。
[樹脂含浸性]
後述する樹脂を含浸して得られた樹脂積層板を100℃沸騰水中で2時間煮沸し、強制的に樹脂積層板中に含有されている微細な気泡部に水分を浸透させ、その後、常温で付着水分を除去し、処理後の樹脂積層板を260℃に加熱したハンダ浴中に30秒間浸漬し、浸透水分の膨張による樹脂積層板の膨れの有無を目視により評価した。膨れが発生しない場合には樹脂含浸性が良好であると評価した。
[熱膨張係数 ppm/℃]
TAインスツルメント社製のTMAを使用して、幅5mm×長さ20mmの樹脂積層板に1gの荷重をかけ、昇温速度10℃/分で昇温し、温度−寸法変化率曲線を作図し、この曲線上の50℃の点と150℃の点とを結ぶ直線の勾配から熱膨張係数を求めた。
[参考例1]
多官能エポキシ樹脂〔ジャパンエポキシレジン社製「YL6046B80(登録商標)」〕130質量部とノボラック型硬化剤〔ジャパンエポキシレジン社製「YLH129B65(登録商標)」〕70質量部とイミダゾール型硬化促進剤〔ジャパンエポキシレジン社製「EM124(登録商標)」〕0.3質量部およびメチルエチルケトン130質量部を混合しマトリックス樹脂(ワニス)を調製した。
[参考例2]
後述する実施例1〜2、比較例1〜3の積層体に前記参考例1で製造したワニスを含浸させ、130℃で10分間乾燥し、樹脂含浸量65質量%のプリプレグを製造した。このプリプレグを4枚重ね、1mm厚みのステンレス板間に配置して、真空下、圧力40kgf/cm、温度180℃の条件下で1時間加圧加熱して樹脂積層板を製造した。
[実施例1]
(1)パラヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸との共重合物からなり、310℃での溶融粘度が15Pa・sである溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル(ポリプラスチックス株式会社製「Vectra-A」)を二軸押出機より押し出し、幅1mでホール数1000のノズルを有するメルトブローン不織布製造装置に供給し、単孔吐出量0.3g/分、樹脂温度310℃、熱風温度310℃、ノズル長1m当りのエアー量20Nm、ノズルと成形機の距離3cmの条件にて、成形機金網上に巻き出したシート状補強材であるガラス織物(旭シェーベル社製「品番1080」;坪量46.8g/m)上に、前記溶融液晶形成性ポリエステルを直接吹き付け、全坪量70g/mの積層体を得た。この積層体の剥離強度は1N/5cmであった。
(2)上記(1)で得られた積層体に、前記参考例2の方法にて樹脂積層板を製造し、樹脂含浸性、熱膨張係数を評価した。
樹脂含浸性の評価においては膨れは発生せず、含浸性が良好であることが確認された。また、熱膨張係数は20ppm/℃であり、熱寸法安定性に優れるものであった。
[実施例2]
シート状補強材としてガラス織物の替わりにアラミド繊維不織布〔デュポン社製「サーマウント(登録商標);坪量36g/m」を使用したこと以外は実施例1と同様にして積層体および樹脂積層板を得た。この積層体の剥離強度は1N/5cmであった。
樹脂含浸性の評価においては膨れは発生せず、含浸性が良好であることが確認された。また、熱膨張係数は25ppm/℃であり、熱寸法安定性に優れるものであった。
[比較例1]
実施例1と同一の条件で坪量25g/mの溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル不織布を製造後、オフライン加熱加圧スチールロール(由利ロール株式会社製)連続プレス装置を使用し、温度240℃、線圧200kgf/cmの条件で実施例1と同一のガラス織物と熱圧着させ、積層体を得た。
この積層体の剥離強度は0.3N/5cmと低く、その後の樹脂含浸工程で層間剥離が生じ、取扱性に劣っていた。
[比較例2]
オフライン加熱加圧スチールロールプレス装置の温度を290℃としたこと以外は比較例1と同様にして積層体を得た。
この積層体の剥離強力は1N/5cmであったが、溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル不織布のプレスロールからの離型性が悪く、プレスロールへ該不織布が部分的に溶着していた。
この積層体を使用し、前記参考例2の方法で樹脂積層板を製造し、樹脂含浸性、熱膨張係数を評価したが、前記不織布の一部がフィルム化しており、樹脂含浸性の評価において膨れが発生し、含浸性不良となることが確認された。
[比較例3]
比較例1の坪量25g/mの溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル不織布単体を使用し、前記参考例2の方法で樹脂積層板を製造し、樹脂含浸性、熱膨張係数を評価した。
樹脂含浸性の評価において膨れは発生せず、含浸性は良好であることが確認されたが、
熱膨張係数は35ppm/℃であり、実施例1、実施例2に比べて熱寸法安定性が劣っていた。
本発明の積層体は、従来の溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル繊維からなる不織布とシート状強化材が樹脂含浸されて一体化された積層体と異なり、熱接着により一体化されているので、非吸湿性、低誘電特性、熱寸法安定性に優れたものとなる。
このような特性を有する本発明の積層体はプリント基板やクッション材等の樹脂補強用基材、あるいはフィルター等に有用である。
本発明の積層体の製造工程の一例を示す図。
符号の説明
1 巻き出しロール
2 シート状強化材
3 ノズル
4 溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルの細繊維化物
5 成形機
6 金網
7 サクション
8 サクションブロア
9 巻取りロール

Claims (3)

  1. 310℃での溶融粘度が20Pa・s以下である溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルポリマーを金網上に敷設したシート状強化材(ロ)上へ紡糸温度310〜360℃、熱風温度310〜380℃、ノズル長1m当りのエアー量10〜50Nmの高温高速流体で吹付けながら下部より吸引捕集することにより、溶融液晶形成性全芳香族ポリエステル繊維からなる不織布(イ)とシート状強化材(ロ)が熱接着されてなる積層体からなる樹脂補強成形体
  2. 溶融液晶形成性全芳香族ポリエステルからなる不織布(イ)の平均繊維径が1〜15μmであり、実質的に連続したフィラメントからなることを特徴とする請求項1記載の積層体からなる樹脂補強成形体
  3. シート状強化材(ロ)がガラス繊維あるいはアラミド繊維からなる織物、編物、不織布のいずれかである請求項1または2記載の積層体からなる樹脂補強成形体
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