JP4979559B2 - ワーク搬送装置 - Google Patents
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Description
前記送り出し装置は、斜状に架設したコンベアの両側に一組の略く字形の揺動ア−ムを揺動可能に対向配置し、この一方の揺動ア−ムの下方に該ア−ムと同動可能な同調リンクを設け、また前記コンベアにシンリダの基端部を揺動可能に連結し、そのピストンロッドの先端部を前記同調リンクに連結して、一対の揺動ア−ムの先端部を近接離反動し、その端部間を開閉可能にしていた。
そして、一対の揺動ア−ムの前後端部を交互に近接離反動させ、それらの端部間を開閉して、揺動ア−ムの一端でコンベア上のワ−クを受け止め、この他端でワ−クを送り出すようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
そこで、大サイズのワ−クに対応して揺動ア−ムを構成すると、下流側で小サイズのワ−クを受け止め、これを開作動する際、上流側から複数のワ−クが連続して流入する、という問題があった。
このようなものとして、例えばコンベアの搬送方向に一対の揺動ア−ムを対向配置した二組のセンタリング装置、またはセンタリング装置とタイヤ蹴り出し装置を配置したものがある(例えば、特許文献2および3参照)。
請求項3の発明は、一方の送り出し装置に受け止めたワ−クの周面に、他方の送り出し装置の一対の旋回ア−ムを係合可能に設け、該一対の旋回ア−ムの係合力の分力ないし反力を介して、前記他方の送り出し装置を移動可能にし、他方の送り出し装置の駆動装置を要することなく、これを合理的に構成し、構成の簡潔化と製作の容易化ないし低廉化を図るようにしている。
請求項5の発明は、前記他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動形成後、前記一方の送り出し装置の旋回ア−ムを開作動可能にし、他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動から一定時間後、一方の送り出し装置の旋回ア−ムに受け止めていた種々のサイズのワ−クを確実に搬送コンベアへ送り出すようにしている。
請求項7の発明は、前記二つの送り出し装置の設置間隔を、前記搬送コンベアに搬送される最小サイズのワ−クの外径以下に設定して、二つの送り出し装置の間に介在するワ−クを最小サイズのワ−ク1個に規制し、その複数送りを確実に防止するるとともに、その小スペ−ス化によって、この種装置の小形化を図るようにしている。
請求項8の発明は、中間サイズ以上のワ−クに対し、前記他方の送り出し装置を移動可能にし、中間サイズ以上のワ−クの受け止めと送り出しを合理的に行なえるようにしている。
請求項9の発明は、大サイズ以上のワ−クに対し、前記他方の送り出し装置を強制的に移動可能にし、大サイズ以上のワ−クの受け止めと送り出しを合理的かつ速やかに行なえ、その生産性を向上するようにしている。
請求項3の発明は、一方の送り出し装置に受け止めたワ−クの周面に、他方の送り出し装置の一対の旋回ア−ムを係合可能に設け、該一対の旋回ア−ムの係合力の分力ないし反力を介して、前記他方の送り出し装置を移動可能にしたから、他方の送り出し装置の駆動装置を要することなく、これを合理的に構成し、構成の簡潔化と製作の容易化ないし低廉化を図ることができる。
請求項5の発明は、前記他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動形成後、前記一方の送り出し装置の旋回ア−ムを開作動可能にしたから、他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動から一定時間後、一方の送り出し装置の旋回ア−ムに受け止めていた種々のサイズのワ−クを確実に搬送コンベアへ送り出すことができる。
請求項7の発明は、前記二つの送り出し装置の設置間隔を、前記搬送コンベアに搬送される最小サイズのワ−クの外径以下に設定したから、二つの送り出し装置の間に介在するワ−クを最小サイズのワ−ク1個に規制し、その複数送りを確実に防止できるとともに、その小スペ−ス化によって、この種装置の小形化を図ることができる。
請求項8の発明は、中間サイズ以上のワ−クに対し、前記他方の送り出し装置を移動可能にしたから、中間サイズ以上のワ−クの受け止めと送り出しを合理的に行なうことができる。
請求項9の発明は、大サイズ以上のワ−クに対し、前記他方の送り出し装置を強制的に移動可能にし、大サイズ以上のワ−クの受け止めと送り出しを合理的かつ速やかに行なえ、その生産性を向上することができる。
前記搬送コンベア9の上流側にホイ−ルリフト(図示略)が配置され、該ホイ−ルリフトから円形のワ−クWである大小各種サイズのロ−ドホイ−ルW1〜W3が供給可能にされている。
前記W1,W2,W3は搬送コンベア9に搬送される小サイズ、中間サイズ、大サイズのロ−ドホイ−ルである。
前記取付板49,50は搬送コンベア9の外側の上方に対向して配置され、その対向面の上下位置に、上流側送り出し装置CUを構成する二つの軸受51,52が設置されている。
前記軸受51,52に回動軸53,54が下向きに回動可能に支持され、その下端部が搬送コンベア9の直上に位置している。
前記架台枠72は搬送コンベア9の上方に架設され、該架台枠72上に作動シリンダ73が設置され、そのピストンロッド74の先端部が前記連結枠47の内側面に固定されている。
その作動形態としては、例えば大サイズのロ−ドホイ−ルW3が搬送され、または中間サイズ以上のロ−ドホイ−ルW2,W3が連続して密接して搬送された場合がある。
すなわち、搬送コンベア9の上流側のホイ−ルリフト(図示略)から各種サイズのロ−ドホイ−ルW1〜W3が供給され、これらが搬送されて上流側送り出し装置CUに接近し、その先頭のロ−ドホイ−ルWを受け止め後、下流側送り出し装置CDにおける在席の有無を判定するようにしている。
その場合は、作動シリンダ73を縮小作動し、ピストンロッド74を収縮させて、ピストンロッド74の先端部を固定した連結枠48を上流側へ引き寄せ、上流側送り出し装置CUを上流側へ移動させて、上下流側送り出し装置CU,CDの設置間隔Lを広げるようにしている。
この後、上流側のホイ−ルリフトでロ−ドホイ−ルWの在席を確認し、下流側送り出し装置CDの旋回ア−ム30,31を閉作動し、また作動シリンダ73を伸長作動し、ピストンロッド74を伸長して、連結枠47を原位置に押し戻し、後行のロ−ドホイ−ルWの供給を待機するようにしている。
したがって、二つの送り出し装置を搬送コンベアの定位置に配置したものに比べて、それらの間のスペ−スを拡縮し、該スペ−スの有効利用を図って、各種サイズのロ−ドホイ−ルW1〜W3の介入を実現し得るようにしている。
したがって、二つの係合ロ−ラ32,33は搬送コンベア9の上方に最接近して位置し、その閉限状態を形成するとともに、駆動ア−ム35が下流側閉限検出センサ75に最接近して、該センサ75による閉限状態の検出が可能になる。
前記制御装置には種々の検出信号が入力され、これらの信号を基に各種サイズのロ−ドホイ−ルW1〜W3を下流側送り出し装置CDから1個ずつ送り出し可能にしている。
便宜上、これらが前記順序で搬送コンベア9に搬送された場合、先ず小サイズのロ−ドホイ−ルW1が上流側の閉状態の送り出し装置CUに流入し、係合ロ−ラ57,58に受け止められる。
前記駆動ア−ム60の作動によって、連結ロッド61が押し動かされ、他端の駆動ア−ム59が押し動かされて、回動軸53が押し回され、これに旋回ア−ム55が同動して拡開される。この拡開状況は図1の鎖線に示すようで、この開限状態が上流側開限検出センサ78で検出される。
この後、前記ロ−ドホイ−ルW1は送り出し装置CDに流入し、旋回ア−ム30,31の先端の係合ロ−ラ32,33に受け止められて、その在席を確認される。
前記在席が在席センサ79,80で検出されると、上流側送り出し装置CUの旋回ア−ム55,56が閉回動され、次のロ−ドホイ−ルW2の受け止め態勢に移行する。
そして、前記駆動ア−ム60の作動によって連結ロッド61を同動させ、他端の駆動ア−ム59を引き動かして、回動軸53を引き回し、これに旋回ア−ム55を同動させて閉作動する。この状況は図1の実線に示すようで、その閉限状態が上流側閉限検出センサ77によって検出される。
前記閉限検出は上流側閉限検出センサ77によって検出し、駆動ア−ム60が前記センサ77に最接近することによって検出される。
このような状況は、小サイズのロ−ドホイ−ルW1が連続して搬送される場合でも同様で、上下流側送り出し装置CU,CD間に1個のロ−ドホイ−ルW1を確実に介在させる
すなわち、作動シリンダ39を縮小作動し、ピストンロッド40を縮小して駆動ア−ム35を引き寄せ、この他端の回動軸29を引き回して、旋回ア−ム31を拡開回動する。
そして、前記搬出されたロ−ドホイ−ルW1が、送り出し装置CDの下流側に設置したセンサ(図示略)間を通過し、その搬出を検出されると、上流側のホイ−ルリフトにおけるロ−ドホイ−ルWの存否が確認され、その在席確認後に下流側送り出し装置CDが閉作動する。
その際、前記旋回ア−ム55,56の閉回動と同時に、タイマ(図示略)が始動し、上流側送り出し装置CUの閉限状態形成の所要時間を計測する。
このため、旋回ア−ム55,56は、その旋回過程でロ−ドホイ−ルW2に接触し、係合ロ−ラ57,58がロ−ドホイ−ルW2の周面を押圧し、その接触部の分力ないし反力によって、前記旋回ア−ム55,56が係合ロ−ラ57,58の接触部を支点に、てこの作用によって、上流側送り出し装置CUを搬送コンベア9の上流側方向への移動を促す。
したがって、前述のような作動シリンダ73による急速かつ強制的形成手段は実行されない。また、その際の上流側送り出し装置CUの移動距離は、ロ−ドホイ−ルW2,W1の直径差よりも若干小さく、その分上下流側送り出し装置CU,CDの設置間隔Lが広がる。
そして、前記搬出されたロ−ドホイ−ルW2が、送り出し装置CDの下流側に設置したセンサ(図示略)間を通過し、その搬出を検出されると、上流側のホイ−ルリフトにおけるロ−ドホイ−ルの存否が確認され、その在席確認後に下流側送り出し装置CDが閉作動する。
その際、前記旋回ア−ム55,56の閉回動と同時に、タイマ(図示略)が始動し、上流側送り出し装置CUの閉限状態形成の所要時間を計測する。
この場合の閉限状態形成の所要時間は、大径のロ−ドホイ−ルW3との接触分、ロ−ドホイ−ルW2よりも多く、タイマの設定時間を経過する。
そして、前記搬出されたロ−ドホイ−ルW3が、送り出し装置CDの下流側に設置したセンサ(図示略)間を通過し、その搬出を検出されると、上流側のホイ−ルリフトにおけるロ−ドホイ−ルの存否が確認され、その在席確認後に下流側送り出し装置CDが閉作動する。
そして、閉限状態形成に時間を要する一定サイズ以上のロ−ドホイ−ルWに対しては、送り出し装置CUを強制的かつ急速に移動させて、ロ−ドホイ−ルWの送り出しを促し、その生産性を向上するようにしたものである。
この実施形態は、下流側送り出し装置CUの閉限急速形成手段である作動シリンダ73と、その関連の構成を省略し、構成の簡潔化と製作の容易化ないし低廉化を図るとともに、旋回ア−ム55,56の閉回動時における係合ロ−ラ57,58とロ−ドホイ−ルWとの接触面圧力の分力ないし反力と、係合部を支点にした旋回ア−ムのてこ作用によって、上流側送り出し装置CUを移動させ、ロ−ドホイ−ルWの送り出し制御を簡潔にしている
したがって、この場合は各種サイズのロ−ドホイ−ルW1〜W3を所定間隔で搬送する必要がある。
30,31 旋回ア−ム
55,56 旋回ア−ム
CU 上流側送り出し装置
CD 下流側送り出し装置
W1 小サイズのワ−ク
W2 中間サイズのワ−ク
W3 大サイズのワ−ク
L 設置間隔
Claims (9)
- ワークを搬送可能な搬送コンベアの搬送域に二つの送り出し装置を設け、前記送り出し装置は、搬送コンベアの搬送域に出没可能な一対の旋回アームを備え、前記旋回アームの開閉作動を介して、前記ワークを受け止め、かつ送り出し可能にし、前記二つの送り出し装置の間で前記ワークを交互に受け止め、かつ送り出し可能にしたワーク搬送装置において、前記二つの送り出し装置の間に介入する前記ワークのサイズに応じて、二つの送り出し装置の設置間隔を可変調整可能に設けたことを特徴とするワーク搬送装置。
- 前記送り出し装置の何れか一方を、搬送コンベアの搬送方向に移動可能にした請求項1記載のワーク搬送装置。
- 一方の送り出し装置に受け止めたワークの周面に、他方の送り出し装置の一対の旋回アームを係合可能に設け、該一対の旋回アームの係合力の分力ないし反力を介して、前記他方の送り出し装置を移動可能にした請求項2記載のワーク搬送装置。
- 前記他方の送り出し装置の前記ワーク周面に対する旋回アームの閉作動時間が一定時間経過した際、前記他方の送り出し装置を移動可能に設け、前記旋回アームを強制的に閉作動可能にした請求項3記載のワーク搬送装置。
- 前記他方の送り出し装置の旋回アームの閉作動形成後、前記一方の送り出し装置の旋回アームを開作動可能にした請求項3または請求項4記載のワーク搬送装置。
- 前記他方の送り出し装置の旋回アームの閉作動形成後、該旋回アームの先端部に後行のワークを受け止め可能にした請求項3または請求項4記載のワーク搬送装置。
- 前記二つの送り出し装置の設置間隔を、前記搬送コンベアに搬送される最小サイズのワークの外径以下に設定した請求項1記載のワーク搬送装置。
- 中間サイズ以上のワークに対し、前記他方の送り出し装置を移動可能にした請求項3記載のワ−ク搬送装置。
- 大サイズ以上のワークに対し、前記他方の送り出し装置を強制的に移動可能にした請求項4記載のワーク搬送装置。
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