JP4979559B2 - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4979559B2
JP4979559B2 JP2007320568A JP2007320568A JP4979559B2 JP 4979559 B2 JP4979559 B2 JP 4979559B2 JP 2007320568 A JP2007320568 A JP 2007320568A JP 2007320568 A JP2007320568 A JP 2007320568A JP 4979559 B2 JP4979559 B2 JP 4979559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
workpiece
delivery
conveyor
dohoi
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007320568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009143644A (ja
Inventor
照治 野村
達哉 西村
Original Assignee
株式会社アルティア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アルティア filed Critical 株式会社アルティア
Priority to JP2007320568A priority Critical patent/JP4979559B2/ja
Publication of JP2009143644A publication Critical patent/JP2009143644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4979559B2 publication Critical patent/JP4979559B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Description

本発明は、例えば各種サイズのロ−ドホイ−ルやタイヤ等のワ−クの搬送に好適で、搬送コンベアに混在して搬送される各種サイズのワ−クに応じて、二つの送り出し装置の設置間隔を可変調整し、ワ−クの受け止めと送り出しを1個ずつ確実に行なえるとともに、前記設置間隔の調整を合理的かつ確実に行ない、各種サイズのワ−クの搬送を合理的かつ能率良く行なえるようにしたワ−ク搬送装置に関する。
自動車の生産ラインには、ロ−ドホイ−ルやタイヤ等のワ−クを1個ずつ送り出すワ−ク送り出し装置が装備されている。
前記送り出し装置は、斜状に架設したコンベアの両側に一組の略く字形の揺動ア−ムを揺動可能に対向配置し、この一方の揺動ア−ムの下方に該ア−ムと同動可能な同調リンクを設け、また前記コンベアにシンリダの基端部を揺動可能に連結し、そのピストンロッドの先端部を前記同調リンクに連結して、一対の揺動ア−ムの先端部を近接離反動し、その端部間を開閉可能にしていた。
前記同調リンクは、前部に連結杆の一端を連結し、この他端を他方の揺動ア−ムの後部に連結し、揺動ア−ムの後部を前部側の作動に連動して近接離反動可能に連結し、その端部間を開閉可能にしていた。
そして、一対の揺動ア−ムの前後端部を交互に近接離反動させ、それらの端部間を開閉して、揺動ア−ムの一端でコンベア上のワ−クを受け止め、この他端でワ−クを送り出すようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この従来の装置は、搬送コンベアに大サイズのワ−クが搬送され、これが揺動ア−ムに流入した場合、揺動ア−ムがワ−クに周面に接触して閉作動が完結されず、ワ−クの受け止めが困難になるという問題があった。
そこで、大サイズのワ−クに対応して揺動ア−ムを構成すると、下流側で小サイズのワ−クを受け止め、これを開作動する際、上流側から複数のワ−クが連続して流入する、という問題があった。
そこで、前記問題を解決するため、搬送コンベアの搬送域に二つの送り出し装置を設けることが考えられる。
このようなものとして、例えばコンベアの搬送方向に一対の揺動ア−ムを対向配置した二組のセンタリング装置、またはセンタリング装置とタイヤ蹴り出し装置を配置したものがある(例えば、特許文献2および3参照)。
このうち、前者は、揺動ア−ムによって測定タイヤをセンタリングし、センタリング後、前記タイヤをクランプしてタイヤ検査の所定位置まで持ち上げ、検査後のタイヤをコンベアに載せてタイヤ蹴り出し装置に移送し、これをタイヤ蹴り出し装置の揺動ア−ムで保持して、下流側の次工程へ搬出するようにしている。
しかし、前記センタリング装置とタイヤ蹴り出し装置、または二組のセンタリング装置は、平面的にコンベアの定位置に配置され、このうち前者は、センタリング装置とタイヤ蹴り出し装置は同期可能に構成され、各装置におけるタイヤを次工程へ同時に搬出可能にしており、後者の第1センタリング装置は、該センタリング装置のシステムに基いて、タイヤを1個づつ順次第2センタリング装置へ搬出可能にしていて、前記二組のセンタリング装置、またはセンタリング装置とタイヤ蹴り出し装置では、各装置が連係してワ−クを送り出すことができず、しかも各種サイズのワ−クが混在して搬送された場合に対応できない、という問題があった。
特公平7−55607号公報 特許第2737020号公報 特公平8−13517号公報
本発明はこのような問題を解決し、例えば各種サイズのロ−ドホイ−ルやタイヤ等のワ−クの搬送に好適で、搬送コンベアに混在して搬送される各種サイズのワ−クに応じて、二つの送り出し装置の設置間隔を可変調整し、ワ−クの受け止めと送り出しを1個ずつ確実に行なえるとともに、前記設置間隔の調整を合理的かつ確実に行ない、各種サイズのワ−クの搬送を合理的かつ能率良く行なえるようにした、ワ−ク搬送装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ワ−クを搬送可能な搬送コンベアの搬送域に二つの送り出し装置を設け、前記送り出し装置は、搬送コンベアの搬送域に出没可能な一対の旋回ア−ムを備え、前記旋回ア−ムの開閉作動を介して、前記ワ−クを受け止め、かつ送り出し可能にし、前記二つの送り出し装置の間で前記ワ−クを交互に受け止め、かつ送り出し可能にしたワ−ク搬送装置において、前記二つの送り出し装置の間に介入する前記ワ−クのサイズに応じて、二つの送り出し装置の設置間隔を可変調整可能に設け、二つの送り出し装置の間に種々のサイズのワ−クを介入可能に設け、種々のサイズのワ−クの送り出しと受け止めに応じられ、これを確実に行なえるとともに、各種サイズのワ−クの搬送を実現するようにしている。
請求項2の発明は、前記送り出し装置の何れか一方を、搬送コンベアの搬送方向に移動可能にし、二つの送り出し装置の設置間隔をワ−クのサイズに応じて調整可能にして、種々のサイズのワ−クの送り出しと受け止めに応じられるようにしている。
請求項3の発明は、一方の送り出し装置に受け止めたワ−クの周面に、他方の送り出し装置の一対の旋回ア−ムを係合可能に設け、該一対の旋回ア−ムの係合力の分力ないし反力を介して、前記他方の送り出し装置を移動可能にし、他方の送り出し装置の駆動装置を要することなく、これを合理的に構成し、構成の簡潔化と製作の容易化ないし低廉化を図るようにしている。
請求項4の発明は、前記他方の送り出し装置の前記ワ−ク周面に対する旋回ア−ムの閉作動時間が一定時間経過した際、前記他方の送り出し装置を移動可能に設け、前記旋回ア−ムを強制的に閉作動可能にし、前記他方の送り出し装置の前記ワ−ク周面に対する旋回ア−ムの閉作動の速やかな形成を図り、その生産性の向上を図るようにしている。
請求項5の発明は、前記他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動形成後、前記一方の送り出し装置の旋回ア−ムを開作動可能にし、他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動から一定時間後、一方の送り出し装置の旋回ア−ムに受け止めていた種々のサイズのワ−クを確実に搬送コンベアへ送り出すようにしている。
請求項6の発明は、前記他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動形成後、該旋回ア−ムの先端部に後行のワ−クを受け止め可能にし、他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動から一定時間後、後行の種々のサイズのワ−クを確実に受け止めるようにしている。
請求項7の発明は、前記二つの送り出し装置の設置間隔を、前記搬送コンベアに搬送される最小サイズのワ−クの外径以下に設定して、二つの送り出し装置の間に介在するワ−クを最小サイズのワ−ク1個に規制し、その複数送りを確実に防止するるとともに、その小スペ−ス化によって、この種装置の小形化を図るようにしている。
請求項8の発明は、中間サイズ以上のワ−クに対し、前記他方の送り出し装置を移動可能にし、中間サイズ以上のワ−クの受け止めと送り出しを合理的に行なえるようにしている。
請求項9の発明は、大サイズ以上のワ−クに対し、前記他方の送り出し装置を強制的に移動可能にし、大サイズ以上のワ−クの受け止めと送り出しを合理的かつ速やかに行なえ、その生産性を向上するようにしている。
請求項1の発明は、二つの送り出し装置の間に介入する前記ワ−クのサイズに応じて、二つの送り出し装置の設置間隔を可変調整可能に設けたから、二つの送り出し装置の間に種々のサイズのワ−クを介入でき、各種サイズのワ−クの送り出しと受け止めに応じられ、これを確実に行なえるとともに、各種サイズのワ−クの搬送を実現すことができる。
請求項2の発明は、前記送り出し装置の何れか一方を、搬送コンベアの搬送方向に移動可能にし、二つの送り出し装置の設置間隔をワ−クのサイズに応じて調整可能にしたから、種々のサイズのワ−クの送り出しと受け止めに応じられる効果がある。
請求項3の発明は、一方の送り出し装置に受け止めたワ−クの周面に、他方の送り出し装置の一対の旋回ア−ムを係合可能に設け、該一対の旋回ア−ムの係合力の分力ないし反力を介して、前記他方の送り出し装置を移動可能にしたから、他方の送り出し装置の駆動装置を要することなく、これを合理的に構成し、構成の簡潔化と製作の容易化ないし低廉化を図ることができる。
請求項4の発明は、前記他方の送り出し装置の前記ワ−ク周面に対する旋回ア−ムの閉作動時間が一定時間経過した際、前記他方の送り出し装置を移動可能に設け、前記旋回ア−ムを強制的に閉作動可能にしたから、前記他方の送り出し装置の前記ワ−ク周面に対する旋回ア−ムの閉作動の速やかな形成を図れ、その生産性の向上を図ることができる。
請求項5の発明は、前記他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動形成後、前記一方の送り出し装置の旋回ア−ムを開作動可能にしたから、他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動から一定時間後、一方の送り出し装置の旋回ア−ムに受け止めていた種々のサイズのワ−クを確実に搬送コンベアへ送り出すことができる。
請求項6の発明は、前記他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動形成後、該旋回ア−ムの先端部に後行のワ−クを受け止め可能にしたから、他方の送り出し装置の旋回ア−ムの閉作動から一定時間後、後行の種々のサイズのワ−クを確実に受け止めることができる
請求項7の発明は、前記二つの送り出し装置の設置間隔を、前記搬送コンベアに搬送される最小サイズのワ−クの外径以下に設定したから、二つの送り出し装置の間に介在するワ−クを最小サイズのワ−ク1個に規制し、その複数送りを確実に防止できるとともに、その小スペ−ス化によって、この種装置の小形化を図ることができる。
請求項8の発明は、中間サイズ以上のワ−クに対し、前記他方の送り出し装置を移動可能にしたから、中間サイズ以上のワ−クの受け止めと送り出しを合理的に行なうことができる。
請求項9の発明は、大サイズ以上のワ−クに対し、前記他方の送り出し装置を強制的に移動可能にし、大サイズ以上のワ−クの受け止めと送り出しを合理的かつ速やかに行なえ、その生産性を向上することができる。
以下、本発明を自動車の生産ラインにおけるロ−ドホイ−ルの搬送に適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図6において1〜4は作業床面(図示略)から立設された矩形管状の支柱枠で、その中高位置に矩形管状の縦枠5,6と横枠7,8とが架設され、該横枠7,8上に搬送コンベア9のコンベアフレ−ム10,11が平行に設置されている。
前記コンベアフレ−ム10,11の間に複数のコンベアロ−ラ−12が回転可能に軸支され、その一側にスプロケットホイ−ル13が同軸上に固定され、該スプロケットホイ−ル13にチェ−ン14が巻き掛けられていて、該チェ−ン14を矢視方向へ周回可能にしている。
前記搬送コンベア9の上流側にホイ−ルリフト(図示略)が配置され、該ホイ−ルリフトから円形のワ−クWである大小各種サイズのロ−ドホイ−ルW〜Wが供給可能にされている。
前記前部側の支柱枠1,2の上端部に、張出枠15,16が前方へ突設され、該張出枠15,16の前端部に、コ−ナ−枠17,18を介して支持枠19,20が内側に突設され、該支持枠19,20の内端部に、継手板21,22を介して補強枠23が架設されている。
前記支持枠19,20の後部に縦長の取付板24,25が取り付けられ、該取付板24,25の上下位置に、下流側送り出し装置Cを構成する二つの軸受26,27が設置され、該軸受26,27に回動軸28,29が下向きに回動可能に支持され、その下端部が搬送コンベア9の直上に位置している。
前記回動軸28,29に各一対の旋回ア−ム30,31の基部が固定され、各ア−ム30,31の先端部に円筒状の係合ロ−ラ32,33が垂直に取り付けられ、該係合ロ−ラ32,33を、各種サイズのロ−ドホイ−ルW〜Wの周面に係合可能に配置している
前記W,W,Wは搬送コンベア9に搬送される小サイズ、中間サイズ、大サイズのロ−ドホイ−ルである。
前記回動軸28,29の上端部に短小の駆動ア−ム34,35の基部が固定され、このうち駆動ア−ム34は旋回ア−ム30と同相位置に配置され、駆動ア−ム35は旋回ア−ム31と略逆相位置に配置され、これらの駆動ア−ム34,35に連結ロッド36の両端が回動可能に連結されている。
前記補強枠23の前部の一側に継手金具37が取り付けられ、該継手金具37に連結金具38が連結され、該金具38に作動シリンダ39の基部が回動可能に連結されていて、そのピストンロッド40の先端部が、前記駆動ア−ム35の先端部に回動可能に連結されている。
そして、前記ピストンロッド40の伸縮作動を介して、駆動ア−ム35を回動し、これに連結ロッド36を同動させて駆動ア−ム34を回動し、前記旋回ア−ム30,31を互いに反対方向へ等角度回動して、係合ロ−ラ32,33を近接離反動、つまり開閉可能にしている。
一方、搬送コンベア9の外側に配置した支柱枠1,3および2,4の上端部間に、矩形管状の支持枠41,42が架設され、該支持枠41,42上にスペ−サを介して直杆状のガイドレ−ル43,44が敷設され、該ガイドレ−ル43,44に逆U字形断面のスライダ−45,46が摺動可能に嵌合している。
前記スライダ−45,46は、後述のようにロ−ドホイ−ルのサイズに応じて自在にまたは強制的ないし急速に移動可能にされ、上下流側送り出し装置C,Cの設置間隔Lを可変調整可能にされている。
前記左右のスライダ−45,46は連結枠47,48を介して連結され、該連結枠47,48の両側を矩形の取付板49,50で連結している。
前記取付板49,50は搬送コンベア9の外側の上方に対向して配置され、その対向面の上下位置に、上流側送り出し装置Cを構成する二つの軸受51,52が設置されている。
前記軸受51,52に回動軸53,54が下向きに回動可能に支持され、その下端部が搬送コンベア9の直上に位置している。
前記回動軸53,54に各一対の旋回ア−ム55,56の基部が固定され、各ア−ム55,56の先端部に円筒状の係合ロ−ラ57,58が垂直に取り付けられ、該係合ロ−ラ57,58を、前記ロ−ドホイ−ルW〜Wの周面に係合可能に配置している。
前記係合ロ−ラ32,33と係合ロ−ラ57,58の閉限時におけるピッチ間隔、つまり設置間隔Lは、ロ−ドホイ−ルWのサイズに応じて自在に調整可能にされ、最下流側へ移動した係合ロ−ラ57,58と、係合ロ−ラ32,33の各閉限時における最小の設置間隔Lを、搬送コンベア9に搬送される最小サイズのワ−ク、実施形態では小サイズのロ−ドホイ−ルWの直径よりも若干小さく、つまりロ−ドホイ−ルWの外径以下に設定している。
前記回動軸53,54の上端部に短小の駆動ア−ム59,60の基部が固定され、このうち駆動ア−ム59は旋回ア−ム55と同相位置に配置され、駆動ア−ム60は旋回ア−ム56と略逆相位置に配置され、これらの駆動ア−ム59,60に連結ロッド61の両端が回動可能に連結されている。
前記連結枠47の一側に継手金具62が取り付けられ、該継手金具62に連結金具63が連結され、該金具63に作動シリンダ64の基部が回動可能に連結されていて、ピストンロッド65の先端部を、前記駆動ア−ム60の先端部に回動可能に連結している。
そして、前記ピストンロッド65の伸縮作動を介して、駆動ア−ム60を回動し、これに連結ロッド61を同動させて駆動ア−ム59を回動し、前記旋回ア−ム55,56を互いに反対方向へ等角度回動して、係合ロ−ラ57,58を近接離反動、つまり開閉可能にしている。図中、66,67は取付板49,50と連結枠47,48に両端を固定した補強板である。
なお、実施形態の旋回ア−ム55,56は、前記旋回ア−ム30,31よりも短小で、その旋回中心の回動軸53,54が、前記回動軸28,29よりも若干搬送コンベア9寄りに配置され、また一方の旋回ア−ム56と駆動ア−ム60の交差角度を、同側の旋回ア−ム31と駆動ア−ム35の交差角度よりも小さく形成し、係合ロ−ラ57,58の閉限時における最小ピッチを、係合ロ−ラ32,33のそれよりも広く設定しているが、これらを同一に形成し設定することも可能である。
前記支柱枠3,4の上端部間に横枠68が架設され、また支持枠41,42の内側に架枠69,70が垂直に架設され、該架枠69,70上に横桁71が架設されていて、該横枠68と横桁71の中央位置に、架台枠72が搬送コンベア9の搬送方向に配置されている。
前記架台枠72は搬送コンベア9の上方に架設され、該架台枠72上に作動シリンダ73が設置され、そのピストンロッド74の先端部が前記連結枠47の内側面に固定されている。
前記作動シリンダ73は、上流側送り出し装置Cの閉作動後、所定時間内に旋回ア−ム55,56が閉限状態を形成しない場合、その急速形成手段として縮小作動可能にされている。
その作動形態としては、例えば大サイズのロ−ドホイ−ルWが搬送され、または中間サイズ以上のロ−ドホイ−ルW,Wが連続して密接して搬送された場合がある。
図中、75は旋回ア−ム30,31の閉限位置、すなわち係合ロ−ラ32,33の最小ピッチを形成する旋回ア−ム30,31の縮小回動位置、を検出可能な近接スイッチ等の下流側閉限検出センサで、駆動ア−ム35の拡開回動位置に臨ませて支持枠20上に設置され、その検出信号を制御装置(図示略)へ入力可能にしている。
76は旋回ア−ム30,31の開限位置、すなわち係合ロ−ラ32,33の最大ピッチを形成する旋回ア−ム30,31の拡開回動位置、を検出可能な近接スイッチ等の下流側開限検出センサで、旋回ア−ム31の最大回動位置に臨ませて横枠5上に設置され、その検出信号を制御装置(図示略)へ入力可能にしている。
77は旋回ア−ム55,56の閉限位置、すなわち係合ロ−ラ57,58の最小ピッチを形成する旋回ア−ム55,56の縮小回動位置、を検出可能な近接スイッチ等の上流側閉限検出センサで、駆動ア−ム60の拡開回動位置に臨ませて連結枠47上に設置され、その検出信号を制御装置(図示略)へ入力可能にしている。
この場合、前記旋回ア−ム55,56の閉限時における係合ロ−ラ57,58の最小ピッチDは、最小サイズのロ−ドホイ−ルWの直径と略同一か若干狭めに設定され、下流側送り出し装置Cに最小サイズのロ−ドホイ−ルWが受け止められた場合は、上流側送り出し装置Cの閉限状態が速やかに形成され、前記作動シリンダ73が伸縮作動をすることはない。
78は旋回ア−ム55,56の開限位置、すなわち係合ロ−ラ57,58の最大ピッチを形成する旋回ア−ム55,56の拡開回動位置、を検出可能な近接スイッチ等の上流側開限検出センサで、旋回ア−ム56の最大回動位置に臨ませて連結枠8上に設置され、その検出信号を制御装置(図示略)へ入力可能にしている。
79,80は下流側の旋回ア−ム30,31によるロ−ドホイ−ルWの受け止めの存否を検出可能な、投光部79と受光部80とからなる光電スイッチ等の在席検出センサで、搬送コンベア9の直上の定位置に設置され、その光軸81を旋回ア−ム30,31の閉限位置における係合ロ−ラ32,33の間に設定し、ロ−ドホイ−ルによる遮光の有無によって前記在席を検出し、その検出信号を制御装置(図示略)へ入力可能にしている。
前記制御装置は前述した種々の検出信号を受け入れ、これらの信号を基に各種サイズのロ−ドホイ−ルWを上流側送り出し装置Cで受け止め、これを下流側送り出し装置Cへ送り出し、該送り出し装置Cから1個ずつ下流側の次工程へ送り出し可能にしている
前記制御装置によるロ−ドホイ−ルWの送り出し制御ル−チンは図4のようである。
すなわち、搬送コンベア9の上流側のホイ−ルリフト(図示略)から各種サイズのロ−ドホイ−ルW〜Wが供給され、これらが搬送されて上流側送り出し装置Cに接近し、その先頭のロ−ドホイ−ルWを受け止め後、下流側送り出し装置Cにおける在席の有無を判定するようにしている。
前記在席センサ79,80によってロ−ドホイ−ルWが検出されないときは、更に下流側送り出し装置Cが閉限状態であるか否かを、下流側閉限検出センサ75によって確認し、該センサ75で閉限状態を検出し、かつ下流側閉限検出センサ75の下流側に設けたセンサ(図示略)によって、下流側送り出し装置Cから送り出されたロ−ドホイ−ルを検出した際、上流側送り出し装置Cの旋回ア−ム55,56が拡開し、受け止めていたロ−ドホイ−ルWを下流側送り出し装置C側へ送り出すようにしている。
そして、前記ロ−ドホイ−ルWが下流側送り出し装置Cへ流入し、該ホイ−ルの下流側送り出し装置Cにおける在席の有無を判定し、前記在席を在席センサ79,80で検出すると、上流側送り出し装置Cの旋回ア−ム55,56を閉回動するようにしている
その際、旋回ア−ム55,56の閉回動と同時にタイマ(図示略)を始動し、上流側送り出し装置Cの閉限状態の所要時間を計測し、それがタイマの設定時間以上の場合は、作動シリンダ73を駆使して閉限状態を急速形成するようにしている。
すなわち、大サイズのロ−ドホイ−ルWが下流側送り出し装置Cに受け止められ、上流側送り出し装置Cの閉限状態がタイマの設定時間を超えた場合は、その急速形成手段として、作動シリンダ73を作動可能にしている。
その場合は、作動シリンダ73を縮小作動し、ピストンロッド74を収縮させて、ピストンロッド74の先端部を固定した連結枠48を上流側へ引き寄せ、上流側送り出し装置Cを上流側へ移動させて、上下流側送り出し装置C,Cの設置間隔Lを広げるようにしている。
その際、旋回ア−ム55,56の先端の係合ロ−ラ57,58をロ−ドホイ−ルWの外周に接触させ、その接触面圧力の分力ないし反力によって、前記接触部を支点に旋回アーム55,56がてこの作用を介し、上流側送り出し装置Cを上流側へ移動させ、旋回ア−ム55,56の閉回動角度を漸増させて、閉限状態を急速かつ強制的に形成するようにしている。
一方、小サイズ以上で大サイズ以下の中間サイズのロ−ドホイ−ルWが下流側送り出し装置Cに受け止められ、上流側送り出し装置Cが閉作動を開始すると、旋回ア−ム55,56が互いに近接して閉回動し、その係合ロ−ラ57,58をロ−ドホイ−ルWの周面に押し付けるようにしている。
その際、係合ロ−ラ57,58の接触部における接触面圧力の分力ないし反力によって、前記係合ロ−ラ57,58の接触部を支点に、旋回ア−ム55,56がてこの作用によって、上流側送り出し装置Cを搬送コンベア9の上流側へ移動させ、旋回ア−ム55,56の閉回動角度を漸増させて、閉限状態を形成するようにしている。
この場合の閉限状態形成の所要時間は、タイマの設定時間以内で、前述のような作動シリンダ73による急速かつ強制手段を使用しないようにしている。また、その際の上流側送り出し装置Cの移動距離は、ロ−ドホイ−ルW,Wの直径差より若干少なく設定されている。
こうして種々の方法または形態によって、上流側送り出し装置Cの閉限状態が形成された後、下流側送り出し装置Cの旋回ア−ム30,31を開作動し、受け止めていたロ−ドホイ−ルWを下流側の次工程へ搬送するようにしている。
この後、上流側のホイ−ルリフトでロ−ドホイ−ルWの在席を確認し、下流側送り出し装置Cの旋回ア−ム30,31を閉作動し、また作動シリンダ73を伸長作動し、ピストンロッド74を伸長して、連結枠47を原位置に押し戻し、後行のロ−ドホイ−ルWの供給を待機するようにしている。
このように構成した本発明のワ−ク搬送装置は、搬送コンベア9に二つの送り出し装置C,Cを上下流位置に配置し、このうち一方の送り出し装置をワ−クの搬送方向に移動可能に構成し、該送り出し装置C,Cの間隔Lをワ−クサイズに応じて可変調整し、各種サイズのワ−クWを確実に受け止め1個ずつ送り出すようにしている。
そして、異なるサイズのワ−クW3に対しては、送り出し装置Cの移動を促し、ワ−クの速やかな送り出しを図る一方、中間サイズのワ−クWに対しては、ワ−クを受け止める旋回ア−ム55,56の閉作動によって、送り出し装置Cの移動と設置間隔Lの調整を促すようにしている。
したがって、二つの送り出し装置を搬送コンベアの定位置に配置したものに比べて、それらの間のスペ−スを拡縮し、該スペ−スの有効利用を図って、各種サイズのロ−ドホイ−ルW〜Wの介入を実現し得るようにしている。
このようなワ−ク搬送装置装置は、常時は下流側送り出し装置Cの作動シリンダ39が伸長作動し、ピストンロッド40が伸長して、駆動ア−ム35の先端部を外側へ押し出し、回動軸29を同方向へ押し回わして、旋回ア−ム31を搬送コンベア9の内側へ閉回動し、該ア−ム31の先端部の係合ロ−ラ33を搬送コンベア9の最内側位置に位置付けている。
前記駆動ア−ム35が前記のように外側へ押し回わされると、該ア−ム35に連結された連結ロッド36が同方向へ移動し、他端の駆動ア−ム34を同方向へ引き寄せて、回動軸28を引き回し、旋回ア−ム30を搬送コンベア9の内側へ閉回動して、該ア−ム30の先端部の係合ロ−ラ32を搬送コンベア9の最内側位置に位置付ける。この状況は図1の実線に示すようである。
したがって、二つの係合ロ−ラ32,33は搬送コンベア9の上方に最接近して位置し、その閉限状態を形成するとともに、駆動ア−ム35が下流側閉限検出センサ75に最接近して、該センサ75による閉限状態の検出が可能になる。
一方、上流側送り出し装置Cは、常時は作動シリンダ73が伸長作動し、そのピストンロッド74が伸長して、連結枠47をガイドレ−ル43,44に沿って搬送コンベア9の最下流側へ押し出し、下流側送り出し装置Cに隣接して位置している。この状況は図1の実線に示すようである。
前記状態の送り出し装置Cは、作動シリンダ64が伸長作動し、ピストンロッド65が伸長して、駆動ア−ム60の先端部を外側へ押し出し、回動軸54を同方向へ押し回わして、旋回ア−ム56を搬送コンベア9の内側へ閉回動し、該ア−ム56の先端部の係合ロ−ラ58を搬送コンベア9の最内側位置に位置付ける。この状況は図1の実線に示すようである。
したがって、二つの係合ロ−ラ57,58は搬送コンベア9の上方に最接近して位置し、その閉限状態を形成するとともに、駆動ア−ム60が上流側閉限検出センサ77に最接近して、該センサ77による閉限状態の検出を可能にしている。
このような状況において、搬送コンベア9の上流側から各種サイズのロ−ドホイ−ルW〜Wが混在して供給されると、ワ−クの送り出し制御が制御装置(図示略)によって開始される。
前記制御装置には種々の検出信号が入力され、これらの信号を基に各種サイズのロ−ドホイ−ルW〜Wを下流側送り出し装置Cから1個ずつ送り出し可能にしている。
前記制御装置の制御ル−チンは図4のようで、搬送コンベア9の上流側のホイ−ルリフト(図示略)から、各種サイズのロ−ドホイ−ルW〜Wが供給される。
便宜上、これらが前記順序で搬送コンベア9に搬送された場合、先ず小サイズのロ−ドホイ−ルWが上流側の閉状態の送り出し装置Cに流入し、係合ロ−ラ57,58に受け止められる。
次に、下流側送り出し装置Cにおけるロ−ドホイ−ルWの在席の有無が判定され、該在席は在席センサ79,80で検出可能にされ、これが検出されないとき、つまり先行のロ−ドホイ−ルWを送り出し後は、更に下流側送り出し装置Cの閉限状態の存否を確認し、送り出し装置Cにおけるロ−ドホイ−ルWの受け入れ態勢を確認する。
そして、下流側閉限検出センサ75が旋回ア−ム30,31の閉限状態を検出し、前記センサ75の下流側に設けたセンサ(図示略)によって、先行のロ−ドホイ−ルWの搬出を検出し、上流側送り出し装置Cによるロ−ドホイ−ルWの送り出し状態が整ったところで、送り出し装置Cの旋回ア−ム55,56を拡開作動する。
すなわち、作動シリンダ64を縮小作動し、ピストンロッド65を縮小して駆動ア−ム60を引き寄せ、この他端の回動軸54を引き回して旋回ア−ム56を拡開回動する。
前記駆動ア−ム60の作動によって、連結ロッド61が押し動かされ、他端の駆動ア−ム59が押し動かされて、回動軸53が押し回され、これに旋回ア−ム55が同動して拡開される。この拡開状況は図1の鎖線に示すようで、この開限状態が上流側開限検出センサ78で検出される。
このため、旋回ア−ム55,56が拡開し、係合ロ−ラ57,58に受け止められていたロ−ドホイ−ルWが、下流側送り出し装置C側に送り出される。
この後、前記ロ−ドホイ−ルWは送り出し装置Cに流入し、旋回ア−ム30,31の先端の係合ロ−ラ32,33に受け止められて、その在席を確認される。
前記在席が在席センサ79,80で検出されると、上流側送り出し装置Cの旋回ア−ム55,56が閉回動され、次のロ−ドホイ−ルWの受け止め態勢に移行する。
すなわち、作動シリンダ64を伸長作動し、ピストンロッド65を伸長して駆動ア−ム60を押し動かし、この他端の回動軸54を押し回して、旋回ア−ム56を閉回動する。
そして、前記駆動ア−ム60の作動によって連結ロッド61を同動させ、他端の駆動ア−ム59を引き動かして、回動軸53を引き回し、これに旋回ア−ム55を同動させて閉作動する。この状況は図1の実線に示すようで、その閉限状態が上流側閉限検出センサ77によって検出される。
このような旋回ア−ム55,56の閉回動と同時に、タイマ(図示略)を始動し、上流側送り出し装置Cの閉限状態形成の所要時間を計測する。
前記閉限検出は上流側閉限検出センサ77によって検出し、駆動ア−ム60が前記センサ77に最接近することによって検出される。
この場合、下流側送り出し装置Cの係合ロ−ラ32,33に、小サイズのロ−ドホイ−ルWが受け止められている状況では、旋回ア−ム55,56の開限位置から閉限位置に至る旋回域は、障害物がなく全域に亘って解放されているから、旋回ア−ム55,56は円滑かつ速やかに閉回動し、タイマの設定時間以内に閉限状態が形成される。
このような状況は、小サイズのロ−ドホイ−ルWが連続して搬送される場合でも同様で、上下流側送り出し装置C,C間に1個のロ−ドホイ−ルWを確実に介在させる
この後、上流側閉限検出センサ77の閉限検出によって、下流側送り出し装置Cの旋回ア−ム30,31が開作動し、前記ロ−ドホイ−ルWを下流側へ送り出す。
すなわち、作動シリンダ39を縮小作動し、ピストンロッド40を縮小して駆動ア−ム35を引き寄せ、この他端の回動軸29を引き回して、旋回ア−ム31を拡開回動する。
前記駆動ア−ム35の作動によって連結ロッド36が押し動かされ、他端の駆動ア−ム34が押し動かされて、回動軸28が押し回され、これに旋回ア−ム30が同動して拡開される。この拡開状況は図1の鎖線に示すようで、この開限状態が下流側開限検出センサ76で検出される。
このため、旋回ア−ム30,31が拡開し、係合ロ−ラ32,33に受け止められていたロ−ドホイ−ルWが、搬送コンベア9に搬送されて下流側の次工程へ移動する。
そして、前記搬出されたロ−ドホイ−ルWが、送り出し装置Cの下流側に設置したセンサ(図示略)間を通過し、その搬出を検出されると、上流側のホイ−ルリフトにおけるロ−ドホイ−ルWの存否が確認され、その在席確認後に下流側送り出し装置Cが閉作動する。
この後、下流側送り出し装置Cの閉限状態が下流側閉限検出センサ75で検出され、上流側送り出し装置Cが開作動すると、作動シリンダ64が縮小作動し、ピストンロッド65が縮小して旋回ア−ム55,56が拡開し、その先端の係合ロ−ラ57,58に受け止められていた中間サイズのロ−ドホイ−ルWが、下流側送り出し装置Cに流入する。この状況は図5のようである。
この後、下流側送り出し装置Cにおけるロ−ドホイ−ルWの在席が在席センサ79,80で検出されると、上流側送り出し装置Cが閉作動し、作動シリンダ64が伸長作動してピストンロッド65が伸長し、旋回ア−ム55,56が閉回動する。
その際、前記旋回ア−ム55,56の閉回動と同時に、タイマ(図示略)が始動し、上流側送り出し装置Cの閉限状態形成の所要時間を計測する。
前記旋回ア−ム55,56の開限位置から閉限位置に至る旋回域には、中間サイズのロ−ドホイ−ルWが介在し、該ホイ−ルWの後半部が旋回ア−ム55,56の旋回域を塞いでいる。
このため、旋回ア−ム55,56は、その旋回過程でロ−ドホイ−ルWに接触し、係合ロ−ラ57,58がロ−ドホイ−ルWの周面を押圧し、その接触部の分力ないし反力によって、前記旋回ア−ム55,56が係合ロ−ラ57,58の接触部を支点に、てこの作用によって、上流側送り出し装置Cを搬送コンベア9の上流側方向への移動を促す。
この結果、旋回ア−ム55,56ないし上流側送り出し装置Cが、スライダ45,46を介し、ガイドレ−ル43,44に沿って搬送コンベア9の上流側へゆっくり移動し、旋回ア−ム55,56が閉回動角度を漸増させて閉限状態を形成する。
この場合、閉限状態形成の所要時間は、ロ−ドホイ−ルWよりも若干大径なだけ、ロ−ドホイ−ルWの所要時間よりも多いが、タイマの設定時間以内に留まる。
したがって、前述のような作動シリンダ73による急速かつ強制的形成手段は実行されない。また、その際の上流側送り出し装置Cの移動距離は、ロ−ドホイ−ルW,Wの直径差よりも若干小さく、その分上下流側送り出し装置C,Cの設置間隔Lが広がる。
前記閉限状態形成後は、前述と同様に下流側送り出し装置Cの旋回ア−ム30,31が開作動し、前記ロ−ドホイ−ルWを下流側の次工程へ送り出す。
そして、前記搬出されたロ−ドホイ−ルW2が、送り出し装置Cの下流側に設置したセンサ(図示略)間を通過し、その搬出を検出されると、上流側のホイ−ルリフトにおけるロ−ドホイ−ルの存否が確認され、その在席確認後に下流側送り出し装置Cが閉作動する。
この後、下流側送り出し装置Cの閉限状態が、下流側閉限検出センサ75で検出されると、上流側送り出し装置Cが開作動し、旋回ア−ム55,56が拡開して、その先端の係合ロ−ラ57,58に受け止められていた大サイズのロ−ドホイ−ルWが、下流側送り出し装置Cに流入する。この状況は図6のようである。
そして、下流側送り出し装置Cにおけるロ−ドホイ−ルWの在席が在席センサ79,80で検出されると、上流側送り出し装置Cが閉作動し、作動シリンダ64が伸長作動してピストンロッド65が伸長し、旋回ア−ム55,56が閉回動する。
その際、前記旋回ア−ム55,56の閉回動と同時に、タイマ(図示略)が始動し、上流側送り出し装置Cの閉限状態形成の所要時間を計測する。
この場合、旋回ア−ム55,56の開限位置から閉限位置に至る旋回域には、大サイズのロ−ドホイ−ルWが介在し、該ホイ−ルWの後半部が旋回ア−ム55,56の旋回域を塞ぎ、その占有スペ−スはロ−ドホイ−ルWの場合よりも広大である。
このため、旋回ア−ム55,56は、その旋回過程でロ−ドホイ−ルWに接触し、係合ロ−ラ57,58がロ−ドホイ−ルWの周面を押圧し、その接触部の接触面圧力の分力ないし反力によって、旋回ア−ム55,56が係合ロ−ラ57,58の接触部を支点に、てこの作用によって上流側送り出し装置Cに搬送コンベア9の上流側方向への移動を促す。
この結果、上流側送り出し装置Cが連結枠47とスライダ−45,46を介し、ガイドレ−ル43,44に沿って搬送コンベア9の上流側へゆっくり移動し、旋回ア−ム55,56の閉回動角度を漸増させて閉限状態を形成する。
この場合の閉限状態形成の所要時間は、大径のロ−ドホイ−ルWとの接触分、ロ−ドホイ−ルWよりも多く、タイマの設定時間を経過する。
このため、制御装置から作動シリンダ73へ駆動信号が出力され、該作動シリンダ73が縮小作動し、ピストンロッド74が縮小して、移動途中の連結枠47ないし上流側送り出し装置Cを作動シリンダ73側へ引き寄せ、旋回ア−ム55,56の閉限状態を急速かつ強制的に形成する。
この場合、上流側送り出し装置Cの移動距離は、原位置からはロ−ドホイ−ルW,Wの直径差より若干小さく、上下流側送り出し装置C,Cの設置間隔Lはロ−ドホイ−ルWの場合よりも更に広がる。
前記閉限状態形成後は、前述と同様に下流側送り出し装置Cの旋回ア−ム30,31が開作動し、前記ロ−ドホイ−ルWを下流側の次工程へ送り出す。前記作動シリンダ73は、この後作動を停止する。
そして、前記搬出されたロ−ドホイ−ルWが、送り出し装置Cの下流側に設置したセンサ(図示略)間を通過し、その搬出を検出されると、上流側のホイ−ルリフトにおけるロ−ドホイ−ルの存否が確認され、その在席確認後に下流側送り出し装置Cが閉作動する。
この後、作動シリンダ73に復帰信号が出力され、該作動シリンダ73が伸長作動し、そのピストンロッド74を伸長して、上流側送り出し装置Cをスライダ−45,46を介し、ガイドレ−ル43,44に沿って原位置へ移動し、下流側送り出し装置Cに隣接させて、次のロ−ドホイ−ルWの搬送を待機する。上流側送り出し装置Cの原位置復帰後、前記作動シリンダ73は作動を停止する。
このように本発明のワ−ク搬送装置は、搬送コンベア9に沿って配置した二つの送り出し装置C,Cの一方を、ロ−ドホイ−ルWのサイズに応じて移動し、他方の送り出し装置Cとの設置間隔Lを自在に調整して、二つの送り出し装置C,Cの間に1個のロ−ドホイ−ルWを介在させ、これを確実に送り出すようにしたものである。
また、本発明のワ−ク搬送装置は、移動側の送り出し装置Cの旋回ア−ムの閉回動時におけるロ−ドホイ−ルWとの係合力の分力ないし反力と、係合部を支点にした旋回ア−ムのてこ作用によって、一方の送り出し装置Cを移動可能にし、その動力を要することなく合理的に構成したものである。
そして、閉限状態形成に時間を要する一定サイズ以上のロ−ドホイ−ルWに対しては、送り出し装置Cを強制的かつ急速に移動させて、ロ−ドホイ−ルWの送り出しを促し、その生産性を向上するようにしたものである。
図7は本発明の他の実施形態を示し、前述の構成と対応する部分には同一の符号を用いている。
この実施形態は、下流側送り出し装置Cの閉限急速形成手段である作動シリンダ73と、その関連の構成を省略し、構成の簡潔化と製作の容易化ないし低廉化を図るとともに、旋回ア−ム55,56の閉回動時における係合ロ−ラ57,58とロ−ドホイ−ルWとの接触面圧力の分力ないし反力と、係合部を支点にした旋回ア−ムのてこ作用によって、上流側送り出し装置Cを移動させ、ロ−ドホイ−ルWの送り出し制御を簡潔にしている
したがって、この場合は各種サイズのロ−ドホイ−ルW〜Wを所定間隔で搬送する必要がある。
本発明のワ−ク搬送装置は、搬送コンベアに混在して搬送される各種サイズのワ−クに応じて、二つの送り出し装置の設置間隔を可変調整し、ワ−クの受け止めと送り出しを1個ずつ確実に行なえるとともに、前記設置間隔の調整を合理的かつ確実に行ない、各種サイズのワ−クの搬送を合理的かつ能率良く行なえるようにしたから、例えば各種サイズのロ−ドホイ−ルやタイヤ等のワ−クの搬送に好適である。
本発明を各種サイズのロ−ドホイ−ルの搬送に適用した実施形態を示す平面図で、小サイズのロ−ドホイ−ルを下流側送り出し装置で受け止め、上流側送り出し装置の上流側から中間サイズのロードホイールを搬送している状況を示している。 図1の正面図である。 図1の矢視方向から見た背面図である。
本発明に適用した制御装置によるワ−クの送り出し制御のル−チンを示すチャ−ト図である。 本発明の作動状態を示す平面図で、中間サイズのロ−ドホイ−ルを下流側送り出し装置で受け止め、上流側送り出し装置を上流側へ移動し、その旋回ア−ムを閉回動する途中の状況を示している。
本発明の作動状態を示す平面図で、大サイズのロ−ドホイ−ルを下流側送り出し装置で受け止め、上流側送り出し装置を上流側へ移動し、その旋回ア−ムを閉回動する途中の状況を示している。 本発明装置の他の実施形態を示す平面図である。
符号の説明
9 搬送コンベア
30,31 旋回ア−ム
55,56 旋回ア−ム
上流側送り出し装置
下流側送り出し装置
小サイズのワ−ク
中間サイズのワ−ク
大サイズのワ−ク
L 設置間隔

Claims (9)

  1. ワークを搬送可能な搬送コンベアの搬送域に二つの送り出し装置を設け、前記送り出し装置は、搬送コンベアの搬送域に出没可能な一対の旋回アームを備え、前記旋回アームの開閉作動を介して、前記ワークを受け止め、かつ送り出し可能にし、前記二つの送り出し装置の間で前記ワークを交互に受け止め、かつ送り出し可能にしたワーク搬送装置において、前記二つの送り出し装置の間に介入する前記ワークのサイズに応じて、二つの送り出し装置の設置間隔を可変調整可能に設けたことを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 前記送り出し装置の何れか一方を、搬送コンベアの搬送方向に移動可能にした請求項1記載のワーク搬送装置。
  3. 一方の送り出し装置に受け止めたワークの周面に、他方の送り出し装置の一対の旋回アームを係合可能に設け、該一対の旋回アームの係合力の分力ないし反力を介して、前記他方の送り出し装置を移動可能にした請求項2記載のワーク搬送装置。
  4. 前記他方の送り出し装置の前記ワーク周面に対する旋回アームの閉作動時間が一定時間経過した際、前記他方の送り出し装置を移動可能に設け、前記旋回アームを強制的に閉作動可能にした請求項3記載のワーク搬送装置。
  5. 前記他方の送り出し装置の旋回アームの閉作動形成後、前記一方の送り出し装置の旋回アームを開作動可能にした請求項3または請求項4記載のワーク搬送装置。
  6. 前記他方の送り出し装置の旋回アームの閉作動形成後、該旋回アームの先端部に後行のワークを受け止め可能にした請求項3または請求項4記載のワーク搬送装置。
  7. 前記二つの送り出し装置の設置間隔を、前記搬送コンベアに搬送される最小サイズのワークの外径以下に設定した請求項1記載のワーク搬送装置。
  8. 中間サイズ以上のワークに対し、前記他方の送り出し装置を移動可能にした請求項3記載のワ−ク搬送装置。
  9. 大サイズ以上のワークに対し、前記他方の送り出し装置を強制的に移動可能にした請求項4記載のワーク搬送装置。
JP2007320568A 2007-12-12 2007-12-12 ワーク搬送装置 Expired - Fee Related JP4979559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007320568A JP4979559B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 ワーク搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007320568A JP4979559B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 ワーク搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009143644A JP2009143644A (ja) 2009-07-02
JP4979559B2 true JP4979559B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=40914743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007320568A Expired - Fee Related JP4979559B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 ワーク搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4979559B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5416427B2 (ja) * 2009-02-10 2014-02-12 住友ゴム工業株式会社 タイヤの高速fvの推定システム
JP5784347B2 (ja) * 2011-04-07 2015-09-24 株式会社神戸製鋼所 タイヤ試験機用コンベア

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58220025A (ja) * 1982-06-17 1983-12-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 搬送物の自動積込み方法及びその装置
JPH0813517B2 (ja) * 1987-05-28 1996-02-14 横浜ゴム株式会社 タイヤビード部の潤滑剤塗布装置
JP2737020B2 (ja) * 1990-03-13 1998-04-08 横浜ゴム株式会社 タイヤ検査装置に於けるタイヤ搬送方法
JPH0735207B2 (ja) * 1990-10-24 1995-04-19 東洋ゴム工業株式会社 グリーンタイヤの積込み装置
JP4204122B2 (ja) * 1998-12-11 2009-01-07 株式会社ブリヂストン 環状部材のセンタリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009143644A (ja) 2009-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110340561B (zh) 装配式建筑钢梁全自动一次成型系统
CN112027631B (zh) 一种管件上料移送装置的工作方法
CN110540040B (zh) 一种管件翻转传送装置
CA2944178C (en) Control system and method for tapered structure construction
US4804426A (en) Cylindrical tire forming member manufacturing method and apparatus
US20180339332A1 (en) Appartus and method for moving a workpiece
JP4979559B2 (ja) ワーク搬送装置
CN104973755B (zh) 玻璃杯自动加工设备
CN106946077B (zh) 一种导板伺服定长送料装置
CN218289420U (zh) 板件运输流水线
JP2010260088A (ja) 四角形鋼管の製造設備
JP2000312918A (ja) 四角形状鋼管の成形装置
CN106865292B (zh) 一种导板卷料定长送料装置
CN113247645B (zh) 袋装水泥的传送及自动装载系统
CN205240661U (zh) 纱管镶芯锥形外管输送定向装置
JP4859949B2 (ja) 四角形鋼管の製造設備
CN114850513A (zh) 物料流转运输线
CN213474628U (zh) 烟箱推送装置
JP4576673B2 (ja) 袋体の方向転換装置
CN114952316A (zh) 双线型单向器输出轴加工线
KR20190074409A (ko) 방화문 시밍 장치
JPH05212425A (ja) 圧延機における移送装置
CN221026216U (zh) 输送装置及封箱设备
KR100397976B1 (ko) 블랭크 가이드 롤러의 자동 위치 제어장치
CN221474005U (zh) 一种大型钢管焊接设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120417

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees