JP4979282B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
従来から外周面に図柄が配列された複数のリールを備えた遊技機(回胴式遊技機、スロットマシン)が知られている。この種の遊技機は、メダルやパチンコ玉などの遊技媒体に対して一定の遊技価値を付与し、このような遊技媒体を獲得するための遊技を行うものである。また、この種の遊技機は、遊技者の操作に基づいて抽選を行って、抽選結果に基づいて遊技結果をリールに配列された図柄の組合せを用いて表示するとともに、遊技結果に応じてメダル等の払い出しなどを行う機能を備えている。
また従来からリプレイ(入賞に伴い次回の遊技に際してメダル等の投入が不要となる役)の当選確率を上昇させた遊技状態、いわゆるリプレイタイム状態を設定可能な遊技機が知られている。このリプレイタイム状態では、リプレイが高頻度で当選することにより、遊技者が手持ちのメダルを要さずに遊技を消化することができるため、通常状態よりも有利な条件でボーナス(短時間にメダル等を大量に獲得できるボーナス状態への移行契機となる役)の当選を待つことができる遊技状態としてリプレイタイム状態を設定することが多くの遊技機で試みられている。
特開2003−62180号公報
しかしながら従来の遊技機では、リプレイタイム状態においてボーナスに当選した場合には、リプレイタイム状態を終了させていたため、遊技状態の変動によって遊技者にボーナスの当選をいち早く察知されてしまい、ボーナスの当選に対する期待感を持続させながら遊技を行わせることができていなかった。また従来の遊技機では、ボーナス当選時のみならず、小役(入賞に伴いメダル等が払い出される役)を取りこぼした場合に特定の図柄組合せを表示させて、その特定の図柄組合せが表示されたことに伴いリプレイタイム状態を終了させることが試みられているが、この場合においてもリプレイタイム状態の終了した契機が遊技者に容易に把握されるため、ボーナスの当選に対する期待感を持続させながら遊技を行わせることはできていなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、遊技状態が変動した契機を遊技者に知られないようにすることでボーナスの当選に対する期待感をできるだけ持続させながら遊技を行わせることができるようにした遊技機、プログラム及び情報記憶媒体を提供することにある。
(1)本発明は、外周面に複数種類の図柄が配列され、回転可能に設けられた複数のリールと、前記複数のリールの回転及び停止の契機となる操作を行うための操作手段と、乱数を用いて役の当否を決定する内部抽選を行う抽選手段と、前記操作手段への停止操作に基づいて、回転中の前記複数のリールを役の当否に応じて停止させる制御を行うリール制御手段と、通常状態、入賞に伴い遊技媒体の投入を要さずに次回の遊技を行わせる再遊技役の当選確率を通常状態よりも上昇させた再遊技確率変動状態、及び入賞に伴い遊技媒体が払い出される小役の入賞率を通常状態よりも上昇させたボーナス状態を含む複数の遊技状態の間で遊技状態を移行させる制御を行う遊技状態移行制御手段とを備え、前記複数のリールの停止状態において有効ラインに役を構成する図柄組合せが表示された場合に役の入賞が確定する遊技機であって、前記抽選手段が、前記再遊技確率変動状態において、前記小役として設定されている第1の特殊役と、前記ボーナス状態への移行契機として設定されている第2の特殊役とを含む複数の役の当否を決定する内部抽選を行っており、前記リール制御手段が、前記再遊技確率変動状態における前記第1の特殊役に当選した遊技及び前記第2の特殊役に当選した遊技において、前記操作手段への停止操作の態様が当選した前記第1の特殊役及び前記第2の特殊役を構成する図柄組合せを有効ラインに表示させるための態様と異なる場合に特定の図柄組合せが有効ラインに表示されるように前記複数のリールを停止させる制御を行い、前記遊技状態移行制御手段が、前記再遊技確率変動状態において有効ラインに前記特定の図柄組合せが表示されたことに基づいて、前記再遊技確率変動状態を終了させる遊技機に関するものである。
「停止操作の態様」には、停止操作の順序やタイミングなどが含まれる。
「再遊技確率変動状態を終了させる」というのは、他の遊技状態に移行することを意味し、複数種類の再遊技確率変動状態が用意されている場合には、一方の再遊技確率変動状態から他方の再遊技確率変動状態に移行する場合も「再遊技確率変動状態を終了させる」に含まれる。
本発明によれば、再遊技確率変動状態において第1の特殊役に当選した場合、及び再遊技確率変動状態において第2の特殊役に当選した場合に、再遊技確率変動状態を終了させる契機となる特定の図柄組合せが有効ラインに表示されるように複数のリールを停止させる制御を行うようにしたので、特定の図柄組合せが表示されたことによって再遊技確率変動状態が終了したのか、それともボーナス状態への移行契機として設定されている第2の特殊役に当選したことによって再遊技確率変動状態が終了したのかを判別不能にすることができる。このため、本発明によれば、再遊技確率変動状態が終了した後の遊技においても第2の特殊役の当選に対する期待感を持続させながら遊技を行わせることができるようになる。
(2)また本発明の遊技機では、前記再遊技確率変動状態として、前記ボーナス状態の終了を移行契機とする第1再遊技確率変動状態と、有効ラインに前記特定の図柄組合せが表示されたことを移行契機とする第2再遊技確率変動状態とが設定されており、前記遊技状態移行制御手段が、前記第1再遊技確率変動状態において有効ラインに前記特定の図柄組合せが表示されたことに基づいて前記第1再遊技確率変動状態を終了させるとともに前記第2再遊技確率変動状態を開始させる制御を行うようにしてもよい。
このように特定の図柄組合せが表示された場合に第2再遊技確率変動状態が開始されるようにすれば、特定の図柄組合せが表示されたことにより第1再遊技確率変動状態が終了した後の遊技においても、再遊技役の当選確率が通常状態よりも上昇した状態が継続するので、遊技者に遊技状態の変動を即座に気づかれにくくなり、第2の特殊役の当選に対する期待感を第1再遊技確率変動状態の終了後の遊技においても持続させることができるようになる。
(3)また本発明の遊技機では、前記第1の特殊役として、役を構成する図柄組合せが互いに異なる複数種類の小役が設定されており、前記抽選手段による内部抽選の結果に基づいて、前記複数種類の小役のうち当選した小役及び当選しなかった小役の双方を同時に報知するための制御を行う演出制御手段をさらに備えていてもよい。
このようにすれば、第1の特殊役として設定されている複数種類の小役のいずれに当選したかを識別不能に報知することができるので、遊技者が第1の特殊役として設定された小役の入賞を逃して特定の図柄組合せが表示されたのか、第2の特殊役の入賞を逃して特定の図柄組合せが表示されたのかをより遊技者に判別させにくくすることができるようになる。
(4)また本発明は、乱数を用いて役の当否を決定する内部抽選を行う抽選手段と、
操作手段への停止操作に基づいて、回転中の複数のリールを役の当否に応じて停止させる制御を行うリール制御手段と、通常状態、入賞に伴い遊技媒体の投入を要さずに次回の遊技を行わせる再遊技役の当選確率を通常状態よりも上昇させた再遊技確率変動状態、及び入賞に伴い遊技媒体が払い出される小役の入賞率を通常状態よりも上昇させたボーナス状態を含む複数の遊技状態の間で遊技状態を移行させる制御を行う遊技状態移行制御手段とを備え、前記複数のリールの停止状態において有効ラインに役を構成する図柄組合せが表示された場合に役の入賞が確定する遊技機のためのプログラムであって、前記抽選手段が、前記再遊技確率変動状態において、前記小役として設定されている第1の特殊役と、前記ボーナス状態への移行契機として設定されている第2の特殊役とを含む複数の役の当否を決定する内部抽選を行っており、前記リール制御手段が、前記再遊技確率変動状態における前記第1の特殊役に当選した遊技及び前記第2の特殊役に当選した遊技において、前記操作手段への停止操作の態様が当選した前記第1の特殊役及び前記第2の特殊役を構成する図柄組合せを有効ラインに表示させるための態様と異なる場合に特定の図柄組合せが有効ラインに表示されるように前記複数のリールを停止させる制御を行い、前記遊技状態移行制御手段が、前記再遊技確率変動状態において有効ラインに前記特定の図柄組合せが表示されたことに基づいて、前記再遊技確率変動状態を終了させるプログラムに関するものである。
また本発明は、コンピュータにより読取可能な情報記憶媒体であって、上記各手段としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶する情報記憶媒体に関するものである。
なお本発明に係るプログラムおよび情報記憶媒体では、上記(2)又は(3)に示す各態様を適宜採用することができ、(2)又は(3)に示した手段としてコンピュータを機能させるようにしてもよい。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.構成
図1は、本発明の実施の形態に係る遊技機の外観構成を示す斜視図である。
本実施形態の遊技機は、いわゆるスロットマシンあるいは回胴式遊技機と呼ばれるもので、メダルを遊技媒体として用いた遊技を行う種類の遊技機である。
本実施形態の遊技機は、収納箱BX、前面上扉UD、および前面下扉DDからなる箱形の筐体内に第1リールR1〜第3リールR3(複数のリール)からなるリールユニットが収められている。また筐体内のリールユニットの下部には、メダルの払出装置としてのホッパーユニット(図示省略)が収められている。また本実施形態の遊技機の筐体内には、CPU、ROM(情報記憶媒体の一例)、RAM等を搭載し、遊技機の動作を制御する制御基板も収められている。
図1に示す第1リールR1〜第3リールR3は、それぞれ外周面が一定の間隔で21の領域(各領域を「コマ」と称する)に区画されており、各コマに複数種類の図柄のいずれかが配列されている。また第1リールR1〜第3リールR3は、ステップモータ(リール駆動手段:図示省略)に軸支されており、それぞれステップモータの軸周りに回転駆動され、ステップモータの駆動パルスのパルス数やパルス幅などを制御することによってコマ単位(所定の回転角度単位)で停止可能に設けられている。すなわち本実施形態の遊技機では、ステップモータが制御基板から供給された駆動パルスに応じて第1リールR1〜第3リールR3を回転駆動し、制御基板から駆動パルスの供給が断たれると、ステップモータの回転が停止することに伴って第1リールR1〜第3リールR3が停止する。
前面上扉UDと前面下扉DDとは個別に開閉可能に設けられており、前面上扉UDには第1リールR1〜第3リールR3の回転状態及び停止状態を観察可能にする表示窓DWが設けられている。第1リールR1〜第3リールR3の停止状態では、第1リールR1〜第3リールR3それぞれの外周面に一定間隔で配列された複数種類の図柄のうちの3個分(3コマ分)の図柄(上段図柄、中段図柄、下段図柄)を遊技機の正面から表示窓DWを通じて観察できるようになっている。そして遊技者の遊技結果は表示窓DW内の5本の有効ラインL1〜L5上に停止表示された図柄の組合せによって判断され、有効ライン上の図柄の組合せが予め定められた役に対応した組合せである場合には、その役が入賞したものとしてホッパーユニットからメダルの払い出し等が行われる。
なお5本の有効ラインL1〜L5は、メダルの投入枚数(ベット数)に応じて有効化されるラインが決定される。本実施形態の遊技機では、1回の遊技に関して1枚〜3枚の範囲でメダルを投入可能とされており、前面下扉DDに設けられたメダル投入口MIへ1枚のメダルを投入した場合、1本の有効ラインL1が有効化され、メダル投入口MIへ2枚のメダルを投入した場合、3本の有効ラインL1〜L3が有効化され、メダル投入口MIへ3枚のメダルを投入した場合、5本の有効ラインL1〜L5が全て有効化される。
また前面上扉UDには、遊技情報表示部DSが設けられている。遊技情報表示部DSは、LED、ランプ、7セグメント表示器等からなり、メダルの内部貯留枚数(クレジット数)、1回の遊技におけるメダルの払出枚数(又は獲得枚数)、ボーナス遊技の残り回数等の各種遊技情報が表示される。
また前面上扉UDには、遊技演出を行うための液晶ディスプレイLCDが設けられている。この液晶ディスプレイLCDには、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の映像(または画像)が表示される。また本実施形態の遊技機では、前面上扉UDや前面下扉DDに対して、遊技演出を行うためのスピーカ(図示省略)が複数設けられている。このスピーカからは、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりするための各種の音声が出力される。
また前面下扉DDには、各種の操作手段が設けられている。操作手段としては、貯留されたメダルを投入状態にする操作を行うためのベットボタンB0、第1リールR1〜第3リールR3を回転させて遊技を開始する契機となる操作を行うためのスタートレバーSL、ステップモータにより回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれを停止させる契機となる操作を行うためのストップボタンB1〜B3が設けられている。
本実施形態の遊技機では、遊技者がメダルをメダル投入口MIに投入するか、ベットボタンB0を押下する操作を行うことで、遊技を開始することが可能な準備状態にセットされる。そして、遊技者がスタートレバーSLを押下すると、第1リールR1〜第3リールR3がステップモータの駆動により回転を開始し、第1リールR1〜第3リールR3の回転速度が所定の速度まで上昇し、かつ所定の待機時間(ウェイトタイム)を経過したことを条件に、ストップボタンB1〜B3の押下操作が許可される。
その後、遊技者が任意のタイミングでストップボタンB1〜B3を押下していくと、ストップボタンB1〜B3のそれぞれに内蔵されているストップスイッチ(停止信号出力手段:例えば、フォトセンサ、導通センサ、圧力センサなど)がオン動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオフ状態からオン状態へ変化させる。
また遊技者が任意のタイミングで押下状態にあるストップボタンB1〜B3を開放すると、各ボタンのストップスイッチがオフ動作を行い、制御基板に入力されるリール停止信号をオン状態からオフ状態に変化させる。
そして制御基板は、ストップボタンB1〜B3の押下タイミング及び開放タイミングに応じて信号状態が変化するリール停止信号のオフ状態からオン状態への変化に基づいて、第1リールR1〜第3リールR3を停止させる。
また前面下扉DDの下部には、メダル払い出し口MOとメダル受け皿MPとが設けられており、遊技の結果に応じた枚数のメダルがメダル払い出し口MOからメダル受け皿MPへ払い出される。
図2は、本実施形態の遊技機の機能ブロック図である。
本実施形態の遊技機は、遊技制御手段100によって制御される。遊技制御手段100は、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等の入力手段からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいてリールユニット310、ホッパーユニット(払出装置)320、表示装置330、スピーカ340等の出力手段の動作制御を行う。遊技制御手段100の機能は各種のプロセッサ(CPU、DSPなど)、ASIC(ゲートアレイなど)、ROM(情報記憶媒体の一例)、あるいはRAMなどのハードウェアや、所与のプログラムからなるソフトウェアにより実現される。
そして遊技制御手段100は、乱数発生手段110、抽選手段120、リール制御手段130、入賞判定手段140、払出制御手段150、リプレイ処理手段160、遊技状態移行制御手段170、演出制御手段180、記憶手段190を含む。
乱数発生手段110は、内部抽選用の乱数値を発生させる手段である。乱数値は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
抽選手段120は、遊技者がスタートレバーSLを押下することで作動するスタートスイッチ230からの遊技スタート信号に基づいて役の当否を決定するための内部抽選を行う手段であって、抽選テーブル選択処理、乱数判定処理、フラグ設定処理などを行う。
抽選テーブル選択処理では、記憶手段190の抽選テーブル記憶手段191に格納されている複数の抽選テーブルのうち、いずれの抽選テーブルを用いて抽選を行うかを決定する。本実施形態の遊技機では、通常状態、第1リプレイタイム状態(第1RT状態:第1再遊技確率変動状態)、第2リプレイタイム状態(第2RT状態:第2再遊技確率変動状態)、ビッグボーナス状態(BB状態)、レギュラーボーナス状態(RB状態)などの複数種類の遊技状態が設定可能とされており、記憶手段190には、各遊技状態における内部抽選のための抽選テーブルが記憶されている。そして各遊技状態用の抽選テーブルでは、複数の乱数値(例えば、0〜65535の65536個の乱数値)のそれぞれに対してリプレイ(再遊技役)、小役(入賞に伴い所定枚数のメダルが払い出される役:第1の特殊役として設定される特殊小役を含む)、ビッグボーナス(BB:第2の特殊役)、レギュラーボーナス(RB)などの各種の役もしくはハズレのいずれかが対応づけられている。
乱数判定処理(いわゆる内部抽選)では、スタートスイッチ230からの遊技スタート信号に基づいて1回の遊技につき乱数発生手段110から1の乱数値(抽選用乱数)を取得し、取得した乱数値について記憶手段190の抽選テーブル記憶手段191に記憶されている抽選テーブルを参照して役に当選したか否かを判定する。
フラグ設定処理では、乱数判定の結果に基づいて、当選したと判定された役のフラグを非内部当選状態(第1のフラグ状態、オフ状態)から内部当選状態(第2のフラグ状態、オン状態)に設定する。フラグの設定情報は、記憶手段190のフラグ記憶手段192に格納される。また本実施形態では、入賞するまで次回以降の遊技に内部当選状態を持ち越し可能なフラグ(持越可能フラグ)と、入賞の如何に関わらず次回以降の遊技に内部当選状態を持ち越さずに非内部当選状態にリセットされるフラグ(持越不可フラグ)とが用意されている。前者のフラグ(持越可能フラグ)が対応づけられる役としては、ビッグボーナス(BB)とレギュラーボーナス(RB)とがあり、それ以外の役(例えば、小役、リプレイ等)は後者のフラグ(持越不可フラグ)に対応づけられている。
リール制御手段130は、遊技者がスタートレバーSLを押下することにより作動するスタートスイッチ230からの遊技スタート信号に基づいて、第1リールR1〜第3リールR3をステップモータにより回転駆動する制御を行うとともに、遊技者がストップボタンB1〜B3(操作手段の一例)を押下(停止操作の一例)することにより作動するストップスイッチ240からのリール停止信号に基づいて、ステップモータにより回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3をフラグの設定状態(役の当否)に応じて停止させる制御を行う。
またリール制御手段130は、第1リールR1〜第3リールR3を停止させる際には、記憶手段190の停止制御テーブル記憶手段193に記憶されている停止制御テーブルを参照してストップボタンB1〜B3の押下タイミング等(停止操作の態様)に応じた第1リールR1〜第3リールR3の停止位置を決定し、決定された停止位置で第1リールR1〜第3リールR3が停止するようにリールユニット310のステップモータへの駆動パルス(モータ駆動信号)の供給を停止することにより各リールを停止させる制御を行う。
またリール制御手段130は、いわゆる引き込み処理と蹴飛ばし処理とをリールを停止させる制御として行っている。引き込み処理とは、フラグが内部当選状態に設定された役に対応する図柄が有効ライン上に停止するように(当選した役を入賞させることができるように)リールを停止させる制御処理である。一方蹴飛ばし処理とは、フラグが非内部当選状態に設定された役に対応する図柄が有効ライン上に停止しないように(当選していない役を入賞させることができないように)リールを停止させる制御処理である。すなわち本実施形態の遊技機では、上記引き込み処理及び蹴飛ばし処理を実現させるべく、フラグの設定状態、ストップボタンB1〜B3の押下タイミング、押下順序、既に停止しているリールの停止位置(あるいは有効ラインL1〜L5上に停止している図柄の種類)に応じて各リールの停止位置が変化するように停止制御テーブルが設定されている。このようにリール制御手段130は、フラグが内部当選状態に設定された役の図柄を入賞の形態で停止可能にし、一方でフラグが非内部当選状態に設定された役の図柄が入賞の形態で停止しないように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行っている。
また本実施形態の遊技機では、回転している各リールの停止位置を決めるための停止制御テーブルにおいて、各リールが停止するまでに要するコマ数が5コマを上限として設定されており、リール制御手段130は、第1リールR1〜第3リールR3に関する引き込み処理において、ストップボタンB1〜B3の停止契機となる操作が行われた時点で表示窓DW内に位置するコマから最大4コマ先の図柄を引き込むことができるようにリールを停止させる制御を行っている。このため第1リールR1〜第3リールR3については、各リールに複数配列される特定の図柄(例えば、リプレイ図柄など)に関して、その間隔が5コマ以内となるように配列しておけば、ストップボタンB1〜B3の押下タイミング、押下順序等に関係なく特定の図柄を有効ライン上に引き込むことができるような図柄配列を有するリールユニット310を構成することも可能である。
そして本実施形態では、リール制御手段130が、特殊小役(第1の特殊役)に当選した遊技及びビッグボーナス(第2の特殊役)に当選した遊技において、ストップボタンB1〜B3の押下タイミング(停止操作の態様の一例)が当選した特殊小役及びビッグボーナスを構成する図柄組合せを有効ラインに表示させるためのタイミングと異なる場合に特定の図柄組合せが有効ラインに表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行う。
入賞判定手段140は、第1リールR1〜第3リールR3の停止状態に基づいて、役が入賞したか否かを判定する処理を行う。具体的には、第1リールR1〜第3リールR3の全てが停止した際に、記憶手段190の入賞判定テーブル記憶手段194に記憶されている入賞判定テーブルを参照しながら、各リールの停止状態によって有効ライン上に停止している図柄の組合せが、予め定められた役の入賞の形態であるか否かを判定する。すなわち本実施形態の遊技機では、第1リールR1〜第3リールR3の停止状態において、有効ラインに内部抽選の対象となっている役を構成する図柄組合せが表示されている場合に、役の入賞が確定するようになっている。
そして本実施形態の遊技機では、入賞判定手段140の判定結果に基づいて、メダルの払い出しをするための制御、リプレイ処理、遊技状態を移行させる制御のいずれを行うかが決定される。例えば、小役が入賞した場合には払出制御手段150によりメダルの払出制御が行われ、リプレイが入賞した場合には、リプレイ処理手段160によりリプレイ処理が行われ、BBやRBが入賞した場合には遊技状態移行制御手段170により遊技状態を移行させる制御が行われる。
払出制御手段150は、遊技結果に応じたメダルの払い出しに関する制御を行う。具体的には、何らかの小役に入賞した場合に、入賞した小役に対応するメダルの払出枚数をホッパーユニット320(払出装置)に対して指示する制御を行う。ホッパーユニット320は、指示された払出枚数のメダルを払い出す動作を行う。なおメダルのクレジット(内部貯留)が許可されている場合には、メダルの払い出しを行う代わりに記憶手段190の図示しないクレジット数記憶領域に記憶されているクレジット数(内部貯留されたメダルの枚数)に対して、クレジット数がクレジット上限数(例えば、50枚)に達していない場合に限り入賞による払出枚数を加算する処理(クレジット処理)を行う。
リプレイ処理手段160は、リプレイ(再遊技)が入賞した場合に、次回の遊技に関してメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ準備状態に設定するリプレイ処理(再遊技処理)を行う。すなわち本実施形態の遊技機では、リプレイが入賞した場合、遊技者によるメダルの投入(ベット)を要さずに自動的に前回の遊技と同じ有効ラインを有効化した状態で次回の遊技の開始操作(遊技者によるスタートレバーSLの押下操作)を待機する。
遊技状態移行制御手段170は、所定の移行条件の成立に基づいて、通常状態、第1リプレイタイム状態(第1RT状態:第1再遊技確率変動状態)、第2リプレイタイム状態(第2RT状態:第2再遊技確率変動状態)、ビッグボーナス状態(BB状態:ボーナス状態)、及びレギュラーボーナス状態(RB状態)の間で遊技状態を移行させる制御を行う。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の条件のうち、1の条件が成立したことに基づいて、遊技状態を別の遊技状態へ移行させることができる。
本実施形態の遊技機では、遊技状態移行制御手段170が遊技回数カウント手段171を含む。遊技回数カウント手段171は、第1RT状態及び第2RT状態での遊技回数をカウントしている。各RT状態では、移行時にRTゲーム数として所定の遊技回数に相当する値がセットされ、遊技回数カウント手段171は、遊技が行われる毎にRTゲーム数を1回分ずつデクリメントする。このRTゲーム数が0になった場合には、各RT状態が終了して、遊技状態が他の遊技状態へ移行する。すなわち遊技状態移行制御手段170は、遊技回数カウント手段171によってカウントされる遊技回数を、第1RT状態および第2RT状態の終了条件として監視している。なお第1RT状態と第2RT状態とでは移行時に設定されるRTゲーム数が異なるようにしてもよい。また所定の遊技回数分のRTゲーム数を予めセットするのではなく、各RT状態への移行時にRTゲーム数をリセット(0にする)する処理を行うようにして遊技が行われる毎に1回分だけ値をカウントアップしていくようにしてもよい。
まず第1RT状態は、BB状態の終了を開始条件とする遊技状態である。第1RT状態では、遊技中にビッグボーナス(BB)あるいはレギュラーボーナス(RB)のフラグが内部当選状態となった場合、第1RT状態での遊技回数が所定回数(1回、5回、10回、50回、100回等)に達した場合、及び有効ライン上に特定の図柄組合せが表示された場合のいずれか一つでも成立した場合には終了して他の遊技状態へ移行するように制御される。
また第2RT状態は、有効ライン上に特定の図柄組合せが表示されたことを開始条件とする遊技状態である。第2RT状態でも、遊技中にビッグボーナスあるいはレギュラーボーナス(RB)のフラグが内部当選状態となった場合、及び第2RT状態での遊技回数が所定回数(1回、5回、10回、50回、100回等)に達した場合のいずれか一方でも成立した場合に終了して他の遊技状態へ移行するように制御される。
ここで第1RT状態では、有効ライン上に特定の図柄組合せが表示されたことにより遊技状態が第2RT状態へ移行することに伴って第1RT状態が終了するように制御される。このとき第1RT状態での残りの遊技回数は無効となり、遊技回数カウント手段171は、第2RT状態での遊技回数を新たにカウントする。
そして第1RT状態及び第2RT状態の遊技では、小役、BB、及びRBの当選確率は維持されたまま、入賞により次回の遊技に際してメダルの投入が不要となるリプレイ(再遊技役)の当選確率が通常状態より上昇する。すなわち、第1RT状態及び第2RT状態は、通常状態よりもリプレイの当選頻度が高くなることにより、通常状態よりもメダルを消費しにくくなっており、遊技者にとって有利な遊技状態(特別状態)となっている。
BB状態(ボーナス状態)は、通常状態、第1RT状態、あるいは第2RT状態においてビッグボーナス(BB)に内部当選した場合に、所定のビッグボーナス図柄(BB図柄)を入賞の形態で停止させることを開始条件とする遊技状態である。またBB状態は、ボーナス遊技において所定枚数(465枚以下の予め定められた枚数)を超えるメダルが払い出されたことを終了条件とし、その終了条件が満たされた場合には遊技状態が第1RT状態へ移行するように制御される。
RB状態は、BB状態と同じように、通常状態、第1RT状態、あるいは第2RT状態においてレギュラーボーナス(RB)に内部当選した場合に、所定のレギュラーボーナス図柄(RB図柄)を入賞の形態で停止させることを開始条件とする遊技状態である。またRB状態は、所定回数(12回)のボーナス遊技が行われたこと、あるいはボーナス遊技において所定回数(8回)の入賞が達成されたことのいずれかを終了条件とし、その終了条件が満たされた場合には遊技状態を通常状態へ移行(復帰)させる制御が行われる。
またBB状態及びRB状態のボーナス遊技では、入賞に伴い所定枚数のメダルが払い出される役(小役)の種類や入賞確率が上昇するように制御される。すなわち、BB状態及びRB状態は、通常状態よりも短期間で多くのメダルが獲得しやすくなっており、遊技者にとって有利な遊技状態(特別状態)となっている。
演出制御手段180は、演出テーブル記憶手段195に記憶されている演出テーブルを参照して、演出テーブルを構成する演出データに基づいてランプ、LED、液晶ディスプレイ等の表示装置330を用いて行う表示演出やスピーカ340から出力される音による音演出に関する制御を行う。具体的には、メダルの投入やベットボタンB0、スタートレバーSL、ストップボタンB1〜B3に対する操作などの遊技イベントの発生に応じてランプやLEDを点灯あるいは点滅させたり、液晶ディスプレイLCDの表示内容を変化させたり、スピーカ340から音を出力させたりすることにより、遊技を盛り上げたり、遊技を補助するための演出制御を行う。
特に本実施形態の遊技機では、演出制御手段180が小役報知演出制御手段181を含んで構成されている。小役報知演出制御手段181は、フラグ記憶手段192に記憶されているフラグの設定状態から内部抽選の結果を判断して、役を構成する図柄組合せが互いに異なる複数種類の特殊小役のうち当選した特殊小役及び当選しなかった特殊小役の双方を表示装置330やスピーカ340を用いて同時に報知するための制御を行っている。例えば、当選した特殊小役に対応づけられた図柄を模した画像と当選しなかった特殊小役に対応づけられた図柄を模した画像とを同時に報知するように液晶ディスプレイLCDに報知画像を表示出力させることにより、遊技者にいずれの図柄を狙えばよいのかを分からなくすることができる。また例えば、当選した特殊小役に対応づけられた図柄の色(例えば、赤)が付されたキャラクタ画像と当選しなかった特殊小役に対応づけられた図柄の色(例えば、青)が付されたキャラクタ画像とを液晶ディスプレイLCDの画面に同時に表示出力させることによって遊技者にいずれの図柄を狙えばよいのかを分からなくすることができる。また当選した特殊小役に対応付けられた図柄の色(例えば、赤)と、当選しなかった特殊小役に対応付けられた図柄の色(例えば、青)との中間の色(例えば、紫)を付したキャラクタ画像を液晶ディスプレイLCDの画面に表示出力させるようにしてもよい。なお図柄の色を利用して報知演出を行う場合には、遊技機の前面上扉UDなどに設けられたランプやLEDの発光色を利用してもよい。
なお本実施形態の機能ブロック構成は、コンピュータシステム(ゲームシステムを含む)に関しても適用することができる。これらのシステムでは、本実施形態の遊技制御手段100としてコンピュータを機能させるプログラムを、CD、DVD等の情報記憶媒体あるいはインターネット上のWebサーバからネットワークを介してダウンロードすることによって、その機能を実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、メダル投入スイッチ210、ベットスイッチ220、スタートスイッチ230、ストップスイッチ240等は、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、あるいはコントローラなどの操作手段に対してそれらの機能を仮想的に割り当てることにより実現することができる。また上記コンピュータシステムでは、リールユニット310やホッパーユニット320などは必須の構成要件ではなく、これらの装置ユニットは、ディスプレイ(表示装置330)に表示出力される画像の制御によってそれらの機能を仮想的に実現することができる。
2.本実施形態の制御手法
次に、図3〜図9を参照しながら、本実施形態の遊技機で採用されている制御手法を具体的に説明する。
本実施の形態では、ビッグボーナス状態の終了を契機として開始される第1RT状態において、ビッグボーナスに当選した遊技でビッグボーナスの入賞を逃した場合、および特殊小役に当選した遊技で特殊小役の入賞を逃した場合に、有効ライン上に同一の図柄組合せ(特定の図柄組合せ)が表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御手法を採用している。なお本実施の形態では、第1リールR1〜第3リールR3に対応するストップボタンB1〜B3の押下順序や押下タイミングに応じて図柄を引き込むことができる量が0コマ〜4コマの範囲で可変するように各リールの停止位置が決定される制御が行われるものとする。
まず本実施形態の遊技機では、リールユニット310を構成する第1リールR1〜第3リールの第0コマ〜第20コマまでの計21コマ分の図柄配列領域に対して図3に示すように図柄が配列されている。そして図3に示す例では、「JAC」図柄と「プラム」図柄とが第1リールR1〜第3リールR3の各リールに関して図柄間隔が4コマ以内となるように配列されており、内部抽選においてリプレイやプラム役に当選した場合には、ストップボタンB1〜B3をいかなる押下順序およびいかなる押下タイミングで操作しても「JAC」図柄や「プラム」図柄が引き込み可能な範囲の位置に存在している。このため内部抽選においてリプレイに当選した場合には、いかなる停止操作を行ってもリプレイの入賞形態を示す図柄組合せ「JAC・JAC・JAC」を有効ラインL1〜L5のいずれかに停止表示させることが可能となっている。また内部抽選において通常小役であるプラム役に当選した場合には、いかなる停止操作を行ってもプラム役の入賞形態を示す図柄組合せ「プラム・プラム・プラム」を有効ラインL1〜L5のいずれかに停止表示させることが可能となっている。
また本実施の形態では、有効ラインに「白7・白7・白7」の図柄組合せが表示された場合にビッグボーナスの入賞が確定し、有効ラインに「黒7・黒7・黒7」の図柄組合せが表示された場合にレギュラーボーナスの入賞が確定するように役の入賞形態が設定されており、図5に示す例では、「白7」図柄と「黒7」図柄とが第1リールR1〜第3リールR3の各リールに対して1つずつ配列されている。なお「白7」図柄および「黒7」図柄は、各リールに複数個ずつ配列されていてもよい。
まず、内部抽選においてビッグボーナスに当選した場合には、「白7」図柄を有効ラインL1〜L5上に引き込み可能なタイミング操作することによって、有効ライン上に「白7・白7・白7」の図柄組合せを表示させてビッグボーナスを入賞させることができるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行っている。例えば、図4(A)に示す例では、有効ラインL4において「白7・白7・白7」の図柄組合せが表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させている。そして例えば、ビッグボーナスに当選している状態で当選していないレギュラーボーナスの入賞を狙って停止操作を行ったとすると、本実施形態の制御手法では、第1リールR1について「JAC」図柄が有効ライン上の停止位置(上段、中段、下段のいずれか)に停止するようにリールを停止させる制御が行われる。図4(B)では、第1リールR1に関して中段の停止位置に「JAC」図柄が引き込まれている。このとき第2リールR2と第3リールR3とに関しては、「JAC」図柄が停止している有効ラインL1上の停止位置(中段の停止位置)に「プラム」図柄を引き込むようにリールを停止させる制御を行う。こうしてビッグボーナスの当選状態において「白7・白7・白7」を停止表示させることができない態様でストップボタンB1〜B3に対して押下操作が行われると、有効ライン上に「JAC・プラム・プラム」の図柄組合せ(特定の図柄組合せ)が停止表示するように各リールを停止させる制御を行っている。
次に、内部抽選においてレギュラーボーナスに当選した場合には、「黒7」図柄を有効ラインL1〜L5上に引き込み可能なタイミング操作することによって、有効ライン上に「黒7・黒7・黒7」の図柄組合せを表示させてレギュラーボーナスを入賞させることができるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行っている。例えば、図5(A)に示す例では、有効ラインL5において「黒7・黒7・黒7」の図柄組合せが表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させている。そして例えば、レギュラーボーナスに当選している状態で当選していないビッグボーナスの入賞を狙って停止操作を行ったとすると、本実施形態の制御手法では、第1リールR1について「JAC」図柄が有効ライン上の停止位置(上段、中段、下段のいずれか)に停止するようにリールを停止させる制御が行われる。図5(B)では、第1リールR1に関して上段の停止位置に「JAC」図柄が引き込まれている。このとき第2リールR2に関しては、「JAC」図柄が停止している有効ラインL4上の停止位置(中段の停止位置)に「プラム」図柄を引き込むようにリールを停止させ、第3リールR3に関しては、有効ラインL4上の停止位置(下段の停止位置)に「プラム」図柄を引き込むようにリールを停止させる制御を行う。こうしてレギュラーボーナスの当選状態において「黒7・黒7・黒7」を停止表示させることができない態様でストップボタンB1〜B3に対して押下操作が行われると、有効ライン上に「JAC・プラム・プラム」の図柄組合せ(特定の図柄組合せ)が停止表示するように各リールを停止させる制御が行われる。
また本実施の形態では、有効ラインに「白7・プラム・プラム」が表示された場合に特殊小役Aの入賞が確定し、有効ラインに「黒7・プラム・プラム」が表示された場合に特殊小役Bの入賞が確定するように役の入賞形態が設定されている。
まず、内部抽選で特殊小役Aに当選した場合には、第1リールR1に関して有効ライン上の停止位置(上段、中段、下段のいずれか)に「白7」図柄が引き込むことができるタイミングでストップボタンB1を押下操作すれば、「プラム」図柄については第2リールR2及び第3リールR3に関して「白7」図柄が停止している有効ライン上に引き込まれるようにリールを停止させる制御が行われる。図6(A)に示す例では、第1リールR1に関して上段の停止位置に「白7」図柄が停止しており、第2リールR2及び第3リールR3に関しては、有効ラインL4上で特殊小役Aが入賞するように「プラム」図柄が引き込まれて停止表示されている。
一方、内部抽選で特殊小役Aに当選した状態で、例えば、当選していない特殊小役Bの入賞を狙って停止操作を行ったとすると、本実施形態の制御手法では、図4(B)および図5(B)に示した例と同様に、有効ラインL1〜L5のいずれかに対して特定の図柄組合せである「JAC・プラム・プラム」が停止表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行う。図6(B)に示す例では、特殊小役Aが当選している状態で特殊小役Aの入賞を逃したことにより、有効ラインL5上に「JAC・プラム・プラム」の図柄組合せが停止表示するように第1リールR1〜第3リールR3が停止している。
次に、内部抽選で特殊小役Bに当選した場合には、第1リールR1に関して有効ライン上の停止位置に「黒7」図柄が引き込むことができるタイミングでストップボタンB1を押下操作すれば、「プラム」図柄については第2リールR2及び第3リールR3に関して「黒7」図柄が停止している有効ライン上に引き込まれるようにリールを停止させる制御が行われる。図7(A)に示す例では、第1リールR1に関して中段の停止位置に「黒7」図柄が停止しており、第2リールR2及び第3リールR3に関しては、有効ラインL1上で特殊小役Bが入賞するように「プラム」図柄が引き込まれて停止表示されている。
一方、内部抽選で特殊小役Bに当選した状態で、例えば、当選していない特殊小役Aの入賞を狙って停止操作を行ったとすると、本実施形態の制御手法では、図4(B)、図5(B)、および図6(B)に示した例と同様に、有効ラインL1〜L5のいずれかに対して特定の図柄組合せである「JAC・プラム・プラム」が停止表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行う。図7(B)に示す例では、特殊小役Bが当選している状態で特殊小役Bの入賞を逃したことにより、有効ラインL3上に「JAC・プラム・プラム」の図柄組合せが停止表示するように第1リールR1〜第3リールR3が停止している。
ここで本実施形態の遊技機では、内部抽選におけるリプレイの当選確率が通常状態よりも上昇するRT状態として、第1RT状態と第2RT状態を設定している。そして第1RT状態は、ビッグボーナス状態の終了を契機として移行する遊技状態であり、リプレイの高確率当選状態が、最大100回分に相当する遊技において継続するように制御される。また第2RT状態は、特定の図柄組合せ「JAC・プラム・プラム」が有効ラインL1〜L5のいずれかに停止表示されたことを契機として移行する遊技状態であり、リプレイの高確率当選状態が1回の遊技で終了するように制御される。
そして図3〜図7に示した本実施形態の制御手法の例によれば、内部抽選において、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、特殊小役A、特殊小役Bに当選した状態で、当選した役の入賞を逃すようにストップボタンB1〜B3に対して押下操作が行われた場合には、共通の図柄組合せ「JAC・プラム・プラム」が有効ラインL1〜L5のいずれかに停止表示されるように第1リールR1〜第3リールR3を停止させる制御を行っており、第1RT状態において、「JAC・プラム・プラム」の図柄組合せが有効ラインL1〜L5のいずれかに停止表示された場合には、第1RT状態を強制終了して第2RT状態へ移行させるようにしている。また本実施の形態では、第1RT状態においてビッグボーナスやレギュラーボーナスに当選した場合にも、第1RT状態を強制終了させる制御を行っている。このため、第1RT状態において「JAC・プラム・プラム」の図柄組合せが有効ラインL1〜L5のいずれかに停止表示されたことを契機に第1RT状態が終了しても、遊技者には、ビッグボーナスやレギュラーボーナスの当選を契機に第1RT状態が終了したのか、役の入賞を逃したことにより「JAC・プラム・プラム」の図柄組合せが表示されて第1RT状態が終了したのかが判別することができないようになるため、第1RT状態が終了した後の遊技においてもビッグボーナスやレギュラーボーナスの当選に対する期待感を持続させたま遊技者に遊技を行わせることができるようになる。
次に本実施形態の遊技機で行っている演出制御の手法について説明する。本実施形態では、特殊小役Aと特殊小役Bという2種類の特殊小役を用意しており、当選した特殊小役の入賞を逃した場合には、第1RT状態が終了するようになっているため、第1RT状態における内部抽選によって特殊小役Aに当選した遊技と特殊小役Bに当選した遊技とにおいて、以下のような報知演出を実行することが好ましい。
図8(A)〜図8(D)には、液晶ディスプレイLCDの表示画面の例が示されている。
図8(A)は、第1RT状態において特殊小役Aまたは特殊小役Bに当選した遊技において、当選している特殊小役の図柄組合せを報知する画像と当選していない特殊小役の図柄組合せを報知する画像とを同時に表示した例である。また図8(B)は、特殊小役Aの図柄組合せ「白7・プラム・プラム」と特殊小役Bの図柄組合せ「黒7・プラム・プラム」との間における相違点である「白7」図柄と「黒7」図柄とを、中間色の「灰7」図柄で表示することにより、特殊小役Aと特殊小役Bとのどちらに当選したのかが識別不能になるように報知する画像を表示した例である。このようにすれば、第1RT状態において特殊小役A、Bのいずれに当選したのかを予想しながら遊技を行う楽しみを提供することができるとともに、第1RT状態の終了に対する緊張感を遊技者に与えることもできるようになる。
また本実施形態では、特殊小役に当選した遊技では、第1リールR1に関して有効ライン上に当選した特殊小役を構成する「白7」図柄または「黒7」図柄を停止させることができれば、第2リールR2と第3リールR3とに関しては「白7」図柄または「黒7」図柄が停止している有効ライン上に「プラム」図柄を引き込むことができるようになっているため、第1リールR1に関して狙うべき図柄を報知するようにしてもよい。例えば、図8(C)では、左リール(第1リールR1)に「白7」図柄か「黒7」図柄を狙うべき旨を報知する画像を表示した例である。また例えば、図8(D)では、左リールに白と黒の中間色の灰色で表現された「灰7」図柄を模した画像を表示させて間接的に「白7」図柄か「黒7」図柄を狙うべき旨を報知する画像を表示した例である。このようにしても図8(A)や図8(B)に示した例と同様に特殊小役Aと特殊小役Bとのどちらに当選したのかが識別不能になるように報知することができるようになる。
続いて図9のフローチャートを参照しながら本実施形態の手法を実現する遊技機の制御処理の例を説明する。
まず本実施形態の遊技機では、初期設定で通常状態に設定され、通常遊技が実行される(ステップS10)。そして通常状態中にボーナス(BBまたはRB)に当選して(ステップS11でY)、所定の図柄組合せが1の有効ライン上に揃って停止することによりボーナスが入賞すると(ステップS12でY)、遊技状態が通常状態からボーナス状態(BB状態、RB状態)に移行する(ステップS13)。
BB状態では、小役の種類や入賞率がアップし、通常状態よりも多くのメダルが短時間で獲得できるBB遊技が実行される。そして、BB遊技は、所定枚数(例えば、465枚)を超えるメダルが払い出されるまで継続され、メダルの総払出枚数が所定枚数に達すると終了条件が成立して(ステップS14でY)、BB状態は終了する。
RB状態では、小役の種類や入賞率がアップしたRB遊技が行われ、8回の小役の入賞が達成された場合、あるいは12ゲームのRB遊技が消化された場合には終了条件が成立して(ステップS14でY)、RB状態が終了する。
そして終了したボーナス状態がBB状態であった場合には(ステップS15Y)、第1RT状態のゲーム数G1(G1回の遊技回数に相当する値)を設定してから第1RT状態に移行する(ステップS16、S17)。
第1RT状態では、リプレイの当選確率を通常状態よりも上昇させたRT遊技を実行する。そして第1RT状態は、原則として、ステップS16で設定されたゲーム数G1に相当する回数のRT遊技を消化した場合(ゲーム数G1が0になった場合:ステップS18でY)や、ボーナス(BB又はRB)に当選した場合(ステップS19でY)に終了する(ステップS10またはステップS12へ)。また本実施の形態では、第1RT状態において特殊小役(特殊小役Aまたは特殊小役B)に当選し(ステップS20でY)、当選した特殊小役を入賞させた場合には、特殊小役に対して設定された枚数のメダルが払い出される。しかし、当選した特殊小役の入賞を逃した場合には、有効ライン上に「JAC・プラム・プラム」の図柄組合せが停止表示されるようにリールを停止させる制御が行われ、「JAC・プラム・プラム」の図柄組合せが停止表示された場合には(ステップS21でY)、第1RT状態を終了させて第2RT状態でのゲーム数G2(G2回の遊技回数に相当する値)を上書き設定してから第2RT状態へ移行する(ステップS23、S24)。
また本実施形態では第1RT状態においてボーナスに当選することにより第1RT状態が終了して、当選したボーナスの入賞を逃した場合にも有効ライン上に「JAC・プラム・プラム」の図柄組合せが停止表示されるようにリールを停止させる制御が行われ(ステップS12でN、ステップS22)、この場合にも遊技状態が第2RT状態へと移行する(ステップS23、S24)。
第2RT状態では、リプレイの当選確率を通常状態よりも上昇させたRT遊技を実行する。そしてステップS23で設定されたゲーム数G2に相当する回数のRT遊技を消化した場合(ゲーム数G2が0になった場合:ステップS25でY)やボーナス(BB又はRB)に当選した場合(ステップS26でY)には、第2RT状態を終了させる(ステップS10またはステップS12へ)。
なお、本発明は、上記の実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、遊技状態として、通常状態、第1RT状態、第2RT状態、BB状態、RB状態を設定したが、これら以外の遊技状態を設定してもよい。例えば、ボーナス(BBまたはRB)に当選したことを契機として、当選したボーナスが入賞するまでリプレイの高確率当選状態が継続する第3RT状態などを設けるようにしてもよい。
また上記実施形態では、特に言及していなかったが、第1RT状態と第2RT状態とにおけるリプレイの当選確率は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また例えば、ビッグボーナスと特殊小役Aとが1回の遊技で重複当選する場合やレギュラーボーナスと特殊小役Bとが1回の遊技で重複当選する場合があるように内部抽選をおこなうようにしてもよい。また例えば、ビッグボーナスと特殊小役Bとが1回の遊技で重複当選する場合やレギュラーボーナスと特殊小役Aとが1回の遊技で重複当選する場合があるように内部抽選をおこなうようにしてもよい。これらの場合には、ボーナスに対応づけられた図柄と特殊小役に対応づけられた図柄との間で図柄の引き込み制御に関して優先度を設定しておくことができる。例えば、ボーナスに対応づけられた図柄を特殊小役に対応づけられた図柄によりも引き込み制御に関する優先度を上位に設定しておけば、ボーナスと特殊小役とが重複当選した遊技において遊技者にとって魅力が高いボーナスを特殊小役に優先して入賞させることができるようになる。
本実施形態の遊技機の外観構成を示す斜視図である。 本実施形態の遊技機の機能を説明するためのブロック図である。 本実施形態の制御手法で用いるリールの図柄配列の例を示す図である。 本実施形態の制御手法の例を説明するための図である。 本実施形態の制御手法の例を説明するための図である。 本実施形態の制御手法の例を説明するための図である。 本実施形態の制御手法の例を説明するための図である。 本実施形態の制御手法の例を説明するための図である。 本実施形態の遊技機の制御処理例を示すフローチャート図である。
符号の説明
BX 収納箱、UD 前面上扉、DD 前面下扉、DW 表示窓、
LCD 液晶ディスプレイ、DS 遊技情報表示部、
R1 第1リール、R2 第2リール、R3 第3リール、
B0 ベットボタン、SL スタートレバー、B1〜B3 ストップボタン、
MI メダル投入口、MO メダル払い出し口、MP メダル受け皿、
100 遊技制御手段、110 乱数発生手段、120 抽選手段、
130 リール制御手段、140 入賞判定手段、150 払出制御手段、
160 リプレイ処理手段、170 遊技状態移行制御手段、
171 遊技回数カウント手段、180 演出制御手段、
181 小役報知演出制御手段、
190 記憶手段、191 抽選テーブル記憶手段、192 フラグ記憶手段、
193 停止制御テーブル記憶手段、194 入賞判定テーブル記憶手段、
195 演出テーブル記憶手段、
210 メダル投入スイッチ、220 ベットスイッチ、230 スタートスイッチ、
240 ストップスイッチ、310 リールユニット、320 ホッパーユニット、
330 表示装置、340 スピーカ

Claims (4)

  1. 外周面に複数種類の図柄が配列され、回転可能に設けられた複数のリールと、
    前記複数のリールの回転及び停止の契機となる操作を行うための操作手段と、
    乱数を用いて役の当否を決定する内部抽選を行う抽選手段と、
    前記操作手段への停止操作に基づいて、回転中の前記複数のリールを役の当否に応じて停止させ、停止操作が行われた時点で有効ラインに対して所定の引き込み範囲内に存在する図柄を有効ライン上に表示させるように回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、
    通常状態、入賞に伴い遊技媒体の投入を要さずに次回の遊技を行わせる再遊技役の当選確率を通常状態より高い確率に変動させた再遊技確率変動状態、及び入賞に伴い遊技媒体が払い出される小役の入賞率を通常状態よりも上昇させたボーナス状態を含む複数の遊技状態の間で遊技状態を移行させる制御を行う遊技状態移行制御手段とを備え、
    前記複数のリールの停止状態において有効ラインに役を構成する図柄組合せが表示された場合に役の入賞が確定する遊技機であって、
    前記抽選手段が、
    前記再遊技確率変動状態において、前記小役として設定されている第1の特殊役と、前記ボーナス状態への移行契機として設定されている第2の特殊役とを含む複数の役の当否を決定する内部抽選を行っており、前記第2の特殊役が当選した場合には、前記第2の特殊役が入賞するまで前記第2の特殊役が当選した状態を持ち越す制御を行い、
    前記リール制御手段が、
    前記再遊技確率変動状態における前記第1の特殊役に当選した遊技において、前記操作手段への停止操作の態様が当選した前記第1の特殊役を構成する図柄組合せを有効ラインに表示させるための態様と異なる場合に特定の図柄組合せが有効ラインに表示され、前記再遊技確率変動状態における前記第2の特殊役に当選した遊技において、前記操作手段への停止操作の態様が当選した前記第2の特殊役を構成する図柄組合せを有効ラインに表示させるための態様と異なる場合にも前記特定の図柄組合せが有効ラインに表示されるように前記複数のリールを停止させる制御を行い、
    前記複数のリールのそれぞれの外周面には、停止操作の時点に関わらず有効ラインに対して前記所定の引き込み範囲内に前記特定の図柄組合せを構成する図柄が存在するように配列されており、
    前記遊技状態移行制御手段が、
    前記第2の特殊役の入賞に基づいて遊技状態を前記ボーナス状態へ移行させ、
    前記再遊技確率変動状態において前記第1の特殊役が当選した場合には、有効ラインに前記特定の図柄組合せが表示されたことに基づいて、前記再遊技確率変動状態を終了させ、
    前記再遊技確率変動状態において前記第2の特殊役が当選した場合には、前記第2の特殊役が当選したことに基づいて、前記再遊技確率変動状態を終了させることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1において、
    前記再遊技確率変動状態として、前記ボーナス状態の終了を移行契機とする第1再遊技確率変動状態と、有効ラインに前記特定の図柄組合せが表示されたことを移行契機とする第2再遊技確率変動状態とが設定されており、
    前記遊技状態移行制御手段が、
    前記第1再遊技確率変動状態において有効ラインに前記特定の図柄組合せが表示されたことに基づいて前記第1再遊技確率変動状態を終了させるとともに前記第2再遊技確率変動状態を開始させる制御を行うことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1の特殊役として、役を構成する前記図柄組合せが互いに異なる複数種類の小役が設定されており、
    前記抽選手段による内部抽選の結果に基づいて、前記複数種類の小役のうち当選した小役及び当選しなかった小役の双方を同時に報知するための制御を行う演出制御手段をさらに備えることを特徴とする遊技機。
  4. 外周面に複数種類の図柄が配列され、回転可能に設けられた複数のリールと、
    前記複数のリールの回転及び停止の契機となる操作を行うための操作手段と、
    乱数を用いて役の当否を決定する内部抽選を行う抽選手段と、
    前記操作手段への停止操作に基づいて、回転中の前記複数のリールを役の当否に応じて停止させ、停止操作が行われた時点で有効ラインに対して所定の引き込み範囲内に存在する図柄を有効ライン上に表示させるように回転中のリールを停止させる制御を行うリール制御手段と、
    通常状態と、入賞に伴い遊技媒体の投入を要さずに次回の遊技を行わせる再遊技役の当選確率を通常状態より高い確率に変動させた第1再遊技確率変動状態及び第2再遊技確率変動状態と、入賞に伴い遊技媒体が払い出される小役の入賞率を通常状態よりも上昇させたボーナス状態とを含む複数の遊技状態の間で遊技状態を移行させる制御を行う遊技状態移行制御手段とを備え、
    前記複数のリールの停止状態において有効ラインに役を構成する図柄組合せが表示された場合に役の入賞が確定する遊技機であって、
    前記抽選手段が、
    前記第1再遊技確率変動状態において、前記小役として設定されている第1の特殊役と前記ボーナス状態への移行契機として設定されている第2の特殊役とが重複して当選する場合と、第1の特殊役が第2の特殊役と重複せずに当選する場合と、第2の特殊役が第1の特殊役と重複せずに当選する場合とが存在するように内部抽選を行っており、前記第2の特殊役が当選した場合には、前記第2の特殊役が入賞するまで前記第2の特殊役が当選した状態を持ち越す制御を行い、
    前記リール制御手段が、
    前記第1再遊技確率変動状態における前記第1の特殊役及び前記第2の特殊役が重複して当選した遊技において、前記操作手段への停止操作の態様が当選した前記第1の特殊役及び前記第2の特殊役を構成する図柄組合せを有効ラインに表示させるための態様と異なる場合に特定の図柄組合せが有効ラインに表示されるように前記複数のリールを停止させる制御を行い、
    前記第1再遊技確率変動状態における前記第1の特殊役が前記第2の特殊役と重複せずに当選した遊技において、前記操作手段への停止操作の態様が当選した前記第1の特殊役を構成する図柄組合せを有効ラインに表示させるための態様と異なる場合に前記特定の図柄組合せが有効ラインに表示されるように前記複数のリールを停止させる制御を行い、
    前記第1再遊技確率変動状態における前記第2の特殊役が前記第1の特殊役と重複せずに当選した遊技において、前記操作手段への停止操作の態様が当選した前記第2の特殊役を構成する図柄組合せを有効ラインに表示させるための態様と異なる場合に前記特定の図柄組合せが有効ラインに表示されるように前記複数のリールを停止させる制御を行い、
    前記複数のリールのそれぞれの外周面には、停止操作の時点に関わらず有効ラインに対して前記所定の引き込み範囲内に前記特定の図柄組合せを構成する図柄が存在するように配列されており、
    前記遊技状態移行制御手段が、
    前記ボーナス状態の終了を契機として遊技状態を前記第1再遊技確率変動状態へ移行させ、
    前記第1再遊技確率変動状態において、前記第1の特殊役及び前記第2の特殊役が重複して当選した場合、ならびに前記第2の特殊役が前記第1の特殊役と重複せずに当選した場合には、前記第2の特殊役が当選したことに基づいて、前記第1再遊技確率変動状態を終了させ、
    前記第1再遊技確率変動状態において前記第1の特殊役が前記第2の特殊役と重複せずに当選した場合には有効ラインに前記特定の図柄組合せが表示されたことに基づいて、前記第1再遊技確率変動状態を終了させるとともに前記第2再遊技確率変動状態を開始させる制御を行うことを特徴とする遊技機。
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