JP4979270B2 - 梱包機 - Google Patents

梱包機 Download PDF

Info

Publication number
JP4979270B2
JP4979270B2 JP2006140404A JP2006140404A JP4979270B2 JP 4979270 B2 JP4979270 B2 JP 4979270B2 JP 2006140404 A JP2006140404 A JP 2006140404A JP 2006140404 A JP2006140404 A JP 2006140404A JP 4979270 B2 JP4979270 B2 JP 4979270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
roller
pool
rotation
reverse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006140404A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007308179A (ja
Inventor
康則 榊
健一 遠田
正尚 広瀬
英二 飛田
三郎 鶴巻
Original Assignee
ストラパック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ストラパック株式会社 filed Critical ストラパック株式会社
Priority to JP2006140404A priority Critical patent/JP4979270B2/ja
Publication of JP2007308179A publication Critical patent/JP2007308179A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4979270B2 publication Critical patent/JP4979270B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

この発明は、梱包不可能な長さになったバンドを、本体外に排出する機能を備えた梱包機に関する。
この種の梱包機として、図2のような梱包機が従来から知られている。
図2に示す梱包機1は、本体2と、この本体2の上面に位置する梱包台3と、この梱包台3の上方に立設したガイドアーチ4とを備える。ガイドアーチ4は、その内部にバンド通路4aを設けるとともに、このバンド通路4a内を樹脂製のバンドBがスムーズに通過するようにしている。
このバンド通路4aを通過するバンドBは、バンドコイルに巻きついた状態で引き出し自在に収納されており、バンドコイルごとバンドリール5に装着している。そして、バンドBの一端をバンドリール5から引き出すとともに、ガイドローラ6,7を介して本体2内に導くようにしている。
上記バンドリール5から本体2内にバンドBを送給するのが、一対のローラ部材からなるプールローラ8である。このプールローラ8は、一方を駆動源に直結したローラとし、他方を従動ローラとした一対のローラ部材がバンドBを挟み込むようにして配置しており、プールローラ8がm方向に正回転することによって、バンドBを本体2内に送給している。
上記のようにプールローラ8によって本体2内に送給されたバンドBは、駆動ローラ9および従動ローラ10からなるローラ機構によって、上記バンド通路4aに送給される。この駆動ローラ9および従動ローラ10は、その間にバンドBを挟み込むようにして配置するとともに、駆動ローラ9がm方向に正回転したり、あるいはn方向に逆回転したりする。なお、従動ローラ10は、バンドBの送給に伴って回転するようにしている。つまり、駆動ローラ9がm方向に正回転すると、バンドBが上記バンド通路4aに送給されるとともに、このバンドBの送給に応じて従動ローラ10も回転することになる。
また、本体2内であって、ローラ機構とバンドリール5との間にはバンドプール11を設けている。
このバンドプール11は、プールローラ8が本体2内に送給したバンドBをダブつかせておく場所である。このようにローラ機構とバンドリール5との間にバンドBをダブつかせておくのは、ローラ機構がバンドBをバンド通路4aに送給する際に、駆動ローラ9の回転分だけ確実にバンドBを送給するためである。
すなわち、バンドリール5からローラ機構まで直線的にバンドBを導いてしまうと、バンドリール5の慣性力が駆動ローラ9の送給力に抗するように作用してしまい、バンドBをバンド通路4aにスムーズに送給できなくなってしまう。そこで、ローラ機構とバンドリール5との間にバンドプール11を設け、このバンドプール11内にバンドBをダブつかせておくのである。
そして、駆動ローラ9によってバンドプール11から送給されたバンドBは、シーリングユニットU(a位置)を通過するとともに、ガイドアーチ4のバンド通路4aに進入した後、再びシーリングユニットUに進入してセッティング位置(b位置)に到達する。なお、このセッティング位置においては、a位置にあるバンドBの部分と、b位置にあるバンドBの先端部分とが重合している。
上記シーリングユニットUは、上記梱包台3の下方に設けるとともに、セッティング位置(b位置)に進入したバンドBの先端部分と、バンドBにおいてa位置内に位置する部分、すなわち重合部分を熱等によって固定し、当該固定部分よりも僅かに駆動ローラ9側でバンドBを切断するものである。
なお、シーリングユニットUには、バンドBの先端がセッティング位置に到達しているかを検知するバンド検知手段12を備えるとともに、上記ガイドローラ6,7間にも、同様にバンド検知手段13を備えている。また、本体2にはコントローラCを設け、このコントローラCに上記バンド検知手段12,13を接続している。そして、この両手段12,13を構成するセンサーから送信された信号に基づいて、コントローラCが、ローラ機構やプールローラ8およびシーリングユニットUを制御するようにしている。
次に上記梱包機1の作用について説明する。
今、図2の状態から梱包台3上に被梱包物を配置して、図示しないスイッチを押す。すると、駆動ローラ9がn方向に逆回転してバンド通路4a内のバンドBを引き戻して被梱包物外周に巻きつける。このように被梱包物外周にバンドBが巻きついたら、シーリングユニットUが、b位置にあるバンドBの先端と、バンドBにおいてa位置内にある部分との重合部を熱等によって固定するとともに、当該固定部分よりも僅かに駆動ローラ9側でバンドBを切断する。
上記のようにして一つの被梱包物の梱包作業が終了すると、コントローラCが、駆動ローラ9を制御して、駆動ローラ9をm方向に正回転させる。したがって、シーリングユニットUによって切断されたバンドBの先端が、駆動ローラ9の回転によって、バンド通路4aを通過してシーリングユニットUのb位置、つまりセッティング位置まで到達して、次の梱包の待機状態になる。
なお、駆動ローラ9が正回転してバンド通路4a内にバンドBを送給すると、バンドプール11にプールされたバンドBが減少するが、バンドプール11内のバンドBが所定量以下になると、図示しないセンサーがコントローラCにバンドBのプール量が所定量以下になったことを送信する。当該信号を受信したコントローラCは、プールローラ8を制御して、プールローラ8をm方向に正回転させるとともに、バンドBがバンドリール5から引き出されてバンドプール11内に送給され、バンドプール11内のバンドB残量が、所定量以下にならないようにしている。
このようにして梱包作業を続けた結果、バンドリール5からバンドBが全て引き出された場合には、コントローラCが次のような制御を行う。
すなわち、バンド検知手段13は、ガイドローラ6,7間にバンドBが存在していることを検知している。この状態において、バンドリール5からバンドBが全て引き出され、バンドBの終端がガイドローラ6,7間を通過すると、ガイドローラ6,7間にバンドBがなくなる。すると、バンド検知手段13は、バンドBがガイドローラ6,7間に存在しなくなったことを検知してコントローラCにバンド切れを知らせる信号を送信する。
当該信号を受信したコントローラCは、プールローラ8を即座に制御して、ローラ間にバンドBを挟み込んでロックするとともに、バンドBの終端が本体2内に送給されないようにする。
ただし、この状態においても、バンドプール11内には数回分の梱包が可能なバンドBがプールされている。したがって、駆動ローラ9は、バンドプール11内にバンドBが残っている限り、シーリングユニットUのセッティング位置までバンドBの送給を続けることができる。そして、バンドプール11内のバンドBが少なくなると、駆動ローラ9が回転しても、セッティング位置までバンドBの先端を送給することができなくなる。言い換えれば、バンドBの先端が、セッティング位置まで届かずに、バンド通路4a内に留まってしまう。
このように、駆動ローラ9が回転してから所定の時間内に、バンド検知手段12がバンドBを検知しない場合には、バンド検知手段12が、バンド切れの信号をコントローラCに送信する。当該信号を受信したコントローラCは、駆動ローラ9をn方向に逆回転させるとともに、プールローラ8もn方向に逆回転させるように制御する。
上記のように、この梱包機1によれば、バンドBが梱包不可能な長さになった場合に、駆動ローラ9とプールローラ8とを逆回転させるので、短くなったバンドBを本体2外部に排出することができる。したがって、本体2内に短くなったバンドBが残留してしまうことがなくなり、バンドBを交換する際の作業を容易にすることができる。
特許第2681531号
上記した従来の梱包機1においては、バンドBがセッティング位置に到達しているかを検知するために、バンドBの先端が位置する部分にバンド検知手段12を設けるとともに、バンドリール5にバンドBが存在するかを検知するために、ガイドローラ6,7間にバンド検知手段13を設けている。
このバンド検知手段12,13は、バンド接触片を介してバンドBの先端および終端を検知するのが一般的である。
しかし、バンドBの先端および終端を検知するために機械的な検知手段を設けると、バンド接触片が変形、破損等して動作不良を生じてしまい、バンドBを本体外へ排出する排出機能が働かなくなってしまうという問題があった。
また、バンド接触片とバンドBとの接触動作によってバンドBの終端検知をすると、バンド接触片の動作遅れによって、バンドBの終端が検知手段13を通過してから、コントローラCに信号が送信されるまでの間にタイムロスが生じてしまう。しかも、コントローラCが駆動ローラを停止するように制御しても、プールローラ8には慣性力が作用するため、即座に停止することができない。
このような状況下において、バンドBの終端がプールローラ8を通過する前に、プールローラ8を停止させるためには、バンドリール5とプールローラ8との距離を長くしなければならなかった。
そのため、バンドコイルからバンドBの先端を引き出してプールローラ8にセットする際に、バンドBをバンドコイルから長く引き出して、ガイドローラ6,7に掛け渡さなければならず、バンドコイルの交換作業が非常に面倒になってしまうという問題があった。
さらに、バンド検知手段には、センサーに加えてバンド接触片を設けなければならず、また、バンドBの終端を検知するためにガイドローラ6,7を設けなければならないため、装置全体の製造コストが高くなってしまうという問題があった。
この発明の目的は、梱包不可能な長さになったバンドを本体外に確実に排出する機能を備えるとともに、操作性の優れた梱包機を提供することである。
この発明は、被梱包物を配置するテーブル等からなる梱包台と、梱包台の上方に立設して内部にバンドを導くガイドアーチと、バンドを引き出し自在に収納したバンドコイルを装着するバンドリールと、バンドをプールするバンドプールと、バンドリールからバンドプールにバンドを送給するプールローラと、上記バンドプールからバンドを引き出して上記アーチガイドへ導くとともに、このアーチガイドを経由したバンド先端をセッティング位置まで到達させる正転機能を備えたローラ及びアーチガイドに導かれたバンドを引き戻す逆転機能を備えたローラからなるローラ機構と、上記セッティング位置に到達したバンド先端を保持しながら、このバンド先端側とバンドの供給側とが重なり合う部分を溶着して切断するシーリングユニットと、バンドリールとプールローラとの間にあって、バンドリールに巻き取られたバンドの終端を検知するバンド検知手段と、このバンド検知手段に接続され、上記プールローラ、ローラ機構及び上記シーリングユニットを制御するコントローラとを備えた梱包機を前提とする。
そして、第1の発明は、上記コントローラに、上記逆転機能を備えたローラの逆転回数を検知する回転センサーを接続するとともに、予め設定した最小の被梱包物外周にバンドを引き戻す際に必要な、逆転機能を備えたローラの逆転回数を最大ローラ回転数として記憶させ、さらにこのコントローラは、上記バンド検知手段がバンドの上記最終端を検知したとき、上記プールローラを停止させるとともに、停止状態を維持して当該バンドを保持させる機能と、上記回転センサーからの信号に基づいて逆転機能を備えたローラの逆転開始からの逆転回数を監視する機能と、上記逆転開始からの逆転回数が上記最大ローラ回転数を超えたとき、上記プールローラを逆回転させてバンドをバンドプール外に排出させる機能とを備えた点に特徴を有する。
第2の発明は、プールローラが直流発電制動の電気式ブレーキにより停止される点に特徴を有する。
第1の発明によれば、ローラ機構の逆転機能を備えたローラが逆転する際の、逆転回数を検知する回転センサーを設け、この回転センサーによってバンドの先端を検知するようにしたので、従来のようにバンドの先端検知に用いるバンド接触片を設ける必要がない。したがって、バンド接触片が変形、破損等して動作不良を生じる心配がなく、バンドを確実に本体外へ排出することができる。
第2の発明によれば、プールローラが、直流発電制動の電気式ブレーキによって停止するので、バンド検知手段がバンドの終端を検知したとき、即座にプールローラを停止することができる。したがって、バンドリールとプールローラとの距離を短くすることが可能となり、バンドコイルの交換作業を容易にすることができる。
図1を用いてこの発明の実施形態について説明する。なお、上記従来の梱包機と同様の構成要素については同様の符号を付して説明することとする。
図1に示す梱包機21は、本体2と、この本体2の上面に位置する梱包台3と、この梱包台3の上方に立設したガイドアーチ4とを備える。ガイドアーチ4は、その内部にバンド通路4aを設けるとともに、このバンド通路4a内を樹脂製のバンドBがスムーズに通過するようにしている。
このバンド通路4aを通過するバンドBは、バンドコイルに巻きついた状態で引き出し自在に収納されており、バンドコイルごとバンドリール5に装着している。
上記バンドリール5から本体2内にバンドBを送給するのが、一対のローラ部材からなるプールローラ8である。このプールローラ8は、一方を駆動ローラとし、他方を従動ローラとする一対のローラ部材が、バンドBを挟み込むようにして配置しており、プールローラ8がm方向に正回転すると、その回転力によってバンドBが本体2内に送給される。なお、プールローラ8を構成する駆動ローラは交流モータであり、直流発電制動の電気式ブレーキによって停止する構成にしている。すなわち、プールローラ8は、コントローラCによって制御されているが、コントローラCが駆動ローラを回転させる場合には、交流電流を供給して電動モータを回転させる。これに対して、コントローラCが駆動ローラを停止させる場合には、スイッチングするとともに整流回路を介して半波整流した電流を供給して、モータ内部の磁界を固定することによって電動モータの回転を停止させる。
上記のようにプールローラ8によって本体2内に送給されたバンドBは、本体2内においてバンドBをダブつかせておくためのバンドプール11に導かれるとともに、一対のローラ部材からなる正転ローラ22に導かれる。この正転ローラ22は、一方を駆動ローラとし、他方を従動ローラとする一対のローラ部材が、バンドBを挟み込むようにして配置するとともに、m方向にのみ回転することによってバンドBを上記バンド通路4a内に送給する。
そして、正転ローラ22によってバンドプール11から送給されたバンドBは、シーリングユニットU(a位置)を通過するとともに、ガイドアーチ4のバンド通路4aに進入した後、再びシーリングユニットUに進入してセッティング位置(b位置)に到達する。なお、このセッティング位置においては、a位置にあるバンドBの部分と、b位置にあるバンドBの部分とが重合している。
上記シーリングユニットUは、セッティング位置(b位置)に進入したバンドBの先端を保持するとともに、バンドBの先端近傍とバンドBにおいてa位置内に位置する部分、すなわち重合部分を熱等によって溶着し、当該溶着部分よりも僅かに正転ローラ22側でバンドBを切断するものである。なお、こうしたシーリングユニットUは、後述するコントローラCによって制御されている。
また、上記正転ローラ22とシーリングユニットUとの間には、逆転ローラ23および逆転従動ローラ24を、バンドBを挟み込むようにして配置している。上記逆転ローラ23は、n方向にのみ回転する駆動ローラであり、上記逆転従動ローラ24は、バンドBの送給に伴ってn方向に回転する従動ローラである。つまり、逆転ローラ23がn方向に回転すると、上記バンド通路4a内に送給されたバンドBが本体2内に引き戻されるように送給され、このバンドBの送給に応じて逆転従動ローラ24が回転することになる。
なお、上記正転ローラ22、逆転ローラ23、逆転従動ローラ24によって、この発明のローラ機構を構成しているが、このローラ機構の回転タイミングや回転量は、全てコントローラCが制御している。
また、正転ローラ22と逆転ローラ23(逆転従動ローラ24)との間には、バンドBを挟み込むようにして配置した一対のローラ部材からなるテンションローラ25を設けている。このテンションローラ25を構成する一対のローラ部材はウレタン製であり、上記逆転ローラ23と同様、n方向にのみ回転する。そして、このテンションローラ25は、その回転トルクを上記逆転ローラ23の回転トルクよりも大きく設定している。
なお、上記プールローラ8、正転ローラ22、逆転ローラ23、テンションローラ25は、全てコントローラCによってその回転を制御している。また、この実施形態においては、各ローラのm方向への回転を正回転といい、n方向への回転を逆回転ということとする。
そして、上記バンドリール5とプールローラ8との間にはバンド検知手段13を設け、このバンド検知手段13が、バンドリール5とプールローラ8との間にバンドBが存在しているか否か、言い換えればバンドリール5にバンドBが残っているか否かを検知するとともに、当該検知情報をコントローラCに送信している。
また、この実施形態においては、バンドBがセッティング位置に到達しているか否かを逆転従動ローラ24の回転によって検知するが、この逆転従動ローラ24の回転を検知するのがパルスセンサー等からなる回転センサー26である。なお、この回転センサー26はコントローラCに接続しており、回転センサー26が検知した逆転従動ローラ24の回転数をコントローラCに送信するようにしているが、この点については作用の説明において詳しく述べることとする。
また、コントローラCには、次のような情報を予め記憶させておく。
すなわち、被梱包物の外周にバンドBをしっかりと巻きつけるために、逆転ローラ23がn方向に回転するとともに、バンド通路4a内のバンドBを本体2内に戻すが、バンドBを本体2内に戻す際の逆転従動ローラ24の回転数をコントローラCに記憶させる。
ただし、被梱包物が大きければ、本体2内に戻されるバンドBの長さは短くなり、逆に被梱包物が小さければ、本体2内に戻されるバンドBの長さは長くなる。このように、被梱包物の大きさによって、本体2内に戻されるバンドBの長さは異なるため、バンドBの送給に伴って回転する逆転従動ローラ24の回転数も被梱包物の大きさによって異なる。そこで、この実施形態においては、最小の被梱包物を梱包する際に回転する逆転従動ローラ24の回転数をコントローラCに記憶させている。言い換えれば、セッティング位置に到達したバンドBを被梱包物外周へ引き戻す際に回転する逆転従動ローラ24の、最大ローラ回転数を記憶させている。なお、バンドBがセッティング位置に到達している状態で、かつ、梱包台3上に被梱包物がある状態においては、逆転従動ローラ24が上記最大ローラ回転数以上に回転することはない。
次に、この実施形態における梱包機21の作用について説明する。
今、図1の状態から梱包台3上に被梱包物を配置して、図示しないスイッチを押す。すると、逆転ローラ23がn方向に逆回転して、バンドBをガイドアーチ4から本体2内に引き戻すように送給するとともに、このバンドBの送給に伴って逆転従動ローラ24もn方向に回転する。バンドBの先端はシーリングユニットUによって保持されているので、バンドBが被梱包物外周に巻きつくと、逆転ローラ23の回転によっては、それ以上バンドBを本体2内に引き戻すことができなくなる。したがって、この状態においては逆転ローラ23が空回転するとともに、バンドBの送給が停止して、逆転従動ローラ24の回転も停止する。
すると、回転センサー26が、逆転従動ローラ24の回転停止を検知するとともに、逆転従動ローラ24の回転が停止したこと、言い換えれば被梱包物外周にバンドBが巻きついたという情報をコントローラCに送信する。当該信号を受信したコントローラCは、テンションローラ25をn方向に逆回転させるように制御する。テンションローラ25は、上記したように逆転ローラ23よりも回転トルクを大きく設定しているので、逆転ローラ23の回転トルクでは送給できなくなったバンドBを、さらに本体2内に引き戻すことができる。このように、逆転ローラ23よりも回転トルクを大きく設定したテンションローラ25によって、被梱包物外周に巻きつくバンドBのテンションを、さらに強く保持するようにしている。
このように被梱包物外周にバンドBがしっかりと巻きついたら、コントローラCがシーリングユニットUを制御して、b位置に保持したバンドBの先端と、バンドBにおいてa位置内にある部分、すなわち重合部分を熱等によって溶着するとともに、当該溶着部分よりも僅かにローラ機構側でバンドBを切断する。
上記のようにして一つの被梱包物の梱包作業が終了すると、コントローラCが、正転ローラ22を制御して、正転ローラ22をm方向に正回転させる。したがって、シーリングユニットUによって切断されたバンドBの先端が、正転ローラ22の回転によって、バンド通路4aを通過してシーリングユニットUのb位置、つまりセッティング位置まで到達して、次の梱包の待機状態になる。
なお、正転ローラ22が正回転してバンド通路4a内にバンドBを送給すると、バンドプール11にプールされたバンドBが減少するが、バンドプール11内のバンドBが所定量以下になると、図示しないセンサーがコントローラCにバンドBのプール量が所定量以下になったことを送信する。当該信号を受信したコントローラCは、プールローラ8を制御して、プールローラ8をm方向に正回転させるとともに、バンドBがバンドリール5から引き出されてバンドプール11内に送給され、バンドプール11内のバンドB残量が、所定量以下にならないようにしている。
このようにして梱包作業を続けた結果、バンドリール5からバンドBを全て引き出した場合には、コントローラCが次のような制御を行う。
すなわち、バンド検知手段13が、バンドリール5にバンドBが残っていることを検知している状態において、バンドリール5からバンドBが全て引き出され、バンドBの終端がバンド検知手段13を通過すると、バンド検知手段13がコントローラCにバンド切れを知らせる信号を送信する。
当該信号を受信したコントローラCは、プールローラ8を制御して、一対のローラ間にバンドBを挟み込んでロックする。このときプールローラ8は、上記したように直流発電制動の電気式ブレーキによって瞬時に停止するので、バンド検知手段13がバンドBの終端を検知してからプールローラ8が停止するまでの間にはほとんどタイムラグが生じない。したがって、プールローラ8が、バンドBの終端を確実に保持することができ、バンドBの終端が本体2内に送給されることはない。
なお、上記の状態においても、バンドプール11内には数回分の梱包が可能なバンドBがプールされている。したがって、正転ローラ22は、バンドプール11内にバンドBが残っている限り、シーリングユニットUのセッティング位置までバンドBの送給を続けることができる。
なお、シーリングユニットUがバンドBを切断する位置は常に一定であるため、バンドBの先端が、切断位置からセッティング位置まで到達するために必要となる正転ローラ22の回転時間もほぼ一定となる。したがって、この実施形態においては、バンドBの先端がセッティング位置に到達するのに必要となる正転ローラ22の回転時間を予めコントローラCに記憶させるとともに、コントローラCが、この回転時間だけ正転ローラ22を回転させて、バンドBをセッティング位置に到達させるようにしている。
そして、バンドプール11内のバンドBが少なくなると、正転ローラ22が回転しても、セッティング位置までバンドBの先端を送給することができなくなる。言い換えれば、バンドBの先端が、セッティング位置まで届かずに、バンド通路4a内に留まってしまう。
しかし、この実施形態においては、従来の梱包機のように、バンドBがセッティング位置に到達しているかを検知するバンド検知手段を設けていないため、バンドBがセッティング位置にあるかないかを検知することができない。したがって、バンドプール11からバンドBがなくなるとともに、バンドBの先端がバンド通路4a内に留まった状態、つまりバンドBがセッティング位置にない状態で次の梱包を待機することとなる。
上記の待機状態で、被梱包物を梱包しようと図示しないスイッチを押すと、被梱包物外周に巻きつくバンドBを引き戻すために、逆転ローラ23がn方向に回転して、バンド通路4a内のバンドBを本体2内に引き戻すように送給する。このときバンドBの先端はセッティング位置に到達していないため、シーリングユニットUによって先端を保持されておらず、逆転ローラ23の回転に伴って、バンド通路4a内からバンドBが全て本体2内に引き戻されてしまう。
このように、バンドBが本体2内に引き戻され続ければ、逆転従動ローラ24も回転し続けることになる。このとき、回転センサー26が、逆転従動ローラ24の回転を検知しているが、逆転従動ローラ24の回転数が、コントローラCが予め記憶した最大ローラ回転数を超えたことを検知する。
コントローラCは、バンド検知手段13からバンド切れ情報を受信している状態において、回転センサー26から上記情報を受信したとき、プールローラ8を制御して、プールローラ8をn方向に逆回転させる。
つまり、バンドBがセッティング位置に到達していれば、逆転従動ローラ24が最大ローラ回転数を超えて回転することはないため、逆転従動ローラ24の回転数が最大ローラ回転数を超えれば、バンドBがセッティング位置に到達できなかったと判別し、バンド切れ状態と判断することができる。
このように、この梱包機21によれば、バンドBが梱包不可能な長さになったときに、プールローラ8を逆回転させて、短くなったバンドBを本体2外部に排出することができるので、本体2内に短くなったバンドBが残留してしまうことがなくなり、バンドBを交換する際の作業を容易にすることができる。
また、ローラ機構のローラ回転数を検知する回転センサー26を設け、この回転センサー26によってバンドBの先端を検知するようにしたので、従来のようにバンドBの先端検知に用いるバンド接触片を設ける必要がない。したがって、バンド接触片が変形、破損等して動作不良を生じる心配がなく、バンドBを確実に本体外へ排出することができる。
しかも、回転センサー26は、テンションローラ25を制御するために設けるものであり、このテンションローラ25を制御するための回転センサー26を、バンド切れ状態検知に活用したので、新たな部材を設けることなくバンド切れ状態を検知することが可能となる。
そのうえ、プールローラ8が、直流発電制動の電気式ブレーキによって停止するので、バンド検知手段13がバンドの終端を検知したとき、即座にプールローラ8を停止することができる。したがって、バンドリール5とプールローラ8との距離を短くすることが可能となり、バンドコイルの交換作業を容易にすることができる。
なお、上記実施形態においては、ローラ機構を正転ローラ22および逆転ローラ23の別部材で構成したが、ローラ機構は、両方向に回転可能なローラによって構成しても構わない。
また、回転センサー26は、逆転従動ローラ24の回転数を検知することができるものであれば、特にその構成等限定されるものではない。
この実施形態における梱包機を示す概念図である。 従来の梱包機を示す概念図である。
符号の説明
3 梱包台
4 ガイドアーチ
5 バンドリール
8 プールローラ
11 バンドプール
13 バンド検知手段
21 梱包機
22 正転ローラ
23 逆転ローラ
24 逆転従動ローラ
26 回転センサー
B バンド
C コントローラ
U シーリングユニット

Claims (2)

  1. 被梱包物を配置するテーブル等からなる梱包台と、梱包台の上方に立設して内部にバンドを導くガイドアーチと、バンドを引き出し自在に収納したバンドコイルを装着するバンドリールと、バンドをプールするバンドプールと、バンドリールからバンドプールにバンドを送給するプールローラと、上記バンドプールからバンドを引き出して上記アーチガイドへ導くとともに、このアーチガイドを経由したバンド先端をセッティング位置まで到達させる正転機能を備えたローラ及びアーチガイドに導かれたバンドを引き戻す逆転機能を備えたローラからなるローラ機構と、
    上記セッティング位置に到達したバンド先端を保持しながら、このバンド先端側とバンドの供給側とが重なり合う部分を溶着して切断するシーリングユニットと、
    バンドリールとプールローラとの間にあって、バンドリールに巻き取られたバンドの終端を検知するバンド検知手段と、
    このバンド検知手段に接続され、上記プールローラ、ローラ機構及び上記シーリングユニットを制御するコントローラとを備えた梱包機において、
    上記コントローラには、上記逆転機能を備えたローラの逆転回数を検知する回転センサーを接続するとともに、予め設定した最小の被梱包物外周にバンドを引き戻す際に必要な、逆転機能を備えたローラの逆転回数を最大ローラ回転数として記憶させ、
    さらにこのコントローラは、上記バンド検知手段がバンドの上記最終端を検知したとき、上記プールローラを停止させるとともに、停止状態を維持して当該バンドを保持させる機能と、
    上記回転センサからの信号に基づいて逆転機能を備えたローラの逆転開始からの逆転回数を監視する機能と、
    上記逆転開始からの逆転回数が上記最大ローラ回転数を超えたとき、上記プールローラを逆回転させてバンドをバンドプール外に排出させる機能とを備えた梱包機。
  2. 上記プールローラは、直流発電制動の電気式ブレーキによって停止する構成にした請求項1記載の梱包機。
JP2006140404A 2006-05-19 2006-05-19 梱包機 Expired - Fee Related JP4979270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006140404A JP4979270B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 梱包機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006140404A JP4979270B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 梱包機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007308179A JP2007308179A (ja) 2007-11-29
JP4979270B2 true JP4979270B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=38841407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006140404A Expired - Fee Related JP4979270B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 梱包機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4979270B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101108785B1 (ko) * 2009-04-17 2012-03-16 김상곤 밴딩기의 이송장치

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4631310Y1 (ja) * 1967-01-31 1971-10-29
JPS4912418U (ja) * 1972-05-04 1974-02-01
JPS5129479B2 (ja) * 1972-07-19 1976-08-25
JPS5144472B2 (ja) * 1974-02-18 1976-11-29
JPS57142809A (en) * 1981-01-16 1982-09-03 Strapex Ag Feeder for band of banding machine
JP2681531B2 (ja) * 1990-05-23 1997-11-26 ナイガイ株式会社 梱包機におけるバンド末端部自動排出装置
JP3697365B2 (ja) * 1999-04-02 2005-09-21 ストラパック株式会社 梱包機におけるバンド終端排出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007308179A (ja) 2007-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100543163B1 (ko) 밴딩 포장기
JP2004142830A5 (ja)
JP4979270B2 (ja) 梱包機
RU2257312C2 (ru) Способ повторной подачи ленты в машине для упаковки и бандажирования и машина для упаковки и бандажирования с механизмом повторной подачи
WO1987001064A1 (en) Mechanism for feeding wire in wire cut electric discharge machine
US6981353B2 (en) Strapping machine with strap feeding and tensioning system with automatic refeed
TWI482722B (zh) Strapping machine
JP2000103407A (ja) バンド結束機およびバンド結束機の制御方法
JP2011195180A5 (ja)
ES2690293T3 (es) Método y aparato de cierre de cola de rollo ultrasónico de material en banda no tejido
JP3722979B2 (ja) バンド結束機
JP6722944B2 (ja) 自動梱包機の結束フィルム誘導装置
JP4562099B2 (ja) つかみ代形成粘着テープ切断装置
FI126548B (en) Wire feeder coil hub and wire feeder
JP2009227413A (ja) 糸巻取機
JP4994696B2 (ja) 自動テープ掛け機
JP5339447B2 (ja) 連続シート体の破断装置
JP2000281011A (ja) バンド結束機のバンド切替装置
EP3009384B1 (en) Tensioning device for a plastic film in a pasta packaging machine
JPS5969355A (ja) 架空送電線工事用の電線及びワイヤの巻取り装置
JP2007045468A (ja) 自動梱包機のテープ送り出し引き締め機構
JP2871497B2 (ja) 帯状シート材の供給連続化装置
JPH0744564Y2 (ja) 結束バンドの自動リセット装置
JP3604552B2 (ja) 梱包機におけるバンド二次引締の制御装置
JPH11292011A (ja) バンド結束機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120417

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4979270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees