JP4978683B2 - 現像剤供給装置 - Google Patents
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Description
隣り合う2つの前記現像剤担持位置間の前記現像剤搬送方向(前記現像剤搬送経路)に沿った長さをL、
前記現像剤担持部材の回転による前記現像剤担持面の移動速度をv、
前記搬送電極及び前記現像剤担持部材に印加される進行波状の多相交流電圧の周波数をf、相数をk、
複数の前記搬送電極のピッチをp、
m、nは任意の整数、
とした場合に、下式
L=n・k・p=[{m+(1/2)}・v]/f
を満たすように、当該現像剤供給装置が構成され得る。
隣り合う2つの前記現像剤回収位置間の前記現像剤搬送方向(前記現像剤回収方向・前記現像剤回収経路)に沿った長さをL、
前記現像剤担持部材の回転による前記現像剤担持面の移動速度をv、
前記搬送電極及び前記現像剤担持部材に印加される進行波状の多相交流電圧の周波数をf、相数をk、
複数の前記搬送電極のピッチをp、
m、nは任意の整数、
とした場合に、下式
L=n・k・p=[{m+(1/2)}・v]/f
を満たすように、当該現像剤供給装置が構成され得る。
図1は、本発明の一実施形態が適用された画像形成装置であるレーザープリンタ1の概略構成を示す側面図である。
図2は、図1に示されているトナー供給装置6を拡大した側断面図である。図2を参照すると、トナー供給装置6は、帯電したトナーTを、電界によりトナー搬送経路TTPに沿って搬送しつつ、感光体ドラム3に対して供給するように構成されている。
図3は、図2に示されている搬送基板63を拡大した側断面図である。
図5は、図2に示されているトナー供給装置6の要部を拡大した側断面図である。なお、図5においては、図示の簡略化のため、図2におけるトナーボックス61の図示が省略されているものとする。
次に、上述のように構成されたレーザープリンタ1による動作の概要を、実施形態の構成による作用・効果とともに、図面を適宜参照しつつ説明する。
まず図1を参照すると、図示しない前記給紙トレイ上に積載された用紙Pの先端が、レジストローラ21まで送られる。このレジストローラ21にて、用紙Pの斜行が補正されるとともに、搬送タイミングが調整される。その後、用紙Pは、転写位置TPまで給送される。
上述のように用紙Pが転写位置TPに向けて搬送されている間に、感光体ドラム3の周面である静電潜像担持面LS上に、以下のようにしてトナーTによる像が担持される。
感光体ドラム3の静電潜像担持面LSは、まず、帯電器4によって、正極性に一様に帯電される。
図2及び図3を参照すると、トナーボックス61内に貯留されているトナーTは、底部搬送基板63aにおける底部オーバーコーティング層634aとの接触や摩擦等により帯電する。底部搬送基板63aにおける底部オーバーコーティング層634aと接触あるいは近接している、帯電したトナーTは、底部搬送電極631aに対する印加電圧によって発生する電界により、トナー搬送方向TTDに搬送され、供給用搬送基板63bに受け渡される。
図1を参照すると、上述のようにして感光体ドラム3の静電潜像担持面LS上に担持されたトナー像は、当該静電潜像担持面LSが図中矢印で示されている方向(反時計回り)に回転することにより、転写位置TPに向けて搬送される。そして、この転写位置TPにて、トナー像が、静電潜像担持面LSから用紙P上に転写される。
なお、上述の実施形態は、上述した通り、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の代表的な実施形態を、単に例示したものにすぎない。よって、本発明はもとより上述の実施形態に何ら限定されるものではない。したがって、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、上述の実施形態に対して種々の変形が施され得ることは、当然である。
L=n・k・p=[{m+(1/2)}・v]/f・・・(1)
を満たすように、トナー供給装置6が構成され得る。
Lは、隣り合う2つのトナー担持位置TCP間(第一対向位置CP1−第二対向位置CP2間)のトナー搬送方向TTDcに沿った長さ、
vは、現像ローラ62の回転によるトナー担持面62aの移動速度、
fは、供給用搬送電極631b(図3参照)及び現像ローラ62に印加される進行波状の多相交流電圧の周波数、
kは、供給用搬送電極631b(図3参照)及び現像ローラ62に印加される進行波状の多相交流電圧の相数、
pは、複数の供給用搬送電極631b(図3参照)のピッチ、
m、nは任意の整数である。
L=n・k・p=[{m+(1/2)}・v]/f・・・(2)
を満たすように、トナー供給装置6が構成され得る。
Lは、隣り合う2つのトナー回収位置TRP間(第一対向位置CP1−第二対向位置CP2間)のトナー回収方向TTDrに沿った長さ、
vは、現像ローラ62の回転によるトナー担持面62aの移動速度、
fは、回収用搬送電極631c(図3参照)及び現像ローラ62に印加される進行波状の多相交流電圧の周波数、
kは、回収用搬送電極631c(図3参照)及び現像ローラ62に印加される進行波状の多相交流電圧の相数、
pは、複数の回収用搬送電極631c(図3参照)のピッチ、
m、nは任意の整数である。
6…トナー供給装置 61a…トナー貯留部
62…現像ローラ(現像剤担持部材) 62a…トナー担持面
63…搬送基板 63b…供給用搬送基板
63c…回収用搬送基板 631…搬送電極
631b…供給用搬送電極 631b1…供給用最下流電極
631c…回収用搬送電極 631c1…回収用最上流電極
64…電圧印加部(電圧印加手段) 641…搬送電源回路
642…回収電源回路 643…現像バイアス電源回路
CP1…第一対向位置 CP2…第二対向位置
DP…現像位置(現像剤供給位置) LS…静電潜像担持面
T…トナー(現像剤) TCA…トナー担持領域
TRA…トナー回収領域 TCP…トナー担持位置
TRP…トナー回収位置 TTD…トナー搬送方向
TTDc…トナー搬送方向 TTDr…トナー回収方向
TTP…トナー搬送経路
Claims (9)
- 帯電した粉末状の現像剤を供給対象に対して供給するように構成された、現像剤供給装置において、
主走査方向と平行な円柱面状の周面である現像剤担持面を有し、当該現像剤担持面が現像剤供給位置にて前記供給対象と対向するように設けられ、前記主走査方向と平行な軸を中心として回転可能に構成された、現像剤担持部材と、
前記主走査方向と交差する現像剤搬送経路に沿って配列された複数の供給用搬送電極を備え、これらの供給用搬送電極への進行波状の多相交流電圧の印加に伴って発生する電界により前記現像剤を前記現像剤搬送経路に沿った現像剤搬送方向に搬送するように構成され、当該現像剤搬送方向における下流側の端部が前記現像剤担持部材と対向するように設けられた、供給用搬送基板と、
前記主走査方向と交差する現像剤回収経路に沿って配列された複数の回収用搬送電極を備え、これらの回収用搬送電極への進行波状の多相交流電圧の印加に伴って発生する電界により前記現像剤を前記現像剤回収経路に沿った現像剤回収方向に搬送するように構成され、当該現像剤回収方向における上流側の端部が前記現像剤担持部材と対向するように設けられた、回収用搬送基板と、
前記供給用搬送電極、前記現像剤担持部材、及び前記回収用搬送電極に、交流電圧成分と、前記現像剤担持部材の平均電位が前記供給用搬送電極の平均電位と前記回収用搬送電極の平均電位との間となるような直流電圧成分と、が重畳された電圧を印加する、電圧印加手段と、
を備え、
前記電圧印加手段は、
前記現像剤搬送経路に沿って配列された複数の前記供給用搬送電極のうちの前記現像剤担持部材に最近接する供給側最下流電極よりも(k−1)個分前記現像剤搬送方向における上流側のものと、前記現像剤担持部材と、前記現像剤回収経路に沿って配列された複数の前記回収用搬送電極のうちの前記現像剤担持部材に最近接する回収側最上流電極よりも(k−1)個分前記現像剤回収方向における下流側のものとが、同位相となるような、相数kの多相交流電圧成分を含む電圧を、前記供給用搬送電極、前記現像剤担持部材、及び前記回収用搬送電極に印加することを特徴とする、現像剤供給装置。 - 請求項1に記載の、現像剤供給装置であって、
前記現像剤担持部材の回転による前記現像剤担持面の移動方向における前記現像剤供給位置よりも上流側にて当該現像剤担持部材と対向する現像剤担持位置が、複数設けられるように、前記供給用搬送基板が配置されたことを特徴とする、現像剤供給装置。 - 請求項2に記載の、現像剤供給装置であって、
隣り合う2つの前記現像剤担持位置間の前記現像剤搬送経路に沿った長さをL、
前記現像剤担持部材の回転による前記現像剤担持面の移動速度をv、
前記供給用搬送電極及び前記現像剤担持部材に印加される進行波状の多相交流電圧の周波数をf、相数をk、
複数の前記供給用搬送電極のピッチをp、
m、nは任意の整数、
とした場合に、下式
L=n・k・p=[{m+(1/2)}・v]/f
を満たすように構成されたことを特徴とする、現像剤供給装置。 - 請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載の、現像剤供給装置であって、
前記現像剤担持部材の回転による前記現像剤担持面の移動方向における前記現像剤供給位置よりも下流側にて当該現像剤担持部材と対向する現像剤回収位置が、複数設けられるように、前記回収用搬送基板が配置されたことを特徴とする、現像剤供給装置。 - 請求項4に記載の、現像剤供給装置であって、
隣り合う2つの前記現像剤回収位置間の前記現像剤回収経路に沿った長さをL、
前記現像剤担持部材の回転による前記現像剤担持面の移動速度をv、
前記回収用搬送電極及び前記現像剤担持部材に印加される進行波状の多相交流電圧の周波数をf、相数をk、
複数の前記回収用搬送電極のピッチをp、
m、nは任意の整数、
とした場合に、下式
L=n・k・p=[{m+(1/2)}・v]/f
を満たすように構成されたことを特徴とする、現像剤供給装置。 - 所定極性に帯電した粉末状の現像剤を供給対象に対して供給するように構成された、現像剤供給装置において、
主走査方向と平行な円柱面状の周面である現像剤担持面を有し、当該現像剤担持面が現像剤供給位置にて前記供給対象と対向するように設けられ、前記主走査方向と平行な軸を中心として回転可能に構成された、現像剤担持部材と、
前記主走査方向と交差する現像剤搬送経路に沿って配列された複数の供給用搬送電極を備え、これらの供給用搬送電極への進行波状の多相交流電圧の印加に伴って発生する電界により前記現像剤を前記現像剤搬送経路に沿った現像剤搬送方向に搬送するように構成され、当該現像剤搬送方向における下流側の端部が前記現像剤担持部材と対向するように設けられた、供給用搬送基板と、
前記供給用搬送電極及び前記現像剤担持部材に、交流電圧成分と、前記所定極性に帯電した前記現像剤が前記供給用搬送電極から前記現像剤担持部材に向かうような直流電圧成分と、が重畳された電圧を印加する、電圧印加手段と、
を備え、
前記電圧印加手段は、
前記現像剤搬送経路に沿って配列された複数の前記供給用搬送電極のうちの前記現像剤担持部材に最近接する供給側最下流電極よりも(k−1)個分前記現像剤搬送方向における上流側のものと、前記現像剤担持部材とが、同位相となるような、相数kの多相交流電圧成分を含む電圧を、前記供給用搬送電極及び前記現像剤担持部材に印加することを特徴とする、現像剤供給装置。 - 請求項6に記載の、現像剤供給装置であって、
前記現像剤担持部材の回転による前記現像剤担持面の移動方向における前記現像剤供給位置よりも上流側にて当該現像剤担持部材と対向する現像剤担持位置が、複数設けられるように、前記供給用搬送基板が配置されたことを特徴とする、現像剤供給装置。 - 請求項7に記載の、現像剤供給装置であって、
隣り合う2つの前記現像剤担持位置間の前記現像剤搬送経路に沿った長さをL、
前記現像剤担持部材の回転による前記現像剤担持面の移動速度をv、
前記供給用搬送電極及び前記現像剤担持部材に印加される進行波状の多相交流電圧の周波数をf、相数をk、
複数の前記供給用搬送電極のピッチをp、
m、nは任意の整数、
とした場合に、下式
L=n・k・p=[{m+(1/2)}・v]/f
を満たすように構成されたことを特徴とする、現像剤供給装置。 - 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1項に記載の、現像剤供給装置であって、
電界による前記現像剤の搬送速度が、前記現像剤担持部材の回転による前記現像剤担持面の移動速度の2倍以上となるように構成されたことを特徴とする、現像剤供給装置。
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