JP2001139144A - 粉体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

粉体搬送装置及び画像形成装置

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JP2001139144A
JP2001139144A JP32339099A JP32339099A JP2001139144A JP 2001139144 A JP2001139144 A JP 2001139144A JP 32339099 A JP32339099 A JP 32339099A JP 32339099 A JP32339099 A JP 32339099A JP 2001139144 A JP2001139144 A JP 2001139144A
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transport
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Osamu Iwasaki
修 岩崎
Shuzo Kaneko
修三 金子
Kazuhisa Kenmochi
和久 剱持
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電粒子の搬送能力の向上と、搬送電極に断
線が発生した場合でも帯電粒子の搬送停止をなくして、
帯電粒子を搬送することができるようにする。 【解決手段】 電源10dから対向電極3に印加した交
番電圧により、各搬送電極7と対向電極3間に発生され
る交番電界によって帯電粒子11を、各搬送電極7と対
向電極3間で飛翔させつつ、電源10a、10b、10
cから各搬送電極7にそれぞれ印加される位相の異なっ
た交流電圧によって発生される進行波電界によって搬送
することにより、帯電粒子11の搬送能力の向上を図る
ことができ、また、各搬送電極7の一部に断線が発生し
た場合でも帯電粒子11の搬送停止を防止して、安定し
て良好に帯電粒子11を搬送することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、進行波電界(電界
カーテン)を利用して粉体(帯電粒子)を搬送する粉体
搬送装置、及び該粉体搬送装置を現像剤(帯電トナー)
の現像容器への搬送に適用した電子写真方式の画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、帯電粒子を線状の電極群上に
乗せ、この電極群に時間的に変化する電圧を順次印加す
ることにより進行波となる電界を形成し、このときの静
電気力により帯電粒子を搬送する方法が、「電界カーテ
ン式粉体搬送装置」として提案されている。この「電界
カーテン方式」は、機械的な動作によらずに粉体を搬送
させることが出来るために、駆動部分の機械的摩耗等に
よる劣化や、動作時の振動等が無く、長期間安定した粉
体搬送が可能となる。
【0003】この「電界カーテン」を電子写真方式の画
像形成装置に応用することが、例えば特公昭47−47
811号公報、特開昭58−220156号公報、特開
昭59−181367号公報、特開昭63−12527
号公報等で提案されている。また、電子写真方式の画像
形成装置では、潜像担持体(感光ドラム)上の静電潜像
を帯電粒子(トナー)により顕像化する現像工程におい
て、帯電粒子(トナー)をトナー容器部から潜像担持体
(感光ドラム)と対向する現像部まで搬送するので、上
記した電界カーテンを帯電粒子(トナー)の搬送手段と
して用いた場合、機械的部分の摩耗や振動を伴わないの
で、騒音の伴わない、長期間安定した画像形成動作を維
持することが可能となる。
【0004】ここで、従来の電界カーテンによる粉体
(帯電粒子)の搬送装置について説明する。
【0005】一般的な電界カーテン方式における粉体搬
送装置を、図8、図9に示す。図8は粉体搬送装置の概
略断面図、図9はその平面図である。
【0006】この粉体搬送装置は、搬送基板100上に
幅が0.01〜1mm程度の線状の搬送電極101を
0.01〜1mm程度の間隔で多数本、一列に並べて固
定、配設してある。なお、各搬送電極101には、順に
符号I0 、I1 、I2 …In が付されており、以下、個
別の搬送電極を表す場合には搬送電極I0 、I1 、I2
…In として説明する。各搬送電極101間には短絡防
止と搬送基板100表面の凹凸を無くすために、絶縁体
102を充填してある。この各搬送電極101に対して
順次電圧を給電し、進行波電界(移動電界)を形成する
ことにより、その電界の作用で帯電粒子を図8の矢印方
向(図8では左側から右側)に搬送することができる。
【0007】上記粉体搬送装置は、基板上に搬送電極群
を構成する複数の金属細線を接着固定し、この金属細線
間を絶縁体で埋めて形成することができ、また、他の形
成方法としては、フォトリソグラフィー法によってくし
状薄膜電極を基板上に形成する方法等がある。
【0008】上記した金属細線を使う場合、電極の印加
電圧に対する耐圧に関しては有利であるが、多数本の金
属細線を固定し、更に、進行波電界を得るために3組に
分けて接続しなければならず、製造工程が複雑になると
いう問題がある。一方、フォトリソグラフィー方法で薄
膜電極を形成する場合、製造上、電極の接続を多層化す
ることにより容易に形成することができる反面、各電極
の厚みが薄くなるので、印加電圧に対する耐圧の点で不
利となることがある。
【0009】ところで、図8、図9に示した搬送基板1
00表面には、多数の互いの位相の異なった交番電圧
(搬送バイアス)をそれぞれ発生する電源103a、1
03b、103cが接続されており、電源103a、1
03b、103cから各搬送電極101に交番電圧(搬
送バイアス)を印加することにより、進行波形の交番電
界が発生される。
【0010】この搬送バイアスは、例えば図10に示す
ように、電源103a、103b、103cの交番電圧
の位相は各120度ずれており、電源103bは電源1
03aに対し位相が120度進むと伴に、電源103c
は電源103bに対し位相が120度進むように調整さ
れている。
【0011】即ち、電源103a、103b、103c
の各交番電圧V1、V2、V3は、以下のように表わさ
れる。
【0012】V1=Vm sinωt V2=Vm sin(ωt−2π/3) V3=Vm sin(ωt−4π/3) ここで、Vm は各電源電圧の最大値(Vmax)であ
り、通常、各電源103a、103b、103cで同じ
値である。
【0013】前記各搬送電極101に、電源103a、
103b、103cから互いに位相の異なる3相以上の
交流電圧(交番電圧)が印加されることによって、例え
ば電源103aは搬送電極I0 、I3 、I6 、I9 、I
12…、電源103bは搬送電極I1 、I4 、I7
10、I13…、電源103cは搬送電極I2 、I5 、I
8、I11、…に、それぞれ接続電極104a、104
b、104cを介して接続されている。そして、位相差
を持たせた搬送バイアスである交番電圧が印加される
と、搬送基板100表面には搬送電極I0 から搬送電極
13方向に進行波形状の交流電界が発生するようになっ
ている。
【0014】このとき、図11(a)、(b)、(c)
に示すように、電荷を有する粒子(以下、帯電粒子とい
う)105を各搬送電極101表面の進行波形の交番電
界中に置くと、帯電粒子105は各搬送電極101表面
の交番電界に吸引され、矢印方向(図の左側から右側)
に移動を開始する。
【0015】各搬送電極101に搬送バイアス(搬送バ
イアス)を印加することにより、帯電粒子105は、最
も電界の強い搬送電極(黒丸で示した電極)101に静
電的に引き寄せられて移動する。ここで、位相差を持た
せた3相交流を印加していることにより、電界のピーク
は時間的に進行波を形成するので、図11(a)、
(b)、(c)示すように、帯電粒子105は各相の電
圧の最も高い部分、即ち、図11(a)における電源1
03a、図11(b)における電源103b、図11
(c)における電源103cにそれぞれ接続された各搬
送電極101に向かって、搬送電極1本分ずつ前進する
ことになる。このようにして、帯電粒子105は搬送基
板100の各搬送電極101上を次々と遷移し、搬送さ
れる。
【0016】なお、搬送バイアスは、時間的変化による
進行波を形成するものであれば、矩形波や三角波のよう
な波形であってもよく、また、前記の連続的に変化する
ものでなく、パルス波が進行していく形態の時間的変化
であっても同様の効果が得られる。
【0017】各搬送電極101に印加する電圧は、搬送
電極101の太さや帯電粒子105の搬送性の良否によ
って、数十Vから数KVの範囲で選択される。また、印
加電圧(ピーク間電圧)が高い程、より強い静電気力が
発生して搬送性は良くなるが、搬送電極101及び絶縁
体102の耐圧により制限される。
【0018】上記したような電界カーテン(進行波電
界)を用いて粉体(帯電粒子)を搬送する場合、以下の
(1)、(2)、(3)ような利点がある。
【0019】(1)搬送を電気的な力のみで動かすこと
から機械的な機構を持たないので、構成部品の摩耗や駆
動時の負荷トルクがなく、長期間安定して動作させられ
る。
【0020】(2)電気的に制御することが出来るの
で、粒子の搬送量、速度、搬送方向を容易に、且つレス
ポンスが速い制御が可能となる。
【0021】(3)粒子自体が直接、運動することによ
り搬送されるので、粒子には機械的な負荷が加わらず、
粒子特性の変質が少ない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の電界カーテン式の粉体搬送装置においては、搬送す
べき粉体(帯電粒子)中に凝集した比較的粗大化した2
次粒子が存在した場合、これら2次粒子(粒子群)に対
する進行波電界による搬送性が悪く、搬送途中で停止す
る、いわゆる搬送不良が発生してしまうという欠点を有
していた。これは、粉体の1次粒子が凝集して粗大化
(2次粒子化)するに従って、Q/M(単位質量当たり
の電荷量)が小さくなり、粉体の静電気力による搬送力
が下がることと、質量と接触面積の増加により各搬送電
極表面との摩擦抵抗が増加することによると考えられ
る。
【0023】このような搬送不良が生じた場合、各搬送
電極表面の搬送不良部よりも後方から搬送されてきた粉
体(帯電粒子)は、質量の大きな停止した2次粒子群に
撥ね返される、あるいは、停止した2次粒子群に吸着さ
れて停止してしまい、大きな島状の搬送不良塊に成長し
てしまう。
【0024】また、電界カーテン式の搬送装置において
は、通常は搬送電極への配線の都合から、図9に示した
ように、各搬送電極101の一端側から給電を行うこと
が多い。この場合、各搬送電極101の一部に断線個所
が生じている場合、断線個所からその先には電圧を印加
することができずに常にフロート状態となるので、例え
ば図11(d)に示すように、任意の搬送電極101a
に電界が発生しない個所ができてしまう。
【0025】これにより、次の位相で発生する搬送電極
101bからの電界は、進行方向(矢印方向)側からの
電界の距離が遠くなるために減衰するが、これに対して
反進行方向側の搬送電極101cからの電界の作用が大
きくなるので、帯電粒子105を進行させる作用が小さ
くなる。更に、帯電粒子105は各搬送電極101表面
を移動するので、帯電粒子105と各搬送電極101表
面との摩擦抵抗が加わることにより、帯電粒子105に
作用する力が大幅に低下してしまう。これらの要因によ
り、帯電粒子105は搬送電極101aでの断線部分よ
りも先に進むことができず、図11(d)に示すよう
に、帯電粒子105の搬送不良が発生する。
【0026】このように従来の電界カーテン方式の粉体
搬送装置においては、静電搬送による電界により水平方
向の電界が作用することに起因する問題点が生じる。つ
まり、帯電粒子105は各搬送電極101が発生する電
界の最も強い方向、即ち、水平方向に最も強く作用する
ので、各搬送電極101表面を水平に移動することにな
る。このため、各搬送電極101表面上に上記した2次
粒子群等の障害物がある場合には、必ず衝突することに
なるので、帯電粒子105が弾き飛ばされてしまうこと
になり、搬送が阻害されてしまう。
【0027】また、各搬送電極101の一部が機械的損
傷、あるいは、電流リーク等で断線した場合、その搬送
電極部分には電界が発生しなくなるので、帯電粒子10
5はその手前の搬送電極から先に進まずに、停止、ある
いは、もう一本手前の搬送電極に逆送されてしまう。こ
の結果、上述した障害物の場合と同様に、後続の帯電粒
子105の進行を妨げてしまう。
【0028】これらの帯電粒子105の搬送不良を防ぐ
手段として、各搬送電極101に印加する電圧を上げ、
発生する電界強度を上げて搬送力を増すことが考えられ
るが、搬送電極101あるいは各搬送電極101間の絶
縁部の耐圧が必要となる他、搬送電極101自身の寿命
を低下させる原因となる。
【0029】そこで本発明は、電界カーテン(進行波電
界)による粉体粒子の搬送能力の向上と、断線が発生し
た場合にも粉体粒子の搬送不良を防止することができる
粉体搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的と
している。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、電気的に絶縁して配置した複数の線状の搬
送電極と、前記各搬送電極に対して、発生する電位分布
が一定の進行方向を持った進行波状に時間的に変化する
ような電圧を印加する搬送電極電源とを備え、前記搬送
電源から前記各搬送電極に印加した電圧によって発生し
た進行波電界によって、前記各搬送電極上にて帯電粒子
を搬送させる粉体搬送装置において、前記各搬送電極上
に空隙を設けて対向配置した対向電極と、前記対向電極
に対して交番電圧を印加する対向電極電源と、を有し、
前記対向電極電源から前記対向電極に印加した交番電圧
により、前記各搬送電極と前記対向電極間に発生される
交番電界によって前記帯電粒子を、前記各搬送電極と前
記対向電極間で飛翔させつつ、前記進行波電界によって
前記各搬送電極と前記対向電極間の一方向に搬送させる
ことを特徴としている。
【0031】また、前記対向電極電源から前記対向電極
に印加する交番電圧のピーク間最大値を、前記搬送電極
電源から前記搬送電極に印加する進行方向を持った進行
波状に時間的に変化する電圧のピーク間最大値よりも大
きくしたことを特徴としている。
【0032】また、前記対向電極に対して、前記対向電
極電源から直流電圧を重畳した交番電圧を印加すること
を特徴としている。
【0033】また、前記搬送電極と前記対向電極の少な
くともいずれか一方の表面に絶縁体層を形成したことを
特徴としている。
【0034】また、前記絶縁体層に、前記帯電粒子へ電
荷を付与させるための電荷付与材を混入させることを特
徴としている。
【0035】また、本発明に係る画像形成装置は、画像
情報に応じた静電潜像が形成される像担持体と、前記像
担持体上の静電潜像に現像剤を付着させて現像剤画像を
形成する現像装置とを備え、前記現像装置は、現像剤を
収納した現像剤収納容器と、現像剤を表面に担持して現
像部位にて前記静電潜像に現像剤を付着させる現像剤担
持体を有する現像容器と、前記現像剤収納容器から前記
現像容器に現像剤を搬送する現像剤搬送部とを具備し、
前記現像剤搬送部が、請求項1、2、3、4又は5記載
の粉体搬送装置であることを特徴としている。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0037】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る粉体搬送装置を示す概略断面図である。
【0038】この粉体搬送装置は、搬送基板1上に形成
した搬送電極基板2と、搬送電極基板2の上方に所定の
隙間(例えば300μm程度)を設けて搬送電極基板2
と対向するように配置した対向電極3を有する対向電極
基板4とを備えている。
【0039】搬送電極基板2は、搬送基板1上に順次第
1の給電電極5a、第1の絶縁層6a、第2の給電電極
5b、第2の絶縁層6b、第3の給電電極5c、第3の
絶縁層6cを形成し、第3の絶縁層6c上の最表層に複
数の線状の搬送電極7を紙面と垂直方向に所定間隔で平
行に形成して構成されている。各搬送電極7間には絶縁
性樹脂8が充填されており、表面の平滑化と隣り合う搬
送電極7間を絶縁している。各搬送電極7の幅は100
μm、間隔は50μmである。
【0040】図1の左端側に位置する搬送電極7の端部
は接続電極9aを介して第3の給電電極5cに電気的に
接続され、その右側に位置する2番目の搬送電極7の端
部は接続電極9bを介して第2の給電電極5bに電気的
に接続され、その右側に位置する3番目の搬送電極7の
端部は接続電極9cを介して第1の給電電極5aに電気
的に接続されており、以下、同様の繰り返しで電気的に
接続されている。
【0041】上記した多層構成の搬送電極基板2及び電
気的接続は、公知のリソグラフィー法による成膜、マス
キング、エッチングを繰り返すことにより容易に形成で
きる。
【0042】第1の給電電極5a、第2の給電電極5
b、第3の給電電極5cには、それぞれ電源10a、1
0b、10cが接続されており、各電源10a、10
b、10cから第1の給電電極5a、第2の給電電極5
b、第3の給電電極5cにそれぞれ交流電圧(交番電
圧)の位相をずらして3相交流を印加することで、各搬
送電極7表面に進行波交流電界を形成することができる
(詳細は後述する)。
【0043】また、対向電極3には電源10dが接続さ
れており、各搬送電極7に印加する交流電圧とは独立し
た、交流電圧を印加することが出来るようになってい
る。電源10dから対向電極3に交流電圧を印加するこ
とにより、搬送電極基板2の各搬送電極7と対向電極基
板4の対向電極3の間に交番電界が形成される。これに
より、搬送電極基板2の各搬送電極7上に位置している
帯電粒子11は、この交番電界の影響を受けて飛翔し、
各搬送電極7に印加する交流電界の極性に応じて、搬送
電極基板2の各搬送電極7と対向電極基板4の対向電極
3の間で往復運動を行う。
【0044】そして、対向電極3に電源10dから交流
電圧を印加すると同時に、電源10c、10b、10a
からそれぞれ第3の給電電極5c、第2の給電電極5
b、第1の給電電極5aと接続電極9a、9b、9cを
介して各搬送電極7に位相差を持った3相交流を印加す
ると、上記交番電界に加えて、各搬送電極7表面近傍に
は進行波交流電界が形成される。この時、交番電界と進
行波電界は、直交する関係になっているので、互いに打
ち消しあうことがなく、このため、帯電粒子11は両方
の電界の影響を受ける。
【0045】従って、帯電粒子11は、搬送電極基板2
に対して垂直な方向に上下飛翔しながら、更に、進行波
電界の最も強く働く方向、即ち水平方向の電界により各
搬送電極7表面に沿って水平に力を受けることになる。
即ち、帯電粒子11は、これら2つの電界の合成電界を
受け、各搬送電極7と対向電極3の間を斜め、もしくは
鋸刃状にジグザグに飛翔しながら、図2(a)、(b)
に示すように各搬送電極7表面に沿って、矢印方向(図
の左側から右側)に進行する。
【0046】この際、各搬送電極7と対向電極3の間に
多数の帯電粒子11がある場合には、帯電粒子11の質
量、帯電量の違いにより、飛翔状態に差が生じる。ま
た、飛翔中の帯電粒子11同士が衝突することにより、
他の帯電粒子11と異なった方向に動いてしまうものも
生じる。このため、帯電粒子11は、各搬送電極7と対
向電極3の間でミスト状に漂いながら搬送される。
【0047】このようにして帯電粒子11を飛翔させる
ことにより、例えば、帯電粒子11が静電的に凝集して
大きな2次粒子になってしまった場合でも、平行交番電
界を印加することにより、帯電粒子11が上下の各搬送
電極7と対向電極3に衝突させられることになる。この
ため、2次粒子が形成されることは無く、仮に始めに静
電的に凝集した2次粒子があった場合でも、飛翔により
上下に運動することで各搬送電極7と対向電極3に衝突
してバラバラにされるので、帯電粒子11の搬送に支障
はなくなる。
【0048】このようにして帯電粒子11を飛翔させる
ことにより、各搬送電極7の一部や接続電極9a、9
b、9c等で断線が発生した場合でも影響を無くすこと
が可能となる。
【0049】これは、通常搬送電極7と対向電極3の耐
圧による制限から、進行波電界は平行交番電界よりも弱
い。また、進行波電界は各搬送電極7間の漏れ電界(電
界の回り込み)により形成されているので、搬送電極7
からの距離が離れることにより、影響が小さくなる。こ
の進行波電界と平行交番電界の大きさの関係から、帯電
粒子11は搬送電極7表面近傍でのみ進行波電界の影響
を受けることになり、搬送電極7から離れた部分では、
交番電界の影響のみを受けるようになる。
【0050】このような電界の関係により、図2
(c)、(d)に示すように任意の搬送電極7aに断線
が発生した場合でも、断線した搬送電極7aにより進行
波電界が形成されない場合の影響は搬送電極7a近傍の
みに留まり、平行交番電界による帯電粒子11の飛翔に
対しては影響が小さくすることができる。この時、断線
部近傍の帯電粒子11は飛翔して搬送電極7と対向電極
3の間の空隙でミスト状になっている状態であるので、
断線部前後の搬送電極7cと搬送電極7bからの進行波
電界(の広がり)の影響を受けて、帯電粒子11の進行
方向側の搬送電極7c側に印加される電界の作用を受け
る。
【0051】一方、位相差をつけることにより逆方向側
の搬送電極7b側からの電界は、進行方向側の搬送電極
7c側に印加される電界よりも弱くなっている。これに
より、断線部手前の帯電粒子11は対向電極3側から搬
送電極7側に飛翔する過程で、断線している搬送電極7
a方向側に曲げられ、断線部分より先の搬送電極7cに
吸着される。このようにして、図2(d)に示すように
断線部分である搬送電極7aを飛び越えて帯電粒子11
を搬送させることが可能となる。
【0052】次に、上述した本発明の実施の形態1の構
成による効果を、図1の粉体搬送装置を以下のように構
成して確認した。
【0053】帯電粒子11としては、直径10μmのポ
リエステル粒子をコロナ放電により、−20〜−30μ
C/mgの電荷を持たせた粒子を用い、各電源10a、
10b、10cから第1の給電電極5a、第2の給電電
極5b、第3の給電電極5cにそれぞれ交流電圧を位相
をずらして3相交流を印加することで、接続電極9c、
9b、9aを介して各搬送電極7に進行波電界を形成
し、対向電極3に電源10dから交番電界を印加した本
実施の形態の粉体搬送装置と、対向電極を備えていない
以外は同様の構成の比較例の粉体搬送装置による帯電粒
子の搬送性の効果を比較した。
【0054】搬送距離30cm、幅30cmのフォトリ
ソグラフィー法で作成した上記構成の搬送電極基板2を
共通に用い、本実施の形態のものには、対向電極基板4
としてガラス基板を用い、透明導電膜であるITO(In
dium Tin Oxide)を対向電極3として形成したものを空
隙300μmで固定、配置した。このガラス基板と透明
電極膜を用いることにより、本実施の形態において搬送
中の帯電粒子の観察ができるようにした。
【0055】各電源10a、10b、10cから各搬送
電極7に印加する搬送バイアスは電圧V=100V、周
波数f=1000Hzの3相Sin波を本実施の形態、
比較例とも共通に印加した。また、本実施の形態におい
ては、電圧10dからピーク間電圧Vpp=2000V、
周波数f=200Hzの矩形波を対向電極3に印加し
た。そして、この搬送電極基板7の端部から上記帯電粒
子を供給して、帯電粒子の搬送状態を観察、比較した。
【0056】対向電極による交番電界のない比較例の構
成の場合、上記した搬送バイアスを印加して搬送を行わ
せると、搬送電極基板2の任意の搬送電極7上にランダ
ムに静止する帯電粒子が発生した。また、搬送途中で停
止した帯電粒子に、後から搬送されてきた複数の帯電粒
子が凝集して大きな2次粒子の発生も見られた。任意の
搬送電極7上で停止した帯電粒子は搬送途中の障害物と
なるので、さらに後続の帯電粒子の移動を妨げ、停止し
た帯電粒子を先頭にして搬送方向上流側に粒子溜りが形
成された。このまま長時間の搬送を行った場合、粒子溜
りが成長してしまい幅方向に粒子が送られない個所が発
生した。また、各搬送電極7のいずれかに断線部分が発
生した場合には、この断線した搬送電極よりも先に帯電
粒子が送られなくなり、幅広く帯電粒子が滞留してしま
った。
【0057】これに対して本実施の形態の構成において
は、停止した帯電粒子が発生した場合でも、上述したよ
うに後続の帯電粒子が停止した帯電粒子を飛び越えるこ
とにより、影響無く帯電粒子の搬送が行われた。また、
各搬送電極7のいずれかに断線部分が生じた場合でも、
上述したように帯電粒子が上下に飛翔することにより、
断線した搬送電極より先の搬送電極7の進行波電界を捕
らえられるので、搬送が妨げられることなく長時間安定
して帯電粒子の搬送が行われた。
【0058】このように本実施の形態では、対向電極3
と各搬送電極7の間に帯電粒子11を飛翔させ、帯電粒
子11を各搬送電極7表面から浮き上がらせることによ
り、帯電粒子11に作用する各搬送電極7との間の摩擦
抵抗力及び静電吸着力をなくし、進行波電界による搬送
力を帯電粒子11に有効に作用させることで、より効率
的な電界搬送を行うと共に、各搬送電極7上に帯電粒子
11が静電的に凝集して障害物(2次粒子)が発生した
場合でも、帯電粒子11が各搬送電極7表面から浮き上
がらせていることにより、この障害物を飛び越えて移動
することができるようになるので、後続の帯電粒子11
の搬送が妨害されることなく、安定して帯電粒子11の
搬送を行うことができる。
【0059】さらに、各搬送電極7の一部に断線が発生
しても、帯電粒子11が飛翔していることにより断線部
前後の搬送電極7の空間的に広がった漏れ電界に吸着す
ることができるので、容易に断線部分を飛び越えて帯電
粒子11を搬送することが可能となる。
【0060】また、帯電粒子11を飛翔させるための交
流バイアスは、対向電極3側に印加することになるの
で、より高圧な電圧を印加した場合でも、各搬送電極7
には搬送バイアスのみが印加されることにより、各搬送
電極7には高圧が印加されることはなく、高圧リークに
よる搬送電極7の断線が発生しない。
【0061】また、本実施の形態の構成の粉体搬送装置
では、搬送電極基板2が水平でなく搬送方向に対して上
下に傾斜を有する場合であっても、対向電極3と各搬送
電極7との間の交番電界により帯電粒子11を拘束、飛
翔させていることから、帯電粒子11が傾斜した各搬送
電極7上で停止あるいは、重力により落下することな
く、安定した搬送を行うことができる。
【0062】〈実施の形態2〉図3は、本発明の実施の
形態3に係る粉体搬送装置を示す概略断面図である。な
お、本実施の形態においても、図1に示した実施の形態
1の粉体搬送装置と同一部材には同一符号を付し、重複
する説明は省略する。本実施の形態では、電源10eか
ら対向電極3に対して交流電圧に直流電圧(帯電粒子1
1と同極性の直流電圧)を重畳したバイアスを印加する
ようにした。他の構成は、実施の形態1の粉体搬送装置
と同様である。
【0063】本実施の形態では、各電源10a、10
b、10cから第1の給電電極5a、第2の給電電極5
b、第3の給電電極5c、及び接続電極9c、9b、9
aを介して各搬送電極7にそれぞれ交流電圧を位相をず
らして3相交流を印加すると共に、電源10eから対向
電極3に対して交流電圧に直流電圧を重畳したバイアス
を印加する。この時、各搬送電極7上の帯電粒子11
は、実施の形態1と同様に対向電極3と搬送電極7の間
に印加された交番電界により対向電極3と搬送電極7間
を往復飛翔する。
【0064】ここで、対向電極3と搬送電極7間の帯電
粒子11は、対向電極3に重畳、印加された帯電粒子1
1と同じ極性の定常電界(直流電圧)により、対向電極
3からは反発されて各搬送電極7に近い空間に偏在す
る。これにより、各搬送電極7からの発生する進行波電
界を、より効率的に受けるようになる。このため、搬送
効率が向上することにより耐圧の低い線状電極からなる
各搬送電極7に、低い3相交流電圧を印加して発生電界
を小さくした場合であっても、容易に帯電粒子11を搬
送できる。
【0065】更に、対向電極3に印加する重畳された直
流電圧の極性あるいは電圧の値を制御することにより、
対向電極3と各搬送電極7間を飛翔する帯電粒子11の
偏在位置を搬送電極7側から対向電極3側まで変化させ
ることができる。
【0066】次に、上述した本発明の実施の形態2の構
成による効果を、図3の粉体搬送装置を以下のように構
成して確認した。
【0067】帯電粒子11としては、直径10μmのポ
リエステル粒子をコロナ放電により、−20〜−30μ
C/mgの電荷を持たせた粒子を用いた。
【0068】そして、実施の形態1と同様の構成の搬送
電極基板2を用い、対向電極基板4としてガラス基板を
用い、透明導電膜であるITO(Indium Tin Oxide)を
対向電極3として形成したものを空隙300μmで固
定、配置した。このガラス基板と透明電極膜を用いるこ
とにより、本実施の形態において搬送中の帯電粒子11
の観察ができるようにした。
【0069】各電源10a、10b、10cから各搬送
電極7に印加する搬送バイアスは電圧V=100V、周
波数f=1000Hzの3相Sin波を印加した。ま
た、本実施の形態においては、電圧10eからピーク間
電圧Vpp=2000V、周波数f=200Hzの矩形波
に、+200〜−500Vの直流電圧を重畳したバイア
スを対向電極3に印加した。そして、この搬送電極基板
7の端部から上記帯電粒子11を供給して帯電粒子の搬
送状態を、対向電極を備えていない以外は同様の構成の
比較例と比較した。
【0070】先ず、搬送バイアスによる搬送効率を調べ
るために、3相Sin波の搬送バイアスを下げ、帯電粒
子11の搬送性を確認した。なお、この場合における、
上記重畳する直流電圧を−200Vとした。
【0071】対向電極による交番電界のない比較例の構
成の場合、上記した搬送バイアスが70V以下になると
搬送不良が増加し、50V以下では帯電粒子11の搬送
ができなくなった。これに対し、本実施の形態の構成で
は、搬送バイアスが30V以下でも帯電粒子11の搬送
を行うことができ、搬送効率が向上していることが確認
できた。
【0072】次に、本実施の形態の特徴である、対向電
極3に印加する重畳された直流電圧の影響を、電圧の値
を変えて確認した。
【0073】対向電極3に重畳する直流電圧を−500
Vとした場合、負に帯電させた帯電粒子11とは反発力
が働くので、帯電粒子11は対向電極3から離れる方
向、即ち、搬送電極7側に偏在した。この結果、各搬送
電極7から発生する進行波電界の影響をより強く受ける
ことになり、帯電粒子11の搬送性が向上した。
【0074】一方、対向電極3に重畳する直流電圧を+
200Vにした場合、帯電粒子11が対向電極3側、即
ち上方に偏在した。これにより、各搬送電極7からの進
行波電界からの距離が遠くなるので帯電粒子11の搬送
力は低下し、帯電粒子11はほとんど停滞した。
【0075】さらに、対向電極3に重畳する直流電圧を
+200〜−500Vの間で調整することにより、帯電
粒子11の位置を、各搬送電極7と対向電極3の間の位
置を上下させて、進行波電界の影響の大小を変えること
ができ、容易に帯電粒子11の搬送量の制御が可能とな
る。
【0076】このように本実施の形態では、対向電極3
に印加する交流電圧に重畳する直流電圧(定常電圧)を
制御することにより、各搬送電極7と対向電極3間での
帯電粒子11の偏在位置を制御して、帯電粒子11への
進行波電界の作用を制御することができるので、より効
率的な帯電粒子11の搬送が可能となり、更に、帯電粒
子11の搬送速度や量を、より容易に制御することが可
能となる。
【0077】〈実施の形態3〉上述した従来の粉体搬送
装置では、各搬送電極上に異物等の導電部材が混入した
場合、搬送電極間を短絡させることにより、搬送電極に
過大な電流のリークが生じて搬送電極の断線を誘発して
しまう。また、各搬送電極間に導電性物質が跨がった場
合、導電性物質自身にも電流が流れるので、ジュール熱
が発生して発熱して周囲の搬送電極を破壊させることが
ある。
【0078】また、上述した本発明の実施の形態1、2
のように、対向電極3に高い電圧を印加するような場合
にも、帯電粒子11中の導電性物質が凝集する等により
各搬送電極7と対向電極3間に導電経路が形成された場
合、特に、搬送バイアスの印加開始時には各搬送電極7
と対向電極3間の搬送路中に帯電粒子11が詰まってい
る状態であるので、対向電極3に印加された高電圧が帯
電粒子11中の導電物質を伝って搬送電極7に印加され
てしまう。これにより、搬送電極7に高電圧が印加され
ることになるので、搬送電極7が高圧破壊を引き起こす
場合がある。
【0079】このような現象は、特に、この粉体搬送装
置を電子写真装置の現像装置に用いる現像剤の搬送手段
として適用しようとした場合、現像剤である磁性トナー
や、絶縁性トナーと磁性粒子からなるキャリアを混ぜ合
わせた2成分現像剤を搬送させることにより、導電性を
有する磁性粉の凝集物や、キャリア等の比較的低抵抗な
物質が現像剤中に常に存在するので、先に述べた導電経
路が形成されることによる搬送電極の高圧破壊の可能性
が高くなる。
【0080】そこで、本発明の実施の形態3では、搬送
電極と対向電極の少なくともいずれか一方の表面に絶縁
体層を形成することにより、搬送粉体中の導電物質が各
搬送電極と対向電極間の搬送路中に凝集した場合におけ
る搬送電極からの電流のリークを抑制して、搬送電極の
高圧破壊を防止できるようにした。
【0081】図4は、本発明の実施の形態3に係る粉体
搬送装置を示す概略断面図である。なお、本実施の形態
においても、図1、図2に示した実施の形態1の粉体搬
送装置と同一部材には同一符号を付し、重複する説明は
省略する。本実施の形態では、各搬送電極7表面と対向
電極7表面に対向するようにしてそれぞれ絶縁体層1
2、13を形成した構成である。他の構成は、実施の形
態1の粉体搬送装置と同様である。
【0082】本実施の形態では、各搬送電極7と対向電
極3には、それぞれ最大値(ピーク間電圧)が異なる交
流電圧を印加し、各搬送電極7表面と対向電極3表面の
絶縁体層12、13もそれぞれ異なる構成とした。
【0083】即ち、各搬送電極7には、耐圧を考慮して
比較的低い電圧を印加している。このため、各搬送電極
7表面に厚い絶縁体層12を形成してしまうと、搬送電
極7から帯電粒子11までの距離が離れてしまうため、
発生した進行波電界が減衰して十分な搬送力を発生でき
なくなる。そこで、本実施の形態では、溶媒で溶かした
ポリカーボネートをディッピングにより厚み約5μmで
各搬送電極7表面に塗布し、これを加熱により乾燥させ
て絶縁体層12を形成した。
【0084】一方、対向電極3には、搬送電極7よりも
さらに高い電圧を印加する必要があるために、対向電極
3表面にはより高い耐圧を有する絶縁体層13を形成す
る必要がある。そこで、本実施の形態では、厚さ50μ
mのPET(ポリエチレンテレフタレート)シートから
なる絶縁体層13を対向電極3表面全体に接着した。
【0085】このように本実施の形態では、各搬送電極
7表面と対向電極3表面にそれぞれ絶縁体層12、13
を形成したことにより、搬送される帯電粒子11中に導
電性部材が混入した場合においても、搬送電極7表面か
らの電流のリークが生じないので、搬送電極基板2の電
極構成を保護でき、安定した帯電粒子11の搬送を維持
し続けることができる。
【0086】〈実施の形態4〉図5は、本発明の実施の
形態4に係る電子写真方式の画像形成装置(例えば複写
機)を示す概略構成図である。本実施の形態では、上述
した本発明の各実施の形態に係る粉体搬送装置を、電子
写真方式の画像形成装置における現像装置のトナー搬送
部に適用したものである。
【0087】この画像形成装置は、像担持体としてのド
ラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)2
0と、その周囲に帯電ローラ21、露光装置22、現像
装置23、転写ローラ24、クリーニングブレード25
を備えている。
【0088】感光ドラム20は、本実施の形態では負帯
電の有機感光体で、アルミニウム製のドラム基体(不図
示)上に感光層(不図示)を有しており、矢印方向(時
計方向)に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆
動される。
【0089】帯電ローラ21は、中抵抗の導電性ローラ
で構成されており、帯電バイアスが印加された回転自在
な帯電ローラ21を感光ドラム20に当接させ、感光ド
ラム20表面をコロナ放電によって発生するコロナイオ
ンにより、所定の極性、電位に一様に帯電する。
【0090】露光装置22は、入力される画像情報(画
像信号)に応じたレーザ光(画像露光)Lを、帯電ロー
ラ21により帯電された感光ドラム20表面に行う。露
光装置22から照射されるレーザ光Lによる画像露光に
より、感光ドラム20表面に画像情報に対応した静電潜
像が形成される。
【0091】現像装置23は、回転自在な現像スリーブ
37により感光ドラム20と対向する現像部位にて前記
静電潜像にトナー(現像剤)を付着させて、トナー像と
して顕像化する(現像装置23の詳細な構成及び動作に
ついては後述する)。
【0092】転写ローラ24は、不図示の芯金上に中抵
抗発泡弾性体で巻いて構成されており、感光ドラム20
に接離自在に配置されている。また、転写ローラ24と
感光ドラム20とが当接する転写ニップの転写材Pの搬
送方向下流側には、回転自在な定着ローラ26aと加圧
ローラ26bを有する定着装置26が配置されている。
定着ローラ26aと加圧ローラ26の内部には、それぞ
れヒータ(不図示)が設けられている。
【0093】次に、上記した画像形成装置の画像形成動
作について説明する。
【0094】画像形成時には、感光ドラム20は駆動手
段(不図示)により矢印方向に所定のプロセススピード
で回転駆動され、帯電ローラ21により表面が一様に負
極性の所定電位(例えば−700V)に帯電される。そ
して、帯電された感光ドラム20上に露光装置22から
レーザ光を照射して画像露光Lが与えられて、入力され
る原稿(不図示)の画像情報に応じた静電潜像が形成さ
れる。そして、この静電潜像に、感光ドラム20の帯電
極性と同極性の現像バイアスが印加された現像スリーブ
37によりトナーを付着させて、トナー像として現像さ
れる(帯電粒子であるトナー(現像剤)の現像スリーブ
37への搬送については後述する)。
【0095】そして、感光ドラム20上のトナー像が感
光ドラム20と転写ローラ24間の転写ニップに到達す
ると、レジストローラ対27によりこのタイミングに合
わせて給紙カセット(不図示)から選択して給紙されて
いる転写材Pがこの転写ニップに搬送されて、トナーと
逆極性の転写バイアスが印加された転写ローラ24によ
り、転写材P表面に感光ドラム20上のトナー像が転写
される。
【0096】そして、トナー像が転写された転写材P
は、定着装置26の定着ローラ26aと加圧ローラ26
b間の定着ニップへ搬送され、定着ローラ26aと加圧
ローラ26bのヒータ(不図示)による加熱、及び加圧
によりトナー像が転写材P表面に熱定着されて排出され
る。
【0097】また、トナー像転写後の感光ドラム20表
面に残留している転写残トナーはクリーニングブレード
25によって除去されて廃トナー容器28内に回収さ
れ、次の画像形成に備える。
【0098】次に、本実施の形態における現像装置23
について説明する。
【0099】現像装置23は、トナーホッパ30、現像
容器31、及びトナーホッパ30と現像容器31間に着
脱自在に設けたトナー搬送部32を備えている。
【0100】トナーホッパ30内の下部のトナー補給部
33には、回転自在な弾性を有するブラシローラ34
と、ブラシローラ34に当接させて板状のスタレーパ3
5が配設されており、トナーホッパ30内に充填されて
いるトナー36に電荷を付与してトナー搬送部32へ補
給する。トナー36としては、本実施の形態では、ポリ
エステル樹脂と着色剤を兼ねた黒色マグネタイトからな
る黒色磁性トナーを用いた。
【0101】現像容器31には、内部にマグネット38
を固定して配置した回転可能な現像スリーブ37と、現
像スリーブ37上に担持されたトナーのコート厚を規制
する規制ブレード39、及び現像容器31内に補給され
ているトナー量を検知する光学的センサからなるトナー
量検知装置40を備えている。
【0102】現像スリーブ37には電源(不図示)から
現像バイアスが印加され、画像形成動作時には、駆動装
置(不図示)により現像スリーブ37が回転し、現像ス
リーブ37内のマグネット38の磁界によりトナーを現
像スリーブ37表面に引き付ける。
【0103】トナー搬送部32は、図6に示すように、
上述した実施の形態3の粉体搬送装置と同様の構成であ
り、上面側に対向電極3表面に絶縁体層13を形成した
対向電極基板(不図示)を配置し、下面側に各搬送電極
7表面に絶縁体層12を形成した搬送電極基板2を配置
して構成されている。搬送電極基板2の構成は上述した
実施の形態1と同様であり、本実施の形態ではその説明
は省略する。
【0104】次に、現像装置23の動作について説明す
る。
【0105】上述した画像形成動作時において、トナー
量検知装置40により現像容器31内のトナーが少なく
なったことを検知すると、ブラシローラ34を回転動作
させ、更に、各電源10c、10b、10aから各搬送
電極7に位相をずらして交流電圧を印加し、対向電極3
に電源10dから交流電圧を印加して、実施の形態1で
述べたように現像容器31側への進行波交流電界と、各
搬送電極7と対向電極3間に交番電界とを発生させる。
【0106】ブラシローラ34が回転することでトナー
ホッパ30内のトナー36は、ブラシローラ34に接
触、摺擦して電荷を付与されてブラシローラ34に付着
する。そして、トナーを付着したブラシローラ34がス
クレーパ35に摺擦すると、この時の機械的衝撃でブラ
シローラ34上のトナーがトナー搬送部32側に飛散し
て、電荷を持ったトナー(以下、帯電トナー36aとい
う)がトナー搬送部32の対向電極3と各搬送電極7間
に送られる。
【0107】対向電極3と各搬送電極7間に送られた帯
電トナー36aは、上記進行波交流電界と交番電界によ
り対向電極3と間搬送電極7間を上下に飛翔しながら現
像容器31側に搬送される。この際、各搬送電極7と対
向電極3の表面には、それぞれ絶縁体層12、13が形
成されているので、帯電トナー36aから遊離する磁性
体粉の塊や、磁性体粉が表面に付着した帯電トナー36
aにより生じた導電性物質が凝集した場合にも、絶縁体
層膜12、13に阻害されて導電経路の形成を防ぐこと
ができる。これにより、短絡による過電流のリークを防
止できるので、対向電極3と各搬送電極7の破損をなく
して、長期間安定した帯電トナー36aの搬送性を維持
できる。
【0108】このようにして搬送された帯電トナー36
aは現像容器31内に補給され、現像スリーブ37上に
担持されて現像に供される。
【0109】このように、上述した本発明の実施の形態
の粉体搬送装置を、画像形成装置の現像装置23のトナ
ー搬送部32に用いることにより、トナーホッパ30を
現像部位から離して配置することができ、更に、離れた
位置に設けられたトナーホッパ30から現像容器31に
安定してトナーを搬送できるので、トナーホッパ30の
寸法が感光ドラム20周囲のスペースの制限を受けるこ
となく、大きな容量のトナーホッパ30を設置すること
ができる。
【0110】また、トナーの搬送に機械的なスクリュー
やハネ等が不要であるので、簡単かつ信頼性の高い構成
になり、トナーの搬送路を1cm程度の高さの構成にす
ることが可能であり、装置の小型化が可能となると同時
に、大容量のトナーホッパ30のみを交換する構成を組
み合わせることによって、装置の小型化と低ランニング
コスト、更に、交換の容易な位置にトナーホッパ30を
配置することによる容易なメンテナンス性とを両立した
画像形成装置を提供することができる。
【0111】更に、上述した本発明の実施の形態の粉体
搬送装置を、画像形成装置の現像装置23のトナー搬送
部32に用いることにより、対向電極3と各搬送電極7
に印加するバイアスの制御のみで容易にトナーの搬送を
大きく変化させることができる。即ち、3相交流の周波
数を増加させることにより迅速なトナー搬送が可能とな
り、消費量に応じた搬送量を容易に制御することができ
る。
【0112】このため、現像容器31内のトナー容量は
少なくてよく、現像容器31を小型化することが可能で
ある。また、画像形成動作終了時には、逆の位相差を持
たせた3相交流(逆進行波)を対向電極3と各搬送電極
7に印加することにより、トナーの逆搬送を行うことが
できるので、トナー搬送部32内のトナーをトナーホッ
パ30側に戻すことが可能である。これにより、長時間
放置した場合にも、トナー搬送部32中でトナーの凝集
が起きることを防止することができるので、常に安定し
たトナー搬送が可能となる。
【0113】また、本実施の形態において、対向電極3
の表面に形成した絶縁体層13中に、図7に示すよう
に、帯電トナー36aに対して電荷付与を図るための電
荷付与材14を混入するようにしてもよい。なお、各搬
送電極7の表面に形成した絶縁体層12中にも、同様に
電荷付与材を混入してもよい。
【0114】電荷付与材14として、例えば帯電粒子が
上記現像剤の場合、負に帯電している帯電粒子(帯電ト
ナー36a)を用いて現像を行うので、現像剤である粒
子の材質と比較して帯電系列的に正(ネガ付与性)の材
料(例えばナイロン等)を用いることにより、現像剤
(帯電トナー36a)が飛翔して絶縁体層13に衝突し
た時の接触により負の電荷が付与されることになる。
【0115】このような作用により、現像剤(トナー)
は絶縁体層13に衝突を行う毎に負の電荷を付与される
ことになるので、安定した電荷を持たせることが可能と
なり、この結果、さらに安定した搬送を行うことができ
るようになる。更に、本実施の形態で述べたような画像
形成装置においては、帯電粒子である現像剤(トナー)
により多くの電荷を付与させることができるので、感光
ドラム上の静電潜像をより効果的に現像させることがで
き、高品位な画像形成を行うことが可能となる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、対
向電極に印加した交番電圧により、各搬送電極と対向電
極間に発生される交番電界によって帯電粒子を、各搬送
電極と対向電極間で飛翔させつつ、各搬送電極で発生さ
れる進行波電界によって各搬送電極と対向電極間の一方
向に搬送させることができるので、帯電粒子の搬送能力
が向上することにより、帯電粒子の各搬送電極上での停
滞をなくして、安定して良好に帯電粒子を搬送すること
ができる。
【0117】また、各搬送電極の一部に断線が発生して
進行波電界の一部が途切れても、交番電界によって帯電
粒子が各搬送電極と対向電極間で飛翔することにより、
搬送不良をなくして、安定して良好に帯電粒子を搬送す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る粉体搬送装置を示
す概略断面図。
【図2】本発明の実施の形態1に係る粉体搬送装置によ
る帯電粒子の搬送動作を説明するための図であり、
(a)、(b)は交流電圧の時間的変化による帯電粒子
の搬送状況を示す図、(c)、(d)は断線部での帯電
粒子の搬送不良を示す図。
【図3】本発明の実施の形態2に係る粉体搬送装置を示
す概略断面図。
【図4】本発明の実施の形態3に係る粉体搬送装置を示
す概略断面図。
【図5】本発明の実施の形態4に係る粉体搬送装置を備
えた画像形成装置を示す概略構成図。
【図6】実施の形態4におけるトナー搬送部を示す概略
断面図。
【図7】本発明の実施の形態4におけるトナー搬送部の
応用例を示す概略断面。
【図8】従来例における粉体搬送装置を示す概略断面
図。
【図9】従来例における粉体搬送装置を示す概略平面
図。
【図10】粉体搬送装置の各搬送電極に印加する3相交
流電圧の一例を示す図。
【図11】従来例における粉体搬送装置による帯電粒子
の搬送動作を説明するための図であり、(a)、
(b)、(c)は交流電圧の時間的変化による帯電粒子
の搬送状況を示す図、(d)は断線部での帯電粒子の搬
送不良を示す図。
【符号の説明】
1 搬送基板 2 搬送電極基板 3 対向電極 4 対向電極基板 5a 第1の給電電極 5b 第2の給電電極 5c 第3の給電電極 7 搬送電極 10a、10b、10c 電源(搬送電極電源) 10d、10e 電源(対向電極電源) 11 帯電粒子 12、13 絶縁体層 20 感光ドラム(像担持体) 21 帯電ローラ 22 露光装置 23 トナー搬送部(現像剤搬送部) 24 転写ローラ 26 定着装置 30 トナーホッパ(現像剤収納容器) 31 現像容器 34 ブラシローラ 35 スタレーパ 36 トナー 36a 帯電トナー 37 現像スリーブ(現像剤担持体) 40 トナー量検知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 剱持 和久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA12 AD36 AE08 3F021 AA05 BA05 CA13 DA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に絶縁して配置した複数の線状の
    搬送電極と、前記各搬送電極に対して、発生する電位分
    布が一定の進行方向を持った進行波状に時間的に変化す
    るような電圧を印加する搬送電極電源とを備え、前記搬
    送電極電源から前記各搬送電極に印加した電圧によって
    発生した進行波電界によって、前記各搬送電極上にて帯
    電粒子を搬送させる粉体搬送装置において、 前記各搬送電極上に空隙を設けて対向配置した対向電極
    と、 前記対向電極に対して交番電圧を印加する対向電極電源
    と、を有し、 前記対向電極電源から前記対向電極に印加した交番電圧
    により、前記各搬送電極と前記対向電極間に発生される
    交番電界によって前記帯電粒子を、前記各搬送電極と前
    記対向電極間で飛翔させつつ、前記進行波電界によって
    前記各搬送電極と前記対向電極間の一方向に搬送させ
    る、 ことを特徴とする粉体搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記対向電極電源から前記対向電極に印
    加する交番電圧のピーク間最大値を、前記搬送電極電源
    から前記搬送電極に印加する進行方向を持った進行波状
    に時間的に変化する電圧のピーク間最大値よりも大きく
    した、 ことを特徴とする請求項1記載の粉体搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記対向電極に対して、前記対向電極電
    源から直流電圧を重畳した交番電圧を印加する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の粉体搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送電極と前記対向電極の少なくと
    もいずれか一方の表面に絶縁体層を形成した、 ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の粉体搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記絶縁体層に、前記帯電粒子へ電荷を
    付与させるための電荷付与材を混入させた、 ことを特徴とする請求項4記載の粉体搬送装置。
  6. 【請求項6】 画像情報に応じた静電潜像が形成される
    像担持体と、前記像担持体上の静電潜像に現像剤を付着
    させて現像剤画像を形成する現像装置とを備え、前記現
    像装置は、現像剤を収納した現像剤収納容器と、現像剤
    を表面に担持して現像部位にて前記静電潜像に現像剤を
    付着させる現像剤担持体を有する現像容器と、前記現像
    剤収納容器から前記現像容器に現像剤を搬送する現像剤
    搬送部とを具備している画像形成装置において、 前記現像剤搬送部が、請求項1、2、3、4又は5記載
    の粉体搬送装置である、 ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記現像剤搬送部は、前記現像剤収納容
    器と前記現像容器の少なくともいずれか一方とは着脱自
    在に接続されている、 ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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