JP5531882B2 - 現像剤供給装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態が適用された画像形成装置であるレーザープリンタ1の概略構成を示す側面図である。図1を参照すると、レーザープリンタ1は、用紙搬送機構2と、感光体ドラム3と、帯電器4と、スキャナーユニット5と、トナー供給装置6と、を備えている。レーザープリンタ1内に備えられた、図示しない給紙トレイには、シート状の用紙Pが積み重ねられた状態で収容されている。用紙搬送機構2は、用紙Pを所定の用紙搬送経路PPに沿って搬送するように構成されている。
図2は、図1に示されているトナー供給装置6を拡大した側断面図(前記主走査方向を法線とする面による断面図)である。図2を参照すると、トナー供給装置6のケーシングをなすトナーボックス61は、側断面視にて略U字状に形成された箱状部材であって、その長手方向が上下方向(図中y軸方向)と平行となるように配置されている。
図3は、図2に示されている電界搬送基板63を拡大した側断面図である。図3を参照すると、電界搬送基板63は、薄板状の部材であって、フレキシブルプリント配線基板と同様の構成を有している。具体的には、電界搬送基板63は、搬送電極631と、支持フィルム層632と、電極被覆層633と、オーバーコート層634と、から構成されている。
再び図2を参照すると、現像ローラ62は、現像バイアス電源回路691と電気的に接続されている。現像バイアス電源回路691は、現像ローラ62と感光体ドラム3との間に(より正確には静電潜像担持面LSにおける電位VLの露光部とトナー担持面62aとの間に)いわゆるジャンピング現像のための現像バイアス(直流電圧成分及び交流電圧成分を含む)を印加するために、必要な電圧を出力するようになっている。
本実施形態においては、具体的には、現像ローラ62は、アルミニウム製のローラであって、直径20mmに形成されている。現像バイアス電源回路691は、+200Vの直流電圧成分と振幅1300V、周波数1kHzの交流電圧成分とを重畳した電圧(−1100〜+1500V)を出力するようになっている。
次に、上述のように構成されたレーザープリンタ1による動作の概要を、図面を適宜参照しつつ説明する。
まず図1を参照すると、図示しない前記給紙トレイ上に積載された用紙Pの先端が、レジストローラ21まで送られる。このレジストローラ21にて、用紙Pの斜行が補正されるとともに、搬送タイミングが調整される。その後、用紙Pは、転写位置TPまで給送される。
上述のように用紙Pが転写位置TPに向けて搬送されている間に、感光体ドラム3の周面である静電潜像担持面LS上に、以下のようにしてトナーTによる像が担持される。
感光体ドラム3の静電潜像担持面LSは、まず、帯電器4によって、正極性に一様に帯電される。帯電器4によって帯電された静電潜像担持面LSは、感光体ドラム3の図中矢印で示されている方向の回転により、スキャナーユニット5と対向する(正対する)位置であるスキャン位置SPまで、前記副走査方向に沿って移動する。
図2及び図3を参照すると、トナーボックス61内に貯留されているトナーTは、起動部63aにおけるオーバーコート層634との接触や摩擦等により帯電する。起動部63aにおけるオーバーコート層634と接触あるいは近接している、帯電したトナーTは、起動部63aにおける複数の搬送電極631に対する上述の搬送バイアスの印加によって発生する進行波状の電界により、トナー搬送方向TTDに搬送され、メイン搬送部63bにスムーズに受け渡される。
図1を参照すると、上述のようにして感光体ドラム3の静電潜像担持面LS上に担持されたトナー像は、当該静電潜像担持面LSが図中矢印で示されている方向に回転することにより、転写位置TPに向けて搬送される。そして、この転写位置TPにて、トナー像が、静電潜像担持面LSから用紙P上に転写される。
本実施形態においては、メイン搬送部63bの主要部(上端部以外の部分)は、トナーTを垂直上方に搬送するように設けられている。また、メイン搬送部63bの上端部は、トナー搬送面TTSが下方を向くように設けられている。すなわち、かかる上端部は、トナーTを「背面搬送」するように設けられている。これにより、トナーTにおける、帯電状態が良好なものと不良なものとが、良好に選別される。
なお、上述の実施形態は、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の代表的な実施形態を、単に例示したものにすぎない。よって、本発明はもとより上述の実施形態に何ら限定されるものではない。したがって、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、上述の実施形態に対して種々の変形が施され得ることは、当然である。
3 … 感光体ドラム(供給対象) 4 … 帯電器
5 … スキャナーユニット 6 … トナー供給装置
61 … トナーボックス 61a … トナー貯留部
62 … 現像ローラ(現像剤担持部材) 62a … トナー担持面
63 … 電界搬送基板 631 … 搬送電極
64 … 担持補助部材 65 … 帯電補助電極
66 … 回収部材 67 … 回収部材クリーナ
691 … 現像バイアス電源回路 692 … 搬送バイアス電源回路
693 … 担持補助バイアス電源回路 694 … 帯電補助バイアス電源回路
695 … 回収バイアス電源回路 CSD … 担持面移動方向
DP … 現像位置(現像剤供給位置) LS … 静電潜像担持面
T … トナー TCP … トナー担持位置
TRP … トナー回収位置 TTD … トナー搬送方向
TTP … トナー搬送経路 TTS … トナー搬送面
Claims (3)
- 所定極性に帯電した粉末状の現像剤を供給対象に対して供給するように構成された、現像剤供給装置において、
主走査方向と平行な円柱面状の周面である現像剤担持面を有し、現像剤供給位置にて前記供給対象と最近接しつつ対向するように配置され、回転駆動されることによる前記現像剤担持面の前記主走査方向と直交する方向への移動により、当該現像剤担持面上に担持された前記現像剤を前記現像剤供給位置に供給するように構成された、現像剤担持部材と、
前記主走査方向と交差する現像剤搬送経路に沿って配列された複数の搬送電極を備え、これらの搬送電極への多相交流電圧成分を含む搬送バイアスの印加により、前記現像剤担持面と最近接しつつ対向する担持位置まで前記現像剤を前記現像剤搬送経路に沿って搬送するように構成された、搬送基板と、
前記現像剤担持部材の回転駆動による前記現像剤担持面の移動方向における前記担持位置よりも上流側にて当該現像剤担持面と対向するように、前記現像剤搬送経路から離隔した位置に設けられていて、前記現像剤担持部材との間に前記所定極性に帯電した前記現像剤が前記現像剤担持面に向かうような電界を発生させるための電圧が印加される、担持補助部材と、
を備えたことを特徴とする、現像剤供給装置。 - 請求項1に記載の、現像剤供給装置において、
前記現像剤供給位置を経て前記現像剤担持面上に残留した前記現像剤を回収するために、前記現像剤担持部材の回転駆動による前記現像剤担持面の移動方向における前記現像剤供給位置よりも下流側且つ前記担持補助部材と対向する位置よりも上流側にて前記現像剤担持面と対向するように設けられていて、前記現像剤担持部材との間に前記所定極性に帯電した前記現像剤を引きつけるような電界を発生させるための電圧が印加される、回収部材
をさらに備えたことを特徴とする、現像剤供給装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の、現像剤供給装置であって、
前記担持補助部材は、前記主走査方向と平行な軸を中心として回転可能なローラ状部材であることを特徴とする、現像剤供給装置。
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