JP4978231B2 - 電流制限回路及びこれを用いた集積回路装置 - Google Patents

電流制限回路及びこれを用いた集積回路装置 Download PDF

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本発明は、トランジスタに過電流が流れることを防止する電流制限回路と、これを搭載した集積回路装置に関する。
従来から、出力を1A程度必要とするパワーアンプ等のトランジスタ回路において、天絡地絡等によりトランジスタに過大電流が流れたときには、過大電流によるトランジスタ破壊のおそれがあるため、これを防止すべくトランジスタに流れる電流を制限する電流制限回路が知られている。
かかる電流制限回路では、従来から、トランジスタの出力電流を監視することにより、電流制御を行ってきた。
図9は、従来の電流制限回路を示した回路図である。図9において、トランジスタQ1とQ2を用いて、オン・オフ制御を行う電流制限回路が示されている。つまり、トランジスタQ2がオンのときは、トランジスタQ2が導通して端子Voからは電源電圧Vcc、即ちオン出力がなされ、一方、トランジスタQ1がオンとなったときは、トランジスタQ1が導通して、端子Voからは接地0V、即ちオフ信号が出力される。
図9における電流制限回路において、トランジスタQ1のエミッタ端子にはエミッタ電流検出用の抵抗R10が接続され、トランジスタQ2のコレクタ端子にはコレクタ電流検出用の抵抗R20が接続されている。これらの抵抗R10、R20で、電圧を検出し、検出した電圧から出力電流を検出するようになっている。
抵抗R10の端子電圧は、コンパレータ35の反転入力端子に入力され、一方でコンパレータ35の非反転端子には基準電圧Eが入力され、両者の比較を行うようになっている。抵抗R10の端子電圧が、基準電圧Eを超えたときには、L(ロー)信号が出力され、制御手段45に入力される。制御手段45は、トランジスタQ1及びQ2の制御を行っており、それらのベース電流を制御する。
例えば、トランジスタQ2が何らかの原因で短絡し、トランジスタQ1に過大電流が流れたときは、トランジスタQ1のエミッタ端子に接続されている抵抗R10にも過大な電流が流れ、それにより抵抗R10の端子電圧が上昇する。抵抗R10の端子電圧が基準電圧Eを超えたときには、コンパレータ35からL信号が送られ、制御手段45は、トランジスタQ1に流れるベース電流を制御して減少させる。これにより、トランジスタQ1はオフとなり、過大電流が流れる事態を防げる。
このように、電流制限回路を設けることによって、例えば、トランジスタQ1がオンした状態でVoが何らかの原因でVccと短絡したときには、Q1に過大電流が流れトランジスタQ1が破壊する事態を防ぐことができる。
特に、過大電流を流したままにすると、トランジスタQ1の電極接合間(コレクタ−エミッタ間、ベース−エミッタ間、コレクタ−ベース間)がアルミの溶解にて短絡して破壊し、その後モールドの樹脂が燃焼し、火災の原因ともなり得るため、このような電流制限回路を設ける必要性がある。
なお、パワーMOSトランジスタの電流制限回路において、主電流が流れる主電流素子と主電流に応じた検出電流が流れる検出素子を形成し、検出素子に流れる電流に基づいて過電流を検出する第1の検出回路と、主電流に流れる電流に基づいて過電流を検出する第2の検出回路とを設け、ゲートコントロール回路を第1の検出回路と第2の検出回路が共に過電流を検出したときに不動作させる過電流保護回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−274865号公報
しかしながら、上述のような動作をする電流制御回路において、例えばL側のトランジスタQ1がオンとなったときのいわゆるオン抵抗RONLは、RONL=RQ1+R1となり、R1が存在する分だけ、RQ1のオン抵抗を小さくする必要がある。
ところが、RQ1のオン抵抗を小さくするためには、抵抗に費やすチップ上の面積を大きくしなければならない。そうすると、図9に示したような上下にオン・オフ用のトランジスタQ1、Q2を備えたような構成だと、トランジスタQ1、Q2の面積が大きくなり、チップ面積が増大して、コストメリットが無くなってしまうという問題があった。
また、抵抗R1自体も例えば約1Ω程度の低抵抗であり、この抵抗をチップ上に設けるには、数100Ω程度の抵抗を並列接続して作成する必要があり、この抵抗にもやはり大きなスペースを要していた。
そこで、本発明は、かかる低抵抗を用いることなくトランジスタに流れる過大電流を検出でき、検出用抵抗にチップ上の面積を大きく費やす必要の無い電流制限回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る電流制限回路(100、100d)は、トランジスタ(Q1、Q2)に過大電流が流れるのを防止する電流制限回路(100、100d)であって、
前記トランジスタ(Q1、Q2)のベース電圧を監視するベース電圧監視回路(10、10d)と、
前記トランジスタ(Q1、Q2)と同じ温度変化特性を有する半導体素子(D1、D2、〜Dn、Q3)により所定の閾値を設定する閾値設定回路(20、20a、20b、20c、20d)とを有し、
前記ベース電圧監視回路(10、10d)により検出されたベース電圧が、前記閾値設定回路(20、20a、20b、20c、20d)により設定された前記所定の閾値を超えたときに、前記トランジスタ(Q1、Q2)のベース電流を制限することを特徴とする。
これにより、出力電流を検出するための低抵抗を設けることなく、ベース電圧に基づいて電流制限制御を行うことができ、特に、温度変化を考慮することなく、ベース電圧の検出結果に基づいて、電流制限制御を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明に係る電流制限回路(100、100d)において、
前記ベース電圧監視回路(10、10d)は、前記トランジスタ(Q1、Q2)のベース電極の寄生抵抗(rb)により検出された前記ベース電圧を監視することを特徴とする。これにより、ベース電極の寄生抵抗を利用して、電流制限制御を行うことができる。
第3の発明は、第の発明に係る電流制限回路において、
前記ベース電圧監視回路(10、10d)は、前記寄生抵抗(rb)と、前記ベース電極に接続された外部抵抗(Rb)とにより検出された前記ベース電圧を監視することを特徴とする。これにより、ベース電極の寄生抵抗が小さすぎるときには、外部抵抗を用いてベース電圧の検出を容易にすることができる。
の発明は、第の発明に係る電流制限回路(100、100d)において、
前記閾値設定回路(20、20a、20b、20c、20d)は、複数の前記半導体素子(D1、D2、〜Dn)の直列接続を含む基準電圧発生回路(21、21a、21c、21d)と、該基準電圧発生回路(21、21a、21c、21d)が発生した基準電圧を分圧抵抗(Rd1、Rd2、Rd3、Rd4)により分圧する分圧回路(22、22a、22c、22d)とを含むことを特徴とする。これにより、高い電圧を基準として分圧を取ることにより、正確に閾値を設定することができる。
の発明は、第の発明に係る電流制限回路(100、100d)において、
前記分圧抵抗(Rd1、Rd2、Rd3、Rd4)は、1kΩ以上1MΩ以下の抵抗であることを特徴とする。これにより、抵抗値が比較的大きく、チップ内の面積を大きく取られないで済む抵抗により、電流制限回路を構成することができる。
の発明は、第1〜のいずれか1つの発明に係る電流制限回路(100、100d)において、
コンパレータ(30、30d)を備え、
前記ベース電圧監視回路(10、10d)により検出された前記ベース電圧は、前記コンパレータ(30、30d)の反転入力端子に入力され、前記閾値設定回路(20、20a、20b、20c、20d)により設定された前記閾値電圧は前記コンパレータ(30、30d)の非反転端子に入力されて比較されることを特徴とする。これにより、ベース電圧と所定の閾値の比較を正確に行うことができる。
の発明は、第の発明に係る電流制限回路において、
制御手段(40、40d)を備え、
前記コンパレータ(30、30d)の比較結果は前記制御手段(40、40d)に入力され、前記制御手段(40、40d)が前記ベース電流を制限する制御を行うことを特徴とする。これにより、制御手段により、容易に電流制限制御を実現することができる。
の発明に係る集積回路装置は、第1〜のいずれか1つの発明に係る電流制限回路(100、100d)を備えたことを特徴とする。これにより、集積回路装置の破壊を防止することができる。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、低抵抗を用いることなく、小さなチップ面積で電流制限回路を実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明の実施の形態に係る電流制限回路100を示す回路図である。なお、今までの説明と同様の構成要素については、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図1において、実施の形態に係る電流制限回路100の主要構成要素は、出力端子Voと、トランジスタQ1,Q2と、ベース電圧監視回路10と、閾値設定回路20と、コンパレータ30と、制御手段40と、電流源I1、Idとから構成される。
トランジスタQ1、Q2は、出力端子Voからオン又はオフ信号を出力するためのスイッチング素子である。なお、本実施の形態においては、トランジスタQ1に本発明の電流制限回路100を適用する例について説明する。従って、トランジスタQ2の詳細な回路構成は省略してあるが、トランジスタQ1における態様を同様に適用することができる。なお、本発明をトランジスタQ2に適用する態様については、図8において後述する。
ベース電圧監視回路10は、トランジスタQ1のベース電圧Vbを監視するための回路である。ベース電圧監視回路10は、トランジスタQ1のベース電極と、ベース電極寄生抵抗rbと、接続点Bと、抵抗R3とを含む回路である。
寄生抵抗rbは、トランジスタQ1のベース電極に寄生的に存在する抵抗であり、理論上の理想的なトランジスタQ1では存在しないが、実際のトランジスタQ1には存在する、図らずも存在する抵抗である。従って、実際の回路では、寄生抵抗rbは抵抗として顕在化させないが、本実施の形態に係る電流制限回路100では、かかる寄生抵抗を利用してトランジスタQ1のベース電圧を検出しているため、回路図上も顕在化してある。寄生抵抗rbは、その大きさは一般的には数100Ω程度である。
電流源I1は、トランジスタQ1のベース電極にベース電流Ibを供給するための電流源である。電流源I1から供給された電流は、接続点Bからベース電流Ibとして、トランジスタQ1のベース電極に供給される。従って、この電流を制御することにより、トランジスタQ1の出力電流(コレクタ電流)を制御することができる。
なお、接続点Bから接地されている抵抗R3は、リーク吸収用の抵抗である。
ここで、接続点Bにおける電圧は、ベース電圧Vbの電圧を示している。本実施の形態に係る電流制御回路100では、このベース電圧Vbを検出して監視することにより、トランジスタQ1の出力電流の過大電流を防止する電流制限制御を行う。ベース電圧Vbは、コンパレータ30の反転入力端子に接続されており、これにより所定の閾値を超えたか否かが監視されるように構成されている。
閾値設定回路20は、ベース電圧Vbとの比較用の閾値を設定するための回路である。閾値設定回路20は、ダイオードD1、D2の直列接続からなる基準電圧発生回路21と、抵抗Rd1、Rd2の直列接続からなる分圧回路22とから構成される。また、接続点Aが、コンパレータ30の非反転入力端子に接続されている。
ダイオードD1、D2の直列接続からなる基準電圧発生回路21は、所定の閾値電圧設定の基準となる基準電圧を作るための回路である。ダイオードD1、D2は、電源供給ラインVcc側からから低いアース電位に向かって、順方向に直列接続されており、電源供給ラインVcc側にある電流源Idから電流の供給を受けている。これにより、トランジスタQ1のベース−エミッタ間と同様の半導体構造となり、ダイオードD1、D2に十分な電流を与えることにより、各々のダイオードD1、D2は、トランジスタQ1のベース−エミッタ間の電圧特性を示すことになる。具体的には、通常動作時には、各々のダイオードD1、D2が、約0.6〜0.7Vの電圧となる。これにより、トランジスタQ1の特性に合致した所定の閾値を設定することができる。
また、ダイオードD1、D2は、トランジスタQ1とほぼ同様の温度変化特性を有することが好ましい。これにより、トランジスタQ1が温度変化によりその値が変化しても、閾値を設定している基準電圧であるD点の電位Vdも同様の温度特性を示せば、それらの変化を考慮に入れる必要が無くなるからである。
なお、図1に係る電流制限回路100の基準電圧発生回路21には、ダイオードD1、D2の直列接続のみからなる例が示されているが、他に調整用の抵抗等が含まれていてもよいし、トランジスタ等の他の半導体素子が用いられてもよい。
分圧回路22は、ダイオードD1、D2の直列接続により生じた接続点Dにおける基準電圧Vdを、抵抗Rd1、Rd2の分圧により所定の閾値電圧を設定するための回路であり、接続点Dから、ダイオードD1、D2の基準電圧発生回路21に並列接続されて設けられている。ダイオードD1、D2とトランジスタQ1の半導体特性が完全に同一であれば、このような分圧回路22を設けなくともよいが、微妙に誤差がある場合もあり得るので、このように一旦高い基準電圧Vdを設定した後、分圧回路22でその分圧(Vd・Rd1)/(Rd1+Rd2)を取ることにより、閾値電圧Vthの微調整が可能となるので、このように構成してもよい。
抵抗Rd1、Rd2は、無理に小さな抵抗を用いる必要は無く、例えば1kΩ以上1MΩ以下の抵抗でよく、数100kΩの抵抗であってもよい。分圧回路22では、トランジスタQ1の温度変化をも考慮した基準電圧Vdが基準電圧発生回路21で得られるので、閾値Vthを適切に設定するような抵抗比を有する抵抗Rd1、Rd2を設けるだけでよい。無理に低抵抗を作る必要が無いので、チップ上の面積もさほど大きくする必要がなく、省スペースでチップ内に電流制限回路100用の所定の閾値を設定することができる。
接続点Aは、コンパレータ30の非反転入力端子に接続されており、所定の閾値電圧Vthを設定している。
コンパレータ30は、非反転入力端子に入力された所定の閾値電圧Vthと、反転入力端子に入力されたトランジスタQ1のベース電圧Vbとを比較し、ベース電圧Vbが閾値電圧Vthを超えているときには、L(ロー)信号を出力し、制御手段40に送る。一方、ベース電圧Vbが閾値電圧Vthより低ければ、H(ハイ)信号を出力し、やはり制御手段40に送る。
制御手段40は、コンパレータ30から入力された制御指示信号に基づき、電流源I1、Idを制御する。本実施の形態に係る電流制限装置100では、コンパレータ30からL信号が入力されたら、電流源I1の出力を制限してトランジスタQ1に流れ込むベース電流Ibを制限することにより、その出力電流を制限する制御を行う。一方、コンパレータ30からH信号が入力されたときには、そのまま、トランジスタQ1の電流制限を行うことなく動作を継続する。
次に、図2を用いて、本実施の形態に係る電流制限装置100の原理説明を行う。図2は、トランジスタQ1のベース電圧Vbとコレクタ電流Icとの関係を示した特性図である。図2において、横軸はベース電圧Vb、縦軸はコレクタ電流Icを示しているが、理想特性曲線Lでは、通常動作点のベース電圧Vb=Vb1と、破壊寸前のときのベース電圧Vb3との差が極めて小さい。これは、ベース電圧Vbの通常動作点における電圧VBEは、約0.6〜0.7Vを示し、それより印加電圧が増加しても、その値は変化しないと考えられているためである。理論的には、Vb(=VBE)は、このような特性を示すと考えられている。
しかしながら、実際のトランジスタデバイスQ1においては、ベース電極、エミッタ電極、コレクタ電極の各々の電極に、寄生抵抗rb、re、rcが存在する。本発明においては、ベース電極の寄生抵抗rbを対象としているので、これについて考える。ベース電極の寄生抵抗rbにより、実際の特性曲線Mは、Vbのとり得る電圧に電圧幅が出てくる。
図2においては、トランジスタQ1が通常動作するコレクタ電流Ic=Ic1の点においては、理想特性曲線Lと実際の特性曲線Mとでほぼ同一のベース電圧Vb=Vb1を示しているが、トランジスタQ1が破壊寸前となるコレクタ電流Ic=Ic2の点では、理想曲線Lのベース電圧VbはVb=Vb3であり、Vb1との値の差が少ない。これに対し、現実の特性曲線Mでは、コレクタ電流Ic=Ic2の点では、ベース電圧VbがVb=Vb2となり、Vb1との差が大きくなっている。よって、理想特性曲線Lにおいては、ベース電圧Vbの破壊寸前の点と通常動作点との差△VBEL=(Vb3−Vb1)が小さく、この間に閾値を設定することは極めて困難である。これに対し、実際の特性曲線Mにおいては、破壊寸前の点Vb2と通常動作点Vb1との差△VBEM=(Vb2−Vb1)が大きいので、この間に閾値設定回路20により閾値Vthを設定することが可能となる。
従って、ベース電圧Vbに閾値Vthを設定してベース電圧Vbを監視するようにし、Vb=Vthを超えたときにベース電流Ibが増加しないように制御すれば、トランジスタQ1が破壊するコレクタ電流Ic=Ic2に達するのを防止することができ、コレクタ電流Icを直接的に監視しなくても出力電流制限を行うことができる。
ここで、トランジスタQ1の理想特性曲線Lと実際の特性曲線Mの通常動作点と破壊寸前点のベース電圧差△VBEについて、一例を挙げて比較する。例えば、理想特性曲線Lにおいて、半導体の基準温度における基準電圧をVとし、通常動作時のコレクタ電流がIc1=0.5Aのとき、破壊寸前のコレクタ電流がIc2=1.0Aであるとすると、ベース電圧差は△VBEL=Vln(1/2)=18mVの差しか発生しない。一方、寄生抵抗rbを含んだ実際の特性曲線Mの場合には、△VBEM=Vln(1/2)+rb×Ib=18mV+rb×Ibとなる。従って、rb×Ib分の電圧差ができ、この間に所定の閾値電圧Vthを設定することにより、破壊寸前の手前で電流制限をかけることができ、トランジスタQ1の破壊を防止することができる。
図3は、本実施の形態に係る電流制限回路100の出力電圧−出力電流特性(Vo−Io特性)を示した図である。図3に示すように、本実施の形態に係る電流制限回路100が設けられておらず、電流制限が無い場合には、出力電圧の増加に伴って出力電流も増加し続けてトランジスタQ1が破壊してしまうのに対し、本実施の形態に係る電流制限回路によれば、ベース電圧Vbに制限を設けることにより、出力電圧が増加しても出力電流には制限がかけられており、トランジスタQ1の破壊を防止できることが示されている。
なお、破壊寸前時のトランジスタQ1は発熱してきており、そのベース電圧の温度特性△Vbtは、およそ△Vbt=−2mV/℃の温度特性を持っている。一方、図1において説明した閾値設定回路20の基準電圧発生回路21において、トランジスタQ1と同じ温度特性のダイオードD1、D2を適用すれば、閾値Vthの温度特性△Vthtは、△Vtht=−2mV/℃×2×Rd1/(Rd1+Rd2)の温度特性を持つ。従って、例えば、Rd1=Rd2の場合には、△Vbtと△Vthtの温度特性はほぼ同じ値となり、温度による変動を抑えることができる。これにより、図9において説明した従来回路の出力電流検出用低抵抗R10、R20を使用することなく電流制限回路を構成することができる。
図4は、図1の変形例である実施の形態を示した全体回路構成図である。図4において、トランジスタQ1の寄生抵抗rbに加え、ベース端子に外付け接続した抵抗Rbを設けた点で図1の態様と異なっている。なお、他の構成要素については、図1に示した構成要素と同様であるので、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図4において、トランジスタQ1のベース端子に抵抗Rbを接続したことにより、その実際の合成抵抗はR1=Rb+rbとなっている。従って、図2で説明した△VBEM=(Vb2−Vb1)の値を、寄生抵抗rbのみの場合よりも、更に大きな電位差とすることができる。図2で説明した具体的な例に当てはめると、△VBEM=Vln(1/2)+R1・Ib=18mV+(Rb+rb)・Ib〔V〕となり、外付け抵抗Rb分電位差を大きくできることが分かる。
これにより、例えば寄生抵抗rbの値が小さいときに、もっとベース電圧変化幅を大きくして閾値Vthの設定を容易にしたり、閾値Vthの値が設定し易いベース電圧特性となるように調整したりすることができる。例えば、外付け抵抗Rbは、100Ω以上10kΩ以下、好ましくは1kΩ以上5kΩ以下の値であってよく、最適には数kΩ程度の値であってよい。なお、図2においては、寄生抵抗rbが全体として寄生抵抗を含むR1に置き換わったと考えれば、図2の特性曲線をそのまま適用することができ、同じように閾値設定を行うことができる。
このように、本実施の形態のように、単に寄生抵抗rbを利用するだけでなく、積極的に外付け抵抗Rbを付加することによっても、電流制限回路100を構成することができる。
次に、本実施の形態に係る電流制限回路100の、図1及び図4とは異なる態様の閾値設定回路20について説明する。なお、図1及び図4と同様の役割を果たす構成要素には、同一の参照符号を用いるものとする。
図5は、閾値設定回路20aが、基準電圧発生回路21aである電源Vzと、トランジスタQ3と電圧調整用の抵抗Rq3により構成された態様を示した回路図である。
図5において、基準電圧発生回路21aには、固定基準電圧Vdを供給する電源Vzが適用されている。別の所で、ベース電圧Vbと同様の温度変化をする特性が担保できれば、基準電圧発生回路21aは、このように固定電圧を供給する電源等や、電流源と抵抗の組み合わせであってもよい。
一方、図5に係る閾値設定回路20aの分圧回路22aは、抵抗Rq3とトランジスタQ3とから構成されている。トランジスタQ3は、図1又は図4におけるトランジスタQ1とほぼ同じ温度特性を有するトランジスタQ3が適用されている。このように、基準電圧発生回路21aには、温度変化の少ない電源等の固定電圧供給手段を適用し、分圧回路22aの方には、トランジスタQ1と同じ特性のトランジスタQ3を適用し、閾値設定回路20a全体としてトランジスタQ1と同様の温度変化を示すように構成してもよい。なお、抵抗Rq3は電圧調整用の抵抗であり、トランジスタQ1とトランジスタQ3の微妙な電位差を調整するために設けてよい。
本実施の態様のように、トランジスタQ1と同種のトランジスタQ3を対照的に閾値設定に利用することにより、部品の種類の違いによる温度特性の微妙な相違等をあまり考慮しなくても、労せずして閾値設定回路を組むことができる。
図6は、図1、図4及び図5とは異なる態様の閾値設定回路20bを示した回路図である。図6に係る本実施の形態の態様においては、閾値設定回路20bが明確に基準電圧発生回路21と分圧回路22に分けて構成されておらず、両者を兼ねた構成となっている。
図6において、閾値設定回路20bは、ダイオードD1と、抵抗Rd1とから構成されている。ダイオードD1とトランジスタQ1は、同様の温度特性を有する半導体素子が用いられるように構成されており、これによりトランジスタQ1と略同じ温度変化特性で変化する閾値設定を行うことができる。なお、抵抗Rd1は、電圧調整用の抵抗であり、必要に応じて設けられてよい。
このように、トランジスタQ1とほぼ同様の温度特性を有するダイオードD1を用意することができれば、分圧調整を行うことなく、本実施の形態に係る閾値設定回路20bのように、簡素な回路構成としてもよい。これにより、電流制限回路100のチップ面積を縮小し、かつ部品コストも下げることができる。
図7は、図1、図4〜6とは異なる態様の本実施の形態に係る閾値設定回路20cの回路図である。図7において、閾値設定回路20cは、n個のダイオードD1、・・・Dnの直列接続からなる基準電圧発生回路21と、抵抗Rd1、Rd2とからなる分圧回路22cとから構成される。
図7において、基準電圧発生回路21cは、n個のダイオードD1、・・・Dnからなる直列接続回路で構成され、全体として安定した基準電圧Vdを得るようにしている。また、分圧回路22cを構成する抵抗Rd1、Rd2は、得られた基準電圧Vdから、所望の閾値電圧Vthを得るように分圧回路を構成している。分圧回路22cで得られる閾値電圧Vthは、単純に基準電圧Vdを抵抗比で分配することにより設定できるので、ダイオードD1、・・・Dnがn個になったとしても、分圧回路22c自体は2つの抵抗で構成することができる。
なお、図5〜7において説明した態様において、図1及び図4の態様と同様に、抵抗Rq3、Rd1、Rd2は総て1kΩ以上から数100kΩ程度の大きさの抵抗を適用してよい。1kΩ程度の低抵抗を作るためには、数100Ωの抵抗を並列接続して作るために大きな面積を要するが、本実施の形態に係る閾値設定回路20a、20b、20cによれば、1kΩ以上1MΩ以下の抵抗を使用することができるので、集積回路装置のチップ上の面積をあまり大きく取ることなく電流制限回路100を構成することができる。
図8は、図1及び図4において説明した電流制限回路100のH出力側のトランジスタQ2に、本発明の電流制限回路100dを適用した態様を示した回路図である。
図8において、出力端子Voから.出力される電圧は、Hレベルの電源電圧Vccが出力される点が図1乃至図7の回路と異なる。トランジスタQ2には、電流源I2からベース電流Ibが供給され、その出力電流をVoから出力するように構成されている。トランジスタQ2のベース電極には、寄生抵抗を含む抵抗R2が設けられている。これは、寄生抵抗のみであってもよいし、外付け抵抗を含んでもよい。例えば、寄生抵抗は、数100Ω程度の値であってよく、外付け抵抗を用いる場合は、100Ω以上10kΩ以下、好ましくは1kΩ以上5kΩ以下、最適には数kΩ程度の抵抗を用いるようにしてよい。
ベース電圧監視回路10dは、接続点B’におけるベース電圧Vbを、出力端子Voのラインを基準に監視し、その電圧は、コンパレータ30dの反転入力端子に入力されるようになっている。
また、閾値設定回路20dは、図1及び図4と同様に、基準電圧発生回路21dと分圧回路22dとから構成されている。基準電圧発生回路21dは、やはり図1及び図4と同様に、ダイオードD3、D4の直列接続を含んで構成され、分圧回路22dは、接続点D’における基準電圧Vdを、Rd3とRd4により分圧して閾値を設定し、設定された閾値はコンパレータ30dの非反転入力端子に入力されるように構成されている。電位の基準は、出力端子Voの接続ラインが基準となっている。
コンパレータ30dによる比較結果に基づき、制御手段40dが制御され、検出されたベース電圧Vbが所定の閾値Vthを超えたときには、制御手段40dにより電流源I2の電流が制御され、トランジスタQ2のベース端子に流れるベース電流Ibが制限され、トランジスタQ2の出力電流が制限され、トランジスタQ2の破壊を防止するようになっている。
以上のように、Hレベル信号出力側に適用した電流制限回路100dは、電位の基準ラインが、接地電位ではなく、出力端子Voに接続されているラインとなっている以外は、図1及び図4に係るLレベル出力側の電流制限回路100と同様である。よって、図5乃至図7に係る閾値設定回路20a、20b、20cの態様も、図8のH信号側の電流制限回路100dに同じように適用してよい。
このように、本発明に係る電流制限回路は、Lレベル出力側のトランジスタQ1と、Hレベル出力側のトランジスタQ2の双方に適用することができる。
また、本発明は、Lレベル出力側とHレベル出力側の両方のトランジスタQ1、Q2に適用してもよい。このように構成することにより、より安全性の高い電流制限回路100、100dとすることができる。
更に、本発明に係る電流制限回路は、集積回路装置(図示せず)に好適に搭載可能であり、チップ上の電流制限回路として特に効果的に機能し、トランジスタ破壊に基づく集積回路装置の破壊を効果的に防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明の実施の形態に係る電流制限回路100を示す回路図である。 トランジスタQ1のベース電圧Vbとコレクタ電流Icとの関係特性図である。 本実施の形態に係る電流制限回路100の出力電圧−出力電流特性図である。 図1の変形例である実施の形態を示した全体回路構成図である。 閾値設定回路20aの、図1及び図4とは異なる態様を示した回路図である。 図1、図4及び図5とは異なる態様の閾値設定回路20bを示した回路図である。 図1、図4〜6とは異なる態様の閾値設定回路20cの回路図である。 H出力側のトランジスタQ2に、本発明に係る電流制限回路100dを適用した態様を示した回路図である。 従来の電流制限回路を示した回路図である。
符号の説明
10 ベース電圧監視回路
20、20a、20b、20c、20d 閾値設定回路
21、21a、21c、21d 基準電圧発生回路
22、22a、22c、22d 分圧回路
30、30d、35 コンパレータ
40、40d、45 制御手段
100、100d 電流制限回路

Claims (8)

  1. トランジスタに過大電流が流れるのを防止する電流制限回路であって、
    前記トランジスタのベース電圧を監視するベース電圧監視回路と、
    前記トランジスタと同じ温度変化特性を有する半導体素子により所定の閾値を設定する閾値設定回路とを有し、
    前記ベース電圧監視回路により検出されたベース電圧が、前記閾値設定回路により設定された前記所定の閾値を超えたときに、前記トランジスタのベース電流を制限することを特徴とする電流制限回路。
  2. 前記ベース電圧監視回路は、前記トランジスタのベース電極の寄生抵抗により検出された前記ベース電圧を監視することを特徴とする請求項1に記載の電流制限回路。
  3. 前記ベース電圧監視回路は、前記寄生抵抗と、前記ベース電極に接続された外部抵抗により検出された前記ベース電圧を監視することを特徴とする請求項に記載の電流制限回路。
  4. 前記閾値設定回路は、複数の前記半導体素子の直列接続を含む基準電圧発生回路と、該基準電圧発生回路が発生した電圧を分圧抵抗により分圧する分圧回路とを含むことを特徴とする請求項に記載の電流制限回路。
  5. 前記分圧抵抗は、1kΩ以上1MΩ以下の抵抗であることを特徴とする請求項に記載の電流制限回路。
  6. コンパレータを備え、
    前記ベース電圧監視回路により検出された前記ベース電圧は、前記コンパレータの反転入力端子に入力され、前記閾値設定回路により設定された前記閾値電圧は前記コンパレータの非反転端子に入力されて比較されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の電流制限回路。
  7. 制御手段を備え、
    前記コンパレータの比較結果は前記制御手段に入力され、前記制御手段が前記ベース電流を制限する制御を行うことを特徴とする請求項に記載の電流制限回路。
  8. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の電流制限回路を備えたことを特徴とする集積回路装置。
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