JP4977560B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、壁で囲われた限定区域内を移動しながら各種作業を行うための作業車に関し、特にプールなど(この明細書においてプールは、水を湛えておくもの総称とする。)の底面の清掃に好適に用いることができる作業車に関する。
特許文献1に記載されているように、従来、プールなどの底面をV字状の走行軌跡で移動しながら前記底面を万遍なく掃除する掃除機が知られている。
特許文献1に記載されている掃除機は、自由回転車輪によって水底を前後方向に移動自在とした台車、台車下面に左右方向に延設され、かつ下方に開口された吸込口、吸込口にその吸込側が接続された水中ポンプ、水中ポンプの吐出口に導水管によって接続されかつ台車の前及び後に向けて開口された噴出口、導水管に設けられかつ吐出口から前のまたは後の噴出口に至る流路を択一に切換える切替弁を主たる構成とする。
切替弁は、前後方向に摺動することにより前記切替が可能であり、さらに切替弁と一体にかつ前後端に接触センサーが設けられる。接触センサーは、左右に延びかつ前後に設けられた、前後のセンサー棒の左右に一個ずつ計4個設けられる。そして4個の接触センサーのうち、左側または右側の2個は固定センサーであり、他の2個は固定センサーよりも突出または没入の状態となる摺動センサーとして構成される。
前後のセンサー棒には、さらにこれに対して左右方向に摺動自在に摺動棒が設けられる。摺動棒の左右各端には左右接触センサーが左右に突出して設けられる。そしてさらに摺動センサーに近い側の左右接触センサーが摺動センサーの方向に近接したときに、摺動センサーを突出した状態に保持する阻害手段が設けられている。
以上の構成において、水中ポンプに図示しない電源から電力を供給すると、水中ポンプの作動により、吸込口から水底のごみなどを吸込み掃除する。一方水中ポンプから吐出された圧力水は吐出口、導水管を経由して、そのときの切替弁の状態によって噴出口の何れか一方から噴出し、その反動によって台車が進行する。そして掃除機が壁に突当たると左右の各センサー共壁に突当たるが、左側の摺動センサーは突出した状態のままであり、まず掃除機は若干反時計方向にまわされる(尻振りされる)。またそれと同時に切替弁はその摺動により切替わり水噴出の噴出口が切替わり、掃除機は方向を少し振って戻る。これを自動的に繰返して水底を左から右に掃除して行く。
ついに右側の左右接触センサーが側壁に接触し、摺動棒がセンサー棒に対して左方向に摺動する。これに伴い阻害手段が解除され、摺動センサーが没入可能の状態となる。即ち摺動センサーは壁に突きあたった時固定センサーよりも引込んだ状態となり、掃除機は前記とは逆に前後の壁に突当たる度に逐次左側に寄る。このようにして、水底を万遍なく掃除する。
特許第2579599号公報
上記掃除機で水底を万遍なく掃除するためには、摺動棒を左右接触センサーが側壁に接触するまで確実に位置保持し、かつ、左右接触センサーが側壁に接触したときに確実に摺動させて、阻害手段を誤動作なく機能させることが重要である。しかしながら、摺動棒は、筒状のセンサー棒に摺動自在に支承されているだけで、摺動抵抗のみで位置を保持する構造になっているため、掃除機が尻振りされたときに摺動してしまい、例えば掃除機をプールの右端に寄せる前に左側に向かって寄せたり、また、摺動棒とセンサー棒の隙間にごみなどの異物が詰まるなどして、左右接触センサーが側壁に接触したにもかかわらず摺動棒が摺動できず、例えば掃除機をプールの右端で繰り返し前後に移動させたりする。このように従来技術においては、阻害手段が誤動作し易く、プールなどの壁で囲われた限定区域内を万遍なく移動させることに対し信頼性に欠けるという課題があった。
本発明は上記課題を解決するために、前後方向に移動自在とした台車と、前記台車から前記移動方向の一方に向かって突出され、独立的に進退自在とした左右一対の接触センサーと、前記各接触センサーの進退によって操作される左右一対の移動方向切替部材と、前記各接触センサーの一方を他方より前記移動方向の一方に向かって突出した状態に保持し、かつ突出保持する側を交互に切替る阻害手段を備えた作業車において、前記阻害手段は、前記各接触センサーが突出される前記台車の一端で左右方向に延設され、前記各接触センサーの退入を阻止する干渉部材と、一方が一方の前記接触センサーに対向するとき他方が他方の前記接触センサーに対し位置ずれするように、前記干渉部材に並設された左右一対のセンサー通過部と、前後方向に延びる中心軸を有し、前記干渉部材を左右方向に移動自在に下方から支える複数の転がり部材と、前記各転がり部材の周面が転がり接触する前記干渉部材の下部に設けられ、前記各センサー通過部の一方が一方の前記接触センサーに対向する前記干渉部材の第1の移動位置で前記各転がり部材の周側部の一部を嵌込ませて前記干渉部材を前記第1の移動位置に保持する第1の切欠き及び前記各センサー通過部の他方が他方の前記接触センサーに対向する前記干渉部材の第2の移動位置で前記各転がり部材の周側部の一部を嵌込ませて前記干渉部材を前記第2の移動位置に保持する第2切欠きと、前記台車の左右両側に向かって突出された前記干渉部材の左右端部に取付けられる左右一対の他の接触センサーとを備え、前記他の各接触センサーの接触によって前記干渉部材を前記第1の移動位置と前記第2の移動位置の2位置間で左右方向に往復移動させる構成としたもので、この構成を採用することにより、阻害手段を誤動作なく確実に機能させることができ、例えばプールなどの壁で囲われた限定区域内を万遍なく移動させることに対し信頼性を確保することができ、従来技術に対して大きく貢献することができるものである。
また、本発明においては、前記台車の前記移動方向の他方に向かって突出され、一体的に進退自在とした左右一対の第2接触センサーと、前記各第2接触センサーの進退によって操作される左右一対の移動方向第2切替部材と、前記各第2接触センサーが突出される前記台車の他端で左右方向に延設され、前記台車の左右両側に向かって突出されたセンサー取付アームの左右端部に取付けられる左右一対の他の第2接触センサーとを備え、前記阻害手段は、突出保持した一方の前記接触センサーに近い側の一方の前記他の接触センサーをそれと同方向に突出している一方の前記他の第2接触センサーの前方又は後方で略同じ突出位置に保持させ、かつ、退入を許容した他方の前記接触センサーに近い側の他方の前記他の接触センサーをそれと同方向に突出している他方の前記他の第2接触センサーの前方又は後方でそれよりも外側の突出位置に保持し、前記台車の前記移動方向の前記一方から前記他方への切替えを前記各移動方向切替部材の何れか一方によって行い、前記台車の前記移動方向の前記他方から前記一方への切替えを前記各移動方向第2切替部材の両方によって行う構成を付加することにより、例えばプールなどの壁で囲われた限定区域内をレ字状の走行軌跡で万遍なく移動させることができる。
また、本発明においては、左右の前記接触センサー、左右の前記第2接触センサー、左右の前記他の第2接触センサーは、前記台車の前後方向の中心線を対称軸とする左右対称位置に配置されている構成を付加することにより、前記接触センサー、前記第2接触センサー、前記他の第2接触センサー、引いては移動方向切替部材及び移動方向第2切替部材などを左右で共用することができ、コスト削減を図ることができる。また、前記接触センサー、前記第2接触センサー、前記他の第2接触センサー、引いては移動方向切替部材及び移動方向第2切替部材などの構造、配置などが左右同一であるため、走行軌跡の設定を容易に行うことができる。
また、本発明においては、前記台車の下面に左右方向に延設され、かつ、下方に開口された吸込口と、前記吸込口に吸込側が接続された水中ポンプと、前記水中ポンプの吐出側に接続されるろ過器を備える構成を付加することにより、プールなどの底面を移動しながら前記底面を万遍なく掃除する掃除機を構成することができる。
また、本発明においては、前記台車は、車体フレームと、前記車体フレームに搭載する原動機と、前記車体フレームに回転自在に横架され、前記原動機によって回転される1本の駆動車軸と、前記駆動車軸上に取付けられ一体に回転する左右の駆動輪と、前記各駆動輪の前方又は後方に配置され、前記車体フレームに左右方向に延びる支軸を介して回転自在に取付けられる左右の従動輪と、前記駆動輪及び従動輪を囲むように前記車体フレームの左右側に配置された左右の軌道帯を備える構成を採用することにより、高く、かつ、安定した直進性(車軸と直角方向)を得ることができ、例えばプールなどの壁で囲われた限定区域内を万遍なく移動させることに対しより高い信頼性を確保することができる。
以上のように本発明によれば、阻害手段を誤動作なく確実に機能させることができ、例えばプールなどの壁で囲われた限定区域内を万遍なく移動させることに対し信頼性を確保することができ、従来技術に対して大きく貢献することができるという顕著な効果を奏するものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。図1は本発明の一実施の形態による作業車を示す全体平面図、図2は本発明の一実施の形態による作業車を示す全体側面図である。
図1,図2において、作業車1は、前後方向(縦方向)に移動自在とした台車2に、作業用として、台車2の下面に左右方向(横方向)に延設され、かつ、下方に開口された吸込口3と、吸込口3に可撓管3aを介して吸込側が接続された水中ポンプ4と、水中ポンプ4の吐出側に着脱自在に接続されるろ過器5(例えば水は通して塵埃は通さないナイロン布からなるろ過袋)とを備え、壁で囲われた限定区域の一例としての矩形状のプールP(図6参照)などの底面を掃除(作業の一例)する掃除機を構成している。
台車2は、矩形枠状の車体フレーム6と、車体フレーム6の後部(図1,図2の右側)に形成された上面開口状の箱6a内に搭載する原動機としてのモータ7と、車体フレーム6の後部に箱6a内を横切る状態で回転自在に横架され、箱6a内でモータ軸7aと大小2個の減速用伝動歯車8,9を介して連動連結される1本の駆動車軸10と、車体フレーム6の左右両外側に突出される駆動車軸10の左右両端部に取付けられ、駆動車軸10と一体に回転する左右の駆動輪としての駆動プーり11と、車体フレーム6の前部(図1,図2の左側)に回転自在に横架される1本の支軸12と、車体フレーム6の左右両外側に突出される支軸12の左右両端部に回転自在に取付けられ、左右の駆動プーリ11の前方に配置される左右の従動輪としての従動プーり13と、前後に並ぶ駆動プーリ11及び従動プーリ12に巻掛けられ、車体フレーム6の左右両外側に配置された左右の軌道帯としてのゴムベルト14と、前後に並ぶ駆動プーリ11及び従動プーリ12の間に配置され、ゴムベルト14の非接地側を上方から下方に押圧し、ゴムベルト14の張り具合を調整するテンションローラ15とを備えて構成されている。
また、箱6aの開口上面を水中ポンプ4のベース板4aによって閉鎖し、箱6aとベース板4aの間にパッキン16を配置すると共に、駆動車軸10が箱6aを挿通する部分に図示しないオイルシールなどの軸封装置を配置して、箱6a内への水の浸入を防止している。このように気密に保たれる箱6a内には、作業車1の走行や作業を制御するためのコントローラ17が収納されている。コントローラ17に接続するケーブル18が箱6aを挿通する部分にもシール部材が配置されている。
なお、図1,図2において、符号19は水中ポンプ4をベース板4aに取付けるポンプホルダー、20は台車2の上側に着脱自在に取付けられ、水中ポンプ4などを覆う下面開口状の箱形の車体カバー、21はポンプホルダー19の上面に取付けられ、車体カバー20の上側に突出して配置される取手である。車体カバー20の上側にはろ過器5を接続する水中ポンプ4の吐出口も突出して配置され、コントローラ17に接続されたケーブル18も引出されている。また、水中ポンプ4のケーブル22は車体カバー20の後面から外部に引出されている。
さらに、作業車1は、台車2の後端から後方に向かって突出され、作業車1の前後方向の中心線Yに沿って一体的に進退自在とした左右一対の第2接触センサーとしての左右の後接触センサー30a,30bと、各後接触センサー30a,30bによって操作される左右一対の移動方向第2切替部材としての左右の後リードスイッチ40a,40bと、台車2の前端から前方に向かって突出され、作業車1の前後方向の中心線Yに沿って独立的に進退自在とした左右一対の接触センサーとしての左右の前接触センサー50a,50bbと、各前接触センサー50a,50bの進退によって操作される左右一対の移動方向切替部材としての左右の前リードスイッチ60a,60bと、各前接触センサー50a,50bの一方を他方より前方に向かって突出した状態に保持し、かつ突出保持する側を交互に切替る阻害手段70と、台車2の左外側に配置する前後一対の横接触センサーとしての左接触センサー80a,90aと、台車2の右外側に配置する前後一対の横接触センサーとしての右接触センサー80b,90bとを備えるもので、図1,図2及び図3を参照して各後接触センサー30a,30b、各後リードスイッチ40a,40b、後側の左右接触センサー90a,90bを説明し、次に、図1,図2及び図4,図5を参照して各前接触センサー50a,50b、各前リードスイッチ60a,60b、阻害手段70、前側の左右接触センサー80a,80bを説明する。
図3は本発明の一実施の形態による作業車の後側の接触センサー部の側面説明図であり、図1,図2及び図3に示すように、各後接触センサー30a,30bは、筒状のセンサーキャップ31と、センサーキャップ31内に摺動自在に嵌合されるピストン状のセンサーストッパー部32aを一端側に有して、センサーストッパー部32aからセンサーキャップ31の外側に突出するセンサーロッド32と、センサーキャップ31内に配置され、センサーストッパー部32aを介してセンサーロッド32を突出方向に付勢するコイルスプリングであるセンサーバネ33と、接触対象のプールPの側壁を傷付けないようそれに突き当てる合成樹脂製で略半球状の接触子34とを備えて構成されている。センサーキャップ31,センサーストッパー部32a,センサーロッド32,センサーバネ33は同軸上に配置され、作業車1の前後方向の中心線Yに沿って伸縮する片側ロッド式のシリンダ構造を構成している。
各後リードスイッチ40a,40bには、独立した磁石部41と、スイッチ部42の2つより構成され、両者の接近または隔離によりスイッチ部42の接点43a,43b(ノーマルオープン)が開閉するマグネットスイッチが使用され、磁石部41が各センサーロッド32のセンサーストッパー部32aの中心部に配置され、スイッチ部42がセンサーキャップ31のロッド側とは反対側の内端部に配置され、両者がセンサーロッド32と同軸上で対向している。これにより、各後リードスイッチ40a,40bがセンサーロッド32の進退により開閉するように構成されている。
各左右接触センサー90a,90bには、接触対象のプールPの側壁を傷付けないように接触し、かつ、接触後に回転(転がり接触)するように、上下方向に延びる垂直軸91回りで回転する転がり接触部材である合成樹脂製で円盤状のローラが使用されている。
そして、車体フレーム6の後端(箱2aの後側面)の左右側部にそれぞれセンサーロッド32が後方に向けて突出する状態でセンサーキャップ31が取付けると共に、各センサーロッド32の先端に接触子34を取付け、台車2の後端側から後方に向けて突出される左右の後接触センサー30a,30bを構成するのであるが、各後接触センサー30a,30bの接触子34及びセンサーロッド32を作業車1の前後方向の中心線Yに沿って一体的に進退させるために、各センサーロッド32の先端側は、台車2の左右方向に延びるセンサー横連結ロッド30により相互に一体連結されている。この連結により各後接触センサー30a,30bのシリンダ構造を介して車体フレーム6の後端に前後方向に平行移動自在に連結支持されるセンサー横連結ロッド30は、この左右両端部を各ゴムベルト14よりもさらに左右外側にまで延出しており、センサー横連結ロッド30の後側面に、各接触子34が各ゴムベルト14の相互間寸法よりやや狭い間隔を設けて後向きに突出した状態で取付けられている。また、後側の左右接触センサー90a,90bの略半分が各ゴムベルト14よりも外側に位置するように、後側の左右接触センサー90a,90bを中心軸91を介してセンサー横連結ロッド30の左右両端部上側に回転自在に取付け、この後側の左右接触センサー90a,90bを、左右の後接触センサー30a,30bが突出される台車2の後端で左右方向に延設され、台車2の左右両側に向かって突出されたセンサー取付アーム(センサー横連結ロッド30)の左右端部に取付けられる左右一対の他の第2接触センサーとしている。
また、後接触センサー30a,30b、後リードスイッチ40a,40b、後側の左右接触センサー90a,90b及びセンサー横連結ロッド30は、作業車1の前後方向の中心線Yを対称軸として左右対称構造を有している。
さらに、各スイッチ部42のリード線44は、各センサーキャップ31のロッド側とは反対側の端部から車体フレーム6の箱6a内に引出されてコントローラ17に接続され、コントローラ17は各後リードスイッチ40a,40bのアンド出力によってモータ7を逆転駆動させるための移動方向切替信号をモータドライブ回路に出力するように回路構成されている。
図4は本発明の一実施の形態による作業車の前側の接触センサー部の正面説明図、図5は本発明の一実施の形態による作業車の前側の接触センサー部の平面説明図であり、図1,図2及び図4,図5に示すように、各前接触センサー50a,50bは、筒状のセンサーキャップ51と、センサーキャップ51内に摺動自在に嵌合されるピストン状のセンサーストッパー部52aを軸方向中間部に有して、両端側をセンサーキャップ51の両端側から外側に突出するセンサーロッド52と、センサーロッド52の一端に取付けられ、接触対象のプールPの側壁を傷付けないようそれに突き当てる合成樹脂製で略半球状の接触子53と、センサーキャップ51と接触子53間のセンサーロッド52外側に配置され、センサーロッド52の接触子53取付け側を突出方向に付勢するコイルスプリングであるセンサーバネ54とを備えて構成されている。センサーキャップ51,センサーストッパー部52a,センサーロッド52,接触子53,センサーバネ54は同軸上に配置され、作業車1の前後方向の中心線Yに沿って伸縮する両側ロッド式のシリンダ構造を構成している。
各前リードスイッチ60a,60bには、後リードスイッチ40a,40bと同じマグネットスイッチが使用され、磁石部61(41)が各センサーロッド52の接触子53取付け側とは反他側の端部中心部に配置され、スイッチ部62(42)が車体フレーム6の前端左右両外側にスイッチ取付け台65を介して取付けられ、両者がセンサーロッド52と同軸上で対向している。これにより、各前リードスイッチ60a,60bがセンサーロッド52の進退により開閉するように構成されている。
前側の左右接触センサー80a,80bには、後側の左右接触センサー90a,90bと同じローラが使用され、上下方向に延びる垂直軸81回りで回転する。
そして、台車2の前側に左右方向に延設され、各スイッチ部62の前側を通過させて左右両端部を各ゴムベルト14の前方にまで延出するセンサープレート80を備え、車体フレーム6の前端にセンサープレート80を車体フレーム6の前側面から前方に所定寸法だけ離反させた状態で4本のボルト100及びスペーサ101を介して取付け、センサープレート80前側面の左右側端部に、センサーロッド52の接触子53取付け側が前方に向けて突出する状態でセンサーキャップ51を取付け、台車2の前端側から前方に向けて突出され、接触子54及びセンサーロッド52を作業車1の前後方向の中心線Yに沿って独立的に進退させる左右の前接触センサー50a,50bを構成している。
また、各前接触センサー50a,50bは、この軸線が平面視において各後接触センサー30a,30bの接触子34の中心線に一致するように配置され、センサープレート80には、各前接触センサー50a,50bの軸線と同芯な左右の貫通孔102a,102bが設けられ、センサーロッド52の接触子53取付け側とは反他側を各貫通孔102a,102bを介してセンサープレート80の後側で作業車1の前後方向の中心線Yに沿って進退させ、磁石部61とスイッチ部62の接近または隔離によりスイッチ部62の図示しない接点63a,63b(ノーマルオープン)を開閉するように構成している。
また、前接触センサー50a,50b、前リードスイッチ60a,60bは、作業車1の前後方向の中心線Yを対称軸として左右対称構造を有している。
さらに、各スイッチ部62のリード線64は、車体フレーム6の箱6aの前側壁に設けられたケーブルホルダー103から一括に箱6a内に引込まれてコントローラ17に接続され、コントローラ17は左右の前リードスイッチ60a,60bのオア出力によってもモータ7を逆転駆動させるための移動方向切替信号をモータドライブ回路に出力するように回路構成されている。
阻害手段70は、各センサーロッド52の退入を択一的に阻止するために、車体フレーム6とセンサープレート80の隙間に配置されて、左右上側のスペーサー101と左右下側のスペーサー101間を通して左右方向に延設され、かつ、各磁石部61と各スイッチ部62の間を横切って左右両端部を各ゴムベルト14よりもさらに左右外側にまで延出する細幅な平板状の干渉部材71と、各センサーロッド52の軸線の相互間隔と異なる中心線の相互間隔を持って干渉部材71に並設される、各センサーロッド52よりやや大径の左右一対の貫通孔でなり、一方の中心線が一方のセンサーロッド52の軸線に一致してそのセンサーロッド52に対向するとき、他方の中心線が他方のセンサーロッド52の軸線から左側又は右側に位置ずれしてそのセンサーロッド52に対向しない左右一対のセンサー通過部72a,72bと、センサープレート80に枢着された前後方向に延びる水平な中心軸73を有し、車体フレーム6とセンサープレート80の隙間に中心軸73回りで回転自在に配置されて、各センサー通過部72a,72bより内側の干渉部材71下部に周面(回転面)を当接させ、干渉部材71を左右方向に移動自在に下方から支える転輪からなる複数(本実施形態では左右2個)の転がり部材73a,73bと、各転がり部材73a,73bの周面が転がり接触する干渉部材71の下部に設けられ、左側のセンサー通過部72aが左側のセンサーロッド52に対向する干渉部材71の第1の移動位置で各転がり部材73a,73bの周側部の一部を嵌込ませて干渉部材71を第1の移動位置に保持する略半円形状の左右の第1の切欠き74a,74b及び右側のセンサー通過部73bが右側のセンサーロッド52に対向する干渉部材71の第2の移動位置(図示の位置)で各転がり部材73a,73bの周側部の一部を嵌込ませて干渉部材71を第2の移動位置に保持する略半円形状(第1の切欠き74a,74bと同形状)の左右の第2の切欠き75a,75bと、干渉部材71の左右両端部上側に中心軸81を介して回転自在に取付ける前側の左右接触センサー80a,80bとを備え、前側の左右接触センサー80a,80bのプールPの側壁との接触によって干渉部材71を第1の移動位置と第2の移動位置の2位置間で左右方向に往復移動させるように構成している。ここで、ステンレス等の金属製の干渉部材71を支持する部材が金属製で、金属と金属の接触になることがないよう、金属製の干渉部材71を支持する部材すなわち転がり部材73a,73bには合成樹脂製の転輪が使用されている。
また、阻害手段70は、干渉部材71を第1の移動位置に保持しているときは、作業車1の前後方向の中心線Yと平行で、後側の左接触センサー90aの中心を通過する直線よりも左外側に前側の左接触センサー80aの中心を位置させ、前側の左接触センサー80aを後側の左接触センサー90aよりも左外側に突出保持すると共に、干渉部材71を図示の第2の移動位置に保持しているときは、作業車1の前後方向の中心線Yと平行で、後側の右接触センサー90bの中心を通過する直線よりも右外側に前側の右接触センサー80bの中心を位置させ、前側の右接触センサー80bを後側の右接触センサー90bよりも右外側に突出保持する。すなわち退入を許容した側の前接触センサー50a又は50bに近い側の前側の横接触センサー80a又は80bをその後方にあり同方向に突出する後側の横接触センサー90a又は90bよりも外側に突出保持するように構成している。
さらに、阻害手段70は、干渉部材71を第1の移動位置に保持しているときは、作業車1の前後方向の中心線Yと平行で、後側の右接触センサー90bの中心を通過する直線上に前側の右接触センサー80bの中心を位置させ、前側の右接触センサー80bを後側の右接触センサー90bと略同じ左右方向位置に突出保持すると共に、干渉部材71を図示の第2の移動位置に保持しているときは、作業車1の前後方向の中心線Yと平行で、後側の左接触センサー90aの中心を通過する直線上に前側の左接触センサー80aの中心を位置させ、前側の左接触センサー80aを後側の左接触センサー90aと略同じ左右位置に突出保持する。すなわち退入を阻止し突出状態に保持した側の前接触センサー50a又は50bに近い側の前側の横接触センサー80a又は80bをその後方にあり同方向に突出する後側の横接触センサー90a又は90bと略同じ左右方向位置に突出保持するように構成している。
このように阻害手段70によって後側の左右接触センサー90a,90bに対し左右方向位置が変位する前側の左右接触センサー80a,80bを、左右の前接触センサー50a,50bが突出される台車2の前端で左右方向に延設され、台車2の左右両側に向かって突出されたセンサー取付アーム(干渉部材71)の左右端部に取付けられる左右一対の他の接触センサーとしている。
上記のように構成された作業車1の動作を図6を参照して説明する。図6は本発明の一実施の形態による作業車の走行軌跡を示すプールの平面図である。作業車1を水が湛えられたプールP内に入れ、ケーブル18,22を図示しない電源に接続し、手元スイッチなどを操作して水中ポンプ4及びモータ7を作動させることにより、作業車1は、モータ7の作動によりプールPの底面を移動しながら、水中ポンプ7の作動により台車2下面の吸込口3から水と共に前記底面のごみを吸込み、ろ過器5により水とごみを分離してごみをろ過器5内に回収し、プールPの底面を掃除する。
この際、図6に示すように、プールPの長辺側の一方の側壁P1(図6の下側の側壁、以下、「下側壁」という。)の際から作業車1の前が長辺側の他方の側壁P2(図6の上側の側壁、以下、「上側壁」という。)に向く姿勢で作業車1をプールPに入れ、その投入位置Aから作業車1を先ず前進走行を開始させる(コントローラー17の初期設定)。これにより、作業車1は、図6の下から上方向へ移動しながら上側壁P2に寄って行き、台車1から前方に同じ前後方向位置で突出している左右の前接触センサー50a,50bの接触子53が略同時に上側壁P2に突当たると、そのときの阻害手段70の状態によって何れか一方の前接触センサー50a又は50bのセンサーロッド52を退入させるので、この退入した前接触センサー50a又は50b側に台車2の後側が横に振られ、作業車1の姿勢が全体的に上側壁P2に対して傾けられる。図示の場合、阻害手段70の干渉部材71が第2の移動位置に保持された状態にあるので、右側の前接触センサー50bのセンサーロッド52が退入し、台車2の後側が右側に振られる(この作業車1の状態を基準にこれ以降の動作説明を行う)。この直後、右側の前接触センサー50bのセンサーロッド52によって右側の前リードスイッチ50bが閉じられるので、この右側の前リードスイッチ50bの出力によってモータ7が逆転し、作業車1の移動方向が前進から後進に切替えられる。
このような上側壁P2への接触による姿勢変更と移動方向の切替えにより、作業車1は、上側壁P2に接触した後に後進走行を開始し、図6の上から右斜め下方向へ移動しながら下側壁P1に寄って行く。これにより、台車1から後方に同じ前後方向位置で突出している左右の後接触センサー30a,30bの接触子34のうち、先に左側の後接触センサー30aの接触子34が上側壁P2に突当たるので、台車2の前側が右側に振られ、これに伴って右側の後接触センサー30bの接触子34が上側壁P2に突当たることにより、作業車1の姿勢が下側壁P2に対して垂直に戻される。この直後、左右の後接触センサー30a,30bのセンサーロッド32か共に退入し、左右の後リードスイッチ40a,40bが共に閉じられるので、これら左右の後リードスイッチ40a,40bのアンド出力によってモータ7が逆転し、作業車1の移動方向が後進から前進に切替えられ、このような下側壁P1への接触による姿勢変更と移動方向の切替えにより、作業車1は下側壁P2に接触した後に再び前進走行を開始する。
上記のように作業車1は、上側壁P2への接触による姿勢変更と移動方向の切替え及び下側壁P1への接触による姿勢変更と移動方向の切替えにより、下側壁P1と上側壁P2の間を下に開いたレ字状の走行軌跡で1往復し、それを繰返しながら投入位置Aから図6の実線で示すようなジグザグの走行軌跡R1で徐々にプールPの右端に寄って行く。
また、作業車1がプールPの短辺側の一方の側壁、すなわち右側壁P3(図6の右側の側壁)の際に至ると、作業車1がその移動に伴って右側壁P3に接近する後進走行工程において、台車2から右外側に突出している前後の右接触センサー80b,90bのうち、先に後側の右接触センサー90bが右側壁P3に接触した後に転がり接触し、台車2の前側が右側壁P3に徐々に接近して行き、ついには前側の右接触センサー80bが右側壁P3に接触して左側に押圧される。これにより、阻害手段70の干渉部材71が左側に移動し、第2の切欠き75a,75bが各転がり部材73a,73bから離脱し、第1の切欠き74a,74bが各転がり部材73a,73bに嵌込まれ、第2の移動位置から第1の移動位置に保持され、阻害手段70は左側の前接触センサー50aのセンサーロッド52を退入可能とし、右側の前接触センサー50bのセンサーロッド52を突出状態に保持し、また、前側の右接触センサー80bを後側の右接触センサー90bと略同じ左右方向位置に突出保持すると共に、前側の左接触センサー80aを後側の左接触センサー90aよりも外側に突出保持する。
このような右側壁P3への接触による横行方向の切替えにより、作業車1は、その切替位置Bから略同じ左右方向位置に突出保持された前後の右接触センサー80b,90bを右側壁P3に転がり接触させながら右側壁P3に沿って下側壁P1まで移動し、下側壁P1への接触による移動方向の切替えにより右側壁P3に沿って上側壁P2まで移動した位置Cで、上側壁P2への接触による姿勢変更と移動方向の切替えを行うのであるが、このとき阻害手段70の干渉部材71は既に第1の移動位置に保持された状態にあり、左側の前接触センサー50aのセンサーロッド52が退入するので、台車2の後側は左側に振られる。また、これ以降の上側壁P2への接触による姿勢変更は台車2の後側を左側に振る姿勢変更となり、また、下側壁P1への接触による姿勢変更は台車2の前側を左側に振る姿勢変更となる。
上記ように作業車1は、C位置から上側壁P2への接触による姿勢変更と移動方向の切替え及び下側壁P1への接触による姿勢変更と移動方向の切替えにより、下側壁P1と上側壁P2の間を上に開いたレ字状の走行軌跡で1往復し、それを繰返しながらC位置から図6の破線で示すようなジグザグの走行軌跡R2でプールPの右端から徐々に左端に寄って行く。
さらに、作業車1がプールPの短辺側の他方の側壁、すなわち左側壁P4(図6の左側の側壁)の際に至ると、作業車1がその移動に伴って左側壁P4に接近する後進走行工程において、台車2から左外側に突出している前後の左接触センサー80a,90aのうち、先に後側の左接触センサー90aが左側壁P4に接触した後に転がり接触し、台車2の前側が左側壁P4に徐々に接近して行き、ついには前側の左接触センサー80aが左側壁P4に接触して右側に押圧される。これにより、阻害手段70の干渉部材71が右側に移動し、第1の切欠き74a,74bが各転がり部材73a,73bから離脱し、第2の切欠き75a,75bが各転がり部材73a,73bに嵌込まれ、第1の移動位置から第2の移動位置に保持され、阻害手段70は再び右側の前接触センサー50bのセンサーロッド52を退入可能とし、左側の前接触センサー50aのセンサーロッド52を突出状態に保持し、また、前側の左接触センサー80aを後側の左接触センサー90aと略同じ左右方向位置に突出保持すると共に、前側の右接触センサー80bを後側の右接触センサー90bよりも外側に突出保持する。
このような左側壁P4への接触による横行方向の切替えにより、作業車1は、その切替位置Dから略同じ左右方向位置に突出保持された前後の左接触センサー80a,90aを左側壁P4に転がり接触させながら左側壁P4に沿って下側壁P1まで移動し、下側壁P1への接触による移動方向の切替えにより左側壁P4に沿って上側壁P2まで移動した位置Eで、上側壁P2への接触による姿勢変更と移動方向の切替えを行うのであるが、このとき阻害手段70の干渉部材71は既に第2の移動位置に保持された状態にあり、右側の前接触センサー50bのセンサーロッド52が退入するので、台車2の後側は右側に振られる。また、これ以降の上側壁P2への接触による姿勢変更は台車2の後側を右側に振る姿勢変更となり、また、下側壁P1への接触による姿勢変更は台車2の前側を右側に振る姿勢変更となる。
上記のように作業車1は、E位置から上側壁P2への接触による姿勢変更と移動方向の切替え及び下側壁P1への接触による姿勢変更と移動方向の切替えにより、下側壁P1と上側壁P2の間を下に開いたレ字状の走行軌跡で1往復し、それを繰返しながらE位置から図6の実線で示すようなジグザグの走行軌跡R1でプールPの左端から徐々に右端に寄って行く。
従って、作業車1は、上記のような各走行軌跡R1,R2でプールPの底面をエンドレスで走行移動することにより、プールPの底面をすみずみまで万遍なくきれいに掃除することができ、また、走行軌跡R1,R2がジグザグのために、ケーブル18,22に捻り力が加わりにくく、ケーブル18,22の絡付きにより作業車1の走行が阻害されたり、停止してしまうなどの不都合も起こしにくいものである。
なお、作業開始時の作業車1の進行方向は、前進、後進の何れに設定して置いてもよい。
上記のように本実施の形態による作業車1は、前後方向に移動自在とした台車2と、前記台車2から前記移動方向の一方に向かって突出され、独立的に進退自在とした左右一対の接触センサー50a,50bと、前記各接触センサー50a,50bの進退によって操作される左右一対の移動方向切替部材60a,60bと、前記各接触センサー50a,50bの一方を他方より前記移動方向の一方に向かって突出した状態に保持し、かつ突出保持する側を交互に切替る阻害手段70を備え、前記阻害手段70は、前記各接触センサー50a,50bが突出される前記台車2の一端で左右方向に延設され、前記各接触センサー50a,50bの退入を阻止する干渉部材71と、一方が一方の前記接触センサー50a又は50bに対向するとき他方が他方の前記接触センサー50a又は50bに対し位置ずれするように、前記干渉部材70に並設された左右一対のセンサー通過部72a,72bと、前後方向に延びる中心軸73を有し、前記干渉部材70を左右方向に移動自在に下方から支える複数の転がり部材73a,73bと、前記各転がり部材73a,73bの周面が転がり接触する前記干渉部材70の下部に設けられ、前記各センサー通過部72a,72bの一方が一方の前記接触センサー50a又は50bに対向する前記干渉部材70の第1の移動位置で前記各転がり部材73a,73bの周側部の一部を嵌込ませて前記干渉部材70を前記第1の移動位置に保持する第1の切欠き74a,74b及び前記各センサー通過部72a,72bの他方が他方の前記接触センサー50a又は50bに対向する前記干渉部材70の第2の移動位置で前記各転がり部材73a,73bの周側部の一部を嵌込ませて前記干渉部材70を前記第2の移動位置に保持する第2切欠き75a,75bと、前記台車2の左右両側に向かって突出された前記干渉部材70の左右端部に取付けられる左右一対の他の接触センサー80a,80bとを備え、前記他の各接触センサー80a,80bの接触によって前記干渉部材70を前記第1の移動位置と前記第2の移動位置の2位置間で左右方向に往復移動させるもので、例えば、上下側壁P2,P1への接触による作業車1の姿勢変更、左右側壁P4,P3への接触による横行方向の切替えに伴う姿勢変更の際に、干渉部材70に左右横方向への押圧力が作用したとしても、干渉部材70を転がり部材73a,73bと第1の切欠き74a,74b又は第2切欠き75a,75bの嵌め合いにより、他の各接触センサー80a,80bが側壁P3,P4に接触するまで確実に位置保持し、かつ、干渉部材70を摺動させることなく転がり部材73a,73bの上で転がり接触移動させることにより、他の各接触センサー80a,80bが側壁P3,P4に接触したときに確実に移動させ、阻害手段70を誤動作なく機能させることができ、プールP内を万遍なく移動させることに対し信頼性(作業性能の信頼性)を確保することができ、従来技術に対して大きく貢献することができる。
前記台車2の前記移動方向の他方に向かって突出され、一体的に進退自在とした左右一対の第2接触センサー30a,30bと、前記各第2接触センサー30a,30bの進退によって操作される左右一対の移動方向第2切替部材40a,40bと、前記各第2接触センサー30a,30bが突出される前記台車2の他端で左右方向に延設され、前記台車2の左右両側に向かって突出されたセンサー取付アーム30の左右端部に取付けられる左右一対の他の第2接触センサー90a,90bとを備え、前記阻害手段70は、突出保持した一方の前記接触センサー50a又は50bに近い側の一方の前記他の接触センサー80a又は80bをそれと同方向に突出している一方の前記他の第2接触センサー90a又は90bの前方又は後方で略同じ突出位置に保持させ、かつ、退入を許容した他方の前記接触センサー50a又は50bに近い側の他方の前記他の接触センサー80a又は80bをそれと同方向に突出している他方の前記他の第2接触センサー90a,90bの前方又は後方でそれよりも外側の突出位置に保持し、前記台車2の前記移動方向の前記一方から前記他方への切替えを前記各移動方向切替部材60a,60bの何れか一方によって行い、前記台車2の前記移動方向の前記他方から前記一方への切替えを前記各移動方向第2切替部材40a,40bの両方によって行うもので、プールP内をレ字状の走行軌跡R1,R2で万遍なく移動させることができ、プールPの底面をすみずみまで万遍なくきれいに掃除することができる(作業性能の向上)。
左右の前記接触センサー50a,50b、左右の前記第2接触センサー30a,30b、左右の前記他の第2接触センサー90a,90bは、前記台車2の前後方向の中心線を対称軸とする左右対称位置に配置されているもので、前記接触センサー50a,50b、前記第2接触センサー30a,30b、前記他の第2接触センサー90a,90b、引いては移動方向切替部材60a,60b及び移動方向第2切替部材40a,40bなどを左右で共用することができ、コスト削減を図ることができる。また、前記接触センサー50a,50b、前記第2接触センサー30a,30b、前記他の第2接触センサー90a,90b、引いては移動方向切替部材60a,60b及び移動方向第2切替部材40a,40bなどの構造、配置などが左右同一であるため、走行軌跡R1,R2の設定を容易に行うことができる(各種作業、使用環境への対応性向上)。
前記台車2は、車体フレーム6と、前記車体フレーム6に搭載する原動機7と、前記車体フレーム6に回転自在に横架され、前記原動機7によって回転される1本の駆動車軸10と、前記駆動車軸10上に取付けられ一体に回転する左右の駆動輪11と、前記各駆動輪11の前方又は後方に配置され、前記車体フレーム6に左右方向に延びる支軸12を介して回転自在に取付けられる左右の従動輪13と、前記駆動輪11及び従動輪13を囲むように前記車体フレーム6の左右側に配置された左右の軌道帯14を備えるもので、高く、かつ、安定した直進性(車軸と直角方向)を得ることができ、プールP内を万遍なく移動させることに対しより高い信頼性(作業性能の信頼性)を確保することができる(作業性能の向上及び各種作業、使用環境への対応性向上)。
以上、本実施の形態は本発明の作業車の好適な一実施の形態を示したが、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施することができる。
本発明の一実施の形態による作業車を示す全体平面図である。 本発明の一実施の形態による作業車を示す全体側面図である。 本発明の一実施の形態による作業車の移動方向の一方の接触センサー部の側面説明図である。 本発明の一実施の形態による作業車の移動方向のもう一方の接触センサー部の正面説明図である。 本発明の一実施の形態による作業車の移動方向のもう一方の接触センサー部の平面説明図である。 本発明の一実施の形態による作業車の走行軌跡を示す壁で囲われた限定区域の平面図である。
符号の説明
1 作業車
2 台車
3 吸込口
4 水中ポンプ
5 ろ過器
6 車体フレーム
7 モータ(原動機)
10 駆動車軸
11 駆動プーり(駆動輪)
12 支軸
13 従動プーリ(従動輪)
14 ゴムベルト(軌道帯)
30 センサー横連結ロッド(センサー取付アーム)
30a,30b 後接触センサー(第2接触センサー)
40a,40b 後リードスイッチ(移動方向第2切替部材)
50a,50b 前接触センサー(接触センサー)
60a,60b 前リードスイッチ(移動方向切替部材)
70 阻害手段
71 干渉部材
72a,72b センサー通過部
73a,73b 転がり部材
74a,74b 第1の切欠き
75a,75b 第2切欠き
80a,80b 前側の左右接触センサー(他の接触センサー)
90a,90b 後側の左右接触センサー(他の第2接触センサー)
P プール(壁で囲われた限定区域)
P1,P2,P3,P4 側壁
R1,R2 走行軌跡

Claims (5)

  1. 前後方向に移動自在とした台車と、前記台車から前記移動方向の一方に向かって突出され、独立的に進退自在とした左右一対の接触センサーと、前記各接触センサーの進退によって操作される左右一対の移動方向切替部材と、前記各接触センサーの一方を他方より前記移動方向の一方に向かって突出した状態に保持し、かつ突出保持する側を交互に切替る阻害手段を備えた作業車において、前記阻害手段は、前記各接触センサーが突出される前記台車の一端で左右方向に延設され、前記各接触センサーの退入を阻止する干渉部材と、一方が一方の前記接触センサーに対向するとき他方が他方の前記接触センサーに対し位置ずれするように、前記干渉部材に並設された左右一対のセンサー通過部と、前後方向に延びる中心軸を有し、前記干渉部材を左右方向に移動自在に下方から支える複数の転がり部材と、前記各転がり部材の周面が転がり接触する前記干渉部材の下部に設けられ、前記各センサー通過部の一方が一方の前記接触センサーに対向する前記干渉部材の第1の移動位置で前記各転がり部材の周側部の一部を嵌込ませて前記干渉部材を前記第1の移動位置に保持する第1の切欠き及び前記各センサー通過部の他方が他方の前記接触センサーに対向する前記干渉部材の第2の移動位置で前記各転がり部材の周側部の一部を嵌込ませて前記干渉部材を前記第2の移動位置に保持する第2切欠きと、前記台車の左右両側に向かって突出された前記干渉部材の左右端部に取付けられる左右一対の他の接触センサーとを備え、前記他の各接触センサーの接触によって前記干渉部材を前記第1の移動位置と前記第2の移動位置の2位置間で左右方向に往復移動させることを特徴とする作業車。
  2. 前記台車の前記移動方向の他方に向かって突出され、一体的に進退自在とした左右一対の第2接触センサーと、前記各第2接触センサーの進退によって操作される左右一対の移動方向第2切替部材と、前記各第2接触センサーが突出される前記台車の他端で左右方向に延設され、前記台車の左右両側に向かって突出されたセンサー取付アームの左右端部に取付けられる左右一対の他の第2接触センサーとを備え、前記阻害手段は、突出保持した一方の前記接触センサーに近い側の一方の前記他の接触センサーをそれと同方向に突出している一方の前記他の第2接触センサーの前方又は後方で略同じ突出位置に保持させ、かつ、退入を許容した他方の前記接触センサーに近い側の他方の前記他の接触センサーをそれと同方向に突出している他方の前記他の第2接触センサーの前方又は後方でそれよりも外側の突出位置に保持し、前記台車の前記移動方向の前記一方から前記他方への切替えを前記各移動方向切替部材の何れか一方によって行い、前記台車の前記移動方向の前記他方から前記一方への切替えを前記各移動方向第2切替部材の両方によって行う請求項1に記載の作業車。
  3. 左右の前記接触センサー、左右の前記第2接触センサー、左右の前記他の第2接触センサーは、前記台車の前後方向の中心線を対称軸とする左右対称位置に配置されている請求項2に記載の作業車。
  4. 前記台車の下面に左右方向に延設され、かつ、下方に開口された吸込口と、前記吸込口に吸込側が接続された水中ポンプと、前記水中ポンプの吐出側に接続されるろ過器を備える請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の作業車。
  5. 前記台車は、車体フレームと、前記車体フレームに搭載する原動機と、前記車体フレームに回転自在に横架され、前記原動機によって回転される1本の駆動車軸と、前記駆動車軸上に取付けられ一体に回転する左右の駆動輪と、前記各駆動輪の前方又は後方に配置され、前記車体フレームに左右方向に延びる支軸を介して回転自在に取付けられる左右の従動輪と、前記駆動輪及び従動輪を囲むように前記車体フレームの左右側に配置された左右の軌道帯を備える請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の作業車。
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