JP4977525B2 - 画像制御の装置と方法、及びそのプログラムとそれを記録した記録媒体 - Google Patents

画像制御の装置と方法、及びそのプログラムとそれを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は画像制御装置に関し、特に、それによる画像情報の切り換え方法に関する。
近年の情報技術の発達に伴い、テレビジョン受像器等のAV機器や、携帯電話やPDA等の携帯用電子機器に表示可能な情報(特に画像情報)の種類が増大し続けている。例えばテレビジョン受像器では、デジタル放送等、テレビジョン放送のチャネル数が増加し続けているだけでなく、操作画面や電子番組表等、アプリケーションによって生成される画像情報、並びに、外部記録媒体(例えば、DVDやHDD)、ホームネットワーク、及びインターネット等、新たな情報源からの画像情報も表示可能になりつつある。逆に、携帯用電子機器では、アプリケーションの生成する画像情報、及び、携帯電話網やインターネットからの画像情報に加え、テレビジョン放送の番組も表示可能になっている。
このように表示可能な画像情報の種類が増えるにつれ、それらの中から実際に表示されるべき画像情報を選択する技術が重要になっている。特に携帯用電子機器、更にウェアラブルコンピュータでは、状況に応じて適切な画像情報を自動的に切り換えられる技術が望まれている。
そのような技術としては、例えば次のような表示制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。その表示制御装置はテレビジョン受像器に搭載され、テレビジョン放送の番組と別の画像情報との間での表示の切り換えを次のように制御する。
まず、表示中の番組と、新たに表示が要求された画像情報との間で優先度を比較する。次に、その比較結果に基づき、新たな画像情報の表示サイズや、画像情報を実際に切り換えるタイミング等を決定する。続いて、その決定結果に従い、表示中の番組が表示されているウィンドウとは別のウィンドウに新たな画像情報を表示する。例えば緊急のメール等、優先度の高い画像情報は、番組の表示サイズに対して大きな表示サイズで、かつ即座に表示する。一方、優先度の低い画像情報は、その表示サイズを番組の表示サイズに対して十分に小さく抑え、又は、番組が終わるまで表示を遅らせる。
このように、表示中の番組と新たな画像情報との間での優先度の差に応じ、新たな画像情報の表示態様が制御される。それにより、新たな画像情報の割り込みに対する視聴者の不快感の軽減が図られている。
特開2002−305695号公報
しかし、上記のような従来の表示制御装置では、番組が単独で表示されている画面が、番組と新たな画像情報との両方が表示されている画面へ、突然に、かつ瞬時に切り換えられる。従って、画面が切り換えられた瞬間では、視聴者が新たな画像情報の重要度を識別できない。その結果、たとえ、新たな画像情報の優先度が表示中の番組の優先度より高くても、画面の瞬間的な切り換えから視聴者の受ける不快感を十分に抑えることが困難である。一方、新たな画像情報の優先度が表示中の番組の優先度より低く、切り換え前後での画面の変化自体が小さくても、その切り換えが瞬間的であるので、視聴者には画面の変化が強く印象づけられやすい。それも、視聴者の受ける不快感の抑制を困難にする。特に、視聴中の番組に対する視聴者の興味が高いほど、上記の不快感は強い。
本発明は、画像情報の切り換えから視聴者の受ける不快感を更に抑制できる画像制御装置の提供を目的とする。
本発明による画像制御装置は次のような切換部を有する。その切換部は、まず、モニタの画面への表示に対する優先度を画像情報ごとに設定する。次に、画面に表示中の第1画像情報と、次に表示されるべき第2画像情報との間で優先度を比較し、その比較結果に応じて切換時間を決定する。続いて、第1画像情報と第2画像情報とのそれぞれの画面上での表示態様を切換時間内に連続的に又は段階的に変更する。ここで、表示態様を表すパラメータとしては好ましくは、画面上でのサイズ、位置、フォーマット、表示時間率、透明度、又はレイヤの階層が利用される。すなわち、第1画像情報と第2画像情報とのそれぞれのサイズ、位置、フォーマット、表示時間率、透明度、又はレイヤの階層が切換時間内に連続的に又は段階的に変更される。画像情報に音声情報が付随している場合、画像情報の切り換えと共に、再生される音声の大きさが連続的に又は段階的に変更されても良い。
本発明によるこの画像制御装置は画像情報の切り換えを、瞬時ではなく、適切な時間(切換時間)をかけて行う。それにより、視聴者に画像情報の切り換えを前もって気付かせることができる。更に、切り換え前後の画像情報の優先度に応じて切換時間が調節される。好ましくは、新たに表示されるべき画像情報の優先度が高いほど切換時間が短縮され、その画像情報への切り換えが速く進行する。従って、切り換えの速さから、新たに表示される画像情報の優先度を視聴者が予測できる。
ここで、表示態様を表すパラメータの、切換部による時間的変化が非線形な関数で表されるようにしても良い。その場合、切換時間の伸縮に伴い、画像情報の切り換えの速さだけでなく、表示態様の変更パターンから視聴者の受ける印象も変化し得る。このような印象の変化からも、新たに表示される画像情報の優先度を視聴者が予測できる。
本発明による画像制御装置は好ましくは、画像情報の優先度を次のように自動的に設定する。
本発明による画像制御装置が携帯用電子機器、特にウェアラブルコンピュータに搭載される場合、その画像制御装置が視聴状況取得部を有しても良い。視聴状況取得部は好ましくはアイカメラによって視聴者の眼球運動を検知し、その眼球運動に基づき、モニタの画面に表示された画像情報のそれぞれに対する視聴者の注視状況を監視する。更に、切換部が、視聴状況取得部によって取得された注視状況に基づき、モニタの画面に表示された画像情報の優先度を設定する。好ましくは、視聴状況取得部が、画面に表示された画像情報のそれぞれに対する視聴者の注視時間、又は注視回数を測定し、切換部が、注視時間の長い、又は注視回数の多い画像情報ほどその優先度を高く設定する。注視時間や注視回数は各画像情報に対する視聴者の重要度や関心度を表す、とみなせるので、視聴者の重要度や関心度の高い画像情報に高い優先度を自動的に割り当てることができる。
本発明による画像制御装置が、モニタの画面に表示された画像情報の履歴を管理する視聴履歴取得部、を有しても良い。その場合、切換部が、視聴履歴取得部によって保持されている履歴に基づき、モニタの画面に表示された画像情報の優先度を設定する。
好ましくは、視聴履歴取得部が、履歴に含まれている画像情報をそれぞれの属性ごとに分類し、切換部が、その履歴の中で分類された画像情報の数が多い属性を示す画像情報ほどその優先度を高く設定する。ここで、画像情報の属性には、タイトル、形式(例えば、映像、メール、音楽)、ジャンルや種類(例えば、映画、教育、ニュース)、及び、情報源の種類(例えば、放送局名、メールの送信者名、URL)が含まれる。画像情報の属性は通常、付加情報としてその画像情報と共に伝送される。履歴の中での属性別の画像情報の数は各属性に対する視聴者の重要度や関心度を表す、とみなせるので、視聴者の重要度や関心度の高い画像情報に高い優先度を自動的に割り当てることができる。
その他に、視聴履歴取得部が、履歴に含まれている画像情報をそれぞれの情報源ごとに分類し、切換部が、その履歴の中で分類された画像情報の数が多い情報源からの画像情報ほどその優先度を高く設定しても良い。ここで、画像情報の情報源には、送信元(例えば、放送局名、メールの送信者名、URL)、再生装置(例えば、DVDプレーヤ、次世代ディスクプレーヤ)、及び記録媒体の種類(例えば、DVD、HDD)が含まれる。画像制御装置は一般に、各画像情報の情報源を、その画像情報の属性からではなくても識別可能である。履歴の中での情報源別の画像情報の数は各情報源に対する視聴者の重要度や関心度を表す、とみなせるので、視聴者の重要度や関心度の高い画像情報に高い優先度を自動的に割り当てることができる。
本発明による画像制御装置は画像情報の優先度を次のように、視聴者から入力された情報に基づいて設定しても良い。
本発明による画像制御装置は好ましくは、視聴者からの情報を受け付けるユーザプロファイル管理部、を更に有する。その場合、切換部が、視聴者からの情報に基づいて画像情報の優先度を設定する。視聴者からの情報は好ましくは、画像情報の属性、又は情報源を示すデータを含む。視聴者からの情報はその他に、画像情報の優先度を直接的に、又は間接的に設定するデータであっても良い。その場合、視聴者は、重要度、関心度、緊急度、人気度、安全度等、様々な尺度に応じ、画像情報の優先度を属性別又は情報源別等に自由に設定できる。
本発明による画像制御装置は上記のとおり、画像情報の切り換えを有限の切換時間内に連続的に又は段階的に行う。それにより、視聴者に画像情報の切り換えを前もって気付かせることができる。更に、切り換え前後の画像情報の優先度に応じて切換時間を調節することにより、切り換えの速さや表示態様の変更パターンを変化させ、視聴者の受ける印象を変化させる。それらの変化から、新たに表示される画像情報の優先度を視聴者が予測できる。その結果、画像情報の切り換えから視聴者の受ける不快感が更に抑制される。従って、本発明による画像制御装置を搭載したAV機器や携帯用電子機器(特にウェアラブルコンピュータ)は、従来の画像制御装置を搭載したものより、操作性が高い。
以下、本発明の最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態による画像制御装置は好ましくは、携帯用電子機器(特に、携帯電話やウェアラブルコンピュータ)に搭載される。画像制御装置はその他に、テレビジョン受像器やパーソナルコンピュータに内蔵されても良い。画像制御装置は、外部の画像情報提供装置から提供される画像情報を搭載機器のモニタへ出力し、その画面にその画像情報を表示する。画像制御装置は更に、制御対象のモニタを搭載する電子機器とは独立に構成されても良い。特に画像制御装置が、単独のサーバに構築され、又は複数の電子機器やサーバの集合によって構成され、ネットワークを介してユーザ端末のモニタの画面表示を制御しても良い。
本発明の実施形態による画像制御装置は好ましくは、携帯用電子機器等に内蔵のコンピュータに所定のプログラムを実行させることにより、ソフトウェア的に実現される。ここで、そのプログラムは好ましくは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、ハードディスク、MO、CD、DVD、ブルーレイディスク(Blue−ray Disc)等の次世代ディスク、又は半導体メモリ)に記録され、実行時に携帯用電子機器等によってその記録媒体から読み出される。そのプログラムはその他に、電気通信回線(無線でも有線でも良い)、特にLANやインターネット等のネットワークを経由して携帯用電子機器等に伝送されても良い。
その他に、本発明の実施形態による画像制御装置が、半導体集積回路(IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI)、専用回路、又は汎用プロセッサによってハードウェア的に実現されても良い。特に、FPGA(Field Programmable Gate Array)やリコンフィギュラブル・プロセッサが利用されても良い。
図1に、本発明の実施形態による画像制御装置のブロック図を示す。画像制御装置100は、画像情報記憶部1、ユーザプロファイル管理部5、視聴状況取得部7、視聴履歴取得部9、切換部10、及び出力部19を有する。
以下、画像制御装置100の各構成要素について順に説明する。
画像情報記憶部1は好ましくは、チューナ等の受信部とHDD等の記録部とを含み、外部の画像情報提供装置200から画像情報を取得して記憶する。
画像情報記憶部1は、好ましくは外部の画像情報提供装置200から画像情報を受信して記憶する。ここで、画像情報提供装置200は好ましくは、放送局、又はネットワーク(LAN若しくはインターネット)上のサーバである。画像情報提供装置200から画像制御装置100に提供される画像情報の種類には、好ましくは、テレビジョン放送の番組、テキストデータやHTML(HyperText Markup Language)データ(例えば、Webページ、メール)、及び、映像と音声とから成るマルチメディア形式のデータストリームが含まれる。画像情報記憶部1がネットワーク上のサーバから画像情報を取得する場合、好ましくは、POP3・IMP(Post Office Protocol 3 Interface Message Processor)等の電子メールプロトコル、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)、及びRTP(Real time Transport Protocol)が利用される。
画像情報記憶部1は好ましくは、画像情報と共に、その画像情報に関する付加情報も合わせて取得して記憶する。付加情報は好ましくはメタデータを含む。メタデータは好ましくはMPEG7又はRDF(Resource Description Framework)で記述されている。付加情報は好ましくは、字幕、画像情報の属性、及び、画像情報の視聴状況に関する情報を含む。ここで、画像情報の属性には、タイトル、形式(例えば、映像、メール、音楽)、ジャンルや種類(例えば、映画、教育、ニュース)、及び、情報源の種類(例えば、放送局名、メールの送信者名、URL)が含まれる。画像情報の視聴状況に関する情報には、画像情報に対する視聴者の注視時間や注視回数、画像情報のモニタへの出力状態、及び、画像情報のモニタの画面への表示態様(例えば、画面全体に対する表示サイズの比率(すなわち、表示比率))を示す情報が含まれる。画像情報の視聴状況に関する情報は、後述の視聴状況取得部7及び視聴履歴取得部9により利用される。
図2に、画像情報記憶部1によって記憶されている付加情報の一例を示す。付加情報の1レコードには、画像情報のタイトル、形式、種類、送信元、注視時間、出力状態、及び表示比率が記載されている。
ユーザプロファイル管理部5は好ましくは、視聴者から予め入力されたユーザプロファイルを管理している。ユーザプロファイルには好ましくは、視聴者の性別、年齢、趣味、嗜好、及び職業が含まれている。ユーザプロファイル管理部5は更に好ましくは、制御対象のモニタを含む電子機器のユーザに加えてその家族等、複数のユーザのユーザプロファイルを、所定のユーザIDに対応づけて管理する。その場合、ユーザプロファイル管理部5は好ましくは、その電子機器を画像情報の視聴に使用するユーザから事前に、又はその視聴の開始時に、ユーザIDを取得し、そのユーザIDに対応するユーザプロファイルを切換部10(特に、優先度テーブル管理部3)に送信する。
視聴状況取得部7は、モニタの画面に表示中の画像情報のそれぞれの視聴状況を検知して切換部10に送信する。視聴状況には好ましくは、「視聴者が現在、画像情報を視聴しているか否か」、及び「現在表示中の画像情報をどれくらいの時間視聴しているか」を示す情報が含まれる。視聴状況取得部7は好ましくはカメラを含む。図5に、カメラの設置態様の一例を示す。図5では、モニタ30の縁にカメラ32が設置されている。視聴状況取得部7はカメラ32を通して視聴者の位置や姿勢を検知する。更に、その結果に基づき、「視聴者が現在、画像情報を視聴しているか否か」を判断し、又は、現在表示中の画像情報を視聴者が視聴し続けている時間を測定する。カメラ32は更に好ましくは、アイカメラである。その場合、視聴状況取得部7はアイカメラ32を通して視聴者の眼球運動を検知する。更に、その眼球運動に基づき、モニタ30の画面に表示された画像情報のそれぞれに対する視聴者の注視状況を監視する。具体的には、視聴状況取得部7は、視聴者がモニタ30のどの位置を注視しているのかを特定し、「特定された位置に表示されている画像情報を視聴者が現在視聴中である」と判断する。視聴状況取得部7はそのような判断を、連続的に、定期的に、又は注視位置の移動量が所定値を超えるごとに繰り返す。それにより、表示中の各画像情報について、(所定時間当たり、又はタイトルごとの)視聴者の注視時間又は注視回数を測定する。こうして得られた視聴状況は、視聴状況取得部7から切換部10(特に、優先度テーブル管理部3と関心度判定部13)及び画像情報記憶部1に、連続的に、定期的に、又は、視聴状況の変化が検出されるごとに送信される。画像情報記憶部1は、視聴状況取得部7から受信した視聴状況(特に注視時間)を付加情報として、画像情報ごとに記憶している(図2参照)。
視聴履歴取得部9は、各画像情報のモニタへの出力状態、及びモニタの画面上での表示態様(特に表示比率)を監視する。視聴履歴取得部9により取得された出力状態と表示態様とは画像情報記憶部1に、連続的に、定期的に、又は、出力状態と表示態様との各変化が検出されるごとに送信される。画像情報記憶部1は、視聴履歴取得部9から受信した出力状態及び表示態様(特に表示比率)を付加情報として、画像情報ごとに記憶している(図2参照)。
視聴履歴取得部9は更に、モニタに表示された画像情報の履歴を管理する。視聴履歴取得部9は好ましくは、履歴に含まれている画像情報をそれぞれの属性、又は情報源ごとに分類する。ここで、画像情報の情報源には、送信元(例えば、放送局名、メールの送信者名、URL)、再生装置(例えば、DVDプレーヤ、次世代ディスクプレーヤ)、及び記録媒体の種類(例えば、DVD、HDD)が含まれる。視聴履歴取得部9は一般に、各画像情報の情報源を、その画像情報の属性からではなくても識別可能である。視聴履歴取得部9は好ましくは、モニタに表示される画像情報が切り換えられるごとに履歴を更新し、更新された履歴を切換部10(特に、優先度テーブル管理部3)に送信する。
切換部10は、ユーザプロファイル管理部5、視聴状況取得部7、及び視聴履歴取得部9のそれぞれから得られた情報に基づき、モニタの画面への表示に対する優先度を画像情報ごとに設定する。切換部10は更に、画像情報記憶部1から出力部19への画像情報の出力を管理する。特に、画面に第1画像情報が表示されている期間中に画像情報記憶部1から新たな第2画像情報の表示を要求された場合、切換部10は、まず、第1画像情報と第2画像情報との間で優先度を比較し、その比較結果に応じて切換時間を決定する。切換部10は次に、出力部19に対し、第1画像情報から第2画像情報への切り換え方法、すなわち各画像情報の表示態様の切換時間内での変更方法を指定する。
出力部19はモニタを制御し、画像情報記憶部1から提供される画像情報をモニタに出力する。出力部19は特に、切換部10によって指定された画像情報の切り換え方法に従い、モニタの画面に表示中の第1画像情報と、新たに表示されるべき第2画像情報との各表示態様を、切換時間内に連続的に又は段階的に変更する。
以下、切換部10の詳細について説明する。
図1に示されているように、切換部10は好ましくは、優先度テーブル管理部3、重要度判定部11、関心度判定部13、画像情報選択部15、及び切換方法決定部17を含む。
優先度テーブル管理部3は優先度テーブルを管理する。優先度テーブルには、画像情報とその優先度との間の関係が、好ましくは画像情報に対応する付加情報の内容ごとに規定されている。優先度テーブルは好ましくは、ユーザプロファイル管理部5、視聴状況取得部7、及び視聴履歴取得部9のそれぞれから得られた情報に基づいて更新される。優先度テーブルは後述の切換方法決定部17により、画像情報の切り換え方法の決定に利用される。
優先度としては、好ましくは画像情報の重要度と関心度とが設定される。重要度と関心度とは好ましくは、次のように、視聴者のユーザプロファイル、各画像情報に対する視聴状況、及び、モニタの画面に表示された画像情報の履歴に基づき、自動的に設定される。
図3(a)に、優先度テーブルの一例を示す。この優先度テーブルでは、画像情報の種類と重要度との間の関係が規定されている。図3(b)に、優先度テーブルの別の例を示す。この優先度テーブルでは、画像情報の送信元と重要度との間の関係が規定されている。
優先度テーブル管理部3は例えば、視聴者のユーザプロファイルに基づき、視聴者の職業に関連する画像情報の種類を「仕事」に割り当てる。一般的な価値観として、種類「仕事」に属する画像情報の重要度は高いとみなせる。従って、優先度テーブルでは、図3(a)に示されているように、種類「仕事」に属する画像情報の重要度が高く設定される。優先度テーブル管理部3はその他に、視聴者の嗜好に合った種類の画像情報に対し、重要度を高く設定しても良い。このように、視聴者のユーザプロファイルの各項目から一般に重要度や関心度が高いと期待される種類の画像情報に対しては、優先度テーブルでの重要度又は関心度が高く設定される。それにより、それらの画像情報に高い優先度を自動的に割り当てることができる。
視聴履歴取得部9が、履歴に含まれている画像情報をそれぞれの属性ごとに分類している場合、優先度テーブル管理部3は好ましくは、その履歴の中で分類された画像情報の数が多い属性を示す画像情報ほどその優先度を高く設定する。
例えば、特定のユーザがモニタに、種類「英会話」に属する画像情報を頻繁に表示させている場合、視聴履歴取得部9の管理する履歴では、種類「英会話」に分類された画像情報の数が多い。従って、優先度テーブルでは、図3(a)に示されているように、種類「英会話」に属する画像情報の重要度が高く設定される。
視聴履歴取得部9が、履歴に含まれている画像情報をそれぞれの情報源ごとに分類している場合、優先度テーブル管理部3は好ましくは、その履歴の中で分類された画像情報の数が多い情報源からの画像情報ほどその優先度を高く設定する。
例えば、特定のユーザがモニタに、会社の上司や取引先からの画像情報を頻繁に表示させている場合、視聴履歴取得部9の管理する履歴では、送信元が上司やその取引先に分類された画像情報の数が多い。従って、優先度テーブルでは、図3(b)に示されているように、送信元が「上司」や取引先の会社名である画像情報の重要度が高く設定される。
画像情報の履歴の中での属性別、又は情報源別の画像情報の数は、各属性や各情報源に対する視聴者の重要度や関心度を表す、とみなせる。従って、視聴者の重要度や関心度の高い画像情報に高い優先度を自動的に割り当てることができる。
尚、優先度テーブル管理部3が更に、ニューラルネットワークやベイジアンネットワークを用いて画像情報の履歴(画像情報がメールである場合はその送受信履歴でも良い)に基づく優先度テーブルの設定を学習し、優先度テーブルを随時最適化しても良い。それにより、画像情報の履歴に基づく優先度の推定精度を更に向上できる。
優先度テーブル管理部3はその他に、サーバや携帯用電子機器などに保持されているユーザのスケジュールやタスクリストなどに基づき、各種類の画像情報や、各送信元からの画像情報の優先度を設定しても良い。特に、スケジュールに合わせて各画像情報の優先度を経時的に変更しても良い。例えば、種類「仕事」に属する画像情報の重要度が、平日では高く、休日では低く設定されても良い。
図4に、優先度テーブルの更に別の例を示す。この優先度テーブルでは、視聴者の注視時間と関心度との間の関係が規定されている。図4に示されているとおり、優先度テーブル管理部3は、注視時間の長い画像情報ほどその関心度(すなわち、優先度)を高く設定する。画像情報に対する視聴者の注視時間や注視回数は、その画像情報に対する視聴者の重要度や関心度を表す、とみなせるので、視聴者の重要度や関心度の高い画像情報に高い優先度を自動的に割り当てることができる。
尚、注視時間や注視回数が同じ画像情報の間でも、実際の関心度は視聴者によって一般に異なる。そこで、優先度テーブル管理部3は好ましくは、視聴者ごとに関心度と注視時間(又は注視回数)との間の関係を規定する。すなわち、図4に示されているような優先度テーブルが、ユーザプロファイル管理部5に登録されているユーザごとに設定される。更に、視聴状況取得部7が視聴者の視聴状況の変化を検知するごとに、優先度テーブルが随時更新される。
画像情報の重要度と関心度とは、上記のような自動的な設定の他に、ユーザプロファイル管理部5を通して視聴者により直接的に、又は間接的に設定されても良い。その場合、視聴者は、画像情報の重要度及び関心度を、一般的な価値観、又は、視聴者の職業との関連性若しくは嗜好などに応じて設定できる。更に、重要度と関心度との他に、緊急度、人気度、又は安全度が優先度として設定され得る。ここで、緊急度は画像情報の提供の緊急性を示し、人気度は視聴者又は世間の人々の示す興味の高さを示し、安全度は画像情報に含まれている有害情報(例えば、アダルト情報や暴力情報)の割合を示す。視聴者はその他にも、様々な尺度に応じて画像情報の優先度を属性別又は情報源別等に自由に設定できる。
重要度判定部11は、画像情報記憶部1に格納されている個々の画像情報について、優先度テーブルに基づいて重要度を判定する。ここで、重要度の判定には、好ましくは、図2に示されている付加情報のうち、タイトル、形式、種類、及び送信元が利用される。
以下、重要度の判定方法の詳細について、画像情報の種類と送信元とに基づく場合を例に挙げて説明する。
(i)画像情報の種類に基づいた重要度の判定
図3(a)に示されている優先度テーブルでは、画像情報の種類ごとに重要度が設定されている。重要度判定部11は、画像情報記憶部1に格納されている画像情報のそれぞれについて、図3(a)の優先度テーブルを用いて重要度を決定する。例えば図2に示されている、タイトルが「洋画劇場」である画像情報はその種類が映画であるので、重要度が“0”と判定される。同様に、タイトル「英会話」の画像情報の重要度は“30”と判定され、タイトル「日程通知」の画像情報の重要度は“10”と判定され、タイトル「お買い得情報」の画像情報の重要度は“0”と判定される。
(ii)画像情報の送信元に基づいた重要度の判定
画像情報の送信元は好ましくは、その画像情報を送信した者又は装置の識別子である。例えば、画像情報がテレビジョン放送の番組である場合、その送信元は一般には放送局名である。画像情報がメールである場合、その送信元は、そのメールの「From」ヘッダに示されている送信者名である。画像情報がWebページに含まれている場合、その送信元はそのサイトのURLである。
一方、図3(b)に示されている優先度テーブルでは、画像情報の送信元ごとに重要度が設定されている。重要度判定部11は、画像情報記憶部1に格納されている画像情報のそれぞれについて、図3(b)の優先度テーブルを用いて重要度を決定する。例えば図2に示されている、タイトル「洋画劇場」の画像情報はその送信元がXXTV(放送局名)であるので、重要度が“10”と判定される。同様に、タイトル「英会話」の画像情報の重要度は“10”と判定され、タイトル「日程通知」の画像情報の重要度は“20”と判定され、タイトル「お買い得情報」の画像情報の重要度は“0”と判定される。
(iii)重要度の合計
重要度判定部11は好ましくは、上記(i)及び(ii)の両方の判定を行い、それぞれで得られた重要度の合計を各画像情報の重要度として算定する。図6に、そのようにして算定された重要度をテーブルで示す。図6に示されている例の場合、タイトル「英会話」の画像情報の重要度が最も高い。
重要度判定部11は、以上のように判定した重要度を切り換え方法決定部17及び画像情報選択部15に出力する。
関心度判定部13は、画像情報記憶部1に格納されている個々の画像情報について、図4に示されている優先度テーブルに基づいて関心度を判定する。ここで、関心度の判定には、好ましくは、図2に示されている付加情報のうち、注視時間が利用される。図2では、タイトル「洋画劇場」の画像情報に対する視聴者の注視時間が10分であるので、関心度が“30”と判定される。同様に、タイトルが「英会話」、「日程通知」、及び「お買い得情報」である画像情報のそれぞれに対する視聴者の注視時間がいずれも0分であるので、いずれの画像情報の関心度も“0”と判定される。
関心度判定部13は、以上のように判定した関心度を切り換え方法決定部17に出力する。
画像情報選択部15はまず、重要度判定部11によって算定された各画像情報の重要度に基づき、「出力部19からモニタに現在出力されている画像情報を、別の画像情報に切り換えるべきか否か」を判断する。ここで、その判断は、定期的に行われても、各画像情報の重要度が更新されるごとに行われても、画像情報記憶部1から新たな画像情報の割り込みが要求されるごとに行われても良い。画像情報選択部15は次に、「画像情報の切り換えが必要である」と判断した場合、出力部19からモニタへ現在出力中の画像情報を切り換え対象に決定し、かつ、その画像情報に代わって新たに出力されるべき画像情報を画像情報記憶部1の中から検索する。
画像情報選択部15は好ましくは、まず、画像情報記憶部1に格納されている画像情報のうち、出力待ちの画像情報の中に、出力部19からモニタへ現在出力されている画像情報より重要度の高いものを検索する。そのような画像情報が見つかれば、画像情報選択部15は「画像情報の切り換えの必要がある」と判断し、検索された画像情報の中から最も重要度の高い画像情報を新たな出力対象として選択する。
更に具体的には、次のとおりである。画像情報選択部15はまず、画像情報記憶部1にアクセスし、各画像情報の付加情報に含まれている出力状態を調べる。図2に示されている例では、出力部19からモニタには現在、タイトル「洋画劇場」の画像情報が出力中であり、その他の画像情報は出力待ちである。画像情報選択部15は次に、重要度判定部11から受け取った重要度の判定結果に基づき、現在出力中のタイトル「洋画劇場」の画像情報とその他の画像情報との間で重要度を比較する。図6に示されている例では、タイトル「洋画劇場」の画像情報の重要度は“10”である。一方、タイトル「英会話」の画像情報の重要度は“40”であり、タイトル「洋画劇場」の画像情報はもとより、その他の出力待ちの画像情報のいずれよりも重要度が高い。従って、画像情報選択部15は「画像情報の切り換えが必要である」と判断し、タイトル「洋画劇場」の画像情報を切り換え対象に決定し、かつ、タイトル「英会話」の画像情報を新たな出力対象として選択する。
画像情報選択部15は続いて、切り換え対象の画像情報と新たな出力対象の画像情報とのそれぞれを特定するための情報を出力部19に出力する。尚、出力部19がモニタの画面にマルチウィンドウで複数の画像情報を出力可能である場合、切り換え対象の画像情報、及び新たな出力対象の画像情報はいずれも一つに限定されず、複数であっても良い。
切り換え方法決定部17は、切り換え対象の画像情報(以下、第1画像情報という)から新たな出力対象の画像情報(以下、第2画像情報という)への切り換え方法を決定する。好ましくは、第1画像情報から第2画像情報への切り換え方法は、切換時間Δt、及び、その切換時間Δt内での各画像情報の表示態様の変更パターン(以下、切り換えの種類という)で決まる。ここで、表示態様を表すパラメータ(以下、出力パラメータという)としては、モニタの画面上での表示サイズ、位置、フォーマット、表示時間率、透明度、レイヤの階層、及び音量が利用される。
(i)切換時間Δt
切り換え方法決定部17は、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれについて、重要度及び関心度に基づいて切換時間Δtを以下のように算定する。
切り換え方法決定部17は予め、関心度及び重要度のそれぞれについて切換時間テーブルを設定する。図7(a)の切換時間テーブルでは、関心度と切換時間Δtとの間の対応関係が設定されている。図7(b)の切換時間テーブルでは、第1画像情報と第2画像情報との間での重要度の差ごとに切換時間Δtが設定されている。
(a)関心度に基づく切換時間Δtの決定
切り換え方法決定部17はまず、第1画像情報の関心度に基づいて切換時間Δtを決定する。図6によると、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」の画像情報)は関心度が“30”である。従って、切り換え方法決定部17は図7(a)の切換時間テーブルに基づき、切換時間Δtを120秒と算定する。
視聴者が高い関心を持って第1画像情報を視聴している場合、第1画像情報が即座に第2画像情報に切り換えられると、視聴者が強い不快感を抱きかねない。しかし、本発明の上記の実施形態では、注視時間の長さから、第1画像情報に対する視聴者の高い関心が推定される場合には関心度が高く設定され、かつ関心度に応じて切換時間Δtが長く設定される。第1画像情報は後述のように、切換時間Δtをかけて第2画像情報に切り換えられるので、その切り換えから視聴者の受ける不快感が緩和される。
(b)重要度に基づく切換時間Δtの決定
切り換え方法決定部17は次に、第1画像情報と第2画像情報との間で重要度の差を計算し、その差に基づいて切換時間Δtを決定する。図6によると、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」の画像情報)は重要度が“10”であり、第2画像情報(タイトル「英会話」の画像情報)は重要度が“40”である。従って、それらの間の重要度の差は“30”である。従って、切り換え方法決定部17は図7(b)の切換時間テーブルに基づき、切換時間Δtを60秒と算定する。
第1画像情報の重要度より第2画像情報の重要度が高いほど、第1画像情報が第2画像情報に速く切り換えられるべきである。本発明の上記の実施形態では、第1画像情報より第2画像情報が視聴者にとって重要であることが推定される場合には、第1画像情報と第2画像情報との間での重要度の差が大きく設定され、かつその差に応じて切換時間Δtが短く設定される。第1画像情報は後述のように、切換時間Δtをかけて第2画像情報に切り換えられるので、その切り換えの速さから視聴者が第2画像情報の重要度を容易に識別できる。その結果、その切り換えから視聴者の受ける不快感が緩和される。
(c)平均による最終的な切換時間の決定
切り換え方法決定部17は続いて、上記(a)で算出された関心度に基づく切換時間Δt=120秒と、上記(b)で算出された重要度に基づく切換時間Δt=60秒とを平均する。それにより、最終的な切換時間Δtを平均値90秒に決定する。
尚、上記(b)では、第1画像情報及び第2画像情報の間での重要度の差に代え、上記(a)と同様に、各画像情報の重要度そのものと切換時間Δtとの間の対応関係に基づいて切換時間Δtが決定されても良い。
更に、上記(c)では、関心度及び重要度のそれぞれから算定された切換時間の平均値に代え、それらのいずれか一方が最終的な切換時間Δtとして決定されても良い。
優先度としては上記の重要度と関心度との他にも、例えば、緊急度、人気度、又は安全度が利用されても良い。すなわち、画像情報記憶部1に格納されている各画像情報に対して緊急度、人気度、又は安全度が予め設定され、第1画像情報と第2画像情報との間でそれらが上記と同様に比較される。それにより、第1画像情報と第2画像情報との間での緊急度、人気度、及び安全度の相違に基づき、切換時間が決定される。例えば、第1画像情報の緊急度が第2画像情報の緊急度より低いほど、緊急度の差が大きくなる。その場合、切換時間Δtが上記のように短く設定される。その結果、本発明の上記の実施形態による画像制御装置は例えば、緊急性の高い画像情報を、視聴中の画像情報の重要度や関心度に関わらず、視聴者に即座に伝えることもできる。
尚、第1画像情報と第2画像情報との各優先度、又はそれらの差が所定の範囲に収まっている場合、切換時間Δtが一定に設定されても良い。その場合でも、後述のように、切換時間Δt内で各画像情報の表示態様が連続的に又は段階的に変更されることにより、切り換えから視聴者の受ける不快感を和らげることができる。
第1画像情報から第2画像情報への切り換えの種類としては好ましくは、以下の(ii)〜(v)が設定される。
(ii)表示サイズの変更
切り換え方法決定部17は、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれの表示サイズを、以下に示すように、切換時間Δt内での時間の経過に応じて連続的に又は段階的に変更しても良い。図8(a)に、切換時間Δt内で第1画像情報A及び第2画像情報Bのそれぞれの表示サイズが変化する様子を示す。図8(a)に示されているように、最終的な切換時間Δt=90秒内では時間が30秒経過するごとに、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」)Aの表示サイズが、100%、70%、30%、0%というように段階的に縮小される。一方、第2画像情報(タイトル「英会話」)Bの表示サイズが、0%、30%、70%、100%というように段階的に拡大される。その結果、モニタの画面表示が切換時間Δt=90秒をかけて、第1画像情報Aから第2画像情報Bに段階的に切り換えられる。従って、視聴者が第1画像情報Aを視聴しながらも、その関心を第2画像情報Bへ徐々に移すことが可能である。こうして、第1画像情報から第2画像情報への切り換えから視聴者の受ける不快感を緩和できる。
切り換え方法決定部17では好ましくは、切換時間Δt内での各画像情報の表示サイズの時間的変化が予め関数で表されている。すなわち、切り換え方法決定部17は、その関数を用いた演算により、与えられた切換時間Δtから表示サイズの時間的変化を決定する。ここで、その関数は線形関数であっても良い。好ましくは、その関数が図9の実線又は破線で示されているような非線形な関数であっても良い。実線で表されている関数が利用される場合、表示サイズが切換時間の初期では急速に縮小し、その後は緩やかに縮小する。一方、破線で表されている関数が利用される場合、表示サイズが切換時間の前半では緩やかに縮小し、後半では急速に縮小する。その関数は更に、経験的に又は実験的に求められたものでも良い。その上、その関数形(例えば、図9に実線及び破線で示されている各曲線の形状、又は上記の0%、30%、70%、100%というようなステップ)が、重要度や関心度に関わらず一定であっても、それらに応じて変更されても良い。例えば、重要度や関心度の上昇に応じ、0%、50%、90%、100%というように表示サイズの変化を急峻にしても良い。特に第2画像情報の重要度が第1画像情報の重要度より高い場合、切換時間Δtの早い段階で第2画像情報の表示サイズが十分に拡大されれば、第2画像情報が視聴者の注意を引きやすい。その他に、表示サイズの段階的な変更の時間間隔が更に細かく、例えば10秒ごとに、0%、10%、20%、…、100%というように設定されても良い。その変更の時間間隔が重要度や関心度に応じて変更されても良い。
(iii)フォーマットの変更
切り換え方法決定部17は、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれのフォーマットを、以下に示すように、切換時間Δt内での時間の経過に応じて連続的に又は段階的に変更しても良い。図8(b)に、切換時間Δt内での第1画像情報A及び第2画像情報Bのそれぞれのフォーマットが変化する様子を示す。図8(b)に示されているように、最終的な切換時間Δt=90秒内では時間が30秒経過するごとに、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」)Aのフォーマットが、動画、静止画、字幕(テキスト)というように変更される。この変更は、画面に表示される第1画像情報Aの情報量の段階的な縮小に相当する。一方、第2画像情報(タイトル「英会話」)Bのフォーマットは、テキスト、静止画、動画というように、情報量が段階的に大きくなるように変更される。従って、切換時間Δt内では視聴者が、第1画像情報Aの視聴を続けながら、第2画像情報Bから受ける情報量を徐々に増やすことができる。こうして、第1画像情報から第2画像情報への切り換えから視聴者の受ける不快感を緩和できる。
フォーマットの変更は、テキスト、静止画、及び動画の3ステップの他に、静止画及び動画の2ステップ(又はその他の組み合わせ)だけでも良い。更に、ステップ数や組み合わせが重要度や関心度に応じて変更されても良い。その上、同じ動画でも精細度が連続的に又は段階的に変更されても良い。その他に、フォーマットの段階的な変更の時間間隔が更に細かく設定されても、重要度や関心度に応じて変更されても良い。例えば、第2画像情報の重要度が第1画像情報の重要度より十分に高い場合、図8(b)とは異なり、第2画像情報が、切り換え開始から20秒後にはテキストで表示され、40秒後には静止画で表示されても良い。それにより、切換時間Δtの早い段階で、第2画像情報が情報量の多いフォーマットで表示されるので、第2画像情報が視聴者の注意を引きやすい。
尚、第1画像情報及び第2画像情報の両方のフォーマットの変更に代え、第2画像情報のフォーマットのみが変更されても良い。
(iv)表示時間率の変更
切り換え方法決定部17は、切換時間Δtを所定の間隔で複数の区間に分割し、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれの表示時間率(一区間当たりの表示時間をその区間の長さに対する比率で表したもの)を区間ごとに変更する。図8(c)に、切換時間Δt内の各区間T1、T2、T3、T4ごとに、第1画像情報A及び第2画像情報Bの表示時間を示す。図8(c)に示されているように、各区間の長さは一律に30秒である。一区間当たりの第1画像情報(タイトル「洋画劇場」)Aの表示時間は、先頭の区間T1から順に、30秒、20秒、10秒、0秒というように段階的に短くなる。一方、一区間当たりの第2画像情報(タイトル「英会話」)Bの表示時間は、先頭の区間T1から順に、10秒、20秒、30秒というように段階的に長くなる。従って、視聴者が第1画像情報Aを視聴しながらも、その関心を第2画像情報Bへ徐々に移すことが可能である。こうして、第1画像情報から第2画像情報への切り換えから視聴者の受ける不快感を緩和できる。
一区間当たりの表示時間の伸縮量は、上記の10秒という一定値に代え、切換時間Δt内で変更されても良い。例えば、第1画像情報の表示時間が、30秒、15秒、5秒、0秒というように変更され、第2画像情報の表示時間が、0秒、15秒、25秒、30秒というように変更されても良い。更に、表示時間が重要度や関心度に応じて変更されても良い。例えば、第2画像情報の重要度が第1画像情報の重要度より十分に高い場合、第2区間T2や第3区間T3での第2画像情報の表示時間を長くしても良い。それにより、切換時間Δtの早い段階で、第2画像情報が視聴者の注意を引きやすい。その他に、各区間の長さが、一定値30秒に代え、重要度や関心度に応じて変更されても良い。
尚、図8(c)は次のように、各画像情報の表示サイズが0%と100%との二値間で変更される場合ともみなせる。例えば、第2画像情報Bの表示サイズは、第1区間T1では0%であり、第2区間T2のうち、最初の10秒間では100%であり、続く20秒間では0%である。
図8(a)、(b)、(c)では、第1画像情報Aと第2画像情報Bとの各表示が画面上で空間的にも時間的にも重ならない。その他に、第1画像情報Aと第2画像情報Bとが画面上で重ねられても良い。その場合、好ましくは、各画像情報の透明度が切換時間Δt内で連続的に又は段階的に変更される。例えば、切換時間の前半では第2画像情報が第1画像情報の上に薄く表示され、後半ではその逆になる。その他に、各画像情報の表示レイヤの階層が切換時間Δt内で連続的に若しくは段階的に変更されても良い。それにより、二つの表示レイヤの上下が切換時間内で反転を繰り返し、更に、一方の表示レイヤが他方の表示レイヤの上に維持される時間が、連続的に又は段階的に変更されても良い。例えば、切換時間の前半では第1画像情報が第2画像情報より上に表示されている時間が長く、後半では短い。
(v)音量の変更
第1画像情報と第2画像情報とのそれぞれに音声情報が付随している場合、切り換え方法決定部17は、以上の(i)〜(iv)の切り換え方法に加え、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれの表示に伴って再生される音量を、切換時間Δt内での時間の経過に応じて連続的に又は段階的に変更しても良い。図8(d)に、切換時間Δt内で第1画像情報A及び第2画像情報Bのそれぞれの表示に伴う再生音量が変化する様子を示す。図8(d)に示されているように、切換時間Δt内での時間の経過に応じ、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」)Aの表示に伴う再生音量が段階的に低減し、第2画像情報(タイトル「英会話」)の表示に伴う再生音量が段階的に増大する。尚、音量の変化速度が重要度や関心度に応じて変更されても良い。
切り換え方法決定部17は、第1画像情報から第2画像情報への切り換えの種類を、上記(ii)〜(v)の中から次のように選択する。図10に、切り換えパターンと使用フラグとの間の対応関係を示す。ここで、切り換えパターンとは、第1画像情報と第2画像情報との間での形式の組み合わせをいう。使用フラグとは、切り換えの種類ごとに選択/非選択を示すフラグをいう。図10では、第1使用フラグaが「切換時間Δtを画像情報ごとに変化させるか否か」を示す。第1使用フラグaが“1”の場合は切換時間Δtが画像情報ごとに変化し、“0”の場合は切換時間Δtが画像情報に関わらず所定値に固定される。第2使用フラグb〜第5使用フラグeも同様に、各値が“0”であるか“1”であるかにより、表示サイズ、フォーマット、表示時間率、及び音量の変更の可否を示す。
図10のテーブルの第1行に示されている切り換えパターン、すなわち、形式「映像(文字データ有り)」に属する第1画像情報が形式「映像(文字データ有り)」に属する第2画像情報へ切り換えられる場合について、更に具体的に説明する。図10のテーブルの第1行に示されているとおり、その切り換えパターンに対しては、第1使用フラグaが“1”である。従って、その切り換えでは、切換時間Δtが、第1画像情報と第2画像情報とのそれぞれの重要度及び関心度に応じて変更される。更に、第4使用フラグdが“1”であるので、切換時間Δt内の区間T1、T2、…ごとに、各画像情報の表示時間率が調節される。その上、第5使用フラグeが“1”であるので、各画像情報に伴う再生音量が切換時間Δt内で段階的に増減される。一方、第2使用フラグbと第3使用フラグcとがいずれも“0”であるので、各画像情報の表示サイズとフォーマットとはいずれも固定される。
尚、フォーマットの種類や表示時間率の変更パターンが複数種類設定されている場合、対応する使用フラグの取り得る値が“1”、“0”の他にも設定されても良い。例えば、形式「映像(文字データ有り)」の第1画像情報から形式「映像(文字データ有り)」の第2画像情報への切り換えの場合、フォーマットが「動画、静止画、及びテキスト」という3ステップで変化し、形式「映像(文字データ無し)」の第1画像情報から形式「映像(文字データ無し)」の第2画像情報への切り換えの場合、フォーマットが「静止画及びテキスト」という2ステップで変化しても良い。
以上のように、画像情報の切り換えパターンごとに使用フラグを予め設定しておく。それにより、切り換え方法決定部17が切り換えの種類を容易に選択できる。
切り換え方法決定部17は最後に、選択された切り換えの種類に従い、出力部19に対して設定される出力パラメータの値を、切換時間Δt内に連続的に又は段階的に変更する。
本発明の上記の実施形態による画像制御装置は、以下のように画像情報の切り換えを行う。図11に、画像情報の切り換え処理のフローチャートを示す。
ステップS1:画像情報記憶部1に格納されている画像情報のそれぞれについて、重要度判定部11が重要度の優先度テーブル(図3参照)を用いて重要度を判定し、関心度判定部13が関心度の優先度テーブル(図4参照)を用いて関心度を判定する。
ステップS2:ステップS1で判定された重要度に基づき、画像情報選択部15が「出力部19からモニタへ現在出力されている画像情報を別の画像情報に切り換えることが必要であるか否か」を判断する。
ステップS3:出力されていない画像情報の中に、現在出力中の画像情報(第1画像情報)より重要度の高い画像情報があれば、画像情報選択部15は「切り換えの必要がある」と判断し、処理をステップS4へ進める。それ以外の場合は、切り換え処理が終了する。
ステップS4:画像情報選択部15が、モニタには出力されていない画像情報の中から重要度が最も高い画像情報を第2画像情報として選択する。
ステップS5:切り換え方法決定部17が、重要度及び関心度に基づき、第1画像情報から第2画像情報への切り換えについて、切換時間Δt及び切り換えの種類を決定する。
ステップS6:切り換え方法決定部17により決定された切り換え方法に従い、出力部19が第1画像情報を第2画像情報に切り換える。
上記の実施形態では、画像情報選択部15が、出力待ちの画像情報の中から重要度の最も高い画像情報を第2画像情報として選択する。その他に、画像情報選択部15が、重要度及び関心度の両方を比較考量し、又はその他の優先度を用い、第2画像情報を選択しても良い。例えば、出力部19がマルチウィンドウなどにより、複数の画像情報をモニタへ同時に出力可能である場合、画像情報選択部15は好ましくは次のように、第1画像情報と第2画像情報とを選択する。まず、モニタに出力中の各画像情報の重要度を優先度テーブルに基づいて決定する。次に、重要度が最も低い画像情報を、表示の中断/中止対象の画像情報(すなわち、第1画像情報)として選択する。ここで、重要度が最も低い画像情報が複数ある場合、それぞれの関心度を優先度テーブルに基づいて決定し、それらの中で関心度が最も低い画像情報を第1画像情報として選択する。一方、出力待ちの画像情報の中に、重要度が最も高い画像情報が複数ある場合、それぞれの関心度を優先度テーブルに基づいて決定し、それらの中で関心度が最も高い画像情報を第2画像情報として選択する。
上記の実施形態では、切り換え方法決定部17が、第1画像情報から第2画像情報への切換時間Δtを、関心度及び重要度に基づいて決定する。その他に、切り換え方法決定部17が関心度又は重要度のいずれかのみに基づいて切換時間Δtを決定しても良い。また、その他の優先度(例えば、緊急度、安全度)を用いて切換時間Δtを決定しても良い。
上記の実施形態では、図8(a)に示されているように、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」)Aがモニタの画面全体に表示されている状態から、第2画像情報(タイトル「英会話」)Bが画面全体に表示されている状態に変更される。その他に、本発明による画像情報の切り換え方法が次のようにマルチウィンドウに適用されても良い。例えば、モニタの画面が4つの領域(ウィンドウ)に分割され、4種類の画像情報が異なるウィンドウに表示されている状況を想定する。いずれか一つのウィンドウに現在表示されている画像情報(第1画像情報)を別の画像情報(第2画像情報)に切り換える場合、画像制御装置は切換時間Δt内に、第1画像情報のそのウィンドウ内での表示サイズを100%から0%に段階的に縮小し、第2画像情報のそのウィンドウ内での表示サイズを0%から100%に段階的に拡大する。
本発明は画像制御装置に関し、上記のとおり、モニタを通して視聴者に提示される画像情報を有限の時間内に連続的に又は段階的に変更する。このように、本発明は明らかに産業上利用可能である。
本発明の実施形態による画像制御装置のブロック図 図1に示されている画像情報記憶部によって記憶されている付加情報の一例を示すテーブル 図1に示されている優先度テーブル管理部によって管理されている優先度テーブル。(a)では画像情報の種類と重要度との間の関係が規定され、(b)では画像情報の送信元と重要度との間の関係が規定されている。 図1に示されている優先度テーブル管理部によって管理されている、視聴者の注視時間と関心度との間の関係を示す優先度テーブル 図1に示されている視聴状況取得部に含まれるカメラの設置態様の一例を示す模式図 図1に示されている重要度判定部と関心度判定部とのそれぞれによって算定された重要度及び関心度を示すテーブル 図1に示されている切り換え方法決定部によって設定された切換時間テーブル。(a)では関心度と切換時間との間の対応関係が設定され、(b)では重要度と切換時間との間の対応関係が設定されている。 切換時間内で、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれの表示態様が変化する様子を示す模式図。(a)は表示サイズの変化を示し、(b)はフォーマットの変化を示し、(c)は切換時間内の各区間での表示時間の変化を示し、(d)は音量の変化を示す。 図1に示されている切り換え方法決定部による、切換時間内での第1画像情報の表示サイズの時間的変化を示すグラフ 図1に示されている切り換え方法決定部によって設定された切り換えパターンと使用フラグとの間の対応関係を示すテーブル 本発明の実施形態による画像制御装置による画像情報の切り換え処理のフローチャート
符号の説明
1 画像情報記憶部
3 優先度テーブル管理部
5 ユーザプロファイル管理部
7 視聴状況取得部
9 視聴履歴取得部
11 重要度判定部
13 関心度判定部
15 画像情報選択部
17 切り換え方法決定部
19 出力部
100 画像制御装置
200 画像情報提供装置

Claims (15)

  1. モニタの画面への表示に対する優先度を画像情報ごとに設定し、
    前記画面に表示中の第1画像情報と、前記第1画像情報の次に前記第1画像情報に代えて前記画面に表示される2画像情報との間で前記優先度を比較し、当該比較結果に応じて前記第1画像情報から前記第2画像情報へ画面表示を切り換えるまでの切換時間を決定し、
    前記画面上において、前記第1画像情報表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に小さくしつつ、前記第2画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に大きくすることにより、前記切換時間の経過後に前記画面の表示画像を前記第1画像情報から前記第2画像情報に切り換える切換部、
    を有する画像制御装置。
  2. 前記切換部は、モニタの画面への表示に対する重要度を画像情報ごとに設定し、
    前記第1画像情報の重要度が前記第2画像情報の重要度よりも高いほど前記切換時間を長く設定し、前記第2画像情報の重要度が前記第1画像情報の重要度よりも高いほど前記切換時間を短く設定する、
    請求項1に記載の画像制御装置。
  3. 前記切換部は、モニタの画面への表示に対する関心度を画像情報ごとに設定し、
    前記第1画像情報の関心度が前記第2画像情報の関心度よりも高いほど前記切換時間を長く設定し、前記第2画像情報の関心度が前記第1画像情報の関心度よりも高いほど前記切換時間を短く設定する、
    請求項1に記載の画像制御装置。
  4. 視聴者の眼球運動を検知し、その眼球運動に基づき、前記画面に表示された画像情報の
    それぞれに対する前記視聴者の注視状況を監視する視聴状況取得部、を前記画像制御装置
    が更に有し、
    前記切換部が、前記視聴状況取得部によって取得された注視状況に基づき、前記画面に
    表示された画像情報の優先度を設定する、
    請求項1に記載の画像制御装置。
  5. 前記視聴状況取得部が、前記画面に表示された画像情報のそれぞれに対する前記視聴者
    の注視時間を測定し、
    前記切換部が、前記視聴状況取得部によって測定された注視時間が長い画像情報ほどそ
    の優先度を高く設定する、
    請求項に記載の画像制御装置。
  6. 前記視聴状況取得部が、前記画面に表示された画像情報のそれぞれに対する前記視聴者
    の注視回数を測定し、
    前記切換部が、前記視聴状況取得部によって測定された注視回数が多い画像情報ほどそ
    の優先度を高く設定する、
    請求項に記載の画像制御装置。
  7. 前記画面に表示された画像情報の履歴を管理する視聴履歴取得部、を前記画像制御装置
    が更に有し、
    前記切換部が、前記視聴履歴取得部によって保持されている履歴に基づき、前記画面に
    表示された画像情報の優先度を設定する、
    請求項1に記載の画像制御装置。
  8. 前記視聴履歴取得部が、前記履歴に含まれている画像情報をそれぞれの属性ごとに分類
    し、
    前記切換部が、前記履歴の中で分類された画像情報の数が多い属性を示す画像情報ほど
    その優先度を高く設定する、
    請求項に記載の画像制御装置。
  9. 前記視聴履歴取得部が、前記履歴に含まれている画像情報をそれぞれの情報源ごとに分
    類し、
    前記切換部が、前記履歴の中で分類された画像情報の数が多い情報源からの画像情報ほ
    どその優先度を高く設定する、
    請求項に記載の画像制御装置。
  10. 視聴者からの情報を受け付けるユーザプロファイル管理部、を前記画像制御装置が更に
    有し、
    前記切換部が、前記視聴者からの情報に基づいて画像情報の優先度を設定する、
    請求項1に記載の画像制御装置。
  11. 前記表示態様を表すパラメータが、前記画面上でのサイズ、位置、フォーマット、表示
    時間、透明度、又はレイヤの階層を含む、請求項1に記載の画像制御装置。
  12. 前記表示態様を表すパラメータの、前記切換部による時間的変化が非線形な関数で表さ
    れる、請求項1に記載の画像制御装置。
  13. モニタの画面への表示に対する優先度を画像情報ごとに設定するステップ
    前記画面に表示中の第1画像情報と、前記第1画像情報の次に前記第1画像情報に代えて前記画面に表示される2画像情報との間で前記優先度を比較し、当該比較結果に応じて前記第1画像情報から前記第2画像情報へ画面表示を切り換えるまでの切換時間を決定するステップ
    前記画面上において、前記第1画像情報表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に小さくしつつ、前記第2画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に大きくすることにより、前記切換時間の経過後に前記画面の表示画像を前記第1画像情報から前記第2画像情報に切り換えるステップと、
    を有する画像制御方法。
  14. モニタの画面への表示に対する優先度を画像情報ごとに設定するステップ
    前記画面に表示中の第1画像情報と、前記第1画像情報の次に前記第1画像情報に代えて前記画面に表示される2画像情報との間で前記優先度を比較し、当該比較結果に応じて前記第1画像情報から前記第2画像情報へ画面表示を切り換えるまでの切換時間を決定するステップ前記画面上において、前記第1画像情報表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に小さくしつつ、前記第2画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に大きくすることにより、前記切換時間の経過後に前記画面の表示画像を前記第1画像情報から前記第2画像情報に切り換えるステップと、を
    コンピュータに実行させるための画像制御プログラム。
  15. モニタの画面への表示に対する優先度を画像情報ごとに設定するステップ
    前記画面に表示中の第1画像情報と、前記第1画像情報の次に前記第1画像情報に代えて前記画面に表示される2画像情報との間で前記優先度を比較し、当該比較結果に応じて前記第1画像情報から前記第2画像情報へ画面表示を切り換えるまでの切換時間を決定するステップ前記画面上において、前記第1画像情報表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に小さくしつつ、前記第2画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に大きくすることにより、前記切換時間の経過後に前記画面の表示画像を前記第1画像情報から前記第2画像情報に切り換えるステップと、を
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。


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