JP4977525B2 - 画像制御の装置と方法、及びそのプログラムとそれを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
まず、表示中の番組と、新たに表示が要求された画像情報との間で優先度を比較する。次に、その比較結果に基づき、新たな画像情報の表示サイズや、画像情報を実際に切り換えるタイミング等を決定する。続いて、その決定結果に従い、表示中の番組が表示されているウィンドウとは別のウィンドウに新たな画像情報を表示する。例えば緊急のメール等、優先度の高い画像情報は、番組の表示サイズに対して大きな表示サイズで、かつ即座に表示する。一方、優先度の低い画像情報は、その表示サイズを番組の表示サイズに対して十分に小さく抑え、又は、番組が終わるまで表示を遅らせる。
このように、表示中の番組と新たな画像情報との間での優先度の差に応じ、新たな画像情報の表示態様が制御される。それにより、新たな画像情報の割り込みに対する視聴者の不快感の軽減が図られている。
本発明は、画像情報の切り換えから視聴者の受ける不快感を更に抑制できる画像制御装置の提供を目的とする。
本発明による画像制御装置が携帯用電子機器、特にウェアラブルコンピュータに搭載される場合、その画像制御装置が視聴状況取得部を有しても良い。視聴状況取得部は好ましくはアイカメラによって視聴者の眼球運動を検知し、その眼球運動に基づき、モニタの画面に表示された画像情報のそれぞれに対する視聴者の注視状況を監視する。更に、切換部が、視聴状況取得部によって取得された注視状況に基づき、モニタの画面に表示された画像情報の優先度を設定する。好ましくは、視聴状況取得部が、画面に表示された画像情報のそれぞれに対する視聴者の注視時間、又は注視回数を測定し、切換部が、注視時間の長い、又は注視回数の多い画像情報ほどその優先度を高く設定する。注視時間や注視回数は各画像情報に対する視聴者の重要度や関心度を表す、とみなせるので、視聴者の重要度や関心度の高い画像情報に高い優先度を自動的に割り当てることができる。
好ましくは、視聴履歴取得部が、履歴に含まれている画像情報をそれぞれの属性ごとに分類し、切換部が、その履歴の中で分類された画像情報の数が多い属性を示す画像情報ほどその優先度を高く設定する。ここで、画像情報の属性には、タイトル、形式(例えば、映像、メール、音楽)、ジャンルや種類(例えば、映画、教育、ニュース)、及び、情報源の種類(例えば、放送局名、メールの送信者名、URL)が含まれる。画像情報の属性は通常、付加情報としてその画像情報と共に伝送される。履歴の中での属性別の画像情報の数は各属性に対する視聴者の重要度や関心度を表す、とみなせるので、視聴者の重要度や関心度の高い画像情報に高い優先度を自動的に割り当てることができる。
本発明による画像制御装置は好ましくは、視聴者からの情報を受け付けるユーザプロファイル管理部、を更に有する。その場合、切換部が、視聴者からの情報に基づいて画像情報の優先度を設定する。視聴者からの情報は好ましくは、画像情報の属性、又は情報源を示すデータを含む。視聴者からの情報はその他に、画像情報の優先度を直接的に、又は間接的に設定するデータであっても良い。その場合、視聴者は、重要度、関心度、緊急度、人気度、安全度等、様々な尺度に応じ、画像情報の優先度を属性別又は情報源別等に自由に設定できる。
本発明の実施形態による画像制御装置は好ましくは、携帯用電子機器(特に、携帯電話やウェアラブルコンピュータ)に搭載される。画像制御装置はその他に、テレビジョン受像器やパーソナルコンピュータに内蔵されても良い。画像制御装置は、外部の画像情報提供装置から提供される画像情報を搭載機器のモニタへ出力し、その画面にその画像情報を表示する。画像制御装置は更に、制御対象のモニタを搭載する電子機器とは独立に構成されても良い。特に画像制御装置が、単独のサーバに構築され、又は複数の電子機器やサーバの集合によって構成され、ネットワークを介してユーザ端末のモニタの画面表示を制御しても良い。
その他に、本発明の実施形態による画像制御装置が、半導体集積回路(IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI)、専用回路、又は汎用プロセッサによってハードウェア的に実現されても良い。特に、FPGA(Field Programmable Gate Array)やリコンフィギュラブル・プロセッサが利用されても良い。
以下、画像制御装置100の各構成要素について順に説明する。
画像情報記憶部1は、好ましくは外部の画像情報提供装置200から画像情報を受信して記憶する。ここで、画像情報提供装置200は好ましくは、放送局、又はネットワーク(LAN若しくはインターネット)上のサーバである。画像情報提供装置200から画像制御装置100に提供される画像情報の種類には、好ましくは、テレビジョン放送の番組、テキストデータやHTML(HyperText Markup Language)データ(例えば、Webページ、メール)、及び、映像と音声とから成るマルチメディア形式のデータストリームが含まれる。画像情報記憶部1がネットワーク上のサーバから画像情報を取得する場合、好ましくは、POP3・IMP(Post Office Protocol 3 Interface Message Processor)等の電子メールプロトコル、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)、及びRTP(Real time Transport Protocol)が利用される。
図2に、画像情報記憶部1によって記憶されている付加情報の一例を示す。付加情報の1レコードには、画像情報のタイトル、形式、種類、送信元、注視時間、出力状態、及び表示比率が記載されている。
図1に示されているように、切換部10は好ましくは、優先度テーブル管理部3、重要度判定部11、関心度判定部13、画像情報選択部15、及び切換方法決定部17を含む。
優先度テーブル管理部3は優先度テーブルを管理する。優先度テーブルには、画像情報とその優先度との間の関係が、好ましくは画像情報に対応する付加情報の内容ごとに規定されている。優先度テーブルは好ましくは、ユーザプロファイル管理部5、視聴状況取得部7、及び視聴履歴取得部9のそれぞれから得られた情報に基づいて更新される。優先度テーブルは後述の切換方法決定部17により、画像情報の切り換え方法の決定に利用される。
優先度テーブル管理部3は例えば、視聴者のユーザプロファイルに基づき、視聴者の職業に関連する画像情報の種類を「仕事」に割り当てる。一般的な価値観として、種類「仕事」に属する画像情報の重要度は高いとみなせる。従って、優先度テーブルでは、図3(a)に示されているように、種類「仕事」に属する画像情報の重要度が高く設定される。優先度テーブル管理部3はその他に、視聴者の嗜好に合った種類の画像情報に対し、重要度を高く設定しても良い。このように、視聴者のユーザプロファイルの各項目から一般に重要度や関心度が高いと期待される種類の画像情報に対しては、優先度テーブルでの重要度又は関心度が高く設定される。それにより、それらの画像情報に高い優先度を自動的に割り当てることができる。
例えば、特定のユーザがモニタに、種類「英会話」に属する画像情報を頻繁に表示させている場合、視聴履歴取得部9の管理する履歴では、種類「英会話」に分類された画像情報の数が多い。従って、優先度テーブルでは、図3(a)に示されているように、種類「英会話」に属する画像情報の重要度が高く設定される。
例えば、特定のユーザがモニタに、会社の上司や取引先からの画像情報を頻繁に表示させている場合、視聴履歴取得部9の管理する履歴では、送信元が上司やその取引先に分類された画像情報の数が多い。従って、優先度テーブルでは、図3(b)に示されているように、送信元が「上司」や取引先の会社名である画像情報の重要度が高く設定される。
尚、優先度テーブル管理部3が更に、ニューラルネットワークやベイジアンネットワークを用いて画像情報の履歴(画像情報がメールである場合はその送受信履歴でも良い)に基づく優先度テーブルの設定を学習し、優先度テーブルを随時最適化しても良い。それにより、画像情報の履歴に基づく優先度の推定精度を更に向上できる。
以下、重要度の判定方法の詳細について、画像情報の種類と送信元とに基づく場合を例に挙げて説明する。
図3(a)に示されている優先度テーブルでは、画像情報の種類ごとに重要度が設定されている。重要度判定部11は、画像情報記憶部1に格納されている画像情報のそれぞれについて、図3(a)の優先度テーブルを用いて重要度を決定する。例えば図2に示されている、タイトルが「洋画劇場」である画像情報はその種類が映画であるので、重要度が“0”と判定される。同様に、タイトル「英会話」の画像情報の重要度は“30”と判定され、タイトル「日程通知」の画像情報の重要度は“10”と判定され、タイトル「お買い得情報」の画像情報の重要度は“0”と判定される。
画像情報の送信元は好ましくは、その画像情報を送信した者又は装置の識別子である。例えば、画像情報がテレビジョン放送の番組である場合、その送信元は一般には放送局名である。画像情報がメールである場合、その送信元は、そのメールの「From」ヘッダに示されている送信者名である。画像情報がWebページに含まれている場合、その送信元はそのサイトのURLである。
一方、図3(b)に示されている優先度テーブルでは、画像情報の送信元ごとに重要度が設定されている。重要度判定部11は、画像情報記憶部1に格納されている画像情報のそれぞれについて、図3(b)の優先度テーブルを用いて重要度を決定する。例えば図2に示されている、タイトル「洋画劇場」の画像情報はその送信元がXXTV(放送局名)であるので、重要度が“10”と判定される。同様に、タイトル「英会話」の画像情報の重要度は“10”と判定され、タイトル「日程通知」の画像情報の重要度は“20”と判定され、タイトル「お買い得情報」の画像情報の重要度は“0”と判定される。
重要度判定部11は好ましくは、上記(i)及び(ii)の両方の判定を行い、それぞれで得られた重要度の合計を各画像情報の重要度として算定する。図6に、そのようにして算定された重要度をテーブルで示す。図6に示されている例の場合、タイトル「英会話」の画像情報の重要度が最も高い。
重要度判定部11は、以上のように判定した重要度を切り換え方法決定部17及び画像情報選択部15に出力する。
関心度判定部13は、以上のように判定した関心度を切り換え方法決定部17に出力する。
更に具体的には、次のとおりである。画像情報選択部15はまず、画像情報記憶部1にアクセスし、各画像情報の付加情報に含まれている出力状態を調べる。図2に示されている例では、出力部19からモニタには現在、タイトル「洋画劇場」の画像情報が出力中であり、その他の画像情報は出力待ちである。画像情報選択部15は次に、重要度判定部11から受け取った重要度の判定結果に基づき、現在出力中のタイトル「洋画劇場」の画像情報とその他の画像情報との間で重要度を比較する。図6に示されている例では、タイトル「洋画劇場」の画像情報の重要度は“10”である。一方、タイトル「英会話」の画像情報の重要度は“40”であり、タイトル「洋画劇場」の画像情報はもとより、その他の出力待ちの画像情報のいずれよりも重要度が高い。従って、画像情報選択部15は「画像情報の切り換えが必要である」と判断し、タイトル「洋画劇場」の画像情報を切り換え対象に決定し、かつ、タイトル「英会話」の画像情報を新たな出力対象として選択する。
切り換え方法決定部17は、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれについて、重要度及び関心度に基づいて切換時間Δtを以下のように算定する。
切り換え方法決定部17は予め、関心度及び重要度のそれぞれについて切換時間テーブルを設定する。図7(a)の切換時間テーブルでは、関心度と切換時間Δtとの間の対応関係が設定されている。図7(b)の切換時間テーブルでは、第1画像情報と第2画像情報との間での重要度の差ごとに切換時間Δtが設定されている。
切り換え方法決定部17はまず、第1画像情報の関心度に基づいて切換時間Δtを決定する。図6によると、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」の画像情報)は関心度が“30”である。従って、切り換え方法決定部17は図7(a)の切換時間テーブルに基づき、切換時間Δtを120秒と算定する。
視聴者が高い関心を持って第1画像情報を視聴している場合、第1画像情報が即座に第2画像情報に切り換えられると、視聴者が強い不快感を抱きかねない。しかし、本発明の上記の実施形態では、注視時間の長さから、第1画像情報に対する視聴者の高い関心が推定される場合には関心度が高く設定され、かつ関心度に応じて切換時間Δtが長く設定される。第1画像情報は後述のように、切換時間Δtをかけて第2画像情報に切り換えられるので、その切り換えから視聴者の受ける不快感が緩和される。
切り換え方法決定部17は次に、第1画像情報と第2画像情報との間で重要度の差を計算し、その差に基づいて切換時間Δtを決定する。図6によると、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」の画像情報)は重要度が“10”であり、第2画像情報(タイトル「英会話」の画像情報)は重要度が“40”である。従って、それらの間の重要度の差は“30”である。従って、切り換え方法決定部17は図7(b)の切換時間テーブルに基づき、切換時間Δtを60秒と算定する。
第1画像情報の重要度より第2画像情報の重要度が高いほど、第1画像情報が第2画像情報に速く切り換えられるべきである。本発明の上記の実施形態では、第1画像情報より第2画像情報が視聴者にとって重要であることが推定される場合には、第1画像情報と第2画像情報との間での重要度の差が大きく設定され、かつその差に応じて切換時間Δtが短く設定される。第1画像情報は後述のように、切換時間Δtをかけて第2画像情報に切り換えられるので、その切り換えの速さから視聴者が第2画像情報の重要度を容易に識別できる。その結果、その切り換えから視聴者の受ける不快感が緩和される。
切り換え方法決定部17は続いて、上記(a)で算出された関心度に基づく切換時間Δt=120秒と、上記(b)で算出された重要度に基づく切換時間Δt=60秒とを平均する。それにより、最終的な切換時間Δtを平均値90秒に決定する。
更に、上記(c)では、関心度及び重要度のそれぞれから算定された切換時間の平均値に代え、それらのいずれか一方が最終的な切換時間Δtとして決定されても良い。
(ii)表示サイズの変更
切り換え方法決定部17は、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれの表示サイズを、以下に示すように、切換時間Δt内での時間の経過に応じて連続的に又は段階的に変更しても良い。図8(a)に、切換時間Δt内で第1画像情報A及び第2画像情報Bのそれぞれの表示サイズが変化する様子を示す。図8(a)に示されているように、最終的な切換時間Δt=90秒内では時間が30秒経過するごとに、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」)Aの表示サイズが、100%、70%、30%、0%というように段階的に縮小される。一方、第2画像情報(タイトル「英会話」)Bの表示サイズが、0%、30%、70%、100%というように段階的に拡大される。その結果、モニタの画面表示が切換時間Δt=90秒をかけて、第1画像情報Aから第2画像情報Bに段階的に切り換えられる。従って、視聴者が第1画像情報Aを視聴しながらも、その関心を第2画像情報Bへ徐々に移すことが可能である。こうして、第1画像情報から第2画像情報への切り換えから視聴者の受ける不快感を緩和できる。
切り換え方法決定部17は、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれのフォーマットを、以下に示すように、切換時間Δt内での時間の経過に応じて連続的に又は段階的に変更しても良い。図8(b)に、切換時間Δt内での第1画像情報A及び第2画像情報Bのそれぞれのフォーマットが変化する様子を示す。図8(b)に示されているように、最終的な切換時間Δt=90秒内では時間が30秒経過するごとに、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」)Aのフォーマットが、動画、静止画、字幕(テキスト)というように変更される。この変更は、画面に表示される第1画像情報Aの情報量の段階的な縮小に相当する。一方、第2画像情報(タイトル「英会話」)Bのフォーマットは、テキスト、静止画、動画というように、情報量が段階的に大きくなるように変更される。従って、切換時間Δt内では視聴者が、第1画像情報Aの視聴を続けながら、第2画像情報Bから受ける情報量を徐々に増やすことができる。こうして、第1画像情報から第2画像情報への切り換えから視聴者の受ける不快感を緩和できる。
尚、第1画像情報及び第2画像情報の両方のフォーマットの変更に代え、第2画像情報のフォーマットのみが変更されても良い。
切り換え方法決定部17は、切換時間Δtを所定の間隔で複数の区間に分割し、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれの表示時間率(一区間当たりの表示時間をその区間の長さに対する比率で表したもの)を区間ごとに変更する。図8(c)に、切換時間Δt内の各区間T1、T2、T3、T4ごとに、第1画像情報A及び第2画像情報Bの表示時間を示す。図8(c)に示されているように、各区間の長さは一律に30秒である。一区間当たりの第1画像情報(タイトル「洋画劇場」)Aの表示時間は、先頭の区間T1から順に、30秒、20秒、10秒、0秒というように段階的に短くなる。一方、一区間当たりの第2画像情報(タイトル「英会話」)Bの表示時間は、先頭の区間T1から順に、10秒、20秒、30秒というように段階的に長くなる。従って、視聴者が第1画像情報Aを視聴しながらも、その関心を第2画像情報Bへ徐々に移すことが可能である。こうして、第1画像情報から第2画像情報への切り換えから視聴者の受ける不快感を緩和できる。
尚、図8(c)は次のように、各画像情報の表示サイズが0%と100%との二値間で変更される場合ともみなせる。例えば、第2画像情報Bの表示サイズは、第1区間T1では0%であり、第2区間T2のうち、最初の10秒間では100%であり、続く20秒間では0%である。
第1画像情報と第2画像情報とのそれぞれに音声情報が付随している場合、切り換え方法決定部17は、以上の(i)〜(iv)の切り換え方法に加え、第1画像情報及び第2画像情報のそれぞれの表示に伴って再生される音量を、切換時間Δt内での時間の経過に応じて連続的に又は段階的に変更しても良い。図8(d)に、切換時間Δt内で第1画像情報A及び第2画像情報Bのそれぞれの表示に伴う再生音量が変化する様子を示す。図8(d)に示されているように、切換時間Δt内での時間の経過に応じ、第1画像情報(タイトル「洋画劇場」)Aの表示に伴う再生音量が段階的に低減し、第2画像情報(タイトル「英会話」)の表示に伴う再生音量が段階的に増大する。尚、音量の変化速度が重要度や関心度に応じて変更されても良い。
切り換え方法決定部17は最後に、選択された切り換えの種類に従い、出力部19に対して設定される出力パラメータの値を、切換時間Δt内に連続的に又は段階的に変更する。
ステップS1:画像情報記憶部1に格納されている画像情報のそれぞれについて、重要度判定部11が重要度の優先度テーブル(図3参照)を用いて重要度を判定し、関心度判定部13が関心度の優先度テーブル(図4参照)を用いて関心度を判定する。
ステップS2:ステップS1で判定された重要度に基づき、画像情報選択部15が「出力部19からモニタへ現在出力されている画像情報を別の画像情報に切り換えることが必要であるか否か」を判断する。
ステップS3:出力されていない画像情報の中に、現在出力中の画像情報(第1画像情報)より重要度の高い画像情報があれば、画像情報選択部15は「切り換えの必要がある」と判断し、処理をステップS4へ進める。それ以外の場合は、切り換え処理が終了する。
ステップS4:画像情報選択部15が、モニタには出力されていない画像情報の中から重要度が最も高い画像情報を第2画像情報として選択する。
ステップS5:切り換え方法決定部17が、重要度及び関心度に基づき、第1画像情報から第2画像情報への切り換えについて、切換時間Δt及び切り換えの種類を決定する。
ステップS6:切り換え方法決定部17により決定された切り換え方法に従い、出力部19が第1画像情報を第2画像情報に切り換える。
3 優先度テーブル管理部
5 ユーザプロファイル管理部
7 視聴状況取得部
9 視聴履歴取得部
11 重要度判定部
13 関心度判定部
15 画像情報選択部
17 切り換え方法決定部
19 出力部
100 画像制御装置
200 画像情報提供装置
Claims (15)
- モニタの画面への表示に対する優先度を画像情報ごとに設定し、
前記画面に表示中の第1画像情報と、前記第1画像情報の次に前記第1画像情報に代えて前記画面に表示される第2画像情報との間で前記優先度を比較し、当該比較結果に応じて前記第1画像情報から前記第2画像情報へ画面表示を切り換えるまでの切換時間を決定し、
前記画面上において、前記第1画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に小さくしつつ、前記第2画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に大きくすることにより、前記切換時間の経過後に前記画面の表示画像を前記第1画像情報から前記第2画像情報に切り換える切換部、
を有する画像制御装置。 - 前記切換部は、モニタの画面への表示に対する重要度を画像情報ごとに設定し、
前記第1画像情報の重要度が前記第2画像情報の重要度よりも高いほど前記切換時間を長く設定し、前記第2画像情報の重要度が前記第1画像情報の重要度よりも高いほど前記切換時間を短く設定する、
請求項1に記載の画像制御装置。 - 前記切換部は、モニタの画面への表示に対する関心度を画像情報ごとに設定し、
前記第1画像情報の関心度が前記第2画像情報の関心度よりも高いほど前記切換時間を長く設定し、前記第2画像情報の関心度が前記第1画像情報の関心度よりも高いほど前記切換時間を短く設定する、
請求項1に記載の画像制御装置。 - 視聴者の眼球運動を検知し、その眼球運動に基づき、前記画面に表示された画像情報の
それぞれに対する前記視聴者の注視状況を監視する視聴状況取得部、を前記画像制御装置
が更に有し、
前記切換部が、前記視聴状況取得部によって取得された注視状況に基づき、前記画面に
表示された画像情報の優先度を設定する、
請求項1に記載の画像制御装置。 - 前記視聴状況取得部が、前記画面に表示された画像情報のそれぞれに対する前記視聴者
の注視時間を測定し、
前記切換部が、前記視聴状況取得部によって測定された注視時間が長い画像情報ほどそ
の優先度を高く設定する、
請求項4に記載の画像制御装置。 - 前記視聴状況取得部が、前記画面に表示された画像情報のそれぞれに対する前記視聴者
の注視回数を測定し、
前記切換部が、前記視聴状況取得部によって測定された注視回数が多い画像情報ほどそ
の優先度を高く設定する、
請求項4に記載の画像制御装置。 - 前記画面に表示された画像情報の履歴を管理する視聴履歴取得部、を前記画像制御装置
が更に有し、
前記切換部が、前記視聴履歴取得部によって保持されている履歴に基づき、前記画面に
表示された画像情報の優先度を設定する、
請求項1に記載の画像制御装置。 - 前記視聴履歴取得部が、前記履歴に含まれている画像情報をそれぞれの属性ごとに分類
し、
前記切換部が、前記履歴の中で分類された画像情報の数が多い属性を示す画像情報ほど
その優先度を高く設定する、
請求項7に記載の画像制御装置。 - 前記視聴履歴取得部が、前記履歴に含まれている画像情報をそれぞれの情報源ごとに分
類し、
前記切換部が、前記履歴の中で分類された画像情報の数が多い情報源からの画像情報ほ
どその優先度を高く設定する、
請求項7に記載の画像制御装置。 - 視聴者からの情報を受け付けるユーザプロファイル管理部、を前記画像制御装置が更に
有し、
前記切換部が、前記視聴者からの情報に基づいて画像情報の優先度を設定する、
請求項1に記載の画像制御装置。 - 前記表示態様を表すパラメータが、前記画面上でのサイズ、位置、フォーマット、表示
時間、透明度、又はレイヤの階層を含む、請求項1に記載の画像制御装置。 - 前記表示態様を表すパラメータの、前記切換部による時間的変化が非線形な関数で表さ
れる、請求項1に記載の画像制御装置。 - モニタの画面への表示に対する優先度を画像情報ごとに設定するステップと、
前記画面に表示中の第1画像情報と、前記第1画像情報の次に前記第1画像情報に代えて前記画面に表示される第2画像情報との間で前記優先度を比較し、当該比較結果に応じて前記第1画像情報から前記第2画像情報へ画面表示を切り換えるまでの切換時間を決定するステップと、
前記画面上において、前記第1画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に小さくしつつ、前記第2画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に大きくすることにより、前記切換時間の経過後に前記画面の表示画像を前記第1画像情報から前記第2画像情報に切り換えるステップと、
を有する画像制御方法。 - モニタの画面への表示に対する優先度を画像情報ごとに設定するステップと、
前記画面に表示中の第1画像情報と、前記第1画像情報の次に前記第1画像情報に代えて前記画面に表示される第2画像情報との間で前記優先度を比較し、当該比較結果に応じて前記第1画像情報から前記第2画像情報へ画面表示を切り換えるまでの切換時間を決定するステップと、 前記画面上において、前記第1画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に小さくしつつ、前記第2画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に大きくすることにより、前記切換時間の経過後に前記画面の表示画像を前記第1画像情報から前記第2画像情報に切り換えるステップと、を
コンピュータに実行させるための画像制御プログラム。 - モニタの画面への表示に対する優先度を画像情報ごとに設定するステップと、
前記画面に表示中の第1画像情報と、前記第1画像情報の次に前記第1画像情報に代えて前記画面に表示される第2画像情報との間で前記優先度を比較し、当該比較結果に応じて前記第1画像情報から前記第2画像情報へ画面表示を切り換えるまでの切換時間を決定するステップと、 前記画面上において、前記第1画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に小さくしつつ、前記第2画像情報の表示態様を前記切換時間内に連続的に又は段階的に大きくすることにより、前記切換時間の経過後に前記画面の表示画像を前記第1画像情報から前記第2画像情報に切り換えるステップと、を
コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可
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