JP4976779B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、始動信号に基づき抽選を行い、複数の図柄で構成された複数の変動パターン列を変動表示させた後、前記抽選結果に基づいて変動表示を停止制御するパチンコ機、パチスロ機、パロット機、カジノ用スロットマシン等の遊技機に関する。
従来、遊技機、例えばパチンコ機においては、遊技盤面に設けられた特別図柄始動入賞口に遊技球が入賞すると、制御上、内部的に特別図柄抽選が実行される。特別図柄抽選の結果は、遊技盤面に設けられた表示装置(一般には、LCD(液晶表示装置)が適用され、センター役物の構成部品となっている。)を用いて、図柄変動パターン演出を実行することで報知する。
すなわち、例えば、3列の図柄変動列をそれぞれスクロール表示し、最終的に各列が停止したときの図柄配列で、抽選の当選又は落選等を報知する。例えば、図柄が数字の場合、同一の数字図柄(「4、4、4」、「7、7、7」等)が揃った場合に当選(大当たり)、それ以外は落選となる。
この特別図柄抽選の結果「大当たり」に当選した場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の大入賞口(「アタッカー」と称する場合がある)を開放し、遊技者に有利な遊技状態(以下、「特別遊技状態」という)を付与することがなされている。
大入賞口は、一般には、30秒間開放し、その後一旦閉止する動作を15ラウンド程度(最大16ラウンド)実行する。また、アタッカーの開放中に10個の遊技球が入賞(入賞による払出数は15個)することで、30秒を待たずに閉止して、次ラウンドへ移行するようになっており、結果として、特別遊技状態では、短期間に150個前後の入賞が期待できる(賞球数としては、約2250個)。
ところで、前記3列の図柄の同一で停止して当選が確定する前、すなわち、2列の図柄変動が停止して所謂リーチ状態(同一図柄で停止し、最終列の停止状態によって当選の可能性がある状態)となると、遊技者は当選の可能性に期待感を持ち、LCDの表示内容に集中する。
このため、特許文献1では、表示図柄列の中にブロック化された一群の図柄を複数配置、かつ、双方がそれぞれ逆順序に配列した第1の停止図柄(例えば、左列又は上列)と、第2の停止図柄(例えば、右列又は下列)とを設け、これらが停止したとき、トリプルリーチ状態になることを可能とすることが提案されている。
特開平8−318033号公報
しかしながら、上記特許文献1では、ブロック化された図柄部分の図柄自体にはブロック化された図柄であることをアピールする手段が施されていない。
このため、トリプルリーチとなる状態で第1の停止図柄、第2の停止図柄が停止した場合にも、遊技者は気がつかない場合がある。
また、第1の停止図柄、第2の停止図柄のブロック化された図柄部分が停止表示される場合においても、なんら停止制御には変化がないため、極端な期待感、或いは極端な失望感がなく、遊技趣向性が低い。
本発明は上記事実を考慮し、遊技仕様上、遊技者に強い期待感、強い失望感を与えるために設定した図柄変動パターン演出形態を、確実に遊技者にアピールすることができる遊技機を得ることが目的である。
本発明は、始動信号に基づき抽選を行う抽選手段と、この抽選手段の抽選結果に基づいて複数の図柄で構成された3以上の複数の変動パターン列を変動表示させ、各変動パターン列において複数の図柄を停止させ表示すると共に、停止図柄の各変動パターン列に跨る複数の入賞ライン上での配列によって前記抽選の結果を報知する表示装置と、この表示装置の表示を制御する表示制御手段とを備えた遊技機において、
前記表示制御手段は、前記変動パターン列の各変動パターン列毎に属する複数の図柄を、それぞれ複数の群としてまとめ、各群の図柄列が各群毎に図柄の背景の色を変えて視覚的に識別可能な表記を行って前記表示装置に表示し、
前記複数の変動パターン列の内、最初に停止表示する変動パターン列の図柄の中に、単一の前記群に属する図柄の数が多いほど、複数の各入賞ライン上でリーチ状態を発生する発生確率が高くなるようなタイミングで、残りの変動パターン列の表示制御を行うことを特徴としている。
本発明によれば、表示制御手段が、変動パターン列に属する複数種類の図柄のうちの数種を一群の図柄列としてまとめ、この一群の図柄列の各図柄に対して一群の図柄列であることが識別可能な表記を行って表示装置に表示する制御を行うことにより、識別可能に表記された一群の図柄列に対して、特別な図柄列であることを遊技者に対し強くアピールし、一群の図柄列が表記された場合には遊技者により強い期待感を与えることができる。また、一群の図柄列の図柄の数がより多く表記された場合には、より高確率でリーチ状態を発生する配列が発生するので、遊技者に大当たり発生のより強い期待感を与えることができる。
本発明において、前記各群の図柄列が識別可能な表記が、前記各群毎に図柄の背景の色を変えることに加え、当該毎に文字、数字、キャラクタ等で分けて図柄の種類を変える、当該毎に異なる符号を付ける、当該毎に図柄又は符号の書体を変える、のうちの少なくとも1つの含むことを特徴としている。
示制御手段は、前記一群の図柄列であることが識別可能な表記を当該図柄列毎に図柄の背景の色を変える、当該図柄列毎に文字、数字、キャラクタ等で分けて図柄の種類を変える、当該図柄列毎に異なる符号を付ける、当該図柄列毎に図柄又は符号の書体を変える、のうちの少なくとも1つの含むように共通する表記を行うことにより、特別な図柄であることを遊技者に対し、より見易く表記することになって、より強くアピールし、一群の図柄列が表記された場合には遊技者により強い期待感を与えることができる。
また、本発明において、前記表示制御手段は、前記一群の図柄列が前記表示装置に全て表示される場合の方が、一部表示される場合よりも前記抽選手段の抽選結果に係る当選の可能性を高くするように制御することを特徴としている。
示制御手段は、一群の図柄列が表示装置に全て表示される場合の方が、一部表示される場合よりも抽選手段の抽選結果に係る当選の可能性を高くなるように制御するので、遊技者に対して一群の図柄列が表示装置に多く表示されるほど当選の可能性を高くなるようにアピールすることになり、より強い当選への期待感を与えることができる。
さらに、本発明において前記表示制御手段は、前記一群の図柄列を有する変動パターン列が変動を停止する前に、その変動速度及び/又は変動方向を変化させて表示する制御を含むことを特徴としている。
表示制御手段は、一群の図柄列を有する変動パターン列が変動を停止する前に、その変動速度及び/又は変動方向を変化させて表示する制御を含むので、遊技演出をそれだけ変化に富んだものとすることができ、遊技者に対しより強い当選への期待感を与えることができる。
また、本発明において、前記表示制御手段は、前記抽選手段の抽選結果が当選の場合には、前記複数の変動パターン列を制御して、前記リーチ状態を発生させた図柄の内の1つについて、同じ図柄で前記入賞ラインに揃うように制御することを特徴としている。
また、本発明において、前記一群の図柄列は、前記表示装置に同時に表示可能に数珠繋ぎに配置された複数の図柄を1単位のブロックとする複数のブロックに分類され、1ブロック内の複数の図柄が同時に表示された方が、複数のブロックにまたがって図柄が表示されるよりも、当選報知の可能性が高いことを特徴としている。
示装置に同時に表示可能に数珠繋ぎに配置された複数の図柄の集合(ブロック)を識別条件とし、このブロックに属する複数の図柄が同時に表示されたときの方が、ブロック間をまたがって図柄が表示されたときよりも、当選報知の可能性が高くなるようにする。遊技者は識別された図柄が同時に表示されることで期待感が増大する。
さらに、本発明において、前記当選報知の可能性の高さの基準が、最終列が停止する前までの停止図柄の配列が、最終列の停止状態によって当選する可能性があるリーチ状態において、前記最終列の停止パターンが3パターン以上あるか否かであることを特徴としている。
えば、一般的に3列の変動パターン列で3図柄ずつ表示する場合、最大3ラインでのリーチ(トリプルリーチ)が可能である、同時に表示される図柄数が増えればそれに同時リーチ数は増える可能性がある。
そこで、同一のブロックの図柄が同時に表示された場合には、3パターン以上の可能性を持たせ、それ以外は可能性がないこととすれば、ブロック内図柄の同時表示の有無による期待感の差をさらに大きくすることができる。
また、本発明において、前記目印画像データ付与手段が、識別した画像データ群毎に図柄の背景の色を変える、図柄の種類を変える、図柄に符号をつける、図柄又は符号の書体を変える、の少なくとも1つを含むことを特徴としている。
別した結果、目印画像データを付与するが、この目印画像として、識別した画像データ群毎に図柄の背景の色を変える、図柄の種類を変える、図柄に符号をつける、図柄又は符号の書体を変える、の少なくとも1つを含むことで、遊技者は容易に識別することができる。
以上説明した如く本発明によれば、遊技仕様上、遊技者に強い期待感、強い失望感を与えるために設定した図柄変動パターン演出形態を、確実に遊技者にアピールすることができるという優れた効果を有する。
(パチンコ機の構成)
図1及び図2に示されるように、パチンコ機10の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り12が取り付けられている。
また、パチンコ機10の下飾り12の上部には、ガラス板14を装着したガラス枠16が配置されており、ガラス枠16は左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。このガラス枠16の裏面側には、矩形状の開口部が設けられ、交換可能とされた遊技盤100がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠16を閉塞した状態でガラス板14に対向するようになっている。
ガラス枠16におけるガラス板14の周囲には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯20が配置されており、上部には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカ22L、22Rが配設されている。
ガラス枠16の下部には、一体皿24が配置されている。この一体皿24の右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル26が取り付けられている。
(遊技盤の構成)
図3に示される遊技盤100は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面100Aとなっており、盤面100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置40(図4参照)から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
遊技盤100の遊技領域101におけるほぼ中央には、大型で中央部が矩形状に開口されたセンター役物105が配置されている。その開口内には、表示画面に特別図柄の抽選(変動及び停止)、普通図柄の抽選(変動及び停止)、その他図柄変動を含む各種演出等の映像を表示する液晶表示器106(以下、「LCD106」という)が設けられている。また、LCD106の上部には、4個のLEDで構成された保留ランプ176が設けられている。保留ランプ176は特別図柄の抽選の順番待ちの際に点灯し、最大4個の保留が可能である。
センター役物105の図2の左側には、普通図柄始動入賞口としての通過ゲート(スルー・チャッカー)118が配置されている。また、センター役物105の真下には、特別図柄始動入賞口(スタート・チャッカー)108が配設され、その開口部の直下位置には、電動チューリップ110が取り付けられている。この特別図柄始動入賞口108のさらにその下方には、遊技領域101の下端部付近に位置して大入賞口としてのアタッカー112が配置されている。
アタッカー112には、開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっており、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域101には、風車122や、遊技領域101内を自重落下する遊技球PBを所定の経路に誘導する多数の遊技釘(図示省略)が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。さらに、この遊技領域101に設けられたセンター役物105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子126(図4参照)が多数設けられている。
(制御系の構成)
次に、図4を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図4に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150には、特別図柄始動入賞口108への入賞球を検出する始動入賞センサ180、普通図柄始動口である通過ゲート118への入賞球を検出する通過ゲート入賞センサ184、特別遊技状態の際に開放するアタッカー112への入賞球を検出する大入賞センサ186がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。なお、必要に応じて、アタッカー112内には、大当たり処理のラウンドを継続するきっかけとなるVゾーンが設けられている場合には、このVゾーンを通過したことを検出するVゾーンセンサ188が配設される。
さらに、主制御部150には、電動チューリップ110を作動させるソレノイド174、アタッカー112の開閉扉116を開放/閉塞させるソレノイド175、保留ランプ176がそれぞれ接続されている。
ここで、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、これを通過ゲート入賞センサ184で検出することで普通図柄の当たり/外れの抽選(以下、「普図抽選」という)が主制御部150にて実行され、その抽選結果をLCD106を用いて報知し、当たりとなった場合は、主制御部150が普通電動役物ソレノイド174を駆動制御して電動チューリップ110を所定時間開放する。
また、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞すると、これを始動入賞センサ180で検出することで特別図柄の当たり/外れの特図抽選が主制御部150にて実行され、この特図抽選をLCD106を用いて報知し、当たりとなった場合は、通常遊技状態から特別遊技状態へ遊技状態が移行するように主制御部150にて制御する。
ここで、図5に示される如く、本実施の形態に係るLCD106では、特図抽選を報知するための図柄変動パターン演出として、3列横スクロール(図5の鎖線矢印参照)、4図柄表示の構成を採用している。
すなわち、変動パターン列が上段列、中段列、下段列の3列が横に変動していき、停止時には、LCD上に各列4図柄が停止する。この結果、入賞ラインは8ラインとなる(図5の入賞ライン(1)乃至(8)参照)。なお、各列の変動図柄の種類に関しては、後述する。
特別遊技状態とは、前記アタッカー112が所定時間(一般には30秒)開放し、その後閉止する動作を1ラウンドとした場合に、複数ラウンド(一般には15ラウンド)繰り返される遊技状態を言い、この結果、多くの遊技球PBがアタッカー112へ入賞し、多くの入賞が期待できる。なお、通常は、1ラウンド中の最大入賞数が10個と制限されている。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
さらに、主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部150からのコマンド送信により制御される。
演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD106が接続されている。また、演出制御部152は、遊技盤100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126、並びに、ガラス枠16に設けられた表示灯20の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠16前面に設けられたスピーカ22L、22Rを作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に制御されるLCD106には、特図抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出映像が表示され、スピーカ22L、22Rからはその図柄変動パターン演出時のBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。なお、保留ランプ176による表示内容は、このLCD106で表示するようにしてもよい。
また、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者による発射ハンドル26(図1参照)の操作により発射装置40を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、発射ハンドル39の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになっている。
上記のように特別図柄始動入口108に遊技球PBが入賞したとき、LCD106では、特別図柄変動パターン演出を実行するが、このときに、遊技者に対して、特別図柄変動パターン演出が終了、すなわち全ての変動が停止したときの当選/落選結果のみならず、変動中の演出にも興味を持たせることが好ましい。
このため、第1回目の停止(本実施の形態では、上段列)、続いて第2回目の停止(本実施の形態では、下段列)後、第3回目の停止(本実施の形態では、中段列)状態によって当選(同一図柄が直線上に揃う)する可能性がある状態(リーチ状態)を適宜設定し、実行するようにしている。
また、本実施の形態では、前述した入賞ライン(1)乃至(8)の内、何れか2ライン以上(最大4ライン)が同時にリーチ状態となる図柄配列を設定している。
図6は、その図柄配列の一例である。
第1回目に停止する上段列は、左から順に図柄「1」乃至図柄「16」が帯状に並んだ画像データとして記憶され、図6の矢印で示されるようにスクロール表示されるようになっている。
また、この上段列は、図柄「1」〜「3」までがNo.1ブロック、1図柄(図柄「4」)飛んで図柄「5」〜「7」までがNo.2ブロック、1図柄(図柄「8」)飛んで図柄「9」〜「11」までがNo.3ブロック、1図柄(図柄「12」)飛んで図柄「13」〜「14」までがNo.4ブロックとされ、さらに1図柄(図柄「16」)飛んで最初に戻る配列となっている(「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「9」→「10」→「11」→「12」→「13」→「14」→「15」→「16」→「1」→・・・)。
第2回目に停止する下段列は、前記上段列における各ブロック内の図柄の並びが逆になった構成である。すなわち、No.1ブロックが図柄「3」〜「1」、1図柄(図柄「4」)飛んでNo.2ブロックが図柄「7」〜「5」、1図柄(図柄「8」)飛んでNo.3ブロックが図柄「11」〜「9」、1図柄(図柄「12」)飛んでNo.4ブロックが図柄「15」〜「13」、さらに1図柄(図柄「16」)飛んで最初に戻る配列となっている(「3」→「2」→「1」→「4」→「7」→「6」→「5」→「8」→「11」→「10」→「9」→「12」→「15」→「14」→「13」→「16」→「3」→・・・)。
最後に停止する中段列は、最も遊技仕様によって変化し、かつバリエーションに富むが、本実施の形態では、2ブロック単位で交互に組違えるようにし、かつ新たに図柄(「☆」図柄)を設け18図柄構成とし、当選の際はかならず1ラインの入賞ラインのみが当選となるような配列となっている(「5」→「1」→「6」→「2」→「7」→「3」→「☆」→「8」→「4」→「9」→「13」→「10」→「14」→「11」→「15」→「☆」→「12」→「16」→「5」→・・・)。
上段列で図柄ブロックがLCD106上で停止しそうになると、選択的に図6の矢印方向に移動表示していた画像の移動速度が低速になった後に停止したり、逆に高速に移動してブロックを急に表示してその後に停止したり、行き過ぎていた図柄ブロックの画像が矢印方向とは逆方向に移動した後に停止したり、一旦停止したように見えるような遅い動きの後に再び高速に移動表示した後に停止したり、或いは矢印方向とその逆の方向とを往復移動しながら表示演出した後に停止することにより、又は、一旦ブロック化されていない図柄が停止しかかった後、再度図柄を変動させて図柄ブロックを停止表示させる等の表示演出を行うことにより、遊技者に期待感を持たせる演出を行うことができる。
なお、かかる変則的な移動表示演出は、上段列ばかりでなく、中段列、下段列のいずれかで選択的に、或いは全段列で行われてもよいが、第1停止図柄列や最終停止図柄列でかかる演出が行われることにより、より遊技者に期待感を持たせる演出を行うことができる。
各ブロックは、互いに視覚的に見分けられるような目印(図6乃至図9では、背景の模様を変えている)が施されている。なお、この目印は、各ブロックの違いを視覚的に見分けられるものであれば良く、例えば、各ブロック毎に背景の色を変えたり、図柄の種類を変えたり、図柄に符号を付けたり、図柄又は符号の書体を変えてもよい。
また、図柄の種類としては、インド数字、ローマ数字、漢数字等の数字図柄、アルファベット、ギリシャ文字、カタカナ、ひらがな、漢字等の文字図柄、後述するような写真、絵、マンガ等のキャクラタ図柄等があり、各ブロック毎にかかる図柄の種類毎に分け、視覚的に見分けられるように構成してもよい。
上記ブロック化は、それぞれのブロックが同時に表示されるように変動停止されたときに、多くの入賞ラインでリーチ状態になる可能性があることを識別条件として設定している。より具体的には、図柄「1」〜「3」が同時に表示されるように変動停止されたときは、その全てが対象となってリーチ状態となる可能性(すなわち、トリプルリーチ以上)があるが、逆に2ブロックにまたがるように変動停止したときはその(トリプルリーチ以上の)可能性がない。
遊技者にとっては、トリプルリーチ以上の可能性がある方が、期待感が増大するため、このような可能性をアピールするべく、ブロック化して遊技者に明確に報知するようにしたのが、本実施の形態の特徴である。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(パチンコ機10の遊技の流れ)
パチンコ機10による遊技では、遊技者が発射ハンドル26を操作すると、一球づつ発射装置40(図4参照)に供給され、発射装置40によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤100の遊技領域101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域101の下端部に至った遊技球PBはアウト口124からパチンコ機10内に回収される。
ここで、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、主制御部150において普通図柄の当たり/外れの抽選処理(普図抽選)が実行され、この普図抽選の結果が「当たり」となった場合は、電動チューリップ110が所定時間開放され、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞しやすい状態となる。
また、特別図柄始動入賞口108へ入賞すると、主制御部150において特別図柄の当たり/外れの特図抽選処理が実行され、その特図抽選結果は、LCD106に、演出用の特別図柄が所定のパターンで変動され、その変動パターンを経て停止表示される。
(大当たり処理)
特別図柄抽選において、その抽選結果の報知として、LCD106の表示領域に、例えば「444」や「777」等の予め定められた所定の大当たり図柄の組み合わせが表示されるとともに、照明演出用の表示灯20の点滅やスピーカ22L、22Rからの効果音出力などによる演出を加えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、所定の大当たり処理を実行する。
大当たり処理としては、開閉扉116の開閉動作によってアタッカー112が、例えば10カウント(入賞個数)又は最大30秒間(1回の開放時間)/最高15又は16ラウンド開放される。
なお、アタッカー112内にVゾーンを設けた遊技仕様の場合には、1回のアタッカー112開放時にVゾーンへの入賞を果たすことで次ラウンドを継続するといった動作が行われる。
これにより、遊技者は、発射した遊技球PBをアタッカー112へ容易に入賞させ、例えば入賞1個当たり15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。
ところで、LCD106に表示される特別図柄変動パターン演出において、第1回目の停止(上段列)、続いて第2回目の停止(下段列)があると、その時点でリーチ状態となる可能性がある。このリーチ状態は、複数ラインで発生していればいるほど遊技者は期待感を持つことになる。なお、以下、1ラインでのリーチ状態を「シングルリーチ」、2ラインでのリーチ状態を「ダブルリーチ」、3ラインでのリーチ状態を「トリプルリーチ」、4ラインでのリーチ状態を「フォースリーチ」、・・・と称する。
ここで、本実施の形態では、図柄をブロック化し、このブロック単位の図柄が同時に表示されるように変動停止した場合、トリプルリーチ以上の可能性があることとした。言い換えれば、ブロック単位の図柄が同時に表示されない場合は、トリプルリーチ以上の可能性はない。
このような遊技者への期待感が増大する状態を、遊技者にアピールするべく、本実施の形態では、それぞれのブロックが視覚的に見分けがつくように目印を施した。この目印は、図6に示される如く、背景の模様を変えることで実現している。なお、この目印は、背景の模様を変えることに限定されるものではなく、背景の色を変えたり、図柄の種類を変えたり(各ブロックで「魚類」、「食物」、「昆虫」、「花類」等の絵柄を付加したり、各ブロックで「数字」、「アルファベット」、「ひらがな」、「カタカナ」、「ギリシャ文字」等の図柄としたり、図柄に「数字」、「文字」、「記号」等を符号として付けたり、図柄又は符号の書体(明朝体、ゴシック体、行書体、ポップ体等)を変えてもよい。
図7は、上段列において、所定のブロック(図柄「1」乃至「3」のブロック)が同時に表示されるように変動停止した場合における、下段列の停止後の状態を示すものである。
この場合、図7(A1)に示される如く、4パターン(図6に示す入賞ライン(2)、(4)、(5)、(7))でリーチ状態となる可能性がある。
図9(A)は、下段列の全ての停止状態のリーチの可能性をまとめたものであり、トリプルリーチ以上が1パターン(図7(A1)参照)、ダブルリーチが2パターン(図7(C1)、(O1)参照)、それ以外が外れとなる。
一方、図8は、上段列において、複数のブロックにまたがって停止した場合における、下段列の停止後の状態を示すものである。
この場合の最高のリーチ状態は、ダブルリーチである。図9(B)は、下段列の全ての停止状態のリーチの可能性をまとめたものであり、ダブルリーチが3パターン(図8(A2)、(C2)、(E2)参照)、シングルリーチが2パターン(図8(G2)、(O2)参照)、それ以外が外れとなる。
このように、所定のブロックが同時に表示されることで、リーチパターンが増えるため、遊技者は期待感を持って変動状態を見ることができ、遊技球PBの発射による遊技球PBの流動という本来遊技に加え、LCD106を用いた演出に関して趣向性を向上することができる。また、1つのブロックの範疇とされる図柄が同時に表示されていることを、目視で明確にわかるように目印(背景模様や色等)を設けたため、遊技者が遊技球PBの流れに注目(視線がLCD106に向けられていない状態)されていても、同一ブロックの図柄が停止したことを感覚的に認識し易くなり、視線のLCD106への移動の助けとすることができる。
なお、本実施の形態では、LCD106での特別図柄変動パターンを、3列横スクロール、4図柄停止としたが(3列×4図柄)、この列数、図柄数は限定されるものではない。例えば、縦スクロールであってもよいし、同時に停止表示される図柄数を各列3図柄としてもよい(3列×3図柄)。また、図柄も「数字」に限定されるものではない。
本実施の形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ機を示す斜視図である。 本実施の形態に係る遊技盤を示す正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ機の制御系の概略構成を示すブロック図である。 LCDに表示される図柄変動パターンの入賞ラインを示す正面図である。 LCDにスクロール表示される各列の図柄の画像データを模式的に示した正面図である。 上段列が同一ブロックの図柄で停止され、下段列が停止した場合のリーチ状態を示すLCDの正面図である。 上段列が異なるブロックをまたぐ図柄で停止され、下段列が停止した場合のリーチ状態を示すLCDの正面図である。 (A)は図7の各リーチ状態の数の統計、(B)は図8の各リーチ状態の統計を示す図表である。
符号の説明
PB 遊技球
10 パチンコ機(遊技機)
100 遊技盤
106 LCD(表示装置)
150 主制御部
152 演出制御部
156 図柄制御部(記憶手段、目印画像データ付与手段)

Claims (4)

  1. 始動信号に基づき抽選を行う抽選手段と、この抽選手段の抽選結果に基づいて複数の図柄で構成された3以上の複数の変動パターン列を変動表示させ、各変動パターン列において複数の図柄を停止させ表示すると共に、停止図柄の各変動パターン列に跨る複数の入賞ライン上での配列によって前記抽選の結果を報知する表示装置と、この表示装置の表示を制御する表示制御手段とを備えた遊技機において、
    前記表示制御手段は、前記変動パターン列の各変動パターン列毎に属する複数の図柄を、それぞれ複数の群としてまとめ、各群の図柄列が各群毎に図柄の背景の色を変えて視覚的に識別可能な表記を行って前記表示装置に表示し、
    前記複数の変動パターン列の内、最初に停止表示する変動パターン列の図柄の中に、単一の前記群に属する図柄の数が多いほど、複数の各入賞ライン上でリーチ状態を発生する発生確率が高くなるようなタイミングで、残りの変動パターン列の表示制御を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記各群の図柄列が識別可能な表記が、前記各群毎に図柄の背景の色を変えることに加え、当該群毎に文字、数字、キャラクタ等で分けて図柄の種類を変える、当該群毎に異なる符号を付ける、当該群毎に図柄又は符号の書体を変える、のうちの少なくとも1つの含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記表示制御手段は、前記変動パターン列が変動を停止する前に、その変動速度及び/又は変動方向を変化させて表示する制御を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記表示制御手段は、前記抽選手段の抽選結果が当選の場合には、前記複数の変動パターン列を制御して、前記リーチ状態を発生させた図柄の内の1つについて、同じ図柄で前記入賞ラインに揃うように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
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