JP2002200266A - 遊技機における図柄変動表示制御装置 - Google Patents

遊技機における図柄変動表示制御装置

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JP2002200266A
JP2002200266A JP2000399127A JP2000399127A JP2002200266A JP 2002200266 A JP2002200266 A JP 2002200266A JP 2000399127 A JP2000399127 A JP 2000399127A JP 2000399127 A JP2000399127 A JP 2000399127A JP 2002200266 A JP2002200266 A JP 2002200266A
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JP2000399127A
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Yuuki Matsumoto
勇気 松本
Satoshi Kubota
悟史 久保田
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄変動に付加する演出において、当該演出
中に遊技者に有利となる信頼度が変動し、かつ最後まで
信頼度が確定させないことで、単調さをなくし、遊技者
に最後まで視覚を通じて遊技者に有利となる期待感を持
たせ続ける。 【解決手段】 表示制御基板による表示演出において、
リーチ状態となったとき、特別演出を実行することで、
最終的な結果が分かるまでの当たり確率を徐々に変動さ
せていくようにした。この場合、一例では徐々に確率が
高くなるため、遊戯者への期待感を徐々に充実させるこ
とができる。一方、他の例では、視覚的に当たり図柄が
選択されるのが優位にたったり、不利なったりするた
め、期待感と不安感とが入り混じり、結果としては当た
り確率がランダムに変動するのと同じ感覚となり、遊技
者を遊技に集中させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動口に入賞する
ことで抽選され、抽選の結果に応じた演出で図柄を変動
させる図柄変動表示機能を備えた遊技機に用いられ、前
記図柄変動表示機能での図柄変動表示を制御する遊技機
における図柄変動表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特
別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出するこ
とで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、
大入賞口が所定期間、所定回数開放され、パチンコ機の
入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする機能を持つ
パチンコ機がある。
【0003】この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊
技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中
央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。こ
の表示部は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景
画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並び
で当たり外れを報知するようになっている。
【0004】この図柄変動による報知では、遊技者に期
待感を持たせるため、図柄変動のスクロール速度を変更
することがなされている。例えば、当たり図柄に接近し
たときにスクロールの速度が減少すると、遊技者は、こ
の当たり図柄が停止するのではないかと期待し、図柄変
動表示に集中する。
【0005】ところが、このようなスクロール速度の変
動は、遊技者が熟練すると、パターンが単調であり、視
覚的な変化に乏しい。また、当たり/外れの確率が不明
であるため、期待感が徐々に薄れてしまうことになる。
【0006】これに対して、図柄変動画面において、図
柄変動中に複数の種類のキャラクタを登場させ、そのキ
ャラクタの種類や登場回数、登場形態等により、当たり
の信頼度が決められている演出が存在する。これによれ
ば、登場してくるキャラクタの種類(或いは登場の仕方
によって)、現在の図柄変動による演出の結果が当たり
となる確率の信頼度が明確となり、登場してくるキャラ
クタによって、遊技者は期待感を持つことができる。
【0007】しかしながら、上記キャラクタによる信頼
度の報知では、スクロール速度の変動と同様に、キャラ
クタが登場した時点で、どの程度の信頼度で当たりにな
るかが熟練によって認識されてしまい、当たりの確率の
低いキャラクタが登場した時点で期待感が薄れてしまう
結果となる。
【0008】すなわち、双方の従来技術共に、図柄変動
に付加される演出の初期段階で、信頼度がある程度わか
ってしまうという問題点を残している。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、図柄変動に付
加する演出において、当該演出中に遊技者に有利となる
信頼度が変動し、かつ最後まで信頼度が確定させないこ
とで、単調さをなくし、遊技者に最後まで視覚を通じて
遊技者に有利となる期待感を持たせ続けることができる
遊技機における図柄変動表示制御装置を得ることが目的
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、始動口に入賞することで抽選され、抽選の結果に応
じた演出で図柄を変動させる図柄変動表示機能を備えた
遊技機に用いられ、前記図柄変動表示機能での図柄変動
表示を制御する遊技機における図柄変動表示制御装置で
あって、前記抽選の結果に基づいて、予め設定された複
数の図柄変動パターンを選択する図柄変動パターン選択
手段と、前記選択された図柄変動パターンが、前記抽選
の結果、遊技者に有利な状態となる期待感を持たせるこ
とを前提とした図柄変動パターンの場合に、当該図柄変
動パターンでの図柄変動表示中に、視覚的に遊技者に有
利な状態となる確率が変動している様子を表現する確率
変動演出手段と、を有している。
【0011】請求項1記載の発明によれば、始動口に入
賞することで実行される抽選の結果、遊技者に有利とな
るか否かが決定するが、これを当たり/外れの何れかで
報知するが、遊技者に期待感を持たせるべく、複数種類
の図柄変動パターンを予め準備しておき、選択手段で選
択された図柄変動パターンに基づいて図柄変動表示機能
を作動させ、報知する。遊技者は、この図柄変動表示に
よって期待感を持って結果を待つことができる。
【0012】ところが、従来の図柄変動パターンでは単
調であり、遊技者の熟練により、結果がわかってしまう
ことがあり、期待感を損ねることになっていた。そこ
で、請求項1に記載の発明では、確率変動演出手段によ
り、前記選択された図柄変動パターンが、前記抽選の結
果、遊技者に有利な状態となる期待感を持たせることを
前提とした図柄変動パターンの場合に、当該図柄変動パ
ターンでの図柄変動表示中に、視覚的に遊技者に有利な
状態となる確率が変動している様子を表現するようにし
た。この図柄変動表示中の確率が変動により、遊技者は
最後まで目が離せなくなり、期待感を持って結果を待つ
ことができる。また、確率が変動するため、途中で結果
がわかってしまうようなことがなく、図柄変動表示の単
調化を解消することができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記図柄変動表示機能が、複数列
の図柄変動画面を備え、前記前記抽選の結果、遊技者に
有利な状態となる期待感を持たせることを前提とした図
柄変動パターンが、順次決定する複数列の図柄の最終変
動図柄以外の停止図柄が遊技者に有利な状態を示すもの
であることを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、図柄変動
画面において、例えば、同一の図柄が揃ったときに遊技
者に有利な状態となるとされていた場合、各図柄変動画
面の図柄変動が順次終了して図柄が確定しき、最後の図
柄変動画面が残ったときに、決定した図柄が全て同一の
図柄であると、所謂リーチ状態とされる。これが、抽選
の結果、遊技者に有利な状態となる期待感を持たせるこ
とを前提とした図柄変動パターンである。
【0015】このような場合に、最後の図柄変動画面で
決定する図柄が他の図柄と同一となる確率を変動させる
ことで、遊技者はこの最後の図柄変動画面の停止まで期
待感を持って待つことができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記請求項2に
記載の発明において、前記確率変動演出手段が、遊技者
に有利な状態となることを示す図柄を含む複数の図柄を
徐々に減らしていく演出を実行し、最後まで残った図柄
が停止図柄として適用されることを特徴としている。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、確率変動
演出手段として、遊技者に有利な状態となることを示す
図柄を含む複数の図柄を徐々に減らしていく演出を実行
する。例えば、図柄が徐々に減ることで、残った図柄に
遊技者に有利な状態となるための図柄が残っていれば、
遊技者は最後まで期待感を持つことができる。また、途
中で遊技者に有利な状態となるための図柄が消滅した場
合には、その時点で期待感が薄れるが、次以降同一の状
況があっても、このときは遊技者に有利な状態となるた
めの図柄が消滅するとは限らないため、遊技者が熟練し
ても、結果がわかってしまうことがない。
【0018】請求項4に記載の発明は、前記請求項3に
記載の発明において、前記図柄を減らしていく演出が、
徐々に遊技者に有利となる確率が高くなっていく演出で
あることを特徴としている。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、前記請求
項3で説明したような例では、不要な図柄が徐々に消滅
していくため、遊技者に有利な状態となるための図柄が
に最後まで残る確率を徐々に高くすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係るパ
チンコ機110の遊技盤111が示されている。この遊
技盤111における円弧状のレール112で囲まれた領
域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0021】ゲージ部114には、全面に渡って複数の
釘116が打ち込まれ、レール112を通って打ち出さ
れたパチンコ球がこの釘116に当たって跳ねたり、釘
116によって形成される案内路に案内されながら、落
下していくようになっている。また、この釘116の
他、ゲージ部114に向かって左右対称の位置には、風
車118が取り付けられており、パチンコ球を予期しな
い方向へ方向転換させるようになっている。
【0022】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0023】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には特別図柄変動装置と
しての電動役物ユニット122が配置され、その表示部
124が露出されている。この表示部124の下方には
電動役物ユニット122を始動するための第1の始動口
としての特別図柄始動入賞口126が設けられている。
【0024】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、前記電動役物ユニット
122での所謂当たりの表示状態で所定時間開放され、
大量のパチンコ球を入賞させることができる構成となっ
ている。
【0025】なお、この特別図柄始動入賞口126に入
賞したパチンコ球は、最大4球分保留され、電動役物ユ
ニット122による抽選結果の案内が終了した時点で、
保留された分が消化されるようになっている。この保留
球の数は、電動役物ユニット122の図1における表示
124の左右にそれぞれ2個ずつ設けられた4個の特別
図柄保留ランプ200の点灯/消灯状態によって報知し
ている(点灯が保留)。
【0026】また、ゲージ部114には、第2の始動口
としての普通図柄始動入賞口130と、0〜9までの一
桁の数字を表示可能な普通図柄表示部132とが設けら
れており、普通図柄始動入賞口130にパチンコ球が入
賞すると、普通図柄表示部132の表示が変動し、所定
当たり数字になると、前記特別図柄始動入賞口126に
設けられた可動部としての電動チューリップ134が所
定時間開放するようになっている。この電動チューリッ
プ134の開放により、特別図柄始動入賞口126への
入賞の確率が物理的に高まることになる。
【0027】上記ゲージ部114の下部には、発射装置
としてのハンドル136と、パチンコ球を受ける受け皿
138とが前面側に設けられたパネル140が設けられ
ている。ハンドル136は、前記パネル140の内部か
ら突出された回転軸に取付けられており、この回転軸を
中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者がこの
ハンドル136を把持して回転することで、発射装置が
稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度が設
定されるようになっている。なお、この回転には、復帰
付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動的に
元の回転位置に戻る構造となっている。
【0028】図2には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、表示制御基板160等、機能毎に分類されている
(なお、以下これらを総称する場合副制御基板151と
いう)。
【0029】なお、主制御基板150並びに副制御基板
151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側の
ホールコンピュータ208に接続することにより、パチ
ンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0030】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板15
1が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基
本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバ
ックは受けない構成となっている。
【0031】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果
音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156
は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技
盤状態表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発射制御
基板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御す
る。
【0032】表示制御基板160は、前記表示部124
が表示ドライバ166を介して接続されており、主制御
基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出効果
をもたらす表示を実行する。
【0033】図3には、表示制御基板160による図柄
変動パターンが示されている。表示部124は、背景画
面210と、3層からなる第1乃至第3キャラクタ画面
211、213、215とから構成され、第2キャラク
タ画面213は3系統の図柄変動部212、214、2
16を包含している。
【0034】第1乃至第3キャラクタ画面211、21
3、215はそれぞれ独立した透明レイヤーからなり、
さらに各図柄変動部212、214、216は各々別個
に図柄が表示制御可能に構成されている。
【0035】すなわち、背景画面210及び第1乃至第
3キャラクタ画面211、213、215に対しては予
め定められたアニメーション動画等が適用され、第2キ
ャラクタ画面213、言い換えれば各図柄変動部21
2、214、216の上下層を他のキャラクタ画面21
1、213及び背景画面210により挟み込んで、当該
パチンコ機110の装飾に関するキャラクタを登場させ
るなどにより、遊技者を楽しませる演出効果をもたらし
ている。なお、背景画面210は複数層のレイヤーで構
成してもよい。
【0036】一方、図柄変動画面212、214、21
6はそれぞれ横アドレスを順次してすることでスクロー
ルしながら図柄が変動しているように表示制御されてい
る。
【0037】図3では、図柄として数字が縦方向に配列
されているが、キャラクタ図柄を含ませてもよい。な
お、この3個の図柄変動画面212、214、216に
おいて、同一の図柄が表示部124の中央に停止するこ
とで当たりとなり、それ以外は外れとなる。
【0038】また、3個の図柄変動画面212、21
4、216は、表示部124に向かって図4の左側から
順に変動が停止し、図柄が確定するように制御されてい
る。ここで、左図柄と中央図柄とが確定したときに同一
の図柄であった場合、所謂リーチ状態となる。このリー
チ状態となると、遊技者は右図柄が停止するのを期待感
をもって注視することになる。
【0039】なお、この表示制御基板160は、普通図
柄表示部132も制御する。
【0040】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、並びに各入賞口12に設けられた入賞セ
ンサ172が接続されている。また、この主制御基板1
50には、電動チューリップ134を開閉させるための
ソレノイド174、特別図柄保留ランプ200が接続さ
れている。
【0041】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、表示制御基板160へ命
令信号を出力する。すなわち、表示制御基板160に
は、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容のデータ
が予め記憶されており、命令信号に基づいてデータが選
択されて、起動するようになっている。
【0042】ここで、本実施の形態における表示制御基
板160では、前記リーチ状態となったとき、すなわ
ち、左図柄と中央図柄とが同一の図柄で停止したとき
に、右図柄の停止までの演出を通常とは異なる特別演出
に切り換える。通常の演出とは、変動図柄のスクロール
速度が徐々に低速となって停止していくる演出である。
この通常演出は、左図柄柄と中央図柄とが異なる図柄で
停止し、外れが確定したとき等に適用される。
【0043】特別演出では、図4(A)の状態から、表
示部124のほぼ全領域を使用して、右図柄の候補とな
る図柄をマトリクス状に配列表示することから始まる
(図4(B)参照)。なお、本実施の形態では、縦×横
=4×5であり、幾つか(ここでは2個)の当たり図柄
(0)が含まれており、開始当初の当たり確率は2/2
0(1/10)となっている。
【0044】このマトリクス表示状態から、例えばキャ
ラクタが登場し、横又は縦のライン毎に図柄を打ちぬい
ていく表示制御が実行されていき(図4(C)乃至図4
(F)参照))。
【0045】図4(G)では、最終的に2個の図柄(当
たり図柄を含む)が残り当たり確率が1/2となって、
最終的に残った図柄(図4(H)参照)が停止図柄とな
る。ここでは、図4(I)に示される如く、外れとなる
が、最終的に1/2の確率まで徐々に確率が高まるよう
な演出がなされるため、遊技者は最後まで特別演出を注
視することになる。
【0046】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0047】まず、パチンコ球が発射されると、レール
112に案内されてゲージ部114の釘116や風車1
18等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落
下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め
定められた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。ま
た、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通
図柄入賞センサ170で検出する。
【0048】この検出により、主制御基板150では、
普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタ
を用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。
抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はな
い.一方、抽選の結果、当たり(例えば、当たり数字の
7が抽選される)の場合には、主制御基板150は、特
別図柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ
134を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電
する。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が
入り易い、高確率状態とすることができる。
【0049】前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ
球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタ
を用いて所定の確立で大当たり抽選が開始される。この
大当たり抽選の結果、当たり/外れが決定すると、それ
ぞれにおいて、予め準備された演出パターン(図柄変動
パターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)
し、表示制御基板160を含む演出に関連する制御基板
へコマンド信号を送出する。
【0050】表示制御基板160では、受信したコマン
ド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表示部
124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変動パ
ターンにおいては、リーチを経由した当たり、外れリー
チ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊
技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0051】ここで、当たりとなった場合には、大入賞
口128が所定時間、所定回数開放することで、パチン
コ球の入賞の確率が極めて大きくなる、遊技者の有利な
状態とすることができる。
【0052】上記図柄変動表示中に、特別図柄始動入賞
口126にパチンコ球が入賞すると、抽選はその時点で
なされるが、現在進行中の図柄変動表示中が終了するま
で図柄変動表示を待機する。これは、保留ランプ200
が1個点灯することで、遊技者に報知される。
【0053】このような表示制御において、従来は、前
記リーチを経由した当たり、外れの場合、通常は図4に
示す如く、左図柄が最初に停止し、その後中央図柄が停
止することで、これら停止した図柄が同一の図柄とな
り、最終的に右図柄の停止までのスクロール速度を低速
にしたり、特定のキャラクタを登場させたりすること
で、このリーチでの当たりとなる信頼度を表現していた
ため、熟練した遊技者にとっては、単調な演出となり、
結果を見なくても分かってしまい、期待感を低下させて
いた。
【0054】これに対して本実施の形態では、表示制御
基板160において、リーチ状態となったときに、特別
演出を実行することで、遊技者の期待感を最後まで継続
させるようにした。以下、図4に従い、特別演出の手順
(表示)の流れを説明する。
【0055】図4(A)に示される如く、リーチ状態と
なると、表示部124の画面は縦×横=4×5のマトリ
クス表示に切替わる(図4(B)参照)。このとき、当
たり図柄である「0」が2個含まれており、この中から
停止図柄が選択されるため、確率は2/20(1/1
0)となる。
【0056】その後、特定のキャラクタが登場し、図4
(C)の実線で示す如く、第2行のラインを何らかの武
器(弾丸、弓矢等)によって打ち抜くことで、このライ
ンの表示が反転或いは網掛け状態となり、消滅する(図
4(D)参照)。このときの確率は、2/15となり確
率が高くなっている。
【0057】次に、図4(E)の実線で示す如く、第4
列のラインを前記と同様に打ち抜くことで、このライン
の表示が反転或いは網掛け状態となり、消滅する(図2
(F)参照)。このときの確率は、2/12(1/6)
となり、確率はさらに高くなる。
【0058】上記のようなラインの打ち抜きを繰り返す
ことで、図4(G)に示される如く、当たり図柄を含む
2個の図柄が残る。このときの確率は1/2となり、最
終的にこの2個の図柄の1つが残り(図4(H)参
照)、停止図柄に適用され、表示部124は通常の表示
状態に戻る(図4(I)参照)。なお、この例では、最
終的に外れとなっているが、図4(G)に示す状態か
ら、当たり図柄が残れば当たりとなる。
【0059】また、ラインの打ち抜きの順番も毎回異な
るため、特別演出の途中で遊技者に結果を予測されるこ
とはない。 (変形例1)上記実施の形態では、ライン毎に打ちぬき
図柄を徐々に消滅させていったが、図5では、ランダム
に図柄を消滅させる例を示す。すなわち、図5(A)に
示すリーチ状態から、図5(B)のマトリクス表示状態
となるのは、上記実施の形態と同様であるが、次の演出
が、例えば隕石のような落下物が落下してきて、ランダ
ムにマトリクス状に配列された図柄を打ちぬいていく
(図5(C)乃至図5(E)参照)。この隕石等による
打ち抜きにより最終的に1個の図柄が残り(図5(F)
参照)、停止図柄として適用される(図5(G)参
照)。なお、ここでは、最終的に当たりとなる。 (変形例2)この変形例2では、リーチ状態(図6
(A)参照)から、図6(B)に示すように縦×横=2
×3の配列で右図柄候補を表示する(図6(B)参
照)。
【0060】この状態で、隣接する図柄同士の領域が押
し合いを始め、押しきられた図柄が消滅していく演出を
しめしている(図6(C)乃至図6(E)参照)。この
押し合い演出は、上下各1個の図柄となったときは、こ
の上下の図柄同士で同様に実行され(図6(F)乃至
(H)参照)、結果的に押しきった図柄(図6(I)参
照)が停止図柄として適用される(図6(J)参照)。
なお、ここでは、最終的に外れとなる。 (変形例3)変形例3では、上記実施の形態、変形例1
及び変形例2とは演出が大きく異なっており、図7
(A)に示すようなリーチ状態となると、図7(B)に
示すようなレース感覚の画面が表示される。すなわち、
スタート地点に4台のレースカー車が並んでおり、一斉
にゴールに向かってスタートする。各レースカーには、
図柄と同一のゼッケンが設けられており、当然最初にゴ
ールしたレースカーに設けられた図柄が停止図柄として
適用される。このとき、各レースカーは、抜きつ抜かれ
つのデッドヒートを展開し(図7(C)乃至図7(E)
参照)、最終的に最先にゴールに到達したレースカーの
ゼッケン(図柄)を停止図柄として適用する(図7
(F)参照)。なお、ここでは、当たりとなる。
【0061】このように、本実施の形態では、表示制御
基板160による表示演出において、リーチ状態となっ
たとき、特別演出を実行することで、最終的な結果が分
かるまでの当たり確率を徐々に変動させていくようにし
た。この場合、実施の形態や変形例1及び変形例2で
は、徐々に確率が高くなるため、遊技者への期待感を徐
々に充実させることができる。一方、変形例3では、視
覚的に当たり図柄が選択されるのが優位にたったり、不
利なったりするため、期待感と不安感とが入り混じり、
結果としては当たり確率がランダムに変動するのと同じ
感覚となり、遊技者を遊技に集中させることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、図柄変動
に付加する演出において、当該演出中に遊技者に有利と
なる信頼度が変動し、かつ最後まで信頼度が確定させな
いことで、単調さをなくし、遊技者に最後まで視覚を通
じて遊技者に有利となる期待感を持たせ続けることがで
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ遊技機の正面図で
ある。
【図2】本実施の形態に係るパチンコ機の制御系を示す
ブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る表示部の構造(レイヤー構
造)を模式的に示す斜視図である。
【図4】本実施の形態に係る図柄変動表示の手順を表示
部の表示状態で示す流れ図である。
【図5】変形例1に係る図柄変動表示の手順を表示部の
表示状態で示す流れ図である。
【図6】変形例2に係る図柄変動表示の手順を表示部の
表示状態で示す流れ図である。
【図7】変形例3に係る図柄変動表示の手順を表示部の
表示状態で示す流れ図である。
【符号の説明】
110 パチンコ機(遊技機) 114 ゲージ部 150 主制御基板 160 表示制御基板 122 電動役物ユニット 124 表示部 126 特別図柄始動入賞口 150 主制御基板 160 表示制御基板 168 特別図柄入賞センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動口に入賞することで抽選され、抽選
    の結果に応じた演出で図柄を変動させる図柄変動表示機
    能を備えた遊技機に用いられ、前記図柄変動表示機能で
    の図柄変動表示を制御する遊技機における図柄変動表示
    制御装置であって、 前記抽選の結果に基づいて、予め設定された複数の図柄
    変動パターンを選択する図柄変動パターン選択手段と、 前記選択された図柄変動パターンが、前記抽選の結果、
    遊技者に有利な状態となる期待感を持たせることを前提
    とした図柄変動パターンの場合に、当該図柄変動パター
    ンでの図柄変動表示中に、視覚的に遊技者に有利な状態
    となる確率が変動している様子を表現する確率変動演出
    手段と、を有する遊技機における図柄変動表示制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記図柄変動表示機能が、複数列の図柄
    変動画面を備え、前記前記抽選の結果、遊技者に有利な
    状態となる期待感を持たせることを前提とした図柄変動
    パターンが、順次決定する複数列の図柄の最終変動図柄
    以外の停止図柄が遊技者に有利な状態を示すものである
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機における図柄変
    動表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記確率変動演出手段が、遊技者に有利
    な状態となることを示す図柄を含む複数の図柄を徐々に
    減らしていく演出を実行し、最後まで残った図柄が停止
    図柄として適用されることを特徴とする請求項2記載の
    遊技機における図柄変動表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記図柄を減らしていく演出が、徐々に
    遊技者に有利となる確率が高くなっていく演出であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の遊技機における図柄変動
    表示制御装置。
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