JP7418837B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機等に代表される遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機には、始動口に遊技球が入球することを条件に、大当たりか否か
を判定する大当たり判定を行い、大当たり判定の結果に基づいて、ノーマルリーチ(特定
のリーチ)を行い、ノーマルリーチよりも大当たり期待度が高いロングリーチ(特別なリ
ーチ)へと発展可能な遊技機が知られている。
特開2011-092464号公報
しかしながら、近年では、特定のリーチから特別なリーチに発展可能な遊技機は多数あ
るため、単に特定のリーチから特別なリーチに発展する場合があるだけでは、遊技興趣を
低下させてしまう可能性があり、この点に改善する余地がある。
本発明の遊技機は、
所定条件が成立することに基づいて、当たりか否かの抽選を行う遊技制御手段と、
特定のリーチから前記特定のリーチよりも前記抽選の結果が当たりとなる期待度が高いことを示唆する特別なリーチへと発展可能とする演出制御手段と、
発光可能な発光部と、
を備え、
前記演出制御手段は、
前記特別なリーチに発展される可能性を示唆する発展示唆演出を前記発光部で実行可能とし、
前記特定のリーチにて、前記抽選の結果が当たりとなる期待度を示唆する期待度示唆画像を前記発光部に向かって移動させる期待度示唆演出を実行可能とし、
前記発展示唆演出の演出態様には、第1演出態様と、前記第1演出態様よりも前記特別なリーチに発展される可能性が高いことを示唆する第2演出態様とがあり、
前記第1演出態様の前記発展示唆演出では、前記発光部が第1発光色で発光される場合があり、
前記第2演出態様の前記発展示唆演出では、前記発光部が前記第1発光色よりも前記特別なリーチに発展される可能性が高いことを示唆する第2発光色で発光される場合があり、
前記期待度示唆演出にて前記期待度示唆画像が前記発光部に向かって移動された場合に、前記発展示唆演出の演出態様が前記第1演出態様から前記第2演出態様に変化され
前記期待度示唆演出にて前記期待度示唆画像が前記発光部に向かって移動された場合に、前記発光部の発光色が前記第1発光色から前記第2発光色に変化されることを特徴とする遊技機である。
本発明によれば、遊技興趣を高めることが可能となる。
遊技機の正面図である。 遊技盤ユニットの正面図である。 第2大入賞装置等を詳細に示す正面図である。 表示器類の正面図である。 (A)は盤上可動装置と盤下可動装置とが待機状態のときの演出用ユニットの正面図、(B)は盤上可動装置と盤下可動装置とが作動したときの演出用ユニットの正面図である。 主制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。 サブ制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。 (A)は普図関係乱数を示す表であり、(B)は特図関係乱数を示す表である。 (A)は当たり判定テーブルであり、(B)は普図変動パターン判定テーブルであり、(C)は補助遊技制御テーブルである。 (A)は大当たり判定テーブルであり、(B)は大当たり図柄種別判定テーブルであり、(C)はリーチ判定テーブルである。 特図1変動パターン判定テーブルである。 特図2変動パターン判定テーブルである。 先読み判定テーブルである。 大当たり遊技制御テーブルである。 遊技状態の説明図である。 演出モードの具体例を示す説明図である。 特図変動演出の通常変動の具体例を示す説明図である。 特図変動演出のNリーチの具体例を示す説明図である。 特図変動演出のSPリーチの具体例を示す説明図である。 保留演出の具体例を示す説明図である。 可動体演出の具体例を示す説明図である。 操作演出の具体例を示す説明図である。 主制御メイン処理のフローチャートである。 メイン側タイマ割り込み処理のフローチャートである。 サブ制御メイン処理のフローチャートである。 サブ側タイマ割り込み処理のフローチャートである。 第1実施形態の特図1変動パターン判定テーブルである。 (A)は第1実施形態の非時短状態における「大当たり」の場合に選択される特図1変動パターンの振分率を示すテーブルであり、(B)は第1実施形態の非時短状態における「リーチ有りハズレ」の場合に選択される特図1変動パターンの振分率を示すテーブルである。 第1実施形態のコイン獲得演出選択テーブルである。 第1実施形態のコイン獲得演出態様の選択テーブルである。 第1実施形態のコイン獲得演出の説明図である。 第1実施形態の第1コイン獲得演出態様のコイン獲得演出の説明図である。 第1実施形態の第2コイン獲得演出態様のコイン獲得演出の説明図である。 第1実施形態の第3コイン獲得演出態様のコイン獲得演出の説明図である。 第1実施形態のバトル発展示唆演出選択テーブルである。 第1実施形態のバトル発展示唆演出パターン選択テーブルである。 第1実施形態のチャンスアップ演出選択テーブルである。 第1実施形態のチャンスアップ演出パターン選択テーブルである。 (A)は第1実施形態の第1ランプ変化示唆演出選択テーブルであり、(B)は第1実施形態の第2ランプ変化示唆演出選択テーブルであり、(C)は第1実施形態の第3ランプ変化示唆演出選択テーブルである。 第1実施形態の特図変動演出での第1チャンスアップ演出とランプ変化示唆演出との実行タイミングの説明図である。 第1実施形態の特図変動演出での第2チャンスアップ演出とランプ変化示唆演出との実行タイミングの説明図である。 第1実施形態の特図変動演出での第3チャンスアップ演出とランプ変化示唆演出との実行タイミングの説明図である。 第1実施形態の特図変動演出での第1チャンスアップ演出と第2チャンスアップ演出とランプ変化示唆演出との実行タイミングの説明図である。 第1実施形態の特図変動演出での第1チャンスアップ演出と第3チャンスアップ演出とランプ変化示唆演出との実行タイミングの説明図である。 第1実施形態の特図変動演出での第2チャンスアップ演出と第3チャンスアップ演出とランプ変化示唆演出との実行タイミングの説明図である。 第1実施形態の特図変動演出での第1チャンスアップ演出と第2チャンスアップ演出と第3チャンスアップ演出とランプ変化示唆演出との実行タイミングの説明図である。 第1実施形態のストーリーリーチの具体例を示す説明図である。 第1実施形態のストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出が実行された場合の具体例を示す説明図である。 第1実施形態のストーリーリーチにて第2チャンスアップ演出が実行された場合の具体例を示す説明図である。 第1実施形態のストーリーリーチにて第3チャンスアップ演出が実行された場合の具体例を示す説明図である。 第1実施形態のバトルリーチの具体例を示す説明図である。 第1実施形態の共闘リーチの具体例を示す説明図である。 第1実施形態の共闘リーチの具体例を示す説明図である。 第1実施形態の復活演出の具体例を示す説明図である。
以下、本発明の遊技機の第1実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。参照され
る各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を
原則として省略する。なお、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量又は部
材等を参照する記号又は符号を記すことによって、該記号又は符号に対する情報、信号、
物理量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。また、後述の任意のフローチャ
ートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない
範囲で、任意に実行順序を変更できる又は並列に実行できる。
1.遊技機の構造
本発明の遊技機の第1実施形態であるパチンコ遊技機PY1について説明する。最初に
、パチンコ遊技機PY1の構造について図1~図5を用いて説明する。なお、以下の説明
において、パチンコ遊技機PY1の各部の左右上下方向は、そのパチンコ遊技機PY1に
対面する遊技者にとっての(正面視の)左右上下方向のことである。また、「前方」は、
パチンコ遊技機PY1から当該パチンコ遊技機PY1に対面する遊技者に近づく方向とし
、「後方」は、パチンコ遊技機PY1に対面する遊技者から当該パチンコ遊技機PY1に
近づく方向とする。
図1に示すように、パチンコ遊技機PY1は、遊技機枠2を備えている。遊技機枠2は
、外枠22と、その外枠22に対して開閉可能な前扉23とを備えている。さらに、前扉
23は、後述する遊技盤ユニットYUが取り付けられる遊技盤取付枠2Aと、遊技盤取付
枠2Aにヒンジ2Bを介して回転自在に支持される前枠23mと、を備える。前枠23m
は遊技盤取付枠2Aに対して開閉が可能である。前枠23mには、透明板23tが取り付
けられている。前枠23mが閉じられているとき、遊技盤取付枠2Aに取り付けられた遊
技盤1と透明板23tとは対面する。よって、パチンコ遊技機PY1が遊技店に設置され
ると、当該パチンコ遊技機PY1の前方にいる遊技者は、透明板23tを通して、遊技盤
1に形成された遊技領域6を視認することができる。透明板23tは、透明なガラス板や
透明な合成樹脂板等を用いることができる。パチンコ遊技機PY1の前方から遊技領域6
を視認可能であればよい。
前枠23mの前面の右下部には、遊技球を発射させるための回転操作が可能なハンドル
72kが設けられている。ハンドル72kが操作された量(回転角度)が、遊技球を発射
させるために遊技球に与えられる力(後述する発射装置72が発射ソレノイドに駆動させ
る量)の大きさ(発射強度)に対応付けられている。よって、遊技球は、ハンドル72k
の回転操作に応じた発射強度で発射される。また、前枠23mの前面の下部中央には、前
方に向けて大きく突出した下部装飾体36が設けられている。下部装飾体36の上面には
、ハンドル72kに供給される遊技球を貯留するための上皿34が形成されている。また
、下部装飾体36の正面の下部中央には、上皿34に収容しきれない余剰の遊技球を貯留
するための下皿35が設けられている。
下部装飾体36の上面の上皿34より前方側には、操作可能な第1入力装置(以下「通
常ボタン」)40が設けられている。通常ボタン40は、例えば押下面を有するボタン,
把持部を有するレバー等で構成される。また、前枠23mの表面の右縁部から前方に突出
して形成されている右部装飾体32において、操作可能な第2入力装置(以下「特殊ボタ
ン」)41が設けられている。特殊ボタン41(操作手段)は、例えば押下面を有するボ
タン,把持部を有するレバー等で構成される。
また、前枠23mの表面の上部から前方に突出して形成されている上部装飾体31の底
面に、音を出力可能なスピーカ52が設けられている。スピーカ52は、左側に配置され
た左スピーカ52Lと、右側に配置された右スピーカ52Rと、からなる。また、図1に
示すように、上部装飾体31には、装飾プレート200が配置されている。装飾プレート
200の前面側には、発光可能なLOGOランプ201(所定の演出手段)が設けられて
いる。LOGOランプ201は、本パチンコ遊技機PY1のメインキャラクタの名称であ
る「LOGO」の文字で発光するように構成されたLEDである。このLOGOランプ2
01は、画像表示装置50の上方に配置されている。遊技中に基本的に画像表示装置50
の表示部50aを見ている遊技者にとって、LOGOランプ201は視界に入り易くなっ
ている。また、前枠23mの右縁部と、下部装飾体36における正面の下皿35の左側お
よび右側とに、発光可能な枠ランプ53が設けられている。さらに、前枠23mの左縁部
および右縁部の上側には、遊技興趣を高めることを目的とする演出装置としての可動式の
枠可動装置58が取り付けられている。枠可動装置58は、左側に配置された左枠可動装
置58Lと、右側に配置された右枠可動装置58Rと、で構成される。
なお、遊技機枠2に設けられる部材や装置の位置や数は、遊技に支障をきたさない範囲
で適宜に変更可能である。
次に、遊技盤ユニットYUについて、主に図2~図5を用いて説明する。遊技盤ユニッ
トYUは、遊技盤1と、遊技盤1の背面側に取り付けられた演出用ユニット1Uと、を有
する。最初に、遊技盤1について説明する。遊技盤1は透明な合成樹脂板で構成されてい
る。遊技盤1の略中央には正面視略円形の開口部1Aが形成されている。開口部1Aに沿
って、遊技球が流下可能な遊技領域6を区画するための略リング状の内側壁部1Bが前方
に突出して形成されている。また、内側壁部1Bの外側にも、遊技領域6を区画するため
の略リング状の外側壁部1Cが前方に突出して形成されている。
遊技盤1の前面には、内側壁部1B、外側壁部1Cなどで囲まれた遊技領域6が形成さ
れている。すなわち、遊技盤1の前面が、内側壁部1Bおよび外側壁部1Cによって、遊
技領域6とそれ以外の領域とに仕切られている。
遊技領域6は、ハンドル72kの操作によって発射された遊技球が流下可能な領域であ
り、パチンコ遊技機PY1で遊技を行うために設けられている。なお、遊技領域6には、
多数の遊技くぎ(図示なし)が突設されている。遊技くぎは、遊技領域6に進入して遊技
領域6を流下する遊技球を、後述する第1始動口11、第2始動口12、一般入賞口10
、ゲート13、第1大入賞口14、および、第2大入賞口15などに適度に誘導する経路
を構成している。
遊技領域6には、遊技球が入球可能な第1始動口11が形成された第1始動入賞装置1
1Dと、第2始動口12への入球を可能または不可能にさせる第2始動入賞装置(所謂「
電チュー」)12Dと、が設けられている。
第1始動入賞装置11Dは不動である。そのため、第1始動口11は、遊技球の入球し
易さが変化せずに一定(不変)である。遊技球の第1始動口11への入賞は、第1特別図
柄(以下、「特図1」という)の抽選(後述の特図1関係乱数の取得と判定:以下、「特
図1抽選」という)および特図1の可変表示の契機となっている。また、遊技球が第1始
動口11へ入賞すると、所定個数(例えば4個)の遊技球が賞球として払い出される。
電チュー12Dは、作動可能な電チュー開閉部材12kを備えている。電チュー開閉部
材12kは、通常は(通常状態では)、第2始動口12への遊技球の入球が不可能もしく
は極めて困難な閉鎖位置にある。そして、特別状態になると、第2始動口12への遊技球
の入球が可能な開放位置に移動する。このように、電チュー開閉部材12kが開放位置に
移動することを第2始動口12または電チュー12Dの「開状態」ともいい、開状態であ
るときだけ遊技球の第2始動口12への入球が可能となる。一方、電チュー開閉部材12
kが閉鎖位置にあることを第2始動口12または電チュー12Dの「閉状態」ともいう。
また、第2始動口12または電チュー12Dが「開状態」になることを「電チュー12D
が開放する」ともいい、電チュー12Dが「閉状態」になることを「電チュー12Dが閉
鎖する」ともいう。
遊技球の第2始動口12への入賞は、第2特別図柄(以下、「特図2」という)の抽選
(後述の特図2関係乱数の取得と判定:以下、「特図2抽選」という)および特図2の可
変表示の契機となっている。また、遊技球が第2始動口12へ入賞すると、所定個数(例
えば4個)の遊技球が賞球として払い出される。
また、遊技領域6には、遊技球が入球可能な一般入賞口10が設けられている。遊技球
が一般入賞口10へ入賞すると、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出さ
れる。
また、遊技領域6には、遊技球が通過可能なゲート13が設けられている。遊技球のゲ
ート13の通過は、普通図柄(以下、「普図」という)の抽選(すなわち普通図柄乱数の
取得と判定:以下、「普図抽選」という)および普図の可変表示の契機となっている。補
助遊技が実行されることによって電チュー12Dを開放する。すなわち、補助遊技は、電
チュー12Dの開放を伴う遊技である。
また、遊技領域6には、遊技球が入球可能な第1大入賞口14が形成された第1大入賞
装置14D(以下、「通常AT14D」ともいう)が設けられている。
第1大入賞装置14Dは、開状態と閉状態とに作動可能な通常AT開閉部材14kを備
える。通常AT開閉部材14kの作動により第1大入賞口14が開閉する。通常AT開閉
部材14kは、通常では第1大入賞口14を塞ぐ閉状態になっており、遊技球が第1大入
賞口14の中に入球することは不可能もしくは極めて困難である。通常AT開閉部材14
kが開状態に作動すると、遊技球が第1大入賞口14の中に入球することが可能になる。
このように、通常AT開閉部材14kが開状態であるときだけ遊技球の第1大入賞口14
への入球が可能となる。遊技球が第1大入賞口14へ入賞すると、所定個数(例えば14
個)の遊技球が賞球として払い出される。
また、遊技領域6には、遊技球を第2始動口12へ誘導する誘導ステージ12gが設け
られている。なお、誘導ステージ12gの上面を転動する遊技球は、第2始動口12の方
へ向かって流下可能である。
また、遊技領域6には、遊技球が入球可能な第2大入賞口15が形成された第2大入賞
装置15D(以下、「VAT15D」ともいう)が設けられている。第2大入賞装置15
Dは、作動可能なVAT開閉部材15kを備えている。VAT開閉部材15kは、通常で
は第2大入賞口15を塞いでおり、遊技球が第2大入賞口15に入球することは不可能も
しくは極めて困難である。VAT開閉部材15kは開状態をとることができる。VAT開
閉部材15kが開状態であると遊技球の第2大入賞口15への入球が容易となる。一方、
VAT開閉部材15kが第2大入賞口15を塞いでいる状態を「閉状態」ともいう。この
ように、VAT開閉部材15kの作動によって第2大入賞口15が開閉する。遊技球が第
2大入賞口15へ入賞すると、所定個数(例えば14個)の遊技球が賞球として払い出さ
れる。
ここで、図3を用いて、第2大入賞装置15Dについて詳細に説明する。第2大入賞装
置15Dの内部には、第2大入賞口15に入球した遊技球を検知し、遊技球を下方へ通過
させることが可能なゲート状の第2大入賞口センサ15aが設けられている。
第2大入賞口センサ15aの下流域には、遊技球が通過(進入)可能な特定領域16と
非特定領域17とが設けられている。第2大入賞口センサ15aを通過した遊技球は、振
分装置16Dによって、特定領域16か非特定領域17かに振り分けられる。振分装置1
6Dは、略矩形状の平板からなる振分部材16kと、振分部材16kを駆動する振分ソレ
ノイド16sとを備えている。振分部材16kは、振分ソレノイド16sの駆動により、
左右にスライド可能に構成されている。
振分ソレノイド16sが通電されていないとき、振分部材16kは特定領域16への遊
技球の通過を妨げる第1状態(通過阻止状態:図3(A)の正面視で振分部材16kの左
端が特定領域16の左端よりやや右側に位置し、振分部材16kが特定領域16をその直
上で覆う状態)にある。振分部材16kが第1状態にあるときは、第2大入賞口15に入
賞した遊技球は、第2大入賞口センサ15aを通過した後、特定領域16を通過すること
は不可能もしくは極めて困難であり、非特定領域17を通過する。この第2大入賞口15
から非特定領域17まで流下する遊技球のルートを第1のルートという。
一方、振分ソレノイド16sが通電されているとき、振分部材16kは遊技球の特定領
域16の通過(進入)を許容する第2状態(通過許容状態:図3(B)の正面視で振分部
材16kの左端が特定領域16の右端よりやや左側に位置し、振分部材16kが特定領域
16をその直上で覆わず、特定領域16の直上が開放している状態)にある。振分部材1
6kが第2状態にあるときは、第2大入賞口15に入賞した遊技球は、第2大入賞口セン
サ15aを通過したあと特定領域16を通過容易である。この第2大入賞口15から特定
領域16まで流下する遊技球のルートを第2のルートという。
なお、基本的に、振分部材16kは第1状態で保持されている。すなわち、第1状態が
、振分部材16kの通常の状態であるといえる。そして、所定のラウンド遊技(例えば1
0R)においてのみ、振分ソレノイド16sが通電され、第2状態に変化することができ
る。
特定領域16と非特定領域17には、各領域16、17を通過(進入)した遊技球を検
知し、遊技球を下方へ通過させる特定領域センサ16a、非特定領域センサ17aが設け
られている。
なお、第1大入賞装置14Dおよび第2大入賞装置15Dは、遊技に支障をきたさない
範囲で、一方だけを設けるようにすることが可能である。
また、遊技領域6の略最下部には、遊技領域6へ打ち込まれたもののいずれの入賞口に
も入賞しなかった遊技球を遊技領域6の外部へ排出する2つのアウト口19が設けられて
いる。また、図2に示すように、遊技盤1には、画像表示装置50の直ぐ上方に盤装飾プ
レート202が配置されている。盤装飾プレート202は、画像表示装置50よりも前方
に配置されている。盤装飾プレート202の前面側には、発光可能な盤ランプ54が設け
られている。盤ランプ54(特定の装飾部、発光部)は、本パチンコ遊技機PY1のメイ
ンキャラクタの名称である「LOGO」の頭文字である「L」の文字で発光するように構
成されたLEDである。この盤ランプ54は、画像表示装置50の直ぐ上方に配置されて
いため、遊技中に基本的に画像表示装置50の表示部50aを見ている遊技者にとっては
、盤ランプ54は視界に入り易くなっている。
ところで、遊技球が流下可能な遊技領域6は、左右方向の中央より左側の左遊技領域(
第1遊技領域)と、右側の右遊技領域(第2遊技領域)と、に分けることができる。遊技
球が左遊技領域を流下するように遊技球を発射させるハンドル72kの操作態様を「左打
ち」という。一方、遊技球が右遊技領域を流下するように遊技球を発射させるハンドル7
2kの操作態様を「右打ち」という。パチンコ遊技機PY1において、左打ちにて遊技球
を発射したときに遊技球が流下可能な流路を、第1流路R1といい、右打ちにて遊技球を
発射したときに遊技球が流下可能な流路を、第2流路R2という。第1流路R1および第
2流路R2は、多数の遊技くぎなどによっても構成されている。
第1流路R1上には、第1始動口11と、2つの一般入賞口10と、が設けられている
。よって、遊技者は、左打ちにより第1流路R1を流下するように遊技球を発射させるこ
とで、第1始動口11、または、一般入賞口10への入賞を狙うことができる。一方、第
2流路R2上には、第2始動口12と、ゲート13と、第1大入賞口14と、第2大入賞
口15と、が設けられている。よって、遊技者は、右打ちにより第2流路R2を流下する
ように遊技球を発射させることで、ゲート13の通過や、第2始動口12、第1大入賞口
14、または、第2大入賞口15への入賞を狙うことができる。
なお、何れの入賞口(第1始動口11、第2始動口12、一般入賞口10、第1大入賞
口14、および第2大入賞口15)にも入球しなかった遊技球は、アウト口19へ誘導さ
れて排出される。また、各入賞口への入賞による賞球数は、適宜に設定することが可能で
ある。
また、遊技盤1の前面に形成された遊技領域6の下方の左隣(遊技領域6以外の部分)
には表示器類8が配置されている。図4に示すように、表示器類8には、特図1を可変表
示する特図1表示器81a、特図2を可変表示する特図2表示器81b、及び、普図を可
変表示する普図表示器82が含まれている。また、表示器類8には、後述する特図1保留
数(U1:特図1表示器81aによる特図1の可変表示が保留されている数)を表示する
特図1保留表示器83a、および後述する特図2保留数(U2:特図2表示器81bによ
る特図2の可変表示が保留されている数)を表示する特図2保留表示器83bが含まれて
いる。
特図1の可変表示は、第1始動口11への遊技球の入賞を契機に特図1抽選が行われる
と実行される。また、特図2の可変表示は、第2始動口12への遊技球の入賞を契機に特
図2抽選が行われると実行される。なお、以下の説明では、特図1および特図2を総称し
て特図といい、特図1抽選および特図2抽選を総称して特図抽選という。また、特図1表
示器81aおよび特図2表示器81bを総称して特図表示器81という。さらに、特図1
保留表示器83aおよび特図2保留表示器83bを総称して特図保留表示器83という。
特図の可変表示は、特図抽選の結果を報知する。特図の可変表示では、特図が可変表示
したあと停止表示する。停止表示される特図(停止特図、可変表示の表示結果として導出
表示される特別図柄)は、特図抽選によって複数種類の特図の中から選択された一つの特
図である。停止特図が予め定めた特定の特図(特定の停止態様の特図すなわち大当たり図
柄)である場合には、大入賞口(第1大入賞口14及び第2大入賞口15)を開放させる
大当たり遊技(特別遊技の一例)が行われる。
特図表示器81は、例えば横並びに配された8個のLED(Light Emitti
ng Diode)から構成され、その点灯態様によって特図抽選の結果に応じた特図を
表示する。例えば特図抽選の結果が大当たり(後述の複数種類の大当たりのうちの一つ)
である場合には、特図表示器81は、「□□■■□□■■」(□:点灯、■:消灯)とい
うように左から1,2,5,6番目にあるLEDの点灯で構成される大当たり図柄を表示
する。また、特図抽選の結果がハズレである場合には、特図表示器81「■■■■■■■
□」というように一番右にあるLEDのみの点灯で構成されるハズレ図柄を表示する。な
お、特図抽選の結果に対応するLEDの点灯態様は限定されず、適宜に設定することがで
きる。よって、例えば、ハズレ図柄として全てのLEDを消灯させてもよい。
また、特図の可変表示において、特図が停止表示される前には所定の変動時間にわたっ
て特図の可変表示がなされる。特図の可変表示の態様は、例えば左から右へ光が繰り返し
流れるように各LEDが点灯する態様である。なお、特図の可変表示の態様は、特に限定
されず、各LEDが停止表示(特定の態様での点灯表示)されていなければ、全LEDが
一斉に点滅するなど適宜に設定してよい。
ところで、パチンコ遊技機PY1では、第1始動口11または第2始動口12への遊技
球の入賞(入球)があると、特図抽選などを行うための各種乱数(数値情報や判定情報の
一例)が取得されること(所定条件が成立すること)がある。この各種乱数は、特図保留
として後述の特図保留記憶部105に一旦記憶される。なお、以下において、第1始動口
11への遊技球の入賞(入球)により取得された各種乱数のことを「特図1関係乱数」と
いい、第2始動口12への遊技球の入賞(入球)により取得された各種乱数のことを「特
図2関係乱数」という。ここで、特図1関係乱数は、特図1保留として、特図保留記憶部
105の中の特図1保留記憶部105aに記憶される。一方、特図2関係乱数は、特図2
保留として、特図保留記憶部105の中の特図2保留記憶部105bに記憶される。特図
1保留記憶部105aに記憶可能な特図1保留の数(特図1保留数)および特図2保留記
憶部105bに記憶可能な特図2保留の数(特図2保留数)には上限(例えば4個)を設
定することが可能である。なお、以下において、特図1保留と特図2保留を総称して「特
図保留」といい、特図1保留数と特図2保留数を総称して「特図保留数」という。また、
特図1関係乱数と特図2関係乱数とを総称して「特図関係乱数」という。
パチンコ遊技機PY1では、遊技球が第1始動口11または第2始動口12へ入賞した
後すぐに特図の可変表示が行われない場合、具体的には、特図の可変表示の実行中や大当
たり遊技の実行中に入賞があった場合、その入賞に対する特図の可変表示(あるいは、特
図抽選の権利)を留保することができる。特図保留記憶部105に記憶された特図保留は
、その特図保留に基づく特図の可変表示が可能となったときに消化される。すなわち、特
図保留の消化とは、その特図保留に対応する特図関係乱数等を判定して、その判定結果を
示すための特図の可変表示を実行することをいう。
そして、特図保留数は、特図保留表示器83に表示される。特図1保留表示器83aと
特図2保留表示器83bのそれぞれは、例えば4個のLEDで構成されており、特図保留
数の分だけLEDを点灯させることにより特図保留数を表示することが可能である。
また、普図の可変表示は、普図抽選の結果を報知する。普図の可変表示では、普図が可
変表示したあと停止表示する。停止表示される普図(停止普図、可変表示の表示結果とし
て導出表示される普図)は、普図抽選によって複数種類の普図の中から選択された一つの
普図である。停止表示された普図が予め定めた特定の普図(所定の停止態様の普図すなわ
ち当たり図柄)である場合には、第2始動口12(電チュー12D)を開放させる補助遊
技が行われる。
普図表示器82は、例えば2個のLEDから構成されており、その点灯態様によって普
図抽選の結果に応じた普図を表示する。普図抽選の結果が当たりである場合には、普図表
示器82は、「□□」(□:点灯、■:消灯)というように両LEDの点灯で構成される
当たり図柄を表示する。また普図抽選の結果がハズレである場合には、「■□」というよ
うに右のLEDのみの点灯で構成されるハズレ図柄を表示する。ハズレ図柄として全ての
LEDを消灯させる態様を採用してもよい。なお、普図抽選の結果に対応するLEDの点
灯態様は限定されず、適宜に設定することができる。
また、普図が停止表示される前には所定の変動時間にわたって普図の可変表示が行われ
る。普図の可変表示の態様は、例えば両LEDが交互に点灯するという態様である。なお
、普図の可変表示の態様は、特に限定されず、各LEDが停止表示(特定の態様での点灯
表示)されていなければ、全LEDが一斉に点滅するなど適宜に設定してもよい。
パチンコ遊技機PY1では、遊技球がゲート13を通過すると、普図抽選を行うための
普通図柄乱数(数値情報や判定情報の一例)が取得されることがある。この乱数は、普図
の可変表示または補助遊技が実行されていないことを条件に、後述の普図保留記憶部10
6に記憶される。普図保留記憶部106に記憶可能な普図保留の数(普図保留数)には上
限(例えば4個)を設定することが可能である。なお、以下において、遊技球がゲート1
3を通過することにより取得された普通図柄乱数のことを「普図関係乱数」ともいう。
次に、図5を用いて、遊技盤1の背面に取り付けられた演出用ユニット1Uについて説
明する。演出用ユニット1Uは、主に演出を行う複数の装置をユニット化したものである
。演出用ユニット1Uには、画像表示装置50、第1盤可動装置(以下「盤上可動装置」
)55、第2盤可動装置(以下「盤下可動装置」)56が搭載されている。
画像表示装置50は、例えば20インチの3D液晶ディスプレイ,ドット表示器,7セ
グ表示器等で構成され、図柄等を表示可能な表示部50aを具備する。
盤上可動装置55は、表示部50aよりも前方に配置され、表示部50aに沿って移動
可能であり、装飾が施された盤上可動体55kを具備する。盤下可動装置56は、表示部
50aよりも前方に配置され、表示部50aに沿って移動可能であり、装飾が施された盤
下可動体56k(可動体)を具備する。
図5(A)は、盤上可動体55kおよび盤下可動体56kが作動していない通常の待機
状態(初期位置)で保持されている様子を概略化して表している。盤上可動装置55の駆
動源が駆動すると、盤上可動体55kは下向きに移動(下降)し、盤下可動装置56の駆
動源が駆動すると、盤下可動体56kは上向きに移動(上昇)する。このとき、画像表示
装置50は下降した盤上可動体55kまたは上昇した盤下可動体56kに覆われ、画像表
示装置50は視認困難となる。
なお、遊技盤ユニットYUに設けられる部材や装置の位置や数は、遊技に支障をきたさ
ない範囲で適宜に変更可能である。
2.遊技機の電気的構成
次に、図6~図7に基づいて、パチンコ遊技機PY1における電気的な構成を説明する
。図6~図7に示すように、パチンコ遊技機PY1は、特図抽選、特図の可変表示、大当
たり遊技、後述する遊技状態の設定、普図抽選、普図の可変表示、補助遊技などの遊技利
益に関する制御(遊技の進行)を行う遊技制御基板(以下「主制御基板」)100、主制
御基板100による遊技の進行に応じた遊技演出(特図変動演出、保留演出、大当たり遊
技演出)、客待ち演出、通常ボタン40や特殊ボタン41の操作が有効な期間(操作有効
期間)において操作を促す操作促進演出などの演出に関する制御を行う演出制御基板(以
下「サブ制御基板」)120、および、遊技球の払い出しに関する制御などを行う払出制
御基板170等を、遊技盤1の画像表示装置50よりさらに背面側に備えている。主制御
基板100を、遊技の制御を行う遊技制御部と位置づけることができる。また、サブ制御
基板120を、後述する画像制御基板140、ランプ制御回路151、および音声制御回
路161とともに、演出の制御を行う演出制御部と位置づけることができる。なお、演出
制御部は、少なくともサブ制御基板120を備え、演出手段(画像表示装置50、スピー
カ52(出力手段)、枠ランプ53、盤ランプ54、および、可動装置55,56等)を
用いた遊技演出、客待ち演出、および操作促進演出を制御可能であればよい。
また、パチンコ遊技機PY1は、電源基板190を備えている。電源基板190は、主
制御基板100、サブ制御基板120、及び払出制御基板170に対して電力を供給する
とともに、これらの基板を介してその他の機器に対して必要な電力を供給する。電源基板
190には、バックアップ電源回路192が設けられている。バックアップ電源回路19
2は、パチンコ遊技機PY1に対して電力が供給されていない場合に、後述する主制御基
板100の遊技用RAM104やサブ制御基板120の演出用RAM124に対して電力
を供給する。従って、主制御基板100の遊技用RAM104やサブ制御基板120の演
出用RAM124に記憶されている情報は、パチンコ遊技機PY1の電断時であっても保
持される。また、電源基板190には、電源スイッチ191が接続されている。電源スイ
ッチ191のON操作またはOFF操作により、電源の投入と遮断とが切り換えられる。
なお、主制御基板100の遊技用RAM104に対するバックアップ電源回路を主制御基
板100に設けたり、サブ制御基板120の演出用RAM124に対するバックアップ電
源回路をサブ制御基板120に設けたりしてもよい。
図6に示すように、主制御基板100には、プログラムに従ってパチンコ遊技機PY1
の遊技の進行を制御する遊技制御用ワンチップマイコン(以下「遊技制御用マイコン」)
101が実装されている。遊技制御用マイコン101(遊技制御手段)には、遊技の進行
を制御するためのプログラムやテーブル等を記憶した遊技用ROM(Read Only
Memory)103、ワークメモリとして使用される遊技用RAM(Random
Access Memory)104、および遊技用ROM103に記憶されたプログラ
ムを実行する遊技用CPU(Central Processing Unit)102
が含まれている。
遊技用ROM103には、後述する主制御メイン処理やメイン側タイマ割り込み処理な
どを行うためのプログラムが格納されている。また、遊技用ROM103には、後述する
大当たり判定テーブル、大当たり図柄種別判定テーブル、リーチ判定テーブル、特図変動
パターン判定テーブル、先読み判定テーブル、大当たり遊技制御テーブル、当たり判定テ
ーブル、普図変動パターン判定テーブル、補助遊技制御テーブルなどが格納されている。
なお、遊技用ROM103は外付けであってもよい。また、遊技用RAM104には、前
述した特図保留記憶部105や普図保留記憶部106などが設けられている。
また、主制御基板100には、データや信号の入出力を行うための遊技用I/O(In
put/Output)ポート部118、および遊技用RAM104に記憶されている情
報を遊技用CPU102にクリアさせるためのRAMクリアスイッチ119が実装されて
いる。
主制御基板100には、所定の中継基板(図示なし)を介して各種センサ類MSや各種
アクチュエータ類MAが接続されている。そのため、主制御基板100には、各種センサ
類MSが出力した信号が入力する。また、主制御基板100は、各種アクチュエータ類M
Aに信号を出力する。
主制御基板100に接続されている各種センサ類MSには、第1始動口11に入賞した
遊技球を検知する第1始動口センサ、第2始動口12に入賞した遊技球を検知する第2始
動口センサ、一般入賞口10に入賞した遊技球を検知する一般入賞口センサ、ゲート13
を通過した遊技球を検知するゲートセンサ、第1大入賞口14に入賞した遊技球を検知す
る第1大入賞口センサ、第2大入賞口15に入賞した遊技球を検知する第2大入賞口セン
サ15a、特定領域16を通過(特定領域16に進入)した遊技球を検知する特定領域セ
ンサ16a、および、非特定領域17を通過(非特定領域17に進入)した遊技球を検知
する非特定領域センサ17aが含まれている。各センサは、遊技球を検知すると、その検
知内容に応じた信号を主制御基板100に出力する。なお、主制御基板100に接続され
るセンサの種類や数は、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更可能である。
また、主制御基板100に接続されている各種アクチュエータ類MAには、電チュー1
2Dの電チュー開閉部材12kを駆動する電チューソレノイド、第1大入賞装置14Dの
通常AT開閉部材14kを駆動する第1大入賞口ソレノイド、第2大入賞装置15DのV
AT開閉部材15kを駆動する第2大入賞口ソレノイド、および、振分装置16Dの振分
部材16kを駆動する振分ソレノイド16sが含まれている。なお、主制御基板100に
接続されるアクチュエータの種類や数は、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更可能
である。
さらに主制御基板100には、表示器類8(特図表示器81、普図表示器82、および
、特図保留表示器83)が接続されている。これらの表示器類8の表示制御は、遊技制御
用マイコン101によりなされる。
また主制御基板100は、払出制御基板170に各種コマンドを送信するとともに、払
い出し監視のために払出制御基板170から信号を受信する。払出制御基板170には、
カードユニットCU(パチンコ遊技機PY1に隣接して設置され、挿入されているプリペ
イドカード等の情報に基づいて球貸しを可能にするもの)、および賞球払出装置73が接
続されているとともに、発射制御回路175を介して発射装置72が接続されている。な
お、発射装置72には、ハンドル72k(図1参照)が含まれる。
払出制御基板170は、遊技制御用マイコン101からの信号や、接続されたカードユ
ニットCUからの信号に基づいて、賞球払出装置73や貸球払出装置74を用いて、賞球
の払い出しを行ったり、貸球の払い出しを行ったりする。払い出される遊技球の数は、払
出制御基板170に出力される。
また、発射装置72には、遊技者などの人のハンドル72k(図1参照)への接触を検
知可能なタッチスイッチが設けられている。遊技者によるハンドル72kの操作があった
場合には、タッチスイッチが遊技者のハンドル72kへの接触を検知し、検知信号を払出
制御基板170に出力する。また、発射装置72には、ハンドル72kの回転角度(操作
量)を検出可能な発射ボリュームつまみが接続されている。発射装置72は、発射ボリュ
ームつまみが検出したハンドル72kの回転角度に応じた強さで遊技球が発射されるよう
発射ソレノイドを駆動させる。なお、パチンコ遊技機PY1においては、ハンドル72k
への回転操作が維持されている状態では、約0.6秒毎に1球の遊技球が発射されるよう
になっている。
また主制御基板100は、遊技の進行に応じて、サブ制御基板120に対し、遊技に関
する情報を含んだ各種コマンドを送信する。サブ制御基板120は、主制御基板100か
ら送られる各種コマンドに基づいて、主制御基板100による遊技の進行状況(遊技の制
御内容)を把握することができる。なお、主制御基板100とサブ制御基板120との接
続は、主制御基板100からサブ制御基板120への信号の送信のみが可能な単方向通信
接続となっている。すなわち、主制御基板100とサブ制御基板120との間には、通信
方向規制手段としての図示しない単方向性回路(例えばダイオードを用いた回路)が介在
している。
図7に示すように、サブ制御基板120には、プログラムに従ってパチンコ遊技機PY
1の演出を制御する演出制御用ワンチップマイコン(以下「演出制御用マイコン」)12
1が実装されている。演出制御用マイコン121(演出制御手段)には、主制御基板10
0による遊技の進行に伴って演出を制御するためのプログラム等を記憶した演出用ROM
123、ワークメモリとして使用される演出用RAM124、および演出用ROM123
に記憶されたプログラムを実行する演出用CPU122が含まれている。
また、演出用ROM123には、後述するサブ制御メイン処理、受信割り込み処理、お
よび、サブ側タイマ割り込み処理などを行うためのプログラムが格納されている。なお、
演出用ROM123は外付けであってもよい。
また、サブ制御基板120には、データや信号の入出力を行うための演出用I/Oポー
ト部138、およびRTC(Real Time Clock)139が実装されている
。RTC139は、現時点の日時(日付及び時刻)を計測する。RTC139は、パチン
コ遊技機PY1に、所定の島電源供給装置(図示なし)から電力が供給されているときに
はその電力によって動作し、島電源供給装置から電力が供給されていないときには、電源
基板190が備えるバックアップ電源回路192から供給される電力によって動作する。
このため、RTC139は、パチンコ遊技機PY1の電源が投入されていないときにも現
在の日時を計測することが可能である。なお、RTC139に対するバックアップ電源回
路をサブ制御基板120に設けてもよい。バックアップ電源回路には、コンデンサや内蔵
電池(ボタン電池等)を含む回路を採用することができる。
サブ制御基板120には、画像制御基板140が接続されている。サブ制御基板120
の演出制御用マイコン121は、主制御基板100から受信したコマンドに基づいて、す
なわち、主制御基板100による遊技の進行に応じて、画像制御基板140の画像用CP
U141に画像表示装置50の表示制御を行わせる。なお、サブ制御基板120と画像制
御基板140との接続は、サブ制御基板120から画像制御基板140への信号の送信と
、画像制御基板140からサブ制御基板120への信号の送信の双方が可能な双方向通信
接続となっている。
画像制御基板140は、画像制御のためのプログラム等を記憶した画像用ROM142
、ワークメモリとして使用される画像用RAM143、及び、画像用ROM142に記憶
されたプログラムを実行する画像用CPU141を備えている。また、画像制御基板14
0は、画像表示装置50に表示される画像のデータを記憶したCGROM145、CGR
OM145に記憶されている画像データの展開等に使用されるVRAM146、及び、V
DP(Video Display Processor)144を備えている。勿論、
これらの電子部品の全部又は一部がワンチップで構成されていてもよい。CGROM14
5には、例えば、画像表示装置50に表示される画像を表示するための画像データ(静止
画データや動画データ、具体的にはキャラクタ、アイテム、図形、文字、数字および記号
等(演出図柄を含む)や背景画像等の画像データ)が格納されている。
VDP144は、演出制御用マイコン121からの指令に基づき画像用CPU141に
よって作成されるディスプレイリストに従って、CGROM145から画像データを読み
出してVRAM146内の展開領域に展開する。そして、展開した画像データを適宜合成
してVRAM146内のフレームバッファに画像を描画する。そしてフレームバッファに
描画した画像をRGB信号として画像表示装置50に出力する。これにより、種々の演出
画像が表示部50aに表示される。
なお、ディスプレイリストは、フレーム単位で描画の実行を指示するためのコマンド群
で構成されている。ディスプレイリストには、描画する画像の種類、画像を描画する位置
、表示の優先順位、表示倍率、画像の透過率等の種々のパラメータの情報が含まれている
演出制御用マイコン121は、主制御基板100から受信したコマンドに基づいて、す
なわち、主制御基板100による遊技の進行に応じて、音声制御回路161を介してスピ
ーカ52から音声、楽曲、効果音等を出力する。
スピーカ52から出力する音声等の音声データは、サブ制御基板120の演出用ROM
123に格納されている。なお、音声制御回路161を、基板にしてCPUを実装しても
よい。この場合、そのCPUに音声制御を実行させてもよい。さらにこの場合、基板にR
OMを実装し、そのROMに音声データを格納してもよい。また、スピーカ52を画像制
御基板140に接続し、画像制御基板140の画像用CPU141に音声制御を実行させ
てもよい。さらにこの場合、画像制御基板140の画像用ROM142に音声データを格
納してもよい。
また、サブ制御基板120には、所定の中継基板(図示なし)を介して、入力部となる
各種スイッチ類、駆動源となる各種アクチュエータ類SA、各種ランプ類SLが接続され
ている。サブ制御基板120には、各種スイッチ類が出力した信号が入力する。また、サ
ブ制御基板120は、各種アクチュエータ類SAに信号を出力する。また、サブ制御基板
120は、主制御基板100から受信したコマンドなどに基づいて、ランプ制御回路15
1を介して各種ランプ類SLの点灯制御を行う。
サブ制御基板120に接続されている各種スイッチ類には、通常ボタン検出スイッチ4
0aおよび特殊ボタン検出スイッチ41aが含まれている。通常ボタン検出スイッチ40
aは、通常ボタン40が押下操作されたことを検出する。特殊ボタン検出スイッチ41a
は、特殊ボタン41が押下操作されたことを検出する。各検出スイッチ40a,41aは
、検出内容に応じた信号をサブ制御基板120に出力する。なお、サブ制御基板120に
接続されるスイッチの種類や数は、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更可能である
サブ制御基板120に接続された各種アクチュエータ類SAには、盤上可動装置55,
盤下可動装置56,枠可動装置58等を駆動するモータ(盤上可動装置モータ55a、盤
下可動装置モータ56a等)が含まれ(図7参照)、モータを駆動して、各可動装置に所
定の動作を行わせることが可能である。詳細には演出制御用マイコン121は、各可動装
置の動作態様を決める動作パターンデータを作成し、ランプ制御回路151を介して、各
可動装置の動作を制御する。なお、サブ制御基板120に接続されるアクチュエータの種
類や数は、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更可能である。
サブ制御基板120に接続された各種ランプ類SLには、枠ランプ53,盤ランプ54
,LOGOランプ201等が含まれ(図7参照)、各ランプを発光させる。詳細には演出
制御用マイコン121は、各ランプの発光態様を決める発光パターンデータ(点灯/消灯
や発光色等を決めるデータ、ランプデータともいう)を作成し、発光パターンデータに従
って各ランプの発光を制御する。なお、発光パターンデータの作成にはサブ制御基板12
0の演出用ROM123に格納されているデータを用いる。
なお、ランプ制御回路151を基板にしてCPUを実装してもよい。この場合、そのC
PUに、各ランプの点灯制御、および、各可動装置の動作制御を実行させてもよい。さら
にこの場合、基板にROMを実装して、そのROMに発光パターンや動作パターンに関す
るデータを格納してもよい。また、サブ制御基板120に接続されるランプの種類や数は
、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更可能である。
3.遊技機による主な遊技
次に、パチンコ遊技機PY1により行われる主な遊技について、図8~図15を用いて
説明する。
3-1.普図に関わる遊技
最初に、普図に関わる遊技について説明する。パチンコ遊技機PY1は、発射された遊
技球がゲート13を通過すると、普図抽選を行う。普図抽選を行うと、普図表示器82に
おいて、普図の可変表示(変動表示を行った後に停止表示)を行う。ここで、停止表示さ
れる普図には、当たり図柄とハズレ図柄とがある。なお、普図のハズレ図柄については、
後述する特図のハズレ図柄と区別をするために「ハズレ普図」ともいう。当たり図柄が停
止表示されると補助遊技が実行されて、当該ゲート13の通過に係る遊技が終了する。一
方、ハズレ普図が停止表示されると、補助遊技は行われず、当該ゲート13の通過に係る
遊技が終了する。また、以下において、普図の可変表示または補助遊技が行われていない
ときに遊技球がゲート13を通過することを「普図変動始動条件の成立」という。
パチンコ遊技機PY1は、このような一連の遊技(普図抽選、普図の可変表示、補助遊
技)を行うにあたり、普図変動始動条件の成立により、普図関係乱数を取得する。取得す
る普図関係乱数には、図8(A)に示すように、普通図柄乱数がある。普通図柄乱数は当
たり判定を行うための乱数(判定情報)である。各乱数には、適宜に範囲が設けられてい
る。
3-1-1.当たり判定
当たり判定は、図9(A)に示すような1または複数の当たり判定テーブルを用いて、
当たりか否か(補助遊技を実行するか否か)を決定するための判定である。当たり判定テ
ーブルは、後述する遊技状態に関連付けることが可能である。すなわち、遊技状態には非
時短状態と時短状態とが含まれ、当たり判定テーブルとして、非時短状態で用いる当たり
判定テーブル(非時短用当たり判定テーブル)と、時短状態で用いる当たり判定テーブル
(時短用当たり判定テーブル)と、を区別することが可能である。各当たり判定テーブル
では、当たり判定の結果である当たりとハズレに、普通図柄乱数の判定値(普通図柄乱数
値)が振り分けられている。よって、パチンコ遊技機PY1は、取得した普通図柄乱数を
当たり判定テーブルに照合して、当たりかハズレかの当たり判定を行う。そして、当たり
判定の結果に基づいて、普図の可変表示を行うための普図変動パターン判定を行う。当た
り判定の結果が当たりであると、基本的には、普図の可変表示で当たり図柄が停止表示さ
れる。一方、当たり判定の結果がハズレであると、基本的には、普図の可変表示でハズレ
普図が停止表示される。また、当たりの当選確率については、適宜に変更することが可能
である。
3-1-2.普図変動
普図変動パターン判定は、図9(B)に示すような1または複数の普図変動パターン判
定テーブルを用いて、普図変動パターンを決定するための判定である。普図変動パターン
とは、普図変動時間などの普図の可変表示に関する所定事項に関する識別情報である。
普図変動パターン判定テーブルは、遊技状態に関連付けることが可能である。すなわち
、普図変動パターン判定テーブルとして、非時短状態のときに用いられる普図変動パター
ン判定テーブル(非時短普図変動パターン判定テーブル)と、時短状態のときに用いられ
る普図変動パターン判定テーブル(時短普図変動パターン判定テーブル)と、を区別する
ことが可能である。
各普図変動パターン判定テーブルには、普図変動パターン判定の結果である普図変動パ
ターンが、停止される普図毎に1つ格納されている。すなわち、パチンコ遊技機PY1は
、非時短状態においてと時短状態においてとで、普図変動時間を異ならせることが可能で
ある。例えば、非時短状態においては、ハズレの普図(ハズレ普図)を停止表示する場合
の普図の可変表示については普図変動時間が例えば30秒となる普図変動パターンに決定
し、当たり図柄を停止表示する場合の普図の可変表示については普図変動時間が例えば3
0秒となる普図変動パターンに決定する。また、時短状態においては、ハズレ普図を停止
表示する場合の普図の可変表示については普図変動時間が例えば5秒となる普図変動パタ
ーンに決定し、当たり図柄を停止表示する場合の普図の可変表示については普図変動時間
が例えば5秒となる普図変動パターンに決定する。この判定で決定された普図変動パター
ンに対応付けられた普図変動時間の普図の可変表示が、普図表示器82で行われる。また
、これら普図変動時間については、適宜に変更することが可能である。このように、当た
り判定、および、普図変動パターン判定が行われることによって、普図表示器82におい
て普図の可変表示が行われる。
3-1-3.補助遊技
補助遊技は、普図の可変表示で、表示結果(普図抽選の結果)として、当たり図柄が停
止表示(導出)されると実行される。
補助遊技は、補助遊技を構成する要素(補助遊技構成要素)、すなわち、電チュー12
Dが開放する回数、および各開放についての開放時間などの様々な要素が含まれている。
そして、これらの各要素は、遊技状態に対応付けられている。パチンコ遊技機PY1は、
遊技状態に基づいて、図9(C)に示すような1または複数の補助遊技制御テーブルを用
いて補助遊技を制御する。補助遊技制御テーブルは、遊技状態に対応付けられている。各
補助遊技制御テーブルには、補助遊技構成要素が格納されている。また、これらの各要素
における開放回数や開放時間については、適宜に変更することが可能である。
パチンコ遊技機PY1は、非時短状態における補助遊技と時短状態における補助遊技と
で、電チュー12Dの開放時間を異ならせることが可能である。例えば、非時短状態にお
ける補助遊技では、第1の開放時間(遊技球を電チュー12Dに入賞させるのが困難な時
間(例えば0.08秒))だけ電チュー12Dを開放する。なお、以下において、非時短
状態における補助遊技のことを「ショート開放補助遊技」ともいう。また、時短状態にお
ける補助遊技では、第1の開放時間よりも長い第2の開放時間(遊技球を電チュー12D
に入賞させるのが容易な時間(例えば3.00秒))だけ電チュー12Dを開放する。な
お、以下において、時短状態における補助遊技のことを「ロング開放補助遊技」ともいう
3-2.特図に関わる遊技
次に、特図に関わる遊技について説明する。パチンコ遊技機PY1は、発射された遊技
球が第1始動口11に入賞すると、特図1抽選を行う。特図1抽選が行われると、特図1
表示器81aにおいて、特図1の可変表示(変動表示を行った後に停止表示)を行って、
特図1抽選の結果を報知する。ここで、停止表示される特図1には、大当たり図柄および
ハズレ図柄がある。すなわち、特図1抽選の結果には大当たり、およびハズレがある。大
当たり図柄が停止表示されると大当たり遊技が実行され、新たな遊技状態が設定されて、
当該入賞に基づく遊技が終了する。一方、ハズレ図柄が停止表示されると、大当たり遊技
が行われず、当該入賞に基づく遊技が終了する。
同様に、パチンコ遊技機PY1は、発射された遊技球が第2始動口12に入賞すると、
特図2抽選を行う。特図2抽選が行われると、特図2表示器81bにおいて、特図2の可
変表示(変動表示を行った後に停止表示)を行って、特図2抽選の結果を報知する。ここ
で、停止表示される特図2には、大当たり図柄、およびハズレ図柄がある。すなわち、特
図2抽選の結果には、大当たり、およびハズレがある。大当たり図柄が停止表示されると
大当たり遊技が実行され、新たな遊技状態が設定されて、当該入賞に基づく遊技が終了す
る。一方、ハズレ図柄が停止表示されると大当たり遊技が行われず、当該入賞に基づく遊
技が終了する。
なお、以下において、第1始動口11に遊技球が入賞することを「第1始動条件の成立
」といい、第2始動口12に遊技球が入賞することを「第2始動条件の成立」という。ま
た、「第1始動条件の成立」と「第2始動条件の成立」をまとめて「始動条件の成立」と
総称する。また、特別図柄のハズレ図柄については、前述の普図のハズレ図柄と区別する
ために「ハズレ特図」ともいう。
パチンコ遊技機PY1は、このような一連の遊技(特図抽選、特図の可変表示、大当た
り遊技、遊技状態の設定)を行うにあたり、始動条件の成立により、特図関係乱数を取得
し、当該乱数について種々の判定を行う。取得する特図関係乱数には、図8(B)に示す
ように、特別図柄乱数(大当たり乱数)、大当たり図柄種別乱数、リーチ乱数および特図
変動パターン乱数がある。特別図柄乱数は大当たり判定を行うための乱数である。大当た
り図柄種別乱数は大当たり図柄種別判定を行うための乱数である。リーチ乱数はリーチ判
定を行うための乱数である。特図変動パターン乱数は特別図柄の変動パターン判定を行う
ための乱数である。各乱数には、適宜に範囲が設けられている。なお、乱数を判定情報と
言うこともある。
3-2-1.大当たり判定
大当たり判定は、図10(A)に示すような1または複数の大当たり判定テーブルを用
いて、大当たりか否か(大当たり遊技を実行するか否か)を決定するための判定である。
遊技状態には、通常確率状態と高確率状態とが含まれ、大当たり判定テーブルは、通常確
率状態であるか高確率状態であるかに関連付けられている。すなわち、大当たり判定テー
ブルとして、通常確率状態において用いられる大当たり判定テーブル(通常確率用大当た
り判定テーブル)と、高確率状態において用いられる大当たり判定テーブル(高確率用大
当たり判定テーブル)と、を区別することが可能である。
各大当たり判定テーブルでは、大当たり判定の結果である大当たり、およびハズレに、
特別図柄乱数の判定値(特別図柄乱数値)が振り分けられている。パチンコ遊技機PY1
は、取得した特別図柄乱数を大当たり判定テーブルに照合して、大当たり、またはハズレ
の何れであるかを判定する。図10(A)に示すように、高確率用大当たり判定テーブル
の方が、通常確率用大当たり判定テーブルよりも、大当たりと判定される特別図柄乱数判
定値が多く設定されている。また、大当たりの当選確率については、適宜に変更すること
が可能である。
3-2-2.大当たり図柄種別判定
大当たり図柄種別判定は、大当たり判定の結果が大当たりである場合に、図10(B)
に示すような1または複数の大当たり図柄種別判定テーブルを用いて大当たり図柄の種別
(大当たり図柄種別)を決定するための判定である。大当たり図柄の種別毎に、大当たり
の内容、換言すれば、遊技者に付与される遊技特典などで構成される大当たりの構成要素
を対応付けることが可能である。
大当たり図柄種別判定テーブルは、可変表示される特別図柄の種別、言い換えれば、当
該大当たり図柄種別判定が起因する(当該大当たり図柄種別判定を発生させた)入賞が行
われた始動口の種別に関連付けることが可能である。すなわち、大当たり図柄種別判定テ
ーブルとして、特図1の可変表示を行うときに用いられる大当たり図柄種別判定テーブル
(第1大当たり図柄種別判定テーブル)と、特図2の可変表示を行うときに用いられる大
当たり図柄種別判定テーブル(第2大当たり図柄種別判定テーブル)と、を区別すること
が可能である。
大当たり図柄には複数種類の種別があり、各大当たり図柄種別判定テーブルでは、大当
たり図柄種別判定の結果である大当たり図柄種別に、大当たり図柄種別乱数の判定値(大
当たり図柄種別乱数値)が振り分けられている。よって、パチンコ遊技機PY1は、取得
した大当たり図柄種別乱数を大当たり図柄種別判定テーブルに照合して、大当たり図柄の
種別を判定する。そして、第1大当たり図柄種別判定テーブルおよび第2大当たり図柄種
別判定テーブルでは、大当たり図柄種別乱数値が各種大当たり図柄に適宜に振り分けられ
ている。また、大当たり図柄種別の振分率については、適宜に変更することが可能である
。また、大当たり図柄の種別については、適宜に増加したり減少したりすることが可能で
ある。
例えば、図10(B)に示すように、特図1についての大当たり図柄種別判定による大
当たり図柄種別の振分率を、大当たり図柄Xが50%、大当たり図柄Yが50%にし、特
図2についての大当たり図柄種別判定による大当たり図柄種別の振分率を、大当たり図柄
Zが100%にすることが可能である。このように、第1始動口11に遊技球が入賞して
行われる特図1抽選と、第2始動口12に遊技球が入賞して行われる特図2抽選とで、大
当たり図柄種別の振分率を異ならせることが可能である。
3-2-3.リーチ判定
リーチ判定は、大当たり判定の結果がハズレである場合に、図10(C)に示すような
1または複数のリーチ判定テーブルを用いて、後述する特図変動演出でリーチを発生させ
るか否かを決定するための判定である。
リーチ判定テーブルは、遊技状態に関連付けることが可能である。すなわち、リーチ判
定テーブルとして、非時短状態のときに用いられるリーチ判定テーブル(非時短用リーチ
判定テーブル)と、時短状態のときに用いられるリーチ判定テーブル(時短用リーチ判定
テーブル)と、を区別することが可能である。
各リーチ判定テーブルでは、リーチ判定の結果である「リーチ有り(リーチを発生させ
る)」と「リーチ無し(リーチを発生させない)」に、リーチ乱数の判定値(リーチ乱数
値)が振り分けられている。よって、パチンコ遊技機PY1は、取得したリーチ乱数をリ
ーチ判定テーブルに照合して、リーチ有りかリーチ無しか(リーチを発生させる否か)を
判定する。図10(C)に示すように、非時短用リーチ判定テーブルと時短用リーチ判定
テーブルとで、「リーチ有り(リーチを発生させる)」と判定されるリーチ乱数値の数を
異ならせることが可能である。なお、以下において、大当たり判定の結果が「ハズレ」で
あることを前提に行われる「リーチ有り(リーチを発生させる)」のことを「リーチ有り
ハズレ」といい、「リーチ無し(リーチを発生させない)」のことを「リーチ無しハズレ
」ということもある。
3-2-4.特図変動
特図変動パターン判定は、図11~図12に示すような1または複数の特別図柄の変動
パターン判定テーブル(特図変動パターン判定テーブル)を用いて、特図の可変表示の変
動パターン(特図変動パターン)を決定するための判定であり、大当たり判定の結果が大
当たり、およびハズレの何れの場合にも行われる。特図変動パターンとは、特図変動時間
や後述する特図変動演出の演出フロー(演出内容)などに関する所定事項を識別するため
の識別情報である。なお、特図変動パターンには、特図変動時間や特図変動演出の演出フ
ロー(演出内容)の他、大当たり判定の結果とリーチ判定の結果に関する識別情報を含ま
せることが可能である。特図変動パターンとして、それぞれ識別情報が異なる複数種類の
特図変動パターンを用いることが可能であり、その数は適宜に変更することが可能である
特図変動パターン判定テーブルは、判定対象となる可変表示を行う特別図柄の種別、言
い換えれば、当該特図変動パターン判定が起因する入賞が行われた始動口の種別に関連付
けることが可能である。すなわち、特図変動パターン判定テーブルとして、特図1の可変
表示を行うときに用いられる特図変動パターン判定テーブル(特図1変動パターン判定テ
ーブル:図11)と、特図2の可変表示を行うときに用いられる特図変動パターン判定テ
ーブル(特図2変動パターン判定テーブル:図12)と、を区別することが可能である。
そして、各特図変動パターン判定テーブルは、遊技状態にも関連付けることが可能であ
る。すなわち、特図1変動パターン判定テーブルとして、非時短状態のときに用いられる
特図1変動パターン判定テーブル(非時短用特図1変動パターン判定テーブル)と、時短
状態のときに用いられる特図1変動パターン判定テーブル(時短用特図1変動パターン判
定テーブル)と、を区別することが可能である。一方、特図2変動パターン判定テーブル
についても同様に、非時短状態のときに用いられる特図2変動パターン判定テーブル(非
時短用特図2変動パターン判定テーブル)と、時短状態のときに用いられる特図2変動パ
ターン判定テーブル(時短用特図2変動パターン判定テーブル)と、を区別することが可
能である。なお、特図変動パターン判定テーブルを、遊技状態毎に分けなくてもよい。
また、遊技状態に関連付けられた各特図変動パターン判定テーブルは、さらに、大当た
り判定結果、大当たり図柄種別判定結果またはリーチ判定結果にも関連付けることが可能
である。すなわち、非時短用特図1変動パターン判定テーブルおよび非時短用特図2変動
パターン判定テーブルにはそれぞれ、大当たり用(大当たり図柄種別ごと)、リーチ有り
ハズレ用、およびリーチ無しハズレ用などがある。同様に、時短用特図1変動パターン判
定テーブルおよび時短用特図2変動パターン判定テーブルにもそれぞれ、大当たり用(大
当たり図柄種別ごと)、リーチ有りハズレ用、およびリーチ無しハズレ用などがある。
さらに、各リーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブルは、特図保留数にも
関連付けることが可能である。例えば、特図1保留数(U1)が0~2のときに用いられ
るリーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブルと、特図1保留数(U1)が3
~4のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブルと、を区
別することが可能である。また、各リーチ無しハズレ用の特図2変動パターン判定テーブ
ルは、特図保留数にも関連付けることが可能である。例えば、特図2保留数(U2)が0
~2のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図2変動パターン判定テーブルと、特図
2保留数(U2)が3~4のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図2変動パターン
判定テーブルと、を区別することが可能である。
そして、各特図変動パターン判定で決定された特図変動パターンに応じた特図変動時間
の特図の可変表示が、特図表示器81で行われる。そして、特図の可変表示で、表示結果
(特図抽選の結果)として、大当たり図柄が停止表示されると、即座に次の特図の可変表
示が行われず、引き続いて、大当たり遊技が実行される。
また、各特図変動パターンには、図11~図12の表の右から2番目の欄に示すような
特図変動演出の演出フローに関連付けることが可能である。
なお、図11~図12の表の一番右の欄に示すように、特図変動パターンについて、特
図(大当たり判定結果)および特図変動演出の演出内容などに関連付けて名称を付すこと
がある。例えば、大当たりに係る特図変動パターンのことを「大当たり変動」という。一
方、リーチ有りハズレの中で、リーチの一種であるSPリーチが行われる特図変動パター
ンのことを「SPハズレ変動」、リーチ有りハズレの中で、リーチの一種であるLリーチ
が行われる特図変動パターンのことを「Lハズレ変動」、リーチ有りハズレの中で、リー
チの一種であるNリーチ(ノーマルリーチ演出)で特図変動演出が終わる特図変動パター
ンのことを「Nハズレ変動」、リーチ無しハズレに係る特図変動パターンのことを「通常
ハズレ変動」という。
3-2-5.先読み判定
パチンコ遊技機PY1は、取得した特図関係乱数に基づいて、図13に示すような1ま
たは複数の先読み判定テーブルを用いて先読み判定を行う。先読み判定には、例えば、特
別図柄乱数が大当たり判定で大当たりと判定されるか否かの判定、大当たり図柄種別乱数
が大当たり図柄種別判定で何れの大当たり図柄の種別に決定されるかの判定、特図変動パ
ターン乱数が特図変動パターン判定で何れの特図変動パターンに決定されるかの判定、な
どがある。先読み判定テーブルは、その始動入賞に係る始動口の種別に関連付けることが
可能である。すなわち、先読み判定テーブルとして、第1始動口11に入賞した場合の先
読み判定テーブル(第1先読み判定テーブル)と、第2始動口12に入賞した場合の先読
み判定テーブル(第2先読み判定テーブル)と、を区別することが可能である。
また、先読み判定テーブルは、遊技状態にも関連付けることが可能である。すなわち、
先読み判定テーブルとして、非時短状態のときに用いられる先読み判定テーブル(非時短
用先読み判定テーブル)と、時短状態のときに用いられる先読み判定テーブル(時短用先
読み判定テーブル)と、を区別することが可能である。
つまり、先読み判定テーブルには、非時短状態のときに用いられる第1先読み判定テー
ブルと、時短状態のときに用いられる第1先読み判定テーブルと、非時短状態のときに用
いられる第2先読み判定テーブルと、時短状態のときに用いられる第2先読み判定テーブ
ルと、を区別することが可能である。なお、先読み判定にどのような判定を含ませるかは
適宜に変更可能である。
3-3.大当たり遊技
次に、大当たり遊技について説明する。大当たり遊技は、大入賞口(第1大入賞口14
または第2大入賞口15)の開閉を伴う複数回のラウンド遊技と、大当たり遊技が開始し
てから初回のラウンド遊技が開始されるまでのオープニング(OPとも表記する)と、最
終回のラウンド遊技が終了してから大当たり遊技が終了するまでのエンディング(EDと
も表記する)とを含んでいる。各ラウンド遊技は、オープニングの終了又は前のラウンド
遊技の終了によって開始し、次のラウンド遊技の開始又はエンディングの開始によって終
了する。また、OPやEDを設けないようすることが可能である。なお、以下において、
所定回数目(所定の順番)のラウンド遊技を、単に「ラウンド」という。例えば、初回(
1回目)のラウンド遊技のことを「1ラウンド(1R)」といい、10回目のラウンド遊
技のことを「10ラウンド(10R)」という。
このような大当たり遊技を構成する要素(大当たり遊技構成要素)には、ラウンド遊技
の回数、各回のラウンド遊技における大入賞口(第1大入賞口14または第2大入賞口1
5)の開放回数、各開放が行われる大入賞口の種別および開放時間(開放パターン)、次
回の開放まで閉鎖させる時間(閉鎖時間)、オープニングの時間(オープニング時間)、
およびエンディングの時間(エンディング時間)などが含まれている。パチンコ遊技機P
Y1は、特図の停止表示後、図14に示すような1または複数の大当たり遊技制御テーブ
ルを用いて大当たり遊技を制御する。大当たり遊技制御テーブルには、大当たり遊技毎に
大当たり遊技構成要素が格納されている。大当たり遊技として、1種類又は複数種類の大
当たり遊技を制御することが可能である。
例えば、図14に示すように、1Rから10Rまでは、最大で29.5秒にわたって第
1大入賞口14が開放するラウンド遊技、または、最大で0.1秒にわたって第1大入賞
口14が開放するラウンド遊技、が行われる。そして、10R(最終ラウンド)では、最
大で29.5秒にわたって第2大入賞口15が開放するラウンド遊技、または、最大で0
.1秒にわたって第2大入賞口15が開放するラウンド遊技、が行われる。また、各ラウ
ンド遊技では、予め定めた所定個数(例えば10個)の遊技球が大入賞口センサに検知さ
れると、大入賞口14,15の最大開放時間が経過する前であっても、ラウンド遊技を終
了させる。
また、各要素における回数や時間については、適宜に変更することが可能である。また
、大当たり遊技を、第1大入賞口14および第2大入賞口15の両方を用いて行うことも
一方だけを用いて行うことも可能である。
ここで、特定領域16について詳細に説明する。特定領域16は、振分部材16kによ
って、入賞不可能な閉状態と、入賞可能な開状態とをとるので、振分部材16kの作動態
様は、特定領域16の開閉態様ということができる。以下において、振分部材16kの作
動態様のことを「特定領域16の開閉態様」ともいう。このように、振分部材16kが一
定の作動態様(特定領域16が一定の開閉態様)で制御されるが、振分部材16kの一定
の作動態様(特定領域16の一定の開閉態様)と、大当たり遊技における第2大入賞口1
5の開閉態様との組み合わせで、大当たり遊技において遊技球を特定領域16に進入させ
ることの困難性(容易性)が設定されることになる。なお、以下において、特定領域16
が開状態にあることを「V開放」ともいう。
第2大入賞口の開放が開始してから15秒間、振分ソレノイド16sが通電され、振分
部材16kが第2状態(図3(B))に制御される。よって、最大で29.5秒にわたっ
て第2大入賞口15が開放するラウンド遊技では、第2大入賞口15の開放時間およびタ
イミングと、振分部材16kの第2状態に制御されている時間およびタイミングとの関係
から、遊技球が特定領域16を通過する(遊技球を特定領域16に進入させる)ことが容
易である。一方、最大で0.1秒にわたって第2大入賞口15が開放するラウンド遊技で
は、第2大入賞口15の開放時間およびタイミングと、振分部材16kの第2状態に制御
されている時間およびタイミングとの関係から、遊技球が特定領域16を通過する(遊技
球を特定領域16に進入させる)ことはほぼ不可能(困難)である。このように、大当た
り遊技には、当該大当たり遊技中に、遊技球の特定領域16の通過(以下、「V通過」と
もいう)が容易な第1開放パターン(Vロング開放パターン)でVAT開閉部材15k及
び振分部材16kが作動する大当たり遊技と、遊技球の特定領域16の通過が不可能又は
困難な第2開放パターン(Vショート開放パターン)でVAT開閉部材15k及び振分部
材16kが作動する大当たり遊技と、を実行することが可能である。このように、Vロン
グ開放パターンでVAT開閉部材15k及び振分部材16kが作動する大当たり遊技を「
Vロング大当たり」という。一方、Vショート開放パターンでVAT開閉部材15k及び
振分部材16kが作動する大当たり遊技を「Vショート大当たり」という。
3-4.遊技状態
次に、遊技状態について説明する。パチンコ遊技機PY1は、図15に示すように、「
低確率低ベース遊技状態」、「低確率高ベース遊技状態」、「高確率低ベース遊技状態」
、「高確率高ベース遊技状態」および「大当たり遊技状態」の何れかの遊技状態にするこ
とが可能である。なお、「低確率低ベース遊技状態」を「低確低ベース状態」と、「低確
率高ベース遊技状態」を「低確高ベース状態」と、「高確率低ベース遊技状態」を「高確
低ベース状態」と、「高確率高ベース遊技状態」を「高確高ベース状態」と、それぞれ略
称することができる。遊技状態を構成する状態として、大当たり判定において「大当たり
」と判定される確率に係る状態と、電チュー12Dの開放の容易性に係る状態とがある。
前者としては、通常確率状態と高確率状態とがある。一方、後者としては非時短状態と時
短状態とがある。
通常確率状態は、「低確率低ベース遊技状態」または「低確率高ベース遊技状態」にお
いて設定され、大当たり判定で大当たりと判定される確率が通常の確率である状態である
。高確率状態は、「高確率低ベース遊技状態」または「高確率高ベース遊技状態」におい
て設定され、大当たり判定で大当たりと判定される確率が通常確率より高い高確率である
状態である。従って、高確率状態は通常確率状態よりも遊技者に有利な状態であると言え
る。パチンコ遊技機PY1で初めて電源投入されたときには通常確率状態が設定される。
そして、大当たりに当選することによって通常確率状態から高確率状態に切り替えること
が可能になる。例えば、大当たり遊技において遊技球が特定領域16を通過することによ
って高確率状態に切り替えることが可能である。また、大当たり図柄の種別によって高確
率状態に切り替えることも可能である。高確率状態は、大当たりに当選することなく所定
回数の大当たり判定が行われることや、次回の大当たりに当選することで、高確率状態か
ら通常確率状態に切り替えることが可能である。
非時短状態は、「低確率低ベース遊技状態」、「高確率低ベース遊技状態」または「大
当たり遊技状態」において設定される。時短状態は、「低確率高ベース遊技状態」または
「高確率高ベース遊技状態」において設定され、非時短状態に比べて、1回の補助遊技に
おける電チュー12Dの開放時間が長くなり易い遊技状態である。例えば、時短状態にお
いては、非時短状態における電チュー12Dの開放時間(例えば0.08秒)よりも長い
開放時間(例えば3.00秒)となる。また、時短状態では、特図変動時間の短い特図変
動パターンが選択されることが非時短状態よりも多くなるように定められた特図変動パタ
ーン判定テーブルを用いて、特図変動パターン判定が行われるようにすることも可能であ
る(図11~図12参照)。その結果、時短状態では、特図保留の消化のペースが速くな
り、始動口への有効な入賞(特図保留として記憶され得る入賞)が発生しやすくなる。そ
のため、スムーズな遊技の進行のもとで大当たりを狙うことができる。
また、時短状態は、非時短状態に比べて、普図変動時間が短くなり易くすることが可能
である。例えば、時短状態においては、非時短状態において決定される普図変動時間(3
0秒)よりも短い普図変動時間(5秒)が決定される。よって、時短状態の方が、単位時
間当たりにおける普図抽選の実行回数が多い。
また、時短状態は、非時短状態に比べて、当たり判定で当たりと判定され易くすること
が可能である。例えば、時短状態では、非時短状態で当たりと判定される確率(例えば6
600/65536)よりも高い確率(例えば59936/65536)で当たりと判定
される。よって、時短状態の方が、単位時間当たりにおいて当たり判定で当たりと判定さ
れる回数が多い。
このように時短状態では、非時短状態に比して、単位時間当たりの電チュー12Dの開
放時間が長くなり、第2始動口12へ遊技球が頻繁に入賞し易くなる。その結果、発射球
数に対する賞球数の割合であるベースが高くなる。そのため、ベースの高い時短状態では
、所持する遊技球を大きく減らすことなく大当たり当選を狙うことができる。従って、時
短状態は非時短状態よりも遊技者に有利な状態であると言える。
パチンコ遊技機PY1で初めて電源投入されたときには非時短状態が設定される。そし
て、例えば、大当たりに当選することによって時短状態が設定可能になる。時短状態は、
大当たりに当選することなく所定回数の大当たり判定が行われることや、次回の大当たり
に当選することで、時短状態から非時短状態に変更することが可能である。
なお、時短状態では、非時短状態に比して、当たりに当選し易く、普図変動時間が短く
なり易く、且つ、1回の補助遊技における電チュー12Dの開放時間が長くなり易い。普
図に係る遊技について3つの点で、遊技者に有利に設定されている。しかし、この遊技者
に有利に設定されている点はこれらの中の一部であってもよい。
なお、パチンコ遊技機PY1で初めて電源投入された後の遊技状態は、通常確率状態且
つ非時短状態が設定される「低確率低ベース遊技状態」である。この遊技状態を「通常遊
技状態」ともいう。なお、「大当たり遊技状態」では、当たり判定は行われるが大当たり
判定は行われないため、大当たり遊技の開始に伴って、非時短状態が設定される。また、
遊技状態については、前述した遊技状態の全てを用いることも一部だけを用いることも可
能である。
4.遊技機による主な演出
次に、パチンコ遊技機PY1により行われる主な演出について、図16~図22を用い
て説明する。
4-1.演出モード
最初に、演出モードについて説明する。演出モードは、演出の区分(あるいは、上位概
念的な属性)のことである。パチンコ遊技機PY1は、演出モードとして、客待ち演出モ
ード、通常演出モードと、確変演出モード、時短演出モードおよび大当たり演出モードを
設定することが可能である。
客待ち演出モードは、「低確率低ベース遊技状態」、「低確率高ベース遊技状態」、「
高確率低ベース遊技状態」および「高確率高ベース遊技状態」において特図変動演出が行
われていないときに設定可能であり、特図変動演出が行われていない待機状態であること
を示す演出モードである。客待ち演出モードが設定されているときに客待ち演出が行われ
る。客待ち演出では、例えば、図16(A-1)に示すように、表示部50aにおいてパ
チンコ遊技機PY1を紹介する客待ちデモ動画G100が表示される。また、客待ちデモ
動画G100が表示されているときに通常ボタン40が操作されると、図16(A-2)
に示すように、パチンコ遊技機PY1の演出に関する設定を行うための設定画面G101
が表示される。演出に関する設定には、スピーカ52から出力される音の音量設定、表示
部50aの輝度設定(「光量設定」)、実行される演出の頻度設定(「演出設定」)など
がある。
通常演出モードは、「低確率低ベース遊技状態」または「高確率低ベース遊技状態」に
おいて特図変動演出が行われているときに設定可能であり、非時短状態であることを示す
演出モードである。通常演出モードには、例えば、図16(B-1)に示すように、表示
部50aにおいて昼間の山の景色を表す背景画像(昼間通常用背景画像G102)が表示
される第1通常演出モードと、図16(B-2)に示すように、表示部50aにおいて夕
方の山の景色を表す背景画像(夕方通常用背景画像G103)が表示される第2通常演出
モードと、図16(B-3)に示すように、表示部50aにおいて夜間の山の景色を表す
背景画像(夜間通常用背景画像G104)が表示される第3通常演出モードと、があり、
大当たりに当選することなく1回または複数回の特図変動演出が行われることを1つの条
件として切り替えられる。さらに、第1~第3通常演出モードのそれぞれには、特図変動
演出において、リーチが成立する前の通常前段演出モードと、リーチが成立した後の通常
後段演出モードと、がある。通常前段演出モードでは、表示部50aにおいて、昼間通常
用背景画像G102、夕方通常用背景画像G103および夜間通常用背景画像G104の
何れかが表示されるが、通常後段演出モードでは、リーチの種類に応じた専用の背景画像
が表示される。また、「高確率低ベース遊技状態」においてのみ設定される特殊演出モー
ドを設けても良い。
確変演出モードは、「高確率高ベース遊技状態」において特図変動演出が行われている
ときに設定可能な演出モードであり、高確率状態且つ時短状態であることを示す演出モー
ドである。確変演出モードでは、例えば、図16(B-4)に示すように、表示部50a
において宇宙を表す背景画像(確変用背景画像G105)が表示される。さらに、確変演
出モードには、特図変動演出において、リーチが成立する前の確変前段演出モードと、リ
ーチが成立した後の確変後段演出モードと、がある。確変前段演出モードでは、表示部5
0aにおいて、確変用背景画像G105が表示されるが、確変後段演出モードでは、リー
チの種類に応じた専用の背景画像が表示される。
時短演出モードは、「低確率高ベース遊技状態」において特図変動演出が行われている
ときに設定可能な演出モードであり、通常確率状態且つ時短状態であることを示す演出モ
ードである。時短演出モードでは、例えば、図16(B-5)に示すように、表示部50
aにおいて空を表す背景画像(時短用背景画像G106)が表示される。さらに、時短演
出モードには、特図変動演出において、リーチが成立する前の時短前段演出モードと、リ
ーチが成立した後の時短後段演出モードと、がある。時短前段演出モードでは、表示部5
0aにおいて、時短用背景画像G106が表示されるが、時短後段演出モードでは、リー
チの種類に応じた専用の背景画像が表示される。
大当たり演出モードは、「大当たり遊技状態」において大当たり遊技が行われていると
きに設定可能な演出モードであり、大当たり遊技が行われていることを示す演出モードで
ある。大当たり演出モードでは、例えば、大当たり遊技におけるオープニング中には、図
16(C-1)に示すように、表示部50aにおいて、大当たり遊技の開始を示唆するオ
ープニング画像G107や「右打ち」を促す右打ち画像G108が表示される大当たりオ
ープニング演出が行われる。大当たり遊技におけるラウンド中には、図16(C-2)に
示すように、表示部50aにおいて、ラウンド数を示すラウンド画像G109や払い出さ
れた賞球数を示唆する賞球数画像G110が表示されるラウンド演出が行われる。大当た
り遊技におけるエンディング中には、図16(C-3)に示すように、表示部50aにお
いて、大当たり遊技後に設定される演出モードを示唆するエンディング画像G111や払
い出された総賞球数を示唆する総賞球数画像G112が表示される大当たりエンディング
演出が行われる。
なお、演出モードの種類については、適宜に変更または追加することが可能である。
4-2.特図変動演出
次に、特図変動演出(単に「変動演出」とも言う)について説明する。パチンコ遊技機
PY1は、特図の可変表示が開始されると、特図の可変表示に係る特図変動パターンおよ
び特図抽選結果(大当たり判定結果、大当たり図柄種別判定結果、リーチ判定結果、およ
び、特図変動パターン判定結果)などに基づいて、特図変動演出を実行する。特図変動演
出では、表示部50aにおいて、所定の背景画像に重畳的に、演出図柄の変動表示が行わ
れる。演出図柄は、例えば1~9の数字図柄で構成され、演出図柄の変動表示では、特図
の可変表示の開始に伴って演出図柄が変動し、特図の可変表示の終了に伴って演出図柄が
停止する。すなわち、特図変動時間、演出図柄の変動表示が行われた後に、当該変動が停
止して、演出図柄の停止表示が行われる。そして、演出図柄の停止表示によって特図抽選
の結果が報知される。
なお、特図変動演出では、演出図柄の変動表示以外に、画像表示装置50、スピーカ5
2、枠ランプ53、盤ランプ54、可動装置55,56,58、通常ボタン40、特殊ボ
タン41などの様々な演出装置を用いた他の演出を行うことが可能である。この場合、演
出図柄の停止表示後も、他の演出を継続して行うことが可能である。
4-2-1.演出図柄表示領域
画像表示装置50の表示部50aには、図17(A)に示すように、表示部50aを水
平方向に3つに略均等に分けた左側、中央および右側それぞれに、左演出図柄領域50b
1、中演出図柄領域50b2、および右演出図柄領域50b3を設けることが可能である
。左演出図柄領域50b1は、特図変動演出における演出図柄の停止表示のときに、左演
出図柄EZ1を表示する領域である。同様に、中演出図柄領域50b2および右演出図柄
領域50b3は、中演出図柄EZ2および右演出図柄EZ3を表示する領域である。
また、図17(A)に示すように、表示部50aの上端部の左端(左上隅)の一区画に
、小図柄領域50cを設けることが可能である。小図柄領域50cは、特図の可変表示が
行われているときに小図柄KZ1,KZ2,KZ3を変動表示する領域である。小図柄K
Z1,KZ2,KZ3は、例えば、1~9の数字図柄で構成される。
なお、図17(A)において、左演出図柄領域50b1、中演出図柄領域50b2、右
演出図柄領域50b3、および小図柄領域50cは二点鎖線で明示されているが、これは
左演出図柄領域50b1、中演出図柄領域50b2、右演出図柄領域50b3、および小
図柄領域50cの範囲を表すために記載したものであり、実際には表示されていない。
4-2-2.通常変動
パチンコ遊技機PY1は、特図変動演出において、先ず通常変動を行うことが可能であ
る。通常変動は、特図の可変表示が開始されたことを示唆する演出として機能する。
特図の可変表示が開始されると、例えば、図17(A)に示すように、表示部50aに
おいて、左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2および右演出図柄EZ3が停止表示されて
いると共に、左小図柄KZ1、中小図柄KZ2および右小図柄KZ3が停止表示されてお
り、特図の可変表示が行われておらず、特図の可変表示を待機している状態から、図17
(B)に示すように、その開始に伴って演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動表示が開
始されると共に、小図柄KZ1,KZ2,KZ3の変動表示が開始される。なお、図17
中の「↓」は、図柄の変動表示中であることを示している。そして、この特図の可変表示
の特図変動パターンが、例えば「通常ハズレ変動」の場合には、図17(C-1)に示す
ように、左演出図柄EZ1と右演出図柄EZ3とが異なる停止態様で仮停止してから、図
17(D)に示すように、ハズレを示唆する停止態様(所謂バラケ目)で演出図柄EZ1
,EZ2,EZ3が停止表示する。このとき、小図柄KZ1,KZ2,KZ3もハズレを
示唆する停止態様で一斉に停止表示する。ハズレを示唆する停止態様には、「1・1・2
」や「2・4・6」など、左右の図柄が同一ではない停止態様が複数種類ある。一方、特
図の可変表示の特図変動パターンが、例えば「Nハズレ変動」などのリーチ有りの特図変
動パターンの場合には、図17(C-2)に示すように、左演出図柄EZ1と右演出図柄
EZ3とが同じ停止態様(所謂リーチ目)で仮停止して、リーチが成立する。このとき、
小図柄KZ1,KZ2,KZ3の変動表示は継続して行われ、特図変動パターンに応じた
リーチ演出が行われる。なお、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の停止順序や停止態様は
、適宜に変更することが可能である。
4-2-3.Nリーチ
パチンコ遊技機PY1は、通常変動においてリーチが成立するとNリーチを行うことが
可能である。Nリーチは、大当たり判定の結果が「大当たり」であった可能性があること
を示唆する演出であり、遊技者に大当たりを期待させるための演出として機能する。
Nリーチでは、図18(A)に示すように、リーチが成立した状態が所定時間(例えば
、10秒)維持され、図18(B)に示すように、中演出図柄EZ2の変動速度が徐々に
減速していく。そして、特図の可変表示の特図変動パターンが、例えば「Nハズレ変動」
の場合には、図18(C-1)に示すように、リーチハズレを示唆する停止態様(所謂リ
ーチハズレ目)で演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が停止表示する。このとき、小図柄K
Z1,KZ2,KZ3もリーチハズレを示唆する停止態様で一斉に停止表示する。リーチ
ハズレを示唆する停止態様には、「7・6・7」や「5・3・5」など、左右の図柄が同
一且つ中の図柄が左右の図柄と異なる停止態様が複数種類ある。一方、特図の可変表示の
特図変動パターンが、例えば「N大当たり変動」の場合には、図18(C-2)に示すよ
うに、大当たりを示唆する停止態様(所謂ゾロ目)で停止表示する。大当たりを示唆する
停止態様には、「7・7・7」や「2・2・2」など、左右中の図柄が同一の停止態様が
複数種類ある。このとき、小図柄KZ1,KZ2,KZ3も大当たりを示唆する停止態様
で一斉に停止表示する。なお、Nリーチの演出内容は、中演出図柄EZ2が徐々に減速す
ることに限られず、適宜に変更または追加することが可能である。
4-2-4.SPリーチ
パチンコ遊技機PY1は、Nリーチの後にSPリーチを行うことが可能である。SPリ
ーチは、大当たり判定の結果が「大当たり」であった可能性が、Nリーチよりも高いこと
を示唆する演出であり、遊技者に大当たりを期待させるための演出として機能する。
SPリーチでは、Nリーチの後に、例えば、図19(A)に示すように、表示部50a
にSPリーチ専用の背景画像(SPリーチ用背景画像G113)が表示され、表示部50
aの中央にSPリーチが開始されたことを表す画像(SPリーチ開始タイトル画像)G1
が表示される。その後、図19(B)に示すように、SPリーチ専用演出(例えばバトル
演出)が行われる。そして、SPリーチ専用演出の最終局面を迎えると、特図の可変表示
の特図変動パターンが、例えば「SP大当たり変動」の場合には、図19(C-1)に示
すように、表示部50aに、大当たりを示唆する演出(例えば、主人公キャラクタがバト
ルに勝利して喜んでいる表示)が行われるとともに、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が
大当たりを示唆する停止態様(所謂ゾロ目)で停止表示する。このとき、小図柄KZ1,
KZ2,KZ3も大当たりを示唆する停止態様で一斉に停止表示する。一方、特図の可変
表示の特図変動パターンが、例えば「SPハズレ変動」の場合には、図19(C-2)に
示すように、ハズレを示唆する演出(例えば、敵キャラクタがバトルに勝利して喜んでい
る表示)が行われるとともに、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がリーチハズレを示唆す
る停止態様で停止表示する。このとき、小図柄KZ1,KZ2,KZ3もハズレを示唆す
る停止態様で一斉に停止表示する。なお、SPリーチの演出内容は、適宜に変更または追
加することが可能である。
ここで、各リーチに対する演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が大当たりを示す態様で停
止される可能性(大当たり期待度)について詳細に説明する。各リーチに対する大当たり
期待度は、大当たり判定の結果に基づく実行確率によって定められる。例えば、Nリーチ
の実行確率を、大当たり判定の結果が「ハズレ」の場合には10%とし、大当たり判定の
結果が「大当たり」の場合には100%とした場合、SPリーチの実行確率を、大当たり
判定の結果が「ハズレ」の場合には4%とし、大当たり判定の結果が「大当たり」の場合
には100%とすれば、SPリーチの大当たり期待度を、Nリーチの大当たり期待度より
も高く設定することが可能である。また、SPリーチとしてSPリーチAとSPリーチB
とを実行可能にし、SPリーチAの実行確率を、大当たり判定の結果が「ハズレ」の場合
には2%とし、大当たり判定の結果が「大当たり」の場合には20%とした場合、SPリ
ーチBの実行確率を、大当たり判定の結果が「ハズレ」の場合には2%とし、大当たり判
定の結果が「大当たり」の場合には30%とすれば、SPリーチBの大当たり期待度を、
SPリーチAの大当たり期待度よりも高く設定することが可能である。このように、大当
たり判定の結果に応じた実行確率を適宜に設定することで、大当たり期待度を設定するこ
とが可能である。
4-3.保留アイコン表示領域
画像表示装置50の表示部50aには、図20(A)に示すように、4つの表示領域か
らなる保留アイコン表示領域50dを設けることが可能である。保留アイコン表示領域5
0dは、第1表示領域50d1、第2表示領域50d2、第3表示領域50d3および第
4表示領域50d4で構成され、特図1保留数または特図2保留数に応じて、各表示領域
50d1,50d2,50d3,50d4に、保留アイコンHA(保留表示)を表示するこ
とが可能である。例えば、特図1保留数が『1』の場合には、第1表示領域50d1に保
留アイコンHAが表示され、特図1保留数が『2』の場合には、第1表示領域50d1と
第2表示領域50d2とに保留アイコンHAが表示される。
また、保留アイコン表示領域50dの近傍に、図20(A)に示すように、1つの表示
領域からなる当該アイコン表示領域50eを設けることが可能である。当該アイコン表示
領域50eは、特図変動演出が開始されることに応じて、保留アイコンHAと同じまたは
異なる当該アイコンTAを表示することが可能である。
なお、保留アイコン表示領域50dを構成する表示領域の数については、適宜に変更す
ることが可能である。また、保留アイコン表示領域50dを、特図1保留数および特図2
保留数の両方を表示する表示領域とすることも一方だけを表示する表示領域とすることも
可能である。
4-3-1.保留演出
パチンコ遊技機PY1は、遊技球が第1始動口11または第2始動口12に入賞するこ
とに応じて、保留演出を行うことが可能である。保留演出は、特図1保留または特図2保
留の数を遊技者に報知することが可能である。
保留演出では、特図1保留数が『0』のときに遊技球が第1始動口11に入賞すると、
特図変動演出が開始され、例えば、図20(B)に示すように、当該アイコン表示領域5
0eに当該アイコンTAが表示される。そして、特図変動演出中に更に2個の遊技球が第
1始動口11に入賞すると、図20(C)に示すように、保留アイコン表示領域50dの
第1表示領域50d1と第2表示領域50d2とに保留アイコンHAが表示され、特図1
保留数が『2』であることが遊技者に報知される。その後、特図変動演出が終了し、新た
な特図変動演出が開始されると、図20(D)に示すように、保留アイコン表示領域50
dの第1表示領域50d1に表示されていた保留アイコンHAが、当該アイコン表示領域
50eに移動して当該アイコンTAとして表示され、保留アイコン表示領域50dの第2
表示領域50d2に表示されていた保留アイコンHAが、第1表示領域50d1に移動し
て表示され、特図1保留数が『1』であることが遊技者に報知される。
4-4.予告演出
パチンコ遊技機PY1は、特図変動演出中の任意のタイミングで予告演出を行うことが
可能である。予告演出は、画像表示装置50、スピーカ52、枠ランプ53、盤ランプ5
4、可動装置55,56,58、入力装置40,41等を用いた演出であり、大当たり判
定の結果や特図変動パターン判定の結果を示唆することが可能である。
4-4-1.可動体演出
パチンコ遊技機PY1は、予告演出として、可動装置55,56,58を用いた可動体
演出を行うことが可能である。可動体演出は、可動装置55,56,58を作動させる演
出であり、遊技者に大当たりを期待させるための演出として機能する。
可動体演出では、例えば、NリーチからSPリーチに発展する際に、図21(A)に示
すように、盤上可動装置55および盤下可動装置56が作動し、盤上可動体55kと盤下
可動体56kとが、遊技者から見て、表示部50a上に重なるように移動して、SPリー
チに発展することが示唆される。このとき、表示部50aの盤上可動体55kおよび盤下
可動体56kと重なっていないスペースにはエフェクト画像が表示される。その後、図2
1(B)に示すように、盤上可動体55kと盤下可動体56kとが、通常の待機状態(初
期位置)に戻ってSPリーチに発展する。なお、可動体演出については、SPリーチへの
発展示唆に限られず、適宜に変更または追加することが可能である。また、可動体演出に
おける可動装置の作動内容は、適宜に変更または追加することが可能である。
4-4-2.操作演出
パチンコ遊技機PY1は、予告演出として、通常ボタン40や特殊ボタン41を用いた
操作演出を行うことが可能である。操作演出は、遊技者が通常ボタン40や特殊ボタン4
1を操作する演出であり、遊技者に大当たりを期待させるための演出として機能する。
操作演出では、例えば、SPリーチにおいて、特殊ボタン41の押下操作が有効な期間
(ボタン操作有効期間)が発生し、このボタン操作有効期間の発生に伴って、図22(A
)に示すように、特殊ボタン41の操作を促す演出(ボタン操作促進演出)が行われる。
ボタン操作促進演出において、表示部50aに、ボタン操作促進画像G3が表示される。
ボタン操作促進画像G3は、特殊ボタン41を模した画像(ボタン画像G31)と、特殊
ボタン41の操作態様(すなわち、押下操作)を表す画像(ボタン押下操作画像G32)
と、ボタン操作有効期間の残り時間を表す画像(操作有効期間残り時間画像G33)と、
を含む。なお、操作有効期間残り時間画像G33は、おおむね曲線状のプログレスバーか
らなり、時間の経過に伴って、遊技者が操作有効期間の残り時間を容易に理解できるよう
に変化する。その後、ボタン操作有効期間において特殊ボタン41が押下操作されること
に応じて、または、ボタン操作有効期間において特殊ボタン41が操作されることなくボ
タン操作有効期間が経過した後、図22(B)に示すように、盤上可動装置55が作動し
、遊技者から見て、盤上可動体55kが表示部50a上に重なるように移動して、大当た
り期待度が示唆される。なお、操作演出については、盤上可動装置55の作動に限られず
、適宜に変更または追加することが可能である。
4-4-3.先読み演出
パチンコ遊技機PY1は、予告演出として、特図抽選が行われていない特図1保留また
は特図2保留に対する先読み演出を行うことが可能である。先読み演出は、特図1保留ま
たは特図2保留に対する特図抽選の抽選結果を事前に示唆するための演出として機能する
先読み演出では、例えば、特図1保留に対する先読み判定の結果が「大当たり」の場合
、図20(C)に示すように、保留アイコン表示領域50dに通常は「〇」で表示される
保留アイコンHAを「☆」で表示することがある。また、先読み判定の結果が「ハズレ」
の場合に、所謂ガセ演出として、保留アイコンHAを「☆」で表示することがある。なお
、先読み演出は、特図1保留および特図2保留の両方または一方に対して行うことが可能
である。また、保留アイコンHAの表示態様の変化に限られず、適宜に変更または追加す
ることが可能である。例えば、特図変動演出における演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の
停止態様を変化させることも可能である。
5.遊技制御用マイコン101による遊技の制御
次に図23~図24に基づいて遊技制御用マイコン101(遊技制御手段)による遊技
の制御について説明する。なお、以下において説明する遊技制御用マイコン101による
遊技の制御において登場するカウンタ、タイマ、バッファ等は、遊技用RAM104に設
けられている。
[1.主制御メイン処理]
主制御基板100に備えられた遊技制御用マイコン101は、パチンコ遊技機PY1が
電源投入されると、遊技用ROM103から図23に示した主制御メイン処理のプログラ
ムを読み出して実行する。同図に示すように、主制御メイン処理では、まず、電源投入時
処理(S001)を行う。電源投入時処理では、遊技用RAM104へのアクセスの許可
設定、遊技用CPU102の設定、SIO、PIO、CTC(割り込み時間の管理のため
の回路)の設定等が行われる。
電源投入時処理に次いで、割り込みを禁止し(S002)、普通図柄・特別図柄主要乱
数更新処理(S003)を実行する。この普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S00
3)では、図8(A)および図8(B)に示した種々の乱数のカウンタ値を1加算して更
新する。各乱数のカウンタ値は上限値に達すると「0」に戻って再び加算される。なお各
乱数のカウンタの初期値は「0」以外の値であってもよく、ランダムに変更されるもので
あってもよい。また各乱数のうちの少なくとも一部は、カウンタIC等からなる公知の乱
数生成回路を利用して生成される所謂ハードウェア乱数であってもよい。
普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)が終了すると、割り込みを許可する
(S004)。割り込み許可中は、メイン側タイマ割り込み処理(S005)の実行が可
能となる。メイン側タイマ割り込み処理(S005)は、例えば4msec周期で遊技用
CPU102に繰り返し入力される割り込みパルスに基づいて実行される。すなわち、メ
イン側タイマ割り込み処理(S005)は4msec周期で実行される。そして、メイン
側タイマ割り込み処理(S005)が終了してから、次にメイン側タイマ割り込み処理(
S005)が開始されるまでの間に、普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)
による種々の乱数のカウンタ値の更新処理が繰り返し実行される。なお、割り込み禁止状
態のときに遊技用CPU102に割り込みパルスが入力された場合は、メイン側タイマ割
り込み処理(S005)はすぐには開始されず、割り込み許可(S004)がされてから
開始される。
[2.メイン側タイマ割り込み処理]
次に、メイン側タイマ割り込み処理(S005)について説明する。図24に示すよう
に、メイン側タイマ割り込み処理(S005)では、まず出力処理(S101)を実行す
る。出力処理(S101)では、以下に説明する各処理において主制御基板100の遊技
用RAM104に設けられた出力バッファにセットされたコマンド等を、サブ制御基板1
20や払出制御基板170等に出力する。
出力処理(S101)に次いで行われる入力処理(S102)では、遊技制御用マイコ
ン101は、例えば、下皿35の満杯を検出する下皿満杯スイッチからの検出信号を取り
込み、下皿満杯データとして遊技用RAM104の出力バッファに記憶する。
次に行われる普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S103)は、図23の主制御メ
イン処理で行う普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)と同じである。即ち、
図8(A)および図8(B)に示した各種乱数のカウンタ値の更新処理は、メイン側タイ
マ割り込み処理(S005)の実行期間と、それ以外の期間(メイン側タイマ割り込み処
理(S005)の終了後、次のメイン側タイマ割り込み処理(S005)が開始されるま
での期間)との両方で行われている。
普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S103)に次いで、遊技制御用マイコン10
1は、センサ検出処理(S104)を行い、続いて普通動作処理(S105)を行い、さ
らに特別動作処理(S106)を行う。センサ検出処理、普通動作処理および特別動作処
理については後述する。
特別動作処理(S106)に次いで、振分装置16Dを制御するための振分装置制御処
理を行う(S107)。
次に、遊技制御用マイコン101は、その他の処理(S108)を実行して、メイン側
タイマ割り込み処理(S005)を終了する。その他の処理(S108)としては、電源
が断たれる際の電源断監視処理、遊技用RAM104に設けられているタイマの更新など
が行われる。また、その他の処理(S108)として、遊技者に賞球を払い出す払出制御
処理が行われる。払出制御処理では、各入賞口への遊技球の入賞に応じて、賞球要求信号
を払出制御基板170に送信する。つまり、払出制御基板170は、賞球要求信号に基づ
いて、賞球を払い出す。
そして、遊技制御用マイコン101は、次に遊技用CPU102に割り込みパルスが入
力されるまでは主制御メイン処理のステップS002~S004の処理を繰り返し実行し
(図23参照)、割り込みパルスが入力されると(約4msec後)、再びメイン側タイ
マ割り込み処理(S005)を実行する。遊技制御用マイコン101は、再び実行された
メイン側タイマ割り込み処理(S005)の出力処理(S101)において、前回のメイ
ン側タイマ割り込み処理(S005)にて遊技用RAM104の出力バッファにセットさ
れたコマンド等を出力する。
[2-1.センサ検出処理]
センサ検出処理(S104)では、一般入賞口センサ処理、ゲートセンサ処理、第2始
動口センサ処理、第1始動口センサ処理、第1大入賞口センサ処理、第2大入賞口センサ
処理、特定領域センサ処理を順次行う。そして、各処理において生成されたコマンドを遊
技用RAM104の出力バッファにセットする。
一般入賞口センサ処理では、一般入賞口センサによって遊技球が検出されたか否かを判
定する。また、当該処理の結果に応じて、一般入賞口センサ用コマンドを生成する。
ゲートセンサ処理では、ゲートセンサによって遊技球が検出されたか否かを判定する。
遊技球が検出されたと判定されると、普通図柄乱数カウンタのカウンタ値が示す普通図柄
乱数を取得し、取得した普通図柄乱数を、遊技用RAM104に設けられた普図保留記憶
部106に記憶する。なお、普図保留記憶部106に普通図柄乱数が所定数(例えば4個
)記憶されている場合には、新たに取得された普通図柄乱数は記憶されない。また、当該
処理の結果に応じて、ゲートセンサ用コマンドを生成する。
第2始動口センサ処理では、第2始動口センサによって遊技球が検出されたか否かを判
定する。遊技球が検出されたと判定されると、特別図柄乱数カウンタ、大当たり図柄種別
乱数カウンタ、リーチ乱数カウンタ及び特図変動パターン乱数カウンタからなる特図2関
係乱数を取得し、取得した特図2関係乱数を、遊技用RAM104に設けられた特図2保
留記憶部105bに記憶する。特図2保留記憶部105bは、第1領域から第n領域まで
(nは2以上の整数)の複数の記憶領域があり、取得された特図2関係乱数は、第1領域
から順に記憶される。なお、第n領域まで特図2関係乱数が記憶されている場合には、新
たに取得された特図2関係乱数は記憶されない。また、取得した特図2関係乱数と第2先
読み判定テーブルとを用いて第2先読み判定を行う。また、当該処理の結果に応じて、特
図2保留記憶部105bに記憶されている特図2関係乱数の数(特図2保留数)を表す特
図2保留数コマンドおよび第2先読み判定の結果を表す第2始動入賞コマンドを含む第2
始動口センサ用コマンドを生成する。
第1始動口センサ処理では、第1始動口センサによって遊技球が検出されたか否かを判
定する。遊技球が検出されたと判定されると、特別図柄乱数カウンタ、大当たり図柄種別
乱数カウンタ、リーチ乱数カウンタ及び特図変動パターン乱数カウンタからなる特図1関
係乱数を取得し、取得した特図1関係乱数を、遊技用RAM104に設けられた特図1保
留記憶部105aに記憶する。特図1保留記憶部105aは、第1領域から第n領域まで
(nは2以上の整数)の複数の記憶領域があり、取得された特図1関係乱数は、第1領域
から順に記憶される。なお、第n領域まで特図1関係乱数が記憶されている場合には、新
たに取得した特図1関係乱数は記憶されない。また、取得した特図1関係乱数と第1先読
み判定テーブルとを用いて第1先読み判定を行う。また、当該処理の結果に応じて、特図
1保留記憶部105aに記憶されている特図1関係乱数の数(特図1保留数)を表す特図
1保留数コマンドおよび第1先読み判定の結果を表す第1始動入賞コマンドを含む第1始
動口センサ用コマンドを生成する。
第1大入賞口センサ処理では、第1大入賞口センサによって遊技球が検出されたか否か
を判定する。また、当該処理の結果に応じた第1大入賞口センサ用コマンドを生成する。
第2大入賞口センサ処理では、第2大入賞口センサによって遊技球が検出されたか否か
を判定する。また、当該処理の結果に応じた第2大入賞口センサ用コマンドを生成する。
特定領域センサ処理では、特定領域センサによって遊技球が検出されたか否か判定する
。また、当該処理の結果に応じて、特定領域センサ用コマンドを生成する。
[2-2.普通動作処理]
普通動作処理(S105)では、普通図柄待機処理、普通図柄変動処理、普通図柄確定
処理、補助遊技制御処理を順次行う。そして、各処理において生成されたコマンドを遊技
用RAM104の出力バッファにセットする。
普通図柄待機処理は、普図の可変表示および補助遊技が行われていない待機中に行われ
る処理である。普通図柄待機処理では、普図保留記憶部106に記憶された普通図柄乱数
に基づいて当たり判定を行う。また、現在の遊技状態に基づいて普図変動パターン判定を
行って普図変動パターンを決定する。そして、当たり判定および普図変動パターンの結果
に関する情報を含む普図変動開始コマンドを生成する。それから、決定した普図変動パタ
ーンに対応付けられた普図変動時間に基づいて、普図の可変表示を普図表示器82に開始
させる。
普通図柄変動処理は、普図の可変表示中に行われる処理である。普通図柄変動処理では
、実行中の普図の可変表示が開始してから普図変動時間が経過することに応じて、当たり
判定結果に基づいて普図の停止表示を行う。そして、普図の可変表示の終了を示す普図変
動停止コマンドを生成する。
普通図柄確定処理は、普図が停止表示しているときに行われる処理である。普通図柄確
定処理では、実行中の普図の停止表示が開始してから所定の停止時間(例えば、0.8秒
)が経過することに応じて、停止表示している普図が当たり図柄であるか否かを判定する
。当たり図柄が停止表示していれば、現在の遊技状態および補助遊技制御テーブルに基づ
いて補助遊技を開始させ、補助遊技の開始を示す補助遊技開始コマンドを生成する。
補助遊技制御処理は、補助遊技が行われているときに行われる処理である。補助遊技制
御処理では、現在の遊技状態および補助遊技制御テーブルに基づいて補助遊技を制御する
。また、当該処理の結果に応じて、補助遊技制御用コマンドを生成する。
[2-3.特別動作処理]
特別動作処理(S106)では、特別図柄待機処理、特別図柄変動処理、特別図柄確定
処理、大当たり遊技制御処理、遊技状態設定処理を順次行う。そして、各処理において生
成されたコマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットする。
[2-3-1.特別図柄待機処理]
特別図柄待機処理は、大当たり遊技状態ではなく、特図の可変表示が行われていない待
機中に行われる処理である。特別図柄待機処理では、特図2保留記憶部105bに記憶さ
れている特図2関係乱数に基づいて、特図2判定処理及び特図2変動パターン判定処理を
行うとともに、特図2保留記憶部シフト処理を行う。また、特図1保留記憶部105aに
記憶されている特図1関係乱数に基づいて、特図1判定処理及び特図1変動パターン判定
処理を行うとともに、特図1保留記憶部シフト処理を行う。
特図2判定処理では、特図2保留記憶部105bの第1領域に記憶されていた特図2関
係乱数のうちの特別図柄乱数と、現在の遊技状態に応じた大当たり判定テーブルと、を用
いて、大当たり、または、ハズレの何れであるかを判定する大当たり判定を行う。大当た
り判定の結果が大当たりであれば、特図2関係乱数のうちの大当たり図柄種別乱数と特図
2大当たり図柄種別判定テーブルとを用いて、大当たり図柄の種別を判定する大当たり図
柄種別判定を行う。そして、判定された大当たり図柄種別を表す図柄指定コマンドを生成
する。また、大当たり判定の結果がハズレであれば、ハズレを表す図柄指定コマンドを生
成する。
特図2変動パターン判定処理は、特図2判定処理の後に行われる処理である。特図2変
動パターン判定処理では、特図2保留記憶部105bの第1領域に記憶されていた特図2
関係乱数のうちの特図変動パターン乱数と、現在の遊技状態に応じた特図2変動パターン
テーブルと、を用いて、特図2変動パターンを判定する。なお、特図2変動パターンの判
定は、特図2保留記憶部105bに記憶されている特図2関係乱数の数(特図2保留数)
にも関連付けられる。そして、判定された特図2変動パターンを表す特図2変動開始コマ
ンドを生成する。特図2変動開始コマンドには、特図2であることに関する情報、大当た
り判定の結果に関する情報、リーチ判定の結果に関する情報、特図2変動パターンに対応
付けられた特図変動時間の情報などが含まれる。そして、判定された特図2変動パターン
に対応付けられた特図変動時間に基づいて特図2表示器81bに特図2の可変表示を開始
させる。
特図2保留記憶部シフト処理は、特図2判定処理及び特図2変動パターン判定処理が行
われる際に行われる処理である。特図2保留記憶部シフト処理では、特図2保留記憶部1
05bに記憶されていた特図2関係乱数を第1領域側に一つシフトするとともに、第1領
域の特図2関係乱数を特図2保留記憶部105bからクリアする。このようにして、特図
2関係乱数は取得された順に消化される。そして、当該処理後の特図2保留数を表す特図
2保留数コマンド生成をする。
特図1判定処理では、特図1保留記憶部105aの第1領域に記憶されていた特図1関
係乱数のうちの特別図柄乱数と、現在の遊技状態に応じた大当たり判定テーブルと、を用
いて、大当たり、または、ハズレの何れであるかを判定する大当たり判定を行う。大当た
り判定の結果が大当たりであれば、特図1関係乱数のうちの大当たり図柄種別乱数と特図
1大当たり図柄種別判定テーブルとを用いて、大当たり図柄の種別を判定する大当たり図
柄種別判定を行う。そして、判定された大当たり図柄種別を表す図柄指定コマンドを生成
する。また、大当たり判定の結果がハズレであれば、ハズレを表す図柄指定コマンドを生
成する。
特図1変動パターン判定処理は、特図1判定処理の後に行われる処理である。特図1変
動パターン判定処理では、特図1保留記憶部105aの第1領域に記憶されていた特図1
関係乱数のうちの特図変動パターン乱数と、現在の遊技状態に応じた特図1変動パターン
テーブルと、を用いて、特図1変動パターンを判定する。なお、特図1変動パターンの判
定は、特図1保留記憶部105aに記憶されている特図1関係乱数の数(特図1保留数)
にも関連付けられる。そして、判定された特図1変動パターンを表す特図1変動開始コマ
ンドを生成する。特図1変動開始コマンドには、特図1であることに関する情報、大当た
り判定の結果に関する情報、リーチ判定の結果に関する情報、大当たり種別判定の結果に
関する情報、特図1変動パターンに対応付けられた特図変動時間の情報などが含まれる。
そして、判定された特図1変動パターンに対応付けられた特図変動時間に基づいて特図1
表示器81aに特図1の可変表示を開始させる。
特図1保留記憶部シフト処理は、特図1判定処理及び特図1変動パターン判定処理が行
われる際に行われる処理である。特図1保留記憶部シフト処理では、特図1保留記憶部1
05aに記憶されていた特図1関係乱数を第1領域側に一つシフトするとともに、第1領
域の特図1関係乱数を特図1保留記憶部105aからクリアする。このようにして、特図
1関係乱数は取得された順に消化される。そして、当該処理後の特図1保留数を表す特図
1保留数コマンドを生成する。
なお、本実施形態では、特図2保留数および特図1保留数の何れも存在する場合、特図
2判定処理が優先して行われ、特図2の可変表示と特図1の可変表示とが並行して行われ
ないようになっている。
[2-3-2.特別図柄変動処理]
特別図柄変動処理は、特図の可変表示中に行われる処理である。特別図柄変動処理では
、特図変動時間が経過することに応じて、特図表示器81に、特図の可変表示を終了させ
るとともに、大当たり判定の結果に応じた特図を停止表示させる。大当たり判定の結果が
大当たりであれば、大当たりを示す大当たり図柄を停止表示させ、大当たり判定の結果が
ハズレであれば、ハズレを示すハズレ図柄を停止表示させる。そして、特図の可変表示の
終了を示す特図変動停止コマンドを生成する。
[2-3-3.特別図柄確定処理]
特別図柄確定処理は、特図が停止表示しているときに行われる処理である。特別図柄確
定処理では、現在停止表示している特図が大当たり図柄である場合には、大当たり遊技状
態に移行させる。そして、大当たり遊技の開始を示すオープニングコマンドを生成する。
オープニングコマンドには、大当たり種別判定の結果に関する情報が含まれる。また、現
在停止表示している特図がハズレ図柄であり且つ高確率状態を終了させる場合には、通常
確率状態を設定する。そして、通常確率状態への移行を示す高確率終了コマンドを生成す
る。また、現在停止表示している特図がハズレ図柄であり且つ時短状態を終了させる場合
には、非時短状態を設定する。そして、非時短状態への移行を示す時短終了コマンドを生
成する。なお、現在停止表示している特図がハズレ図柄であり且つ特図2保留数および特
図1保留数が「0」の場合には、パチンコ遊技機PY1が待機状態であることを示す客待
ちコマンドを生成する。
[2-3-4.大当たり遊技制御処理]
大当たり遊技制御処理は、大当たり遊技状態において行われる処理である。大当たり遊
技制御処理では、大当たり遊技制御テーブルを用いて、大当たり遊技を行う。大当たり遊
技状態への移行後、オープニング時間または閉鎖時間の経過に応じて、各ラウンド遊技を
開始する。そして、ラウンド遊技の開始を示すラウンド遊技コマンドを生成する。また、
最終のラウンド遊技を終了させることに応じて、エンディングを開始する。そして、大当
たり遊技の終了を示すエンディングコマンドを生成する。エンディングコマンドには、大
当たり種別判定の結果に関する情報が含まれる。
[2-3-5.遊技状態設定処理]
遊技状態設定処理は、大当たり遊技状態が終了する際に行われる処理である。遊技状態
設定処理では、通常確率状態から高確率状態に変更する場合は、大当たり遊技状態の終了
の際に高確率状態を設定する。高確率状態の継続期間を制限する場合には、高確率状態の
継続期間(例えば、大当たりに当選することなく高確率状態が継続できる特図の可変表示
の回数)も併せて設定する。そして、高確率状態の設定を示す高確率設定コマンドを生成
する。また、非時短状態から時短状態に変更する場合は、大当たり遊技状態の終了の際に
時短状態を設定する。時短状態の継続期間を制限する場合には、時短状態の継続期間(例
えば、大当たりに当選することなく時短状態が継続できる特図の可変表示の回数)も併せ
て設定する。そして、時短状態の設定を示す時短設定コマンドを生成する。
なお、遊技制御用マイコン101が各処理において生成するコマンドは、適宜に追加ま
たは変更することが可能である。
6.演出制御用マイコン121による演出の制御
次に、図25および図26に基づいて演出制御用マイコン121による演出の制御につ
いて説明する。なお、以下の演出制御用マイコン121による演出の制御の説明において
登場するカウンタ、タイマ、フラグ、バッファ等は、演出用RAM124に設けられてい
る。
[1.サブ制御メイン処理]
サブ制御基板120に備えられた演出制御用マイコン121は、パチンコ遊技機PY1
が電源投入されると、図25に示したサブ制御メイン処理のプログラムを演出用ROM1
23から読み出して実行する。同図に示すように、サブ制御メイン処理では、最初に、電
源投入に応じた電源投入時処理を行う(S4001)。電源投入時処理では、例えば、演
出用CPU122の設定、SIO、PIO、CTC(割り込み時間の管理のための回路)
等の設定等を行う。
次に、割り込みを禁止し(S4002)、乱数シード更新処理を実行する(S4003
)。乱数シード更新処理(S4003)では、種々の演出に関する判定を行うための種々
の演出判定用乱数カウンタの値を更新する。種々の演出についての演出判定用乱数カウン
タの更新方法は、一例として、前述の主制御基板100が行う普通図柄・特別図柄主要乱
数更新処理と同様の方法をとることができる。更新に際して乱数値を1ずつ加算するので
はなく、2ずつ加算するなどしてもよい。これは、前述の主制御基板100が行う普通図
柄・特別図柄主要乱数更新処理においても同様である。
乱数シード更新処理が終了すると、コマンド送信処理を実行する(S4004)。コマ
ンド送信処理では、サブ制御基板120の演出用RAM124内の出力バッファに格納さ
れている各種のコマンドを、画像制御基板140に送信する。コマンドを受信した画像制
御基板140は、受信したコマンドに従って、表示部50aに画像を表示する(画像によ
る種々の演出を実行する)。また、サブ制御基板120は、画像制御基板140によって
行われる種々の演出とともに、音声制御回路161を介してスピーカ52から音声を出力
させたり(音声による種々の音演出を実行したり)、ランプ制御回路151を介して枠ラ
ンプ53、および盤ランプ54を発光させたり(発光による種々の発光演出を実行したり
)、可動装置55,56,58を作動させたり(動作による種々の可動体演出を実行した
り)する。
演出制御用マイコン121は続いて、割り込みを許可する(S4005)。以降、ステ
ップS4002~ステップS4005をループさせる。割り込み許可中においては、受信
割り込み処理(S4010)、および、サブ側タイマ割り込み処理(S4011)の実行
が可能となる。
受信割り込み処理(S4010)は、主制御基板100から送られた各種のコマンドが
演出制御用マイコン121に入力される度に実行される。受信割り込み処理(S4010
)では、演出制御用マイコン121は主制御基板100の出力処理(S101)により送
信されてきて受信した各種のコマンドを演出用RAM124の受信バッファに格納する。
この受信割り込み処理は、他の割り込み処理(S4011)に優先して実行される。
[2.サブ側タイマ割り込み処理]
サブ側タイマ割り込み処理(S4011)は、サブ制御基板120に所定の周期(例え
ば、1msec周期)の割り込みパルスが入力される度に実行される。サブ側タイマ割り
込み処理(S4011)では、図26に示すように、入力処理(S4101)、発光デー
タ出力処理(S4102)、可動装置制御処理(S4103)、ウォッチドッグタイマ処
理(S4104)、受信コマンド解析処理(S4105)、スイッチ処理(S4106)
、演出タイマ更新処理(S4107)、音声制御処理(S4108)、ボタン有効期間処
理(S4109)、演出用データ作成処理(S4110)を順次行う。
入力処理では、通常ボタン検出スイッチ40aや特殊ボタン検出スイッチ41aなどの
遊技者が操作可能な操作部に対する操作を検出する。発光データ出力処理では、後述する
演出データ作成処理で作成された演出用データに基づいて、画像による演出等に合うタイ
ミングなどで枠ランプ53、および盤ランプ54などのランプを発光させるべく、発光デ
ータをランプ制御回路151に出力する。つまり、演出制御用マイコン121は、発光デ
ータに従って枠ランプ53、および盤ランプ54などを所定の発光態様で発光させる。可
動装置制御処理では、演出データ作成処理で作成された演出用データに基づいて、所定の
タイミングで可動装置55,56,58などの可動装置を動作させる可動体演出を行うべ
く、駆動データを出力する。つまり、演出制御用マイコン121は、駆動データに従って
、可動装置55,56,58などを所定の動作態様で動作させる可動体演出を行う。ウォ
ッチドッグタイマ処理では、ウォッチドッグタイマのリセット設定を行う。スイッチ処理
では、入力処理にて検出された通常ボタン検出スイッチ40aや特殊ボタン検出スイッチ
41aなどの遊技者が操作可能な操作部に対する操作のデータに基づいて表示部50aの
表示内容等を設定する。ボタン有効期間処理では、各種ボタン(通常ボタン40、特殊ボ
タン41など)のボタン操作有効期間を設定する。これにより、例えば、特図変動演出の
実行中に操作演出が行われるとともに、ボタン操作有効期間が発生することになる。
受信コマンド解析処理では、受信割り込み処理(S4010)によって演出用RAM1
24の受信バッファに格納されたコマンドを解析し、そのコマンドに応じた処理(例えば
演出の選択や演出モードの設定、コマンドのセット等)を行う。演出タイマ更新処理では
、各演出に関する時間を計測するためのタイマを更新する。例えば、演出タイマ更新処理
では通常ボタン40や特殊ボタン41といった操作部の操作有効期間の開始タイミングや
終了タイミングを計測する。音声制御処理では、受信コマンド解析処理の処理結果に基づ
いて、音声データ(スピーカ52からの音声の出力を制御するデータ)の作成と音声制御
回路161への出力が行われる。演出用データ作成処理では、受信コマンド解析処理の処
理結果に基づいて、演出用データの作成が行われる。
スイッチ処理(S4106)において、演出制御用マイコン121は、入力処理(S4
104)によって取得したスイッチデータを解析して、ボタン操作有効期間内で通常ボタ
ン40が押下操作されたか否かを判定する場合がある。例えば、演出制御用マイコン12
1が、入力処理(S4104)によって取得したスイッチデータを解析して、ボタン操作
有効期間内で通常ボタン40が押下操作されたと判定した場合には、通常ボタン処理を実
行する。ここで通常ボタン処理とは、例えば、表示部50aによる予告画像の表示や、盤
上可動体55kを用いた可動体演出などを行う処理のことである。また、演出制御用マイ
コン121は、入力処理(S4104)によって取得したスイッチデータを解析して、ボ
タン操作有効期間内で特殊ボタン41が押下操作されたか否かを判定する場合がある。例
えば、演出制御用マイコン121が、ボタン操作有効期間内で特殊ボタン41が押下操作
されたと判定した場合には、特殊ボタン処理を実行する。ここで特殊ボタン処理とは、例
えば、表示部50aによる予告画像の表示や、盤上可動体55kを用いた可動体演出など
を行う処理のことである。
ボタン操作有効期間処理(S4109)において、演出制御用マイコン121は、先ず
、通常ボタン40のボタン操作有効期間が設定済みであるか否かを判定し、設定済みであ
った場合には、通常ボタン40のボタン操作有効期間の終了条件を満たしているか否かを
判定する。ここで、通常ボタン40のボタン操作有効期間の終了条件とは、例えば、ボタ
ン操作有効期間として設定された時間が経過したことが該当する。演出制御用マイコン1
21は、通常ボタン40のボタン操作有効期間の終了条件を満たしている場合には、当該
ボタン操作有効期間を解除する。また、演出制御用マイコン121は、特殊ボタン41の
ボタン操作有効期間が設定済みであるか否かを判定し、設定済みであった場合には、特殊
ボタン41のボタン操作有効期間の終了条件を満たしているか否かを判定する。ここで、
特殊ボタン41のボタン操作有効期間の終了条件とは、例えば、ボタン操作有効期間とし
て設定された時間が経過したことが該当する。演出制御用マイコン121は、特殊ボタン
41のボタン操作有効期間の終了条件を満たしている場合には、当該ボタン操作有効期間
を解除する。
また、ボタン操作有効期間処理において、演出制御用マイコン121は、通常ボタン4
0のボタン操作有効期間が設定済みであるか否かの判定の結果が未設定である場合には、
通常ボタン40のボタン操作有効期間の設定条件を満たしているか否か判定する。ここで
、通常ボタン40のボタン操作有効期間の設定条件とは、例えば、演出のシナリオによっ
て決められた所定のタイミングに達したことが該当する。また、演出制御用マイコン12
1は、通常ボタン40のボタン操作有効期間の設定条件を満たしていると判定した場合に
は、通常ボタン40のボタン操作有効期間を設定する。また、ボタン操作有効期間処理に
おいて、演出制御用マイコン121は、特殊ボタン41のボタン操作有効期間が設定済み
であるか否かの判定の結果が未設定である場合には、特殊ボタン41のボタン操作有効期
間の設定条件を満たしているか否か判定する。ここで、特殊ボタン41のボタン操作有効
期間の設定条件とは、例えば、演出のシナリオによって決められた所定のタイミングに達
したことが該当する。演出制御用マイコン121は、特殊ボタン41のボタン操作有効期
間の設定条件を満たしていると判定した場合には、特殊ボタン41のボタン操作有効期間
を設定する。
7.パチンコ遊技機PY1の特徴点の説明
以下、パチンコ遊技機PY1の特徴点を詳細に説明する。以下、第1実施形態を説明す
る。特に述べない限り、上述の基本実施形態のパチンコ遊技機PY1が第1実施形態にも
適用される。
先ず、第1実施形態の遊技制御用マイコン101が決定する特図変動パターンについて
、図27を用いて説明する。第1実施形態の遊技制御用マイコン101は、非時短状態に
設定しているときの特図1変動パターン判定処理において、特図1判定処理で行った大当
たり判定の結果、リーチ判定の結果、および特図変動パターン乱数に基づいて、特図1変
動パターンを決定する。より詳細には、遊技制御用マイコン101は、図27に示すよう
に、大当たり判定において大当たり当選と判定したときには、特図1変動パターンとして
、「P02」、「P03」、「P21」、「P22」、「P23」、「P24」、「P2
5」、または「P26」のうちから、何れかの特図1変動パターンを決定することが可能
である。振分率は、図28(A)に示す通りである。なお、特図1変動パターンの振分率
(選択割合)については、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更することが可能であ
る。
また、遊技制御用マイコン101は、大当たり判定においてハズレと判定した場合であ
って、リーチ判定の結果が「リーチ有り」である場合には、特図1変動パターンとして、
「P05」、「P06」、「P31」、「P32」、「P33」、「P34」、「P35
」、または「P36」のうちから、何れかの特図1変動パターンを決定することが可能で
ある。何れの特図1変動パターンに決定するかは、特図変動パターン乱数によって振り分
けられる。振分率は、図28(B)に示す通りである。なお、特図1変動パターンの振分
率(選択割合)については、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更することが可能で
ある。
また、遊技制御用マイコン101は、大当たり判定においてハズレと判定した場合であ
って、リーチ判定の結果が「リーチ無し」である場合には、特図1変動パターンとして、
「P07」、又は「P08」を決定することが可能である。この2種類の特図1変動パタ
ーンのうち何れに決定するかは、特図1保留数によって割り振られている。特図1保留数
が0~2個の場合には、特図変動時間が比較的長い特図変動パターンが決定され易く、特
図1保留数が3~4個の場合には、特図変動時間が比較的短い特図変動パターンが決定さ
れ易くなっている。
ここで特図1変動パターン「P21」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→ストーリーリ
ーチが行われるストーリー大当たり変動1であり、特図1変動パターン「P31」は、通
常変動→リーチ→Nリーチ→ストーリーリーチが行われるストーリーハズレ変動1である
ここでストーリーリーチ(特定のリーチ)とは、主人公キャラクタにまつわるストーリ
ーを表示し、最終的には、グッドエンディングに至る成功演出、又は、グッドエンディン
グに至らない失敗演出に分岐する演出である(図47参照)。また、ストーリーリーチは
、大当たり判定の結果が「大当たり」であった可能性が、Lリーチ、およびNリーチより
も高いことを示唆するSPリーチ演出であり、遊技者に大当たりを期待させるための演出
として機能する。
ここで特図1変動パターン「P22」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→共闘リーチが
行われる共闘大当たり変動1であり、特図1変動パターン「P32」は、通常変動→リー
チ→Nリーチ→共闘リーチが行われる共闘ハズレ変動1である。
ここで共闘リーチとは、主人公キャラクタとその味方キャラクタとが協力して敵キャラ
クタとのバトルに挑み、最終的には、主人公キャラクタが勝利する勝利演出(成功演出の
一例)、又は、主人公キャラクタが敗北する敗北演出(失敗演出の一例)に分岐する演出
である(図52参照)。また、共闘リーチは、大当たり判定の結果が「大当たり」であっ
た可能性が、Lリーチ、およびNリーチよりも高いことを示唆するSPリーチ演出であり
、遊技者に大当たりを期待させるための演出として機能する。なお、共闘リーチは、スト
ーリーリーチよりもよりも高いことを示唆するリーチ演出であり、遊技者に大当たりを期
待させるための演出として機能する。
ここで特図1変動パターン「P23」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→ストーリーリ
ーチ→発展演出→バトルリーチが行われるバトル大当たり変動1であり、特図1変動パタ
ーン「P33」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→ストーリーリーチ→発展演出→バトル
リーチが行われるバトルハズレ変動1である。
ここでバトルリーチ(特別なリーチ)とは、主人公キャラクタと敵キャラクタとがバト
ルを行い、最終的には、主人公キャラクタが勝利する勝利演出(成功演出の一例)、又は
、主人公キャラクタが敗北する敗北演出(失敗演出の一例)に分岐する演出である(図5
1参照)。また、バトルリーチは、大当たり判定の結果が「大当たり」であった可能性が
、SPリーチ(ストーリーリーチ、共闘リーチ)、Lリーチ、およびNリーチよりも高い
ことを示唆するSPSPリーチ演出であり、遊技者に大当たりを期待させるための演出と
して機能する。なお、バトルリーチは、ストーリーリーチの終盤から発展可能なSPSP
リーチとなっている。
ここで特図1変動パターン「P24」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→ストーリーリ
ーチ→復活示唆演出→復活演出が行われるストーリー大当たり変動2であり、特図1変動
パターン「P34」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→ストーリーリーチ→復活示唆演出
が行われるストーリーハズレ変動2である。
ここで復活示唆演出とは、まず失敗演出が実行された後に、復活演出が実行されるか否
かを示唆する演出である。また、復活演出とは、先ず失敗演出が実行された後に、復活示
唆演出が実行されて、その後表示部50aに表示されている通常表示態様の中演出図柄E
Z2(例えば、「3」)から、復活コイン図柄TZとする復活表示態様の中演出図柄EZ
2に変化することで大当たり判定の結果が大当たりであることを報知する演出である(図
49(C)参照)。なお、中演出図柄EZ2の復活表示態様が、「第2特定画像の画像態
様」に相当する。
ここで特図1変動パターン「P25」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→共闘リーチ→
復活示唆演出→復活演出が行われる共闘大当たり変動2であり、特図1変動パターン「P
35」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→共闘リーチ→復活示唆演出が行われる共闘ハズ
レ変動2である。
ここで特図1変動パターン「P26」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→ストーリーリ
ーチ→発展演出→バトルリーチ→復活示唆演出→復活演出が行われるバトル大当たり変動
2であり、特図1変動パターン「P36」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→ストーリー
リーチ→発展演出→バトルリーチ→復活示唆演出が行われるバトルハズレ変動2である。
また、特図1変動パターン「P02」は、通常変動→リーチ→Nリーチ→発展演出→L
リーチが行われるL大当たり変動であり、特図1変動パターン「P05」は、通常変動→
リーチ→Nリーチ→発展演出→Lリーチが行われるLハズレ変動である。
また、特図1変動パターン「P03」は、通常変動→リーチ→Nリーチというように、
演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がリーチになるもののLリーチ、SPリーチ(共闘リー
チ、ストーリーリーチ)、またはSPSPリーチ(バトルリーチ)のうち、いずれも行わ
れないN大当たり変動である。また、特図1変動パターン「P06」は、通常変動→リー
チ→Nリーチというように、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がリーチになるもののLリ
ーチ、SPリーチ(共闘リーチ、ストーリーリーチ)、またはSPSPリーチ(バトルリ
ーチ)のうち、いずれも行われないNハズレ変動である。
また、特図1変動パターン「P07」は演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がリーチにな
ることなく変動演出が13秒で終了する通常ハズレ変動である。また図27に示す特図1
変動パターン「P08」は演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がリーチになることなく変動
演出が4秒で終了する通常ハズレ変動である。
次に、上述した特図変動パターンにおける特図変動演出を構成する主要な演出(通常変
動、Nリーチ、Lリーチ、SPリーチ(ストーリーリーチ、共闘リーチ)、SPSPリー
チ(バトルリーチ))のうち、SPリーチであるストーリーリーチと共闘リーチ、SPS
Pリーチであるバトルリーチについて詳細に説明する。なお、演出制御用マイコン121
は、特図変動演出を構成する各演出において、表示部50aに演出画像を表示するととも
に、演出画像の表示に応じて、枠ランプ53や盤ランプ54やLOGOランプ201を用
いた発光演出や、スピーカ52を用いた音演出、可動装置55,56,58を用いた可動
体演出(後述する盤可動体演出など)、入力装置(通常ボタン40、特殊ボタン41)を
用いた操作演出等を実行可能である。
ストーリーリーチは、本パチンコ遊技機PY1のモチーフとなっている作品に関するス
トーリーを見せるリーチ演出である。ストーリーリーチには、当落分岐があり、ストーリ
ーがグッドエンドの結末となる成功演出、又は、ストーリーがバッドエンドの結末となる
失敗演出に分岐する(図47参照)。ストーリーリーチにおける成功演出は、遊技者に大
当たりに当選していることを示唆する演出として機能する。ストーリーリーチにおける失
敗演出は、遊技者に大当たりに当選していないことを示唆する演出として機能する。
共闘リーチは、主人公キャラクタが味方キャラクタと協力して敵キャラクタとバトルを
行うリーチ演出である。共闘リーチには、当落分岐があり、主人公キャラクタが敵キャラ
クタに勝利する成功演出(勝利演出)、又は、主人公キャラクタが敵キャラクタに敗北す
る失敗演出(敗北演出)に分岐する(図52参照)。成功演出は、バトルリーチにおける
成功演出と同様、遊技者に大当たりに当選していることを示唆する演出として機能する。
失敗演出は、バトルリーチにおける失敗演出と同様、遊技者に大当たりに当選していない
ことを示唆する演出として機能する。
バトルリーチは、主人公キャラクタと敵キャラクタとがバトルを行うリーチ演出である
。バトルリーチには、当落分岐があり、主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利する成功
演出(勝利演出)、又は、主人公キャラクタが敵キャラクタに敗北する失敗演出(敗北演
出)に分岐する(図51参照)。成功演出は、共闘リーチにおける成功演出と同様、遊技
者に大当たりに当選していることを示唆する演出として機能する。失敗演出は、共闘リー
チにおける失敗演出と同様、遊技者に大当たりに当選していないことを示唆する演出とし
て機能する。
次に、図28を用いて非時短状態における特図1変動パターンの振分率について説明す
る。図28(A)に示すように、第1実施形態のパチンコ遊技機PY1で「非時短状態」
且つ「大当たり」の場合に選択される特図1変動パターンの振分率は、特図1変動パター
ン「P03」の振分率(1%)、特図1変動パターン「P24」の振分率(1%)⇒特図
1変動パターン「P25」の振分率(2%)⇒特図1変動パターン「P02」の振分率(
3%)⇒特図1変動パターン「P26」の振分率(5%)⇒特図1変動パターン「P21
」の振分率(20%)⇒特図1変動パターン「P22」の振分率(30%)⇒特図1変動
パターン「P23」の振分率(38%)の順で高くなっている。
一方、図28(B)に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機PY1で「非時短状態
」且つ「リーチ有りハズレ」の場合に選択される特図1変動パターンの振分率は、特図1
変動パターン「P36」の振分率(1%)⇒特図1変動パターン「P35」の振分率(2
%)⇒特図1変動パターン「P33」の振分率(5%)、特図1変動パターン「P34」
の振分率(5%)⇒特図1変動パターン「P32」の振分率(10%)⇒特図1変動パタ
ーン「P31」の振分率(15%)⇒特図1変動パターン「P05」の振分率(25%)
⇒特図1変動パターン「P06」の振分率(37%)の順で高くなっている。
また、第1実施形態のパチンコ遊技機PY1で「非時短状態」で、特図1保留数が「0
~2」であって、且つ「リーチ無しハズレ」の場合に選択される特図1変動パターンの振
分率は、特図1変動パターン「P08」の振分率(20%)⇒特図1変動パターン「P0
7」の振分率(80%)の順で高くなっている(不図示)。
その他、本実施形態のパチンコ遊技機PY1で「非時短状態」で、特図1保留数が「3
~4」であって、且つ「リーチ無しハズレ」の場合に選択される特図1変動パターンの振
分率は、特図1変動パターン「P07」の振分率(20%)⇒特図1変動パターン「P0
8」の振分率(80%)の順で高くなっている(不図示)。
なお本形態では、図28に示すように、大当たりに当選している場合(大当たり変動の
場合)において、共闘リーチは、発展演出を経てバトルリーチへと発展しない場合のスト
ーリーリーチよりも実行され易い。また、図28に示すように、大当たりに当選している
場合(大当たり変動の場合)において、バトルリーチは、共闘リーチよりも実行され易い
。これにより、図28に示すように、大当たりに当選している場合(大当たり変動の場合
)には、ストーリーリーチから発展演出を経てバトルリーチへと発展され易いといえる。
一方、ハズレの場合(ハズレ変動の場合)において、バトルリーチへと発展しない場合の
ストーリーリーチは、共闘リーチよりも実行され易い。これにより、図28に示すように
、ハズレの場合(ハズレ変動の場合)において、ストーリーリーチから発展演出を経てバ
トルリーチへと発展され難くなっている。本形態では、バトルリーチは、ストーリーリー
チや共闘リーチよりも大当たり期待度が高いリーチ演出となっている。また、共闘リーチ
は、ストーリーリーチよりも大当たり期待度が高いリーチ演出となっている。なお、各種
のSPリーチ(ストーリーリーチ、共闘リーチ)における当落分岐において、操作部(通
常ボタン40や特殊ボタン41)を操作させる操作演出を行うように構成してもよい。ま
た、各種のSPSPリーチ(バトルリーチ)における当落分岐において、操作部(通常ボ
タン40や特殊ボタン41)を操作させる操作演出を行うように構成しても良い。
<コイン獲得演出>
次に、第1実施形態のパチンコ遊技機PY1において、非時短状態に特図1変動パター
ンに基づく特図変動演出において実行され得るコイン獲得演出を図29~図34を用いて
説明する。第1実施形態のコイン獲得演出は、表示部50a上に獲得コイン画像G124
(特定画像、第1特定画像)が表示され、遊技者に大当たり期待度を示唆する予告演出と
して機能する。また、コイン獲得演出にて表示部50aに表示される獲得コイン画像G1
24の中央に刻まれている「L」は、盤ランプ54の「L」をモチーフにしている。すな
わち、獲得コイン画像G124の中央に刻まれている「L」は、本パチンコ遊技機PY1
のメインキャラクタの名称である「LOGO」の頭文字をモチーフにしている。
第1実施形態のコイン獲得演出の演出態様として、第1コイン獲得演出態様と、第2コ
イン獲得演出態様と、第3コイン獲得演出態様との3種類の演出態様が存在する。本実施
形態のコイン獲得演出は、タイトル表示演出、獲得したコインを遊技者に報知する獲得コ
イン報知演出からなる。また、獲得コイン報知演出には、第1コイン獲得演出態様のコイ
ン獲得演出に対応した第1獲得コイン報知演出と、第2コイン獲得演出態様のコイン獲得
演出に対応した第2獲得コイン報知演出と、第3コイン獲得演出態様のコイン獲得演出に
対応した第3獲得コイン報知演出とがある。第1コイン獲得演出態様は、タイトル表示演
出、第1コイン獲得報知演出が実行される演出態様である。第2コイン獲得演出態様は、
タイトル表示演出、第2コイン獲得報知演出が実行される演出態様である。第3コイン獲
得演出態様は、タイトル表示演出、第3コイン獲得報知演出が実行される演出態様である
ここでタイトル表示演出とは、コイン獲得演出の実行開始を遊技者に報知する演出であ
り、獲得コイン報知演出(第1コイン獲得報知演出、第2コイン獲得報知演出、第3コイ
ン獲得報知演出)とは、表示部50aに表示された獲得コイン画像G124によって、遊
技者に大当たり期待度を示唆する演出である。
ここで、獲得コイン画像G124には、大当たり期待度を異ならせて示唆する3つの表
示画像態様がある。具体的には、獲得コイン画像G124が白色になっている表示画像態
様と、獲得コイン画像G124が青色になっている表示画像態様と、獲得コイン画像G1
24が緑色になっている表示画像態様とがある。以下では、コインが白色になっている表
示画像態様の獲得コイン画像G124を白色の獲得コイン画像G124Aと呼び、コイン
が青色になっている表示画像態様の獲得コイン画像G124を青色の獲得コイン画像G1
24Bと呼び、コインが緑色になっている表示画像態様の獲得コイン画像G124を緑色
の獲得コイン画像G124Cと呼ぶことにする。なお、第1実施形態では、白色の獲得コ
イン画像G124A→青色の獲得コイン画像G124B→緑色の獲得コイン画像G124
Cの順に大当たり期待度が高くなっている。なお、獲得コイン画像G124が白色になっ
ている表示画像態様と、獲得コイン画像G124が青色になっている表示画像態様と、獲
得コイン画像G124が緑色になっている表示画像態様とが、「第1特定画像の画像態様
」に相当する。
第1実施形態の第1コイン獲得報知演出では、表示部50aに白色の獲得コイン画像G
124Aが3つ(所定数)表示され、第2コイン獲得報知演出では、表示部50aに青色
の獲得コイン画像G124Bが3つ(所定数)表示され、第3コイン獲得報知演出では、
表示部50aに緑色の獲得コイン画像G124Cが3つ(所定数)表示されることになる
次に、演出制御用マイコン121によるコイン獲得演出の処理について説明する。先ず
、第1実施形態の演出制御用マイコン121は、受信コマンド解析処理(S4105)に
おいて、特図変動開始コマンドを受信していると判定した場合、変動開始コマンド受信時
処理を行う。この変動開始コマンド受信時処理では、まず、変動演出パターン選択処理を
行い続いて、予告演出選択処理を行う。変動演出パターン選択処理では、受信した特図変
動開始コマンドが示す特図変動パターンに基づいて、変動演出の演出パターン(サブ変動
パターン)を選択する。そして予告演出選択処理では、受信した特図変動開始コマンドが
示す特図変動パターンに基づいて、変動演出に伴って行う予告演出(コイン獲得演出、チ
ャンスアップ演出(第1チャンスアップ演出、第2チャンスアップ演出、第3チャンスア
ップ演出)、バトル発展示唆演出、ランプ変化示唆演出(第1ランプ変化示唆演出、第2
ランプ変化示唆演出、第3ランプ変化示唆演出)、その他の予告演出)を選択する。なお
、予告演出選択処理において選択された予告演出の情報は、演出用RAM124の所定の
記憶領域に格納されるとともに、予告演出開始コマンドに含められて画像制御基板140
に送信される。予告演出開始コマンドを受信した画像制御基板140は、指定された予告
演出の画像を表示部50aに表示する。また、演出制御用マイコン121は、演出用RA
M124に格納した予告演出の情報に基づいて、その予告演出に係る演出手段(スピーカ
52、枠ランプ53、LOGOランプ201、盤ランプ54、可動装置、入力装置など)
を適宜制御する。
第1実施形態の予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121は、受信した特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンと、図29に示すコイン獲得演出選択テーブ
ルとに基づいて、コイン獲得演出を実行するか否かを選択する。そして、演出制御用マイ
コン121は、コイン獲得演出の実行を選択した場合には、受信した特図変動開始コマン
ドが示す特図変動パターンと、図30に示すコイン獲得演出態様の選択テーブルに基づい
て、実行するコイン獲得演出の演出態様を選択する。なお、予告演出選択処理において選
択されたコイン獲得演出の情報と、コイン獲得演出の演出態様の情報は、演出用RAM1
24の所定の記憶領域に格納されるとともに、予告演出開始コマンドに含められて画像制
御基板140に送信される。予告演出開始コマンドを受信した画像制御基板140は、指
定されたコイン獲得演出の演出態様からなるコイン獲得演出の画像(タイトル画像G12
0、キャラクタ画像G121、セリフ画像G127、吹き出し画像G128A、白色の画
像G128B、青色の画像G128B、緑色の画像G128C、白色の獲得コイン画像G
124A、青色の獲得コイン画像G124B、緑色の獲得コイン画像G124C)を表示
部50aに表示する(図32、図33、図34参照)。また、演出制御用マイコン121
は、演出用RAM124に格納したコイン獲得演出の情報と、コイン獲得演出の演出態様
の情報とに基づいて、そのコイン獲得演出に係る演出手段(スピーカ52、盤ランプ54
など)を適宜制御する。
次に、コイン獲得演出選択テーブルについて、図29を用いて説明する。予告演出選択
処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンド
が示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P21」であると判定された場合には
、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の実行が選択
される割合は、70%である。一方で、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン12
1によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1
変動パターン「P21」であると判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図
29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合は、30%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P22」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、80%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P22」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、20%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P23」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、90%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P23」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、10%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P24」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、70%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P24」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、30%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P25」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、80%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P25」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、20%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P26」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、90%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P26」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、10%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P31」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、70%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P31」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、30%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P32」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、80%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P32」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、20%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P33」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、90%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P33」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、10%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P34」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、70%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P34」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、30%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P35」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、80%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P35」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、20%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P36」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、90%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P36」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、10%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P02」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、50%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P02」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、50%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P03」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、0%である。一方で、予告演出選択処理では、演出
制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変
動パターンが特図1変動パターン「P03」であると判定された場合には、コイン獲得演
出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合は
、100%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P05」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、50%である。一方で、予告演出選択処理では、演
出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P05」であると判定された場合には、コイン獲得
演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合
は、50%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P06」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、0%である。一方で、予告演出選択処理では、演出
制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変
動パターンが特図1変動パターン「P06」であると判定された場合には、コイン獲得演
出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合は
、100%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P07」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、0%である。一方で、予告演出選択処理では、演出
制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変
動パターンが特図1変動パターン「P07」であると判定された場合には、コイン獲得演
出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合は
、100%である。
また、予告演出選択処理では、演出制御用マイコン121によって、非時短状態にて特
図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変動パターン「P08」である
と判定された場合には、コイン獲得演出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン
獲得演出の実行が選択される割合は、0%である。一方で、予告演出選択処理では、演出
制御用マイコン121によって、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変
動パターンが特図1変動パターン「P08」であると判定された場合には、コイン獲得演
出選択テーブル(図29参照)に基づいて、コイン獲得演出の非実行が選択される割合は
、100%である。
なお本形態では、図29に示すように、大当たりに当選している場合(大当たり変動の
場合)、またはハズレの場合(ハズレ変動の場合)のうち、いずれの場合でも、特図変動
演出にてストーリーリーチの終盤から発展演出を経てバトルリーチへと発展する場合のほ
うが、特図変動演出にて共闘リーチが実行される場合と、特図変動演出にてストーリーリ
ーチの終盤から発展演出を経てバトルリーチへと発展しないストーリーリーチが実行され
る場合よりも、特図変動演出にてコイン獲得演出が実行され易い(図29参照)。また、
大当たりに当選している場合(大当たり変動の場合)、またはハズレの場合(ハズレ変動
の場合)のうち、いずれの場合でも、特図変動演出にてストーリーリーチの終盤から発展
演出を経てからバトルリーチへと発展する場合と、特図変動演出にて共闘リーチが実行さ
れる場合のほうが、バトルリーチへと発展しないストーリーリーチが実行される場合より
も、特図変動演出にてコイン獲得演出が実行され易い(図29参照)。大当たりに当選し
ている場合(大当たり変動の場合)、またはハズレの場合(ハズレ変動の場合)のうち、
いずれの場合でも、特図変動演出にてバトルリーチへと発展しないストーリーリーチが実
行される場合のほうが、特図変動演出にてLリーチが実行される場合や、特図変動演出に
てNリーチのみが実行される場合や、特図変動演出にて演出図柄EZ1,EZ2,EZ3
がリーチになることがない場合よりも、特図変動演出にてコイン獲得演出が実行され易い
(図29参照)。なお、図29に示す各特図変動パターンに対応したコイン獲得演出の振
分率(選択割合)については、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更することが可能
である。
続いて、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づい
てコイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図
1変動パターンが特図1変動パターン「P21」である場合には、コイン獲得演出の演出
態様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、30%である(図30参照)
。また、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲
得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パタ
ーンが特図1変動パターン「P21」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として
、第2コイン獲得演出態様が選択される割合は、60%である(図30参照)。また、演
出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実
行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図
1変動パターン「P21」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイ
ン獲得演出態様が選択される割合は、10%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P22」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、0%である(図30参照)。ま
た、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演
出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターン
が特図1変動パターン「P22」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第
2コイン獲得演出態様が選択される割合は、70%である(図30参照)。また、演出制
御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行が
選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変
動パターン「P22」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン獲
得演出態様が選択される割合は、30%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P23」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、0%である(図30参照)。ま
た、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演
出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターン
が特図1変動パターン「P23」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第
2コイン獲得演出態様が選択される割合は、40%である(図30参照)。また、演出制
御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行が
選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変
動パターン「P23」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン獲
得演出態様が選択される割合は、60%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P24」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、30%である(図30参照)。
また、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得
演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パター
ンが特図1変動パターン「P24」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、
第2コイン獲得演出態様が選択される割合は、60%である(図30参照)。また、演出
制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行
が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1
変動パターン「P24」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン
獲得演出態様が選択される割合は、10%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P25」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、0%である(図30参照)。ま
た、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演
出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターン
が特図1変動パターン「P25」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第
2コイン獲得演出態様が選択される割合は、70%である(図30参照)。また、演出制
御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行が
選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変
動パターン「P25」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン獲
得演出態様が選択される割合は、30%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P26」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、0%である(図30参照)。ま
た、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演
出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターン
が特図1変動パターン「P26」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第
2コイン獲得演出態様が選択される割合は、40%である(図30参照)。また、演出制
御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行が
選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変
動パターン「P26」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン獲
得演出態様が選択される割合は、60%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P31」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、30%である(図30参照)。
また、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得
演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パター
ンが特図1変動パターン「P31」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、
第2コイン獲得演出態様が選択される割合は、60%である(図30参照)。また、演出
制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行
が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1
変動パターン「P31」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン
獲得演出態様が選択される割合は、10%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P32」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、0%である(図30参照)。ま
た、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演
出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターン
が特図1変動パターン「P32」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第
2コイン獲得演出態様が選択される割合は、70%である(図30参照)。また、演出制
御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行が
選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変
動パターン「P32」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン獲
得演出態様が選択される割合は、30%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P33」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、0%である(図30参照)。ま
た、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演
出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターン
が特図1変動パターン「P33」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第
2コイン獲得演出態様が選択される割合は、40%である(図30参照)。また、演出制
御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行が
選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変
動パターン「P33」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン獲
得演出態様が選択される割合は、60%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P34」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、30%である(図30参照)。
また、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得
演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パター
ンが特図1変動パターン「P34」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、
第2コイン獲得演出態様が選択される割合は、60%である(図30参照)。また、演出
制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行
が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1
変動パターン「P34」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン
獲得演出態様が選択される割合は、10%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P35」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、0%である(図30参照)。ま
た、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演
出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターン
が特図1変動パターン「P35」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第
2コイン獲得演出態様が選択される割合は、70%である(図30参照)。また、演出制
御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行が
選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変
動パターン「P35」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン獲
得演出態様が選択される割合は、30%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P36」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、0%である(図30参照)。ま
た、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演
出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターン
が特図1変動パターン「P36」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第
2コイン獲得演出態様が選択される割合は、40%である(図30参照)。また、演出制
御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行が
選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1変
動パターン「P36」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン獲
得演出態様が選択される割合は、60%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P02」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、70%である(図30参照)。
また、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得
演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パター
ンが特図1変動パターン「P02」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、
第2コイン獲得演出態様が選択される割合は、30%である(図30参照)。また、演出
制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲得演出の実行
が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パターンが特図1
変動パターン「P02」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として、第3コイン
獲得演出態様が選択される割合は、0%である(図30参照)。
また、例えば、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいて
コイン獲得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1
変動パターンが特図1変動パターン「P05」である場合には、コイン獲得演出の演出態
様として、第1コイン獲得演出態様が選択される割合は、100%である(図30参照)
。また、演出制御用マイコン121によって、図29に示すテーブルに基づいてコイン獲
得演出の実行が選択され、非時短状態にて特図1変動開始コマンドが示す特図1変動パタ
ーンが特図1変動パターン「P05」である場合には、コイン獲得演出の演出態様として
、第2コイン獲得演出態様が選択される割合と第3コイン獲得演出態様が選択される割合
とはともに0%である(図30参照)。
なお本形態では、図28と、図29と、図30とを用いた説明により、大当たりに当選
している場合(大当たり変動の場合)、またはハズレの場合(ハズレ変動の場合)のうち
、いずれの場合でも、特図変動演出にてストーリーリーチの終盤から発展演出を経てバト
ルリーチへと発展する場合のほうが、特図変動演出にて共闘リーチが実行される場合と、
特図変動演出にてストーリーリーチの終盤から発展演出を経てバトルリーチへと発展しな
いストーリーリーチが実行される場合よりも、第3コイン獲得演出態様のコイン獲得演出
が実行され易い、すなわち、表示部50aにて緑色の獲得コイン画像G124Cが3つ表
示され易くなっている。また、大当たりに当選している場合(大当たり変動の場合)、ま
たはハズレの場合(ハズレ変動の場合)のうち、いずれの場合でも、特図変動演出にて特
図変動演出にて共闘リーチが実行される場合のほうが、特図変動演出にてストーリーリー
チの終盤から発展演出を経てバトルリーチへと発展しないストーリーリーチが実行される
場合よりも、第2コイン獲得演出態様のコイン獲得演出が実行され易い、すなわち、表示
部50aにて青色の獲得コイン画像G124Bが3つ表示され易くなっている。また、大
当たりに当選している場合(大当たり変動の場合)、またはハズレの場合(ハズレ変動の
場合)のうち、いずれの場合でも、特図変動演出にてストーリーリーチの終盤から発展演
出を経てバトルリーチへと発展しないストーリーリーチが実行される場合のほうが、特図
変動演出にてLリーチが実行される場合や、特図変動演出にてNリーチのみが実行される
場合や、特図変動演出にて演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がリーチになることがない場
合よりも、第2コイン獲得演出態様のコイン獲得演出、すなわち、表示部50aにて青色
の獲得コイン画像G124Bが3つ表示され易くなっている。以上のことから、第1実施
形態のコイン獲得演出は、第1コイン獲得演出態様のコイン獲得演出(表示部50aにて
白色の獲得コイン画像G124Aが3つ表示される演出)→第2コイン獲得演出態様のコ
イン獲得演出(表示部50aにて青色の獲得コイン画像G124Bが3つ表示される演出
)→第3コイン獲得演出態様のコイン獲得演出(表示部50aにて緑色の獲得コイン画像
G124Cが3つ表示される演出)の順に大当たり期待度が高くなっている。なお、図3
0に示す各特図変動パターンに対応したコイン獲得演出態様の選択率(選択割合)につい
ては、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更することが可能である。
次に、図31から図34を用いて、特図変動演出の実行中に行われ得るコイン獲得演出
について説明する。なお、図31は、特図1変動パターン「P21」、特図1変動パター
ン「P22」、特図1変動パターン「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1
変動パターン「P25」、特図1変動パターン「P26」、特図1変動パターン「P31
」、特図1変動パターン「P32」、特図1変動パターン「P33」、特図1変動パター
ン「P34」、特図1変動パターン「P35」、特図1変動パターン「P36」、特図1
変動パターン「P02」、または特図1変動パターン「P05」のうち、いずれの特図1
変動パターンが選択された場合でも、コイン獲得演出にて実行されるタイトル表示演出で
ある。
第1コイン獲得演出態様のコイン獲得演出、第2コイン獲得演出態様のコイン獲得演出
、または第3コイン獲得演出態様のコイン獲得演出のうち、いずれのコイン獲得演出であ
っても、タイトル表示演出では、表示部50a上にタイトル画像が表示される。具体的に
、図31に示す文字列「コイン獲得チャレンジ」を示すタイトル画像G120が表示部5
0aの中央に表示される。このタイトル表示演出は、コイン獲得チャレンジ演出の実行の
開始とともに、実行が開始される。そして、第1所定期間(具体的には「2秒間」)実行
が続いた後、タイトル表示演出の実行が終了する。
図31に示すタイトル表示演出の実行が終了した場合に、例えば、実行されているコイ
ン獲得演出が第1コイン獲得演出態様のコイン獲得演出である場合には、続いて、第1コ
イン獲得報知演出が実行される。第1コイン獲得報知演出について、図32を用いて説明
する。なお、第1コイン獲得演出態様のコイン獲得演出は、特図1変動パターン「P21
」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パター
ン「P34」、特図1変動パターン「P02」、または特図1変動パターン「P05」の
うち、いずれかの特図1変動パターンに基づく特図変動演出にて実行されることがある(
図29、図30参照)。
第1コイン獲得演出態様のコイン獲得演出にてタイトル表示演出の実行が終了すると、
図32に示す第1コイン獲得報知演出が実行される。第1コイン獲得報知演出では、図3
2(A)に示すように、表示部50aに文字列「コインを獲得!!!」からなるセリフ画
像G127を吹き出し画像G128A内に表示される。また、図32(A)に示すように
、表示部50aの右下部にキャラクタ画像G121が表示される。なお、第1コイン獲得
報知演出にて、表示部50aに吹き出し画像G128Aとキャラクタ画像G121が表示
されると、盤装飾プレート202の前面側に設けられている盤ランプ54が白色の発光色
で発光される。なお、盤ランプ54が白色で発光させる発光態様が、「発光部の第1発光
態様」に相当する。
その後、第1コイン獲得報知演出では、図32(B)に示すように、表示部50aに1
つの白色の画像G128Bが表示される。また、表示部50aにて表示されていた図32
(A)に示す演出例から図32(B)に示す演出例へと進んだ場合、盤装飾プレート20
2の前面側に設けられている盤ランプ54は、引き続き白色の発光色で発光されることに
なる。
続いて、図32(B)に示す演出例から図32(C)に示す演出へと進む。図32(C
)に示すように、白色の画像G128Bから3つの白色の獲得コイン画像G124Aが表
示されることになる。表示部50aに表示されている白色の獲得コイン画像G124Aが
表示されることで、遊技者に白色の獲得コイン画像G124A、青色の獲得コイン画像G
124B、および緑色の獲得コイン画像G124Cのうち、最も大当たり期待度が低い獲
得コイン画像G124が表示されていることを把握させることが可能となっている。また
、白色の獲得コイン画像G124Aが遊技者にとって小さいと感じる場合でも、表示部5
0aに白色の獲得コイン画像G124Aが3つ表示されることで、遊技者に表示部50a
に白色の獲得コイン画像G124Aが表示されていることを把握させ易くなっている。さ
らに、表示部50aに表示されている白色の獲得コイン画像G124Aの真ん中に「L」
が刻まれていることで、遊技者にメインキャラクタの名称である「LOGO」の頭文字で
あることを把握させることが可能となっている。
また、表示部50aにて表示されていた図32(B)に示す演出例から図32(C)に示
す演出例へと進んだ場合、盤装飾プレート202の前面側に設けられている盤ランプ54
は、引き続き白色の発光色で発光されることになる。図32(C)に示すように、盤ラン
プ54が白色の発光色で発光されることで、表示部50aに表示されている3つの白色の
獲得コイン画像G124Aに注目させて、大当たり期待度を把握させることが可能となっ
ている。
図31に示すタイトル表示演出の実行が終了した場合に、例えば、実行されているコイ
ン獲得演出が第2コイン獲得演出態様のコイン獲得演出である場合には、続いて、第2コ
イン獲得報知演出が実行される。第2コイン獲得報知演出について、図33を用いて説明
する。なお、第2コイン獲得演出態様のコイン獲得演出は、特図1変動パターン「P21
」、特図1変動パターン「P22」、特図1変動パターン「P23」、特図1変動パター
ン「P24」、特図1変動パターン「P25」、特図1変動パターン「P26」、特図1
変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P32」、特図1変動パターン「P33
」、特図1変動パターン「P34」、特図1変動パターン「P35」、特図1変動パター
ン「P36」、または特図1変動パターン「P02」のうち、いずれの特図1変動パター
ンが選択された場合でも、特図変動演出にて実行されることがある。
第2コイン獲得演出態様のコイン獲得演出にてタイトル表示演出の実行が終了すると、
図33に示す第2コイン獲得報知演出が実行される。第2コイン獲得報知演出では、図3
3(A)に示すように、表示部50aに文字列「コインを獲得!!!」からなるセリフ画
像G127を吹き出し画像G128A内に表示される。また、図33(A)に示すように
、表示部50aの右下部にキャラクタ画像G121が表示される。なお、第2コイン獲得
報知演出にて、表示部50aに吹き出し画像G128Aとキャラクタ画像G121が表示
されると、盤装飾プレート202の前面側に設けられている盤ランプ54が白色の発光色
で発光される。
その後、第2コイン獲得報知演出では、図33(B)に示すように、表示部50aに1
つの青色の画像G128Cが表示される。また、表示部50aにて表示されていた図33
(A)に示す演出例から図33(B)に示す演出例へと進んだ場合、盤装飾プレート20
2の前面側に設けられている盤ランプ54は、引き続き白色の発光色で発光されることに
なる。
続いて、図33(B)に示す演出例から図33(C)に示す演出例へと進む。図33(
C)に示すように、青色の画像G128Cから3つの青色の獲得コイン画像G124Bが
表示されることになる。表示部50aに表示されている青色の獲得コイン画像G124B
が表示されることで、遊技者に白色の獲得コイン画像G124A、青色の獲得コイン画像
G124B、および緑色の獲得コイン画像G124Cのうち、2番目に大当たり期待度が
高い青色の獲得コイン画像G124Bが表示されていることを把握させることが可能とな
っている。また、青色の獲得コイン画像G124Bが遊技者にとって小さいと感じる場合
でも、表示部50aに青色の獲得コイン画像G124Bが3つ表示されることで、遊技者
に表示部50aに青色の獲得コイン画像G124Bが表示されていることを把握させ易く
なっている。さらに、表示部50aに表示されている青色の獲得コイン画像G124Bの
真ん中に「L」と刻まれていることで、遊技者にメインキャラクタの名称である「LOG
O」の頭文字であることを把握させることが可能となっている。
また、表示部50aにて表示されていた図33(B)に示す演出例から図33(C)に示
す演出例へと進んだ場合、盤装飾プレート202の前面側に設けられている盤ランプ54
は、引き続き白色の発光色で発光されることになる。図33(C)に示すように、盤ラン
プ54が白色の発光色で発光されることで、表示部50aに表示されている3つの青色の
獲得コイン画像G124Bに注目させ易くなり、2番目に大当たり期待度が高いことを把
握させ易くなっている。
図31に示すタイトル表示演出の実行が終了した場合に、例えば、実行されているコイ
ン獲得演出が第3コイン獲得演出態様のコイン獲得演出である場合には、続いて、第3コ
イン獲得報知演出が実行される。第3コイン獲得報知演出について、図33を用いて説明
する。なお、第3コイン獲得演出態様のコイン獲得演出は、特図1変動パターン「P21
」、特図1変動パターン「P22」、特図1変動パターン「P23」、特図1変動パター
ン「P24」、特図1変動パターン「P25」、特図1変動パターン「P26」、特図1
変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P32」、特図1変動パターン「P33
」、特図1変動パターン「P34」、特図1変動パターン「P35」、または特図1変動
パターン「P36」のうち、いずれの特図1変動パターンが選択された場合でも、特図変
動演出にて実行されることがある。
第3コイン獲得演出態様のコイン獲得演出にてタイトル表示演出の実行が終了すると、
図34に示す第3コイン獲得報知演出が実行される。第3コイン獲得報知演出では、図3
4(A)に示すように、表示部50aに文字列「コインを獲得!!!」からなるセリフ画
像G127を吹き出し画像G128A内に表示される。また、図34(A)に示すように
、表示部50aの右下部にキャラクタ画像G121が表示される。なお、第3コイン獲得
報知演出にて、表示部50aに吹き出し画像G128Aとキャラクタ画像G121が表示
されると、盤装飾プレート202の前面側に設けられている盤ランプ54が白色の発光色
で発光される。
その後、第3コイン獲得報知演出では、図34(B)に示すように、表示部50aに1
つの緑色の画像G128Dが表示される。また、表示部50aにて表示されていた図34
(A)に示す演出例から図34(B)に示す演出例へと進んだ場合、盤装飾プレート20
2の前面側に設けられている盤ランプ54は、引き続き白色の発光色で発光されることに
なる。
続いて、図34(B)に示す演出例から図34(C)に示す演出例へと進む。図34(
C)に示すように、緑色の画像G128Dから3つの緑色の獲得コイン画像G124Cが
表示されることになる。表示部50aに表示されている緑色の獲得コイン画像G124C
が表示されることで、遊技者に白色の獲得コイン画像G124A、青色の獲得コイン画像
G124B、および緑色の獲得コイン画像G124Cのうち、最も大当たり期待度が高い
獲得コイン画像G124が表示されていることを把握させることが可能となっている。ま
た、緑色の獲得コイン画像G124Cが遊技者にとって小さいと感じる場合でも、表示部
50aに緑色の獲得コイン画像G124Cが3つ表示されることで、遊技者に表示部50
aに緑色の獲得コイン画像G124Cが表示されていることを把握させ易くなっている。
さらに、表示部50aに表示されている青色の獲得コイン画像G124Bの真ん中に「L
」と刻まれていることで、遊技者にメインキャラクタの名称である「LOGO」の頭文字
であることを把握させることが可能となっている。
また、表示部50aにて表示されていた図34(B)に示す演出例から図34(C)に示
す演出例へと進んだ場合、盤装飾プレート202の前面側に設けられている盤ランプ54
は、引き続き白色の発光色で発光されることになる。図34(C)に示すように、盤ラン
プ54が白色の発光色で発光されることで、表示部50aに表示されている3つの緑色の
獲得コイン画像G124Cに注目させ易くなり、最も大当たり期待度が高いことを把握さ
せ易くなっている。
<ストーリーリーチ>
次に、特図変動演出の実行中に行われ得るストーリーリーチについて、図35から図5
0を用いて説明する。なお、ストーリーリーチは、特図1変動パターン「P21」、特図
1変動パターン「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン「P2
6」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P33」、特図1変動パタ
ーン「P34」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれの特図1変動パタ
ーンに基づく特図変動演出でも実行されるSPリーチとなっている。
本形態では、特図変動演出の実行中にストーリーリーチが行われると、そのストーリー
リーチから発展演出を経て、ストーリーリーチよりも大当たり期待度が高いバトルリーチ
へと発展する場合がある。なお、特図1変動パターン「P23」、特図1変動パターン「
P26」、特図1変動パターン「P34」、および特図1変動パターン「P36」のうち
、いずれの特図1変動パターンに基づくストーリーリーチの終盤から、発展演出を経てバ
トルリーチへと発展することになる。
<バトル発展示唆演出>
第1実施形態のストーリーリーチでは、LOGOランプ201の発光色によって、スト
ーリーリーチの終盤に、発展演出を経てバトルリーチへと発展する可能性を示唆するとと
もに、大当たり期待度も示唆する予告演出として機能するバトル発展示唆演出(発展示唆
演出)が実行される。ここでバトル発展示唆演出にて発光されるLOGOランプ201の
発光態様には、LOGO201が白色で発光される発光態様と、LOGO201が青色で
発光される発光態様と、LOGO201が緑色で発光される発光態様と、LOGO201
が赤色で発光される発光態様との4種類が存在する。
バトル発展示唆演出の演出態様には、ストーリーリーチの終盤にバトルリーチへと発展
する可能性と大当たり期待度とを異ならせて示唆する4つの演出態様がある。具体的には
、バトル発展示唆演出にてLOGOランプ201の発光色が白色になっている第1演出態
様と、バトル発展示唆演出にてLOGOランプ201の発光色が青色になっている第2演
出態様と、バトル発展示唆演出にてLOGOランプ201の発光色が緑色になっている第
3演出態様と、バトル発展示唆演出にてLOGOランプ201の発光色が赤色になってい
る第4演出態様とがある。なお、バトル発展示唆演出にてLOGOランプ201の発光色
が白色になっている第1演出態様が「発展示唆演出の第1演出態様」に相当し、バトル発
展示唆演出にてLOGOランプ201の発光色が青色になっている第2演出態様が、「発
展示唆演出の第2演出態様」に相当する。
第1実施形態のストーリーリーチが開始されると同時に、バトル発展示唆演出の実行が
開始されて、LOGOランプ201が白色で発光される。その後、ストーリーリーチにて
バトル発展示唆演出の演出態様が、第1演出態様から第2演出態様に変化されて(LOG
Oランプ201の発光色が白色→青色に変化されて)、バトル発展示唆演出の実行が終了
となり、LOGOランプ201が消灯となる場合がある。また、ストーリーリーチにてバ
トル発展示唆演出の演出態様が、第1演出態様から第2演出態様に変化され(LOGOラ
ンプ201の発光色が白色→青色に変化され)、続いて第2演出態様から第3演出態様に
変化されて(LOGOランプ201の発光色が青色→緑色に変化されて)、バトル発展示
唆演出の実行が終了となり、LOGOランプ201が消灯となる場合がある。さらに、ス
トーリーリーチにてバトル発展示唆演出の演出態様が、第1演出態様から第2演出態様に
変化され(LOGOランプ201の発光色が白色→青色に変化され)、続いて第2演出態
様から第3演出態様に変化され(LOGOランプ201の発光色が青色→緑色に変化され
)、続いて第3演出態様から第4演出態様に変化されて(LOGOランプ201の発光色
が緑色→赤色に変化されて)、バトル発展示唆演出の実行が終了となり、LOGOランプ
201が消灯となる場合がある。これにより、第1実施形態のパチンコ遊技機PY1では
、ストーリーリーチにてLOGOランプ201の発光色を遊技者に確認させて、LOGO
ランプ201の発光色がどこまで変化されるのかドキドキさせながら、ストーリーリーチ
の終盤からバトルリーチへと発展するか否かを楽しませることが可能となる。
次に、第1実施形態の演出制御用マイコン121によるバトル発展示唆演出の処理につ
いて図35を用いて説明する。第1実施形態の予告演出選択処理において、演出制御用マ
イコン121は、受信した特図変動開始コマンドが示す特図変動パターンと、バトル発展
示唆演出選択テーブル(図35参照)とに基づいて、バトル発展示唆演出を実行するか否
かを選択する。続いて、演出制御用マイコン121はバトル発展示唆演出の実行を選択し
た場合には、受信した特図変動開始コマンドが示す特図変動パターンと、図36に示すバ
トル発展示唆演出パターン選択テーブルとに基づいて、実行するバトル発展示唆演出のバ
トル発展示唆演出パターンとして、第1発展示唆演出パターン(白色→青色)、第2発展
示唆演出パターン(白色→青色→緑色)、または第3発展示唆演出パターン(白色→青色
→緑色→赤色)のうち、いずれかを選択する。なお、演出制御用マイコン121は、演出
用RAM124に格納したバトル発展示唆演出の情報と、バトル発展示唆演出の発展示唆
演出パターンの情報とに基づいて、そのバトル発展示唆演出に係る演出手段(スピーカ5
2、LOGOランプ201、盤ランプ54など)を適宜制御する。
次に、図35に示すバトル発展示唆演出選択テーブルについて説明する。予告演出選択
処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図変動開始コマンドが示
す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P21」である場合、バトル発展示唆演出
が実行される割合は100%であり、バトル発展示唆演出が実行されない割合は0%であ
る(図35参照)。また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によっ
て受信された特図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P
23」である場合、バトル発展示唆演出が実行される割合は100%であり、バトル発展
示唆演出が実行されない割合は0%である(図35参照)。また、予告演出選択処理にお
いて、演出制御用マイコン121によって受信された特図変動開始コマンドが示す特図変
動パターンが、特図1変動パターン「P24」である場合、バトル発展示唆演出が実行さ
れる割合は100%であり、バトル発展示唆演出が実行されない割合は0%である(図3
5参照)。また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信さ
れた特図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P26」で
ある場合、バトル発展示唆演出が実行される割合は100%であり、バトル発展示唆演出
が実行されない割合は0%である(図35参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P31」である場合
、バトル発展示唆演出が実行される割合は100%であり、バトル発展示唆演出が実行さ
れない割合は0%である(図35参照)。また、予告演出選択処理において、演出制御用
マイコン121によって受信された特図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特
図1変動パターン「P33」である場合、バトル発展示唆演出が実行される割合は100
%であり、バトル発展示唆演出が実行されない割合は0%である(図35参照)。また、
予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図変動開始
コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P34」である場合、バトル
発展示唆演出が実行される割合は100%であり、バトル発展示唆演出が実行されない割
合は0%である(図35参照)。また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン
121によって受信された特図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動
パターン「P36」である場合、バトル発展示唆演出が実行される割合は100%であり
、バトル発展示唆演出が実行されない割合は0%である(図35参照)。
図35に示すバトル発展示唆演出選択テーブルの説明から、特図変動演出の実行中にス
トーリーリーチが行われた場合には、必ずストーリーリーチ中にバトル発展示唆演出が実
行されることになる。これにより、ストーリーリーチからバトルリーチへと発展するか否
かと大当たり期待度とをLOGOランプ201の発光色によって、遊技者をドキドキさせ
ながら示唆することが可能となる。なお、各特図変動パターンに対応したバトル発展示唆
演出の振分率(選択割合)については、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更するこ
とが可能である。
次に、図36に示すバトル発展示唆演出パターン選択テーブルについて説明する。ここ
で、第1実施形態のバトル発展示唆演出パターンには、第1発展示唆演出パターンと、第
2発展示唆演出パターンと、第3発展示唆演出パターンの3種類が存在する。予告演出選
択処理において、演出制御用マイコン121によって第1発展示唆演出パターンが選択さ
れた場合には、ストーリーリーチが開始されると第1発展示唆演出パターンに基づくバト
ル発展示唆演出が実行されて、ストーリーリーチの実行中にLOGOランプ201の発光
色が白色から青色へと変化されることになる(図36参照)。また、予告演出選択処理に
おいて、演出制御用マイコン121によって第2発展示唆演出パターンが選択された場合
には、ストーリーリーチが開始されると第2発展示唆演出パターンに基づくバトル発展示
唆演出が実行されて、ストーリーリーチの実行中にLOGOランプ201の発光色が白色
から青色へと変化され、さらに青色から緑色へと変化されることになる(図36参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって第3発展示唆演出
パターンが選択された場合には、ストーリーリーチが開始されると第3発展示唆演出パタ
ーンに基づくバトル発展示唆演出が実行されて、ストーリーリーチの実行中にLOGOラ
ンプ201の発光色が白色から青色へと変化され、さらに青色から緑色へと変化され、さ
らに緑色から赤色へと変化されることになる(図36参照)。
予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図変動開
始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P21」である場合、バト
ル発展示唆演出の実行が選択された場合には(図35参照)、バトル発展示唆演出パター
ンとして、第1発展示唆演出パターンが選択される割合は40%であり、第2発展示唆演
出パターンが選択される割合は60%であり、第3発展示唆演出パターンが選択される割
合は0%である(図36参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P23」である場合
、バトル発展示唆演出の実行が選択された場合には(図35参照)、バトル発展示唆演出
パターンとして、第1発展示唆演出パターンが選択される割合は0%であり、第2発展示
唆演出パターンが選択される割合は20%であり、第3発展示唆演出パターンが選択され
る割合は80%である(図36参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P24」である場合
、バトル発展示唆演出の実行が選択された場合には(図35参照)、バトル発展示唆演出
パターンとして、第1発展示唆演出パターンが選択される割合は40%であり、第2発展
示唆演出パターンが選択される割合は60%であり、第3発展示唆演出パターンが選択さ
れる割合は0%である(図36参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P26」である場合
、バトル発展示唆演出の実行が選択された場合には(図35参照)、バトル発展示唆演出
パターンとして、第1発展示唆演出パターンが選択される割合は0%であり、第2発展示
唆演出パターンが選択される割合は20%であり、第3発展示唆演出パターンが選択され
る割合は80%である(図36参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P31」である場合
、バトル発展示唆演出の実行が選択された場合には(図35参照)、バトル発展示唆演出
パターンとして、第1発展示唆演出パターンが選択される割合は80%であり、第2発展
示唆演出パターンが選択される割合は20%であり、第3発展示唆演出パターンが選択さ
れる割合は0%である(図36参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P33」である場合
、バトル発展示唆演出の実行が選択された場合には(図35参照)、バトル発展示唆演出
パターンとして、第1発展示唆演出パターンが選択される割合は0%であり、第2発展示
唆演出パターンが選択される割合は40%であり、第3発展示唆演出パターンを選択する
割合は60%である(図36参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P34」である場合
、バトル発展示唆演出の実行が選択された場合には(図35参照)、バトル発展示唆演出
パターンとして、第1発展示唆演出パターンが選択される割合は80%であり、第2発展
示唆演出パターンが選択される割合は20%であり、第3発展示唆演出パターンが選択さ
れる割合は0%である(図36参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P26」である場合
、バトル発展示唆演出の実行が選択された場合には(図35参照)、バトル発展示唆演出
パターンとして、第1発展示唆演出パターンを選択する割合は0%であり、第2発展示唆
演出パターンが選択される割合は40%であり、第3発展示唆演出パターンが選択される
割合は60%である(図36参照)。
図36に示すバトル発展示唆演出パターン選択テーブルの説明から、大当たりに当選し
ている場合(大当たり変動の場合)に特図変動演出の実行中に、発展演出を経てバトルリ
ーチへと発展しないストーリーリーチが実行される場合のほうが、ハズレの場合(ハズレ
変動の場合)に特図変動演出の実行中に発展演出を経てバトルリーチへと発展しないスト
ーリーリーチが実行される場合よりも、LOGOランプ201の発光色が最終的に緑色に
なり易い。また、大当たりに当選している場合(大当たり変動の場合)に特図変動演出の
実行中に、発展演出を経てバトルリーチへと発展するストーリーリーチが実行される場合
のほうが、ハズレの場合(ハズレ変動の場合)に特図変動演出の実行中に、発展演出を経
てバトルリーチに発展するストーリーリーチが実行される場合よりも、LOGOランプ2
01の発光色が最終的に赤色になり易い。これにより、ストーリーリーチにて実行された
バトル発展示唆演出にてLOGOランプ201の発光色が変化されたほうが、大当たり期
待度が高いと言える。なお、各特図変動パターンに対応したバトル発展示唆演出パターン
の選択率(選択割合)については、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更することが
可能である。
また、図36に示すバトル発展示唆演出パターン選択テーブルの説明から、大当たりに
当選している場合(大当たり変動の場合)において、特図変動演出の実行中に、発展演出
を経てバトルリーチへと発展するストーリーリーチが実行される場合のほうが、特図変動
演出の実行中に、発展演出を経てバトルリーチへと発展しないストーリーリーチが実行さ
れる場合よりも、LOGOランプ201の発光色が変化される回数が多くなっている、す
なわちLOGOランプ201の発光色が赤色になり易い。また、ハズレの場合(ハズレ変
動の場合)において、特図変動演出の実行中に、発展演出を経てバトルリーチへと発展す
るストーリーリーチが実行される場合のほうが、特図変動演出の実行中に、発展演出を経
てバトルリーチへと発展しないストーリーリーチが実行される場合よりも、LOGOラン
プ201の発光色が変化される回数が多くなっている、すなわちLOGOランプ201の
発光色が緑色、または赤色になり易い。これにより、ストーリーリーチにて実行されたバ
トル発展示唆演出にてLOGOランプ201の発光色変化された回数が多いほど、ストー
リーリーチの終盤からバトルリーチへと発展し易くなっていると言える。
<チャンスアップ演出>
第1実施形態のストーリーリーチでは、遊技者に大当たり期待度を示唆する予告演出と
して機能するチャンスアップ演出(特定演出)が実行される。第1実施形態のストーリー
リーチにて実行されるチャンスアップ演出には、第1チャンスアップ演出と、第2チャン
スアップ演出(第1特定演出)と、第3チャンスアップ演出(第2特定演出)とがある。
ここで、ストーリーリーチにて実行されるチャンスアップ演出は、ストーリーリーチにて
予告演出が実行されることで、通常のストーリーリーチと比較して、ストーリーリーチで
の大当たり期待度を上昇させるとともに、バトル発展示唆演出の演出態様が変化されるこ
とを示唆するための予告演出である。第1チャンスアップ演出は、ストーリーリーチが開
始されたときに、表示部50aに表示されているタイトル文字のフォントを変化させて、
ストーリーリーチでの大当たり期待度が上昇したことを示唆するチャンスアップ演出とし
て機能する。また、第1チャンスアップ演出は、ストーリーリーチにて1回実行されると
、バトル発展示唆演出の演出態様を1段階変化させる。また、第2チャンスアップ演出は
、ストーリーリーチ中に、表示部50aに「L」と刻まれたコインを持ったキャラクタ画
像が表示されて、ストーリーリーチでの大当たり期待度が上昇したことを示唆するチャン
スアップ演出として機能する。また、第2チャンスアップ演出は、ストーリーリーチにて
1回実行されると、バトル発展示唆演出の演出態様を1段階変化させる。最後に、第3チ
ャンスアップ演出は、ストーリーリーチ中に、盤下可動体56kが上向きに移動(上昇)
する可動体演出が実行されるとともに表示部50aにコイン画像が表示されて、ストーリ
ーリーチでの大当たり期待度が上昇したことを示唆するチャンスアップ演出として機能す
る。また、第3チャンスアップ演出は、ストーリーリーチにて1回実行されると、バトル
発展示唆演出の演出態様を1段階変化させる。
次に、第1実施形態の演出制御用マイコン121によるチャンスアップ演出の処理につ
いて図37と図38を用いて説明する。第1実施形態の予告演出選択処理において、演出
制御用マイコン121は、バトル発展示唆演出の実行と、バトル発展示唆演出パターンを
選択した後に、受信した特図変動開始コマンドが示す特図変動パターンと、チャンスアッ
プ演出選択テーブル(図37参照)とに基づいて、チャンスアップ演出を実行するか否か
を選択する。続いて、演出制御用マイコン121はチャンスアップ演出の実行を選択した
場合には、受信した特図変動開始コマンドが示す特図変動パターンと、図38に示すチャ
ンスアップ演出パターン選択テーブルとに基づいて、実行するチャンスアップ演出パター
ンを選択する。第1実施形態の予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121が
チャンスアップ演出パターンを選択することで、ストーリーリーチにてチャンスアップ演
出の実行回数と、実行するチャンスアップ演出の種類と、チャンスアップ演出の実行タイ
ミングなどを決定することになる。なお、予告演出選択処理において選択されたチャンス
アップ演出の実行の情報と、チャンスアップ演出パターンの情報(ストーリーリーチにて
チャンスアップ演出の実行回数と、実行するチャンスアップ演出の種類と、チャンスアッ
プ演出の実行タイミングなどの情報)は、演出用RAM124の所定の記憶領域に格納さ
れるとともに、予告演出開始コマンドに含められて画像制御基板140に送信される。予
告演出開始コマンドを受信した画像制御基板140は、指定されたチャンスアップ演出の
チャンスアップ演出パターンに基づくチャンスアップ演出の画像(第1変化示唆コイン画
像G125A、第2変化示唆コイン画像G125B、第3変化示唆コイン画像G125C
、演出キャラクタCK)を表示部50aに表示する。また、演出制御用マイコン121は
、演出用RAM124に格納したチャンスアップ演出の情報と、チャンスアップ演出パタ
ーンの情報(ストーリーリーチにてチャンスアップ演出の実行回数と、実行するチャンス
アップ演出の種類と、チャンスアップ演出の実行タイミングなどの情報)の情報とに基づ
いて、そのチャンスアップ演出に係る演出手段(スピーカ52、盤下可動装置56など)
を適宜制御する。演出制御用マイコン121は、第3チャンスアップ演出を実行する場合
には、第3チャンスアップ演出の実行タイミングと同時に、盤下可動装置モータ56aを
駆動させることで、盤下可動装置56を作動させ、盤下可動体56kを表示部50a上に
重なるように移動(上昇)させる。
次に、図37に示すチャンスアップ演出選択テーブルについて説明する。予告演出選択
処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図変動開始コマンドが示
す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P21」である場合、チャンスアップ演出
が実行される割合は100%であり、チャンスアップ演出が実行されない割合は0%であ
る(図37参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P23」である場合
、チャンスアップ演出が実行される割合は100%であり、チャンスアップ演出が実行さ
れない割合は0%である(図37参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P24」である場合
、チャンスアップ演出が実行される割合は100%であり、チャンスアップ演出が実行さ
れない割合は0%である(図37参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P26」である場合
、チャンスアップ演出が実行される割合は100%であり、チャンスアップ演出が実行さ
れない割合は0%である(図37参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P31」である場合
、チャンスアップ演出が実行される割合は100%であり、チャンスアップ演出が実行さ
れない割合は0%である(図37参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P33」である場合
、チャンスアップ演出が実行される割合は100%であり、チャンスアップ演出が実行さ
れない割合は0%である(図37参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P34」である場合
、チャンスアップ演出が実行される割合は100%であり、チャンスアップ演出が実行さ
れない割合は0%である(図37参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって受信された特図
変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P36」である場合
、チャンスアップ演出が実行される割合は100%であり、チャンスアップ演出が実行さ
れない割合は0%である(図37参照)。
図37に示すチャンスアップ演出選択テーブルの説明から、特図変動演出の実行中にス
トーリーリーチが行われた場合には、必ずストーリーリーチ中にチャンスアップ演出が実
行されることになる。なお、各特図変動パターンに対応したチャンスアップ演出の振分率
(選択割合)については、遊技に支障をきたさない範囲で適宜に変更することが可能であ
る。
次に、図38に示すチャンスアップ演出パターン選択テーブルについて説明する。ここ
で、第1実施形態のチャンスアップ演出パターンには、第1チャンスアップ演出パターン
と、第2チャンスアップ演出パターンと、第3チャンスアップ演出パターンと、第4チャ
ンス演出パターンと、第5チャンスアップ演出パターンと、第6チャンスアップ演出パタ
ーンと、第7チャンスアップ演出パターンとがある。
予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって第1チャンスアップ演
出パターンが選択された場合には、ストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出1回が
実行されることになる(図38、図40参照)。また、予告演出選択処理において、演出
制御用マイコン121によって第2チャンスアップ演出パターンが選択された場合には、
ストーリーリーチにて第2チャンスアップ演出が1回実行されることになる(図38、図
41参照)。また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって第3
チャンスアップ演出パターンが選択された場合には、ストーリーリーチにて第3チャンス
アップ演出が1回実行されることになる(図38、図42参照)。また、予告演出選択処
理において、演出制御用マイコン121によって第4チャンスアップ演出パターンが選択
された場合には、ストーリーリーチにて、第1チャンスアップ演出と第2チャンスアップ
演出がそれぞれ1回ずつ実行されることになる(図38、図43参照)。また、予告演出
選択処理において、演出制御用マイコン121によって第5チャンスアップ演出パターン
が選択された場合には、ストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出と第3チャンスア
ップ演出とがそれぞれ1回ずつ実行されることになる(図38、図44参照)。また、予
告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって第6チャンスアップ演出パ
ターンが選択された場合には、ストーリーリーチにて第2チャンスアップ演出と第3チャ
ンスアップ演出とがそれぞれ1回ずつ実行されることになる(図38、図45参照)。ま
た、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって第7チャンスアップ
演出パターンが選択された場合には、第1チャンスアップ演出と第2チャンスアップ演出
と第3チャンスアップ演出とがそれぞれ1回ずつ実行されることになる(図38、図46
参照)。
予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動
開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P21」で、第1発展示唆
演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照
)、チャンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターンが選択される
割合は33.4%であり、第2チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.3
%であり、第3チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.3%である(図3
8参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コマンド
が示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P21」で、第1発展示唆演出パターン
が選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チャンス
アップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターン、第5チャンスアップ演出
パターン、第6チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パターンの
うち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P21」で、第2発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合に(図37
参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターンが選択さ
る割合は33.4%であり、第5チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.
4%であり、第6チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.2%である(図
38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コマン
ドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P21」で、第2発展示唆演出パター
ンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チャン
スアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターン、第2チャンスアップ演
出パターン、第3チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パターン
のうち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照)。
次に、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P23」で、第2発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は33.4%であり、第5チャンスアップ演出パターンが選択される割合は3
3.4%であり、第6チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.2%である
(図38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コ
マンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P23」で、第2発展示唆演出パ
ターンを選択し、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チャ
ンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターン、第2チャンスアップ
演出パターン、第3チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パター
ンのうち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照)
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P23」で、第3発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第7チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は100%である(図38参照)。
次に、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P24」で、第1発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は33.4%であり、第2チャンスアップ演出パターンが選択される割合は3
3.3%であり、第3チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.3%である
(図38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コ
マンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P21」で、第1発展示唆演出パ
ターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チ
ャンスアップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターン、第5チャンスアッ
プ演出パターン、第6チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パタ
ーンのうち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照
)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P24」で、第2発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は33.4%であり、第5チャンスアップ演出パターンが選択される割合は3
3.4%であり、第6チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.2%である
(図38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって受信された特図変動開始コマ
ンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P24」で、第2発展示唆演出パタ
ーンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チャ
ンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターン、第2チャンスアップ
演出パターン、第3チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パター
ンのうち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照)
次に、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P26」で、第2発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は33.4%であり、第5チャンスアップ演出パターンが選択される割合は3
3.4%であり、第6チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.2%である
(図38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コ
マンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P26」で、第2発展示唆演出パ
ターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チ
ャンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターン、第2チャンスアッ
プ演出パターン、第3チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パタ
ーンのうち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照
)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P26」で、第3発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行を選択した場合には(図37
参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第7チャンスアップ演出パターンを選択す
る割合は100%である(図38参照)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P31」で、第1発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は33.4%であり、第2チャンスアップ演出パターンが選択される割合は3
3.3%であり、第3チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.3%である
(図38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コ
マンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P31」で、第1発展示唆演出パ
ターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チ
ャンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターン、第2チャンスアッ
プ演出パターン、第3チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パタ
ーンのうち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照
)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P31」で、第2発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は33.4%であり、第5チャンスアップ演出パターンが選択される割合は3
3.4%であり、第6チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.2%である
(図38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コ
マンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P31」で、第2発展示唆演出パ
ターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チ
ャンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターン、第2チャンスアッ
プ演出パターン、第3チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パタ
ーンのうち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照
)。
次に、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P33」で、第2発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は33.4%であり、第5チャンスアップ演出パターンが選択される割合は3
3.4%であり、第6チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.2%である
(図38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コ
マンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P33」で、第2発展示唆演出パ
ターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チ
ャンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターン、第2チャンスアッ
プ演出パターン、第3チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パタ
ーンのうち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照
)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P33」で、第3発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第7チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は100%である(図38参照)。
次に、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P34」で、第1発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は33.4%であり、第2チャンスアップ演出パターンが選択される割合は3
3.3%であり、第3チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.3%である
(図38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コ
マンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P34」で、第1発展示唆演出パ
ターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チ
ャンスアップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターン、第5チャンスアッ
プ演出パターン、第6チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パタ
ーンのうち、いずれのチャンスアップ演出パターンが選択されることはない(図38参照
)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P34」で、第2発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は33.4%であり、第5チャンスアップ演出パターンが選択される割合は3
3.4%であり、第6チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.2%である
(図38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コ
マンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P34」で、第2発展示唆演出パ
ターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チ
ャンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターン、第2チャンスアッ
プ演出パターン、第3チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パタ
ーンのうち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照
)。
次に、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P36」で、第2発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第4チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は33.4%であり、第5チャンスアップ演出パターンが選択される割合は3
3.4%であり、第6チャンスアップ演出パターンが選択される割合は33.2%である
(図38参照)。なお、演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コ
マンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P36」で、第2発展示唆演出パ
ターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図37参照)、チ
ャンスアップ演出パターンとして、第1チャンスアップ演出パターン、第2チャンスアッ
プ演出パターン、第3チャンスアップ演出パターン、または第7チャンスアップ演出パタ
ーンのうち、いずれのチャンスアップ演出パターンも選択されることはない(図38参照
)。
また、予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121によって、受信された特
図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P36」で、第3発
展示唆演出パターンが選択され、チャンスアップ演出の実行が選択された場合には(図3
7参照)、チャンスアップ演出パターンとして、第7チャンスアップ演出パターンが選択
される割合は100%である(図38参照)。
上記した図38に示すチャンスアップ演出パターン選択テーブルの説明から、第1実施
形態の演出制御用マイコン121によって、受信された特図変動開始コマンドが示す特図
変動パターンが特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P24」、特図1
変動パターン「P31」、または特図1変動パターン「P34」のうち、いずれの特図変
動パターンでも、バトル発展示唆演出パターンとして第1発展示唆演出パターンが選択さ
れた場合において、第1チャンスアップ演出パターン、第2チャンスアップ演出パターン
、または第3チャンスアップ演出パターンのうち、いずれのチャンスアップ演出の選択割
合を小数点以下で四捨五入しても、全て約33%となる(図38参照)。すなわち、第1
実施形態のパチンコ遊技機PY1では、ストーリーリーチにて1回のチャンスアップ演出
が実行される場合、第1チャンスアップ演出、第2チャンスアップ演出、または第3チャ
ンスアップ演出のうち、いずれのチャンスアップ演出が示唆する大当たり期待度は完全に
同一であると言える。ここで完全に同一とは、複数の演出が示唆する大当たり期待度の小
数点以下を四捨五入しても、それぞれの演出が示唆する大当たり期待度が同一であること
である。
さらに、演出制御用マイコン121によって受信された特図変動開始コマンドが示す特
図変動パターンが特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P24」、特図
1変動パターン「P31」、または特図1変動パターン「P34」のうち、いずれの特図
変動パターンであっても、バトル発展示唆演出パターンとして第1発展示唆演出パターン
が選択された場合に、第2チャンスアップ演出パターン、または第3チャンスアップ演出
パターンが選択される確率は、33.3%と全く同じである。すなわち、第1実施形態の
パチンコ遊技機PY1では、ストーリーリーチにて1回のチャンスアップ演出が実行され
る場合、第2チャンスアップ演出、または第3チャンスアップ演出が示唆する大当たり期
待度は、33.3%と全く同じであると言える。
また、第1実施形態のパチンコ遊技機PY1によれば、演出制御用マイコン121によ
って受信された特図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P
21」、特図1変動パターン「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パ
ターン「P26」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P33」、特
図1変動パターン「P34」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれの特
図変動パターンであっても、バトル発展示唆演出パターンとして第2発展示唆演出パター
ンが選択された場合に、第4チャンスアップ演出パターン、第5チャンスアップ演出パタ
ーン、または第6チャンスアップ演出パターンのうち、いずれのチャンスアップが選択さ
れる割合を小数点以下で四捨五入しても、全て約33%である(図38参照)。すなわち
、第1実施形態のパチンコ遊技機PY1では、ストーリーリーチにて第1チャンスアップ
演出と第2チャンスアップ演出とが実行される場合、ストーリーリーチにて第1チャンス
アップ演出と第3チャンスアップ演出とが実行される場合、またはストーリーリーチにて
第2チャンスアップ演出と第3チャンスアップ演出とが実行される場合のうち、いずれの
場合であっても、大当たり期待度は完全に同一であると言える。
<ランプ変化示唆演出>
第1実施形態のストーリーリーチでは、チャンスアップ演出の実行後に、バトル発展示
唆演出の演出態様が変化されること、すなわちLOGOランプ201の発光色が変化され
ることを示唆するランプ変化示唆演出が実行される。第1実施形態のストーリーリーチに
て実行されるランプ変化示唆演出には、第1ランプ変化示唆演出と、第2ランプ変化示唆
演出と、第3ランプ変化示唆演出とがある。第1ランプ変化示唆演出は、第1チャンスア
ップ演出に対応し、第1チャンスアップ演出が実行された後に必ず実行される演出である
。また、第2ランプ変化示唆演出は、第2チャンスアップ演出に対応し、第2チャンスア
ップ演出が実行された後に必ず実行される演出である。また、第3ランプ変化示唆演出は
、第3チャンスアップ演出に対応し、第3チャンスアップ演出が実行された後に必ず実行
される演出である。
次に、第1実施形態の演出制御用マイコン121による変化示唆演出の処理について図
39を用いて説明する。第1実施形態の予告演出選択処理において、演出制御用マイコン
121は、図38に示すチャンスアップ演出パターン選択テーブルに基づいて、チャンス
アップ演出パターンを選択した後に、図39に示す変化示唆演出に基づいて、変化示唆演
出を実行するか否かを選択する。なお、予告演出選択処理において選択された変化示唆演
出の実行の情報は、演出用RAM124の所定の記憶領域に格納されるとともに、予告演
出開始コマンドに含められて画像制御基板140に送信される。変化示唆演出開始コマン
ドを受信した画像制御基板140は、指定された変化示唆演出(第1ランプ変化示唆演出
、第2ランプ変化示唆演出、第3ランプ変化示唆演出)の画像(第1変化示唆コイン画像
G125A、第2変化示唆コイン画像G125B、第3変化示唆コイン画像G125C)
を表示部50aに表示する。また、演出制御用マイコン121は、演出用RAM124に
格納した変化示唆演出(第1ランプ変化示唆演出、第2ランプ変化示唆演出、第3ランプ
変化示唆演出)の情報に基づいて、その変化示唆演出に係る演出手段(スピーカ52、盤
下可動装置56など)を適宜制御する。演出制御用マイコン121は、第3ランプ変化示
唆演出を実行する場合には、第3ランプ変化示唆演出の実行タイミングと同時に、盤下可
動装置モータ56aを駆動させることで、盤下可動装置56を作動させ、盤下可動体56
kを表示部50a上に重なるように移動(上昇)させる。
具体的には、第1実施形態の予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121は
、図38に示すチャンスアップ演出パターン選択テーブルに基づいて、チャンスアップ演
出パターンを選択した後、図39(A)に示す第1変化示唆演出選択テーブルに基づいて
、ストーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行するか否かを選択する。
例えば、演出制御用マイコン121は、第1チャンスアップ演出パターンを選択した場
合には(図38参照)、図39(A)に示す第1変化示唆演出選択テーブルに基づいて、
ストーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、ストーリー
リーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第2チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(A)に示す第1変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行する確率は0%で、ストーリ
ーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行しない確率は100%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第3チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(A)に示す第1変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行する確率は0%で、ストーリ
ーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行しない確率は100%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第4チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(A)に示す第1変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第5チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(A)に示す第1変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第6チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(A)に示す第1変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行する確率は0%で、ストーリ
ーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行しない確率は100%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第7チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(A)に示す第1変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
図38と図39(A)を示したことによる説明により、第1実施形態のパチンコ遊技機
PY1ではストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出が実行される場合には、必ず第
1ランプ変化示唆演出が実行されることになる。なお、図39(A)に示す第1ランプ変
化示唆演出選択テーブルの振分率(選択割合)については、遊技に支障をきたさない範囲
で適宜に変更することが可能である。
第1実施形態の予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121は、図38に示
すチャンスアップ演出パターン選択テーブルに基づいて、チャンスアップ演出パターンを
選択した後、図39(B)に示す第2変化示唆演出選択テーブルに基づいて、ストーリー
リーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行するか否かを選択する。
例えば、演出制御用マイコン121は、第1チャンスアップ演出パターンを選択した場
合には(図38参照)、図39(B)に示す第2変化示唆演出選択テーブルに基づいて、
ストーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行する確率は0%で、ストーリーリー
チにて第2変化示唆演出を実行しない確率は100%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第2チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(B)に示す第2変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第3チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(B)に示す第2変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行する確率は0%で、ストーリ
ーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行しない確率は100%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第4チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(B)に示す第2変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第5チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(B)に示す第2変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行する確率は0%で、ストーリ
ーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行しない確率は100%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第6チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(B)に示す第2変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第7チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(B)に示す第2変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
図38と図39(B)を示したことによる説明により、第1実施形態のパチンコ遊技機
PY1ではストーリーリーチにて第2チャンスアップ演出が実行される場合には、必ず第
2ランプ変化示唆演出が実行されることになる。なお、図39(B)に示す第2ランプ変
化示唆演出選択テーブルの振分率(選択割合)については、遊技に支障をきたさない範囲
で適宜に変更することが可能である。
第1実施形態の予告演出選択処理において、演出制御用マイコン121は、図38に示
すチャンスアップ演出パターン選択テーブルに基づいて、チャンスアップ演出パターンを
選択した後、図39(C)に示す第3変化示唆演出選択テーブルに基づいて、ストーリー
リーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行するか否かを選択する。
例えば、演出制御用マイコン121は、第1チャンスアップ演出パターンを選択した場
合には(図38参照)、図39(C)に示す第3変化示唆演出選択テーブルに基づいて、
ストーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行する確率は0%で、ストーリーリー
チにて第3ランプ変化示唆演出を実行しない確率は100%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第2チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(C)に示す第3変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行する確率は0%で、ストーリ
ーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行しない確率は100%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第3チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(C)に示す第3変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第4チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(C)に示す第3変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行する確率は0%で、ストーリ
ーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行しない確率は100%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第5チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(C)に示す第3変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第6チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(C)に示す第3変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
また、例えば、演出制御用マイコン121は、第7チャンスアップ演出パターンを選択
した場合には(図38参照)、図39(C)に示す第3変化示唆演出選択テーブルに基づ
いて、ストーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行する確率は100%で、スト
ーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出を実行しない確率は0%である。
図38と図39(C)を示したことによる説明により、第1実施形態のパチンコ遊技機
PY1ではストーリーリーチにて第3チャンスアップ演出が実行される場合には、必ず第
3ランプ変化示唆演出が実行されることになる。なお、図39(C)に示す第3ランプ変
化示唆演出選択テーブルの振分率(選択割合)については、遊技に支障をきたさない範囲
で適宜に変更することが可能である。
次に、ストーリーリーチにてチャンスアップ演出の実行タイミングと、ランプ変化示唆
演出の実行タイミングと、LOGOランプ201の発光色の変化とについて、図40から
図46を用いて説明する。
先ず、特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パ
ターン「P31」、または特図1変動パターン「P34」のうち、いずれかの特図1変動
パターンに基づくストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出と第1ランプ変化示唆演
出とが実行される場合について、図40を用いて説明する。なお、図40は、演出制御用
マイコン121によって、第1発展示唆演出パターンと、第1チャンスアップ演出パター
ンとが選択された場合である(図36、図38参照)。
特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン
「P31」、または特図1変動パターン「P34」のうち、いずれかの特図1変動パター
ンに基づく特図変動演出の実行が開始されて、その後ストーリーリーチへと発展する。
特図変動演出にてストーリーリーチが開始されると同時に、LOGOランプ201が点
灯するバトル発展示唆演出の実行が開始される。LOGOランプ201の発光色は白色と
なっている。すなわち、第1演出態様のバトル発展示唆演出が実行されている。
その後、ストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出が実行される。ストーリーリー
チでの第1チャンスアップ演出の実行が終了した後に、続いて、第1ランプ変化示唆演出
が実行される。ストーリーリーチでの第1ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、LO
GOランプ201の白色の発光色から青色の発光色へと変化される。すなわち、バトル発
展示唆演出の演出態様が第1演出態様から第2演出態様へと変化される。
ストーリーリーチの実行中に、青色の発光色で点灯されていたLOGOランプ201が
消灯となって、第2演出態様のバトル発展示唆演出の実行が終了となる。LOGOランプ
201が消灯となっても、引き続き特図変動演出にてストーリーリーチが継続し、その後
特図変動演出の実行が終了となる。
次に、特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パ
ターン「P31」、または特図1変動パターン「P34」のうち、いずれかの特図1変動
パターンに基づくストーリーリーチでの第2チャンスアップ演出と第2ランプ変化示唆演
出が実行される場合について、図41を用いて説明する。なお、図41は、演出制御用マ
イコン121によって、第1発展示唆演出パターンと、第2チャンスアップ演出パターン
とが選択された場合である(図36、図38参照)。
特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン
「P31」、または特図1変動パターン「P34」のうち、いずれかの特図1変動パター
ンに基づく特図変動演出の実行が開始されて、その後ストーリーリーチへと発展する。
特図変動演出にてストーリーリーチが開始されると同時に、LOGOランプ201が点
灯するバトル発展示唆演出の実行が開始される。LOGOランプ201の発光色は白色と
なっている。すなわち、第1演出態様のバトル発展示唆演出が実行されている。
その後、ストーリーリーチにて第2チャンスアップ演出が実行される。ストーリーリー
チでの第2チャンスアップ演出の実行が終了された後に、続いて、第2ランプ変化示唆演
出が実行される。ストーリーリーチでの第2ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、L
OGOランプ201の白色の発光色から青色の発光色へと変化される。すなわち、バトル
発展示唆演出の演出態様が第1演出態様から第2演出態様へと変化されたことになる。
ストーリーリーチの実行中に、青色の発光色で点灯されていたLOGOランプ201が
消灯となって、第2演出態様のバトル発展示唆演出の実行が終了となる。LOGOランプ
201が消灯となっても、引き続き特図変動演出にてストーリーリーチが継続し、その後
特図変動演出の実行が終了となる。
次に、特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パ
ターン「P31」、または特図1変動パターン「P34」のうち、いずれかの特図1変動
パターンに基づくストーリーリーチにて第3チャンスアップ演出と第3ランプ変化示唆演
出とが実行される場合について、図42を用いて説明する。なお、図41は、演出制御用
マイコン121によって、第1発展示唆演出パターンと、第3チャンスアップ演出パター
ンとが選択された場合である(図36、図38参照)。
特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン
「P31」、または特図1変動パターン「P34」のうち、いずれかの特図1変動パター
ンに基づく特図変動演出の実行が開始されて、その後ストーリーリーチへと発展する。
特図変動演出にてストーリーリーチが開始されると同時に、LOGOランプ201が点
灯するバトル発展示唆演出の実行が開始される。LOGOランプ201の発光色は白色と
なっている。すなわち、第1演出態様のバトル発展示唆演出が実行されている。
その後、ストーリーリーチにて第3チャンスアップ演出が実行される。ストーリーリー
チでの第3チャンスアップ演出の実行が終了された後に、続いて、第3ランプ変化示唆演
出が実行される。ストーリーリーチでの第3ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、L
OGOランプ201の白色の発光色から青色の発光色へと変化される。すなわち、バトル
発展示唆演出の演出態様が第1演出態様から第2演出態様へと変化されたことになる。
ストーリーリーチの実行中に、青色の発光色で点灯されていたLOGOランプ201が
消灯となって、第2演出態様のバトル発展示唆演出の実行が終了となる。LOGOランプ
201が消灯となっても、引き続き特図変動演出にてストーリーリーチが継続し、その後
特図変動演出の実行が終了となる。
次に、特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P22」、特図1変動パ
ターン「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン「P25」、特
図1変動パターン「P26」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P
32」、特図1変動パターン「P33」、特図1変動パターン「P34」、特図1変動パ
ターン「P35」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動
パターンに基づくストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出と第2チャンスアップ演
出と第1ランプ変化示唆演出と第2ランプ変化示唆演出とが実行される場合について、図
43を用いて説明する。なお、図43は、演出制御用マイコン121によって、第2発展
示唆演出パターンと、第4チャンスアップ演出パターンとが選択された場合である(図3
6、図38参照)。
特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P22」、特図1変動パターン
「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン「P25」、特図1変
動パターン「P26」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P32」
、特図1変動パターン「P33」、特図1変動パターン「P34」、特図1変動パターン
「P35」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動パター
ンに基づく特図変動演出の実行が開始されて、その後ストーリーリーチへと発展する。
特図変動演出にてストーリーリーチが開始されると同時に、LOGOランプ201が点
灯するバトル発展示唆演出の実行が開始される。LOGOランプ201の発光色は白色と
なっている。すなわち、第1演出態様のバトル発展示唆演出が実行されていることになる
その後、先ずストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出が実行される。ストーリー
リーチでの第1チャンスアップ演出の実行が終了された後に、続いて、第1ランプ変化示
唆演出が実行される。ストーリーリーチでの第1ランプ変化示唆演出の実行が終了すると
、LOGOランプ201の白色の発光色から青色の発光色へと変化される。すなわち、バ
トル発展示唆演出の演出態様が第1演出態様から第2演出態様へと変化されたことになる
LOGOランプ201の発光色が白色から青色に変化され、ストーリーリーチにて第2
チャンスアップ演出が実行される。ストーリーリーチでの第2チャンスアップ演出の実行
が終了された後に、続いて、第2ランプ変化示唆演出が実行される。ストーリーリーチで
の第2ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、LOGOランプ201の青色の発光色か
ら緑色の発光色へと変化される。すなわち、バトル発展示唆演出の演出態様が第2演出態
様から第3演出態様へと変化されたことになる。
ストーリーリーチの実行中に、緑色の発光色で点灯されていたLOGOランプ201が
消灯となって、第3演出態様のバトル発展示唆演出の実行が終了となる。LOGOランプ
201が消灯となっても、引き続き特図変動演出にてストーリーリーチが継続するか、ま
たはバトルリーチへと発展する。その後特図変動演出の実行が終了となる。
次に、特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P22」、特図1変動パ
ターン「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン「P25」、特
図1変動パターン「P26」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P
32」、特図1変動パターン「P33」、特図1変動パターン「P34」、特図1変動パ
ターン「P35」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動
パターンに基づくストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出と第3チャンスアップ演
出と第1ランプ変化示唆演出と第3ランプ変化示唆演出とが実行される場合について、図
44を用いて説明する。なお、図44は、演出制御用マイコン121によって、第2発展
示唆演出パターンと、第5チャンスアップ演出パターンとが選択された場合である(図3
6、図38参照)。
特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P22」、特図1変動パターン
「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン「P25」、特図1変
動パターン「P26」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P32」
、特図1変動パターン「P33」、特図1変動パターン「P34」、特図1変動パターン
「P35」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動パター
ンに基づく特図変動演出の実行が開始されて、その後ストーリーリーチへと発展する。
特図変動演出にてストーリーリーチが開始されると同時に、LOGOランプ201が点
灯するバトル発展示唆演出の実行が開始される。LOGOランプ201の発光色は白色と
なっている。すなわち、第1演出態様のバトル発展示唆演出が実行されていることになる
その後、先ずストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出が実行される。ストーリー
リーチでの第1チャンスアップ演出の実行が終了された後に、続いて、第1ランプ変化示
唆演出が実行される。ストーリーリーチでの第1ランプ変化示唆演出の実行が終了すると
、LOGOランプ201の白色の発光色から青色の発光色へと変化される。すなわち、バ
トル発展示唆演出の演出態様が第1演出態様から第2演出態様へと変化されたことになる
LOGOランプ201の発光色が白色から青色に変化され、ストーリーリーチにて第3
チャンスアップ演出が実行される。ストーリーリーチでの第3チャンスアップ演出の実行
が終了された後に、続いて、第3ランプ変化示唆演出が実行される。ストーリーリーチで
の第3ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、LOGOランプ201の青色の発光色か
ら緑色の発光色へと変化される。すなわち、バトル発展示唆演出の演出態様が第2演出態
様から第3演出態様へと変化されたことになる。
ストーリーリーチの実行中に、緑色の発光色で点灯されていたLOGOランプ201が
消灯となって、第3演出態様のバトル発展示唆演出の実行が終了となる。LOGOランプ
201が消灯となっても、引き続き特図変動演出にてストーリーリーチが継続するか、ま
たはバトルリーチへと発展する。その後特図変動演出の実行が終了となる。
次に、特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P22」、特図1変動パ
ターン「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン「P25」、特
図1変動パターン「P26」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P
32」、特図1変動パターン「P33」、特図1変動パターン「P34」、特図1変動パ
ターン「P35」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動
パターンに基づくストーリーリーチにて第2チャンスアップ演出と第3チャンスアップ演
出と第2ランプ変化示唆演出と第3ランプ変化示唆演出とが実行される場合について、図
45を用いて説明する。なお、図45は、演出制御用マイコン121によって、第2発展
示唆演出パターンと、第6チャンスアップ演出パターンとが選択された場合である(図3
6、図38参照)。
特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「P22」、特図1変動パターン
「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン「P25」、特図1変
動パターン「P26」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P32」
、特図1変動パターン「P33」、特図1変動パターン「P34」、特図1変動パターン
「P35」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動パター
ンに基づく特図変動演出の実行が開始されて、その後ストーリーリーチへと発展する。
特図変動演出にてストーリーリーチが開始されると同時に、LOGOランプ201が点
灯するバトル発展示唆演出の実行が開始される。LOGOランプ201の発光色は白色と
なっている。すなわち、第1演出態様のバトル発展示唆演出が実行されていることになる
その後、先ずストーリーリーチにて第2チャンスアップ演出が実行される。ストーリー
リーチでの第2チャンスアップ演出の実行が終了された後に、続いて、第2ランプ変化示
唆演出が実行される。ストーリーリーチでの第2ランプ変化示唆演出の実行が終了すると
、LOGOランプ201の白色の発光色から青色の発光色へと変化される。すなわち、バ
トル発展示唆演出の演出態様が第1演出態様から第2演出態様へと変化されたことになる
LOGOランプ201の発光色が白色から青色に変化され、ストーリーリーチにて第3
チャンスアップ演出が実行される。ストーリーリーチでの第3チャンスアップ演出の実行
が終了された後に、続いて、第3ランプ変化示唆演出が実行される。ストーリーリーチで
の第3ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、LOGOランプ201の青色の発光色か
ら緑色の発光色へと変化される。すなわち、バトル発展示唆演出の演出態様が第2演出態
様から第3演出態様に変化されたことになる。
ストーリーリーチの実行中に、緑色の発光色で点灯されていたLOGOランプ201が
消灯となって、第3演出態様のバトル発展示唆演出の実行が終了となる。LOGOランプ
201が消灯となっても、引き続き特図変動演出にてストーリーリーチが継続するか、ま
たはバトルリーチへと発展する。その後特図変動演出の実行が終了となる。
次に、特図1変動パターン「P23」、特図1変動パターン「P26」、特図1変動パ
ターン「P33」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動
パターンに基づくストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出と第2チャンスアップ演
出と第3チャンスアップ演出と第1ランプ変化示唆演出と第2ランプ変化示唆演出と第3
ランプ変化示唆演出とが実行される場合について、図46を用いて説明する。なお、図4
6は、演出制御用マイコン121によって、第3発展示唆演出パターンと、第7チャンス
アップ演出パターンとが選択された場合である(図36、図38参照)。
特図1変動パターン「P23」、特図1変動パターン「P26」、特図1変動パターン
「P33」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動パター
ンに基づく特図変動演出の実行が開始されて、その後ストーリーリーチへと発展する。
特図変動演出にてストーリーリーチが開始されると同時に、LOGOランプ201が点
灯するバトル発展示唆演出の実行が開始される。LOGOランプ201の発光色は白色と
なっている。すなわち、第1演出態様のバトル発展示唆演出が実行されていることになる
その後、先ずストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出が実行される。ストーリー
リーチでの第1チャンスアップ演出の実行が終了された後に、続いて、第1ランプ変化示
唆演出が実行される。ストーリーリーチでの第1ランプ変化示唆演出の実行が終了すると
、LOGOランプ201の白色の発光色から青色の発光色へと変化される。すなわち、バ
トル発展示唆演出の演出態様が第1演出態様から第2演出態様へと変化されたことになる
LOGOランプ201の発光色が白色から青色に変化され、ストーリーリーチにて第2
チャンスアップ演出が実行される。ストーリーリーチでの第2チャンスアップ演出の実行
が終了された後に、続いて、第2ランプ変化示唆演出が実行される。ストーリーリーチで
の第2ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、LOGOランプ201の青色の発光色か
ら緑色の発光色へと変化される。すなわち、バトル発展示唆演出の演出態様が第2演出態
様から第3演出態様に変化されたことになる。
LOGOランプ201の発光色が青色から緑色に変化され、ストーリーリーチにて第3
チャンスアップ演出が実行される。ストーリーリーチでの第3チャンスアップ演出の実行
が終了された後に、続いて、第3ランプ変化示唆演出が実行される。ストーリーリーチで
の第3ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、LOGOランプ201の緑色の発光色か
ら赤色の発光色へと変化される。すなわち、バトル発展示唆演出の演出態様が第3演出態
様から第4演出態様に変化されたことになる。
ストーリーリーチの実行中に、赤色の発光色で点灯されていたLOGOランプ201が
消灯となって、第4演出態様のバトル発展示唆演出の実行が終了となる。LOGOランプ
201が消灯となっても、引き続き特図変動演出にてストーリーリーチが継続するか、ま
たはバトルリーチへと発展する。その後特図変動演出の実行が終了となる。
図40から図46を用いた説明から、ストーリーリーチにてチャンスアップ演出が実行
されると、続いてその実行されたチャンスアップ演出に対応したランプ変化示唆演出が実
行され、続いてバトル発展示唆演出にて点灯中のLOGOランプ201の発光色が変化さ
れるという演出の流れとなっている。これにより、第1実施形態のパチンコ遊技機PY1
では、ストーリーリーチにてチャンスアップ演出が実行されて、LOGOランプ201の
発光色が変化されるという演出の流れを遊技者に提供することが可能となる。そのため、
ストーリーリーチから発展演出を経てバトルリーチへと発展されるか否かドキドキしてい
る中で、遊技者にストーリーリーチにてチャンスアップ演出が実行されるか否か、チャン
スアップ演出の実行回数や、LOGOランプ201の発光色に注目させて楽しませること
が可能となる。また、チャンスアップ演出の種類に応じて、ストーリーリーチにて実行さ
れるタイミングが異なるため、チャンスアップ演出が実行されるタイミングによって、ス
トーリーリーチを楽しませることが可能となっている。さらに、第1実施形態のパチンコ
遊技機PY1では、第1チャンスアップ演出の大当たり期待度と、第2チャンスアップ演
出の大当たり期待度と、第3チャンスアップ演出の大当たり期待度とが同じであることか
ら、ストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出、第2チャンスアップ演出、または第
3チャンスアップ演出のうち、いずれのチャンスアップ演出が実行されたとしても、実行
されたチャンスアップ演出に対する期待感が同じであることから、どちらのチャンスアッ
プ演出が実行されてもストーリーリーチを楽しむことが可能となる。
次に、ストーリーリーチの具体例について説明する。図47に示すように、ストーリー
リーチでは、まず、ストーリーに登場する主人公キャラクタとヒロインを示す画像等が表
示部50aに表示される(図47(A)参照)。図47(A)に示す演出では、表示部5
0aに「〇〇ストーリー」を示す第1タイトル文字画像TM1が表示される。図47(A
)に示す演出は、ストーリーリーチの開始を示唆する演出として機能する。そして、スト
ーリーに沿った画像が表示部50aに表示される(図47(B)参照)。本形態のストー
リーリーチは、主人公キャラクタがヒロインを探すというストーリーである。
ストーリー大当たり変動1(特図1変動パターン「P21」、図27参照)に基づいて
実行されたストーリーリーチであれば、図47(B)の演出の後、大当たりに当選してい
ることを示唆する成功演出(当選演出)として、ヒロインが喜んでいることを示す成功画
像(ヒロインが喜んでいる画像と成功用背景画像G80を含む)が表示部50aに表示さ
れるとともに、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が大当たり当選を示唆する「ゾロ目」で
仮停止表示される(図47(C)参照)。そして、表示部50aの背景画像が昼間通常用
背景画像G102に戻って、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3及び小図柄KZ1,KZ2
,KZ3が「ゾロ目」で確定的に停止表示される(図47(D)参照)。なお、図47(
C)に示す成功画像は、主人公キャラクタとヒロインが会えたストーリーを意味する画像
である。
一方、ストーリーハズレ変動1(特図1変動パターン「P31」、図27参照)に基づ
いて実行されたストーリーリーチであれば、図47(B)の演出の後、ハズレであること
を示唆する失敗演出(ハズレ演出)として、ヒロインが悲しんでいることを示す失敗画像
(ヒロインが悲しんでいる画像と失敗用背景画像G81を含む)が表示部50aに表示さ
れるとともに、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレを示唆する「リーチハズレ目」
で仮停止表示される(図47(E)参照)。そして、表示部50aの背景画像が昼間通常
用背景画像G102に戻って、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3及び小図柄KZ1,KZ
2,KZ3が「リーチハズレ目」で確定的に停止表示される(図47(F)参照)。なお
、図47(E)に示す失敗画像は、主人公キャラクタがヒロインに会えなかったストーリ
ーを意味する画像である。
なお、仮停止表示とは、演出図柄の変動速度は「0」であるが、演出図柄が表示されて
いる位置で揺れたり拡大や縮小を繰り返したりといった変化をしており、完全に停止して
いない状態を言う。これに対して、確定停止表示(確定的な停止表示)や最終停止表示(
最終的な停止表示)と言った場合には、演出図柄が完全に停止している状態を言う。単に
「停止表示」という場合は、仮停止表示を指すこともあるし、確定停止表示を指すことも
ある。
また、バトル大当たり変動1(特図1変動パターン「P23」、図27参照)、または
バトルハズレ変動1(特図1変動パターン「P33」、図27参照)に基づいて実行され
たストーリーリーチであれば、図47(B)の演出の後、発展演出を経てSPSPリーチ
であるバトルリーチへと発展する(図51(A)参照)。
次にストーリーリーチにて、第1チャンスアップ演出と、第1ランプ変化示唆演出と、
バトル発展示唆演出の演出態様が第1演出態様から第2演出態様に変化される場合につい
て、図48を用いて説明する。なお、図48に示す演出は、特図1変動パターン「P21
」、特図1変動パターン「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パター
ン「P26」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P33」、特図1
変動パターン「P34」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図
1変動パターンに基づく特図変動演出の一例である。
図48に示すように、ストーリーリーチでは、まず、ストーリーに登場する主人公キャ
ラクタとヒロインを示す画像等が表示部50aに表示される(図48(A)参照)。また
、図48(A)に示す演出では、表示部50aに「〇〇ストーリー」を示す通常タイトル
文字画像ST1が表示される。なお、通常タイトル文字画像ST1が示す「〇〇ストーリ
ー」のフォントは、MSPゴシックである。また、ストーリーリーチが開始されると、図
48(A)に示すように、LOGOランプ201が白色の発光色で発光されることになる
ストーリーリーチにて、第1チャンスアップ演出が実行される。第1チャンスアップ演
出が実行されると、表示部50aに表示されている「〇〇ストーリー」を示す通常タイト
ル文字画像ST1から、「〇〇ストーリー」を示す特殊タイトル文字画像ST2が表示さ
れる。なお、特殊タイトル文字画像ST2が示す「〇〇ストーリー」のフォントは、HG
S行書体である。第1実施形態のストーリーリーチでは、タイトル文字画像が示すフォン
トを変更させることで、遊技者に第1チャンスアップ演出が実行されたことを遊技者に把
握させるとともに、遊技者に通常タイトル文字画像ST1が表示されることよりも大当た
り期待度が高いことを遊技者に把握させることが可能となる。また、第1チャンスアップ
演出が実行されると、表示部50aに第1変化示唆コイン画像G125Aが3つ表示され
る。なお、図48(B)に示すように、第1変化示唆コイン画像G125Aの中央には刻
まれている「L」は、盤ランプ54の「L」をモチーフにしている。
また、ストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出が実行されたとしても、図48(
B)に示すように、LOGOランプ201が白色の発光色で発光され続けることになる。
すなわち、バトル発展示唆演出の演出態様が第1演出態様のままである。
ストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出の実行が終了すると、次に図48(C)
に示すように、第1ランプ変化示唆演出が実行されることになる(図40、図43、図4
4、図46参照)。第1ランプ変化示唆演出が実行されると、図48(C)に示すように
、表示部50aに表示されていた3つの第1変化示唆コイン画像G125Aが、表示部5
0aの上方へと移動されていく。図48(C)に示すように、3つの第1変化示唆コイン
画像G125Aが表示部50aの上方に向けて移動されていくことで、3つの第1変化示
唆コイン画像G125AがLOGOランプ201に向けて移動されているかのように遊技
者に見せることが可能となっている。また、図48(C)に示すように、LOGOランプ
201が白色の発光色で発光され続けることになる。
ストーリーリーチにて第1ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、ストーリーに沿っ
た画像が表示部50aに表示される(図48(B)参照)。また、第1ランプ変化示唆演
出の実行が終了すると、図48(D)に示すように、LOGOランプ201の白色の発光
色から青色の発光色に変化される。すなわち、バトル発展示唆演出の演出態様が第1演出
態様から第2演出態様へと変化されたことになる。
図48に示すように、第1チャンスアップ演出が実行されて、表示部50aに表示され
ていた第1変化示唆コイン画像G125Aが、第1ランプ変化示唆演出にてLOGO20
1に向かって移動しているかのように表示部50aの上方へと移動されて、LOGO20
1の発光色が白色から青色へと変化されるという一連の演出の流れを遊技者に提供するこ
とが可能となる。これにより、ストーリーリーチにて行われた第1チャンスアップ演出に
基づいて第1チャンスアップ演出に対応したランプ変化示唆演出によって、バトル発展示
唆演出の演出態様が変化されて、発展演出を経てバトルリーチへと発展する可能性にドキ
ドキさせながら、遊技者を楽しませることが可能となっている。
次にストーリーリーチにて、第2チャンスアップ演出と、第2ランプ変化示唆演出と、
LOGOランプ201の発光色が白色から青色に変化される場合の演出について、図49
を用いて説明する。なお、図49に示す演出は、特図1変動パターン「P21」、特図1
変動パターン「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン「P26
」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P33」、特図1変動パター
ン「P34」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動パタ
ーンに基づく特図変動演出の一例である。
ストーリーリーチにてストーリーに沿った画像が表示部50aに表示される(図49(
A)参照)。ストーリーに沿った画像が表示部50aに表示されている場合(図49(A
)参照)、図49(A)に示すように、LOGOランプ201が白色の発光色で発光され
る。すなわち、第1演出態様のバトル発展示唆演出が実行されていることになる。
その後、ストーリーリーチにて第2チャンスアップ演出が実行される(図41、図43
、図46参照)。第2チャンスアップ演出が実行されると、表示部50aに「L」と刻ま
れた第2変化示唆コイン画像G125Bを右手で持った演出キャラクタCKが表示される
。表示部50aに「L」と刻まれたコインを右手で持った演出キャラクタCKが表示され
ることで、遊技者に大当たり期待度が高いことを把握させることが可能となっている。
ストーリーリーチにて第2チャンスアップ演出の実行が終了すると、次に図49(C)
に示すように、第2ランプ変化示唆演出が実行されることになる(図41、図43、図4
6参照)。第2ランプ変化示唆演出が実行されると、表示部50aの中央に表示されてい
る1つの第2変化示唆コイン画像G125Bが、表示部50aの上方に向かって移動され
ていく。表示部50aの上方に向けて第2変化示唆コイン画像G125Bが移動されてい
くことで、1つの第2変化示唆コイン画像G125BがLOGOランプ201に向けて移
動されているかのように遊技者に見せることが可能となっている。なお、図49(C)に
示すように、第2変化示唆コイン画像G125Bの中央に刻まれている「L」は、盤ラン
プ54の「L」と同じモチーフである。また、第2変化示唆コイン画像G125Bは、第
1変化示唆コイン画像G125Aよりも大きい。
ストーリーリーチにて第2ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、ストーリーに沿っ
た画像が表示部50aに表示される(図49(D)参照)また、図49(D)に示すよう
に、LOGOランプ201の白色の発光色から青色の発光色に変化される。すなわち、バ
トル発展示唆演出の演出態様が第1演出態様から第2演出態様へと変化されたことになる
。LOGOランプ201の発光色が青色であることで、遊技者に白色である場合よりも大
当たり期待度が高いことと、白色である場合よりもバトルリーチへと発展する可能性が高
いことを遊技者に把握させることが可能となる。
図49に示すように、第2チャンスアップ演出が実行されて、表示部50aに表示され
ていた第2変化示唆コイン画像G125Bが、第2ランプ変化示唆演出にてLOGO20
1に向かって移動しているかのように表示部50aの上方へと移動されて、LOGO20
1の発光色が白色から青色へと変化されるという一連の演出の流れを遊技者に提供するこ
とが可能となる。これにより、ストーリーリーチにて行われた第2チャンスアップ演出に
基づいて第2チャンスアップ演出に対応したランプ変化示唆演出によって、バトル発展示
唆演出の演出態様が変化されて、発展演出を経てバトルリーチへと発展する可能性にドキ
ドキさせながら、遊技者を楽しませることが可能となっている。
次にストーリーリーチにて、第3チャンスアップ演出と、第3ランプ変化示唆演出と、
LOGOランプ201の発光色が白色から青色に変化される場合の演出について、図50
を用いて説明する。なお、図50に示す演出は、特図1変動パターン「P21」、特図1
変動パターン「P23」、特図1変動パターン「P24」、特図1変動パターン「P26
」、特図1変動パターン「P31」、特図1変動パターン「P33」、特図1変動パター
ン「P34」、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動パタ
ーンに基づく特図変動演出の一例である。
ストーリーリーチにてストーリーに沿った画像が表示部50aに表示される(図50(
A)参照)。ストーリーに沿った画像が表示部50aに表示されている場合(図50(A
)参照)、図50(A)に示すように、LOGOランプ201が白色の発光色で発光され
ている。
その後、ストーリーリーチにて第3チャンスアップ演出が実行される(図41、図43
、図46参照)。第3チャンスアップ演出が実行されると、図50(B)に示すように、
盤下可動体56kは上向きに移動(上昇)する可動体演出が実行されるとともに、2つの
第3変化示唆コイン画像G125Cが表示部50aに表示される。また、図50(B)に
示すように、表示部50aにて2つの第3変化示唆コイン画像G125Cが、盤下可動体
56kに向かって移動する。盤下可動体56kが上向きに移動(上昇)する可動体演出が
実行されるとともに、表示部50aに2つの第3変化示唆コイン画像G125Cが表示さ
れることで、第3チャンスアップ演出が実行されたことを遊技者に把握させるとともに、
大当たり判定の結果が大当たりである可能性が高いことを把握させることが可能となる。
なお、図50(B)に示すように、第3変化示唆コイン画像G125Cの中央に刻まれて
いる「L」は、盤ランプ54の「L」と同じモチーフである。また、1つの第3変化示唆
コイン画像G125Cは、1つの第1変化示唆コイン画像G125Aよりも大きいが、1
つの第2変化示唆コイン画像G125Bよりも小さい。
ストーリーリーチでの第3チャンスアップ演出の実行が終了すると、盤下可動体56k
は上向きに移動(上昇)する可動体演出の実行が終了し、盤下可動体56kが初期位置へ
と下向きに移動(下降)されていく。また、ストーリーリーチでの第3チャンスアップ演
出の実行が終了しても、表示部50aに2つの第3変化示唆コイン画像G125Cが表示
されたままである。
ストーリーリーチでの第3チャンスアップ演出の実行が終了した後、続いて第3ランプ
変化示唆演出の実行が開始される。第3ランプ変化示唆演出の実行が開始されると、図5
0(C)に示すように、盤下可動体56kは上向きに移動(上昇)する可動体演出の実行
とともに、表示部50aに表示されている2つの第3変化示唆コイン画像G125Cが表
示部50aよりも上方に移動されることになる。図50(C)に示すように、2つの第3
変化示唆コイン画像G125Cが表示部50aの上方に向かって移動されることで、2つ
の第3変化示唆コイン画像G125CがLOGOランプ201に向けて移動されているか
のように遊技者に見せることが可能となっている。
ストーリーリーチにて第3ランプ変化示唆演出の実行が終了すると、ストーリーに沿っ
た画像が表示部50aに表示される(図50(D)参照)また、図50(D)に示すよう
に、LOGOランプ201の白色の発光色から青色の発光色に変化される。すなわち、バ
トル発展示唆演出の演出態様が第1演出態様から第2演出態様へと変化されたことになる
。LOGOランプ201の発光色が青色であることで、遊技者に白色である場合よりも大
当たり期待度が高いことと、白色である場合よりもバトルリーチへと発展する可能性が高
いことを遊技者に把握させることが可能となる。
図50に示すように、第3チャンスアップ演出が実行されて、盤下可動体56kが上向
きに移動(上昇)されて、表示部50aに表示されていた第3変化示唆コイン画像G12
5Cが、第3ランプ変化示唆演出にてLOGO201に向かって移動しているかのように
表示部50aの上方へと移動されて、LOGO201の発光色が白色から青色へと変化さ
れるという一連の演出の流れを遊技者に提供することが可能となる。これにより、ストー
リーリーチにて行われた第3チャンスアップ演出に基づいて第3チャンスアップ演出に対
応したランプ変化示唆演出によって、バトル発展示唆演出の演出態様が変化されて、発展
演出を経てバトルリーチへと発展する可能性にドキドキさせながら、遊技者を楽しませる
ことが可能となっている。
<バトルリーチ>
次に、バトルリーチの具体例について、図51を用いて説明する。図51に示すように
、バトルリーチでは、まず、主人公キャラクタと敵キャラクタとがこれから対戦すること
を示す画像等が表示部50aに表示される(図51(A)参照)。そして、主人公キャラ
クタと敵キャラクタとが攻防を行っている様子を示す画像が表示部50aに表示され(不
図示)、当落分岐の前には、主人公キャラクタが敵キャラクタに攻撃をしかけることを示
す画像が表示部50aに表示される(図51(B)参照)。
特図1変動パターン「P23」(バトル大当たり変動1、図27参照)に基づいて実行
されたバトルリーチであれば、図51(B)の演出の後、大当たりに当選していることを
示唆する成功演出(当選演出)として、主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利したこと
を示す勝利画像(主人公キャラクタが喜んでいる画像と成功用背景画像G80を含む)が
表示部50aに表示されるとともに、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が大当たり当選を
示す「ゾロ目」で仮停止表示される(図51(C)参照)。そして、表示部50aの背景
画像が昼間通常用背景画像G102に戻って、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3及び小図
柄KZ1,KZ2,KZ3が「ゾロ目」で確定的に停止表示される(図51(D)参照)
一方、特図1変動パターン「P33」(バトルハズレ変動1、図27参照)に基づいて
実行されたバトルリーチであれば、図51(B)の演出の後、ハズレであることを示唆す
る失敗演出(ハズレ演出)として、主人公キャラクタが敵キャラクタのカウンタを喰らっ
て敗北したことを示す敗北画像(主人公キャラクタが悲しんでいる画像と失敗用背景画像
G81を含む)が表示部50aに表示されるとともに、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3
がハズレを示唆する「リーチハズレ目」で仮停止表示される(図51(E)参照)。そし
て、表示部50aの背景画像が昼間通常用背景画像G102に戻って、演出図柄EZ1,
EZ2,EZ3及び小図柄KZ1,KZ2,KZ3が「リーチハズレ目」で確定的に停止
表示される(図51(F)参照)。
従来のパチンコ遊技機には、例えば、特図変動演出の実行中に行われたノーマルリーチ
から大当たり期待度が高いロングリーチに発展可能なものが存在する。
しかしながら、近年では、特図変動演出の実行中にリーチ中により大当たり期待度の高
いリーチへと発展するパチンコ遊技機が多数存在するため、単にリーチ中に大当たり期待
度の高いリーチへと発展するだけでは、面白みがない。
そこで、第1実施形態のパチンコ遊技機PY1では、ストーリーリーチの終盤に大当た
り期待度の高いバトルリーチへと発展可能とした場合に、実行されたチャンスアップ演出
の実行回数によって、バトル発展示唆演出の演出態様がよりバトルリーチへと発展する可
能性が高い演出態様へと変化された。これにより、ストーリーリーチにてLOGOランプ
201の発光色がどこまで変化されていくのか注目させつつ、ストーリーリーチを盛り上
げることが可能となる。そのため、単にストーリーリーチから大当たり期待度の高いバト
ルリーチへと発展する場合、またはストーリーリーチからバトルリーチへと発展しない場
合のうち、何れの場合であっても、ストーリーリーチにて実行されるチャンスアップ演出
によって、バトルリーチに発展できるか否かをドキドキ待ちながらストーリーリーチを面
白くさせることが可能となる。
<共闘リーチ>
次に、共闘リーチの具体例について説明する。共闘リーチでは、主人公キャラクタと敵
キャラクタとがこれから対戦することを示す画像が表示部50aに表示され(不図示)、
続いて、図52(A)に示すように、主人公キャラクタの仲間の味方キャラクタが援軍と
して登場したことを示す画像が表示部50aに表示される。また、共闘リーチにて主人公
キャラクタの仲間の味方キャラクタが援軍として登場したことを示す画像が表示部50a
に表示されるときには、表示部50aに「友との共闘」を示す共闘リーチ専用の通常タイ
トル文字画像KT1が表示されることがある。なお、共闘リーチ専用の通常タイトル文字
画像KT1が示す「友との共闘」は、黒色の文字となっている。その後、主人公キャラク
タと味方キャラクタとが協力して敵キャラクタとバトルを行う画像が表示部50aに表示
され(不図示)、さらに、主人公キャラクタと味方キャラクタとが共に敵キャラクタに攻
撃をしかけることを示す画像が表示部50aに表示される(図52(B)参照)。
特図1変動パターン「P22」(共闘大当たり変動1、図27参照)に基づいて実行さ
れた共闘リーチであれば、図52(B)の演出の後、大当たりに当選していることを示唆
する成功演出(当選演出)として、主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利したことを示
す勝利画像(主人公キャラクタが喜んでいる画像と成功用背景画像G80を含む)が表示
部50aに表示されるとともに、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が大当たり当選を示す
「ゾロ目」で仮停止表示される(図52(C)参照)。そして、表示部50aの背景画像
が昼間通常用背景画像G102に戻って、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3及び小図柄K
Z1,KZ2,KZ3が「ゾロ目」で確定的に停止表示される(図52(D)参照)。
一方、特図1変動パターン「P32」(共闘ハズレ変動1、図27参照)に基づいて実
行された共闘リーチであれば、図52(B)の演出の後、ハズレであることを示唆する失
敗演出(ハズレ演出)として、主人公キャラクタが敵キャラクタのカウンタを喰らって敗
北したことを示す敗北画像(主人公キャラクタが悲しんでいる画像と失敗用背景画像G8
1を含む)が表示部50aに表示されるとともに、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハ
ズレを示唆する「リーチハズレ目」で仮停止表示される(図52(E)参照)。そして、
表示部50aの背景画像が昼間通常用背景画像G102に戻って、演出図柄EZ1,EZ
2,EZ3及び小図柄KZ1,KZ2,KZ3が「リーチハズレ目」で確定的に停止表示
される(図52(F)参照)。
第1実施形態のパチンコ遊技機PY1において、特図1変動パターン「P22」、特図
1変動パターン「P25」、特図1変動パターン「P32」、または特図1変動パターン
「P35」のうち、いずれの特図1変動パターンに基づいて実行された共闘リーチであっ
ても、共闘リーチにて主人公キャラクタの仲間の味方キャラクタが援軍として登場したこ
とを示す画像が表示部50aに表示されるときに、表示部50aに「友との共闘」を示す
共闘リーチ専用の特殊タイトル文字画像KT2が表示されることがある。なお、表示部5
0aに共闘リーチ専用の特殊タイトル文字画像KT2が表示された場合のほうが、共闘リ
ーチ専用の通常タイトル文字画像KT1が表示された場合よりも大当たり期待度が高く設
定されている。
第1実施形態の演出制御用マイコン121は、変動演出パターン選択処理において、受
信した特図変動開始コマンドが示す特図変動パターンが、特図1変動パターン「P22」
、特図1変動パターン「P25」、特図1変動パターン「P32」、または特図1変動パ
ターン「P35」のうち、いずれかの特図1変動パターンである場合には、ストーリーリ
ーチにて表示部50aに「友との共闘」を示す共闘リーチ専用の通常タイトル文字画像K
T1が表示させる変動演出パターン、またはストーリーリーチにて表示部50aに共闘リ
ーチ専用の特殊タイトル文字画像KT2が表示される変動演出パターンを選択する。続い
て、変動演出パターン選択処理において選択された変動演出パターンの情報は、演出用R
AM124の所定の記憶領域に格納されるとともに、変動演出開始コマンドに含められて
画像制御基板140に送信される。変動演出開始コマンドを受信した画像制御基板140
は、指定された特図変動演出の画像(共闘リーチ専用の通常タイトル文字画像KT1、共
闘リーチ専用の特殊タイトル文字画像KT2)を表示部50aに表示する。また、演出制
御用マイコン121は、演出用RAM124に格納した予告演出の情報に基づいて、その
予告演出に係る演出手段(スピーカ52、枠ランプ53、LOGOランプ201、盤ラン
プ54、可動装置、入力装置など)を適宜制御する。
次に、図53を用いて、表示部50aに「友との共闘」を示す共闘リーチ専用の特殊タ
イトル文字画像KT2が表示される共闘リーチについて説明する。なお、図53に示す演
出は、特図1変動パターン「P22」、特図1変動パターン「P25」、特図1変動パタ
ーン「P32」、または特図1変動パターン「P35」のうち、いずれかの特図1変動パ
ターンに基づいて実行された共闘リーチの一例である。
特図変動開始にて共闘リーチの実行が開始されると、図53に示すように、主人公キャ
ラクタの仲間の味方キャラクタが援軍として登場したことを示す画像が表示部50aに表
示される。また、共闘リーチにて主人公キャラクタの仲間の味方キャラクタが援軍として
登場したことを示す画像が表示部50aに表示されるときには、表示部50aに「友との
共闘」を示す共闘リーチ専用の特殊タイトル文字画像KT2が表示されることがある。な
お、共闘リーチ専用の特殊タイトル文字画像KT2が示す「友との共闘」は、金色の文字
となっている。表示部50aに共闘リーチ専用の特殊タイトル文字画像KT2が表示され
ることで、遊技者に共闘リーチにて表示部50aに共闘リーチ専用の通常タイトル文字画
像KT1が表示された場合よりも、大当たり判定の結果が大当たりとなることに期待させ
ることが可能となる。
<復活演出>
次に、復活演出の具体例などについて説明する。なお、図54に示す演出は、特図1変
動パターン「P25」、特図1変動パターン「P26」、特図1変動パターン「P35」
、または特図1変動パターン「P36」のうち、いずれかの特図1変動パターンに基づい
て実行された特図変動演出の一例である。
図54(A)に示すように、ハズレであることを示唆する失敗演出(ハズレ演出)とし
て、主人公キャラクタが敵キャラクタのカウンタを喰らって敗北したことを示す敗北画像
(主人公キャラクタが悲しんでいる画像と失敗用背景画像G81を含む)が表示部50a
に表示されるとともに、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレを示唆する「リーチハ
ズレ目」で仮停止表示される。図54(A)に示すように、小図柄KZ1,KZ2,KZ
3が変動表示中である。なお、図54(A)に示すように、盤装飾プレート202の前面
側に設けられている盤ランプ54は白色の発光色で発光されている。
その後、特図変動演出にて復活演出が実行されるか否かを煽る復活示唆演出が実行され
る。その復活示唆演出では、図54(B)に示すように、表示部50aにて靄の画像KQ
が演出図柄EZ1,EZ2,EZ3と、「敗北」を示す文字画像との前方に重なるように
表示される。つまり、復活示唆演出は、仮停止表示されている演出図柄EZ1,EZ2,
EZ3と、「敗北」を示す文字画像靄で隠して、特図変動演出にて復活演出が実行される
か否かを煽る演出である。なお、図54(B)に示すように、盤装飾プレート202の前
面側に設けられている盤ランプ54は白色の発光色で発光されている。
例えば、特図1変動パターン「P25」、または特図1変動パターン「P26」に基づ
く特図変動演出である場合には、復活示唆演出の実行が終了されると、図54(C)に示
す復活演出が実行される。特図変動演出にて復活演出が実行され、表示部50aに「2」
を示す左演出図柄EZ1,「L」と刻まれた虹色のコイン画像である復活コイン図柄TZ
を示す復活表示態様の中演出図柄EZ2,「2」を示す右演出図柄EZ3が仮停止表示さ
れる。なお、復活コイン図柄TZの中央に刻まれた「L」は、盤ランプ54の「L」をモ
チーフにしている。これにより、復活コイン図柄TZの中央に刻まれた「L」は本パチン
コ遊技機PY1のメインキャラクタの名称である「LOGO」の頭文字であることを遊技
者に把握させることが可能となっている。表示部50aに1(特定数)つの復活コイン図
柄TZを示す復活表示態様の中演出図柄EZ2が仮停止表示されることで、遊技者に大当
たりであることを把握させることが可能となっている。なお、「L」と刻まれた虹色のコ
イン画像である復活コイン図柄TZを示す復活表示態様の中演出図柄EZ2が、「特定画
像」、「第2特定画像」に相当する。
また、特図変動演出にて復活演出が実行され、図54(C)に示すように、表示部50
aに「2」を示す左演出図柄EZ1,復活表示態様の中演出図柄EZ2,「2」を示す右
演出図柄EZ3とが仮停止表示されている場合に、盤装飾プレート202の前面側に設け
られている盤ランプ54は、虹色の発光色で発光される。表示部50aに復活表示態様の
中演出図柄EZ2が仮停止表示され、盤ランプ54も虹色の発光色で発光されることで、
遊技者に「L」と刻まれた虹色のコイン画像である復活コイン図柄TZを示す復活表示態
様の中演出図柄EZ2と盤ランプ54にも注目させて、大当たりとなったことを把握させ
ることが可能となっている。なお、盤ランプ54が虹色の発光色で発光される発光態様が
、「発光部の第2発光態様」に相当する。
そして、表示部50aの背景画像が昼間通常用背景画像G102に戻って、演出図柄E
Z1,EZ2,EZ3及び小図柄KZ1,KZ2,KZ3が「ゾロ目」で確定的に停止表
示される(図54(D)参照)。
一方で、例えば、特図1変動パターン「P35」、または特図1変動パターン「P36
」に基づく特図変動演出である場合には、復活示唆演出の実行が終了された後に、復活演
出が実行されることはない。その後、図51(E)に示す演出例、または図52(E)に
示す演出例へと進むことになる。
そして、表示部50aの背景画像が昼間通常用背景画像G102に戻って、演出図柄E
Z1,EZ2,EZ3及び小図柄KZ1,KZ2,KZ3が「リーチハズレ目」で確定的
に停止表示される(図51(F)、図52(F)参照)。
従来のパチンコ遊技機には、例えば、特図変動演出の実行中に、画像表示装置の表示部
にキャラクタ画像などを表示して、大当たり判定の結果が大当たりである可能性を示唆す
る予告演出を実行するものが存在する。
しかしながら、近年では、特図変動演出の実行中、予告演出が実行されて、画像表示装
置の表示部に演出画像(例えば、キャラクタ画像)が表示されるパチンコ遊技機は多数あ
る。単に画像表示装置の表示部に演出画像が表示されて、大当たり判定の結果が大当たり
である可能性が示唆されるだけでは、面白みがない。
そこで、第1実施形態のパチンコ遊技機PY1では、特図変動演出の実行中に、コイン
獲得演出が実行された場合には、表示部50aに3つの獲得コイン画像G124(白色の
獲得コイン画像G124A、青色のコイン画像G124B、緑色のコイン画像G124C
)が表示されて、遊技者に大当たり判定の結果が大当たりとなる可能性を遊技者に示唆さ
れる(図32(C)、図33(C)、図34(C)参照)。また、特図変動演出の実行中
に、復活演出が実行された場合には、表示部50aに復活コイン図柄TZを示す復活表示
態様の中演出図柄EZ2が仮停止表示され、大当たり判定の結果が大当たりであることが
示唆される(図54(C)参照)。また、獲得コイン画像G124と復活コイン図柄TZ
とは、コイン画像であって、コイン画像の中央に盤ランプ54と同じモチーフの「L」が
刻まれているという共通点があるが、表示部50aに表示される場面が異なり、それぞれ
のコイン画像が示唆する内容も異なる。これにより、特図変動演出の実行中に、表示部5
0aに獲得コイン画像G124(白色の獲得コイン画像G124A、青色のコイン画像G
124B、緑色のコイン画像G124C)が3つ表示されるのか、または復活コイン図柄
TZを示す復活表示態様の中演出図柄EZ2が仮停止表示されるのか、どのような内容が
示唆されるのかを遊技者に楽しませることが可能となる。そのため、単に画像表示装置の
表示部に大当たりとなる可能性を示唆する演出画像(例えば、キャラクタ画像)が表示さ
れる場合よりも、表示部50aに表示されるコイン画像の種類と表示されるコイン画像の
数によって、遊技者に面白みを与えることが可能となる。
8.本実施形態(第1実施形態)の効果
以上詳細に説明したように第1実施形態に係るパチンコ遊技機PY1によれば、ストー
リーリーチからストーリーリーチよりも大当たり期待度が高いバトルリーチへと発展され
ることがある。また、ストーリーリーチにてチャンスアップ演出が実行されて、バトル発
展示唆演出でのLOGOランプ201の発光色がバトルリーチに発展する可能性が高いこ
とを示唆する色に変化される。これにより、ストーリーリーチにて、チャンスアップ演出
が実行されて、バトル発展示唆演出でのLOGOランプ201の発光色が変化されるか否
かにドキドキしながら注目させることが可能となる。そのため、バトル発展示唆演出での
LOGOランプ201の発光色が変化されたときには、ストーリーリーチからバトルリー
チへの発展する可能性が高まったことに対する嬉しさを与えて、遊技興趣を向上させるこ
とが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技機PY1によれば、ストーリーリーチにて第2
チャンスアップ演出、または第3チャンスアップ演出のうち、いずれのチャンスアップ演
出が実行された場合でも、実行された変化示唆演出によって、バトル発展示唆演出でのL
OGOランプ201の発光色が変化されることを遊技者に把握させることが可能となって
いる(図48(D)、図49(D)、図50(D)参照)。これにより、ストーリーリー
チにて変化示唆演出が実行されたときには、ストーリーリーチからバトルリーチへと発展
して欲しいという気持ちを一層高めて、遊技興趣を向上させることが可能となる。
また、ストーリーリーチでの第2チャンスアップ演出の実行によって、第1実施形態の
第2ランプ変化示唆演出が実行され、その第2ランプ変化示唆演出にて表示部50aに表
示された第2変化示唆コイン画像G125Bが、装飾プレート200の前面側に設けられ
たLOGOランプ201に向かって、表示部50aの上方へと移動されて、第2チャンス
アップ演出の実行終了後に、LOGOランプ201の発光色が変化される(図49参照)
。これにより、ストーリーリーチにてバトル発展示唆演出でのLOGOランプ201の発
光色が変化されるまでを第2チャンスアップ演出と、第2ランプ変化示唆演出との実行に
よって、視覚的に遊技者を楽しませて、遊技興趣を向上させることが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技機PY1によれば、ストーリーリーチにて、表
示部50aに「L」と刻まれたコインを右手で持った演出キャラクタCKが表示される第
2チャンスアップ演出が実行されて、バトル発展示唆演出にてLOGOランプ201の発
光色が白色から青色へと変化される(図49参照)。一方で、ストーリーリーチにて、盤
下可動体56kは上向きに移動(上昇)する可動体演出の実行とともに表示部50aに第
3変化示唆コイン画像G125Cが2つ表示される第3チャンスアップ演出が実行されて
、バトル発展示唆演出にてLOGOランプ201の発光色が白色から青色へと変化される
(図50参照)。これにより、ストーリーリーチにて実行されるチャンスアップ演出に応
じて、盤下可動体56kが可動されるか否かや、表示部50aに表示される演出画像を異
ならせることで、ストーリーリーチを飽きさせることなく、遊技者を楽しませて、遊技興
趣を向上させることが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技機PY1によれば、ストーリーリーチにて第2
チャンスアップ演出、または第3チャンスアップ演出のうち、いずれのチャンスアップ演
出が実行された場合でも、第2チャンスアップ演出と第3チャンスアップ演出とが示唆す
る大当たり期待度は全く同じである。これにより、ストーリーリーチにて第2チャンスア
ップ演出、または第3チャンスアップ演出のうち、いずれのチャンスアップ演出が実行さ
れた場合でも、実行されたチャンスアップ演出によって遊技者が感じる期待を実質的に同
じであること思わせて、ストーリーリーチを楽しませて、遊技興趣を向上させることが可
能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技機PY1によれば、ストーリーリーチでの第1
チャンスアップ演出の実行タイミングと、ストーリーリーチでの第2チャンスアップ演出
の実行タイミングと、ストーリーリーチでの第3チャンスアップ演出の実行タイミングと
が異なっている(図46参照)。これにより、ストーリーリーチで実行される様々なチャ
ンスアップ演出によって、ストーリーリーチを楽しませて、遊技興趣を向上させることが
可能となる。
さらに、以上詳細に説明したように第1実施形態に係るパチンコ遊技機PY1の遊技盤
1に配置された盤装飾プレート202の前面側には、発光可能な盤ランプ54が設けられ
ている。第1実施形態の盤ランプ54は、本パチンコ遊技機PY1のメインキャラクタの
名称である「LOGO」の頭文字である「L」で発光するように構成されたLEDである
。また、コイン獲得演出にて表示部50aに表示される獲得コイン画像G124に刻まれ
ている「L」は、盤ランプ54の「L」と同じモチーフである。さらに、復活演出にて表
示部50aに仮停止表示されている復活表示態様の中演出図柄EZ2に刻まれた「L」は
、盤ランプ54の「L」と同じモチーフである。復活演出にて表示部50aに停止表示さ
れている復活表示態様の中演出図柄EZ2が1つ表示されて、大当たり期待度を示唆され
る(図54(C)参照)。また、コイン獲得演出にて表示部50aに獲得コイン画像G1
24が3つ表示されて、大当たり期待度が示唆される(図32(C)、図33(C)、図
34(C)参照)。これにより、盤ランプ54と同じ本パチンコ遊技機PY1のメインキ
ャラクタの名称である「LOGO」の頭文字である「L」が表示されるコイン画像だが、
コイン画像の種類に応じて表示部50aに表示される数が異なっている。そのため、コイ
ン画像の種類に応じて表示部50aに表示される数が異なることで、獲得コイン画像G1
24、または復活表示態様の中演出図柄EZ2が表示されても、大当たりとなる可能性を
遊技者に確認させつつ視覚的に楽しませて、遊技興趣を向上させることが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技機PY1によれば、復活表示態様の中演出図柄
EZ2より明らかに小さい獲得コイン画像G124が3つ表示されて、大当たり期待度が
示唆される。これにより、復活表示態様の中演出図柄EZ2よりも明らかに小さい獲得コ
イン画像G124でも、1つよりも多い3つ表示されることで、遊技者に表示部50aに
獲得コイン画像G124が表示されていることを把握させることが可能である。そのため
、表示部50aに表示されている獲得コイン画像G124によって、大当たり期待度を遊
技者に把握させ易くなり、遊技興趣を向上させることが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技機PY1において、獲得コイン画像G124に
は、白色の獲得コイン画像G124Aと、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲
得コイン画像G124Cとの3種類がある(図32(C)、図33(C)、図34(C)
参照)。一方で、中演出図柄EZ2の復活表示態様は、「L」と刻まれた虹色のコインを
示す表示態様の1種類である(図54(C)参照)。コイン獲得演出にて表示部50aに
表示される獲得コイン画像G124の種類が多くても、表示部50aに3つの獲得コイン
画像G124が表示されることで、白色の獲得コイン画像G124Aと、青色の獲得コイ
ン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像G124Cとの3種類のうち、いずれの獲得
コイン画像G124が表示されたかは遊技者に把握させ易くなっている。これにより、獲
得コイン画像G124の種類が多くても、遊技者に大当たり期待度を適切に確認させて、
遊技興趣を向上させることが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技機PY1によれば、復活演出にて表示部50a
に復活表示態様の中演出図柄EZ2が仮停止表示されて、大当たり判定の結果が大当たり
であることを遊技者に把握させることが可能である。これにより、コイン獲得演出にて表
示部50aに表示される獲得コイン画像G124(白色の獲得コイン画像G124Aと、
青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像G124C)と、復活表示態
様の中演出図柄EZ2は盤ランプ54の「L」と同じモチーフのコイン画像であるが、獲
得コイン画像G124(白色の獲得コイン画像G124Aと、青色の獲得コイン画像G1
24Bと、緑色の獲得コイン画像G124C)、または復活表示態様の中演出図柄EZ2
に応じて、遊技者に確認させる内容を異ならせている。そのため、特図変動演出の実行中
に、1つの復活表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄TZ)が表示部50aに表
示されるか、または3つの獲得コイン画像G124(白色の獲得コイン画像G124Aと
、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像G124C)が表示部50
aに表示されるかを見守りながら、楽しませることが可能となり、遊技興趣を向上させる
ことが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技機PY1によれば、復活演出にて1つの復活表
示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄TZ)が仮停止表示される場合には、盤ラン
プ54が虹色で発光されるため、遊技者には表示部50aや盤ランプ54にも注目させる
ことが可能となる。一方で、コイン獲得演出にて表示部50aに3つの獲得コイン画像G
124(白色の獲得コイン画像G124Aと、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色
の獲得コイン画像G124C)が表示されたときには、盤ランプ54の発光色は白色であ
り、盤ランプ54よりも表示部50aに表示された3つの獲得コイン画像G124(白色
の獲得コイン画像G124A、青色の獲得コイン画像G124B、緑色の獲得コイン画像
G124C)に引き付けることが可能となる。これにより、表示部50aに表示されるコ
イン画像に応じて、遊技者を引き付けいたところを変化させることで、視覚的により面白
くさせて、遊技興趣を向上させることが可能となる。
9.変更例
次に、上記実施形態のパチンコ遊技機PY1の変更例について説明する。勿論、変更例
に係る構成同士を適宜組み合わせて構成してもよい。また、上記実施形態および下記変更
例中の技術的特徴は、本明細書において必須なものとして説明されていなければ、適宜、
削除することが可能である。
上記第1実施形態では、第1始動口11または第2始動口12への遊技球の入賞(入球
)があると、特図抽選などを行うための各種乱数(数値情報や判定情報の一例)が取得さ
れることが、「所定条件が成立すること」に相当したが、これに限定されることはない。
例えば、第1始動口、及び第2始動口12と異なる他の始動口を備えても良い。なお、他
の始動口に遊技球が入賞することで、特図1抽選、又は特図2抽選が行われるようにして
も良い。この場合、第1始動口11、第2始動口12、又は他の始動口のうち、いずれか
の始動口への遊技球の入賞(入球)があると、特図抽選などを行うための各種乱数(数値
情報や判定情報の一例)が取得されることが、「所定条件が成立すること」に相当しても
良い。
上記第1実施形態では、ストーリーリーチが「特定のリーチ」に相当し、バトルリーチ
が「特別なリーチ」に相当した。しかしながら、これらに限定されることはない。例えば
、Nリーチが、「ストーリーリーチ」に相当し、Lリーチ、ストーリーリーチ、または共
闘リーチのうち、いずれかのリーチが、「バトルリーチ」に相当しても良い。また、例え
ば、共闘リーチからバトルリーチへと発展可能とした場合には、共闘リーチが「特定のリ
ーチ」に相当し、バトルリーチが「特別なリーチ」に相当しても良い。
また、第1実施形態では、ストーリーリーチの終盤から発展演出を経てバトルリーチへ
と発展可能が、「特定のリーチから前記特定のリーチよりも前記抽選の結果が当たりとな
る期待度が高い特別なリーチへと発展可能」に相当した。しかしながら、これに限定され
ることはない。例えば、パチンコ遊技機PY1がストーリーリーチの実行中(例えば、序
盤、中盤、終盤)に発展演出を経てバトルリーチへと発展可能とし、ストーリーリーチの
実行中(例えば、序盤、中盤、終盤)に発展演出を経てバトルリーチへと発展可能が、「
特定のリーチから前記特定のリーチよりも前記抽選の結果が当たりとなる期待度が高い特
別なリーチへと発展可能」に相当しても良い。また、例えば、パチンコ遊技機PY1がス
トーリーリーチの実行中(例えば、序盤、中盤、終盤)に発展演出を経ずバトルリーチへ
と発展可能とし、パチンコ遊技機PY1がストーリーリーチの実行中(例えば、序盤、中
盤、終盤)に発展演出を経ずバトルリーチへと発展可能が、「特定のリーチから前記特定
のリーチよりも前記抽選の結果が当たりとなる期待度が高い特別なリーチへと発展可能」
に相当しても良い。その他、例えば、パチンコ遊技機PY1がストーリーリーチの終了後
に発展演出を経て、または発展演出を経ずに、バトルリーチへと発展可能とし、ストーリ
ーリーチの終了後に発展演出を経て、または発展演出を経ずに、バトルリーチへと発展可
能が、「特定のリーチから前記特定のリーチよりも前記抽選の結果が当たりとなる期待度
が高い特別なリーチへと発展可能」に相当しても良い。
上記第1実施形態では、LOGOランプ201の発光色によって、ストーリーリーチか
らバトルリーチへと発展する可能性を示唆するバトル発展示唆演出が、「発展示唆演出」
に相当した。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、ストーリーリーチか
らバトルリーチへと発展する可能性を示唆する演出であれば、表示部50aに表示される
特定のエフェクト画像、スピーカ52から出力される特定の音声、枠ランプ53を特定の
発光態様で発光させたりする演出や、保留アイコン予告、カットイン予告、ステップアッ
プ予告、エフェクト画像を用いた予告等であっても良い。
上記第1実施形態では、チャンスアップ演出(第1チャンスアップ演出、第2チャンス
アップ演出、第3チャンスアップ演出、図48(B)、図49(B)、図50(B)参照
)が、「特定演出」に相当した。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、
大当たり期待度を示唆する演出であれば、表示部50aに表示される特定のエフェクト画
像、スピーカ52から出力される特定の音声、枠ランプ53や盤ランプ54を特定の発光
態様で発光させたりする演出や、保留アイコン予告、カットイン予告、ステップアップ予
告、エフェクト画像を用いた予告等であっても良い。
上記第1実施形態では、バトル発展示唆演出の第1演出態様が、「発展示唆演出の第1
演出態様」に相当し、バトル発展示唆演出の第2演出態様が、「発展示唆演出の第2演出
態様」に相当した。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、バトル発展示
唆演出の第2演出態様が、「発展示唆演出の第1演出態様」に相当し、バトル発展示唆演
出の第3演出態様が、「発展示唆演出の第2演出態様」に相当しても良い。また、例えば
、バトル発展示唆演出の第3演出態様が、「発展示唆演出の第1演出態様」に相当し、バ
トル発展示唆演出の第4演出態様が、「発展示唆演出の第2演出態様」に相当しても良い
上記第1実施形態では、ストーリーリーチにて、例えば、チャンスアップ演出(第1チ
ャンスアップ演出、第2チャンスアップ演出、第3チャンスアップ演出、図48(B)、
図49(B)、図50(B)参照)が1回実行されると、発展示唆演出の第1演出態様か
ら、バトル発展示唆演出の第2演出態様に変化された。しかしながら、これに限定される
ことはない。例えば、ストーリーリーチにて、例えば、チャンスアップ演出(第1チャン
スアップ演出、第2チャンスアップ演出、第3チャンスアップ演出、図48(B)、図4
9(B)、図50(B)参照)が1回実行されると、バトル発展示唆演出の第1演出態様
から、バトル発展示唆演出の第3演出態様、またはバトル発展示唆演出の第4演出態様に
変化されることがあっても良い。これにより、ストーリーリーチにてチャンスアップ演出
が実行されて、バトル発展示唆演出の演出態様が1段階、または2段階飛び越えたバトル
発展示唆演出の演出態様に変化される構成となる。そのため、遊技者にはストーリーリー
チにてLOGOランプ201の白色の発光色が、いきなりLOGOランプ201の緑色の
発光色、またはLOGOランプ201の赤色の発光色に変化されたことに驚きを与え、バ
トルリーチへの発展に対する期待をより一層高めることが可能となる。
上記第1実施形態の第2チャンスアップ演出が、「第1特定演出」に相当し、第3チャ
ンスアップ演出が、「第2特定演出」に相当した。しかしながら、これに限定されること
はない。例えば、第1チャンスアップ演出、第2チャンスアップ演出、および第3チャン
スアップ演出のうち、いずれかのチャンスアップ演出が、「第1特定演出」に相当しても
良い。また、例えば、第1チャンスアップ演出、第2チャンスアップ演出、および第3チ
ャンスアップ演出のうち、いずれかのチャンスアップ演出が、「第2特定演出」に相当し
ても良い。その他、例えば、第1チャンスアップ演出、第2チャンスアップ演出、および
第3チャンスアップ演出以外の他のチャンスアップ演出が実行される場合があり、その他
のチャンスアップ演出が、「第1特定演出」、または「第2特定演出」に相当しても良い
上記第1実施形態のランプ変化示唆演出には、3つの第1変化示唆コイン画像G125
Aが表示部50aの上方に向けて移動される第1変化示唆演出と、1つの第2変化示唆コ
イン画像G125Bが表示部50aの上方に向けて移動される第2ランプ変化示唆演出と
、2つの第3変化示唆コイン画像G125Cが表示部50aの上方に向けて移動されると
ともに盤下可動体56kは上向きに移動(上昇)する可動体演出が実行される第3ランプ
変化示唆演出とがあった。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、バトル
発展示唆演出の演出態様が変化されることを示唆するランプ変化示唆演出であれば、表示
部50aに表示される特定のエフェクト画像、スピーカ52から出力される特定の音声、
枠ランプ53や盤ランプ54を特定の発光態様で発光させたりする演出や、保留アイコン
予告、カットイン予告、ステップアップ予告、エフェクト画像を用いた予告等であっても
良い。
上記第1実施形態では、ストーリーリーチにて第1チャンスアップ演出が実行されると
、第1チャンスアップ演出に対応した第1ランプ変化示唆演出が実行され、第2チャンス
アップ演出が実行されると、第2チャンスアップ演出に対応した第2ランプ変化示唆演出
が実行され、第3チャンスアップ演出が実行されると、第3チャンスアップ演出に対応し
た第3ランプ変化示唆演出が実行された。しかしながら、これに限定されることはない。
例えば、ランプ変化示唆演出が1種類のみで、ストーリーリーチにて第1チャンスアップ
演出、第2チャンスアップ演出、または第3チャンスアップ演出のうち、いずれのチャン
スアップ演出が実行された場合でも、1種類のランプ変化示唆演出が実行されても良い。
上記第1実施形態のLOGO201が、「所定の演出手段」に相当したが、これに限定
されることはない。例えば、盤ランプ54、枠ランプ53、盤上可動装置55、盤下可動
装置56等が、「所定の演出手段」に相当しても良い。
上記第1実施形態のランプ変化示唆演出(第1ランプ変化示唆演出、第2ランプ変化示
唆演出、第3ランプ変化示唆演出)は、チャンスアップ演出(第1チャンスアップ演出、
第2チャンスアップ演出、第3チャンスアップ演出)が実行されて表示部50aに表示さ
れた変化示唆コイン画像G125(第1変化示唆コイン画像G125A、第2変化示唆コ
イン画像G125B、第3変化示唆コイン画像G125C)がLOGOランプ201に向
かって表示部50aの上方へと移動される演出であった。しかしながら、これに限定され
ることはない。例えば、チャンスアップ演出(第1チャンスアップ演出、第2チャンスア
ップ演出、第3チャンスアップ演出)の実行によって、ランプ変化示唆演出(第1ランプ
変化示唆演出、第2ランプ変化示唆演出、第3ランプ変化示唆演出)にて表示部50aに
変化示唆コイン画像G125(第1変化示唆コイン画像G125A、第2変化示唆コイン
画像G125B、第3変化示唆コイン画像G125C)が表示され、表示された変化示唆
コイン画像G125(第1変化示唆コイン画像G125A、第2変化示唆コイン画像G1
25B、第3変化示唆コイン画像G125C)が表示部50aの上方へと移動されるよう
にしても良い。この場合、チャンスアップ演出では、表示部50aに変化示唆コイン画像
G125(第1変化示唆コイン画像G125A、第2変化示唆コイン画像G125B、第
3変化示唆コイン画像G125C)が表示されていない。また、例えば、チャンスアップ
演出の種類に応じて、チャンスアップ演出の実行によって表示部50aに表示された変化
示唆コイン画像G125を用いてランプ変化示唆演出にて表示部50aの上方に向けて移
動される場合と、チャンスアップ演出の実行によってランプ変化示唆演出にて表示部50
aに表示された変化示唆コイン画像G125を用いてランプ変化示唆演出にて表示部50
aの上方に向けて移動される場合とがあっても良い。
上記第1実施形態では、変化示唆コイン画像G125(第1変化示唆コイン画像G12
5A、第2変化示唆コイン画像G125B、第3変化示唆コイン画像G125C)が表示
部50aの上方に向けて移動されることで、LOGO201に向けて移動されているかの
ように遊技者に見せることが可能となっていた。しかしながら、これに限定されることは
ない。例えば、変化示唆コイン画像G125(第1変化示唆コイン画像G125A、第2
変化示唆コイン画像G125B、第3変化示唆コイン画像G125C)が表示部50aの
上方に向けて移動されることで、盤ランプ54に向かって移動されているかのように見せ
るようにしても良い。また、例えば、変化示唆コイン画像G125(第1変化示唆コイン
画像G125A、第2変化示唆コイン画像G125B、第3変化示唆コイン画像G125
C)が表示部50aの下方、右方、または左方のうち、いずれかの方向に移動されるよう
にしても良い。
上記第1実施形態の盤下可動体56kが、「可動体」に相当した。しかしながら、これ
に限定されることはない。例えば、盤上可動体55kが、「可動体」に相当しても良い。
また、盤上可動体55kと盤下可動体56kとが、「可動体」に相当しても良い。
上記第1実施形態では、第2チャンスアップ演出にて第2チャンスアップ演出に対応し
た第2変化示唆コイン画像G125Bを右手で持った演出キャラクタCKが表示部50a
に表示され、第2チャンスアップ演出に対応した第2ランプ変化示唆演出が実行されて、
バトル発展示唆演出でのLOGOランプ201の発光色が白色から青色へと変化された(
図49(C)参照)。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、第2チャン
スアップ演出にて第2チャンスアップ演出に対応した第2変化示唆コイン画像G125B
を右手で持った演出キャラクタCKを表示部50aに表示され、第2チャンスアップ演出
に対応した第2ランプ変化示唆演出が実行されずに、バトル発展示唆演出でのLOGOラ
ンプ201の発光色が白色から青色へと変化されても良い。
上記第1実施形態では、第3チャンスアップ演出にて盤下可動体56kは上向きに移動
(上昇)する可動体演出が実行されるとともに2つの第3変化示唆コイン画像G125C
が表示部50aに表示され、次に第3チャンスアップ演出に対応した第3ランプ変化示唆
演出が実行されて、バトル発展示唆演出でのLOGOランプ201の発光色が白色から青
色へと変化された(図50(C)参照)。しかしながら、これに限定されることはない。
例えば、第3チャンスアップ演出にて盤下可動体56kは上向きに移動(上昇)する可動
体演出が実行されるとともに2つの第3変化示唆コイン画像G125Cが表示部50aに
表示され、次に第3チャンスアップ演出に対応した第3ランプ変化示唆演出が実行されず
に、バトル発展示唆演出でのLOGOランプ201の発光色が白色から青色へと変化され
ても良い。
上記第1実施形態では、演出制御用マイコン121によって受信された特図変動開始コ
マンドが示す特図変動パターンが特図1変動パターン「P21」、特図1変動パターン「
P24」、特図1変動パターン「P31」、または特図1変動パターン「P34」のうち
、いずれの特図変動パターンであっても、バトル発展示唆演出パターンとして第1発展示
唆演出パターンが選択された場合に、第2チャンスアップ演出パターン、または第3チャ
ンスアップ演出パターンが選択される確率は、33.3%と同じであった。これにより、
第1実施形態のパチンコ遊技機PY1では、ストーリーリーチにて1回のチャンスアップ
演出が実行される場合、第2チャンスアップ演出、または第3チャンスアップ演出が示唆
する大当たり期待度は、33.3%で同じであった。しかしながら、これに限定されるこ
とはない。第2チャンスアップ演出が示唆する大当たり期待度と第3チャンスアップ演出
が示唆する大当たり期待度とが実質的に同一であれば、完全に同一でなくても良い。ここ
で、実質的に同一とは、複数の演出が示唆するそれぞれの大当たり期待度が1%~5%以
内であることである。
また、上記第1実施形態では、第1チャンスアップ演出が示唆する大当たり期待度と、
第2チャンスアップ演出が示唆する大当たり期待度と、第3チャンスアップ演出が示唆す
る大当たり期待度とが完全に同一であった。しかしながら、これに限定されることはない
。例えば、第2チャンスアップ演出が示唆する大当たり期待度と第3チャンスアップ演出
が示唆する大当たり期待度とは完全に同一であるが、第1チャンスアップ演出が示唆する
大当たり期待度は異なっても良い。これにより、ストーリーリーチにて第1チャンスアッ
プ演出が実行されれば、ストーリーリーチでの序盤に大当たり期待度が高いことを遊技者
に把握させることが可能となる。
上記第1実施形態では、ストーリーリーチでの第1チャンスアップ演出が実行されるタ
イミングと、ストーリーリーチでの第2チャンスアップ演出が実行されるタイミングと、
ストーリーリーチでの第3チャンスアップ演出が実行されるタイミングとが異なっていた
(図46参照)。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、ストーリーリー
チでの第2チャンスアップ演出が実行されるタイミングと、ストーリーリーチでの第3チ
ャンスアップ演出が実行されるタイミングとが異なるが、ストーリーリーチでの第2チャ
ンスアップ演出が実行されるタイミング、またはストーリーリーチでの第3チャンスアッ
プ演出が実行されるタイミングが、ストーリーリーチでの第1チャンスアップ演出が実行
されるタイミングと同じであっても良い。
上記第1実施形態のストーリーリーチでは、第2チャンスアップ演出の実行タイミング
の後に、第3チャンスアップ演出が実行されるタイミングがあった(図46参照)。しか
しながら、これに限定されることはない。例えば、ストーリーリーチにて、第3チャンス
アップ演出の実行タイミングの後に、第2チャンスアップ演出が実行されるタイミングが
あっても良い。
上記第1実施形態では、ストーリーリーチにてチャンスアップ演出が2回、または3回
実行される場合、LOGO201の発光色の変化(バトル発展示唆演出の演出態様が変化
)と同時に、次のチャンスアップ演出が実行されたが、これに限定されることはない(図
44、図45、図46参照)。例えば、ストーリーリーチにてチャンスアップ演出が2回
、または3回実行される場合、LOGO201の発光色が変化されてから、所定時間(例
えば、3秒)後に、次のチャンスアップ演出が実行されても良い。
上記第1実施形態では、ランプ変化示唆演出の実行が終了した後に、LOGO201の
発光色が変化(バトル発展示唆演出の演出態様が変化)された。しかしながら、これに限
定されることはない。例えば、ランプ変化示唆演出の実行終了と同時に、LOGO201
の発光色が変化(バトル発展示唆演出の演出態様が変化)されても良い。これにより、ラ
ンプ変化示唆演出の実行がバトル発展示唆演出の演出態様の変化に影響を与えていること
をより遊技者に把握させ易くなる。
上記第1実施形態の盤ランプ54が、「特定の装飾部」に相当したが、これに限定され
ることはない。例えば、遊技盤1に配置された盤ランプ54以外のLEDやランプ等の発
光装置、枠ランプ53、LOGOランプ201、盤上可動体55k、盤下可動体56k等
が、「特定の装飾部」に相当しても良い。
上記第1実施形態にて、表示部50aに表示される獲得コイン画像G124(白色の獲
得コイン画像G124Aと、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像
G124C)に刻まれた「L」は、盤ランプ54の「L」と同じモチーフであった。また
、獲得コイン画像G124(白色の獲得コイン画像G124Aと、青色の獲得コイン画像
G124Bと、緑色の獲得コイン画像G124C)に刻まれた「L」と盤ランプ54の「
L」は本パチンコ遊技機PY1のメインキャラクタの名称である「LOGO」の頭文字で
あった。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、盤ランプ54と獲得コイ
ン画像G124(白色の獲得コイン画像G124Aと、青色の獲得コイン画像G124B
と、緑色の獲得コイン画像G124C)は同じモチーフであれば、本パチンコ遊技機PY
1のモチーフとなっている作品に関する言葉や、本パチンコ遊技機PY1のモチーフとな
っている作品のタイトルや、数字、記号、文字などであっても良い。これにより、表示部
50aに表示されている獲得コイン画像G124に刻まれた「L」や、盤ランプ54の「
L」によって、本パチンコ遊技機PY1のモチーフとなっている作品を知っている遊技者
などに、パチンコ遊技機PY1にて実行される演出に興味を持たせて、パチンコ遊技機P
Y1での遊技を継続してもらうためのきっかけを与えることが可能となる。
また、上記第1実施形態にて、復活表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄TZ
)の中央に刻まれた「L」は、盤ランプ54の「L」と同じモチーフであった。また、復
活表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄TZ)に刻まれた「L」と盤ランプ54
の「L」は本パチンコ遊技機PY1のメインキャラクタの名称である「LOGO」の頭文
字であった。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、盤ランプ54と復活
表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄TZ)は同じモチーフであれば、本パチン
コ遊技機PY1のモチーフとなっている作品に関する言葉や、本パチンコ遊技機PY1の
モチーフとなっている作品のタイトルや、数字、記号、文字などであっても良い。これに
より、表示部50aに仮停止表示されている復活表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイ
ン図柄TZ)に刻まれた「L」や、盤ランプ54の「L」によって、本パチンコ遊技機P
Y1のモチーフとなっている作品を知っている遊技者などに、パチンコ遊技機PY1にて
実行される演出に興味を持たせて、パチンコ遊技機PY1での遊技を継続してもらうため
のきっかけを与えることが可能となる。
上記第1実施形態の獲得コイン画像G124(白色の獲得コイン画像G124Aと、青
色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像G124C)が、「第1特定画
像」に相当した。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、大当たり期待度
を示唆する演出画像であれば、表示部50aに表示される特定のエフェクト画像、保留ア
イコンHA、当該アイコンTA、カットイン予告で表示部50aに表示される演出画像、
ステップアップ予告で表示部50aに表示される演出画像、エフェクト画像等であっても
良い。
上記第1実施形態の復活表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄TZ)が、「第
2特定画像」に相当したが、これに限定されることはない。例えば、大当たり期待度を示
唆する演出画像であれば、表示部50aに表示される特定のエフェクト画像、保留アイコ
ンHA、当該アイコンTA、カットイン予告で表示部50aに表示される演出画像、ステ
ップアップ予告で表示部50aに表示される演出画像、エフェクト画像等であっても良い
上記第1実施形態では、低確率低ベース遊技状態での特図1変動パターンに基づく特図
変動演出にて、表示部50aに獲得コイン画像G124(白色の獲得コイン画像G124
Aと、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像G124C)が表示さ
れる場合と、復活表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄TZ)が仮停止表示され
る場合とがあった。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、獲得コイン画
像G124(白色の獲得コイン画像G124Aと、青色の獲得コイン画像G124Bと、
緑色の獲得コイン画像G124C)が表示される場合と、復活表示態様の中演出図柄EZ
2(復活コイン図柄TZ)が仮停止表示される場合とは、それぞれ異なる遊技状態での特
図変動演出の実行中に行われても良い。具体的には、例えば、低確率低ベース遊技状態で
の特図変動演出の実行中に獲得コイン画像G124(白色の獲得コイン画像G124Aと
、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像G124C)が表示され、
高確率高ベース遊技状態での特図変動演出の実行中に復活表示態様の中演出図柄EZ2(
復活コイン図柄TZ)が仮停止表示されても良い。
上記第1実施形態では、表示部50aに表示された獲得コイン画像G124(白色の獲
得コイン画像G124Aと、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像
G124C)の数が「3」であり、この「3」が「所定数」に相当した。また、表示部5
0aに仮停止表示された復活表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄TZ)の数が
「1」であり、この「1」が「特定数」に相当した。しかしながら、これに限定されるこ
とはない。「所定数」は、「特定数」よりも多ければ2であっても良いし、4以上であっ
ても良い。また、「特定数」は、「所定数」よりも少なければ2以上であっても良い。
上記第1実施形態における獲得コイン画像G124(白色の獲得コイン画像G124A
と、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像G124C)の大きさは
、図32(C)に示す演出例、図33(C)に示す演出例、および図34(C)に示す演
出例に示すとおりであった。また、復活表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄T
Z)の大きさは、図54(C)に示す演出例のとおりであった。しかしながら、これに限
定されることはない。例えば、獲得コイン画像G124(白色の獲得コイン画像G124
Aと、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像G124C)は、復活
表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄TZ)よりも小さい演出画像であれば、適
宜大きさが変更されても良い。
上記第1実施形態の獲得コイン画像G124の表示画像態様には、獲得コイン画像G1
24が白色になっている表示画像態様と、獲得コイン画像G124が青色になっている表
示画像態様と、獲得コイン画像G124が緑色になっている表示画像態様とがあった。一
方で、中演出図柄EZ2の復活表示態様は、コイン画像が虹色になっている表示態様があ
った。これにより、第1実施形態では、獲得コイン画像G124の表示画像態様のほうが
、中演出図柄EZ2の復活表示態様よりも多くなっていた。しかしながら、これに限定さ
れることはない。例えば、獲得コイン画像G124の表示画像態様のほうが、中演出図柄
EZ2の復活表示態様よりも多ければ、獲得コイン画像G124の表示画像態様と、中演
出図柄EZ2の復活表示態様との数は適宜変更可能であっても良い。
上記第1実施形態では、中演出図柄EZ2が復活表示態様で仮停止表示されることで、
遊技者に大当たり判定の結果が大当たりであることが示唆された(図54(C)参照)。
しかしながら、これに限定されることはない。例えば、左演出図柄EZ1,中演出図柄E
Z2,右演出図柄EZ3が復活表示態様で仮停止表示されることで、遊技者に大当たり判
定の結果が大当たりであることが示唆されても良い。この場合、コイン獲得演出にて表示
部50aに表示される獲得コイン画像G124の数は、4以上である。
上記第1実施形態の盤ランプ54が、「発光部」に相当したが、これに限定されること
はない。例えば、遊技盤1に配置された盤ランプ54以外のLEDやランプ等の発光装置
、枠ランプ53、LOGOランプ201等が、「発光部」に相当しても良い。
上記第1実施形態における盤ランプ54が白色で発光される発光態様が、「第1発光態
様」に相当し、盤ランプ54が虹色で発光される発光態様が、「第2発光態様」に相当し
た。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、盤ランプ54は白色と虹色と
以外の色(例えば、青色、緑色、赤色等)で発光可能であっても良い。この場合、例えば
、盤ランプ54が白色で発光される発光態様が、「第1発光態様」に相当し、盤ランプ5
4が青色で発光される発光態様、盤ランプ54が緑色で発光される発光態様、または盤ラ
ンプ54が赤色で発光される発光態様のうち、いずれかの発光態様が「第2発光態様」に
相当しても良い。また、例えば、盤ランプ54が白色で発光される発光態様、盤ランプ5
4が青色で発光される発光態様、盤ランプ54が緑色で発光される発光態様、または盤ラ
ンプ54が赤色で発光される発光態様のうち、いずれかの発光態様が「第1発光態様」に
相当し、盤ランプ54が虹色で発光される発光態様が「第2発光態様」であっても良い。
上記第1実施形態では、表示部50aに3つの白色の獲得コイン画像G124A、3つ
の青色の獲得コイン画像G124B、3つの緑色の獲得コイン画像G124Cのうち、い
ずれの3つの獲得コイン画像G124が表示された場合でも、盤ランプ54の発光色は白
色であった。しかしながら、これに限定されることはない。例えば、3つの白色の獲得コ
イン画像G124が表示される場合には、盤ランプ54の発光色は白色であるが、3つの
青色の獲得コイン画像G124B、または3つの緑色の獲得コイン画像G124Cが表示
される場合における盤ランプ54の発光色が青色、または緑色であっても良い。
上記第1実施形態では、表示部50aにて中演出図柄EZ2が復活表示態様で仮停止表
示された場合には、盤ランプ54が虹色で発光された。しかしながら、これに限定される
ことはない。例えば、表示部50aにて中演出図柄EZ2が復活表示態様で仮停止表示さ
れる場合には、盤ランプ54だけでなく、枠ランプ53や、LOGOランプ201等も虹
色で発光されても良い。これにより、大当たり判定の結果が大当たりであることを遊技者
により把握させることが可能となる。
上記第1実施形態では、特図変動演出の実行中に、ストーリーリーチの終盤に発展演出
を経て、バトルリーチへと発展された。しかしながら、これに限定されることはない。例
えば、ストーリーリーチ以外のリーチ(Nリーチ、Lリーチ、共闘リーチなど)の実行中
、または実行の終了後に、バトルリーチへと発展される場合があっても良い。この場合、
ストーリーリーチ以外のリーチ(Nリーチ、Lリーチ、共闘リーチなど)の実行中、また
は実行の終了後に、バトルリーチへと発展される特図変動演出の演出フローなどに関する
所定事項を識別するための識別情報である特図変動パターンを用いても良い。
また上記各実施形態では、遊技球の入球し易さが変化しない第1始動口11(固定始動
口)と、遊技球の入球し易さが変化可能な第2始動口12(可変始動口、電チュー12D
に係る始動口)とを設けたが、いずれか一方のみを設けてもよい。
また上記各実施形態では、特図2判定処理が特図1判定処理よりも優先的に行われる(
特図2の変動表示が特図1の変動表示よりも優先的に行われる)構成としたが、特図1判
定処理が特図2判定処理よりも優先的に行われる(特図1の変動表示が特図2の変動表示
よりも優先的に行われる)構成としてもよい。この場合、特図1抽選を特図2抽選よりも
有利な大当たりに当選し易い抽選にするとよい。
また上記各実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用したが、アレンジボール機、
雀球遊技機等の他の弾球遊技機などに適用することも可能である。
また上記各実施形態では、特図可変表示に略同調して小図柄KZ1,KZ2,KZ3の
可変表示が行われるが、小図柄KZ1,KZ2,KZ3のように3つの図柄で構成させる
のではなく、2つなど3つ以外の図柄で構成させてもよい。例えば、特図1と特図2とで
分けた2つの図柄を設けても良い。また、特図1と特図2とで共通の1つの図柄を設けて
も良い。そして、これらの場合、画像表示装置50の表示部50aで表示し、サブ制御基
板120にその制御を行わせても良い。また、遊技盤1の遊技領域6以外の領域において
、図柄を表示するLED装置を設けても良い。この場合、そのLED装置の制御を主制御
基板100またはサブ制御基板120に行わせても良い。
また上記各実施形態では、遊技の進行に係る基本的な制御を主制御基板100が行い、
遊技の進行(遊技の制御)に応じた演出の進行に係る基本的な制御をサブ制御基板120
が行うというように、遊技の制御と演出の制御とを異なる基板で行っているが、一つの基
板で行うよう構成しても良い。この場合、画像制御基板140を、その一つの基板に含め
ても良く、また、その一つの基板とは別に設けても良い。
10.上記の実施形態に示されている発明
上記の実施形態には、以下の発明(手段A1~A6に係る発明、手段B1~手段B5に
係る発明)が示されている。以下に記す発明の説明では、上記した実施の形態における対
応する構成名や表現、図面に使用した符号を参考のためにかっこ書きで付記している。但
し、各発明の構成要素はこの付記に限定されるものではない。
<手段A>
手段A1に係る発明は、
所定条件が成立すること(第1始動口11または第2始動口12への遊技球の入賞(入
球)があると、特図抽選などを行うための各種乱数(数値情報や判定情報の一例)が取得
されること)に基づいて、当たりか否かの抽選を行う遊技制御手段(遊技制御用マイコン
101)と、
特定のリーチ(ストーリーリーチ)から前記特定のリーチよりも前記抽選の結果が当た
りとなる期待度が高い特別なリーチ(バトルリーチ)へと発展可能とする演出制御手段(
演出制御用マイコン121)と、
を備え、
前記演出制御手段は、
前記特別なリーチへと発展する可能性を示唆する発展示唆演出(バトル発展示唆演出
)を実行可能とし、
前記特定のリーチにて、前記抽選の結果が当たりとなる期待度を示唆する特定演出(
チャンスアップ演出(第1チャンスアップ演出、第2チャンスアップ演出、第3チャンス
アップ演出))を実行可能とし、
前記発展示唆演出の演出態様として、第1演出態様(LOGOランプ201の発光色
が白色になっている第1演出態様)と、前記第1演出態様よりも前記特別なリーチへと発
展する可能性が高いことを示唆する第2演出態様(LOGOランプ201の発光色が青色
になっている第2演出態様)とを有し、
前記特定演出を実行すると、前記第1演出態様の前記発展示唆演出から前記第2演出
態様の前記発展示唆演出へと変化させる、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、特定のリーチから特定のリーチよりも当たりとなる期待度
が高い特別なリーチへと発展されることがある。また、特定のリーチにて当たりとなる期
待度を示唆する特定演出が実行されて、第1演出態様の発展示唆演出から特別なリーチへ
と発展する可能性が高いことを示唆する第2演出態様の発展示唆演出へと変化される。こ
れにより、特定のリーチにて、特定演出が実行されて発展示唆演出の演出態様が変化され
るか否かに期待を持たせて注目させることが可能となる。そのため、発展示唆演出の演出
態様が変化されたときには、特定のリーチから特別なリーチへの発展に対して気持ちを高
めることが可能となり、遊技興趣を高めることが可能となる。
手段A2に係る発明は、
手段A1に記載の遊技機において、
前記演出制御手段は、
前記特定演出として、第1特定演出(第2チャンスアップ演出)と、前記第1特定演
出と異なる第2特定演出(第3チャンスアップ演出)とを有し、
前記第1特定演出、または前記第2特定演出のうち、いずれの特定演出を実行した場
合でも、前記第1演出態様の前記発展示唆演出から前記第2演出態様の前記発展示唆演出
へと変化することを示唆する変化示唆演出(ランプ変化示唆演出(第1ランプ変化示唆演
出、第2ランプ変化示唆演出、第3ランプ変化示唆演出))を実行する、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、第1特定演出、または第2特定演出のうち、いずれの特定
演出が実行された場合でも、変化示唆演出によって第1演出態様の発展示唆演出から第2
演出態様の発展示唆演出へと変化されることを遊技者に把握させることが可能となる。こ
れにより、変化示唆演出が実行されたときには、特定のリーチから特別なリーチへの発展
にして欲しいという気持ちをより高めることが可能となり、遊技興趣を高めることが可能
となる。
手段A3に係る発明は、
手段A2に記載の遊技機において、
所定の演出手段(LOGOランプ201、図1参照)を備え、
前記演出制御手段は、
前記発展示唆演出を前記演出手段にて実行可能とし、
前記変化示唆演出において、前記特定演出の実行によって表示した演出画像(第2変
化示唆コイン画像G125B、第3変化示唆コイン画像G125C)を前記演出手段に向
かって移動させる、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、変化示唆演出において、特定演出の実行によって表示され
た演出画像が演出手段に向かって移動されて、発展示唆演出の演出態様が変化するという
演出の流れを遊技者に提供することが可能となる。これにより、第1演出態様の発展示唆
演出から第2演出態様の発展示唆演出へと変化するまでを特定演出の実行と、変化示唆演
出の実行とによって楽しませて、遊技興趣を高めることが可能となる。
手段A4に係る発明は、
手段A2または手段A3に記載の遊技機において、
可動可能な可動体(盤下可動体56k)を備え、
前記演出制御手段は、
前記第1特定演出では前記第1特定演出に対応する演出画像(第2変化示唆コイン画
像G125Bを右手で持った演出キャラクタCK)を表示させて、前記第1演出態様の前
記発展示唆演出から前記第2演出態様の前記発展示唆演出へと変化させ(図49(B)、
図49(C)、図49(D)参照)、
前記第2特定演出では前記可動体を可動させるとともに前記第2特定演出に対応する
演出画像(第3変化示唆コイン画像G125C)を表示させて、前記第1演出態様の前記
発展示唆演出から前記第2演出態様の前記発展示唆演出へと変化させる(図50(B)、
図50(C)、図50(D)参照)、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、第1特定演出に対応する演出画像が表示される第1特定演
出が実行されて、第1演出態様の発展示唆演出から第2演出態様の発展示唆演出へと変化
される。一方で、可動体が可動されるとともに第2特定演出に対応する演出画像が表示さ
れる第2特定演出が実行されて、第1演出態様の発展示唆演出から第2演出態様の発展示
唆演出へと変化される。これにより、特定演出に応じて、可動体の可動が伴うか否かや、
表示される演出画像を異ならせることによって、第1演出態様の発展示唆演出から第2演
出態様の発展示唆演出へと変化されるまでを楽しませることが可能となり、遊技興趣を高
めることが可能となる。
手段A5に係る発明は、
手段A2から手段A4のいずれかに記載の遊技機において、
前記第1特定演出が示唆する前記抽選の結果が当たりとなる期待度と、前記第2特定演
出が示唆する前記抽選の結果が当たりとなる期待度とが実質的に同一である(図38参照
)、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、特定のリーチにて第1特定演出、または第2特定演出のう
ち、いずれの特定演出が実行された場合でも、特定演出が示唆する当たりとなる期待度は
実質的に同一である。これにより、特定のリーチにて第1特定演出、または第2特定演出
のうち、いずれの特定演出が実行された場合でも、当たりとなることに対して実質的に同
じ期待感を感じさせて、特定のリーチを楽しませることが可能となり、遊技興趣を高める
ことが可能となる。
手段A6に係る発明は、
手段A2から手段A5のいずれかに記載の遊技機において、
前記特定のリーチにて前記第1特定演出が実行されるタイミングと、前記特定のリーチ
にて前記第2特定演出が実行されるタイミングとが異なる(図45、図46参照)、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、特定のリーチにて第1特定演出が実行されるタイミングと
第2特定演出が実行されるタイミングとを異ならせることで、特定のリーチにて様々なタ
イミングで特定演出を提供することが可能となる。これにより、特定のリーチでの特定演
出の実行タイミングによって、遊技者を楽しませて、遊技興趣を高めることが可能となる
<手段B>
手段B1に係る発明は、
所定条件が成立すること(第1始動口11または第2始動口12への遊技球の入賞(入
球)があると、特図抽選などを行うための各種乱数(数値情報や判定情報の一例)が取得
されること)で、当たりとなるか否かの抽選を行う遊技制御手段(遊技制御用マイコン1
01)と、
所定の演出を実行可能な演出制御手段(演出制御用マイコン121)と、
特定の装飾部(盤ランプ54)と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記装飾部と同じモチーフ(「L」)を用いた特定画像(獲得コイン画像G124(
白色の獲得コイン画像G124Aと、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コ
イン画像G124C)、復活表示態様の中演出図柄EZ2(復活コイン図柄TZ))を表
示可能とし、
前記特定画像として、第1特定画像(獲得コイン画像G124(白色の獲得コイン画
像G124Aと、青色の獲得コイン画像G124Bと、緑色の獲得コイン画像G124C
))と、前記第1特定画像と異なる第2特定画像(復活表示態様の中演出図柄EZ2(復
活コイン図柄TZ))とを有し、
所定数(3)の前記第1特定画像を表示して、前記抽選の結果が当たりとなる可能性
を示唆可能とし、
前記所定数よりも少ない特定数(1)の前記第2特定画像を表示して、前記抽選の結
果が当たりとなる可能性を示唆可能とする、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、特定の装飾部と同じモチーフを用いた特定画像には、第1
特定画像と、第1特定画像と異なる第2特定画像とがある。また、所定数の第1特定画像
が表示されて、当たりとなる可能性が示唆される場合と、所定数よりも少ない特定数の第
2特定画像が表示されて、当たりとなる可能性が示唆される場合とがある。これにより、
特定の装飾部と同じモチーフを用いた特定画像だが、特定画像の種類に応じて表示される
数を異ならせている。そのため、特定画像の種類に応じて表示される数が異なることで、
いずれの特定画像が表示されても、当たりとなる可能性を把握させつつ視覚的に楽しませ
て、遊技興趣を高めることが可能となる。
手段B2に係る発明は、
手段B1に記載の遊技機において、
前記第1特定画像は、前記第2特定画像よりも小さい演出画像である(図32(C)、
図33(C)、図34(C)、図54(C)参照)、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、第2特定画像より小さい演出画像である第1特定画像が所
定数表示されて、当たりとなる可能性が示唆される。これにより、第1特定画像が第2特
定画像よりも小さい演出画像でも、特定数よりも多い所定数表示されることで、遊技者に
第1特定画像が表示されていることを把握させ易くすることが可能となる。そのため、表
示されている第1特定画像によって、当たりとなる可能性を把握させ易くすることが可能
となり、遊技興趣を高めることが可能となる。
手段B3に係る発明は、
手段B1または手段B2に記載の遊技機において、
前記第1特定画像の画像態様のほうが、前記第2特定画像の画像態様よりも多い(図3
2(C)、図33(C)、図34(C)、図54(C)参照)、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、第2特定画像の画像態様よりも第1特定画像の画像態様が
多くても、特定数よりも多い所定数の第1特定画像が表示されることで、第1特定画像の
画像態様のうち、いずれの画像態様であるかを遊技者に把握させ易くすることが可能とな
る。これにより、第1特定画像の画像態様が第2特定画像の画像態様よりも多くても、遊
技者に当たりとなる可能性を適切に把握させることで、遊技興趣を高めることが可能とな
る。
手段B4に係る発明は、
手段B1から手段B3のいずれかに記載の遊技機において、
前記演出制御手段は、
前記特定数の前記第2特定画像を表示することで、前記抽選の結果が当たりであるこ
とを示唆する、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、特定数の第2特定画像が表示されて、当たりであることが
示唆される。これにより、特定の装飾部と同じモチーフを用いた特定画像であっても、特
定画像の種類に応じて、遊技者に把握させる内容を異ならせることが可能となる。そのた
め、所定数の第1特定画像が表示されるか、または特定数の第2特定画像が表示されるか
をドキドキさせながら楽しませることが可能となり、遊技興趣を高めることが可能となる
手段B5に係る発明は、
手段B1から手段B4のいずれかに記載の遊技機において、
前記装飾部は、発光可能な発光部(盤ランプ54、図3参照)であり、
前記発光部の発光態様には、第1発光態様(盤ランプ54が白色で発光させる発光態様
)と、前記第1発光態様よりも前記抽選の結果が当たりとなる可能性が高いことを示唆す
る第2発光態様(盤ランプ54を虹色で発光させる発光態様)とがあり、
前記演出制御手段は、
前記所定数の前記第1特定画像を表示する場合には、前記第1発光態様で前記発光部
を発光させ(図32(C)、図33(C)、図34(C)参照)、
前記特定数の前記第2特定画像を表示する場合には、前記第2発光態様で前記発光部
を発光させる(図54(C)参照)、
ことを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、特定数の第2特定画像が表示される場合には、第1発光態
様よりも当たりとなる可能性が高い第2発光態様で発光される発光部にも注目させること
が可能となる。一方で、所定数の第1特定画像が表示される場合には、発光部が第1発光
態様で発光されるため、発光部よりも第1特定画像に遊技者を注目させることが可能とな
る。これにより、特定画像の種類に応じて、遊技者により注目させる箇所を変化させて、
視覚的により楽しませることが可能となり、遊技興趣を高めることが可能となる。
11…第1始動口
12…第2始動口
50…画像表示装置
54…盤ランプ
56…盤下可動装置
56k…盤下可動体
100…主制御基板
101…遊技制御用マイコン
120…サブ制御基板
121…演出制御用マイコン
201…LOGOランプ
PY1…パチンコ遊技機
EZ1…左演出図柄
EZ2…中演出図柄
EZ3…右演出図柄
G124A…白色の獲得コイン画像
G124B…青色の獲得コイン画像
G124C…緑色の獲得コイン画像
TZ…復活コイン図柄

Claims (1)

  1. 所定条件が成立することに基づいて、当たりか否かの抽選を行う遊技制御手段と、
    特定のリーチから前記特定のリーチよりも前記抽選の結果が当たりとなる期待度が高いことを示唆する特別なリーチへと発展可能とする演出制御手段と、
    発光可能な発光部と、
    を備え、
    前記演出制御手段は、
    前記特別なリーチに発展される可能性を示唆する発展示唆演出を前記発光部で実行可能とし、
    前記特定のリーチにて、前記抽選の結果が当たりとなる期待度を示唆する期待度示唆画像を前記発光部に向かって移動させる期待度示唆演出を実行可能とし、
    前記発展示唆演出の演出態様には、第1演出態様と、前記第1演出態様よりも前記特別なリーチに発展される可能性が高いことを示唆する第2演出態様とがあり、
    前記第1演出態様の前記発展示唆演出では、前記発光部が第1発光色で発光される場合があり、
    前記第2演出態様の前記発展示唆演出では、前記発光部が前記第1発光色よりも前記特別なリーチに発展される可能性が高いことを示唆する第2発光色で発光される場合があり、
    前記期待度示唆演出にて前記期待度示唆画像が前記発光部に向かって移動された場合に、前記発展示唆演出の演出態様が前記第1演出態様から前記第2演出態様に変化され
    前記期待度示唆演出にて前記期待度示唆画像が前記発光部に向かって移動された場合に、前記発光部の発光色が前記第1発光色から前記第2発光色に変化されることを特徴とする遊技機。
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