JP4975594B2 - ドア開閉機構および洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、ドア開閉機構およびそのドア開閉機構を備えた洗濯機に関する。
筐体の前面に、洗濯物を出し入れするための投入口(出入口に相当する。)と、この投入口を開閉するためのドアとを設けた洗濯機が公知である(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の洗濯機において、筐体は、左側面板および右側面板と、これらの側面板の前縁部の間に差し渡され、投入口が形成されており、ドアの取り付け枠を兼ねる前面枠板とを備えている。この前面枠板には、ドアを閉鎖状態に保持(ラッチ)し、そのラッチの解除を阻止することによってドアを施錠(ロック)するドアラッチ機構(ドア開閉機構に相当する。)が取り付けられている。
特許文献1に記載の洗濯機では、ドアを左開きできる状態にあるときの前面枠板を、ドアおよびドアラッチ機構とともに、左右が逆になるように反転させて左右の側面板に付け直すことによって、ドアを右開きすることができる。そして、前面枠板を左右が逆になるようにさらに反転させて左右の側面板に付け直すことによって、再びドアを左開きすることができる。つまり、前面枠板を反転させて左右の側面板に取り付けることによって、ドアの開き方について、左開きおよび右開きのいずれかを選択することができる。
特開2007−195859号公報
特許文献1に記載の洗濯機では、ドアの左開きおよび右開きのいずれかを選択する場合、前面枠板を反転させて左右の側面板に取り付けることによって、前面枠板が共通に使用できる。さらに、前面枠板以外の構成部品も共通化できることが望ましい。
ここで、たとえば、ドアラッチ機構は、一般的に、複数の構成部品を含むが、これらの構成部品がドアの左開きおよび右開きのいずれにおいても共通に使用できることが望ましい。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、ドアの左開きおよび右開きのいずれかを選択する場合において、ドアを左開きする場合も右開きする場合も構成部品が共通に使用できるドア開閉機構と、このドア開閉機構を備えた洗濯機とを提供することを目的とする。
この発明は、また、左開きドアまたは右開きドアを備えた洗濯機を製造する際に、兼用部品を多くして、製造が容易な洗濯機を提供することを他の目的とする。
請求項1記載の発明は、洗濯機の筐体の前面壁に形成され、前記筐体内部に洗濯物を出し入れするための出入口を開閉し、前記筐体に設けられたボタンが押圧操作されることによって左開きまたは右開きが可能なドアの開閉機構であって、前記ドアが左開きされる場合には前記出入口の右側の前面壁に配置され、前記ドアが右開きされる場合には前記出入口の左側の前面壁に配置され、前記ボタンの押圧操作に基づいて動く可動体と、前記前面壁において、前記出入口に対して前記可動体と同じ側で前記可動体の下方に配置され、前記ドアが閉じられたときにロックまたはロック解除を行うロック機構と、を備え、前記ロック機構は、ベースと、閉じられた前記ドアに係合する係合位置と、前記ドアとの係合を解除する解除位置との間で、前記ベースに対して相対移動可能なロック体と、前記ベースに対して上下に相対移動可能な第1移動体と、前記ベースに設けられ、前記第1移動体の上下移動を案内するための案内部と、前記ベースに設けられ、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合には前記第1移動体の下方に位置する左開き用装着部と、前記ベースに設けられ、前記ロック機構が前記出入口の左側に配置される場合には前記第1移動体の下方に位置する右開き用装着部と、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合には前記第1移動体と前記左開き用装着部とを連結し、前記ロック機構が前記出入口の左側に配置される場合には前記第1移動体と前記右開き用装着部とを連結し、前記第1移動体を下方へ付勢するばねと、前記可動体と前記第1移動体とを連結し、前記ボタンの押圧操作に伴う前記可動体の動作に応じて、前記ばねの付勢力に抗して前記第1移動体を上方移動させる連結体と、前記ベースに支持され、前記第1移動体の上方移動に応じて後方へ移動する第2移動体と、前記第2移動体の後方移動に応じて、前記ロック体を前記解除位置へ移動させるアクチュエータと、を有することを特徴とする、ドア開閉機構である。
請求項2記載の発明は、前記可動体において、前記可動体と前記第1移動体とを連結する前記連結体が係合する位置は、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合と前記ロック機構が前記出入口の左側に配置される場合とで異なることを特徴とする、請求項1記載のドア開閉機構である。
請求項3記載の発明は、前記ばねは、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合も、左側に配置される場合も、共通に使用されることを特徴とする、請求項1または2記載のドア開閉機構である。
請求項4記載の発明は、前記連結体は、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合も、左側に配置される場合も、共通に使用されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のドア開閉機構である。
請求項5記載の発明は、前記第1移動体は、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合も、左側に配置される場合も、共通に使用されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のドア開閉機構である。
請求項6記載の発明は、前記ベースおよび案内部は、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合も、左側に配置される場合も、共通に使用されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のドア開閉機構である。
請求項7記載の発明は、前記可動体は、前記出入口の右側に配置される場合も、左側に配置される場合も、共通に使用されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のドア開閉機構である。
請求項8記載の発明は、筐体と、前記筐体の前面壁に形成され、前記筐体内部に洗濯物を出し入れするための出入口と、前記出入口を開閉し、左開きまたは右開きが可能なドアと、前記筐体に設けられ、前記ドアを開くために押圧操作されるボタンと、請求項1〜7のいずれかに記載のドア開閉機構と、を有することを特徴とする、洗濯機である。
請求項1および8記載の発明によれば、このドア開閉機構では、ロック機構において、ロック体が係合位置にあると、閉じられたドアにロック体が係合するので、ロック機構は、閉じられたドアをロックすることができる。
この状態においてボタンを押圧操作すると、ドア開閉機構では、ボタンの押圧操作に伴って可動体が動く。この可動体の動作に応じて、ロック機構では、連結体が、ばねによって下方に付勢されている第1移動体を、ばねの付勢力に抗して上方移動させる。そして、第1移動体の上方移動に応じて第2移動体が後方へ移動し、この後方移動に応じてアクチュエータがロック体を解除位置へ移動させる。これにより、ロック体とドアとの係合が解除され、ロック機構は、閉じられたドアのロック解除を行うことができる。
このドア開閉機構は、左開きまたは右開きが可能なドアに用いられる。詳しくは、ドアが左開きされる場合にはドア開閉機構における可動体およびロック機構を出入口の右側の前面壁に配置すればよく、ドアが右開きされる場合には可動体およびロック機構を出入口の左側の前面壁に配置すればよい。
ここで、ロック機構において、ベースには、左開き用装着部および右開き用装着部がともに設けられている。ロック機構において第1移動体を下方へ付勢するばねは、ロック機構が出入口の右側に配置される場合(ドアが左開きされる場合)には第1移動体と左開き用装着部とを連結し、ロック機構が出入口の左側に配置される場合(ドアが右開きされる場合)には第1移動体と右開き用装着部とを連結する。
その結果、ドアの左開きおよび右開きのいずれかを選択する場合において、ドア開閉機構では、ドアを左開きする場合も右開きする場合も構成部品を共通に使用することができる。
請求項2記載の発明によれば、可動体において、可動体と第1移動体とを連結する連結体が係合する位置は、ロック機構が出入口の右側に配置される場合(ドアが左開きされる場合)とロック機構が出入口の左側に配置される場合(ドアが右開きされる場合)とで異なる。そのため、可動体において連結体が係合する位置によって、ドアが左開きされるのか右開きされるのかを把握することができる。
請求項3記載の発明によれば、ロック機構が出入口の右側に配置される場合(ドアが左開きされる場合)も、左側に配置される場合(ドアが右開きされる場合)も、ばねを共通に使用することができる。
請求項4記載の発明によれば、ロック機構が出入口の右側に配置される場合(ドアが左開きされる場合)も、左側に配置される場合(ドアが右開きされる場合)も、連結体を共通に使用することができる。
請求項5記載の発明によれば、ロック機構が出入口の右側に配置される場合(ドアが左開きされる場合)も、左側に配置される場合(ドアが右開きされる場合)も、第1移動体を共通に使用することができる。
請求項6記載の発明によれば、ロック機構が出入口の右側に配置される場合(ドアが左開きされる場合)も、左側に配置される場合(ドアが右開きされる場合)も、ベースおよび案内部を共通に使用することができる。
請求項7記載の発明によれば、可動体を、出入口の右側に配置する場合(ドアが左開きされる場合)も、左側に配置する場合(ドアが右開きされる場合)も、共通に使用することができる。
以下では、この発明の一実施形態に係る洗濯機1を、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、洗濯機能に加えて乾燥機能も有する洗濯乾燥機や、乾燥機能のみを有する乾燥機にも適用される。
図1は、洗濯機1の正面図であって、ドア11を左開きする場合を示す。図2は、図1に示す洗濯機1を正面右上から見た斜視図である。なお、方向について言及する場合には、各図で示した方向矢印を参照する(以下同様)。ここで、前側と正面側とは同じであり、後側と背面側と裏側と奥側とは同じであり、左右方向と幅方向とは同じである。
図1に示すように、洗濯機1は、縦長のボックス形状のケーシング2を筐体として有している。
図示されていないが、ケーシング2内には、外槽および内槽が収容されている。外槽には、水を溜めることができる。内槽は、外槽内に配置され、前側に開口を有しており、この開口を介して、外部から内槽内部に洗濯物を出し入れすることができる。洗濯機1では、外槽内に溜めた水を用いて、内槽内の洗濯物を洗濯することができる。
図2に示すように、ケーシング2において、左右側面および前後面は、鉛直方向にほぼ沿って延びているが、前面の略上半分(前面全体において上下方向における約3分の2の領域)は、上側へ向うのに従って後方へ緩やかに傾斜している。以下では、この部分を傾斜面2Aという。傾斜面2Aは、鉛直面に対して、たとえば約15°後側に傾斜している。
ケーシング2は、骨格をなすフレーム3と、カバー4とを含んでいる。
フレーム3は、金属製であり、ケーシング2より背の低い略直方体状に形成されている。上述した外槽および内槽は、フレーム3内に収容され、フレーム3によって支持されている。フレーム3の前面において、上述した傾斜面2A付近の部分には、金属板によって、ケーシング2の前面壁としての傾斜壁3A(図示点線部分参照)が設けられている。傾斜壁3Aは、フレーム3の左右側壁の前端縁間に架設され、傾斜面2Aに沿うように上側へ向うのに従って後方へ傾斜して延びている。傾斜壁3Aの略中央には、出入口としてのフレーム開口3Bが形成されている。フレーム開口3Bは、丸穴であり、傾斜壁3Aを貫通して、フレーム3内に収容された内槽の開口に対向および連通している。
カバー4は、樹脂製であり、フレーム3を外側から覆うように、フレーム3に取り付けられている。詳しくは、カバー4は、フレーム3の前面および天面に応じて個別に設けられており、以下では、フレーム3の前面を前から覆うカバー4を、前カバー5という。前カバー5は、縦長の板状であり、その外縁部は、後側へ折れ曲っている。
前カバー5は、傾斜部6と鉛直部7とを備えている。
傾斜部6は、前カバー5の略上半分(前カバー5全体において上下方向における約3分の2の領域)をなし、上側へ向うのに従って後方へ傾斜し、上述したフレーム3の傾斜壁3Aを覆っている。傾斜部6の前面が、上述した傾斜面2Aである。傾斜部6の略中央には、カバー開口9が形成されている。カバー開口9は、フレーム開口3Bより大きい丸穴であり、傾斜部6を貫通して、上述したフレーム開口3Bおよび内槽の開口(図示せず)に対向および連通している。カバー開口9、フレーム開口3Bおよび内槽の開口を介して、内槽へ洗濯物を出し入れすることができる。ここで、フレーム3の傾斜壁3Aにおけるカバー開口9から露出された部分において、フレーム開口3Bより左側の部分(図示点線部分参照)には、2つのヒンジ3Cが互いに近接して取り付けられている。
傾斜部6において、カバー開口9の左上側および右上側には、それぞれ長穴8が形成されている。長穴8は、幅方向に長手の楕円形状であり、傾斜部6を貫通している。ここで、説明の便宜上、カバー開口9の左上側の長穴8を左長穴8Aとし、カバー開口9の右上側の長穴8を右長穴8Bという。左長穴8Aと右長穴8Bとは、傾斜部6(前カバー5)の幅方向中心を基準としてほぼ左右対称となるように配置されている。図2において、左長穴8Aは、塞ぎ板19によって塞がれており、右長穴8Bでは、後述するボタン10が露出されている。
カバー開口9およびフレーム開口3Bは、正面視においてカバー開口9とほぼ同じ大きさの円形状のドア11によって開閉される。
図3は、カバー開口9およびフレーム開口3Bを閉じた状態にあるドア11を後側から見た斜視図である。
図3に示すように、ドア11は、たとえば耐熱ガラス製であり、カバー開口9およびフレーム開口3Bを閉じた状態において後側(ケーシング2の内部)へ向かって細くなる略円錐台形状である。なお、以下では、特に言及がない限り、カバー開口9およびフレーム開口3Bを閉じた状態にあるドア11の姿勢を基準とする。ドア11の裏面(後面)の外側周縁部における周上1箇所には、ヒンジ取り付け部11Aが2つ設けられている。各ヒンジ取り付け部11Aは、対応するヒンジ3C(図2の点線部分参照)を介して、フレーム3の傾斜壁3Aに連結されている。これにより、図2に示すように、ドア11は、ヒンジ3Cの軸を中心として、閉位置と開位置との間を回動自在である。閉位置にあるドア11は、図2に示すように、内槽の開口(図示せず)、フレーム開口3Bおよびカバー開口9を前側から閉じる。一方で、開位置にあるドア11は、閉位置のときよりも前側に位置し、内槽の開口、フレーム開口3Bおよびカバー開口9を前側へ開放する。ここで、ヒンジ3Cが、上述したようにフレーム3の傾斜壁3Aにおけるフレーム開口3Bより左側に配置されるので(図示点線部分参照)、閉位置にあるドア11は、正面側から左開きされることによって開位置へ回動する。
図3に示すように、ドア11の裏面(後面)の外側周縁部において、ドア11の円中心に対するヒンジ取り付け部11Aの反対側には、突起11Bとボス11Cとが設けられている。突起11Bは、後側へ突出している。突起11Bには、貫通穴11Dが形成されている。ボス11Cは、ドア11の外側周縁部において進退自在に支持されており、図示しないばねによって、ドア11から外側(後側)へ突出するように付勢されている。
図4は、図2において、前カバー5を取り外し、要部を拡大して示した図であって、ボタン10が押されていない状態を示す。図5は、図4において、ボタン10が押された状態を示す。
ドア11を左開きする場合には、図4に示すように、フレーム3の傾斜壁3Aの前面においてフレーム開口3Bより右側の部分(右側傾斜壁3D)に、ボタン10とドア開閉機構12とが設けられている。
ボタン10は、幅方向にやや長手の直方体形状に形成されており、その正面形状は、長穴8(図1および図2参照)とほぼ同じ大きさの楕円形状である。ボタン10の後側下端部の幅方向両端には、バー10Aがそれぞれ設けられている。バー10Aは、ボタン10の後側下端部の幅方向両端において下方へ突出するように、ボタン10に対して一体的に設けられている。各バー10Aの下端は、傾斜壁3A(右側傾斜壁3D)から前側に延びた支持部13の前端に、幅方向に延びる軸14を介して連結されており、ボタン10は、軸14を中心として揺動自在である。詳しくは、ボタン10は、その前面が前カバー5の前面(傾斜面2A)とほぼ面一になる第1位置(図1、図2および図4参照)と、ボタン10の前面が第1位置のときよりも後側に位置する第2位置(図5参照)との間を揺動する。ボタン10は、図示しないばねによって第2位置から第1位置へ向うように付勢されている。
ドア開閉機構12は、可動体としての可動レバー15と、ロック機構16とを含んでいる。なお、可動体には、可動レバー15だけでなく、ボタン10が含まれてもよい。つまり、可動レバー15とボタン10とが一体化されてもよい。
可動レバー15は、幅方向にやや長手の板状であり、ボタン10の下側後方において、幅方向に延びる軸(図示せず)を中心として、傾斜壁3A(右側傾斜壁3D)によって揺動自在に支持されている。ここで、可動レバー15の軸は、可動レバー15の上端部と下端部との間にある。可動レバー15の下端部は、幅方向におけるほぼ全域に亘って前側に折れ曲っており、折れ曲り部15Aとされる。折れ曲り部15Aの幅方向両端部には、貫通穴がそれぞれ形成されており、左側の貫通穴は左穴15Bとされ、右側の貫通穴は右穴15Cとされる(図5参照)。
可動レバー15の上端部は、ボタン10に対して後側から当接している。ここで、ボタン10が第1位置にあるときには、可動レバー15は、図4の示すように、傾斜壁3Aにほぼ沿っている。ボタン10を押して第1位置から第2位置へ移動させると、図5に示すように、可動レバー15が、ボタン10に前側から押されることによって揺動する。これに伴い、折れ曲り部15Aが、ボタン10が第1位置にあったとき(図4参照)よりも前側上方へ移動する。つまり、可動レバー15は、ボタン10の押圧操作に基づいて動く。
図4に示すように、ロック機構16は、フレーム開口3Bに対して可動レバー15と同じ側(右側傾斜壁3D)にあり、ボタン10および可動レバー15に対して、所定の距離だけ下方、詳しくは、フレーム開口3Bの右端部の近傍に位置している。
図6は、ドア11を左開きする場合におけるロック機構16の要部断面図であって、図6(a)は、図4のA−A矢視断面図であり、ボタン10が第1位置にある状態を示し、図6(b)は、図5のB−B矢視断面図であり、ボタン10が第2位置にある状態を示す。
図4および図6に示すように、ロック機構16は、ベース20と、第1移動体21と、案内部22と、左開き用装着部23と、右開き用装着部24と、ばね25と、連結体26と、第2移動体27と、アクチュエータ28と、ロック体29とを含んでいる。
図4に示すように、ベース20は、ともに中空で縦長のボックス形状の第1部20Aおよび第2部20Bを一体的に備えている。第2部20Bは、第1部20Aよりも一回り小さく、第1部20Aの左側(フレーム開口3Bに近い側)に配置されている。第1部20Aの内部と第2部20Bの内部とは互いに連通している。第1部20Aの前面において、下側に偏った位置には、丸穴20Cが形成されており、第2部20Bの前面において、上下方向において丸穴20Cとほぼ同じ位置には、縦長の矩形穴20Dが形成されている。
案内部22は、中空で縦長のボックス形状であり、丸穴20Cに前から被さるように、第1部20Aの前面に取り付けられている。案内部22の上下側面および左右側面は開口されており、図4では、案内部22の右側面の開口から、丸穴20Cが露出されている。
左開き用装着部23は、第1部20Aの前面の下端部(案内部22より下方)において前側に突設されたリブである。左開き用装着部23には、貫通穴が形成されており、左開き用穴23Aとされる。
右開き用装着部24は、第1部20Aの前面において案内部22より上方で前側に突設されたリブである。右開き用装着部24には、貫通穴が形成されており、右開き用穴24Aとされる。
第1移動体21は、上下方向に長いスティック状である。第1移動体21の下端部は、後側へ屈曲しており、屈曲部21Aとされる。第1移動体21の上端部には、2つの貫通穴が上下に並んで形成されており、上側の貫通穴が第1上穴21Bとされ、下側の貫通穴が第2上穴21Cとされる。また、屈曲部21Aにも貫通穴が形成されており、下穴21Dとされる。第1移動体21において、屈曲部21Aと第2上穴21Cとの間の部分(詳しくは屈曲部21A側に偏った部分)には、下側に向かうに従って後側へ膨出する膨出部分21Eが形成されている。第1移動体21は、案内部22内に遊嵌されており、第1移動体21において、上端部は、案内部22の上側面の開口から露出され、下端部(屈曲部21A)は、案内部22の下側面の開口から露出される。この状態において、屈曲部21Aの下方に左開き用装着部23が位置している。
ばね25は、たとえばコイルばねであり、上下方向に長手である。ばね25の上端部および下端部は、フック形状になっている。また、連結体26は、たとえば針金を上下に沿って延ばすことによって形成されている。連結体26の上端部および下端部は、フック形状になっている。連結体26の一部は、螺旋状になっていてもよく、これにより、連結体26の上下方向長さを自由に変更することができる。
ばね25の上端部は、第1移動体21の屈曲部21Aの下穴21Dに掛けられ、ばね25の下端部は、左開き用装着部23の左開き用穴23Aに掛けられている。つまり、ばね25は、第1移動体21と左開き用装着部23とを連結している。これにより、第1移動体21は、ばね25の付勢力(伸縮力)によって下方へ付勢されている。一方、連結体26の上端部は、可動レバー15の折れ曲り部15Aの右穴15C(図5参照)に掛けられ、連結体26の下端部は、第1移動体21の第1上穴21Bに掛けられている。つまり、連結体26が、可動レバー15と第1移動体21とを連結している。これにより、第1移動体21がばね25の付勢力によって下方へ付勢されていても、第1移動体21が案内部22内に遊嵌された状態(案内部22内から外れていない状態)が維持されている。
第2移動体27は、図6に示すように前後方向に延びる筒状に形成されている。第2移動体27の前端部は、傘状に形成されており、その前端面は、上側へ向うに従って前方へ傾斜している(図5参照)。第2移動体27の後端部の右側には、後側へ向って左側へ傾斜する傾斜面27Aが形成されている。第2移動体27は、ベース20(第1部20A)の丸穴20Cに遊嵌され、ベース20によって支持されている。この状態において、第2移動体27の前端部は、案内部22内に位置し、第2移動体27の後端部は、ベース20(第1部20A)内に位置している。第2移動体27の傘状の前端部と第1部20Aの前面との間には、ばね30が介挿されており、第2移動体27は、ばね30の付勢力(伸長力)によって、前側へ、つまり案内部22側へ付勢されている。
アクチュエータ28は、幅方向に長手の板状に形成されている。アクチュエータ28の前面には、前側へ突出する突起28Aが一体的に設けられている。突起28Aの左側には、後側へ向って左側へ傾斜する傾斜面28Bが形成されている。アクチュエータ28は、ベース20内において、第2移動体27の後側に配置されており、左右方向にスライド自在である。詳しくは、アクチュエータ28は、ベース20(第1部20A)内においてアクチュエータ28の右側に設けられたばね31によって、左側へ付勢されており、突起28Aの傾斜面28Bが、第2移動体27の傾斜面27Aに右後側から対向している。
ロック体29は、略上下方向(図6における紙厚方向)に沿って延びる軸32が挿通された本体部分29Aと、本体部分29Aから左側へU字状に延びるU字部分29Bとを一体的に備えている。本体部分29Aには、軸32に対するU字部分29Bの反対側において右側(第1部20A側)に延びる突出部29Cが設けられている。ロック体29は、ベース20(第2部20B)内において、矩形穴20Dの後側に配置され、軸32を中心に揺動自在である。つまり、ロック体29は、ベース20に対して相対移動可能である。ロック体29は、U字部分29Bが矩形穴20D側へ向うように、かつ、突出部29Cが後側へ向うように、後述する解除位置へ、図示しないばねによって付勢されている。
ボタン10が第1位置にあるときには、図4に示すように、案内部22内において、第1移動体21の膨出部分21Eが第2移動体27の前端部に対して下側に位置している。また、図6(a)に示すように、アクチュエータ28の左端部が、当接部28Cとして、ロック体29の突出部29Cに対して後側から当接しているので、突出部29Cの後向きの移動が規制され、ロック体29の揺動が停止した状態が維持されている。このときのロック体29の位置を係合位置という。ここで、ドア11が閉じられると、ドア11の突起11Bが、矩形穴20Dからベース20(第2部20B)内に嵌まり込む。このとき、係合位置にあるロック体29のU字部分29Bのうち、矩形穴20Dに近い側の爪29Dが突起11Bの貫通穴11Dに入り込み、突起11B(ドア11)に係合する。これにより、突起11Bが固定され、ドア11が閉じた状態(閉位置にある状態)が維持される。つまり、ドア11が閉じた状態でロックされる。このように、ロック体29が係合位置にあると、閉じられたドア11にロック体29が係合するので、ロック機構16は、閉じられたドア11をロックすることができる。また、ドア11のボス11C(図3参照)が、ケーシング2の前面(傾斜面2A)に圧接される。
図5に示すように、ユーザが正面からボタン10を押圧操作して第1位置から第2位置に移動させると、ドア開閉機構12では、上述したように、可動レバー15がボタン10の押圧操作に伴って揺動し、折れ曲り部15Aが前側上方へ移動する。これに伴って、折れ曲り部15Aに上端部が係合している連結体26がベース20に対して相対的に上昇し、連結体26の下端部が係合している第1移動体21は、連結体26によって上方ヘ引っ張られることにより、ばね25の付勢力に抗してベース20に対して相対的に上昇する。このとき、第1移動体21は、案内部22内に遊嵌されているので、第1移動体21の上昇は、第1移動体21が左右前後にずれないように、案内部22によって案内される。
ここで、第1移動体21の膨出部分21Eが、第2移動体27の前端部に乗り上げながら上昇するので、図6(b)に示すように、第2移動体27は、膨出部分21Eによって前側から押されて、ばね30の付勢力に抗して後方へ移動する。第2移動体27が後方へ移動することによって、第2移動体27の傾斜面27Aが、アクチュエータ28の突起28Aの傾斜面28Bを右後側へ押すので、アクチュエータ28がばね31の付勢力に抗して右側へ移動する。アクチュエータ28が右側へ移動すると、アクチュエータ28の当接部28Cがロック体29の突出部29Cに対して右側へずれるので、突出部29Cの後向きの移動に対する当接部28Cによる規制が解除される。これにより、上述したばね(図示せず)の付勢力によってロック体29が揺動する。つまり、突出部29Cが後側へ移動し、U字部分29Bが矩形穴20D側へ移動する。これにより、ドア11の突起11Bの貫通穴11Dに入り込んでいたロック体29の爪29D(図6(a)参照)が、貫通穴11Dから外れ、ドア11のロック(ロック体29とドア11との係合)が解除される。このとき、ロック体29のU字部分29Bのうち、爪29Dとは別(矩形穴20Dから遠い側)の爪29Eが突起11Bを前側へ押す。さらに、ドア11を閉じたときに傾斜面2Aに圧接されていたボス11C(図6(a)参照)が、上述したように、ドア11から外側(後側)へ突出する方向へ付勢されているので、ドア11には、傾斜面2Aから前側へ離れようとする力が作用される。そのため、突起11Bが矩形穴20Dから前側へ外れ、ドア11が開位置側へ移動する(左開きされる)。このときのロック体29の位置を解除位置という。このように、アクチュエータ28が、第2移動体27の後方移動に応じて、ロック体29を係合位置(図6(a)参照)から解除位置(図6(b)参照)へ移動させるので、ロック体29とドア11との係合が解除され、ロック機構16は、閉じられたドア11のロック解除を行うことができる。
一方、ボタン10の押圧を解除すると、ボタン10は、上述したばね(図示せず)の付勢力によって、図4に示すように、第1位置へ戻る。さらに、ばね25の付勢力が作用することによって、可動レバー15が揺動して、折れ曲り部15Aが後側下方へ移動し、連結体26および第1移動体21がベース20に対して相対的に下降する。第1移動体21の下降は、上昇するときと同様に、案内部22によって案内される。ここで、第1移動体21の膨出部分21Eが第2移動体27の前端部に対して下側へ移動するので、図6(a)に示すように、第2移動体27がばね30の付勢力によって前側へ移動する。第2移動体27が前側へ移動すると、アクチュエータ28の傾斜面28Bを右後側へ押していた第2移動体27の傾斜面27Aが、傾斜面28Bから前側へ離れる。そのため、アクチュエータ28は、ばね31の付勢力によって左側へ移動し、アクチュエータ28の当接部28Cがロック体29の突出部29Cの後側に移動して、突出部29Cを前側へ押し出す。これにより、ロック体29が解除位置から係合位置へ移動する。
図7は、洗濯機1の要部正面図であって、ドア11を右開きする場合を示す。図8は、図7において、前カバー5を取り外し、要部を拡大して示した図であってボタン10が押されていない状態を示す。図9は、ドア11を右開きする場合におけるロック機構16の要部断面図であって、図9(a)は、図8のC−C矢視断面図であり、ボタン10が第1位置にある状態を示し、図9(b)は、図9(a)においてボタン10が第2位置にある状態を示す。
この洗濯機1では、上述したように、また、図2の点線部分および図4で示すように、フレーム3の傾斜壁3Aにおいて、フレーム開口3Bより右側の部分(右側傾斜壁3D)の前面に、ボタン10およびドア開閉機構12が設けられ、フレーム開口3Bより左側(左側傾斜壁3E)に、ヒンジ3Cが設けられている。そのため、ユーザがボタン10を押すことによって、ドア11を左開きすることができる。
さらに、この洗濯機1では、ユーザの好みに応じて、ドア11を右開きすることもできる。
詳しくは、まず、前カバー5(図2参照)をフレーム3の傾斜壁3Aから取り外し、図4に示すように、傾斜壁3Aの前面を露出させる。次に、傾斜壁3Aにドア開閉機構12を取り付けた状態で、傾斜壁3Aをフレーム3から取り外し、左右が逆になるように180°回転させ、図8に示すように、再びフレーム3に取り付ける。これにより、右側傾斜壁3Dと左側傾斜壁3Eとが入れ替わる。つまり、ドア11を左開きする場合における右側傾斜壁3D(図4参照)は、ドア11を右開きする場合には左側傾斜壁3Eとなり(図8参照)、ドア11を左開きする場合における左側傾斜壁3Eは、ドア11を右開きする場合には右側傾斜壁3Dとなる。なお、ドア11が傾斜壁3Aについている場合には、ドア11も、左右が逆になるように180°回転される。
そして、ボタン10を左側傾斜壁3Eに配置する。ここで、上述した支持部13(図4参照)とは別の支持部13が、左側傾斜壁3Eに設けられており、ドア11を左開きするときと同様に、ボタン10を第1位置と第2位置との間で揺動自在に支持する。なお、ボタン10は、ドア11を左開きする場合および右開きする場合に応じて個別に設けられてもよい。
ここで、可動レバー15は、ドア11を左開きするときと同様に、ボタン10の下側後方において、図示しない軸を中心として、傾斜壁3A(左側傾斜壁3E)によって揺動自在に支持されている。
ベース20は、ドア11を左開きするときに対して上下逆に、つまり右開き用装着部23がベース20の上端に位置して右開き用装着部24が丸穴20Cの下方に位置するように配置される。これにより、ベース20において、第2部20Bが、第1部20Aの右側(フレーム開口3Bに近い側)に配置される。
そして、第1移動体21は、案内部22内に改めて遊嵌される。このとき、第1移動体21において、上端部は、案内部22の上側面(ドア11を左開きするときは下側面であった)の開口から露出され、下端部(屈曲部21A)は、案内部22の下側面(ドア11を左開きするときは上側面であった)の開口から露出される。右開き用装着部24は、屈曲部21Aの下方に位置している。
ここで、ベース20が上下逆に配置されることにより、案内部22が、ドア11を左開きするときよりも(図4参照)、可動レバー15に近付くので、案内部22内に遊嵌される第1移動体21と可動レバー15との間隔が狭くなる。これにより、可動レバー15の折れ曲り部15Aの右穴15C(図5参照)と第1移動体21の第1上穴21Bとの間隔が、ドア11が左開きされる場合に比べて狭くなる。一方、折れ曲り部15Aの左穴15B(図5参照)と第1移動体21の第2上穴21Cとの間隔は、ドア11が左開きされるときの右穴15Cと第1上穴21Bとの間隔にほぼ等しくなる。これに対応して、連結体26の上端部は、可動レバー15の折れ曲り部15Aにおいて、右穴15Cから左穴15B(図5参照)に掛け直され、連結体26の下端部は、第1移動体21において、第1上穴21Bから第2上穴21Cに掛け直され、連結体26が、可動レバー15と第1移動体21とを改めて連結する。
このように、第1移動体21と可動レバー15との間隔が狭くなっても、同一の連結体26を使用することができる。そして、可動レバー15の折れ曲り部15Aでは、左穴15Bおよび右穴15Cが設けられており(図5参照)、連結体26が係合する位置が、ロック機構16がフレーム開口3Bの右側に配置される場合(ドア11が左開きされる場合)とロック機構16がフレーム開口3Bの左側に配置される場合(ドア11が右開きされる場合)とで異なる(図4および図8参照)。そのため、可動レバー15において連結体26が係合する位置(つまり、連結体26の上端部が左穴15Bおよび右穴15Cのどちらに掛かっているのか)によって、ドア11が左開きされるのか右開きされるのかを把握することができる。なお、ドア11を左開きするときに連結体26の上端部が左穴15B(図5参照)に掛かったままである場合や、ドア11を右開きするときに連結体26の上端部が右穴15C(図5参照)に掛かったままである場合、つまり、連結体26の上端部が左穴15Bおよび右穴15Cのうちで適切な方に掛かっていない場合に、ドア11を閉められなくしてもよい。これにより、連結体26の上端部を掛ける穴が間違っていることをユーザに報知することができる。
また、上述したばね25の上端部は、ドア11を左開きするときと同様に第1移動体21の屈曲部21Aの下穴21Dに掛けられる。その一方、ばね25の下端部は、左開き用装着部23の左開き用穴23Aから右開き用装着部24の右開き用穴24Aに掛け直されている。つまり、ばね25は、第1移動体21と右開き用装着部24とを連結している。この場合、ドア11を左開きするときと同様に(図4参照)、第1移動体21が、ばね25の付勢力(伸縮力)によって下方へ付勢される。
ベース20が上下逆に取り付けられることによって、上述した第2移動体27において、傾斜面27Aは、図9(a)に示すように、第2移動体27の後端部の左側に位置し、後側へ向って右側へ傾斜している。なお、第2移動体27は、ドア11を左開きする場合および右開きする場合に応じて個別に設けられてもよい。
また、アクチュエータ28において、上述した傾斜面28Bは、突起28Aの右側に位置し、後側へ向って右側へ傾斜している。また、上述したばね31は、ベース20(第1部20A)内においてアクチュエータ28の左側に位置し、アクチュエータ28を右側へ付勢している。そして、突起28Aの傾斜面28Bは、第2移動体27の傾斜面27Aに左後側から対向している。
ロック体29は、ドア11が左開きされるときと同様に、ベース20(第2部20B)内において、矩形穴20Dの後側に配置され、上述した係合位置(図9(a)参照)と解除位置(図9(b)参照)との間において、軸32を中心に揺動自在である。ロック体29は、U字部分29Bが矩形穴20D側へ向うように、かつ、突出部29Cが後側へ向うように、図示しないばねによって付勢されている。
そして、ドア11に関し、上述したヒンジ3Cは、図2の1点鎖線部分で示すように、フレーム3の傾斜壁3Aにおけるカバー開口9から露出された部分において、フレーム開口3Bより右側の部分に配置される。このときのヒンジ3Cの位置と、ドア11を左開きさせる場合のヒンジ3Cの位置(図2の点線部分)とは、フレーム開口3Bの幅方向中心を基準として、ほぼ左右対称である。このように、ヒンジ3Cが、フレーム3の傾斜壁3Aにおけるフレーム開口3Bより右側に配置されるので、閉位置にあるドア11は、右開きされることによって開位置へ回動する。
最後に、フレーム3の傾斜壁3Aに前カバー5を取り付けて、図7に示すように、前カバー5において、左長穴8Aで、ボタン10を露出させ、右長穴8Bを、塞ぎ板19によって塞ぐ。
このようにドア11を右開きするようにした場合において、ボタン10を押したときのドア開閉機構12での動作は、アクチュエータ28の左右の動きが逆になることを除き(図6および図9参照)、ドア11を左開きするときと同じである。
つまり、ボタン10が第1位置にあるときには、図8に示すように、案内部22内において、第1移動体21の膨出部分21Eが第2移動体27の前端部に対して下側に位置している。また、図9(a)に示すように、アクチュエータ28の右端部が、当接部28Cとして、ロック体29の突出部29Cに対して後側から当接し、ロック体29の揺動が停止した状態(ロック体29が係合位置にある状態)が維持されている。ここでドア11が閉じられると、ロック体29のU字部分29Bにおける爪29Dが、矩形穴20Dからベース20(第2部20B)内に嵌まり込んだ突起11Bの貫通穴11Dに入り込み、ドア11が閉じた状態(閉位置にある状態)が維持される。
そして、ユーザが正面からボタン10を押して第1位置から第2位置に移動させると、図5に示すようにドア11を左開きさせるときと同様に、可動レバー15が揺動して折れ曲り部15Aが前側上方へ移動し、これに伴って、連結体26および第1移動体21が上昇する。ここで、第1移動体21の膨出部分21Eが、第2移動体27の前端部に乗り上げながら上昇するので、図9(b)に示すように、第2移動体27は、膨出部分21Eによって前側から押されて、ばね30の付勢力に抗して後方へ移動する。第2移動体27が後方へ移動することによって、第2移動体27の傾斜面27Aが、アクチュエータ28の突起28Aの傾斜面28Bを左後側へ押すので、アクチュエータ28がばね31の付勢力に抗して左側へ移動する。これにより、アクチュエータ28の当接部28Cがロック体29の突出部29Cに対して左側へずれるので、突出部29Cの後向きの移動に対する突出部29Cによる規制が解除され、ロック体29が揺動する。これにより、ドア11を左開きする場合と同様にロック体29が解除位置へ移動し、ロック体29の爪29Dが貫通穴11D(図9(a)参照)から外れ、爪29Eが突起11Bを前側へ押し、ドア11が開位置側へ移動する(右開きされる)。
一方、ボタン10の押圧を解除すると、図8に示すように、ドア11を左開きするとき(図4参照)と同様に、ボタン10が第1位置へ戻り、可動レバー15が揺動して折れ曲り部15Aが後側下方へ移動し、連結体26および第1移動体21が下降する。これにより、第1移動体21の膨出部分21Eが第2移動体27の前端部に対して下側へ移動するので、図9(a)に示すように、第2移動体27がばね30の付勢力によって前側へ移動する。第2移動体27が前側へ移動すると、アクチュエータ28の傾斜面28Bを左後側へ押していた第2移動体27の傾斜面27Aが、傾斜面28Bから前側へ離れるので、アクチュエータ28は、ばね31の付勢力によって右側へ移動し、アクチュエータ28の当接部28Cがロック体29の突出部29Cの後側に移動して突出部29Cを前側へ押し出す。これにより、ドア11を左開きする場合と同様にロック体29が解除位置から係合位置へ移動する。
このようにドア11を右開きする場合において、ドア11を左開きするように変更したい場合には、傾斜壁3Aを、ドア開閉機構12およびドア11とともに、左右が逆になるように180°回転させて付け直し、ボタン10およびドア開閉機構12の配置を図4および図6に示すように変更すればよい。
以上より、このドア開閉機構12は、左開きまたは右開きが可能なドア11に用いられている。詳しくは、ドア11が左開きされる場合にはドア開閉機構12における可動レバー15およびロック機構16をフレーム開口3Bの右側にある右側傾斜壁3Dに配置すればよい(図4参照)。一方、ドア11が右開きされる場合には、上述したように傾斜壁3A(図2参照)を180°回転させることによって、可動レバー15およびロック機構16をフレーム開口3Bの左側にある左側傾斜壁3Eに配置すればよい(図8参照)。
ここで、図4に示すように、ロック機構16において、ベース20には、左開き用装着部23および右開き用装着部24がともに設けられている。ロック機構16において第1移動体21を下方へ付勢するばね25は、ロック機構16がフレーム開口3Bの右側に配置される場合(ドア11が左開きされる場合)には第1移動体21と左開き用装着部23とを連結する。一方、ロック機構16がフレーム開口3Bの左側に配置される場合(ドア11が右開きされる場合)、ばね25は第1移動体21と右開き用装着部24とを連結する(図8参照)。
その結果、ドア11の左開きおよび右開きのいずれかを選択する場合において、ドア開閉機構12では、ドア11を左開きする場合も右開きする場合も構成部品を共通に使用することができる。特に、この洗濯機1のように、ボタン10とロック機構16との間隔が比較的大きい場合において、ドア開閉機構12の構成部品を共通に使用できることは、便利である。
また、ドア11が左開きされる場合も右開きされる場合も、ばね25、連結体26、第1移動体21、ベース20、案内部22、アクチュエータ28およびロック体29のそれぞれを共通に使用することができる。
また、可動レバー15を、フレーム開口3Bの右側に配置する場合(ドア11が左開きされる場合)も、左側に配置する場合(ドア11が右開きされる場合)も、共通に使用することができる。
そして、左開きドアまたは右開きドアを備えた洗濯機1を製造する際に、このように兼用部品が多いので、製造が容易である。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
洗濯機1の正面図であって、ドア11を左開きする場合を示す。 図1に示す洗濯機1を正面右上から見た斜視図である。 カバー開口9およびフレーム開口3Bを閉じた状態にあるドア11を後側から見た斜視図である。 図2において、前カバー5を取り外し、要部を拡大して示した図であって、ボタン10が押されていない状態を示す。 図4において、ボタン10が押された状態を示す。 ドア11を左開きする場合におけるロック機構16の要部断面図であって、図6(a)は、図4のA−A矢視断面図であり、ボタン10が第1位置にある状態を示し、図6(b)は、図5のB−B矢視断面図であり、ボタン10が第2位置にある状態を示す。 洗濯機1の要部正面図であって、ドア11を右開きする場合を示す。 図7において、前カバー5を取り外し、要部を拡大して示した図であってボタン10が押されていない状態を示す。 ドア11を右開きする場合におけるロック機構16の要部断面図であって、図9(a)は、図8のC−C矢視断面図であり、ボタン10が第1位置にある状態を示し、図9(b)は、図9(a)においてボタン10が第2位置にある状態を示す。
符号の説明
1 洗濯機
2 ケーシング
3A 傾斜壁
3B フレーム開口
3D 右側傾斜壁
3E 左側傾斜壁
10 ボタン
11 ドア
12 ドア開閉機構
15 可動レバー
16 ロック機構
20 ベース
21 第1移動体
22 案内部
23 左開き用装着部
24 右開き用装着部
25 ばね
26 連結体
27 第2移動体
28 アクチュエータ
29 ロック体

Claims (8)

  1. 洗濯機の筐体の前面壁に形成され、前記筐体内部に洗濯物を出し入れするための出入口を開閉し、前記筐体に設けられたボタンが押圧操作されることによって左開きまたは右開きが可能なドアの開閉機構であって、
    前記ドアが左開きされる場合には前記出入口の右側の前面壁に配置され、前記ドアが右開きされる場合には前記出入口の左側の前面壁に配置され、前記ボタンの押圧操作に基づいて動く可動体と、
    前記前面壁において、前記出入口に対して前記可動体と同じ側で前記可動体の下方に配置され、前記ドアが閉じられたときにロックまたはロック解除を行うロック機構と、を備え、
    前記ロック機構は、
    ベースと、
    閉じられた前記ドアに係合する係合位置と、前記ドアとの係合を解除する解除位置との間で、前記ベースに対して相対移動可能なロック体と、
    前記ベースに対して上下に相対移動可能な第1移動体と、
    前記ベースに設けられ、前記第1移動体の上下移動を案内するための案内部と、
    前記ベースに設けられ、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合には前記第1移動体の下方に位置する左開き用装着部と、
    前記ベースに設けられ、前記ロック機構が前記出入口の左側に配置される場合には前記第1移動体の下方に位置する右開き用装着部と、
    前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合には前記第1移動体と前記左開き用装着部とを連結し、前記ロック機構が前記出入口の左側に配置される場合には前記第1移動体と前記右開き用装着部とを連結し、前記第1移動体を下方へ付勢するばねと、
    前記可動体と前記第1移動体とを連結し、前記ボタンの押圧操作に伴う前記可動体の動作に応じて、前記ばねの付勢力に抗して前記第1移動体を上方移動させる連結体と、
    前記ベースに支持され、前記第1移動体の上方移動に応じて後方へ移動する第2移動体と、
    前記第2移動体の後方移動に応じて、前記ロック体を前記解除位置へ移動させるアクチュエータと、
    を有することを特徴とする、ドア開閉機構。
  2. 前記可動体において、前記可動体と前記第1移動体とを連結する前記連結体が係合する位置は、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合と前記ロック機構が前記出入口の左側に配置される場合とで異なることを特徴とする、請求項1記載のドア開閉機構。
  3. 前記ばねは、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合も、左側に配置される場合も、共通に使用されることを特徴とする、請求項1または2記載のドア開閉機構。
  4. 前記連結体は、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合も、左側に配置される場合も、共通に使用されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のドア開閉機構。
  5. 前記第1移動体は、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合も、左側に配置される場合も、共通に使用されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のドア開閉機構。
  6. 前記ベースおよび案内部は、前記ロック機構が前記出入口の右側に配置される場合も、左側に配置される場合も、共通に使用されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のドア開閉機構。
  7. 前記可動体は、前記出入口の右側に配置される場合も、左側に配置される場合も、共通に使用されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のドア開閉機構。
  8. 筐体と、
    前記筐体の前面壁に形成され、前記筐体内部に洗濯物を出し入れするための出入口と、
    前記出入口を開閉し、左開きまたは右開きが可能なドアと、
    前記筐体に設けられ、前記ドアを開くために押圧操作されるボタンと、
    請求項1〜7のいずれかに記載のドア開閉機構と、
    を有することを特徴とする、洗濯機。
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