JP4519054B2 - 二段式衣類乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、コインランドリー店舗や病院、ホテル等の各種施設に設置される、ドラム式衣類乾燥機を上下に二段積み重ねた構造の二段式衣類乾燥機に関する。
コイン式の洗濯機や衣類乾燥機等のランドリー機器が設置されるコインランドリー店舗や各種施設では、経営効率を上げるために同一床面積内にできるだけ多くの機器を設置したいという要求がある。こうした要求に応えるために、従来より、ドラム式衣類乾燥機を上下二段に積み重ねた構造の二段式衣類乾燥機が市販されている(例えば非特許文献1など参照)。
この構造の衣類乾燥機では、1台分の設置面積に2台分の衣類乾燥機を設置することができ、店舗内或いは室内空間を有効に利用することができる。しかしながら、当然のことながら、外形寸法は高いものとなり、上段の衣類乾燥機のドアを開閉するための把手の位置もかなり高くなる。例えば非特許文献1に記載の二段式衣類乾燥機では、外形寸法の高さは約2000mm、上段のドアの把手の高さは約1500mmとなる。そのため、背の低い人では上段の衣類乾燥機のドアが開閉しにくいという問題がある。一方、下段の衣類乾燥機のドアを開閉するための把手の位置はかなり低い位置になる。そのため、特に背の高い人にとっては腰を屈めた状態でないと下段衣類乾燥機のドアの把手に手が掛からず、ドアが開閉しにくいという問題がある。
"ガス式衣類乾燥機 SCD-6090GC"、[Online]、三洋電機テクノクリエイト株式会社、[平成17年10月7日検索]、インターネット〈 URL: http://www.sanyo-technocreate.jp/products/coinlaundry/05/scd-6090gc/index.html〉
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、上下二段式の衣類乾燥機において、利用者の背の高さに拘わらず各衣類乾燥機のドアの開閉を行い易くして使い勝手を改善することを主な目的としている。また、そのように使い勝手を向上させた構造を採る場合でも、製造現場や据付現場でのドア取り付け作業の作業効率を高めることも目的としている。
上記課題を解決するために成された本発明は、前面に衣類投入口を有するドラム式衣類乾燥機を上下に二段積み重ねた構造の二段式の衣類乾燥機であって、上下段それぞれの衣類乾燥機は前記衣類投入口を開閉する横開き式のドアを備え、上段の衣類乾燥機のドアを開くための把手が、該ドアを挟んでその支軸と反対側であって該ドアの中心点を通る水平線よりも下側の位置に設けられる一方、下段の衣類乾燥機のドアを開くための把手は、該ドアを挟んでその支軸と反対側であって該ドアの中心点を通る水平線よりも上側の位置に設けられ、
上下段の衣類乾燥機においてそれぞれ、前記把手の取付位置と各ドアの中心点とを結ぶ線と、前記水平線との成す角度が等しくされてなり、
前記各ドアの右開き又は左開きの選択が可能であるように、前記各支軸は筐体前面の右縁部又は左縁部に選択的に取り付け可能であって、前記各把手が上下倒置した状態でドアが装着されたときに該ドアの閉鎖を阻止する阻止手段を備えることを特徴としている。
従来の二段式衣類乾燥機では上下の衣類乾燥機ともに、ドアを開閉する把手がドアの中心点を通る水平線上に設けられていたのに対し、本発明に係る二段式衣類乾燥機では、上段の衣類乾燥機において把手が上記水平線よりも低い位置、つまりドアの真横ではなく斜め下方に配置されている。これにより、この把手の位置は従来よりも低くなり、背の低い人でもドアの開閉が容易になる。
また本発明に係る二段式衣類乾燥機では、下段の衣類乾燥機において把手が上記水平線よりも高い位置、つまりドアの真横ではなく斜め上方に配置されている。これにより、この把手の位置は従来よりも高くなり、背の高い人でもドアの開閉が容易になる。
ところで、非特許文献1にも「レイアウトフリーの『ドア左右付け替え設計』と記載されているように、従来の二段式衣類乾燥機では、右開き又は左開きの選択が可能であるようにドアの支軸は筐体前面の左右縁部のいずれかに選択的に取り付け可能となっている。こうした構造とする場合、従来のように把手がドアの真横に配置されていれば、上下段の違いを含めて全ての衣類乾燥機のドアに同一のものを使用することができ、製造現場や据付現場では混乱が起こらない。
発明に係る二段式衣類乾燥機でも製造現場や据付現場でのドアの取付作業を容易にするために、上下段の衣類乾燥機において、前記把手の取付位置と各ドアの中心点とを結ぶ線と、前記水平線との成す角度等しくされている
これによ、例えば支軸が筐体前面の右縁部にある状態で把手が上記水平線よりも下に位置するタイプのドア(把手下取付ドア)と上に位置するタイプのドア(把手上取付ドア)とを製造すれば、支軸が筐体前面の左縁部にくるようにしたものでは、把手下取付ドアと把手上取付ドアとを上下倒置して用いることができる。
但し、上段の衣類乾燥機では把手が斜め上取付けにならないように、下段の衣類乾燥機では把手が斜め下取付けにならないように、把手下取付ドアと把手上取付ドアとを適切に、つまり正規の状態に取り付ける必要がある。そこで、もし正規でない状態にドアが取り付けられた場合でも、作業者がそれにすぐに気付くようにしておけば、非正規品が後続の製造ラインに流れたり誤った状態のまま顧客に引き渡されたりすることを回避することができる。
こうしたことに対応するために、ドアの右開き又は左開きの選択が可能であるように前記支軸は筐体前面の右縁部又は左縁部に選択的に取り付け可能であり、前記把手が上下倒置した状態でドアが装着されたときに該ドアの閉鎖を阻止する阻止手段を備える構成となっている
れにより、前述のように把手の位置が適切でないように誤ってドアを取り付けた場合には阻止手段によりドアが完全には閉まらないので、作業者が迅速にミスを認識し取り付け直しを行うことができる。
また上記構成において、前記阻止手段はドアの内面側に設けられた凸部であり、筐体前面には前記把手が正規の状態でドアが装着されたときに前記凸部が挿入可能な開口が形成され、さらに該開口への前記凸部の挿入を検知することでドアの開閉を検知するドア開放検知手段を備える構成とすることができる。
この構成では、ドアの取付ミスを間接的に知らせるための阻止手段とドアの開閉検知のための構成部材とが兼用される。そのため、前述のようにドアが上下倒置した正規でない状態に取り付けられると、ドアが完全には閉鎖せずドア開放検知手段によりドアが開放していることが検知される。これにより、仮にドアの取付ミスが製造や据付けの過程で見逃された場合でも、ドアが開放した状態ではドラムの回転等の動作は行われないので、例えば運転試験等の際に上記ミスを容易に発見することができる。
さらにまた、前記ドア開閉検知手段は前記開口の内側にあって前記凸部に当接して移動する可動部を含み、該開口は、上段の衣類乾燥機ではドアの真下、下段の衣類乾燥機ではドアの真上に設けられる構成とするとよい。
この構成では、把手の取付位置とドア開放検知手段の上記可動部と位置との離間角度がドアの円周上の90°未満と、両者の離間距離が小さいので、何らかの原因でドアが変形した場合でも可動部の位置でのドア内面の浮き上がり量が小さくて済み、それ故に凸部による可動部の押し込み不良を回避してドア開閉の誤検知を減らすことができる。
以上のように本発明に係る二段式衣類乾燥機によれば、背の低い人にとっても背の高い人にとってもドアの開閉を容易にすることができ、使い勝手を向上させることができる。また、こうした衣類乾燥機を製造したり据え付けたりする際にも、ドアの取付作業が繁雑になることを回避し、仮に取付ミスが生じた場合でも迅速に見つけることができる。
本発明に係る二段式衣類乾燥機の一実施例を、図1〜図6を参照して説明する。この実施例の二段式衣類乾燥機は典型的にはコインランドリー店舗に設置される、コイン式の衣類乾燥機である。
図1は本実施例の二段式衣類乾燥機の正面平面図、図2は図1の二段式衣類乾燥機のドアを左開き用に付け替えた状態を示す正面平面図、図3は上段衣類乾燥機の概略構成を示す縦断面図、図4は上段の衣類乾燥機用の前面板(ドアを装着しない状態)の正面図、図5は上段の衣類乾燥機用のドアの左側面縦断面図、図6は図5中のドア開閉検知スイッチ取付部付近の左側面図である。
この二段式衣類乾燥機は、図1に示すように、下段の衣類乾燥機20の上に上段の衣類乾燥機10が配置され、両者は一体化されている。この二段式衣類乾燥機の筐体の一部である前面板は、上段前面板11、下段前面板21に分かれており、それぞれの前面板11、21には円形状の大きな衣類投入口(例えば前面板11に対しては衣類投入口111:図4参照)が形成されている。そして、各衣類投入口は、前面板11、21の右縁部で垂直に延伸する支軸13、23を中心に蝶動自在である円形状のドア12、22により開閉される。即ち、図1においては、ドア12、22はともに右方向に横開き可能である。
上段衣類乾燥機10においては、図3に示すように、周面円筒形状のドラム40が図示しない略水平な主軸を中心に回転自在に据えられている。モータ41はタイミングベルト42を介してドラム40を回転駆動するとともにブロア43を回転させる。ブロア43が回転すると、後面に設けられている吸気フィルタ44にて塵埃が除去された外気が吸気口45から吸い込まれる。取り込まれた外気はガスヒータ等によるヒータ46により加熱されて、前方からドラム40内へ送り込まれる。ドラム40内では加熱空気と湿った洗濯物との間で熱交換が行われ、洗濯物は乾燥する。そして、洗濯物から出た水蒸気を多量に含む湿った空気はドラム40後部の排気フィルタ47を通る際に糸屑等が除去され、排気口48から上方へ排出される。なお、下段衣類乾燥機20も基本的には上記上段衣類乾燥機10と同じ構成を有している。
図1において、例えば上段衣類乾燥機のドア12を開放すると、前面板11の中央の衣類投入口111の内側には上記ドラム40の前端面に形成された大きな開口が覗いており、この開口を通してドラム40内に洗濯物を出し入れする。下段衣類乾燥機20も同様に、ドア22を開くとドラム前端面の開口が覗いているから、この開口を通してそのドラム内に洗濯物を出し入れする。
上下段の衣類乾燥機10、20の動作をそれぞれ独立に制御するための制御基板等の主要な電気回路は上段のドア12と下段のドア22との間に集中的に配設されており、その右縁部にはそれぞれ硬貨投入口や運転残り時間の表示器、引出式の硬貨収納箱などを備える、上段用操作パネル15、下段用操作パネル25が設置されている。この操作パネル15、25の後方には硬貨の検知を行なうための硬貨検知部が設けられており、利用者が所定額の硬貨を硬貨投入口に投入すると硬貨検知部により硬貨の識別が行われ、正規の金額であると確認されると制御回路に信号を送り、所定時間の乾燥運転を自動的に開始するようにしている。
図5に示すように、ドア12(ドア22も基本的には同様)は、略円環状のドア枠体121の中央開口に円形状のドアガラス122が嵌め込まれており、これによりドラム内部が透視可能となっている。ドア枠体121の外縁部にはゴム製のパッキン123が周設されており、これによりドア12を閉鎖した際の気密性を高めている。
ドア12、22の外周部には内側にドア12、22を閉鎖状態に保持するラッチ機構を有する把手14、24が設けられるが、従来の二段式衣類乾燥機では、上下段の衣類乾燥機ともに、その把手はドアを挟んで支軸と反対側であってドアの中心点を通る水平線(図1中のS1、S2)上に配置されている。これに対し、この二段式衣類乾燥機の特徴として、上段の衣類乾燥機10では把手14は水平線S1よりも下側にずらして、つまり斜め下方に設けられ、下段の衣類乾燥機20では把手24は水平線S2よりも上側にずらして、つまり斜め上方に設けられている。
具体的には、ドア12の中心点と把手14の略中心とを結ぶ線と水平線S1との成す角度θ1は30°に、ドア22の中心点と把手24の略中心部とを結ぶ線と水平線S2との成す角度θ2も同じ30°に設定されている。従来はこのθ1、θ2はいずれも0°である。なお、この例ではθ1=θ2=30°であるが、このθ1、θ2は0°よりも大きく90°よりも小さい範囲であればよい。但し、実用的には30°程度がちょうどよい。
図1に示した構成では、ドア12、22はいずれも右開きであるが、設置場所の都合により左開きが適当なことがあり、また左利きの人のためには左開きのほうが便利である。そこで、ドア12、22は右開き、左開きの仕様に応じて製造段階(或いは据付け段階)で付け替えが可能となっている。即ち、図4に示すように、上段用の前面板11には右縁部に右開き用の支軸装着部113が設けられ、左縁部に左開き用の支軸装着部114が設けられ、いずれかの支軸装着部113又は114に支軸を装着するようにドアの取付を行うことで、右開き又は左開きを選択できる。下段衣類乾燥機20についても同様である。
もちろん、この二段式衣類乾燥機では、ドア12、22において把手14、24が水平線S1、S2上に位置する構成となっていないため、例えば図1に示す上段衣類乾燥機10のドア12を左開きに変更すべくそのままドア12を上下倒置させると(つまりドア12の中心点を中心に180°回転させると)、支軸13は左開き用支軸装着部114に装着できるものの把手14の位置が斜め下方ではなく斜め上方になってしまう。しかしながら、前述したように上下段で把手のずらし角度θ1、θ2を同一にしているため、下段衣類乾燥機20のドア22を上下倒置させると(つまり180°回転させると)、左側に支軸23が位置し把手24がちょうど斜め下方にくる。
図1に示す下段衣類乾燥機20のドアを左開きに変更する場合にも同様に、上段衣類乾燥機10のドア12を取り外して上下倒置させると(つまり180°回転させると)左側に支軸13が位置し把手14がちょうど斜め上方にくる。つまり、図1に示すような右開きドア仕様を左開きドア仕様に変更する場合には、右開きの際に上下段にそれぞれ取り付けるドアを入れ替えた上で倒置して取り付ければよい。これにより、図2に示すように上段衣類乾燥機10のドア22は斜め下方に把手24が位置し、下段衣類乾燥機20のドア12は斜め上方に把手14が位置したもの、つまり正規な状態となる。
但し、把手の位置が図1、図2のように適切でない状態、つまりはドアが正規の状態ではなく上下倒置した状態でもそれぞれの支軸を支軸装着部113、114に装着することは可能であるため、作業者が誤ってドア12、22を取り付けてしまう可能性がある。そこで、この二段式衣類乾燥機では、前述のようにドア12、22が正規な状態(図1又は図2に示す状態)とは異なる状態に取り付けられた場合に、ドア12、22が完全には閉まらないような構造を採用している。
即ち、図5に示すように右開き仕様のときの上段用のドア12には、前面板11側の円環状のドア受け枠112に接触するドア外周側内面であって該ドア12の中心点の真下に本発明における阻止手段としての凸部124が設けられており、前面板11のドア受け枠112にあってその中心点の真下には上記凸部124が挿入される受入れ開口115が形成されている。一方、図示しないものの右開き仕様のときの下段用のドア22には、前面板21側のドア受け枠に接触するドア外周側内面であって該ドア22の中心点の真上に同様の凸部が設けられており、前面板21のドア受け枠にあってその中心点の真上にはその凸部が挿入される受入れ開口が形成されている。
したがって、例えば図1に示すように上段衣類乾燥機10において把手14が斜め下にある状態でドア12が前面板11に装着されれば、凸部124と受入れ開口115との位置が一致し凸部124は受入れ開口115に挿入されるため、ドア12は完全に閉鎖し得る。これに対し、ドア12を上下倒置した状態で前面板11に装着すると、凸部124はドア中心点の真上にきて受入れ開口115の位置と一致しないため、このドア12を閉めようとしても凸部124がドア受け枠112に当接してドア12は完全には閉まらない。これにより、製造工程や据付け時において作業者はドア12の取付けが上下逆さまであることに気付き、速やかに修正することができる。下段の衣類乾燥機20においても同様であるから作業はすぐに間違いに気付くことができる。
さらに、上記ドア12に設けられた凸部124はドア12の開閉検知のためのスイッチを作動させる機構の一部を構成している。即ち、受入れ開口115の内側には、凸部124により押し込まれる受け板31が本発明に係る可動部として配置されており、この受け板31は垂直に延伸する回動軸32により軸支された、下側棒状体が長く延びた略コ字形状のスイッチレバー30の上側棒状体の端部に固定されている。スイッチレバー30の下側棒状体の端部付近にはドア開閉検知スイッチとしてのマイクロスイッチ33が配設され、下側棒状体が後方に移動したときにマイクロスイッチ33のヒンジレバー34を押し込んでマイクロスイッチ33の接点を閉成させるように構成されている。
即ち、スイッチレバー30は回動軸32に設けられたバネにより受け板31が前方に回動する方向に付勢されており、このときスイッチレバー30の下側棒状体の端部も図6中の符号30Bに示すように前方に位置している。したがって、このときにはスイッチレバー30はマイクロスイッチ33のヒンジレバー34を押しておらず、ヒンジレバー34は符号34Bに示す位置にあってマイクロスイッチ33の接点は開成している。前述のように正規の状態に取り付けられたドア12が完全に閉鎖されると、凸部124が受入れ開口115内に挿入されて凸部124の先端は受け板31に当接してこれを押し込む。すると、バネの付勢力に抗してスイッチレバー30は後方に回動し、スイッチレバー30の下側棒状体の端部も図6中の符号30Bから30Aの位置に移動する。これにより、スイッチレバー30はヒンジレバー34を押し、マイクロスイッチ33の接点は閉成する。
このマイクロスイッチ33のオン/オフは制御回路のマイクロコンピュータ等に入力され、マイクロコンピュータはマイクロスイッチ33がオン状態であることを検出するとドア12が閉鎖されているものと認識する。マイクロコンピュータは運転開始指令が与えられたときでもドアが閉鎖されていることを認識しないと運転を開始しないから、例えば誤ったドアの取付けが見逃されてしまった場合でも、例えば組立品の検査工程で、或いは据え付け作業後の試験運転の際に運転が開始されないことを認識してドアの取付けミスを発見することができる。
また、上記構成では、例えば図1に示すように右開き仕様の状態では、ドア12の把手14が斜め下方に位置しているため、この把手14の位置と凸部124と受入れ開口115との挿入位置との間の離間角度は約60°と近くなっている。熱等の原因でドア12が変形して歪んだ場合、把手14の位置ではドア受け枠112に対するドア12の密着性は高いが、把手14の位置から離れるほど密着性が悪くなって浮き上がり量が大きくなる可能性がある。そのため、上記凸部124及び受入れ開口115の位置が把手14から遠いとドア12の浮き上がりのためにドア12を閉めても凸部124が受け板31を押し込めず、マイクロスイッチ33の接点が閉成せずにドア開であると誤検知されるおそれがある。これに対し、上記構成では上記凸部124及び受入れ開口115の位置が把手14から近いため、仮にドア12が変形してもドア12を閉めたときに凸部124が受け板31を押し込める可能性が高くなり、ドア開閉検知の誤動作を軽減できるという利点がある。
なお、上記実施例は一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変形や修正、或いは追加を行っても本願特許請求の範囲包含されることは明らかである。例えば、上記実施例ではドアは正面円形状を有しているが、正面楕円形状、角に丸みを持たせた正面四角形状など各種の形態に変形することができる。
本発明に係る二段式衣類乾燥機の一実施例の正面平面図。 図1の二段式衣類乾燥機のドアを左開き用に付け替えた状態を示す正面平面図、 上段衣類乾燥機の概略構成を示す縦断面図。 上段の衣類乾燥機用の前面板(ドアを装着しない状態)の正面図。 上段の衣類乾燥機用のドアの左側面縦断面図。 図5中のドア開閉検知スイッチ取付部付近の左側面図。
符号の説明
10…上段衣類乾燥機
20…下段衣類乾燥機
11、21…前面板
111…衣類投入口
112…ドア受け枠
113…右開き用支軸装着部
114…左開き用支軸装着部
115…受入れ開口
12、22…ドア
121…ドア枠体
122…ドアガラス
123…パッキン
124…凸部
13、23…支軸
14、24…把手
15、25…操作パネル
30、30A、30B…スイッチレバー
31…受け板
32…回動軸
33…マイクロスイッチ
34…ヒンジレバー

Claims (3)

  1. 前面に衣類投入口を有するドラム式衣類乾燥機を上下に二段積み重ねた構造の二段式の衣類乾燥機であって、上下段それぞれの衣類乾燥機は前記衣類投入口を開閉する横開き式のドアを備え、上段の衣類乾燥機のドアを開くための把手が、該ドアを挟んでその支軸と反対側であって該ドアの中心点を通る水平線よりも下側の位置に設けられる一方、下段の衣類乾燥機のドアを開くための把手は、該ドアを挟んでその支軸と反対側であって該ドアの中心点を通る水平線よりも上側の位置に設けられ、
    上下段の衣類乾燥機においてそれぞれ、前記把手の取付位置と各ドアの中心点とを結ぶ線と、前記水平線との成す角度が等しくされてなり、
    前記各ドアの右開き又は左開きの選択が可能であるように、前記各支軸は筐体前面の右縁部又は左縁部に選択的に取り付け可能であって、前記各把手が上下倒置した状態でドアが装着されたときに該ドアの閉鎖を阻止する阻止手段を備えることを特徴とする二段式衣類乾燥機。
  2. 前記阻止手段はドアの内面側に設けられた凸部であり、筐体前面には把手が正規の状態でドアが装着されたときに前記凸部が挿入可能な開口が形成され、さらに該開口への前記凸部の挿入を検知することでドアの開閉を検知するドア開閉検知手段を備えることを特徴とする請求項に記載の二段式衣類乾燥機。
  3. 前記ドア開閉検知手段は前記開口の内側にあって前記凸部に当接して移動する可動部を含み、該開口は、上段の衣類乾燥機ではドアの真下、下段の衣類乾燥機ではドアの真上に設けられることを特徴とする請求項に記載の二段式衣類乾燥機。
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