JP2004329774A - 乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体を構成する前面パネルの温度上昇を防止することができる乾燥装置を提供する。
【解決手段】被処理物投入部を開設した筐体2と、筐体2内に形成した乾燥処理室4内に横向き状態で回転自在に設けられ、投入口6から投入された被処理物を収納するドラム5と、導入した外気を加熱する加熱ユニットと、温風を外部へ排出する排気ユニットとを備える乾燥装置1であって、筐体を構成する前面パネル46とドラムの前面端板15との間に区画板60を設けて該区画板と前面パネルとの間に断熱室62を形成し、該断熱室と乾燥処理室の外部とを連通する外気導入口64を設けるとともに断熱室と乾燥処理室の内部とを連通する連通口65を設けた。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯した衣類等の被処理物を乾燥する乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
衣類等の被処理物の洗浄を行なう場合、被処理物の汚れを丸洗いして除去した後は、乾燥装置を用いて水分を含む被処理物を温風により強制的に乾燥させることが行なわれている。
【0003】
この種の乾燥装置は、例えば、筐体内に乾燥処理室を区画形成し、該処理室内に横向き状態で通気孔を有するドラムを回転自在に設けており、筐体の上部導入口から外気を導入してドラムを有する乾燥処理室を通過させ、筐体の下部排気口から外部へ排出させる温風通路を形成し、この温風通路の上部導入口の近傍に加熱ユニットを配設すると共に、温風通路の下部排気口の近傍に排気ユニットを配設し、さらに排気ユニットの手前にリントフィルタを配設している。
【0004】
すなわち、この乾燥装置は、ドラム内に被処理物を収納し、排気ユニットのファンを駆動することにより、上部導入口から導入した外気を加熱ユニットのヒータで加熱して温風とし、ドラムを回転させながらドラムの周壁の通気孔を通してドラム内へ温風を吸い込み、ドラム内の被処理物を加熱して水分を気化させ、リントフィルタを通して下部排気口から外部へと排出させて、被乾燥物の乾燥を行っている。
【0005】
このような乾燥装置に関連する技術としては、特開2001−120896号公報(特許文献1)に「乾燥装置および乾燥方法」に係る発明が提案されている。この発明は布団や毛布等の厚物被処理物を乾燥する乾燥装置に関するものであり、ドラム内に複数の収納室を区画する仕切り部材を配設して、ドラム内における厚物被処理物の偏りをなくして乾燥効率を向上させるというものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−120896号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の乾燥装置においては、筐体内に、ドラムを有する乾燥処理室を通過する温風通路を形成しているが、その温風が筐体を構成する前面パネルの表面温度を上昇させてしまい、使用者が前面パネルに触れた場合に不快感を与えることがあった。
【0008】
この前面パネルの温度上昇を防止する対策として、前面パネルの背面に断熱材を設けることが考えられるが、筐体内は高温となるため、断熱材を配しても長時間の使用により次第に温度が上昇し、十分な解決策とはならなかった。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、筐体を構成する前面パネルの温度上昇を防止することができる乾燥装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、前面に被処理物投入部を開設した筐体と、
該筐体内に区画形成した乾燥処理室と、
該乾燥処理室内に横向き状態で回転自在に設けられ、周面に通気孔を開設し、上記被処理物投入部から投入された被処理物を収納するドラムと、
該ドラムを回転する回転駆動機構と、
空気を加熱する加熱ユニットと、
上記乾燥処理室から温風を吸引して排出する排気ユニットと、
を備える乾燥装置において、
上記筐体の前面部分を構成する前面パネルと上記ドラムの前面部分との間に区画板を設けて該区画板と前面パネルとの間に断熱室を形成し、該断熱室と乾燥処理室の外部とを連通する外気導入口を設けるとともに断熱室と乾燥処理室の内部とを連通する連通口を設け、
排気ユニットによる吸引により外気導入口から導入した外気を断熱室内に通して前面パネルを空冷することを特徴とする乾燥装置である。
【0011】
請求項2に記載のものは、前記被処理物投入部の開口に、乾燥処理室内に向けて延出する口金部材を設け、該口金部材の外径よりも大きな開口部を区画板に形成し、口金部材の先端部分を区画板の開口部内に位置させて口金部材と区画板の開口部との間を連通口とし、該連通口から離隔した部位に外気導入口を配置したことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の乾燥装置の一実施形態を示す概略正面図であり、図2はその概略側面図である。
【0013】
図示する乾燥装置1は業務用の二段式の乾燥装置であり、上下に同一構造の乾燥装置1a、1bを配設してある。各乾燥装置1a、1bは、密閉可能な略直方体形の筐体2の内部に円筒体状のシェル(外胴)3を横向き状態で設けて乾燥処理室4を区画形成し、この乾燥処理室4内に横向き状態でドラム5を回転自在に設けてある。
【0014】
筐体2は、前面に衣類等の被処理物の投入部として、ドラム5の内径よりも小径の円形の投入口6を開設し、この投入口6を開閉する扉7を設けてある。本実施形態における扉7は円形を呈しており、その中央部分には丸い窓8を設けてある。この扉7の筐体2側には、気密性を高めるためのシール材9を設ける。
【0015】
シェル3は、軸心を横倒した略円筒形で、背面板10とともに円柱状の空間として乾燥処理室4を区画形成しており、ドラム5の外周面との間に隙間を隔てて、ドラム5の外周を囲繞している。
【0016】
筐体2内のシェル3の上方には、導入した外気を加熱する加熱ユニット11が設けてあり、シェル3の下方には、乾燥処理室4内の温風を吸引して外部へ排出する排気ユニット12が設けてある。また、シェル3の上部一側方には、温風を乾燥処理室4内へ流入させる温風入口13が形成してあり、シェル3の下部中央には、温風を乾燥処理室4内から流出させる温風出口14が形成してある。これら温風入口13および温風出口14の開口形状等の具体的構造については後述する。
【0017】
ドラム5は、軸心を横倒した円筒形で、手前側のリング状端板(前面端板)15の中心に開口部16を有し、奥側の円形端板17の中心に支軸18を外方に突出する状態で有し、両端板15,17を繋ぐ周面板に無数の小さな通気孔(図示せず)を開設することにより通気性をもたせ、上記開口部16が筐体2の投入口6に連通するようにしてある。そして、上記背面板10とその後方のブラケット19に設けた軸受20,21により上記支軸18を支え、支軸18の先端に設けたプーリー22とモータ23の出力軸に設けたプーリー24との間にベルト25を掛け、モータ23の作動によりドラム5を回転する。
【0018】
なお、モータ23,プーリー22,24等の回転駆動機構26は、上記したモータやベルト等に限定されるものではなく、ドラム5を回転することができればどのような構成でもよい。
【0019】
加熱ユニット11は筐体2内の上部に設けられ、外気を吸い込む吸気部(図示せず)の下流側にガスヒーター等の加熱装置27が設けられている。加熱ユニット11は、排気ユニット12を駆動することにより、吸気部から導入された外気を加熱する。本実施形態では、この加熱ユニット11には送風手段は設けられていないが、ブロワー等の送風手段を装備してもよい。
【0020】
排気ユニット12は、筐体2の下部後方にシロッコファン式の送風機28を設け、この送風機28の吸気側通気路29を筐体2内に連通させ、送風機28の排気側口30にダクト(図示せず)を接続して屋外に排気できるように構成してある。そして、筐体2の内部に略円筒体状のシェル3で区画して乾燥処理室4を形成し、この乾燥処理室4内にドラム5を配置し、上記シェル3の下部に形成した温風出口14に連通させて吸気側通気路29を形成し、この吸気側通気路29の途中にリントフィルタ31を設け、リントフィルタ31の出口側に送風機28の吸気口を連通させ、送風機28の上面に開口した排気側口30にダクトを接続するように構成してある。
【0021】
したがって、送風機28を作動させると吸気口側(吸気側通気路29)に負圧が発生し、これによりドラム5を設けてある乾燥処理室4内の空気は、シェル3の下部中央に形成した温風出口14から吸い出されて吸気側通気路29に流入し、途中でリントフィルタ31によって濾過(糸屑や綿屑の除去)が行なわれ、濾過された空気は送風機28内を通って排気側口30からダクトを通って屋外に排気される。また、この様にして乾燥処理室4内の空気が排気されると、吸気部から加熱ユニット11の加熱装置27を通過して熱せられた高温の温風がシェル3の温風入口13およびドラム周面板の通気孔を介してドラム5の内部を通る。
【0022】
ドラム5の両端板15,17を繋ぐ周面板の内面には、ドラム5の回転時に衣類等の被処理物を引っ掛けて上昇させるための攪拌突起部(図示せず)が形成してある。この攪拌突起部は、正面形状が例えば二等辺三角形のような山形状を呈しており、ドラム5の径方向内方へ向けて突出している。さらに、このドラム5の周面板には、上述したように、無数の小さな貫通する通気孔を開設して通気性をもたせている。この通気孔は、例えば、円形状に開設するが、貫通スリット等の他形状の貫通孔として形成してもよい。要するに、ドラム5内に温風を供給することができればよい。
【0023】
次に、本実施形態の乾燥装置1における筐体2の構造について具体的に説明する。本実施形態の筐体2は、平板状の底面パネル41および中間パネル42と、該底面パネル41に対して起立するように設けた平板状の背面パネル43と、この乾燥装置1の上面および両側面を区画する門形状の上側面パネル44と、該上側面パネル44の前方部分を覆う重ね部45を周囲に有する略平板状の前面パネル46,47とから構成してある。本実施形態の乾燥装置1は上下二段式の乾燥装置であるので、背面パネル43および上側面パネル44の側面部分は共通し、上下の乾燥装置1a,1bに亘って延出させている。
【0024】
図3は、本実施形態の乾燥装置における前面パネルを示しており、(a)はその上面図、(b)はその正面図で、上部の乾燥装置1aの部分に装着する前面パネル46に相当している。この前面パネル46の中央部分には上記投入口6に連通する円形の開口部48を形成し、この開口部48には口金部材として内方へ向けて屈曲した短尺円筒状の折返し部49を形成し、さらに下方部分には後述する制御ボックス32を設ける切欠部50や、操作部や表示部等を設ける窓部51を形成してある。そして、この前面パネル46の周囲(上部の前面パネル46では上部および両側部、下部の前面パネル47では下部および両側部)には、上述したように重ね部45を形成しており、この重ね部45が上側面パネル44の前方部分を囲繞するように嵌合装着する。
【0025】
図4は、本実施形態の乾燥装置1の上部前端部分における前面パネルおよび区画板を示す概略側断面図である。また図5は、本実施形態の乾燥装置1における区画板を示しており、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【0026】
図4に示すように、この前面パネル46とドラム5の前面部分(具体的には前面端板15)との間に位置するように区画板60を設けて該区画板60と前面パネル46との間に断熱室62を形成し、該断熱室62と乾燥処理室61の外部とを連通する外気導入口64を設けるとともに断熱室62と乾燥処理室61の内部とを連通する連通口を設けてある。
【0027】
本実施形態の区画板60は略多角形のリング状を呈しており、その中央部には上記前面パネル46の円形開口部48よりも大きな内径、即ち前面パネル46の折返し部(口金部材)49の外径よりも大きな円形開口部63を形成してあり、その周囲の板部分は、後方においては上記乾燥処理室4の前面部分を区画し、前方においては断熱室62を区画し、折返し部49の先端部分を区画板60の円形開口部48内に位置させて折返し部49と区画板の開口部との間を連通口65としている。そして、連通口65から離隔した部位に断熱室62への外気導入口を設けるが、本実施形態においては上記前面パネル46の重ね部45と上側面パネル44の前方部分との隙間を外気導入口64として機能させている。
【0028】
したがって、上記排気ユニット12の送風機28を駆動することにより、上側面パネル44に沿って存在する外気導入口64から外気を導入すると、この外気は区画板60の前方に形成された断熱室62内を通過しながら前面パネル46を裏面から空冷することができ、連通口65を通って乾燥処理室4内に流入する。要するに、本発明は、単に断熱室62を形成して前面パネルの温度上昇を防止するだけに留まらず、乾燥処理室4内が負圧化されることを利用して断熱室62内に外気を流し、これにより前面パネル46を積極的に空冷するものである。
【0029】
なお、本実施形態では、前面パネル46の重ね部45と上側面パネル44の前方部分との隙間が外気の導入口64として機能しているが、これに限るものではなく、上記区画板60の前方部分の上側面パネル44(上記重ね部45を含む)に積極的に外気導入口を開設してもよい。また、本実施形態における区画板60は、シェル(外胴)3の前面開口をリング状に区画(閉塞)して断熱室62を形成したが、これは温風に晒される部分がシェルの内側(即ち、乾燥処理室3)の形状に対応させて四隅を略三角形に切り落としたリング状にしたものであり、円形開口部63を開設してあれば前面パネル46の形状に合わせた略方形にしてもよい。
【0030】
上述したように、本実施形態の乾燥装置1は上下二段式の乾燥装置であるので、前面パネル46と区画板60との二重壁構造による断熱室62を上下それぞれの乾燥装置1に形成してある。説明では上段の乾燥装置1bの前面パネル46について説明するが、下段の乾燥装置1aの前面パネル47についても同様である。
【0031】
なお、図1において、32は制御ボックスであり、回転駆動機構26のモータ23の駆動、排気ユニット12の送風機28の作動、及び加熱ユニット11の加熱装置27の作動等を制御するマイクロコンピュータやタイマー等が組み込まれている。本実施形態では乾燥装置1が二段式であるので、下部の乾燥装置1aの上部右側に制御ボックス32を設けると共に、上部の乾燥装置1bの下部右側に制御ボックス32を設けて、電気系統を共用している。
【0032】
次に、上記した構成からなる乾燥装置1a,1bの作用について説明する。
まず扉7を開け、投入口6を開放する。そして、ドラム5内へ衣類等の被処理物を収納し、扉7を閉じてから制御ボックス32のスタートスイッチをオン操作すると、次のようにして乾燥処理が開始される。
【0033】
上述したように、排気ユニット12の送風機28を作動させると吸気口側(吸気側通気路29)に負圧が発生し、これによりドラム5を設けてある乾燥処理室4内の空気は、シェル3の下部中央に形成した温風出口14から吸い出されて吸気側通気路29に流入し、途中でリントフィルタ31によって濾過(糸屑や綿屑の除去)が行なわれ、濾過された空気は送風機28内を通って排気側口30からダクトを通って屋外に排気される。
【0034】
そして、この様にして乾燥処理室4内の空気が排気されると、吸気部から加熱ユニット11の加熱装置27を通過して熱せられた高温(約140℃)の温風がシェル3の上部左側方に形成した温風入口13およびドラム周面板の通気孔を介してドラム5内に吸引される。すなわち、加熱装置27を通過して熱せられた高温の温風が、シェル3の上部左側方に形成した温風入口13を通過し、さらにドラム周面板の通気孔を通過してドラム5内に導入されることになる。
【0035】
ドラム5は回転駆動機構26のモータ23を駆動することにより回転し、ドラム5内へと温風が直接導入されるに至ると、乾燥処理が開始される。この乾燥処理では、ドラム5を回転させて攪拌突起部により被処理物を引っ掛けて上昇させながら被処理物を攪拌させながら被処理物の乾燥を行う。
【0036】
このようにして乾燥処理が行なわれると乾燥処理室4内の温度が上昇し、この温度上昇によって従来は前面パネルが不快な温度上昇をしたが、本実施形態では外気により空冷されるので、不快な温度上昇を抑制することができる。具体的に説明すると、上記送風機28の駆動を駆動することにより乾燥処理室4内が負圧化されると、断熱室62内も負圧化される。したがって、乾燥処理室4内の温風が断熱室62内に流入して前面パネル46を加熱することを抑制することができる。また、乾燥処理室4内の熱が前面パネル46に伝達されることを断熱室62内の空気が遮断する。さらに、断熱室62内が負圧化されると、これにより外気導入口64から冷たい外気が断熱室62内に導入され、この外気は断熱室62内を流れる連通口65に向かって流れる途中で前面パネル46を冷却する。したがって、前面パネル46は、手で触れても不快な程に温度上昇することがない。そして、断熱室62内を流れた外気は、連通口65を通って乾燥処理室4に吸引されて温風と攪拌され、吸気側通気路29を通って外部に排出される。
【0037】
この様に、本実施形態における乾燥装置1においては、断熱室62内の空気層が乾燥処理室4からの熱の伝導を遮断するだけではなく、外気導入口64から常に新しい外気を取り入れて強制的に空冷するので、断熱室62の空気層の温度は長時間の乾燥を行っても上昇せず、これに接触する前面パネル46,47の温度上昇を確実に防止することができるものである。
【0038】
上記の乾燥処理は、電気的制御装置のタイマに設定した所定時間継続され、この所定時間が経過するとドラム5の回転が停止し、送風機28の作動が停止する。そして、ドラム5の回転が停止すると、扉7を開放することができ、使用者は投入口6からドラム5内で乾燥した被処理物を取り出すことができる。
【0039】
なお、本実施形態では、衣類等の薄物被処理物を例に挙げて説明したが、本発明は布団や毛布等の厚物被処理物の乾燥処理にも適用することができる。また、本実施形態では、乾燥処理機能のみを有する二段式の乾燥装置を例に挙げて説明したが、本発明は単体の乾燥装置に適用できることは言うまでもない。また、本発明は、乾燥処理機能の他に洗浄処理、脱水処理の機能をも備えた洗濯脱水乾燥装置にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、筐体を構成する前面パネルとドラムの前面部分との間に区画板を設けて該区画板と前面パネルとの間に断熱室を形成し、該断熱室と乾燥処理室の外部とを連通する外気導入口を設けるとともに断熱室と乾燥処理室の内部とを連通する連通口を設ける構成を採るので、排気ユニットによる吸引により外気導入口から導入した外気を断熱室内に通して前面パネルを空冷することができる。したがって、前面パネルの不快な温度上昇を防止することができる。
【0041】
請求項2に記載の発明によれば、被処理物投入部の開口に、乾燥処理室内に向けて延出する口金部材を設け、該口金部材の外径よりも大きな開口部を区画板に形成し、口金部材の先端部分を区画板の開口部内に位置させて口金部材と区画板の開口部との間を連通口とし、該連通口から離隔した部位に外気導入口を配置したので、導入した外気を前面パネルの広い範囲に亘って当てることができ、これにより前面パネルの温度上昇を一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥装置の一実施形態を示す概略正面図である。
【図2】本実施形態の乾燥装置を示す概略側面図である。
【図3】本実施形態の乾燥装置における前面パネルを示しており、(a)はその上面図、(b)はその正面図である。
【図4】本実施形態の乾燥装置における前面パネルおよび区画板を示す概略側断面図でる。
【図5】本実施形態の乾燥装置における区画板を示しており、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。
【符号の説明】
1 乾燥装置
2 筐体
3 シェル
4 乾燥処理室
5 ドラム
6 投入口
7 扉
8 窓
9 シール材
10 背面板
11 加熱ユニット
12 排気ユニット
13 温風入口
14 温風出口
15 リング状端板(前面端板)
16 開口部
17 円形端板
18 支軸
19 ブラケット
20,21 軸受
22,24 プーリー
23 モータ
25 ベルト
26 回転駆動機構
27 加熱装置
28 送風機
29 吸気側通気路
30 排気側口
31 リントフィルタ
32 制御ボックス
41 底面パネル
42 中間パネル
43 背面パネル
44 上側面パネル
45 重ね部
46,47 前面パネル
48 円形開口部
49 折返し部(口金部材)
50 切欠部
51 窓部
60 区画板
62 断熱室
63 円形開口部
64 外気導入口
65 連通口

Claims (2)

  1. 前面に被処理物投入部を開設した筐体と、
    該筐体内に区画形成した乾燥処理室と、
    該乾燥処理室内に横向き状態で回転自在に設けられ、周面に通気孔を開設し、上記被処理物投入部から投入された被処理物を収納するドラムと、
    該ドラムを回転する回転駆動機構と、
    空気を加熱する加熱ユニットと、
    上記乾燥処理室から温風を吸引して排出する排気ユニットと、
    を備える乾燥装置において、
    上記筐体の前面部分を構成する前面パネルと上記ドラムの前面部分との間に区画板を設けて該区画板と前面パネルとの間に断熱室を形成し、該断熱室と乾燥処理室の外部とを連通する外気導入口を設けるとともに断熱室と乾燥処理室の内部とを連通する連通口を設け、
    排気ユニットによる吸引により外気導入口から導入した外気を断熱室内に通して前面パネルを空冷することを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記被処理物投入部の開口に、乾燥処理室内に向けて延出する口金部材を設け、該口金部材の外径よりも大きな開口部を区画板に形成し、口金部材の先端部分を区画板の開口部内に位置させて口金部材と区画板の開口部との間を連通口とし、該連通口から離隔した部位に外気導入口を配置したことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007117228A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Sanyo Electric Co Ltd 二段式衣類乾燥機
CN107558093A (zh) * 2017-08-10 2018-01-09 珠海格力电器股份有限公司 面板组件、洗衣机及降温的方法

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