JP4974357B2 - 連続紙処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、連続紙に対して印刷または熱活性化などの処理を行う連続紙処理装置と、その連続紙処理装置にロール体をセットする方法に関する。
従来、ロール体から連続紙を順次繰り出して、繰り出された連続紙に対して印刷または熱活性化などの処理を行い、処理された部分を切断して単票紙を得る連続紙処理装置が公知である。
このような連続紙処理装置においてロール体を保持する方法としては、特許文献1に開示されているように、ロール体の中心孔に中心軸(ロール軸)を挿入し、この中心軸の、ロール体から側方に突出する端部をフレームにて支持する方法がある(第1の従来例)。また、特許文献2に開示されているように、フレームに設けられたボビン(ホルダ)の嵌合部を、ロール体の中心孔に側方から挿入して支持する方法がある(第2の従来例)。また、特許文献3,4に開示されているように、単に、ロール体収容部の底面上にロール体を載置するだけの方法もある(第3,4の従来例)。
特開2003−146493号公報 特開2000−211777号公報 特開2003−251875号公報 特開2001−293927号公報
前記した第1の従来例では、ロール体の中心孔に中心軸を挿入する作業と、ロール体を保持した状態の中心軸をフレームに装着する作業とが必要であり、面倒である。また、フレームに対して着脱自在な中心軸を誤ってなくしてしまい、その後のロール体の支持が行えなくなることがないように、使用者は注意しなければならない。特に、使用者が、中心軸がロール体の付属物であると誤解した場合には、ロール体から繰り出された全ての連続紙の処理が完了した後に、ロール体の消費に伴って中心軸を廃棄してしまい、その後に新しいロール体を使用しようとしたときに中心軸がないためロール体の保持ができないという問題が発生する可能性がある。
第2の従来例では、ボビンはフレームに離脱不能に設けられているため、第1の従来例のように誤ってなくしてしまうことはない。また、ボビンをロール体の中心孔に挿入する1つの作業のみでロール体の保持が完了するため、2つの作業を要する第1の従来例よりも作業工程が減る。しかし、ロール体収容部の狭い空間内でボビンをロール体の中心孔に挿入する作業は、非常に煩雑である。具体的には、使用者が手探りでボビンの嵌合部とロール体の中心孔の位置合わせを行うことと、ボビンの嵌合部を中心孔に挿入するためにフレームに対して移動させることが、非常に煩雑である。特に、ボビンの嵌合部とロール体の中心孔との間のクリアランスが小さい場合には、位置合わせおよび挿入の作業が、より煩雑になる。また、位置合わせ時や装着時に、ボビンの嵌合部の先端によってロール体の側部を傷つけてしまい、連続紙の縁部に傷や変形が残るおそれがある。
これらの第1,2の従来例では、ロール体が中心軸やボビンによって正確な位置にセットされないと、ロール体から連続紙を繰り出して処理部に供給することができなくなる。
これに対し第3,4の従来例では、ロール体の中心孔に中心軸やボビンの嵌合部を挿入するなどの取り付け作業を必要とせず、ロール体をロール体収容部内に単に投入するだけでよいため、作業性が非常に良好である。
このような構成の一例を図19に示している。この構成では、ロール体収容部2の上方かつ側方(ロール体収容部2に収容されたロール体1aの中心軸線の直上にあたる位置から水平方向にずらした位置)に処理部3が設けられており、処理部3のプラテンローラ5が回転することによって、ロール体1aから連続紙1が順次繰り出されて処理部3に供給される。
ロール体1aはロール体収容部2の空間内において、ほとんど規制されずに自由に移動可能な状態である。従って、ロール体1aから繰り出された連続紙1が、処理部3に設けられているプラテンローラ5によって引っ張られながら搬送されると、その引っ張り力によってロール体1aがロール収容体2内でランダムに移動する可能性がある。特に、図19に示す構成では、処理部3がロール体収容部2の上方に位置しているため、連続紙1の搬送時にロール体1aが上方に持ち上げられる可能性がある。ロール体1aは、持ち上げられた状態で安定して静止することはなく、ロール体収容部2内で不規則な動作を示す。とりわけ、連続紙1が間欠的に搬送される場合には、連続紙1の搬送時(連続紙1が上方に引っ張られる時)にはロール体1aが持ち上げられ、連続紙1の搬送停止時(連続紙1が引っ張られない時)には、重力によってロール体1aがロール体収容部2の底面上に落下する。このようにロール体1aが持ち上げられることと落下することとが繰り返されると、ロール体1aの不規則な大きな動きが生じる。その結果、連続紙1を正確に処理部3に供給することはできず、斜めになりながら搬送されたり、搬送速度が不均一になったり、最終的には搬送不能になるなどの動作不良が生じる。そして、処理部3の処理ヘッド4による処理の異常、例えば、印字不良や、熱活性化のばらつきまたは抜けなどが生じるおそれがある。
また、ロール体収容部2内に、ロール体1aの一部を検知することによってロール体1aの大きさ、すなわち紙の残量を検知するセンサ18が設けられている場合がある。そのような場合には、ロール体1aがロール体収容部2内において、前記したように持ち上げられるなどの不規則な動作を示し、一時的にセンサ18の検知領域から外れると、ロール体1aの大きさにかかわらず、紙の残量が少ないと誤判断される可能性がある。
そこで、本発明の目的は、ロール体のロール体収容部内へのセットが非常に容易な構成であっても、ロール体から繰り出された連続紙を、ロール体が持ち上げられるなどの不規則な移動を生じさせることなく、安定して搬送することができる、連続紙処理装置と、その連続紙処理装置にロール体をセットする方法を提供することにある。
本発明は、フレームと、フレームに対して開閉可能な蓋とを有する連続紙処理装置において、連続紙が巻かれてなるロール体を収容するロール体収容部と、ロール体収容部の上方、かつロール体収容部に収容されたロール体の中心軸線の直上にあたる位置から水平方向にずらした位置に配置され、ロール体から繰り出された連続紙に対して処理を行う処理部と、ロール体収容部と処理部の間に位置してロール体から繰り出された連続紙をガイドすることができるガイド部材とを有し、ガイド部材は、ロール体から繰り出された連続紙に係合可能な係合部を有し、かつアームに取り付けられており、アームは、蓋の開閉動作とは独立した動作として、または蓋の開閉動作と蓋に対して相対的な移動とを組み合わせた動作として、フレームの内側とフレームの外側との間を移動可能であり、フレームの内側に位置する状態で、ガイド部材の係合部の少なくとも一部を、ロール体収容部に収容されたロール体の上方、かつロール体の中心軸線に対して処理部と反対側の位置に配置することを特徴とする。
この構成によると、ロール体をロール体収容部内に収容する際に、特別な位置合わせや装着の作業を必要とせず、ロール体収容部内に単に投入するのみで容易にセットできる構成であっても、ロール体から繰り出された連続紙を、ロール体収容部の上方に位置する処理部が引っ張って搬送させる際に、ロール体が持ち上げられるなどの移動を示すことがない。しかも、ガイド部材が取り付けられたアームが、蓋の開閉動作とは独立した動作として、または蓋の開閉動作と蓋に対して相対的な移動とを組み合わせた動作として移動することによって、蓋が閉まるまでにガイド部材を、前記したようにロール体の中心軸線に対して処理部と反対側の位置に配置することが容易に可能になる。このようにアームを移動させることによって、ロール体のセットのためにロール体収容部の狭い空間内で手探りで作業する必要がなく、作業性が非常に良好である。
アームは蓋に対して揺動可能に連結されていてもよい。
アームと蓋とにそれぞれ揺動可能に連結されており、アームとともにリンク機構を構成するリンクアームをさらに含んでいてもよい。その場合、リンク機構は、リンクアームの一部が、フレームに設けられているカムに当接することによって、リンクアームが蓋に対して相対的に揺動させられ、リンクアームの揺動に伴って、リンクアームに連結されているアームが蓋に対して相対的に揺動させられる構成であってもよい。これによると、使用者は蓋の開閉動作を行うだけで、ガイド部材およびアーム自体を直接操作する必要がなく、ガイド部材およびアーム自体を実質的に自動的に移動させることができ、前記したようなガイド部材の配置を非常に容易に実現することができる。
アームは、蓋を閉じる動作時には蓋に先行して移動し、蓋を開く動作時には蓋の後を追随して移動すると、ロール体の着脱操作が容易になるので好ましい。
また、アームは手動で移動させられる構成であってもよい。これによると、前記した構成のようにガイド部材およびアームを実質的に自動的に移動させることはできないが、構造をより簡略化することが可能になる。
処理部は、ロール体から繰り出された連続紙に対して処理を行う処理ヘッドと、処理ヘッドに対向して配置され連続紙を搬送するプラテンローラとを含む。そして、処理部はロール体から繰り出された連続紙に印刷を行う印刷部であってもよい。または、処理部はロール体から繰り出された連続紙を加熱して熱活性化させる熱活性化部であってもよい。
本発明は、フレームと、フレームに対して開閉可能な蓋と、連続紙が巻かれてなるロール体を収容するロール体収容部と、ロール体収容部の上方、かつロール体収容部に収容されたロール体の中心軸線の直上にあたる位置から水平方向にずらした位置に配置され、ロール体から繰り出された連続紙に対して処理を行う処理部とを有する連続紙処理装置に、ロール体をセットする方法において、蓋が開いた状態で、ロール体を、ロール体から連続紙の一端部を引き出した状態でロール体収容部内に挿入し、蓋をフレームに対して閉じる動作を開始してから、ガイド部材が取り付けられたアームを移動させて、ロール体とロール体から引き出された連続紙との間にガイド部材を進入させ、蓋をフレームに対して閉じた時点で、ガイド部材の係合部の少なくとも一部を、ロール体の上方、かつロール体の中心軸線に対して処理部と反対側の位置に配置して、連続紙に係合させる、ことをもう1つの特徴とする。
この方法によると、前記したように、ロール体から繰り出された連続紙を、ロール体収容部の上方に位置する処理部が引っ張って搬送させる際に、ロール体が持ち上げられるなどの移動を示すことがない状態が容易に実現できる。
アームの移動を、蓋を閉じる動作と独立した動作として、または蓋の開閉動作と蓋に対して相対的な移動とを組み合わせた動作として行うことが好ましい。
さらに、アームと蓋とにそれぞれ揺動可能に連結されており、アームとともにリンク機構を構成するリンクアームを用い、蓋をフレームに対して閉じる動作を開始してから、リンクアームの一部を、フレームに設けられているカムに当接させることによって、リンクアームを蓋に対して相対的に揺動させ、リンクアームの揺動に伴って、リンクアームに連結されているアームを蓋に対して相対的に揺動させてもよい。これによると、使用者は蓋の開閉動作を行うだけで、ガイド部材およびアーム自体を直接操作する必要がなく、ガイド部材およびアーム自体を実質的に自動的に移動させることができ、前記したようなガイド部材の配置を容易に実現することができる。
アームを、蓋を閉じる動作時には蓋に先行して移動させ、蓋を開く動作時には蓋の後を追随して移動させることが好ましい。
本発明によると、ロール体をロール体収容部内に投入するだけで容易にセットできる構成であっても、ロール体から繰り出された連続紙の搬送時にロール体が持ち上げられるなどの移動を示すことがなく、良好に搬送することができる。しかも、蓋を開じる動作中に、ガイド部材を、ロール体から引き出しされた連続紙に係合部が係合し、かつロール体の中心軸線に対して処理部と反対側の位置に配置することが容易に可能であり、前記した効果を奏する構成を容易に実現できる。特に、ロール体のセットのためにロール体収容部の狭い空間内で手探りで作業する必要がなく、作業性が非常に良好である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[連続紙処理装置の構成]
図1,2に本発明の連続紙処理装置の内部構成が示されており、連続紙1が巻かれてなるロール体1aが収容されている状態が図1に、ロール体1aが収容されていない状態が図2にそれぞれ示されている。この連続紙処理装置は、ロール体1aを収容するロール体収容部2と、ロール体収容部2の上方かつ側方(図1,2の右側、すなわち、ロール体収容部2に収容されたロール体1aの中心軸線の直上にあたる位置P3(図3(b)参照)から水平方向にずらした位置)にある処理部3とを有している。
ロール体収容部2は、略V字状の断面を構成してロール体1aの最外周面を支持する1対の傾斜面2aを有している。1対の傾斜面2aが、ロール体1aの最外周面にそれぞれ線接触(図1のような断面図で見ると点接触)することによって、ロール体1aが支持される。この構成では、ロール体収容部2に収容されたロール体1aの中心と、ロール体収容部2の中心とは、同一直線上に位置する。すなわち、ロール体収容部2の中心とロール体1aの中心とは、少なくとも装置の幅方向(図1,2の左右方向)の位置が実質的に一致する。ロール体収容部2の内部には、ロール体1aの残量を検知するセンサ18が設けられている。
処理部3は、処理ヘッド4と、この処理ヘッド4に対向して位置するプラテンローラ5とを含む。処理ヘッド4とプラテンローラ5との間には、本発明によって処理される連続紙1が挟まれる。プラテンローラ5は、この連続紙1を処理ヘッド4に対して押しつけて支持するとともに、図示しない駆動手段に駆動されて回転することによって、連続紙1を順次搬送するものである。処理ヘッド4は、プラテンローラ5に支持された連続紙1に対して処理を行うものであり、一例としては、記録可能面を有する連続紙に記録を行う記録ヘッド、または、感熱性粘着面を有する連続紙を加熱して粘着性を発現させる熱活性化ヘッドである。処理ヘッド4およびプラテンローラ5の下流側には、カッター部が設けられており、さらにその下流側に、外部への排出口7が設けられている。本実施形態のカッター部は、可動刃と、可動刃(図示せず)に対向する固定刃6とからなる。可動刃が固定刃6に向かって移動することによって、連続紙1を切断することができる。図1,2では、可動刃は後退位置にあり図面中に示されていない。
この連続紙処理装置には蓋8が設けられており、この蓋8は、軸9を中心として揺動することによって、フレーム17に対して開閉可能である。プラテンローラ5とカッター部の固定刃6は、支持部材10を介して蓋8に取り付けられており、蓋8と一体的に移動する。
そして、この蓋8には、ガイドプレート(ガイド部材)11がアーム12を介して取り付けられている。アーム12は、蓋8に設けられた第1の突出部8aに対して、軸13を中心として揺動可能に取り付けられている。さらに、このアーム12と、蓋8に設けられた第2の突出部8bとの間に、リンクアーム14が取り付けられている。このリンクアーム14は、軸15(図4(b)参照)を中心としてアーム12に対して揺動可能であり、かつ、軸16を中心として蓋8に対して揺動可能である。このようなアーム12およびリンクアーム14によって、ガイドプレート11は、ある程度の移動範囲内で、蓋8とは独立して移動可能である。また、図示しないが、アーム12と蓋8の一部との間に、ばねが掛け渡されている。なお、図4(a)等の斜視図に示されているように、以上説明したアーム12およびリンクアーム14と突出部8a,8bは、蓋8の両側部にそれぞれ設けられており、両側部に位置する第1のリンクアーム12の間に掛け渡されるようにガイドプレート11が取り付けられている。
リンクアーム14には突起部14aが設けられており、フレーム17の内面にはカム17aが設けられている。また、アーム12には突起部12aが設けられており、フレーム17の内面にはガイド溝17bが設けられている。従って、後述するような蓋8を閉じる動作時に、突起部14aがカム17aに当接すると、リンクアーム14が押されて、図示しないばねのばね力に抗して、リンクアーム14およびアーム12およびガイドプレート11が、蓋8の動きとは独立した動作として、または蓋8の開閉動作と蓋8に対して相対的な移動とを組み合わせた動作として、移動させられる。また、この移動は、アーム12の突起部12aがガイド溝17b内を摺動することによって、規則的に行われる。
図1,2に示すように、蓋8を閉じた状態では、ガイドプレート11の端部は、処理部3と反対側(図1,2の左側)に偏って位置している。少なくともこの端部が、連続紙1に係合する係合部11aとして作用する。
ここで、連続紙の搬送経路について考察すると、仮に、ガイドプレート11が存在しないとすると、ロール体1aの繰り出し部分と処理部3との間を結ぶ直線L1に沿って連続紙の搬送経路が形成される。それに対し、本実施形態の構成では、図1に示すように、ガイドプレート11の係合部11aが、前記した直線L1よりも、処理部3と反対側(図1,2の左側)に連続紙1を一旦導き、その後に処理部3に導くような搬送経路を形成する。なお、厳密に言うと、ガイドプレート11が存在する場合にはロール体1aの繰り出し部分の位置が僅かに移動し、その場合のロール体1aの繰り出し部分と処理部3とを結ぶ直線L2は、直線L1とは僅かに異なる。係合部11aは、この直線L1と直線L2のいずれに対しても、処理部3と反対側(図1,2の左側)に、連続紙1を一旦導くように配置されている。
本実施形態では、ロール体1aを支持する傾斜面2aが設けられた底面部分も、蓋8に連結して設けられている。また、フレーム17の外部には、詳述しないが、表示部や入力部などを含むパネル19が配置されている。
[連続紙の処理方法の概略]
この連続紙処理装置による処理動作について概略を説明すると、まず、連続紙処理装置にロール体1aをセットする。このセット作業は、ロール体収容部2の空間内にロール体1aを投入するだけでよく、この際に、ロール体1aから連続紙1の一端を引き出して、処理部3の処理ヘッド4とプラテンローラ5との間に挟み込ませた状態で、蓋8を閉じる。この時、ロール体1aから引き出された連続紙1は、前記したとおり、ガイドプレート11の係合部11aによって、処理部3と反対側(図1,2の左方)に一旦導かれた後に、図1,2の右方に位置する処理部3に導かれている。
この状態において、図示しない制御手段から処理ヘッド4に駆動信号が送られることによって、処理ヘッド4が連続紙1に対して処理を行うとともに、図示しない駆動手段によってプラテンローラ5が回転させられて、連続紙1の搬送を行う。処理ヘッド4の動作とプラテンローラ5の動作を同期させることによって、連続紙1に順次処理を行っていく。なお、処理ヘッド4はサーマルヘッド等であってよく、連続紙1への印刷、または、連続紙1に設けられた感熱性粘着層への加熱による熱活性化が行われる。所定の長さの連続紙1の処理が完了したら、連続紙1の搬送を停止し、カッター部の可動刃(図示せず)が固定部6に向けて移動して、処理済みの連続紙1を切り離す。引き続いて連続紙1の処理を行う場合には、再び、プラテンローラ5による連続紙1の搬送および処理ヘッド4による処理を行い、連続紙1の搬送を停止して切断する。
このように、プラテンローラ5の回転によって連続紙1を間欠的に搬送する場合にも、本実施形態によると、ロール体がほとんど移動することがなく、回転のみを行うため、連続紙1の安定した搬送が可能である。
[連続紙の搬送状態についての考察]
前記したように、本実施形態によって連続紙1を安定して搬送可能である理由について以下に考察する。
ガイドプレート11が存在しない従来の構成において、連続紙1の搬送に伴ってロール体1aが持ち上げられるなどの不規則な移動を行う理由は、図3(a)に模式的に示すように、ロール体収容部2の上方に位置する処理部3のプラテンローラ5が回転して連続紙1を搬送させようとする力が、主に、重力に抗してロール体1aを持ち上げる方向に働くから、すなわち、鉛直方向上向きの力の成分が大きいからであると考えられる。ロール体1aが持ち上げられた場合、連続紙の切断時等にプラテンローラ5の回転を停止して連続紙1の搬送を一時停止すると、ロール体1aを持ち上げる力がなくなって、重力によってロール体1aは落下する。このようなロール体1aの上昇および落下が繰り返されてロール体1aの位置が安定しないこと、また、このようなロール体1aの上昇および落下の衝撃や反動などによりロール体1aが長手方向に斜めになってしまうことによって、ロール体1aが安定して保持されなくなる。その結果、連続紙の良好な搬送状態が継続できなくなり、処理不良(例えば印刷不良や熱活性化のばらつき等)が生じる。また、ロール体1aが一時的に持ち上げられたときに、センサ18の検知範囲から外れ、連続紙1の残量が十分あるにもかかわらず、残量不足であると誤って判定されてしまう可能性がある。
これに対して本実施形態では、図3(b)に模式的に示すように、ロール体収容部2の上方に位置する処理部3のプラテンローラ5が回転して連続紙1を搬送させようとする力は、連続紙1を、ガイドプレート11の係合部11aによって係合されている部分から、ほぼ水平方向に引っ張る力として働き、重力に抗してロール体1aを持ち上げる方向(鉛直方向上向き)にはほとんど働かない。従って、連続紙1を搬送させるための力によってロール体1aが持ち上げられることはない。なお、係合部11aとロール体1aの繰り出し部分との間の搬送経路は鉛直方向上向きに近い鈍角をなしているが、連続紙1がガイドプレート11の係合部11aに係合される部分が、プラテンローラ5の回転による搬送力をロール体1aに伝達する途中で緩衝する働きをすることが考えられる。そのため、重力に逆らってロール体1aを持ち上げるほどの急激で強い力がロール体1aに伝わることはない。
しかも、本実施形態では、連続紙1の、ガイドプレート11の係合部11aに係合されている部分が、処理部3と反対側(図1〜3の左側)に偏って位置しているため、連続紙1は、係合部分において常に水平方向に張力を受けて、ぴんと張った状態にある。従って、ロール体1aが上下に弾むことができるような遊びがない。これらの理由によって、本実施形態では、連続紙1の搬送に伴ってロール体1aが持ち上げられることはほとんどないと考えられる。ロール体1aが持ち上げられることがないため、当然のことながら、連続紙1の搬送停止時に重力で落下することもない。そして、センサ18が誤判定をしてしまうことも防げる。なお、本実施形態においては、ロール体1aは、1対の傾斜面2aによって構成された略V字状の部分に保持されるため、水平方向(図1〜3の左右方向)にもほとんど移動しない。
さらに、本実施形態では、処理部3において、連続紙1を一旦上方に僅かな距離だけ移動させた後に、処理部3とプラテンローラ5の間に到達させて水平方向に搬送する経路になっている。連続紙1を僅かな距離だけ上方に向かわせる部分も、搬送力の伝達に関して緩衝作用を有すると考えられる。このように、搬送力を発生する部分(プラテンローラ5)から、移動するおそれのある部分(ロール体1a)に至る力の伝達経路(連続紙1の搬送経路と一致する経路)の間に、方向転換部分が多いほど、衝撃の吸収および緩衝の効果が大きく、ロール体1aの急激かつ不規則な動きが抑えられると考えられる。そういう意味で、本実施形態では、従来に比べて方向転換部分が多いため、ロール体の上昇などの望ましくない動きを防ぐことができる。
以上説明したような本発明の効果を得るためには、水平方向(図3(b)の左右方向)に見て、ガイドプレート11の係合部11aの位置P1が、少なくとも、ロール体1aの中心軸線の直上にあたる位置P3に対して、処理部3が位置する側(図面右側)と反対側(図面左側)に配置されていなければならない。そして、好ましくは、係合部11aは、ロール体1aの最外端の位置P2に対して、処理部3が位置する側(図面右側)と反対側(図面左側)に偏って配置される。このような位置関係を保つことによって、連続紙1が、ガイドプレート11の係合部11aによって、ロール体1aから処理部3に直線的に連続紙を搬送する場合の経路(図3(a)参照)に対して、処理部3と反対側(図面左側)に一旦導かれ、その後に再度方向転換して処理部3へ向かうような搬送経路が構成される。その結果、前記したようにロール体1aが上昇および落下することなく、安定して保持され、良好な搬送を行うことができる。
[蓋の開閉動作]
次に、本実施形態における蓋8の開閉動作について、図4〜11を参照して説明する。ここでは、蓋8が開いた状態から閉じる動作について説明する。これは、連続紙処理装置にロール体1aをセットする方法である。なお、図4,6〜11において、(a)はロール体1aを図示省略した斜視図、(b)はロール体1aを図示省略した断面図、(c)はロール体1aを含む断面図である。
図4(a)〜4(c)には、蓋8が完全に開いた状態を示している。この状態で、図示しないばねのばね力によって、アーム12は蓋8と一体的に開いた状態にある。そこで、蓋8の内側にロール体1aを挿入する。このとき、蓋8に連結されている底面部分の傾斜面2aのうちの一方(図面右側のもの)と、蓋8に設けられた傾斜面8cとによって、ロール体1aは比較的安定して保持される(図4(c)参照)。
次に、蓋8を閉じ始める。すると、リンクアーム14の突起部14aが、フレーム17のカム17aに当接して押される。この当接開始時の状態を図5(a)に示し、図5(a)のA部分を図5(b)に拡大して示している。さらに、突起部14aとカム17aの位置および形状を判りやすくするために、図5(c)に分解斜視図を示している。リンクアーム14の突起部14aがカム17aに当接して押されると、図6(a)〜6(c)に示すように、リンクアーム14が軸16(図4(b)参照)を中心として蓋8に対して相対的に揺動する。そして、このリンクアーム14の揺動に伴って、軸15を介してリンクアーム14に連結されているアーム12が、軸13を中心として蓋8に対して相対的に揺動する。この揺動は、アーム12およびガイドプレート11が、蓋8よりも先行してフレーム17に向かって閉じていく動きである。このように、本実施形態では、アーム12およびリンクアーム14によってリンク機構が構成されている。
リンクアーム14の突起部14aがカム17aに当接した状態で、蓋8自体をフレーム17に向かって閉じていくと、図7〜10に順番に示すように、アーム12およびガイドプレート11が、蓋8に先行してフレーム17の奥(図面左側)に入り込んでいく。このとき、図8(c)に示すように、ガイドプレート11は、ロール体1aから繰り出された連続紙1の下側、すなわち、ロール体1aと、そのロール体から繰り出された連続紙1との間に進入する。また、図8(a)〜8(c)に示すように、アームの突起部12aがフレーム17のガイド溝17b内に入り込む。ガイド溝17bは、開口側(図面右側)は幅広であるため、アーム12の突起部12aが入り込みやすい。しかもこのガイド溝17bは、奥側(図面左側)に行くほど先細になっているため、突起部12aの移動経路が徐々に規制されていき、最終的にはアーム12が所定の位置に正確に導かれる。そして、図9(a)〜9(c)に示すように、ガイドプレート11がロール体1aの中心軸線の上方に到達した後、さらに移動して、図10(a)〜10(c)に示すように、ガイドプレート11がロール体1aの中心軸線よりも奥側(処理部3と反対側)に到達する。最後に、図11(a)〜11(c)に示すように、蓋8が完全に閉じられる。
なお、蓋8が閉じた状態から開く動作は、前記したのと全く逆の動作が行われ、すなわち、図11(a)〜11(c)の状態から、図10(a)〜10(c)の状態、図9(a)〜9(c)の状態、図8(a)〜8(c)の状態、図7(a)〜7(c)の状態、図6(a)〜6(c)の状態、図4(a)〜4(c)の状態へと順番に移行する。この場合、蓋8が開いていくときに、リンクアーム14の突起部14aがカム17aに当接して移動が規制されるため、ガイドプレート11およびアーム12は、蓋8の移動に遅れて開いていく。
本実施形態では、図1〜3,11に示すように、蓋8を閉じた状態で、ガイドプレート11の係合部11aの端部の位置P1が、ロール体1aの中心軸線の直上にあたる位置P3(ロール体収容部2の中心と同じ)に対して、処理部3と反対側(図面左側)に位置している。仮に、ガイドプレート11をこのような位置に固定したとすると、蓋8を開いてロール体1aをロール体収容部2内に投入した際に、このロール体1aから繰り出された連続紙1の端部を、ガイドプレート11の上方を通して処理部3まで導くようにセットすることは非常に困難な作業になる。すなわち、ロール体1aから繰り出された連続紙1の端部を、図11(c)からも判るように非常に狭い作業スペースの中で、そのロール体1aとフレーム17の上壁との間の狭い空間を通すことは、非常に精緻な作業を要し、極めて困難である。
仮に、蓋8が180度近くまで広く開く構成であると、ロール体1aをロール体収容部2内に挿入する前に、比較的広い作業スペースを確保した状態で、連続紙1の端部をガイドプレート11の上方に通す作業を行うことができ、作業性が向上することが考えられる。しかし、本実施形態のように、ロール体収容部2の上方に処理部3が位置し、フレーム17の下部に位置する軸9を中心として蓋8が揺動して開閉する構成では、この装置を平面上においたままの状態で、蓋を90度以上広く開くことはできない。従って、装置を一旦倒した状態にして蓋8を開く必要があり、実用的には非常に使いづらい製品になってしまい好ましくない。
これらの事情を考慮して、本出願人は、ガイドプレート11が、蓋8を開いた状態では、図1〜3,11に示すようなロール体1aの中心軸線の直上にあたるP3に対して処理部3と反対側(図面左側)の位置にはなく、蓋8と同様にフレーム17の外側に脱出させておくことが好ましいと考えた。そして、本発明において、ガイドプレート11を、蓋8から独立した動作として、または蓋8の開閉動作と蓋8に対して相対的な移動とを組み合わせた動作として移動可能な構成にすることによって、ロール体1aをロール体収容部2内に挿入し、蓋8を閉じるときに、ロール体1aから繰り出された連続紙1の端部をガイドプレート11の上方に位置させながら、ガイドプレート11を、処理部3と反対側(図面左側)の位置P1まで移動させる構成を、初めて実現した。特に、前記した実施形態では、アーム12とリンクアーム14とを含むリンク機構を構成することによって、ガイドプレート11が、蓋8の開閉動作と蓋8に対して相対的な移動とを組み合わせた動作として、蓋8の開閉動作に連動することが可能になった。その結果、蓋8が開いているときに、連続紙1の端部を引き出した状態でロール体1aをロール体収容部2に挿入し、蓋8を閉じる動作を行うだけで、連続紙1をガイドプレート11上に配置しガイドプレートを所望の位置P1まで移動させることができる。使用者が連続紙1をガイドプレート11とフレーム17の上壁との間の狭い空間に通す作業は必要なく、また、ガイドプレート11自体を直接移動させる必要もなく、単に、ロール体1aを挿入して蓋8を閉じるだけの作業でよいため、作業性が極めて良好である。図4(a)〜4(c)からも明らかなように、これらの動作は、蓋8の開き角度は90度未満であっても十分可能であるため、装置を平面上においたまま実施でき、実用的に使いやすい構成にできる。
なお、本実施形態の付加的な効果として、図4,12に示すように、蓋8を開いた状態では、カッター部の固定刃6がガイドプレート11に覆われて外部に露出しないため、使用者等が誤って固定刃6に触れるおそれがないことが挙げられる。
[他の実施形態]
次に、図13〜18を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。図13〜14に、本発明の第2の実施形態の連続紙処理装置の内部構成が示されており、連続紙1が巻かれてなるロール体1aが収容されている状態が図13に、ロール体1aが収容されていない状態が図14にそれぞれ示されている。
本実施形態の連続紙処理装置は、リンクアーム14と、リンクアーム14の連結用の軸15,16と、カム17aと、ガイド溝17bとを有していない。また、図示しないばねが、アーム12をフレーム17側に近づけるように付勢している。すなわち、ばねがアーム12に加える付勢力の方向が、前記した第1の実施形態とは実質的に逆になっている。これら以外の構成は、図1,2に示す第1の実施形態と同じであるので説明を省略する。
本実施形態でも、図13に示すように、ガイドプレート11の係合部11aの位置P1は、ロール体1aの中心軸線の直上にあたる位置P3に対して、処理部3の反対側(図面左側)に位置している。そして、このガイドプレート11によって、ロール体1aの繰り出し部分と処理部3との間を結ぶ直線L1,L2よりも、処理部3と反対側(図13の左側)に連続紙1を一旦導き、その後に処理部3に導くような搬送経路が構成されている。
本実施形態では、ガイドプレート11およびアーム12が、蓋8の開閉動作に連動せず、手動で動かされる構成になっている。ここで、図13〜15に示すように蓋8が閉じた状態から、蓋8を開いてロール体1aをセットする動作について説明する。
まず、図15に示す状態から蓋8を開くと、図16に示すように、図示しないばねに付勢されて、ガイドプレート11およびアーム12はフレームの奥側(図面左側)に残った状態になる。この状態では、ガイドプレート11が邪魔になってロール体1aの出し入れができないため、図17(a)に示すように、使用者が手動でばね力に抗して、ガイドプレート11およびアーム12をフレーム17の外側へ引き出す。なお、図17(b)は、このように手動でガイドプレート11およびアーム12を蓋8に近接するように引き出した状態を、図17(a)とは異なる角度で示している。
この状態でロール体1aをロール体収容部2内に挿入した後、ガイドプレート11およびアーム12から手を離すと、図示しないばねの付勢力によって、ガイドプレート11およびアーム12はフレームの奥側(図面左側)へ移動する。ただし、アーム12の蓋8に対する相対的な移動角度はストッパー20によって制限されているため、図18(a),18(b)に示すように、ガイドプレート11がフレーム17の内部に入る手前で停止する。なお、図18(a)は斜視図、図18(b)はロール体1aを省略した断面図であり、図18(c)は、ガイドプレート11が、図示しないばねに付勢されてフレーム17側へ移動した状態を、図18(a)とは異なる角度で示している。
最後に、蓋8を閉じると、ガイドプレート11およびアーム12も一体的に移動してフレーム17の内奥に進入し、図13,14に示す状態になる。なお、前記したストッパー20による、アーム12の蓋8に対する相対的な移動角度の制限は、図13,14に示すように蓋8が完全に閉じた状態で、ガイドプレート11の係合部11aが所望の位置P1にて停止するように設定されている。
本実施形態でも、前記した第1の実施形態と同様な作用効果が得られる。ただし、ガイドプレート11およびアーム12を手動で動かさなければならないため、作業が少し煩雑になる代わりに、リンクアーム14やカム17aなどが不要になるため構成が簡略化できる。
以上説明した2つの実施形態では、ガイドプレート14がアーム12を介して蓋8に取り付けられているが、ガイドプレート14が、アーム12またはその他の部材を介してフレーム17に対して揺動可能に取り付けられている構成にすることもできる。その場合、ガイドプレート11およびアーム12が、第1の実施形態と同様に蓋8の開閉と連動して自動的に移動する構成よりも、第2の実施形態と同様に手動で移動させる構成の方が容易に実現可能である。いずれにしても、ガイドプレート14が、蓋8の開閉とは独立した動作として、または蓋8の開閉動作と蓋8に対して相対的な移動とを組み合わせた動作として、所定の位置P1とフレーム17の外部との間を移動可能であれば、前記したのと同様な効果が達成できる。
本発明の第1の実施形態の連続紙処理装置の断面図である。 図1に示す連続紙処理装置の、ロール体がセットされていない状態の断面図である。 (a)は従来の連続紙処理装置の連続紙搬送経路を示す模式図、(b)は図1に示す連続紙処理装置の連続紙搬送経路を示す模式図である。 (a)は図1に示す連続紙処理装置の蓋が開いた状態を示す、ロール体を省略した斜視図、(b)はロール体を省略した断面図、(c)はロール体を含む断面図である。 (a)は図1に示す連続紙処理装置の蓋を閉じ始める状態を示す、ロール体を省略した斜視図、(b)は(a)のA部分の拡大図、(c)はロール体を省略した分解斜視図である。 (a)は図1に示す連続紙処理装置の蓋を閉じる過程を示す、ロール体を省略した斜視図、(b)はロール体を省略した断面図、(c)はロール体を含む断面図である。 (a)は図1に示す連続紙処理装置の蓋を閉じる過程を示す、ロール体を省略した斜視図、(b)はロール体を省略した断面図、(c)はロール体を含む断面図である。 (a)は図1に示す連続紙処理装置の蓋を閉じる過程を示す、ロール体を省略した斜視図、(b)はロール体を省略した断面図、(c)はロール体を含む断面図である。 (a)は図1に示す連続紙処理装置の蓋を閉じる過程を示す、ロール体を省略した斜視図、(b)はロール体を省略した断面図、(c)はロール体を含む断面図である。 (a)は図1に示す連続紙処理装置の蓋を閉じる過程を示す、ロール体を省略した斜視図、(b)はロール体を省略した断面図、(c)はロール体を含む断面図である。 (a)は図1に示す連続紙処理装置の蓋を閉じ終わった状態を示す、ロール体を省略した斜視図、(b)はロール体を省略した断面図、(c)はロール体を含む断面図である。 (a)は図1に示す連続紙処理装置にロール体を挿入した状態を示す斜視図、(b)は(a)のB部分の拡大図である。 本発明の第2の実施形態の連続紙処理装置の断面図である。 図13に示す連続紙処理装置の、ロール体がセットされていない状態の断面図である。 図13に示す連続紙処理装置の蓋が閉じている状態を示す斜視図である。 図13に示す連続紙処理装置の蓋を開いた状態を示す斜視図である。 (a)は図13に示す連続紙処理装置の、ロール体を挿入可能な状態を示す斜視図、(b)は(a)に示す蓋および蓋に取り付けられた各部材を異なる角度から見た斜視図である。 (a)は図13に示す連続紙処理装置の、ロール体を挿入した後の状態を示す斜視図、(b)はロール体を省略した断面図、(c)は(a)に示す蓋および蓋に取り付けられた各部材を異なる角度から見た斜視図である。 従来の連続紙処理装置の断面図である。
符号の説明
1 連続紙
1a ロール体
2 ロール体収容部
2a 傾斜面
3 処理部
4 処理ヘッド
5 プラテンローラ
6 固定刃(カッター部)
7 排出口
8 蓋
8a 第1の突出部
8b 第2の突出部
9,13,15,16 軸
10 支持部材
11 ガイドプレート(ガイド部材)
11a 係合部
12 アーム
12a 突起部
14 リンクアーム
14a 突起部
17 フレーム
17a カム
17b ガイド溝
18 センサ
19 パネル
20 ストッパー
1 ガイドプレートの係合部の位置
2 ロール体の中心軸線の直上にあたる位置
3 ロール体の最外端の位置

Claims (5)

  1. フレームと、該フレームに対して開閉可能な蓋とを有する連続紙処理装置であって
    連続紙が巻かれてなるロール体を収容するロール体収容部と、
    前記ロール体収容部の上方、かつ前記ロール体収容部に収容された前記ロール体の中心軸線の直上にあたる位置から水平方向にずらした位置に配置され、前記ロール体から繰り出された連続紙に対して処理を行う処理部と、
    前記ロール体収容部と前記処理部の間に位置して前記ロール体から繰り出された連続紙をガイドすることができるガイド部材と
    前記ガイド部材が先端部に取り付けられたアームと、
    前記アームと前記蓋とにそれぞれ揺動可能に連結され、前記アームとともにリンク機構を構成するリンクアームと、
    を有し、
    前記ガイド部材は、前記ロール体から繰り出された連続紙に係合可能な係合部を有し、
    前記リンク機構は、前記リンクアームの一部が、前記フレームに設けられているカムに当接することによって、前記リンクアームが前記蓋に対して相対的に揺動させられ、該リンクアームの揺動に伴って、該リンクアームに連結されている前記アームが前記蓋に対して相対的に揺動させられる構成であり、
    前記アームは、前記蓋の開閉動作とは独立した動作として、または前記蓋の開閉動作と前記蓋に対して相対的な移動とを組み合わせた動作として、前記フレームの内側と前記フレームの外側との間を移動可能であり、前記フレームの内側に位置する状態で、前記ガイド部材の前記係合部の少なくとも一部を、前記ロール体収容部に収容された前記ロール体の上方、かつ該ロール体の最外端の位置に対して前記処理部と反対側の位置に配置する、
    ことを特徴とする連続紙処理装置。
  2. 前記アームは、前記蓋を閉じる動作時には該蓋に先行して移動し、前記蓋を開く動作時には該蓋の後を追随して移動する、請求項1に記載の連続紙処理装置。
  3. 前記処理部は、前記ロール体から繰り出された連続紙に対して処理を行う処理ヘッドと、前記処理ヘッドに対向して配置され前記連続紙を搬送するプラテンローラとを含む、請求項1または2に記載の連続紙処理装置。
  4. 前記処理部は前記ロール体から繰り出された連続紙に印刷を行う印刷部である、請求項1から3のいずれか1項に記載の連続紙処理装置。
  5. 前記処理部は前記ロール体から繰り出された連続紙を加熱して熱活性化させる熱活性化部である、請求項1から4のいずれか1項に記載の連続紙処理装置。
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