JP4974291B2 - 塗膜転写具 - Google Patents

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本発明は、テープ基材上に形成された塗膜を圧力で転写するために用いる塗膜転写具に関するものである。
テープ基材上に形成された塗膜を圧力で転写するための塗膜転写具は、数多く商品化されている。このような塗膜転写具は、転写テープが繰出しリールから繰り出され、転写ヘッドにて塗膜が圧力で転写され、塗膜転写後のテープ基材が巻取りリールに巻き取られるのが基本構成である。
塗膜転写具の最終的な組み立ては、本体ケースに転写テープ、繰出しリール、転写ヘッド、巻取りリール、繰出しリールと巻取りリールの連動部材などを組み込むことで、組み立てられる。一般的に、本体ケースが二つに分かれており、一方のケースにこれらの部材を組み込み、嵌合するように、もう一方のケースを嵌めている。先に部材を組み込む一方のケースは土台となるケースであり、後のケースは蓋となるケースである。詳細に一例を挙げれば、土台となるケースに、転写ヘッドや繰出しリールと巻取りリールの連動部材などを組み込んで、そこへ繰出しリールと転写テープでつながっている巻取りリールを組み込み、転写ヘッドに転写テープを回して、転写テープのたるみや連動部材などを調整して、蓋となるケースを嵌めるような手順である。
また、販売されている塗膜転写具には、転写テープを詰め替えるタイプのものもある。このタイプは、製造業者が詰め替えを行なうのではなく、一般の使用者が、蓋となるケースを開けて、土台となるケースに組み込む部材を詰め替えるものである。
これら組み立てや詰め替えのどちらの場合においても、部材を組み込んでいる時に、ふいにひっくり返してしまうと、中の部材が落ちてしまうという問題があった。
一方で、近年、様々な塗膜転写具が開発されており、その中で、本体ケースと外枠ケースが摺動可能であり、詰め替えるために分離が容易なものがある。この製品の場合、分離しても、容易に部材である転写ヘッドが落ちないように、転写ヘッドは、本体ケースの転写ヘッド保持部によって保持されている。転写ヘッド保持部は、転写ヘッドを嵌めて、その上から蓋をするように嵌合している。そのため、本体ケース単独でも、転写ヘッドが落ちない構成となっている(特願2007−258418号公報)。
この製品の場合、転写ヘッド保持部において、本体ケースに対して転写ヘッドと蓋を嵌合させなければならず、使用者の詰め替えには適していても、組み込みの工程が増えているという問題がある。
さらに、転写ヘッドを保持するにあたり、塗膜をうまく転写させるように保持する必要がある。転写ヘッドを単に固定すればよいというものではなく、多少の回動ができることが必要である。この回動により、塗膜が転写される被転写面に対して転写ヘッドがまっすぐに使用されず、わずかに傾いた使用であっても、塗膜をうまく転写させることができる。しかしながら、回動の回転角が大きすぎると、逆に転写テープのたるみなどの不具合を発生させてしまう問題がある。回動がある程度の回転角で限定している必要がある。
特願2007−258418号公報
製造工程において、他の部材を増やして転写ヘッドを嵌合して保持させるのではなく、もっと容易に転写ヘッドを保持させるようにすることが、またそれによって、本体ケースをひっくり返しても、転写ヘッドが落ちないようにすることが、課題である。さらに、そのような転写ヘッドであっても、多少の回動ができ、塗膜をうまく転写させることができるようにすることも、課題である。
そこで、他の部材を増やして転写ヘッドを嵌合するのではなく、転写ヘッドを本体ケースの係合部へ差し込むことにより、転写ヘッドを保持させるようにした。この係合部は本体ケースを成形するときに一体成形すれば、転写ヘッドを嵌合するという組み込みの工程が増えるということはない。
本発明は、少なくとも、テープ基材上に塗膜を形成した転写テープ、繰出しリール、本体ケースから突設した転写ヘッド、巻取りリール、繰出しリールと巻取りリールの連動部材からなる塗膜転写具において、塗膜転写具の本体ケースには、転写ヘッドとの嵌合を伴わず、転写ヘッド支軸を差し込むことで、転写ヘッドを保持できる係合部を有しており、転写ヘッド支軸には、爪部を有しており、これら本体ケースの係合部と転写ヘッド支軸の爪部の形状が、本体ケースの係合部に転写ヘッド支軸を差し込み後、転写ヘッドが本体ケースの係合部から抜け落ちず、かつ、転写ヘッド支軸の回転角を限定している形状であることを特徴とするものである。
本発明により、本体ケースに転写ヘッド支軸を差し込むことで、転写ヘッドが保持できるようになった。これにより、製造工程において、他の部材を増やして転写ヘッドを嵌合して保持させるのではなく、もっと容易に転写ヘッドを保持させることができるようになった。また、本体ケースをひっくり返しても、転写ヘッドが落ちないようになった。さらに、そのような転写ヘッドであっても、多少の回動ができ、塗膜をうまく転写させることができるようになった。
以下実施例にて、本発明の特徴を説明する。なお本発明は、この実施例の形状などに限定されるものではない。
図1は、転写ヘッド2と本体ケースの係合部1の立体傾斜図である。係合部1は、嵌合を伴ったものではなく、一体成形されたものであり、図の転写ヘッド支軸4を差し込むことで、転写ヘッド2を保持できるものである。転写ヘッド支軸4には、爪部3を形成している。転写ヘッド支軸4を係合部1へ差し込むときには、図のように、爪部3が係合部1の四角い差し込み口の対角線に向くようにすると、差し込みやすい。なお、係合部1は、本体ケースと一体成形されて結合しているものであるが、図では係合部1だけを取り出して表わしている。ここで本体ケースに結合している結合面は、係合部1の左奥の面である。
図2は、図1におけるPの方向から見た係合部1の図である。図3は、図2における係合部1の一点鎖線のA−A断面図である。
図3において、矢印は、転写ヘッドの差し込み方向5を表わしており、斜線部分は、係合部1の断面を表わしており、破線は、水平断面にはない係合部1の部分、波線は、本体ケースとの結合面8を表わしている。転写ヘッド支軸の爪部を係止するのは、係止溝6である。
図4は、転写ヘッド2の側面図である。図5は、図4における転写ヘッド2の一点鎖線のB−B断面図である。
図5において、転写ヘッド支軸4の半分程度、図面右からスリット7が入っている例であり、爪部3は、転写ヘッド支軸4の図面右上に形成したものである。爪部3の位置は、係合部の形状との関係で決まり、本発明はこの位置に限定されるものではない。またスリット7は、材質や形状により、必要ない場合もある。
図6は、転写ヘッド2を係合部1に差し込んだ後の、係合部1のA−A断面図と転写ヘッド2のB−B断面図を合わせた係合部1と転写ヘッド2の複合断面図である。爪部3が、係止溝6に係止しているので、転写ヘッド2は抜け落ちない。このように、本体ケースの係合部1と転写ヘッド支軸4の爪部3の形状が、転写ヘッド2が本体ケースの係合部1から抜け落ちない形状である。
図7は、図6における爪部3での一点鎖線のC−C断面図である。斜線部分は、係合部1の断面を表わしており、破線斜線部分は、C−C断面にはない係合部1の部分、波線は、本体ケースとの結合面8を表わしている。転写ヘッド2を差し込むと、転写ヘッド2が転写ヘッド支軸4の中心軸9(図7の+印)を中心にして回動することができるが、図7のように、爪部3が係止溝6の右側に当たっていて、それ以上は回動できない。つまり図7は、中心軸9を中心にした時計回りの最大回転角の図ともいえる。
図8は、図7と同様であるが、回動の方向だけが異なる。図8のように、爪部3が係止溝6の左側に当たっていて、それ以上は回動できない。つまり図8は、中心軸9を中心にした反時計回りの最大回転角の図ともいえる。
図7と図8より、本体ケースの係合部1と転写ヘッド支軸の爪部3の形状が、転写ヘッド支軸の回転角を限定している形状である。
図9は、特願2007−258418号公報の本体ケースの転写ヘッド保持部を、本発明の係合部1に変え、本発明の転写ヘッド2を差し込み、部材を組み込んだ本体ケース10である。この塗膜転写具の本体ケース10は本発明の一例であり、本発明がこれに限定されるものではない。
図9において、繰出しリール11から繰り出された転写テープ12が、本体ケース10から突設した転写ヘッド2にて塗膜を転写することができ、その後、巻取りリール13に巻き取られる構成である。転写ヘッド2にて転写テープ12の塗膜が転写されているので、巻取りリール13に巻き取られているのはテープ基材14となっている。転写ヘッド2は、本体ケース10の係合部1によって保持されている。このため、本体ケース10単独で、転写ヘッド2に転写テープ12を回していない状態でひっくり返しても、転写ヘッド2が落ちることはない。
ここで繰出しリールと巻取りリールの連動部材は、連動ギアを設けた例である。繰出しリール11の連動ギア15は図には見えているが、巻取りリール13の連動ギアは巻取りリール13の背後になっており、図には見えていない。繰出しリールと巻取りリールは、これら連動部材や本体ケースに設けた支軸などの部材と係合させることによって、落ちないようにしている。
これらより、本発明の塗膜転写具は、製造工程の組み立てにおいて、本体ケースの係合部に転写ヘッド支軸を差し込むことで、本体ケースの係合部と転写ヘッド支軸の爪部の形状により、転写ヘッドが保持できるようになり、他の部材を増やして転写ヘッドを嵌合させるのではなく、差し込むという容易な方法で転写ヘッドを保持することができるようになった。それゆえ、本体ケースだけでも、ひっくり返しても転写ヘッドが落ちないようになった。さらに、本体ケースの係合部と転写ヘッド支軸の爪部の形状により、転写ヘッド支軸の回転角を限定することができ、多少の回動ができ、塗膜をうまく転写させることができるようになっている。
転写ヘッド2と本体ケースの係合部1の立体傾斜図。 図1におけるPの方向から見た係合部1。 図2における係合部1のA−A断面図。 転写ヘッド2の側面図。 図4における転写ヘッド2のB−B断面図。 係合部1と転写ヘッド2の複合断面図。 爪部3での時計回りの最大回転角の図。 爪部3での反時計回りの最大回転角の図。 本発明の塗膜転写具本体ケースの一例。
符号の説明
1 本体ケースの係合部
2 転写ヘッド
3 爪部
4 転写ヘッド支軸
5 差し込み方向
6 係止溝
7 スリット
8 結合面
9 転写ヘッド支軸の中心軸
10 本体ケース
11 繰出しリール
12 転写テープ
13 巻取りリール
14 テープ基材
15 繰出しリール11の連動ギア

Claims (1)

  1. 少なくとも、テープ基材上に塗膜を形成した転写テープ、繰出しリール、本体ケースから突設した転写ヘッド、巻取りリール、繰出しリールと巻取りリールの連動部材からなる塗膜転写具において、
    塗膜転写具の本体ケースには、転写ヘッドとの嵌合を伴わず、転写ヘッド支軸を差し込むことで、転写ヘッドを保持できる係合部を有しており、転写ヘッド支軸には、爪部を有しており、
    これら本体ケースの係合部と転写ヘッド支軸の爪部の形状が、本体ケースの係合部に転写ヘッド支軸を差し込み後、転写ヘッドが本体ケースの係合部から抜け落ちず、かつ、転写ヘッド支軸の回転角を限定している形状であることを特徴とする塗膜転写具。
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