JP4973442B2 - 車両用画像表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載され、その車両における表示装置に画像を表示する車両用画像表示システムに関する。
近年、車両においては、デジタル映像を扱うAV機器が搭載されている。
デジタル映像を扱う場合(例えばディスプレイに表示する場合)には、著作権保護を図る必要があり、そのための規格として、HDCP(High−bandwidth Digital Content Protection system)などがある。
これは、デジタルデータの伝送路の著作権保護規格であり、この規格によれば、伝送路が切り換わる毎(伝送路が変化する毎)に認証を行う必要がある。
HDCPのような著作権保護規格に沿った伝送であれば著作権保護が図れるものの、一方で、次のような問題も指摘されている。例えば、認証がなされる間デジタルデータの伝送が中断(遮断)されることとなるため、画像の表示が途切れてしまうという問題である。
この点について、図7を用いて説明する。図7は、従来の車両用画像表示システムの構成及び作用を表す図である。この車両用画像表示システムでは、映像信号の伝送経路について、著作権保護を図るための認証がなされることを前提としている。
図7の車両用画像表示システム1は、車両に搭載されるものであり、送信機10と、受信/中継機20と、受信機30と、を備えている。具体的に、送信機10と受信/中継機20とが、その送信機10から受信/中継機20に映像信号を伝送可能なように接続され、さらに、受信/中継機20の後段に受信機30が接続されている。
送信機10は、電子制御装置(以下ECUと記載する)12と、送信モジュール14と、読取装置16とを備えている。
ECU12は、図示しないマイコンを備え、所定のプログラムに従って動作し、送信機10の動作を統括制御する。
読取装置16は、DVD等の記憶媒体に記憶された、画像(音声を含む)を表す映像信号を読み込む装置である。
送信モジュール14は、読取装置16を介して記憶媒体より読み込まれた映像信号を、受信/中継機20に伝送するためのものである。
受信/中継機20は、ECU22と、送信モジュール24と、受信モジュール26と、ディスプレイ28とを備えている。
ECU22は、この受信/中継機20の動作を統括制御する。
受信モジュール26は、送信機10からの映像信号を受信するためのものである。
送信モジュール24は、受信モジュール26を介して送信機10から受信された映像信号を、受信機30に伝送(中継)するためのものである。
ディスプレイ28は、例えば液晶ディスプレイであり、受信モジュール26を介して送信機10から受信された映像信号が表す画像を表示するためのものである。具体的に、ECU22が、その受信された映像信号に基づき表示用の信号を生成して、その生成した表示用の信号をディスプレイ28に出力することで、そのディスプレイ28に画像が表示される。尚、このディスプレイ28は、例えば車両における前席用(運転席用、或いは助手席用)として、車両のフロントパネル等に設置されることを想定している。
受信機30は、ECU32と、受信モジュール36と、ディスプレイ38とを備えている。
ECU32は、この受信機30の動作を統括制御する。
受信モジュール36は、受信/中継機20からの映像信号を受信するためのものである。
ディスプレイ38は、例えば液晶ディスプレイであり、受信モジュール36を介して受信/中継機20から受信された映像信号が表す画像を表示するためのものである。具体的に、ECU32が、その受信された映像信号に基づき表示用の信号を生成して、その生成した表示用の信号をディスプレイ38に出力することで、そのディスプレイ38に画像が表示される。尚、このディスプレイ38は、例えば車両における後席用として、前席シートの背部等に設置されることを想定している。
尚、ECU12,22,32は、車載LAN(Local Area Network)により通信可能に接続される。
このような図7の車両用画像表示システム1において、例えば前席用のディスプレイ28においてのみ画像を表示させる場合を考える。例えば、運転手がディスプレイ28の電源をオンすると、送信機10と受信/中継機20との間の伝送経路の認証がなされる。尚、この認証のための認証処理は、送信機10において実行される。つまり、送信機10が、受信/中継機20に映像信号を伝送して良いか否かを判断する。
そして、図7(a)に示すように、送信機10と受信/中継機20との間の認証が完了すると(認証済み)、送信機10から受信/中継機20に映像信号が伝送され、ディスプレイ28にその映像信号が表す画像が表示される。尚、この場合、受信/中継機20と受信機30との間の伝送経路の認証はなされておらず、また、ディスプレイ38には映像信号が表す画像は表示されていない(ディスプレイ38の電源はオフされている)状態である。
ここで、ディスプレイ28にのみ画像が表示されている図7(a)の状態で、ディスプレイ38にも画像を表示させる場合を考える。この場合、受信/中継機20と受信機30との間の伝送経路については認証がなされていないため、送信機10と受信/中継機20との間の伝送経路を含め、送信機10と受信機30との間の伝送経路について認証を行う必要がある。
例えば、運転手、或いは後席に座る同乗者等がディスプレイ38の電源をオンすると、送信機10と受信機30との間の伝送経路(送信機10と受信/中継機20との間の伝送経路、及び受信/中継機20と受信機30との間の伝送経路)の認証がなされる。尚、前述のように、この認証のための認証処理は送信機10において実行される。つまり、送信機10が、受信/中継機20に映像信号を伝送して良いか否か(受信機30に映像信号を伝送して良いか否か)を判断する。
そして、図7(b)に示すように、送信機10と受信機30との間の認証が完了するまでの間(認証実行中である間)は、送信機10から受信/中継機20への映像信号の伝送は中断される。この場合、ディスプレイ28における画像の表示は途切れてしまうこととなる。また、勿論、受信機30に映像信号が中継されず、ディスプレイ38には画像が表示されない。尚、一方、送信機10と受信機30との間の認証が完了すると、送信機10から受信/中継機20に映像信号が伝送されると共に、その受信/中継機20から受信機30にその映像信号が中継され、ディスプレイ28及びディスプレイ38に映像信号が表す画像が表示される。
このように、図7の例において、ディスプレイ28に画像が表示されている状態で、後段のディスプレイ38にも画像を表示させようとする場合、送信機10と受信機30との間の認証を図る必要があり、認証実行中の間は、ディスプレイ28における画像の表示が途切れてしまうこととなる。
これに対し、画像の表示が途切れないようにするための技術が例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1のAV機器では、著作権保護されない(著作権保護の必要がない)画像(例えば操作画面)を表示する場合には、著作権保護のための認証を行わないようにし、これにより、その認証のために映像信号の伝送が中断されること、つまり画像の表示が途切れてしまうことを防止するようにしている。
特開2007−89013号公報
しかしながら、特許文献1において、著作権保護すべき画像を表示する場合には著作権保護のための認証を行う必要があり、この場合、その認証のために、画像の表示が途切れることがある。
具体的には、図7の例で説明した通りである。
例えば、図7の、送信機10と、受信/中継機20と、受信機30とからなる車両用画像表示システム1において、送信機10と受信/中継機20との間の伝送経路の認証がとられてその受信/中継機20において画像を表示している場合に、受信機30にて著作権保護の必要のある画像を表示させようとすると、送信機10と受信機30との間の伝送経路での認証が必要となる。つまり、送信機10と受信/中継機20との間の伝送経路については、認証済であるにもかかわらず、再度の認証が必要となる。
そして、この認証の間は、送信機10から受信/中継機20に映像信号は伝送されなくなる。このため、受信機30において新たに著作権保護の必要のある画像を表示させようとする場合、受信/中継機20における画像の表示が途切れてしまうこととなる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、映像信号の伝送経路について認証を行い、認証ができた伝送経路に映像信号を伝送する送信機と、その送信機からの映像信号を受信してその映像信号が表す画像を表示装置に表示すると共に映像信号を後段の装置に中継可能に構成された受信機とからなる車両用画像表示システムにおいて、伝送経路が変化して認証が必要となったために映像信号の伝送が中断した場合でも、表示装置における画像の表示が途切れてしまわないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
映像信号の伝送経路について伝送を許可する旨の認証をする認証手段と、認証手段により認証がなされた伝送経路に映像信号を伝送する伝送手段と、を備えた送信機と、
送信機からの映像信号を受信する受信手段と、その受信手段により受信された映像信号が表す画像を表示装置に表示する表示制御手段と、を備えると共に、受信手段により受信された映像信号を、伝送経路上にて後段に接続された装置に中継可能に構成されたその伝送経路上の受信機と、
を備え、車両に搭載される車両用画像表示システムにおいて、
受信機は、受信手段により受信された映像信号のうち、認証手段が認証をするのに要する時間よりも長い間に渡り画像の表示ができるようにする分の映像信号を、逐一更新記憶する記憶手段を備え、表示制御手段は、記憶手段に記憶された映像信号を読み出して、その読み出した映像信号が表す画像を表示装置に表示するようになっていることを特徴としている。
このような車両用画像表示システムによれば、例えば受信機の後段の装置に映像信号を伝送する必要が生じ、送信機とその後段の装置との間の伝送経路についての認証が必要となって映像信号の伝送が中断したとしても、受信機側において、表示装置への画像の表示が途切れないようにすることができる。なぜなら、受信機では、認証に要する時間よりも長い間に渡り画像の表示ができるようにする分の映像信号が、記憶手段に逐一更新記憶され、その記憶手段に記憶された映像信号が読み出されるようになっているためである。
つまり、認証のために映像信号の伝送が中断される間でも、受信機は、記憶手段から映像信号を読み出してその映像信号が表す画像を表示装置に表示し、映像信号の伝送が再開されれば、その伝送される映像信号が表す画像を表示装置に表示するようにすることができるため、画像の表示が途切れないようにすることができる。
次に、請求項1の車両用画像表示システムでは、具体的に、請求項2のように構成することができる。
請求項2のシステムは、請求項1のシステムにおいて、伝送経路上において受信機の後段に、その受信機から中継される映像信号を受信する後段側受信手段と、後段側受信手段により受信された映像信号が表す画像を後段側表示装置に表示する後段側表示制御手段と、を備える後段側受信機が設けられていることを特徴としている。
近年、車両においては、搭乗者にとっての快適性や利便性を向上させるため、画像を表示する表示装置が、例えば、前席用、後席用といったように複数設けられることがある。請求項2のシステムは、いわばそのような例に対応したものである。そして、請求項2のシステムによれば、例えば前席用の表示装置に画像を表示しており、新たに後席用の表示装置に画像を表示させようとする場合(新たに認証が必要な場合)でも、前席用の表示装置における画像の表示が途切れないようにすることができる。
次に、請求項3のシステムは、請求項1,2のシステムにおいて、認証は、著作権を保護するための認証であることを特徴としている。
著作権の保護を図る規格としてHDCP(High−bandwidth Digital Content Protection system)などがあり、この規格によれば、データの伝送路が切り換わる毎(伝送路が変化する毎)に認証を行う必要があるが、請求項3のシステムによれば、著作権を有効に保護できると共に、認証のたびに画像の表示が途切れてしまう、といったような問題を解決することができ、車両用画像表示システムの使い勝手をより向上させることができる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、本発明が適用された第1実施形態の車両用画像表示システム1の構成図である。
この図1の車両用画像表示システム1は、[背景技術]の欄で説明した図7の車両用画像表示システム1と基本的に同じであるためここでは詳しい説明を省略するが、特に、図1の車両用画像表示システム1では、受信/中継機20のECU22は、映像信号を蓄積するキャッシュメモリ22aを備えている点が図7と異なっている。このキャッシュメモリ22aは、著作権保護のための認証に要する時間よりも長い間に渡り画像の表示ができるようにする分の映像信号を記憶できるように構成されている。
図2は、送信機10のECU12において実行される(具体的に、図示しないマイコンのCPUが実行する)データ送信処理を表すフローチャートである。ここで言うデータとは、映像信号のことである。また、少なくとも送信機10と受信/中継機20との間における伝送経路については、著作権保護のための認証がなされているものとする。
図2のデータ送信処理では、映像信号を伝送すべき旨の所定の指令が入力されると、まずS110で映像信号を伝送する。より具体的には、読取装置16を介して例えばDVD等の記憶媒体から読み込んだ映像信号を、受信/中継機20に伝送する。
次にS120に移行し、映像信号の伝送経路が変化したか否かに基づき、著作権保護のための認証が必要か否かを判定する。具体的に、映像信号の伝送経路が変化したと判断すると、著作権保護のための認証が必要であると判定する。逆に、映像信号の伝送経路が変化していないと判断すると、著作権保護のための認証は不要であると判定する。
映像信号の伝送経路が変化したか否かは、車載LANを介した受信/中継機20との通信により判断する。例えば、受信/中継機20との通信により、その受信/中継機20が新たに後段の受信機30に映像信号を伝送すると判断すると、伝送経路が変化したと判断する。
S120において、認証が必要でないと判定すると(S120:NO)、再びS110に戻る。つまり、映像信号の伝送を継続する。
一方、S120で認証が必要であると判定すると(S120:YES)、S130に移行し、著作権保護のための所定の認証処理を実行する。具体的に、映像信号が送受信される経路を暗号化する。これにより、コンテンツが不正にコピーされることを防止する。そしてその後、S110に戻って映像信号を伝送する。尚、認証処理の実行中は、映像信号の伝送は中断される。
次に、図3は、受信/中継機20のECU22において実行される(具体的に、図示しないマイコンのCPUが実行する)画像表示処理を表すフローチャートである。
図3の処理では、まず、S210で、送信機10から映像信号を受信したか否かを判定し、受信していないと判定すると(S210:NO)、S230に移行する。
一方、S210で映像信号を受信したと判定すると(S210:YES)、S220に移行し、その受信した映像信号をキャッシュメモリ22a(図1参照)に蓄積する。より具体的には、キャッシュメモリ22aに、受信できた映像信号を逐一更新記憶させる。
次に、S230に進み、受信機30に映像信号を伝送するか否か(中継するか否か)を判断する。具体的には、受信機30との通信により、ディスプレイ38の電源がオンされたか否か(オンされているか否か)に基づき判定する。
ディスプレイ38の電源がオンされたと判断すると、受信機30に映像信号を伝送すると判定し(S230:YES)、S240に移行し、受信機30に映像信号を伝送する。そして次に、S250に進み、キャッシュメモリ22aに蓄積した映像信号を読み出して、その読み出した映像信号が表す画像をディスプレイ28に表示する。尚、ディスプレイ38の電源が新たにオンされた場合(つまり、受信機30に新たに映像信号を伝送する場合)、伝送経路が変化することとなり、送信機10において、認証が必要であると判定され(S120:YES)、認証処理が実行される(S130)。そして、認証処理の実行中は、送信機10から映像信号が伝送されないため、この場合は、結果的に、受信機30に映像信号は伝送されないこととなる。
次に、S230で、ディスプレイ38の電源がオンされていないと判定すると(S230:NO)、S250に移行する。S250では、前述のように、キャッシュメモリ22aに蓄積した映像信号を読み出して、その読み出した映像信号が表す画像をディスプレイ28に表示する。そしてその後、再びS210に戻る。
尚、受信機30において実行される画像表示処理は、図3の画像表示処理と比較すると、S230及びS240の処理が実行されない点が異なっている。
具体的に、受信/中継機20から映像信号を受信したか否かを判定し、受信していないと判定すると(S210:NO)、再びS210に戻る。逆に、受信したと判定すると(S210:YES)、S220に進む。
S220で、受信/中継機20から受信した映像信号をキャッシュメモリに蓄積し、その後、S250に進み、キャッシュメモリに蓄積した映像信号を読み出して、その読み出した映像信号が表す画像をディスプレイ38に表示させる。そしてその後、S210に戻る。
次に、図4は、本実施形態の作用を表す図面である。
図4(a)は、図7(a)と同じ状態を表す。つまり、送信機10と受信/中継機20との間の伝送経路において認証がなされ、送信機10から受信/中継機20に映像信号が伝送され、ディスプレイ28に、映像信号が表す画像が表示されている例である。また、受信/中継機20と受信機30との間における伝送経路については認証はされていない。
そして、図4(a)の状態で、ディスプレイ38の電源がオンされたとする。つまり、受信/中継機20から、受信機30に映像信号を伝送するとする(S230:YES)。
この場合、送信機10と受信機30との間の伝送経路についての認証が必要であり(S120:YES)、送信機10において認証処理が実行される(S130)。そして、認証処理が実行される間は、送信機10から受信/中継機20に映像信号は伝送されない。
しかし、本実施形態においては、図4(b)に示すように、ECU22はキャッシュメモリ22aを備えており、送信機10から受信した映像信号をそのキャッシュメモリに蓄積する(S220)。そして、キャッシュメモリ22aに蓄積した映像信号を読み出して、その読み出した映像信号が表す画像をディスプレイ28に表示する(S250)。しかも、キャッシュメモリ22aは、認証に要する時間よりも長い間に渡り画像の表示ができるようにする分の映像信号を記憶できるようになっている。
このため、送信機10から受信/中継機20に映像信号を伝送してその受信/中継機20のディスプレイ28において画像が表示されている際に、受信機30にも映像信号を伝送するために送信機10と受信機30との間の認証が必要となり、送信機10から受信/中継機20への映像信号の伝送が中断した場合でも、受信/中継機20においては、キャッシュメモリ22aに蓄積された映像信号を読み出すようにすることで、ディスプレイ28に画像を途切れることなく表示することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態の車両用画像表示システム1によれば、映像信号の伝送経路が変化して新たに認証が必要となって、その認証の間映像信号の伝送が中断したとしても、ディスプレイ28における画像の表示が途切れない快適な環境を提供することができるようになる。
尚、本実施形態において、送信機10が送信機に相当し、受信/中継機20が受信機に相当し、受信機30が後段の装置に相当し、S130の処理が認証手段に相当し、送信モジュール14及びS110の処理が伝送手段に相当し、受信モジュール26が受信手段に相当し、ディスプレイ28が表示装置に相当し、ECU22及びS250の処理が表示制御手段に相当し、キャッシュメモリ22a及びS220の処理が記憶手段に相当し、受信モジュール36が後段側受信手段に相当し、ディスプレイ38が後段側表示装置に相当し、ECU32が後段側表示制御手段に相当している。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態の車両用画像表示システム1の構成は、第1実施形態の車両用画像表示システム1の構成と同じである。以下、異なる点のみ説明する。
第2実施形態の車両用画像表示システム1では、送信機10において、図2のデータ送信処理に代えて図5のデータ送信処理が実行される点が異なっている。また、受信/中継機20において、図3の画像表示処理に代えて図6の画像表示処理が実行される点が異なっている。尚、図5の処理において、図2の処理と同じステップについては同じ符号を付している。また、図6の処理において、図3の処理と同じステップについては同じ符号を付している。
図5のデータ送信処理では、まず、S310において、通常よりも高速で映像信号を伝送するか否かを判定する。具体的に、伝送速度について、通常速度及び高速の別は、使用者の選択(操作)により設定される。高速の場合、記憶媒体からの読み込み速度も高速に設定され、読取装置16を介して記憶媒体からデータが高速で読み込まれると共に、読み込まれたデータ(映像信号)が高速で受信/中継機20に伝送されることとなる。
S310で高速で映像信号を伝送しないと判定すると(S310:NO)、S110に移行し、通常の速度で映像信号を伝送する。
一方、S310で高速で映像信号を伝送すると判定すると(S310:YES)、S320に移行し、高速で映像信号を伝送する。そして次に、S120に進む。S120及びS130の処理については、図2と同じであり、ここでは説明を省略する。
次に、受信/中継機20は、図6の処理で、まずS410で認証が必要か否かを判定し、認証が必要であると判定すると(S410:YES)、S420に移行し、送信機10に、高速での映像信号の送信を要求する。そして次に、S210に進む。尚、認証が必要か否かは、伝送経路が変化したか否か(受信機30に映像信号を伝送する必要が生じたか否か)に基づき判定する。つまり、伝送経路が変化した(受信機30に映像信号を伝送する必要が生じた)と判断すると、認証が必要と判定し、逆に、伝送経路が変化していない(受信機30に映像信号を伝送する必要が生じていない)と判断すると、認証が不要と判定する。
一方、S410で認証が必要でないと判定すると(S410:NO)、S210に移行する。
S210では映像信号を受信したか否かを判定し、通常速度で受信したと判定すると(S210:受信)、S230に移行する。
また、高速で受信したと判定した場合には(S210:高速データ受信)、S420に移行し、送信機10からの高速データを高速でキャッシュメモリ22aに蓄積する。そして次に、S230に進む。S230〜S250については、図3の場合と同じであり、ここでは説明を省略する。
S210で映像信号を受信していないと判定すると(S210:未受信)、S440に移行し、キャッシュメモリ22aに蓄積されている映像信号(映像信号が受信できていた際に、キャッシュメモリ22aに蓄積された映像信号)が表す画像をディスプレイ28に表示する。そしてその後、S410に戻る。
この第2実施形態では、認証を行う前に、高速で映像信号が送受信され、受信/中継機20において、高速で受信された映像信号が高速でキャッシュメモリ22aに蓄積されるため、短時間に十分なデータ量の映像信号(具体的に、認証に要する時間よりも長い間に渡り画像の表示ができるようにする分の映像信号)を確保することができる。よって、ディスプレイ28においてより確実に画像の表示が途切れないようにすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
例えば、上記実施形態において、受信機30の後段に他の受信機が設けられていても良い。この場合、受信機30が、受信/中継機20と同じように、図2及び図5の処理(或いは、図3及び図6の処理)を実行するように構成すれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、受信/中継機20の後段に、受信機30とは別に、他の受信機が設けられていても良い。
また、上記実施形態にて、受信機30においては映像信号を蓄積するためのキャッシュメモリを備えていない構成でも良い。
また、上記実施形態において、ディスプレイ28は、受信/中継機20の構成要素として捉えても良いし、受信/中継機20の構成要素ではなく受信/中継機20とは別の装置として捉えても良い。同様に、ディスプレイ38は、受信機30の構成要素として捉えても良いし、受信機30の構成要素ではなく受信機30とは別の装置として捉えても良い。
本実施形態の車両用画像表示システム1の構成図である。 送信機10のECU12において実行されるデータ送信処理を表すフローチャートである。 受信/中継機20のECU22において実行される画像表示処理を表すフローチャートである。 本実施形態の作用を表す図面である。 第2実施形態のデータ送信処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の画像表示処理を表すフローチャートである。 従来の車両用画像表示システム1の構成、及び作用を説明する図面である。
符号の説明
1…車両用画像表示システム
10…送信機
14…送信モジュール
16…読取装置
20…受信/中継機
22a…キャッシュメモリ
24…送信モジュール
26…受信モジュール
28…ディスプレイ
30…受信機
36…受信モジュール
38…ディスプレイ

Claims (3)

  1. 映像信号の伝送経路について伝送を許可する旨の認証をする認証手段と、前記認証手段により前記認証がなされた前記伝送経路に前記映像信号を伝送する伝送手段と、を備えた送信機と、
    前記送信機からの前記映像信号を受信する受信手段と、その受信手段により受信された前記映像信号が表す画像を表示装置に表示する表示制御手段と、を備えると共に、前記受信手段により受信された前記映像信号を、前記伝送経路上にて後段に接続された装置に中継可能に構成されたその伝送経路上の受信機と、
    を備え、車両に搭載される車両用画像表示システムにおいて、
    前記受信機は、前記受信手段により受信された前記映像信号のうち、前記認証手段が前記認証をするのに要する時間よりも長い間に渡り画像の表示ができるようにする分の映像信号を、逐一更新記憶する記憶手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記記憶手段に記憶された映像信号を読み出して、その読み出した映像信号が表す画像を前記表示装置に表示するようになっていることを特徴とする車両用画像表示システム。
  2. 請求項1に記載の車両用画像表示システムにおいて、
    前記伝送経路上において前記受信機の後段に、その受信機から中継される前記映像信号を受信する後段側受信手段と、前記後段側受信手段により受信された映像信号が表す画像を後段側表示装置に表示する後段側表示制御手段と、を備える後段側受信機が設けられていることを特徴とする車両用画像表示システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用画像表示システムにおいて、
    前記認証は、著作権を保護するための認証であることを特徴とする車両用画像表示システム。
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