JP4972902B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置および撮像方法に関し、特にオートフォーカスを行う撮像装置および撮像方法に関する。
近年、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラに代表される撮像機器の普及は目覚しく、これらのイメージングデバイス(撮像素子)を搭載した機器において、オートフォーカス(自動焦点調節)機能は必須のものとなっている。上記のような撮像機器においては、焦点調節用の専用の光学部材を必要としないコントラスト検出方式によるオートフォーカスが一般的に用いられている。
コントラスト検出方式は、撮像素子から得られる映像信号中の高周波成分を抽出し、該高周波成分の評価値を最大となるようにレンズを駆動して焦点調節を行う方式であり、いわゆる山登り方式として知られている。
この高周波成分の抽出においては、水平順次走査方向にのみ一次元のバンドパスフィルタ(帯域通過フィルタ)を用いる方式や、FFT(高速フーリエ変換)やDCT(離散コサイン変換)、アダマール変換に代表される二次元の直交変換フィルタを用いる方式等が一般に知られている。
しかし、水平順次走査方向にのみ一次元フィルタを用いる方式では、垂直方向に強い高周波成分を持つ被写体に対しては、誤検出を起こし、フォーカスが上手く合わないという問題点がある。また、二次元直交変換フィルタを用いた方式では、専用の二次元直交変換器と映像信号をライン単位で蓄積するためのメモリとを必要とするため、機器の大型化および高価格化に繋がるという問題点がある。
そこで、高周波数成分の抽出を行う部位を、画像符号化部の二次元直交変換器(DCT)と共用することにより回路構成の簡略化を図る例が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、被写体の一次元画像に対し直交変換を施すことにより、周波数成分の最適化と回路構成の簡略化を図る例が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平3−214868号公報 特開平10−170811号公報
しかしながら、従来の技術には以下のような問題があった。
例えば特許文献1では、高周波数成分の抽出を行う部位を画像符号化部と共用した場合、周波数特性を画像符号化部に合わせる必要がありオートフォーカス用としては最適化できず、また、撮像部と符号化部との連携や同期制御が複雑化するという問題点があった。更に、映像をブロック単位に分割して変換処理を施すため、ブロック境界線上にコントラストが存在する場合は、これを検出することが難しいという問題点があった。
また、特許文献2では、垂直方向に強い高周波成分を持つ被写体に対しては、誤検出を起こしフォーカスが上手く合わない可能性が高いという問題点があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、装置の小型化および低コスト化を図ることができ、かつ、精度よく焦点調節ができる撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、被写体の光学像の結像を行う光学系を合焦位置へと制御するオートフォーカス機能を備えた撮像装置において、前記被写体の撮像信号から任意の一方向(以下、X方向という)および前記一方向に直交する方向(以下、Y方向という)の周波数成分を別個に抽出する抽出手段と、前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の補正係数を取得し、前記一方向の補正係数に基づいて他方向の補正係数を算出し、前記抽出手段により抽出された前記X方向の周波数成分信号に対して前記X方向の補正係数、および前記Y方向の周波数成分信号に対して前記Y方向の補正係数を用いて補正処理を施す補正手段と、前記補正処理が施された前記X方向の周波数成分信号と前記Y方向の周波数成分信号とを加算する加算手段と、前記加算手段による加算出力に基づいて、前記オートフォーカスを行う制御手段とを有することを特徴とする撮像装置が提供される。
このような撮像装置によれば、抽出手段によりX方向の周波数成分とY方向の周波数成分とが別個に抽出される。補正手段により一方向の補正係数に基づいて他方向の補正係数が算出され、抽出された各方向の周波数成分信号に対しそれぞれの補正係数による補正処理が施される。そして、加算手段によりX方向の周波数成分信号とY方向の周波数成分信号とが加算されることにより、X方向とY方向の両方向の周波数成分を含むオートフォーカスが行われる。
本発明によれば、X方向の周波数成分とY方向の周波数成分とを別個に抽出することで、X方向およびY方向のいずれの方向に高周波成分を持つ被写体に対しても焦点調節を行うことができる。
特に、抽出した各周波数成分におけるX方向とY方向との比率を調節することで、精度良く焦点調節を行うことができ、撮像被写体の好適な映像信号(画像)を生成することができる。
また、専用の二次元直交変換器やメモリ等を必要としないため、装置の小型化、軽量化、および低コスト化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、撮像装置の要部構成を示すブロック図である。
図1に示す撮像装置1は、光学ブロック2、ドライバ2a、駆動部2b、イメージセンサ3、タイミング発生回路(TG)3a、アナログフロントエンド(AFE)回路4、信号処理回路5、システムコントローラ6、および操作部7を具備する。
光学ブロック2は、光源からの入射光および被写体からの光(反射光)をイメージセンサ3に集光するためのレンズ、レンズを移動させてフォーカス合わせやズーミングを行うための駆動機構、シャッタ機構、被写体照度に応じて絞りを調節し、レンズを通過した光の量(光量)、すなわち露出を決定するアイリス機構などを具備している。
ドライバ2aは、システムコントローラ6からの制御信号に基づいて、絞り駆動等、光学ブロック2内の各機構の駆動を制御する駆動信号を出力する。
駆動部2bは、ドライバ2aからの駆動信号を受けて、光学ブロック2の駆動機構を駆動する。
イメージセンサ3は、光電変換素子であるフォトダイオードがマトリクス(行列)状に配列された固体撮像素子であり、TG3aから出力されるタイミング信号に基づいて駆動され、被写体からの入射光を電気信号に変換する。TG3aは、システムコントローラ6の制御の下で電子シャッタを制御するタイミング信号を出力する。なお、イメージセンサとしては特に限定されないが、例えば、CCD(Charged Coupled Device)や、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等が挙げられる。
AFE回路4は保持・利得制御回路41およびA/D変換回路(A/D)42を有している。AFE回路4は、例えば1つのIC(Integrated Circuit)として構成され、イメージセンサ3から出力された画像信号に対して、保持・利得制御回路41がCDS(Correlated Double Sampling)処理によりS/N(Signal/Noise)比を良好に保つようにサンプルホールドを行い、さらにAGC(Auto Gain Control)処理により利得(ゲイン)を制御する。また、A/D変換回路42がA/D変換を行いデジタル画像信号を出力する。なお、CDS処理を行う回路は、イメージセンサ3と同一基板上に形成されてもよい。
信号処理回路5は、AFE回路4にてデジタル信号に変換された被写体撮像信号に対し、システムコントローラ6からの制御信号に従い、AFE回路4からの画像信号に対するAF(Auto Focus:自動焦点)、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AWB(Auto White Balance:オートホワイトバランス)等の各種カメラ制御処理、またはその処理の一部を実行し、被写体の映像信号(輝度信号(Y)および色差信号(R−Y、B−Y))を生成する。
信号処理回路5は、水平・垂直方向の同期信号や各種タイミング信号を生成する同期信号生成部51と、システムコントローラ6からの制御信号により制御処理を施し被写体映像信号を生成するカメラ信号処理部52と、被写体映像信号に対し前述した制御処理を施すための各種演算処理を行う制御演算処理部53と、被写体映像信号に対し解像度の変換や歪みの補正処理等を行う解像度変換部54とを有している。
図2は、カメラ信号処理部の構成を示すブロック図である。
カメラ信号処理部52は、AFE回路4からの被写体撮像信号に各種補正処理を施すカメラ信号前処理部52aと、補正処理を施された被写体撮像信号をライン単位で蓄積するラインメモリ52bと、ラインメモリ52bから出力される信号の後処理を行うカメラ信号後処理部52cとを有している。
カメラ信号前処理部52aは、同期信号生成部51からの各種同期信号を用いて、被写体撮像信号に、撮像素子に起因する欠陥画素の補正やレンズに起因する明るさの不均一性(シェーディング)の補正、ノイズ除去等の各種補正処理を施す。
ラインメモリ52bは、例えば、イメージセンサ3を1個のみ使用の単板撮像システムにおいては、撮像素子のカラーコーディング(補色市松方式、または原色ベイヤ方式)に応じた補間処理を行う。また、イメージセンサ3を3個使用の3板撮像システムにおいては、解像度向上を目的とした画素ずらしシステムに対応した補間処理を行う。
カメラ信号後処理部52cは、補正および補間処理の施された被写体撮像信号から輝度信号(Y)および色差信号(R−Y、B−Y)からなる被写体映像信号を生成する。
図3は、制御演算処理部を示すブロック図である。
制御演算処理部53は、システムコントローラ6からの設定信号に基づいて各種演算処理を行い、演算結果をシステムコントローラ6に出力する部位であり、制御演算前処理部53aと、AF演算処理部53bと、AE演算処理部53cと、AWB演算処理部53dとを有している。
制御演算前処理部53aは、同期信号生成部51からの各種同期信号を用いてAF演算処理部53b、AE演算処理部53c、AWB演算処理部53dへの入力信号と水平・垂直方向のアドレスカウンターおよび制御対象領域内の有効・無効を示すタイミング信号の生成を行う。また、制御演算前処理部53aは、同期信号生成部51からの各種同期信号を用いて被写体撮像信号を、輝度信号等の被写体映像信号に変換する。
AF演算処理部53bは、被写体までの距離に応じて自動的にレンズを駆動制御するAF処理(自動測距処理)のための各種演算処理を行う。
AE演算処理部53cは、被写体照度に応じてシャッタースピードや絞り値を算出し自動的に露出条件を決定するAE処理(自動測光処理)のための各種演算処理を行う。
AWB演算処理部53dは、被写体または光源の色温度を測定し、各色(R、G、B)に対するゲインを決定し最適な色再現処理を自動的に行うAWB処理(自動測色処理)のための各種演算処理を行う。
再び図1に戻って説明する。
システムコントローラ6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成されるマイクロコントローラであり、前述した演算結果に基づいて、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより、光学ブロック2、イメージセンサ3、AFE回路4、信号処理回路5等、撮像装置1の各部を統括的に制御することにより、AF、AE、AWBの自動制御処理を行い、撮像被写体の好適な映像信号の生成を行う。
操作部7は、例えばシャッタレリーズボタンなどの各種操作キーやレバー、ダイヤルなどを有しており、ユーザによる入力操作に応じた制御信号をシステムコントローラ6に出力する。
この撮像装置1では、イメージセンサ3によって受光されて光電変換された信号が、順次AFE回路4に供給され、CDS処理やAGC処理が施された後、デジタル信号に変換される。信号処理回路5は、AFE回路4から供給されたデジタル画像信号を輝度信号(Y)と色差信号(R−Y、B−Y)に変換し、最終的に画質補正処理して出力する。
信号処理回路5から出力された映像信号は、解像度変換部54において解像度変換等が施された後、さらに図示しないディスプレイに表示するため表示信号に変換される。これにより、撮像画像がディスプレイに表示される。また、操作部7からのユーザの入力操作などによりシステムコントローラ6に対して画像の記録が指示されると、信号処理回路5からの画像データは図示しないエンコーダに供給され、所定の圧縮符号化処理が施されて図示しない記録媒体に記録される。静止画像の記録の際には、信号処理回路5からは1フレーム分の画像データがエンコーダに供給され、動画像の記録の際には、処理された画像データがエンコーダに連続的に供給される。
次に、撮像装置1のオートフォーカスの原理について説明する。
図4は、所定単位時間における映像信号を、水平および垂直方向座標からなる画像空間と信号レベルで3次元空間に模式的に示した図である。
前述したように、コントラスト検出方式によるオートフォーカスは、撮像被写体の映像信号から抽出した高周波成分より評価値を生成し、これを最大となるようにレンズを制御駆動して焦点調節を行う方法であるが、被写体映像信号中の高周波成分は、水平方向または垂直方向の一方向のみに分布することは稀であり、むしろ図4に示すように水平垂直両方向の成分を持つ場合が一般的である。高周波成分を抽出するということは、図4のそれぞれ直交する水平方向X軸、垂直方向Y軸、信号レベルZ軸において、X軸上の点A、Y軸上の点B、Z軸上の点Cから形成される4面体の、原点から直線ABへの垂線Dと、その交点および点Cのなす直線Eとの傾きαを求めることと等価であり、この傾きαは次式(1)で与えられる。
Figure 0004972902
しかしながら、式(1)で表される演算を装置を用いて実現するには、回路規模の増大および高コスト化を招く。
そこで本実施の形態では、式(1)を式(2)に示すように簡略化し、この式(2)を高周波成分の抽出に用いる。
α1=a|x’|+b|y’|・・・(2)(但し、a+b=1(a≧0、b≧0))
なお、式(2)において、a、bは水平方向補正係数および垂直方向補正係数であり、正規化のため但し書きの関係を満たすものとする。また、x’、y’は、それぞれ、水平および垂直方向の一次元のハイパスフィルタ処理を施した出力信号である。
ここで、水平方向補正係数aが1に近づく程(垂直方向補正係数bが0に近づく程)、水平方向での高周波成分の検出精度が高まり、垂直方向補正係数bが1に近づく程(水平方向補正係数aが0に近づく程)、垂直方向での高周波成分の検出精度が高まる。
次に、このオートフォーカス方法を実現するAF演算処理部53bについて説明する。
図5は、AF演算処理部の構成を示すブロック図である。
AF演算処理部53bは、水平方向の処理信号に対して処理を行うハイパスフィルタ531aと、垂直方向の処理信号に対して処理を行うハイパスフィルタ531bと、入力される信号に対して絶対値化処理を施す絶対値化部532a、532bと、入力される信号に対してノイズ除去処理および設定閾値によるリミッタ処理を施すノイズコアリング部533a、533bと、入力される信号に対して補正係数による補正処理および加算処理を施す補正/加算処理部534と、水平方向画素数単位に最大値(ピーク値)を検出するラインピーク検出部535と、ラインピーク検出部535からの最大値が入力されると、画面全体に積分処理を施すライン積分部536と、ラインピーク検出部535からの最大値が入力されると、画面全体での最大値(ピーク値)の算出処理を行う画面ピーク検出部537とを有している。なお、ハイパスフィルタ531a、531bが本実施の形態の抽出手段の主要部を構成している。
図6は、補正/加算処理部を示すブロック図である。
補正/加算処理部534は、ノイズコアリング部533aより入力された水平方向映像信号およびシステムコントローラ6から得られる水平方向補正係数aの乗算処理を施す乗算部534aと、ノイズコアリング部533bより入力された垂直方向映像信号およびシステムコントローラ6から得られる垂直方向補正係数bの乗算処理を施す乗算部534bと、乗算処理を施された水平方向信号および垂直方向信号の加算処理を施す加算部534cと、加算結果に対し、例えば、四捨五入等の丸め処理を施す丸め処理部534dと、丸め結果に対し、丸め処理により生じるオーバーフロー等に対するリミット処理を施すリミッタ処理部534eとを有している。
なお、乗算部534aおよび乗算部534bは、それぞれ例えば、乗算器により構成することができるが、補正係数が、1/2、1/4、1/8、1/16、・・・と2−n倍(n≧0)すなわち2の乗数のみである場合は、シフタのみにより構成することができる。これにより回路構成を簡易なものとすることができる。
次に、撮像装置1の動作について説明する。
まず、カメラ信号前処理部52aにより、各種補正処理を施された被写体撮像信号は、ラインメモリ52bを通じて複数ライン並列して制御演算前処理部53aに入力される。入力された被写体撮像信号は、制御演算前処理部53aにて同期信号生成部51からの各種同期信号を用いて輝度信号等の被写体映像信号に変換され、AF演算処理部53bに入力される。
AF演算処理部53bでは、入力された映像信号に対し、ハイパスフィルタ531a、531bにより、水平および垂直のそれぞれの方向に一次元のフィルタ処理が施され、撮像被写体の高周波成分の抽出が行われる。抽出された高周波成分は、それぞれ絶対値化部532a、532bにより絶対値化処理が施され、ノイズコアリング部533a、533bにより、それぞれ微小振幅のノイズ除去処理と設定閾値によるリミッタ処理が施される。ノイズ除去された水平方向信号および垂直方向信号は、補正/加算処理部534により補正係数による補正処理および加算処理が施され、撮像被写体の3次元空間における高周波成分として、ラインピーク検出部535に入力される。
その後、ラインピーク検出部535により、入力信号に対し、水平方向画素数単位に最大値(ピーク値)が検出される。次に、ライン積分部536により、該最大値を入力として画面全体に積分処理が施され、ライン積分値の算出処理が行われる。また、画面ピーク検出部537により、最大値を入力とし、画面全体での最大値(ピーク値)の算出処理が行われる。算出されたライン積分値並びに画面ピーク値は、AF演算処理部53bでの評価値として、システムコントローラ6に出力される。そして、システムコントローラ6により、評価値に基づいて、評価値が最大となるようにドライバ2aが制御される。その後、ドライバ2aにより光学ブロック2内の各機構の駆動を制御する駆動信号が出力され、駆動部2bにより、レンズの移動が行われ、被写体の焦点距離および焦点位置が決定される。
以上述べたように、撮像装置1によれば、ハイパスフィルタ531a、531bを用いて水平および垂直のそれぞれの方向に一次元のフィルタ処理を施すことにより、回路構成を大型化することなく撮像被写体の水平および垂直方向いずれの高周波成分も容易に抽出することができる。
また、システムコントローラ6が、水平方向補正係数aおよび垂直方向補正係数bの比率を任意に設定することにより、垂直方向に強い高周波成分を持つ被写体に対しても精度良く焦点調節を行うことができる。これにより、自動焦点調節機能の向上を実現することができる。その結果、撮像被写体の好適な映像信号を生成することができる。
また、ハイパスフィルタ531a、531bの高周波成分の抽出に際し、ラインメモリ52bから必要な情報を取得することができるため、専用の二次元直交変換器を用いた場合等に必要となる専用メモリが不要となり、撮像装置1の小型化、軽量化および低コスト化を実現することができる。
次に、撮像装置の第2の実施の形態について説明する。
図7は、第2の実施の形態の撮像装置の補正/加算処理部を示すブロック図である。
以下、第2の実施の形態の撮像装置について、前述した第1の実施の形態の撮像装置1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2の実施の形態の撮像装置は、補正/加算処理部の構成が異なり、それ以外は第1の実施の形態と同様である。
第2の実施の形態の補正/加算処理部534βは、補正係数を算出する補正係数算出部534fを有している。
補正係数算出部534fは、垂直方向補正係数bに基づいて、前述したa+b=1を満たすように自動的に水平方向補正係数aの算出を行う。
この第2の実施の形態の撮像装置によれば、第1の実施の形態の撮像装置1と同様の効果が得られる。
そして、第2の実施の形態の撮像装置によれば、補正係数算出部534fが、システムコントローラ6より設定された垂直方向補正係数bに基づいて、水平方向補正係数aの算出を行うため、システムコントローラ6による演算負荷およびシステムコントローラ6と制御演算処理部53との間の通信負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態では、垂直方向補正係数bに基づいて水平方向補正係数aを算出したが、水平方向補正係数aに基づいて、垂直方向補正係数bを算出してもよい。
以上、本発明の撮像装置を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。
また、本発明は、前述した各実施の形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、前述した各実施の形態では、システムコントローラ6が補正係数を設定したが、これに限らず、例えば、乗算部534a、534bや、補正係数算出部534fに補正係数を予め設定しておいてもよい。
また、前述した各実施の形態においては、信号処理回路5は集積回路(ハードウェア)で構成される例を示したが、前述した構成の全て、またはその一部を、コンピュータ等を利用してソフトウェア的に実現するようにしてもよい。
また、本発明の撮像装置は、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の静止画像または動画像の撮像装置等に適用することができる。
撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 カメラ信号処理部の構成を示すブロック図である。 制御演算処理部を示すブロック図である。 所定単位時間における映像信号を、水平および垂直方向座標からなる画像空間と信号レベルで3次元空間に模式的に示した図である。 AF演算処理部の構成を示すブロック図である。 補正/加算処理部を示すブロック図である。 第2の実施の形態の撮像装置の補正/加算処理部を示すブロック図である。
符号の説明
1・・・撮像装置、6・・・システムコントローラ、531a、531b・・・ハイパスフィルタ、534・・・補正/加算処理部、534f・・・補正係数算出部

Claims (5)

  1. 被写体の光学像の結像を行う光学系を合焦位置へと制御するオートフォーカス機能を備えた撮像装置において、
    前記被写体の撮像信号から任意の一方向(以下、X方向という)および前記一方向に直交する方向(以下、Y方向という)の周波数成分を別個に抽出する抽出手段と、
    前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の補正係数を取得し、前記一方向の補正係数に基づいて他方向の補正係数を算出し、前記抽出手段により抽出された前記X方向の周波数成分信号に対して前記X方向の補正係数、および前記Y方向の周波数成分信号に対して前記Y方向の補正係数を用いて補正処理を施す補正手段と、
    前記補正処理が施された前記X方向の周波数成分信号と前記Y方向の周波数成分信号とを加算する加算手段と、
    前記加算手段による加算出力に基づいて、前記オートフォーカスを行う制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記抽出手段は、前記X方向および前記Y方向の周波数成分をそれぞれ抽出する2つの一次元ハイパスフィルタで構成されていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記撮像信号から輝度信号および色差信号で構成される映像信号を生成する映像信号生成部と、前記映像信号の解像度を変換する解像度変換部と、前記解像度変換部で変換する際に用いる前記撮像信号をライン単位でバッファリングするラインメモリとをさらに備え、
    前記抽出手段は、前記各周波数成分を前記ラインメモリから抽出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記補正係数は、抽出した前記各周波数成分の重みを調整する係数であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 被写体の光学像の結像を行う光学系を合焦位置へと制御するオートフォーカスを行う撮像方法において、
    前記被写体の撮像信号から任意の一方向(以下、X方向という)および前記一方向に直交する方向(以下、Y方向という)の周波数成分を別個に抽出し、
    前記X方向または前記Y方向のいずれか一方向の補正係数を取得し、前記一方向の補正係数に基づいて他方向の補正係数を算出し、抽出された前記X方向の周波数成分信号に対して前記X方向の補正係数、および前記Y方向の周波数成分信号に対して前記Y方向の補正係数を用いて補正処理を施し、
    前記補正処理が施された前記X方向の周波数成分信号と前記Y方向の周波数成分信号とを加算し、
    前記加算に基づいて、前記オートフォーカスを行う、
    ことを特徴とする撮像方法。
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