JP2006157344A - 撮像装置 - Google Patents

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Yoshimitsu Asai
祥光 浅井
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Abstract

【課題】従来の撮像装置ではレンズ光学系に起因する周辺光量落ちを電気的に乗算し補正させるため、補正後の出力信号のS/Nが劣化し、良好な補正画像を得ることができない。
【解決手段】係数演算回路19では、制御回路18からのレンズ周辺光量条件及び駆動回路11からの水平垂直同期基準より、メモリ20に記憶された周辺光量係数を求め、撮像信号の各画素単位で補正係数を演算する。その求められた補正係数によって乗算回路8で撮像信号に乗算し周辺光量レベルを補正させるとともに、補正回路10では、係数演算回路19からの補正係数に連動した制御信号が入力され、その制御信号によってノイズ補正処理を行うものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学レンズを有したビデオカメラやデジタルスチルカメラなどに代表される撮像装置に関するものである。
近年、ビデオカメラやデジタルスチルカメラが一般に普及するとともに、更なる装置の小型化や高画質化が強く要望されている。
しかしながら、光学レンズを通して被写体を撮像する場合、撮像面の中央部の明るさよりも周辺部の明るさが暗くなる所謂周辺光量落ち現象が現れ、しかもレンズの小型化に伴いより大きな課題になっている。一般にこの現象は、主にコサイン4乗則とヴィネッティングによって生じることが知られている。
このような周辺光量落ちを補正するために、例えば特許文献1のように、撮像素子の受光面上の中央部に対する周辺部の光量比を求め、電気的に撮像面の周辺光量補正を行う方法がいくつか提案、開示されている。
以下に従来の撮像装置の一例について説明する。図8は従来の撮像装置の実装形態を示すためのブロック図である。
同図において、撮像する画面の画角を調整するズームレンズ1と、入射光の焦点を調整するフォーカスレンズ2と、入射光の光量を調整するアイリス3と、撮像された光を電気的な信号に変換する撮像素子4と、出力される撮像信号を相関2重サンプリング処理するCDS5と、撮像信号の出力レベルを調整するAGC6と、AD変換器7と、デジタル化された撮像信号に所定係数を乗算させる乗算回路8と、撮像信号から輝度信号及び色信号を変換処理する信号処理回路9と、ズームレンズを駆動させるズーム制御回路12と、フォーカスレンズを駆動させるフォーカス制御回路13と、アイリスを制御させるアイリス制御回路14と、ズームレンズのズーム位置を検出するズーム位置検出15と、フォーカスレンズのフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出16と、アイリスの絞り値を検出させるアイリス絞り値検出17と、各レンズ及びアイリスをコントロールする制御回路18と、補正係数を出力する係数出力回路22からなる撮像装置である。
上記構成による従来の撮像装置の具体的動作について図8、図9、図10を用いて説明する。図9は所定ズーム位置におけるレンズ中心からレンズ周辺までの光量特性を示した図であり、図10は図9の条件から算出される補正係数特性の図である。ズームレンズ1に配置されたズーム位置検出15よりズーム位置を検出し、フォーカスレンズ2に配置されたフォーカス位置検出16よりフォーカス位置を検出し、アイリス絞り値検出17よりアイリス3の絞り値をそれぞれ検出する。制御回路18では、ズームレンズ1、フォーカスレンズ2及びアイリス3を駆動させる各コントロール信号を出力させると共に、ズームレンズ1及びフォーカスレンズ2の各位置情報、アイリス3の絞り値情報からレンズの周辺光量条件を判断する。また制御回路18のメモリ部分には、図9に示すような各レンズ条件における周辺光量特性の固有パラメータが記憶されている。従って、制御回路18内で判断された周辺光量条件からメモリ部分に記憶された固有パラメータを選択し、図10に示すような補正係数特性を算出する。その求められた補正係数を係数出力回路22を介して乗算回路8に出力し乗算補正させた後、信号処理回路9で輝度信号及び色信号に変換して出力させることにより周辺光量補正を行うものである。
特開平6−165023号公報
しかしながら、上記のような従来の撮像装置においては、図10に示すような補正係数特性を用いて周辺光量落ちを電気的に乗算し補正させると、乗算ゲインに応じてS/Nが劣化し、良好な補正画像が得られないという課題を有している。
本発明は、ズームレンズを備えた画角調整手段と、フォーカスレンズを備えた焦点調整手段と、アイリスを備えた絞り調整手段と、撮像素子を備えた撮像手段を含む撮像装置であって、前記ズームレンズのズーム位置を検出するズーム位置検出手段と、前記フォーカスレンズのフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記アイリスの絞り値を検出する絞り値検出手段と、周辺光量減衰率を記憶する記憶手段と、前記ズーム位置検出手段からのズーム位置と、前記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置と、前記絞り値検出手段からの絞り値の少なくとも1つの情報と、前記記憶手段からの周辺光量減衰率から補正係数を算出する係数演算手段と、前記係数演算手段からの補正係数で前記撮像素子からの撮像信号を乗算させる乗算手段と、前記乗算手段からの出力信号を前記係数演算手段からの補正係数に応じてノイズ補正させる補正手段を備え、周辺光量落ち部分のS/Nを劣化させることなく、電気的に周辺光量落ちを十分補正させることができ、良質な画像を得ることができることを最も主要な特徴とする。
本発明の撮像装置は、レンズ光学系に起因する周辺光量落ちに対して、光学設計時に求められるズーム位置、フォーカス位置、絞り値に対する周辺光量特性から逆算した補正係数によって撮像信号の周辺光量レベルを電気的に補正させるとともに、この補正係数に連動させたノイズ補正処理を行うことによって周辺光量落ち部分のS/Nを劣化させることなく周辺光量落ち補正を実現させ良好な画像を得ることができる利点がある。
本発明の請求項1に記載の発明は、ズームレンズを備えた画角調整手段と、フォーカスレンズを備えた焦点調整手段と、アイリスを備えた絞り調整手段と、撮像素子を備えた撮像手段を含む撮像装置であって、前記ズームレンズのズーム位置を検出するズーム位置検出手段と、前記フォーカスレンズのフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記アイリスの絞り値を検出する絞り値検出手段と、周辺光量減衰率を記憶する記憶手段と、前記ズーム位置検出手段からのズーム位置と、前記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置と、前記絞り値検出手段からの絞り値の少なくとも1つの情報と、前記記憶手段からの周辺光量減衰率から補正係数を算出する係数演算手段と、前記係数演算手段からの補正係数で前記撮像素子からの撮像信号を乗算させる乗算手段と、前記乗算手段からの出力信号を前記係数演算手段からの補正係数に応じてノイズ補正させる補正手段を備えたものである。
請求項2に記載の発明は、記憶手段は、撮像素子上の受光領域を任意の複数画素単位でブロック分割し、ズーム位置とフォーカス位置と絞り値から算出される周辺光量減衰率を前記ブロック単位で記憶させるものである。
請求項3に記載の発明は、記憶手段は、撮像素子上の受光領域を光軸中心を基準に垂直水平方向に4分割した領域に分割し、その少なくとも1領域分の範囲でズーム位置とフォーカス位置と絞り値から算出される周辺光量減衰率を記憶させるものである。
請求項4に記載の発明は、ズームレンズを備えた画角調整手段と、フォーカスレンズを備えた焦点調整手段と、アイリスを備えた絞り調整手段と、撮像素子を備えた撮像手段を含む撮像装置であって、前記ズームレンズの位置を検出するズーム位置検出手段と、前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記アイリスの絞り値を検出する絞り値検出手段と、前記ズーム位置検出手段からのズーム位置と、前記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置と、前記絞り値検出手段からの絞り値の少なくとも1つの情報から周辺光量減衰率の近似関数を算出し補正係数を演算する係数演算手段と、前記係数演算手段からの補正係数で前記撮像素子からの撮像信号を乗算させる乗算手段と、前記乗算手段からの出力信号を前記係数演算手段からの補正係数に応じてノイズ補正させる補正手段を備えたものである。
請求項5に記載の発明は、補正手段は、乗算された出力信号を係数演算手段からの補正係数に応じた帰還係数でノイズリダクション処理を行うものである。
請求項6に記載の発明は、補正手段は、乗算手段で乗算された出力信号から高周波数成分を取り出し、その高周波数成分に対して係数演算手段からの補正係数に応じたコアリング処理を行い、高周波成分を取り出された前記乗算手段の出力信号に再び加算させるものである。
請求項7に記載の発明は、係数演算手段は、ズーム位置検出手段からのズーム位置と、フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置と、絞り値検出手段からの絞り値のそれぞれの条件において、光軸中心から周辺端までの直線区間を任意の複数区間で分割し算出される周辺光量減衰率の近似関数より、撮像素子上の全ての受光領域での補正係数を演算させるものである。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の撮像装置の実施の形態1におけるブロック図であって、1〜9、12〜18の構成要素は、図8と同様であり同一番号を付与している。
同図において、1は本装置で撮像する画面の画角を拡大や縮小などして調整する画角調整手段であるズームレンズ、2はズームレンズ1を介して入射される入射光の焦点を調整する焦点調整手段であるフォーカスレンズ、3はフォーカスレンズ2を介して入射される入射光の光量を調整する絞り調整手段であるアイリス、4はアイリス3を介して入射される撮像された光信号を電気的な信号に変換する撮像素子で、例えばCCDイメージセンサーなどからなる。5は撮像素子4から出力される撮像信号を相関2重サンプリング処理する相関2重サンプリング処理手段であるCDS、6はCDS5からの撮像信号の出力レベルを調整する自動利得調整手段であるAGC、7はAGC6からの撮像信号(アナログ信号)をデジタル信号の撮像信号に変換するアナログデジタル変換手段であるAD変換器、8はAD変換器7でデジタル化された撮像信号に所定係数を乗算させる乗算手段である乗算回路、9は乗算回路8からの撮像信号から輝度信号及び色信号を変換処理する信号処理手段である信号処理回路、10は乗算回路8からの出力信号のノイズを補正する補正手段である補正回路、11は撮像素子4を駆動させる駆動回路で、具体的には撮像素子4における各画素から撮像信号を垂直転送レジスタ上を垂直転送したり、水平転送レジスタ上を水平転送したりして、撮像信号を出力するように動作制御するものである。12はズームレンズ1を駆動させる画角制御手段であるズーム制御回路で、使用者がズームレバーなどの操作手段(図示せず)を操作することでズームレンズ1を光軸方向へ移動させて、画角を望遠あるいは広角に制御することができるものである。13はフォーカスレンズ2を駆動させる焦点制御手段であるフォーカス制御回路で、フォーカスレンズ2を駆動して入射光を焦点を合焦状態にするなどの制御を行うものである。14はアイリス3を制御させる絞り制御手段であるアイリス制御回路で、アイリス3の開度を制御するものである。15はズームレンズ1のズーム位置を検出するズーム位置検出手段であるズーム位置検出回路、16はフォーカスレンズ2のフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段であるフォーカス位置検出回路、17はアイリス3の絞り値を検出する絞り値検出手段であるアイリス絞り値検出回路で、ズーム位置検出部15とフォーカス位置検出部16と絞り値検出部17とからの検出結果を制御回路18へ出力している。18は各レンズ1及び2及びアイリス3をコントロールする例えばマイコン(CPU)のような制御手段である制御回路、19は周辺光量レベルを補正するめの補正係数を演算する係数演算手段である係数演算回路、20はレンズ設計時に算出されたズーム位置に対する撮像素子4の受光面位置での周辺光量係数、フォーカス位置に対する撮像素子4の受光面位置での周辺光量係数、絞り値に対する撮像素子4の受光面位置での周辺光量係数をそれぞれ記憶させる記憶手段であるメモリである。
以上の構成による本実施の形態の撮像装置の具体的動作について、図面を用いて説明する。
被写体からの撮像光は、撮像装置内のズームレンズ1、フォーカスレンズ2、アイリス3を通り、撮像素子4の受光面上に結像する。撮像素子4としては、例えばCCDやCMOSセンサーなどが上げられる。撮像素子4で光電変換された撮像信号は、CDS回路5によって相関2重サンプリングされ、AGC回路6によってゲイン調整された後、A/D変換器7によりアナログ信号からデジタル信号に変換される。
一方、ズームレンズ1に配置されたズームエンコーダの出力信号から、ズーム位置検出回路12によってズーム位置情報を検出し制御回路18に出力する。また、フォーカスレンズ2に配置されたエンコーダの出力信号から、フォーカス位置検出回路13によってフォーカス位置情報を検出し、同じく制御回路18に出力する。またアイリス3に配置された絞り値センサーから、アイリス絞り値検出回路14によって絞り値を検出し、制御回路18に出力する。
メモリ20には、レンズ設計時に算出されたズーム位置に対する撮像素子4の受光面位置での周辺光量係数、フォーカス位置に対する撮像素子4の受光面位置での周辺光量係数、絞り値に対する撮像素子4の受光面位置での周辺光量係数をそれぞれ記憶させる。
ここでメモリ20のメモリテーブルに記憶される周辺光量係数の関係を図2に示す。撮像素子4の受光面を水平垂直方向の2次元領域に複数分割し、それぞれに光軸中心からの周辺光量係数を記憶させるもので、そのブロック分割数はメモリ容量、補正効果等により任意に設定できるものである。またこのメモリ20に各周辺光量係数を記憶させる手法としては、撮像装置の電源立上げ時に制御回路18に記憶される固有パラメータあるいは固有パラメータを予め記憶させた外付けROMからデータを読み出し、メモリ20に書き込む方法が考えられる。また光学レンズ設計が変わらない場合は、メモリ20をROMとしてレンズ設計時の固有パラメータを記憶させても良い。
制御回路18では、ズームレンズ1及びフォーカスレンズ2の位置情報と、アイリス3の絞り値情報から現在のレンズ周辺光量条件を判断し、そのレンズ周辺光量条件の情報を係数演算回路19に出力する。係数演算回路19では、制御回路18からのレンズ周辺光量条件及び駆動回路11からの水平垂直同期基準より、メモリ20に記憶された周辺光量係数を求め、撮像信号の各画素単位で補正係数を演算する。
その求められた補正係数によって乗算回路8で撮像信号に乗算し、補正させることにより周辺光量レベルの補正を行う。周辺光量レベルの補正された信号は、信号処理回路9で輝度信号と色信号からなる映像信号に変換され、補正回路10に入力される。補正回路10では、係数演算回路19からの補正係数に連動した制御信号が入力され、その制御信号によってノイズ補正処理を行い出力させるものである。
ここで補正回路10の一例として図3を用いて説明する。但し、補正回路10に入力される信号処理回路9からの輝度信号及び色信号は、それぞれ独立した構成要素で同様の処理を行うものであるが、説明を簡略化するため同一処理として以下に説明する。
信号処理回路9から出力された映像信号は、第1の減算器31を通して出力させるとともに、フィールドあるいはフレームのメモリ32に入力される。メモリ32からの出力信号と入力の映像信号は、第2の減算器33で減算処理され、帰還係数回路34で補正係数に連動した係数演算処理をし、第1の減算器31で入力の映像信号から減算される所謂3次元ノイズリダクション処理によって、周辺光量レベル補正に連動したS/N改善処理を行うものである。
尚、メモリ32はラインメモリからなる2次元ノイズリダクション処理であっても良い。またメモリ32の出力信号を、補正後の映像信号出力とする構成であっても良い。更に、補正回路10を信号処理回路9の前に行う構成、すなわち補正回路10で乗算回路8からの撮像信号に3次元あるいは2次元ノイズリダクション処理を行い、その後信号処理回路9で輝度信号及び色信号に変換し、出力させる構成であっても良い。また周辺光量落ち係数を初期調整時に実測し求める方式であっても良い。
次に補正回路10の他の一例として図4を用いて説明する。
信号処理回路9から出力される輝度信号は、ハイパスフィルタ(HPF)あるいはバンドパスフィルタ(BPF)からなる輪郭検出回路35により高域成分を検出し、コアリング処理回路36を経由してノイズ成分を分離させるとともにアパーチャー加算回路37で輪郭強調レベルを調整し加算させることで輪郭強調された信号を出力する。ここでコアリング処理回路36のスレッシュレベル設定を補正係数に連動させて行うことにより、周辺光量レベル補正に連動したS/N改善処理を行うものである。
以上説明した補正回路10により、周辺光量レベル補正に連動したS/N改善処理を行うことにより、周辺光量落ち部分でのS/N劣化のない周辺光量落ち補正を実現させ良好な画像を得ることができるものである。
尚、上記の周辺光量落ち係数を保存するメモリ20は、SRAMあるいはフラッシュメモリのいずれでも良い。また光学レンズ設計に変更がなく周辺光量特性が固定される場合は、ROMであっても構わない。また回路規模と補正精度を考慮し、ブロック分割数を増減させることも可能である。また少数ブロックに分割する場合、ブロック間の補正係数を補完処理で近似値してもよい。また更なるメモリ容量削減のため、図5に示すように撮像素子の全受光面の領域に対して光軸中心を基準に上下左右に分割される1/4受光面分のみの周辺光量落ち係数をブロック化させメモリ20に書き込むものとし、残りの分割領域は、メモリ20に書き込まれた同一データを相対的に左右反転、上下反転させて読み出すことにより受光面全体の周辺光量落ち係数とさせても良い。すなわち光軸中心に対して左上1/4の受光面領域をメモリテーブルに記憶する場合、水平のアドレス制御を反転して読み出すことで受光面の右上テーブルとして扱い、垂直のアドレス制御を反転して読み出すことで受光面の左下テーブルとして扱い、水平のアドレス制御及び垂直のアドレス制御をそれぞれ反転して読み出すことで受光面の右下テーブルとして扱うことで全ての領域を相対的に再現させることができメモリ容量を1/4にできるものである。
(実施の形態2)
図6は第2の実施形態に係る撮像装置のブロック図である。図6において図1と共通の構成要素には図1と同一の符号を付している。
実施の形態1では、各レンズ位置及び絞り値による周辺光量落ち係数をそれぞれメモリに記憶する構成としていた。これに対して本実施形態では、大規模なメモリを用いずに周辺光量落ちを補正させる構成とし、比較的に小さな回路規模で同等機能を実現することができるものである。
すなわち、第1の実施形態に示したメモリ20の代わりに制御回路18に所定の固定値を記憶する書き換え可能ROM(EEPROM)21を設ける構成としたものである。
本構成による具体的な動作について図6を用いて以下に説明する。但し第1の実施形態と同一動作のものは説明を省略する。
まず、制御回路18に接続されるEEPROM21には予めレンズ設計時に求められる周辺光量特性を近似作成させるためのパラメータを記憶させる。制御回路18では、ズーム位置検出回路15からのズーム位置情報、フォーカス位置検出回路16からのフォーカス位置情報、絞り値検出回路17からの絞り値情報から、その時の周辺光量特性を近似演算させるためのパラメータ値をEEPROM21より読出し、係数演算回路19に出力する。係数演算回路19では、そのパラメータ値より補正係数を近似演算し、演算された補正係数を乗算回路8及び補正回路10に出力する。
ここで演算回路19により演算される近似関数及びEEPROM21に記憶するパラメータについて図7を用いて説明する。図7(a)はパラメータ設定を表した模式図、図7(b)はパラメータから演算される近似関数の一例を示すグラフであり、x軸は光軸中心からの距離、y軸は周辺光量係数である。一般に周辺光量落ちは光軸中心からの距離より特性が変化するため、図7(a)に示すように光軸中心点からの距離を複数の区間に分割し、その設定区間とその区間毎の周辺光量係数の変化量を入力パラメータとして設定することにより近似特性を求めることができるものである。すなわち、光軸中心から周辺へ向う各区間を1つのパラメータX0、X1、X2・・・とし、またその各区間の周辺光量係数の変化量を別のパラメータY0、Y1、Y2・・・することにより、図7に示す近似関数を設定することができるものである。
図7(b)では各区間を線形近似させる特性としているが、より滑らかに近似させるために2次以上関数で近似設定させることも可能である。このように求めた補正係数によって乗算回路8で撮像信号に乗算し補正させることにより、周辺光量レベルの補正を行うことができ、後段の補正回路10において係数演算回路19で演算し求めた近似補正係数に連動するノイズ補正を行うことができるものである。
以上のように周辺光量落ち係数を保存させる大規模なメモリを用いずに周辺光量レベル補正に連動したS/N改善処理を行うことにより、周辺光量落ち部分でのS/N劣化のない周辺光量落ち補正を実現させ良好な画像を得ることができるものである。
尚、補正回路10として、例えばノイズ成分を含む帯域を分離し、その分離する成分のレベルを可変できるような補正方式であればいずれの方法でも構わない。
本発明にかかる撮像装置は、光学レンズを搭載した各種撮像機器にも適用できる。
本発明の実施の形態1に於ける撮像装置を示したブロック図 本発明の実施の形態1に於ける周辺光量落ち係数を記憶するメモリテーブルの概略を示す模式図 本発明の実施の形態1に於ける補正回路の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態1に於ける補正回路の他の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態1に於けるメモリテーブルの構成を示す模式図 本発明の実施の形態2に於ける撮像装置を示したブロック図 同実施の形態2に於ける近似補正係数特性を示す特性図 従来の撮像装置を示したブロック図 従来の撮像装置における周辺光量特性を示す特性図 従来の撮像装置における周辺光量レベルを補正する補正係数特性を示す特性図
符号の説明
1 ズームレンズ
2 フォーカスレンズ
3 アイリス
4 撮像素子
5 CDS
6 AGC
7 AD変換器
8 乗算回路
9 信号処理回路
10 補正回路
11 駆動回路
12 ズーム制御回路
13 フォーカス制御回路
14 アイリス制御回路
15 ズーム位置検出
16 フォーカス位置検出
17 アイリス絞り値検出
18 制御回路
19 係数演算回路
20 メモリ
21 EEPROM
22 係数出力回路
31 第1の減算器
32 メモリ
33 第2の減算器
34 帰還係数回路
35 輪郭検出回路
36 コアリング処理回路
37 アパーチャー加算回路

Claims (7)

  1. ズームレンズを備えた画角調整手段と、フォーカスレンズを備えた焦点調整手段と、アイリスを備えた絞り調整手段と、撮像素子を備えた撮像手段を含む撮像装置であって、前記ズームレンズのズーム位置を検出するズーム位置検出手段と、前記フォーカスレンズのフォーカス位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記アイリスの絞り値を検出する絞り値検出手段と、周辺光量減衰率を記憶する記憶手段と、前記ズーム位置検出手段からのズーム位置と、前記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置と、前記絞り値検出手段からの絞り値の少なくとも1つの情報と、前記記憶手段からの周辺光量減衰率から補正係数を算出する係数演算手段と、前記係数演算手段からの補正係数で前記撮像素子からの撮像信号を乗算させる乗算手段と、前記乗算手段からの出力信号を前記係数演算手段からの補正係数に応じてノイズ補正させる補正手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 記憶手段は、撮像素子上の受光領域を任意の複数画素単位でブロック分割し、ズーム位置とフォーカス位置と絞り値から算出される周辺光量減衰率を前記ブロック単位で記憶させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 記憶手段は、撮像素子上の受光領域を光軸中心を基準に垂直水平方向に4分割した領域に分割し、その少なくとも1領域分の範囲でズーム位置とフォーカス位置と絞り値から算出される周辺光量減衰率を記憶させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. ズームレンズを備えた画角調整手段と、フォーカスレンズを備えた焦点調整手段と、アイリスを備えた絞り調整手段と、撮像素子を備えた撮像手段を含む撮像装置であって、前記ズームレンズの位置を検出するズーム位置検出手段と、前記フォーカスレンズの位置を検出するフォーカス位置検出手段と、前記アイリスの絞り値を検出する絞り値検出手段と、前記ズーム位置検出手段からのズーム位置と、前記フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置と、前記絞り値検出手段からの絞り値の少なくとも1つの情報から周辺光量減衰率の近似関数を算出し補正係数を演算する係数演算手段と、前記係数演算手段からの補正係数で前記撮像素子からの撮像信号を乗算させる乗算手段と、前記乗算手段からの出力信号を前記係数演算手段からの補正係数に応じてノイズ補正させる補正手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  5. 補正手段は、乗算された出力信号を係数演算手段からの補正係数に応じた帰還係数でノイズリダクション処理を行うことを特徴とする請求項1及び請求項4記載の撮像装置。
  6. 補正手段は、乗算手段で乗算された出力信号から高周波数成分を取り出し、その高周波数成分に対して係数演算手段からの補正係数に応じたコアリング処理を行い、高周波成分を取り出された前記乗算手段の出力信号に再び加算させることを特徴とする請求項1及び請求項4記載の撮像装置。
  7. 係数演算手段は、ズーム位置検出手段からのズーム位置と、フォーカス位置検出手段からのフォーカス位置と、絞り値検出手段からの絞り値のそれぞれの条件において、光軸中心から周辺端までの直線区間を任意の複数区間で分割し算出される周辺光量減衰率の近似関数より、撮像素子上の全ての受光領域での補正係数を演算させることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
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