JP5880121B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データに含まれるノイズを低減する機能を備える画像処理装置に関するものである。
デジタルカメラやスキャナ等の撮像装置により撮影された画像データ(以下、「画像」ともいう。)には、撮像装置に含まれる撮像素子や回路の特性上、ショットノイズ、暗電流ノイズなどのノイズが含まれる。これら撮影された画像から高画質の画像を得るために、画像中のノイズを低減する必要がある。
しかし、画像に対して単純にローパスフィルタを用いてノイズを低減すると、エッジなどの画像中の重要な要素も同時に失われてしまい、画質が劣化する。そこで、画像データのノイズ低減においては、画像の領域の特性に応じて、適応的にノイズ低減を行うことが必要となる。
画像データに関するノイズ低減技術の一つとして、εフィルタが考案されている(非特許文献1参照。)。εフィルタでは、注目画素との信号差が一定閾値以下となる周辺画素をフィルタ処理に用いることで、エッジなどの信号差の大きい成分を保存しつつノイズを低減することができる。
また、カラー画像に対する信号依存性のノイズ低減を、より少ない計算コストで実現する技術が知られている(特許文献1参照。)。この特許文献1の技術は、εフィルタに準ずる原理で注目画素周辺の類似画素群を選択して、その類似画素群の性質をεフィルタの演算結果と処理対象画素値との差分の変換処理に反映させる。このような特許文献1の技術は、エッジ以外で細かな信号差が発生することで目立ちやすい画像中の輝度ノイズに対しては有用である。
しかし、特許文献1の技術は、色ノイズのような、注目画素と周辺画素との信号差が小さく広範囲に及ぶノイズに対しては周辺の参照画素数が少なく、除去効果が弱い。一方で、注目画素と周辺画素との信号差が小さいノイズに対してノイズ除去効果を高めるため、ノイズ除去に用いる参照画素数を増やすとフレームメモリの容量が大きくなる。そのため、特許文献1の技術には、ハード構成のサイズやコストが増加してしまうという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、注目画素と周辺画素との信号差が小さいノイズであっても効率よくノイズ除去を行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、処理対象画像において注目画素を含んだ処理対象エリア内で注目画素と周辺画素の信号値を比較して類似度の高い画素を抽出し、抽出した画素を用いてフィルタリング処理を演算するフィルタリング手段と、フィルタリング手段により得られたフィルタリング処理の結果を新たな注目画素の信号値としてフィルタリング処理が繰り返され、処理対象画素又は処理対象エリアの所定条件によりフィルタリング処理の繰り返し回数を決定する処理回数決定手段と、を有してなることを特徴とする画像処理装置である。
本発明によれば、注目画素と周辺画素との信号差が小さく広範囲に及ぶノイズであっても効率よくノイズ除去を行うことができる。
本発明に係る画像処理装置の実施の形態を示す画像処理装置としての撮像装置の正面図である。 上記画像処理装置の上面図である。 上記画像処理装置の例を示す背面図である。 上記画像処理装置の電気的制御系統の例を示す機能ブロック図である。 上記画像処理装置の画像処理部の機能ブロック図である。 上記画像処理装置のノイズ低減処理を示すフローチャートである。 上記画像処理装置の画像フィルタリング処理の一例を示す図である。 平均値と、分散の算出を模式的に説明する図である。 上記画像フィルタリング処理における信号値(画素値)に対するノイズの分散を示すグラフである。 上記画像フィルタリング処理における類似画素群平均値に対するノイズ量の推定関数を示すグラフである。 平均値と処理対象画素値との差分を一次元の特定方向に射影して加重加算を行う一例を示す図である。 上記ノイズ低減処理における画像フィルタリング処理の繰り返し回数に対するノイズ量の推定関数を示すグラフである。 上記画像処理装置のノイズ低減処理における画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定するテーブルの一例を示す図である。 上記ノイズ低減処理における処理対象画像の領域分割の一例を示す図である。 上記処理対象画像の領域分割した場合の領域ごとの繰り返し回数の一例を示す図である。 上記領域分割によるノイズ低減処理についてフォーカスポイントと処理対象領域との距離の測定の一例を示す図である。 上記領域分割による画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定するテーブルの一例を示す図である。 ベイヤー配列の一例を示す図である。
以下、本発明に係る画像処理装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、本発明に係る画像処理装置は、後述するように、撮像装置が撮影した画像データのノイズを低減処理する装置である。画像処理装置の実現方法としては、処理対象の画像データを撮影する撮像装置の一機能として実現されるようにしてもよいし、あるいは、画像処理装置は撮像装置とは別の装置として実現されるようにしてもよい。ここで、以下の説明では、撮像装置が画像処理装置して実現される場合を例に説明する。
[画像処理装置の実施の形態]
図1は、画像処理装置の実施の形態を示す図であり、画像処理装置としての撮像装置の正面図である。図1において、撮像装置1の筐体であるカメラボディCBの正面には、ストロボ発光部3、ファインダ4の対物面、リモコン受光部6及び撮像レンズを含む撮像光学系を構成する鏡胴ユニット7が配置されている。カメラボディCBの一方の側面部には、メモリカード装填室及び電池装填室の蓋2が設けられている。
図2は、撮像装置1の上面図である。図2において、カメラボディCBの上面には、レリーズスイッチSW1、モードダイヤルSW2及びサブ液晶ディスプレイ(サブLCD)(以下「液晶ディスプレイ」を「LCD」という。)11が配置されている。
図3は、撮像装置1の背面図である。図3において、カメラボディCBの背面には、ファインダ4の接眼部、AF用発光ダイオード(以下発光ダイオードを「LED」という。)8、ストロボLED9、被写体画像と拡大画像及び各種設定画面を表示する表示手段であるLCDモニタ10、電源スイッチ13、広角方向ズームスイッチSW3、望遠方向ズームスイッチSW4、セルフタイマの設定及び解除スイッチSW5、メニュースイッチSW6、上移動及びストロボセットスイッチSW7、右移動スイッチSW8、ディスプレイスイッチSW9、下移動及びマクロスイッチSW10、左移動及び画像確認スイッチSW11、OKスイッチSW12、クイックアクセススイッチSW13、が配置されている。
[撮像装置の機能ブロック]
次に、撮像装置1の機能ブロックの例について説明する。図4は、撮像装置1の機能構成例を示す機能ブロック図である。撮像装置1の各種動作(処理)は、デジタル信号処理IC(集積回路)等で構成されるデジタルスチルカメラプロセッサ104(以下、単に「プロセッサ104」という。)と、プロセッサ104において動作する撮像プログラムによって制御される。画像処理手段であるプロセッサ104は、第1のCCD(電荷結合素子)信号処理ブロック104−1と、第2のCCD信号処理ブロック104−2と、CPU(中央処理ユニット)ブロック104−3と、ローカルSRAM(SRAM:スタティックランダムアクセスメモリ)104−4と、USB(ユニバーサルシリアルバス)ブロック104−5と、シリアルブロック104−6と、JPEGコーデック(CODEC)ブロック104−7と、リサイズ(RESIZE)ブロック104−8と、TV信号表示ブロック104−9と、メモリカードコントローラブロック104−10と、を有してなる。これら各ブロックは相互にバスラインで接続されている。
プロセッサ104の外部には、RAW−RGB画像データ、YUV画像データ及びJPEG画像データを保存するためのSDRAM(シンクロナスランダムアクセスメモリ)103、RAM107、内蔵メモリ120及び撮像プログラムである制御プログラムが格納されているROM108、が配置されており、これらはバスラインを介してプロセッサ104に接続している。プロセッサ104は、ROM108に格納されている各種制御プログラムを実行し、各種制御プログラムによる機能を実現する。SDRAM103は、フレームメモリに相当する。ROM108に格納されている各種制御プログラムには、本発明に係る画像処理装置の動作を実現するプログラムである、ノイズ低減プログラム20が含まれる。つまり、撮像装置1において、ROM108に格納されるノイズ低減プログラム20をプロセッサ104に実行させ、SDRAM103、RAM107、内蔵メモリ120を使用することにより、画像処理装置100のフィルタリング手段109と処理回数決定手段110との機能を実現している。
プロセッサ104は、主にCPUブロック104−3等がバスで接続されたコンピュータを実体とし、ROM108に記憶されたノイズ低減プログラム20をCPUブロック104−3が実行することで、画像データに以下で説明するノイズ低減処理が施される。
なお、ASIC等のハードウェア(不図示)によりノイズ低減処理を実装してもよい。
ノイズ低減プログラム20は、あらかじめ、ROM108に記憶される。ここで、ノイズ低減プログラムは、メモリカード192に記憶させて、メモリカードスロット191を介してROM108に読み込むことができる。あるいは、ネットワーク(不図示)を介してノイズ低減プログラム20をROM108にダウンロードしてもよい。
鏡胴ユニット7は、ズーム(ZOOM)レンズ7−1aを有するズーム光学系7−1、フォーカス(FOCUS)レンズ7−2aを有するフォーカス光学系7−2、絞り7−3a、を有する絞りユニット7−3、メカニカルシャッタ(メカシャッタ)7−4aを有するメカシャッタユニット7−4、を備えており、これらによって撮像光学系が構成される。
ズーム光学系7−1と,フォーカス光学系7−2と、絞りユニット7−3と、メカシャッタユニット7−4は、それぞれズーム(ZOOM)モータ7−1b、フォーカスレンズ移動手段としてのフォーカス(FOCUS)モータ7−2b、絞りモータ7−3bとメカシャッタモータ7−4b、によって駆動される。
ズームモータ7−1b、フォーカスモータ7−2b、絞りモータ7−3b及びメカシャッタモータ7−4bの各モータは、モータードライバ7−5によって駆動される。モータードライバ7−5はプロセッサ104のCPUブロック104−3によって動作が制御される。
鏡胴ユニット7を構成するズームレンズ7−1aとフォーカスレンズ7−2aは、撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)101の受光面上に被写体像を結像させる撮像レンズを構成する。CCD101は、受光面に結像された被写体像を電気的な画像信号に変換してF/E−IC(フロントエンドIC)102に出力する。
なお、本実施の形態において、撮像素子は、CCDに限らず、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いてもよい。
F/E−IC102は、CDS(相関2重サンプリング部)102−1、AGC(自動利得制御部)102−2及びA/D(アナログ−デジタル)変換部102−3を有し、被写体像から変換された画像信号に対して、所定の処理を施し、デジタル信号に変換する。変換されたデジタル画像信号は、CCD信号処理ブロック104−1に入力される。これらの信号処理動作は、プロセッサ104のCCD信号処理ブロック104−1から出力されるVD信号(垂直駆動信号)とHD信号(水平駆動信号)により、TG(タイミングジェネレータ)102−4を介して制御される。
CCD信号処理ブロック104−1は、CCD101からF/E−IC102を経由して入力されたデジタル画像データに対して、ホワイトバランス調整及びγ調整等の信号処理を行うとともに、VD信号及びHD信号を出力する。
また、CPUブロック104−3は、ストロボ回路114を制御して動作させることによってストロボ発光部3から照明光を発光させる。
USBブロック104−5は、USBコネクタ122に結合される。シリアルブロック104−6は、シリアルドライバ回路123−1を介してRS−232Cコネクタ123−2に結合される。
TV信号表示ブロック104−9は、LCDドライバ117を介してLCDモニタ10に結合され、また、TV信号表示ブロック104−9は、ビデオアンプ(AMP)118を介してビデオジャック119にも結合される。
メモリカードコントローラブロック104−10は、メモリカードスロット191のカード接点に結合されている。メモリカード192がこのメモリカードスロット191に装填されると、メモリカード192の接点に接触して電気的に接続され、装填されたメモリカード192に画像ファイルを記憶する。
[撮像装置の動作]
次に、撮像装置1の動作について説明をする。図1から図3に示した撮像装置1において、モードダイヤルSW2を操作し、「記録モード」を選択すると、撮像装置1は記録モードでの動作を開始する。より詳しくは、図3に示した操作keyユニット(SW1〜SW13)に含まれるモードダイヤルSW2の状態が記録モード−オンになったことを、CPUブロック104−3が検知することで、記録モードでの動作が開始する。
CPUブロック104−3はモータードライバ7−5を制御し、鏡胴ユニット7を撮像可能な位置に移動させる。さらに、CCD101、F/E−IC102及びLCDモニタ10等の各部に電源が投入されて動作が開始される。各部の電源が投入されると、ファインダモードでの動作が開始する。
ファインダモードで動作中の撮像装置1は、撮像レンズを介してCCD101の受光面に結像された被写体像に係る画像信号がCDS102−1に出力される。このアナログRGB信号は、AGC(自動利得制御回路)102−2を介してA/D変換器102−3にてデジタル画像信号に変換される。このデジタル画像信号に含まれるR・G・Bの各信号は、プロセッサ104内の第2のCCD信号処理ブロック104−2が具備するYUV変換手段によって、YUV画像データに変換されて、フレームメモリとしてのSDRAM103に記録される。なお、第2のCCD信号処理ブロック104−2は、RGB画像信号に対してフィルタリング処理等の適切な処理を施してYUV画像データへと変換する。
YUV画像データは、CPUブロック104−3によって読み出されて、ビデオ信号表示ブロック104−9を介してビデオアンプ118及びビデオジャック119に送られて、これに接続されたTV(テレビジョン)にて表示される。
また、CPUブロック104−3によって読み出されたYUV画像データは、LCDドライバ117を介してLCDモニタ10に送られて表示に供される。この処理が1/30秒間隔で行われて表示が更新され、撮像対象とする被写体をLCDモニタ10の表示によって視認しながら撮像することができるファインダモードでの動作となる。
CCD101は複数の駆動モード(駆動条件)を設定することができる。この駆動モードによって、CCD101から出力される画像信号の出力条件を変更することができる。駆動モードには、例えば、『水平画素の「加算と間引き」をせずに、垂直画素の「加算と間引き」もしないモード(以下「モード1」とする。)』、『水平画素を「2画素加算」し、垂直画素を「2画素加算」するモード(以下「モード2」とする。)』、『水平画素を「4画素加算」し、垂直画素を「2画素間引き」するモード(以下「モード3」とする。)』、『水平画素の「加算と間引き」をせず、垂直画素を「4画素加算」とするモード(以下「モード4」とする。)』、がある。
[ノイズ低減処理の実施例1]
次に、撮像装置1が実行する画像データのノイズを低減するための、画像フィルタリング処理と、この画像フィルタリング処理の繰り返し回数の決定処理とを含む画像データのノイズ低減処理の一例について、実施例1として説明する。本実施例では、一つの画素がRGBの3成分を持つカラー画像から、信号値に大きさが依存するノイズを低減する際に処理対象画像全体に対して画像フィルタリング処理を繰り返す例を示す。
図5は、撮像装置1によって実現される画像処理装置の機能ブロック図の一例を示す。画像処理装置100は、画像データ(以下、処理対象画像31という)を入力データとして画像フィルタリング処理を所定回数繰り返し行うことで、ノイズ低減画像32を出力する。
画像処理装置100は、機能ブロックとして、画像取得部108−1、画像情報取得部108−2、カメラ設定情報記憶部51、繰り返し回数算出部108−3、繰り返し回数カウント部108−4、注目画素選択部108−5、類似画素群抽出部108−6、平均値算出部108−7、画素選択済判定部108−8、繰り返し終了判定部108−9、加重加算部108−10、ノイズ分散推定関数記憶部41、補正値置換部108−11を有する。各機能ブロックは、CPUブロック104−3がノイズ低減プログラム20を実行することで実現される。
画像取得部108−1、注目画素選択部108−5、類似画素群抽出部108−6、平均値算出部108−7、画素選択済判定部108−8は、フィルタリング手段109として画像フィルタリング処理を演算する。また、画像情報取得部108−2、カメラ設定情報記憶部51、繰り返し回数算出部108−3、繰り返し回数カウント部108−4は、処理回数決定手段110としてフィルタリング処理の繰り返し回数を決定する。
図6は、画像処理の手順を示すフローチャート図の一例を示す。以下、各機能ブロックが行う処理について、図6のフローチャートに沿って説明する。
画像処理装置100が画像フィルタリング処理を開始すると、画像取得部108−1が、処理対象画像31が格納されるSDRAM103から処理対象画像31を取得する(処理ステップS101)。処理対象画像31は、画像処理装置100が含まれる撮像装置1によって撮影された画像データであるが、それ以外の画像データ(例えば、他の撮像装置によって撮影された画像データ)であってもよい。
処理対象画像31を取得すると、画像情報取得部108−2は、処理対象画像31から画像情報として撮影時のカメラ設定情報や、画像特性情報を取得する(処理ステップS102)。
ここで、撮影時のカメラ設定情報は、画像がJPEG(Joint
Photographic Experts Group)であればデジタルカメラなどで一般的に付加されるExif(Exchangeable
Image File Format)情報や、各カメラメーカーが独自に画像データのファイル内に書き込んでいる情報(メーカーノート)から取得することができる情報である。カメラ設定情報から取得する情報としては、例えば、ISO(International Organization for Standardization)感度、光源(WB(White Balance)を含む)情報などである。
画像処理装置100が、撮像装置1内部の機能として処理を行う場合には、撮像装置1内のカメラ設定情報記憶部51に撮影時のカメラ設定情報が保持されている。そのため、画像情報取得部108−2は、カメラ設定情報記憶部51からカメラ設定情報を取得する。
また、画像特性情報は、撮影した処理対象画像31から輝度値、標準偏差を算出して取得される情報である。画像特性情報の算出方法については後述する。
繰り返し回数算出部108−3は、画像情報取得部108−2が取得したカメラ設定情報、画像特性情報に基づいて内蔵メモリ120内にある繰り返し回数テーブルを参照して、画像フィルタリング処理を繰り返す回数を決定する(処理ステップS103)。繰り返し回数決定方法については後述する。
繰り返し回数カウント部108−4は、画像フィルタリング処理を行うたびに画像フィルタリング処理の繰り返し回数を加算して、画像フィルタリング処理の処理回数をカウントする(処理ステップS104)。
画像フィルタリング処理の繰り返し回数が決定されると、注目画素選択部108−5は、処理対象画像31に含まれる画素の中から注目画素を選択する(処理ステップS105)。注目画素の選択方法としては、例えば、ラスタ走査により水平方向に1画素ずつ移動させて注目画素を選択する方法を採用することができる。ここで、走査方法は上述のものに限らず、いかなるものであってもよい。
注目画素の決定後、類似画素群抽出部108−6は、注目画素の近傍領域から類似画素を抽出する(処理ステップS106)。類似画素の抽出方法としては、例えば、注目画素を中心としたウィンドウを設定し、注目画素との信号値の差分の絶対値が特定閾値以下のものを抽出する方法を採用することができる。
図7は、画像処理装置100による、画像フィルタリング処理の一例を示す図である。類似画素群抽出部108−6は、例えば、図7(a)のような注目画素を中心として5×5のウィンドウの信号値に対して注目画素33を定める。次いで、図7(b)のように注目画素33と周辺画素の画素値の絶対差分値を算出する。その後、類似画素群抽出部108−6は、図7(c)のように所定の閾値(例えば、絶対差分値が30以下)の画素であることを条件に、閾値範囲内の画素を類似画素として抽出する。この操作により、エッジなどの信号値が急峻に変わる部分の信号値の影響を避けることができる。
なお、注目画素との信号値の類似度としては、注目画素との信号値の差分の絶対値に限らず、RGB空間におけるユークリッド距離や、その他にも種々の値を基準に用いることができる。
図8は、平均値と、分散の算出を模式的に説明する図である。例えば、図8に示すように、ウィンドウ内の画素をL*a*b*空間にマッピングし、その空間でのユークリッド距離を使って類似度を算出してもよい。また、類似度の数値としては、ユークリッド距離に限らずLpノルムを使用してもよい。
平均値算出部108−7は、図7(c)で抽出した類似画素群について、図7(d)のように信号値の平均値34(RGBの3次元ベクトル)を算出する(処理ステップS107)。平均値算出部108−7は、この平均値34を注目画素に対応するフィルタリング処理結果とする。
画素選択済判定部108−8は、処理対象画像31中のすべての画素を注目画素として選択したか否かを判定する(処理ステップS108)。すべての画素を選択した場合は次ステップへ進む。すべての画素を選択していない場合、画像処理装置100は、処理ステップS105に戻り、処理対象画像31中の別の画素を注目画素として処理ステップS105からS107までの処理を行う。
繰り返し終了判定部108−9では、繰り返し回数カウント部108−4のカウント回数が繰り返し回数算出部108−3で算出した繰り返し回数に到達しているか判定する(処理ステップS109)。算出した繰り返し回数に到達している場合は次ステップに進む。算出した繰り返し回数に到達していない場合はS104に戻り、算出した繰り返し回数に到達するまでS105からS108までの処理を繰り返す。
処理対象画像31の全ての画素について平均値を算出後、加重加算部108−10は、処理対象画像31の各画素において、平均値と画素値の加重加算を行う(処理ステップS110)。この加重加算について定式化すると、処理対象画像31の画素値y(RGB3次元ベクトル)、類似画素群の平均値μ(RGB3次元ベクトル)、重み係数行列W(3×3行列)、単位行列I(3×3行列)を用いて、式(1)で補正値x(RGB3次元ベクトル)を算出する。
補正値xは、重み係数行列Wの対角成分が1に近いほど平均値μに近付き、0に近いほど元の画素値yに近付く。処理対象画像31の平坦な部分やノイズの多い部分でWを大きく(1に近く)設定すれば、平均値μに近付き、より多くのノイズを低減することができる。また、処理対象画像31のテクスチャのある部分やノイズの少ない部分でWを小さく設定すれば、元の画素値yに近付き、微細な信号成分を残すことができる。このように加重加算を用いることで、局所領域の特性に合わせた適応的なノイズ低減が可能となる。
次に、重み係数行列Wは、RGBごとのノイズの分散τ 、τ 、τ 、類似画素群の平均値μ、μ、μ、設計パラメータαを用いて式(2)で算出する。
ノイズの分散τ 、τ 、τ は、一定の設計値を用いてもよいし、その都度に推定することもできる。
図9は、上記画像フィルタリング処理における信号値(画素値)に対するノイズの分散を示すグラフである。処理ステップS110にてノイズの分散τを推定する方法について説明する。一般にCCDやCMOS等の撮像した画像に現れるショットノイズは、信号値が大きくなるにつれてノイズのサイズが大きくなる。このように、信号値とノイズの分散の相関性は高いので、回帰によって信号値からノイズの分散を良好な精度で推定することができる。ただし、真の信号値はノイズ低減画像からは分からないため、類似画素群の平均値μで真の信号値を代替する。
図10は、画像フィルタリング処理における類似画素群平均値に対するノイズ量の推定関数を示すグラフである。本実施例では、このような推定関数をあらかじめ設定しておき、μからτを推定する。
なお、ノイズ量の推定関数は、ノイズ分散推定関数記憶部41にルックアップテーブルで実装してもよいし、多項式などの関数をノイズ分散推定関数記憶部41に用意してプロセッサ104により計算してもよい。推定関数は、例えばカラーチャート(Macbeth ColorCheckerなど)を撮影し、カラーチャートの各カラーパッチの信号値バラツキをノイズと見なすことで、最小二乗法等を利用して同定することができる。カラー画像の場合、ノイズの分散τ 、τ 、τ に対するノイズ推定関数をRGB成分のそれぞれに用意する。
また、推定関数が撮影条件によって異なる場合は、撮影条件ごとに別の関数を用意して用いればよい。例えば、ISO感度によってノイズの大きさは変わるため、設定されたISO感度によって使用する推定関数を切り替えることができる。この場合に、ノイズ分散推定関数記憶部41には、複数種の推定関数を保持するのがよい。
補正値置換部108−11が処理対象画像31中の画素値を補正値で置換しノイズ低減画像32を得て出力する(処理ステップS111)。出力されたノイズ低減画像32は、SDRAM103やメモリカード192に格納される。
以上のように、画像処理装置100は、カラー画像データである処理対象画像31に対して、信号依存性のノイズの解像感を落とすことなく低い処理コストでノイズを低減することができる。
なお、以上の実施例では、処理対象画像31がRGB成分を持つカラー画像であるものとして説明したが、本発明はYCCやL*a*b*など任意の色空間で表現されたカラー画像に対して、同様に適用することができる。また、本発明は、nバンドの分光画像に対しても、本実施例における信号値をn次元ベクトルとみなすことで、適用可能である。
[ステップS110の変形例]
上述の実施例における、処理ステップS110の加重加算処理の変形例について説明する。
上述の実施例の処理ステップS110において、加重加算処理の一例として、RGBの3次元空間での加重加算を説明したが、平均値と処理対象画素値との差分を一次元の特定方向eに射影してから加重加算を行うこともできる。
図11は、平均値と処理対象画素値との差分を一次元の特定方向に射影して加重加算を行う一例を示す図である。上記特定方向としては、例えば、類似画素群の平均値のRGB比率一定の方向や輝度の方向、最大分散の方向を考えることができる。ここで、wは重み係数(スカラー)であり、例えば式(3)のように設定できる。
1次元に射影することで、計算量を低減し、かつ、特定方向e上に射影を行うことでeに直交する方向のノイズを強制的に0にすることができる。
[画像特定値の算出方法]
上述の実施例1における、処理ステップS102の処理対象画像31から画像特性情報を算出する方法について説明する。処理対象画像31から算出する画像特性情報としては、輝度値と標準偏差が挙げられる。
輝度値Yの算出は処理対象画像31に含まれる画素ごとに行われ、RGB信号に対して式(4)で算出される。
また、標準偏差σの算出は処理対象画像全体に対して行われ、式(5)で算出される。
ここでnは処理対象画像31の画素数、xiは注目画素の信号量、xは信号平均値である。標準偏差の算出は、輝度値、RGBそれぞれに算出するとよい。輝度値は処理対象画像31内で平均を算出して使用する。
[繰り返し回数決定処理]
上述の処理ステップS103にて説明した、繰り返し回数算出部108−3による、繰り返し回数決定処理について説明する。
図12は、ノイズ低減処理における画像フィルタリング処理の繰り返し回数に対するノイズ量の関係を示したグラフの一例である。図12に示すように、繰り返し回数を増やすと色ノイズ量が減少し、繰り返し回数が増えるにつれて色ノイズ低減量は徐々に小さくなる傾向にある。このような特性を有する画像フィルタリング処理における、その繰り返し回数の決定方法を説明する。
上述のように、処理ステップS103では、繰り返し回数算出部108−3が、画像情報取得部108−2で取得した画像情報と繰り返し回数テーブルとに基づいて、繰り返し回数を算出する。取得する画像情報には、輝度、標準偏差、ISO感度(センサゲイン)、光源(WB)がある。以下に、各情報での繰り返し回数決定方法について説明する。
[輝度値に基づく繰り返し回数決定方法]
まず、画像特性情報に含まれる輝度に基づく繰り返し回数決定方法について説明する。画像データにおいて、色ノイズが目立つのは画像の比較的暗い領域である。
図13は、画像処理装置100のノイズ低減処理における画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定するテーブルの一例を示す図である。図13(a)は、輝度値に基づく繰り返し回数テーブルの一例である。繰り返し回数決定処理にあたり、図13(a)のようにあらかじめ輝度値に対して閾値を設定し、閾値で区切られた領域ごとに繰り返し回数を設定する。繰り返し回数の設定について、例えば、色ノイズの目立ちやすい低輝度領域の繰り返し回数を多くし、中間輝度から高輝度に向けて徐々に少なくなるように設定する。繰り返し回数算出部108−3が、処理対象画像31から取得した輝度情報が繰り返し回数テーブルのいずれの輝度値領域に入るのかを判断することによって、繰り返し回数が決定される。
[標準偏差に基づく繰り返し回数決定方法]
標準偏差に基づく繰り返し回数決定方法について説明する。この方法は、画像特性情報に基づいて算出される標準偏差に対して閾値を定め、この閾値に対して繰り返し回数をあらかじめテーブルに設定する。繰り返し回数算出部108−3は、算出された値とテーブルの閾値とを照合して繰り返し回数を決定する。
標準偏差に基づく繰り返し回数の決定にあたっては、ノイズが多い領域では標準偏差が高くなるが、エッジを多く含む場合にも標準偏差が高くなる傾向がある。
そのため、繰り返し回数の設定には注意が必要である。すなわち、繰り返し回数の設定にあたっては、標準偏差がある値以上では繰り返し回数を増やさないような設定が必要となる。
図13(b)は、標準偏差に基づく繰り返し回数テーブルの一例である。標準偏差に基づく繰り返し回数テーブルにおいて、ある標準偏差の領域に向けて繰り返し回数が多くなるように設定している。また、標準偏差に基づく繰り返し回数テーブルでは、ある標準偏差の領域を超えるとエッジを保持する目的で繰り返し回数が少なくなるように設定している。
[ISO感度(センサゲイン)に基づく繰り返し回数決定方法]
ISO感度(センサゲイン)に基づく繰り返し回数決定方法について説明する。画像データにおいて、ISO感度が高くなるとノイズが増える傾向にある。そこで、ISO感度に対して閾値を設定して、閾値で区切られた領域ごとに繰り返し回数を設定する。
図13(c)は、ISO感度に基づく繰り返し回数テーブルの一例である。ISO感度に基づく繰り返し回数テーブルでは、高ISO感度ほど繰り返し回数が多くなるようにし、低ISO感度になるにつれて徐々に少なくなるように設定している。
[光源情報に基づく繰り返し回数決定方法]
光源情報に基づく繰り返し回数決定方法について説明する。様々な光源下で撮影される中で、WB(White Balance)制御では白い被写体を画像データ上で白に見せるために、最も感度の高いG信号量にR信号量とB信号量のレベルを合わせるようにR信号量とB信号量にゲインを乗算する。すなわち、WB制御では、色温度が低い光源下で撮影された場合には、青色の光が少ないためWBのBゲインが高い値となり青色の色ノイズが多くなる。
光源情報に基づく繰り返し回数決定方法において、画像から取得可能な光源情報としては、WBゲインやWB情報(白熱灯、蛍光灯、曇天など)がある。WBゲインの場合には、RゲインとBゲインからある程度撮影時の光源色温度を推定することができる。WB情報であれば対応する色温度(例えば、白熱灯:3000K、蛍光灯:4000K、曇天:6000Kなど)で判定を行う。
光源情報に基づく繰り返し回数の決定にあたり、推測された光源色温度に閾値を設定し、閾値で区切られた領域ごとに繰り返し回数を設定する。
図13(d)は、光源情報に基づく繰り返し回数テーブルの一例である。光源情報に基づく繰り返し回数テーブルでは、青色の色ノイズの目立ちやすい低色温度の繰り返し回数を多く、高色温度になるにつれて徐々に少なくなるように設定している。
[複数の方法の組み合わせによる繰り返し回数決定方法]
上記のように個々の情報から繰り返し回数を決定する方法に代えて、複数の情報を組み合わせることでより精度の高い繰り返し回数決定が可能となる。複数の情報の組み合わせによる繰り返し回数決定方法の一例として、ISO感度と標準偏差の組み合わせによる繰り返し回数決定方法について説明する。
撮像装置1内で本実施例の処理を行う場合は、撮影時に用いる撮像素子は単一となる可能性が高い。一方で、PC等で本実施例の処理を行う場合は、撮影に用いられた撮像装置は複数存在することになり、撮影で使用される撮像素子は様々なものとなる可能性がある。一般的に画像データに発生するノイズ量は撮像素子のサイズに起因する場合が高く、撮像素子のサイズが小さいほどノイズ量は多くなる。撮像装置は、一般にISO感度の数値を選択できるようになっているが、同じISO感度であっても撮影に使用した撮像素子によってノイズ量は全く異なる。このような場合に、ISO感度のみで繰り返し回数を決定するとノイズ量の少ない画像に対して過剰にノイズ低減処理を行ってしまうおそれや、ノイズ量の多い画像に対してノイズ低減処理が不足するおそれがある。
そこで、撮像装置外で本実施例のノイズ低減処理を行う場合に好適な繰り返し回数決定方法として、ISO感度に対して、さらに標準偏差を組み合わせることができる。このような方法によれば、様々な撮像素子に最適な繰り返し回数を決定することができる。
繰り返し回数決定方法の組合せ方法は、例えば以下の方法が挙げられる。まず、画像から取得したISO感度から図13(c)に従ってISO感度での繰り返し回数N1を算出する。次に、処理対象画像31から取得した標準偏差から図13(b)に従って標準偏差での繰り返し回数N2を算出する。
N1とN2を算出した後、あらかじめ定めたN1とN2の優先順位に従って、画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定する。例えば、ISO感度と標準偏差から算出したそれぞれの繰り返し回数で、N1≧N2の場合にはN2を使用し、N1<N2の場合にはN1の繰り返し回数を使用する。
一例として、ISO感度がISO1600で、標準偏差σが1.2であった場合、ISO感度での繰り返し回数N1は4回、標準偏差での繰り返し回数N2は2回となり、N1≧N2となるため、N2の2回を採用する。
以上の決定方法によれば、ノイズの少ない撮像素子で繰り返し回数が増えるのを防ぐことができる。
また、別の例として、ISO感度がISO1600で、標準偏差σが4.5であった場合、ISO感度での繰り返し回数N1は4回、標準偏差での繰り返し回数N2は6回となり、N1<N2となるため、N1の4回を採用する。
以上の決定方法によれば、処理対象画像31にエッジを含むことにより標準偏差が高くなったとしてもISO感度による繰り返し回数が使用されることで繰り返し回数がクリップされ、繰り返し回数を増やしてエッジが潰れることを防ぐことができる。また、繰り返し回数の設定としては、ISO感度側に最大繰り返す回数を設定してもよい。
[ノイズ低減処理の実施例2]
上述の実施例1では、処理対象画像31に対して全画面(処理対象画像31に含まれるすべての画素)で同じ回数のフィルタ処理を繰り返す方法を説明した。これに対し、実施例2では、処理対象画像31を複数の領域に分割し、この領域ごとに繰り返し回数を変更する方法について説明する。
なお、以下に説明する実施例2では、機能ブロック及び処理フローチャートは実施例1と共通する。そのため、実施例2の説明では、図5,6などを参照しつつ、実施例1との相違点について説明する。
処理ステップS102では、画像情報取得部108−2が画像取得部108−1で取得した処理対象画像31から撮影時のカメラ設定情報、画像特性情報を取得する。撮影時のカメラ設定情報は、実施例1と同じくISO感度、光源(WB含む)情報に加え、実施例2で用いる情報として処理対象画像31におけるフォーカス位置が分かるフォーカスポイント、及び、絞り設定がある。
画像特性情報は、実施例1と同じく画像から輝度値、標準偏差を算出して取得するが、実施例2では画像特性情報を算出する領域が実施例1と異なる。
図14は、ノイズ低減処理における処理対象画像31の領域分割の一例を示す図である。図14に示すように、処理対象画像31は、水平、垂直方向で任意の数・サイズに区切られた処理対象領域31aとなり、この処理対象領域31aごとに画像特性情報が算出される。
処理ステップS103について、実施例1では、繰り返し回数算出部108−3が処理ステップS105からS108までの処理を繰り返す回数を決定する。これに対して実施例2では、繰り返し回数は処理対象領域ごとに算出する。処理対象領域ごとの繰り返し回数決定方法については後述する。
処理ステップS104について、実施例1では、S105からS108までの処理回数をカウントするために、画像フィルタリング処理を行うたびに繰り返し回数をインクリメントしてカウントする。これに対して実施例2では、繰り返し回数を領域ごとにカウントする。
処理ステップS109について、実施例2では、繰り返し終了判定部108−9が繰り返し回数カウント部108−4のカウント回数が各領域の繰り返し回数算出部108−3で算出した繰り返し回数に到達しているか判定する。そして、各処理対象領域について所定の繰り返し回数に到達している場合は次のステップへ進む。一方、所定の繰り返し回数に到達していない場合はS104に戻る。
[領域ごとの繰り返し回数決定方法]
実施例2における処理対象領域ごとの画像フィルタリング処理の繰り返し回数決定方法について説明する。
図15は、処理対象画像31を領域分割した場合の領域ごとの繰り返し回数の一例を示す図である。図15において、処理対象画像31の処理対象領域31aに記載される数値は、処理対象領域31aに対する繰り返し回数を示す。このように、実施例2によれば、処理対象画像31を分割した処理対象領域31aごとに異なる繰り返し回数を決定する。
画像フィルタリング処理の繰り返し回数決定方法について、輝度値、標準偏差についての決定方法は、各処理対象領域について画像特性情報で判定し、この領域ごとに繰り返し回数を決定する点が、実施例1と異なる。
また、ISO感度(センサゲイン)、光源(WB)情報に基づく繰り返し回数決定方法については、処理対象領域ごとに異なる情報が得られる場合には、実施例1の方法を領域ごとに行って領域ごとに繰り返し回数を決定することができる。
[フォーカスポイントに基づく繰り返し回数決定方法]
次に、フォーカスポイント情報に基づいて、画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定する方法について説明する。フォーカスポイント情報は、画像のどこにフォーカスを合わせて撮影されているかを示す情報である。フォーカスが合っている領域が最も高周波成分が高く、フォーカスポイントから外れるにつれてフォーカスがずれることで高周波成分は低くなるため、画像データにボケが発生する。
本実施例では、フォーカスポイント情報からフォーカスポイントと処理対象領域の距離dを算出する。そして、算出したフォーカスポイントとの距離に対して閾値を設定し、閾値で区切られた領域ごとに繰り返し回数を設定する。
図16は、領域分割によるノイズ低減処理についてフォーカスポイントと処理対象領域との距離の測定の一例を示す図である。処理対象画像31における処理対象領域31aとフォーカスポイント31bとの距離dは、次式(6)で算出する。
ここで、hは1ブロックの水平画素数、vは1ブロックの垂直画素数、hsubはフォーカスポイントと対象領域の水平ブロック差分、vsubはフォーカスポイントと対象領域の垂直ブロック差分を示す。
図17は、領域分割による画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定するテーブルの一例を示す図である。図17(a)に示すように、フォーカスポイントから近い領域は、高周波成分が高いため解像度を残すように繰り返し回数を少なくしている。一方、フォーカスポイントから遠い領域は、ボケ領域のためノイズを少なくするように繰り返し回数を多くしている。また、フォーカスポイントが複数ある場合には、処理対象領域から最も近いフォーカスポイントからの距離を算出して使用する。
[絞り設定に基づく繰り返し回数決定方法]
次に、絞り設定に基づいて画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定する方法について説明する。画像のボケ量は、絞り設定が大きく影響する。すなわち、撮像装置の絞りが開かれているときは被写界深度が浅くなりボケ量は大きくなるが、絞りが絞られているときは被写界深度が深くなりボケ量は小さくなる。
そこで、本実施例では、画像データから取得した絞り情報を利用することで、効果的に画像データのボケ領域に対して繰り返し回数を増やすことができる。
例えば、図17(b)のように絞り設定に対して閾値を設定して、閾値で区切られた領域ごとに補正係数を設定する。補正係数は、絞り設定が小さくなるにつれて1に、大きくなるにつれて0に近づくように設定する。
そして、繰り返し回数算出部108−3は、フォーカスポイントと処理対象領域の距離dから算出した繰り返し回数に対して、絞り情報から算出した補正係数を乗算することで繰り返し回数を算出する。
フォーカスポイントからの距離と絞り情報とに基づく繰り返し回数決定方法について、例えば、フォーカスポイントと処理対象領域の距離dが40R(Rは水平、垂直で各1ブロックずれた時の距離とする。)で、絞りがF4.0だった場合は、図17(a)に基づいて距離dから繰り返し回数4回、図17(b)に基づいて絞り設定から補正係数0.8が算出される。
以上の数値より、処理対象領域の繰り返し回数は、4×0.8=3.2となり、例えば四捨五入することにより3回として処理する。
以上の繰り返し回数決定方法によれば、絞りが絞られた状態ではボケ量は少なくなるため繰り返し回数は少なくなり、開かれた状態ではボケ量が大きくなるため繰り返し回数は多くすることができる。
[本発明のベイヤー配列への適用]
以上説明した実施例のノイズ低減処理は、ベイヤー配列型の画像データに対しても適用可能である。図18は、ベイヤー配列の一例を示す図である。ベイヤー配列型の画像データに対してノイズ低減処理を行うにあたっては、ベイヤー配列型データにデモザイキングを施しRGB画像に変換することで、適用が可能となる。
[実施例の効果]
以上説明した実施例の画像処理装置が行うノイズ低減処理によれば、以下のような効果を得られる。
実施例1,2の画像処理装置では、ノイズ低減処理にあたり、所定条件により画像フィルタリング処理を繰り返す回数を決定し、その回数に基づいて画像フィルタリング処理を行っている。画像フィルタリング処理を複数回行うことで、従来では除去することが困難であった色ノイズのような注目画素と類似画素との信号差が小さいノイズを除去することができる。
また、実施例1,2の画像処理装置では、所定条件に基づいて画像フィルタリング処理の回数を決定することにより、解像度を落とさずに効果的に色ノイズのような注目画素と類似画素との信号差が小さいノイズを除去することがsできる。
また、実施例1,2の画像処理装置では、画像フィルタリング処理の結果として、抽出した画素のうち注目画素と類似画素群とから画素の信号値の平均値を算出する。そして、実施例1,2の画像処理装置では、この平均値を用いた画像フィルタリング処理を複数回行う。このような実施例1,2の画像処理装置によれば、解像度を落とさずに効果的に色ノイズのような注目画素と類似画素との信号差が小さいノイズを除去することが可能となる。
実施例2の画像処理装置では、処理対象画像を水平、垂直方向で任意の数のブロックに分割し、ブロック分割された処理対象領域ごとに所定条件により画像フィルタリング処理回数を変更している。
実施例2の画像処理装置によれば、ノイズを減らしたい領域の画像フィルタリング処理の回数を増やし、解像を残したい領域の画像フィルタリング処理回数を減らし、領域に応じて効果的にノイズ低減処理を行うことが可能となる。
実施例1,2の画像処理装置では、繰り返し回数決定の所定条件を被写体輝度とし、被写体輝度に応じて画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定している。
実施例1,2の画像処理装置によれば、特に暗部で発生しやすい色ノイズに対して、暗部の画像フィルタリング処理の回数を増やすことができるため、色ノイズを効果的に除去することができる。
実施例1,2の画像処理装置では、繰り返し回数決定の所定条件を撮像素子のISO感度(ゲイン)設定とし、撮像素子のISO感度設定に応じて画像フィルタリングの繰り返し回数を決定している。
画像データにおいて、撮像素子のゲイン設定が高くなるにつれて色ノイズが発生しやすいが、実施例1,2の画像処理装置によれば、そのような色ノイズに対して、撮像素子のゲイン設定に応じて画像フィルタリング処理の回数を増やすことができるため、色ノイズを効果的に除去することができる。
実施例1,2の画像処理装置では、繰り返し回数決定の所定条件を画像から算出される標準偏差として、標準偏差に応じて画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定している。
画像データにおいて、色ノイズが発生している場合には標準偏差が高くなる傾向にある。そこで、実施例1,2の画像処理装置によれば、標準偏差が高くなるのに対応して画像フィルタリング処理の繰り返し回数を増やすことができるため、色ノイズを効果的に除去することができる。
さらに、エッジを含む画像データにおいても標準偏差が高くなる傾向にあるが、実施例1,2の画像処理装置では、標準偏差がある一定以上の場合には画像フィルタリング処理の回数を増やさないように設定している。そのため、実施例1,2の画像処理装置によれば、エッジが潰れることを防ぐこともできる。
実施例1,2の画像処理装置では、繰り返し回数の所定条件を撮影時の光源色温度とし、光源色温度に応じて画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定している。
画像データにおいて、低色温度での撮影では青色の光が少ないことでホワイトバランスのBゲインが高くなり色ノイズが発生しやすくなる。実施例1,2の画像処理装置によれば、光源色温度が低い場合には画像フィルタリング処理の繰り返し回数を増やすことができるため、色ノイズを効果的に除去することができる。
実施例2の画像処理装置では、繰り返し回数決定の所定条件を撮影時のフォーカスポイントに基づき設定して画像フィルタリング処理の繰り返し回数を決定している。
画像データにおいて、フォーカスポイントから外れた領域はボケが発生しているため、画像フィルタリング処理により解像度が失われたとしても画像データの評価には影響が少ない。そのため、実施例2の画像処理装置によれば、画像フィルタリング処理の回数を多くすることで色ノイズを低減することができる。
実施例2の画像処理装置では、繰り返し回数決定の所定条件を撮影時の絞り情報とし、絞り設定に応じて画像フィルタリングの繰り返し回数を決定している。
実施例2の画像処理装置によれば、上述のフォーカスポイントに基づく繰り返し回数決定方法と連動させて絞り情報を利用することにより、画像データにおけるボケが発生している箇所を精度よく判断することができる。そのため、実施例2の画像処理装置によれば、画像データ上のボケが発生している領域に効果的に画像フィルタリング処理を行うことができる。
1 :撮像装置
20 :ノイズ低減プログラム
31 :処理対象画像
31a :処理対象領域
31b :フォーカスポイント
32 :ノイズ低減画像
41 :ノイズ分散推定関数記憶部
51 :カメラ設定情報記憶部
100 :画像処理装置
104 :デジタルスチルカメラプロセッサ
108−1 :画像取得部
108−2 :画像情報取得部
108−3 :繰り返し回数算出部
108−4 :繰り返し回数カウント部
108−5 :注目画素選択部
108−6 :類似画素群抽出部
108−7 :平均値算出部
108−8 :画素選択済判定部
108−9 :繰り返し終了判定部
108−10:加重加算部
108−11:補正値置換部
109 :フィルタリング手段
110 :処理回数決定手段
特開2010−218110号公報
原島博, 小田島薫, 鹿喰善明, 宮川洋, "ε-分離非線形ディジタルフィルタとその応用," 電子情報通信学会論文誌 A , Vol.J65-A, No.4,pp.297-304, 1982

Claims (5)

  1. 処理対象画像において注目画素を含んだ処理対象エリア内で注目画素と周辺画素の信号値を比較して類似度の高い画素を抽出し、抽出した画素を用いてフィルタリング処理を演算するフィルタリング手段と、
    前記フィルタリング手段により得られたフィルタリング処理の結果を新たな注目画素の信号値として前記フィルタリング処理が繰り返され、処理対象画素又は処理対象エリアの所定条件により前記フィルタリング処理の繰り返し回数を決定する処理回数決定手段と、を有し、
    前記処理回数決定手段は、前記処理対象画像の合焦位置と前記処理対象エリアとの距離に基づいて前記フィルタリング処理の繰り返し回数を決定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 処理対象画像において注目画素を含んだ処理対象エリア内で注目画素と周辺画素の信号値を比較して類似度の高い画素を抽出し、抽出した画素を用いてフィルタリング処理を演算するフィルタリング手段と、
    前記フィルタリング手段により得られたフィルタリング処理の結果を新たな注目画素の信号値として前記フィルタリング処理が繰り返され、処理対象画素又は処理対象エリアの所定条件により前記フィルタリング処理の繰り返し回数を決定する処理回数決定手段と、を有し、
    前記処理回数決定手段は、前記処理対象画像の絞り情報に基づいて前記フィルタリング処理の繰り返し回数を決定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 処理対象画像において注目画素を含んだ処理対象エリア内で注目画素と周辺画素の信号値を比較して類似度の高い画素を抽出し、抽出した画素を用いてフィルタリング処理を演算するフィルタリング手段と、
    前記フィルタリング手段により得られたフィルタリング処理の結果を新たな注目画素の信号値として前記フィルタリング処理が繰り返され、処理対象画素又は処理対象エリアの所定条件により前記フィルタリング処理の繰り返し回数を決定する処理回数決定手段と、を有し、
    前記処理回数決定手段は、前記所定条件として画像から算出される標準偏差を用い、前記標準偏差が所定値以上では繰り返し回数を制限することを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記フィルタリング手段は、前記処理回数決定手段が決定した繰り返し回数に基づいて前記フィルタリング処理を演算する、請求項1から3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記フィルタリング手段は、前記フィルタリング処理の結果として前記抽出した画素の信号値の平均値を算出する、請求項1から4のいずれかに記載の画像処理装置。
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