JP4972884B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質を備える燃料電池に関する。
燃料電池は、一般的には水素及び酸素を燃料として電気エネルギーを得る装置である。この燃料電池は、環境面において優れかつ高いエネルギー効率が実現できることから、今後のエネルギー供給システムとして広く開発が進められてきている。
燃料電池は、例えば、アノードとカソードとにより電解質が挟持された発電部がセパレータを介して積層される構造を有する。セパレータには、外部から供給される反応ガスの通路となる凹部が形成されている。燃料電池においては、このような構成により外部からセパレータに供給された反応ガスがアノードおよびカソードに供給され、発電が行われる。
このセパレータと上記電解質を補強する補強板とを有する燃料電池が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、部材間の電気的な接続が確保されることによって接触抵抗が低減される。それにより、燃料電池の発電効率が向上する。
特開平3−110761号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、セパレータにおける凹凸の配置と補強板の孔の配置とがランダムである。したがって、発電部における有効発電面積が減少するおそれがある。
本発明は、発電部における有効発電面積を増大させることができる燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池は、電解質と、貫通部位を有し電解質を補強する電解質補強部材とを備え、電解質は、電解質補強部材とは反対側の面において、電流密度が電解質の平均電流密度よりも高い高電流密度部と電流密度が電解質の平均電流密度よりも低い低電流密度部とを有し、貫通部位と高電流密度部とが対向する面積は、貫通部位と低電流密度部とが対向する面積よりも大きいことを特徴とするものである。
本発明に係る燃料電池においては、燃料ガスは貫通部位を通って電解質に供給される。それにより、電解質の電解質補強部材側の面においては貫通部位において電流密度が高くなる。この場合、貫通部位と高電流密度部とが対向する面積は貫通部位と低電流密度部とが対向する面積よりも大きいことから、有効発電面積が増大する。その結果、本発明に係る燃料電池の発電効率が向上する。
貫通部位は、高電流密度部と対向する位置に設けられていてもよい。この場合、電解質の電解質補強部材側の面における高電流密度部と、電解質の電解質補強部材とは反対側の面における高電流密度部とが一致することになる。それにより、本発明に係る燃料電池の発電効率を最大限に向上させることができる。
電解質の電解質補強部材とは反対側に設けられる電極と、電極の電解質とは反対側に設けられるセパレータとをさらに備え、セパレータの電解質側の面には凹凸が形成され、高電流密度部とは、セパレータの凸部と電極とが接触する部位に対向する部位であってもよい。この場合、セパレータの凹凸により電流密度にばらつきが生じても、有効発電面積を増大させることができる。
本発明によれば、有効発電面積が増大する。その結果、発電効率が向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る燃料電池100の模式的断面図である。本実施例においては、燃料電池として水素分離膜電池を用いた。ここで、水素分離膜電池とは、水素分離膜層を備えた燃料電池である。水素分離膜層は水素透過性を有する金属によって形成される層である。水素分離膜電池は、この水素分離膜層及びプロトン導電性を有する電解質を積層した構造をとっている。水素分離膜電池のアノードに供給された水素は触媒を介してプロトンに変換され、プロトン導電性の電解質中を移動し、カソードにおいて酸素と結合して水となる。
図1に示すように、燃料電池100は、補強板10上に水素分離膜20、電解質30、カソード40およびセパレータ50が順に積層された構造を有する。補強板10は、複数の貫通孔11が形成された金属板からなる。補強板10は、例えば、ステンレス板等の導電性材料等からなる。補強板10において水素分離膜20と接触する部位を補強部12と呼ぶ。
水素分離膜20は、燃料ガスが供給される電極として機能し、水素透過性金属からなる。水素分離膜20を構成する金属は、例えば、パラジウム、バナジウム、チタン、タンタル等である。電解質30は、プロトン導電性電解質からなる。電解質30を構成する電解質は、例えば、ペロブスカイト型プロトン導電体(BaCeO等)、固体酸型プロトン導電体(CsHSO)等からなる。
カソード40は、酸化剤ガスが供給される電極であり、例えば、ランタンコバルトタイト、ランタンマンガネート、銀、白金、白金担持カーボン等の導電性材料から構成される。セパレータ50は、ステンレス等の導電性材料からなり、カソード40側に複数の溝が形成されている。この溝のことをガス流路51と呼ぶ。また、セパレータ50においてカソード40と接触する部分のことを接触部52と呼ぶ。本実施例においては、補強板10およびセパレータ50は、貫通孔11と接触部52とが対向し補強部12とガス流路51とが対向するように形成されている。
次に、燃料電池100の動作について説明する。まず、水素を含有する燃料ガスが補強板10に供給される。それにより、燃料ガスは、貫通孔11を通って水素分離膜20に供給される。燃料ガス中の水素は、水素分離膜20においてプロトンに変換される。変換されたプロトンは、水素分離膜20および電解質30を伝導し、カソード40に到達する。
一方、セパレータ50のガス流路51には酸素を含有する酸化剤ガスが供給される。ガス流路51に供給された酸化剤ガスは、接触部52に接触するカソード部分にも拡散する。それにより、酸化剤ガスは、カソード40上面の全体に供給される。カソード40においては、酸化剤ガス中の酸素とカソード40に到達したプロトンとから水が発生するとともに電力が発生する。発生した電力は、セパレータ50の接触部52を介して回収される。
ガス流路51に供給された酸化剤ガスはカソード40上面の全体に供給されることから、カソード40上面の全体において発電反応が行われる。しかしながら、カソード40とセパレータ50とは接触部52を介して接触していることから、カソード40においては接触部52と接触する部分において最も効率よく発電反応が行われる。したがって、カソード40においては、ガス流路51部分の電流密度に比較して、接触部52と接触する部分の電流密度の方が大きくなる。
一方、水素分離膜20においては、貫通孔11から燃料ガスが供給される。したがって、水素分離膜20においては、補強部12と接触する部分の電流密度に比較して、貫通孔11の部分の電流密度の方が大きくなる。本実施例に係る燃料電池100においては貫通孔11と接触部52とが対向することから、電流密度が高くなる部位も対向することになる。したがって、電解質30の電気抵抗の影響を受けにくくなる。その結果、本実施例に係る燃料電池100の発電効率が向上する。
図2は、貫通孔11および接触部52の形状について説明するための図である。図2(a)は補強板10の平面図であり、図2(b)はセパレータ50の底面図である。図2(a)に示すように、補強板10には複数の貫通孔11が形成されている。また、図2(b)に示すように、セパレータ50には複数の突起からなる接触部52が形成されている。接触部52のセパレータ50における面積率は、1〜10%程度であることが望ましい。貫通孔11の補強板10における面積率も同程度である。
補強板10およびセパレータ50は、貫通孔11と接触部52とが対向するように水素分離膜20、電解質30およびカソード40を介して積層される。なお、接触部52および貫通孔11は、それぞれセパレータ50の下面および補強板10において等間隔に形成されている必要はない。その場合、接触部52と貫通孔11とが対向していれば本発明の効果が得られる。
なお、貫通孔11の開口面積と接触部52の接触面積とは一致していなくてもよい。例えば、接触部52の接触面積が貫通孔11の開口面積よりも小さくても、接触部52が貫通孔11に収まるように対向している場合には、水素分離膜20における発電領域を最大限に活用することができる。一方、貫通孔11の開口面積が接触部52の接触面積よりも小さくても、貫通孔11が接触部42に収まるように対向している場合には、カソード40における発電領域を最大限に活用することができる。
図3〜図5は、それぞれ補強板10の他の例である補強板10a〜10cおよびセパレータ50の他の例であるセパレータ50a〜50cの形状について説明するための図である。図3(a)は補強板10aの平面図であり、図3(b)はセパレータ50aの底面図である。図3(a)に示すように、補強板10の中央部にはストライプ状の貫通孔11aが形成されている。また、図3(b)に示すように、セパレータ50の底面にはストライプ状の接触部52aが形成されている。貫通孔11aの幅は例えば0.5mm〜2mm程度であり、各貫通孔11aの平均間隔は例えば5mm〜20mm程度である。
図4(a)は補強板10bの平面図であり、図4(b)はセパレータ50bの底面図である。図4(a)に示すように、補強板10bには複数の円柱状の貫通孔11bが形成されている。また、図4(b)に示すように、セパレータ50bには複数の円柱状の突起からなる接触部52bが形成されている。貫通孔11bの直径は例えば0.5mm〜5mm程度であり、各貫通孔11bの平均間隔は例えば5mm〜50mm程度である。
図5(a)は補強板10cの平面図であり、図5(b)はセパレータ50cの底面図である。図5(a)に示すように、補強板10cには複数の多角柱状の貫通孔11cが形成されている。また、図5(b)に示すように、セパレータ50cには複数の多角柱状の突起からなる接触部52cが形成されている。貫通孔11cの一辺は例えば0.5mm〜5mm程度であり、各貫通孔11cの平均間隔は例えば5〜50mm程度である。
以上のように図2〜図5を用いて補強板10の貫通孔11およびセパレータ50の接触部52の形状について説明したが、貫通孔11および接触部52の形状はこれらに限られるものではない。貫通孔11および接触部52が他の形状を有していても、貫通孔11と接触部52とが対抗するように形成されていれば本発明の効果が得られる。また、貫通孔11の開口面積と接触部52の接触面積とが異なっていても、貫通孔11の開口面積および接触部52の接触面積が互いにいずれか一方に収まるように形成されていれば本発明の効果が得られる。なお、本実施例においては、貫通孔11が貫通部位に相当し、補強板10が電解質補強部材に相当し、接触部52が凸部に相当し、カソード40が電極に相当する。
ここで、ガス流路を流動する酸化剤ガス中の酸素は、燃料電池における発電反応によって消費される。それにより、ガス流路を流動する酸化剤ガス中の酸素濃度は、酸化剤ガス出口に近づくほど低くなる。したがって、酸化剤ガス出口付近においては、ガス流路部分のカソードに酸素が供給されてもカソードとセパレータとの接触部分には十分な酸素が供給されなくなることがある。その結果、カソードとセパレータとの接触部における発電効率よりもガス流路部分のカソードにおける発電効率の方が高くなる場合がある。本実施例においては、以上のことを考慮した燃料電池について説明する。
図6は、本発明の第2実施例に係る燃料電池100aの模式的断面図である。燃料電池100aが図1の燃料電池100と異なる点は、補強板10の代わりに補強板10dが形成されている点およびセパレータ50の代わりにセパレータ50dが形成されている点である。補強板10dは、補強板10と同様の材料から構成され、貫通孔11dおよび補強部12dを備える。セパレータ50dは、セパレータ50と同様の材料から構成され、ガス流路51dおよび接触部52dを備える。
本実施例においては、セパレータ50dに酸化剤ガスが供給される側において補強板10dの貫通孔11dとセパレータ50dの接触部52dとが対向し、セパレータ50dから酸化剤ガスが排出される側において貫通孔11dとガス流路51dと対向する。それにより、酸化剤ガス中の酸素が燃料電池100における発電反応に用いられても、水素分離膜20における高電流密度領域とカソード40における高電流密度領域とが対向することになる。その結果、燃料電池100aの発電効率が向上する。
また、セパレータ下面における接触部の面積率と補強板における開口面積率とは異なる場合もある。この場合、セパレータの接触部と補強板の貫通孔とが対向しない場合がある。第3実施例においては、セパレータの接触部と補強板の貫通孔とが完全には対向しない場合について説明する。
図7は、本発明の第3実施例に係る燃料電池100bの模式的断面図である。燃料電池100bが図1の燃料電池100と異なる点は、補強板10の代わりに補強板10eが形成されている点およびセパレータ50の代わりにセパレータ50eが形成されている点である。補強板10eは、補強板10と同様の材料から構成され、貫通孔11eおよび補強部12eを備える。セパレータ50eは、セパレータ50と同様の材料から構成され、ガス流路51eおよび接触部52eを備える。
補強板10eにおける貫通孔11eの面積率は40%〜80%程度であり、セパレータ50eの下面における接触部52eの面積率は5%〜50%程度である。本実施例においては、セパレータ50eの下面における接触部52eの面積率よりも補強板10eにおける貫通孔11eの面積率の方が大きい場合について考える。
本実施例においては、補強板10eにおける貫通孔11eの面積率とセパレータ50eの下面における接触部52eの面積率とが異なることから、補強板10eの貫通孔11eとセパレータ50eの接触部52eとが対向するとは限らない。したがって、補強板10eの補強部12eとセパレータ50eのガス流路51eとが対向するとは限らない。以下、貫通孔11eの位置と接触部52eとの位置関係の詳細について説明する。
図8は、貫通孔11eの位置と接触部52eとの位置関係について説明するための図である。図8(a)は補強板10eの平面図であり、図8(b)はセパレータ50eの底面図である。それぞれの接触部52eにおいて貫通孔11eと対向する部分を部分Xとし、それぞれの接触部52eにおいて補強部12eと対向する部分を部分Yとする。本実施例においては、部分Xの面積の合計が部分Yの面積の合計よりも大きくなるように、接触部52eおよび貫通孔11eが形成されている。
なお、従来の燃料電池においては接触部と貫通孔とがランダムな位置に形成されていたことから、部分Xの面積の合計と部分Yの面積の合計とは等しくなる。それにより、従来の燃料電池の発電効率は高くなかった。一方、本実施例においては部分Xの面積の合計が部分Yの面積の合計よりも大きくなっている。したがって、本実施例に係る燃料電池100bの発電効率は従来の燃料電池の発電効率に比較して向上している。
続いて、本発明を水素分離膜電池以外の燃料電池に適用する場合について説明する。本実施例においては、水素分離膜電池以外の燃料電池であって、電解質を補強する補強板を備える燃料電池について説明する。図9は、本発明の第4実施例に係る燃料電池200の模式的断面図である。図9に示すように、燃料電池200は、補強板210上にアノード220、電解質230、カソード240およびセパレータ250が積層された構造を有する。
補強板210は、複数の貫通孔211が形成された金属板からなる。補強板210としては、例えば、ステンレス等の金属板を用いることができる。補強板210においてアノード220と接触する部位を補強部212と呼ぶ。アノード220は燃料ガスが供給される電極であり、カソード240は酸化剤ガスが供給される電極である。電解質230は、水素イオンまたは酸素イオンを伝導する電解質である。セパレータ250は、ステンレス等の導電性材料からなり、カソード40側に複数の溝が形成されている。この溝のことをガス流路251と呼ぶ。また、セパレータ250においてカソード240と接触する部分を接触部252と呼ぶ。
セパレータ250においては、ガス流路251だけではなく接触部252にも酸化剤ガスが供給されかつ接触部252とカソード250とが接触していることから、接触部252とカソード240とが接触する部分において最も効率よく発電反応が行われる。アノード220においては、補強板210の貫通孔211に燃料ガスが供給される。
本実施例においては、貫通孔211と接触部252とが対向し、補強部212とガス流路251とが対向するように補強板210およびセパレータ250が形成されている。それにより、電流密度が高くなる部位が対向することになる。したがって、電解質230の電気抵抗の影響を受けにくくなる。その結果、本実施例に係る燃料電池200の発電効率が向上する。
なお、補強板210下に設けられるセパレータのガス流路と貫通孔211とが対向してもよい。図10にその場合の例を示す。図10は、補強板210下にセパレータが設けられた構造の燃料電池200aの模式的断面図である。図10に示すように、補強板210の下にはセパレータ260が設けられている。燃料電池200aは、セパレータ260以外の構成において図9の燃料電池200と同一のものである。
セパレータ260の上面にはガス流路261と補強板210に接触する接触部262とが形成されている。接触部262は、補強部212と対向するように形成されている。この場合、ガス流路261に供給された燃料ガスがアノード220に供給されやすくなる。したがって、燃料電池200aの発電効率が向上する。
以上のことから、アノード側のセパレータのガス流路と補強板の貫通孔とカソード側のセパレータの接触部とを一致させることにより、燃料電池の発電効率は向上する。なお、補強板210は、カソード240とセパレータ250との間に設けられていてもよい。その場合、セパレータ260の接触部262と補強板210の貫通孔211とセパレータ250のガス流路251とを一致させることにより、燃料電池200aの発電効率を向上させることができる。
本発明の第1実施例に係る燃料電池の模式的断面図である。 貫通孔および接触部の形状について説明するための図である。 補強板およびセパレータの形状について説明するための図である。 補強板およびセパレータの形状について説明するための図である。 補強板およびセパレータの形状について説明するための図である。 本発明の第2実施例に係る燃料電池の模式的断面図である。 本発明の第3実施例に係る燃料電池の模式的断面図である。 貫通孔の位置と接触部との位置関係について説明するための図である。 本発明の第4実施例に係る燃料電池の模式的断面図である。 補強板下にセパレータが設けられた構造の燃料電池の模式的断面図である。
符号の説明
10,210 補強板
11,211 貫通孔
12,212 補強部
20,220 水素分離膜
30,230 電解質
40,240 カソード
50,250,260 セパレータ
51,251,261 ガス流路
52,252,262 接触部
100,200 燃料電池

Claims (3)

  1. 電解質と、
    貫通部位を有し、前記電解質を補強する電解質補強部材とを備え、
    前記電解質は、前記電解質補強部材とは反対側の面において、電流密度が前記電解質の平均電流密度よりも高い高電流密度部と電流密度が前記電解質の平均電流密度よりも低い低電流密度部とを有し、
    前記貫通部位と前記高電流密度部とが対向する面積は、前記貫通部位と前記低電流密度部とが対向する面積よりも大きいことを特徴とする燃料電池。
  2. 前記貫通部位は、前記高電流密度部と対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記電解質の前記電解質補強部材とは反対側に設けられる電極と、
    前記電極の前記電解質とは反対側に設けられるセパレータとをさらに備え、
    前記セパレータの前記電解質側の面には凹凸が形成され、
    前記高電流密度部とは、前記セパレータの凸部と前記電極とが接触する部位に対向する部位であることを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池。
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