JP4972729B2 - シュート、シート供給装置、およびシート包装機 - Google Patents

シュート、シート供給装置、およびシート包装機 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも上端が開口した状態の包装袋内に、シート状に形成された被包装シートを供給する際に使用されるシュート、シート供給装置、およびシート包装機に関する。
従来、粉体を包装袋に充填包装する際には、例えば特許文献1に示すような包装機が提案されている。この包装機は、包装袋を上端が開口した状態で供給する包装袋供給装置と、供給された包装袋内に粉体を供給する粉体供給装置と、粉体が供給された包装袋を密封するヒートシーラーとを備えている。
ここで、粉体供給装置は、包装袋内に粉体を供給する供給手段と、この供給手段の動作を制御する制御装置とから構成されている。さらに供給手段は、粉体を一時的に貯留するホッパーと、ホッパーから供給された粉体を包装袋内に供給するシュート(フォーマーパイプ)とを備えている。このシュートは筒状に形成されており、シュート内に設けられた通路に、粉体を自然落下させて包装袋内へ案内するように構成されている。
一方、従来のシュートを用いて、シート状に形成された被包装シートを包装袋に供給する際には、少なくとも上端が開口した状態で配置される包装袋内にシュートを垂直に挿入して配置し、被包装シートを包装袋と同じ向きに起立した状態からシュート内へ落下させている。
特開2005−59936号公報
しかしながら、従来のシュートは、大量の粉体を一度に包装袋内へ供給するものであるので、通路はかなり幅広く形成されている。このため、この通路の内壁面と、起立した状態の被包装シートの周囲との間には大きな空間が形成されている。したがって、被包装シートが軽量なものである場合には、空気抵抗を大きく受けて向きが変わってしまい、そのままの状態で包装袋内に供給される。
その結果、包装袋内に供給された被包装シートは、密封時に折り曲げられてしまうので、出来上がった包装体は製品として通用しない。このように、従来のシュートにおいては、軽量なシートの包装に使用できなかった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、軽量なシートの包装にも使用できるシュート、シート供給装置、およびシート包装機を提供することを目的とする。
そこで、本発明者等は、鋭意研究の結果、前記課題を解決するために以下のようなシュート、シート供給装置、およびシート包装機を採用した。
本発明のシュート:
本発明のシュートにおいては、少なくとも上端が開口した状態の包装袋内に、被包装シートを自然落下させて供給する通路を備えたシュートにおいて、前記包装袋内へ向けて垂直に貫通した溝を有するシュート本体と、前記溝を側方から覆って前記シュート本体に設けられたカバーとを備え、当該カバーと前記溝とにより前記通路を構成すると共に、当該通路は、当該被包装シートの周囲と、当該通路の内壁面との間に隙間が開くように形成され、前記包装袋と同じ向きに起立した状態から落下を開始させた前記被包装シートを取り巻く空気の流れを、該被包装シートの落下方向と逆方向として、落下中の当該被包装シートの空気抵抗を抑制して、前記被包装シートの落下中の揺れを規制しながら当該被包装シートを当該包装袋と同じ向きで当該包装袋内まで案内することを特徴としている。
かかる構成においては、被包装シートが、包装袋と同じ向きに起立した状態で通路を落下して包装袋内まで案内される。したがって、シュートは、被包装シートが軽量なものであっても、被包装シートを包装袋と同じ向きで包装袋内に供給することが可能になる。
また、本発明のシュートにおいては、前記通路は、前記包装袋と同じ向きに起立した状態から落下を開始する前記被包装シートの周囲と、内壁面との間に隙間が開くように形成されているため、被包装シートが通路を落下している時に、このシートを取り巻いている空気は、隙間をシートの落下方向と逆方向に流れていく。このため、落下中の被包装シートは空気抵抗を大きく受けないので、その揺れが規制される。これにより、被包装シートは、包装袋と同じ向きで包装袋内まで案内される。したがって、シュートは、通路の構成を簡単にしつつ、被包装シートを包装袋と同じ向きで包装袋内に供給することが可能になる。
係る構成においては、前記包装袋内へ向けて垂直に貫通した溝を有するシュート本体と、前記溝を側方から覆って前記シュート本体に設けられたカバーとを備え、このカバーと前記溝とにより前記通路を構成したので、シュートの製造に際しては、シュート本体の内部ではなく側面側を加工すれば通路を形成することが可能になる。
また、本発明のシュートにおいては、前記通路を側方から目視可能に構成したことを特徴としている。
かかる構成においては、通路を落下する被包装シートが外部から容易に確認される。
また、本発明のシュートにおいては、前記通路を形成する周壁の少なくとも一部の壁部を透明材で形成し、この透明材により前記通路を外部から目視可能に構成したことを特徴としている。
かかる構成においては、簡単な構成で、通路を落下する被包装シートが外部から容易に確認される。
また、本発明のシュートにおいては、前記通路を形成する周壁には、前記被包装シートが落下可能な範囲で、前記通路と外部とを連通する開口部が設けられ、この開口部により前記通路を側方から目視可能に構成したことを特徴としている。
かかる構成においては、通路を落下する被包装シートが外部から容易に確認される。また、通路に被包装シートが引っ掛かっても、作業者は、開口部を介してシートを除去することが可能になる。
また、本発明のシュートにおいては、前記カバーは、前記シュート本体に着脱可能に設けられたことを特徴としている。
かかる構成においては、通路に被包装シートが引っ掛かっても、作業者は、カバーを外すことによりシートを除去することが可能になる。また、カバーあるいはシュート本体の一方が使用不能になった場合には、作業者は使用不能になった方だけを交換すれば良い。
本発明のシート供給装置:
本発明のシート供給装置においては、少なくとも上端が開口した状態の包装袋内に、被包装シートを供給するシート供給装置において、本発明のシュートを備えたことを特徴としている。
かかる構成においては、被包装シートが、包装袋と同じ向きに起立した状態で通路を落下して包装袋内まで案内される。したがって、シート供給装置は、被包装シートが軽量なものであっても、被包装シートを包装袋と同じ向きで包装袋内に供給することが可能になる。
また、本発明のシート供給装置においては、前記シュートと、このシュートの通路に、被包装シート原反を起立した状態で挿入して搬送させる被包装シート原反搬送手段と、前記通路に所定の長さまで挿入された前記被包装シート原反を、前記通路の上方で幅方向に切断して前記被包装シートを形成する切断手段とを備えたことを特徴としている。
かかる構成においては、切断された被包装シートを、シュートの通路に一部挿入された状態から落下させることが可能になる。
また、本発明のシート供給装置においては、前記被包装シート原反搬送手段は、前記被包装シート原反の切断位置の上方に、前記被包装シート原反を前記シュートの前記通路へ挿入させるガイド手段を備え、このガイド手段は、前記通路と同じ構成の通路を有する部材から構成されたことを特徴としている。
かかる構成においては、ガイド手段を簡単な構成にして、被包装シート原反をシュートの通路に挿入させることが可能になる。
また、本発明のシート供給装置においては、前記ガイド手段を構成する前記部材は、共に設けられる前記シュートと同様に構成されたことを特徴としている。
かかる構成においては、製造に際して部品点数を少なくすることが可能になる。
また、本発明のシート供給装置においては、前記シュートの前記通路を一時的に塞いで、落下中の前記被包装シートをそのままの状態で一時停止させるストッパーを備えたことを特徴としている。
かかる構成においては、ストッパーで落下中の被包装シートを一旦止めることにより、被包装シートの落下速度の上昇が抑えられる。したがって、シート供給装置は、ストッパーを備えていないシート供給装置の場合に比べて、落下中の被包装シートに対する空気抵抗をさらに抑えるので、被包装シートを確実に包装袋と同じ向きで包装袋内に供給することが可能になる。
本発明のシート包装機:
本発明のシート包装機においては、少なくとも上端が開口した状態の包装袋内に、被包装シートを供給して包装するシート包装機において、本発明のシート供給装置を備えたことを特徴としている。
かかる構成においては、被包装シートが、包装袋と同じ向きに起立した状態で通路を落下して包装袋内まで案内される。したがって、シート包装機は、被包装シートが軽量なものであっても、被包装シートを包装袋と同じ向きで包装袋内に供給することが可能になる。
また、本発明のシート包装機においては、前記シート供給装置から供給される前記被包装シートを包装する包装装置を有し、この包装装置は、前記包装袋を構成する一対の包装材を、前記シート供給装置を構成している前記シュートの前後側から、このシュートへ向けて搬送させ、さらに、このシュートの下方で対向させながら垂直下方に搬送させる包装材搬送手段と、垂直下方に搬送されている前記一対の包装材の周縁部を下側から順に合着させる合着手段とを備えている一方、前記シート供給装置は、前記一対の包装材の下側の周縁部が合着された状態で、この一対の包装材の間に前記被包装シートを供給するように構成されたことを特徴としている。
かかる構成においては、被包装シートの供給時に、包装袋の開口面積が広くなる。このため、シート包装機は、被包装シートを、確実に包装袋の向きと同じで包装袋内へ供給することが可能になる。
本発明のシュートにおいては、被包装用シートが軽量なものであっても、この被包装用シートを包装袋と同じ向きで包装袋内に供給するように通路を構成した。したがって、包装袋内に供給された被包装シートは、密封時に折り曲げられてしまうことがなくなるので、出来上がった包装体は製品として通用する。よって、本発明のシュートにおいては、軽量なシートの包装にも使用できる。
さらに、本発明のシュートにおいては、通路の構成を簡単にして、被包装シートを包装袋と同じ向きで包装袋内へ供給するようにした。よって、本発明のシュートにおいては、製造コストを抑えることができる。
また、本発明のシュートにおいては、通路を落下する被包装シートが外部から容易に確認されるようにした。よって、本発明のシュートにおいては、シートの除去処理性を高めることができる。
さらに、本発明のシュートにおいては、透明材を用いることにより、簡単な構成で、通路を落下する被包装シートが外部から容易に確認されるようにした。よって、本発明のシュートにおいては、コストを抑えつつ、シートの除去処理性を高めることができる。
さらに、本発明のシュートにおいては、開口部を設けることにより、通路を落下する被包装シートが外部から容易に確認されるようにした。さらに、本発明のシュートにおいては、通路に被包装シートが引っ掛かっても、作業者が開口部を介してシートを除去することが可能になるようにした。よって、本発明のシュートにおいては、シートの除去処理性をさらに高めることができる。
また、本発明のシュートにおいては、シュート本体と、カバーとから構成した。これによりシュートの製造に際しては、シュート本体の側面側を加工すれば、通路の形成が可能になる。よって、本発明のシュートにおいては、製造効率を高めることができる。
さらに、本発明のシュートにおいては、カバーをシュート本体に対して着脱可能にした。したがって、通路に被包装シートが引っ掛かっても、作業者がカバーを外すことによりシートを除去することが可能になる。よって、本発明のシュートにおいては、シートの除去処理性をさらに高めることができる。さらに、本発明のシュートは、カバーあるいはシュート本体の一方が使用不能になった場合には、使用不能になった方だけを交換すれば良いので、ランニングコストを抑えることができる。
また、本発明のシート供給装置においては、本発明のシュートを用いることにより、被包装用シートが軽量なものであっても、この被包装用シートを包装袋と同じ向きで包装袋内に供給するようにした。したがって、包装袋内に供給された被包装シートは、密封時に折り曲げられてしまうことがなくなり、出来上がった包装体は製品として通用する。よって、本発明のシート供給装置においては、軽量なシートの包装にも使用できる。さらに、本発明のシート供給装置においては、前述した本発明のシュートによるその他の効果も併せて得ることができる。
また、本発明のシート供給装置においては、被包装シート原反をシュートの通路に挿入してから切断することにより、切断した被包装シートを、通路に一部挿入した状態から落下させるようにした。よって、本発明のシート供給装置においては、シートの供給性を高めることができる。
また、本発明のシート供給装置においては、被包装シート原反をシュートの通路に挿入させるガイド手段を、シュートと同じ通路を有する部材を用いることにより簡単な構成にした。よって、本発明のシート供給装置においては、製造コストを抑えることができる。
さらに、本発明のシート供給装置においては、ガイド手段を構成する部材を、共に設けられるシュートと同様に構成したことにより、製造に際しての部品点数を少なくした。よって、本発明のシート供給装置においては、製造コストをさらに抑えることができる。
また、本発明のシート供給装置においては、落下中の被包装シートをストッパーで一旦止めるように構成したことにより、シートの落下速度の上昇が抑えられるようにした。したがって、本発明のシート供給装置は、ストッパーを備えていないシート供給装置の場合に比べて、落下中の被包装シートに対する空気抵抗をさらに抑えるので、被包装シートを確実に包装袋と同じ向きで包装袋内に供給することが可能になる。よって、本発明のシート供給装置においては、シートの供給性をさらに高めることができる。
また、本発明のシート包装機においては、本発明のシュートを備えたシート供給装置を用いることにより、被包装用シートが軽量なものであっても、この被包装用シートを包装袋と同じ向きで包装袋内に供給されるようにした。したがって、包装袋内に供給された被包装シートは、密封時に折り曲げられてしまうことがなくなるので、出来上がった包装体は製品として通用する。よって、本発明のシート包装機においては、軽量なシートの包装にも使用できる。また、本発明のシート包装機においては、前述した本発明のシュートおよびシート供給装置によるその他の効果も併せて得ることができる。
さらに、本発明のシート包装機においては、下側が合着された包装袋内に被包装シートを供給するように構成したことにより、シート供給時における包装袋の開口面積が広くなるようにした。このため、本発明のシート包装機においては、被包装シートを、確実に包装袋と同じ向きで包装袋内へ供給することが可能になる。よって、本発明のシート包装機においては、シートの供給性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
第1の実施の形態:
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すシート包装機1の模式図である。このシート包装機1は、一度に四つの包装体500を製造する四列式の包装機である。この包装体500は、包装袋120と、被包装シート152aとから構成されている。さらに、包装袋120は、一対の包装材102a,102aから構成されている。この包装機1においては、包装資材として、一対の包装材ロール100,100と、四つの被包装シートロール150,150が使用されている。
包装材ロール100,100は、それぞれ、リール101と、リール101に巻かれた包装材原反102とを備えている。この包装材原反102は、図2に示すように、包装材102aが横四列に連接されて形成されているとともに、横四列の包装材102aが縦に多数連接されて形成されている。
一方、図1に示すように、被包装シートロール150,150は、それぞれ、リール151と、リール151に巻かれた被包装シート原反152とを備えている。そして、この被包装シート原反152を、所定の長さで幅方向に切断することによって前記被包装シート152aが形成される。
なお、具体的な被包装シート152aの例としては、酸素検知剤シートがある。この酸素検知剤シートは、酸素検知剤シート原反を、所定の長さで幅方向に切断することにより形成される。なお、酸素検知剤シート原反は、帯状の紙製のシートに酸素検知液を含浸させた後に乾燥させて製造される。
そして、前記シート包装機1は、フロアFに設置された支持体2と、支持体2に結合した包装機本体3と、支持体2の後部に隣接してフロアFに設置された制御装置4とを備えている。
支持体2は、フロアFに設置された支持体本体21と、支持体本体21の前後のフロアFに設置された一対の包装材ロール用支持部材22,22と、支持体本体21の上面に設けられた一対の被包装シートロール用支持部材23,23とを備えている。
支持体本体21はテーブル状に形成されている。この支持体本体21の前後側には、第1のベース部21a、21aが結合されている。また、支持体本体21内の下側には、第2のベース部21bが支持体本体21の左右側部に結合している。このベース部21bには包装材102a,102aの合着位置Aが設定されている。さらに、支持体本体21内の上側には、第3のベース部21cが支持体本体21に結合している。このベース部21cには、被包装シート原反152の切断位置Dが設定されている。
包装材ロール用支持部材22,22は、合着位置Aを間において、支持体本体21の前後側に対向して設けられている。また、この支持部材22,22は、それぞれ、包装材ロール100のリール101を、回転軸221を介して回転自在に支持するように構成されている。
一方、被包装シートロール用支持部材23,23は、支持体本体21の上面の前後部に立設されている。この支持部材23,23は、それぞれ、二つの被包装シートロール150のリール151を、回転軸231を介して回転自在に支持するように構成されている。
また、前記包装機本体3は、包装機本体3の下半部を構成する包装手段5と、包装機本体3の上半部を構成する被包装シート供給手段6とを備えている。
さらに、包装手段5は、包装材搬送手段と、包装材位置検出センサ(図示せず)と、一対のヒートシーラー7,7と、スリッター8とを備えている。
包装材搬送手段は、包装材原反102,102(包装材102a,102a)を搬送させるものである。この包装材搬送手段は、リール101側から順にそれぞれ配設された、一対の第1のガイドローラー51,51と、二組の繰り出しローラー52,52、52,52と、一対の第2のガイドローラー53,53と、前記ヒートシーラー7、7とを備えている。そして、これらの部材により、包装材原反102,102の搬送ラインが構成されている。
第1のガイドローラー51、51は、第1のベース部21a、21aにおいて、前後に対向して設けられている。さらに、第1のガイドローラー51、51は、それぞれ、リール101と合着位置Aとの間に設けられている。また、各ガイドローラー51は、包装材原反102の搬送方向Bとその逆方向(前後方向)とに回転するように構成されている。これにより、第1のガイドローラー51,51は、それぞれ、リール101との間で、包装材原反102を水平に搬送させるように構成されている。
また、繰り出しローラー52,52、52,52は、第1のベース部21a、21aにおいて第1のガイドローラー51,51の上方に、前後に対向して設けられている。そして、各繰り出しローラー52,52はモーターを備えており、包装材原反102を上下側から挟持しながら搬送方向Bに回転駆動するように構成されている。
これにより、各繰り出しローラー52,52は、リール101から包装材原反102を繰り出すように構成されている。さらに、各繰り出しローラー52,52は、繰り出した包装材原反102を、第1のガイドローラー51から上方へ搬送させ、さらに第2のガイドローラー53へ向けて搬送するように構成されている。
また、第2のガイドローラー53,53は、第2のベース部21bにおいて、繰り出しローラー52,52と同じ高さ位置に、前後に対向して設けられている。また、各ガイドローラー53は、搬送方向Bとその逆方向とに回転するように構成されている。これにより第2のガイドローラー53,53は、それぞれ繰り出しローラー52,52との間で、包装材原反102を水平に搬送させるように構成されている。
また、ヒートシーラー7,7は、第2のベース部21bにおいて、第2のガイドローラー53,53の垂直下方に、前後に対向して設けられている。また、ヒートシーラー7,7は、包装材原反102,102の周縁部102b,102bを合着位置Aで熱圧着させながら搬送方向Bへ回転駆動するように構成されている。
これによりヒートシーラー7,7は、包装材原反102,102を、第2のガイドローラー53,53を境にして、対向させながら垂直下方に搬送させるとともに、各包装材102a,102aの周縁部102b,102bを下側から順に熱圧着するように構成されている。
また、前記スリッター8は、第2のベース部21bにおいて、ヒートシーラー7,7の下方に設けられている。そして、このスリッター8は、製造された四つの包装体500を分断するように構成されている。
また、前記包装材位置検出センサは、搬送中の包装材102a,102aの位置を検出するように構成されている。
一方、前記被包装シート供給手段6は、シュート61と、被包装シート原反搬送手段と、切断手段と、ストッパー64とを備えている。
シュート61は、切断位置Dよりも下側に、且つ、第2のガイドローラー53,53の間(包装材原反102,102の間)に挿入して設けられている。このシュート61は、図2にも示すように、第2のガイドローラー53,53の間へ向けて垂直に延在するように形成されている。そして、このシュート61は、シュート本体611と、このシュート本体611の前面に設けられた五つのカバー612〜614とを備えている。
シュート本体611は金属製であり、第2のガイドローラー53,53の間へ向けて垂直に延在するように形成されている。また、図3に示すように、シュート本体611の前面611a側には、四本の溝611bが横に並列して設けられている。
各溝611bは、第2のガイドローラー53,53の間の所定位置(各包装材102a,102aの間)へ向けて、シュート本体611の前面611a側を垂直に貫通して形成されている。さらに、各溝611bは、被包装シート原反152(または被包装シート152a)が、包装材102a,102と同じ向きに起立した状態で通るように、コ字状に形成されている。また、シュート本体611の前面611aの溝611b以外の部分には、複数の螺子穴611cが縦横に並列して設けられている。
一方、各カバー612〜614はアクリル製である。そして、図2に示すように、各カバー612〜614は、第2のガイドローラー53,53の間へ向けて垂直に延在するように形成されている。
一番右側のカバー612の上下部612a,612aは、シュート本体611の一番右側の溝611bの右側を前方から覆うように形成されている。また、このカバー612の中間部の左側には、切り欠き615が設けられている。この切り欠き615は、溝611bが完全に露出するようにコ字状に形成されている。
また、上下部612a,612aには、シュート本体611の一番右側の螺子穴611cと対応する位置に螺子穴616が設けられている。この螺子穴616は、前記螺子穴611cと同型に形成されている。双方の螺子穴611c、616には螺子617が螺合されている。したがって、このカバー612は、双方の螺子穴611c、616と螺子617とによりシュート本体611に着脱可能に設けられている。
一方、一番左側のカバー613の上下部613a,613aは、シュート本体611の一番左側の溝611bの左側を前方から覆うように形成されている。また、このカバー613において中間部の右側には切り欠き615が設けられている。この切り欠き615は、溝611bが完全に露出するようにコ字状に形成されている。
また、上下部613a,613aには、シュート本体611の一番左側の螺子穴611cと対応する位置に螺子穴616が設けられている。双方の螺子穴611c、616には螺子617が螺合されている。これによって、このカバー613は、シュート本体611に着脱可能に設けられている。
また、残りの三つのカバー614の上下部614a,614aは、シュート本体611の隣り合う溝611b、611bの右側と左側とを前方から覆うように形成されている。また各カバー614の中間部分には、左右一対の切り欠き615,615が設けられている。各切り欠き615は、対応する溝611bが完全に露出するようにコ字状に形成されている。
また、各上下部614a,614aには、シュート本体611の残りの螺子穴611cとそれぞれ対応する位置に螺子穴616が設けられている。双方の螺子穴611c、616には螺子617が螺合されている。これによって、三つのカバー614は、それぞれシュート本体611に着脱可能に設けられている。
そして、各カバー612〜614が、シュート本体611の各溝611bの一部を前方から覆っていることにより、シュート61には、これらのカバー612〜614と溝611bとにより四本の通路618が形成されている。
各通路618は、図1に示すように、第2のガイドローラー53,53の間の所定位置(各包装材102a,102aの間)へ向けて垂直に延在するように形成されている。さらに、各通路618の横断面は、図3に示すように、包装材102a,102と同じ向きに起立した状態の被包装シート原反152の横断面と同じ矩形状に形成されている。
また、各通路618は、被包装シート原反152の周囲と、内壁面618bとの間に隙間618aが開くように形成されている。言い換えると、各通路618は、包装材102a,102と同じ向きに起立した状態から落下を開始する被包装シート152aの周囲と、内壁面618bとの間に隙間618aが開くように形成されている。
また、各カバー612〜614が、各溝611bの少なくとも一部を露出させていることにより、シュート61には、各カバー612〜614の間に開口部619が形成されている。また、開口部619の中間部分619aは、切り欠き615によって、開口部619の上下部619b、619bよりも左右に大きく形成されている。
一方、前記被包装シート原反搬送手段は、切断位置D(図1参照)よりも上側に設けられている。この被包装シート原反搬送手段は、図1に示すように、支持体本体21の上方に設けられた四つのガイドローラー621と、第3のベース部21cに設けられたシート挿入手段とを備えている。
四つのガイドローラー621は、被包装シートロール150よりも高い位置で、双方の被包装シートロール用支持部材23,23に、それぞれ、別の支持部材(図示せず)を介して、二つに分けて設けられている。また、各ガイドローラー621は、搬送方向Cとその逆方向に回転するように構成されている。これにより、各ガイドローラー621は、リール151から出された被包装シート原反152を、前記シート挿入手段へ向けて搬送するように構成されている。
一方、前記シート挿入手段は、切断位置Dの上方に設けられた下側ガイド部材67と、下側ガイド部材67の上方に設けられた一対の繰り出しローラー65,65と、繰り出しローラー65,65の上方に設けられた上側ガイド部材66とを備えている。
上側ガイド部材66と下側ガイド部材67は、本発明のガイド手段を構成している。そして、双方のガイド部材66、67と、繰り出しローラー65,65と、前記四つのガイドローラー621とにより、被包装シート原反152の搬送ラインが構成されている。
繰り出しローラー65,65はモーターを備えており、図2にも示すように、四本の被包装シート原反152を前後側から挟持しながら搬送方向Cに回転駆動するように構成されている。これにより、繰り出しローラー65,65は、リール151から被包装シート原反152を繰り出して下方に搬送するように構成されている。
下側ガイド部材67は、シュート61へ向けて垂直に延在するように形成されている。この下側ガイド部材67は、ガイド部材本体671と、このガイド部材本体671の前面に設けられた五つのカバー672〜674とを備えている。
ガイド部材本体671は金属製であり、シュート本体611へ向けて垂直に延在するように形成されている。また、図4に示すように、ガイド部材本体671の前面671a側には、四本の溝671bが横に並列して設けられている。
各溝671bは、シュート61の各溝611bへ向けて、ガイド部材本体671の前面671a側を垂直に貫通して形成されている。さらに各溝671bは、被包装シート原反152が包装材102a,102aと同じ向きに起立した状態で通るように、コ字状に形成されている。また、シュート本体611の前面671aの溝671b以外の部分には、複数の螺子穴611cが縦横に並列して設けられている。
一方、各カバー672〜674はアクリル製である。そして、図2に示すように、各カバー672〜374は、それぞれ、シュート61の各カバー612〜614へ向けて垂直に延在するように平板状に形成されている。
図4に示すように一番右側のカバー672は、ガイド部材本体671の一番右側の溝671bの右側を前方から覆うように形成されている。さらに、このカバー672には、ガイド部材本体671の一番右側の螺子穴611cと対応する位置に螺子穴616が設けられている。双方の螺子穴611c、616には螺子617が螺合されている。これによってカバー672は、ガイド部材本体671に着脱可能に設けられている。
一方、一番左側のカバー673は、ガイド部材本体671の一番左側の溝671bの左側を前方から覆うように形成されている。さらに、このカバー673には、ガイド部材本体671の一番左側の螺子穴611cと対応する位置に螺子穴616が設けられている。双方の螺子穴611c、616には螺子617が螺合されている。これによって、このカバー673は、ガイド部材本体671に着脱可能に設けられている。
また、残りの三つのカバー674は、ガイド部材本体671の隣り合う溝671b、671bの右側と左側とを前方から覆うように形成されている。さらに、三つのカバー674には、ガイド部材本体671の残りの螺子穴611cとそれぞれ対応する位置に螺子穴616が設けられている。双方の螺子穴611c、616には螺子617が螺合されている。これによって、このカバー674は、ガイド部材本体671に着脱可能に設けられている。
また、各カバー672〜674が、ガイド部材本体671の各溝611bの一部を前方から覆っている。これにより、下側ガイド部材67には、これらのカバー672〜674と溝611bとにより四本の通路678が形成されている。
各通路678は、図1に示すように、シュート61の各通路618へ向けて垂直に延在するように形成されている。また、図3と図4とを比べて示すように、各通路678の横断面は、シュート61の各通路618の横断面と同一に形成されている。したがって、各通路678は、包装材102a,102aと同じ向きに起立した状態の被包装シート原反152の周囲と、内壁面678bとの間に隙間678aが開くように形成されている。この隙間678aは、シュート61の隙間618aと同じ大きさを有している。
また、各カバー672〜674が、ガイド部材本体671の各溝611bの少なくとも一部を露出させていることにより、下側ガイド部材67には、各カバー672〜674の間に開口部679が形成されている。
一方、図2に示すように、前記上側ガイド部材66は、下側ガイド部材67へ向けて垂直に延在するように形成されている。この上側ガイド部材66は、ガイド部材本体661と、このガイド部材661の前面に設けられた五つのカバー662〜664とを備えている。
ガイド部材本体661は金属製であり、その上端部6610は三角柱状に形成されている。上端部6610の大きさは、上端部6010以外の一般部6611よりも前後の長さが小さく設定されている。また、上端部6610には、斜面6610aが設けられている。この斜面6610aは、上端部6610の前方から後方へ斜め上方に延びて形成されている。そして、上端部6610とカバー662〜664との間には、空間6612が形成されており、この空間6612は上方が開口されている。
一方、一般部6611は、下側ガイド部材67のガイド部材本体671へ向けて垂直に延在するように形成されている。また、図4に示すように、一般部6611の前面661a側には、四本の溝661bが横に並列して設けられている。
各溝661bは、下側ガイド部材67の各溝671bへ向けて、一般部6611の前面661a側を垂直に貫通して形成されている。さらに、各溝661bは、被包装シート原反152が包装材102a,102aと同じ向きに起立した状態で通るように、コ字状に形成されている。また、一般部6611の前面661aの溝661b以外の部分には、複数の螺子穴611cが縦横に並列して設けられている。
一方、各カバー662〜664はアクリル製である。そして、図2に示すように、各カバー662〜664は、それぞれ、下側ガイド部材67の各カバー672〜674へ向けて垂直に延在するように形成されている。
図4に示すように、一番右側のカバー662は、ガイド部材本体661の一番右側の溝661bの右側を前方から覆うように形成されている。さらに、このカバー662には、ガイド部材本体661の一番右側の螺子穴611cと対応する位置に螺子穴616が設けられている。双方の螺子穴611c、616には螺子617が螺合されている。これによって、このカバー612は、ガイド部材本体661に着脱可能に設けられている。
一方、一番左側のカバー663は、ガイド部材本体661の一番左側の溝661bの左側を前方から覆うように形成されている。さらに、このカバー663は、ガイド部材本体661の一番左側の螺子穴611cと対応する位置に螺子穴616が設けられている。双方の螺子穴611c、616には螺子617が螺合されている。これによって、このカバー613は、ガイド部材本体661に着脱可能に設けられている。
また、残りの三つのカバー664は、ガイド部材本体661の隣り合う溝661b、661bの右側と左側とを前方から覆うように形成されている。さらに各カバー664には、ガイド部材本体661の残りの螺子穴611cにそれぞれ対応する位置に螺子穴616が設けられている。双方の螺子穴611c、616には螺子617が螺合されている。これによって、このカバー664は、ガイド部材本体661に着脱可能に設けられている。
そして、各カバー662〜664が、ガイド部材本体661の各溝611bの一部を前方から覆っていることにより、上側ガイド部材66には、これらのカバー662〜664と各溝611bとにより四本の通路668が形成されている。
各通路668は、図1に示すように、下側ガイド部材67の通路678へ向けて垂直に延在するように形成されている。また、各通路668の横断面は、図4に示すように前記通路678の横断面と同一に形成されている。このことから、各通路668は、包装材102a,102aと同じ向きに起立した被包装シート原反152の周囲と、内壁面668bとの間に隙間668aが開くように形成されている。この隙間668aは、シュート61の隙間618aと同じ大きさを有している。
また、各カバー662〜664が、ガイド部材本体661の各溝611bの少なくとも一部を露出させていることにより、上側ガイド部材66には、各カバー662〜664の間に開口部669が形成されている。
一方、前記切断手段は、シュート61の通路618に挿入された被包装シート原反152を幅方向に切断して被包装シート152aを形成するものである。この切断手段は、図1や図2に示すように、切断位置Dを間において前後に対向する一対のカッター631、632から構成されている。
前側のカッター631は、切断位置Dから所定距離離れた位置に固定されている。また、前側のカッター631の刃631aは切断位置Dに対して平行に形成されている。一方、後側のカッター632は、前側のカッター631の刃631aと重なるように前後(図1および図2の矢印S方向)に移動可能に構成されている。また、後側のカッター632の刃632aは、切断位置Dに対して斜めに形成されている。
これにより切断手段は、後側のカッター632が、前側のカッター631とで四本の被包装シート原反152を挟みながら前方へ移動することにより、これらの被包装シート原反152を切断位置Dでまとめて切断するように構成されている。
一方、前記ストッパー64は、シュート61の通路618を落下する被包装シート152aを一時停止させるものである。このストッパー64は、図2に示すように、シュート61の前方に配設された回転軸641と、回転軸641の下側に設けられた四つのストッパー本体643と、回転軸641に結合したバネ642(付勢手段)と、回転軸641を駆動する駆動手段とを備えている。
回転軸641は、シュート61よりも左右に長く延在して形成されている。そして、この回転軸641は、シュート61の四つの開口部619の中間部分619aのすぐ上に配置されて、第3のベース部21cに、前後に回転するように設けられている。
また、各ストッパー本体643は、図3にも示すように、通常位置ではシュート61と平行に開口部619の前方に配置されている。そして、各ストッパー本体643は、回転軸641が後方へ回転するのに伴い、開口部619aを介して通路618を塞ぎ、落下してくる被包装シート152aを、そのままの状態で止めるように形成されている。
また、バネ642は、一端側が回転軸641の一端部641aに固定されており、他端側が、第3のベース部21cにおいて一端部641aの後方上部に固定されている。そして、このバネ642は、回転軸641を常に前方(ストッパー本体643が通路618を塞ぐ方向と反対の方向)へ回転させるように付勢している。なお、付勢手段は、回転軸641を常に前方へ付勢するものであれば、バネ642以外のものでも良い。
また、前記駆動手段は、回転軸641を後方へ回転させるように構成されている。これによりストッパー64は、前記駆動手段のオンによって、ストッパー本体643が通常位置から後方へ回動してシュート61の通路618を塞ぐことにより、落下中の被包装シート152aを止めるように構成されている。さらに、ストッパー64は、前記駆動手段のオフにより、ストッパー本体643がバネ642の付勢力により前方へ回動して通路618を開けることにより、止めていた被包装シート152aを落下させるように構成されている。
また、前記制御装置4は、二組の繰り出しローラー52,52と、ヒートシーラー7,7と、四つのガイドローラー621と、繰り出しローラー65,65と、後側のカッター632と、ストッパー64と、スリッター8と、前記センサ等に接続しており、これらの動作を制御するように構成されている。そして、本発明の包装装置50は、この制御装置4と前記包装手段5とから構成されている。さらに、本発明のシート供給装置60は、この制御装置4と前記被包装シート供給手段6とから構成されている。
かかる構成において、被包装シート152aの包装手順を説明する。まず、作業者は、双方の包装材ロール100,100から、それぞれ包装材原反102,102を引き出す。次に、作業者は、引き出した包装材原反102,102を、それぞれ、第1のガイドローラー51、繰り出しローラー52,52、第2のガイドローラー53の順に通して、双方の包装材原反102,102を合わせた後、ヒートシーラー7,7の間に通してセットする。
また一方で、作業者は、四つの被包装シートロール150から被包装シート原反152を引き出す。次に、作業者は、引き出した四本の被包装シート原反152を、ガイドローラー621,621、上側ガイド部材66、繰り出しローラー65,65、下側ガイド部材67の順に通してセットする。
次に、作業者は、制御装置4をオンにする。すると、図5(a)に示すように、繰り出しローラー52,52と、ヒートシーラー7,7と、スリッター8が駆動する。これにより包装材102a,102aは、第1のガイドローラー51、繰り出しローラー52,52を介して第2のガイドローラー53、53へ搬送される。さらに、包装材102a,102aは、第2のガイドローラー53、53を境にして、対向しながら垂直下方に搬送される。
また、制御装置4のオンによって、被包装シート原反搬送手段の繰り出しローラー65,65が駆動する。これにより、四本の被包装シート原反152は、ガイドローラー621、上側ガイド部材66、繰り出しローラー65,65、下側ガイド部材67の順に搬送されてシュート61の通路618に挿入される。
そして、図5(b)に示すように、搬送中の包装材102a,102aが第1の所定位置Eに到達した時に、ストッパー64が駆動する。これにより、ストッパー本体643が通常位置から後方へ回動してシュート61の通路618を塞ぐ。
そして、ストッパー64がシュート61の通路618を塞いだ状態で、図5(c)に示すように包装材102a,102aが第2の所定位置Fに到達した時に、後側のカッター632が通常位置から切断位置Dへ移動する。これにより、前後側のカッター631,632は、通路618に所定の長さまで挿入された被包装シート原反152を切断する。これによって被包装シート152aが形成される。この被包装シート152aは、シュート61の通路618を自然落下していき、ストッパー64で止められる。
そして、図5(d)に示すように、包装材102a,102aが合着位置Aに到達した時に、後側のカッター632が切断位置Dから通常位置に戻される。これと同時にストッパー64の駆動が停止する。これに伴って、ストッパー本体643は、バネ642(図2参照)の付勢力により前方へ回動して通常位置に戻る。その結果、被包装シート152aは、停止状態が解除されて通路618を再度落下しはじめ、下側の周縁部102bが合着されている包装材102a,102aの間に供給される。
次に、被包装シート152aが供給された包装材102a,102aは、ヒートシーラー7,7によって下方へ搬送されながら周縁部102b,102bの全てが合着される。これにより包装体500が横四列に連接した状態で製造される(図2参照)。次に、これらの包装体500は、連接部分がスリッター8で分断される。これにより包装体500は、縦一列に連接した状態で出来上がる。
ここで、本実施の形態のシート包装機1においては、図3に示したように、シュート61の通路618が、包装材120a,102aと同じ向きに起立した状態の被包装シート152aの周囲と、内壁面618bとの間に隙間618aが開くように形成されている。
これにより、被包装シート152aが通路618を落下していくときに、図6に示すように被包装シート152aを取り巻いている空気Gは、被包装シート152aの落下方向Hと逆方向に隙間618aを流れていく。このため、空気Gの流れに乱れが生じない。したがって、被包装シート152aが軽量なものであっても、この被包装シート152aは、落下中に空気抵抗を大きく受けないので揺れが規制される。その結果、被包装シート152aは、包装材102a,102aと同じ向きに起立した状態で通路618を落下して、包装材102a,102aの間まで案内される。
このように本実施の形態のシート包装機1においては、被包装シート152aが軽量なものであっても、被包装シート152aを、包装袋120と同じ向きで包装袋120内に供給することが可能になる。これにより、被包装シート152aは、密封時に折り曲げられてしまうことがなくなるので、出来上がった包装体500は製品として通用する。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、軽量なシート152aの包装にも使用できる。さらに、このシート包装機1においては、シュート61の通路618を簡単に構成したので、製造コストを抑えることもできる。
また、本実施の形態のシート包装機1においては、下側が合着された包装袋120内に被包装シート152aを供給するようにした。これにより、被包装シート152aの供給時における包装袋120の開口面積が広くなる。したがって、シート包装機1は、被包装シート152aを、確実に包装袋120と同じ向きで包装袋120内へ供給することが可能になる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、シート152aの供給性を高めることができる。
また、本実施の形態のシート包装機1においては、シュート61を、シュート本体611と、カバー612とから構成した。これにより、シュート61の製造に際しては、シュート本体611の側面611a側を加工して溝611bを形成すれば、通路618の形成が可能になる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、通路の618の形成作業が容易になるので、製造効率を高めることができる。
また、本実施の形態のシート包装機1においては、シュート61に開口部619bを設けたことにより、開口部619bを介して通路618が前方から目視可能になる。したがって、作業者は、通路618を落下する被包装シート152aを外部から容易に確認できる。さらに、本実施の形態のシート包装機1においては、カバー612をアクリル製にしたことにより、通路618の目視可能な範囲が広がるので、通路618を落下する被包装シート152aの視認性を高めることができる。
そして、作業現場で発生する振動等でシュート61が揺れることにより、通路618に被包装シート152aが引っ掛かった場合には、作業者は、開口部619を介してシート152aを除去することが可能になる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、シート152aの除去処理性を高めることができる。
なお、シュート61に設けられる開口部は、被包装シート152aが落下可能な範囲において、開口部の設置位置と開口部の大きさを設定すれば、本実施の形態のような開口部619に限定しなくても良い。
また、本実施の形態のシート包装機1においては、五つのカバー612〜614をシュート本体611に対して着脱可能に設けた。これにより、通路618に被包装シート152aが引っ掛かった場合には、作業者は、その通路618を構成しているカバーを外し、通路618に引っ掛かっている被包装シート152aを除去する。したがって、作業者は、開口部619を介して被包装シート152aを上手く除去できない場合にも、カバーを外すことによって被包装シート152aを除去することが可能になる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、シート152aの除去処理性をさらに高めることができる。
また、作業者は、これらのカバー612〜614の少なくとも一つ、またはシュート本体611の一方が破損等で使用不能になった場合には、全部を交換せずに、シュート本体611からカバー612〜614を全て外して交換するか、あるいは使用不能になったカバーだけを外して交換すれば良い。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、ランニングコストを抑えることができる。
一方、本実施の形態のシート包装機1においては、被包装シート原反152を、上下のガイド部材66、67により、包装材102a,102aと同じ向きに起立した状態でシュート61の通路618に挿入させるようにした。これにより、シート包装機1は、被包装シート原反152の切断効率を高めることができる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、シート152aの供給性を高めることができる。
さらに、図2に示したように上側ガイド部材66には、上端部6610とカバー662〜664との間に、上方が開口した空間6612が形成されている。この空間6612は通路668に連通しているとともに通路668よりも広く形成されている。したがって、被包装シート原反152は通路668に容易に挿入されるので、被包装シート原反152の搬送性が高まる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、シート152aの供給性をさらに高めることができる。
また、上側のガイド部材66は、シュート61の通路618と同じ通路668と、シュート61の開口部619bと同じ開口部669とを有している。一方、下側のガイド部材67は、シュート61の通路618と同じ通路678と、シュート61の開口部619bと同じ開口部679とを有している。したがって、双方のガイド部材66、67は、シュート61と同様に構成されている。このため、シート包装機1の製造に際しては、部品点数を少なくすることが可能になる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、製造コストを抑えることができる。
また、被包装シート原反152が、双方のガイド部材66、67の通路668、678にそれぞれ引っ掛かった場合には、作業者が、ガイド部材本体からカバーを外すことにより被包装シート原反152を除去することが可能になる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、被包装シート原反152の除去処理性を高めることができる。また、カバーまたはガイド部材本体の一方が破損等で使用不能になった場合には、作業者は使用不能になった方を外して交換すれば良い。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、ランニングコストをさらに抑えることができる。
なお、前記ガイド手段は、本実施の形態で説明したガイド部材66、67に限定する必要はない。ただし、前記ガイド手段を、少なくとも前記通路618を有する部材から構成すれば、ガイド手段がローラーの場合に比べて、構成を簡単にすることが可能になる。
また、本実施の形態のシート包装機1においては、図5に示したように、シュート61の通路618に、被包装シート原反152を所定の長さまで挿入してから切断している。したがって、被包装シート152aは、通路618に一部挿入された状態から落下し始めるので、被包装シート152aを包装袋120内に確実に供給できる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、シート152aの供給性を高めることができる。
さらに、本実施の形態のシート包装機1においては、落下中の被包装シート152aをストッパー64で一旦止めてから再度落下させている。これにより、被包装シート152aの落下速度の上昇が抑えられる。したがって、この包装機1は、ストッパー64がない包装機の場合に比べて、落下中の被包装シート152aに対する空気抵抗を抑えるので、被包装シート152aを、確実に包装袋120と同じ向きで包装袋120内に供給することが可能になる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、シート152aの供給性を高めることができる。
さらに、本実施の形態のシート包装機1のように、横に並列した多数の被包装シート原反152をまとめて一方から切断する包装機の場合には、被包装シート152aの落下開始が両側で異なる。このため、従来のシート包装機では、包装材102a,102aの間にそれぞれ被包装シート152aを上手く供給できない。そこで、本実施の形態のシート包装機1ではストッパー64を駆動させて、落下中の4枚の被包装シート152aを一旦まとめて止めてから離す。これにより、被包装シート152aは、落下を同時に始めることができる。よって、本実施の形態のシート包装機1においては、多列式の場合でも、シート152aの供給性を高めることができる。
第2の実施の形態:
図7は、本発明の第2の実施の形態を示すシート包装機300の要部斜視図である。本実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。このシート包装機300は、一度に二つの包装体500を製造する二列式の包装機である。そして、このシート包装機300は、第1の実施の形態と同様に、シート供給装置360と、包装装置350とを備えている。
包装装置350は、第1の実施の形態と同様に、包装材原反302,302(包装材102a,102a)を搬送させる包装材搬送手段と、搬送中の包装材102a,102aの位置を検出する包装材位置検出センサと、二列対応式のヒートシーラー70,70と、二列対応式のスリッター(図示せず)と、制御装置(図示せず)とを備えている。
一方、シート供給装置360は、第1の実施の形態と同様に、被包装シート供給手段と、制御装置(図示せず)とを備えている。そして被包装シート供給手段は、シュート31と、被包装シート原反搬送手段と、切断手段(カッター631,632)とを備えている。
シュート31は、切断位置D(図8参照)よりも下側に、且つ、第2のガイドローラー53,53の間(包装材原反102,102の間)に挿入して設けられている。このシュート31は、第2のガイドローラー53,53の間へ向けて垂直に延在するように形成されている。そして、このシュート31は、シュート本体311と、シュート本体311の前面311aに着脱可能に設けられたカバー312とを備えている。
シュート本体311は金属製である。このシュート本体311は、第2のガイドローラー53,53の間へ向けて垂直に延在するように形成されている。そしてシュート本体311の前面311a側には、二本の溝611bが横に並列して設けられている。
また、カバー312はアクリル製である。このカバー312は、シュート本体311の二本の溝611bを前方から全て覆うように平板状に形成されている。これにより、シュート31には、カバー312と二本の溝611bとにより、第1の実施の形態と同じ通路618が二本形成されている。
一方、前記被包装シート原反搬送手段は、第1の実施の形態と同様に、四つのガイドローラー621(図1参照)と、繰り出しローラー65,65と、上側ガイド部材36と、下側ガイド部材37とを備えている。
下側ガイド部材37は、シュート31へ向けて垂直に延在するように形成されている。そして、この下側ガイド部材37は、ガイド部材本体371と、このガイド部材本体371の前面371aに着脱可能に設けられたカバー372とを備えている。
ガイド部材本体371は金属製である。このガイド部材本体371は、シュート本体311へ向けて垂直に延在するように形成されている。そしてガイド部材本体371の前面371a側には、二本の溝661bが横に並列して設けられている。
また、カバー372はアクリル製である。このカバー372は、ガイド部材本体371の二本の溝661bを前方から全て覆うように平板状に形成されている。これにより、下側ガイド部材37には、カバー372と二本の溝661bとにより、第1の実施の形態と同じ通路678が二本形成されている。
一方、上側ガイド部材36は、下側ガイド部材37へ向けて垂直に延在するように形成されている。そして、この上側ガイド部材36は、ガイド部材本体361と、このガイド部材本体361の前面361aに着脱可能に設けられたカバー362とを備えている。
ガイド部材本体361は金属製である。このガイド部材本体361は、下側ガイド部材37のガイド部材本体371へ向けて垂直に延在するように形成されている。そしてガイド部材本体361の前面361a側には、二本の溝661bが横に並列して設けられている。
また、カバー362はアクリル製である。このカバー362は、ガイド部材本体361の下部全体を前方から覆うように平板状に形成されている。これにより、上側ガイド部材36には、カバー362と二本の溝671bとにより、第1の実施の形態と同じ通路668が二本形成されている。
かかる構成において、被包装シート152aの包装手順について説明する。作業者は、前記制御装置をオンにする。すると、図8(a)に示すように、包装材102a,102aは、図外の包装材ロールから繰り出されて第2のガイドローラー53、53まで搬送される。さらに、包装材102a,102aは、第2のガイドローラー53、53を境にして対向しながら垂直下方に搬送される。
一方、被包装シート原反152は、繰り出しローラー65,65によって図外の被包装シートロールから繰り出される。繰り出された被包装シート原反152は、上側ガイド部材36、繰り出しローラー65,65、下側ガイド部材37の順に通って、シュート31の通路618に挿入される。
そして、図8(b)に示すように、搬送中の包装材102a,102aが合着位置Aに到達した時に、後側のカッター632は通常位置から切断位置Dまで移動して、前側のカッター631とで被包装シート原反152を切断する。これにより被包装シート152aが形成される。この被包装シート152aはシュート31の通路618を自然落下し、下側の周縁部102bが合着された状態の包装材102a,102aの間に供給される。
次に、被包装シート152aが供給された双方の包装材102a,102aは、ヒートシーラー70で合着されて下方へ搬送される。これにより包装体500が横二列に連接した状態で製造される(図7参照)。次に、これらの包装体500は、連接部分が前記スリッターで分断される。これにより包装体500は、縦一列に連接した状態で出来上がる。
ここで、本実施の形態では、シュート31が第1の実施の形態のシュート61と同じ通路618を有している。このことから、被包装シート152aが軽量なものであっても、この被包装シート152aは、通路618を落下していくときに揺れが規制されるので、包装袋120と同じ向きで包装袋120内に供給される。
したがって、被包装シート152aは、密封時に折り曲げられてしまうことがなくなるので、出来上がった包装体500は製品として通用する。よって、本実施の形態のシート包装機300においては、軽量なシート152aの包装にも使用できる。また、本実施の形態のシート包装機300においては、通路618を簡単に構成したので、製造コストも抑えることができる。
また、本実施の形態のシート包装機300においては、下側が合着された包装袋120内に被包装シート152aを供給するようにした。これにより、被包装シート152aの供給時における包装袋120の開口面積が広くなる。このため、シート包装機300は、被包装シート152aを、確実に包装袋120と同じ向きで包装袋120内へ供給することが可能になる。よって、本実施の形態のシート包装機300においては、シート152aの供給性を高めることができる。
なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態では、包装材搬送手段を、3種類のローラー51、52,52、53とヒートシーラーとから構成した。しかし、包装材搬送手段は、必ずしもこれらの部材から構成される必要はない。
つまり、包装材搬送手段は、包装材102a,102aを、シュートの前後側から、このシュートへ向けて搬送させ、さらに、このシュートの下方で対向させながら垂直下方に搬送させるように構成されれば良い。包装材搬送手段をこのように構成することにより、被包装シート152aの供給時の包装袋120の開口面積が広くなるため、シート包装機は、シート152aの供給性を高めることができる。
また、本実施の形態のシート包装機300においては、シュート31を、シュート本体311と、カバー312とから構成した。このため、シュート31の製造に際しては、シュート本体311の側面311a側を加工して溝311bを形成すれば、通路618の形成が可能になる。よって、本実施の形態のシート包装機300においては、通路618の形成作業が容易になるので、製造効率を高めることができる。
さらに、本実施の形態のシート包装機300においては、シュート31のカバー312をアクリル製にした。これにより、シュート31の通路618が前方から目視可能になるので、作業者は、通路618を落下する被包装シート152aを外部から容易に確認できる。
さらに、本実施の形態のシート包装機300においては、カバー312をシュート本体311に着脱可能に設けた。これにより、シュート31の通路618に被包装シート152aが引っ掛かった場合には、作業者がカバー312を外すことにより、シート152aを除去することが可能になる。よって、本実施の形態のシート包装機300においては、シート152aの除去処理性を高めることができる。
また、本実施の形態のシート包装機300においては、カバー312またはシュート本体311の一方が破損等で使用不能になった場合には全部を交換せず、使用不能の方を外して交換すれば良いので、ランニングコストを抑えることができる。
なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態では、通路618を構成する周壁の一部であるカバーをアクリルから形成したが、通路618を側方から目視可能であれば、ガラス等の他の透明材から形成しても良い。また、カバーとシュート本体の両方が透明材によって形成されても良い。
一方、本実施の形態のシート包装機300においては、双方のガイド部材36、37によって、被包装シート原反152を、包装材102a,102aと同じ向きに起立した状態でシュート31の通路618に挿入させるようにした。これにより、このシート包装機300においては、被包装シート原反152の切断効率が高まるので、シート152aの供給性を高めることができる。
また、双方のガイド部材36、37は、シュート31の通路618と同じ構成の通路668、678を有していることから、シュート31と同様に構成されている。したがって、本実施の形態のシート包装機300においては、製造に際して部品点数を少なくすることが可能になるので、製造コストを抑えることができる。
さらに、本実施の形態のシート包装機300においては、上下のガイド部材36、37がシュート31と同様に構成されていることにより、被包装シート原反152の除去処理性を高めるとともに、ランニングコストをさらに抑えることができる。
また、本実施の形態のシート包装機300においては、図8に示したように、被包装シート原反152をシュート31の通路618に所定の長さまで挿入してから切断している。したがって、このシート包装機300は、被包装シート152aを通路618に確実に落下させることが可能になるので、シート152aの供給性を高めることができる。
なお、本実施の形態のシート供給装置360のように、一度に二枚の被包装シート152aを供給する二列式の場合には、切断された二枚の被包装シート152aの落下開始に差が生じないので、第1の実施の形態のシート供給装置60のように必ずしもストッパー64を設けなくても良い。一方、このシート包装機300にストッパー64を設ければ、落下中の被包装シート152aに対する空気抵抗がさらに抑えられる。よって、この場合のシート包装機においては、本実施の形態のシート包装機300に比べて、シート152aの供給性を高めることができる。
また、実施の形態のシュートにおいては、通路618を、その横断面が被包装シート152aの横断面と同じ形状になるように形成した。しかし、シュートの通路は、包装袋120と同じ向きに起立した状態から落下を開始する被包装シート152aの周囲と、通路の内壁面との間に隙間が開くように形成すれば良いので、横断面の形状は実施の形態で説明した形状に限定しなくても良い。
また一方で、シュートの通路は、少なくとも、包装袋120と同じ向きに起立した状態から落下を開始させるとともに、落下中の揺れを規制しながら包装袋内まで案内するように構成すれば良い。例えば、通路618の内壁面618b(図3および図6参照)全体に、被包装シート152aをスライド自在に支持する支持手段(突起や断面コ字状の部材等)を設けて通路を形成しても良い。この場合の通路は、落下中の被包装シート152aの揺れを規制する規制力が高まる。したがって、このシュートを備えたシート包装機は、シート152aを確実に包装袋と同じ向きで包装袋内へ供給することが可能になるので、シート152aの供給性をさらに高めることができる。
また、実施の形態のシュートにおいては、シュート本体とカバーとから構成した。しかし、シュートは、少なくとも被包装シート152aを自然落下させる通路618を有していれば良いので、シュートを筒状の部材から構成しても良い。この場合のシュートは、通路618を形成する周壁の少なくとも一部を透明材で形成したり、被包装シート152aが落下可能な範囲で通路618と外部とを連通する開口部を設けたりすることにより、実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態では、被包装シート152aを一度に二枚供給する二列式のシート供給装置360や、一度に四枚供給する四列式のシート供給装置60に本発明を適用した場合について説明した。しかし、シート152aを一度に多数枚供給する多列式のシート供給装置や、一度に一枚だけ供給する単列式のシート供給装置に本発明を適用しても良い。
また、実施の形態では、包装袋120に被包装シート152aを自動で供給する場合について説明したが、包装袋120に被包装シート152aを手動で供給する場合にはシュートだけを用いれば良い。また、包装袋は、被包装シート152aの供給時に、少なくとも上端が開口した状態のものであれば良い。例えば、被包装シート152aの供給時に、包装材102a,102aの三方(左右側および下側)の周縁部102b,102bが予め合着された状態のものでも良い。そして、包装袋の状態に合わせて、本発明のシュート、シート供給装置、シート包装機を構成することにより、実施の形態で説明した効果と同じ効果を得ることができる。
以上説明したように本発明のシュート、シート供給装置、およびシート包装機においては、軽量なシートの包装にも使用できるので、この技術分野で十分に利用することができる。
本発明の第1の実施の形態を示すシート包装機の模式図である。 同実施の形態を示すシート包装機の要部斜視図である。 図2のP−P断面図である。 図2のQ−Q断面図およびR−R断面図である。 同実施の形態における被包装シートの包装手順を示す図である。 同実施の形態において通路を落下中の被包装シートを示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態を示すシート包装機の要部斜視図である。 同実施の形態における被包装シートの包装手順を示す図である。
1 シート包装機
7 ヒートシーラー
31 シュート
36 上側ガイド部材
37 下側ガイド部材
50 包装装置
51 第1のガイドローラー
52 繰り出しローラー
53 第2のガイドローラー
60 シート供給装置
61 シュート
64 ストッパー
65 繰り出しローラー
66 上側ガイド部材
67 下側ガイド部材
102a 包装材
102b 周縁部
120 包装袋
152 被包装シート原反
152a 被包装シート
311 シュート本体
312 カバー
350 包装装置
360 シート供給装置
611 シュート本体
611b 溝
611c 螺子穴
612 カバー
613 カバー
614 カバー
616 螺子穴
617 螺子
618 通路
618a 隙間
618b 内壁面
619b 開口部
621 ガイドローラー
D 切断位置

Claims (12)

  1. 少なくとも上端が開口した状態の包装袋内に、被包装シートを自然落下させて供給する通路を備えたシュートにおいて、
    前記包装袋内へ向けて垂直に貫通した溝を有するシュート本体と、
    前記溝を側方から覆って前記シュート本体に設けられたカバーとを備え、
    当該カバーと前記溝とにより前記通路を構成すると共に、
    当該通路は、当該被包装シートの周囲と、当該通路の内壁面との間に隙間が開くように形成され、前記包装袋と同じ向きに起立した状態から落下を開始させた前記被包装シートを取り巻く空気の流れを、該被包装シートの落下方向と逆方向として、落下中の当該被包装シートの空気抵抗を抑制して、前記被包装シートの落下中の揺れを規制しながら当該被包装シートを当該包装袋と同じ向きで当該包装袋内まで案内することを特徴とするシュート。
  2. 前記通路を側方から目視可能に構成したことを特徴とする請求項1のシュート。
  3. 前記通路を形成する周壁の少なくとも一部の壁部を透明材で形成し、この透明材により前記通路を側方から目視可能に構成したことを特徴とする請求項2記載のシュート。
  4. 前記通路を形成する周壁には、前記被包装シートが落下可能な範囲で、前記通路と外部とを連通する開口部が設けられ、この開口部により前記通路を側方から目視可能に構成したことを特徴とする請求項2記載のシュート。
  5. 前記カバーは、前記シュート本体に着脱可能に設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のシュート。
  6. 少なくとも上端が開口した状態の包装袋内に、被包装シートを供給するシート供給装置において、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のシュートを備えたことを特徴とするシート供給装置。
  7. 前記シート供給装置は、
    前記シュートと、
    このシュートの通路に、被包装シート原反を起立した状態で挿入して搬送させる被包装シート原反搬送手段と、
    前記通路に所定の長さまで挿入された前記被包装シート原反を、前記通路の上方で幅方向に切断して前記被包装シートを形成する切断手段と
    を備えたことを特徴とする請求項6記載のシート供給装置。
  8. 前記被包装シート原反搬送手段は、前記被包装シート原反の切断位置の上方に、前記被包装シート原反を前記シュートの前記通路へ挿入させるガイド手段を備え、このガイド手段は、前記通路と同じ構成の通路を有する部材から構成されたことを特徴とする請求項7記載のシート供給装置。
  9. 前記ガイド手段を構成する前記部材は、共に設けられる前記シュートと同様に構成されたことを特徴とする請求項8記載のシート供給装置。
  10. 前記シュートの前記通路を一時的に塞いで、落下中の前記被包装シートをそのままの状態で一時停止させるストッパーを備えたことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のシート供給装置。
  11. 少なくとも上端が開口した状態の包装袋内に、被包装シートを供給して包装するシート包装機において、
    請求項6〜10のいずれか1項に記載のシート供給装置を備えたことを特徴とするシート包装機。
  12. 前記シート包装機は、前記シート供給装置から供給される前記被包装シートを包装する包装装置を有し、この包装装置は、
    前記包装袋を構成する一対の包装材を、前記シート供給装置を構成している前記シュートの前後側から、このシュートへ向けて搬送させ、さらに、このシュートの下方で対向させながら垂直下方に搬送させる包装材搬送手段と、
    垂直下方に搬送されている前記一対の包装材の周縁部を下側から順に合着させる合着手段とを備えている一方、
    前記シート供給装置は、前記一対の包装材の下側の周縁部が合着された状態で、この一対の包装材の間に前記被包装シートを供給するように構成されたことを特徴とする請求項11記載のシート包装機。
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