JP4972325B2 - 車両用プロペラシャフトの配置構造 - Google Patents

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本発明は、パワーユニットの駆動力をデファレンシャル装置に伝達する車両用プロペラシャフトの配置構造に関し、特にプロペラシャフトの前端部及び後端部がそれぞれカルダンジョイントからなる第1ジョイント及び第3ジョイントを介してパワーユニット及びデファレンシャル装置に連結された車両用プロペラシャフトの配置構造に関する。
一般に、四輪駆動車(AWD)やフロントエンジンリヤドライブ(FR)等の車両の動力伝達系は、車体に対して前後方向に延在して配置されるプロペラシャフトの前端部がカルダンジョイントからなる第1ジョイントを介して車体前部に搭載したエンジン及び変速機を備えたパワーユニットに連結し、後端部がカルダンジョイントからなる第3ジョイントを介してデファレンシャル装置のピニオン軸に連結している。この種のプロペラシャフトは、プロペラシャフト自体の曲げ剛性を高めて高速回転時における危険回転速度を使用車速領域外に上げるためにジョイントで2分割されている。
この種の2分割されたプロペラシャフトは、例えば図8(a)に平面図を示し図8(b)に側面図を示すように、フロントプロペラシャフト2と、このフロントプロペラシャフト2の後端にダブルオフセットジョイント(DOJ)等の第2ジョイント4を介して連結されるリヤプロペラシャフト3によって形成されている。このプロペラシャフト1の前端部がカルダンジョイントからなる第1ジョイント5を介してパワーユニット10の出力軸11に連結し、後端部がカルダンジョイントからなる第3ジョイント7を介してデファレンシャル装置15のピニオン軸16に連結され、フロントプロペラシャフト2の後端部がセンターマウント20によって車体の下面に支持されている(例えば特許文献1参照)。
ここで、パワーユニット10の出力軸11にスリーブスプライン嵌合する第1ジョイント5のスリーブ軸6の軸心と第3ジョイント7に結合されたデファレンシャル装置15のピニオン軸16の軸心が平面視同軸上となる、いわゆる平面オフセットがない場合でも、側面視において第1ジョイント5及び第3ジョイント7がそれぞれジョイント側面角θ1、θ3を有する。この第1ジョイント5のジョイント側面角θ1に起因して出力軸11に対してプロペラシャフト1の回転角速度が周期的に変化(回転2次不等角度:180degで1周期)する。この不等速な回転角速度の変化をプロペラシャフト1とデファレンシャル装置15のピニオン軸16を連結する第3ジョイント7のジョイント位相を第1ジョイント5に対して90degずらすことによってキャンセルしてピニオン軸16に伝達している。
一方、車両の発進時等の高負荷時、いわゆる1速全開発進等の最大トルク時(全開発進負荷時)におけるワインドアップ(wind−up)によりデファレンシャル装置15の前部側が上方に浮き上がるように回転揺動すると、第3ジョイント7のジョイント側面角θ3が増大し、このジョイント側面角θ3の増大に伴って第3ジョイント7の2次偶力が増大してデファレンシャル装置15が大きく振動する。このデファレンシャル装置15の振動を抑制する必要から予め高速走行等の軽負荷時(高速走行軽負荷時)における第3ジョイント7のジョイント側面角θ3を大きく設定し、ワインドアップによりデファレンシャル装置15の前部側が上方に浮き上がるように回転揺動した際に第3ジョイント7のジョイント側面角θ3を減少させることにより第3ジョイント7に発生する2次偶力を抑制している。この第3ジョイント7のジョイント側面角θ3を予め大きく設定すると、必然的に第1ジョイント5のジョイント側面角θ1も大きくなる。
この大きなジョイント側面角θ1に起因して第1ジョイント5に大きな2次偶力が発生し、第1ジョイント5のスリーブ軸6を保持して第1ジョイント5の2次偶力を受け止めるパワーユニット10側の反力が大きくなる。同様に、大きなジョイント側面角θ3により大きな2次偶力が発生する第3ジョイント7に連結されたピニオン軸16を保持するデファレンシャル装置15側の反力も大きくなる。従って、パワーユニット10側の反力及びデファレンシャル装置15側の反力の両反力を受け止めるセンターマウント20の反力が大きくなり、センターマウント20を取り付け支持する車体下面、特に車体フロアを振動させる。これは、手動変速機を備えたパワーユニットに対し、縦長の自動変速機を備えたパワーユニットを搭載した車両にあっては、フロントプロペラシャフト2が比較的短く、第1ジョイント5のジョイント側面角θ1が大きく、第1ジョイント5に発生する2次偶力も大きくなりパワーユニット10側の反力が増大し、このパワーユニット10側の反力の増大に伴ってセンターマウント20の反力が増大して車体振動の発生がより顕著になる傾向がある。
図9はこの第1ジョイント5及び第3ジョイント7にそれぞれ発生する2次偶力とセンターマウント20の反力の相対関係を示す図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は側面図である。なお、矢印Rはパワーユニット10の出力軸11の回転方向を示し、この回転方向Rは車体前方側から後方を見て反時計回転方向である。
図9(a)に示すように、第1ジョイント5に発生す平面方向の2次偶力5yは第1ジョイント5のスリーブ軸6を保持するパワーユニット10側の平面方向の反力、即ちパワーユニット平面反力10yによって受け止められる。同様に、第3ジョイント7に発生する平面方向の2次偶力7yは、第3ジョイント7に連結されたピニオン軸16を保持するデファレンシャル装置15側の平面方向の反力、即ちデファレンシャル平面反力15yによって受け止められる。
これらのパワーユニット平面反力10yとデファレンシャル平面反力15yの重合(10y+15y)がプロペラシャフト1の中間部を支持するセンターマウント20に作用し、これらパワーユニット平面反力10yとデファレンシャル平面反力15yの重合がセンターマウント20により受け止める平面方向の反力、即ちセンターマウント平面反力20yとなる。
一方、図9(b)に示すように、第1ジョイント5に発生する側面視状態における上下方向の2次偶力5xは第1ジョイント5のスリーブ軸6を保持するパワーユニット10側の上下方向の反力、即ちパワーユニット側面反力10xによって受け止められる。同様に、第3ジョイント7に発生する上下方向の2次偶力7xは第3ジョイント7に連結されたピニオン軸16を保持するデファレンシャル装置15側の上下方向の反力、即ちデファレンシャル側面反力15xによって受け止められる。
これらのパワーユニット側面反力10xとデファレンシャル側面反力15xの重合(10x+15x)がセンターマウント20に作用し、これらパワーユニット側面反力10xとデファレンシャル側面反力15xの重合がセンターマウント20により受け止める上下方向の反力、即ちセンターマウント側面反力20xとなる。
特開平7−309146号公報
一方、図10(a)に平面図を示しかつ図10(b)に側面図を示すように、第1ジョイント5の十字軸5aと第3ジョイント7の十字軸7aがプロペラシャフト1の軸心を基準とする直交座標上に位置する同位相で制作されたプロペラシャフト1であっても、第1ジョイント5のスリーブ軸6に対して第3ジョイント7に結合されたピニオン軸16が車幅方向、例えば車体右方向に偏倚(平面オフセット量δ)した、いわゆる平面オフセットされた状態で車載されると、第1ジョイント5におけるプロペラシャフト1に対するスリーブ軸6の相対揺動方向によって形成される平面(ジョイント平面)と、第3ジョイント7におけるプロペラシャフト1に対するピニオン軸16の相対揺動方向によって形成される平面(ジョイント平面)のプロペラシャフト1の軸心に対する位相(ジョイント平面位相)が異なるため、無負荷時や高速走行軽負荷時に大きなジョイント平面位相が生じて、第1ジョイント5のジョイント角と第3ジョイント7のジョイント角をほぼ同じく設定しても第1ジョイント5によって生じたプロペラシャフト1の回転角速度の変化、即ち不等速性を第3ジョイント7でキャンセルすることができない。
図11は、第1ジョイント5のスリーブ軸6とデファレンシャル装置15のピニオン軸16の平面オフセット量δとスリーブ軸6に対するピニオン軸16の加速度をシミュレーション、実験或いは導出式により求めたものである。この図12に示すように平面オフセット量δの増大に伴ってスリーブ軸6の回転に対するピニオン軸16の加速度が増大し、平面オフセット量δの増大に伴って不等速性が顕著になることが確認できる。
一方、全開発進負荷時の第1ジョイント5と第3ジョイント7の相対配置は、デファレンシャル装置15のワインドアップにより高速走行軽負荷時の配置状態から全開発進負荷時の配置状態に変移するに従って、第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相が次第に180deg(0deg)に近づき、第1ジョイント5に発生する2次偶力によるパワーユニット反力の振幅と第3ジョイント7の2次偶力によるデファレンシャル反力の振幅がほぼ同位相で重合することになり、これらほぼ同位相で重合したパワーユニット反力及びデファレンシャル反力を受け止めるセンターマウント20のセンターマウント反力の振幅の最大値が大きくなる。
図12は、無負荷時及び高速走行軽負荷時から全開発進負荷時への変移に伴う第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相の変移を示す図であり、無負荷時、高速走行軽負荷時、及び全開発進負荷時における図10の矢視I及び矢視IIを重合して模式的に示している。
例えば、高速走行軽負荷時において第1ジョイント5のジョイント平面に対し第3ジョイント6のジョイント平面位相が−50degの遅れがあると仮定し、このときの第1ジョイント5のスリーブ軸6(図示細線6a)と第3ジョイント7に連結されたデファレンシャル装置15のピニオン軸16(図示細線16a)の相対位置を示す。また、全開負荷発進時のスリーブ軸6とピニオン軸16をそれぞれ太線6b及び16bで示し、無負荷時のスリーブ軸6とピニオン軸16をそれぞれ破線6c及び16cで示す。
ここで高速走行軽負荷時から全開負荷発進時に移行すると、デファレンシャル装置15のワインドアップにより第1ジョイント5のスリーブ軸6は細線で示す6aから太線で示す6bに変化し、ピニオン軸16は細線で示す16aから太線で示す16bに変化する。このとき第1ジョント5のジョイント角の変化量に対し第3ジョイント7のジョイント角の変化量が極めて大きく、換言すると第1ジョイント5のジョイント平面の変化、即ち第1ジョイント5のジョイント平面の進みに対して第3ジョイント7のジョイント平面が大きく進み、第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相が例えば165deg(換言すると、不等速角度が180degで1周期であることから+25deg)となり180deg(0deg)に近づく。
従って、図13に全開負荷発進時における第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相ρ(ρ=90deg)におけるパワーユニット反力、デファレンシャル反力、及びセンターマウント反力の各振幅A、B、Cを示すように、第1ジョイント5の2次偶力に起因するパワーユニット反力の振幅Aと、第3ジョイント7の2次偶力に起因するデファレンシャル反力の振幅Bがほぼ同位相となり、パワーユニット反力の振幅Aとデファレンシャル反力の振幅Bの重合であるセンターマウント20の反力の振幅C(=振幅A+振幅B)の最大値が大きくなる。この大きなセンターマウント20の反力の振幅Cによりセンターマウント20を取り付け支持する車体下面、特に車体フロアを大きく振動する。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、プロペラシャフトの前端部及び後端部をデファレンシャルにそれぞれ連結する第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相を高速走行軽負荷時には小さくすると共に全開負荷発進時には大きくすることにより、高速走行軽負荷時の不等速性と全開負荷発進時のセンターマウント反力の低減が得られる車両用プロペラシャフトの配置構造を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の車両用プロペラシャフトの配置構造の発明は、車体前部に搭載されたパワーユニットの出力軸にスリーブ軸が連結されたカルダンジョイントからなる第1ジョイントを介してプロペラシャフトの前端部が結合され、該プロペラシャフトの後端部が上記スリーブ軸に対し車幅方向にオフセットして配置されたデファレンシャル装置のピニオン軸にカルダンジョイントからなる第3ジョイントを介して連結されると共に、上記プロペラシャフトの中間部がセンターマウントを介して車体に支持された車両用プロペラシャフトの配置構造において、高速走行軽負荷時における上記第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相が、全開発進負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相より小さいことを特徴とする。
上記目的を達成する請求項2に記載の車両用プロペラシャフトの配置構造の発明は、車体前部に搭載されたパワーユニットの出力軸にスリーブ軸が連結されたカルダンジョイントからなる第1ジョイントを介してプロペラシャフトの前端部が結合され、該プロペラシャフトの後端部が上記スリーブ軸に対し車幅方向にオフセットして配置されたデファレンシャル装置のピニオン軸にカルダンジョイントからなる第3ジョイントを介して連結されると共に、上記プロペラシャフトの中間部がセンターマウントを介して車体に支持された車両用プロペラシャフトの配置構造において、高速走行軽負荷時における上記第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相が略0degであることを特徴とする。
上記目的を達成する請求項3に記載の車両用プロペラシャフトの配置構造の発明は、車体前部に搭載されたパワーユニットの出力軸にスリーブ軸が連結されたカルダンジョイントからなる第1ジョイントを介してプロペラシャフトの前端部が結合され、該プロペラシャフトの後端部が上記スリーブ軸に対し車幅方向にオフセットして配置されたデファレンシャル装置のピニオン軸にカルダンジョイントからなる第3ジョイントを介して連結されると共に、上記プロペラシャフトの中間部がセンターマウントを介して車体に支持された車両用プロペラシャフトの配置構造において、全開発進負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相が略90degであることを特徴とする。
上記目的を達成する請求項4に記載の車両用プロペラシャフトの配置構造の発明は、車体前部に搭載されたパワーユニットの出力軸にスリーブ軸が連結されたカルダンジョイントからなる第1ジョイントを介してプロペラシャフトの前端部が結合され、該プロペラシャフトの後端部が上記スリーブ軸に対し車幅方向にオフセットして配置されたデファレンシャル装置のピニオン軸にカルダンジョイントからなる第3ジョイントを介して連結されると共に、上記プロペラシャフトの中間部がセンターマウントを介して車体に支持された車両用プロペラシャフトの配置構造において、高速走行軽負荷時における上記第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相が略0degであり、全開発進負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相が略90degであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項の車両用プロペラシャフトの配置構造において、上記センターマウントの車幅方向の配置により、上記第1ジョイントのジョイント平面角と第3ジョイントのジョイント平面角を均一にすることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1項の車両用プロペラシャフトの配置構造において、上記センターマウントの車体上下方向の配置により、高速走行軽負荷時における第1ジョイントのジョイント側面角と第3ジョイントのジョイント側面角を均一にすることを特徴とする。
上記請求項1の発明によると、高速走行軽負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相を小さくすることにより高速走時の不等速性が抑制できる。一方、全開発進負荷時の第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相を大きくすることによってパワーユニット反力とデファレンシャル反力の位相差が大きくなり、パワーユニット反力とデファレンシャル反力の重合であるセンターマウント反力の最大値が抑制できる。
請求項2の発明によると、高速走行軽負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相を略0degとすることによって、高速走行軽負荷時の不等速性が抑制できる。一方、全開発進負荷時の第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相が大きくなり、パワーユニット反力とデファレンシャル反力の位相差が大きくなり、パワーユニット反力とデファレンシャル反力の重合であるセンターマウント反力の最大値が抑制できる。
請求項3の発明によると、全開走行軽負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相を略90degとすることによってパワーユニット反力とデファレンシャル反力の位相差が大きくなり、パワーユニット反力とデファレンシャル反力の重合であるセンターマウント反力の最大値が抑制される。一方、高速走行軽負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相が小さくなり、高速走行軽負荷時の不等速性が抑制できる。
請求項4の発明によると、高速走行軽負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相を略0degとすることによって高速走行軽負荷時の不等速性が抑制できる。一方、全開走行軽負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相を略90degとすることによってパワーユニット反力とデファレンシャル反力の位相差が大きくなり、パワーユニット反力とデファレンシャル反力の重合であるセンターマウント反力の最大値が低減される。
請求項5の発明によると、センターマウントの車幅方向の配置によって、第1ジョイントのジョイント平面角と第3ジョイントのジョイント平面角を均一にすることにより、高速走行軽負荷時と全開発進負荷時の間の変移に伴う第1ジョイントのジョイント平面の位相変化量に対する第3ジョイントのジョイント平面の位相変化量が増大して、全開発進負荷時の第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイント平面位相が大きくなり、センターマウントの振幅が抑制できる。
請求項6の発明によると、センターマウントの上下方向の配置によって、高速走行軽負荷時における第1ジョイントのジョイント側面角と第3ジョイントのジョイント側面角を均一にすることにより、高速走行軽負荷時における不等速性が抑制できる。
以下本発明に係る車両用プロペラシャフトの締結部構造の実施の形態を、図を参照して説明する。なお、各図において上記図8〜図13と対応する部分には同一符号を付している。
図1は本実施の形態におけるプロペラシャフト1の配置を示し、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図である。
プロペラシャフト1は、フロントプロペラシャフト2と、このフロントプロペラシャフト2の後端にDOJ等の第2ジョイント4を介して連結されるリヤプロペラシャフト3によって形成されている。このプロペラシャフト1の前端部がカルダンジョイントからなる第1ジョイント5を介してパワーユニット10の出力軸11に連結し、後端部がカルダンジョイントからなる第3ジョイント7を介してデファレンシャル装置15のピニオン軸16に連結され、プロペラシャフト1の中間部となるフロントプロペラシャフト2の後端部をセンターマウント20によって車体の下面に支持している。なお、矢印Rはパワーユニット10の出力軸11の回転方向を示し、この回転方向Rは車体前方側から後方を見て反時計回転方向である。
更に、全開発進負荷時におけるワインドアップによりデファレンシャル装置15の前部側が上方に浮き上がるように回転揺動すると、第3ジョイント7のジョイント側面角θ3が増大し、これに伴って第3ジョイント7の2次偶力が増大して車体下面に支持されたデファレンシャル装置15が振動する。このデファレンシャル装置15の振動を抑制するため高速走行軽負荷時における第3ジョイント7のジョイント側面角θ3を大きく設定し、ワインドアップによりデファレンシャル装置15が回転揺動した際に第3ジョイント7のジョイント側面角θ3を減少させることにより第3ジョイント7に発生する2次偶力を抑制している。この第3ジョイント7のジョイント側面角θ3の増大に伴って第1ジョイント5のジョイント側面角θ1も大きくなる。
また、図1(a)に示しように、第1ジョイント5のスリーブ軸6に対し第3ジョイント7に結合されたピニオン軸16が車幅方向、本実施の形態では車幅方向右側に平面オフセット量δ偏倚した、いわゆる平面視オフセットされた状態で車載されている。
ここで、第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相を、従来の第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相が90degである状態に対し「適正角」だけ進み位相に設定されている。ここで、「適正角」とはスリーブ軸6とピニオン軸16の平面オフセット量δに応じて発生する第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相を打ち消す程度のジョイント平面位相である。
この「適正角」だけ第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相を進めることによって、高速走行軽負荷時には第1ジョイント5のジョイント角によって生じるプロペラシャフト1の不等速性を第3ジョイント7でキャンセルする。一方、高速走行軽負荷時の第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相から、全開発進負荷時における第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相の変化量を90degに近づけるように設定する。即ち、第1ジョイント5と第3ジョイント7の平面投影角を同程度とする。
また、全開発進負荷時には第3ジョイント7のジョイント側面角θ3を、第3ジョイント7のジョイント中心が微小角上方に凸になるように設定する。これらにより、第1ジョイント5の2次偶力と第3ジョイント7の2次偶力が逆相となり、それらの2次偶力に起因するパワーユニット反力及びデファレンシャル反力の重合であるセンターマウント20のセンターマウント反力を低減させる。
以下、図10に示す従来のプロペラシャフトの配置構造も参照して具体的に本実施の形態によるプロペラシャフトの配置構造を詳細に説明する。
図10に示す従来のプロペラシャフトの配置構造が、第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相が−50deg遅れである場合及び図1に示す本実施の形態を比較しつつ図12を参照して説明する。
この図10に示す従来のプロペラシャフト構造に対し、図1に示すプロペラシャフト1は、高速走行軽負荷時における第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相を小さくして高速走行軽負荷時の不等速性を低減すべく、第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相を約−10deg遅れとするために、従来−50deg遅れていた第3ジョイント7のジョイント平面位相を40deg進める。ここで、第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相を0degでなく−10deg遅れとするのは、全開発進負荷時の負荷によりプロペラシャフト1自体が捩れるプロペラシャフト1の捩り弾性を考慮して不等速性が極小値となる解析結果に基づくもので、全開発進負荷時におけるプロペラシャフト1の捩れ角を10degと設定することによる。
これにより高速走行軽負荷時に第1ジョイント5のジョイント平面に対して第3ジョイント7のジョイント平面位相が従来の−50degから+40degだけ進角して−10deg(=−50deg+40deg)となり、全開発進負荷時に+25degの進み位相であった第1ジョイント5のジョイント面に対する第3ジョイント7のジョイント面位相が、+40deg進角して+65deg(=25deg+40deg)の進みとなる。
Figure 0004972325
図2はタイヤトルクに対する第1ジョイント5及び第3ジョイント7のジョイント角変化及びタイヤトルクに対するプロペラシャフト1の捩れ角αの変化を示し、図3はタイヤトルクに対する第1ジョイント5のジョイント平面変化、第3ジョイント7のジョイント平面変化、及び第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相を示す図である。
これら図2及び図3に示すように、高速走行軽負荷時から全開発進負荷時への移行によるタイヤトルク増加に伴うデファレンシャル装置15の揺動により、タイヤトルクの増加に従って第1ジョイント5のジョイント側面角θ1が漸次減少する一方、第3ジョイント7のジョイント側面角θ3が漸次増加する。これにより、第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相が高速走行軽負荷時の−10deg(=−50deg+40deg)から全開負荷発進時の+65deg(=25deg+40deg)と進む。
これにより、全開発進負荷時に+25degの進み位相であった第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント面位相が+65degの進み位相となり、図4に示すように第1ジョイント5の2次偶力によるパワーユニット反力の振幅Aと、第3ジョイント7の2次偶力によるデファレンシャル反力の振幅Bの位相がずれて大きな位相差が生じ、この位相差によりパワーユニット反力の振幅Aとデファレンシャル反力の振幅Bの重合であるセンターマウント20の反力の振幅Cの最大値が抑制される。
表2に高速走行軽負荷時における第1ジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相ρが−50deg遅れている従来の例と、ジョイント平面位相を40deg進角した例における全開発進負荷時におけるパワーユニット反力A、センターマウント反力C、リヤデファレンシャル反力Bの一例を示す。
Figure 0004972325
次にセンターマウント20を移動した場合について説明する。
図5は、無負荷時及び高速走行軽負荷時から全開発進負荷時における第1ジョイント5に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相の変移を示す図であり、無負荷時、高速走行軽負荷時、及び全開発進負荷時における1図の矢視I及び矢視IIを重合して模式的に示している。高速走行軽負荷時おける第1ジョイント5のスリーブ軸6及び第3ジョイント7に連結されたデファレンシャル装置15のピニオン軸16を細線6a及び16aで示し、全開負荷発進時のスリーブ軸6とピニオン軸16をそれぞれ太線6b及び16bで示し、無負荷時のスリーブ軸6とピニオン軸16をそれぞれ破線6c及び16cで示す。
また、図6はセンターマウント20の車幅方向移動後におけるタイヤトルクと第1ジョイント5のジョイント平面、第3ジョイント7のジョイント平面及び第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相の相対関係を、図7はセンターマウント20の移動前と移動後における第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相の相対関係を示す図である。
例えば、センターマウント20を、第1ジョイント5のスリーブ軸6に対して第3ジョイント7に結合されたピニオン軸16が平面オフセットしている方向である車体右方向に移動する。このセンターマウント20の移動により第1ジョイント5のジョイント平面角θ2が増大すると共に、第3ジョイント7のジョイント平面角θ4が減少して第1ジョイント5のジョイント平面角θ2と第3ジョイント7のジョイント平面角θ4が互いに接近或いは均一になり、これに伴い第1ジョイント5のジョイント平面の位相変化速度が減少する一方、第3ジョイント7におけるジョイント平面の位相変化速度が第3ジョイント7のジョイント側面角θ3が0deg付近において遅くなる。この結果、高速走行軽負荷時と全開発進負荷時の移行に伴う第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント平面位相の変化量が増大して全開発進負荷時のジョイント平面位相が大きくなる。この全開発進負荷時のジョイント平面位相の増大に伴って、第1ジョイント5の2次偶力によるパワーユニット反力の振幅Aと、第3ジョイント7の2次偶力によるデファレンシャル反力の振幅Bの位相がずれて、パワーユニット反力の振幅Aとデファレンシャル反力の振幅Bの重合であるセンターマウント20の反力の振幅Cの最大値が減少する。
また、センターマウント20を車体上方に移動すると、第1ジョイント5のジョイント側面角θ1及び第3ジョイント7のジョイント側面角θ2が共に大きくなり、高速走行軽負荷時における第3ジョイント7のジョイント平面位相の変化速度が緩やかになり、全体として高速走行経負荷時のジョイント位相の変化速度が緩やかになる。
従って、走行に伴うタイヤトルクの負荷による第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相の変化に対し、無負荷時より高速走行軽負荷時の位相を小さく設定して高速走行経負荷時のジョイント位相を小さくすると共に、高速走行軽負荷付近の負荷変動によるジョイント位相変化
を小さくすることによって、高速走行軽負荷時に発生するプロペラシャフト1の不等速性を抑制できる。
一方、高速走行軽負荷時及び全開発進負荷時の第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相の変化量を90deg程度とし、全開発進時の第1ジョイント5のジョイント平面に対する第3ジョイント7のジョイント平面位相を90deg付近とすることによって、センターマウント20における第1ジョイント5の2次偶力によるパワーユニット反力を第3ジョイント7の2次偶力によりキャンセルして、第1ジョイント5による2次偶力の増加によるセンターマウント反力を低減することができる。
このセンターマウント反力の減少分を考慮して、第1ジョイント5のジョイント角を第3ジョイント7のジョイント角に近似或いは均衡が得られる大きさにすることも可能である。これにより等速性を向上を図ると共に設定の自由度の拡大を図ることができる。これにより、高速走行時の不等速性の改善と全開発進時の起振力低減、即ち振動の発生を抑制することができる。
なお、上記実施の形態では、パワーユニット10の出力軸11の回転方向を車体前方方向から後方を見て反時計回転方向で、かつ第1ジョイント5のスリーブ軸6に対しデファレンシャル装置15のピニオン軸16が車体右方向に平面オフセットした場合を例に説明したが、出力軸11の回転方向を車体前方から後方を見て時計回転方向で、かつスリーブ軸6に対しピニオン軸16が車体左方向に平面オフセットしても同様である。
本発明の実施の形態に係わるプロペラシャフトの配置構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 タイヤトルクに対する第1ジョイント及び第3ジョイントのジョイント角変化及びタイヤトルクに対するプロペラシャフトの捩れ角の変化を示す図である。 タイヤトルクに対する第1ジョイント及び第3ジョイントのジョイント平面変化、及び第1ジョイントのジョイント平面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相を示す図である。 全開発進負荷時におけるパワーユニット反力の振幅、デファレンシャル反力の振幅、及びセンターマウント反力の振幅を示す図である。 無負荷時及び高速走行軽負荷時から全開発進負荷時における第1ジョイントに対する第3ジョイントのジョイント平面位相の変移を示す図である。 センターマウントの移動後におけるタイヤトルクとジョイント平面位相の相対関係を示す図である。 センターマウントの移動前と移動後におけるタイヤトルクとジョイント平面位相の相対関係を示す図である。 従来のプロペラシャフトの配置構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 第1ジョイント及び第3ジョイントの2次偶力とセンターマウントの反力の相対関係を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 プロペラシャフトの配置構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 平面オフセット量とスリーブ軸に対するピニオン軸の加速度を示す図である。 無負荷時及び高速走行軽負荷時から全開発進負荷時におけるジョイント平面位相の変移を示す図である。 全開負荷発進時における第1ジョイントのジョイント面に対する第3ジョイントのジョイント平面位相におけるパワーユニット反力、デファレンシャル反力、及びセンターマウント反力の各振幅を示す図である。
符号の説明
1 プロペラシャフト
2 フロントプロペラシャフト
3 リヤプロペラシャフト
4 第2ジョイント
5 第1ジョイント
6 スリーブ軸
7 第3ジョイント
10 パワーユニット
11 出力軸
15 デファレンシャル装置
16 ピニオン軸
20 センターマウント
θ1 第1ジョイントのジョイント側面角
θ2 第1ジョイントのジョイント平面角
θ3 第3ジョイントのジョイント側面角
θ4 第3ジョイントのジョイント平面角
δ 平面オフセット量
A パワーユニット反力の振幅
B デファレンシャル反力の振幅
C センターマウント反力の振幅

Claims (6)

  1. 車体前部に搭載されたパワーユニットの出力軸にスリーブ軸が連結されたカルダンジョイントからなる第1ジョイントを介してプロペラシャフトの前端部が結合され、該プロペラシャフトの後端部が上記スリーブ軸に対し車幅方向にオフセットして配置されたデファレンシャル装置のピニオン軸にカルダンジョイントからなる第3ジョイントを介して連結されると共に、上記プロペラシャフトの中間部がセンターマウントを介して車体に支持された車両用プロペラシャフトの配置構造において、
    高速走行軽負荷時における上記第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相が、全開発進負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相より小さいことを特徴とする車両用プロペラシャフトの配置構造。
  2. 車体前部に搭載されたパワーユニットの出力軸にスリーブ軸が連結されたカルダンジョイントからなる第1ジョイントを介してプロペラシャフトの前端部が結合され、該プロペラシャフトの後端部が上記スリーブ軸に対し車幅方向にオフセットして配置されたデファレンシャル装置のピニオン軸にカルダンジョイントからなる第3ジョイントを介して連結されると共に、上記プロペラシャフトの中間部がセンターマウントを介して車体に支持された車両用プロペラシャフトの配置構造において、
    高速走行軽負荷時における上記第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相が略0degであることを特徴とする車両用プロペラシャフトの配置構造。
  3. 車体前部に搭載されたパワーユニットの出力軸にスリーブ軸が連結されたカルダンジョイントからなる第1ジョイントを介してプロペラシャフトの前端部が結合され、該プロペラシャフトの後端部が上記スリーブ軸に対し車幅方向にオフセットして配置されたデファレンシャル装置のピニオン軸にカルダンジョイントからなる第3ジョイントを介して連結されると共に、上記プロペラシャフトの中間部がセンターマウントを介して車体に支持された車両用プロペラシャフトの配置構造において、
    全開発進負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相が略90degであることを特徴とする車両用プロペラシャフトの配置構造。
  4. 車体前部に搭載されたパワーユニットの出力軸にスリーブ軸が連結されたカルダンジョイントからなる第1ジョイントを介してプロペラシャフトの前端部が結合され、該プロペラシャフトの後端部が上記スリーブ軸に対し車幅方向にオフセットして配置されたデファレンシャル装置のピニオン軸にカルダンジョイントからなる第3ジョイントを介して連結されると共に、上記プロペラシャフトの中間部がセンターマウントを介して車体に支持された車両用プロペラシャフトの配置構造において、
    高速走行軽負荷時における上記第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相が略0degであり、全開発進負荷時における第1ジョイントのジョイント平面に対する上記第3ジョイントのジョイント平面位相が略90degであることを特徴とする車両用プロペラシャフトの配置構造。
  5. 上記センターマウントの車幅方向の配置により、上記第1ジョイントのジョイント平面角と第3ジョイントのジョイント平面角を均一にすることを特徴とする請求2〜4のいずれか1項に記載の車両用プロペラシャフトの配置構造。
  6. 上記センターマウントの車体上下方向の配置により、高速走行軽負荷時における第1ジョイントのジョイント側面角と第3ジョイントのジョイント側面角を均一にすることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の車両用プロペラシャフトの配置構造。
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