JP4971107B2 - シフトレバー装置、及びシフトレバー装置の組み付け方法 - Google Patents
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Description
上記シフトレバーを上記セレクト方向に操作する際の回動中心軸となるセレクト軸を備えたレバーブロックと、
上記セレクト軸が軸方向に進退可能な第1支持部、及び上記セレクト軸が軸方向に進退可能であると共に上記セレクト軸が回動可能な第2支持部を含み、配設軸に沿って配設された上記第1支持部及び上記第2支持部に支持された上記セレクト軸を介して上記レバーブロックを回動可能な状態で軸支するコントロールブロックと、
該コントロールブロックを貫通するシフト軸と、
該シフト軸を介して上記コントロールブロックを回動可能な状態で軸支するユニットハウジングと、を有しており、
上記レバーブロックは、上記セレクト軸を含む状態で上記コントロールブロックに組み付け可能であると共に、該セレクト軸を含む状態で上記コントロールブロックから切り離し可能であり、かつ、
上記セレクト軸が上記第1支持部に支持されず上記第2支持部に支持された状態では、上記第2支持部を中心とした回動により上記配設軸と斜めに交差する組付軸に対して上記セレクト軸を沿わせることができ、さらに、上記セレクト軸が上記組付軸に沿う状態では、上記セレクト軸の軸方向に沿う並進により上記第2支持部から上記セレクト軸を引き抜き可能なように構成され、
上記コントロールブロックに上記シフト軸が貫通配置されていない状態では、上記コントロールブロックに組み付けられた上記レバーブロックを上記セレクト軸の軸方向に沿って上記第2支持部側に並進させることにより上記第1支持部から上記セレクト軸を引き抜いて当該セレクト軸が回動可能な状態を設定できる一方、上記コントロールブロックに上記シフト軸が貫通配置された状態では、上記セレクト軸の軸方向において上記シフト軸が上記レバーブロック側に外接し、これにより、上記第1支持部及び上記第2支持部に支持された状態で上記セレクト軸の軸方向における上記レバーブロックの位置が規制されるように構成されていることを特徴とするシフトレバー装置にある(請求項1)。
上記レバーブロックは、上記セレクト軸を含む状態で上記コントロールブロックに組み付け可能であると共に、該セレクト軸を含む状態で上記コントロールブロックから切り離し可能であり、
上記セレクト軸が上記第1支持部に支持されず上記第2支持部に支持された状態では、上記第2支持部を中心とした上記レバーブロックの回動により上記配設軸と斜めに交差する組付軸に対して上記セレクト軸を沿わせることができ、さらに、上記セレクト軸が上記組付軸に沿う状態では、上記セレクト軸の軸方向に沿う上記レバーブロックの並進により上記第2支持部から上記セレクト軸を引き抜き可能なように構成され、
上記コントロールブロックに上記シフト軸が貫通配置されていない状態では、上記コントロールブロックに組み付けられた上記レバーブロックを上記セレクト軸の軸方向に沿って上記第2支持部側に並進させることにより上記第1支持部から上記セレクト軸を引き抜いて当該セレクト軸が回動可能な状態を設定できる一方、上記コントロールブロックに上記シフト軸が貫通配置された状態では、上記セレクト軸の軸方向において上記シフト軸が上記レバーブロック側に外接し、これにより、上記第1支持部及び上記第2支持部に支持された状態で上記セレクト軸の軸方向における上記レバーブロックの位置が規制されているシフトレバー装置を組み付ける方法であって、
上記セレクト軸が上記組付軸に沿う状態の上記レバーブロックを上記セレクト軸の軸方向に沿って並進させていき、上記第2支持部に上記セレクト軸を挿入する第1の組付ステップと、
上記レバーブロックの上記セレクト軸が上記配設軸に沿うよう、上記第2支持部に挿入した上記セレクト軸を回動させる第2の組付ステップと、
上記セレクト軸が上記第1支持部に支持されず上記第2支持部に支持されていると共に、上記セレクト軸が上記配設軸に沿う状態の上記レバーブロックを上記第1支持部側に並進させることで、上記セレクト軸が上記第2支持部に配置された状態を維持しつつ上記第1支持部に対して上記セレクト軸を挿入して配置する第3の組付ステップと、
上記第1支持部及び上記第2支持部に配置された上記セレクト軸を介して上記レバーブロックを軸支する上記コントロールブロックに対して上記シフト軸を貫通配置するステップと、を実施することを特徴とするシフトレバー装置の組み付け方法にある(請求項6)。
上記第2支持部は、上記第1の係合部と上記第2の係合部との組み合わせにより、上記セレクト軸の軸芯位置が径方向に変位しないよう、上記配設軸に沿う状態のセレクト軸を軸支可能なように構成されていることが好ましい(請求項2、7)。
なお、上記各係合部において上記セレクト軸が径方向に変位可能であるとは、上記係合部が上記セレクト軸の軸芯位置を径方向に規制できないことを意味している。つまり、個々の上記係合部は、上記セレクト軸を軸支するという目的のもとでは、不完全なものとなっている。
上記第2の係合部は、上記配設軸に沿う上記セレクト軸の外周面のうち、周方向における残りの半周部分に接触する断面略円弧状の支持面を有していることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記第1の係合部の支持面と、上記第2の係合部の支持面との組み合わせにより、上記セレクト軸が回動可能であって、かつ、上記配設軸に沿う上記セレクト軸を確実性高く軸支可能な上記第2支持部を実現できる。
この場合には、球面滑り軸受よりなる第2支持部により、上記セレクト軸を回動させることができる。
この場合には、上記レバーブロックに対する上記シフト軸の貫通構造を採用することで、上記レバーブロックに対する上記シフト軸の配置構造に関する設計自由度を高めることができる。
また、上記レバーブロックの外周面に対する上記シフト軸の外接により、上記配設軸に沿う上記セレクト軸の軸方向に沿う位置を規制することも良い。
(実施例1)
本例は、略直交するシフト方向d1及びセレクト方向d2にシフトレバー21を操作可能なゲート式のシフトレバー装置1に関する例である。この内容について、図1〜図11を用いて説明する。
本例のシフトレバー装置1は、図1〜図6に示すごとく、シフト位置を切り換えるシフト方向d1、及び該シフト方向d1に略直交するセレクト方向d2に操作可能なシフトレバー21を備えた装置である。
このシフトレバー装置1は、シフトレバー21をセレクト方向d2に操作する際の回動中心軸となるセレクト軸20を備えたレバーブロック2と、セレクト軸20が軸方向に進退可能な第1支持部330、及びセレクト軸20が軸方向に進退可能であると共にセレクト軸20が回動可能な第2支持部340を含み、配設軸AH(図5、図6参照。)に沿って配設された第1支持部330及び第2支持部340に支持されたセレクト軸20を介してレバーブロック2を回動可能な状態で軸支するコントロールブロック3と、コントロールブロック3を貫通するシフト軸30と、シフト軸30を介してコントロールブロック3を回動可能な状態で軸支するユニットハウジング6と、を有している。
コントロールブロック3にシフト軸30が貫通配置されていない状態では、コントロールブロック3に組み付けられたレバーブロック2をセレクト軸20の軸方向に沿って第2支持部340側に並進させることにより第1支持部330からセレクト軸20を引き抜いてセレクト軸20が回動可能な状態を設定できる。一方、コントロールブロック3にシフト軸30が貫通配置された状態では、レバーブロック2に対するシフト軸30の直接的又は間接的な係合により、第1支持部330及び第2支持部340に支持された状態でセレクト軸20の軸方向におけるレバーブロック2の位置が規制される。
以下、この内容について、詳しく説明する。
コントロールブロック3に対してレバーブロック2を組み付けるに当たっては、第2支持部340にセレクト軸20を挿入する第1の組付ステップと、第2支持部340に挿入したセレクト軸20を回動させる第2の組付ステップと、セレクト軸20が第2支持部340に配置(支持)された状態を維持しつつ第1支持部330に対してセレクト軸20を挿入して配置する第3の組付ステップと、コントロールブロック3に対してシフト軸30を貫通配置するステップと、を実施する。
本例は、実施例1のシフトレバー装置を基にして、レバーブロック2に対するシフト軸30の係合構造を変更した例である。この内容について、図13を用いて説明する。
本例のシフトレバー装置1におけるレバーブロック2は、図13に示すごとく、シフト軸30を貫通配置するための軸収容部25を有している。軸収容部25は、シフト軸30の断面外形状に沿って同図中、鉛直方向下側を回り込むような形状を呈している。セレクト軸20の軸方向における軸収容部25の幅Wは、シフト軸30を収容できる程度にシフト軸30の直径と略一致している。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
本例は、実施例2のシフトレバー装置を基にして、軸収容部25の形状を変更した例である。この内容について、図14〜図16を用いて説明する。
本例のレバーブロック2は、図14〜図16に示すごとく、鉄製のセレクト軸20をインサート成形してなると共に、基部22の厚み方向に貫通する軸収容部25を有している。本例では、鉛直方向に開口する軸収容部25を採用した実施例2とは異なり、シフト軸30の外周全周に渡って取り囲むように形成された軸収容部25を採用している。
さらに、本例に代えて、樹脂材料による一体成形によりセレクト軸20を形成することも良い。
なお、凸状の湾曲面状の内周面252をシフト軸30の外周面と接触させ、この接触状態を維持しながらレバーブロック2が回動するように構成することも良い。
2 レバーブロック
20 セレクト軸
201 先端部
202 後端部
21 シフトレバー
25 軸収容部
3 コントロールブロック
30 シフト軸
330 第1支持部
340 第2支持部
341 第1の係合部
341s 第1の支持面
342 第2の係合部
342s 第2の支持面
6 ユニットハウジング
65 ゲート
Claims (7)
- シフト位置を切り換えるシフト方向、及び該シフト方向に直交するセレクト方向に操作可能なシフトレバーを備えたシフトレバー装置であって、
上記シフトレバーを上記セレクト方向に操作する際の回動中心軸となるセレクト軸を備えたレバーブロックと、
上記セレクト軸が軸方向に進退可能な第1支持部、及び上記セレクト軸が軸方向に進退可能であると共に上記セレクト軸が回動可能な第2支持部を含み、配設軸に沿って配設された上記第1支持部及び上記第2支持部に支持された上記セレクト軸を介して上記レバーブロックを回動可能な状態で軸支するコントロールブロックと、
該コントロールブロックを貫通するシフト軸と、
該シフト軸を介して上記コントロールブロックを回動可能な状態で軸支するユニットハウジングと、を有しており、
上記レバーブロックは、上記セレクト軸を含む状態で上記コントロールブロックに組み付け可能であると共に、該セレクト軸を含む状態で上記コントロールブロックから切り離し可能であり、かつ、
上記セレクト軸が上記第1支持部に支持されず上記第2支持部に支持された状態では、上記第2支持部を中心とした回動により上記配設軸と斜めに交差する組付軸に対して上記セレクト軸を沿わせることができ、さらに、上記セレクト軸が上記組付軸に沿う状態では、上記セレクト軸の軸方向に沿う並進により上記第2支持部から上記セレクト軸を引き抜き可能なように構成され、
上記コントロールブロックに上記シフト軸が貫通配置されていない状態では、上記コントロールブロックに組み付けられた上記レバーブロックを上記セレクト軸の軸方向に沿って上記第2支持部側に並進させることにより上記第1支持部から上記セレクト軸を引き抜いて当該セレクト軸が回動可能な状態を設定できる一方、上記コントロールブロックに上記シフト軸が貫通配置された状態では、上記セレクト軸の軸方向において上記シフト軸が上記レバーブロック側に外接し、これにより、上記第1支持部及び上記第2支持部に支持された状態で上記セレクト軸の軸方向における上記レバーブロックの位置が規制されるように構成されていることを特徴とするシフトレバー装置。 - 請求項1において、上記セレクト軸の回動中心を基準として仮想的に上記第2支持部を上記配設軸の軸方向に分割した場合の一方の分割部分である第1の係合部は、上記セレクト軸が所定の径方向に変位可能なように構成され、他方の分割部分である第2の係合部は、上記セレクト軸が上記所定の径方向とは逆向きに変位可能なように構成されており、
上記第2支持部は、上記第1の係合部と上記第2の係合部との組み合わせにより、上記セレクト軸の軸芯位置が径方向に変位しないよう、上記配設軸に沿う状態のセレクト軸を軸支可能なように構成されていることを特徴とするシフトレバー装置。 - 請求項2において、上記第1の係合部は、上記配設軸に沿う上記セレクト軸の外周面のうち、周方向における半周部分に接触する断面略半円状の支持面を有しており、
上記第2の係合部は、上記配設軸に沿う上記セレクト軸の外周面のうち、周方向における残りの半周部分に接触する断面略円弧状の支持面を有していることを特徴とするシフトレバー装置。 - 請求項1において、上記第2支持部は、球面滑り軸受よりなることを特徴とするシフトレバー装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記レバーブロックは、上記シフト軸を貫通配置する軸収容部を有しており、当該軸収容部に対する上記シフト軸の貫通構造により上記セレクト軸の軸方向における上記レバーブロックの位置が規制されていることを特徴とするシフトレバー装置。
- シフトレバーを操作する際の回動中心軸となるセレクト軸を備えたレバーブロックと、上記セレクト軸が軸方向に進退可能な第1支持部、及び上記セレクト軸が軸方向に進退可能であると共に上記セレクト軸が回動可能な第2支持部を含み、配設軸に沿って配設された上記第1支持部及び上記第2支持部に支持された上記セレクト軸を介して上記レバーブロックを回動可能な状態で軸支するコントロールブロックと、該コントロールブロックを貫通するシフト軸と、該シフト軸を介して上記コントロールブロックを回動可能な状態で軸支するユニットハウジングと、を含むシフトレバー装置であって、
上記レバーブロックは、上記セレクト軸を含む状態で上記コントロールブロックに組み付け可能であると共に、該セレクト軸を含む状態で上記コントロールブロックから切り離し可能であり、
上記セレクト軸が上記第1支持部に支持されず上記第2支持部に支持された状態では、上記第2支持部を中心とした上記レバーブロックの回動により上記配設軸と斜めに交差する組付軸に対して上記セレクト軸を沿わせることができ、さらに、上記セレクト軸が上記組付軸に沿う状態では、上記セレクト軸の軸方向に沿う上記レバーブロックの並進により上記第2支持部から上記セレクト軸を引き抜き可能なように構成され、
上記コントロールブロックに上記シフト軸が貫通配置されていない状態では、上記コントロールブロックに組み付けられた上記レバーブロックを上記セレクト軸の軸方向に沿って上記第2支持部側に並進させることにより上記第1支持部から上記セレクト軸を引き抜いて当該セレクト軸が回動可能な状態を設定できる一方、上記コントロールブロックに上記シフト軸が貫通配置された状態では、上記セレクト軸の軸方向において上記シフト軸が上記レバーブロック側に外接し、これにより、上記第1支持部及び上記第2支持部に支持された状態で上記セレクト軸の軸方向における上記レバーブロックの位置が規制されているシフトレバー装置を組み付ける方法であって、
上記セレクト軸が上記組付軸に沿う状態の上記レバーブロックを上記セレクト軸の軸方向に沿って並進させていき、上記第2支持部に上記セレクト軸を挿入する第1の組付ステップと、
上記レバーブロックの上記セレクト軸が上記配設軸に沿うよう、上記第2支持部に挿入した上記セレクト軸を回動させる第2の組付ステップと、
上記セレクト軸が上記第1支持部に支持されず上記第2支持部に支持されていると共に、上記セレクト軸が上記配設軸に沿う状態の上記レバーブロックを上記第1支持部側に並進させることで、上記セレクト軸が上記第2支持部に配置された状態を維持しつつ上記第1支持部に対して上記セレクト軸を挿入して配置する第3の組付ステップと、
上記第1支持部及び上記第2支持部に配置された上記セレクト軸を介して上記レバーブロックを軸支する上記コントロールブロックに対して上記シフト軸を貫通配置するステップと、を実施することを特徴とするシフトレバー装置の組み付け方法。 - 請求項6において、上記セレクト軸の回動中心を基準として仮想的に上記第2支持部を上記配設軸の軸方向に分割した場合の一方の分割部分である第1の係合部は、上記セレクト軸が所定の径方向に変位可能なように構成され、他方の分割部分である第2の係合部は、上記セレクト軸が上記所定の径方向とは逆向きに変位可能なように構成されており、
上記第2支持部は、上記第1の係合部と上記第2の係合部との組み合わせにより、上記セレクト軸の軸芯位置が径方向に変位しないよう、上記配設軸に沿う状態のセレクト軸を軸支可能なように構成されていることを特徴とするシフトレバー装置の組み付け方法。
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