JP4969043B2 - アクティブマトリクス型の表示装置およびその走査側駆動回路 - Google Patents

アクティブマトリクス型の表示装置およびその走査側駆動回路 Download PDF

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Description

本発明は、薄膜トランジスタ等のスイッチ素子を用いた液晶表示装置等のようなアクティブマトリクス型の表示装置およびその走査側駆動回路に関する。
従来から、テレビジョン放送の受信機やコンピュータ装置のディスプレイには、陰極線管(CRT)や液晶表示装置(LCD)が用いられている。画像表示を行う液晶表示装置では、マトリクス状に配列した画素電極を選択駆動することによって、表示画面上に表示パターンが形成される。すなわち、選択された画素電極と、これに対向する対向電極との間に電圧が印加されると、これらの電極の間に介在する液晶の光学的変調が行われ、これが表示パターンとして認識される。画素電極の駆動方式としては、個々の独立した画素電極をマトリクス状に配列して、各画素電極にスイッチ素子を接続し、選択的に導通させたスイッチ素子を介してデータ信号を画素電極を与えることにより画素電極を駆動するアクティブマトリクス駆動方式が知られている。画素電極を選択駆動するためのスイッチ素子としては、TFTと略称される薄膜トランジスタや、MIMと略称される金属と絶縁膜とを組み合わせたスイッチ素子等が一般に知られている。
上記のような液晶表示装置の最大の利点は、薄型・軽量という点である。この利点を生かして液晶表示装置は、ノートブック型パソコンのような携帯情報処理装置のディスプレイデバイスとして搭載されるようになってきた。
ノートブック型パソコンなどの携帯型情報処理装置は、携帯可能でなければならないので、一般にバッテリー駆動方式が採用されており、従って、現状では1回の充電で続行可能な使用時間はバッテリーの電力容量に依存して限界がある。そこで、1回の充電で続行可能な使用時間を、より長くするための方策が種々試みられているが、バッテリー自体の電力容量の増大を図ることは言うまでもなく、その一方で液晶表示装置の低消費電力化が重要な課題となっている。特に近年ではバッテリー自体の電力容量については、携帯可能であることが必須条件となっているので、バッテリーの重量を増やすこと無くその電力容量を増大しなければならない。
しかし、バッテリーの電力容量密度(容量/重量)の向上は、一般的に用いられるバッテリーの分野においてはすでに技術的な向上の限界に近づいており、これ以上の大幅な向上は実際上ほとんど望めないのが現状である。従ってもう一方の、液晶表示装置の低消費電力化が、更に重要な課題となっている。
液晶表示装置の低消費電力化を図るためには、主として2つの方策が考えられる。第1は、液晶表示装置が非発光素子であることにより必要とされている照明光を供給するための電力の削減である。しかしながら、従来のいわゆるバックライトを用いた液晶表示装置においてはそのバックライトの発光効率及び利用効率の向上も、ほとんど限界に近づいているのが現状である。しかも、TFTを用いたアクティブマトリクス型液晶表示装置における更なる画面の高精細化及び多画素化にしたがって、更に画素部開口率が低下する傾向にある。したがって、バックライトに供給される電力の削減による液晶表示装置の低消費電力化は困難である。
液晶表示装置の低消費電力化を図る第2の方策は、液晶表示装置を駆動してその液晶パネルに画像を表示するために必要な、いわゆる駆動電力の削減である。これまでも低消費電力駆動の研究開発が精力的に行われており、例えば、対向電極電位を1水平走査期間毎に変化させる駆動方法が提案されている。ここでは、これを対向AC駆動法と略称して説明する。
対向AC駆動法では、対向電極にも所定波形の電圧を印加し、その電圧と画素電極へ与えられるデータ信号の電圧との差の電圧が液晶に加わるようにすることにより、データ信号の振幅が低減されて消費電力が削減される。以下、図を用いてその動作原理を説明する。なお以下では、液晶表示装置は、図8(a)に示すように構成されているものとする。
すなわち、液晶表示装置は、マトリクス状に配置された多数の画素形成部としての画素回路からなる表示部150と、走査信号線駆動回路250と、データ信号線駆動回路350と、対向電極駆動回路450と、外部の信号源から与えられる画像信号および制御信号に基づき走査信号線駆動回路250、データ信号線駆動回路350および対向電極駆動回路450を動作させるための制御信号および画像信号を生成する表示制御回路550とを備えている。表示部150には、複数のデータ信号線SL(1)〜SL(M)と複数の走査信号線GL(1)〜GL(N)が互いに交差するように格子状に形成され、さらに、複数の走査信号線GL(1)〜GL(N)とほぼ平行にそれぞれ延在する複数の補助容量線CsL(1)〜CsL(N)が配設されている。走査信号線GL(1)〜GL(N)は走査信号線駆動回路250により、データ信号線SL(1)〜SL(M)はデータ信号線駆動回路350により、補助容量線CsL(1)〜CsL(N)および後述の対向電極Ecomは対向電極駆動回路450により、それぞれ駆動される。上記複数の画素回路は、走査信号線GL(1)〜GL(N)とデータ信号線SL(1)〜SL(M)との交差点にそれぞれ対応して設けられている。各画素回路P(n,m)は、図8(b)に示すように、スイッチ素子としてのTFT10と、画素電極Epixと、全画素回路に共通的に設けられた対向電極Ecomと、全画素回路に共通的に設けられ各画素電極Epixと対向電極Ecomとに挟持された液晶層とを備えており、画素電極Epixと対向電極Ecomとそれらに挟持される液晶層とによって液晶容量Cclが形成され、画素電極Epixと補助容量線CsL(n)との間に補助容量Ccsが形成されている。スイッチ素子(TFT)10のゲート端子は対応する走査信号線GL(n)に、ソース端子は対応するデータ信号線SL(m)に、ドレイン端子は画素電極Epixにそれぞれ接続されている。
図9は、上記のように構成された液晶表示装置の各信号線及び画素電極電位の概要を示すタイミングチャートである。ここでは、各データ信号線に順次データを書き込んでいく点順次駆動を例に挙げて説明する。図9(a)(b)は、各走査信号線に加えられる走査信号のうちの2つを示したもので、同(a)は、走査信号線GL(n)の走査信号を示し、同(b)は、その後続の走査信号線GL(n+1)の走査信号を示している。同(c)は、対向電極Ecomに印加される対向電極信号で、1水平走査期間毎に反転する波形となっている。同(d)は、全補助容量線CsL(1)〜CsL(N)に印加される補助容量信号で、同(c)に示す対向電極信号と同位相で1水平走査期間毎に反転する波形となっている。ここで、「反転する波形」とは、電圧信号の波形であって、当該信号の電位が2つの電位の間で切り替わるかまたは当該信号の極性が切り替わる波形をいう(以下においても同様)。同(e)は、データ信号線SL(m)に印加されるデータ信号S(m)を示したもので、1水平走査期間毎に反転する波形となっている。同(f)は、同(e)のデータ信号S(m)を任意のタイミングでデータ信号線SL(m)に供給するためのサンプリング信号のうちの1つSAM(m)を示したものである。同(g)は、同(f)のサンプリング信号のタイミングによってデータ信号の与えられるデータ信号線SL(m)の電位変化を示している。同(h)は、画素電極Epixと対向電極Ecomに挟まれた液晶層に印加される電圧と共に画素電極Epixの電位を示したものである。
再度、走査信号線GL(n)とデータ信号線SL(m)との交点に対応する画素回路P(n,m)に着目する。まず走査信号線GL(n)に接続されたスイッチ素子10が導通状態のときに、データ信号線SL(m)へのデータ信号の供給を制御するサンプリング信号が供給されると、データ信号線SL(m)に接続される容量(配線容量)及び画素電極に接続された容量(液晶容量Cclと補助容量Ccsを含む総容量)への充電が始まり、走査信号線GL(n)に接続されたスイッチ素子10が遮断状態(非導通状態)となるまでの期間に、当該総容量が充電され、それによって−vの電位が画素電極Epixに保持される。次に走査信号線GL(n)に接続されたスイッチ素子10が遮断状態になると、画素電極Epixに接続された総容量に充電された電荷はそのまま保持される。ここで電荷の量が一定であると、画素電極Epixと対向電極Ecomとの電位差は、対向電極Ecom及び補助容量線CsL(n)の電位がどのように変化しようと常に一定であるから、対向電極Ecomに図9(c)に示す波形の電圧信号を、補助容量線CsL(n)に同(d)に示す波形の電圧信号をそれぞれ与えると、画素電極Epixの電位は図9(h)に示すように対向電極Ecomと同じ形に変化する。
次にスイッチ素子10が1垂直走査期間後に導通状態になり、データ信号線SL(m)の配線容量に電荷が充電されると、同様にして画素電極Epixに接続される総容量は+vの電位まで充電が行われ、スイッチ素子10が遮断状態となった後は総容量に充電された電荷は保持される。その後は同様に画素電極Epixの電位は対向電極Ecomと同じ形に変化する。その結果、液晶層には図9(h)において1対の矢印で示す電圧が印加される。すなわち、スイッチ素子10が導通状態となった時のデータ信号波形と対向電極Ecomの電圧波形との差に対応する電圧が実効値として液晶層に印加されることになり、両者の波形の極性が反対になると液晶層にはデータ信号波形(の振幅)より大きな値の電圧を加えることができる。よって、対向電極Ecomの電位を1水平走査期間毎に反転させることにより、すなわち対向AC駆動法を採用することにより、データ信号線に与えるべきデータ信号の振幅を小さくすることが可能となる。
特開2001−282206号公報 特開2001−265287号公報 特開2000−081606号公報
しかしながら、対向AC駆動法ではデータ信号線駆動回路の消費電力は削減できるものの、負荷容量の大きい対向電極及び全補助容量線に所定波形の電圧を印加して、対向電極及び全補助容量線への印加電圧を1水平走査期間毎に変化させる必要があることから、対向電極および補助容量線を駆動するための消費電力が増加してしまい、結局、トータルでの消費電力については削減効果が少なかった。
また、データ信号線は、画素電極と同様に、対向電極及び補助容量線との間に容量を形成しており、更に所定のデータ信号を印加された後は、電気的に切り離された状態(フローティング状態)となっている。よって図9(g)に示すように、対向電極の電位が変化する際に、画素電極と同様にデータ信号線は対向電極間との電位を保つように変化することとなる。これはデータ信号線と画素電極との間に形成される寄生容量の悪影響をキャンセルする働きがあるが、消費電力の削減という観点では問題となる。データ信号線には次の水平走査期間には前の水平走査期間の極性とは逆極性のデータ信号が与えられるため、その際の電位差が大きくなることから、所定の電位を充電することが難しくなる。よって、データ信号線への予備充電が必要となるなど消費電力削減の妨げとなっていた。
また、上記従来例の説明では、説明を簡略化するために、スイッチ素子が遮断状態の時、液晶層に充電された電荷はそのまま保持され電荷量が一定であると、画素電極と対向電極との間の電位差は対向電極の電位がどのように変化しようと常に一定であると説明したが、実際にはそうはならず、画素電極と対向電極間の電位差は1水平走査期間毎に僅かに変化してしまう。これは、前に述べたように画素電極には様々な寄生容量が付随しているためであり、フリッカを発生させる原因となっていた。
これに対し特許文献3には、ゲートライン(走査信号線)毎に設けられた補助容量ライン(補助容量線)に、ゲート電圧VGの立ち下がり後に反転する補助容量電圧を印加するという液晶表示素子の駆動方法が開示されている。この方法によれば、表示信号電圧(画素電極に与えるべき信号電圧)の振幅を小さくすることで、データ信号線を駆動するための消費電力を低減できる。また、コモン電圧(対向電極の電圧)Vcomの振幅も小さくでき直流電圧とすることもできるので、対向電極を駆動するための消費電力も削減できる。しかも、ライン反転駆動が採用される場合であっても、各補助容量ラインは、1フレーム期間(1垂直走査期間)に1回だけ電位を変化させればよいので、補助容量ラインを駆動するための消費電力も低減される。さらに、従来とは異なり、ライン反転駆動が採用された際に画素電極と対向電極との間の電位差が1水平走査期間毎に僅かに変化してしまうということもないので、画素電極に付随する種々の寄生容量に基づくフリッカの発生が抑制される。
しかし、上記特許文献3に開示された駆動方法を使用するには、補助容量線の駆動回路として、当該駆動方法に応じた独自の駆動回路が必要となり、液晶表示装置を駆動するために回路規模やコストの増大を招く。特に、マトリクス状に配置された複数の画素回路からなる表示部とその表示部を駆動するための回路とが同一基板上に一体的に形成されるいわゆるドライバモノリシックタイプの液晶表示装置では、上記駆動方式をそのまま採用するのは、駆動のための回路規模やコストの点で問題となる。
そこで本発明は、補助容量線に対する上記のような駆動により高い表示品位と低消費電力を同時に実現しつつ駆動回路の規模やコストの増大を抑えることのできるアクティブマトリクス型表示装置及びその駆動回路を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数のデータ信号線と、当該複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、当該複数のデータ信号線と当該複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素回路と、当該複数の走査信号線にそれぞれ沿って配置された複数の補助容量線とを有するアクティブマトリクス型の表示装置であって、
表示すべき画像を表す複数のデータ信号を前記複数のデータ信号線にそれぞれ印加するデータ側駆動回路と、
前記複数の走査信号線を選択的に駆動するための複数の走査信号を前記複数の走査信号線にそれぞれ印加すると共に、前記複数の補助容量線を駆動するための複数の補助容量信号を前記複数の補助容量線にそれぞれ印加する走査側駆動回路とを備え、
各画素回路は、
対応する交差点を通過する走査信号線の前記走査側駆動回路による選択/非選択に応じて導通状態/遮断状態となるスイッチ素子と、
対応する交差点を通過するデータ信号線に前記スイッチ素子を介して接続された画素電極と、
前記複数の画素回路に共通的に設けられた共通電極と、
前記画素電極と前記共通電極とによって形成される画素容量と、
前記画素電極と前記対応する交差点を通過する走査信号線に沿って配置された補助容量線との間に形成される補助容量と、
前記画素容量に保持される電圧に応じて画素を表示する電気光学素子とを含み、
前記走査側駆動回路は、
前記走査信号線の数に対応する段数を有し所定の入力パルスを順次転送するシフトレジスタと、
前記シフトレジスタの各段の出力信号に基づき前記複数の走査信号を生成する走査信号生成回路と、
前記シフトレジスタの各段の出力信号に基づき前記複数の補助容量信号を生成する補助容量信号生成回路とを含み、
前記補助容量信号生成回路は、
前記走査側駆動回路によっていずれかの走査信号線が選択状態から非選択状態へと切り替えられた後に、当該走査信号線の非選択状態への切り替えに応じて遮断状態となったスイッチ素子に接続される画素電極の電位に所定のバイアスが加わるように、当該走査信号線に沿って配置された補助容量線の電位を変化させる信号を、当該補助容量線に印加すべき補助容量信号として生成し、
各補助容量線に印加される補助容量信号の電圧値を、当該補助容量線に沿って配置された走査信号線の垂直走査方向における後続の走査信号線の走査信号を生成するための前記シフトレジスタの出力信号に基づき、当該後続の走査信号線が選択されるタイミングで変化させ
生成される前記複数の補助容量信号の電圧値のうちいずれか一つを、前記複数の走査信号線に印加される電圧値のいずれかと同じとすることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記シフトレジスタは、前記複数の走査信号線の選択順序が変更されるように前記入力パルスの転送方向を切り替えることができる双方向シフトレジスタであり、
前記補助容量信号生成回路は、前記複数の走査信号線の選択順序の変更による垂直走査方向の切り替えに応じて、各補助容量線に印加される補助容量信号の電圧値を、当該補助容量線に沿って配置された走査信号線の垂直走査方向における後続の走査信号線が選択されるタイミングで変化させることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記走査側駆動回路は、各画素回路における前記スイッチ素子の形成材料と同じ材料を用いて、前記複数の画素回路が形成されている基板と同じ基板上に一体的に形成されていることを特徴とする。
第4の発明は、複数のデータ信号線と、当該複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、当該複数のデータ信号線と当該複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素回路と、当該複数の走査信号線にそれぞれ沿って配置された複数の補助容量線とを有するアクティブマトリクス型の表示装置の走査側駆動回路であって、
前記走査信号線の数に対応する段数を有し所定の入力パルスを順次転送するシフトレジスタと、
前記シフトレジスタの各段の出力信号に基づき、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するために前記複数の走査信号線にそれぞれ印加すべき複数の走査信号を生成する走査信号生成回路と、
前記シフトレジスタの各段の出力信号に基づき、前記複数の補助容量線にそれぞれ印加すべき複数の補助容量信号を生成する補助容量信号生成回路とを備え、
各画素回路は、
対応する交差点を通過する走査信号線の前記走査側駆動回路による選択/非選択に応じて導通状態/遮断状態となるスイッチ素子と、
対応する交差点を通過するデータ信号線に前記スイッチ素子を介して接続された画素電極と、
前記複数の画素回路に共通的に設けられた共通電極と、
前記画素電極と前記共通電極とによって形成される画素容量と、
前記画素電極と前記対応する交差点を通過する走査信号線に沿って配置された補助容量線との間に形成される補助容量と、
前記画素容量に保持される電圧に応じて画素を表示する電気光学素子とを含み、
前記補助容量信号生成回路は、
前記走査側駆動回路によりいずれかの走査信号線が選択状態から非選択状態へと切り替えられた後に、当該走査信号線の非選択状態への切り替えに応じて遮断状態となったスイッチ素子に接続される画素電極の電位に所定のバイアスが加わるように、当該走査信号線に沿って配置された補助容量線の電位を変化させる信号を、当該補助容量線に印加すべき補助容量信号として生成し、
各補助容量線に印加される補助容量信号の電圧値を、当該補助容量線に沿って配置された走査信号線の垂直走査方向における後続の走査信号線の走査信号を生成するための前記シフトレジスタの出力信号に基づき、当該後続の走査信号線が選択されるタイミングで変化させ
生成される前記複数の補助容量信号の電圧値のうちいずれか一つを、前記複数の走査信号線に印加される電圧値のいずれかと同じとすることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記シフトレジスタは、前記複数の走査信号線の選択順序が変更されるように前記入力パルスの転送方向を切り替えることができる双方向シフトレジスタであり、
前記補助容量信号生成回路は、前記複数の走査信号線の選択順序の変更による垂直走査方向の切り替えに応じて、各補助容量線に印加される補助容量信号の電圧値を、当該補助容量線に沿って配置された走査信号線の垂直走査方向における後続の走査信号線が選択されるタイミングで変化させることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、いずれかの走査信号線が選択状態から非選択状態へと切り替えられると、その後、当該走査信号線に沿って配置された補助容量線の電位が変化することにより、当該走査信号線の非選択状態への切り替えに応じて遮断状態となったスイッチ素子に接続される画素電極の電位に所定のバイアスが加わり、そのバイアスの加わった画素電極電位と共通電極電位との差に相当する電圧が画素容量に保持され、その電圧に応じ電気光学素子にて画素が表示される。したがって、そのバイアスに相当する分だけデータ信号の電圧値(絶対値)を小さくすることができるので、データ信号線の駆動のための消費電力を低減することができる。また、各補助容量線は、1フレーム期間(1垂直走査期間)に1回だけ電位を変化させればよいので、補助容量線の駆動電力の低減に加えて、種々の寄生容量に基づくフリッカの発生が抑制されて表示品位も向上する。そして、このような効果を奏するように補助容量線を駆動するための補助容量信号が、走査側駆動回路において、走査信号を生成するためのシフトレジスタの各段の出力信号を用いて生成されるので、少ない消費電力で補助容量線を駆動することができると共に、走査信号線の駆動回路に対して少量の回路を追加するのみで補助容量線を駆動するための機能を実現することができる。このようにして、補助容量線に対する上記のような駆動により高い表示品位と低消費電力を同時に実現しつつ走査側駆動回路の規模やコストの増大を抑えることができる。また、走査側駆動回路の規模増大が抑制されることから、本発明に係る表示装置は、例えばドライバモノリシックタイプの液晶表示装置としても容易に実現することができる。
また、上記第1の発明によれば、補助容量信号生成回路は、各補助容量線に印加される補助容量信号の電圧値を、当該補助容量線に沿って配置された走査信号線の垂直走査方向における後続の走査信号線の走査信号を生成するためのシフトレジスタの出力信号に基づき、当該後続の走査信号線が選択されるタイミングで変化させるので、当該補助容量信号生成回路の構成を簡素化でき、それに応じて走査側駆動回路も簡素化できる。
また、上記第1の発明によれば、補助容量信号生成回路は、生成される補助容量信号の電圧値のうちいずれか一つを走査信号線に印加される電圧値のいずれかと同じとしているので、当該補助容量信号生成回路の構成を簡素化でき、それに応じて走査側駆動回路も簡素化できる。
上記第2の発明によれば、双方向シフトレジスタによって走査信号線の選択順序を変更することで垂直走査方向の切替が可能であり、垂直走査方向がいずれの方向に設定されても(正方向走査と逆方向走査のいずれであっても)、いずれかの走査信号線が選択状態から非選択状態へと切り替えられると、その後、当該走査信号線に沿って配置された補助容量線の電位が変化することにより、当該走査信号線の非選択状態への切り替えに応じて遮断状態となったスイッチ素子に接続される画素電極の電位に所定のバイアスが加わる。したがって、垂直走査方向の切り替え機能を有する表示装置においても、走査側駆動回路において、上記のように補助容量線を駆動するための機能を少量の回路を追加するのみで実現することができ、このような走査側駆動回路は、例えばドライバモノリシックタイプの液晶表示装置においても容易に実現することができる。
上記第3の発明によれば、走査側駆動回路を各画素回路におけるスイッチ素子の形成材料と同じ材料を用いて同じ基板上に一体的に形成することで、上記効果を奏するドライバモノリシック型の表示パネル(例えばドライバモノリシック型の液晶パネル)が実現される。
以下、本発明に係る表示装置の実施形態について図面を参照して詳述する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成>
図1は本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を表示部の等価回路と共に示すブロック図である。この液晶表示装置は、マトリクス状に配置された多数の画素形成部としての画素回路からなる表示部100と、走査側の駆動回路としての走査信号線・補助容量線駆動回路(以下「走査側駆動回路」ともいう)200と、データ側の駆動回路としてのデータ信号線駆動回路300と、外部の信号源から与えられる画像信号および制御信号に基づき走査側駆動回路200およびデータ信号線駆動回路300を動作させるための制御信号および画像信号を生成する表示制御回路500とを備えている。
本実施形態に係る液晶表示装置は、いわゆるドライバモノリシック型の液晶表示装置であって、液晶パネルにおいて、上記表示部100と共に走査側駆動回路200およびデータ信号線駆動回路300が、同じ材料のTFT(薄膜トランジスタ)を用いて同一の絶縁性基板(ガラス基板等)上に一体的に形成されている。このTFTの材料としては、アモルファスシリコン、多結晶シリコンまたは連続粒界結晶シリコン(Continuous Grain Silicon)等を使用することができる。このような本実施形態における液晶パネルは以下のように構成されている。
本実施形態における液晶表示パネルは、電気光学素子としての液晶層を挟持する1対の基板からなり、各基板の外表面には偏光板が貼り付けられている。この1対の基板の一方はTFT基板と呼ばれ(「スイッチ素子アレイ基板」とも呼ばれる)、TFT基板では、ガラス等の絶縁性基板上に、複数のデータ信号線SL(1)〜SL(M)と複数の走査信号線GL(1)〜GL(N)とが互いに交差するように格子状に形成され、さらに、複数の走査信号線GL(1)〜GL(N)とほぼ平行に延在し且つそれぞれが独立に駆動可能なように複数の補助容量線CsL(1)〜CsL(N)が形成されている。また、複数のデータ信号線SL(1)〜SL(M)と走査信号線GL(1)〜GL(N)との交差点にそれぞれ対応して複数の画素回路P(n,m)がマトリクス状に形成されており(n=1〜N,m=1〜M)(以下、このようにマトリクス状に形成された当該複数の画素回路P(n,m)を「画素マトリクス」ともいう)、各画素回路P(n,m)は、図2に示すように、画素電極Epixと、その画素電極Epixと後述の対向電極Ecomとによって形成される液晶容量(以下「画素容量」ともいう)Cclと、その画素電極Epixとその近傍を通過する1つの補助容量線CsL(n)との間に形成される補助容量Ccsと、スイッチ素子としてのTFT10(以下、このスイッチ素子を「画素スイッチ素子」という)とを含んでいる。このTFT10のゲート端子およびソース端子は、当該画素回路P(n,m)に対応する交差点を通過する走査信号線GL(n)およびデータ信号線SL(m)にそれぞれ接続され、このTFT10のドレイン端子は画素電極Epixに接続されている。また、TFT基板における表示部100の周辺部には、データ信号線SL(1)〜SL(M)を駆動する回路として上記データ信号線駆動回路300と、走査信号線GL(1)〜GL(N)の駆動回路および補助容量線CsL(1)〜CsL(N)の駆動回路を一体化した走査信号線・補助容量線駆動回路である走査側駆動回路200とが、TFTを用いて形成されている。
一方、上記1対の基板の他方は対向基板と呼ばれ、ガラス等の透明な絶縁性基板上に、全面にわたって対向電極Ecom、配向膜が順次積層されている。そして、この対向基板と上記TFT基板との間に周囲を封止されて狭持された液晶層が存在し、この液晶層と、それを挟むように配置されている各画素電極Epixおよび対向電極Ecomとによって上記の液晶容量Cclが形成されている。なお、各画素回路P(n,m)によって形成すべき画素の値に相当する電圧を保持するための総容量(以下、これを画素容量としての液晶容量Cclと区別して「画素総容量」と呼ぶものとする)は、液晶容量Cclと補助容量Ccsとから構成される。
上記のような液晶パネルにおいて、共通電極としての対向電極Ecomは所定の電位(直流電圧)Vcomに設定され(この電位は「対向電極電位」または「共通電極電位」と呼ばれる)、各画素電極Epixと対向電極Ecomとによって挟持される液晶層には、それらの電極間の電位差に応じた電圧が印加される。これによって液晶層の各部分の光学的変調が行われることで画像表示が実現される。
<1.2 動作>
次に、本実施形態に係る液晶表示装置の動作について説明する。図3は本実施形態に係る液晶表示装置の各信号線及び画素電極電位の概要を示す信号波形図である。ここでは、各データ信号線SL(1)〜SL(M)に各ライン分のデータに相当する信号を順次印加して、画素マトリクスの各行を構成する各画素回路P(n,m)の画素容量Ccl(および補助容量Ccs)に画素データを書き込んでいく点順次駆動方式が採用され、かつ、データ信号線SL(1)〜SL(M)に印加すべきデータ信号の(対向電極電位Vcomを基準とする)極性を1水平走査期間毎に反転させて駆動する1H反転駆動方式が採用されている場合を例に挙げて説明する。
図3(a)(b)は、各走査信号線に加えられる走査信号のうちの2つを示したもので、同(a)は、走査信号線GL(n)の走査信号を示し、同(b)は垂直方向における後続の走査信号線GL(n+1)の走査信号を示している。同(c)は、補助容量線CsL(n)に加えられる補助容量信号を示し、同(d)は、垂直方向における後続の補助容量線CsL(n+1)に加えられる補助容量信号を示している。これらは、それぞれ1水平走査期間毎に反転しており、かつそれぞれ対応する走査信号線の走査信号が画素スイッチ素子(TFT)を遮断状態にさせる電位になった後に極性が反転する波形となっている。同(e)は、データ信号線SL(m)に加えられるデータ信号を示したもので、1水平走査期間毎に極性が反転する波形になっている。同(f)(g)は、画素電極電位Vpixを対向電極電位Vcomと共に示したものであり、これらによって示される画素電極電位Vpixと対向電極電位Vcomとの電位差が、画素電極と対向電極とに挟まれた液晶層に印加される電圧を示したものとなる。なお以下では、説明の便宜上、対向電極電位Vcomは“0”[V]であるものとする。
再度、走査信号線GL(n)とデータ信号線SL(m)との交点に対応する画素回路にP(n,m)に着目する(以下、この画素回路における画素電極を「画素電極A」と呼ぶものとする)。まず、走査信号線GL(n)に接続された画素スイッチ素子が導通状態になると(図3(a))、データ信号線SL(m)からデータ信号として正電位VdAが画素電極に与えられ、走査信号線GL(n)に接続された画素スイッチ素子が遮断状態となるまでの期間に、画素電極Aに接続される画素容量としての液晶容量および補助容量が充電され、それによって画素電極Aが電位VdAに保持される(図3(f))。次に、走査信号線GL(n)に接続された画素スイッチ素子が遮断状態になると、その画素容量としての液晶容量および補助容量に蓄積された電荷はそのまま保持される。この間、補助容量線CsL(n)は所定の低電位VLとなっている。その後、走査側駆動回路(走査信号線・補助容量線駆動回路)200は、補助容量線CsL(n)の電位を所定の高電位VHに変化させる(図3(c))。これにより、画素電極電位Vpixは、以下のようなVpixAに変化する(図3(c))。
VpixA = VdA+{(Ccs/Cp)・(VH−VL)} …(1)
VdA :入力データ信号電位
Ccs :画素電極毎の補助容量値
Cp :画素電極毎の総容量値(画素総容量値)
VH :補助容量線における高電位
VL :補助容量線における低電位
その後、次フレームまでの期間、補助容量線CsL(n)には上記高電位VHが与えられ、画素電極電位Vpixにバイアスが加わることになる。その結果、液晶層のうち画素電極Aと対向電極とに狭持された部分である画素液晶には、図3(f)に示す電圧VlcPが印加され、画素スイッチ素子が再び導通状態になるまでの期間、電荷は保持される。
次に、走査信号線GL(n+1)とデータ信号線SL(m)との交点に対応する画素回路P(n+1,m)に着目する(以下、この画素回路における画素電極を「画素電極B」と呼ぶものとする)。まず、走査信号線GL(n+1)に接続された画素スイッチ素子が導通状態になると(図3(b))、データ信号線SL(m)からデータ信号として負電位−VdBが画素電極に与えられ、走査信号線GL(n+1)に接続された画素スイッチ素子が遮断状態となるまでの期間に、画素電極Bに接続される画素容量としての液晶容量および補助容量が充電され、それによって画素電極Bが負電位−VdBに保持される(図3(g))。次に、走査信号線GL(n+1)に接続された画素スイッチ素子が遮断状態になると、画素容量としての液晶容量および補助容量に蓄積された電荷はそのまま保持される。この間、補助容量線CsL(n+1)は上記高電位VHとなっている。その後、走査側駆動回路200は、補助容量線CsL(n+1)の電位を上記低電位VLに変化させる(図3(d))。これにより、画素電極電位Vpixは、以下のようなVpixBに変化する。
VpixB = −VdB−{(Ccs/Cp)・(VH−VL)} …(2)
−VdB:入力データ信号電位
Ccs :画素電極毎の補助容量値
Cp :画素電極毎の総容量値(画素総容量値)
VH :補助容量線における高電位
VL :補助容量線における低電位
その後、次フレームまでの期間、補助容量線CsL(n+1)には上記低電位VLが与えられ、画素電極電位にバイアスが加わることになる。その結果、液晶層のうち画素電極Bと対向電極とに狭持された部分である画素液晶には、図3(g)に示す電圧VlcNが印加され、画素スイッチ素子が再び導通状態になるまでの期間、電荷は保持される。
上記のようにして、N本の走査信号線GL(1)〜GL(N)に対応して配設されたN本の補助容量線CsL(1)〜CsL(N)がそれぞれ独立して順次駆動されることで、対向電極電位Vcomが直流(DC)でありながら、同一の走査信号線にて導通/遮断が制御される画素スイッチ素子に接続される画素電極群毎に画素電極電位Vpixにバイアスが加わり、そのバイアスの加わった画素電極電位Vpixと対向電極電位Vcomとの差に相当する電圧が実効値として液晶層に印加されることとなる。その結果、小さい入力データ信号振幅で液晶層にはより大きな値の電圧を加えることができる。すなわち、画素電極に接続される画素スイッチ素子が導通状態から遮断状態へと変化した後に、その画素スイッチ素子(TFT)のゲート電極端子に接続される走査信号線に対応する補助容量線の電位が(VL→VHまたはVL→VHへと)変化し、この変化による画素電極電位Vpixの変化量(これは、液晶層のうち当該画素電極と対向電極とに挟持された部分である画素液晶への印加電圧の変化量でもある)は、次式で表される変化量ΔVoftとなる(以下、この変化量ΔVoftを「オフセット電圧ΔVoft」という)。
i)当該画素電極に与えられるデータ信号の電位Vdが正のとき
ΔVoft=(Ccs/Cp)・(VH−VL)
ii)当該画素電極に与えられるデータ信号の電位Vdが負のとき
ΔVoft=−(Ccs/Cp)・(VH−VL)
したがって、上記画素スイッチ素子が導通状態のときの画素電極電位Vpixと対向電極電位Vcom(固定)との差は、当該画素電極と対向電極に狭持された画素液晶に印加すべき所望の電圧値(絶対値)よりも上記オフセット電圧(絶対値|ΔVoft|)だけ小さい値でよいことになる。これにより、対向電極を交流駆動せずに対向電極電位Vcomを固定しても、各データ信号線SL(m)(m=1〜M)を小さい振幅のデータ信号で駆動することが可能となる(図3(e))。
<1.3 走査側駆動回路の構成>
図4は、本実施形態における走査側駆動回路(走査信号線・補助容量線駆動回路)200の構成を表示部の構成と共に示す回路図であり、図5は、この走査側駆動回路200で使用されるT型フリップフロップ、第1タイプのセレクタ、第2タイプのセレクタ、およびバッファの構成を示す回路図である。以下、図4および図5を参照して、走査側駆動回路200の構成について説明する。
この走査側駆動回路200は、走査信号線GL(1)〜GL(N)を駆動する機能と、補助容量線CsL(1)〜CsL(N)を駆動する機能とを併有する駆動回路であって、各補助容量線CsL(n)を駆動すべく当該補助容量線CsL(n)に印加する補助容量信号の電圧値を、その補助容量線CsL(n)に対応する走査信号線GL(n)の垂直走査方向の後続の走査信号線GL(n+1)に接続される画素スイッチ素子を導通状態とする走査信号タイミングによって変化させる回路を含んでいる。
この走査側駆動回路200は、走査信号線GL(1)〜GL(N)の数Nに等しい個数のフリップフロップFF(1)〜FF(N)からなるN段のシフトレジスタ(単方向シフトレジスタ)202と、そのシフトレジスタ202の各段すなわち各フリップフロップFF(i)に対応して設けられたバッファ21,22、T型フリップフロップ24、およびセレクタ25とを備えている(i=1〜N)。なお、図4では、図示の簡略化のため、表示部100については、4本のデータ信号線SL(m−1)〜SL(m+1)と、4本の走査信号線GL(n−1)〜GL(n+2)と、4本の補助容量線CsL(n−1)〜CsL(n+2)と、それらのデータ信号線SL(m−1)〜SL(m+1)と走査信号線GL(n−1)〜GL(n+2)との交差点にそれぞれ対応する16個の画素回路のみが便宜的に示されている。
シフトレジスタ202における各フリップフロップFF(i)の出力端子には、そのフリップフロップFF(i)に対応して設けられた2個のバッファ21,22が順に接続されている。これらのバッファ21,22は走査信号生成回路を構成する。これらのバッファ21,22は、例えば図5(d)(e)に示すような構成であって、そのフリップフロップFF(i)の出力信号がハイレベル(Hレベル)のとき、対応する走査信号線GL(i)に接続された画素スイッチ素子10を導通状態とする所定の高電圧であるゲートオン電圧Vghを走査信号として出力し、そのフリップフロップFF(i)の出力信号がローレベル(Lレベル)のとき、対応する走査信号線GL(i)に接続された画素スイッチ素子10を遮断状態とする所定の低電圧であるゲートオフ電圧Vglを走査信号として出力する。
また、シフトレジスタ202における各フリップフロップFF(i)の出力端子が、そのフリップフロップFF(i)に対応するT型フリップフロップ24のT端子に接続されると共に、そのフリップフロップFF(i)の出力端子に接続されたバッファ21の出力端子が、当該T型フリップフロップ24のTB端子に接続されている。ここで、T型フリップフロップ24は、図5(a)に示すように構成されている。したがって、フリップフロップFF(i)の出力端子からパルスが1個出力される毎に、対応するT型フリップフロップ24の出力信号の論理レベルが反転する。
各フリップフロップFF(i)に対応する上記のT型フリップフロップ24の出力信号(Q端子の出力信号およびその論理反転信号であるQB端子の出力信号)は、そのフリップフロップFF(i)に対応するセレクタ25に入力される。本実施形態における走査側駆動回路200では、このセレクタ25として、図5(b)に示す構成の第1タイプのセレクタSEL1と、図5(c)に示す構成の第2タイプのセレクタSEL2との2種類のセレクタがシフトレジスタ202におけるフリップフロップFF(1)〜FF(N)に対して交互に使用される。例えば、奇数番目のフリップフロップFF(i1)に対応するセレクタ25には第1タイプのセレクタSEL1が使用され(i1は奇数)、偶数番目のフリップフロップFF(i2)に対応するセレクタ25には第2タイプのセレクタSEL2が使用される(i2は偶数)。第1および第2タイプのセレクタSEL1,SEL2は共に、入力端子としてQ入力端子の他にそのQ入力端子への入力信号の論理反転信号を入力すべきQB入力端子を有している。そして、図5(b)からわかるように、第1タイプのセレクタSEL1は、Q入力端子にHレベルの信号がQB入力端子にLレベルの信号がそれぞれ入力されたときに、補助容量線駆動のための既述の低電圧VLを出力信号として出力し、Q入力端子にLレベルの信号がQB入力端子にHレベルの信号がそれぞれ入力されたときに、補助容量線駆動のための既述の高電圧VHを出力信号として出力する。また、図5(c)からわかるように、第2タイプのセレクタSEL2は、Q入力端子にHレベルの信号がQB入力端子にLレベルの信号がそれぞれ入力されたときに、上記高電圧VHを出力信号として出力し、Q入力端子にLレベルの信号がQB入力端子にHレベルの信号がそれぞれ入力されたときに、上記低電圧VLを出力信号として出力する。このようにして各フリップフロップFF(i)に対応する第1または第2タイプのセレクタSEL1,SEL2から出力される出力信号は、補助容量信号として補助容量線CsL(i−1)に印加される。したがって、各走査信号線GL(i)に対応する補助容量線CsL(i)に印加される補助容量信号は、垂直走査方向において当該走査信号線GL(i)の後続の走査信号線GL(i+1)の走査信号を生成するためのシフトレジスタの出力信号を用いて生成されることになる。
なお、初期状態(駆動開始前)においては、1H反転駆動に適合するようにセット状態のT型フリップフロップとリセット状態のT型フリップフロップとが交互に並ぶように、シフトレジスタ202における各フリップフロップFF(i)に対応するN個のT型フリップフロップが初期化される。例えば、奇数番目のフリップフロップFF(i1)に対応するT型フリップフロップ24がセット状態となり(i1が奇数)、偶数番目のフリップフロップFF(i2)に対応するT型フリップフロップ24がリセット状態となるように(i2は偶数)、初期化のためのパルス信号が表示制御回路500からT型フリップフロップ24における入力信号INI1およびINI2(図5(a))として与えられる。
上記のような構成によれば、走査信号線GL(1)〜GL(N)を駆動するための走査信号を生成するためのシフトレジスタ202の各段の出力信号に基づき、T型フリップフロップ24およびセレクタ25(第1または第2タイプのセレクタSEL1,SEL2)により、補助容量線CsL(1)〜CsL(N)を駆動するための補助容量信号が生成される。したがって、シフトレジスタ202の各段(各フリップフロップFF(i))に対応して設けられたT型フリップフロップ24およびセレクタ25は、補助容量信号生成回路を構成することになる。このような補助容量信号生成回路によって生成された補助容量信号を用いて、図3に示した既述の動作が行われる。
すなわち、まず、走査信号線GL(n)に接続された画素スイッチ素子が導通状態になると(図3(a))、データ信号線SL(m)からデータ信号として正電位VdAが画素電極Aに与えられ、走査信号線GL(n)に接続された画素スイッチ素子が遮断状態となるまでの期間に、画素電極Aに接続される画素容量としての液晶容量および補助容量が充電されることによって画素電極Aが電位VdAに保持される(図3(f))。次に、走査信号線GL(n)に接続された画素スイッチ素子が遮断状態になると、その画素容量としての液晶容量および補助容量に蓄積された電荷はそのまま保持される。この間、補助容量線CsL(n)は上記低電位VLとなっている。次に、走査信号線GL(n+1)に接続された画素スイッチ素子が導通状態になると(図3(b))、同じくデータ信号線SL(m)からデータ信号として負電位−VdBが画素電極Bに与えられ、走査信号線GL(n+1)に接続された画素スイッチ素子が遮断状態となるまでの期間に、画素電極Bに接続される画素容量としての液晶容量および補助容量が充電されることによって画素電極Bが負電位−VdAに保持される(図3(g))。このとき走査側駆動回路200(図4)は、その走査信号線GL(n+1)に印加すべき走査信号を生成するためのシフトレジスタ202の出力信号すなわちフリップフロップFF(n+1)の出力信号を用いて補助容量信号を生成し、当該補助容量信号を補助容量線CsL(n)に印加することにより、前述した画素電極Aに接続された補助容量を形成する補助容量線CsL(n)の電位を上記低電位VLから高電位VHへと変化させる(図3(c))。
次に、走査信号線GL(n+2)に接続された画素スイッチ素子が導通状態になると同時に、その走査信号線GL(n+2)に印加すべき走査信号を生成するためのシフトレジスタ202の出力信号すなわちフリップフロップFF(n+2)の出力信号を用いて補助容量信号を生成し、当該補助容量信号を補助容量線CsL(n+1)に印加することにより、前述した画素電極Bに接続された補助容量を形成する補助容量線CsL(n+1)の電位を上記高電位VHから低電位VLへと変化させる(図3(d))。
上記のようにして、同一の走査信号線にて導通/遮断が制御される画素スイッチ素子に接続される画素電極群毎に画素電極電位Vpixにバイアスが加わり、そのバイアスの加わった画素電極電位Vpixと対向電極電位Vcomとの差に相当する電圧が実効値として液晶層に印加されることとなる。これにより、対向電極を交流駆動せずに対向電極電位Vcomを固定にしつつ、従来よりも振幅の小さいデータ信号でデータ信号線SL(1)〜SL(M)を駆動することができる。
<1.4 効果>
以上のように本実施形態によれば、対向AC駆動のための対向電極信号発生回路を必要とせず、入力データ信号振幅を小さくできるため、データ信号線SL(1)〜SL(M)の駆動のための消費電力を低減することができる。また、補助容量線CsL(1)〜CsL(N)はそれぞれ独立して異なるタイミングで電位が変化するため(図3(c)(d))、データ信号線電位が受ける影響はほとんど無い。よって、次の水平走査期間においてデータ信号線SL(1)〜SL(M)を駆動する際のデータ信号線SL(1)〜SL(M)への充電が容易になることから、データ信号線SL(1)〜SL(M)への予備充電を必要とせず、さらなる低消費電力化を図ることができる。また、従来例で挙げた対向AC駆動では、対向電極電位および補助容量線が1水平期間毎に極性が反転していたのに対し、本実施形態では、それぞれの補助容量線CsL(n)(n=1〜N)は独立して駆動され、1垂直期間毎(1フレーム期間毎)にだけ極性が反転する(図3(c)(d))。したがって本実施形態によれば、画素電極に付随する様々な寄生容量の悪影響を受けることがほとんどないことから、フリッカ等を発生させることなく高い表示品位を実現することができる。
そして本実施形態によれば、上記効果を奏するように補助容量線CsL(1)〜CsL(N)を駆動するための補助容量信号が、走査側駆動回路200において、走査信号を生成するためのシフトレジスタの各段の出力信号を用いて生成される。すなわち、走査側駆動回路200は、シフトレジスタ202を共有する走査信号線駆動回路と補助容量線駆動回路とが一体化された回路となっているので、少ない消費電力で補助容量線CsL(1)〜CsL(N)を駆動することができると共に、比較的少量の回路を追加するのみで補助容量線CsL(1)〜CsL(N)を駆動するための機能を実現することができる(図4)。したがって、このような走査側駆動回路200は、ドライバモノリシックタイプの液晶表示装置においても容易に実現することができる。
<1.5 変形例等>
上記実施形態では点順次駆動方式が採用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、線順次駆動方式が採用された液晶表示装置に対しても本発明の適用が可能であり、同様の効果を得ることができる。また、上記実施形態では交流駆動の方式として1H反転駆動方式が採用されているが、2H反転駆動方式またはフレーム反転駆動方式が採用されている場合であっても本発明の適用が可能であり、同様の効果を得ることができる。
さらに、上記式(1)および(2)からわかるように、画素電極電位VpixAおよびVpixBは、補助容量線における高電位VHと低電位VLとの差VH−VLに依存し、これら高電位VHと低電位VLのうち一方は任意に設定することができる。したがって、これら高電位VHと低電位VLのうちいずれか一方を、走査信号線への印加電圧(走査信号線の電圧)であるゲートオン電圧Vghとゲートオフ電圧Vglのいずれかと等しくなるようにしてもよい。このようにすれば、走査側駆動回路202における電源ラインが簡素化され、補助容量線CsL(1)〜CsL(N)を駆動するための機能の実現に必要な回路量をさらに低減することができる。なお、画素電極電位VpixAおよびVpixBは容量比Ccs/Cpにも依存し、この容量比Ccs/Cpを大きく設定すると、上記の電位差VH−VLを小さくできることから、例えばCcs/CP>0.5とするのが好ましい。
<2.第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置について説明する。本実施形態に係る液晶表示装置の全体構成は、上記第1の実施形態における全体構成と基本的に同様であるので説明を省略し、以下では、走査側駆動回路200の構成および動作を中心に説明する。なお以下では、本実施形態に係る液晶表示装置のうち上記第1の実施形態に係る液晶表示装置と同一または対応する部分には同一の参照符号を付すものとする。
<2.1 走査側駆動回路の構成>
本実施形態に係る液晶表示装置では、表示部における走査信号線の選択される順序(ゲートオン電圧Vghが印加される順序)の切り替えが可能にすなわち垂直走査方向の切り替えが可能に構成されており、垂直走査方向を指定する制御信号(以下「走査方向制御信号」という)UDが表示制御回路500で生成され走査側駆動回路に与えられる。この走査方向制御信号UDは、走査線番号の昇順に走査が行われる場合、すなわち走査信号線がGL(1)→GL(2)→……→GL(N)という順に選択されるようにゲートオン電圧Vghが印加される場合にHレベルとなり、走査線番号の降順に走査が行われる場合、すなわち走査信号線がGL(N)→GL(N−1)→……→GL(1)という順に選択されるようにゲートオン電圧Vghが印加される場合にLレベルとなる。なお以下では、この走査方向制御信号UDを論理反転信号を記号“UDB”で示すものとする。
図6は、本実施形態における走査側駆動回路(走査信号線・補助容量線駆動回路)200の構成を表示部100の構成と共に示す回路図である。以下では説明の便宜上、図6に示すように、表示部100には、4本のデータ信号線SL(1)〜SL(4)と、4本の走査信号線GL(1)〜GL(4)と、4本の補助容量線CsL(1)〜CsL(4)とが配設され、それらのデータ信号線SL(1)〜SL(4)と走査信号線GL(1)〜GL(4)との交差点にそれぞれ対応する16個の画素回路のみが設けられているものとする(N=M=4として説明する)。
本実施形態における走査側駆動回路200も、上記第1の実施形態と同様、走査信号線GL(1)〜GL(4)を駆動する機能と、補助容量線CsL(1)〜CsL(4)を駆動する機能とを併有する駆動回路であって、各補助容量線CsL(n)に印加する補助容量信号の電圧値を、その補助容量線CsL(n)に対応する走査信号線GL(n)の垂直走査方向の後続の走査信号線に接続される画素スイッチ素子を導通状態とするタイミングによって変化させる回路を含んでいる。しかし、本実施形態は垂直走査方向を切り替える機能を有することから、走査側駆動回路200は、図6に示すように、走査信号線GL(1)〜GL(4)の数に等しい個数(4個)のフリップフロップFFB(1)〜FFB(4)を含む双方向シフトレジスタ204と、これらのフリップフロップFFB(1)〜FFB(4)のそれぞれに対応して設けられた2個のバッファ21b,22bと、補助容量線CsL(1)〜CsL(4)の数に等しい個数(4個)の補助容量信号生成回路26とを備えている。ここで、上記4個のフリップフロップFFB(1)〜FFB(4)は走査信号線GL(1)〜GL(4)にそれぞれ対応し、上記4個の補助容量信号生成回路26は補助容量線CsL(1)〜CsL(4)にそれぞれ対応する。
双方向シフトレジスタ204では、上記の4個のフリップフロップFFB(1)〜FFB(4)が順に直列に接続されていると共に、その先頭にフリップフロップFFD1が、その後尾にフリップフロップFFD2が更に設けられており、これらのフリップフロップFFB(1)〜FFB(4),FFD1,FFD2は、上記走査方向制御信号UDに基づきシフトレジスタ204における入力パルスの転送方向を切り替える。すなわち、走査方向制御信号UDがHレベルのときには、ゲートスタートパルスが表示制御回路500からフリップフロップFFD1に与えられ、表示制御回路500から与えられるゲートクロック(1水平期間をパルス周期とするクロック信号)に基づき、このスタートパルスがFFD1→FFB(1)→FFB(2)→FFB(3)→FFB(4)→FFD2という順に各フリップフロップを転送されていく。一方、走査方向制御信号UDがLレベルのときには、上記ゲートスタートパルスがフリップフロップFFD2に与えられ、上記ゲートクロックに基づき、このスタートパルスが上記と逆順に各フリップフロップを転送されていく。
双方向シフトレジスタ204における上記4個のフリップフロップFFB(1)〜FFB(4)のそれぞれの出力端子には、そのフリップフロップFFB(i)に対応して設けられた2個のバッファ21b,22bが順に接続されている(i=1〜4)。そして、各フリップフロップFFB(i)に対応して設けられたバッファ22bは、そのフリップフロップFFB(i)の出力信号がHレベルのとき、対応する走査信号線GL(i)に接続された画素スイッチ素子を導通状態とするゲートオン電圧Vghを走査信号として出力し、そのフリップフロップFFB(i)の出力信号がローレベルのとき、対応する走査信号線GL(i)に接続された画素スイッチ素子を遮断状態とするゲートオフ電圧Vglを出力する。
上記4個の補助容量信号生成回路26としては、図7(a)に示す構成のAタイプの補助容量信号生成回路SELAと図7(b)に示す構成のBタイプの補助容量信号生成回路SELBとが、交互に配置されており、奇数番目の補助容量線CsL(1),CsL(3)にはAタイプの補助容量信号生成回路SELAが接続され、偶数番目の補助容量線CsL(2),CsL(4)にはBタイプの補助容量信号生成回路SELBが接続されている。
本実施形態では垂直走査方向の切替が可能となっていることから、図6に示すように、各補助容量信号生成回路26には、それに接続される補助容量線CsL(i)に対応する走査信号線GL(i)に対応するフリップフロップFFB(i)の後段のフリップフロップFFB(i+1)の出力信号がT1入力端子に与えられると共に、当該フリップフロップFFB(i)の前段のフリップフロップFFB(i−1)の出力信号がT2入力端子に与えられる。ただし、i=1〜4とし、FFD1をFFB(0)とみなし、FFD2をFFB(5)とみなすものとする(以下においても同様)。
奇数番目の補助容量線CsL(1),CsL(3)に接続される補助容量信号生成回路26であるAタイプの補助容量信号生成回路SELAは、図7(a)に示すように、T1入力端子に与えられる信号(以下「入力信号T1」という)とT2入力端子に与えられる信号(以下「入力信号T2」という)とのうちいずれか一方を走査方向制御信号UDに応じて選択する入力信号切替回路261と、この入力信号切替回路261によって選択された信号Tとしてパルスが1個入力される毎に、出力信号の電圧を既述の高電圧VHと低電圧VLとの間で切り替える出力電圧切替回路262とからなる。この出力電圧切替回路262では、表示制御回路500から初期設定のためのパルスが信号INIとして与えられることにより上記高電圧VHを出力する状態に初期化されるようになっている。偶数番目の補助容量線CsL(2)、CsL(4)に接続される補助容量信号生成回路26であるBタイプの補助容量信号生成回路SELBも、図7(b)に示すように、Aタイプの補助容量信号生成回路SELAと同様、入力信号切替回路261と出力電圧切替回路263とからなる。しかし、このBタイプの補助容量信号生成回路SELBにおける出力電圧切替回路263は、初期化設定のためのパルスが上記INIとして与えられることにより上記低電圧VLを出力する状態に初期化されるようになっており、この点でBタイプの補助容量信号生成回路SELBにおける出力電圧切替回路262とは相違する。
上記のように構成された走査側駆動回路200では、走査方向制御信号UDに応じてシフトレジスタ204におけるスタートパルスの転送方向が切り替えられ、走査方向制御信号UDがHレベルの場合には、走査信号線がGL(1)→GL(2)→GL(3)→GL(4)という順に選択され(以下、このような順序での走査信号線の選択を「正方向走査」という)、走査方向制御信号UDがLレベルの場合には、走査信号線がGL(4)→GL(3)→GL(2)→GL(1)という順に選択される(以下、このような順序での走査信号線の選択を「逆方向走査」という)。また、各補助容量線CsL(i)を駆動する補助容量信号生成回路26は、走査方向制御信号UDがHレベルの場合すなわち正方向走査が行われる場合には、当該補助容量線CsL(i)に対応する走査信号線GL(i)に対応するフリップフロップFFB(i)の後段のフリップフロップFFB(i+1)の出力信号を信号Tとして選択し、当該補助容量線CsL(i)に印加すべき補助容量信号の電圧を、その信号Tに応じて上記高電圧VHと低電圧VLとの間での切り替える。一方、走査方向制御信号UDがLレベルの場合すなわち逆方向走査が行われる場合には、各補助容量線CsL(i)を駆動する補助容量信号生成回路26は、当該補助容量線CsL(i)に対応する走査信号線GL(i)に対応するフリップフロップFFB(i)の前段のフリップフロップFFB(i−1)の出力信号を信号Tとして選択し、当該補助容量線CsL(i)に印加すべき補助容量信号の電圧を、その信号Tに応じて上記高電圧VHと低電圧VLとの間での切り替える。このように本実施形態においても、各走査信号線GL(i)に対応する補助容量線CsL(i)に印加される補助容量信号は、上記第1の実施形態と同様、垂直走査方向において当該走査信号線GL(i)の後続の走査信号線である走査信号線GL(i+1)またはGL(i−1)の走査信号を生成するためのシフトレジスタの出力信号を用いて生成される。なお本実施形態において、走査信号線GL(i)の後続の走査信号線とは、走査方向制御信号UDがHレベルのときは走査信号線GL(i+1)であり、走査方向制御信号UDがLレベルのときは走査信号線GL(i−1)である。
上記のような走査側駆動回路200によれば、走査方向制御信号UDによって走査方向が切り替えられる場合であっても、補助容量線CsL(1)〜CsL(4)は対応する走査信号線GL(1)〜GL(4)毎に独立に駆動され、各データ信号線SL(1)〜SL(4)に印加されたデータ信号の電圧が、選択状態の走査信号線GL(i)に接続された導通状態の画素スイッチ素子を介して画素容量に書き込まれ、当該走査信号線GL(i)が選択状態から非選択状態としなって当該画素スイッチ素子が遮断状態となった後に、当該走査信号線GL(i)に対応する補助容量線CsL(i)に印加される補助容量信号の電圧が変化する(VH→VLまたはVL→VHの変化)。これによって、同一の走査信号線にて導通/遮断が制御される画素スイッチ素子に接続される画素電極群毎に画素電極電位Vpixにバイアスが加わり、そのバイアスの加わった画素電極電位Vpixと対向電極電位Vcomとの差に相当する電圧が実効値として液晶層に印加されることとなる。その結果、対向電極を交流駆動せずに、従来よりも振幅の小さいデータ信号でデータ信号線SL(1)〜SL(M)を駆動することができる。
<2.4 効果>
以上のように本実施形態によれば、上記構成の走査側駆動回路200(図6および図7)により、走査方向が切り替えられる場合であっても、同一の走査信号線にて導通/遮断が制御される画素スイッチ素子に接続される画素電極群毎に画素電極電位Vpixにバイアスが加えられ、これにより、対向AC駆動を行うことなく、従来よりも振幅の小さいデータ信号でデータ信号線SL(1)〜SL(M)を駆動することができる。したがって、走査方向の切り替え機能を有する液晶表示装置において上記第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。そして、そのような効果を奏するように補助容量線CsL(1)〜CsL(N)を駆動するための補助容量信号が、走査側駆動回路200において、走査信号を生成するための双方向シフトレジスタ204の各段の出力信号を用いて生成されるので、少ない消費電力により補助容量線CsL(1)〜CsL(N)を駆動することができ、また、比較的少量の回路を追加するのみで補助容量線CsL(1)〜CsL(N)を駆動するための機能を実現することができる。また、各補助容量線は、1フレーム期間(1垂直走査期間)に1回だけ電位を変化させればよいので、補助容量線の駆動電力の低減に加えて、種々の寄生容量に基づくフリッカの発生が抑制されて表示品位も向上する。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を表示部の等価回路と共に示すブロック図である。 上記第1の実施形態における画素回路の構成を示す回路図である。 上記第1の実施形態に係る液晶表示装置の動作を説明するための信号波形図である。 上記第1の実施形態における走査側駆動回路(走査信号線・補助容量線駆動回路)の構成を表示部の構成と共に示す回路図である。 上記第1の実施形態における走査側駆動回路で使用されるT型フリップフロップ、第1および第2タイプのセレクタ、ならびにバッファの構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置における走査側駆動回路(走査信号線・補助容量線駆動回路)の構成を表示部の構成と共に示す回路図である。 上記第2の実施形態における走査側駆動回路で使用されるAタイプおよびBタイプの補助容量信号生成回路の構成を示す回路図である。 従来の液晶表示装置の概略構成を表示部の等価回路と共に示すブロック図である。 上記従来の液晶表示装置の動作を説明するための信号波形図である。
符号の説明
10 …画素スイッチ素子(TFT)
21,22 …バッファ
21b,22b …バッファ
24 …T型フリップフロップ
25 …セレクタ
26 …補助容量信号生成回路
100 …表示部
200 …データ信号線駆動回路(データ側駆動回路)
202 …シフトレジスタ(単方向シフトレジスタ)
204 …シフトレジスタ(双方向シフトレジスタ)
200 …走査信号線・補助容量線駆動回路(走査側駆動回路)
300 …データ信号線駆動回路(データ側駆動回路)
500 …表示制御回路
Ccl …液晶容量(画素容量)
Ccs …補助容量
Ecom …対向電極(共通電極)
Epix …画素電極
FF(i) …フリップフロップ(i=1〜N)
FFB(i) …フリップフロップ(i=1〜N)
FFD1,FFD2…フリップフロップ
CsL(n) …補助容量線(n=1〜N)
GL(n) …走査信号線(n=1〜N)
SL(m) …データ号線(m=1〜M)
P(n,m) …画素回路(n=1〜N、m=1〜M)

Claims (5)

  1. 複数のデータ信号線と、当該複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、当該複数のデータ信号線と当該複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素回路と、当該複数の走査信号線にそれぞれ沿って配置された複数の補助容量線とを有するアクティブマトリクス型の表示装置であって、
    表示すべき画像を表す複数のデータ信号を前記複数のデータ信号線にそれぞれ印加するデータ側駆動回路と、
    前記複数の走査信号線を選択的に駆動するための複数の走査信号を前記複数の走査信号線にそれぞれ印加すると共に、前記複数の補助容量線を駆動するための複数の補助容量信号を前記複数の補助容量線にそれぞれ印加する走査側駆動回路とを備え、
    各画素回路は、
    対応する交差点を通過する走査信号線の前記走査側駆動回路による選択/非選択に応じて導通状態/遮断状態となるスイッチ素子と、
    対応する交差点を通過するデータ信号線に前記スイッチ素子を介して接続された画素電極と、
    前記複数の画素回路に共通的に設けられた共通電極と、
    前記画素電極と前記共通電極とによって形成される画素容量と、
    前記画素電極と前記対応する交差点を通過する走査信号線に沿って配置された補助容量線との間に形成される補助容量と、
    前記画素容量に保持される電圧に応じて画素を表示する電気光学素子とを含み、
    前記走査側駆動回路は、
    前記走査信号線の数に対応する段数を有し所定の入力パルスを順次転送するシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタの各段の出力信号に基づき前記複数の走査信号を生成する走査信号生成回路と、
    前記シフトレジスタの各段の出力信号に基づき前記複数の補助容量信号を生成する補助容量信号生成回路とを含み、
    前記補助容量信号生成回路は、
    前記走査側駆動回路によっていずれかの走査信号線が選択状態から非選択状態へと切り替えられた後に、当該走査信号線の非選択状態への切り替えに応じて遮断状態となったスイッチ素子に接続される画素電極の電位に所定のバイアスが加わるように、当該走査信号線に沿って配置された補助容量線の電位を変化させる信号を、当該補助容量線に印加すべき補助容量信号として生成し、
    各補助容量線に印加される補助容量信号の電圧値を、当該補助容量線に沿って配置された走査信号線の垂直走査方向における後続の走査信号線の走査信号を生成するための前記シフトレジスタの出力信号に基づき、当該後続の走査信号線が選択されるタイミングで変化させ
    生成される前記複数の補助容量信号の電圧値のうちいずれか一つを、前記複数の走査信号線に印加される電圧値のいずれかと同じとすることを特徴とする、表示装置。
  2. 前記シフトレジスタは、前記複数の走査信号線の選択順序が変更されるように前記入力パルスの転送方向を切り替えることができる双方向シフトレジスタであり、
    前記補助容量信号生成回路は、前記複数の走査信号線の選択順序の変更による垂直走査方向の切り替えに応じて、各補助容量線に印加される補助容量信号の電圧値を、当該補助容量線に沿って配置された走査信号線の垂直走査方向における後続の走査信号線が選択されるタイミングで変化させることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記走査側駆動回路は、各画素回路における前記スイッチ素子の形成材料と同じ材料を用いて、前記複数の画素回路が形成されている基板と同じ基板上に一体的に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 複数のデータ信号線と、当該複数のデータ信号線と交差する複数の走査信号線と、当該複数のデータ信号線と当該複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素回路と、当該複数の走査信号線にそれぞれ沿って配置された複数の補助容量線とを有するアクティブマトリクス型の表示装置の走査側駆動回路であって、
    前記走査信号線の数に対応する段数を有し所定の入力パルスを順次転送するシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタの各段の出力信号に基づき、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するために前記複数の走査信号線にそれぞれ印加すべき複数の走査信号を生成する走査信号生成回路と、
    前記シフトレジスタの各段の出力信号に基づき、前記複数の補助容量線にそれぞれ印加すべき複数の補助容量信号を生成する補助容量信号生成回路とを備え、
    各画素回路は、
    対応する交差点を通過する走査信号線の前記走査側駆動回路による選択/非選択に応じて導通状態/遮断状態となるスイッチ素子と、
    対応する交差点を通過するデータ信号線に前記スイッチ素子を介して接続された画素電極と、
    前記複数の画素回路に共通的に設けられた共通電極と、
    前記画素電極と前記共通電極とによって形成される画素容量と、
    前記画素電極と前記対応する交差点を通過する走査信号線に沿って配置された補助容量線との間に形成される補助容量と、
    前記画素容量に保持される電圧に応じて画素を表示する電気光学素子とを含み、
    前記補助容量信号生成回路は、
    前記走査側駆動回路によりいずれかの走査信号線が選択状態から非選択状態へと切り替えられた後に、当該走査信号線の非選択状態への切り替えに応じて遮断状態となったスイッチ素子に接続される画素電極の電位に所定のバイアスが加わるように、当該走査信号線に沿って配置された補助容量線の電位を変化させる信号を、当該補助容量線に印加すべき補助容量信号として生成し、
    各補助容量線に印加される補助容量信号の電圧値を、当該補助容量線に沿って配置された走査信号線の垂直走査方向における後続の走査信号線の走査信号を生成するための前記シフトレジスタの出力信号に基づき、当該後続の走査信号線が選択されるタイミングで変化させ
    生成される前記複数の補助容量信号の電圧値のうちいずれか一つを、前記複数の走査信号線に印加される電圧値のいずれかと同じとすることを特徴とする、走査側駆動回路。
  5. 前記シフトレジスタは、前記複数の走査信号線の選択順序が変更されるように前記入力パルスの転送方向を切り替えることができる双方向シフトレジスタであり、
    前記補助容量信号生成回路は、前記複数の走査信号線の選択順序の変更による垂直走査方向の切り替えに応じて、各補助容量線に印加される補助容量信号の電圧値を、当該補助容量線に沿って配置された走査信号線の垂直走査方向における後続の走査信号線が選択されるタイミングで変化させることを特徴とする、請求項4に記載の走査側駆動回路。

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