JP3135627B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JP3135627B2 JP3135627B2 JP23291891A JP23291891A JP3135627B2 JP 3135627 B2 JP3135627 B2 JP 3135627B2 JP 23291891 A JP23291891 A JP 23291891A JP 23291891 A JP23291891 A JP 23291891A JP 3135627 B2 JP3135627 B2 JP 3135627B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- film transistor
- liquid crystal
- gate
- potential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
Description
特に薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリックス
型液晶表示装置に関する。
圧駆動が可能で更にカラ―化も容易である等の特徴を有
し、近年、パ―ソナルコンピュ―タ,ワ―プロなどの表
示装置として利用されている。中でも各画素毎に、スイ
ッチング素子として薄膜トランジスタを設けたいわゆる
アクティブマトリックス型液晶表示装置は、多画素にし
てもコントラスト,レスポンス等の劣化がなく、更に、
中間調表示も可能であることから、フルカラ―テレビ
や、OA用の表示装置として最適な方式である。
置は、2枚の平面ガラスからなる基板(アレイ基板,対
向基板)と、これら基板間に挟まれた液晶層とからなる
基本構成をとっている。一方のガラス基板、即ち、対向
基板上には、各画素に対応したカラ―フィルタ―配列
と、透明電極(対向電極)とが形成されており、アレイ
基板には、マトリックス状に配列された透明電極からな
る画素電極と、各画素電極にソ―ス電極が接続された薄
膜トランジスタが設けられている。薄膜トランジスタの
ゲ―ト電極は、X方向に設けられたゲ−ト線に接続さ
れ、ドレイン電極はゲ−ト線と直角方向に設けられたデ
―タ線に接続されている。
ゲ−ト線及びデ−タ線に線順次方式と呼ばれるタイミン
グで電気信号を印加することにより、各画素電極の表示
に対応した電圧を選択的に印加することができる。液晶
の配向は、即ち、光透過率は、対向電極と画素電極との
電位差で制御でき、これにより任意の表示が可能とな
る。詳細は、T.P.Brodyらの文献(IEEE
Tvans on Elect.Deu.Vol ED
−20,Nov.1973,pp.995−1001)
に述べられている。
は、液晶層の寄生容量や薄膜トランジスタの寄生容量な
どが原因して、薄膜トランジスタがオン状態からオフ状
態及びオフ状態からオン状態に制御される際に、画素電
極電位に非線形なスイッチングノイズが重畳するため、
表示特性が劣化したり、直流成分により液晶層が劣化す
るという問題があった。
方法として補償駆動法がある。図5(a)はこの方法を
実現するための液晶表示装置の要部構成を示す等価回路
図であり、図5(b)は同液晶表示装置の印加電圧波形
である。なお、図中VCOM は対向電極電位を表してい
る。
G1 ,G2 ,…と液晶層LC11,LC21,…との間に補
償用キャパシタC11,C21,…を挿設し、ゲ−ト線
G1 ,G2 ,…にそれぞれ図4(b)に示すようなゲ−
トパルス信号VG1,VG2,…を印加することにある。こ
の結果、所定の時間間隔でゲ−トパルス信号VG1,
VG2,…をそれぞれのゲ−ト線G1 ,G2 ,…に印加
し、薄膜トランジスタT12,T21,…を順位オンにする
と、例えば、蓄積容量体CS12 に接続された画素電極の
電位、つまり、画素電極電位VS は、ゲ−トパルス信号
VG2 の立ち下がり(VGSから−VE )でいったん降下
するが、パルス信号VG1の立ち上がり(−VE から0)
の際に、その電圧が補償用キャパシタC12を介して印加
されるため、電位VS は上昇し所定のレベルに保持され
る。詳細は、K.Suzukiらの文献(“Compe
nsation Addressing for Sw
itchingDistortion in a−Si
TFT LCD”,Proceechings 7+h
IDRC,PP107−110,Sept.198
7)に述べられている。
は、例えば、パルス信号VG1の立上がり(0からVGS)
の際に、その電圧が補償用キャパシタC12を介して画素
電極電位VS にスイッチングノイズNとして重畳され
る。このため、直流成分の除去が不十分になり液晶層の
信頼性が低下したり、液晶層に低周波のノイズが発生し
フリッカ−や焼付が生じるという問題があった。図6は
他の補償駆動法を説明するための液晶表示装置の要部構
成を示す等価回路図である。
B1 ,B2 ,…を設け、これらを介して蓄積容量体C
S11 ,CS12,…に補償用パルス信号を印加し、スイッ
チングノイズを相殺することにある。これら補償用キャ
パシタはゲ−ト線G1 ,G2 ,G3,…に接続されてい
ないので先の補償駆動法のようなスイッチングノイズN
は生じない。
タ線D1 ,D2 ,D3 ,…の駆動用IC10の出力端子
数は先の方法と変わらないが、ゲ−ト線G1 ,G2 ,G
3 ,…の駆動用IC11の出力端子はバスラインB1 ,
B2 ,…の数だけ増加し、更にゲ−トパルスと補償パル
スの2種類の電圧を発生させなければならないため、端
子数の増大による駆動用IC11のチップサイズの大型
化や複雑化,駆動用IC11の実装工程の増加による信
頼性の低下,狭ピッチ化による接続技術の高度化などの
問題が生じる。
膜トランジスタをスイッチング素子に用いた液晶表示装
置では、補償駆動法により、薄膜トランジスタの寄生容
量や液晶層の寄生容量に起因するスイッチングノイズを
除去する試みが行われていたが、直流成分の除去が不十
分だったり、ゲ−ト線の駆動用ICの大型化や複雑化を
招いたり、信頼性が低下するという問題があった。
ので、その目的とするところは、装置の大型化を招くこ
と無くスイッチングノイズを除去できる液晶表示装置を
提供することにある。
パルス信号を利用した薄膜トランジスタからなる回路で
補償パルス信号を生成することにある。
明の液晶表示装置は、マトリクス配列された画素電極の
電位により液晶の配向が制御される液晶層と、前記画素
電極にソースが接続されたスイッチング素子としての第
1の薄膜トランジスタと、同一行の前記第1の薄膜トラ
ンジスタのゲートに接続されたゲート線と、同一列の前
記第1の薄膜トランジスタのドレインに接続されたデー
タ線と、ゲート線間に設けられ且つ第1の電源に繋がっ
たバスラインと、このバスラインと前記画素電極との間
に設けられた蓄積容量体と、前記バスラインに設けら
れ、共通ソースが前記第1の電源に繋がれ、共通ドレイ
ンが前記蓄積容量体に接続され、2つのゲートがそれぞ
れ前記バスラインに隣接した異なるゲート線に接続され
た並列接続された一対の第2の薄膜トランジスタと、一
端がこの一対の第2の薄膜トランジスタの共通ドレイン
に接続され、他端が前記第1の電源よりも高電位の第2
の電源に繋がった抵抗体とを備えていることを特徴とす
る。
膜トランジスタの2つのゲ−トをそれぞれ隣接したゲ−
ト線に接続しているので、ゲ−トパルス信号に同期して
共通ドレインの電位が変わる。この共通ドレインの電位
は高電位電源と低電位電源との電圧差で調整できる。
膜トランジスタのゲ−ト・ソ−ス間の寄生容量とに起因
する、ゲ−トパルス信号に同期して生じるスイッチング
ノイズは、高電位電源と低電位電源との電圧差を調整し
て上記共通ドレインの電位をスイッチングノイズを打ち
消すことができるレベルに設定すれば除去される。ま
た、ゲ−ト線間に接続される補償用キャパシタを用いて
いないので、これに起因するスイッチングノイズは発生
しない。
ゲ−トを制御する余分な配線や回路が不要なので、従来
のようにゲ−ト線の駆動用ICの出力端子が増加して装
置が大型化したり、複雑化するという問題は生じない。
る。図1は本発明の一実施例に係る液晶表示装置の要部
構成を示す等価回路図である。
ト線GX とデ―タ線DX (X =1,2,…)との交点に
設けられたスイッチング素子としての薄膜トランジスタ
TXY(XY=11,12,…)と蓄積容量体CSXY (S
XY=S11,S12,…)と画素電極とからなる画素
と、この画素の画素電極の電位により液晶の配向(光透
過率)が制御される液晶層LCXY(XY=11,12,
…)と、画素電極の電位を補償するための補償パルス発
生回路PGX (X =1,2,…)とからなる。なお、図
中、各液晶層LCXYは対向電極電位VCOM に接続されて
いる。
れた薄膜トランジスタT1a,T1bと抵抗体R1 とで構成
されている。なお、抵抗体R1 の抵抗値は薄膜トランジ
スタT1a,T1bのオン抵抗値より十分大きいことが望ま
しい。
れぞれゲ−ト線G1 ,G2 に接続され、共通ソ−スは低
電源電位VCSL に接続され、共通ドレインはバスライン
B1を介して蓄積容量体CS11 ,CS12 ,…に接続され
ると共に、抵抗体R1 を介して高電源電位VCSH に接続
されている。
3…)も同様に構成されている。なお、本実施例では、
スイッチング用及び補償パルス発生回路の薄膜トランジ
スタの活性層の材料並びに抵抗体の材料としてn+ アモ
ルファスシリコンを用いている。
以下に示すように高電源電位VCSH,低電位電源VCSL
を調整することで、スイッチングノイズを除去できる。
図である。ゲ−ト線G1 にはパルス振幅ΔV(=VGH−
VGL),パルス幅TG ,パルス間隔TF のゲ−トパルス
信号VG1が印加されている。ここで、VGHは選択電位,
VGLは非選択電位である。ゲ−トパルス信号VG1の電位
が選択電位VGHになると、薄膜トランジスタT11がオン
になる。この結果、液晶層LC11の画素電極にはデ−タ
線D1 の電圧が印加されるので、その画素電極電位V
p11 はVSLからVSHに上がる。次いでゲ−トパルス信号
VG1の電位が選択電位VGHから非選択電位VGLに変わる
と、画素電極電位Vp11 にはスイッチングノイズΔVp
が重畳される。このスイッチングノイズΔVp は次式で
表される。 ΔVp =CGS・ΔVG /(CS +CLC+CGS) ここで、CGSは薄膜トランジスタT11のゲ−ト・ソ−ス
間の寄生容量,CS は蓄積容量体CS11 の容量,CLCは
液晶層LC11の容量である。
線G1 に接続されているので、ゲ−トパルス信号VG1の
電位が選択電位VGHになると、薄膜トランジスタT1aが
オンになり、バスラインB1 の電位VCS1 は低電位電源
VCSL と等しくなる。したがって、蓄積容量体CS11 に
は低電位電源VCSL が印加される。そしてゲ−トパルス
信号VG1の電位が選択電位VGHから非選択電位VGLに変
わると、ゲ−ト線G2に選択電位VGHが印加されるので
薄膜トランジスタT1bがオンになる。このため、バスラ
インB1 の電位VCS1 は低電位電源VCSL のままで、蓄
積容量体CS11には低電位電源VCSL が印加される。こ
の後、パルス信号VG2が選択電位VGHから非選択電位V
GLに変わると、薄膜トランジスタT1a,T1bが伴にオフ
となるので、抵抗体R1 を介して高電位電源VCSH が蓄
積容量体CS11 に印加される。この結果、補償パルス発
生回路PG1 により、画素電極電位Vp11 には、次式で
表される補償パルス信号Vcpが印加される。 Vcp=CS ・VZ /(CS +CLC+CGS) ここで、VZ =VCSH −VCSL である。したがって、Δ
Vp =Vcpであれば、スイッチングノイズを除去でき
る。
うに、高電源電位VCSH ,低電位電源VCSL を設定すれ
ば良い。本実施利では、VCSH を6.0[V]、VCSL
を2.5[V]に設定し、対向電極電位VCOM を6.0
[V]、データ線DX には6[V]を中心とするフレー
ム毎に極性が反転する交流表示信号(最大振幅は5
[V])を印加する。なお、本実施例では、従来のよう
にゲ−ト線に接続される補償用コンデンサを用いていな
いので、図4で示したようなスイッチングノイズNは発
生しない。同様にして他の薄膜トランジスタTXY(XY=
12,13,…)のスイッチングノイズも除去される。
ランジスタTXa,TXb並びに抵抗体RX は、スイッチン
グ素子の薄膜トランジスタTXYと同一のプロセスで形成
できるので、製造プロセス数が増加するという不都合は
生じない。
ランジスタTXa,TXbは、スイッチング素子の薄膜トラ
ンジスタTXYと同一のパルス信号が印加されるので、そ
の信頼性は、薄膜トランジスタTXYのそれと同程度であ
る。
ティ比1/500)、ΔVG =26[V]の条件で、長
時間動作させても、薄膜トランジスタTXa,TXbのしき
い値電圧の変動ΔVTHは、非常に小さいことを確認し
た。例えば、70℃,1000時間の連続動作において
は、薄膜トランジスタTXYのしきい値電圧のΔVTH量は
4.0[V]であり、一方、薄膜トランジスタTXa,T
Xbのそれは5.0[V]以下で、十分実用に耐えるもの
であることが分かった。
生に必要な信号を、外部からの多数のコントロ−ル信号
を与えずに、ゲ−トパルス信号のみで発生できるので、
従来のようにゲ−ト線の駆動用ICの出力端子数の増大
による駆動用ICのチップサイズの大型化や複雑化,駆
動用ICの実装工程の増加による信頼性の低下,狭ピッ
チ化による接続技術の高度化などの問題は生じない。
ロセス数の増加を招くこと無く、しかも、外部から多数
のコントロール信号を与えずに、ゲートパルス信号のみ
で制御できる補償パルス発生回路でスイッチングノイズ
の除去でき、もって直流電圧による液晶層の信頼性の低
下や低周波のノイズによるフリッカ−,焼付を防止でき
る。
モルファスシリコンで形成したが、他の材料、例えば、
ゲート配線材料,データ配線材料,透明電極材料,薄膜
トランジスタ等を用いても良い。ただし、この場合も、
抵抗体RX の抵抗値は、薄膜トランジスタTXa,TXbの
オン抵抗値よりも十分高くしておくことが望ましい。こ
れは薄膜トランジスタTXa,TXbがオンのときに、高電
源電位VCSH による低電源電位VCSL の電位上昇を抑制
する必要があるからである。
を用いた場合の液晶表示装置の要部構成図を示す。これ
は図1の液晶表示装置と異なる部分のみを示した図であ
る。これが図1の液晶表示装置と異なる点は、抵抗体R
1,R2 ,…をそれぞれ薄膜トランジスタTR1 ,TR
2 ,…で置き換えたことである。ここで薄膜トランジス
タTR1a,TR1b,…のオン抵抗が薄膜トランジスタT
R1 ,…のオン抵抗よりも十分小さくし、且つ高電位電
源の電圧VCSH を薄膜トランジスタTR1 ,TR2 ,…
のしきい値電圧VTH分だけ高くしておけば、薄膜トラン
ジスタTR1a,TR1b,…がオフのとき、バスラインB
1 ,B2 ,…にはVCSH −VTHの電位が印加され、薄膜
トランジスタTR1a,TR1b,…がオンのときには、バ
スラインB1 ,B2 ,…にVVCSL が印加されるため、
所望の動作を得ることができる。このような構成であれ
ば、全ての素子を同じプロセスの薄膜トランジスタで形
成でき、特別な工程を追加せず、且つ抵抗値の大小関係
もパタ−ン寸法で決められるため、歩留り高く製造する
ことができる。
装置の要部構成を示す等価回路図である。なお、図1の
液晶表示装置と対応する部分には図1と同一符号を付
し、詳細な説明は省略する。本実施例の液晶表示装置が
先の実施例のそれと異なる点は、抵抗体に薄膜トランジ
スタを用いたことにある。
1bの共通ドレインは、先の実施例と同様に蓄積容量体C
S1Y (S1Y=S11,S12,…)に接続されている
と共に、薄膜トランジスタT1eを介して高電源電位V
CSH に接続されている。一方、薄膜トランジスタT1a,
T1bの共通ソ−スは、低電源電位VCSL に接続されてい
る。
R1eを介して電源電位V1 に接続されていると共に、並
列接続された薄膜トランジスタT1c,T1dを介して電源
電位V2 に接続されている。なお、抵抗体R1eの抵抗値
は、薄膜トランジスタT1c,T1dのオン抵抗値より十分
高いことが望ましい。同様に他の並列接続された薄膜ト
ランジスタTxa,Txb(x =2,3,…)にも薄膜トラ
ンジスタからなる抵抗体が接続されている。
CSL は、先の実施例の場合と同様に設定されている。本
実施例では、高電源電位VCSH ,低電位電源VCSL をそ
れぞれ6[V],2.5[V]とし、ゲ−トパルス信号
の振幅を26[V],対向電極電位VCOM を6.0
[V]とし、ゲ−ト線の本数を480本とした。このよ
うに構成された液晶表示装置では、以下の如く電源電位
V1 ,V2 を設定することで、スイッチングノイズを除
去できる。
が印加されると、薄膜トランジスタT1a(T1b),T1c
がオンになる。薄膜トランジスタT1cがオンになると、
薄膜トランジスタT1eのゲ−トに電源電位V2 が印加さ
れる。このとき、先の実施例のように、低電源電位CSL
だけを蓄積容量体CS11 に印加する必要がある。したが
って、薄膜トランジスタT1eがオンにならいように電源
電位V2 を設定する。
選択電位が印加されると、薄膜トランジスタT1a,
T1b,T1c,T1dがオフとなる。この結果、抵抗体R1e
を介して電源電位V2 が薄膜トランジスタT1eのゲ−ト
に印加される。このとき、先の実施例のように、蓄積容
量体CS11 に高電源電位VCSH を印加する必要がある。
したがって、薄膜トランジスタT1eがオンになるように
電源電位V1 を設定する。
ば、ゲ−ト線G2 の電位が選択電位から非選択電位に変
わるときに、バスラインB1 を介して蓄積容量体CS11
に先の実施例と同じ補償パルス信号を印加できるので、
スイッチングノイズを除去できる。本実施例では電源電
位V1 を12[V],電源電位V2 を0.0[V]とし
た。
ランジスタを用いたので補償パルス信号の立ち上がりや
立ち下がりを改善できる。これは薄膜トランジスタのオ
ン抵抗が小さいからである。
薄膜トランジスタとスイッチング素子としての薄膜トラ
ンジスタとを同一のゲ−トパルス信号で駆動できるので
先の実施例と同様に実用上十分な信頼性を得ることがで
きる。
は、ほとんどの時間オン状態となるが、そのゲ−ト電圧
を12[V](=V2 ),ソ−ス電圧(=VCSH )を
6.0[V]としてあるので、ゲ−ト・ソ−ス間電圧V
GSは12−6.0=6.0[V]と極めて低い値とな
る。しきい値電圧の変動量ΔVTHは、VGS n (n=2〜
3)に比例するので、ゲ−ト・ソ−ス間電圧VGSが6.
0[V]の場合、膜トランジスタTXYがオン状態のゲ−
ト電圧25[V]に比べバイアス電圧が十分小さいた
め、長時間使用しても実用上問題は生じない。
作での薄膜トランジスタT1eのしきい値電圧の変動量Δ
VTHを調べたところ、その値は3.0[V]と低く、十
分な信頼性が得られることを確認した。
ランジスタTXeのゲ−トに接続された薄膜トランジスタ
TXC,TXDの共通ドレインと電源電位V1 又は電源電位
V2との間にキャパシタを設けても良い。
るものではない。例えば、上記実施例では、バスライン
B1 ,B2 ,…への補償パルスが2レベルの場合につい
て説明したが、本実施例は3レベル以上の多レベルの場
合にも適用できる。この場合、補償パルス発生回路を複
数個設ければよい。また、スイッチングノイズの補償パ
ルス信号以外の電気信号の発生も可能である。その他、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施で
きる。
置の複雑化や大型化を招くこと無く、液晶層の寄生容量
と蓄積容量体の容量とスイッチング素子としての薄膜ト
ランジスタのソ−ス・ドレイン間の寄生容量に起因する
スイッチングノイズを除去できるので、信頼性や表示性
能の高い液晶表示装置を得ることができる。
成を示す等価回路図。
合の液晶表示装置の要部構成を示す等価回路図。
構成を示す等価回路図。
図。
図。
膜トランジスタ、R1,R2 ,Re1,Re2…抵抗体、C
S11 ,CS12 ,CS21 ,CS22…蓄積容量体、LC11,
LC12,LC21,LC22…液晶層、VCOM …対向電極電
位、VCSH…高電源電位、VCSL …低電位電源、V1 ,
V2 …電源電位。
Claims (2)
- 【請求項1】マトリクス配列された画素電極の電位によ
り液晶の配向が制御される液晶層と、 前記画素電極にソースが接続されたスイッチング素子と
しての第1の薄膜トランジスタと、 同一行の前記第1の薄膜トランジスタのゲートに接続さ
れたゲート線と、 同一列の前記第1の薄膜トランジスタのドレインに接続
されたデータ線と、 ゲート線間に設けられ且つ第1の電源に繋がったバスラ
インと、 このバスラインと前記画素電極との間に設けられた蓄積
容量体と、 前記バスラインに設けられ、共通ソースが前記第1の電
源に繋がれ、共通ドレインが前記蓄積容量体に接続さ
れ、2つのゲートがそれぞれ前記バスラインに隣接した
異なるゲート線に接続された並列接続された一対の第2
の薄膜トランジスタと、 一端がこの一対の第2の薄膜トランジスタの共通ドレイ
ンに接続され、他端が前記第1の電源よりも高電位の第
2の電源に繋がった抵抗体とを有することを特徴とする
液晶表示装置。 - 【請求項2】前記抵抗体はゲートとドレインが共通接続
された第3の薄膜トランジスタによって構成され、該第
3の薄膜トランジスタのソースが前記一対の第2の薄膜
トランジスタの共通ドレインに接続され、該第3の薄膜
トランジスタの共通接続されたゲートとドレインが前記
第2の電源に接続されている ことを特徴とする請求項1
に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23291891A JP3135627B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23291891A JP3135627B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0572995A JPH0572995A (ja) | 1993-03-26 |
JP3135627B2 true JP3135627B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=16946881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23291891A Expired - Fee Related JP3135627B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3135627B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100306801B1 (ko) | 1998-06-25 | 2002-05-13 | 박종섭 | 박막트랜지스터및그의제조방법 |
KR100336884B1 (ko) | 1998-06-30 | 2003-06-09 | 주식회사 현대 디스플레이 테크놀로지 | 박막트랜지스터액정표시소자 |
JP4761828B2 (ja) * | 2004-05-21 | 2011-08-31 | 三洋電機株式会社 | 表示装置 |
TWI285861B (en) | 2004-05-21 | 2007-08-21 | Sanyo Electric Co | Display device |
JP4753618B2 (ja) * | 2004-05-21 | 2011-08-24 | 三洋電機株式会社 | 表示装置 |
JP4969043B2 (ja) * | 2005-02-10 | 2012-07-04 | シャープ株式会社 | アクティブマトリクス型の表示装置およびその走査側駆動回路 |
US7652649B2 (en) * | 2005-06-15 | 2010-01-26 | Au Optronics Corporation | LCD device with improved optical performance |
CN204719374U (zh) | 2015-05-26 | 2015-10-21 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种阵列基板及显示装置 |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP23291891A patent/JP3135627B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0572995A (ja) | 1993-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5790090A (en) | Active matrix liquid crystal display with reduced drive pulse amplitudes | |
US5940055A (en) | Liquid crystal displays with row-selective transmittance compensation and methods of operation thereof | |
JP4072332B2 (ja) | 液晶表示装置およびその駆動方法 | |
US8217926B2 (en) | Liquid crystal display having compensation circuit for reducing gate delay | |
WO2003107314A2 (en) | Method of driving a shift register, a shift register, a liquid crystal display device having the shift register | |
US7088330B2 (en) | Active matrix substrate, display device and method for driving the display device | |
WO2013143195A1 (zh) | 馈通电压补偿电路、液晶显示装置和馈通电压补偿方法 | |
US6844874B2 (en) | Device for controlling a matrix display cell | |
US5745090A (en) | Wiring structure and driving method for storage capacitors in a thin film transistor liquid crystal display device | |
JPH05224629A (ja) | アクティブマトリクス表示装置の駆動回路 | |
US8581814B2 (en) | Method for driving pixels of a display panel | |
US6091392A (en) | Passive matrix LCD with drive circuits at both ends of the scan electrode applying equal amplitude voltage waveforms simultaneously to each end | |
US20040056832A1 (en) | Driving circuit and voltage generating circuit and display using the same | |
JP3135627B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
US8902147B2 (en) | Gate signal line driving circuit and display device | |
JP4612153B2 (ja) | 平面表示装置 | |
WO2014050719A1 (ja) | 液晶表示装置 | |
US7483022B2 (en) | Active matrix displays and drive control methods | |
JPH06265939A (ja) | 液晶表示装置 | |
US7439946B2 (en) | Liquid crystal display device with controlled positive and negative gray scale voltages | |
US20230154428A1 (en) | Goa circuit and display panel | |
JPH10161084A (ja) | 液晶表示装置およびその駆動方法 | |
JP2004094169A (ja) | コモン回路及びコモン電圧調整方法 | |
JPS61128292A (ja) | 能動マトリクス型表示パネルの駆動装置 | |
US20020126081A1 (en) | Liquid crystal display device and method for driving the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071201 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081201 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201 Year of fee payment: 9 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |