JP4967575B2 - 音声会議装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態の音声会議システムの構成図であり、図2は、音声会議装置1(1A〜1D)の構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態の音声会議システムの音声通信配線を示す構成図である。
なお、本実施形態では、音声会議装置が4台の場合を示すが、この台数に限ることなく、会議室の大きさおよび参加者数等に基づいて設置台数は適宜設定すればよい。
なお、同図においては、マイクに搭載されるフロントエンドのアンプ、マイクが収音したアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するADコンバータ、スピーカに供給するデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するDAコンバータ、およびアナログ音声信号を増幅するアンプの記載を省略し、装置内および装置間で伝達される音声信号は特に記載無き場合、全てデジタル音声信号とする。
ミキシング部11は、ミキサ111L,R、および加算器502からなる。ミキサ111L,Rには、それぞれマイク21から入力された収音音声信号が入力される。また、ミキサ111L,Rには、外部から入力される音声信号がそれぞれ入力される。ここで、ミキサ111Lは、オーディオ入力端子R(In R)から入力された音声信号と収音音声信号をミキシングしてアンプ19Lに出力する。アンプ19Lは、ミキサ111Lから入力された音声信号を所定の増幅率(例えば1.2倍)で増幅してオーディオ出力端子L(Out L)に出力する。ミキサ111Rは、オーディオ入力端子L(IN L)から入力された音声信号と収音音声信号をミキシングしてアンプ19Rに出力する。アンプ19Rは、ミキサ111Rから入力された音声信号を所定の増幅率(例えば1.2倍)で増幅してオーディオ出力端子R(Out R)に出力する。加算器502は、オーディオ入力端子Rから入力された音声信号とオーディオ入力端子Lから入力された音声信号を加算して、これをスピーカ22に入力する。これによりオーディオ入力端子Lから入力される音声信号とオーディオ入力端子Rから入力される音声信号が加算されて放音される。さらに、オーディオ入力端子Lから入力される音声信号は、その装置で収音された収音音声信号が重畳されてオーディオ出力端子Rから出力される。また、オーディオ入力端子Rから入力される音声信号は、その装置で収音された収音音声信号が重畳されてオーディオ出力端子Lから出力される。
図3に示すように、音声会議装置1Aのオーディオ出力端子L(Out L)は、音声会議装置1Bのオーディオ入力端子R(In R)に接続され、音声会議装置1Bのオーディオ出力端子R(Out R)は、音声会議装置1Aのオーディオ入力端子L(In L)に接続されている。以下、同様にして、音声会議装置1Bのオーディオ出力端子Lは、音声会議装置1Cのオーディオ入力端子Rに接続され、音声会議装置1Cのオーディオ出力端子Rは、音声会議装置1Bのオーディオ入力端子Lに接続され、音声会議装置1Cのオーディオ出力端子Lは、音声会議装置1Dのオーディオ入力端子Rに接続され、音声会議装置1Dのオーディオ出力端子Rは、音声会議装置1Cのオーディオ入力端子Lに接続されている。
同図(A)において、音声会議装置1Aの周囲に存在する会議者200Aが発声すると、音声会議装置1Aのマイク21が収音した音声信号SsAは、アンプ19Lで1.2倍に増幅されてオーディオ出力端子Lから出力される。音声会議装置1Aのオーディオ出力端子Lから出力された音声信号(SsA×1.2)は、音声会議装置1Bのオーディオ入力端子Rに入力され、音声会議装置1Bで放音される。
この例の音声会議装置2は、図5に示すように、マイク21、ミキシング部11、アンプ(AMP)19、スピーカ22、およびリミッタ(LIMITTER)23を備えている。
リミッタ23は、所定の閾値以上のレベルを有する音声信号を減衰し、出力音声信号のレベルを閾値以下に保つ。
リミッタ23L,Rには、それぞれオーディオ入力端子L,オーディオ入力端子Rから音声信号が入力される。リミッタ23L,Rは、それぞれオーディオ入力端子L,オーディオ入力端子Rから入力された音声信号のレベルが閾値以上であれば、この音声信号のレベルを閾値に減衰させ、加算器502に出力する。また、リミッタ23Lは、減衰した音声信号をミキサ111Rに出力し、ミキサ23Rは、減衰した音声信号をミキサ111Lに出力する。ミキサ111Lは、リミッタ23Rから入力された音声信号と収音音声信号をミキシングしてアンプ19Lに出力する。アンプ19Lは、ミキサ111Lから入力された音声信号を所定の増幅率(例えば1.2倍)で増幅してオーディオ出力端子L(Out L)に出力する。ミキサ111Rは、リミッタ23Lから入力された音声信号と収音音声信号をミキシングしてアンプ19Rに出力する。アンプ19Rは、ミキサ111Rから入力された音声信号を所定の増幅率(例えば1.2倍)で増幅してオーディオ出力端子R(Out R)に出力する。加算器502は、リミッタ23Lから入力された音声信号とリミッタ23Rから入力された音声信号を加算して、これをスピーカ22に入力する。
同図において、音声会議装置2Aの周囲に存在する会議者200Aが発声すると、音声会議装置2Aのマイク21が収音した音声信号SsAは、アンプ19Lで1.2倍に増幅されてオーディオ出力端子Lから出力される。音声会議装置2Aのオーディオ出力端子Lから出力された音声信号(SsA×1.2)は、音声会議装置2Bのオーディオ入力端子Rに入力され、音声会議装置2Bで放音される。
エコーキャンセラ18は、適応フィルタ181と、加算器182と、を備えている。適応フィルタ181は、FIRフィルタ等のデジタルフィルタを含んでいる。適応フィルタ181は、音響伝達系(スピーカからマイクに至る音響伝搬経路)の伝達関数を推定し、推定した伝達関数を擬似するようにFIRフィルタのフィルタ係数を算出する。適応フィルタ181は、この推定したフィルタ係数でスピーカからマイクへ至る回り込み成分の擬似信号を生成する。この擬似信号を加算器182においてマイク21の収音音声信号から差し引く。したがって、加算器182の出力音声信号は、マイクの収音した音声信号から回り込み成分を除去した信号となる。
11−ミキシング部
19−アンプ
21−マイク
22−スピーカ
Claims (5)
- 第1の音声信号入力端子と、
第2の音声信号入力端子と、
第1の音声信号出力端子と、
第2の音声信号出力端子と、
入力された音声信号を放音する放音部と、
音声を収音し、収音音声信号を生成する収音部と、
前記第1の音声信号入力端子および前記第2の音声信号入力端子から入力された音声信号を加算して前記放音部に入力する入力音声信号加算部と、
前記第1の音声信号入力端子から入力された音声信号と前記収音音声信号とを重畳して前記第2の音声信号出力端子に出力するとともに、前記第2の音声信号入力端子から入力された音声信号と前記収音音声信号とを重畳して前記第1の音声信号出力端子に出力する音声信号重畳部と、
前記第1の音声信号入力端子から入力された音声信号または前記第2の音声信号出力端子に出力する音声信号を第1の増幅率で増幅するとともに、前記第2の音声信号入力端子から入力された音声信号、または前記第1の音声信号出力端子に出力する音声信号を第2の増幅率で増幅する音声信号増幅部と、
を備えた音声会議装置であって、
前記第1の増幅率は、前記第1の音声信号入力端子に接続される他装置で発せられた音の空間減衰を補償する増幅率が設定され、前記第2の増幅率は、前記第2の音声信号入力端子に接続される他装置で発せられた音の空間減衰を補償する増幅率が設定されていることを特徴とする音声会議装置。 - 前記第1および第2の音声信号入力部から入力された音声信号が所定閾値以上の信号レベルを有する場合、該音声信号のレベルを前記所定閾値に減衰させるレベル調整部を備えた請求項1に記載の音声会議装置。
- 前記放音部に入力する音声信号を入力し、前記放音部から前記収音部に至る回帰音声信号の擬似信号を出力する適応フィルタと、前記擬似信号を前記収音音声信号から減算するポストプロセッサと、からなるエコーキャンセラを備えた請求項1、または請求項2に記載の音声会議装置。
- 前記放音部に入力する音声信号の周波数特性を検出し、この周波数特性に基づいてハウリングの発生およびその周波数を検出したとき、当該周波数のレベルを減衰させる減衰処理を行うハウリングキャンセラを備えた請求項1、請求項2、または請求項3に記載の音声会議装置。
- 前記第1および第2の音声信号出力部に出力する音声信号に所定の遅延量を付与する遅延部を備えた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の音声会議装置。
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