JP2007181099A - 放収音装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】相手装置側からの発声音が放音されており、且つ自装置側の話者が発言している状況でも、確実に自装置側の話者からの発声音を検出する
【解決手段】マイクビーム選択回路8は、入力検出Hiデータを検出することで、放音音声があることを検出する。この状況で、マイクビーム選択回路8は、出力検出Hiデータを検出するとサーチモードになり、最も信号強度の高い収音ビーム信号を選択して出力する(S5→S3→S4)。一方、同状況で、マイクビーム選択回路8は、出力検出Lowデータを検出するとホールドモードになり、その時点で選択中の収音ビーム信号を継続して出力する(S5→S6)。ここで、再度、出力検出Hiデータを検出するとサーチモードに復帰して、最も信号強度の高い収音ビーム信号を選択して、出力する(S6→S1→S2→S5→S3→S4)。
【選択図】図1

Description

この発明は、遠隔地間での音声会議等に用い、相手装置側ユーザの発声音を放音するとともに自装置側ユーザの発声音を収音する放収音装置、特に、相手装置側の発声音が放音されている状況でも、収音された音声の中から、自装置側に在席する実際に話を行っているユーザの発声音を選択して出力する放収音装置に関するものである。
遠隔地において音声会議(通信会議)を行うための音声通信システムとして、スピーカとマイクロホンとを一体に備えた放収音装置が多く利用されている。放収音装置は、相手装置側の発声音に基づく入力音声信号を音声変換してスピーカから放音する。また、放収音装置は、自装置側の発声音を収音して出力音声信号を生成して、相手装置側に送信する。この際、放収音装置は、自装置側に複数の話者がいたり、話者が移動するような場合に、収音した音声がいずれの方向から伝搬してきたかを検出する機能を有する。そして、特許文献1の装置は、この話者方向の検出機能を有し、検出した話者方向のマイクロホンに対応するスピーカからの放音量を低減させることで、マイクロホンに回り込んで収音されるスピーカからの回り込み音声量を抑圧している。
特開平11−55784号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、スピーカの音声量が低減されることにより、自装置側のユーザは、相手装置側の発声音を聴き取りにくくなってしまう。
また、相手装置側からの発声音が放音されており、且つ自装置側の話者が発言している状況では、スピーカからの回り込み音声が大きい方向を話者方向に検出してしまい、実際に発言している話者の発声音を確実に検出できないことがある。
したがって、この発明は、相手装置側からの発声音が放音されており、且つ自装置側の話者が発言している状況でも、確実に自装置側の話者からの発声音を検出することを目的とする。
この発明の放収音装置は、マイク装置の収音信号を制御して、それぞれに異なる複数の収音指向性に対応する収音ビーム信号を生成する収音制御手段と、スピーカ装置から放音される入力音声信号の信号強度と回帰音除去手段の出力音声信号の信号強度との組み合わせに基づいて、複数の収音ビーム信号から最も高い信号強度の収音ビーム信号を選択して出力するか、現時点での収音ビーム信号を継続して出力する収音ビーム選択手段と、入力音声信号に基づいて擬似回帰音信号を生成して選択された収音ビーム信号から減算して出力音声信号を得る回帰音除去手段と、を備えたことを特徴としている。
この構成では、スピーカ装置は相手装置側ユーザの発声音、すなわち入力音声信号を放音し、マイク装置は自装置側ユーザの発声音を収音する。この際、回り込み音声はマイク装置で収音される。収音制御手段は、マイク装置で収音した音声から、それぞれ異なる方向に収音指向性を有する収音ビーム信号を生成する。
収音ビーム選択手段は、入力音声信号の信号強度と回帰音除去手段で回り込み音声の影響を除去した出力音声信号の信号強度との組み合わせに基づいて、収音ビーム信号の選択方法を切り替える。例えば、入力音声信号が無いか、信号強度が低い場合において、出力音声信号が有り、信号強度が高い場合と、出力音声信号が無いか信号強度が弱い場合とで、選択方法を切り替える。また、入力音声信号が有り、信号強度が高い場合において、出力音声信号が有り、信号強度が高い場合と、出力信号が無いか信号強度が低い場合とで、選択方法を切り替える。このように、それぞれの状況に応じて収音ビーム信号の選択方法を設定する。そして、最適な収音ビーム信号を選択して出力する。
回帰音除去手段は、収音ビーム選択手段から出力された収音ビーム信号から擬似回帰音信号を減算して出力音声信号を得る。この出力音声信号は、収音ビーム信号に対する回り込み音声の影響を除去したもの、すなわち、収音ビーム信号から入力音声信号に基づく音声成分を除去したものであるので、略純粋に自装置側ユーザの発声音に基づくものであり、この出力音声信号が相手装置に送信される。そして、この出力音声信号の強度情報が収音ビーム選択手段にフィードバックされる。
このような構成とすることで、スピーカから放音される相手装置側からの音声があるかどうかと自装置側ユーザからの発声音があるかどうかに基づいて収音ビーム信号の選択方法が切り替わり、スピーカからの回り込み音声ではない自装置側ユーザからの発声音に対応する収音ビーム信号が適宜選択され、回帰音除去されて送信される。
また、この発明の放収音装置の収音ビーム選択手段は、入力音声信号が第1閾値以上であり、所定の収音ビーム信号を選択して出力している時で、出力音声信号が第2閾値未満となる場合に、収音ビーム信号の新たな選択処理を行わず、当該時点で選択していた収音ビーム信号を継続して出力することを特徴としている。
この構成では、具体的に、既に所定方向にいる自装置側ユーザに対して指向性の軸が向く収音ビーム信号が選択されている状況で、且つ、入力音声信号が強い場合、すなわち回り込み音声量が大きくなる場合に、現在選択中の収音ビーム信号に基づく出力音声信号が弱くなっても、自装置側ユーザが存在する方向に指向性の軸が向く、現在選択中の収音ビーム信号をそのまま継続して出力し続ける。これにより、スピーカからの回り込み音声に影響されることなく、自装置側ユーザの発声音を継続して収音し続けることができる。
また、この発明の放収音装置の収音ビーム選択手段は、所定の収音ビームを継続して出力している時に、出力音声信号が第2閾値以上となることを検出すると継続処理を停止して、複数の収音ビーム信号から最も高い信号強度の収音ビーム信号を選択することを特徴としている。
この構成では、出力音声信号の信号強度が第2閾値以上に強くなった場合、現在選択中の方向を含むいずれかの方向に新たな発声音が出現したと判断し、再度、複数の収音ビーム信号から最も信号強度の強い収音ビーム信号を選択する。これにより、自装置側に複数のユーザがおり、装置に対して異なる方向にいる場合で、発言するユーザが切り替われば、この切り替わり後のユーザの方向に指向性の軸が向く収音ビーム信号が選択される。すなわち、ユーザが切り替わっても、新たなユーザからの発声音を確実に収音して相手装置側へ送信することができる。なお、発言しているユーザが移動する場合についても同様に、新たな音源方向に指向性の軸が向く収音ビーム信号が選択される。
また、この発明の放収音装置は、出力音声信号の低周波数帯域のみを通過させる低域通過フィルタを備え、収音ビーム選択手段が、低周波数成分のみからなる出力音声信号に基づいて、収音ビーム信号の選択を行うことを特徴としている。
この構成では、回帰音除去手段で、高周波数帯域よりも低周波数帯域のほうが確実にノイズ消去されることに基づいて、低周波数成分のみからなる出力音声信号を利用する。このような出力音声信号は、さらに純粋に自装置側ユーザからの発声音によるものとなる。これにより、自装置側ユーザからの発声音の有無がより正確に検出される。
また、この発明の放収音装置は、マイク装置が複数のマイクロホンを所定パターンで配列したマイクアレイからなり、スピーカ装置が複数のスピーカを所定パターンに配列したスピーカアレイからなり、さらに、マイク装置とスピーカ装置とが一体形成されていることを特徴としている。
この構成では、マイク装置とスピーカ装置との具体例として、マイク装置がマイクアレイで構成され、スピーカ装置がスピーカアレイで構成される。
この発明によれば、スピーカ装置から相手装置側ユーザの発声音が放音されている状況であって、自装置側ユーザの発声音量が低くなっても、収音指向性の方向を発声中の自装置側ユーザの方向に保持することで、確実に自装置側ユーザの発声音を収音し続けて送信することができる。さらに、相手装置側ユーザの発声音が放音されている状況であって、自装置側の他のユーザが発言したり、ユーザが移動するなどして音源方向が替わる場合に、この新たな音源方向からの発声音を確実に収音して送信することができる。すなわち、相手装置側からの音声が放音されている状況下であっても、自装置側の各ユーザからの発声音を確実に収音して送信することができる。
本発明の実施形態に係る放収音装置について図を参照して説明する。
図1は、本実施形態の放収音装置の主要部の構成を示すブロック図である。
また、図2は、本実施形態の放収音装置の正面図である。なお、本実施形態では、スピーカ数およびマイクロホン数はそれぞれ8個ずつとしたが、これに限らず、各数量は適宜設定すれば良く、もちろん、スピーカ数とマイクロホン数とは必ずしも一致しなくても良い。
図1に示すように、本実施形態の放収音装置は、入出力I/F1、スピーカ信号処理回路2、D/Aコンバータ31A〜31H、出力アンプ32A〜32H、スピーカ4A〜4H、マイクロホン5A〜5H、入力アンプ61A〜61H、A/Dコンバータ62A〜62H、マイクビーム生成回路7、マイクビーム選択回路8、エコーキャンセラ9、出力レベル検出回路10、入力レベル検出回路11、入出力コネクタ12を備える。
筐体45は、直方体形状からなり、この長辺方向に沿って、スピーカ4A〜4Hとマイクロホン5A〜5Hとが配列設置されて、スピーカアレイとマイクロホンアレイとが形成されている。この際、スピーカ4A〜4Hとマイクロホン5A〜5Hとは、略等間隔で配置され、それぞれ1つずつのスピーカとマイクロホンと(例えば、スピーカ4Aとマイクロホン5A)が、配置面の短辺方向に沿って所定間隔の位置となるように配置されている。また、図1に示した放収音装置の入出力コネクタ12を除く部分は筐体45内に設置され、入出力コネクタ12は、筐体45のいずれかの壁面に形成されている(図示せず)。そして、筐体45は、例えば、長辺方向が水平方向となり、短辺方向が垂直方向となるように設置されている。
入出力コネクタ12は、LAN接続部、アナログオーディオ信号入出力部、ディジタルオーディオ信号入出力部等を備える。遠隔地間での音声通信会議を行う場合には、LAN接続部からネットワークを介して、相手側の放収音装置(相手装置)に接続する。
入出力I/F1は、入出力コネクタ12から入力音声信号を受信して、エコーキャンセラ9を介してスピーカ信号処理回路2に与える。また、入出力I/F1は、入出力コネクタ12を介してエコーキャンセラ9から出力される出力音声信号を送信する。
入力レベル検出回路11は、入出力I/F1からの入力音声信号を監視して、入力検出データをマイクビーム選択回路8に出力する。より具体的には、入力レベル検出回路11は、ピークホールド回路を備え、入力音声信号が、予め設定した第1閾値以上になると、入力音声信号が有ることを示す「Hi」データ(入力検出Hiデータと称する。)を、マイクビーム選択回路8に出力する。一方、入力レベル検出回路11は、入力音声信号が前記第1閾値未満であれば、入力音声信号が無いことを示す「Low」データ(入力検出Lowデータと称する。)を、マイクビーム選択回路8に出力する。
スピーカ信号処理回路2は、制御部(図示せず)からの放音環境設定に基づき、入力音声信号に対してそれぞれに異なる遅延処理および振幅処理を行って、D/Aコンバータ31A〜31Hに与える。ここで、放音環境は、前記スピーカ4A〜4Hの配列と、放収音装置が設置される部屋や、放収音装置と各ユーザとの方位、距離関係等から設定される。D/Aコンバータ31A〜31Hは、入力された遅延・振幅処理済みの入力音声信号をアナログ変換して、それぞれ出力アンプ32A〜32Hに与える。出力アンプ32A〜32Hは、それぞれ音声信号を増幅してスピーカ4A〜4Hに与え、スピーカ4A〜4Hは、与えられた音声信号を音声変換して外部、すなわち、本放収音装置が設置された室内へ放音する。ここで、前述の放音環境設定に基づく遅延処理および振幅処理が行われていることで、スピーカアレイの各スピーカ4A〜4Hからの放音音声は水平方向に対して所定の放音指向性が与えられる。
マイクロホンアレイを構成する各マイクロホン5A〜5Hは、室内にいるユーザが発声した発声音を収音して、それぞれ入力アンプ61A〜61Hに与える。入力アンプ61A〜61Hは、収音信号を増幅して、それぞれA/Dコンバータ62A〜62Hに与え、A/Dコンバータ62A〜62Hは、収音信号をディジタル変換してマイクビーム生成回路7に与える。
マイクビーム生成回路7は、各マイクロホン2A〜2Hで収音した収音信号を遅延和処理等することにより、それぞれに異なる方向を指向性の軸方向とする収音指向性を備える収音ビーム信号MB1〜MB6を生成する。なお、本実施形態では、6本の収音ビーム信号MB1〜MB6を生成する例を示したが、ビーム本数は仕様に応じて適宜設定すればよい。
マイクビーム選択回路8は、収音ビーム信号MB1〜MB6を入力し、入力レベル検出回路11から入力検出データを取得するとともに、後述する出力レベル検出回路10から出力検出データを取得する。
マイクビーム選択回路8は、後述する方法で、入力検出データと出力検出データとの「Hi」、「Low」の関係から選択方法を決定し、収音ビーム信号を適宜選択して、エコーキャンセラ9に出力する。
エコーキャンセラ9は、適応型フィルタ91とポストプロセッサ92とを備える。適応型フィルタ91は、FIRフィルタ等のデジタルフィルタを含んでおり、スピーカアレイからマイクロホンアレイに至る音響伝搬経路の伝達関数を推定して、擬似回帰音信号を生成し、ポストプロセッサ92に与える。ポストプロセッサ92は、マイクビーム選択回路8より出力された収音ビーム信号から擬似回帰音信号を減算することで出力音声信号を生成し、入出力I/F1に出力する。ここで、ポストプロセッサ92から出力された信号は参照信号として適応型フィルタ91にフィードバックされる。そして、このフィードバックされた参照信号を用いて、入力音声信号に基づき適応アルゴリズムを用いることで、擬似回帰音信号が最適化されていく。これにより、スピーカアレイからマイクロホンアレイへの回り込み音声による影響を抑圧することができるので、出力音声信号は、本放収音装置が設置される部屋に在席するユーザからの発声音に略支配される。
出力レベル検出回路10は、レベル検出部101および低域通過フィルタ102を備え、出力音声信号を監視して、出力検出データをマイクビーム選択回路8に出力する。より具体的には、出力レベル検出回路10の低域通過フィルタ102は、出力音声信号の高周波数成分を減衰させて、レベル検出部101に与える。このように高周波数帯域を減衰させることで、エコーキャンセラ9で除去し難い高周波数帯域の回り込み音声成分を除去することができるので、より一層発声音の有無が明確な信号を得ることができる。この信号は、レベル検出部101に入力される。
なお、低域通過フィルタ102は設置してもしなくてもよいが、設置することで、次に示す効果もある。
図3は、周波数毎での指向性幅を示す図であり、実細線が約100Hzの音声信号の指向性幅を示し、破線が約1000Hz(1kHz)の音声信号の指向性幅を示し、実太線が約8000Hz(8kHz)の音声信号の指向性幅を示す。
図3に示すように、低周波数帯域の音声信号ほど、指向性幅が広く、収音時の音量の減衰量変化が小さくなるので、後述する音源方向が切り替わる場合でも、広範囲に亘り、新たな音源方向からの出力音声信号を減衰させることなく、均等に検出することができる。
レベル検出部101は、ピークホールド回路を備え、出力音声信号に基づく参照信号が、予め設定した第2閾値以上となると、出力音声信号が有ることを示す「Hi」データ(出力検出Hiデータと称する。)を、マイクビーム選択回路8に出力する。一方、レベル検出部101は、出力音声信号に基づく参照信号が前記第2閾値未満であれば、出力音声信号が無いことを示す「Low」データ(出力検出Lowデータと称する。)を、マイクビーム選択回路8に出力する。
次に、マイクビーム選択回路8による収音ビーム信号の選択方法について、より具体的に説明する。
図4は、マイクビーム選択回路8に記憶されている収音ビーム信号選択条件表を示す。
マイクビーム選択回路8は、図4に示すように、入力検出データと出力検出データとの組み合わせに応じて、収音ビーム信号の選択方法を予め記憶している。選択方法はサーチモードとホールドモードとからなり、サーチモードは、各収音ビーム信号MB1〜MB6の信号強度を比較して、最も高い信号強度の収音ビーム信号を選択する。また、ホールドモードは、このホールドモードに切り替えられた時点で、既に選択されている収音ビーム信号をそのまま継続して出力し続ける。
(1)入力検出Lowデータと出力検出Lowデータとの組み合わせの場合
これは、入力音声信号も出力音声信号も無いか信号強度が低い場合であり、スピーカ4A〜4Hによる放音が無いか放音量が低く、マイクロホン5A〜5Hによる収音がないか収音量が低い場合に相当し、この場合はサーチモードが実行される。
(2)入力検出Lowデータと出力検出Hiデータとの組み合わせの場合
これは、入力音声信号が無いか信号強度が低く、出力音声信号が有り信号強度が高い場合であり、スピーカ4A〜4Hによる放音が無いか放音量が低く、マイクロホン5A〜5Hによる収音が所定音量以上ある場合に相当し、この場合も、サーチモードが実行される。
(3)入力検出Hiデータと出力検出Lowデータとの組み合わせの場合
これは、入力音声信号が有り信号強度が高く、出力音声信号が無いか信号強度が低い場合であり、スピーカ4A〜4Hによる放音が所定音量以上あり、マイクロホン5A〜5Hによる収音が無いか収音量が低い場合に相当し、この場合は、ホールドモードが実行される。
(4)入力検出Hiデータと出力検出Hiデータとの組み合わせの場合
これは、入力音声信号と出力音声信号とがともに有り信号強度が高い場合であり、スピーカ4A〜4Hによる放音と、マイクロホン5A〜5Hによる収音とがそれぞれ所定音量以上ある場合に相当し、この場合は、サーチモードが実行される。
次に、各種状況におけるマイクビーム選択回路8の処理を図5に示すフローチャートと図6に示す説明図を用いて説明する。
図5は、マイクビーム選択回路8の選択処理を示すフローチャートを示す。
図6は、収音ビーム信号の選択状態を示す説明図である。図6において、501,502は自装置側の放収音装置の筐体45正面方向に在席するユーザ(話者)でり、511はユーザ501の発声音、512はユーザ502の発声音、MB1はユーザ501方向を指向性軸とする収音ビーム、MB2はユーザ502方向を指向性軸とする収音ビーム、700は放音音声を示す。
図6(A)は、放音音声がなく、ユーザ501が発言している状況を示し、(B)は、放音音声がなく、ユーザ502が発言している状況を示す。また、図6(C)は放音音声があり、ユーザ501が発言している状況を示し、(D)は放音音声があり、ユーザ501が低音量で発言している状況を示し、(E)は放音音声があり、ユーザ502が割り込んで発言している状況を示す。
マイクビーム選択回路8は、所定期間毎、例えばサンプリングタイミング毎に、入力検出データと出力検出データとを取得する(S1)。ここで、入力検出Lowデータを検出すると、サーチモードを実行する。すなわち、マイクビーム選択回路8は、収音ビーム信号MB1〜MB6の信号強度を比較して、最も高い信号強度の収音ビーム信号を選択して出力する(S2→S3→S4)。例えば、図6(A)に示すように、相手装置側ユーザからの発言がなく、放音音声がない状況で、ユーザ501が発声音511を発声すると、この発声音511に対応する収音ビームMB1の信号強度が、他の収音ビームよりも高くなる。マイクビーム選択回路8は、各収音ビーム信号MB1〜MB6を取得し、最も信号強度の高い収音ビーム信号MB1を選択してエコーキャンセラ9に出力する。そして、図6(B)に示すように、ユーザ501の発言が終わり、替わってユーザ502が発声音512を発声すると、この発声音512に対応する収音ビームMB2の信号強度が、他の収音ビームよりも高くなる。マイクビーム選択回路8は、各収音ビーム信号MB1〜MB6を取得し、最も信号強度の高い収音ビーム信号MB2を選択してエコーキャンセラ9に出力する。なお、このような放音音声がない場合で、且つ収音音声がない場合でも、マイクビーム選択回路8は、所定期間毎、例えばサンプリングタイミング毎にサーチモードを実行する。
スピーカアレイからの放音があると、マイクビーム選択回路8が入力検出Hiデータを検出する。そして、自装置側のユーザによる発言があり、出力検出Hiデータを検出すると、マイクビーム選択回路8はサーチモードを実行し、前述の入力検出Lowデータを検出した場合と同様に、最も高い信号強度の収音ビーム信号を選択して出力する(S2→S5→S3→S4)。例えば、図6(C)に示すように、放音音声700がある状況で、ユーザ501が発声音511を発声する場合、エコーキャンセラ9により放音音声700による回り込み成分が除去されるので、出力音声信号は、主に発声音511に基づく成分により構成される。出力レベル検出回路10は、この出力音声信号に基づく信号が第2閾値以上であると検出すると、出力検出Hiデータをマイクビーム選択回路8に出力する。マイクビーム選択回路8は、各収音ビーム信号MB1〜MB6を取得し、ユーザ501方向を指向性の軸方向とする、最も信号強度の高い収音ビーム信号MB1を選択してエコーキャンセラ9に出力する。
一方、スピーカアレイからの放音があり、自装置側のユーザの発声音量が小さくなる、すなわち、主に相手装置側のユーザが発言している場合、マイクビーム選択回路8は、出力検出Lowデータを検出して、ホールドモードを実行する。すなわち、マイクビーム選択回路8は、その時点で既に選択している収音ビーム信号MBを引き続き出力する(S5→S6)。例えば、図6(C)から図6(D)に移行するように、放音音声700が有る状況で、自装置側ユーザ501の発生量が小さく変化する場合、発声音521が第2閾値未満となる。そして、出力レベル検出回路10は、出力検出Lowデータを検出して、マイクビーム選択回路8に出力する。マイクビーム選択回路8は、現状で選択している収音ビーム信号MB1を継続して、エコーキャンセル部9に出力する。
このような処理を行うことにより、自装置側ユーザの発生量が小さくて、放音音声700が大きいような場合に、サーチモードを行って放音音声700の影響が強い収音ビーム信号を選択してしまう、すなわち、自装置側ユーザの位置に全く無関係な方向に収音指向性を高めてしまうという問題が発生することを防止できる。これにより、自装置側ユーザの発言音量が放音音声音量よりも小さくても、自装置側ユーザの発声音を確実に収音することができる。そして、このような処理を行うことにより、この後、再度自装置側の同じユーザが発言した場合に、即座に最適な収音指向性による収音を行うことができる。
次に、スピーカアレイからの放音があり、自装置側のユーザの発声音量が小さい状況から、自装置側の別のユーザが割り込んで所定音量以上で発言する場合、出力検出Hiデータを検出される。マイクビーム選択回路8は、出力検出データがLowからHiに移行したことにより、ホールドモードを停止してサーチモードを実行する。これにより、マイクビーム選択回路8は、最も高い信号強度の収音ビーム信号を選択して出力する(S6→S1→S2→S5→S3→S4)。例えば、図6(D)から図6(E)に移行するように、放音音声700が有る状況で、自装置側ユーザ501の発生量が小さい状況からユーザ502が割り込んで発言する場合、発声音512が第2閾値以上となり、出力レベル検出回路10は、出力検出Hiデータを検出してマイクビーム選択回路8に出力する。マイクビーム選択回路8は、各収音ビーム信号MB1〜MB6を取得し、最も信号強度の高い収音ビーム信号MB2を選択してエコーキャンセラ9に出力する。
このような処理を行うことにより、発言を行う自装置側ユーザが切り替わっても、新たに発言を行っているユーザ方向へ指向性の軸方向を有する収音ビーム信号を選択することができるので、切り替わりにより、新たなユーザからの発言を効率的に収音することができないという問題を防止することができる。
以上のように、本実施形態の放収音装置を用いることで、放音状況に影響されることなく、自装置側ユーザからの発言を確実に収音することができ、さらに、ユーザが切り替わっても、即座に新たなユーザ方向に指向性の軸方向を設定して、効果的に収音することができる。
なお、本実施形態では、2人のユーザが自装置前に在席して移動せずに発言する場合を示したが、ユーザすなわち音源が移動するような場合でも前述の構成を適用することができる。
また、本実施形態では、複数のスピーカを配列したスピーカアレイを例に示したが、単一のスピーカ装置を用いても前述の構成を適用することができる。
本発明の放収音装置の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の放収音装置の正面図である。 周波数毎での指向性幅を示す図である。 マイクビーム選択回路8に記憶されている収音ビーム信号選択条件表である。 マイクビーム選択回路の選択処理を示すフローチャートである。 収音ビーム信号の選択状態を示す説明図である。
符号の説明
1−入出力I/F、2−スピーカ信号処理回路、31A〜31H−D/Aコンバータ、32A〜32H−出力アンプ、4A〜4H−スピーカ、5A〜5H−マイクロホン、61A〜61H−入力アンプ、62A〜62H−A/Dコンバータ、7−マイクビーム生成回路、8−マイクビーム選択回路、9−エコーキャンセラ、91−適応型フィルタ、92−ポストプロセッサ、10−出力レベル検出回路、101−レベル検出部、102−低域通過フィルタ、11−入力レベル検出回路、12−入出力コネクタ、
501,502−ユーザ、511,512−発声音、700−放音音声

Claims (5)

  1. マイク装置の収音信号を制御して、それぞれに異なる複数の収音指向性に対応する収音ビーム信号を生成する収音制御手段と、
    スピーカ装置から放音される入力音声信号の信号強度と、回帰音除去手段の出力音声信号の信号強度との組み合わせに基づいて、前記複数の収音ビーム信号から最も高い信号強度の収音ビーム信号を選択して出力するか、現時点での収音ビーム信号を継続して出力する収音ビーム選択手段と、
    前記入力音声信号に基づいて擬似回帰音信号を生成し、前記選択された収音ビーム信号から減算して出力音声信号を得る回帰音除去手段と、
    を備えたことを特徴とする放収音装置。
  2. 前記収音ビーム選択手段は、前記入力音声信号が第1閾値以上であり、且つ所定の収音ビーム信号を選択して出力している時で、前記出力音声信号が第2閾値未満となる場合に、収音ビーム信号の新たな選択処理を行わず、当該時点で選択していた収音ビーム信号を継続して出力する請求項1に記載の放収音装置。
  3. 前記収音ビーム選択手段は、前記所定の収音ビームを継続して出力している時に、前記出力音声信号が前記第2閾値以上となることを検出すると継続処理を停止して、前記複数の収音ビーム信号から最も高い信号強度の収音ビーム信号を選択する請求項2に記載の放収音装置。
  4. 前記出力音声信号の低周波数帯域のみを通過させる低域通過フィルタを備え、
    前記収音ビーム選択手段は、低周波数成分のみからなる出力音声信号に基づいて、収音ビーム信号の選択を行う請求項1〜請求項3のいずれかに記載の放収音装置。
  5. 前記マイク装置は、複数のマイクロホンを所定パターンで配列したマイクアレイからなり、前記スピーカ装置は、複数のスピーカを所定パターンに配列したスピーカアレイからなり、さらに、前記マイク装置と前記スピーカ装置とが一体形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の放収音装置。
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