JP4966177B2 - 人体検出システム - Google Patents

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Description

本発明は、人体を検出する人体検出システムに関するものである。
従来から、画像処理による人体検出と他の人体検出手段とを併用して人体を検出する人体検出システムが提供され、例えば防犯用途に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この種の人体検出システムは、画像処理のみによって人体検出を行う場合に比べ、他の人体検出手段の出力との論理和を用いる場合には検出漏れを低減することができ、他の人体検出手段の出力との論理積を用いる場合には誤検出を低減することができる。
特開2006−333144号公報
上記のように画像処理による人体検出と他の人体検出手段とを併用する人体検出システムでは、画像処理のために撮像される範囲は、人体検出手段による人体検出の対象となる検出範囲よりも広いことが多い。そして、画像処理に用いられる画像において、人体検出の対象とする監視領域から、検出範囲に重ならない領域を外したい場合には、手動操作による設定作業が必要であり、煩わしかった。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、画像処理による人体検出の対象となる監視領域を設定する手間を省くことができる人体検出システムを提供することにある。
請求項1の発明は、センサ装置とセンサカメラとを備え、センサ装置は、所定の検出範囲内の人体を検出する人体検出部と、人体検出部によって人体が検出されたときに所定の検出信号をセンサカメラへ送信する送信部とを有し、センサカメラは、センサ装置から送信された検出信号を受信する受信部と、前記検出範囲を含む所定の撮像範囲を撮像する撮像部と、撮像部によって撮像された画像中の所定の監視領域に人体が存在するか否かを判定する画像判定部と、受信部に受信された検出信号と画像判定部による判定とに基いて、人体が存在するか否かを判定する総合判定部とを有し、センサ装置は、検出範囲の情報を示す標識を外観に有し、センサカメラの撮像部の撮像範囲内に配置されており、センサカメラの画像判定部は、撮像部によって撮像された画像からセンサ装置の標識を抽出し、抽出された標識に基いて、撮像部に撮像された画像におけるセンサ装置の検出範囲の領域を推定するとともに、推定された検出範囲の領域を含むように監視領域を決定する監視領域決定動作を行うことを特徴とする。
この発明によれば、センサカメラの画像判定部の監視領域決定動作により、監視領域が自動的に決定されるから、監視領域を設定する手間を省くことができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、センサカメラは、撮像部によって撮像された画像を不可逆圧縮して外部の表示装置へ出力する画像変換部を有し、画像判定部は、画像変換部による不可逆圧縮が施される前の画像を用いることを特徴とする。
この発明によれば、不可逆圧縮が施された画像を画像判定部が用いる場合に比べ、画像判定部による判定の精度が向上する可能性がある。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、センサ装置の形状が監視領域決定動作における標識として用いられることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、センサ装置は、それぞれ電気的光源からなる少なくとも1個の発光部と、各発光部をそれぞれ点灯させる点灯部とを有し、画像判定部は、各発光部の光の色を監視領域決定動作における標識として用いることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、センサ装置は、それぞれ電気的光源からなる複数個の発光部と、各発光部をそれぞれ点灯させる点灯部とを有し、画像判定部は、発光部の配置を監視領域決定動作における標識として用いることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において、センサ装置は、それぞれ電気的光源からなる複数個の発光部と、各発光部を所定のパターンでそれぞれ点灯させる点灯部とを有し、画像判定部は、発光部の点灯のパターンを監視領域決定動作における標識として用いることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4〜6のいずれかの発明において、点灯部は、送信部によって検出信号が送信された後に所定の表示時間が経過するまでの期間にのみ各発光部をそれぞれ点灯させるものであって、画像判定部は、検出信号が受信部に受信されたときに、監視領域決定動作を開始することを特徴とする。
この発明によれば、発光部を常に点灯させる場合に比べて消費電力が低減され、また、撮像範囲内にセンサ装置が複数個存在する場合にも、画像判定部は、検出信号を送信したセンサ装置の標識を正しく認識することができる。
請求項8の発明は、請求項1〜6のいずれかの発明において、センサカメラは、監視領域決定動作の開始の指示を受け付ける範囲決定指示部を有し、画像判定部は、監視領域決定動作の開始の指示が範囲決定指示部において受け付けられたときに、監視領域決定動作を開始することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明において、センサカメラは、動作モードを受信待機モードと画像待機モードとの一方に切り替える指示を受け付ける動作モード指示部を備え、受信待機モードでは、受信部は常に動作し、画像判定部は検出信号が受信部に受信されてから所定の判定時間が経過するまでの間にのみ動作し、総合判定部は画像判定部によって人体が存在すると判定されたときに人体が存在すると判定するものであって、画像待機モードでは、画像判定部は常に動作し、受信部は画像判定部によって監視領域に人体が存在すると判定されてから所定の受信時間が経過するまでの間にのみ動作し、総合判定部は受信部に検出信号が受信されたときに人体が存在すると判定するものであることを特徴とする。
この発明によれば、受信待機モードと画像待機モードとのいずれでも、総合判定部は画像判定部とセンサ装置2との論理積によって人体を検出していることになるから、画像判定部とセンサ装置との一方のみを用いる場合に比べて誤検出が低減される。また、通常は画像判定部と受信部との一方が停止させられるので、画像判定部と受信部との両方を常に動作させる場合に比べて消費電力が低減される。さらに、画像判定部よりもセンサ装置のほうが人体を検出しやすい状況に適した受信待機モードと、センサ装置よりも画像判定部のほうが人体を検出しやすい状況に適した画像待機モードとの切換が可能となる。
請求項1の発明によれば、センサ装置は、検出範囲の情報を示す標識を外観に有し、センサカメラの撮像部の撮像範囲内に配置されており、センサカメラの画像判定部は、撮像部によって撮像された画像からセンサ装置の標識を抽出し、抽出された標識に基いて、撮像部に撮像された画像におけるセンサ装置の検出範囲の領域を推定するとともに、推定された検出範囲の領域を含むように監視領域を決定する監視領域決定動作を行うので、センサカメラの画像判定部の監視領域決定動作により、監視領域が自動的に決定されるから、監視領域を設定する手間を省くことができる。
請求項2の発明によれば、センサカメラは、撮像部によって撮像された画像を不可逆圧縮して外部の表示装置へ出力する画像変換部を有し、画像判定部は、画像変換部による不可逆圧縮が施される前の画像を用いるので、不可逆圧縮が施された画像を画像判定部が用いる場合に比べ、画像判定部による判定の精度が向上する可能性がある。
請求項7の発明によれば、点灯部は、送信部によって検出信号が送信された後に所定の表示時間が経過するまでの期間にのみ各発光部をそれぞれ点灯させるものであって、画像判定部は、検出信号が受信部に受信されたときに、監視領域決定動作を開始するので、発光部を常に点灯させる場合に比べて消費電力が低減され、また、撮像範囲内にセンサ装置が複数個存在する場合にも、画像判定部は、検出信号を送信したセンサ装置の標識を正しく認識することができる。
請求項9の発明によれば、センサカメラは、動作モードを受信待機モードと画像待機モードとの一方に切り替える指示を受け付ける動作モード指示部を備え、受信待機モードでは、受信部は常に動作し、画像判定部は検出信号が受信部に受信されてから所定の判定時間が経過するまでの間にのみ動作し、総合判定部は画像判定部によって人体が存在すると判定されたときに人体が存在すると判定するものであって、画像待機モードでは、画像判定部は常に動作し、受信部は画像判定部によって監視領域に人体が存在すると判定されてから所定の受信時間が経過するまでの間にのみ動作し、総合判定部は受信部に検出信号が受信されたときに人体が存在すると判定するものであるので、受信待機モードと画像待機モードとのいずれでも、総合判定部は画像判定部とセンサ装置2との論理積によって人体を検出していることになるから、画像判定部とセンサ装置との一方のみを用いる場合に比べて誤検出が低減される。また、通常は画像判定部と受信部との一方が停止させられるので、画像判定部と受信部との両方を常に動作させる場合に比べて消費電力が低減される。さらに、画像判定部よりもセンサ装置のほうが人体を検出しやすい状況に適した受信待機モードと、センサ装置よりも画像判定部のほうが人体を検出しやすい状況に適した画像待機モードとの切換が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、図1に示すように、画像処理による人体検出を行うセンサカメラ1と、センサカメラ1における画像処理とは独立した人体検出を行うセンサ装置2とを備える。
具体的に説明すると、センサ装置2は、所定の検出範囲SZ(図3参照)内の人体を検出する人体検出部21と、センサカメラ1との通信のための通信部22と、通信部22を制御する制御部23とを備え、例えば図2に示すように地面に設置されたり支柱に固定される。人体検出部21は検出範囲SZに人体が検出されたときに所定のトリガを制御部23に入力するものである。人体検出部21としては、具体的には例えば、検出範囲SZから入射した熱線の量に基いて人体を検出する周知の熱線センサや、超音波やマイクロ波を検出範囲SZへ照射するとともに検出範囲SZで反射されて受信された超音波やマイクロ波の周波数や強度に基いて人体を検出する周知の超音波センサやマイクロ波センサを用いることができる。制御部23は、人体検出部21から上記のトリガが入力されたときに、人体が検出されたことを示す検出信号を生成し、通信部22を制御して検出信号をセンサカメラ1へ送信させる。つまり、通信部22が請求項における送信部である。
また、センサカメラ1は、前記検出範囲SZを含む所定の撮像範囲CZを撮像する撮像部11と、撮像部11によって撮像された画像中の所定の監視領域WZに人体が存在するか否かを判定する画像判定部12と、センサ装置2との通信のためのセンサ通信部13と、画像判定部12による判定とセンサ通信部13に受信された検出信号とに基いて人体が存在するか否かを最終的に判定する総合判定部としての制御部14とを備える。
センサカメラ1の各部について詳しく説明すると、撮像部11は、レンズ(図示せず)と、レンズによって投影された像を電気信号に変換して所定の撮像時間(例えば200ミリ秒)おきに定期的に出力する撮像素子(図示せず)と、撮像素子の出力をYUV信号に変換して出力するA/Dコンバータ(図示せず)とを備える。撮像素子としては、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサを用いることができる。
画像判定部12は、撮像部11によって撮像された画像に例えば移動体の抽出やエッジの検出などの適宜の画像処理を施す周知の人体検出により、監視領域WZに人体が存在するか否かを判定する。このような画像判定部12は周知技術で実現可能であるので、詳細な説明は省略する。
センサカメラ1のセンサ通信部13とセンサ装置2の通信部22とは、信号線を介して互いに接続されて有線で通信を行うものであってもよいし、電波や赤外光を媒体として無線で通信を行うものであってもよく、いずれの場合にも周知技術で実現可能であるので詳細な説明は省略する。
さらに、センサカメラ1は、例えば放電灯のような光源やブザーのような音源を有し、制御部14によって人体が存在すると判定された(人体が検出された)ときに制御部14によって制御され光源の点灯や音源の鳴動による威嚇を行う威嚇部15を備える。また、センサカメラ1はインターホンシステムに接続して用いられるものであり、信号線(図示せず)を介してインターホンシステムの親機(図示せず)に接続される伝送部16と、撮像部11が出力した画像を間引きや平均化などの適宜の不可逆圧縮により親機での表示に適した画像に変換し伝送部16を介して親機(請求項における「外部の表示装置」)へ送信する画像変換部17とを備える。
ここで、画像判定部12が用いる画像は、画像変換部17による不可逆圧縮を経ていない画像となっている。これにより、画像変換部17によって不可逆圧縮された画像を画像判定部12が用いる場合に比べ、画像判定部12が用いる画像の画質が高くなるから、画像判定部12において画像の細かい変化が反映されるような人体検出方法を用いている場合には画像判定部12による人体検出(判定)がより正確となる。例えば、画像から抽出された移動体のエッジの方向の分布に基いてその移動体が人体か否かを判断するといった人体検出方法の場合、上記のように画質が高いほうが人体検出の精度が向上する。
また、画像判定部12が人体検出(判定)の対象とする監視領域WZは、図3に示すように、撮像部11によって撮像された画像の全体ではなく一部となっている。これにより、画像全体が人体検出に用いられる場合に比べ、画像判定部12にかかる負荷が軽減され、また、誤検出の低減が可能となっている。
本実施形態は、センサ装置2がセンサカメラ1の撮像範囲CZ内に配置されており、センサ装置2は検出範囲SZの情報を示す標識を外観に有して、センサカメラ1の画像判定部12が、撮像部11から入力された画像中のセンサ装置2の標識を認識して自動的に監視領域WZを決定する監視領域決定動作を行うことを特徴としている。
標識としては、例えばセンサ装置2の形状を用いることができる。具体的に説明すると、センサ装置2は例えば熱線センサのように所定の方向に検出範囲SZを生じさせるものであって、図4に示すように、検出範囲SZに向けられる側(図4における右側。以下、「前側」と呼ぶ。)に一面を向けて上下方向に一面ずつを向けた直方体形状から後端の上下の角がそれぞれ落とされた五角柱形状となっており、検出範囲SZに向けられる前面(図4における右面)に対し水平方向に隣接する両側面がそれぞれ五角形状となっている。センサカメラ1の画像判定部12は、上記のようなセンサ装置2の外形を例えばパターンマッチングのような周知の技術で認識することにより、センサ装置2の向きを検出する。つまり、画像判定部12は、センサ装置2の形状の標準パターンとセンサ装置2の向きとの対応関係を示すデータテーブルを保持しており、監視領域決定動作では、パターンマッチングにおいて画像中に検出された標準パターンの向きと上記のデータテーブルとに基いて、センサ装置2の向きを検出する。
また、センサ装置2は、それぞれ電気的光源からなり標識を構成する複数個の発光部24a〜24cと、各発光部24a〜24cに対してそれぞれ電力を供給して点灯させる点灯部(図示せず)とからなる標識部24を備える。発光部24a〜24cとしては例えば発光ダイオードを用いることができる。図4の例では3個の発光部24a〜24cを前後方向に直線状に並べているが、発光部24a〜24cの配置はこれに限られず、例えば図5に示すように後端の発光部24aを3個とし中央の発光部24bを2個として全体として三角形状の配置としてもよい。また、発光部24a〜24cの光の色は全て共通でもよいし、それぞれ異なっていてもよく、異ならせる場合には、例えば前端の発光部24aの光の色を赤とし他の発光部24b,24cの光の色を緑とすることで、発光部24a〜24cの光の色によりセンサ装置2の向きを示すことができる。
標識部24(すなわち上記の点灯部)はセンサ装置2の制御部23によって制御される。制御部23は、通信部22を制御して検出信号をセンサカメラ1へ送信させた後、所定の表示時間にわたり、検出範囲SZに関する情報が発光部24a〜24cの点灯のパターンによって示されるように標識部24を制御する。具体的には例えば図6に示すように、後端の発光部24aのみを1秒間点灯させた後、後端の発光部24aを消灯させて中央の発光部24bのみを1秒間点灯させ、次に中央の発光部24bを消灯させて前端の発光部24cを1秒間点灯させるといったように、後側から前側へ順に発光部24a〜24cを点灯させることで、センサ装置2の向きを示すことができる。又は、センサ装置2には予めセンサ装置2毎に固有の番号であるIDを割り当てて検出信号にはIDの情報が含まれるようにするとともに、図7に示すように、検出信号の送信後、自らに割り当てられたIDの秒数だけ全ての発光部24a〜24cの消灯を維持した後で、所定時間にわたって全ての発光部24a〜24cを点滅させるようにしてもよい。このように、検出信号と標識とでそれぞれIDの情報が示されるようにすれば、センサ装置2が撮像範囲CZ内に複数個存在する状態であっても、センサカメラ1において検出信号と標識との対応関係を正確に認識可能となる。
ここで、人体検出手段21となる熱線センサには、それぞれ熱線センサから見て左右方向に薄い検出範囲が間に隙間を空けて左右方向に並べて複数個形成され、全体として櫛歯状の検出範囲を有するものがあり、この種の熱線センサは検出範囲を左右方向に横切る人体を検出しやすい。従って、廊下など人体の進行方向が決まっているような場所であれば、進行方向に対して交差する方向に検出範囲を向けて設置することが望ましい。また、センサカメラ1においては、撮像部11の画像を他の装置で表示や認証に用いるために出力する場合などで、撮像部11の画像に人の顔が映るようにしたい場合、上記のような場所では進行方向の逆向きに撮像範囲CZを向けて設置することが望ましい。従って、上記のような場合には、センサ装置2の側面がセンサカメラ1に向けられることになるから、図4や図5のようにセンサ装置2の側面に発光部24a〜24cを設けることが望ましい。
センサカメラ1において、制御部14は、通常は消費電力を抑えるために画像判定部12には人体検出を行わせておらず、センサ通信部13に検出信号が受信されると、画像判定部12を制御し、まず監視領域決定動作を開始させる。画像判定部12は、撮像部11から入力された画像においてセンサ装置2の形状や発光部24a〜24cの光の色などの標識を認識し、認識された標識から該標識が示す情報を得る。また、画像判定部12は、標識の画面上での大きさ(センサ装置2とされる領域の面積や発光部24a〜24cの間隔など)に基いてセンサ装置2との距離を演算する。さらに、画像判定部12は、上記演算によって得られた距離と、認識された標識から得られた情報とに基いて、画像中でのセンサ装置2の検出範囲SZの領域を推定して、推定された検出範囲SZの領域を含むように監視領域WZを決定する。監視領域WZの形状は、例えば長方形状である。
ここで、センサ装置2の標識によって示されうる情報は、センサ装置2の向きや、検出範囲SZの形状及び大きさや、センサ装置2の識別情報などである。識別情報とは、例えば上記のIDのように、対応する情報が検出信号でも示されるものであり、監視領域決定動作を開始させた検出信号と標識との対応関係を示すものである。画像判定部12が検出範囲SZの形状及び大きさなどの情報を標識から得る方法としては、例えば、標識と情報との対応関係を示すデータテーブルを予め画像判定部12が保持しておいてそれを用いるという方法が考えられる。
また、センサ装置2において標識となり得るのは、センサ装置2自体の形状や、発光部24a〜24cの配置や、発光部24a〜24cの光の色や、発光部24a〜24cの点灯のパターンなどであるが、これら複数種類の標識で示される情報は互いに共通でもよいし、それぞれ異なっていてもよい。
上記標識のうち複数種類の標識で互いに共通の情報を示す場合には、さらに、センサカメラ1の画像判定部12の動作として、共通の情報を示す複数種類の標識のうちいずれか1種類でも認識されれば認識された標識を監視領域決定動作に用いるという動作(以下、「論理和動作」と呼ぶ。)と、共通の情報を示す複数種類の標識が全て認識されたときにしかそれらの標識を用いた監視領域決定動作を行なわないという動作(以下、「論理積動作」と呼ぶ。)との2通りが考えられる。論理和動作の場合、例えば、共通の情報を示す複数種類の標識の間で予め優先順位を予め定めておいて、共通の情報を示すべき標識が複数種類認識された場合には、仮に各標識が示す情報が互いに食い違っていたとしても、認識された標識のうち優先順位が最も高い標識が示す情報を採用するようにする。論理和動作を採用すれば、発光部24a〜24cのいずれかが正常に点灯しない場合や、センサ装置2の一部が障害物の陰に隠れて外形が正しく認識できない場合などにも、他の標識を用いて検出範囲SZの領域を正確に推定できる可能性がある。これに対し、論理積動作を採用すれば、センサカメラ1の画像判定部12が監視領域決定動作時に、ネオンサインや照明など、センサ装置2の標識ではないものを誤って標識として認識することを防ぐことができる。
また、上記標識のうち複数種類の標識で互いに異なる情報を示す場合には、まず1種類の標識(例えば形状)によってセンサ装置2の向きを認識した上で、認識されたセンサ装置2の向きを基準として他の標識(例えば発光部24a〜24cの配置や点灯のパターン)を認識するといった動作が可能である。この場合にも、複数種類の標識が全て認識されたときにしか監視領域決定動作を行なわないようにすることで、上記の論理積動作と同様に、センサカメラ1の画像判定部12が監視領域決定動作時にセンサ装置2の標識でないものを誤って標識として認識することを防ぐことができる。
そして、監視領域WZが決定されると、次に、画像判定部12は、決定された監視領域WZを用いた人体検出を、所定の判定時間にわたって行う。この判定時間中に画像判定部12によって人体の存在が判定されると、制御部14は、人体を検出し、威嚇部16を制御して光源の点灯や音源の鳴動による威嚇を行わせる。つまり、制御部14は、センサ装置2による人体検出と画像判定部12による人体検出との論理積により、人体を検出する。従って、センサ装置2と画像判定部12との一方のみによって人体を検出する場合に比べ、人体以外のものが誤って検出される誤検出が低減される。
上記構成によれば、センサカメラ1の画像判定部12において認識された標識に基いて監視領域WZが自動的に決定されるから、監視領域WZを設定する手間を省くことができる。
なお、上記のように検出信号がセンサ通信部13に受信されたときに監視領域WZが決定されるようにする代わりに、例えば押釦やタッチパネルを有して操作入力を受け付ける入力部(図示せず)をセンサカメラ1に設け、入力部においてセンサ装置2の登録(すなわち監視領域WZの決定)を指示する操作入力がされたときに、制御部14が画像判定部12を制御して監視領域決定動作を開始させるようにしてもよい。つまり、入力部が請求項における範囲決定指示部となる。この場合、センサカメラ1のセンサ通信部13からセンサ装置2の通信部22へ、標識部24のオンオフ制御を要求する信号を送信可能とし、センサ装置2の制御部23が通信部22に受信された信号に応じて標識部24をオンオフ制御するようにすれば、標識部24を常に動作させる場合のような無駄な電力消費や、標識部24を手動操作でオンオフする場合のような手間が低減される。さらに、センサ装置2の標識以外のものが誤って標識として認識されることを避けるために、監視領域決定動作中に、センサカメラ1のセンサ通信部13に対してセンサ装置2の通信部22が標識部24の動作内容を示す通知信号を送信するとともに、センサカメラ1の画像判定部12では、認識された標識のうち、センサ通信部13に受信された通知信号に示された内容と食い違うものを監視領域決定動作に用いないようにしてもよい。さらに、標識部24をセンサ装置2の他の部位に対して周知のコネクタを介して着脱自在としてもよく、この場合には、監視領域決定動作の終了後には標識部24を取り外し、複数個のセンサ装置2で標識部24を共用とすれば、複数個のセンサ装置2を用いる施設全体として設備コストの低減が可能となる。
さらに、センサカメラ1の制御部14が、入力部への操作入力に応じて、センサカメラ1の動作モードを、受信待機モードと画像待機モードとのいずれかに択一的に切換可能としてもよい。この場合、入力部が請求項における動作モード指示部となる。
具体的に説明すると、動作モードが受信待機モードである期間には、制御部14は、センサ通信部13を常時動作させる一方で通常は画像判定部12を動作させず、センサ装置2からの検出信号がセンサ通信部13に受信された後の所定の判定時間の間のみ画像判定部12に人体検出の動作を行わせ、この判定時間の間に画像判定部12によって人体が存在すると判定されたときに人体を検出する。
受信待機モードは、画像判定部12による人体検出よりもセンサ装置2による人体検出が発生しやすい場合に適する。具体的には例えば、センサ装置2が可視光を用いない熱線センサや超音波センサなどであって監視領域WZが暗い場合には、受信待機モードが適している。
また、動作モードが画像待機モードである期間には、制御部14は、上記とは逆に、画像判定部12には人体の検出を常時行わせる一方で通常はセンサ通信部13を停止させており、画像判定部12によって人体が存在すると判定されて(つまり人体が検出されて)から所定の受信時間が経過するまでの期間のみセンサ通信部13に検出信号を受け付けさせ、上記期間内にセンサ通信部13に検出信号が受信されたときに人体を検出する。
画像待機モードは、画像判定部12による人体検出がセンサ装置2による人体検出よりも発生しやすい場合に適する。具体的には例えば、センサ装置2が熱線センサである場合、真夏のように気温と体温との差が小さいときや、真冬のように人体の皮膚の露出が少ないときには、いずれも人体が検出されにくいが、このようなときであって監視領域WZが十分に明るいときには画像待機モードが適している。
受信待機モードと画像待機モードとのいずれでも、制御部14は画像判定部12による人体検出とセンサ装置2による人体検出との論理積によって人体を検出していることになるから、画像判定部12とセンサ装置2との一方のみを用いる場合に比べて誤検出が低減される。また、通常は画像判定部12とセンサ通信部13との一方が動作しないので、画像判定部12とセンサ通信部13との両方を常に動作させる場合に比べて消費電力が低減される。
さらに、周囲の明るさを検出する周知の明るさセンサ(図示せず)を設け、制御部14が、明るさセンサによって検出された明るさを所定の切換閾値と比較して、明るさが切換閾値以上であれば動作モードを画像待機モードとし、明るさが切換閾値未満であれば動作モードを受信待機モードとするといったように、動作モードを自動的に切り換えるようにしてもよい。
また、監視領域動作の開始の指示や動作モードの切り換えの指示が伝送部16において受け付けられるようにしてもよい。この構成を採用すれば、例えば伝送部16に接続された親機への操作入力により、上記の指示が可能となる。この場合、伝送部16が請求項における範囲決定指示部や動作モード指示部となる。
本発明の実施形態を示すブロック図である。 同上の使用形態の一例を示す説明図である。 同上のセンサカメラの動作の一例を示す説明図である。 同上のセンサ装置の外観の一例を示す説明図である。 同上のセンサ装置の外観の別の例を示す説明図である。 同上のセンサ装置の動作の一例を示す説明図である。 同上のセンサ装置の動作の別の例を示す説明図である。
符号の説明
1 センサカメラ
2 センサ装置
11 撮像部
12 画像判定部
13 センサ通信部(請求項における受信部)
14 制御部(請求項における総合判定部)
16 伝送部(請求項における範囲決定指示部、動作モード指示部)
17 画像変換部
21 人体検出部
22 通信部(請求項における送信部)
23 制御部
24 標識部
24a〜24c 発光部
CZ 撮像範囲
SZ 検出範囲
WZ 監視領域

Claims (9)

  1. センサ装置とセンサカメラとを備え、
    センサ装置は、
    所定の検出範囲内の人体を検出する人体検出部と、
    人体検出部によって人体が検出されたときに所定の検出信号をセンサカメラへ送信する送信部とを有し、
    センサカメラは、
    センサ装置から送信された検出信号を受信する受信部と、
    前記検出範囲を含む所定の撮像範囲を撮像する撮像部と、
    撮像部によって撮像された画像中の所定の監視領域に人体が存在するか否かを判定する画像判定部と、
    受信部に受信された検出信号と画像判定部による判定とに基いて、人体が存在するか否かを判定する総合判定部とを有し、
    センサ装置は、検出範囲の情報を示す標識を外観に有し、センサカメラの撮像部の撮像範囲内に配置されており、
    センサカメラの画像判定部は、撮像部によって撮像された画像からセンサ装置の標識を抽出し、抽出された標識に基いて、撮像部に撮像された画像におけるセンサ装置の検出範囲の領域を推定するとともに、推定された検出範囲の領域を含むように監視領域を決定する監視領域決定動作が可能であることを特徴とする人体検出システム。
  2. センサカメラは、撮像部によって撮像された画像を不可逆圧縮して外部の表示装置へ出力する画像変換部を有し、
    画像判定部は、画像変換部による不可逆圧縮が施される前の画像を用いることを特徴とする請求項1記載の人体検出システム。
  3. センサ装置の形状が監視領域決定動作における標識として用いられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の人体検出システム。
  4. センサ装置は、それぞれ電気的光源からなる少なくとも1個の発光部と、各発光部をそれぞれ点灯させる点灯部とを有し、
    画像判定部は、各発光部の光の色を監視領域決定動作における標識として用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の人体検出システム。
  5. センサ装置は、それぞれ電気的光源からなる複数個の発光部と、各発光部をそれぞれ点灯させる点灯部とを有し、
    画像判定部は、発光部の配置を監視領域決定動作における標識として用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の人体検出システム。
  6. センサ装置は、それぞれ電気的光源からなる複数個の発光部と、各発光部を所定のパターンでそれぞれ点灯させる点灯部とを有し、
    画像判定部は、発光部の点灯のパターンを監視領域決定動作における標識として用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の人体検出システム。
  7. 点灯部は、送信部によって検出信号が送信された後に所定の表示時間が経過するまでの期間にのみ各発光部をそれぞれ点灯させるものであって、
    画像判定部は、検出信号が受信部に受信されたときに、監視領域決定動作を開始することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の人体検出システム。
  8. センサカメラは、監視領域決定動作の開始の指示を受け付ける範囲決定指示部を有し、
    画像判定部は、監視領域決定動作の開始の指示が範囲決定指示部において受け付けられたときに、監視領域決定動作を開始することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の人体検出システム。
  9. センサカメラは、動作モードを受信待機モードと画像待機モードとの一方に切り替える指示を受け付ける動作モード指示部を備え、
    受信待機モードでは、受信部は常に動作し、画像判定部は検出信号が受信部に受信されてから所定の判定時間が経過するまでの間にのみ動作し、総合判定部は画像判定部によって人体が存在すると判定されたときに人体が存在すると判定するものであって、
    画像待機モードでは、画像判定部は常に動作し、受信部は画像判定部によって監視領域に人体が存在すると判定されてから所定の受信時間が経過するまでの間にのみ動作し、総合判定部は受信部に検出信号が受信されたときに人体が存在すると判定するものであることを特徴とする請求項8記載の人体検出システム。
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