JP2001118159A - 人体検知装置、人体検知方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

人体検知装置、人体検知方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001118159A
JP2001118159A JP29894699A JP29894699A JP2001118159A JP 2001118159 A JP2001118159 A JP 2001118159A JP 29894699 A JP29894699 A JP 29894699A JP 29894699 A JP29894699 A JP 29894699A JP 2001118159 A JP2001118159 A JP 2001118159A
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Hirobumi Ito
博文 伊藤
Kazutaka Harigai
和孝 針谷
Akira Watanabe
彰 渡辺
Kiyoshi Nagaya
潔 長屋
Takaaki Sakaguchi
隆明 坂口
Yasunari Miyake
康也 三宅
Toshiyuki Tamura
俊之 田村
Kenichi Tanaka
健一 田中
Kazuo Hisama
和生 久間
Kazuo Kimizuka
和雄 君塚
Katsuyuki Miyoshi
克幸 三好
Eiji Shimada
栄児 島田
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Nippon Aleph Corp
Mitsubishi Electric Corp
Sohgo Security Services Co Ltd
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Nippon Aleph Corp
Mitsubishi Electric Corp
Sohgo Security Services Co Ltd
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤検知および失検知を共に低減することがで
きる人体検知装置、人体検知方法およびその方法をコン
ピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体を得ること。 【解決手段】 所定の監視エリア内に人体が存在するこ
とを検知する複合型センサ1において、監視エリア内の
遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検知結果に応じた
検知情報を生成するパッシブセンサ2と、監視エリア内
の画像を取り込み、画像データを生成する画像入力部3
と、パッシブセンサ2が生成した検知情報および画像入
力部3が生成した画像データに基づいて人体が存在する
か否かを推定する解析部5と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のエリア内に
人がいることを検知する人体検知装置、人体検知方法お
よびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、
特に、誤って検知したり人がいるのに検知しなかったり
することを低減する人体検知装置、人体検知方法および
その方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ビルの警備等のために、所定のエリア内
に人がいることを検知する人体検知装置が用いられてい
る。従来の一般的な人体検知装置としては、受動型赤外
線センサ(Passive Infrared Sensor、以下、パッシブ
センサと呼ぶ)を用いたものが知られている。パッシブ
センサは、人体から発せられる遠赤外線エネルギーと、
人体が侵入する前の背景となる壁や床などから発せられ
る遠赤外線エネルギーとの差分による遠赤外線エネルギ
ーの変化を検知する。これにより、人体の侵入を検知す
ることができる。この様な従来の人体検知装置において
は、効率よく警備するエリアをカバーするために、光学
系(ミラー,レンズ等)を複数組み合わせて広範囲の遠
赤外線エネルギーを受動型赤外線センサまで導いて、一
つの人体検知装置で検知できるエリアを広げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、パッシブセンサのみを用いるため、
夏の温度の高い日などに、背景となる壁や床等の温度が
体温付近まで上昇した場合、人がいるにも関わらず検出
しないこと(失検知)があるという問題点があった。一
方、失検知を防ぐため、感熱センサの感度を高くする
と、ネズミ,犬,猫などが検知エリアを通過したり、背
景となる壁や床等が急激な温度変化を起こした場合にも
反応してしまい、頻繁に誤検知を行うという問題点があ
った。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、誤検知および失検知を共に低減することができる
人体検知装置、人体検知方法およびその方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、請求項1にかかる人体検知装置
にあっては、所定のエリア内に人体が存在することを検
知する人体検知装置において、前記エリア内の遠赤外線
エネルギーの変化を検知し、検知結果に応じた検知情報
を生成する検知手段と、前記エリア内の画像を取り込
み、画像データを生成する画像取込手段と、前記検知手
段が生成した検知情報および前記画像取込手段が生成し
た画像データに基づいて人体が存在するか否かを推定す
る判断推定手段と、を具備することを特徴とする。
【0006】この発明によれば、検知手段が、所定のエ
リア内の遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検知結果
に応じた検知情報を生成し、画像取込手段が、そのエリ
ア内の画像を取り込み、画像データを生成し、判断推定
手段が、検知手段が生成した検知情報および画像取込手
段が生成した画像データに基づいて人体が存在するか否
かを推定する。これにより、まったく異なる物理現象を
とらえた複数種類の情報により人体が存在するか否かを
推定することができる。
【0007】また、請求項2にかかる人体検知装置にあ
っては、実施の形態1に記載の人体検知装置において、
前記検知情報が、複数のレベルの情報であることを特徴
とする。
【0008】この発明によれば、検知手段が、所定のエ
リア内の遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検知結果
に応じて、複数のレベルの情報である検知情報を生成し
て判断推定手段に出力する。
【0009】また、請求項3にかかる人体検知装置にあ
っては、実施の形態1に記載の人体検知装置において、
前記検知情報が、エリア内に入った移動物体の遠赤外線
エネルギー量に略比例した信号の大きさを何段階かの複
数のレベルに分けた情報であることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、検知手段が、所定のエ
リア内の遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検知結果
に応じて、エリア内に入った移動物体の遠赤外線エネル
ギー量に略比例した信号の大きさを何段階かの複数のレ
ベルに分けた情報である検知情報を生成して判断推定手
段に出力する。
【0011】また、請求項4にかかる人体検知装置にあ
っては、実施の形態1,2または3に記載の人体検知装
置において、前記検知手段が、前記判断推定手段が前記
画像データから人体の存在を推定できない場合、感度を
変更することを特徴とする。
【0012】この発明によれば、検知手段が、判断推定
手段が画像データから人体の存在を推定できない場合、
感度を変更し、判断推定手段が、感度変更した検知手段
からの検知情報のみから人体の存在を推定する。
【0013】また、請求項5にかかる人体検知装置にあ
っては、実施の形態1〜4に記載の人体検知装置におい
て、前記判断推定手段が、前記検知情報が所定の条件1
を満足するとき、前記画像データに関わらず、人体が存
在すると推定することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、検知情報が所定の条件
1を満足するとき、判断推定手段が、画像データに関わ
らず、検知情報のみから人体が存在すると推定する。
【0015】また、請求項6にかかる人体検知装置にあ
っては、実施の形態1〜5に記載の人体検知装置におい
て、前記判断推定手段が、前記画像データが所定の条件
2を満足するとき、前記検知情報に関わらず、人体が存
在すると推定することを特徴とする。
【0016】この発明によれば、画像データが所定の条
件2を満足するとき、判断推定手段が、検知情報に関わ
らず、画像データのみから人体が存在すると推定する。
【0017】また、請求項7にかかる人体検知装置にあ
っては、実施の形態1〜6に記載の人体検知装置におい
て、さらに、前記画像データを記憶する記憶手段を具備
することを特徴とする。
【0018】この発明によれば、記憶手段が、画像デー
タを記憶する。これにより、記憶された画像データを後
に利用することが可能となる。
【0019】また、請求項8にかかる人体検知装置にあ
っては、実施の形態1〜7に記載の人体検知装置におい
て、さらに、前記画像データを外部に伝送する伝送手段
を具備することを特徴とする。
【0020】この発明によれば、伝送手段が、画像デー
タを外部に伝送する。これにより、外部で画像データを
利用することができる。
【0021】また、請求項9にかかる人体検知装置にあ
っては、実施の形態1〜8に記載の人体検知装置におい
て、前記画像取込手段が、前記検知情報が所定の条件3
を満足するとき、画像を取り込むことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、画像取込手段が、検知
情報が所定の条件3を満足するまで動作を停止し、検知
情報が所定の条件3を満足するとき画像を取り込む。
【0023】また、請求項10にかかる人体検知装置に
あっては、実施の形態1〜9に記載の人体検知装置にお
いて、前記画像取込手段が、定期的に画像を取り込むこ
とを特徴とする。
【0024】この発明によれば、画像取込手段が、定期
的に画像を取り込み、画像データを生成し、判定手段
が、生成された画像データから、人体が存在するか否か
を推定する。
【0025】また、請求項11にかかる人体検知装置に
あっては、実施の形態1〜10に記載の人体検知装置に
おいて、前記画像取込手段が、人工網膜センサを有する
ことを特徴とする。
【0026】この発明によれば、画像取込手段が、安価
でコンパクトな人工網膜センサによりエリアの画像の撮
影(画像の取込み)を行い、画像データを生成する。
【0027】また、請求項12にかかる人体検知方法に
あっては、所定のエリア内に人体が存在することを検知
する人体検知方法において、前記エリア内の遠赤外線エ
ネルギーの変化を検知し、検知結果に応じた検知情報を
生成する検知工程と、前記エリア内の画像を取り込み、
画像データを生成する画像取込工程と、前記検知工程で
生成した検知情報および前記画像取込工程で生成した画
像データに基づいて人体が存在するか否かを推定する判
断推定工程と、を含むことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、検知工程で、エリア内
の遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検知結果に応じ
た検知情報を生成し、画像取込工程で、エリア内の画像
を取り込み、画像データを生成し、判断推定工程で、検
知工程で生成した検知情報および画像取込工程で生成し
た画像データに基づいて人体が存在するか否かを推定す
る。これにより、まったく異なる物理現象をとらえた複
数種類の情報により人体が存在するか否かを推定するこ
とができる。
【0029】また、請求項13にかかる人体検知方法に
あっては、実施の形態12に記載の人体検知方法におい
て、前記検知情報が、複数のレベルの情報であることを
特徴とする。
【0030】この発明によれば、検知工程で、所定のエ
リア内の遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検知結果
に応じて、複数のレベルの情報である検知情報を生成す
る。
【0031】また、請求項14にかかる人体検知方法に
あっては、実施の形態12に記載の人体検知方法におい
て、前記検知情報が、エリア内に入った移動物体の遠赤
外線エネルギー量に略比例した信号の大きさを何段階か
の複数のレベルに分けた情報であることを特徴とする。
【0032】この発明によれば、検知工程で、所定のエ
リア内の遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検知結果
に応じて、エリア内に入った移動物体の遠赤外線エネル
ギー量に略比例した信号の大きさを何段階かの複数のレ
ベルに分けた情報である検知情報を生成して判断推定手
段に出力する。
【0033】また、請求項15にかかる人体検知方法に
あっては、実施の形態12,13または14に記載の人
体検知方法において、前記検知工程で、前記判断推定工
程で前記画像データから人体の存在を推定できない場
合、感度を変更し、前記判断推定工程で、前記検知情報
から人体の存在を推定することを特徴とする。
【0034】この発明によれば、検知工程で、判断推定
工程で画像データから人体の存在を推定できない場合、
感度を変更し、判断推定工程で、感度変更した検知工程
で生成された検知情報のみから人体の存在を推定する。
【0035】また、請求項16にかかる人体検知方法に
あっては、実施の形態12〜15に記載の人体検知方法
において、前記判断推定工程で、前記検知情報が所定の
条件1を満足するとき、前記画像データに関わらず、人
体が存在すると推定することを特徴とする。
【0036】この発明によれば、検知情報が所定の条件
1を満足するとき、判断推定工程で、画像データに関わ
らず、検知情報のみから人体が存在すると推定する。
【0037】また、請求項17にかかる人体検知方法に
あっては、実施の形態12〜16に記載の人体検知方法
において、前記判断推定工程で、前記画像データが所定
の条件2を満足するとき、前記検知情報に関わらず、人
体が存在すると推定することを特徴とする。
【0038】この発明によれば、画像データが所定の条
件2を満足するとき、判断推定工程で、検知情報に関わ
らず、画像データのみから人体が存在すると推定する。
【0039】また、請求項18にかかる人体検知方法に
あっては、実施の形態12〜17に記載の人体検知方法
において、さらに、前記画像取込工程で生成された画像
データを記憶する記憶工程を含むことを特徴とする。
【0040】この発明によれば、記憶工程で、画像取込
工程で生成された画像データを記憶する。これにより、
記憶された画像データを後に利用することが可能とな
る。
【0041】また、請求項19にかかる人体検知方法に
あっては、実施の形態12〜18に記載の人体検知方法
において、さらに、前記画像取込工程で生成された画像
データを外部に伝送する伝送工程を含むことを特徴とす
る。
【0042】この発明によれば、伝送手段で、画像取込
工程で生成された画像データを外部に伝送する。これに
より、外部で画像データを利用することができる。
【0043】また、請求項20にかかる人体検知方法に
あっては、実施の形態12〜19に記載の人体検知方法
において、前記画像取込工程で、前記検知情報が所定の
条件3を満足するとき、画像を取り込むことを特徴とす
る。
【0044】この発明によれば、画像取込工程で、検知
情報が所定の条件3を満足するまで動作を停止し、検知
情報が所定の条件3を満足するとき画像を取り込む。
【0045】また、請求項21にかかる人体検知方法に
あっては、実施の形態12〜20に記載の人体検知方法
において、前記画像取込工程で、定期的に画像を取り込
むことを特徴とする。
【0046】この発明によれば、画像取込工程で、定期
的に画像を取り込み、画像データを生成し、判定工程
で、生成された画像データから、人体が存在するか否か
を推定する。
【0047】また、請求項22にかかるコンピュータ読
み取り可能な記録媒体にあっては、請求項12〜21に
記載の人体検知方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したことを特徴とする。
【0048】この発明によれば、請求項12〜21に記
載の人体検知方法をコンピュータに実行させることがで
きる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる人体検知装
置、人体検知方法およびその方法をコンピュータに実行
させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明
する。なお、この実施の形態により、この発明が限定さ
れるものではない。
【0050】(実施の形態1)実施の形態1にかかる人
体検知装置として、異なる種類のセンサを組み合わせて
構成される警備用センサである複合型センサを例に挙げ
て説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる複
合型センサの概略構成を示すブロック図である。
【0051】複合型センサ1は、所定の監視エリア内の
遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検知結果に応じて
複数のレベルの検知情報を生成するパッシブセンサ2
と、特開平10−93358号公報に開示された受光素
子回路(人工網膜センサ)を有し、監視エリア内の画像
を取り込み、画像データを生成する画像入力部3と、画
像入力部3が生成する画像データの精度を向上させるた
めに監視エリアを照らす照明用の発光部4と、外部に警
報を出力する警報出力部6と、画像入力部3で生成され
た画像データを記憶するメモリ部7と、画像入力部3で
生成された画像データを外部に伝送する外部インタフェ
ース8と、これら各部を制御し、パッシブセンサ2から
の検知情報および画像入力部3からの画像データに基づ
いて人体が存在するか否かを推定する解析部5と、を備
えている。
【0052】パッシブセンサ2は、その素子部が、物体
が発する遠赤外線エネルギーの変化をとらえる感熱素子
11と、感熱素子11からの信号を増幅する増幅部12
と、増幅部12で増幅された信号を解析して検知情報を
生成する波形解析部13と、により基本的に構成されて
いる。感熱素子11は、監視エリアに侵入した人体によ
り発生する遠赤外線エネルギーの変化をとらえ、微小信
号を増幅部12に出力する。増幅部12は、感熱素子1
1からの微小信号を増幅し、波形解析部13に出力す
る。波形解析部13は、増幅部12からの信号を、信号
レベルに応じた複数の検知情報に変換し、解析部5に出
力する。検知情報は、監視エリア内に入った移動物体の
遠赤外線エネルギー量に略比例した信号の大きさ(電圧
値、パルスの幅、周波数など)を何段階かの複数のレベ
ルに分けた情報である。
【0053】解析部5は、波形解析部13からの情報
が、所定の条件を満たすとき、具体的には、所定の閾値
1以上の遠赤外線エネルギーの変化を示すものであると
き、発光部4を点灯させて画像入力部3により画像を取
り込む。ただし、監視エリア内の照度が画像を取り込む
のに十分である場合は、発光部4は点灯させない。な
お、閾値1は、通常では人体が存在すると確定できない
ような小さな値であり、非常に高感度な条件により、早
い段階で画像取込みのトリガーがかけられることにな
る。
【0054】また、解析部5は、画像入力部3からの画
像データを解析して人体が存在するか否かを推定し、ま
た、この画像データをメモリ部7に格納する。ここで、
解析手段5は、検知情報のレベルに応じて、画像データ
から人体の存在を推定する条件を変化させるようにして
もよい。そして、人体が存在すると推定した場合は、警
報出力部6により外部に警報信号を出力する。メモリ部
7に蓄えられた画像データは、外部からの指示に従い、
外部インタフェース8を介して出力することができる。
【0055】ここで、メモリ部7に蓄えられる画像デー
タは、警報出力部6が外部に警報を出力した時点の画像
データであっても、パッシブセンサ2からの検知情報を
もとに画像入力部3から送られてきた画像データの蓄積
であってもよく、運用方法で自由に構築することができ
る。
【0056】なお、パッシブセンサ2および解析部5
は、本発明の検知手段に対応し、画像入力部3,発光部
4および解析部5は、本発明の画像取込手段に対応し、
解析部5は、本発明の判断推定手段に対応し、メモリ部
7は、本発明の記憶手段に対応し、外部インタフェース
8は、本発明の伝送手段に対応する。
【0057】以上の構成において、実施の形態1にかか
る複合型センサ1の動作について図2,図3のフローチ
ャートを参照して説明する。図2は、実施の形態1にか
かる解析部5の動作の流れを示すフローチャートであ
る。解析部5は、まず、パッシブセンサ2から検知情報
を入力し(ステップS1)、検知情報に、所定の条件を
満足する小さい信号が含まれているか否かを判定する
(ステップS2)。小さい信号が含まれていない場合は
ステップS1に戻り、小さい信号が含まれている場合
は、監視エリアの明るさが画像を取り込むのに十分であ
るか否かを判定する(ステップS3)。
【0058】監視エリアの明るさが十分である場合は、
画像入力部3により画像を複数枚撮影して画像データを
生成し、生成した画像データを入力するとともに、入力
した画像データをメモリ部7に格納する(ステップS
5)。一方、監視エリアの明るさが十分でない場合は、
発光部4を点灯し(ステップS4)、ステップS5に進
む。つぎに、入力した画像データにより人体が存在する
と推定できるか否かを判定し、人体が存在すると推定で
きない場合は、ステップS1に戻り、人体が存在すると
推定できる場合は、警報出力部6を制御して外部に警報
を出力し(ステップS6)、ステップS1に戻る。
【0059】図3は、外部からの画像データの出力要求
があった場合における解析部5の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。外部からの画像データの出力要求が
あった場合、解析部5は、メモリ部7から所望の画像デ
ータを読み出し(ステップS31)、読み出した画像デ
ータを、外部インタフェース8を介して外部に出力する
(ステップS32)。
【0060】前述したように、実施の形態1によれば、
まったく異なる物理現象をとらえるセンサを組み合わせ
て、その一つをパッシブセンサ2とし、監視エリア内の
遠赤外線エネルギーの変化量に応じた情報(検知情報)
の中で微妙な変化に追従して、画像データを画像入力部
3より取り込み、パッシブセンサ2が反応した極わずか
な変化が現れた際の画像データにより人体を推定するよ
うにした。このように、一方のセンサが異常を検知した
場合に、他方のセンサに報知し、総合的な情報により警
報を出力するため、誤報および失報を低減することがで
きる。
【0061】(実施の形態2)本発明の実施の形態2
は、前述した実施の形態1と同様の構成であるが、人体
の存在を推定する動作が実施の形態1と一部異なる。実
施の形態1と同一の部分についてはその説明を省略し、
異なる部分についてのみ説明する。図4は、実施の形態
2にかかる解析部の動作の流れを示すフローチャートで
ある。なお、図2と同一の部分については同一の符号を
付している。
【0062】実施の形態2にかかる解析部の動作におい
ては、画像データから人体の存在を推定できない場合、
パッシブセンサ2単体により人体の存在を推定する。実
施の形態2にかかる解析部は、まず、ステップS1で検
知情報を入力した後、パッシブセンサ2単体により人体
の存在を推定するパッシブセンサ単体動作モードが設定
されているか否かを判定する(ステップS11)。パッ
シブセンサ単体動作モードが設定されていない場合は、
ステップS2に進む。ステップS2で、検知情報に所定
の条件を満たす小さい信号が含まれている場合(ステッ
プS2肯定)は、検知情報が、他の所定の条件を満たす
か否かを判定する(ステップS13)。
【0063】具体的には、監視エリア内に人体が存在す
ると十分に推定できる遠赤外線エネルギーの変化があっ
たことを示す大きい(十分にレベルの高い)信号が検知
情報に含まれているか否かを判定する。検知情報に大き
い信号が含まれていなかった場合は、ステップS3に進
み、検知情報に大きい信号が含まれていた場合は、検知
情報に大きい信号が含まれていたことを示す「大きい信
号のフラグ」をオンにして(ステップS14)、ステッ
プS3に進む。
【0064】続いて、ステップS3〜ステップS6を実
行し、複数枚撮影した画像データを解析し、画像データ
から監視エリア内の人体を推定することができないと判
定された場合、大きい信号のフラグがオンかオフかを判
定する(ステップS15)。大きい信号のフラグがオフ
の場合はステップS1に戻り、大きい信号のフラグがオ
ンの場合は、画像入力部3の前面が汚れたり、故意にペ
ンキ等で遮蔽されたことが原因で、画像入力部3から正
常に画像データが得られなくなったと判断し、パッシブ
センサ単体動作モードを設定し(ステップS16)、ス
テップS7に進んで外部に警報を出力する。パッシブセ
ンサ単体動作モードの設定は、具体的には、パッシブセ
ンサ2に、単体動作用の感度条件に変更するように指示
する信号を出力する。この信号を受信したパッシブセン
サ2では、波形解析部13の感度や解析条件を、一般に
単体で使用される従来のパッシブセンサの適正感度や解
析条件と同等に設定する。すなわち、誤動作のない、か
つ人体を推定でき得る感度に設定する。
【0065】その後、ステップS1に戻り、新たに設定
された感度条件で判断された内容(検知情報)を入力す
る。ステップS11で、パッシブセンサ単体動作モード
が設定されていると判定した場合は、入力した検知情報
で人体が存在すると推定できるか否かを判定する(ステ
ップS12)。検知情報で人体が存在すると推定できな
い場合はステップS2に進み、検知情報で人体が存在す
ると推定できる場合は、ステップS7に進んで外部に警
報を出力する。なお、画像入力部3から正常に画像デー
タが得られるようになったときは、自動的にパッシブセ
ンサ単体動作モードの設定を解除し、もとの動作に戻
る。
【0066】前述したように、実施の形態2によれば、
検知情報が所定の大きい信号を含む場合、画像入力部3
の故障等の何等かの原因で画像データから人体が存在す
ると推定できない場合であっても、パッシブセンサ2単
体で動作して、人体が存在すると推定することができる
ため、失検知を低減することができる。
【0067】(実施の形態3)本発明の実施の形態3
は、前述した実施の形態1,2と同様の構成であり、同
様の動作を行うが、さらに、定期的に画像の取込みおよ
びセンサの自己診断を行う。実施の形態1,2と同一の
部分についてはその説明を省略し、異なる部分について
のみ説明する。図5は、実施の形態3にかかる解析部の
定期的な動作の流れを示すフローチャートである。
【0068】実施の形態3にかかる解析部の動作におい
ては、検知情報をトリガーとして画像取込みを行うだけ
でなく、定期的に複数枚の画像を取り込む。実施の形態
3にかかる解析部は、画像取込みの時刻になると、ま
ず、監視エリアの明るさが画像を取り込むのに十分であ
るか否かを判定する(ステップS21)。監視エリアの
明るさが十分である場合は、画像入力部3により画像を
複数枚撮影して画像データを生成し、生成した画像デー
タを入力するとともに、入力した画像データをメモリ部
7に格納する(ステップS23)。一方、監視エリアの
明るさが十分でない場合は、発光部4を点灯し(ステッ
プS22)、ステップS23に進む。
【0069】つぎに、入力した画像データに人体が存在
すると推定できる変化がないか解析を行い、人体が存在
すると推定できるか否かを判定し(ステップS24)、
明らかに人体が存在すると推定できる場合には、パッシ
ブセンサ2の診断を行うとともに(ステップS25)、
警報出力部6を制御して警報を外部に出力する(ステッ
プS26)。ここで、ステップS25のパッシブセンサ
2の診断は、画像入力部3からの画像データによる推定
結果とパッシブセンサ2からの検知情報による推定結果
とを1回または複数回比較し、整合性を判断することに
より行う。すなわち、検知情報によっても人体が存在す
ると推定できるか否かをチェックする。
【0070】検知情報により人体が存在すると推定でき
ない場合は、パッシブセンサ2に対する悪戯行為等の何
等かの原因でパッシブセンサ2から正常に検知情報が得
られない状態であると判断して、画像入力部3単体で推
定動作を行う画像入力部単体動作モードを設定する。具
体的には、連続的に画像取込みを行って画像データを生
成し、画像データのみで人体が存在するか否かを推定す
る。なお、パッシブセンサ2から正常に検知情報が得ら
れるようになったときは、自動的に画像入力部単体動作
モードの設定を解除し、もとの動作に戻る。
【0071】ステップS24で、画像データにより人体
が存在すると推定できない場合には、画像入力部3から
入力した画像データとメモリ部7に記憶された過去の正
常な状態の画像データとを比較する(ステップS2
7)。これらの画像データの画素の変化量が所定の閾値
2を超え、かつ、その状態が一定時間継続した場合に
は、自装置にカバーが掛けられたり、自装置の前を紙で
遮られたりというような、画像入力部3に対する何等か
の悪戯等の行為がされたと判断して、パッシブセンサ単
体モードを設定し、ステップS26に進み、外部に警報
を出力する。
【0072】ステップS27で、画像データの画素の変
化量が所定の閾値2以下の場合は、パッシブセンサ2の
自己診断を行い、パッシブセンサ2が正常か異常かを判
定する(ステップS28)。ここで、パッシブセンサ2
の自己診断は、たとえば、波形解析部13から感熱素子
11または感熱素子11の視野内に置かれた図示しない
発熱体に擬似信号を与え、与えた擬似信号が波形解析部
13まで正常に届くか否かを判定することによって行
う。パッシブセンサ2が異常、すなわち、故障している
と判定された場合は、画像入力部単体動作モードを設定
するとともに、ステップS26に進み、外部に警報を出
力する。また、パッシブセンサ2の自己診断は、別のタ
イミングで定期的に行ってもよい。
【0073】前述したように、実施の形態3によれば、
各センサの自己診断機能を独立に動作させて、パッシブ
センサ2から解析部までおよび画像入力部3から解析部
までの定期的な診断を行い、異常をとらえた場合には、
正常な片側のセンサを単独動作可能なモードにして人体
検知を継続するため、失報を低減することができる。ま
た、定期的に画像を取り込み、解析部が人体の推定を行
った際の情報と、パッシブセンサ2からの検知情報とを
比較するため、お互いの異常や悪戯行為を監視すること
ができ、パッシブセンサ2が検知できない状態に陥った
際にも、画像入力部3から画像データで監視を継続する
ことができる。
【0074】なお、実施の形態2,3では、一方のセン
サに異常が発生した場合に、他方のセンサのみで動作す
ることができるように、遠赤外線エネルギーの変化を検
知するパッシブセンサ2側と、画像を取り込む画像入力
部3側とは、できるだけ独立した回路によって構成する
ことが望ましい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明にかかる人
体検知装置(請求項1)および人体検知方法(請求項1
2)によれば、所定のエリア内の遠赤外線エネルギーの
変化を検知し、検知結果に応じた検知情報を生成し、ま
た、エリア内の画像を取り込み、画像データを生成し、
生成した検知情報および画像データに基づいて人体が存
在するか否かを推定する。これにより、まったく異なる
物理現象をとらえた複数種類の情報により人体が存在す
るか否かを推定することができるため、誤検知および失
検知を共に低減することができる、という効果を奏す
る。
【0076】また、本発明にかかる人体検知装置(請求
項2)および人体検知方法(請求項13)によれば、所
定のエリア内の遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検
知結果に応じて、複数のレベルの情報である検知情報を
生成するため、検知情報のレベルに応じて、人体が存在
するか否かを推定することができ、誤検知をさらに低減
することができる、という効果を奏する。
【0077】また、本発明にかかる人体検知装置(請求
項3)および人体検知方法(請求項14)によれば、所
定のエリア内の遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検
知結果に応じて、エリア内に入った移動物体の遠赤外線
エネルギー量に略比例した信号の大きさを何段階かの複
数のレベルに分けた情報である検知情報を生成するた
め、検知情報のレベルに応じて、人体が存在するか否か
を推定することができ、誤検知をさらに低減することが
できる、という効果を奏する。
【0078】また、本発明にかかる人体検知装置(請求
項4)および人体検知方法(請求項15)によれば、画
像データから人体の存在を推定できない場合、遠赤外線
エネルギー変化検知の感度を、誤動作のない、かつ人体
を推定でき得る感度に変更し、検知情報のみから人体の
存在を推定するため、画像データから人体の存在を推定
できない場合であっても、人体の存在を検知することが
できる、という効果を奏する。
【0079】また、本発明にかかる人体検知装置(請求
項5)および人体検知方法(請求項16)によれば、検
知情報が所定の条件1を満足するとき、画像データに関
わらず、検知情報のみから人体が存在すると推定するた
め、画像データから人体の存在を推定できない場合であ
っても、人体の存在を検知することができる、という効
果を奏する。
【0080】また、本発明にかかる人体検知装置(請求
項6)および人体検知方法(請求項17)によれば、画
像データが所定の条件2を満足するとき、検知情報に関
わらず、画像データのみから人体が存在すると推定する
ため、検知情報から人体の存在を推定できない場合であ
っても、人体の存在を検知することができる、という効
果を奏する。
【0081】また、本発明にかかる人体検知装置(請求
項7)および人体検知方法(請求項18)によれば、画
像データを記憶するため、記憶された画像データを後に
利用することが可能となる、という効果を奏する。
【0082】また、本発明にかかる人体検知装置(請求
項8)および人体検知方法(請求項19)によれば、画
像データを外部に伝送するため、外部で画像データを利
用することができる、という効果を奏する。
【0083】また、本発明にかかる人体検知装置(請求
項9)および人体検知方法(請求項20)によれば、検
知情報が所定の条件3を満足するまで動作を停止し、検
知情報が所定の条件3を満足するとき画像を取り込むた
め、消費電力を低減することができる、という効果を奏
する。
【0084】また、本発明にかかる人体検知装置(請求
項10)および人体検知方法(請求項21)によれば、
定期的に画像を取り込んで画像データを生成し、生成さ
れた画像データから、人体が存在するか否かを推定する
ため、検知情報が十分なレベルでない場合でも、人体の
存在を検知することができる、という効果を奏する。
【0085】また、本発明にかかる人体検知装置(請求
項11)によれば、画像取込手段が、安価でコンパクト
な人工網膜センサによりエリアの画像の撮影(画像の取
込み)を行い、画像データを生成するため、コストを低
減でき、自装置を小型化できる、という効果を奏する。
【0086】また、本発明にかかる人体検知方法(請求
項22)によれば、請求項12〜21に記載の人体検知
方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
ため、請求項12〜21に記載の人体検知方法をコンピ
ュータに実行させることができる、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる複合型センサの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1にかかる解析部の動作の流れを示
すフローチャートである。
【図3】実施の形態1にかかる解析部の動作の流れを示
すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2にかかる解析部の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3にかかる解析部の動作の
流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複合型センサ 2 パッシブセンサ 3 画像入力部 4 発光部 5 解析部 6 警報出力部 7 メモリ部 8 外部インタフェース 11 感熱素子 12 増幅部 13 波形解析部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 博文 神奈川県横浜市鶴見区駒岡1丁目28番52号 株式会社日本アレフ内 (72)発明者 針谷 和孝 神奈川県横浜市鶴見区駒岡1丁目28番52号 株式会社日本アレフ内 (72)発明者 渡辺 彰 神奈川県横浜市鶴見区駒岡1丁目28番52号 株式会社日本アレフ内 (72)発明者 長屋 潔 神奈川県横浜市鶴見区駒岡1丁目28番52号 株式会社日本アレフ内 (72)発明者 坂口 隆明 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 三宅 康也 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 田村 俊之 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 田中 健一 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 久間 和生 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 君塚 和雄 東京都港区元赤坂1丁目6番6号 綜合警 備保障株式会社内 (72)発明者 三好 克幸 東京都港区元赤坂1丁目6番6号 綜合警 備保障株式会社内 (72)発明者 島田 栄児 東京都港区元赤坂1丁目6番6号 綜合警 備保障株式会社内 Fターム(参考) 5C054 AA05 CA05 CC02 CH02 EA01 FC12 FC15 FF06 GA00 GB01 GD03 HA18 5C084 AA02 AA07 AA08 AA13 BB04 BB31 CC19 DD12 DD13 DD43 DD44 DD84 EE04 GG55 GG56 GG57 GG78 5C087 AA02 AA03 AA08 AA19 DD05 DD23 EE07 EE14 FF01 FF02 GG02 GG21 GG26

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のエリア内に人体が存在することを
    検知する人体検知装置において、 前記エリア内の遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検
    知結果に応じた検知情報を生成する検知手段と、 前記エリア内の画像を取り込み、画像データを生成する
    画像取込手段と、 前記検知手段が生成した検知情報および前記画像取込手
    段が生成した画像データに基づいて人体が存在するか否
    かを推定する判断推定手段と、 を具備することを特徴とする人体検知装置。
  2. 【請求項2】 前記検知情報は、複数のレベルの情報で
    あることを特徴とする請求項1に記載の人体検知装置。
  3. 【請求項3】 前記検知情報は、エリア内に入った移動
    物体の遠赤外線エネルギー量に略比例した信号の大きさ
    を何段階かの複数のレベルに分けた情報であることを特
    徴とする請求項1に記載の人体検知装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段または判断推定手段は、前
    記判断推定手段が前記画像データから人体の存在を推定
    できない場合、前記検知手段の感度を、誤動作のない、
    かつ人体を推定でき得る感度に変更することを特徴とす
    る請求項1,2または3に記載の人体検知装置。
  5. 【請求項5】 前記判断推定手段は、前記検知情報が所
    定の条件1を満足するとき、前記画像データに関わら
    ず、人体が存在すると推定することを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか一つに記載の人体検知装置。
  6. 【請求項6】 前記判断推定手段は、前記画像データが
    所定の条件2を満足するとき、前記検知情報に関わら
    ず、人体が存在すると推定することを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか一つに記載の人体検知装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記画像データを記憶する記憶
    手段を具備することを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か一つに記載の人体検知装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記画像データを外部に伝送す
    る伝送手段を具備することを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか一つに記載の人体検知装置。
  9. 【請求項9】 前記画像取込手段は、前記検知情報が所
    定の条件3を満足するとき、画像を取り込むことを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の人体検知装
    置。
  10. 【請求項10】 前記画像取込手段は、定期的に画像を
    取り込むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つ
    に記載の人体検知装置。
  11. 【請求項11】 前記画像取込手段は、人工網膜センサ
    を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一
    つに記載の人体検知装置。
  12. 【請求項12】 所定のエリア内に人体が存在すること
    を検知する人体検知方法において、 前記エリア内の遠赤外線エネルギーの変化を検知し、検
    知結果に応じた検知情報を生成する検知工程と、 前記エリア内の画像を取り込み、画像データを生成する
    画像取込工程と、 前記検知工程で生成した検知情報および前記画像取込工
    程で生成した画像データに基づいて人体が存在するか否
    かを推定する判断推定工程と、 を含むことを特徴とする人体検知方法。
  13. 【請求項13】 前記検知情報は、複数のレベルの情報
    であることを特徴とする請求項12に記載の人体検知方
    法。
  14. 【請求項14】 前記検知情報は、エリア内に入った移
    動物体の遠赤外線エネルギー量に略比例した信号の大き
    さを何段階かの複数のレベルに分けた情報であることを
    特徴とする請求項12に記載の人体検知方法。
  15. 【請求項15】 前記検知工程では、前記判断推定工程
    で前記画像データから人体の存在を推定できない場合、
    誤動作のない、かつ人体を推定でき得る感度に変更し、
    前記判断推定工程では、前記検知情報から人体の存在を
    推定することを特徴とする請求項12,13または14
    に記載の人体検知方法。
  16. 【請求項16】 前記判断推定工程では、前記検知情報
    が所定の条件1を満足するとき、前記画像データに関わ
    らず、人体が存在すると推定することを特徴とする請求
    項12〜15のいずれか一つに記載の人体検知方法。
  17. 【請求項17】 前記判断推定工程では、前記画像デー
    タが所定の条件2を満足するとき、前記検知情報に関わ
    らず、人体が存在すると推定することを特徴とする請求
    項12〜16のいずれか一つに記載の人体検知方法。
  18. 【請求項18】 さらに、前記画像取込工程で生成され
    た画像データを記憶する記憶工程を含むことを特徴とす
    る請求項12〜17のいずれか一つに記載の人体検知方
    法。
  19. 【請求項19】 さらに、前記画像取込工程で生成され
    た画像データを外部に伝送する伝送工程を含むことを特
    徴とする請求項12〜18のいずれか一つに記載の人体
    検知方法。
  20. 【請求項20】 前記画像取込工程では、前記検知情報
    が所定の条件3を満足するとき、画像を取り込むことを
    特徴とする請求項12〜19のいずれか一つに記載の人
    体検知方法。
  21. 【請求項21】 前記画像取込工程では、定期的に画像
    を取り込むことを特徴とする請求項12〜20のいずれ
    か一つに記載の人体検知方法。
  22. 【請求項22】 前記請求項12〜21のいずれか一つ
    に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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