JP4965389B2 - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ加工装置及びレーザ加工方法に係り、特にレーザアニール処理等における結晶の高品質化,高生産性を実現するためのレーザ加工装置及びレーザ加工方法に関する。
従来、レーザ発振器から出射したレーザビームを用いたレーザ加工として、例えば基板等の加工対象物に照射して熱処理を行うレーザアニール処理が知られている。具体的には、例えば液晶ディスプレイの製造工程の1つとして、レーザビームをa−Si薄膜基板に照射し溶融再結晶させてp−Si薄膜を成形するレーザアニール処理等がある。
a−Siの結晶化において、同じエネルギー密度(又はパワー密度)でも、ビームの形状によりSi結晶の品質が異なることが一般的に分かっている。照射方向前面のビームスロープを急峻にし、照射方向背面のビームスロープはなだらかにすると、最初に急激な温度勾配で結晶化が始まり、その後は緩やかに温度が低下して高品質な結晶が生成される。
そのため、上述のビームスロープを形成するために、例えばマスク等で短軸方向のビーム先頭部分を一部切る方法が知られている。また、複雑な光学系を用いて所望のビームを形成する手法も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−105166号公報
ところで、レーザ加工では加工対象物もしくはレーザビームの一方又は両方を移動させながら、加工対象物上の所定の領域にレーザビームを照射し加工を行う。ここで、例えば、移動可能なステージ上に基板等の加工対象物を載置し、ステージで加工対象物を所定方向に移動させながら結晶を成長させる場合には、ステージの行き(往路)と帰り(復路)とでレーザビーム照射位置の移動方向が逆転する。
したがって、行きの方向で照射方向前面のビームスロープを急峻にさせると、帰りの方向では照射方向背面のビームスロープが急峻となり、逆に前面は急峻とならない。そのため復路では高品質な結晶成長が行えず、一方向のみの照射を余儀なくされている。したがって、高品質化と同時に要望が強い高生産性を両立させることができない。
また、特許文献1に示されているビーム形状の変化は、元のレーザ強度を減衰させることによってビーム形状を変えているため、エネルギー(もしくはパワー)の有効利用が図れていない。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、レーザアニール処理等における加工対象物の結晶の高品質化,高生産性を実現するためのレーザ加工装置及びレーザ加工方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は、複数のレーザビームを合成し加工対象物に照射して加工を行うレーザ加工装置において、前記レーザビームを出射するレーザ発振器と、前記レーザ発振器から出射された複数のレーザビームのうち、任意に選択される2つのレーザビームを強度の中心を一致させて合成し合成波を生成する合成波生成手段とを有し、前記合成波生成手段は、前記加工対象物を載置したステージの往路及び復路の各移動方向に対応させて前記加工対象物に照射するレーザビームの形状を異ならせることを特徴とする。これにより、レーザアニール処理等における加工対象物の結晶の高品質化,高生産性を実現することができる。また、加工対象物の移動方向に応じて高品質な結晶成長に適切なビーム形状のレーザビームを加工対象物に照射することができる。
更に、前記合成波生成手段により得られる前記合成波のレーザビームを整形するビーム整形手段と、前記ステージを所定方向に移動させるステージ駆動手段と、前記ビーム整形手段により整形されたレーザビームを前記加工対象物の所定の位置に照射させるように、少なくとも前記レーザ発振器及び前記ステージ駆動手段を制御する制御手段とを有することが好ましい。これにより、レーザアニール処理等における加工対象物の結晶の高品質化,高生産性を実現することができる。また、加工対象物の移動方向に応じて高品質な結晶成長に適切なビーム形状のレーザビームを加工対象物に照射することができる。
更に、前記合成波生成手段は、偏光の切り替えにより前記レーザ発振器から得られる少なくとも1つのレーザビームの進路を切り替え、他のレーザビームと合成させることが好ましい。これにより、加工対象物の移動方向に応じて簡易に所望の形状を含むレーザビームを生成することができる。
更に、前記偏光の切り替えは、電気光学素子を用いることが好ましい。これにより、合成するレーザビームを容易に変更することができる。
更に、前記偏光の切り替えは、1/2波長板を用いることが好ましい。これにより、合成するレーザビームの変更を安価な構成で実現することができる。
更に、前記合成波生成手段は、所定方向に移動可能な可動ミラーを有し、前記可動ミラーにより前記レーザ発振器から得られる少なくとも1つのレーザビームの進路を切り替え、他のレーザビームと合成させることが好ましい。これにより、加工対象物の移動方向に応じて簡易に所望の形状を含むレーザビームを生成することができる。
また、本発明は、複数のレーザビームを合成し加工対象物に照射して加工を行うレーザ加工方法において、レーザ発振器からレーザビームを出射するレーザビーム出射ステップと、前記レーザ発振器から出射された複数のレーザビームのうち、任意に選択される2つのレーザビームを強度の中心を一致させて合成し合成波を生成する合成波生成ステップとを有し、前記合成波生成ステップは、前記加工対象物を載置したステージの往路及び復路の各移動方向に対応させて前記加工対象物に照射するレーザビームの形状を異ならせることを特徴とする。これにより、レーザアニール処理等における加工対象物の結晶の高品質化,高生産性を実現することができる。また、加工対象物の移動方向に応じて高品質な結晶成長に適切なビーム形状のレーザビームを加工対象物に照射することができる。
更に、前記合成波生成ステップにより得られる前記合成波のレーザビームを整形するビーム整形ステップと、ステージ駆動手段により前記ステージを所定方向に移動させるステージ駆動ステップと、前記ビーム整形ステップにより整形されたレーザビームを前記加工対象物の所定の位置に照射させるように、少なくとも前記レーザ発振器及び前記ステージ駆動手段を制御して加工を行う加工ステップとを有することが好ましい。これにより、レーザアニール処理等における加工対象物の結晶の高品質化,高生産性を実現することができる。また、加工対象物の移動方向に応じて高品質な結晶成長に適切なビーム形状のレーザビームを加工対象物に照射することができる。

更に、前記合成波生成ステップは、偏光の切り替えにより前記レーザ発振器から得られる少なくとも1つのレーザビームの進路を切り替え、他のレーザビームと合成させることが好ましい。これにより、加工対象物の移動方向に応じて簡易に所望の形状を含むレーザビームを生成することができる。
更に、前記偏光の切り替えは、電気光学素子を用いることが好ましい。これにより、合成するレーザビームを容易に変更することができる。
更に、前記偏光の切り替えは、1/2波長板を用いることが好ましい。これにより、合成するレーザビームの変更を安価な構成で実現することができる。
更に、前記合成波生成ステップは、所定方向に移動可能な可動ミラーにより前記レーザ発振器から得られる少なくとも1つのレーザビームの進路を切り替え、他のレーザビームと合成させることが好ましい。これにより、加工対象物の移動方向に応じて簡易に所望の形状を含むレーザビームを生成することができる。
本発明によれば、加工対象物の結晶の高品質化,高生産性を実現することができる。
<本発明の概要>
本発明は、複数のレーザビームを組み合わせて高品質化に有効な左右非対称なビームを、例えばステージ移動の往路と復路に合わせて常に先頭部が急峻になるように切り替えることによって上述の問題点を解決する。
ここで、具体的に説明すると、例えば3台のレーザ発振器から出射された3つのレーザビームのうち、任意に選択された2つを合成し、残る1本はそのままとして、強度が異なる2つのレーザビームを準備する。
次に、強度が異なる2つのビームが所定のビーム形状に整形される。このとき、別々のビーム整形手段を用いてもよく、また1個のビーム整形手段のみを用いてもよい。次に、整形されたビームは、その長尺方向と垂直な方向に、少しだけずらして加工対象物に照射される。なお、2つのレーザビームは、同軸に合成する必要がないため、例えば、DOE(Diffractive Optical Element:回折光学素子)等を用いなくても空間的に少しずらして照射することも可能である。
ここで、本発明におけるビームの空間的な形状について図を用いて説明する。図1は、本発明におけるビームの空間的な形状を説明するための一例の図である。なお、図1(a)は、右方向の移動におけるレーザの形状を説明するための図を示し、図1(b)は、左方向の移動におけるレーザの形状を説明するための図を示している。また、図1(a)、(b)において、横軸は、レーザビームの横方向位置を示し、縦軸は、レーザビームの強度を示している。
例えば、図1(a)、(b)に示すように、加工対象物に照射されるレーザビームは、3つのレーザビームを用いた場合、3つのレーザビームのうち、ビームの進行方向に対して同時刻に同一位置を進行している2つのレーザビームを強度の中心を一致させて合成し、加工対象物の所定の位置に照射する。更に、もう1つのレーザビームを加工対象物の所定の位置に照射する。
具体的には、基板等の加工対象物を載置したステージが右方向に移動する場合には、図1(a)に示すように、3つのレーザビーム11−1〜11−3のうち、例えばレーザビーム11−3をレーザビーム11−2と合成させて合成波12として加工対象物に照射する。
また、基板等の加工対象物を載置したステージが左方向に移動する場合には、図1(b)に示すように、レーザビーム11−1〜11−3のうち、レーザビーム11−3をレーザビーム11−1と合成させて合成波12bとして加工対象物に照射する。
つまり、加工対象物である基板を載置したステージの移動方向に応じてレーザビーム11−3をレーザビーム11−1もしくはレーザビーム11−2のどちらと同じ位置で合成させるか選択することにより、往復共に前面が急峻なビームとなる。これにより、両方向共に結晶成長を行うことが可能となり、高品質結晶を保ちながらも高生産性が同時に達成される。
ここで、図2は、上述した3つのレーザビームの合成の様子を説明するための一例を示す図である。なお、3つのレーザビームの強度は全て同一とし、細線ビームに整形された際の線幅(半値全幅)は、全て5μmとする。
この場合において、例えば、中心位置間隔を3μmだけずらして左側に図2(a)に示すレーザビームを1つ分照射し、右側に図2(b)に示すレーザビームを2つ分照射する。このとき、レーザの強度分布は、図2(c)に示すようになり、右側(急峻な側)の半値半幅は、2.8μm、左側(緩やかな側)の半値半幅は、4.3μmとなる。また、最も強い強度の位置は、図2(b)に示す波形の中心位置から左側に0.5μm左側にずれたものとなる。
なお、本発明では、使用されるレーザビームは、3つに限定されず、少なくとも3つのレーザビームがあればよく、例えば4つや5つのレーザビームを使用することができる。
<実施形態>
次に、強度が異なる2つのレーザビームを生成する手段を備えた本発明におけるレーザ加工装置及びレーザ加工方法を好適に実施した形態について、図面を用いて説明する。
<レーザ加工装置>
図3は、本実施形態におけるレーザ加工装置の一例を示す図である。図3に示すレーザ加工装置20は、n(n:3以上)台のレーザ発振器21−1〜21−nと、合成波生成手段22と、反射ミラー23と、ビーム整形手段24と、ステージ駆動手段25と、ステージ26と、制御手段27とを有するよう構成されている。
レーザ発振器21−1〜21−nは、それぞれ制御手段27から得られる加工対象物31の所定の加工領域を加工するためのレーザビームのパワー、照射位置等の照射条件設定情報に基づいて、レーザビームの照射条件を設定する。また、レーザ発振器21は、制御手段27から得られる照射開始情報に基づいて所定のタイミングでレーザビームを出射する。
ここで、レーザビームの種類としては、例えばNd:YAGレーザ,Nd:YLFレーザ等を用いることができる。本実施形態では、一例としてNd:YAGレーザの第2高周波(波長532nm)、レーザ強度10W、ビームサイズ直径5mmのレーザビームを用いるが、本発明におけるレーザビームの強度等については特に制限されない。
合成波生成手段22は、制御手段27からの制御情報に基づいて各レーザ発振器21−1〜21−nから出力されたレーザ光を合成し、例えば、上述した図1,2に示すような合成波を生成する。なお、制御手段27から得られる制御情報としては、例えば、ステージ26の往路及び復路において、どのレーザビームをどのように合成するか等の情報を含んでいる。なお、合成波の生成方法の詳細については後述する。
反射ミラー23は、合成波生成手段22から得られたレーザビームを加工対象物31の方向に導く。
また、ビーム整形手段24は、入力した反射ミラー23からのレーザビームを所定の形状(例えば細線等)にビームを整形して、加工対象物31へ出力させる。なお、ビーム整形手段24としては、例えばレンズ光学系や回折光学素子を用いることができる。また、ビーム整形手段24は、入力されるレーザビームの種類に応じて複数設けてもよい。
ステージ駆動手段25は、制御手段27から得られるステージの移動制御情報に基づいて、レーザ加工を行う加工対象物31が載置されたステージ26を加工条件に対応した所定の平面上の位置(XY方向)に所定の速度で移動させる。
制御手段27は、レーザ加工装置20の各構成全体を制御する。具体的には、加工対象物31に加工を行うための各制御情報(照射条件、ステージの移動情報等)を生成し、対応するレーザ発振器21−1〜21−n、合成波生成手段22、及び、ステージ駆動手段25のそれぞれに対応する制御情報を出力する。
なお、上述の装置構成において、加工対象物31にレーザビームを照射している間、加工対象物31が載置されたステージ26は一定速度所定の方向(往路)に移動し、加工対象物31の端まで到達した後は「減速→停止→反対方向に加速」という過程を経て反対方向(復路)に一定速度で動く。このとき、上述の過程には1秒から数秒程度の時間を要するため、後述する合成波生成手段の各実施例におけるレーザビームの切替処理には高速性は要求されない。
上述したレーザ加工装置20を用いることで、加工対象物31に所定の加工を行うことができる。したがって、加工対象物の結晶の高品質化,高生産性を実現することができる。
<合成波生成手段22:実施例1>
次に、合成波生成手段22の具体的な実施例について図を用いて説明する。図4は、合成波生成手段の第1の実施例(実施例1)を説明するための図である。
図4に示す実施例1では、上述した3台のレーザ発振器21−1〜21−3を用いる。このうち、任意に選択される2台(例えば、レーザ発振器21−1,レーザ発振器21−2)は固定(レーザビームを移動させない)とする。合成波生成手段22は、残りの3台目(レーザ発振器21−3)からのレーザビームを、偏光切替器41を用いて偏光を平行方向もしくは垂直方向の何れかの直線偏光に切り替え、偏光ビームスプリッター(PBS)42−1を用いてレーザ発振器21−1から入力されたレーザビームもしくはレーザ発振器21−2から入力されたレーザビームの何れか一方のレーザビームと同軸で合成させる。
具体的には、合成波生成手段22は、偏光切替器41によりレーザ発振器21−3から入力されたレーザビームを図4の図示上の矢印方向のように平行に直線偏光させることで、PBS42−1を通過させ、その先にある反射ミラー43により反射させ、λ/2波長板(λ/2板)44によりレーザビームを垂直な直線偏光にして、PBS42−2によりレーザ発振器21−1から入力されたレーザビームと同軸に合成させて、ビーム1として出力させる。なお、合成波生成手段22は、レーザ発振器21−2からのレーザビームを、そのままビーム2として出力させる。
また、合成波生成手段22は、偏光切替器41によりレーザ発振器21−3から入力されたレーザビームを図4の図示上垂直に直線偏光させることで、PBS42−1で反射させ(図4における点線)、その先にあるPBS42−3によりレーザ発振器21−2から入力されたレーザビームと同軸に合成させて、ビーム2として出力させる。なお、合成波生成手段22は、レーザ発振器21−1からのレーザビームを、そのままビーム1として出力させる。
本実施例により、強度が異なる2つのレーザビームを生成することができる。なお、偏光切替器41による切り替えは、制御手段27からの制御情報により、加工対象物31の移動方向(ビームの進行方向)等の切り替え時等に行う。
<合成波生成手段22:実施例2>
次に、合成波生成手段22の他の具体的な実施例について図を用いて説明する。図5は、合成波生成手段の第2の実施例(実施例2)を説明するための図である。図5に示す実施例2では、合成波生成手段22は、可動ミラー51によりレーザ発振器21−3から得られるレーザビームを移動させて、レーザ発振器21−1から得られるレーザビームもしくはレーザ発振器21−2から得られるレーザビームの何れか一方のレーザビームに同軸で合成させる。
つまり、合成波生成手段22は、可動ミラー51を所定の方向に移動させる移動機能を有しており、可動ミラー51を図5に示す点線位置から実線位置に移動させることにより、レーザ発振器21−3から入力されたレーザビームを可動ミラー51により反射させ、PBS42−2によりレーザ発振器21−1から入力されたレーザビームと合成させて、ビーム1として出力させる。なお、合成波生成手段22は、レーザ発振器21−2から入力されるレーザビームを、そのままビーム2として出力させる。
また、合成波生成手段22は、可動ミラー51を図5に示す点線位置に移動させることにより、レーザ発振器21−3から入力されたレーザビームを可動ミラー51により反射させ、PBS42−3によりレーザ発振器21−2から入力されたレーザビームと合成させて、ビーム3として出力させる。なお、合成波生成手段22は、レーザ発振器21−1から入力されるレーザビームを、そのままビーム1として出力させる。
ここで、本実施例においては、3台目(レーザ発振器21−3)のレーザビームを垂直方向の直線偏光にする必要がある。なお、垂直方向へ直線偏光させる方法としては、例えば第1の方法として、レーザ発振器21−3の筐体の中で、レーザ結晶や波長変換結晶等を90度回転させて(倒して)配置し、垂直方向の直線偏光として発振させる。これにより、レーザ発振器21−3から出射された段階で、既に垂直方向の直線偏光になる。
また、上述した方法以外の垂直方向へ直線偏光させる方法(第2の方法)について説明する。図6は、レーザビームを垂直方向へ直線偏光する方法について説明するための図である。第2の方法としては、まずレーザ発振器21−3から平行方向の直線偏光を出射させる(図6に示す矢印A)。その後、ミラー52−1,52−2で2回反射させて(図6に示す矢印B、C、D)して、垂直方向の直線偏光のレーザビームを出射させる(図6に示す矢印D)。
つまり、図6に示すように、レーザビームがx方向に進行する場合には、偏光の方向はy方向となり、レーザビームがz方向に進行する場合には、偏光の方向はy方向となり、レーザビームがy方向に進行する場合には、偏光の方向はz方向となる。
本実施例により、強度が異なる2つのレーザビームを生成することができる。なお、可動ミラー51の移動は、制御手段27からの制御情報により、加工対象物31の移動方向(ビームの進行方向)等の切り替え時等に行う。
<その他の実施例>
ここで、上述した実施例1及び実施例2では、3つのレーザビームから強度が異なる2つのレーザビームを生成する方法を示したが、本発明は必ずしも3つのレーザビームであることに限定されず、4つ以上のレーザビームを用いることも可能である。
図7は、他の実施例として、4つのレーザビームを用いた本発明におけるレーザ加工方法の概要を説明するための図である。なお、図7に示すグラフの横軸は、レーザビームの横方向位置を示し、縦軸は、レーザビームの強度を示している。
図7に示す例では、各レーザ発振器から出射された3種類のレーザビームのそれぞれが固定のビームとなって照射領域に到達する。また、もう一方のレーザビームは、3種類のレーザビームのうち何れかと同軸で合成させる。
ここで、図7(a)は、レーザビーム61−4がレーザビーム61−1と同軸に合成された場合を示し、図7(b)は、レーザビーム61−4がレーザ61−3と同軸に合成された場合を示している。また、図7(a)、(b)において、右側に示す波形が全体のビーム強度を示す合成波62a、62bである。
図7(a)に示す合成波62aでは、ビームの左側が急峻に立ち上がり、ビームの右側は緩やかに立ち下がっていることがわかる。一方、図7(b)に示す合成波62bでは、その逆となり、ビームの右側が急峻に立ち上がり、ビームの左側は緩やかに立ち下がっていることがわかる。
次に、上述した4つ以上のレーザビームを用いた合成波生成手段22の実施例について説明する。
<合成波生成手段22:実施例3>
図8は、合成波生成手段の第3の実施例(実施例3)を説明するための図である。図8に示す実施例3では、一例として4台のレーザ発振器21−1〜21−4を用いる。このうち、任意に選択される3台(例えば、レーザ発振器21−1〜21−3)は固定(レーザビームを移動させない)とする。合成波生成手段22は、残りの4台目(レーザ発振器21−4)からのレーザビームを、偏光切替器41を用いて偏光を平行方向もしくは垂直方向の何れかの直線偏光に切り替え、PBS42−4を用いてレーザ発振器21−1から入力されたレーザビームもしくはレーザ発振器21−3から入力されたレーザビームの何れか一方のレーザビームと同軸で合成させる。
具体的には、合成波生成手段22は、偏光切替器41によりレーザ発振器21−4から入力されたレーザビームを図8の図示上の矢印方向のように平行に直線偏光させることで、PBS42−4を通過させ、その先にある反射ミラー43により反射させ、λ/2波長板44によりレーザビームを垂直な直線偏光にして、PBS42−2によりレーザ発振器21−1から入力されたレーザビームと同軸に合成させて、ビーム1として出力させる。なお、レーザ発振器21−2及びレーザ発振器21−3からのレーザビームは、そのままビーム2及びビーム3として出力させる。
また、偏光切替器41によりレーザ発振器21−4から入力されたレーザビームを図8の図示上垂直に直線偏光させることで、PBS42−4で反射し(図8における点線)、その先にあるPBS42−3によりレーザ発振器21−3から入力されたレーザビームと同軸に合成させビーム3として出力させることができる。なお、レーザ発振器21−1及びレーザ発振器21−2からのレーザビームは、そのままビーム1及びビーム3として出力させる。
本実施例により、少なくとも1つの強度が異なる3つのレーザビームを生成することができる。なお、偏光切替器41による切り替えは、制御手段27からの制御情報により、加工対象物31の移動方向(ビームの進行方向)等の切り替え時等に行う。
<合成波生成手段22:実施例4>
図9は、合成波生成手段の第4の実施形態(実施例4)を説明するための図である。図9に示す実施例4では、合成波生成手段22は、可動ミラー51によりレーザ発振器21−4から得られるレーザビームを移動させて、レーザ発振器21−1から得られるレーザビームもしくはレーザ発振器21−3から得られるレーザビームの何れか一方のレーザビームに同軸で合成させる。
つまり、合成波生成手段22は、可動ミラー51を所定の方向に移動させる移動機能を有しており、可動ミラー51を図9に示す点線位置から実線位置に移動させることにより、レーザ発振器21−4から入力されたレーザビームを可動ミラー51により反射させ、PBS42−2によりレーザ発振器21−1から入力されたレーザビームと合成させて、ビーム1として出力させる。なお、合成波生成手段22は、レーザ発振器21−2及びレーザ発振器21−3から入力されるレーザビームを、そのままビーム2及びビーム3として出力させる。
また、合成波生成手段22は、可動ミラー51を図9に示す点線位置に移動することにより、レーザ発振器21−4から入力されたレーザビームを可動ミラー51により反射させ、PBS42−5によりレーザ発振器21−3から入力されたレーザビームと合成させて、ビーム3として出力される。なお、合成波生成手段22は、レーザ発振器21−1及びレーザ発振器21−2から入力されるレーザビームを、そのままビーム1及びビーム2として出力させる。
なお、このとき、4台目(レーザ発振器21−4)を垂直方向の直線偏光にする必要があるが、例えば上述した第1の方法又は図6に示した第2の方法を適用することができる。
本実施例により、少なくとも1つの強度が異なる3つのレーザビームを生成することができる。なお、可動ミラー51の移動は、制御手段27からの制御情報により、加工対象物31の移動方向(ビームの進行方向)等の切り替え時等に行う。
上述した実施形態により、例えばレーザアニール加工において、ステージの行きと帰りとで加工対象物に照射するレーザビームの形状を切り替えることにより、高品質結晶と高生産性を両立させることができる。
ここで、上述した偏光切替器41は、例えば、電気光学変調器(EOM:Electro Optic Modulator)を用いることができる。EOMは、電気光学結晶(例えばLiTaOやLiNbO等)に高電圧を印加することにより、偏光の縦方向と横方向の比率を変えることができる素子であり、適切な電圧で横方向成分もしくは縦方向成分を0(ゼロ)にして縦偏光もしくは横偏光へと切り替えることが可能となる。このように、高速切替ができるという利点があるが、EOM自体が高価である上に、高電圧電源も必要とされることから、価格面では不利である。
また、例えば図4又は図8に示すように、レーザ発振器21−1と、レーザ発振器21−3もしくはレーザ発振器21−4から得られるそれぞれのレーザビームを合成させる場合には、電気光学変調器の代わりに1/2波長板を用いることができるが、1/2波長板の光学軸と入射ビームの偏光方向とが平行の場合には偏光は保持され、1/2波長板の光学軸と入射ビームの偏光方向が45度の角度をなす場合には出射ビームは偏光が90度回転する。また、上述したように、偏光の切り替えに高速性は要求されないため、偏光の切り替え方法としては、例えば1/2波長板を機械的に回転させるか、1/2波長板をスライドさせて出し入れさせる構成等により、切り替えを行うことができる。なお、1/2波長板は、価格面では安価である。
なお、上述した実施形態では、レーザビームの数だけレーザ発振器を設けていたが、本発明においてはこの限りではなく、例えばある1台のレーザ発振器から出射されたレーザビームを部分反射鏡等により複数に分割して複数のレーザビームを生成するような場合でも、その複数のレーザビームを用いて本発明を適用することができる。
上述したように本発明によれば、レーザ加工における結晶の高品質化,高生産性を実現することができる。つまり、ステージの行きと帰りとで加工対象物に照射するレーザビームの形状を複数のレーザビームを用いて高品質な結晶成長が可能な形状に切り替えることで、往復共にレーザビームの照射を行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明におけるビームの空間的な形状を説明するための一例の図である。 上述した3つのレーザビームの合成の様子を説明するための一例を示す図である。 第1の実施形態におけるレーザ加工装置の一例を示す図である。 合成波生成手段の第1の実施例(実施例1)を説明するための図である。 合成波生成手段の第2の実施例(実施例2)を説明するための図である。 レーザビームを垂直方向へ直線偏光する方法について説明するための図である。 他の実施例として、4つのレーザビームを用いた本発明におけるレーザ加工方法の概要を説明するための図である。 合成波生成手段の第3の実施例(実施例3)を説明するための図である。 合成波生成手段の第4の実施例(実施例4)を説明するための図である。
符号の説明
11、61 レーザビーム
12、62 合成波
20 レーザ加工装置
21 レーザ発振器
22 合成波生成手段
23,43 反射ミラー
24 ビーム整形手段
25 ステージ駆動手段
26 ステージ
27 制御手段
31 加工対象物
41 偏光切替器
42 偏光ビームスプリッター(PBS)
44 λ/2波長板
51 可動ミラー
52 ミラー

Claims (12)

  1. 複数のレーザビームを合成し加工対象物に照射して加工を行うレーザ加工装置において、
    前記レーザビームを出射するレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器から出射された複数のレーザビームのうち、任意に選択される2つのレーザビームを強度の中心を一致させて合成し合成波を生成する合成波生成手段とを有し、
    前記合成波生成手段は、
    前記加工対象物を載置したステージの往路及び復路の各移動方向に対応させて前記加工対象物に照射するレーザビームの形状を異ならせることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記合成波生成手段により得られる前記合成波のレーザビームを整形するビーム整形手段と、
    前記ステージを所定方向に移動させるステージ駆動手段と、
    前記ビーム整形手段により整形されたレーザビームを前記加工対象物の所定の位置に照射させるように、少なくとも前記レーザ発振器及び前記ステージ駆動手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記合成波生成手段は、
    偏光の切り替えにより前記レーザ発振器から得られる少なくとも1つのレーザビームの進路を切り替え、他のレーザビームと合成させることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記偏光の切り替えは、電気光学素子を用いることを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記偏光の切り替えは、1/2波長板を用いることを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。
  6. 前記合成波生成手段は、
    所定方向に移動可能な可動ミラーを有し、
    前記可動ミラーにより前記レーザ発振器から得られる少なくとも1つのレーザビームの進路を切り替え、他のレーザビームと合成させることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ加工装置。
  7. 複数のレーザビームを合成し加工対象物に照射して加工を行うレーザ加工方法において、
    レーザ発振器からレーザビームを出射するレーザビーム出射ステップと、
    前記レーザ発振器から出射された複数のレーザビームのうち、任意に選択される2つのレーザビームを強度の中心を一致させて合成し合成波を生成する合成波生成ステップとを有し、
    前記合成波生成ステップは、前記加工対象物を載置したステージの往路及び復路の各移動方向に対応させて前記加工対象物に照射するレーザビームの形状を異ならせることを特徴とするレーザ加工方法。
  8. 前記合成波生成ステップにより得られる前記合成波のレーザビームを整形するビーム整形ステップと、
    ステージ駆動手段により前記ステージを所定方向に移動させるステージ駆動ステップと、
    前記ビーム整形ステップにより整形されたレーザビームを前記加工対象物の所定の位置に照射させるように、少なくとも前記レーザ発振器及び前記ステージ駆動手段を制御して加工を行う加工ステップとを有することを特徴とする請求項7に記載のレーザ加工方法。
  9. 前記合成波生成ステップは、
    偏光の切り替えにより前記レーザ発振器から得られる少なくとも1つのレーザビームの進路を切り替え、他のレーザビームと合成させることを特徴とする請求項7又は8に記載のレーザ加工方法。
  10. 前記偏光の切り替えは、電気光学素子を用いることを特徴とする請求項9に記載のレーザ加工方法。
  11. 前記偏光の切り替えは、1/2波長板を用いることを特徴とする請求項9に記載のレーザ加工方法。
  12. 前記合成波生成ステップは、
    所定方向に移動可能な可動ミラーにより前記レーザ発振器から得られる少なくとも1つのレーザビームの進路を切り替え、他のレーザビームと合成させることを特徴とする請求項7又は8に記載のレーザ加工方法。
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