JP4965140B2 - スローアウェイエンドミルおよび回転切削工具 - Google Patents
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Description
(b)略円柱状に形成されて、前記スローアウェイチップが着脱可能に外周部に装着されるホルダとを有するスローアウェイエンドミルであって、
(c)前記スローアウェイチップが前記ホルダに装着された状態で、前記ホルダの軸線であるホルダ軸線を中心に回転させた場合に、前記主切刃の回転軌跡のうちで、ホルダ軸線を含みホルダ軸線に平行な仮想平面に交わる交線は、
(c1)ホルダ軸線方向先端側の一端部に対して、ホルダ軸線方向基端側の他端部がホルダ半径方向内方に配置され、
(c2)前記一端部よりもホルダ軸線方向基端側でかつ、前記他端部よりもホルダ軸線方向先端側に位置し、前記一端部を通過してホルダ軸線に平行に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
(c3)前記一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向外方に膨らみ、前記境界部から前記他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向内方に窪み、
(c4)前記第1領域の中央部において、最もホルダ半径方向外方に膨らみ、
前記交線の境界部は、前記一端部からホルダ軸線方向基端側に向かってホルダ軸線方向に、前記交線のホルダ軸線寸法の1/2以上3/4以下、移動した位置に設定されることを特徴とするスローアウェイエンドミルである。
、交線の他端部が一端部よりもホルダ半径方向内方に退避して配置される。これによって許容誤差範囲内で比較的大きな誤差が生じたとしても、他端部が第1領域の最突出部よりもホルダ半径方向最外方に突出しにくく、交線の他端部に対応する切刃部分が被削材に接触することが防がれる。これによって誤差が生じても、前段の切込み加工で削り残した部分に、交線の他端部に対応する切刃部分が接触することを防ぐことができる。したがって1回の切込み加工で被削材の切削量が増加することを防ぐことができる。
また、多段切込み加工における1回の切込み量は、一端部から他端部までのホルダ軸線方向寸法の1/2以下に選択されることが大半である。一端部から境界部までの距離が、交線のホルダ軸線寸法の1/2未満となる場合、1回の切込みでは、第1領域の主切刃で切削を行うことができず削り残しが生じやすい。これに対して本発明では、一端部から境界部までの距離が、交線のホルダ軸線寸法の1/2以上に設定されるので、1回の切込みで、交線の第1領域に対応する切刃が接触に寄与することになり、削り残しの発生することを防ぐことができる。
また一端部から境界部までの距離が交線のホルダ軸線寸法の3/4を超える場合、誤差が生じることで、交線のうちで、境界部がホルダ半径方向最外方に突出しやすくなり、1回の切込み加工で、被削材を切削する切削量が増大してしまう。これに対して本発明では、一端部から境界部までの距離が、交線のホルダ軸線寸法の3/4以下に設定されることで、誤差が生じても、交線の境界部がホルダ半径方向最外方に突出しにくくなり、1回の切込み加工で被削材の切削量が増大することを防ぐことができる。
(d1)チップ長手方向一端部に対して、チップ長手方向他端部がチップ幅方向内方に退避して形成され、
(d2)チップ長手方向一端部よりもチップ長手方向他端部側でかつ、チップ長手方向他端部よりもチップ長手方向一端部側に位置し、前記チップ長手方向一端部を通過してチップ長手方向に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
(d3)前記チップ長手方向一端部と前記チップ長手方向他端部と前記境界部とを通過して湾曲して延びる仮想円弧に沿って延び、
(d4)チップ長手方向一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向外方に膨らみ、前記境界部からチップ長手方向他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向内方に窪み、
(d5)前記第1領域の中央部において、最もホルダ半径方向外方に膨らんでいることを特徴とする。
前記主切刃は、チップ長手方向一端部から境界部にチップ長手方向に進むにつれて前記底面に向かってチップ厚み方向に傾斜し、境界部からチップ長手方向他端部にチップ長手方向に進むにつれて、底面から遠ざかって傾斜または底面に平行に延びることを特徴とする。
前記逃げ面は、主切刃に隣接する第1逃げ面と、前記底面と第1逃げ面とに隣接する第2逃げ面とを有し、第2逃げ面は、平面状に形成されて、前記第2逃げ面の角度である第2逃げ角は、チップ長手方向一端部から他端部に向かうにつれて一定であって、前記第1逃げ面の角度である第1逃げ角よりも大きく形成され、
チップ長手方向一端部から境界部に進むにつれて、第1逃げ面の厚み方向寸法は、小さくなり、第2逃げ面の厚み方向寸法が大きくなり、
境界部からチップ長手方向他端部に進むにつれて、第1逃げ面の厚み方向寸法は、大きくなり、第2逃げ面の厚み方向寸法が小さくなることを特徴とする。
基部の軸線である基部軸線を中心に回転させた場合に、前記交差稜線の回転軌跡のうちで、基部軸線を含み基部軸線に平行な仮想平面に交わる交線は、
基部軸線方向先端側の一端部に対して、基部軸線方向基端側の他端部が基部半径方向内方に配置され、
前記一端部よりも基部軸線方向基端側でかつ、前記他端部よりも基部軸線方向先端側に位置し、前記一端部を通過して基部軸線に平行に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
前記一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりも基部半径方向外方に膨らみ、前記境界部から前記他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりも基部半径方向内方に窪み、前記第1領域の中央部において、最もホルダ半径方向外方に膨み、
前記交線の境界部は、前記一端部からホルダ軸線方向基端側に向かってホルダ軸線方向に、前記交線のホルダ軸線寸法の1/2以上3/4以下、移動した位置に設定されることを特徴とする回転切削工具である。
また、多段切込み加工における1回の切込み量は、一端部から他端部までのホルダ軸線方向寸法の1/2以下に選択されることが大半である。一端部から境界部までの距離が、交線のホルダ軸線寸法の1/2未満となる場合、1回の切込みでは、第1領域の主切刃で切削を行うことができず削り残しが生じやすい。これに対して本発明では、一端部から境界部までの距離が、交線のホルダ軸線寸法の1/2以上に設定されるので、1回の切込みで、交線の第1領域に対応する切刃が接触に寄与することになり、削り残しの発生することを防ぐことができる。
また一端部から境界部までの距離が交線のホルダ軸線寸法の3/4を超える場合、誤差が生じることで、交線のうちで、境界部がホルダ半径方向最外方に突出しやすくなり、1回の切込み加工で、被削材を切削する切削量が増大してしまう。これに対して本発明では、一端部から境界部までの距離が、交線のホルダ軸線寸法の3/4以下に設定されることで、誤差が生じても、交線の境界部がホルダ半径方向最外方に突出しにくくなり、1回の切込み加工で被削材の切削量が増大することを防ぐことができる。
また本発明は、(a)略板状に形成され、厚み方向一方の面に形成されるすくい面と、幅方向一方の面に形成される逃げ面と、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線に形成される主切刃とを具備するスローアウェイチップと、
(b)略円柱状に形成されて、前記スローアウェイチップが着脱可能に外周部に装着されるホルダとを有するスローアウェイエンドミルであって、
(c)前記スローアウェイチップの前記主切刃は、
(c1)チップ長手方向一端部に対して、チップ長手方向他端部がチップ幅方向内方に退避して形成され、
(c2)チップ長手方向一端部よりもチップ長手方向他端部側でかつ、チップ長手方向他端部よりもチップ長手方向一端部側に位置し、前記チップ長手方向一端部を通過してチップ長手方向に延びる仮想直線に交差するチップ境界部が設定され、
(c3)前記チップ長手方向一端部から前記チップ境界部までは湾曲して延びる仮想円弧に沿って延び、かつ前記チップ境界部から前記チップ長手方向他端部までは直線状に延び、
(c4)チップ長手方向一端部から前記チップ境界部まで延びるチップ第1領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向外方に膨らみ、前記チップ境界部からチップ長手方向他端部まで延びるチップ第2領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向内方に窪み、
(d)前記スローアウェイチップが前記ホルダに装着された状態で、前記ホルダの軸線であるホルダ軸線を中心に回転させた場合に、前記主切刃の回転軌跡のうちで、ホルダ軸線を含みホルダ軸線に平行な仮想平面に交わる交線は、
(d1)ホルダ軸線方向先端側の一端部に対して、ホルダ軸線方向基端側の他端部がホルダ半径方向内方に配置され、
(d2)前記一端部よりもホルダ軸線方向基端側でかつ、前記他端部よりもホルダ軸線方向先端側に位置し、前記一端部を通過してホルダ軸線に平行に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
(d3)前記一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向外方に膨らみ、前記境界部から前記他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向内方に窪んでいることを特徴とするスローアウェイエンドミルである。
また本発明は、(a)略板状に形成され、厚み方向一方の面に形成されるすくい面と、幅方向一方の面に形成される逃げ面と、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線に形成される主切刃とを具備するスローアウェイチップと、
(b)略円柱状に形成されて、前記スローアウェイチップが着脱可能に外周部に装着されるホルダとを有するスローアウェイエンドミルであって、
(c)前記スローアウェイチップの前記主切刃は、
(c1)チップ長手方向一端部に対して、チップ長手方向他端部がチップ幅方向内方に退避して形成され、
(c2)チップ長手方向一端部よりもチップ長手方向他端部側でかつ、チップ長手方向他端部よりもチップ長手方向一端部側に位置し、前記チップ長手方向一端部を通過してチップ長手方向に延びる仮想直線に交差するチップ境界部が設定され、
(c3)チップ長手方向一端部から前記チップ境界部まで延びるチップ第1領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向外方に膨らみ、前記チップ境界部からチップ長手方向他端部まで延びるチップ第2領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向内方に窪み、
(c4)前記チップ第1領域では、中央部に向かって、複数の直線もしくは曲線の組合せからなる線にしたがって、または階段状に延び、
(d)前記スローアウェイチップが前記ホルダに装着された状態で、前記ホルダの軸線であるホルダ軸線を中心に回転させた場合に、前記主切刃の回転軌跡のうちで、ホルダ軸線を含みホルダ軸線に平行な仮想平面に交わる交線は、
(d1)ホルダ軸線方向先端側の一端部に対して、ホルダ軸線方向基端側の他端部がホルダ半径方向内方に配置され、
(d2)前記一端部よりもホルダ軸線方向基端側でかつ、前記他端部よりもホルダ軸線方向先端側に位置し、前記一端部を通過してホルダ軸線に平行に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
(d3)前記一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向外方に膨らみ、前記境界部から前記他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向内方に窪んでいることを特徴とするスローアウェイエンドミルである。
また本発明は、(a)略板状に形成され、厚み方向一方の面に形成されるすくい面と、幅方向一方の面に形成される逃げ面と、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線に形成される主切刃とを具備するスローアウェイチップと、
(b)略円柱状に形成されて、前記スローアウェイチップが着脱可能に外周部に装着されるホルダとを有するスローアウェイエンドミルであって、
(c)前記スローアウェイチップの前記主切刃は、
(c1)チップ長手方向一端部に対して、チップ長手方向他端部がチップ幅方向内方に退避して形成され、
(c2)チップ長手方向一端部よりもチップ長手方向他端部側でかつ、チップ長手方向他端部よりもチップ長手方向一端部側に位置し、前記チップ長手方向一端部を通過してチップ長手方向に延びる仮想直線に交差するチップ境界部が設定され、
(c3)チップ長手方向一端部から前記チップ境界部まで延びるチップ第1領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向外方に膨らみ、前記チップ境界部からチップ長手方向他端部まで延びるチップ第2領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向内方に窪み、
(c4)前記チップ第1領域の中央部よりもチップ長手方向一端部側の部分において、最もチップ幅方向外方に膨らみ、
(d)前記スローアウェイチップが前記ホルダに装着された状態で、前記ホルダの軸線であるホルダ軸線を中心に回転させた場合に、前記主切刃の回転軌跡のうちで、ホルダ軸線を含みホルダ軸線に平行な仮想平面に交わる交線は、
(d1)ホルダ軸線方向先端側の一端部に対して、ホルダ軸線方向基端側の他端部がホルダ半径方向内方に配置され、
(d2)前記一端部よりもホルダ軸線方向基端側でかつ、前記他端部よりもホルダ軸線方向先端側に位置し、前記一端部を通過してホルダ軸線に平行に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
(d3)前記一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向外方に膨らみ、前記境界部から前記他端部まで延びる第2領域では、前記
仮想直線よりもホルダ半径方向内方に窪んでいることを特徴とするスローアウェイエンドミルである。
また、一端部から境界部までの距離が、交線のホルダ軸線寸法の1/2以上3/4以下に設定されることで、1回の切込みで生じる削り残しを少なくすることができるとともに、誤差が生じても境界部がホルダ半径方向最外方に突出しにくくなり、1回の切込み加工で被削材の切削量が増大することを抑えることができる。これによってエンドミルに生じる切削抵抗をより確実に抑えることができ、被削材が振動してびびりが発生することをより確実に防ぐことができる。
D12=(D1−2・X)2+(L1・sinθ)2
の関係が成り立つ。すなわち、
X=(D1−(D12−L12・sin2θ)1/2)/2
このように本実施形態の主切刃6の第1領域84では、交差曲線17、すなわち仮想円柱15よりもホルダ半径方向外方に湾曲して延びる。また主切刃6の第2領域85では、交差曲線17、すなわち仮想円柱15よりもホルダ半径方向内方に湾曲して延びる。
2 チップ
3 逃げ面
6 主切刃
8 すくい面
9 回転軸線
10 エンドミル
22 交線
51 長辺切刃
80 長辺切刃の一端部
81 長辺切刃の他端部
82 長辺切刃の境界部
100 交線の一端部
101 交線の他端部
102 交線の境界部
103 第1仮想直線
R1 ホルダ半径方向内方
R2 ホルダ半径方向外方
Claims (11)
- (a)略板状に形成され、厚み方向一方の面に形成されるすくい面と、幅方向一方の面に形成される逃げ面と、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線に形成される主切刃とを具備するスローアウェイチップと、
(b)略円柱状に形成されて、前記スローアウェイチップが着脱可能に外周部に装着されるホルダとを有するスローアウェイエンドミルであって、
(c)前記スローアウェイチップが前記ホルダに装着された状態で、前記ホルダの軸線であるホルダ軸線を中心に回転させた場合に、前記主切刃の回転軌跡のうちで、ホルダ軸線を含みホルダ軸線に平行な仮想平面に交わる交線は、
(c1)ホルダ軸線方向先端側の一端部に対して、ホルダ軸線方向基端側の他端部がホルダ半径方向内方に配置され、
(c2)前記一端部よりもホルダ軸線方向基端側でかつ、前記他端部よりもホルダ軸線方向先端側に位置し、前記一端部を通過してホルダ軸線に平行に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
(c3)前記一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向外方に膨らみ、前記境界部から前記他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向内方に窪み、
(c4)前記第1領域の中央部において、最もホルダ半径方向外方に膨らみ、
前記交線の境界部は、前記一端部からホルダ軸線方向基端側に向かってホルダ軸線方向に、前記交線のホルダ軸線寸法の1/2以上3/4以下、移動した位置に設定されることを特徴とするスローアウェイエンドミル。 - 前記交線は、前記一端部と前記他端部と前記境界部とを通過する円弧状に形成されることを特徴とする請求項1記載のスローアウェイエンドミル。
- 前記スローアウェイチップが前記ホルダに装着された状態で、前記主切刃は、ホルダ軸線方向先端からホルダ軸線方向基端側に進むにつれて、予め定める第1角度でホルダ軸線に平行な直線に対してホルダ回転方向下流側に傾斜し、前記交線の境界部に対応する位置に達したあとは、前記第1角度よりも小さい第2角度でホルダ軸線に平行な直線に対してホルダ回転方向下流側に傾斜することを特徴とする請求項1または2に記載のスローアウェイエンドミル。
- 前記スローアウェイチップの主切刃は、
(d1)チップ長手方向一端部に対して、チップ長手方向他端部がチップ幅方向内方に退避して形成され、
(d2)チップ長手方向一端部よりもチップ長手方向他端部側でかつ、チップ長手方向他端部よりもチップ長手方向一端部側に位置し、前記チップ長手方向一端部を通過してチップ長手方向に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
(d3)前記チップ長手方向一端部と前記チップ長手方向他端部と前記境界部とを通過して湾曲して延びる仮想円弧に沿って延び、
(d4)チップ長手方向一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向外方に膨らみ、前記境界部からチップ長手方向他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向内方に窪み、
(d5)前記第1領域の中央部において、最もチップ幅方向外方に膨らんでいることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のスローアウェイエンドミル。 - 前記スローアウェイチップは、厚み方向他方の面に平面状に形成され、ホルダに装着された状態でホルダの着座面に接する底面が形成され、
前記主切刃は、チップ長手方向一端部から境界部にチップ長手方向に進むにつれて前記底面に向かってチップ厚み方向に傾斜し、境界部からチップ長手方向他端部にチップ長手方向に進むにつれて、底面から遠ざかって傾斜または底面に平行に延びることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のスローアウェイエンドミル。 - 前記逃げ面は、主切刃に隣接する第1逃げ面が形成され、前記第1逃げ面の角度である第1逃げ角は、チップ長手方向一端部からチップ長手方向他端部に向かうにつれて大きくなるように形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のスローアウェイエンドミル。
- 前記スローアウェイチップは、厚み方向他方の面に平面状に形成され、ホルダに装着された状態でホルダの着座面に接する底面が形成され、
前記逃げ面は、主切刃に隣接する第1逃げ面と、前記底面と第1逃げ面とに隣接する第2逃げ面とを有し、第2逃げ面は、平面状に形成されて、前記第2逃げ面の角度である第2逃げ角は、チップ長手方向一端部から他端部に向かうにつれて一定であって、前記第1逃げ面の角度である第1逃げ角よりも大きく形成され、
チップ長手方向一端部から境界部に進むにつれて、第1逃げ面の厚み方向寸法は、小さくなり、第2逃げ面の厚み方向寸法が大きくなり、
境界部からチップ長手方向他端部に進むにつれて、第1逃げ面の厚み方向寸法は、大きくなり、第2逃げ面の厚み方向寸法が小さくなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のスローアウェイエンドミル。 - 厚み方向一方の面に形成されるすくい面と、幅方向一方の面に形成される逃げ面と、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線に形成される主切刃とを具備する刃先部分が円柱状の基部の外周部から突出する回転切削工具であって、
基部の軸線である基部軸線を中心に回転させた場合に、前記交差稜線の回転軌跡のうちで、基部軸線を含み基部軸線に平行な仮想平面に交わる交線は、
基部軸線方向先端側の一端部に対して、基部軸線方向基端側の他端部が基部半径方向内方に配置され、
前記一端部よりも基部軸線方向基端側でかつ、前記他端部よりも基部軸線方向先端側に位置し、前記一端部を通過して基部軸線に平行に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
前記一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりも基部半径方向外方に膨らみ、前記境界部から前記他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりも基部半径方向内方に窪み、前記第1領域の中央部において、最も基部半径方向外方に膨らみ、
前記交線の境界部は、前記一端部から基部軸線方向基端側に向かって基部軸線方向に、前記交線の基部軸線寸法の1/2以上3/4以下、移動した位置に設定されることを特徴とする回転切削工具。 - (a)略板状に形成され、厚み方向一方の面に形成されるすくい面と、幅方向一方の面に形成される逃げ面と、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線に形成される主切刃とを具備するスローアウェイチップと、
(b)略円柱状に形成されて、前記スローアウェイチップが着脱可能に外周部に装着されるホルダとを有するスローアウェイエンドミルであって、
(c)前記スローアウェイチップの前記主切刃は、
(c1)チップ長手方向一端部に対して、チップ長手方向他端部がチップ幅方向内方に退避して形成され、
(c2)チップ長手方向一端部よりもチップ長手方向他端部側でかつ、チップ長手方向他端部よりもチップ長手方向一端部側に位置し、前記チップ長手方向一端部を通過してチップ長手方向に延びる仮想直線に交差するチップ境界部が設定され、
(c3)前記チップ長手方向一端部から前記チップ境界部までは湾曲して延びる仮想円弧に沿って延び、かつ前記チップ境界部から前記チップ長手方向他端部までは直線状に延び、
(c4)チップ長手方向一端部から前記チップ境界部まで延びるチップ第1領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向外方に膨らみ、前記チップ境界部からチップ長手方向他端部まで延びるチップ第2領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向内方に窪み、
(c5)前記チップ第1領域の中央部において、最もチップ幅方向外方に膨らみ、
(d)前記スローアウェイチップが前記ホルダに装着された状態で、前記ホルダの軸線であるホルダ軸線を中心に回転させた場合に、前記主切刃の回転軌跡のうちで、ホルダ軸線を含みホルダ軸線に平行な仮想平面に交わる交線は、
(d1)ホルダ軸線方向先端側の一端部に対して、ホルダ軸線方向基端側の他端部がホルダ半径方向内方に配置され、
(d2)前記一端部よりもホルダ軸線方向基端側でかつ、前記他端部よりもホルダ軸線方向先端側に位置し、前記一端部を通過してホルダ軸線に平行に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
(d3)前記一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向外方に膨らみ、前記境界部から前記他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向内方に窪み、
(d4)前記第1領域の中央部において、最もホルダ半径方向外方に膨らんでいることを特徴とするスローアウェイエンドミル。 - (a)略板状に形成され、厚み方向一方の面に形成されるすくい面と、幅方向一方の面に形成される逃げ面と、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線に形成される主切刃とを具備するスローアウェイチップと、
(b)略円柱状に形成されて、前記スローアウェイチップが着脱可能に外周部に装着されるホルダとを有するスローアウェイエンドミルであって、
(c)前記スローアウェイチップの前記主切刃は、
(c1)チップ長手方向一端部に対して、チップ長手方向他端部がチップ幅方向内方に退避して形成され、
(c2)チップ長手方向一端部よりもチップ長手方向他端部側でかつ、チップ長手方向他端部よりもチップ長手方向一端部側に位置し、前記チップ長手方向一端部を通過してチップ長手方向に延びる仮想直線に交差するチップ境界部が設定され、
(c3)チップ長手方向一端部から前記チップ境界部まで延びるチップ第1領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向外方に膨らみ、前記チップ境界部からチップ長手方向他端部まで延びるチップ第2領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向内方に窪み、
(c4)前記チップ第1領域の中央部において、最もチップ幅方向外方に膨らみ、該チップ第1領域では、該中央部に向かって、複数の直線もしくは曲線の組合せからなる線にしたがって、または階段状に延び、
(d)前記スローアウェイチップが前記ホルダに装着された状態で、前記ホルダの軸線であるホルダ軸線を中心に回転させた場合に、前記主切刃の回転軌跡のうちで、ホルダ軸線を含みホルダ軸線に平行な仮想平面に交わる交線は、
(d1)ホルダ軸線方向先端側の一端部に対して、ホルダ軸線方向基端側の他端部がホルダ半径方向内方に配置され、
(d2)前記一端部よりもホルダ軸線方向基端側でかつ、前記他端部よりもホルダ軸線方向先端側に位置し、前記一端部を通過してホルダ軸線に平行に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
(d3)前記一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向外方に膨らみ、前記境界部から前記他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向内方に窪み、
(d4)前記第1領域の中央部において、最もホルダ半径方向外方に膨らんでいることを特徴とするスローアウェイエンドミル。 - (a)略板状に形成され、厚み方向一方の面に形成されるすくい面と、幅方向一方の面に形成される逃げ面と、前記すくい面と前記逃げ面との交差稜線に形成される主切刃とを具備するスローアウェイチップと、
(b)略円柱状に形成されて、前記スローアウェイチップが着脱可能に外周部に装着されるホルダとを有するスローアウェイエンドミルであって、
(c)前記スローアウェイチップの前記主切刃は、
(c1)チップ長手方向一端部に対して、チップ長手方向他端部がチップ幅方向内方に退避して形成され、
(c2)チップ長手方向一端部よりもチップ長手方向他端部側でかつ、チップ長手方向他端部よりもチップ長手方向一端部側に位置し、前記チップ長手方向一端部を通過してチップ長手方向に延びる仮想直線に交差するチップ境界部が設定され、
(c3)チップ長手方向一端部から前記チップ境界部まで延びるチップ第1領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向外方に膨らみ、前記チップ境界部からチップ長手方向他端部まで延びるチップ第2領域では、前記仮想直線よりもチップ幅方向内方に窪み、
(c4)前記チップ第1領域の中央部よりもチップ長手方向一端部側の部分において、最もチップ幅方向外方に膨らみ、
(d)前記スローアウェイチップが前記ホルダに装着された状態で、前記ホルダの軸線であるホルダ軸線を中心に回転させた場合に、前記主切刃の回転軌跡のうちで、ホルダ軸線を含みホルダ軸線に平行な仮想平面に交わる交線は、
(d1)ホルダ軸線方向先端側の一端部に対して、ホルダ軸線方向基端側の他端部がホルダ半径方向内方に配置され、
(d2)前記一端部よりもホルダ軸線方向基端側でかつ、前記他端部よりもホルダ軸線方向先端側に位置し、前記一端部を通過してホルダ軸線に平行に延びる仮想直線に交差する境界部が設定され、
(d3)前記一端部から前記境界部まで延びる第1領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向外方に膨らみ、前記境界部から前記他端部まで延びる第2領域では、前記仮想直線よりもホルダ半径方向内方に窪んでいることを特徴とするスローアウェイエンドミル。
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