JP4963584B2 - プラズマcvd装置及びプラズマcvd方法 - Google Patents

プラズマcvd装置及びプラズマcvd方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマCVD装置及びプラズマCVD方法に関し、特に、カーボンナノチューブを作製するためのプラズマCVD装置及びプラズマCVD方法に関する。
カーボンナノチューブは、その電気的性質から、半導体の多層配線や、電界効果型トランジスタのゲートチャネル用配線などに使用しうる。このカーボンナノチューブは、アーク放電法や、CVD方法で作製される。
カーボンナノチューブを作製するためのCVD方法としては、例えば、Ni、Fe、Coなどの遷移金属層が形成された基板を真空チャンバー内に設置し、炭素供給ガスと水素ガスとを真空チャンバー内に導入した後、プラズマを発生させ、プラズマで解離されたガスを基板表面に接触させることで、基板にカーボンナノチューブを気相成長せしめるプラズマCVD方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2001−48512号公報(請求項1、2及び3等)。
ところで、上記のようなプラズマCVD方法を実施する際に、基板がプラズマに曝されないように、基板とプラズマとの間にメッシュ状の遮蔽部材を設けると、異常放電が発生し、基板に対して垂直なカーボンナノチューブを基板の全表面に均一に成長させることができない場合がある。
そこで、本発明の課題は、前記従来技術の問題点を解決し、異常放電を抑制し、基板の全表面に、カーボンナノチューブを均一に気相成長せしめるためのプラズマCVD装置及びプラズマCVD方法を提供することにある。
本発明のプラズマCVD装置は、真空チャンバー内に、基板ステージと、プラズマ発生手段とを設け、プラズマにより解離された原料ガスを基板ステージ上の被処理基板に接触させてカーボンナノチューブを成長させるプラズマCVD装置において、プラズマ発生領域と基板ステージとの間に、メッシュ状の遮蔽部材であって、基板ステージと同一形状かつ同一面積、又は基板ステージと同一形状かつ基板ステージより小面積の遮蔽部材を設け、真空チャンバー内に発生したプラズマが被処理基板に接触しないようにしたことを特徴とする。
遮蔽部材を、基板ステージと同一形状かつ同一面積、又は基板ステージと同一形状かつ基板ステージより小面積になるように構成することで、プラズマ発生時における異常放電を抑制することが可能となる。
この場合、前記遮蔽部材と前記被処理基板とが、それぞれ電圧印加手段を有し、被処理基板用の電圧印加手段と遮蔽部材用の電圧印加手段とは、互いに正負逆の電圧を印加できるように構成されていることが好ましい。このように構成することで、被処理基板とグランドとの間、及び遮蔽部材とグランドとの間で独立に電界を調整することができるので、遮蔽部材とグランドとの間の電界を調整して遮蔽部材上部のプラズマを均一にし、さらに被処理基板とグランドとの間の電界を調整して、被処理基板の全表面に均一にラジカルを照射できる。
前記被処理基板用の電圧印加手段が、被処理基板に接触して電圧を印加するためのカンチレバーを有し、このカンチレバーに錘が取り付けられていることが好ましい。このカンチレバーに錘を取り付けたことで、被処理基板に確実に電圧を印加することが可能となる。
本発明のプラズマCVD方法は、真空チャンバーに原料ガスを導入し、プラズマCVD方法によって、カーボンナノチューブを被処理基板表面に気相成長させる際に、プラズマで解離された原料ガスを、プラズマを発生させる領域と基板ステージとの間に設けたメッシュ状の遮蔽部材であって、基板ステージと同一形状かつ同一面積、又は基板ステージと同一形状でかつ基板ステージより小面積の遮蔽部材の網目を通過させ、被処理基板表面に接触させて、被処理基板の全表面にカーボンナノチューブを成長させることを特徴とする。
この場合、前記被処理基板及び遮蔽部材に、互いに正負逆の電圧を印加することが好ましい。
本発明のプラズマCVD装置及びプラズマCVD方法によれば、異常放電を抑制できるので、被処理基板全表面にカーボンナノチューブを均一に気相成長せしめるという優れた効果を奏する。
本発明のプラズマCVD装置1を、図1を用いて説明する。プラズマCVD装置1は、真空チャンバー11からなり、ロータリーポンプやターボ分子ポンプなどの真空排気手段111が排気手段用バルブ112を介して真空チャンバー11に設けられている。
真空チャンバー11には、ガス導入手段12が設けられており、真空チャンバー11内にカーボンナノチューブ成長用のガスを導入できるように構成されている。ガス導入手段12は、例えば、原料ガス源121と、原料ガスを希釈するための希釈ガス源122とを有し、それぞれ、バルブ123、マスフローコントローラ124を介して真空チャンバー内にガスを導入する。ここで、原料ガスとしては、炭素原子含有ガス、例えば、メタン、アセチレンなどの炭化水素ガス若しくは気化させたアルコールを用いることができる。好ましくは、メタンなど、加熱した基板温度で分解しないものである。また、希釈ガスとしては、水素、アンモニア、窒素若しくはアルゴンのうち少なくとも1つを用いることができる。
真空チャンバー11の上部には、プラズマを発生させるためのマイクロ波キャビティ13が設けられ、石英窓131を介して真空チャンバー11内にマイクロ波を導入して、ガス導入手段12により真空チャンバー11内に導入されたガスをプラズマ状態とする。
また、真空チャンバー11の底部には、マイクロ波キャビティ13に対向して、被処理基板Sが載置される基板ステージ14が設けられている。この基板ステージ14には、加熱手段141が設けられており、被処理基板上にカーボンナノチューブが成長するのにもっとも適した所望の温度になるように加熱することができる。このような加熱手段141としては、例えば、抵抗加熱手段が挙げられる。
基板ステージ14には、ステージガイド142が設けられ、このステージガイド142に接続された駆動部により、被処理基板Sを上下に移動できるように構成されている。このように構成されていることで、真空搬送で行う場合の被処理基板Sの受け渡しが可能となる。ステージガイド142には、碍子143が取り付けられていて、基板ステージ14が、真空チャンバー11から電気的に絶縁されるように構成されている。
本実施の形態では、プラズマ発生領域と被処理基板Sとの間に、基板ステージ14に対向して、メッシュ状の遮蔽部材15を設けている。このメッシュ状の遮断部材15は、金属製リング151に固定され、金属製リング151は円柱碍子152を介してステージガイド142に固定されている(図1中では、例として2つの円柱碍子152でメッシュ状の遮断部材15が固定された金属性リング151を支持している)。この場合、ステージガイド142の直径と金属リング151の外周の直径とは同一である。遮蔽部材15を設けることで、プラズマ発生時におけるプラズマ中の解離した電子は、遮蔽部材15の上面に形成されたシース領域によって被処理基板S側に侵入できない。なお、基板には後述するように負電位が印加されていることから、遮蔽部材15の下の円柱碍子152が存在していない空間から解離した電子が被処理基板S側に進入することもない。
この遮蔽部材15が、仮に基板ステージ14よりも大きいとすると、この遮蔽部材15を固定した金属リングを大きくする必要があり、そうすると、金属リングを支持している金属リングと同一直径のステージガイド142を大きくする必要がある。その結果、ステージガイド142と真空チャンバー11内壁との間隔が狭くなり、プラズマで解離された電子がステージガイド142の下部へ移動しにくいため、電子が局在して異常放電が発生しやすい。そこで、本実施の形態では、この遮蔽部材15を、基板ステージ14と同一形状かつ同一面積、又は基板ステージ14と同一形状かつ基板ステージより小面積になるように構成している。遮蔽部材15が基板ステージ14より小面積である場合、遮蔽部材15は、被処理基板Sと同一面積であるか、又は被処理基板Sより大面積であることが必要である。被処理基板Sよりも遮蔽部材15が小さいと、ラジカルが被処理基板Sの全表面に均一に接触できないからである。
また、真空チャンバー11内壁とステージガイド142との間は、10〜50mm空けることが好ましい。10mmよりも距離が短いと、電子がステージガイドの下へ移動しにくいために、金属リング周辺に局在し、異常放電の原因となる。
遮蔽部材15を上記構成とすると、ステージガイド142と真空チャンバー11内壁との間隔が十分に空くので、プラズマによって解離された電子は、矢印Xで示すように、この間を移動して、ステージガイドの下方へ移動しやすくなる。これにより、解離した電子が局在することを防止できるので、異常放電を抑制し、被処理基板Sの全表面にカーボンナノチューブを均一に成長せしめることが可能となる。
メッシュ状の遮蔽部材15は、金属製であり、例えば、ステンレスで作製され、メッシュ状の遮蔽部材15の各網目の大きさは、1〜3mmに設定される。各網目の大きさを、1mmより小さく設定すると、ガスの流れを遮ってしまい、3mmより大きく設定すると、プラズマを遮ることができない。
遮蔽部材15と基板ステージ14上に載置された被処理基板Sとの間の距離は、20〜100mmの範囲に設定される。この範囲に設定されていれば、遮蔽部材15を通過したラジカルが被処理基板S上に均一に広がって、均一なカーボンナノチューブを作製することが可能である。20mmより距離が短いと、遮蔽部材15を通過したラジカルが被処理基板S上に均一に広がらない。また、100mmを超えた距離では、基板に到達する前にラジカルが失活してしまう。
また、本実施の形態では、被処理基板Sに電圧を印加するための基板用電圧印加手段16を設けている。これにより、プラズマで解離されたガスを、ラジカルの状態で被処理基板S上に到達させ接触させることができ、被処理基板Sに対して垂直方向の配向性を有するカーボンナノチューブを均一に成長させることができる。基板用電圧印加手段16は、カンチレバー161と、基板用電圧源162とからなる。基板用電圧源162から印加された電圧がカンチレバー161を介して被処理基板Sだけに確実に印加できるように、カンチレバー161は錘163を備え、これにより、カンチレバー161が必ず被処理基板Sに接触できる。
遮蔽部材15が、基板用電圧印加手段16とは別に遮蔽部材用電圧印加手段17を有し、この遮蔽部材用電圧印加手段17は、独立の遮蔽部材用電圧源171を有することが好ましい。なお、遮蔽部材15は、この基板用電圧印加手段16と電圧源を共有し、遮蔽部材15と被処理基板Sとの間に電圧を印加するように構成してもよい。
このように、被処理基板Sと遮蔽部材15とが電圧源を別々に有することで、被処理基板Sとグランドとの間、又は遮蔽部材15とグランドとの間で電界を調整することができる。これにより、遮蔽部材とグランドとの間の電界を調整して遮蔽部材上部のプラズマを均一にでき、被処理基板とグランドとの間の電界を調整して、被処理基板の全表面に均一にラジカルを照射できる。
本発明のプラズマCVD装置を用いたカーボンナノチューブの形成について、以下説明する。
カーボンナノチューブを気相成長させる被処理基板Sとしては、遷移金属、例えばNi、Fe、Coからなる基板、この遷移金属の少なくとも1種を含む合金の基板、またはガラス、石英やSiウェハー等のカーボンナノチューブを直接気相成長できない基板表面に、上記金属又は合金を種々の任意のパターンで形成した基板を用いる。また、ガラス、石英やSiウェハー等の基板表面に上記金属又は合金の層を形成する際に、その基板と金属との間に、タンタルなどの上記基板及び金属とは化合物を形成しない層を設けてもよい。また、この被処理基板は、8インチ、12インチ、20インチ等どのようなサイズの被処理基板であっても、カーボンナノチューブを被処理基板上に均一に成長せしめることが可能となる。
はじめに、上記被処理基板Sを基板ステージ14上に載置し、真空排気手段111を作動して真空チャンバー11を所定の真空度まで排気し、この状態で原料ガス及び希釈ガスを真空チャンバー内に導入する。次いで、被処理基板Sを加熱手段141により所定温度まで加熱して、基板温度が安定した後、マイクロ波キャビティ13から石英マイクロ波を、例えば、発振パワー2kW程度で発振し、石英窓131を介して真空チャンバー11内にプラズマを発生させる。この状態で、基板用電圧源162から、負電圧を1〜200V印加するとともに、遮蔽部材用電源171から、正電圧を0.5〜1.0V印加する。負電圧を1Vより小さくすると、電子が基板に流入してしまい、200Vより大きくすると、イオンによりエッチングが起こるという不都合が生じてしまう。また、正電圧を0.5Vより小さくすると、イオンが真空チャンバー内に流入してしまい、1.0Vより大きくすると、電子が遮蔽部材に入り、電源容量を超えてしまう。
このように、上記炭素原子含有原料ガス及び希釈ガスを真空チャンバー11内に導入し、プラズマを発生させるとともに、被処理基板と遮蔽部材とに電圧を印加してプラズマで解離された原料ガスを被処理基板Sに到達させて接触させることで、被処理基板S表面にカーボンナノチューブを気相成長させ、被処理基板Sの全表面に、被処理基板Sに対して垂直な向きに揃った配向性を有するカーボンナノチューブが作製される。上記したように、本発明のプラズマCVD装置は、プラズマで解離された電子が局在しないように構成されているので、異常放電が生じにくく、カーボンナノチューブが均一に成長する。
この場合、加熱手段141は、カーボンナノチューブを気相成長させる間、300〜700℃の範囲内の所定温度に保持されるように制御される。300℃より低い温度では、著しくカーボンナノチューブの成長が悪く、また、700℃を超えた温度では、被処理基板S表面で原料ガスが分解し、アモルファス状炭素が堆積する。
本実施例では、図1に示すプラズマCVD装置1を用い、被処理基板S上にカーボンナノチューブを気相成長させ、その様子を観察した。被処理基板Sとして、8インチのシリコン基板上にスパッタリング法によりタンタルを100nmの膜厚で成膜し、次いで、タンタル膜上に、EB蒸着法によりFeを5nmの膜厚で成膜したものを用いた。プラズマCVD装置としては、内径450mmの真空チャンバー、円形の基板ステージ14(直径約220mm)、及び被処理基板Sと同じ直径8インチ(約200mm)の遮蔽部材15、この遮蔽部材を固定する直径350mm(外周)の金属リング、及び遮蔽部材15と金属リング151とを支持する直径350mmのステージガイド142を用い、被処理基板Sと遮蔽部材15との間の距離を20mm、ステージガイドと真空チャンバー内壁との間隔を50mmに設定した。
上記の被処理基板Sを基板ステージ14上に載置し、真空排気手段111を作動して真空チャンバー11内の圧力を13Pa以下になるまで排気した後、前処理である基板クリーニングを行った。
次いで、ガス導入手段12を介してメタンガスを20sccm、水素ガスを80sccmの流量で真空チャンバー11内に導入して270Paに保持し、加熱手段141を作動して被処理基板Sを650℃まで加熱し、被処理基板Sの温度が安定するまで約10分程度待った。その後、マイクロ波パワー2kWでマイクロ波を発振させ、真空チャンバー11内にプラズマを発生させた。この場合に、基板用電圧源162から、負電圧を2V印加するとともに、遮蔽部材用電源171から、正電圧を0.5〜1.0V印加した。20分経過後、ガスの導入を停止し、カーボンナノチューブの成長を停止した。得られた被処理基板Sの各位置(図2に示す(1)〜(7)の7ヶ所)において、その位置での断面をSEMで観察した。各位置での断面SEM写真を、図3(1)〜(7)に示す。
図3(1)〜(7)から明らかなように、被処理基板Sに対して垂直なカーボンナノチューブが各位置で均一に作製されていることがわかった。これにより、本発明のプラズマCVD装置1を用いることで、被処理基板Sの全表面に、被処理基板に対して垂直なカーボンナノチューブを均一に形成できることがわかった。
(比較例1)
図4に示すプラズマCVD装置1を用い、上記実施例1と同条件でカーボンナノチューブを形成した。なお、この図4中、図1と同じ構成要素には同一の参照記号を付してあり、説明は省略する。この図4に示すプラズマCVD装置では、遮蔽部材15が、基板ステージ14(直径220mm)より大きく、金属リング151及びステージガイド142(共に直径440mm)と真空チャンバー11(内径450mm)との間がほとんど空いていない。また、図4に示すプラズマCVD装置は、遮蔽部材用と被処理基板用とで別々に電圧源を備えておらず、遮蔽部材と被処理基板との間に電圧を印加する電圧源18をただひとつ有するように構成している。さらに、図4に示すプラズマCVD装置では、カンチレバーは錘163を有していない。このプラズマCVD装置を用いてカーボンナノチューブを形成すると、図中Yで示した範囲で異常放電が発生し、得られた被処理基板Sの表面を観察すると、カーボンナノチューブが被処理基板全表面に均一に形成されていなかったことがわかった。
本発明によれば、被処理基板の全表面にカーボンナノチューブを均一に形成することが可能となる。よって、本発明は、半導体技術分野で利用可能である。
本発明のプラズマCVD装置の構成を説明するための模式図。 本発明により作製したカーボンナノチューブを形成した被処理基板の観測位置(1)〜(7)を示すための模式図。 本発明により作製したカーボンナノチューブを形成した被処理基板の各位置(1)〜(7)での断面SEM写真。 比較例で用いたプラズマCVD装置の模式図。
符号の説明
1 装置
11 真空チャンバー
12 ガス導入手段
13 マイクロ波キャビティ
14 基板ステージ
15 遮蔽部材
16 基板用電圧印加手段
17 遮蔽部材用電圧印加手段
111 真空排気手段
121 原料ガス源
122 希釈ガス源
123 バルブ
124 マスフローコントローラ
131 石英窓
141 加熱手段
142 ステージガイド
143 碍子
161 カンチレバー
162 基板用電圧源
163 錘
171 遮蔽部材用電源
S 被処理基板

Claims (5)

  1. 真空チャンバー内に、基板ステージと、プラズマ発生手段とを設け、プラズマにより解離された原料ガスを基板ステージ上の被処理基板に接触させてカーボンナノチューブを成長させるプラズマCVD装置において、プラズマ発生領域と基板ステージとの間に、メッシュ状の遮蔽部材であって、基板ステージと同一形状かつ同一面積、又は基板ステージと同一形状かつ基板ステージより小面積の遮蔽部材を設け、真空チャンバー内に発生したプラズマが被処理基板に接触しないようにしたことを特徴とするプラズマCVD装置。
  2. 前記遮蔽部材と前記被処理基板とが、それぞれ電圧印加手段を有し、被処理基板用の電圧印加手段と遮蔽部材用の電圧印加手段とは、互いに正負逆の電圧を印加できるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のプラズマCVD装置。
  3. 前記被処理基板用の電圧印加手段が、被処理基板に接触して電圧を印加するためのカンチレバーを有し、このカンチレバーに錘が取り付けられていることを特徴とする請求項2記載のプラズマCVD装置。
  4. 真空チャンバーに原料ガスを導入し、プラズマCVD方法によって、カーボンナノチューブを被処理基板表面に気相成長させる際に、プラズマで解離された原料ガスを、プラズマを発生させる領域と基板ステージとの間に設けたメッシュ状の遮蔽部材であって、基板ステージと同一形状かつ同一面積、又は基板ステージと同一形状でかつ基板ステージより小面積の遮蔽部材の網目を通過させ、被処理基板表面に接触させて、被処理基板の全表面にカーボンナノチューブを成長させることを特徴とするプラズマCVD方法。
  5. 前記被処理基板及び遮蔽部材に、互いに正負逆の電圧を印加することを特徴とする請求項4記載のプラズマCVD方法。
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