JP4963407B2 - パウダー容器 - Google Patents

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本発明は、パウダー(例えば、レフィル用のパウダー化粧料)を収容するのに適したパウダー容器に関するものである。
従来から、パウダー化粧料等のパウダーが充填されたレフィル容器等を収容するパウダー容器として、各種のパウダー容器が用いられている。このようなパウダー容器では、パウダー容器の底壁にレフィル容器等を接着したり、パウダー容器の内周部に設けた係合部とレフィル容器等の外周部に設けた被係合部との係合によりパウダー容器にレフィル容器等を着脱自在に固定する等、各種の固定方法が採用されている。ところが、通常は、パウダー容器の外観を良くするために、パウダー容器の内周面とレフィル容器等の上端部の外周面との間の隙間を極力小さくした状態で、パウダー容器にレフィル容器等を組み付けることがよく行われており、パウダー容器からレフィル容器等を取り出す際に、レフィル容器等に充分な力を加えにくく、取り出すのに手間がかかるという問題がある。
そこで、図17に示すようなパウダー容器が提案されている。このパウダー容器は、上面が開口した容器本体31と、この容器本体31を覆う蓋体32と、上記容器本体31の下部に組み付けられるレフィル容器33と、上記容器本体31の上部に取り付けられる中蓋34と、この中蓋34に載置されるパフ35とを備え、上記容器本体31に設けた係止溝(図示せず)に、上記レフィル容器33に設けた係止爪(図示せず)を着脱自在に係合させている。また、上記レフィル容器33の内部にリボン36を配設し、このリボン36の一側部を、レフィル容器33の側壁に設けたスリット33aに挿入してブロック37により固定している(図18参照)。また、上記リボン36の他側部を、レフィル容器33の底面に設けた爪33bに留め、パウダー38充填時に(この充填は、レフィル容器33を逆さに向け、レフィル容器33の上面開口部をシール39により密封した状態で、レフィル容器33の底壁に形成された注入口33cからパウダー38を注入して行われる)、リボン36がシール39側に垂れ下がるのを防止している。
そして、レフィル容器33に充填されたパウダー38を消費していない状態では、リボン36はパウダー38に隠れて外部に露出していないが、パウダー38を消費すると、リボン36が外部に露出するため、これを上方に引っ張ることによりレフィル容器33を引き上げて上記係合を解除し、容器本体31から取り外すことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−206442号公報
しかしながら、上記のパウダー容器では、レフィル容器33とリボン36とを別々に作製しているため、部品点数が多くなり、在庫管理等の管理面が複雑化するうえ、レフィル容器33以外にリボン36を作製するのに手間がかかり、コストアップにもつながる。しかも、レフィル容器33に充填したパウダー38がレフィル容器33のスリット33aから外部に漏れ出すため、レフィル容器33内のパウダー38量が早期に減少するうえ、漏れ出したパウダー38で周囲が汚染される。しかも、レフィル容器33にリボン36を組み付ける場合には、レフィル容器33の内部に配設したリボン36の一側部をレフィル容器33のスリット33aに挿入してブロック37により固定し、リボン36の他側部をレフィル容器33の爪33bに留めなければならず、この組み付け作業に手間がかかり、さらなるコストアップにつながる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、部品点数が少なく、コストダウンを図ることができ、しかも、パウダーが外部に漏れ出すことのないパウダー容器の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のパウダー容器は、有底筒状の容器本体に、パウダーを収容するパウダー収容凹部が形成された収容体が着脱自在に収容されるパウダー容器であって、上記パウダー収容凹部の少なくとも一部の周側面が湾曲面に形成されているとともに、この湾曲面の上端部に一体成形により可撓性突片が、その下端部を中心として上下方向に回動可能に突設され、この可撓性突片が、その下端部の両端部分の固定により、上記湾曲面に沿って湾曲し上記上端部から起立する起立状態と、この起立状態から上記可撓性突片をその起立力に抗して下端部を中心として下方に回動させて上記湾曲面に当接させる当接状態とに切り換え可能に構成し、この当接状態では、上記可撓性突片が反転して上記湾曲面に沿う形状に湾曲しその状態が保持されるという構成をとる。
すなわち、本発明のパウダー容器は、(容器本体に着脱自在に収容される)収容体のパウダー収容凹部の少なくとも一部の周側面が湾曲面に形成されており、この湾曲面の上端部に一体成形により可撓性突片が、その下端部を中心として上下方向に回動可能に突設されている。また、この可撓性突片はその下端部の両端部分の固定により、これを上方に回動させることにより上記湾曲面の上端部から起立する起立状態(上記可撓性突片が、内向きに湾曲する状態)と、下方に回動させることにより上記湾曲面に当接する当接状態(上記可撓性突片が、外向きに湾曲する状態)とに切り換え可能に構成されている。そして、上記パウダー収容凹部へのパウダー充填は、可撓性突片を当接状態にして行われるが、この可撓性突片を起立状態から当接状態に切り換える場合には、起立状態にある可撓性突片を手指等で下向きに押し、その起立力に抗して下端部を中心として下方に回動させることを行う。この回動により、可撓性突片はその可撓性で外向きに反転し(すなわち、起立状態では内向きに湾曲していた可撓性突片が、下方に回動することで外向きに湾曲し)、上記湾曲面に当接する。また、この当接状態は上記可撓性突片の反り力により保持される。このため、パウダー収容凹部にパウダーを充填する作業中に、収容体を逆さに向けることがあっても、可撓性突片は垂れ下がらない。また、収容体のパウダー収容凹部にパウダーを充填した状態では、可撓性突片の大部分はパウダーに隠れて見えない。
一方、上記パウダー収容凹部内のパウダーを消費し終えると、上記パウダー収容凹部内の可撓性突片の全体が外部に露呈するため、この可撓性突片を手指等を利用して引っ張り上げて上方に回動させると、この回動により上記可撓性突片がその可撓性で内向きに反転して元の形状に戻り、上記上端部から起立する。これを手指で把持して上方に引っ張ると、可撓性突片とともに収容体を持ち上げて容器本体から取り出すことができる。
上記のように、本発明のパウダー容器では、収容体のパウダー収容凹部に可撓性突片を一体成形により突設しているため、部品としては、収容体以外に可撓性突片を作製する必要がなく、部品点数が少なくなり、在庫管理等の管理面が簡単化するうえ、収容体と一緒に可撓性突片を作製することができ、可撓性突片の作製の手間が省け、コストダウンを図ることができる。しかも、上記のとおり、パウダー収容凹部に可撓性突片を一体成形により突設しているため、パウダー収容凹部に隙間等がなく、パウダー収容凹部内のパウダーが外部に漏れ出すことがない。したがって、パウダー収容凹部内のパウダー量が早期に減少したり、パウダーで周囲が汚染されることがなくなる。しかも、パウダー充填の前に可撓性突片を起立状態から当接状態に切り換えることが行われるが、この切換は、起立状態にある可撓性突片を下方に回動させるだけでよく、簡単に行える。
また、上記パウダー収容凹部の角部の周側面が湾曲面に形成されている場合には、上記パウダー収容凹部の角部を利用して上記可撓性突片を形成することができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
図1は本発明のパウダー容器の一実施の形態を示している。この実施の形態では、パウダー容器に収容するパウダーとして、パウダー化粧料3が用いられている。図において、1は合成樹脂製の容器本体であり、略有底四角形筒状に形成されている。この容器本体1には、図2に示すように、その4つの角部の底壁1aからそれぞれ弾性係合板11が立設されており(図2では、1つの角部に立設された弾性係合板11しか図示せず)、その上端部から、後述するレフィル容器2の4つの係合突部12a(図2参照)に着脱自在に係合する被係合突部11aが突設されている。
2は上記容器本体1内の下部空間に着脱自在に収容されるレフィル容器(収容体)であり、略有底四角形筒状に形成されている。このレフィル容器2には、その上面に、内部にパウダー化粧料3が充填される平面視略四角形状の化粧料収容凹部(パウダー収容凹部)2aが形成されている。すなわち、このレフィル容器2は、内部にパウダー化粧料3が収容される略有底四角形筒状の化粧料収容部12と、この化粧料収容部12の上端部外周面から略水平に突設される鍔部13とを備えており、上記化粧料収容部12の内部空間が化粧料収容凹部2aとなり、上記鍔部13の上面がレフィル容器2の上面となっている。
上記化粧料収容凹部2aは、その4つの角部の周側面がそれぞれ湾曲面(いわゆる、R〔アール〕面)に形成されており、これら4つの角部のうち、1つの角部の周側面(すなわち、湾曲面)の上端部には、容器本体1内に収容されたレフィル容器2を上方に引っ張って容器本体1から取り出すための把持手段15が金型成形等で一体成形されている。この把持手段15は、図3に示すように、上記1つの角部の湾曲面の上端部に切欠き形成された切欠き凹部16と、この切欠き凹部16から突設された2つのヒンジ連結部17と、これら両ヒンジ連結部17に上下方向にヒンジ連結される把持用突片(可撓性突片)18とからなっており、この把持用突片18が上記1つの角部の湾曲面に当接している。そして、この当接状態で上記化粧料収容凹部2aにパウダー化粧料3が充填されている。
上記把持手段15をより詳しく説明すると、上記切欠き凹部16は、図4〜図6に示すように、上記1つの角部の湾曲面の上端部にこの湾曲面に沿って、内面および上面が開口する状態で切欠き形成されたものであり、外側に向かって上り傾斜状に傾斜する内側傾斜面16aと、この内側傾斜面16aの外周縁から外側に向かって水平に延びる中間水平面16bと、この中間水平面16bの外周縁から上方に向かって垂直に延びる後側垂直面16cとを備えている。
上記両ヒンジ連結部17は、上記切欠き凹部16の周方向両端部に、所定の周方向長さ(5mm程度)で突設されており、略水平方向に形成された上下一対の薄肉部17a,17b(厚み0.5mm程度)と、これら両薄肉部17a,17bを連結する側面視二等辺三角形状の連結部17cとを備えている。また、上記両下側薄肉部17aは、上記連結部17cの下端部と上記切欠き凹部16の内側傾斜面16aの(周方向両端部の)上端部とを連結し、上記両上側薄肉部17bは、上記連結部17cの上端部と上記把持用突片18の(周方向両端部の)下端部とを連結している。そして、上記各薄肉部17a,17bを中心として、把持用突片18が上下方向に回動可能になっている。
上記把持用突片18は、上記湾曲面に沿う形状に湾曲形成された板状体(厚み1mm程度)で構成されており、可撓性を有している。この把持用突片18には、図3に示す当接状態の把持用突片18を上方に回動させる際に利用される貫通孔18aが形成されている。
このような把持手段15は、図7〜図10に示すように、上記把持用突片18が切欠き凹部16から略垂直に起立した状態で作製される。この起立状態では、上記把持用突片18を手指で把持することができる。また、上記把持用突片18を手指で下向きに押して下方に回動させると、その回動の途中で上記把持用突片18がそれ自体の可撓性により反転し、上記1つの角部の湾曲面に当接させることができる(図3参照)。図9および図10において、19は上下一対のV溝であり、下側V溝19は、上記連結部17cの下側傾斜面と上記切欠き凹部16の(周方向両端部の)内側傾斜面16aとで構成され、上側V溝19は、上記連結部17cの上側傾斜面と上記把持用突片18の(周方向両端部の)下端部の傾斜面とで構成されている。これら両V溝19はともに、その溝角度が略90°に設定されている。
上記レフィル容器2(の化粧料収容部12)には、その4つの角部の外周面からそれぞれ、上記容器本体1の各被係合突部11aに着脱自在に係合する係合突部12aが突設されている(図2では、3つの角部に突設された係合突部12aしか図示せず。なお、図2以外の図では、係合突部12aは図示せず)。また、上記レフィル容器2には、その底壁2bの中央部に、上記レフィル容器2にパウダー化粧料3を充填する際に利用される貫通孔20(図1および図2参照)が設けられている。
4は上記レフィル容器2の上面上に載置される伸縮性のメッシュ体(図1参照)で、5は上記容器本体1に内嵌状に固定される略四角形筒状の押え筒(図1参照)で、その上端部外周面から突設された鍔部5aが上記容器本体1の上面上に載置されているとともに、その下端面が上記メッシュ体4の枠部4aに当接している。6は円盤状に形成されたパフ(図1参照)で、上記メッシュ体4のメッシュ部4b上に載置されている。7は上記容器本体1の上面全体を蓋する略有天四角形筒状の合成樹脂製の蓋体(図1参照)であり、その周側壁7aが上記容器本体1に外嵌されている。
上記の構成において、上記化粧料収容凹部2aにパウダー化粧料3を充填するため、上記化粧料収容凹部2aの切欠き凹部16から、内向きに湾曲した状態で起立する把持用突片18(図7〜図10参照)を、上記1つの角部の湾曲面に当接させる場合には、上記起立状態の把持用突片18を下向きに押して下方に回動させることを行う。すなわち、上記起立する把持用突片18を手指で下向きに押すと、図7に示す状態から把持用突片18が両ヒンジ連結部17の上側薄肉部17bを中心として下方に回動し、水平状態となる(図11および図12参照)。このとき、上記把持用突片18は、上記湾曲面に沿って回動するため、この回動の際に少し撓もうとするが、この撓みを両ヒンジ連結部17で吸収することができる。したがって、上記水平状態では、上記把持用突片18は元の湾曲状態を保って内向きに湾曲している。
この水平状態の把持用突片18をさらに手指で下向きに押すと、把持用突片18が両ヒンジ連結部17の下側薄肉部17aを中心としてさらに下方に回動しようとするが、両ヒンジ連結部17が固定されているため、上記把持用突片18の中央部分(上記両ヒンジ連結部17間の部分)が内向きに湾曲した状態では、上記把持用突片18は下方に回動しない。その状態から手指でさらに押すと、上記把持用突片18の中央部分がそれ自体の可撓性により撓み始め、外向きに反りだし(すなわち、内向きから外向きに反転しだし)、さらに手指での押圧により上記把持用突片18の中央部分が外向きに大きく反り、ついには上記把持用突片18の全体が外向きに反りながら勢いよく(手指から離れて)下方に回動し、上記湾曲面に当接する(図3参照)。また、この当接状態は、上記把持用突片18の反り力により保持される。
そののち、レフィル容器2を、その上面開口部をシール等(図示せず)で密封した状態で逆さに向け、レフィル容器2の底壁2bに設けた貫通孔20からパウダー化粧料3を注入して充填することを行う。
また、上記化粧料収容凹部2a内のパウダー化粧料3を消費し終えたのち、レフィル容器2を容器本体1から取り出す場合には、上記化粧料収容凹部2aの底部に把持用突片18の先端部分が露呈するため、上記把持用突片18の貫通孔18aに指先を引っ掛け、もしくは細棒を挿入する等して上記把持用突片18を持ち上げる。これにより、把持用突片18が両ヒンジ連結部17を中心として上方に回動し、この回動の途中で把持用突片18が反転し、ほとんど元の湾曲状態に戻って水平状態になり、この水平状態の把持用突片18をさらに上方に持ち上げると、両ヒンジ連結部17を中心としてさらに上方に回動し、起立状態になる(図13参照)。そののち、この把持用突片18を手指で持って上方に持ち上げると、一緒にレフィル容器2が持ち上げられ、上記容器本体1の各弾性係合板11の被係合突部11aとレフィル容器2の各係合突部12aとの係合が外れ、レフィル容器2を容器本体1から取り出すことができる。
このように、上記実施の形態では、レフィル容器2の化粧料収容凹部2aに把持手段15が一体成形により突設されているため、部品点数が少なく、在庫管理等の管理面が簡単化するうえ、レフィル容器2の作製と一緒に把持手段15を作製することができ、把持手段15の作製の手間が省け、コストダウンを図ることができる。しかも、上記化粧料収容凹部2aの湾曲面の上端部に把持手段15が一体成形されているため、上記化粧料収容凹部2a内のパウダー化粧料3が外部に漏れ出すことがなく、上記化粧料収容凹部2a内のパウダー化粧料3量が早期に減少したり、周囲が汚染されることがなくなる。しかも、パウダー化粧料3の充填前に把持用突片18を起立状態から当接状態に切り換える際に、起立状態にある把持用突片18を下方に回動させるだけでよく、上記切り換え作業が簡単に行える。
図14は上記把持用突片18の変形例を示している。この例では、上記把持用突片18には、その先端部分に、指先等を挿入しうる切欠き部22が切欠き形成されている。したがって、上記把持用突片18に貫通孔18aは形成されていない。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この例の把持用突片18を用いた場合にも、上記実施の形態と同様と同様の作用・効果を奏する。
図15は上記把持用突片18の他の変形例を示している。この例では、上記把持用突片18の中央部分に、指先等を引っ掛けうる複数本(この例では、3本)の突条23が、上記湾曲面の周方向に沿って突設されている。したがって、この例でも、上記把持用突片18に貫通孔18aは形成されていない。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この例の把持用突片18を用いた場合にも、上記実施の形態と同様と同様の作用・効果を奏する。
図16は上記把持用突片18のさらに他の変形例を示している。この例では、上記把持用突片18には、その先端部分の裏面18b(当接状態で、上記湾曲面に対面する側面)に、指先等を挿入しうる凹部24が形成されている。したがって、この例でも、上記把持用突片18に貫通孔18aは形成されていない。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この例の把持用突片18を用いた場合にも、上記実施の形態と同様と同様の作用・効果を奏する。
なお、上記実施の形態では、パウダー容器に収容するパウダーとして、パウダー化粧料3を用いているが、これに限定するものではなく、各種のパウダーを用いることができる。
また、上記実施の形態において、上記両ヒンジ連結部17は、把持用突片18が上下方向に回動する際に破断等することがないように、上下一対の薄肉部17a,17bの周方向長さは3〜10mmの範囲内に設定され、厚みは0.3〜0.7mmの範囲内に設定されている。
また、上記実施の形態において、上記化粧料収容凹部2aの湾曲面に、把持用突片18が収まる凹部を形成し、当接状態で把持用突片18が上記凹部に収まって上記湾曲面から突出しないようにしてもよい。
また、図16に示す把持用突片18において、凹部24に代えて、傾斜面を形成してもよい。
また、上記実施の形態では、上記化粧料収容凹部2aの4つの角部の周側面がそれぞれ湾曲面に形成されているため、これら4つの角部のうち、1つの角部の周側面に把持手段15が形成されているが、上記化粧料収容凹部2aが平面視略円形状である場合には、どの部分に把持手段15が形成されていてもよいし、上記化粧料収容凹部2aの一部が湾曲状(例えば、円弧状)である場合には、この湾曲状の部分に把持手段15が形成されていればよい。
また、上記各把持用突片18は、その下端部の両端部分が、上記1つの角部の湾曲面の上端部に形成された切欠き凹部16に2つのヒンジ連結部17を介してヒンジ連結されているが、上記下端部の全体が1つのヒンジ連結部17を介して切欠き凹部16にヒンジ連結されていてもよい。
本発明のパウダー容器の一実施の形態を示す断面図である。 容器本体およびレフィル容器の斜視図である。 上記レフィル容器の要部の斜視図である。 上記レフィル容器の要部の平面図である。 上記レフィル容器の要部の断面図である。 上記レフィル容器の他の要部の断面図である。 起立状態の把持用突片の斜視図である。 上記起立状態の把持用突片の平面図である。 上記起立状態の把持用突片の断面図である。 上記起立状態の把持用突片の要部の断面図である。 上記把持用突片の作用を示す平面図である。 上記把持用突片の作用を示す断面図である。 上記把持用突片の作用を示す斜視図である。 上記把持用突片の変形例を示す斜視図である。 上記把持用突片の他の変形例を示す斜視図である。 上記把持用突片のさらに他の変形例を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。 上記従来例の要部の断面図である。
符号の説明
2 レフィル容器
2a 化粧料収容凹部
18 把持用突片

Claims (2)

  1. 有底筒状の容器本体に、パウダーを収容するパウダー収容凹部が形成された収容体が着脱自在に収容されるパウダー容器であって、上記パウダー収容凹部の少なくとも一部の周側面が湾曲面に形成されているとともに、この湾曲面の上端部に一体成形により可撓性突片が、その下端部を中心として上下方向に回動可能に突設され、この可撓性突片が、その下端部の両端部分の固定により、上記湾曲面に沿って湾曲し上記上端部から起立する起立状態と、この起立状態から上記可撓性突片をその起立力に抗して下端部を中心として下方に回動させて上記湾曲面に当接させる当接状態とに切り換え可能に構成し、この当接状態では、上記可撓性突片が反転して上記湾曲面に沿う形状に湾曲しその状態が保持されることを特徴とするパウダー容器。
  2. 上記パウダー収容凹部の角部の周側面が湾曲面に形成されている請求項1記載のパウダー容器。
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