JP4962346B2 - 燃料濾過装置 - Google Patents
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Description
入口部と、フィルタエレメントの間には、入口部から近い部位ほど、フィルタエレメントへ流入する燃料に対して大きな流れ抵抗を加える抵抗部材を備え、
抵抗部材は、複数の開口部を有し、開口部は、フィルタエレメントの燃料流入側の周壁と間隔を置いて燃料流れの上流側に配置され、かつ入口部から円筒状のフィルタケーシングの軸方向への燃料の流れに沿って、開口部の開口面積が拡大されていることを特徴とする。
図1〜3は、本実施形態による燃料濾過装置を示している。図1は燃料濾過装置の構成を示しており、図2は図1中の抵抗部材を示している。図3においては、本実施形態による燃料濾過装置を、例えば「燃料噴射装置」としての、ディーゼル機関(以下、単に「エンジン」という)の蓄圧式燃料噴射装置に適用した例を示している。
高圧燃料系は、主要な構成要素として、高圧ポンプ43、コモンレール5、及び燃料噴射弁6を備えている。高圧ポンプ43は、コモンレール5へ高圧燃料を圧送する燃料供給手段であり、フィードポンプ42から吐出される低圧燃料を加圧室46で更に圧縮することにより高圧化された燃料を形成するものである。
燃料供給装置1は、主要な構成要素として、燃料タンク2、フィードポンプ42、「燃料濾過装置」としての燃料フィルタ3等を備えている。
燃料フィルタ3を、図1及び図2に基づいて説明する。燃料フィルタ3は、図1に示すように、燃料を濾過するフィルタエレメント31と、フィルタエレメント31を内部に収容し、保持するフィルタケーシング32とを備えている。図1の上方が、燃料フィルタが相手取り付け部材(例えば、本実施例では自動車等の車両)に取り付けられた状態における上方である。
図1、2に示すように本実施形態では、フィルタエレメント31の燃料流入側の周壁と間隔を置いて複数の開口部381を有する抵抗部材38が設けられている。言い換えると、上記第1燃料通路部35においてフィルタエレメント31の外周面31bと間隔を置いて抵抗部材38による複数の開口部381が配置されている。
エンジン8のクランク軸等から駆動力を得て、ポンプ駆動軸41が回転駆動されると、カム41aが回転し、このカム41aの回転により各プランジャ45は摺動孔44内を往復移動する。カム41aの回転に伴ってプランジャ45が図3の図示下方へ移動すると、加圧室46内の燃料圧力が低下し、この燃料圧低下により、吸入調量弁48で調量された燃料が加圧室46に吸入される。
第2実施形態を図4に示す。第2実施形態は、抵抗部材138として、フィルタエレメント31の各濾過面部分での流れ易さに応じて流れにくさを直接的に形成する屈曲部138bを有するガイド部138aを設けた一例を示すものである。図4、5は、第2実施形態による燃料フィルタ3を示しており、図5は図4中の抵抗部材138の周りを示している。
第3実施形態を図6に示す。第3実施形態は第2実施形態の変形例である。第3実施形態は、抵抗部材138として、屈曲部138b及び整流部138cを有するガイド部138aを設けた一例を示すものである。図6、7は、第3実施形態による燃料フィルタ3を示しており、図7は図6中の抵抗部材138の周りを示している。
第4実施形態を図8に示す。第4実施形態は第2実施形態の変形例である。第4実施形態は、抵抗部材として、第1燃料通路部35のうちの外周面31b側の流れ領域において燃料流れを制限するという屈曲部機能を、フィルタケーシング32の内壁32aに設けた一例を示すものである。
第5実施形態を図10に示す。第5実施形態は、抵抗部材として、フィルタエレメントの濾過面である外周面の各部分に流入する燃料量を均一化するという機能ではなく、フィルタエレメント内で濾過され、流出する燃料量を均一化するという機能を、フィルタエレメント131に設けた一例を示すものである。図10、11は、第5実施形態による燃料フィルタ3を示しており、図11は図10中のフィルタエレメント131の濾材131aの厚みを示すものであって、図11(a)はフィルタエレメント131の上流側部分を、図11(b)はフィルタエレメント131の下流側部分を示している。
図10、11に示すように、フィルタエレメント131は、濾材131aの形状が菊花型に形成されており、例えば長い帯状に形成された濾紙を、その濾紙の厚み方向(図中の径方向)に山、谷を交互に形成すると共に、当該山、谷が交互に形成される折り曲げ部を濾紙の長手方向に繰り返し形成することにより、環状に形成されているものである。
第6実施形態を図12に示す。第6実施形態は第1実施形態の変形例である。第6実施形態は、抵抗部材238を、濾材231aの形状がハニカム型に構成されたフィルタエレメント231に適用した一例を示すものである。図12、13は、第6実施形態による燃料フィルタ3を示しており、図13は図12中の抵抗部材238を示している。
第7実施形態を図14に示す。第7実施形態は第1実施形態の変形例である。第7実施形態は、抵抗部材238を、濾材231aの形状がハニカム型に構成されたフィルタエレメント231に適用した他の一例を示すものである。図14〜16は、第7実施形態による燃料フィルタ3を示しており、図15は図14中の抵抗部材238を、図16は図14中のフィルタエレメント231のハニカム構造を示すものであって、図16(a)及び図16(b)はハニカム構造内の燃料流れを説明する斜視図及び断面図である。
第8実施形態を図17に示す。第8実施形態は第7実施形態の変形例である。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
2 燃料タンク
3 燃料フィルタ(燃料濾過装置)
31 フィルタエレメント
31a 濾材
31b 外周面(濾過面)
31c 内周面
32 フィルタケーシング
32a 内壁
33 入口部
33a 燃料孔部
34 出口部
34a 燃料孔部
35 第1燃料通路部
36 第2燃料通路部
37 第3燃料通路部
38 抵抗部材
381 開口部
39 支持部材
39a、39b 支持部
4 燃料噴射ポンプ
42 フィードポンプ(低圧供給ポンプ)
43 高圧ポンプ(高圧供給ポンプ)
44 シリンダ(摺動孔)
45 プランジャ
5 コモンレール
6 燃料噴射弁
60 ノズル部
79 電磁弁
8 エンジン
90 制御回路(制御装置)
Claims (4)
- 燃料タンクと内燃機関との間に設けられ、前記内燃機関へ供給する燃料中の捕集対象を捕集するフィルタエレメントと、前記フィルタエレメントを内部に収容し、燃料を導く入口部及び出口部を有する円筒状のフィルタケーシングとを備え、前記フィルタケーシングの前記入口部から燃料を導入し、前記フィルタエレメントで前記捕集対象が除去された燃料を、前記出口部から導出する燃料濾過装置において、
前記入口部と、前記フィルタエレメントの間には、前記入口部から近い部位ほど、前記フィルタエレメントへ流入する燃料に対して大きな流れ抵抗を加える抵抗部材を備え、
前記抵抗部材は、複数の開口部を有し、
前記開口部は、
前記フィルタエレメントの燃料流入側の周壁と間隔を置いて燃料流れの上流側に配置され、
かつ前記入口部から前記円筒状のフィルタケーシングの軸方向への燃料の流れに沿って、前記開口部の開口面積が拡大されていることを特徴とする燃料濾過装置。 - 前記フィルタエレメントは、燃料が流入する側及び燃料が流出する側間の厚みを可変にする濾材を備え、
前記濾材は、
前記入口部から近い部位ほど、前記フィルタエレメントへ流入する燃料に対して前記厚みが大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料濾過装置。 - 前記フィルタエレメントは、前記捕集対象として金属及び有機物の少なくともいずれかからなる異物、または金属イオンを捕集する濾過部材を構成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料濾過装置。
- 前記フィルタエレメントは、前記捕集対象として燃料中の水粒子を凝集し、当該凝集された水粒子を燃料から分離する凝集部材を構成していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料濾過装置。
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