JP4961753B2 - 単結晶製造管理システム及び方法 - Google Patents
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Description
このシリコンウェハは、原料のシリコンに不純物を所定の割合にて添加し、所望の比抵抗を有する単結晶と呼ばれる円柱状の結晶の塊を、結晶成長により作成させて、それをインゴットと呼ばれる所定の軸方向長さを有する柱状塊に切断した後、必要な厚さにスライスして作製される。
しかしながら、図8に示すように、作製した単結晶において、ユーザの要求する品質などを満たさない領域、すなわち品質ロス(比抵抗)やEPDロス(エッチピット密度が規定以上)などの電気的特性を十分に満たさない部分がある。また、この電気特性を満たしていても、目視によって単結晶化していない部分や転移の発生またはそれに伴う割れなどの存在する部分、さらに、単結晶において、引き上げて成長を開始した円錐台状のトップ部分(トップロス)や成長を終了させた円錐台状のテイル部分における、径が誤差範囲を超えて規定値を満たさない部分(テイルロス)がある。
また、このウェーハ製造用の単結晶を成長させるとともに所定の不純物濃度を実現させるためには、高純度の不純物材料やシリコン材料を利用している。特に、不純物材料は高価であり、また、シリコン多結晶材料も高純度のため高価であるので、上記非出荷材料を破棄してしまうと、高価な不純物材料を捨てることとなり、単結晶を成長させる製造コスト、ひいてはウェーハの製造コストを増加させてしまう。
一般的には、ユーザの要求した品質を満足した部分を、インゴットからスライスしてウェハを作製し、上記非出荷材料の部分を再利用インゴットとして残し、再利用時に、ストックされている再利用インゴットの利用を行っている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、特許文献1等の従来例においては、図8でも示すように、再利用インゴットの上部面及び下部面の比抵抗を測定し、これらの比抵抗から求めた1つの代表値(例えば、平均値)とし、再利用インゴットの重量とともにラベル等に表記されて保管されている。
そして、この再利用インゴットを使用して単結晶を生成する時点において、上記比抵抗の代表値と再利用インゴットの重量値とにより、再利用インゴットに含有される不純物量を計算して、添加する不純物材料として用いている。
すなわち、従来例においては、再利用インゴット内の比抵抗のプロファイル(単結晶の軸方向)が明確でないため、上述した代表値が実際の再利用インゴットの比抵抗を代表であるとは限らず、正確な不純物量を計算することができず、成長させた単結晶の比抵抗が所望の値にならない問題がある。
本発明の単結晶製造管理方法は、引き上げ法による単結晶の成長処理において、スライスしてウェハとされない部分を再利用材料として、他の単結晶の成長に用いる際の不純物量管理を行う単結晶製造管理システムを動作させる方法であり、前記単結晶におけるウェハとした部分の比抵抗プロファイルを比抵抗プロファイル記憶部へ記憶する比抵抗プロファイル記憶過程と、シミュレーション部が前記単結晶における再利用材料である再利用インゴットの結晶の成長軸方向両端の比抵抗と,引き上げ開始時の不純物濃度,偏析係数及び,固化率を含む変数からなる不純物濃度推定式と、前記比抵抗プロファイルとから再利用インゴット内の比抵抗プロファイルを示す比抵抗プロファイル式を求めるシミュレーション過程と、不純物量算出部が前記比抵抗プロファイル式に基づいて、再利用インゴット内の不純物量を算出する不純物量算出過程とを有することを特徴とする。
上述した構成によれば、両端の比抵抗値から推測することしかできなかった再利用インゴットのプロファイルを、一般的な不純物濃度推定式と、既知の他の比抵抗のプロファイルとから、従来例に比較して高い精度で推定することができる。
すなわち、本発明の単結晶製造管理システムは、従来例のように代表値を平均値として求めるのではなく、過去に作製した単結晶の比抵抗率分布のプロファイルに対して、インゴット上部及び下部の抵抗率をフィッティングして、対応したプロファイルから代表値を推定することができる。
また、既知の比抵抗プロファイルとしては、再利用インゴットを採取した単結晶において、製品としてスライスされたウェハから測定された比抵抗を成長軸方向に並べて生成されるプロファイルが考えられる。
上述した構成によれば、過去に作製した単結晶の比抵抗率が異なった場合でも、異なる参照比抵抗プロファイルとして記憶しているため、従来のような代表値ではなく、参照インゴットにおける比抵抗プロファイルを正確に推定することができ、再利用インゴットの不純物量を正確に推定することができる。
上述した構成によれば、過去に作製した単結晶の参照比抵抗プロファイルを、引き上げ装置,単結晶位置情報および単結晶書誌情報など、比抵抗が変化する要素の組合せ毎に準備しているため、単結晶から採取した再利用インゴットのプロファイルに対して、不純物量を正確に推定することができる。
また、参照比抵抗プロファイルが識別できれば良いので、単結晶各々を識別する単結晶識別番号、成長させた引き上げ装置の装置識別番号、単結晶の軸方向における位置情報、原料仕込み量・単結晶成長長さ・単結晶直径情報を含む単結晶書誌情報の全ての情報が必要でなく、複数の組合せまたはいずれか1つの情報、例えば、比抵抗の変化に大きく影響を及ぼす情報にて、参照比抵抗プロファイルを識別するようにしてもよい。
上述した構成によれば、単結晶成長後に必ずルツボに残る、シリコンと不純物とからなる多結晶の残液固化塊を、他の結晶成長に再利用することが可能であり、再利用材料として、単結晶の非製品部分である再利用インゴットに加えて、単結晶成長における非製品部分を有効に再利用することができる。
上述した構成によれば、再利用材料としての残液固化塊に含まれる不純物量を正確に計算することができ、残液固化塊さえも、他の単結晶成長において有効に再利用することができる。
この結果、本発明によれば、上記補完された比抵抗のプロファイル曲線により、再利用インゴットに含有されている不純物量を、従来の代表値を求めた場合に比較して正確に算出することが可能となり、再利用インゴットを利用して成長させた単結晶の比抵抗のバラツキを従来に比較して抑制することとなり、従来例に比較して高い精度で比抵抗を制御した単結晶成長を行うことができる。
本実施形態においては、各工場A,B毎に、複数の引き上げ装置12,13,…、32…が設けられ、所望の比抵抗の単結晶の成長を行っている。
上記引き上げ装置12,13,…,32,…各々には、端末(例えば、パーソナルコンピュータ)13,23,…,33,…が接続され、後に詳述するように、引き上げた単結晶の比抵抗などの管理を行っている。
検索部411は、各引き上げ装置で成長させた単結晶から採取された再利用インゴットにおいて、含有された不純物量の計算がなされていない再利用インゴットのインゴット識別番号を抽出し、この再利用インゴットに関するインゴット情報(順番情報の一部である添加物元素,再利用インゴットの重量,仕込重量,炉上重量,直径サイズ,抵抗率情報,部位情報,位置情報等)を、再利用インゴット情報記憶部14から読み出して、シミュレーション部412へ出力する。
また、検索部411は、再利用インゴットに対応させ、比抵抗プロファイル記憶部15から、上記再利用インゴットと同一の単結晶識別番号に対応した比抵抗のプロファイルを読み出す。
そして、シミュレーション部412は、上記仮のプロファイル曲線(アービン曲線)を、対象とする単結晶の比抵抗のプロファイルとフィッティングさせ、欠落している再利用インゴット部分のプロファイルを補完し、再利用インゴットが採取された単結晶の比抵抗のプロファイル曲線を算出する。ここで、シミュレーション部412は、仮のプロファイル曲線上に、上記単結晶の比抵抗のプロファイルの各数値が乗るように、数値演算により仮のプロファイル曲線の係数を変化させ、仮のプロファイル曲線が単結晶の比抵抗のプロファイル値を表す曲線へと変更する処理を行っている。また、上記プロファイル曲線は、比抵抗から求められる不純物濃度を示すものである。
このプロファイル曲線は、以下の式で示される。
Cs=K0×C0(1−g)K0−1 …(1)
プロファイル曲線を示す上記(1)式で示される不純物濃度推定式において、Csは結晶中の不純物濃度(atoms/cc)を示し、C0は初期メルト中の不純物濃度(atoms/cc)を示し、K0は偏析係数を示し、gは固化率を示している。
上記積分式において、Vは体積を示し、ρは比重を示し、Wはルツボ内のシリコンに対して混入した不純物量である初期不純物チャージ量を示しており、V(top)からV(bot)の範囲で、上記式を積分する。
登録部414は、不純物算出部413において算出された不純物量を、再利用インゴット情報記憶部の上記再利用インゴットのインゴット識別番号に対応して記憶させ、再利用インゴットを再利用するための管理情報を更新を行う。
また、登録部414は、図示しないプリンタから、上記再利用インゴットの管理情報をラベルに印刷する。このラベルを再利用インゴットへ貼着する。
検索部411は、再利用インゴット情報記憶部14,24,34,…検索し、含有されている不純物量が計算されていない再利用インゴットの抽出を行い、抽出された再利用インゴットのインゴット識別番号を読み取る。
そして、検索部411は、上記インゴット識別番号に対応する再利用インゴットのプロファイル情報,比抵抗情報,部位情報等を読み込み、内部メモリに一時に記憶する。
次に、検索部411は、プロファイル情報に含まれる単結晶識別番号により、比抵抗プロファイル情報及び引上実績データを読み出し、内部メモリに一時的に記憶する(ステップS1)。
また、シミュレーション部412は、p型不純物用であり、かつ再利用インゴットのプロファイル情報と一致するアービン曲線係数の変数セットを、参照比抵抗プロファイル履歴記憶部42から検索し、この変数セットを読み込み、内部メモリに一時的に記憶し、処理をステップS5へ進める(ステップS4)。
そして、シミュレーション部412は、求めた仮のプロファイル曲線を、再利用インゴットを採取した単結晶の比抵抗のプロファイルと、比抵抗ρTop及び比抵抗ρBotとを用いて、フィッティング(例えば、非線形最小2乗フィッティング法を利用)し、仮のプロファイル曲線に対するあてはめを行い、再利用インゴットの成長軸方向の比抵抗のプロファイルを補完したプロファイル曲線を生成し、この比抵抗のプロファイル曲線を不純物濃度のプロファイル曲線に変換する(ステップS5)。
検索部411は、利用者が再生インゴットを利用する際、必要な不純物がp型またはn型のいずれかであるかを示す情報と、必要な不純物量と、を入力することにより、再利用インゴット情報記憶部14,24及び34から、対応する再利用インゴットを検出し、検出した複数の再利用インゴットのインゴット識別番号と、対応する管理情報(すなわち、不純物量を含んだ順番情報)とを一覧表として、図示しない表示部に表示する(ステップS11)。
これにより、検索部411は、利用者の選択したインゴット識別番号に対応した再利用インゴットの管理情報を、再利用インゴット情報記憶部24から検索し、再利用インゴットの重量及び不純物量を読み込む(ステップS12)。このとき、直接インゴットに貼付されている管理情報をスキャナで読み取り、管理情報を読み取るようにしてもよい。
次に、不純物算出部413は、検索部411から入力される再利用インゴットの重量と、含有されている不純物量とを各々積算し、利用者が選択した再利用インゴットの重量の合計と、不純物量の合計とを算出する(ステップS13)。
利用者は、使用指示書に従い、管理場所から再利用インゴットをとり出して、いずれかの引き上げ装置にて使用して単結晶の成長を行う。実際に利用に際し、上述した不純物量の推定処理により、再生インゴットを利用し、不純物量を調整して成長させた単結晶と、従来の不純物量の推定による再成長させた単結晶との比抵抗の誤差を比較した結果、成長した単結晶の比抵抗の誤差は従来の手法が、期待した比抵抗に対して5%であるのに対して、本実施形態の推定方法を用いた場合、期待する比抵抗との誤差を1%以内に抑制できる効果が得られた。
また、登録部414は、再利用インゴットを利用して成長させた単結晶について、使用した再利用インゴットのインゴット識別番号を、単結晶識別番号に対応させて、使用履歴として、対応する再利用インゴット情報記憶部に記憶させておく。
すなわち、通常、単結晶成長を行う場合、ルツボ内の原料融液の全てが単結晶成長に使用される訳ではなく、成長中の単結晶にスリップ転位などが発生しないように、ルツボ内に少量の原料融液が残るようにして単結晶成長が行われるため、単結晶成長後のルツボ内には初期ドーパントとして添加した不純物を含んだ残液固化塊が発生することになる。
この演算は、不純物算出部413が、上記残液固化塊に含有される残液不純物量を、上記引上実績データから算出、すなわち、上述したように、単結晶全体の含有不純物量を算出した後、初期不純物チャージ量からこの含有不純物量を減算することにより求めることとなる。また、不純物算出部413は、残液固化塊の重量は、ルツボに成長開始時に投入した仕込重量から、成長後の単結晶全体の重量である炉上重量を減算して算出する。
12,22,32…引き上げ装置
13,23,33…端末装置
14,24,34…比抵抗プロファイル記憶部
15,25,35…再利用インゴット情報記憶部
41…管理サーバ
42…参照比抵抗プロファイル履歴記憶部
411…検索部
412…シミュレーション部
413…不純物算出部
414…登録部
I…ネットワーク
Claims (6)
- 引き上げ法による単結晶の成長処理において、スライスしてウェハとされない部分を再利用材料として、他の単結晶の成長に用いる際の不純物量管理を行う単結晶製造管理システムであり、
前記単結晶におけるウェハとした部分の比抵抗プロファイルを記憶する比抵抗プロファイル記憶部と、
前記単結晶における再利用材料である再利用インゴットの結晶の成長軸方向両端の比抵抗と,引き上げ開始時の不純物濃度,偏析係数及び固化率を含む変数からなる不純物濃度推定式と、前記比抵抗プロファイルとから再利用インゴット内の比抵抗プロファイルを示す比抵抗プロファイル式を求めるシミュレーション部と、 前記比抵抗プロファイル式に基づいて、再利用インゴット内の不純物量を算出する不純物量算出部と
を有することを特徴とする単結晶製造管理システム。 - 過去に成長させた同様の抵抗率の単結晶の軸方向における参照比抵抗プロファイルを記憶している参照比抵抗プロファイル履歴記憶部をさらに有し、
前記シミュレーション部が、前記不純物濃度推定式を、前記参照比抵抗プロファイルにより補正し、仮のプロファイル式を算出し、該仮のプロファイル式を、前記比抵抗プロファイルにフィッティングすることにより、再利用インゴット内の比抵抗プロファイルを示すプロファイル式を求めることを特徴とする請求項1記載の単結晶製造管理システム。 - 各再利用インゴット毎に、単結晶各々を識別する単結晶識別番号、成長させた引き上げ装置の装置識別番号、単結晶の軸方向における位置情報、原料仕込み量・単結晶成長長さ・単結晶直径情報を含む単結晶書誌情報のいずれかまたは組合せからなる順番情報を対応して記憶する再利用インゴット情報記憶部を有し、
前記参照比抵抗プロファイル履歴記憶部が、前記参照比抵抗プロファイル毎に、前記装置識別番号、前記単結晶位置情報及び前記単結晶書誌情報のいずれかまたは組合せからなるプロファイル情報を有し、
前記シミュレーション部が、不純物量を計算したい再利用インゴットに対して、前記参照比抵抗プロファイル履歴記憶部からプロファイル情報が等しい参照比抵抗プロファイルを選択して、仮のプロファイル式を求めることを特徴とする請求項2記載の単結晶製造管理システム。 - 前記再利用インゴット情報記憶部が、引き上げ処理に用いたルツボ内の残液固化塊を再生材料として、残液固化塊毎に対応して前記順番情報を記憶していることを特徴とする請求項3記載の単結晶製造管理システム。
- 前記不純物量算出部が、前記比抵抗プロファイル式から算出する再利用インゴットにおける不純物量と、前記比抵抗プロファイルから求めたウェハとなった部分の不純物量とを、成長開始時に用いた不純物量から減算することにより、前記残液固化塊の不純物量を算出することを特徴とする請求項4記載の単結晶製造管理システム。
- 引き上げ法による単結晶の成長処理において、スライスしてウェハとされない部分を再利用材料として、他の単結晶の成長に用いる際の不純物量管理を行う単結晶製造管理システムを動作させる方法であり、
前記単結晶におけるウェハとした部分の比抵抗プロファイルを比抵抗プロファイル記憶部へ記憶する比抵抗プロファイル記憶過程と、
シミュレーション部が前記単結晶における再利用材料である再利用インゴットの結晶の成長軸方向両端の比抵抗と,引き上げ開始時の不純物濃度,偏析係数及び,固化率を含む変数からなる不純物濃度推定式と、前記比抵抗プロファイルとから再利用インゴット内の比抵抗プロファイルを示す比抵抗プロファイル式を求めるシミュレーション過程と、
不純物量算出部が前記比抵抗プロファイル式に基づいて、再利用インゴット内の不純物量を算出する不純物量算出過程と
を有することを特徴とする単結晶製造管理方法。
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