JP4961015B2 - 自動取引装置と自動取引装置制御プログラムと記録媒体と自動取引装置の制御方法 - Google Patents

自動取引装置と自動取引装置制御プログラムと記録媒体と自動取引装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、金融機関の自動入出金処理等に利用される、自動取引装置と自動取引装置制御プログラムと記録媒体と自動取引装置の制御方法に関するものである。
従来、金融機関の自動取引装置は、それぞれその金融機関固有のコンピュータシステムにより運用されてきた。これらのシステムは、堅牢で高い信頼性とセキュリティを確保することに重点が置かれている。この目的を達成するように、それぞれ独自のサービスを生かすためのコンピュータシステムの開発がなされてきた。しかし、近年、金融機関の合併が頻発している。さらに、顧客の便宜を図るために、各金融機関の自動取引装置の相互利用や共有化が強く要求されるようになった。そこで、コンピュータシステムの共有と統合化の容易な、汎用性の高い、ウェブベースの自動取引装置制御が試みられている。
ウェブベースの自動取引装置では、ブラウザが取引画面を制御する。ブラウザは、ウェブページを読み取って解釈し、表示装置に取引画面を表示して、該当する取引処理を制御する。管理装置が自動取引装置を遠隔監視するシステムでは、管理装置がネットワークを通じてこのブラウザに、任意のタイミングで制御命令を送信できることが好ましい。これにより、例えば、遠隔制御によって、自動取引装置の取引動作を停止させたり、取引を開始させたり、動作モードを変更したりすることができる。このような、任意のタイミングで行われる遠隔制御を、この出願では非同期制御と呼ぶことにする。
ブラウザは、HTTP通信プロトコルを使用して、管理装置と通信をする。HTTP通信プロトコルでは、サーバがクライアントからのリクエストにより動作をしてクライアントにレスポンスを送信する。サーバはクライアントのリクエストをいつでも受け付ける。一方、クライアントは、サーバにリクエストを送信したときだけレスポンスを受信する。
ウェブベースの自動取引装置において、ブラウザはクライアントである。ブラウザを遠隔制御する管理装置はサーバである。従って、管理装置から非同期制御のためのコマンドを任意のタイミングでブラウザに送信することはできない。そこで、例えばブラウザが、一定時間ごとに、管理装置に対して非同期メッセージの転送を要求するリクエストを送信する仕組みを設ける。管理装置は、ブラウザに対するレスポンスとして、非同期メッセージを転送する。しかし、金融機関の営業店には多数の自動取引装置が設置されている。これらの自動取引装置から、頻繁にネットワークを通じて管理装置に対してリクエストが送信されると、ネットワークトラフィックを増大させる。
一方、自動取引装置に、通信機能を持つ非同期処理用のアプリケーションをインストールし、管理装置からこの非同期処理用のアプリケーションに非同期処理を要求することも考えられる。非同期処理用のアプリケーションには、ソケットと呼ばれるインタフェースが知られている。しかしながら、ソケットを使用した通信には、HTTP通信プロトコルとは別の、TCP/IP等の通信プロトコルが使用される。これでは、自動取引装置に、HTTP通信用のファイヤウオールと、ソケット専用のファイヤウオールとを設けなければならない。この構造は、システムを複雑にし、同時に、汎用性を損なう。
特開2006−127179号公報
本発明により解決しようとする課題は、ブラウザを使用して取引を制御する自動取引装置に対して、HTTP通信だけを使用して、任意のタイミングで、遠隔制御をするための非同期メッセージを送信することである。
本発明は、HTTP通信だけを使用して、非同期メッセージを受信する機能を持つ、自動取引装置と自動取引装置制御プログラムと記録媒体を提供することを目的とする。以下の構成はそれぞれこの課題を解決するための手段である。
〈構成1〉
コンピュータにより表示装置に取引画面を表示して、自動取引用のデバイスを使用して金融機関の取引処理を制御するものであって、前記取引画面を制御するためのウェブページを読み取って解釈し、前記表示装置に前記取引画面を表示して該当する取引処理を実行するウェブ画面制御手段と、自動取引装置を遠隔制御する管理装置とネットワークを通じて接続され、任意のタイミングで、前記管理装置に設けられた非同期クライアントから、HTTP通信によりサーバとして非同期メッセージを受信する非同期通信手段とを備え、前記ウェブ画面制御手段は、前記取引画面を制御する情報と、取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を実行するためのリクエストを生成してHTTP通信によりそのリクエストを送信する手段と、前記リクエストに対して返信された、処理手順を含むレスポンスを受信する手段と、受信した前記処理手順に従って、前記自動取引用のデバイスに対して動作命令を送信し、当該デバイスから動作結果報告を受信する手段と、前記動作結果報告を前記レスポンスの送信元に送信して、前記取引処理を進行させる手段と、前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを受け付ける手段と、受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する手段と、待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出する手段により前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて該当する非同期処理を制御する手段として動作することを特徴とする自動取引装置。
〈構成2〉
構成1に記載の自動取引装置において、前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージは、通信ポートに相当するコントロールを通じて、前記非同期メッセージを受け付ける手段により受け付けられることを特徴とする自動取引装置。
〈構成3〉
構成2に記載の自動取引装置において、前記ウェブ画面制御手段は、前記取引画面を制御する情報と、取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を進行させる第1のフレームと、前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを、前記コントロールを通じて受け付ける第2のフレームと、前記第2のフレームが受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する第3のフレームを備えたウェブページを解釈して制御し、前記第1のフレームは、待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出するスクリプトにより前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて該当する非同期処理を制御することを特徴とする自動取引装置。
〈構成4〉
構成2に記載の自動取引装置において、前記ウェブ画面制御手段は、前記取引画面を制御する情報と、取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を進行させる第1のウェブページと、前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを、前記コントロールを通じて受け付ける第2のウェブページと、前記第2のウェブページが受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する第3のウェブページを解釈して制御し、前記第1のウェブページは、待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出するスクリプトにより前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて該当する非同期処理を制御することを特徴とする自動取引装置。
〈構成5〉
構成1乃至4のいずれかに記載の自動取引装置において、前記ウェブ画面制御手段は、業務アプリケーションから前記取引画面を制御する情報を受け付け、操作盤から取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を実行するためのリクエストを生成してHTTP通信によりそのリクエストを前記業務アプリケーションに送信する手段と、前記リクエストに対して前記業務アプリケーションから返信された、取引処理の処理手順を含むレスポンスを受信する手段と、受信した処理手順に従って、自動取引用のデバイスに対して動作命令を送信し、当該デバイスから動作結果報告を受信する手段と、前記動作結果報告を前記業務アプリケーションに送信して、前記取引処理を進行させる手段と、前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを受け付ける手段と、受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する手段と、待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出する手段により前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて、前記取引処理を停止させて保守管理処理を制御する管理アプリケーションに依頼する手段として動作することを特徴とする自動取引装置。
〈構成6〉
構成5に記載の自動取引装置において、自動取引装置のコンピュータとネットワークとを接続する部分には、前記業務アプリケーションと前記ウェブ画面制御手段との間のHTTP通信と、前記非同期クライアントと前記非同期通信手段との間のHTTP通信に共通の、ファイアウオールが設けられていることを特徴とする自動取引装置。
〈構成7〉
コンピュータにより表示装置に取引画面を表示して、自動取引用のデバイスを使用して金融機関の取引処理を制御する前記コンピュータを、構成1〜6のいずれかの手段(複数)として機能させる自動取引装置制御プログラム。
〈構成8〉
構成7に記載の自動取引装置制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
〈構成9〉
コンピュータにより表示装置に取引画面を表示して、自動取引用のデバイスを使用して金融機関の取引処理を制御する場合に、前記コンピュータもしくは前記コンピュータとネットワークを介して接続されたコンピュータ上で、取引処理を制御する業務アプリケーションと、保守管理処理を制御する管理アプリケーションとを動作させ、前記コンピュータ上で動作するウェブ画面制御手段に対して、前記取引画面を制御するためのウェブページを読み取って解釈し、前記表示装置に前記取引画面を表示し、前記取引画面の操作イベントを受け付け、該当する取引処理を実行するためのリクエストを生成し、HTTP通信によりそのリクエストを前記業務アプリケーションに送信し、前記リクエストに対して返信された処理手順を含むレスポンスを受信し、受信した処理手順に従って前記自動取引用のデバイスに対して動作命令を送信し、当該デバイスから動作結果報告を受信し、前記動作結果報告を前記業務アプリケーションに送信して前記取引処理を進行させる制御を実行させるとともに、非同期通信手段に対して、自動取引装置を遠隔制御する管理装置に設けられた非同期クライアントから、HTTP通信により、任意のタイミングで非同期メッセージを受信させ、前記ウェブページに、前記取引画面を制御するためのフレームと、前記非同期メッセージを検出する検出プログラムを含むフレームと、当該非同期メッセージを解釈するプログラムを含むフレームとを設けて、前記非同期メッセージを検出する検出プログラムに対して、前記非同期通信手段から、通信用のコントロールを通じて前記非同期メッセージを検出させ、前記非同期メッセージを解釈するプログラムに対して、前記非同期メッセージを解釈させ、前記取引画面を制御するためのフレームに含まれた、待機状態で前記操作イベントを検出するプログラムに対して前記非同期メッセージの到着を検出させて、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて、前記業務アプリケーションによる制御を、前記管理アプリケーションによる非同期処理に切り替えさせることを特徴とする自動取引装置の制御方法。
〈構成10〉
コンピュータにより表示装置に取引画面を表示して、自動取引用のデバイスを使用して金融機関の取引処理を制御する場合に、前記コンピュータもしくは前記コンピュータとネットワークを介して接続されたコンピュータ上で、取引処理を制御する業務アプリケーションと、保守管理処理を制御する管理アプリケーションとを動作させ、前記コンピュータ上で動作するウェブ画面制御手段に対して、前記取引画面を制御するためのウェブページを読み取って解釈し、前記表示装置に前記取引画面を表示し、前記取引画面の操作イベントを受け付け、該当する取引処理を実行するためのリクエストを生成し、HTTP通信によりそのリクエストを前記業務アプリケーションに送信し、前記リクエストに対して返信された処理手順を含むレスポンスを受信し、受信した処理手順に従って前記自動取引用のデバイスに対して動作命令を送信し、当該デバイスから動作結果報告を受信し、前記動作結果報告を前記業務アプリケーションに送信して前記取引処理を進行させる制御を実行させるとともに、非同期通信手段に対して、自動取引装置を遠隔制御する管理装置に設けられた非同期クライアントから、HTTP通信により、任意のタイミングで非同期メッセージを受信させ、前記取引画面を制御するためのウェブページと、前記非同期メッセージを検出する検出プログラムを含むウェブページと、当該非同期メッセージを解釈するプログラムを含むウェブページとを設けて、前記非同期メッセージを検出する検出プログラムに対して、前記非同期通信手段から、通信用のコントロールを通じて前記非同期メッセージを検出させ、前記非同期メッセージを解釈するプログラムに対して、前記非同期メッセージを解釈させ、前記取引画面を制御するためのウェブページに含まれた、待機状態でイベントを検出するプログラムに対して前記非同期メッセージの到着を検出させて、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて、前記業務アプリケーションによる制御を、前記管理アプリケーションによる非同期処理に切り替えさせることを特徴とする自動取引装置の制御方法。
ウェブ画面制御手段はブラウザである。ウェブベースで取引画面制御を実行し、HTTPプロトコルを使用するから、管理装置との通信もHTTPプロトコルを使用する。従って、取引制御にも遠隔操作による管理処理にも、共通のファイヤウオールを採用することができる。非同期通信手段は、任意のタイミングで一回のリクエストで非同期メッセージを受け付ける。これにより、ネットワークトラフィックを軽減できる。非同期通信手段は、受信した非同期メッセージを、通信用のコントロールを通じてブラウザに転送するから、ブラウザによる非同期処理を実現できる。
自動取引装置の主要部を示すブロック図である(実施例1)。 ネットワークと自動取引装置の関係を示す説明図である(実施例1)。 自動取引装置の外観斜視図とハードウエアブロック図である(実施例1)。 自動取引装置10の全体構成を示すブロック図である(実施例1)。 業務アプリケーションの具体的な動作を示すシーケンスチャートである。 非同期処理動作を示すシーケンスチャートである(実施例1)。 非同期処理の変形例シーケンスチャートである(実施例2)。 ダウンロード非同期処理の動作シーケンスチャートである(実施例3)。
符号の説明
10 自動取引装置
11 本体ケース
12 表示装置
13 透明感圧式電極群
14 取引画面
15 コンピュータ
20 ウェブページ
21 アプリケーションインタフェースフレーム
22 アプリケーション制御フレーム
23 非同期制御フレーム
24 非同期フレーム
25 アプリケーション用Aフレーム
26 アプリケーション用Bフレーム
27 CRMフレーム
28 コントロール
30 ローカルウェブサーバ
31 管理アプリケーション
32 メッセージ記憶部
34 非同期メッセージ
36 非同期サーバ
37 管理用記憶装置
38 取引データ
40 勘定系通信サーバ
42 リモートウェブサーバ
44 業務アプリケーション
46 非同期クライアント
47 業務用記憶装置
48 取引データ
50 ネットワーク
52 ブラウザ
54 ミドルウエア
55 状態情報
60 コンピュータ
62 演算処理装置
64 自動取引デバイス
66 現金自動入出金機
67 カードリーダライタ
68 通帳プリンタ
70 ファイヤウオール
71 ファイヤウオール
金融機関等で多用される自動取引装置の画面制御に、ウェブベースのシステムを利用できれば、高い汎用性を確保できる。自動取引装置は、預貯金の入出金や通帳記帳等の取引処理を実行する。そして、一日の業務が終了すると、金庫内の現金在高を確認したり、ジャーナルを出力する管理処理が実行される。また、障害発生時には、取引処理を停止して復旧のための管理処理が実行される。上記の取引処理も管理処理も、ネットワークを通じて管理装置により遠隔制御することができる。本発明では、この遠隔制御にHTTP(HyperText Transfer Protocol)通信プロトコルを使用する。ウェブベースのシステムでは、自動取引装置の取引画面はブラウザにより制御される。上記の非同期処理では、管理装置がこのブラウザに対して、表示画面の切り替え制御を要求する。例えば、通常の取引画面を表示している状態から、取引を中断している状態あるいは取引を終了している状態に、画面を切り替えさせる。本発明では、自動取引装置側に、HTTP通信プロトコルにより、ネットワークを通じて非同期処理のため
のメッセージを受信する非同期サーバを設けた。非同期サーバは、受信したメッセージをブラウザに伝達する機能を持つ。
さらに、本発明の装置は、自動取引装置の取引処理を制御する業務アプリケーションと、自動取引装置の保守管理のための管理アプリケーションをと独立させた。これにより、業務アプリケーションは金融機関側で独自に開発管理することができる。従って、業務アプリケーションを、金融機関の独自の仕様を持つ勘定系システムと連携させることができる。一方、管理アプリケーションには、様々な仕様の自動取引装置に共用できる汎用性を持たせた。
上記の非同期処理には、ブラウザのリクエストに従って、業務アプリケーションが制御する取引処理を停止して、管理アプリケーションに制御を渡す処理が含まれてくる。ブラウザに、取引画面の切り替えと同時に、業務アプリケーションや管理アプリケーションに対して制御の切り替えを要求するといった機能を付与することもできる。以下、本発明の実施の形態を順に説明する。
[概略機能]
図1は実施例1の自動取引装置の主要部を示すブロック図である。
この自動取引装置10は、ブラウザ52が、取引画面14を制御する。ブラウザ52は、ウェブページ20を読み取って解釈し、表示装置12に取引画面14を表示して、該当する取引処理を実行する。ブラウザ52は、ウェブ画面制御手段として機能するコンピュータプログラムである。このブラウザ52には、既知の汎用されているコンピュータプログラムを使用することができる。
リモートウェブサーバ42は、自動取引装置10とネットワーク50を通じて接続されている。このリモートウェブサーバ42において、業務アプリケーション44は、ブラウザ52と通信をしながら取引処理を制御するコンピュータプログラムである。一方、自動取引装置側に設けられた管理アプリケーション31は、保守管理のための処理を制御するコンピュータプログラムである。なお、業務アプリケーション44は自動取引装置側に設けられていてもよい。また、管理アプリケーション31はリモートウェブサーバ42側に設けられていてもよい。ブラウザ52と業務アプリケーション44や管理アプリケーション31との間の通信には、HTTPプロトコルを使用する。
業務アプリケーションは、入出金のための取引処理を所定の手順に従って制御し、取引処理の結果を記憶装置に記憶させる機能を持つ。取引処理というのは、例えば、預金の入出金処理とか、送金処理といった処理である。管理アプリケーションは、記憶装置に記憶されたデータを利用して、自動取引装置の保守管理処理を制御する機能を持つ。保守管理処理には、例えば、自動取引装置内に収納された現金の計数処理や、取引ログの出力処理が含まれる。取引処理では、主として金融機関の利用者が自動取引装置を操作する。保守管理処理では、金融機関の管理者が自動取引装置を操作する。管理アプリケーションは、業務アプリケーションとは別個独立に動作するように構成した。両者を別個独立にすると、業務アプリケーションは、金融機関が固有のサービスを提供するために自由に設計し、随時自由に改変することができる。同時に、管理アプリケーションは定型化することが容易になり、多くの金融機関の自動取引装置に共通の手順を含めることができる。
また、自動取引装置側には、非同期サーバ36が設けられている。非同期サーバ36は、非同期通信手段として機能するコンピュータプログラムである。非同期処理を要求するための非同期メッセージ34は、勘定系通信サーバ40あるいはリモートウェブサーバ42により生成される。勘定系通信サーバ40あるいはリモートウェブサーバ42が、自動取引装置10を遠隔制御する管理装置である。管理装置の構成は任意である。ネットワーク50は、インターネットあるいはイントラネット等のHTTP通信が可能な通信ネットワークである。ネットワークの種類は任意である。リモートウェブサーバ42には、非同期クライアント46が設けられている。非同期クライアント46は、HTTP通信により、非同期メッセージ34を非同期サーバ36に向けて送信する機能を持つコンピュータプログラムである。非同期サーバ36は、任意のタイミングで非同期メッセージ34を受信する機能を持つ。受信された非同期メッセージ34は、非同期サーバ36あるいはブラウザ52の制御により、メッセージ記憶部32に記憶される。また、自動取引装置10には、非同期処理が開始されたときに、その状態を表示するために、状態情報55が記憶される。
ブラウザ52は、HTTP通信プロトコルを使用して業務アプリケーション44と通信をする。HTTP通信プロトコルでは、クライアントがウェブサーバに対してリクエストを送信し、ウェブサーバがリクエストに応じた処理をしてレスポンスを返すという手順で、通信がされる。管理装置側から自動取引装置側へリクエストを送信できるように、自動取引装置に非同期サーバ36を設けた。非同期サーバ36はウェブサーバの機能を持つ。同時に、管理装置側に非同期クライアント46を設けた。非同期クライアント46は、HTTP通信のクライアントの機能を持つ。非同期メッセージの種類は任意である。非同期メッセージは具体的な処理内容を示すものでもよいし、非同期処理の開始を通知するだけのものでもよい。任意のタイミングで受信するということは、非同期サーバ36は常にリクエストを受信可能な状態にあるということである。非同期サーバ36は一回のリクエストで非同期メッセージを受け付けることができる。これにより、ネットワークトラフィックを軽減できる。
自動取引装置10が起動中は、ブラウザ52により、ウェブページ20が解釈され実行されている。非同期サーバ36は、このウェブページ20に対して、非同期サーバ36のために専用に設けられたコントロール28を介して通信を行う。通信を行うスクリプトは、例えば、アプリケーション制御フレーム22中に記述されている。
自動取引装置10が起動中には、ブラウザ52により、ウェブページ20が解釈されて処理が実行されている。このウェブページ20は、取引処理や非同期処理を制御するために、複数のフレーム21〜27により構成されている。非同期クライアント46は、非同期処理の要求のために、非同期サーバ36に対して非同期メッセージを送信する。非同期処理の要求があった旨の情報(非同期メッセージ)は、コントロール28を通じて、ウェブページ20中に記述されたスクリプト等の検出プログラムにより検出される。コントロール28は、非同期サーバ36とウェブページ中のスクリプトとの通信のために専用に設けられた通信プログラムである。検出プログラムにより検出された非同期メッセージは、後で説明するように、フレーム間通信により解釈されて、非同期処理が制御される。また、非同期処理は、例えば、アプリケーション用Aフレーム25の取引処理の制御を妨げてはならない。任意のタイミングで入力する非同期処理を一時的に待機させなければならないことがある。そうした制御のために、非同期制御フレーム23や非同期フレーム24等が設けられている。これらのフレームの機能については、後で詳細に説明する。
[ネットワークの構成]
図2はネットワークと自動取引装置の関係を示す説明図である。また、図3は、自動取引装置の外観斜視図とハードウエアブロック図である。
図2に示すように、ネットワーク50には、多数の自動取引装置10とリモートウェブサーバ42と勘定系通信サーバ40とが接続されている。多数の自動取引装置10は、金融機関の各営業店に設置されている。各自動取引装置10は、リモートウェブサーバ42により取引処理を制御される。自動取引装置10による取引処理の結果は、リモートウェブサーバ42から勘定系通信サーバ40に報告される。
始めに、非同期処理の要求が、勘定系通信サーバ40からリモートウェブサーバ42に送信される。リモートウェブサーバ42は、該当する自動取引装置10に対して、非同期メッセージ34を送信する。自動取引装置10は、自分に対する非同期メッセージ34を受信すると、後で説明するような非同期処理を実行する。図3に示すように、自動取引装置10の本体ケース11には、その前面に表示装置12が設けられている。顧客はこの取引画面を見ながら預貯金等の入出金手続きをする。非同期処理が開始されると、表示装置12に、取引停止中を告げる画面が表示される。取引停止中は、表示装置12に、例えば、各種の金融商品を紹介する動画等が表示される。
自動取引装置10は、例えば、金融機関で使用される現金入出金装置や通帳記帳機等の顧客操作型の自動装置として用いられている。取引画面は自動取引装置10を操作するときに表示される。取引画面は、取引きの種類を表示したり、取引結果を表示するための画面であって、顧客の操作によりデータや指示を入力するボタン等を含む。ウェブページは、HTML(Hyper Text Mark-up Language)、SGML(Standard Generalized Mark-up Language)、XML(eXtensible Markup Language) 等の形式で作成されたもので、ブラウザにより解釈されて、表示制御されるデータである。
図3に示すように、自動取引装置10の内部には、自動取引装置を制御するコンピュータ15が組み込まれている。このコンピュータは、例えば、内部バス120に、CPU(中央処理装置)122と、ROM(リードオンリメモリ)123と、RAM(ランダムアクセスメモリ)124と、HDD(ハードディスク)125と、入出力インタフェース126と、ネットワークインタフェース121を接続して構成される。入出力インタフェース126には、表示装置12と、タッチパネル13と、自動制御デバイス64が接続されている。表示装置12は、例えば、取引画面を表示するディスプレイである。透明感圧式電極群13は、例えば、ディスプレイに貼り付けられた透明な感圧式のスイッチである。操作盤として機能する。自動制御デバイス64は、後で説明するように、現金自動入出金機、カードリーダライタ、通帳プリンタ等の装置である。
CPU111が実行するコンピュータプログラムは、ROM112やHDD(ハードディスク)125に記憶され、RAM113に適時ロードされる。このハードウエア構造自体は既知のものと変わらないが、念のために例示をした。リモートウェブサーバ42や勘定系通信サーバ40には、汎用のサーバ用コンピュータが使用される。それらのハードウエア構造は既知のものと全く変わらないため、説明を省略する。
[ウェブページの構成]
図1において、この自動取引装置10の制御のためのウェブページ20は、複数のフレームで構成されている。図の実施例のウェブページは、アプリケーションインタフェースフレーム21と、アプリケーション制御フレーム22と、非同期制御フレーム23と、非同期フレーム24と、アプリケーション用Aフレーム25と、アプリケーション用Bフレーム26と、CRMフレーム27とから構成されている。
アプリケーション用Aフレーム25とアプリケーション用Bフレーム26とは、取引画面14を表示する機能を持つ。例えば、図1に示すような取引選択画面が表示されていて、いずれかの取引が選択されると、画面を切り替えて、利用者に対して「キャッシュカードを挿入して下さい」というメッセージを表示するカードデータ取得用画面を表示する。このために、アプリケーション用Aフレーム25が取引選択画面を表示する状態のとき、アプリケーション用Bフレーム26は非表示状態で、次のカードデータ取得用画面の表示準備をしている。いずれかの取引が選択された後にこの準備が終了したとき、取引画面14が、取引選択画面からカードデータ取得用画面に切り替わる。このような制御をすると、取引選択画面から次のカードデータ取得用画面への切り換え時に画面の乱れがない。CRMフレーム27は、取引画面の一部に表示され、アプリケーション用Aフレーム25やアプリケーション用Bフレーム26とは別個独立した画面を構成する。CRMフレーム27は、顧客を個別に認識した上で、その顧客固有の属性に応じた情報を表示装置12の一部に表示する機能を持つ。
HTMLデータに含まれるフレーム制御タグが、上記のような各フレームの表示位置や表示領域の広さを指定する。上記の例で、アプリケーション用Aフレーム75とアプリケーション用Bフレーム76とCRMフレーム77は、取引画面14を表示制御するためのものである。これら以外のフレームは、画面の表示制御に使用しない。従って、フレーム制御タグの表示領域の広さを0%と記述しておく。
アプリケーションインタフェースフレーム21には、ブラウザが、指定されたデバイスと通信を行うための任意の数のOLEコントロールが組み込まれている。これらのコントロールは、既に説明したコントロール28と同様に、ActiveX(登録商標)等から構成される。これらのコントロールは、デバイス毎に設けられる、デバイス専用の通信ポートである。一般に、コントロールを経由する通信は、指定されたレジスタに通信情報を書き込むように制御されるから、応答待ちの動作が無く、即時性を持つ。
[取引処理]
図4は、自動取引装置10の全体構成を示すブロック図である。
この図には、自動取引装置10のハードウエアを含む主要な機能ブロックが示されている。この図を用いて、まず、通常の取引処理から説明する。通常の取引処理とは、利用者による預貯金の入出金処理等のことをいう。通常の取引処理は、リモートウェブサーバ42の業務アプリケーション44が制御する。取引結果を含む取引データ48は業務用記憶装置47に記憶される。自動取引装置10を制御するコンピュータ15は、演算処理装置と記憶装置と自動取引デバイス64とを備える。演算処理装置には、業務アプリケーション44、ミドルウエア54、ブラウザ52、ローカルウェブサーバ30等がインストールされている。これらは、自動取引装置を所定の機能で動作させるコンピュータプログラムである。ローカルウェブサーバ30は管理アプリケーション31を備える。管理用記憶装置37には管理用の取引データ38が記憶されている。自動取引デバイス64は、現金自動入出金機66とカードリーダライタ67と通帳プリンタ68とを備える。ミドルウエア54は、ブラウザ52からコマンドを受け付けて、いずれかのデバイスに該当する処理を実行させて、ブラウザ52にレスポンスを返す機能を持つ。以下、自動取引装置の取引処理動作を説明する。
ブラウザは、HTMLデータを読み取って記述された順番に解釈して実行する。HTMLデータには制御用のタグが含まれる。タグはウェブページ中のデータの表示位置やリンク先を指定する。ブラウザは、スクリプトの実行を指示するタグを検出すと、スクリプトに含まれたコードを記述された順番に解釈して実行する。例えば、入出金取引の種類を選択する取引選択画面を表示するためのHTMLデータには、取引選択ボタンのイメージデータを呼び出すタグと、これらのイメージデータを所定の位置に配置するタグを含む。
取引選択画面などの取引画面は、例えば、Flash(登録商標)と呼ばれるWeb画面生成プログラムにより作成される。このWeb画面生成プログラムにより作成されたWeb画面は、Flash Player(登録商標)と呼ばれるWeb画面表示制御プログラムにより表示制御される。Web画面を構成するHTMLデータ中には、Web画面表示制御プログラムのオブジェクトを定義するタグが記述されている。現在表示中の取引画面とは別の新たな取引画面を表示する場合には、該当する画面をアクセスするためのリンクをWeb画面表示制御プログラムに与える。これにより、次の取引画面への切り替えが行われる。
図1に示した取引画面14は、ネットワーク50を通じてリモートウェブサーバ42からダウンロードされて、ブラウザ52により表示される。取引選択画面等の取引画面中に設けられたボタンを押下すると、そのクリック操作イベントが認識される。このとき、個々のボタンに割り当てた識別コードが、取引画面を表示するHTMLデータ中に記述されたスクリプトに通知される。スクリプトはリモートウェブサーバ42に識別コードを送信し、リモートウェブサーバ42の業務アプリケーション44が識別コードを受信する。業務アプリケーション44が取引画面14の所定のボタンが押されたことを認識し、該当する取引の制御を行なう。
例えば、取引選択画面の「お引き出し」というボタンがクリックされると、「お引き出し」ボタンの識別コードが業務アプリケーション44に送信される。業務アプリケーション44は、次に表示するカードデータ取得用画面のHTMLデータをブラウザ52に送信する。これにより、顧客にカード挿入を要求するカードデータ取得用画面が表示される。カードデータ取得用画面を表示するHTMLデータ中のスクリプトが起動すると、ブラウザ52は、取引画面14に「カードを挿入して下さい」というメッセージを表示する。同時に、ブラウザ52は、アプリケーションインタフェースフレーム21に、カードの読み取りデータ取得コマンドの送信を要求する。
アプリケーションインタフェースフレーム21は、カードの読み取りデータ取得コマンドを、ミドルウエア54に転送する。カードが挿入されると、ミドルウエア54はカードデバイスからカードの読み取りデータを取得する。この読み取りデータはアプリケーションインタフェースフレーム21を経由してブラウザ52に返される。カードデータ取得用のスクリプトは、取得した読み取りデータをリモートウェブサーバ42に送信する。リモートウェブサーバ42の業務アプリケーション44は、受信したカードの読み取りデータを、その後の取引に使用できるように一時記憶領域(HTTPセッション)に記憶する。
続いて業務アプリケーション44は、次に表示する暗証番号入力画面の表示用HTMLデータをブラウザ52に送信する。こうして暗証番号入力画面が表示されると、暗証番号入力処理用のスクリプトが起動する。ブラウザ52は、顧客のボタン操作によって暗証番号が入力されると、入力された暗証番号を含む認証要求リクエストを生成して、業務アプリケーション44に送信する。そして、ブラウザ52は、業務アプリケーション44からのレスポンスを待つ。
業務アプリケーション44は、ブラウザ52から受信した暗証番号とカードの読み取りデータから所定の認証処理を実行して、ブラウザ52にレスポンスを返す。認証処理が正常に終了すると、業務アプリケーション44は、出金金額入力画面表示用のHTMLデータをブラウザ52にレスポンスとして返す。これにより、出金金額入力画面が表示され、出金取引制御が進行する。
[取引処理のシーケンス]
図5は、業務アプリケーションの具体的な動作を示すシーケンスチャートである。
入出金処理の一例をこの図を用いて説明する。入出金のための取引処理では、自動取引装置の起動後、業務アプリケーション44から、取引処理に必要な画面を表示するウェブページが送信される。ブラウザ52は、表示装置12(図1)上に取引開始画面を表示する(T1、T2)。自動取引装置10には、利用者が操作するための操作盤が設けられている。操作盤は図示しないが、図3で説明した透明感圧式電極群やディスプレイや操作ボタン群等を含む。取引開始画面を見た顧客が操作盤を操作すると、ブラウザ52に取引制御信号が受け付けられる。ブラウザ52は、取引制御信号を業務アプリケーション44に送信する(T3)。ブラウザ52は指定された新たな取引画面を業務アプリケーション44から受信して表示する(T4)。
利用者の操作に従って、新たな取引画面を用いた取引処理が進められる(T5)。新たな取引画面のウェブページ中に記述されたスクリプト言語が解釈されると、ブラウザ52から、該当するコマンドがアプリケーションインタフェースフレーム21に送出される(T6)。また、図示していないが、ブラウザ52は、各デバイスを制御するためのコマンド(動作命令)を業務アプリケーション44から受信すると、そのコマンドをアプリケーションインタフェースフレーム21に転送する。そのコマンドはアプリケーションインタフェースフレーム21からミドルウエア54に送信される(T7)。そのコマンドがミドルウエア54に解釈されて、自動制御デバイス64が制御される(T8)。こうして、現金の入出金等の取引処理が実行される。その処理結果(動作結果報告をレスポンス)は、T6〜T8のこれまでの処理と逆方向に、ブラウザ52に転送される(T9−T11)。レスポンスの内容は、例えば、指定された金額の出金成功といった情報である。
ブラウザ52は処理結果を業務アプリケーション44に返す(T12)。業務アプリケーション44は、業務用記憶装置47に取引データ48を記憶させる(T13)。さらに、この取引データ48を定型フォーマットの管理用取引データ38に変換する(T14)。そして、ブラウザ52を経由してアプリケーションインタフェースフレーム21に対して、取引データ38の書き込みを依頼する(T15、T16)。アプリケーションインタフェースフレーム21は、管理用記憶装置37に取引データ38を書き込む(T17)。図示していないが、その後、業務アプリケーション44は、所定のタイミングで、図1に示したネットワーク50を介して、金融機関の勘定系通信サーバに取引処理の結果を転送する。
図4に示したように、業務アプリケーション44と管理アプリケーション31とを完全に別体にし、後者に汎用性を持たせると、例えば、業務アプリケーション44を入れ替えて、自由に、別の金融機関用として自動取引装置10を運用することができる。ここで、業務アプリケーション44の制御によりブラウザ52が動作して取引処理を実行できる状態にあるとき、自動取引装置の取引を停止するには、その旨を適切なタイミングで自動取引装置に伝えなければならない。さらに、業務アプリケーション44がブラウザ52を制御している状態から、管理アプリケーション31がブラウザを制御している状態に移行させなければならない。この一連の処理が非同期処理である。
[非同期処理]
図5に示した取引処理が実行される間、ブラウザ52(図1)は、ウェブページ20(図1)を記述された順番に読み取って実行するという動作を繰り返す。ウェブページ20中に記述されたいずれかのスクリプトが起動して、何らかのリクエストが外部へ送信されると、そのリクエストに対する応答を待って、次の処理を実行する。ウェブページ20中にこうしたスクリプトが含まれていない場合や、スクリプトの実行を終了して、ウェブページ20の記述全ての解釈と処理を終了した後は、ブラウザ52は、ウェブページ20により最後に指定された画面を表示したままの状態になる。この状態では、ブラウザ52は表示画面の制御をするだけで、外部との通信機能を持たない。顧客が取引開始のためにボタンを押し下げたりする操作イベントを検出するための、スクリプトだけが機能している。このスクリプトは、アプリケーションインターフェース21のコントロール28から入力する情報も同時に監視することができる。後で説明するように、この機能を利用して、非同期通信メッセージの到着を検出する。
例えば、取引制御画面表示用のウェブページのバージョンアップをするときの例を説明する。このときは、リモートウェブサーバ42の業務アプリケーション44を更新する。この更新処理の間、自動取引装置10の取引を停止する必要がある。また、この間は、ブラウザ52に対して、取引選択画面の代わりに、メンテナンス中である旨のメッセージを含む画面を表示するように、要求しなければならない。しかし、上記のように、ブラウザが通信機能を持たない状態にあると、ブラウザによる表示画面を制御できない。
一般には、こうした要求に対応するために、別途、自動取引装置10のコンピュータ15に、コンピュータ間通信のためのソケットを設ける。そして、そのソケットを通じて、勘定系通信サーバ40から制御コマンドを受け付ける。しかし、これでは、ウェブベースのシステムとは別の通信プロトコルを使用するプログラムを組み合わせる必要がある。従って、自動取引装置の画面制御プログラムについて汎用性の高いオープン系システムを実現するのが困難になる。また、ファイヤウオール70、71を共通化することができない。そこで、図1に示したような構成を採用した。これにより、自動取引装置のコンピュータとネットワーク50とを接続する部分には、業務アプリケーション44とブラウザ52との間のHTTP通信と、非同期クライアント46と非同期通信手段36との間のHTTP通信に共通の、単一のファイアウオール70、71を設けることができる。図1において、ウェブページ20に含まれたアプリケーションインタフェースフレーム21とアプリケーション用Aフレーム25とアプリケーション用Bフレーム26とCRMフレーム27の説明は既にした。以下に、非同期制御フレーム23と非同期フレーム24の説明をする。
非同期制御フレーム23と非同期フレーム24とは、非同期処理の主要な役割を果たすフレームである。非同期制御フレーム23は、アプリケーションインタフェースフレーム21を通じて入力される非同期メッセージ34を、メッセージキューに保存して管理する機能を持つ。図1や図4において、メッセージ記憶部32は、メッセージキューを保存する記憶領域である。非同期フレーム24は、メッセージキューに保存された非同期メッセージ34の解釈を、管理アプリケーション31に依頼する機能を持つ。
[非同期処理のシーケンス]
図6は非同期処理動作を示すシーケンスチャートである。
図1を参照しながら、このシーケンスチャートを順に説明する。例えば、自動取引装置の動作を停止させたり開始させたり、動作モードを変更したりする要求が発生したとする。勘定系通信サーバ40は非同期メッセージ34を生成する。この非同期メッセージ34は、非同期クライアント46を介して非同期サーバ36に送信される(T20)。非同期メッセージ34は、アプリケーションインタフェースフレーム21のコントロール28を通じて、非同期制御フレーム23に受け付けられる(T21、22)。非同期制御フレーム23は、受け付けた非同期メッセージ34をメッセージキュー(メッセージ記憶部32)に蓄積する(T23)。
非同期制御フレーム23は、非同期フレーム24がビジー状態でないことを検出すると、非同期フレーム24に対して、メッセージキューから取り出した非同期メッセージ34を渡す(T24)。非同期フレーム24は、非同期メッセージ34と解釈要求リクエストとを管理アプリケーション31に送信する(T25)。
管理アプリケーション31は、非同期メッセージ34を解釈して(T26)、例えば、取引停止モードと判断すると、取引停止コマンドを非同期フレーム24にレスポンスとして返す(T27)。同時に、非同期メッセージ34の解釈結果を図示しない一時記憶領域に保存する。解釈結果を後で使用しない場合にはこの処理は不要である。非同期フレーム24は、受信した取引停止コマンドを非同期制御フレーム23に渡す(T28)。非同期制御フレーム23はその取引停止コマンドを非同期イベント発生を通知するための記憶領域に保存する。これは状態情報として記憶される(T29)。
非同期制御フレーム23により記憶領域に記憶された非同期イベントの状態情報は、例えば、アプリケーション用Aフレーム25(あるいはアプリケーション用Bフレーム26)に取得される(T30)。例えば、アプリケーション用Aフレーム25が、取引選択画面などを表示して、取引の開始を待つ待機状態では、スクリプトが状態情報を監視して非同期イベント待ちの状態となっている。即ち、アプリケーション用Aフレーム25に含まれたスクリプトが、取引画面に表示されたボタンが操作されたときに更新される状態情報を監視している。ボタンが操作されたときも非同期イベントが発生したときも、同様に状態情報が更新される。スクリプトは、この状態情報の更新を検出して、非同期イベントが発生したことを認識する。
一方、取引処理の実行中は、取引処理が優先して実行される。即ち、このとき状態情報の読み取りは行われない。取引処理が終了し、待機状態になって初めて、状態情報が読み取られる。例えば、アプリケーション用Aフレーム25が状態情報を読み取ると、この状態情報を業務アプリケーション44にリクエストとして送信する(T31)。業務アプリケーション44は、アプリケーション用Aフレーム25による画面制御を管理アプリケーション31に切り替えるためのウェブページ(切り替え用HTMLデータ)を、レスポンスとしてブラウザに返す(T32)。ブラウザ52は、ウェブページを解釈して、管理アプリケーション31から取引停止中と表示する画面を取得して、アプリケーション用Aフレーム25(あるいはアプリケーション用Bフレーム26)を用いて表示する(T33、35,36)。これで、非同期処理の制御は管理アプリケーション31側に移る。そして、例えば、管理アプリケーション31による取引停止等の非同期処理が実行される。
図7は非同期処理の変形例シーケンスチャートである。
以上のようにして、リモートウェブサーバ42とブラウザ52とが、非同期クライアント46と非同期サーバ36とに通信をさせることにより、HTTP通信プロトコルを使用した非同期処理を実行することができる。なお、上記の処理では、非同期制御フレーム23がアプリケーションインタフェースフレーム21を通じて非同期メッセージ34を受信して、メッセージキューへその非同期メッセージ34を保存した。しかし、例えば、非同期サーバ36が受信した非同期メッセージ34をメッセージ記憶部32に記憶させ、その解釈を非同期フレーム24に依頼するようにしてもよい。また、非同期フレーム24は非同期メッセージ34の解釈を、フレームの外部にある管理アプリケーション31に依頼した。しかしながら、非同期フレーム24自身に非同期メッセージ34の解釈機能が備わっていてもよい。また、非同期メッセージ34を保持する非同期制御フレーム23とそれを解釈する非同期フレーム24とは別々のフレームでなくてもよい。両者を一体のフレームで実現することもできる。
図7の変形例も図1を参照しながら説明する。まず、非同期クライアント46から送信された非同期メッセージ34は、非同期サーバ36に受信される(T40)。そして、非同期サーバ36がその非同期メッセージ34をメッセージ記憶部32に記憶させる(T41)。非同期制御フレーム23は、例えば、一定時間ごとにメッセージ記憶部32を参照して、非同期メッセージ34を読み取る(T42)。非同期メッセージ34は、非同期制御フレーム23から非同期フレーム24に転送されて解釈される(T43,44)。解釈された結果は非同期制御フレーム23に返される(T45)。非同期制御フレーム23はこれを状態情報として保持する(T46)。その後の処理(T47−T53)は図6の(T30−T36)と全く同様である。
図8は、ダウンロード非同期処理の動作シーケンスチャートである。
実施例1や実施例2の処理は、自動取引装置10の取引処理を単に停止するというものであった。このほかに、自動取引装置10に対して所定のデータをダウンロードするような処理も、非同期処理で行なわれる。例えば、図1に示したリモートウェブサーバ42の、業務アプリケーション44の取引画面を構成するためのFlash(登録商標)を更新する例を説明する。この場合には、始めに図6に示したT20〜T35の処理が実行される。即ち、更新要求を意味する非同期メッセージが、リモートウェブサーバ42の非同期クライアント46、ネットワーク50、および非同期サーバ36を経て、非同期制御フレーム23により受信される(T20〜T25)。非同期メッセージ34は、取引画面ライブラリのダウンロード要求と解釈される。そして、非同期メッセージ34は、管理アプリケーション31の記憶領域に記憶される(T26)。また、図6に示したように、その後、アプリケーション用Aフレーム25によって取引停止中の画面が表示される(T27〜T36)。
管理アプリケーション31は、(T26)で記憶した非同期メッセージの解釈結果を読み取って、取引画面ライブラリの更新処理を開始する。このとき、図8に示すように、アプリケーション用Aフレーム25を通じて、業務アプリケーション44に対して、データ転送リクエストを送信する(T60,61)。業務アプリケーション44は、ダウンロードされた取引画面ライブラリを、管理用記憶装置37(図4)の所定の記憶領域に転送する(T62)。転送処理が終了すると、業務アプリケーション44から管理アプリケーション31に対してダウンロード終了のレスポンスが返される(T63)。その後、管理アプリケーション31は、取引停止中の状態を解除するため、アプリケーション用Aフレーム25を通じて業務アプリケーション44に取引開始要求を通知する(T64,65)。アプリケーション用Aフレーム25には業務アプリケーション44から取引選択画面が転送されて表示される(T66)。
[複数のウェブページ]
図1の説明では、ウェブページを複数のフレームにより構成して、各フレームに非同期処理や取引画面表示制御のための機能分担をさせた。フレーム間の通信は、ブラウザの起動時等に予めマッピングされた、ブラウザが監視している記憶領域に情報を書き込むため即時性を持つ。また、各フレームは相互に自由に情報を伝達できる。従って、非同期処理の要求を伝達したり、その要求に従って、業務アプリケーションや管理アプリケーションに、非同期処理に必要なデータを要求するような通信を実行させることができる。さらに、上述したように、各フレームを連携させて動作させることができる。本発明では、業務アプリケーションや管理アプリケーションとの通信には、汎用性があり、ネットワークを利用しても安全性の高いHTTP通信を利用する一方で、非同期サーバとは即時性のあるコントロールを利用して通信を行うという、2種類の通信方法を組み合わせた点に大きな特徴がある。
一方、一般に良く知られたブラウザは、同時に複数のウェブページを立ち上げることができる。これらの各ウェブページに、上記の各フレームと全く同様の機能を付与することができる。ウェブページ間の通信は、各ウェブページに組み込んだ、上記の構成のアプリケーションインタフェースフレームにより実現する。即ち、ウェブページ間の通信は、コントロールを利用することで、即時性のある情報伝達ができる。コンピュータの性能や他のアプリケーションとの関係を考慮して、フレームを使用するか、別々のウェブページを使用するか、最適な方法を選択することができる。また、このとき、各ウェブページは、必要なときだけ起動するように制御されるとよい。これにより、コンピュータの負荷を軽減できる。
なお、上記のリモートサーバやローカルサーバや非同期サーバは、ウェブサーバとして動作する既知のハードウエアを備えたものでよい。ウェブページのデータ中には、Vbscript(Visual Basic Script:Microsoft社の開発したプログラミング言語)やJAVA(登録商標)(Sun Microsystems社の開発したプログラミング言語)、JAVA(登録商標)script(Sun Microsystems社とNetscape Communications社が開発したスクリプト言語)等で記述したコンピュータプログラムを含めることができ、ブラウザ上で上記のような様々な処理を実行することができる。
サーバや自動取引装置のコンピュータの演算処理装置にインストールされたコンピュータプログラムは、それぞれ独立したプログラムモジュールを組み合わせて構成してもよいし、全体を一体化したプログラムにより構成してもよい。コンピュータプログラムにより制御される処理の全部または一部を同等の機能を備えるハードウエアで構成しても構わない。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。上記のような本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。また、ネットワークを通じて任意のコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。
本発明は、自動入出金機を備えた装置だけでなく、金融機関のネットワークに接続された記帳機、送金処理装置等の自動取引装置に広く適用できる。

Claims (15)

  1. コンピュータにより表示装置に取引画面を表示して、自動取引用のデバイスを使用して金融機関の取引処理を制御するものであって、
    前記取引画面を制御するためのウェブページを読み取って解釈し、前記表示装置に前記取引画面を表示して該当する取引処理を実行するウェブ画面制御手段と、
    自動取引装置を遠隔制御する管理装置とネットワークを通じて接続され、任意のタイミングで、前記管理装置に設けられた非同期クライアントから、HTTP通信によりサーバとして非同期メッセージを受信する非同期通信手段とを備え、
    前記ウェブ画面制御手段は、
    前記取引画面を制御する情報と、取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を実行するためのリクエストを生成してHTTP通信によりそのリクエストを送信する手段と、
    前記リクエストに対して返信された、処理手順を含むレスポンスを受信する手段と、
    受信した前記処理手順に従って、前記自動取引用のデバイスに対して動作命令を送信し、当該デバイスから動作結果報告を受信する手段と、
    前記動作結果報告を前記レスポンスの送信元に送信して、前記取引処理を進行させる手段と、
    前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを受け付ける手段と、
    受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する手段と、
    待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出する手段により前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて該当する非同期処理を制御する手段として動作することを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージは、通信ポートに相当するコントロールを通じて、前記非同期メッセージを受け付ける手段により受け付けられることを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項2に記載の自動取引装置において、
    前記ウェブ画面制御手段は、
    前記取引画面を制御する情報と、取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を進行させる第1のフレームと、
    前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを、前記コントロールを通じて受け付ける第2のフレームと、
    前記第2のフレームが受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する第3のフレームを備えたウェブページを解釈して制御し、
    前記第1のフレームは、待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出するスクリプトにより前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて該当する非同期処理を制御することを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項2に記載の自動取引装置において、
    前記ウェブ画面制御手段は、
    前記取引画面を制御する情報と、取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を進行させる第1のウェブページと、
    前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを、前記コントロールを通じて受け付ける第2のウェブページと、
    前記第2のウェブページが受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する第3のウェブページを解釈して制御し、
    前記第1のウェブページは、待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出するスクリプトにより前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて該当する非同期処理を制御することを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の自動取引装置において、
    前記ウェブ画面制御手段は、
    業務アプリケーションから前記取引画面を制御する情報を受け付け、操作盤から取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を実行するためのリクエストを生成してHTTP通信によりそのリクエストを前記業務アプリケーションに送信する手段と、
    前記リクエストに対して前記業務アプリケーションから返信された、取引処理の処理手順を含むレスポンスを受信する手段と、
    受信した処理手順に従って、自動取引用のデバイスに対して動作命令を送信し、当該デバイスから動作結果報告を受信する手段と、
    前記動作結果報告を前記業務アプリケーションに送信して、前記取引処理を進行させる手段と、
    前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを受け付ける手段と、
    受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する手段と、
    待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出する手段により前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて、前記取引処理を停止させて保守管理処理を制御する管理アプリケーションに依頼する手段として動作することを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項5に記載の自動取引装置において、
    自動取引装置のコンピュータとネットワークとを接続する部分には、前記業務アプリケーションと前記ウェブ画面制御手段との間のHTTP通信と、前記非同期クライアントと前記非同期通信手段との間のHTTP通信に共通の、ファイアウオールが設けられていることを特徴とする自動取引装置。
  7. コンピュータにより表示装置に取引画面を表示して、自動取引用のデバイスを使用して金融機関の取引処理を制御する前記コンピュータを、
    前記取引画面を制御するためのウェブページを読み取って解釈し、前記表示装置に前記取引画面を表示して該当する取引処理を実行するウェブ画面制御手段と、
    自動取引装置を遠隔制御する管理装置とネットワークを通じて接続され、任意のタイミングで、前記管理装置に設けられた非同期クライアントから、HTTP通信によりサーバとして非同期メッセージを受信する非同期通信手段とを備え、
    前記ウェブ画面制御手段は、
    前記取引画面を制御する情報と、取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を実行するためのリクエストを生成してHTTP通信によりそのリクエストを送信する手段と、
    前記リクエストに対して返信された、処理手順を含むレスポンスを受信する手段と、
    受信した処理手順に従って、自動取引用のデバイスに対して動作命令を送信し、当該デバイスから動作結果報告を受信する手段と、
    前記動作結果報告を前記レスポンスの送信元に送信して、前記取引処理を進行させる手段と、
    前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを受け付ける手段と、
    受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する手段と、
    待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出する手段により前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて該当する非同期処理を制御する手段、
    として機能させる自動取引装置制御プログラム。
  8. 請求項7に記載の自動取引装置制御プログラムにおいて、
    前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージは、通信ポートに相当するコントロールを通じて、前記非同期メッセージを受け付ける手段により受け付けられることを特徴とする自動取引装置制御プログラム。
  9. 請求項8に記載の自動取引装置制御プログラムにおいて、
    前記ウェブ画面制御手段は、
    前記取引画面を制御する情報と、取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を進行させる第1のフレームと、
    前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを、前記コントロールを通じて受け付ける第2のフレームと、
    前記第2のフレームが受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する第3のフレームを備えたウェブページを解釈して制御し、
    前記第1のフレームは、待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出するスクリプトにより前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて該当する非同期処理を制御することを特徴とする自動取引装置制御プログラム。
  10. 請求項8に記載の自動取引装置制御プログラムにおいて、
    前記取引画面を制御する情報と、取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を進行させる第1のウェブページと、
    前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを、前記コントロールを通じて受け付ける第2のウェブページと、
    前記第2のウェブページが受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する第3のウェブページを解釈して制御し、
    前記第1のウェブページは、待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出するスクリプトにより前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて該当する非同期処理を制御することを特徴とする自動取引装置制御プログラム。
  11. 請求項8乃至10のいずれかに記載の自動取引装置制御プログラムにおいて、
    前記ウェブ画面制御手段は、
    業務アプリケーションから前記取引画面を制御する情報を受け付け、操作盤から取引画面の操作イベントを受け付けて、該当する取引処理を実行するためのリクエストを生成してHTTP通信によりそのリクエストを前記業務アプリケーションに送信する手段と、
    前記リクエストに対して前記業務アプリケーションから返信された、取引処理の処理手順を含むレスポンスを受信する手段と、
    受信した処理手順に従って、自動取引用のデバイスに対して動作命令を送信し、当該デバイスから動作結果報告を受信する手段と、
    前記動作結果報告を前記業務アプリケーションに送信して、前記取引処理を進行させる手段と、
    前記非同期通信手段が受信した非同期メッセージを受け付ける手段と、
    受け付けた非同期メッセージを解釈し、もしくは外部に解釈を依頼する手段と、
    待機状態において前記取引画面の操作イベントを検出する手段により前記非同期メッセージの到着を検出して、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて、前記取引処理を停止させて保守管理処理を制御する管理アプリケーションに依頼する手段として動作することを特徴とする自動取引装置制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の自動取引装置制御プログラムにおいて、
    自動取引装置のコンピュータとネットワークとを接続する部分には、前記業務アプリケーションと前記ウェブ画面制御手段との間のHTTP通信と、前記非同期クライアントと前記非同期通信手段との間のHTTP通信に共通の、ファイアウオールが設けられていることを特徴とする自動取引装置制御プログラム。
  13. 請求項7に記載の自動取引装置制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  14. コンピュータにより表示装置に取引画面を表示して、自動取引用のデバイスを使用して金融機関の取引処理を制御する場合に、
    前記コンピュータもしくは前記コンピュータとネットワークを介して接続されたコンピュータ上で、取引処理を制御する業務アプリケーションと、保守管理処理を制御する管理アプリケーションとを動作させ、
    前記コンピュータ上で動作するウェブ画面制御手段に対して、前記取引画面を制御するためのウェブページを読み取って解釈し、前記表示装置に前記取引画面を表示し、前記取引画面の操作イベントを受け付け、該当する取引処理を実行するためのリクエストを生成し、HTTP通信によりそのリクエストを前記業務アプリケーションに送信し、前記リクエストに対して返信された処理手順を含むレスポンスを受信し、受信した処理手順に従って前記自動取引用のデバイスに対して動作命令を送信し、当該デバイスから動作結果報告を受信し、前記動作結果報告を前記業務アプリケーションに送信して前記取引処理を進行させる制御を実行させるとともに、
    非同期通信手段に対して、自動取引装置を遠隔制御する管理装置に設けられた非同期クライアントから、HTTP通信により、任意のタイミングで非同期メッセージを受信させ、
    前記ウェブページに、前記取引画面を制御するためのフレームと、前記非同期メッセージを検出する検出プログラムを含むフレームと、当該非同期メッセージを解釈するプログラムを含むフレームとを設けて、
    前記非同期メッセージを検出する検出プログラムに対して、前記非同期通信手段から、通信用のコントロールを通じて前記非同期メッセージを検出させ、
    前記非同期メッセージを解釈するプログラムに対して、前記非同期メッセージを解釈させ、
    前記取引画面を制御するためのフレームに含まれた、待機状態で前記操作イベントを検出するプログラムに対して前記非同期メッセージの到着を検出させて、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて、前記業務アプリケーションによる制御を、前記管理アプリケーションによる非同期処理に切り替えさせることを特徴とする自動取引装置の制御方法。
  15. コンピュータにより表示装置に取引画面を表示して、自動取引用のデバイスを使用して金融機関の取引処理を制御する場合に、
    前記コンピュータもしくは前記コンピュータとネットワークを介して接続されたコンピュータ上で、取引処理を制御する業務アプリケーションと、保守管理処理を制御する管理アプリケーションとを動作させ、
    前記コンピュータ上で動作するウェブ画面制御手段に対して、前記取引画面を制御するためのウェブページを読み取って解釈し、前記表示装置に前記取引画面を表示し、前記取引画面の操作イベントを受け付け、該当する取引処理を実行するためのリクエストを生成し、HTTP通信によりそのリクエストを前記業務アプリケーションに送信し、前記リクエストに対して返信された処理手順を含むレスポンスを受信し、受信した処理手順に従って前記自動取引用のデバイスに対して動作命令を送信し、当該デバイスから動作結果報告を受信し、前記動作結果報告を前記業務アプリケーションに送信して前記取引処理を進行させる制御を実行させるとともに、
    非同期通信手段に対して、自動取引装置を遠隔制御する管理装置に設けられた非同期クライアントから、HTTP通信により、任意のタイミングで非同期メッセージを受信させ、
    前記取引画面を制御するためのウェブページと、前記非同期メッセージを検出する検出プログラムを含むウェブページと、当該非同期メッセージを解釈するプログラムを含むウェブページとを設けて、
    前記非同期メッセージを検出する検出プログラムに対して、前記非同期通信手段から、通信用のコントロールを通じて前記非同期メッセージを検出させ、
    前記非同期メッセージを解釈するプログラムに対して、前記非同期メッセージを解釈させ、
    前記取引画面を制御するためのウェブページに含まれた、待機状態でイベントを検出するプログラムに対して前記非同期メッセージの到着を検出させて、前記非同期メッセージの解釈にもとづいて、前記業務アプリケーションによる制御を、前記管理アプリケーションによる非同期処理に切り替えさせることを特徴とする自動取引装置の制御方法。
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