JP5187958B2 - 自動取引装置制御システム - Google Patents

自動取引装置制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5187958B2
JP5187958B2 JP2008231818A JP2008231818A JP5187958B2 JP 5187958 B2 JP5187958 B2 JP 5187958B2 JP 2008231818 A JP2008231818 A JP 2008231818A JP 2008231818 A JP2008231818 A JP 2008231818A JP 5187958 B2 JP5187958 B2 JP 5187958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transaction
processing
browser
interrupt
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008231818A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010066948A (ja
Inventor
利仁 宮本
香 栗山
栄太 曽我
光雄 大塚
正幸 伊藤
Original Assignee
日本エイ・ティー・エム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本エイ・ティー・エム株式会社 filed Critical 日本エイ・ティー・エム株式会社
Priority to JP2008231818A priority Critical patent/JP5187958B2/ja
Publication of JP2010066948A publication Critical patent/JP2010066948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5187958B2 publication Critical patent/JP5187958B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、金融機関等で使用される自動取引装置に割り込み制御機能を付加した自動取引装置制御システムに関する。
従来、金融機関の自動取引装置は、それぞれその金融機関固有のコンピュータシステムにより運用されてきた。特に、堅牢で高い信頼性とセキュリティを確保することに重点を置き、独自のサービスを生かすためのシステム開発がなされてきた(特許文献1参照)。
特開2006−343801号公報 特開平9−138829号公報
近年になって、金融機関の合併が頻発し、さらには、顧客の便宜を図るために、自動取引装置の相互利用や共有化が強く要求されるようになった。しかし、それぞれ独自に設計開発されたコンピュータシステムを相互に接続して連携させるのは容易でない。いずれか一方のシステムに統合するために、他方のシステムの既存の自動取引装置やその制御のためのソフトウエアやハードウエアを一挙に廃棄して更新するのは不経済で現実的でない。さらに、例えば、自動取引装置に預貯金の入出金取引のみならず、顧客に対する情報の提供や顧客からの情報収集のための機能を追加することがある。このとき、既存のシステムでは、プログラムの追加等に大変なコストと時間を必要とする。また、金融機関ごとのシステムが異なると互換性もなく、割高なシステムになる。
上記の課題を解決するために、本発明は互換性が良く、割り込み制御等の処理を簡便に追加することができる自動取引装置制御システムを提供することを目的とする。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
〈構成1〉
入出金のための取引処理時に駆動される機構が含まれている自動制御デバイスと、この自動制御デバイスを制御して、入出金のための取引処理を実行するコンピュータプログラム群を動作させるコンピュータを有するものであって、前記コンピュータプログラム群は、前記入出金のための取引処理を所定の手順に従って制御し、前記取引処理の結果生成された取引データを業務用記憶装置に記憶させ、さらに、前記取引データを管理用に形式変換して管理用記憶装置に記憶させる処理を実行する業務アプリケーションと、前記業務アプリケーションとは別個独立に動作し、前記管理用記憶装置に記憶された取引データを読み取って、前記自動制御デバイスを含む自動取引装置の保守管理処理を実行する管理アプリケーションと、前記業務アプリケーションと通信をして、前記入出金のための取引処理時に操作される取引画面を表示し、前記取引データの入出力処理を実行し、前記管理アプリケーションと通信をして、前記保守管理処理のためのデータの入出力処理を実行し、前記自動制御デバイスを制御するためのデータ通信をするブラウザと、前記ブラウザからコマンドを受信して、このコマンドを自動制御デバイス用に形式変換をしてその自動制御デバイスに送信し、該当する自動制御デバイスからレスポンスを受信して、このレスポンスをブラウザ用に形式変換をして前記ブラウザに送信するミドルウエアと、前記ブラウザとミドルウエアとの間のプログラム間通信を制御するアプリケーションインタフェースと、前記業務アプリケーションが実行する取引処理の進行中に、前記業務アプリケーションによるブラウザの画面遷移制御動作を監視し、所定の画面遷移制御動作を検出したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を中断させて、所定の割り込み処理を起動し、当該割り込み処理が終了したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を再開させる割り込み制御手段とを含むことを特徴とする自動取引装置制御システム。
〈構成2〉
構成1に記載の自動取引装置制御システムにおいて、前記割り込み制御手段は、起動させた前記割り込み処理の結果から所定のパラメータを取得して、新たな割り込み処理を実行させることを特徴とする自動取引装置制御システム。
〈構成3〉
構成1に記載の自動取引装置制御システムにおいて、前記所定の画面遷移を検出したとき、前記割り込み制御手段は、割り込み処理をすべきかどうかを判定する判定処理を実行して、この判定処理の結果に従って、所定の割り込み処理を起動することを特徴とする自動取引装置制御システム。
〈構成4〉
構成1乃至3のいずれかに記載の自動取引装置制御システムにおいて、取引処理を制御する前記業務アプリケーションがブラウザに特定の取引画面を表示させるための画面遷移を、前記割り込み制御手段が検出したとき、該当する取引処理のための画面遷移を再開するための情報を待避するとともに、前記割り込み制御手段は、該当する画面遷移の代わりに、割り込みアプリケーションが実行する割り込み処理画面を、前記取引処理を実行していたブラウザに対するレスポンスとして返し、割り込みアプリケーションによる処理を開始させることを特徴とする自動取引装置制御システム。
〈構成5〉
構成4に記載の自動取引装置制御システムにおいて、前記割り込みアプリケーションによる割り込み処理が終了したとき、前記割り込み制御手段は、前記待避させた情報を読み出して、中断した取引処理のための画面遷移を再開する画面を、前記ブラウザに対するレスポンスとして返すことを特徴とする自動取引装置制御システム。
〈構成6〉
構成1乃至5のいずれかに記載の自動取引装置制御システムにおいて、前記割り込み制御手段が、前記業務アプリケーションによる取引処理が終了して初期状態に戻る時に実行される画面遷移を検出したとき、前記ブラウザに割り込み処理をすべきかどうかを選択する選択画面を表示し、この選択画面により割り込みが要求されたとき、前記割り込み処理を起動することを特徴とする自動取引装置制御システム。
〈構成7〉
入出金のための取引処理時に駆動される機構が含まれている自動制御デバイスと、この自動制御デバイスを制御して、入出金のための取引処理を実行する自動取引装置を制御するコンピュータを、前記入出金のための取引処理を所定の手順に従って制御し、前記取引処理の結果生成された取引データを業務用記憶装置に記憶させ、さらに、前記取引データを管理用に形式変換して管理用記憶装置に記憶させる処理を実行する業務アプリケーションと、前記業務アプリケーションとは別個独立に動作し、前記管理用記憶装置に記憶された取引データを読み取って、前記自動制御デバイスを含む自動取引装置の保守管理処理を実行する管理アプリケーションと、前記業務アプリケーションと通信をして、前記入出金のための取引処理時に操作される取引画面を表示し、前記取引データの入出力処理を実行し、前記管理アプリケーションと通信をして、前記保守管理処理のためのデータの入出力処理を実行し、前記自動制御デバイスを制御するためのデータ通信をするブラウザと、前記ブラウザからコマンドを受信して、このコマンドを自動制御デバイス用に形式変換をしてその自動制御デバイスに送信し、該当する自動制御デバイスからレスポンスを受信して、このレスポンスをブラウザ用に形式変換をして前記ブラウザに送信するミドルウエアと、前記ブラウザとミドルウエアとの間のプログラム間通信を制御するアプリケーションインタフェースと、前記業務アプリケーションが実行する取引処理の進行中に、前記業務アプリケーションによるブラウザの画面遷移制御動作を監視し、所定の画面遷移制御動作を検出したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を中断させて、所定の割り込み処理を起動し、当該割り込み処理が終了したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を再開させる割り込み制御手段として機能させる自動取引装置制御プログラム。
〈構成8〉
入出金のための取引処理時に駆動される機構が含まれている自動制御デバイスと、この自動制御デバイスを制御して、入出金のための取引処理を実行する自動取引装置を制御するコンピュータを、前記入出金のための取引処理を所定の手順に従って制御し、前記取引処理の結果生成された取引データを業務用記憶装置に記憶させ、さらに、前記取引データを管理用に形式変換して管理用記憶装置に記憶させる処理を実行する業務アプリケーションと、前記業務アプリケーションとは別個独立に動作し、前記管理用記憶装置に記憶された取引データを読み取って、前記自動制御デバイスを含む自動取引装置の保守管理処理を実行する管理アプリケーションと、前記業務アプリケーションと通信をして、前記入出金のための取引処理時に操作される取引画面を表示し、前記取引データの入出力処理を実行し、前記管理アプリケーションと通信をして、前記保守管理処理のためのデータの入出力処理を実行し、前記自動制御デバイスを制御するためのデータ通信をするブラウザと、前記ブラウザからコマンドを受信して、このコマンドを自動制御デバイス用に形式変換をしてその自動制御デバイスに送信し、該当する自動制御デバイスからレスポンスを受信して、このレスポンスをブラウザ用に形式変換をして前記ブラウザに送信するミドルウエアと、前記ブラウザとミドルウエアとの間のプログラム間通信を制御するアプリケーションインタフェースと、前記業務アプリケーションが実行する取引処理の進行中に、前記業務アプリケーションによるブラウザの画面遷移制御動作を監視し、所定の画面遷移制御動作を検出したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を中断させて、所定の割り込み処理を起動し、当該割り込み処理が終了したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を再開させる割り込み制御手段として機能させる自動取引装置制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
〈構成1の効果〉
取引処理の進行中に、取引画面の画面遷移のために、ブラウザと業務アプリケーションとの間でHTTP通信をするが、割り込み制御手段は、このブラウザの画面遷移制御動作を監視する。割り込み制御手段が、所定の画面遷移制御動作を検出したとき、上記の画面遷移動作を中断させて、所定の割り込み処理を起動するので、ブラウザにも業務アプリケーションにも割り込み処理を意識させないから、割り込み制御のために既存のシステムの変更処理がほとんど不用である。
〈構成2の効果〉
割り込み処理を実行するだけでなく、割り込み処理の結果を、自動取引装置のデバイスを使用して印刷することができる。
〈構成3の効果〉
無条件に割り込み処理を開始するのではなく、所定の判断処理を追加できるし、複数の割り込み処理への分岐も可能になる。
〈構成4の効果〉
所定の画面遷移を検出したとき、その画面遷移を再開するための情報を待避するとともに、該当する画面遷移の代わりに、割り込みアプリケーションが実行する割り込み処理画面をブラウザに対するレスポンスとして返すようにすると、ブラウザや業務アプリケーションに割り込み処理を意識させないでよい。従って、割り込み処理への移行や復帰処理を単純化できる。即ち、ブラウザや業務アプリケーションとの連携処理無しで実行できる。
〈構成5の効果〉
取引処理のための画面遷移を再開するための情報を待避しておき、これを読み出して、中断した画面遷移を再開する画面をブラウザに対するレスポンスとして返すようにすると、ブラウザは、割り込み処理を意識することなく、元の処理に円滑に復帰できる。
〈構成6の効果〉
業務アプリケーションによる取引処理が終了して初期状態に戻る時に割り込み処理が実行されるので、取引処理とは係わりの無いアンケート調査等の割り込み処理を、顧客の許可を得て実行できる。
以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
[コンピュータの構成]
図1は実施例1の自動取引装置制御システムを示すブロック図である。円内にはその外観の一例を示す。
この自動取引装置制御システム10は、自動取引装置11に内蔵されたコンピュータ12により制御される。コンピュータ12は演算処理装置14と業務用記憶装置16と管理用記憶装置18とを備えている。コンピュータ12は、自動制御デバイス20を制御して入出金等の取引処理を実行する。利用者は、自動取引装置11のディスプレイ22に表示された画面を見ながら入出金等の取引処理を実行する。
自動制御デバイス20には、現金自動入出金機24やカードリーダライタ30や通帳レシートプリンタ34が設けられている。現金自動入出金機24は、紙幣デバイス26と硬貨デバイス28とを備えている。これらにより紙幣や硬貨の入出金処理をする。カードリーダライタ30はカードデバイス32を備えている。これはキャッシュカードの読み書きを制御する。通帳レシートプリンタ34は通帳デバイス36とレシートデバイス37を備えている。通帳デバイス36は通帳の印刷を制御する。レシートデバイス37はレシートの印刷を制御する。自動取引装置11は、これらの自動制御デバイスに入出金のための取引処理を実行させる。
コンピュータ12には、ブラウザ42とミドルウエア44とアプリケーションインタフェース46をインストールする。さらに、この自動取引装置が自立して取引処理を実行する機能を持つように、業務アプリケーション38と管理アプリケーション40をインストールする。なお、業務アプリケーション38と管理アプリケーション40とは、1台のコンピュータにインストールされてもよいし、それぞれ、自動取引装置に内蔵された別個のコンピュータに独立にインストールされても構わない。
業務アプリケーション38は、入出金のための取引処理を所定の手順に従って制御し、取引データ58を業務用記憶装置16に記憶させる機能を持つ。取引処理というのは、例えば、預金の引き出し処理とか、送金処理といった処理である。業務アプリケーション38は、さらに、取引処理の結果得られた取引データ58を、定型フォーマットの取引データ59に変換した上で、アプリケーションインタフェース46を通じて管理用記憶装置18に記憶させる機能を持つ。
業務アプリケーション38は、金融機関の独自性を許容し、金融機関が独自に改変できるように、既存のシステムを踏襲したプログラムでよい。業務用記憶装置16に記憶させる取引データ58のフォーマットも金融機関固有の形式で構わない。しかし、多種多様な自動取引装置の動作や取引状態を監視し管理するには、共通性の高い管理システムがどうしても必要になる。そこで、まず、業務アプリケーション38に、取引データ58を共通性のある定型フォーマットに変換する機能を付与して、管理に適した取引データ59を用意するようにした。なお、この業務アプリケーション38は、表示画面制御手段61を利用して取引制御画面を表示制御する。また、この表示画面制御手段61に、後で説明する割り込み制御機能が組み込まれている。
管理アプリケーション40は、管理用記憶装置18に記憶された取引データ59を利用して、自動制御デバイス20を含む自動取引装置の保守管理処理を制御する機能を持つ。保守管理処理とは、例えば、自動取引装置の障害除去や、金庫に収納された現金の計数処理とか、取引ログの出力処理といった管理者の行う処理である。管理アプリケーション40は、業務アプリケーション38とは別個独立に動作するように構成されている。業務アプリケーション38は、金融機関が固有のサービスを提供するために設計され、随時自由に改変される。一方、管理アプリケーション40や管理用の取引データ59は定型化されており、いずれの金融機関の自動取引装置にも共通化することができる。
ブラウザ42は、ユーザが操作をして入出金のための取引処理を実現するときに、ディスプレイ22を利用したマンマシンインタフェースとして機能する。業務アプリケーション38や管理アプリケーション40は、ブラウザ42により表示されるウェブページを含む。ウェブページは、HTML(Hyper Text Mark-up Language)、SGML(Standard Generalized Mark-up Language)、XML(eXtensible Markup Language) 等の形式で作成されたものである。ウェブページのデータ中には、VBScript(登録商標)(Visual Basic Script:Microsoft社の開発したプログラミング言語)やJava(登録商標)(Sun Microsystems社の開発したプログラミング言語)、JavaScript(登録商標)(Sun Microsystems社とNetscape Communications社が開発したスクリプト言語)等で記述したコンピュータ12プログラムが含まれており、ブラウザ42上で所定の処理を実行する。
ミドルウエア44は自動制御デバイス20を制御するためのコンピュータプログラムである。ミドルウエア44は、アプリケーションインタフェース46を介してブラウザ42からコマンドを受け付け、デバイスに該当する処理を実行させて、アプリケーションインタフェース46を介してブラウザ42にレスポンスを返す機能を持つ。アプリケーションインタフェース46は、例えば、ActiveX(登録商標)コントロールにより実現する。
アプリケーションインタフェース46はブラウザ42とミドルウエア44との間のプログラム間通信を制御する。ミドルウエア44と通信をするにはデバイス固有のコマンド等が必要になる。アプリケーションインタフェース46は、ブラウザ等の上位のプログラムから汎用のコマンドを受け付けて、各ミドルウエアに対してデバイス固有のコマンドを送信する機能を持つ。また、逆方向の通信についても、コマンドを変換して転送する機能を持つ。従って、業務アプリケーション38や管理アプリケーション40をデバイスを意識することなく開発できる。
[入出金取引処理]
図2は、業務アプリケーションの具体的な動作を示すシーケンスチャートである。
入出金のための取引処理では、まず、業務アプリケーション38から、取引処理に必要な操作画面を表示するウェブページが送信されて、ブラウザ42によりディスプレイ22上にこの操作画面が表示される(T1、T2)。自動取引装置には、利用者が操作するための操作盤が設けられている。操作盤は、操作画面を表示するディスプレイ22(図1)に貼り付けられた既知の透明感圧式電極群や、ディスプレイ22の周辺に配置された操作ボタン群等を含む。取引開始画面が表示された状態で操作盤が操作されると、ブラウザ42に操作制御信号が受け付けられる。ブラウザ42は、操作制御信号を業務アプリケーション38に送信する(T3)。ブラウザ42は指定された取引画面を業務アプリケーション38から受信して表示する(T4)。
利用者の操作に従って、取引画面を用いた取引処理が進められる(T5)。取引画面のウェブページ中に記述されたスクリプト言語が解釈されると、ブラウザ42から、該当するコマンドがアプリケーションインタフェース46に送出される(T6)。また、図示していないが、ブラウザ42は、各デバイスを制御するためのコマンドを業務アプリケーション38から受信すると、そのコマンドをアプリケーションインタフェース46に転送する。そのコマンドはアプリケーションインタフェース46からミドルウエア44に送信され(T7)、解釈されて自動制御デバイス20が制御される(T8)。こうして現金の入出金等の取引処理が実行される。その処理結果(レスポンス)は、これまでと逆方向にブラウザ42に転送される(T9−T11)。レスポンスの内容は、例えば、指定された金額の出金成功といった情報である。
ブラウザ42は処理結果を業務アプリケーション38に返す(T12)。業務アプリケーション38は、業務用記憶装置16に取引データ58を記憶させる(T13)。さらに、この取引データ58を定型フォーマットの取引データ59に変換する(T14)。そして、ブラウザ42を経由してアプリケーションインタフェース46に対して、取引データ59の書き込みを依頼する(T15、T16)。アプリケーションインタフェース46は、管理用記憶装置18に取引データ59を書き込む(T17)。さらに、業務アプリケーション38は、所定のタイミングで、図示しないネットワークを介して、金融機関の管理サーバに取引処理の結果を転送する。
このように、業務アプリケーションと管理アプリケーションとを完全に別体にし、後者に汎用性を持たせることにより、例えば、業務アプリケーションを入れ替えれば、自由に別の金融機関用として自動取引装置を運用することができる。
[障害対応処理]
ここで、自動取引装置に障害が発生したときには、サービスマンが自動取引装置を制御しながらその機能を点検して復旧を試みる。復旧処理の際には、中断した取引処理を完結させたり、取引データ58を書き直したり、様々な処理が実行される。サービスマンが保守点検用のノートパソコン等に、業務アプリケーションや管理アプリケーションをインストールして持参するのは、セキュリティ上問題がある。また、業務アプリケーションは金融機関により随時独自に改変される。そこで、保守管理業務専用の管理アプリケーション40を、自動取引装置11にインストールしておく。業務アプリケーション38が使用する取引データ58の変更等が必要になったときには、管理アプリケーション40から業務アプリケーション38に該当する処理を依頼する。
自動取引装置11のコンピュータ12にインストールされた管理アプリケーション40は、汎用性の高い管理処理を実行する機能を持つ。即ち、自動取引装置の機種を問わない共通化された動作をするように設計されている。ここで、管理アプリケーション40と業務アプリケーション38の役割分担をもう一度明確にしておく。管理アプリケーション40は、自動取引装置の起動、終了制御、自動取引装置の接続デバイスに対する初期化、障害監視、障害復旧の制御、デバイスの状態、スケジュール、係員設定に従った顧客取引モードの算出、監視システムとの連動制御、係員、保守員取引の制御、顧客取引障害の復旧処理、業務アプリケーション38との連携制御等の処理を実行する。
一方、業務アプリケーション38は、顧客取引の実行制御、顧客取引で使用されるデバイスの制御、勘定系システムとの勘定系取引の連動制御、業務用の記憶装置への顧客取引記録の格納処理、管理用の記憶装置への顧客取引記録の格納処理、CRM(顧客関係管理)システムとの連携制御(顧客情報にもとづいた画面表示制御など)、ローカルウェブサーバ52との連携制御等の処理を実行する。従って、連携制御のためのインタフェース以外の部分については、管理アプリケーション40と業務アプリケーション38とは別個に切り離して開発をすることができるので、システムの開発や運用を円滑に行うことができる。例えば、業務アプリケーションは金融機関直属のシステムエンジニアにより設計される。管理アプリケーションは、自動取引システムの管理運用を主たる業務とする会社のエンジニアにより設計される。
ここで、例えば、中断した取引により発生した障害を復旧する場合に、管理アプリケーション40は、中断した取引の状態を確認する必要がある。業務アプリケーション38は、正常な取引処理を実行中に、使用される取引データ58を、業務用記憶装置16に記憶させる。しかし、管理アプリケーション40は取引データ58を読むことができない。そこで、業務アプリケーション38は、取引データ58を、管理アプリケーション40が読み取ることのできる定型フォーマットに変換し、アプリケーションインタフェースを通じて管理用記憶装置59に記憶させる。
業務アプリケーション38が、金融機関独自の形式の取引データ58を、共通化された定型フォーマットの取引データ59に変換するので、管理アプリケーション40を、独自の取引データ58を意識することなく開発することができる。例えば、複数の金融機関を統合するときには、当初、複数種類の業務アプリケーション38と取引データ58と自動取引装置とが併存する。このとき、管理アプリケーション40とこれが取り扱う取引データ59とを共通化しておく。これにより、管理システムの統合を最短時間で実施することができる。
一方、共通化された定型フォーマットの取引データ59は、ログファイルとして保存して、管理業務に利用する。例えば、自動制御デバイス20に障害が発生したときには、中断した取引を自動的に完結させるために使用される。アプリケーションインタフェース46とミドルウエア44により、自動制御デバイス20を構成する各ハードウエアの独自性は吸収される。即ち、ハードウエアが独自の仕様でも、管理アプリケーション40の制御は共通化できる。従って、あらゆる自動取引装置について、管理アプリケーション40を共通化して、その開発コストを軽減できる。管理アプリケーション40による具体的な障害復旧処理動作を次に説明する。
[障害復旧処理動作]
図3は障害復旧処理例を示す動作フローチャートである。
管理アプリケーション40は、自動取引装置11の各部の障害監視をする(ステップS11)。管理アプリケーション40は、例えば、ブラウザ42に制御される常駐フレーム上で動作する。そして、所定のタイミングで各自動制御デバイス20に対して応答要求コマンドを送信する。レスポンスが無いときやレスポンスが異常なときには、そのデバイスに障害発生と判断する。管理アプリケーション40は、ステップS12で障害検出をすると、ステップS13で、管理用記憶装置18に記憶された取引データ59の読み取りをする。次いで、監視中に取得したデータやこの取引データ59を利用して、障害の診断を実行する(ステップS14)。そして、ステップS15で、管理アプリケーション40は、業務アプリケーション38と連携をして、中断した取引を正常に終了させる。
例えば、出金取引時に紙幣デバイスの紙幣搬送障害が発生したとする。利用者の呼び出しに応じた係員は、紙幣搬送障害を除去するとともに、出金取引開始直前の状態に戻す処理を管理アプリケーション40に要求する。管理アプリケーション40は、該当する取引データ59を読み取って、取引取り消し処理の対象を特定する。この情報を業務アプリケーション38に通知すると、業務アプリケーション38は中断した取引の内容を確認してその取り消し処理を実行する。管理アプリケーション40は、その結果を受け取って、その他の復旧処理を進める。
その後、管理アプリケーション40は、自動取引装置の各デバイスに障害が発生していないかどうかを確認する(ステップS16)。このために、通帳デバイス36、紙幣デバイス26、硬貨デバイス28等と通信をする。機能障害が発生したデバイスがあれば、そのデバイスをシステムから切り離す。例えば、通帳デバイス36に障害があれば、記帳処理をしないモードに装置を設定する(ステップS17)。記帳処理関連プログラムの動作を禁止して、取引処理を再開すればよい。自動取引装置のブースには、「ご入金」「お引き出し」「お振り込み」「記帳」といった表示があり、モードに応じてバックライトが点灯している。その「記帳」のバックライトを消灯して、該当するモードで取引を再開する(ステップS18、19)。
[割り込み制御]
図4は、割り込み処理動作を説明するための機能ブロック図である。
図において、業務アプリケーション38はブラウザ42を制御し自動取引装置本来の取引業務を制御する。取引業務用の画面は、表示画面制御手段61に設けられた画面制御フレームワーク62から読み出される。画面制御フレームワーク62は、取引のための一定の画面をサーバ側で生成する機能を持つ既知のJSP(JavaServer Pages)ファイルを集合したものである。業務アプリケーション38に指定されたJSPがサーバにより解読され、1頁あるいは数頁の画面がブラウザ42に供給される。JSPファイルは、画面遷移の過程で順次選択される。特定の処理の直前には必ず特定のJSPファイルが選択される。一方、割り込み処理は、任意の単数または複数の割り込みアプリケーション66により実行される。この割り込み処理のタイミングを制御するために、割り込み制御手段63と設定ファイル64とが設けられている。
通常の取引処理では、ブラウザ42から、所定の取引業務処理用の制御情報、例えば、預金引き出し要求が、業務アプリケーション38に通知される(処理A1)。業務アプリケーション38は所定のデータ処理を実行後、画面遷移のために、表示画面制御手段61に対して、次に表示するべき取引画面の制御を要求する(処理A2)。割り込み処理の無いときは、この要求が割り込み制御手段63をそのまま通過して画面制御フレームワーク62に入力する(処理A3)。これにより画面制御フレームワーク62から該当する画面データが読み出されてブラウザ42に送信される(処理A4)。通常の取引処理では、このA1−A2−A3−A4の手順が繰り返される。
割り込みタイミングを検出する方法には、ブラウザ42のリクエストの内容監視、業務アプリケーション38が画面制御フレームワーク62をアクセスするときのJSPリクエストパスの監視、あるいは画面制御フレームワーク62から読み出されたJSPを監視するという方法がある。画面制御フレームワーク62から読み出されたJSPを監視すれば、遷移先の画面を直接判別できる。JSPリクエストパスとJSPとの関係が分かっていれば、画面制御フレームワーク62をアクセスするときのJSPリクエストパスを監視するとよい。また、ブラウザ42のリクエストの内容監視では、画面遷移条件が決まっている処理パターンを検出すればよい。
割り込み処理を開始したとき、以下の実施例では、取引業務をしていたブラウザ42で引き続きその割り込み処理画面の制御をさせる。しかし、別のブラウザ42を起動して割り込み処理画面の制御をさせても構わない。取引業務をしていたブラウザ42に割り込み処理を制御させるときは、そのブラウザ42のリクエストに対するレスポンスを、割り込み処理用の画面にすり替える。別のブラウザ42を起動して割り込み処理を制御させるには、取引業務をしていたブラウザ42に対して、別のブラウザを起動することを通知するレスポンスを返す。取引業務をしていたブラウザ42は、そのまま待機する。別のブラウザでの処理が終了した旨の通知をすれば、取引業務をしていたブラウザ42を再起動できる。
割り込み制御手段63は、設定ファイル64を参照するように構成されている。設定ファイル64には、割り込み制御手段63に対して割込み処理を起動する条件を記述しておく。設定ファイル64には、業務アプリケーション38の画面制御フレームワーク62に対するJSPリクエストパス、遷移先のJSPを識別する情報、その他の割込条件、割り込みアプリケーション66のURL、割り込みアプリケーション66に送信するパラメータ情報、割り込み制御手段63が割り込みアプリケーション66から受信するパラメータ情報などを設定しておくことができる。
取引処理中に画面制御フレームワーク62から読み出されたJSPに含まれる情報が、設定ファイル64の条件に一致するときに割り込み処理が開始される。設定ファイル64には複数の割り込み条件を設定することも可能である。複数の割り込み条件のうちのいずれかに一致したときに割り込み処理が開始される。また、例えば、この設定ファイル64の内容を外部データベースに設定する。これを参照することにより、取引処理中や割り込み処理中に、割り込み条件を動的に書き替えることもできる。
取引処理中に画面制御フレームワーク62から読み出されたJSPに含まれた情報が、設定ファイル64に設定された条件に一致した場合には、業務アプリケーション38の遷移先JSPに対するJSPリクエストパスをHTTPセッション内で管理するスタック65にプッシュする。即ち、割り込み制御手段63は、JSPリクエストパスを一時保存して、取引処理の画面遷移を再開するための情報を待避しておくという待避処理を実行する。スタック65とは、1クライアントを単位に管理されるウェブアプリケーション用のメモリ空間のことである。
この待避処理後に、割り込み制御手段63により、画面制御フレームワーク62が保持する割り込み処理画面表示用のJSPが読み出されて、ブラウザ42にレスポンスとして返される(処理A5、A6)。割り込み制御手段63は、設定ファイル64中に保存さていた、割り込みアプリケーション66のURLや、割り込み開始時に割り込みアプリケーション66に送信するパラメータ情報、割り込み終了時に終了通知に含めるパラメータ情報等を、割り込み処理画面表示用のJSP中に埋め込む。
ブラウザ42は、レスポンスとして到達した割り込み処理画面表示用のJSPを解釈して、埋め込まれた上記URLを参照して割り込みアプリケーション66をアクセスし、割り込みアプリケーション66に対してパラメータ情報を送信する(処理A7)。割り込み制御手段63は、その後、割り込み処理の終了を待つ。また、ブラウザ42は、割り込み処理画面を表示して、割り込みアプリケーション66による割り込み処理を制御する。この割り込み処理は1つの画面遷移だけで実行されても、複数の画面遷移が含まれても構わない。割り込み処理でA7−A8の手順が繰り返される。割り込みアプリケーション66の終了時には、割り込み処理画面表示用のHTMLデータ中に含まれたスクリプトが実行される(処理A9、A10)。これにより、割り込み制御手段63に対して、終了通知が送信される。
割り込みアプリケーション66は、この終了通知に、割り込み制御手段63に通知するパラメータ情報を含める。例えば、割り込みアプリケーション66による処理結果を自動取引装置により印刷するときは、自動取引装置に印刷処理を実行させる新たな割り込みアプリケーションを起動する。例えば、印刷データがパラメータ情報に含まれているときは、割り込み制御手段63が自動的に、印刷制御用の画面をブラウザに送信するJSPを読み出して、レスポンスを返すとよい。このときは、A10−A5−A6−A7の手順で、次の印刷処理等の割り込み処理が開始される。
割り込みの終了通知を受けて全ての割り込み処理を終了するときには、割り込み制御手段63は、HTTPセッション内に管理されているスタックをポップすることにより、再起動のために待避していたJSPリクエストパスを読み出す。これにより、画面制御フレームワークから、割込処理開始直前の業務アプリケーション38のレスポンスである本来のJSPが読み出される(処理A11)。これがブラウザ42にレスポンスとして返却され、元の取引処理に復帰することができる(処理A12)。
図5は、上記の割り込み制御動作のプログラム動作フローチャートである。
このフローチャートにより、上記のような制御をするためのコンピュータプログラムの基本的な動作を簡単に説明する。まず、通常の取引処理が開始されるとき、ステップS21で、割り込み制御手段63は取引処理の監視を開始する。ステップS22では、割り込み制御手段63がブラウザ42からリクエストの受信(A2)をする。ステップS23では、割り込み制御手段63がJSPリクエストパスを取得する。ステップS24では、割り込み制御手段63がこのJSPリクエストパスで読み出されるJSPと、設定ファイル64の内容とを比較解析する。ステップS25では、割り込み制御手段63が、割り込み条件一致かどうかという判断をする。
この判断の結果がイエスのときはステップS26の処理に移行し、ノーのときはステップS22の処理に戻る。ステップS26では、割り込み制御手段63が、JSPリクエストパスをスタック65に待避する。ステップS27では、割り込み制御手段63が、割り込み処理画面表示用JSPの読出(A5)をする。ステップS28では、画面制御フレームワーク62が、ブラウザ42にレスポンスとして返される画面に、既に説明したパラメータ等を埋め込む。画面制御フレームワーク62は、ステップS29で、割り込み処理用レスポンスをブラウザ42に送信(A6)する。こうして、割り込み処理に移行する。
図6は、割り込み処理のプログラム動作フローチャートである。
割り込み処理が開始されると、ステップS31で、ブラウザ42が割り込み処理画面の表示をする。ステップS32では、ブラウザ42が割り込みアプリケーション66に対してリクエスト(A7)を送出する。割り込みアプリケーション66は、ステップS33で割り込み処理の制御(A8)を実行する。ステップS34では、割り込みアプリケーション66が、割り込み処理の終了かどうかの判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS35の処理に移行し、ノーのときはステップS33の処理に戻る。
割り込み処理が終了すると、ステップS35で、終了画面の表示(A9)をする。ステップS36では、割り込み制御手段63が終了通知とパラメータの受信(A10)をする。ステップS37では、割り込み制御手段63がスタック65から待避JSPリクエストパスの読み出しをする。ステップS38では、割り込み制御手段63が中断した取引処理用JSPの読み出し(A11)をする。ステップS39では、取引処理用レスポンスをブラウザ42に送信(A12)する。
図7は割り込み処理が連続する場合の動作フローチャートである。
最初のアンケート調査等の割り込み処理に続いて、例えば、レシートプリンタを使用してその結果を印刷する処理や、レシートの受け渡し処理等の割り込み処理を繰り返すとき、このフローチャートのように動作する。ステップS41では、割り込みアプリケーション66が割り込み処理の終了かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS42の処理に移行し、ノーのときはステップS41の処理を繰り返す。ステップS42では、割り込みアプリケーション66から通知を受けた割り込み制御手段63が、別の割り込み処理かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS43の処理に移行し、ノーのときは通常の取引処理に復帰する(図6ステップS36へ)。ステップS43では、割り込み制御手段63が別の割り込み処理画面表示用JSPの読み出しをする。ステップS44では、パラメータ等を埋め込みをする。ステップS45では、割り込み制御手段63の制御により画面制御フレームワーク62が割り込み処理用レスポンスをブラウザ42に送信する。
なお、自動取引装置の取引処理中に、例えば、アンケート調査等の割り込み処理を実行するときは、利用者にその許可を得ることが好ましい。そこで、例えば、図7(b)に示すように、利用者に対して割り込み処理通知画面を表示する(ステップS51)。この画面には,「アンケートにご協力いただけますか?」といったコメント等を表示し、「はい」という応答があって、割り込みが許可されたときにのみ(ステップS52)、割り込み処理を開始する(ステップS53)。利用者の同意が得られないときは、通常の取引処理を続行する。この割り込み処理通知画面の表示から割り込み処理開始の判断処理は、当該機能を持つ割り込みアプリケーションの処理にするとよい。これにより、業務アプリケーションを一切修正することなく、割り込み処理全体の制御ができる。
また、利用者のみならず、例えば、銀行の窓口係が、自動取引装置の利用待ち状態を判断して、割り込み処理禁止フラグを立てるといったコンピュータ上の自動判定処理も可能である。例えば、設置された全ての自動取引装置が使用中のときは割り込み処理を禁止するといった制御ができる。また、利用者をキャッシュカード等から識別して、アンケートを要求するべき対象者がどうかの判断をコンピュータが実行し、その結果をステップS52の処理に反映するようにしてもよい。なお、自動判定処理のときは、ステップS51の処理は不要である。
以上のように、ブラウザにも業務アプリケーションにも割り込み処理を意識させないから、割り込み制御のために業務アプリケーションに特別な制御機能を付加するプログラムの変更処理が不要である。ブラウザとのHTTP通信を利用して割り込み処理を実行するので、割り込み制御のタイミングの自由度が高い。例えば、自動取引装置の取引処理中や取引処理の中間や最終段階で、顧客に対する情報提供やアンケートの回答要求処理等を容易に追加できる。金融機関固有の業務アプリケーションに新たな機能を追加するには大きな開発コストが発生する。また、別の金融機関の業務アプリケーションについて同様の機能追加をするには、別の新たな開発コストが発生する。上記の割り込み制御手段は業務アプリケーションとは独立に設計できる。割り込み制御手段は管理アプリケーションと同様に標準化をし、それぞれ異なる種類の業務アプリケーションに対して広く共通に利用できる。独立に自由に制作できるから開発コストが安く、信頼性も高い。追加変更も容易であるといった、数々の効果がある。
[ネットワーク利用システム]
図8は、ネットワークを利用した自動取引装置制御システムの実施例を示すブロック図である。
この実施例2では、自動取引装置とネットワーク48を介して接続されたリモートウェブサーバ50の業務アプリケーション38が、入出金のための取引処理を制御する。即ち、リモートウェブサーバ50から取引処理に必要な画面を表示するウェブページが自動取引装置に送信されて、ブラウザ42により操作画面が表示される。利用者の操作に従って、ウェブページ中に記述されたスクリプト言語が解釈され、該当するコマンドがアプリケーションインタフェース46を通じてミドルウエア44に送出されて取引処理が実行される。その処理結果は、自動取引装置からリモートウェブサーバ50に転送される。この実施例2のように、自動取引装置11から図1に示した業務アプリケーションと業務用記憶装置16を除去すると、自動取引装置11を共通化して汎用性の高いものにすることができる。
図9は、ネットワークを利用した自動取引装置制御システムの変形例を示すブロック図である。
この実施例では、さらに、管理アプリケーション40と管理用記憶装置18もリモートウェブサーバ50側に設けた。図4の例でも図5の例でも、リモートウェブサーバ50の業務アプリケーション38は、ネットワーク48を介して、例えば、金融機関の管理サーバ54に接続されている。取引処理結果は、逐次、業務アプリケーション38から金融機関の管理サーバ54に転送される。取引開始画面が表示された状態で操作盤が操作されると、ブラウザ42に操作制御信号が受け付けられる。ブラウザ42は、操作制御信号をリモートウェブサーバ50に送信して、取引画面を受信して順次表示する。また、リモートウェブサーバ50から各デバイスを制御するためのコマンドを受信して、アプリケーションインタフェース46に転送する。こうして、現金の入出金処理等が実行される。
図8の実施例の障害復旧処理は、図1の実施例と変わらない。図9の実施例では、リモートウェブサーバ50側の管理アプリケーション40が、遠隔制御により障害復旧処理を実行する。なお、このシステムは、ネットワーク48に障害が発生したときには、自動取引装置の運用を停止し、サービスマンが、管理アプリケーションをインストールしたパーソナルコンピュータを持参して対応する。これは、無人端末等の管理に適する。
このシステムは、自動取引装置側に何もデータが残らないので、情報管理上のセキュリティが高いという特徴がある。
以上により、統合対象の全ての自動取引装置に対して、ハードウエアの交換や大幅な改造をすることなく、ソフトウエアのインストールだけで、統合準備ができる。なお、業務アプリケーションには、取引処理の結果生成された取引データを、異種の全ての自動取引装置に共通する管理用の取引データに形式変換して、任意の場所に設けた管理用記憶装置に記憶させるプログラムモジュールを追加する。管理アプリケーションは、管理用記憶装置に記憶された取引データを利用して障害復旧処理や管理データの生成その他の管理業務を実行する。
管理アプリケーションは、業務アプリケーションとは分離独立し、全ての自動取引装置の保守管理処理を制御する。例えば、自動取引装置本体や、リモートウェブサーバや、あるいは、保守管理用のモバイルコンピュータ等に搭載する。金融システムの相違に関わりなく、共通に利用できるから、障害発生への対応や復旧処理がきわめて迅速にできる。特に、異質の金融システムの自動取引装置が混在する店舗等での保守管理業務に大きな威力を発揮する。
管理用記憶装置には、共通形式の取引データが記憶されている。これは、保守管理に必要な取引データを管理アプリケーションに提供するだけでなく、データ連携や異質の金融システム相互間の情報交換に有効に利用できる。業務アプリケーションに追加されたプログラムモジュールが、異種の業務アプリケーション間の情報交換にも有効に機能する。図4及び図5のいずれの実施例においても、図1の実施例と同様に割り込み制御が可能である。
上記のシステムでは、異種の金融システムが統合されるとき、当初は、それぞれ異種の業務アプリケーションでこれまでどおり、固有の自動取引装置が制御される。各自動取引装置の仕様はそれぞれ異なるが、上記の管理アプリケーションは、自動取引装置の機種を越えて、共通した保守管理ができる。その後、例えば、アプリケーションインタフェースに、業務アプリケーションから出力される制御用コマンドを任意の自動取引装置のミドルウエアが解釈できるコマンドに変換する機能を付与すると、業務アプリケーションが制御できる自動取引装置が増加する。
また、共通形式に変換して管理用記憶装置に記憶された取引データを蓄積していき、業務アプリケーションからもアクセスできるようにして、異種金融システム間の情報交換に利用するようにすると、業務アプリケーションの設計を時間をかけて共通化していくことが可能になる。また、上記のシステムは、合併等による金融システムの統合のみならず、複数の金融機関により自動取引装置を共有する場合にも効力を発揮する。
上記のサーバや自動取引装置のコンピュータの演算処理装置にインストールされたコンピュータプログラムは、それぞれ独立したプログラムモジュールを組み合わせて構成してもよいし、全体を一体化したプログラムにより構成してもよい。コンピュータプログラムにより制御される処理の全部または一部を同等の機能を備えるハードウエアで構成しても構わない。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。上記のような本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。また、ネットワークを通じて任意のコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。
実施例1の自動取引装置制御システムを示すブロック図である。 業務アプリケーションの具体的な動作を示すシーケンスチャートである。 障害復旧動作例を示す動作フローチャートである。 割り込み処理動作を説明するための機能ブロック図である。 割り込み制御動作のプログラム動作フローチャートである。 割り込み処理のプログラム動作フローチャートである。 割り込み処理が繰り返される場合の動作フローチャートである。 ネットワークを利用した自動取引装置制御システムの実施例を示すブロック図である。 ネットワークを利用した自動取引装置制御システムの変形例を示すブロック図である。
符号の説明
10 自動取引装置制御システム
11 自動取引装置
12 コンピュータ
14 演算処理装置
16 業務用記憶装置
18 管理用記憶装置
20 自動制御デバイス
22 ディスプレイ
24 現金自動入出金機
26 紙幣デバイス
28 硬貨デバイス
30 カードリーダライタ
32 カードデバイス
34 通帳レシートプリンタ
36 通帳デバイス
38 業務アプリケーション
40 管理アプリケーション
42 ブラウザ
44 ミドルウエア
46 アプリケーションインタフェース
48 ネットワーク
50 リモートウェブサーバ
52 ローカルウェブサーバ
54 管理サーバ
61 表示画面制御手段
62 画面制御フレームワーク
63 割り込み制御手段
64 設定ファイル
65 スタック
66 割り込みアプリケーション

Claims (8)

  1. 入出金のための取引処理時に駆動される機構が含まれている自動制御デバイスと、この自動制御デバイスを制御して、入出金のための取引処理を実行するコンピュータプログラム群を動作させるコンピュータを有するものであって、
    前記コンピュータプログラム群は、
    前記入出金のための取引処理を所定の手順に従って制御し、前記取引処理の結果生成された取引データを業務用記憶装置に記憶させ、さらに、前記取引データを管理用に形式変換して管理用記憶装置に記憶させる処理を実行する業務アプリケーションと、
    前記業務アプリケーションとは別個独立に動作し、前記管理用記憶装置に記憶された取引データを読み取って、前記自動制御デバイスを含む自動取引装置の保守管理処理を実行する管理アプリケーションと、
    前記業務アプリケーションと通信をして、前記入出金のための取引処理時に操作される取引画面を表示し、前記取引データの入出力処理を実行し、前記管理アプリケーションと通信をして、前記保守管理処理のためのデータの入出力処理を実行し、前記自動制御デバイスを制御するためのデータ通信をするブラウザと、
    前記ブラウザからコマンドを受信して、このコマンドを自動制御デバイス用に形式変換をしてその自動制御デバイスに送信し、該当する自動制御デバイスからレスポンスを受信して、このレスポンスをブラウザ用に形式変換をして前記ブラウザに送信するミドルウエアと、
    前記ブラウザとミドルウエアとの間のプログラム間通信を制御するアプリケーションインタフェースと、
    前記業務アプリケーションが実行する取引処理の進行中に、前記業務アプリケーションによるブラウザの画面遷移制御動作を監視し、所定の画面遷移制御動作を検出したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を中断させて、所定の割り込み処理を起動し、当該割り込み処理が終了したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を再開させる割り込み制御手段とを含むことを特徴とする自動取引装置制御システム。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置制御システムにおいて、
    前記割り込み制御手段は、起動させた前記割り込み処理の結果から所定のパラメータを取得して、新たな割り込み処理を実行させることを特徴とする自動取引装置制御システム。
  3. 請求項1に記載の自動取引装置制御システムにおいて、
    前記所定の画面遷移を検出したとき、前記割り込み制御手段は、割り込み処理をすべきかどうかを判定する判定処理を実行して、この判定処理の結果に従って、所定の割り込み処理を起動することを特徴とする自動取引装置制御システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の自動取引装置制御システムにおいて、
    取引処理を制御する前記業務アプリケーションがブラウザに特定の取引画面を表示させるための画面遷移を、前記割り込み制御手段が検出したとき、該当する取引処理のための画面遷移を再開するための情報を待避するとともに、
    前記割り込み制御手段は、該当する画面遷移の代わりに、割り込みアプリケーションが実行する割り込み処理画面を、前記取引処理を実行していたブラウザに対するレスポンスとして返し、割り込みアプリケーションによる処理を開始させることを特徴とする自動取引装置制御システム。
  5. 請求項4に記載の自動取引装置制御システムにおいて、
    前記割り込みアプリケーションによる割り込み処理が終了したとき、前記割り込み制御手段は、前記待避させた情報を読み出して、中断した取引処理のための画面遷移を再開する画面を、前記ブラウザに対するレスポンスとして返すことを特徴とする自動取引装置制御システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の自動取引装置制御システムにおいて、
    前記割り込み制御手段が、前記業務アプリケーションによる取引処理が終了して初期状態に戻る時に実行される画面遷移を検出したとき、前記ブラウザに割り込み処理をすべきかどうかを選択する選択画面を表示し、この選択画面により割り込みが要求されたとき、前記割り込み処理を起動することを特徴とする自動取引装置制御システム。
  7. 入出金のための取引処理時に駆動される機構が含まれている自動制御デバイスと、この自動制御デバイスを制御して、入出金のための取引処理を実行する自動取引装置を制御するコンピュータを、
    前記入出金のための取引処理を所定の手順に従って制御し、前記取引処理の結果生成された取引データを業務用記憶装置に記憶させ、さらに、前記取引データを管理用に形式変換して管理用記憶装置に記憶させる処理を実行する業務アプリケーションと、
    前記業務アプリケーションとは別個独立に動作し、前記管理用記憶装置に記憶された取引データを読み取って、前記自動制御デバイスを含む自動取引装置の保守管理処理を実行する管理アプリケーションと、
    前記業務アプリケーションと通信をして、前記入出金のための取引処理時に操作される取引画面を表示し、前記取引データの入出力処理を実行し、前記管理アプリケーションと通信をして、前記保守管理処理のためのデータの入出力処理を実行し、前記自動制御デバイスを制御するためのデータ通信をするブラウザと、
    前記ブラウザからコマンドを受信して、このコマンドを自動制御デバイス用に形式変換をしてその自動制御デバイスに送信し、該当する自動制御デバイスからレスポンスを受信して、このレスポンスをブラウザ用に形式変換をして前記ブラウザに送信するミドルウエアと、
    前記ブラウザとミドルウエアとの間のプログラム間通信を制御するアプリケーションインタフェースと、
    前記業務アプリケーションが実行する取引処理の進行中に、前記業務アプリケーションによるブラウザの画面遷移制御動作を監視し、所定の画面遷移制御動作を検出したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を中断させて、所定の割り込み処理を起動し、当該割り込み処理が終了したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を再開させる割り込み制御手段として機能させる自動取引装置制御プログラム。
  8. 入出金のための取引処理時に駆動される機構が含まれている自動制御デバイスと、この自動制御デバイスを制御して、入出金のための取引処理を実行する自動取引装置を制御するコンピュータを、
    前記入出金のための取引処理を所定の手順に従って制御し、前記取引処理の結果生成された取引データを業務用記憶装置に記憶させ、さらに、前記取引データを管理用に形式変換して管理用記憶装置に記憶させる処理を実行する業務アプリケーションと、
    前記業務アプリケーションとは別個独立に動作し、前記管理用記憶装置に記憶された取引データを読み取って、前記自動制御デバイスを含む自動取引装置の保守管理処理を実行する管理アプリケーションと、
    前記業務アプリケーションと通信をして、前記入出金のための取引処理時に操作される取引画面を表示し、前記取引データの入出力処理を実行し、前記管理アプリケーションと通信をして、前記保守管理処理のためのデータの入出力処理を実行し、前記自動制御デバイスを制御するためのデータ通信をするブラウザと、
    前記ブラウザからコマンドを受信して、このコマンドを自動制御デバイス用に形式変換をしてその自動制御デバイスに送信し、該当する自動制御デバイスからレスポンスを受信して、このレスポンスをブラウザ用に形式変換をして前記ブラウザに送信するミドルウエアと、
    前記ブラウザとミドルウエアとの間のプログラム間通信を制御するアプリケーションインタフェースと、
    前記業務アプリケーションが実行する取引処理の進行中に、前記業務アプリケーションによるブラウザの画面遷移制御動作を監視し、所定の画面遷移制御動作を検出したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を中断させて、所定の割り込み処理を起動し、当該割り込み処理が終了したとき、前記ブラウザによる当該画面遷移動作を再開させる割り込み制御手段として機能させる自動取引装置制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
JP2008231818A 2008-09-10 2008-09-10 自動取引装置制御システム Active JP5187958B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008231818A JP5187958B2 (ja) 2008-09-10 2008-09-10 自動取引装置制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008231818A JP5187958B2 (ja) 2008-09-10 2008-09-10 自動取引装置制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010066948A JP2010066948A (ja) 2010-03-25
JP5187958B2 true JP5187958B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=42192490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008231818A Active JP5187958B2 (ja) 2008-09-10 2008-09-10 自動取引装置制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5187958B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5054147B2 (ja) * 2010-03-31 2012-10-24 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP5994342B2 (ja) * 2012-03-30 2016-09-21 富士通株式会社 業務管理サーバ、業務管理方法及び業務管理プログラム
JP5197869B2 (ja) * 2012-05-25 2013-05-15 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP5436705B2 (ja) * 2013-02-07 2014-03-05 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP5709970B2 (ja) * 2013-12-06 2015-04-30 キヤノン株式会社 画像読取装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3761374B2 (ja) * 1999-11-11 2006-03-29 沖電気工業株式会社 自動取引システム
JP2004152202A (ja) * 2002-11-01 2004-05-27 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置およびそのプログラム
JP4729288B2 (ja) * 2004-10-29 2011-07-20 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 画面表示とデバイス処理の同期制御に関する自動取引システム、それに用いる自動取引装置及びサーバ
JP5187937B2 (ja) * 2007-10-26 2013-04-24 日本エイ・ティー・エム株式会社 自動取引装置制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010066948A (ja) 2010-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7051096B1 (en) System and method for providing global self-service financial transaction terminals with worldwide web content, centralized management, and local and remote administration
CN100498719C (zh) 一种执行批处理作业的方法及装置
US8689039B1 (en) Method and apparatus for redundancy in an ATM using hot swap hardware underlying a virtual machine
JP5187958B2 (ja) 自動取引装置制御システム
US20010029490A1 (en) Automatic transaction device and recording medium having a transaction program which can be read by a computer
US6865592B1 (en) Automatic transaction system
US20150046325A1 (en) Virtualized atm
JP5187937B2 (ja) 自動取引装置制御システム
KR20090072568A (ko) 창구업무자동화시스템 및 자동화방법
EP1081664B1 (en) System and method for providing global self-service financial transaction terminals with worldwide web content, centralized management, and local and remote administration
RU2255371C2 (ru) Система автоматизированных банковских машин и способ усовершенствования
JP5464833B2 (ja) 自動取引装置制御システム
US8589731B1 (en) ATM redundancy leveraging virtualization technology
JP5006823B2 (ja) 画面情報生成装置、端末制御装置、画面情報生成方法、画面情報生成プログラム、端末制御方法及び端末制御プログラム
JP5667313B2 (ja) 自動取引装置制御システム
US20190147422A1 (en) Automated transaction machine, communication terminal, automated transaction system, and program
JP4961015B2 (ja) 自動取引装置と自動取引装置制御プログラムと記録媒体と自動取引装置の制御方法
JP2001357215A (ja) 自動取引装置および取引プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに取引プログラム
KR101965859B1 (ko) 클라우드 cd/atm을 위한 금융기기 디바이스 제어 장치, 방법 및 시스템
KR101254810B1 (ko) 화면 점검 모드를 제공하는 금융 자동화기기 및 방법
JP6255239B2 (ja) 共通業務処理システム
JP2009176194A (ja) 自動取引装置
JP5482337B2 (ja) 電子マネーのチャージを行うための中継サーバ装置、システム、方法およびプログラム
US20230152938A1 (en) Graphical user interface for centralized register device management and monitoring
EP3007144A1 (en) Dynamic replacement of self-service terminal (sst) states flow and screens handling

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5187958

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250