JP4960547B2 - プリフォーム型熱絶縁モジュール及びその製造方法並びに部品の熱絶縁方法 - Google Patents

プリフォーム型熱絶縁モジュール及びその製造方法並びに部品の熱絶縁方法 Download PDF

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Description

【0001】
この発明は、プリフォーム型熱絶縁モジュール及びその製造方法並びに部品の熱絶縁方法に関する。
【0002】
絶縁の目的は周知であり、それは、絶縁された環境と雰囲気環境との間の熱伝達駆動力を低減することによって、所望温度の雰囲気環境条件の衝撃を絶縁された環境内に低減することである。絶縁操作では、同一または異なる性質の絶縁材料の層を、絶縁される部品の回りに配置し、締結する。設置は、絶縁材料を部品の回りに巻き付けることを含むが、その部品に接着または固定される他の構造、例えばパネル構造が使用されることもある。
【0003】
産業上の範囲では、部品の絶縁の目的は、所望温度をその部品内に維持することである。かくして、化学プラントでは、タンクやパイプは、化学プラント内に導入されるプロセス内の実効的用途に対して、制御された温度限界内に維持されなければならない固体、気体または液体のような材料を保持し、または搬送する。
【0004】
加熱および冷却コストは、実質的なものであり、しかも絶縁された部品からの損失または利得を防止するために効果的な絶縁によって低減され得るので、この目的の達成は、化学プラントのコスト効率に直接結合している。
【0005】
化学プラントの設置は、高価なプロセスである。一般に、必要なクラッド(張り合わせ)および絶縁材料の現場への輸送には設置者を従事させ、その場で所望の形態に製造して設置作業を完了する。従って、このプロセスは、時間がかかり、競合的且つコスト効率的に遂行されるためには、かなりの組織化を必要とする。
【0006】
更に、いくつか絶縁材料は、絶縁の目的には極めて適したものであるが、にもかかわらず、絶縁が設置される期間は、現場の作業者に対して、全ての非絶縁作業を休止しなければならないというリスクを与えるものと考えられている。このことは、夜間の環境での作業を必要とし、そこでは照明コストと臨時雇用コストが日中よりも同等に高くなる。
【0007】
典型的なそのような絶縁材料は、繊維、特に合成または天然の無機繊維のような人工材料である。1つのそのような繊維は、典型的にはガラス繊維の化学プラントで使用される。上述した作業抑制は、この繊維材料に非常に適切である。
【0008】
本発明の目的は、絶縁の目的を達成する一方で、現在の技術におけるコストと安全性の欠点を実際の最大範囲まで回避する絶縁モジュールと、これらモジュールの製造および設置用のシステムおよび方法を提供することにある。
【0009】
この目的の観点から、発明の第1の形態は、絶縁される部品に形づけられた本体を有するプリフォーム型絶縁モジュールであって、
前記本体を形づくった溝のない絶縁層であって、封止剤によって前記絶縁層内で封止された、モジュールに対して特異な方向を有しない繊維を有する堅固な繊維状絶縁材料から構成され、組成および密度が前記絶縁層の断面全体に実質的に均一であり、絶縁される部品の表面に隣接する内面、外面および接触表面を有する絶縁層と、
前記本体を形づくって前記絶縁層の外面に直接接着された実質的に非繊維状の弾性クラッド層と、
隣接する少なくとも1つの異なる絶縁モジュールとヒンジ無しで接続するために、前記本体の長さ方向に沿って配置された接続手段とを備え、
前記モジュールの絶縁層およびクラッド層は、前記異なる絶縁モジュールへの接続時に、前記部品の少なくとも一部分を絶縁するために、前記モジュールの絶縁層と前記少なくとも1つの異なる絶縁モジュール層の絶縁層とが両モジュールの絶縁層の前記接触表面に沿って接触するように、互いに配置されている絶縁モジュールを提供する。
【0010】
「プリフォーム型」とは、絶縁モジュールが、工場現場へ輸送され、そこに設置されることに先行して、完全な絶縁製品として製造されたものを意味する。この「工場現場」は、製造プラントが位置する現場から非常に遠方である。現場に直接設置されるモジュールのこのような事前組立は、有意な現場コストを節約し、また設置プロジェクトのコストを低減する。
【0011】
絶縁材料は、繊維状材料である。繊維は、合成または天然であり、そして人工の無機繊維は、特に本発明の範囲内で考慮される。この代わりに、非繊維細胞状材料、例えばポリウレタンは、絶縁材料として使用される。この材料は、堅固または柔軟で適切な形態、例えば、パネル、マットレスまたは毛布の形態をとる。
【0012】
適切な材料は、堅固な形態の繊維状材料、堅固なポリウレタン発泡体およびポリイソシアヌール塩酸塩発泡体から選択される。モジュールは、温度を水の沸点よりも高く維持する必要がある化学プラントやオイル及びガス精製所で遭遇するような高温応用に適した絶縁材料によって設計される。
【0013】
プリフォーム型モジュールは、所望数の絶縁層および所望数のクラッド層から作られる。絶縁層は、少なくとも1層の繊維状材料を含むが、同じ又は異なる性質の絶縁材料の異なる層を含んでも良い。複数の絶縁材料は、一緒に混合されても良い。プリフォーム型モジュールの構築は、絶縁作業の性質とモジュールのコスト受容可能性とに依存する。
【0014】
絶縁モジュールは、そのモジュールを他のそのようなモジュールに接続するための手段を備えている。かくして、絶縁される部品がパイプまたはパイプ嵌合部、例えばひじ管またはT−継ぎ手である場合は、1つのプリフォーム型モジュールは、パイプまたはパイプ嵌合部の一部分を覆う。そのモジュールは、他の1つのモジュール、またはモジュールのシリーズに接続され、パイプまたはパイプ嵌合部の絶縁を完成する。
【0015】
この例のモジュールは、円筒の所望の円周範囲の一部分でありうるが、幾何学的に半円筒形であると便利である。半円筒形のモジュールは、直径約20”のパイプの絶縁用に適していることが理解される。これ以上の直径では、モジュールは、円筒の円周方向により少ない部分となる。パイプの長さ方向を絶縁するために、2以上のモジュールを使用することが、より便利であることが理解される。モジュールは、その応用をパイプの絶縁に制限する必要はなく、また円形や部分円形でなくてもよいことが理解される。
【0016】
有利な1つの実施形態では、プリフォーム型モジュールは、異なるモジュールとの少なくとも部分的な接続のために、そのクラッド層と重なるように、前記モジュールの長さ方向に沿ってその長手方向軸の両側で前記絶縁層に重なるクラッド層を有した部分円筒形モジュール、いわば半円筒形モジュールである。前記モジュールは、その長さ方向に沿って長手方向ビーズが形成され、および/または、絶縁される部品の絶縁用に異なるモジュールと接続することを助けるために、長手方向に延びている。
【0017】
タンクのような多数の部品が、予め形成された同様のモジュールを使用して絶縁されるが、モジュールは、全てが幾何学的に円筒形である必要はない。モジュールの設計を選択する決定要因は、絶縁される部品の幾何学と、絶縁の必要性と、コストである。
【0018】
無機繊維を封止する封止剤は、繊維を通常の用途で実質的に含有していなければならない。通常の使用中に環境的に受け入れられない(基準や規制によって指令されているように)繊維の離脱や脱落を実質的に防止する。この応用のためには、多くの封止剤が適していて、典型的には堅固な繊維状材料を製造する。それらは、封止を達成するために無機繊維の供給元から提供される無機繊維生成物に噴霧されるか、さもなければ塗布される。アクリル乳剤は、無機繊維生成物に噴霧によって塗布される好適な薬品として知られている。
【0019】
モジュールは、如何なる便利な手法によっても製造されるが、一般には繊維状絶縁材料は、部品の形状、または絶縁される部品の一部を形づくるように切断され、封止剤によって封止され、それからクラッド材料に接着される。
【0020】
クラッド材料は、ステンレス鋼、被覆鋼またはアルミニウムのような金属、または高分子材料から形成される。クラッド材料は、複合材料でも良い。それは、環境およびプラント条件に耐性を有すべきである。典型的には、クラッド材料は、弾性を有した部分円筒シートに形成される。このシートは、組立後に、プリフォーム型モジュールにある程度の弾性を持続するものである。クラッド材料は、温度および侵食の双方に対する耐性を必要とする。それは、接着剤または他の手段によって、絶縁層に直接接着される。材料の母材を封止するための封止材は、接着剤として使用される可能性がある。
【0021】
絶縁モジュールは、嵌合によって絶縁される部品上の位置に、有利にはそれに直接接触して、固定される。嵌合は、絶縁される部品の熱膨張および収縮を参酌すべきである。モジュールには、部品に接続するか、または絶縁される部品の一部に接続する接続手段が、絶縁層の内面に設けられる。モジュールは、締まり嵌めするか、さもなければ共に嵌合できる。クラッド層の弾性は、そのような接続を助ける。接続手段は、現実に機械的または化学的であるが、環境及びプラント条件を考慮した耐性がなければならない。例えば、接着剤のような化学的接続手段は、耐熱性、プロセス材料の耐漏洩または低プラント濃度を必要とする。この接続手段は、水密封止を可能にする。
【0022】
発明の異なる形態では、発明の第1の形態で説明したようなプリフォーム型モジュールから構成される部品を絶縁するための絶縁システムが提供される。隣接するモジュールは、接続手段によって互いに接続され、部品を絶縁する絶縁システムを形成する。
【0023】
発明の更に異なる形態では、部品を絶縁するための方法が提供される。この方法は、発明の第1の形態で説明したようなプリフォーム型モジュールを製造し、プリフォーム型モジュールを、1つの部品、または部品の一部、および他のモジュールに固定し、その部品、または部品の一部の絶縁を可能にする。
【0024】
絶縁をなすプリフォーム型モジュールは、1以上の隣接するモジュールに、および/または、上述した部品、または部品の一部に接続される。
【0025】
本発明の更に異なる他の形態では、絶縁モジュールを製造するための方法が提供される。この方法は、絶縁材料の堅固な絶縁層を形成し、絶縁材料を封止剤の適用によって封止し、実質的に非繊維状のクラッドをクラッド材料から形成し、接続手段を前記クラッドおよび前記絶縁層の少なくとも一方の上に形成し、クラッド及び絶縁材料を組み立て、この組立体を部品絶縁用の絶縁モジュールに形成する。
【0026】
封止プロセスは、絶縁材料上へ封止剤を噴霧することによって達成されると便利である。他の封止材及び絶縁材料への適用方法が使用可能である。
【0027】
最も有用であると判明している封止剤は、アクリル乳剤ベースのもの、例えばJONCRYL/74F(Albright & Wilson社の商標)と、PRIMAL/RHA−691(Rohm & Haas社の商標)である。そのような乳剤に含有されるものは、火災遅延剤、有利には三水和アルミナと、火災遅延剤の粒子が懸濁液から離脱することを防止するための安定化剤である。火炎遅延剤は、封止剤によって形成される封止膜の60重量%の構成比で、絶縁材料上に添加されることが有用である。指針として、提案される封止剤の処方は、以下の通りである。
【0028】
薬 品 重量部
JONCRYL 74F 450
三水和アルミナ 450
プロピレングリコール 70
Carrybon L400 (Henkel) 27
Flexobrite Blue C5 6
【0029】
絶縁材料及びクラッド材料は、効果的な絶縁に要求されるように、制御された厚みで円筒または他の適当なプリフォーム(予め形成された形)に形づくられ、そして絶縁材料の封止された母材に接着されるクラッド材料の表面上に接着剤が噴霧される。
【0030】
絶縁プリフォームの場合には、これらは与えられた断面全体で組成および密度が実質的に均一であるべきである。このプリフォームは、溝のない、即ち、一緒に接着される材料の複数の細いストリップの集合が、接着されたエッジに溝を残さないものである。
【0031】
接着剤は、それから絶縁材料のプリフォームに塗布され、このプリフォームはそれからクラッド材料に接着される。接着剤は、絶縁層またはクラッド層の一方にのみ塗布されることも可能である。接着を適用する他の方法、即ち締結または接続方法は、本発明によって使用可能である。
【0032】
本発明の種々の形態を形成するモジュール、設置のシステムおよび方法は、現在絶縁用に使用されているシステム及び方法よりもコスト及び安全性で優れている。絶縁モジュールはまた、サービス故障時にすぐに交換できる。
【0033】
発明の種々の形態は、添付した図面を参照する以下の好ましい実施形態の説明から一層完全に理解される。
【0034】
[モジュール]
図1を参照すると、発明の一実施形態に従って組み立てられた絶縁モジュール10が示されている。このモジュール10は、パイプの部分的絶縁に使用されるに適した半円筒形である。この絶縁モジュールが部分的なのは、パイプを完全に絶縁するために、他のモジュールとの共同を必要とするからである。モジュールは、ヒンジ付きまたは類似の構成の単一のモジュールによって絶縁が可能になるように設計されてもよい。
【0035】
モジュール10は、絶縁層14とクラッド層18とを有する。これらの層は、半円筒モジュールの場合、実質的に半円筒形且つ同軸的である。絶縁層14は、クラッド層18内に位置する。図示の実施形態では、絶縁層14の外面14a(図示せず)のアッセンブリおよび絶縁層14およびクラッド層18を固定するために接着剤が使用されているが、適当な嵌合が予測される。絶縁層14の内面14c(図示せず)は、絶縁されるパイプに接触することが意図されている。分離した独立の接着層は、製造中に形成することができる。クラッド層18は、絶縁層14より大きな円周範囲に形成される。重複部分18aは、絶縁層24及びクラッド層28がクラッド層28の長手方向のエッジと実質的に同じ平面に形成された絶縁層24の接触表面14ba(図示せず)と実質的に同様の円周範囲である以外は、モジュール10と実質的に同様の構成の他の絶縁モジュール20のクラッド層28と円周方向に重複するために設計された接続手段である。
機械的または化学的性質の他の接続手段も、説明された接続手段即ち重複部分18aの代わりに、あるいはそれに加えて使用できる。
【0036】
モジュール10には、長手方向ビーズ16’(図示せず)、そしてモジュール20には、長手方向ビーズ26’(図示せず)が形成されている。これらのビーズは、図2に示す長手方向に延びたビーズ126として接続される。円周ビーズ16および26(図示せず。26の2はモジュール20を示し、モジュール10の対応位置にある)は、モジュール10および20の端部13および23(図示せず。23の2はモジュール20を示し、モジュール10の対応位置にある)に形成されている。ビーズ16,17,16’および26’は、V字型に示されているが、他の形状が排斥されるものではない。これらは、モジュールを強化し、そして毛管作用で水が侵入することを防止する水シールとして作用する。ビーズ16’は、ビーズ26’の相補的部分と共同および係合して、図1bおよび2によって示唆されるように、モジュール10および20を少なくとも部分的に共にロックすることを可能にする。これらのビーズは、以下に述べるように、更なる機能を有する。図示の実施形態では、モジュール10のクラッド層18の重複部分18aの上に形成されたビーズ16’の部分16’a(図示せず)は概ねV字型であり、重複部分18aの内面18b、即ちモジュール20の相補的に逆V字型に形づくられたビーズ26’を収容するV字型チャネル上に存在する。「収容」は、締結を達成するための締まり嵌合を含むが、他の接続手段も適用できる。図3に示すように、モジュール10及び20の接続は、スポット溶接やリベット止めによって一層固定的なものとされる。水封止剤またはテープもまた水密封止用に使用できる。
【0037】
モジュール10及び20では、クラッド半円筒が絶縁半円筒よりも長く設計されている。かくして、モジュール10及び20の端部11および21(図示せず。21の2はモジュール20を示し、モジュール10の対応位置にある)において、クラッドおよび絶縁円筒は、同一に終端となる。端部13および23では、クラッド半円筒は、絶縁半円筒の端部を過ぎて延び、接続部分19および29(図示せず。29の2はモジュール20を示し、モジュール10の対応位置にある)を形成している。接続部分19および29は、図3に示すように、そこに締結される隣接した絶縁モジュールの一端に、配管の分野で典型的であるパイプ接続手法によって、重複することを意図されている。ビーズ16及び26は、上述したと同様の手法で、隣接するモジュールの相補的ビーズとの締結を助ける。対応する長手方向のビーズであるビーズ126は、同様に共同し、そして水密になされる。溶接やリベットは、特に円周ビーズ16,17,26および27(図示せず。27の2はモジュール20を示し、モジュール10の対応位置にある)と共に、実質的に連続した完全な絶縁層をパイプの長さに沿って、あるいは隣接するモジュールが正しく係合されているときには、絶縁される部品の長さに沿って形成することによって、作業を完了させるために、使用される。「締結」はまた、ネジを使用して、あるいは金属バンドによってモジュールを一緒にくくりつけることによって達成される。この締結は、水密なシールを達成するようなものである。継ぎ手は、この目的のための防水テープによってテープ止めされるか、またはシリコーンシーラントのようなシーラントが使用される。
【0038】
図1〜3を参照し、且つこれまで説明されたモジュール10および20を考慮すると、各モジュールの重複端部は、それぞれ110および120(図示せず。120の2はモジュール20を示し、モジュール10の対応位置にある)で印されている。接続部分19および29は、ビーズ17および27によって一端で終端させられた端部110および120と実質的に同じ長さである。接続部分19および29は、隣接するモジュール、例えば500および600の端部110および120上を、ビーズ17および27によって更なる移動が防止されるまで、スライドすることが意図されている。かくして、ビーズ17および27は、組立期間中は隣接するモジュールが共に正しく固定されていることを示すゲージとして作用し、最終的な締結は、リベット止めまたはスポット溶接により、さもなければ水封止剤およびテープを適切に使用してなされる。この時点で、隣接するモジュール10,20および500の絶縁層は、それらの接触表面14d(図示せず)に沿って接触し、必要であれば固定されて、実質的に連続した、完全な絶縁層をパイプの長さに沿って形成する。絶縁内の間隙や破断は、最も有利に回避される。
【0039】
上述したように、モジュール10および20は、パイプの実質的に直線的な長さの絶縁に適している。このモジュールは、他の部品と同様に、パイプ嵌合部の絶縁用にカスタマイズされる。図4は、絶縁されるパイプの曲げ部やひじ管の半径および度合いに適合するように形づくられ、切断された一連の絶縁モジュール30,40,50,60,70および80を示している。
【0040】
[モジュールの製造方法]
絶縁モジュール10および20の製造が図5に模式的に示されている。
【0041】
絶縁層14を形成する材料は、与えられた断面全体に実質的に均一な組成および密度の中空円筒の形態で供給される。この中空円筒は、絶縁層14の形成を可能にするために、実質的にその中心線に沿って切断される。この円筒の線形な直径、従って絶縁モジュール10は、絶縁されるパイプに対して加工クリアランスを許容するために選択される。
【0042】
繊維状絶縁材料を形成する繊維は、天然または合成であり、典型的にはガラス繊維のような無機繊維である。それは、プラント内においてその場で製造および設置することには、安全面で困難さをもたらす材料である。細胞状材料もまた使用できる。例えば、出願人によって製造および供給される堅固な細胞状ポリウレタン発泡体である。このような材料は、説明されているように、繊維状材料を有利に置換する。
【0043】
ガラス繊維の円筒形プリフォームは、絶縁材料を封止するために、例えば上述したアクリル乳剤または他の適切な封止剤を噴霧される。封止は、実質的な量の繊維の離脱と、絶縁環境中のそのような繊維のレベル不足を防止する。噴霧は、封止剤を塗布する代替的な方法、例えば浸漬法またはブラシ塗布法あるいは他の適用法によって置換できる。
【0044】
この塗布は、他の製造工程の前または後に行われるが、クラッド層の先行する適用は絶縁材料の適切な封止を妨げるので、典型的には、クラッド材料の接着に先行して行われる。
【0045】
クラッド材料は、典型的には、金属、例えばステンレス鋼、被覆鋼またはアルミニウムである。高分子または複合材料もまた使用できる。換言すれば、クラッド材料は、プラント条件、特に侵食および温度に耐性があるべきである。クラッド材料は、塗装されても良く、また先の提案とは逆に、プリフォーム型絶縁モジュール10および20のクラッド層として形成されるときは、弾性を保持することが有利である。
【0046】
クラッドは、絶縁材料の円筒よりは大きな外径を有するが、円筒形(または他の形状)の長さに予め形成されたものと同様である。重複部分18aが好ましくはモジュールの1つ、即ちモジュール10に対して形成されなければならないことは明記されるべきである。ビーズは、上述したように締結を助けるために、円周方向および長手方向の双方に形成される。円周方向のビーズは、モジュールの軸と所望の角度で交差する。プリフォームは、それから半円筒または部分円筒形または他の形状に切断される。
【0047】
完成したモジュール10および20は、絶縁材料をクラッド18内に固定するために、接着および適切な嵌合技術、例えば適切なまたは締まり嵌合技術を組み合わせて形成される。密着した嵌合が望ましい。絶縁材料のクラッド18内への緩い嵌合または緩いパッキングは、有利ではない。絶縁材料を封止するために封止剤を固化または切断した後に、接着剤が絶縁材料の半円筒の1つである絶縁層14の外面上に噴霧され、それに続いてクラッド材料の半円筒に嵌合および接着され、それに対しては接着剤がクラッドプリフォームの内面に既に塗布されている。この代わりに、クラッド材料だけが霧され、さもなければ接着剤の層が設けられ、絶縁プリフォームはその位置に押しつけられる。クラッド材料または絶縁材料のいずれか又は双方は、それらに接着性を与えるために塗布される接着層を有することができる。どのような接着剤でも金属材料および繊維材料との接着に適切でなければならない。接着剤は、絶縁された環境内で耐性のある使用に適していなければならない。Bostik社からBostik1831の商標で供給される溶媒ベースの接着剤が適切であることが判明している。
【0048】
使用される接着剤にとって、クラッド層18および絶縁層14が化学的結合または機械的技術によって一緒に固定されることは、絶対に必要ということではない。にもかかわらず、接着剤の使用はコスト効率および実用的理由から推奨される。最も重要なことは、モジュール10の絶縁層14およびクラッド層18が、現場への輸送中に、またはそれらのサービス寿命の期限前に剥離しないことである。
【0049】
絶縁モジュール10及び20は、長く形成されるか、あるいはモジュールに対する他の応用が予測されるが、絶縁される特別な部品、特に処理プラント中のパイプ嵌合部のような特別な部品に対してカスタマイズされる。モジュールのキットは、現場でまたは工場において、長さを便利なより小さいサイズに切断することによって形成される。これらのサブモジュールは、その後プラントにおいて設置に利用される。モジュールの長さおよび数は、現場へのコスト効率的に輸送に便利なものであるべきである点が理解される。
【0050】
曲り管またはひじ管の場合は、図4に関連して説明したように、ガラス繊維の適切に形づけられたプリフォームとひじ管を収容するためのクラッド材料は、モジュール30〜80を必要な形状に切断して、モジュール10および20と同様の製造手法で得られ、組み立てられる。
【0051】
[絶縁方法]
パイプ又はパイプ嵌合部に対する絶縁方法は、次のようにして進められる。設計データから、パイプ長は決定され、そして上述したモジュール10および20と同種類の絶縁モジュールは、そのパイプの絶縁を可能にするために製造される。このパイプの与えられた長さに対して、2つの半円筒形モジュールが必要とされる。半円筒よりも小さい円周範囲のモジュールがパイプ上に設置されることが一層便利であることを、パイプの直径が示唆する場合は、より多くの数のモジュールが使用される。一方のモジュール20は、それからパイプ上に圧接嵌合される。他方のモジュール10は、クラッドの重複部分18aを最初のモジュール20の表面上に嵌合させながら、それらをビーズ16’のチャネル内にビーズ26’の締まり嵌合部共に接続させるために、同様にパイプ上に嵌合される。隣接するモジュール10,20の絶縁層14,24は、それらの接触表面14ba(図示せず)に沿って接触すべきである。これらのモジュールは、有利には絶縁される部品とも接触する。溶接やリベット止めまたは他の締結法が作業を完了させるために使用される。これは、長手方向ビーズ126に沿ってもなされるが、特に円周方向ビーズにおいてなされる。このことは、防水テープおよび/またはシーラント例えばシリコーンシーラントによって達成される。
【0052】
2つのモジュールの使用は、パイプ全体を絶縁しそうにはないので、他の同様なモジュールが多分使用されることになる。この場合、隣接するモジュールは、パイプを適切に絶縁するために、共同し、そして一緒に接続される必要がある。上述したように、モジュール10および20の接続部分は、隣接するモジュールを一緒に固定して、隣接するモジュールの端部で、また互いに重複して、特に溶接、リベット止めおよび/またはシーラントの使用時に、水封止と、パイプの長さに沿って実質的に連続した完全な絶縁層とを形成する。
【0053】
このプロセスは、パイプが完全に絶縁されるまで進行する。この発明は、パイプ以外のプラント部品の絶縁にも適用可能である。この場合、絶縁作業用に製造される部品と予め形成されるモジュール用の設計データが先ず求められる。このモジュールとシステムは、プラントの設計特徴がこれを推奨する通常の絶縁方法と共に使用される。
【0054】
この開示の熟練した読者によって、修正および変形が本発明あるいは開示の考慮に対してなされる。そのような修正や変形は、本発明の範囲内に含まれるものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 本発明の一実施形態に従って作られたパイプの長さに沿って設置するに適したプリフォーム型モジュールの側断面図である。
【図1b】 組立体を示す2つのプリフォーム型モジュールの分解図である。
【図2】 発明の第2の実施形態に従ってパイプの一部を絶縁するために互いに嵌合した2つのプリフォーム型モジュールの斜視図である。
【図3】 パイプの長さ方向に絶縁する図1及び2に示されたモジュールのシステムの前方断面図である。
【図4】 ひじ管であるパイプ嵌合部を絶縁するモジュールのシステムの前方断面図である。
【図5】 発明に従った絶縁モジュールの製造操作の模式的フローチャートである。

Claims (8)

  1. 絶縁される部品に形づけられた本体を有するプリフォーム型熱絶縁モジュールであって、
    予め絶縁される部品に形づけられて形成され、前記本体を形づくった溝のない絶縁層であって、アクリル乳剤を含有してなる封止剤によって前記絶縁層内で封止された、モジュールに対して特異な方向性を有しない繊維を有する堅固な繊維状絶縁材料から構成され、組成および密度が前記絶縁層の断面全体に均一であり、絶縁される部品の表面に隣接する内面、外面および接触表面を有する絶縁層と、
    前記本体を形づくって前記絶縁層の外面に直接接着された非繊維状の弾性クラッド層と、
    前記絶縁層と前記クラッド層を有する2つの半円筒型モジュールの接続のために、互いのクラッド層が前記絶縁層端面相対して接触するように重なり、前記半円筒型モジュールの長さ方向に沿って長手方向ビーズが形成され、かつ、前記2つの半円筒型モジュールのいずれか一方の両側部にその絶縁層を超えてクラッド層の重複部分を設け、他の一方の重複部分を設けていない半円筒型モジュールの表面に嵌合させながら接続して円筒型モジュールを形成し、
    上記円筒型モジュールを隣接する少なくとも1つの円筒型モジュールとヒンジ無しで接続するために、前記クラッド層が前記絶縁層端面が接触するように重なり、前記円筒型モジュールの長さ方向に沿ってその長手方向軸の両端でお互いに重なるクラッド層を有し、また前記円筒型モジュールにおいては、長手方向に配置された前記隣接円筒型モジュールの位置に対する接続手段である円周方向ビーズがその両端部に円周方向に沿って形成され、かつ、前記円筒型モジュールおよび前記隣接円筒型モジュールの両端部に接続部分および重複部分を設け、前記円筒型モジュールおよび前記隣接円筒型モジュールの接続時に、前記接続部分および前記重複部分を互いに嵌合させながら接続するように形成されていることを特徴とするプリフォーム型熱絶縁モジュール。
  2. 絶縁される部品に形づけられた本体を有するプリフォーム型熱絶縁モジュールの製造方法であって、前記プリフォーム型熱絶縁モジュールは、
    前記本体を形づくった溝のない絶縁層であって、アクリル乳剤を含有してなる封止剤によって前記絶縁層内で封止された、モジュールに対して特異な方向性を有しない繊維を有する堅固な繊維状絶縁材料から構成され、組成および密度が前記絶縁層の断面全体に均一であり、絶縁される部品の表面に隣接する内面、外面および接触表面を有する絶縁層と、
    前記本体を形づくって前記絶縁層の外面に直接接着された非繊維状の弾性クラッド層と、
    前記絶縁層と前記クラッド層を有する2つの半円筒型モジュールの接続のために、互いのクラッド層が前記絶縁層端面が接触するように重なり、前記半円筒型モジュールの長さ方向に沿って長手方向ビーズが形成され、かつ、前記2つの半円筒型モジュールのいずれか一方の両側部にその絶縁層を超えてクラッド層の重複部分を設け、他の一方の重複部分を設けていない半円筒型モジュールの表面に嵌合させながら接続して円筒型モジュールを形成し、
    上記円筒型モジュールを隣接する少なくとも1つの円筒型モジュールとヒンジ無しで接続するために、前記クラッド層が前記絶縁層端面が接触するように重なり、前記円筒型モジュールの長さ方向に沿ってその長手方向軸の両端で互いに重なるクラッド層を有し、また前記円筒型モジュールにおいては、長手方向に配置された前記隣接円筒型モジュールの位置に対する接続手段である円周方向ビーズがその両端部に円周方向に沿って形成され、かつ、前記円筒型モジュールおよび前記隣接円筒型モジュールの両端部に接続部分および重複部分を設け、前記円筒型モジュールおよび前記隣接円筒型モジュールの接続時に、前記接続部分および前記重複部分を嵌合させながら接続するように形成されており、
    前記モジュールの絶縁層は、繊維状絶縁材料のプリフォームの形態をとり、それを形づけるために切断し、そしてクラッド層の張り合わせに先行して、通常使用時の絶縁環境で受容できない繊維の放出を防止するために、前記繊維状絶縁材料の繊維を包囲するための前記封止剤を前記プリフォームに適用する工程を含むことを特徴とするプリフォーム型熱絶縁モジュールの製造方法。
  3. 前記封止剤を前記プリフォームに適用する工程に後続して、繊維の無い金属クラッド層を前記絶縁層に接着する工程を更に備えることを特徴とする請求項2に記載のプリフォーム型熱絶縁モジュールの製造方法。
  4. 前記プリフォームは、部分円筒形であることを特徴とする請求項23のいずれか一項に記載のプリフォーム型熱絶縁モジュールの製造方法。
  5. 絶縁される部品に形づけられた本体を有するプリフォーム型熱絶縁モジュールを部品に固定して、部品を熱絶縁する方法であって、前記プリフォーム型熱絶縁モジュールは、
    予め絶縁される部品に形づけられて形成され、前記本体を形づくった溝のない絶縁層であって、アクリル乳剤を含有してなる封止剤によって前記絶縁層内で封止された、モジュールに対して特異な方向性を有しない繊維を有する堅固な繊維状絶縁材料から構成され、組成および密度が前記絶縁層の断面全体に均一であり、絶縁される部品の表面に隣接する内面、外面および接触表面を有する絶縁層と、
    前記本体を形づくって前記絶縁層の外面に直接接着された非繊維状の弾性クラッド層と、
    前記絶縁層と前記クラッド層を有する2つの半円筒モジュールの接続のために、互いのクラッド層が前記絶縁層端面が接触するように重なり、前記半円筒型モジュールの長さ方向に沿って長手方向ビーズが形成され、かつ、前記2つの半円筒型モジュールのいずれか一方の両側部にその絶縁層を超えてクラッド層の重複部分を設け、他の一方の重複部分を設けていない半円筒型モジュールの表面に嵌合させながら接続して円筒型モジュールを形成し、
    上記円筒型モジュールを隣接する少なくとも1つの円筒型モジュールとヒンジ無しで接続するために、前記クラッド層が前記絶縁層端面が接触するように重なり、前記円筒型モジュールの長さ方向に沿ってその長手方向軸の両端で互いに重なるクラッド層を有し、また前記円筒型モジュールにおいては、長手方向に配置された前記隣接円筒型モジュールの位置に対する接続手段である円周方向ビーズがその両端部に円周方向に沿って形成され、かつ、前記円筒型モジュールおよび前記隣接円筒型モジュールの両端部に接続部分および重複部分を設け、前記円筒型モジュールおよび前記隣接円筒型モジュールの接続時に、前記接続部分および前記重複部分を嵌合させながら接続するように形成されており、
    そして前記部品を絶縁するために、前記半円筒型モジュールをそれぞれの前記接続手段によって接続することを特徴とする部品の熱絶縁方法。
  6. 前記部品はパイプであり、前記プリフォーム型絶縁モジュールは、前記異なるモジュールとの少なくとも部分的な接続のために、前記クラッド層と重なるように、前記モジュールの長さ方向に沿ってその長手方向軸の両側で前記絶縁層に重なるクラッド層を有した部分円筒モジュールであり、さらに前記モジュールは、長手方向に配置された隣接モジュールの位置に対する円周方向ビーズが、その長さ方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項5に記載の部品の熱絶縁方法。
  7. 前記プリフォーム型絶縁モジュールは、互いに締まり嵌合されることを特徴とする請求項56のいずれか一項に記載の部品の熱絶縁方法。
  8. 前記モジュールの前記内面は、前記部品の絶縁部分に直接接触することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の部品の熱絶縁方法。
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