JP4959948B2 - カプセルシェル - Google Patents

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    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
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Description

本発明は、ゼラチンに比較して類似のテクスチャー特性及び機能的特性を有する、種々のアシルジェランガムと澱粉及び可塑剤とのブレンドの製造方法に関する。本発明は、そのようなブレンドを使用して調整されるフィルム及びソフトカプセルの作製方法、並びにそのようなフィルム及びカプセルの作製方法にも関する。
ゼラチンは、多くの異なる食品の用途と同様に、ソフトゼラチンカプセル及びハードゼラチンカプセルシェルを含む種々の医薬用途に使用される。ソフトカプセルは、液体キャリアー中の、例えば栄養活性剤又は医薬活性剤の溶液又は分散体をカプセルに封入するのに使用され、そして飲み込み易く、運搬可能で、実質上味の無い形で、単位用量(unit dose)の正確な送達を可能にする、他の投与形態を超えた多くの利点を有する。
しかしながら、ゼラチンは、コスト及び安全な供給の継続性を含む多くの不利な点を有する。牛供給源(bovine sources)は、また菜食主義者及びコーシャ標準(Kosher standard)又はハラル標準(Halal standard)を維持することを望む人々のような特定の個々人にとって望ましくないものである。更に、ゼラチンは、古くなることによって或いはアルデヒドのような化合物との反応によって引き起こされる架橋を生じがちであって、それは胃液中でのゼラチンの溶解性を低下させる。
ゼラチンは、そのフィルムの融点より高い温度でそのカプセルの良好な密封性、カプセル封入装置における操作を耐え抜くのに充分な強度の湿潤フィルム、胃液中での溶解性、並びにカプセルの形成を可能にするのに充分な弾性を提供する。牛由来の製品における牛海綿状脳症(BSE)の懸念の高まりにつれて、ソフトカプセル中に25〜45%存在するようなゼラチンを置き換える多くの試みが為されて来ている。しかしながら、これらのアプローチは、通常、得られた生成物が受け容れ難いほど異なったテクスチャー特性及び/又は機能的特性を有するという失敗に終わっていた。
驚くべきことには、この度、種々のアシルジェランの澱粉とのフィルム形成性ブレンドの使用が、高いモジュラス並びに優れた強度及び伸びを有する優れた湿潤フィルムを提供することが見出された。更に、そのようなブレンド又はフィルムで出来たソフトカプセルは、良好な密封性を有している。
本発明は、ゼラチンに比較して類似のテクスチャー特性及び機能的特性を有する、種々のアシルジェランガムと澱粉及び可塑剤とのフィルム形成性ブレンドの製造方法に関するものであり、ゼラチンの代替として使用可能である。そのようなブレンドを使用して調整されたフィルムは、高いモジュラス並びに優れた強度及び伸びを有する。本発明は、また、そのようなブレンド又はフィルムを用いて調整された、良好な密封性を有するソフトカプセルにも関する。
ジェランガム(gellan gum)は、ここで用いられるように、好適な栄養培地中での微生物シュードモナス エロディア(Pseudomonas elodea)の好気性発酵によって得られる細胞外多糖を言う。当技術分野において開示されて来ているジェランガムの種々の形態が、本発明において使用され得る。
湿潤基準(on a wet basis)は、ここで用いられるように、50%(重量/重量)固形分でのものを意味するように意図されている。
カプセルシェル(capsule shell)は、ここで用いられるように、充填材料の外のカプセルを意味するように意図されている。
発明の詳細な説明
本発明は、ゼラチンに比較して類似のテクスチャー特性及び機能的特性を有する、種々のアシルジェランガムと澱粉及び可塑剤とのフィルム形成性ブレンドの製造方法に関する。そのようなブレンドを使用して調整されたフィルムは、高いモジュラス並びに優れた強度及び伸びを有する。本発明は、また、そのようなブレンド又はフィルムを用いて調整された、良好な密封性を有するソフトカプセルにも関する。
本発明のブレンドは、異なるアシル含有量を有する少なくとも2種のジェランガムを含むものであり、その一方が高アシル含有量を有するものであり、他方が低アシル含有量を有するものである。ここで用いられるように、高アシル含有量は、繰り返し単位当りで、40%より多いアセチルと45%より多いグリセリルの残留置換基(residual substituents)を意味するように意図されている。ここで用いられるように、低アシル含有量は、繰り返し単位当りで、25%未満のアセチルと15%未満のグリセリルの残留置換基を意味するように意図されている。
その高アシルジェランは、その弾性を増加させるために用いられるものであり、好適には湿潤基準でその組成物の約0.3〜5重量%の量で存在する。もう一つの態様では、高アシルジェランが、湿潤基準でその組成物の約0.5〜5重量%の量で存在する。低アシルジェランは、その剛性を増加させるために用いられるものであり、好適には湿潤基準でその組成物の約0.1〜4重量%の量で存在する。もう一つの態様では、低アシルジェランが、湿潤基準でその組成物の約0.1〜2重量%の量で存在する。一つの態様では、高アシルジェランの低アシルジェランに対する比(重量/重量)が、少なくとも約0.25:1.0であり、且つ約30.0:1.0以下である。そのジェランのブレンドは、モジュラスと強度の双方についての望ましいゲル強化効果を達成するために必要ないかなる量でも使用されて良く、一つの態様においては湿潤基準でその組成物の約0.4〜10重量%の量で使用される。また、そのジェランブレンドは、湿潤基準でその組成物の約1〜5重量%の量で使用されても良い。そのジェランは、その系の熱可逆性を可能にするためにも存在し、それは、低アシルジェランの量をその範囲の下限に低減させることによって、高められ得る。
そのブレンドは、また、少なくとも1種の澱粉を含む。ここで使用されるように、澱粉は、ここでの使用に適している自然のままの原料に由来する全ての澱粉を含むように意図されている。ここで用いられるように、自然のままの澱粉は、自然において見出されるようなものである。それらの変形を含めて、交雑種(crossbreeding)、転流(translocation)、逆位(inversion)、形質転換(transformation)、或いは遺伝子工学又は染色体工学のその他の方法を含む、標準的な育種(breeding)技術によって得られる植物に由来する澱粉も適している。加えて、突然変異育種の既知の標準的方法によって形成されても良い、上記の一般的な構成の人工的な突然変異及び変形から生長した植物に由来する澱粉も、ここでは適している。
その澱粉の典型的な原料は、穀物(cereals)、塊茎(tubers)、根(roots)、豆果(legumes)及び果実(fruits)である。自然のままの原料は、コーン(マイズ(maize))、えんどう(pea)、ポテト、さつまいも(sweet potato)、バナナ、大麦(barley)、小麦(wheat)、米、オート(oat)、サゴ(sago)、アマランス(amaranth)、タピオカ(tapioca)、葛うこん(arrowroot)、カンナ(canna)、モロコシ(sorghum)、及びそれらのワキシー及び高アミロースの変種であり得る。ここで使用されるように、「ワキシー」(waxy)は、約10重量%以下、詳細には約5重量%以下、より詳細には約3重量%以下、そして最も詳細には約1重量%以下のアミロースを含有する澱粉を含むように意図されている。ここで使用されるように、「高アミロース」(high amylose)は、少なくとも約40重量%、詳細には少なくとも70重量%、より詳細には少なくとも約80重量%のアミロースを含有する澱粉を含むように意図されている。ここで使用されるように、「アミロース含有」(amylose-containing)は、少なくとも約10重量%のアミロースを含有する澱粉を含むように意図されている。好適な澱粉は、一つの態様においてアミロース含有澱粉であり、もう一つの態様では、高アミロースではないアミロース含有澱粉である。
それらの澱粉は、当技術分野で既知であって、例えば米国特許第4,465,702号明細書、第5,037,929号明細書、第5,131,953号明細書及び第5,149,799号明細書に開示されている技術を使用して、α化(pregelatinize)されても良い。また、Starch: Chemistry and Technology, Vol. III- Industrial Aspects, R.L. Whistler and E.F. Paschall, Editors, Academic Press, New York 1967のチャプター XXII「Production and Use of Pregelatinized Starch」も参照されたい。
その澱粉は、自然のままの澱粉、又は改質された澱粉であっても良い。改質された澱粉は、ここで使用されるように、物理的に、化学的に及び/又は加水分解によって改質された澱粉を含むように意図されている。物理的な改質には、せん断又は熱的阻害によるもの、例えば米国特許第5,725,676号明細書に記載されたプロセスによるものが含まれる。
その澱粉は、化学的に改質されても良く、それには、架橋されたもの、アセチル化されたもの、有機的にエステル化されたもの、ヒドロキシエチル化されたもの、ヒドロキシプロピル化されたもの、リン酸化されたもの、無機的にエステル化されたもの、カチオン性、アニオン性、非イオン性、及び両性イオン性、並びにそれらのスクシネート及びその置換スクシネート誘導体が非限定的に含まれる。そのような改質は、当技術分野において、例えばModified Starches: Properties and Uses, Ed.Wurzburg, CRC Press, Inc., Florida (1986)で知られている。
それらの澱粉は、加水分解されても良く、好適な澱粉には、酸化、酸による加水分解、酵素による加水分解、熱及び/又は酸によるデキストリン化によって調整された流動性澱粉又はシン‐ボイリングスターチ(thin-boiling starch)が含まれる。これらのプロセスは、当技術分野において良く知られている。
ここでの使用に適した特性を有するいかなる澱粉も、多糖に固有の、又は化工中に生成される澱粉の臭い及び色を取り除くために、当技術において既知の方法によって精製されても良い。澱粉を処理するための好適な精製プロセスは、欧州特許第554,818号(Kasicaら)で代表される特許群に開示されている。粒状の又はα化された形のいずれかでの使用を意図された澱粉について、アルカリ洗浄技術も有用であり、米国特許第4,477,480号明細書(Seidel)及び第5,187,272号明細書(Bertalanら)で代表される特許群に開示されている。
本発明において好適な澱粉には、ヒドロキシプロピル化澱粉又はヒドロキシエチル化澱粉のようなヒドロキシアルキル化された澱粉、並びにアセチル化された澱粉を含む、安定化されたものが含まれる。デキストリン化された澱粉も好適である。一つの態様において、これらの澱粉は、約20〜90の範囲の水流動性(water fluidity)と共に、低い粘度を有するであろう。もう一つの態様では、それらの澱粉が約65〜85の範囲の水流動性を有する。ここで用いられるように、当技術分野において既知の水流動性は、100回転につき23.12±0.05秒を要する、粘度が24.73センチポアズの標準油を使用して30℃で標準化された、Thomas Rotational Shear-type Viscometer(ペンシルバニア州、フィラデルフィアのArthur A. Thomas社から商業的に入手可能)を使用して測定される。転化率が上昇するにつれて粘度が減少するように、澱粉の転化の度合いによる、異なる固形物レベルでの100回転の間に経過する時間を決定することによって、水流動性の正確で再現性のある測定が達成される。その転化は、酸化、酵素転化、酸による加水分解、熱及び/又は酸によるデキストリン化を含む、当技術において既知のいかなる方法によっても良い。
その澱粉は、望ましい粘度とフィルム厚さを達成するために必要ないかなる量で使用されても良い。その澱粉は、一つの態様において、湿潤基準でその組成物の約15〜40重量%の量で、もう一つの態様では約20〜35重量%の量で使用される。一つの態様では、その澱粉が、乾燥重量基準で、全ジェランの重量に対して少なくとも約6:1、且つ約60:1以下の比で添加される。
そのブレンドは更に少なくとも1種の可塑剤を含む。使用される可塑剤は、部分的に最終用途によるものであって、それにはグリセリン、ソルビトール、マルチトール、プロピレングリコール、及びポリエチレングリコールのような多価アルコール、単糖類、並びに多糖が含まれるように意図されている。一つの好適な態様において、それらの可塑剤にはグリセリン及びソルビトールが含まれる。その可塑剤は、望ましい可塑化効果を達成するために必要ないかなる量でも使用され得る。その可塑剤は、一つの態様において、湿潤基準でその組成物の約10〜25重量%の量で、他の態様では約13〜22重量%の量で使用される。その可塑剤は、通常その澱粉の約30〜80重量%の乾燥重量レベルで添加される。
もう一つの態様において、親水性の或いは表面が親水性に改質されたコロイド粒子が添加される。そのような粒子には、セルロース結晶粒子並びに二酸化珪素のようなシリコーン粒子が非限定的に含まれる。一つの態様では、その粒子がコロイド状の二酸化珪素である。これらの粒子は、望ましいフィルム強度を達成し、そのフィルムの乾燥時間を低減させ、そしてそのブレンドの粉末流動性を向上させるために必要ないかなる量でも使用され得る。それらの粒子は、一つの態様において、湿潤基準で組成物の約0.5〜10重量%の量で、もう一つの態様では約0.5〜5重量%の量で存在する。その親水性の或いは表面が親水性に改質されたコロイド粒子は、乾燥重量基準で、全ジェランの重量に対して少なくとも約0.2:1.0で且つ約5.0:1.0以下の比で添加される。
そのフィルムに逆の影響を与えない限り、その業界で通例であるように、他の添加剤がそのフィルムに任意に含有されても良く、それには、着色剤、風味、防腐剤、不透明化剤、脆化阻害剤、崩壊剤、及び緩衝剤が非限定的に含まれる。但し、そのブレンドは、好ましくは実質上ゼラチンを含まない。そのブレンドは、一つの態様において、0.1%未満のゼラチンを含み、もう一つの態様では0.05%未満のゼラチンを含み、更なる態様ではゼラチンを含まない。
そのブレンドは、ソフトカプセルシェルを製造するための、当技術分野で既知のプロセスである、ロータリーダイのドラム上にキャストするのに適した温液粘度(hot liquid viscosity)を有するという点で有利である。好適なブレンドは、一つの態様において、約30〜70%の固形分濃度で且つ約60〜100℃の温度において、約2,000〜約100,000センチポアズの熱間粘度を有し、もう一つの態様では約4,000〜約40,000センチポアズの熱間粘度を有する。
その乾燥ブレンドは、水に添加されて、使用されるフィルム又はカプセルのプロセスに適した固形分濃度に形成される。冷たいドラム上にその温液をキャストするためには、約30〜70%の固形分濃度が通常適している。直接の又は予備成形ペレットからの押出しを非限定的に含む、フィルム形成のための当分野で知られた他の方法が使用されても良い。そのフィルムは、カプセル封入プロセスの間に形成されても良く、或いは後の使用のために予備形成されても良い。
その結果得られた湿潤フィルムは、約5〜200kPaのモジュラスを有する。もう一つの態様において、その湿潤フィルムモジュラスは約10〜約250kPaである。モジュラス(modulus)は、ここで用いられるように、2mm/秒の速度を用いて、Texture Analyzer TA-XT2によって測定される単位伸長歪当りのフィルム応力として定義される。それらのフィルムは通常、水分の大幅な消失の前に、およそ60〜95℃のフィルムキャスト温度から室温まで冷却される。
そのフィルムは、また、約10〜約1,000kPaの湿潤強度を有する。もう一つの態様において、その湿潤強度は約20〜約500kPaである。湿潤強度(wet strength)は、ここで用いられるように、歪が単位の無い%である、伸び試験に関する応力/歪曲線による面積として定義される。
そのフィルムは、更に、約0.5〜約50MPaの乾燥モジュラスを有する。もう一つの態様において、その乾燥モジュラスは約1〜約20MPaである。乾燥モジュラス(dry modulus)は、ここで用いられるように、相対湿度50%で12時間より長い間乾燥されたフィルムのモジュラスとして定義される。そのフィルムは、約0.1〜約100MPaの乾燥強度も有する。もう一つの態様において、その乾燥強度は約0.2〜約50MPaである。湿潤フィルムは通常約50%〜約500%の破断伸度を有し、乾燥フィルムは通常約20%〜約150%の破断伸度を有する。
そのフィルムの特質は、回転装置上をも含む当分野で既知の技術を使用して、実質上ゼラチンを含まないカプセルシェルを形成するために使用されることを可能にする。それらのソフトカプセルシェルは、そのフィルムと同様の優れた特性及び優れた密封性を有する。いくつかの態様において、そのカプセルシェルは、約40〜95℃より高い温度において、約20〜60重量%の水分含有量で、密封され得る。更なる態様において、そのカプセルシェルは、同様の温度において、約30〜55重量%の水分含有量で密封され得る。別の態様において、その密封温度は45〜75℃の範囲にある。優れた密封(excellent seal)は、ここで用いられるように、漏れや引裂きも無く、カプセルが消費者に届くように、そのカプセルの更なる化工及び運搬に耐える密封性を意味するように意図されている。
ロータリーダイプロセスを使用して形成されたカプセルシェルは、約0.25〜1.8mmの厚さ、もう一つの態様では約0.6〜1.4mmの厚さを有し、ゼラチンカプセルシェルに類似した外観と感触であろう。それらのソフトカプセルシェルのための充填剤は、活性成分を含有する油、疎水性液体及びエマルションを含めた、当分野で通常使用されるいかなるものであっても良い。充填剤には、化粧品、バスオイル、食品、ビタミン、洗剤、液体、半固体(semisolids)、調味料(flavorings)及び医薬が含まれ得る。充填後に、それらのカプセルは、棚型乾燥を含めた当技術における通常の技術を用いて乾燥されても良い。
次の態様は、本発明を更に説明するために、参考態様と共に提示するものであって、いかなる点においても限定するものと解されるべきではない。
1.以下のものを含む組成物。
(a)高アシルジェランガム;
(b)低アシルジェランガム;
(c)澱粉;及び
(d)可塑剤
2.前記高アシルジェランガムが、繰り返し単位当りで、40%より多いアセチルと45%より多いグリセリルの残留置換基を有する、態様1に記載の組成物。
3.前記低アシルジェランガムが、繰り返し単位当りで、25%未満のアセチルと15%未満のグリセリル残留置換基を有する、態様1に記載の組成物。
4.前記高アシルジェランガムが、湿潤基準でその組成物の約0.3〜約5重量%の量で存在する、態様1に記載の組成物。
5.前記低アシルジェランガムが、湿潤基準でその組成物の約0.1〜約4重量%の量で存在する、態様1に記載の組成物。
6.(a)高アシルジェランガム;
(b)低アシルジェランガム;
(c)澱粉、及び可塑剤
を含有する組成物であって、そこでは該高アシルジェランガムが湿潤基準で該組成物の約0.3〜約5重量%の量で存在し、該低アシルジェランガムが湿潤基準で該組成物の約0.1〜約4重量%の量で存在する、組成物。
7.高アシルジェランの低アシルジェランに対する比が約0.25:1.0〜約30.0:1.0である、態様1に記載の組成物。
8.高アシルジェランの低アシルジェランに対する比が約0.25:1.0〜約30.0:1.0である、態様6に記載の組成物。
9.前記澱粉がアミロース含有澱粉である、態様1に記載の組成物。
10.前記澱粉が安定化された澱粉である、態様9に記載の組成物。
11.前記澱粉が、ヒドロキシプロピル化された澱粉、ヒドロキシエチル化された澱粉、アセチル化された澱粉及びそれらの混合物から成る群から選択されたものである、態様10に記載の組成物。
12.前記澱粉が、ヒドロキシプロピル化された澱粉、ヒドロキシエチル化された澱粉、アセチル化された澱粉及びそれらの混合物から成る群から選択されたものである、態様8に記載の組成物。
13.前記澱粉がデキストリン化された澱粉である、態様1に記載の組成物。
14.前記澱粉が、湿潤フィルム基準でその組成物の約15〜約40重量%の量で存在する、態様1に記載の組成物。
15.前記澱粉が、湿潤フィルム基準でその組成物の約15〜約40重量%の量で存在する、態様8に記載の組成物。
16.前記澱粉が、湿潤フィルム基準でその組成物の約15〜約40重量%の量で存在する、態様11に記載の組成物。
17.前記可塑剤が、グリセリンであって、前記澱粉の約30〜80重量%の量で存在する、態様1に記載の組成物。
18.前記可塑剤が、グリセリンであって、前記澱粉の約30〜80重量%の量で存在する、態様8に記載の組成物。
19.前記可塑剤が、グリセリンであって、前記澱粉の約30〜80重量%の量で存在する、態様11に記載の組成物。
20.親水性の、或いは表面が親水性に改質されたコロイド粒子を更に含む、態様1に記載の組成物。
21.親水性の、或いは表面が親水性に改質されたコロイド粒子を更に含む、態様8に記載の組成物。
22.親水性の、或いは表面が親水性に改質されたコロイド粒子を更に含む、態様11に記載の組成物。
23.以下のものを含有する組成物を含むカプセルシェル。
(a)高アシルジェランガム;
(b)低アシルジェランガム;
(c)澱粉;及び
(d)可塑剤
24.(a)高アシルジェランガム;
(b)低アシルジェランガム;
(c)澱粉;及び
(d)可塑剤
を含有するカプセルシェルであって、そこでは該高アシルジェランガムが湿潤基準で前記組成物の約0.3〜約5重量%の量で存在し、該低アシルジェランガムが湿潤基準で前記組成物の約0.1〜約4重量%の量で存在し、そしてそこでは高アシルジェランの低アシルジェランに対する比が約0.25:1.0〜約30.0:1.0である、カプセルシェル。
25.(a)高アシルジェランガム;
(b)低アシルジェランガム;
(c)澱粉;及び
(d)可塑剤
を含有するカプセルシェルであって、そこでは該澱粉が、ヒドロキシプロピル化された澱粉、ヒドロキシエチル化された澱粉、アセチル化された澱粉及びそれらの混合物から成る群から選択された、安定化されたアミロース含有澱粉である、カプセルシェル。
次の実施例は、本発明を更に説明するために提示するものであって、いかなる点においても限定するものと解されるべきではない。用いられている全ての%は、重量基準のものである。
次の粘度測定が実施例を通して使用される。
予備加熱(90℃まで)された熱セル中に、流れバスで加熱調理された溶液を速やかに注ぎ込む。次いで、その溶液の温度を90℃に安定化させた。Brook Field Viscometer DV-II+、及びスピンドル番号21または27を使用して、その静的粘度を測定した。
実施例を通して、以下の成分が使用される。
澱粉A: 水流動性が80のヒドロキシプロピル化されたコーンスターチ。
澱粉B: 水流動性が60のヒドロキシプロピル化されたワキシーコーンスターチ。
澱粉C: 水流動性が75の、冷水に可溶な、ヒドロキシプロピル化されたワキシーコーンスターチ。
澱粉D: 高度に分解されたワキシーコーンスターチ。
澱粉E: 水流動性が40のヒドロキシプロピル化されたタピオカ澱粉。
澱粉F: 水流動性が70のヒドロキシプロピル化されたワキシースターチ。
澱粉G: 水流動性が65のヒドロキシプロピル化されたワキシースターチ。
Kelcogel LT 100: CP Kelco社(デラウエア州 Wilmington)から商業的に入手可能な高アシルジェランガム。
Kelcogel F: CP Kelco社(デラウエア州 Wilmington)から商業的に入手可能な低アシルジェランガム。
Aerosil 200: Degussa社(オハイオ州 Akron)から商業的に入手可能なシリカ充填剤。
Avicel PH101: FMC社(ペンシルバニア州 Philadelphia)から商業的に入手可能な微結晶性のセルロース粒子。
グリセリン: Aldrich社(ウイスコンシン州 Milwaukee)から商業的に入手可能。
ソルビトール: Aldrich社(ウイスコンシン州 Milwaukee)から商業的に入手可能。
実施例1‐ブレンドの調整
a. 1.5gのKelcogel LT100、1gのKelcogel F、1gのAerosil 200、及び30gの澱粉Aで、粉末ブレンドを予備混合した。48.5gの蒸留水中に溶解した18gのグリセリンを含むビーカー中に、その粉末混合物を添加した。その混合物全体をブレンドして、濃密なペーストを形成した。次いで、その溶液がスムースで透明に近くなるまで、スチームバスを用いて約90℃〜100℃で1〜2時間攪拌しながら、そのペーストを加熱調理した。その最終粘度は30,000〜50,000センチポアズであった。
b. Aerosilを使用せず、49.5gの水を用いる以外は、実施例1aを繰り返した。その出来上がった物の粘度と湿潤フィルム強度は、実施例1aのものから見てわずかに低下した。
c. 澱粉Aを澱粉Eで置き換える以外は、実施例1aを繰り返した。その出来上がった物の粘度は70,000センチポアズであった。その湿潤フィルム強度は、実施例1aのものより少し高かった。
d. 13gの量でグリセリンを使用し、53.5gの量で蒸留水を使用する以外は、実施例1aを繰り返した。結果的に得られた物の粘度は実施例1aのものと同様であり、その乾燥フィルムは実施例1aのものより高いモジュラスと少ない伸びを有していた。
e. グリセリンの代わりに15gのソルビトールを用い、蒸留水を51.5gの量で用いる以外は、実施例1aを繰り返した。結果的に得られた物の粘度は実施例1aのものと同様であった。
f. Kelcogel LT 100及びKelcogel Fの量をそれぞれ2g及び0.5gとする以外は、実施例1aを繰り返した。実施例1aのものに比べて、その溶液の粘度が増加し、その湿潤フィルム強度が増加し、そしてその密封性が改善された。
g. 澱粉と水の量をそれぞれ45gと33.5gにする以外は、実施例1aを繰り返した。その粘度はおよそ15,000センチポアズであり、その湿潤フィルム強度が実施例1aのものから改善された。
h. Aerosilの代わりにAvicel PH101を3g使用し、水を46.5g使用する以外は、実施例1aを繰り返した。その溶液の粘度は実施例1aのものから少し増加し、その湿潤フィルム強度が実施例1aのものから改善された。
i. 最終ペースト中で塩化ナトリウムが10ミリモル濃度となるように、水‐グリセリン混合物に塩化ナトリウムを添加する以外は、実施例1aを繰り返した。その湿潤フィルム強度が実施例1aのものから改善された。
j. 最終ペースト中で硝酸カルシウムが10ミリモル濃度となるように、水‐グリセリン混合物に硝酸カルシウムを添加する以外は、実施例1aを繰り返した。その湿潤フィルム強度が実施例1aのものから改善された。
k. Kelcogel Fをグアーガム(guar gum)で置き換える以外は、実施例1aを繰り返した。その湿潤フィルム強度が実施例1aのものから低下した。次いで、グアーガムの代わりに寒天(agar)を用いてその実施例を繰り返したが、その湿潤フィルム強度も低下した。
l. 水の量を60gとする以外は、実施例1aを繰り返した。その溶液の粘度はおよそ5,000センチポアズであった。その湿潤フィルム強度は低下した。カプセルを密封するためには、そのフィルムを更に乾燥することが必要であった。
実施例2‐フィルムの調整
実施例1から出来上がった溶液を、その温度に維持しながら、素早く脱ガスさせ、そして0.6〜1.4mmギャップを有するフィルム引き機(drawer)を用いて、植物油又は他の剥離剤の薄い層で覆ったガラス又は金属の基材上にフィルムをキャストした。
湿潤フィルムをおよそ22.5℃の室温まで冷却した直後に、各々の湿潤フィルムのサンプルを得た。22.5℃、50%の相対湿度で約24時間の間乾燥した後に、乾燥フィルムのサンプルを得た。
実施例3‐機械的試験
それらのフィルムサンプルを20mmの幅で55mmの長さに切断した。それらをTexture Analyzer TA‐XT2上に積み上げた後において、それらのフィルムは20mmの初期フィルム長さを有していた。次いで、それらを2mm/分の一定速度で破断するまで引き伸ばした。5kgのTexture Analyzerトランスデューサーを用いて、その応力を測定した。それらの応力/歪曲線が自動的に記録された。
その最大強度を破断伸度で割って、モジュラスを算出した。その応力/歪曲線の下方の面積を積分することによって、フィルム強度を算出した。
実施例4‐機械的性質
実施例1aの測定結果から、28kPaの湿潤フィルムモジュラス、98kPaの湿潤フィルム強度、約320%の湿潤フィルム破断伸度、4.5MPaの乾燥フィルムモジュラス、25MPaの乾燥フィルム強度、及び約59%の乾燥フィルム破断伸度を得た。
実施例5‐充填カプセルの調整
5a. 実施例2の湿潤フィルムを使用し、手動の成形機で、そして植物油を充填剤の例として用いることによって、カプセルを形成した。最初に、小さいキャビティを有する加熱された金属の上にそのフィルムを配置させ、そして減圧を使って、そのキャビティ表面に湿潤フィルムを順応させた。次いで、その油を素早く添加してそのキャビティを充満させた。もう一つの湿潤フィルムをその上に配置させた。最後に、加熱された金属ピースを使って、その金属ピースの底部に対して加圧した。カプセルが形成され、そのカプセルを成形機から取り除いた。その手動の成形機を45〜75℃に維持した。
5b. 湿潤フィルム中の水分を低下させる以外は、5aにおけるのと同様にカプセルを形成した。その密封性は改良されて、そしてそのカプセルはより強かった。
実施例6‐リボンの調整
温度の制御されたサンプルフィーダーを備えたローラーコーターを使用して、長いリボンを作製した。片側剥離ライナーを備えたポリエチレンテレフタレート(PET)基材上に、それらのリボンをキャストした。そのフィルムをトンネル乾燥機に通過させて、その水分を除去した。
6a. それらの出来上がったリボンを直接カプセル成形機に供給して、カプセルを形成した。
6b. それらの乾燥されたリボンを後の使用のために保管した。保管後のカプセル形成のために、そのフィルムに十分な柔軟性を付与するのに、水スチーム中にそのフィルムを走らせるなどの再湿潤化が有用であった。
実施例7‐カプセルの特性
それらのカプセルは、ドラムコーターを用いるカプセル成形機上の種々のダイを使用することによって、種々のサイズと形状に成形され得る。それらのカプセルは、澄んだものであって、わずかに半透明であった。その乾燥されたカプセルは、少なくとも6ヶ月間の間安定であって、水中及び胃液中の両方で適度な溶解性を呈した。

Claims (6)

  1. 組成物を含むカプセルシェルであって、前記組成物が、
    a.湿潤基準で前記組成物の0.3〜5重量%の量で存在する高アシルジェランガム;
    b.湿潤基準で前記組成物の0.1〜4重量%の量で存在する低アシルジェランガム;
    c.澱粉;及び
    d.乾燥重量基準で前記澱粉の30〜80%の量で存在する可塑剤
    を含有し、前記澱粉が、ヒドロキシアルキル化された澱粉、アセチル化された澱粉、デキストリン化された澱粉、及びそれらの混合物から成る群から選択される、カプセルシェル。
  2. 前記高アシルジェランガムが、繰り返し単位当りで、40%より多いアセチルと45%より多いグリセリルの残留置換基を有し、前記低アシルジェランガムが、繰り返し単位当りで、25%未満のアセチルと15%未満のグリセリルの残留置換基を有する、請求項1に記載のカプセルシェル。
  3. 前記高アシルジェランの前記低アシルジェランに対する重量比が、0.25:1.0〜30.0:1.0である、請求項1又は2に記載のカプセルシェル。
  4. 前記澱粉が、ヒドロキシプロピル化された澱粉、ヒドロキシエチル化された澱粉、アセチル化された澱粉及びそれらの混合物から成る群から選択される安定化澱粉である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のカプセルシェル。
  5. 前記澱粉が、湿潤フィルム基準で前記組成物の15〜40重量%の量で存在する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のカプセルシェル。
  6. 前記可塑剤がグリセリンである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のカプセルシェル。
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