JP4958956B2 - 舗装道路 - Google Patents

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本発明は、透水性と保水性を兼備した舗装道路に関する。
近年、地球温暖化に伴い日本各地で異常高温及び局地的な集中豪雨が発生している。異常高温時には、舗装道路からの日光の照り返しによってヒートアイランド現象が生じている。また、集中豪雨時には、大量の雨水が舗装道路から地下に浸透せずに側溝に流れ込むことにより、側溝や河川が氾濫し、家屋の床上又は床下浸水が起きている。
これら災害の発生原因の一つとして、舗装道路の原料にアスファルトを通常用いていることが指摘されている。アスファルトの舗装道路は、雨水等を地面に浸透させないし、日光の熱を吸収するからだと思われる。地面であれば、集中豪雨の場合には一定量の雨水を保水し、日光の熱を受けた場合には地面に含んだ水分を蒸発させるので、このような災害が起こり難い。
そこで、これら災害をできる限り防ぐために透水性と保水性を兼備した舗装道路について色々特許出願がなされている。特許文献1には、土のうを敷き詰め、その上に透水板を敷設したものが開示されている。
特開2006−118327号公報
土のうは、十分に吸水すれば膨張するものである。それにもかかわらず、土のうを敷き詰めた上に透水板を敷設してあるので、土のうが十分に吸水すればその分だけ路面高さ(透水板の高さ)が上昇することになり、舗装道路として使用するには妥当でない。また、透水板等の重みによって土のうが十分に吸水できないものであれば、その吸水能力は十分に発揮されていない。
本発明の舗装道路は上記実情を考慮して創作されたものであり、その解決課題は、透水性と保水性を兼備させ、その上、保水(吸水)能力を十分に発揮させながらも路面高さを殆ど変化させないようにすることである。
請求項1の発明は、上面に上向溝を備える床ユニットと、床ユニットの上向溝の奥部に収容される吸水性ユニットと、上向溝の入口部に収容される吸水スポンジと、吸水性ユニット及び吸水スポンジが積み重なって収容された床ユニットの上に載せる透水性シートと、透水性シートの上に載せる砂と、砂の上に載せる透水性ブロックとを有し、床ユニットの上向溝の上側に吸水性ユニット、吸水スポンジ、透水性シート、砂、透水性ブロックを順番に積み重ねた積層構造とし、床ユニットには上向溝に通じる水抜き孔を設け、上向溝の奥部における溝幅方向には吸水性ユニットが膨張するための膨張空間を備えていることを特徴とする。
上向溝は、上方向に開口している溝であれば良く、形状を問わない。また、吸水性ユニットも上向溝よりも小さなものであれば形状を問わない。しかし、吸水性ユニットが上方に膨張するのをより効率良く抑えるには、次のようにすることが望ましい。すなわち、請求項2の発明のように、上向溝は、入口部の溝幅を奥部の溝幅に比べて狭く形成してあり、乾燥状態では吸水性ユニットは、入口部の溝幅よりも左右に張り出す形態で奥部に収容されていることである。
吸水性ユニットの上面は、その上に吸水スポンジ及び透水性シートを介してレベル調整用の砂を載せる関係上、ほぼ平らであることが理想的だが、吸水時にできるだけ直方体形状のまま膨張させるには、次のようにすることが望ましい。すなわち、請求項3の発明のように、上向溝がコ字形状の両端を内向きに屈曲したリップ溝形状であり、乾燥状態では吸水性ユニットがほぼ直方体形状であることである。
請求項4の発明は、上面に上向溝を備える床ユニットと、床ユニットの上向溝に収容される吸水性ユニットと、吸水性ユニットが収容された床ユニットの上に載せる透水性シートと、透水性シートの上に載せる砂と、砂の上に載せる透水性ブロックとを有し、床ユニットの上向溝の上側に吸水性ユニット、透水性シート、砂、透水性ブロックを順番に積み重ねた積層構造とし、床ユニットには上向溝に通じる水抜き孔を設け、上向溝の溝幅方向には吸水ユニットが膨張するための膨張空間を備えていることを特徴とする。請求項4の発明と請求項1の発明の相違点は、吸水スポンジの有無である。
吸水性ユニットの上面は、その上に透水性シートを介してレベル調整用の砂を載せる関係上、ほぼ平らであることが理想的だが、吸水時にできるだけ直方体形状のまま膨張させるには、次のようにすることが望ましい。すなわち、請求項5の発明のように、上向溝がコ字形状であり、乾燥状態では吸水性ユニットがほぼ直方体形状であることである。
また、吸水性ユニットは、袋の中に粒状の吸水材を充填して作った場合、乾燥状態時では直方体形状であっても、円柱形状に膨らもうとする。上面ができるだけ平らな状態を維持し、その上側の吸水スポンジ又は透水性シートに密着した状態を維持して、吸水性ユニットの水分を毛細管現象により透水性ブロック側に導きやすくするには次のようにすることが望ましい。すなわち、請求項6の発明のように、吸水性ユニットは、断面ほぼ矩形の筒状の袋に粒状の吸水材を充填してあり、非伸縮性のバンドを、袋の断面ほぼ矩形の全周に沿って固定してあることである。
袋は、上面、左右側面、底面いずれも同じ素材で作っても良いが、吸水性ユニットが水分を吸収しやすく、逆に水分を気化させやすくするには、次にようにすることが望ましい。すなわち、請求項7の発明のように、袋は、上面の生地に、左右側面及び底面の生地よりも透水性が高く且つ吸水材の膨張時に伸び具合が悪いものを用いることである。
上向溝には、吸水性ユニットのみ、又は吸水性ユニットと吸水スポンジのみを収容してもよいが、次のようにしてもよい。すなわち、請求項8の発明のように、上向溝には透水性スペーサ及び吸水性ユニットを順番に積み重ねてあることである。
請求項1の発明の舗装道路は、吸水性ユニットが水分を吸収し、吸水性ユニットで吸収しきれなかった水分が床ユニットの水抜き孔から排水されるので、保水性と排水性を兼備している。そして、集中豪雨のようなときには、吸水性ユニットが膨張空間を利用して上向溝の中で膨れるので、多量の水分を吸収することになり、その能力範囲内で河川の洪水等を防ぐことができる。しかも、床ユニットの上向溝の上側には吸水性ユニット、吸水スポンジ、透水性シート、砂、透水性ブロックが積層している構造であると共に、吸水性ユニットが収容された上向溝の奥部の内側左右に膨張空間を形成してあることから、吸水性ユニットが横方向に膨張しやすく、上方向には膨張しづらく、たとえ上方向に少しばかり膨張したとしても、その膨張分だけ吸水スポンジが凹むことになる。従って、吸水の有無に関わらず、透水性ブロックの高さ(路面高さ)を維持でき、実用に値するものである。
また、床ユニットの上向溝の上側には吸水性ユニット、吸水スポンジ、透水性シート、砂、透水性ブロックが積層している構造であることから、気温が上昇した場合には、吸水性ユニットに含まれる水分が毛細管現象により吸水スポンジ、透水性シート、砂、透水性ブロックを経て気化することになり、気温を下げることができる。
その上、透水性ブロック、吸水スポンジ、吸水性ユニット、床ユニットは、施工現場以外の工場等で製造されるので、これらを運んで設置することで、施工性が向上する。
請求項2の発明は、上向溝が入口部の溝幅を奥部の溝幅に比べて狭く形成してあり、乾燥状態では吸水性ユニットが入口部の溝幅よりも左右に張り出す形態で奥部に収容されているので、吸水性ユニットが上方に膨張しようとしても、入口部の底に吸水性ユニットが干渉して上方に膨張するのを阻止するので、吸水スポンジの凹む量を減らしながらも吸水性ユニットの高さが殆ど変わることなく維持され、路面高さを維持できる。
請求項3の発明は、上向溝がコ字形状の両端を内向きに屈曲したリップ溝形状であり、乾燥状態では吸水性ユニットがほぼ直方体形状であるので、吸水による膨張時にも吸水性ユニットの直方体形状ができる限り維持され、吸水スポンジの凹む量を一段と減らしながらも吸水性ユニットの上面の平らさが維持され、路面高さを維持できる。
請求項4の発明は、吸水性ユニットの上側に吸水スポンジが無いが、請求項1と同様の構造であることから、吸水性ユニットが横方向に膨張しやすく、吸水時においても吸水性ユニットの高さが殆ど変わらないことになり、路面高さをほぼ維持でき、実用に値するものである。また、請求項1と同様に、気温が上昇した場合には、吸水性ユニットに含まれる水分が毛細管現象により気化することになり、気温を下げることができる。その上、透水性ブロック等は、施工現場以外の工場等で製造されるので、施工性が向上する。
請求項5の発明は、上向溝がコ字形状であり、乾燥状態では吸水性ユニットがほぼ直方体形状であるので、吸水時にもその直方体形状ができる限り維持され、吸水性ユニットの上面の平らさが維持され、路面高さをほぼ維持できる。
請求項6の発明は、吸水性ユニットが断面ほぼ矩形の筒状の袋に粒状の吸水材を充填してあるにも関わらず、非伸縮性のバンドを袋の断面ほぼ矩形の全周に沿って固定してあるので、吸水状態でも袋ができる限り断面ほぼ矩形のまま膨張して、その上面ができるだけ平らな状態を維持する。従って吸水性ユニットは、その上側の吸水スポンジや透水性シートに密着した状態を維持できる。
請求項7の発明は、袋の上面の生地に、左右側面及び底面の生地よりも透水性が高く且つ吸水材の膨張時に伸び具合が悪いものを用いるので、吸水性ユニットが上面を平らに維持でき、その結果、水分を吸収しやすく、逆に水分を気化させやすくなる。
請求項8の発明は、上向溝には透水性スペーサ及び吸水性ユニットを順番に積み重ねてあるので、上向溝が深い場合には透水性スペーサの上に吸水性ユニットを載せることで、吸水スポンジ又は吸水性ユニットの上面を床ユニットの上面に合わせることができ、施工性が向上する。
本発明の舗装道路を示す縦断面図である。 床ユニットよりも下側をも示す縦断面図である。 舗装道路を示す分解斜視図である。 (イ)(ロ)図は、実験1における1日目、2日目の結果を示すグラフである。 (イ)(ロ)図は、実験2における1日目、2日目の結果を示すグラフである。 本発明の第2例の舗装道路を示す縦断面図である。 第2例の舗装道路を示す分解斜視図である。 本発明の第3例の舗装道路を示す縦断面図である。
本発明の舗装道路の用途は、主に歩道である。本発明の舗装道路10は、図1、図3に示すように、床ユニット1、吸水性ユニット2、透水性シート3、砂4、及び透水性ブロック5によって構成され、これらを路床6の上に積層した構造である。以下、詳述する。
路床6は、掘削した地面61の上に砕石62を敷き、転圧したものである。砕石62は、自然のものであってもよいが、人工のものであっても良い。
床ユニット1は、その上面に縦断面コ字形状(U字形状)の上向溝11を備えるものであって、上向溝11には水抜き孔12を連通して設けてある。より詳しくは、上向溝11の底部には真下に貫通する水抜き孔12を長手方向に間隔をおいて形成してある。床ユニット1には、上向溝11を複数本並列しているブロックや、縦断面U字形状のものを用い、これらの原料には、合成樹脂(例えば高密度ポリエチレン)やコンクリートを用いる。床ユニット1に非透水性を有するものを用いれば舗装道路10の保水効果が向上し、透水性を有するものを用いれば舗装道路10の排水効果が向上する。また、床ユニット1は、上向溝11の中に吸水性ユニット2を収容してある。床ユニット1の上面と吸水性ユニット2の上面とはほぼ同じ高さに合わせてある。また、床ユニット1は、その上向溝11の溝幅を乾燥状態の吸水性ユニット2の横幅よりも広く形成してある。そして、上向溝11の溝幅中央部に吸水性ユニット2を載せることにより、吸水性ユニット2の左右側面と上向溝11の左右内側面との間に膨張空間13を形成し、吸水性ユニット2の膨張に対応できるようにしてある。
吸水性ユニット2は、ほぼ直方体形状であって、袋21の中に粒状の吸水材(多孔質砂、吸水性ポリマー、炭)、粒状のホタテ貝殻、及び銀箔を原料として詰めたものである。乾燥状態において袋21の中の空間の殆ど(95%以上)は、多孔質砂によって占有されている。一例として袋21の空間が22.5リットル(高さ×横幅×奥行き:150×150×1000mm)の場合、乾燥状態の容積比で、多孔質砂、吸水性ポリマー、ホタテ貝殻、炭、銀箔の配合割合(単位リットル)は、21.684:0.286:0.330:0.200:ほぼ0(127mm×127mmを3枚)にしてある。
袋21は、上向溝11の形状に合わせたほぼ直方体形状である。「ほぼ」としてあるのは、袋21は柔らかい生地で作られていること、また、袋21に吸水材等を詰めると、吸水材等の重量によって袋21の形状がさらに崩れるからである。袋21は、上面、左右側面、底面、及び前後面の生地を逢着して、縫い代21aが外側にでるようにしてある。袋21の上面の生地にはその他の面(左右側面、前後面及び底面)の生地に比べて透水性が高く且つ伸び具合の悪いものが使用される。例えば合成繊維でありながら親水基を持つ繊維が用いられ、小雨の様な水滴も透水して吸水材が吸収できるようにする。一方、袋21の上面以外の面の生地は、上面の生地に比べて強度の高いもの、例えば不織布を用いる。
また、袋21にはバンド22が長手方向に間隔をおいて固着してある。バンド22は、袋21の内側全周に沿って全体としてほぼ矩形のリング形状となるように逢着されている。より詳しく言えば、バンド22は、各生地の内側に沿って縫い代21aの分も含めて逢着されているので、ほぼ矩形のリング形状の四隅から縫い代相当分22aだけ、はみ出す形状となっている。
このバンド22は、上面の生地をできる限り水平に保ち、上面の生地から雨水を吸収しやすいようにするために用いられる。バンド22は、非伸縮性の合成樹脂製品(例えばポリプロピレン製品)である。上面の生地と左右側面及び底面等の生地とに別の素材の生地を用いたことから、これらは、吸水時の伸び具合に差がある。従って、バンド22がない場合には、吸水材の吸水に伴って袋21が膨張したときに、袋21が円柱状に膨らむことがあり、これでは、上面の生地の一部だけが透水性シート3に接することになり、吸水性ユニット2とその上側の透水性シート3との毛細管現象が働き難くなる。このようなことをバンド22は防いでいる。
多孔質砂は、多孔質で孔が貫通しているもの(水に浮かない軽石を砕いたもの)を用いる。これは、水を濾過及び吸水する機能、並びに毛細管現象で袋21の中の水を上方に導き透水性ブロック5を湿らせる機能、袋21の形状特に袋21の上面の生地が水平な状態を維持する機能を有する。また、これは、吸水力が容積比70%で、乾燥時においては軽量であるため、輸送、取り扱いに優れている。多孔質砂の代わりに、ゼオライト、繊維屑、木屑等を用いても良い。
吸水性ポリマーは、重量比で粒子の30〜40倍の水分を吸収し、塩基分解せず、耐酸性、耐アルカリ性のあるものを用いる。袋21の中にこのような高い吸収率の吸水性ポリマーだけを入れておくことはしない。というのも、乾燥した状態と多量に吸水した膨張状態とで吸水性ポリマーは容積に大差がある。膨張状態で上向溝11が一杯に塞がれるように配慮して乾燥状態の容積を設計すると、吸水性ユニット2の容積が上向溝11のそれに比べて小さくなりすぎ、その反面、膨張空間13が広くなりすぎ、透水性シート3の上に砂4を撒いた際に、砂4の重みで透水性シート3が膨張空間13に落ち込み易くなり、施工し難くなるからである。
炭(木炭)は吸水効果もあるが、主に消臭効果のために用いる。
ホタテ貝殻は、酸性雨の中和のために用いる。カキの殻や、石灰石等でも良い。
銀箔は、銀イオンによる殺菌効果のために用いる。
透水性シート3及び砂4は、汎用されているものを用いる。透水性シート3によって、その上に撒く砂4が床ユニット1の上向溝11に落ちないようになる。
また、透水性ブロック5は、周知の透水性インターロッキングブロックを用いる。透水性ブロック5はその横幅を床ユニット1の上向溝11の溝幅よりも広くしてある。
床ユニット1、吸水性ユニット2、透水性シート3及び透水性ブロック5は、施工現場とは別の工場等で予め生産されたものである。
上述した舗装路は以下の(1)〜(7)の手順で施工する。
(1)まず、掘削した地面61の上に砕石62を敷いて転圧することにより、路床6を作る。
(2)次に、床ユニット1を運んで、路床6の上に載せる。
(3)続いて、床ユニット1の上向溝11の溝幅中央部に吸水性ユニット2を入れる。すると、上向溝11の溝幅左右両側には膨張空間13が形成され、床ユニット1の上面と吸水性ユニット2の上面とがほぼ同じ高さになる。
(4)その後、透水性シート3を床ユニット1の上に敷く。
(5)透水性シート3の上に砂4を撒いて転圧することにより、砂4の層を数cm作り、表面を平らにする。
(6)砂4の上に透水性ブロック5を載せ、転圧する。なお、透水性ブロック5を載せる際には、その両端部が床ユニット1の上向溝11の溝幅よりも外側に位置するように配慮する。従って、上向溝11に透水性ブロック5が落ち込むことは無く、荷重は透水性ブロック5の上から床ユニット1にかかるようになっている。
(7)最後に、透水性ブロック5の間に別の目地砂を撒いて、透水性ブロック5同士の噛み合わせを強固にする。
上述した舗装道路10は、以下の要領で透水及び保水をする。雨が降ると、透水性ブロック5から砂4、透水性シート3を経て、吸水性ユニット2に水が浸み込む。雨の量が増えると、吸水性ユニット2で吸収しきれない分の水は、床ユニット1の水抜き孔12から路床6に排出される。また、図2に示すように路床6の下に雨水貯留槽50を埋設しておくと、路床6に排出された水が雨水貯留槽50の上側の通水孔51から内部に溜まる。
なお、図示しないが、多数の床ユニット1を互いの上向溝11がその長手方向に沿って連続する状態で敷設して、上述した舗装道路10をある一定区間連続して作った場合には、例えば30mごとに図2と同様の雨水貯留槽を床ユニット1同士の間に挟まれるように埋設しておけば、この雨水貯留槽の上蓋を地上から開いて、中に溜まっている雨水等を掬って透水性ブロック5にかけてやることもでき、打ち水効果を発揮させることができる。
また、上述した舗装道路10は、日光によって暖まると、吸水性ユニット2に浸み込んだ水が毛細管現象により透水性シート3、砂4、透水性ブロック5を経て蒸発するので、冷却効果が高いものである。なお、吸水性ユニット2の特性が劣化してきた場合には、透水性ブロック5、砂4、透水性シート3を順番にはぐれば、吸水性ユニット2を取り出すことができ、交換しやすい。
上述した舗装道路の特性を簡易に評価するために、以下の試料(サンプル1と比較例1)を利用して、実験1を行った。
サンプル1:合成樹脂製品の床ユニットの上向溝に透水性スペーサ(透水性ブロックを小型化したもの)、吸水性ユニットを順次載せ、床ユニットの上に透水性シート、透水性ブロックを順次載せたもの。但し、吸水性ユニットと透水性シートの間には隙間が20mm程あいている。
比較例1:床ユニットの上向溝に透水性スペーサを収容し、透水性ブロックの代わりに非透水性ブロックを床ユニットの上に敷いたもの。
透水性ブロック及び非透水性ブロックの形状 縦×横×厚み:300×300×60mm。透水性ブロックの表面色:薄い桃色。非透水性ブロックの表面色:灰色。透水性シートの厚み:4mm。なお、透水性ブロック、吸水性ユニットは、恒温恒湿室20℃、65%の中に1週間入れ、状態調整を行った。
実験1の条件
試験場所は、人工気象室で、並列したサンプル1と比較例1の片側側方に日射装置を配置してある。日射装置は、多数のライトを鉛直方向及び水平方向に行列状に配列したものである。試験工程は、下記表1の通りである。
Figure 0004958956
表1の第2、第6工程では、人工気象室内は、夏を想定して、室温35℃、湿度40%以下を目標に設定する。第3、第4、第7、第8工程では透水性ブロックの日射が3.5kW/m2となる条件で照射する。また、第4、第8工程では、開始直後に打ち水として、透水性ブロック及び非透水性ブロックに2リットルの水道水をじょうろで1分以内に散水し終える。
図4(イ)(ロ)には、実験1の結果をグラフで示してある。
第3工程の終了後の測定結果。
サンプル1の透水性ブロックの表面温度:46.5℃。
比較例1の非透水性ブロックの表面温度:49.0℃。
第3工程の打ち水直後からの試験結果。
サンプル1の透水性ブロックの表面温度は一挙に低下し、その後、比較例1よりも緩やかに温度が上昇して38.5℃に到達し、そのまま2時間程安定しから温度が再度上昇する。
一方、比較例1の非透水性ブロックの表面温度も一挙に低下し、その後、急激に温度が上昇して41℃に到達し、そのまま1時間程安定してから温度が再度上昇する。
実験1の検証。
サンプル1と比較例1との試験結果の差は、透水性ブロックと非透水性ブロックとの特性の差、並びに吸水性ユニット及び透水性シートの有無によるものと考えられる。
上述した舗装道路の特性を評価するために、以下の試料(サンプル2、比較例2)を利用して、実験2を行った。
サンプル2:サンプル1とほぼ同一であり、異なるのは、上向溝に載せる透水性スペーサの厚みを80mmにしたことである。厚みを厚くすることにより、吸水性ユニットと透水性シートとの間に隙間がないようにし、毛細管現象が働き易いようにしている。
比較例2:床ユニットの上向溝に何も収容せずに、透水性ブロックを床ユニットの上に敷いたもの。
実験2の条件は、実験1と同じである。
図5(イ)(ロ)には、実験2の結果をグラフで示してある。
第3工程の終了後の測定結果。
サンプル2の透水性ブロックの表面温度:44.8℃。
比較例2の透水性ブロックの表面温度:46.8℃。
第4工程の打ち水直後からの試験結果。
サンプル2の透水性ブロックの表面温度は一挙に低下し、その後、比較例2よりも緩やかに温度が上昇して38.5℃に到達し、そのまま1時間程安定してから温度が再度上昇する。一方、比較例2の透水性ブロックの表面温度も一挙に低下し、その後、急激に温度が上昇して38.5℃に到達し、そのまま2時間程安定してから温度が再度上昇する。
第8工程の終了後の測定結果。
サンプル2の透水性ブロックの表面温度45.4℃。
比較例2の透水性ブロックの表面温度45.8℃。
実験2の検証。
サンプル2と比較例2との試験結果の差は、吸水性ユニット、透水性スペーサ及び透水性シートの有無によるものと考えられる。
実験1と2とを総合して検証すると、吸水性ユニットが透水性スペーサを介して透水性ブロックに接していること(隙間のないこと)が、気温の上昇を抑制するには効果的であると分かる。
図6、図7は本発明の第2例の舗装道路を示すものである。これは、先例と比べると、吸水スポンジ7を更に構成要素として備えている。吸水スポンジ7は、柔軟な連続気泡フォーム(例えばウレタンスポンジ)であって、直方体形状である。吸水スポンジ7も、先例と同様、施工現場とは別の工場等で予め生産したものである。また、先例と比べると、床ユニット1の上向溝11が入口部11aの溝幅を奥部11bのそれに比べて狭く形成してある。ここでは、コ字形状の両端を内向きに屈曲して溝幅を狭めている形状、つまりリップ溝形状になっている。そして、上向溝11の奥部11bに吸水性ユニット2を収容し、吸水性ユニット2の上に吸水スポンジ7を載せることによって上向溝11の入口部11aに吸水スポンジ7を収容し、上向溝11の上側に吸水性ユニット2、吸水スポンジ7、透水性シート3、砂4、透水性ブロック5を順番に積み重ねた積層構造としてある。
上向溝11の奥部11bと吸水性ユニット2との左右方向(溝幅方向)の両側には、膨張空間13があるが、入口部11aと吸水スポンジ7との溝幅方向の両側には殆ど隙間がない状態となっている。このように隙間が無ければ、透水性シート3が敷き易い上に、透水性シート3の上に砂4を撒いても、砂4の重みで透水性シート3が落ち込むことがない。また、吸水性ユニット2は、上向溝11の入口部11aの溝幅よりも幅広のものを用い、これを入口部11aの溝幅よりも左右に張り出す形態で奥部11bに収容することにより、上方向への膨張を抑え、左右方向(膨張空間13)に膨張し易くしている。
第2例の舗装道路は先例の施工手順(1)〜(7)と比べて(3)の手順が相違している。手順(3)では、床ユニット1の端面側から、上向溝11の奥部11bの溝幅中央部に吸水性ユニット2を挿入する。すると、吸水性ユニット2の上面が入口部11aの底面にほぼ隙間無く接し、吸水性ユニット2の左右には膨張空間13が形成される。続いて、吸水スポンジ7を入口部11aに挿入することによって吸水性ユニット2の上に吸水スポンジ7が載り、吸水スポンジ7の上面と床ユニット1の上面とがほぼ同じ高さになる。なお、手順(1)、(2)、(4)〜(7)は、先例と同じである。
第2例の舗装道路は、吸水性ユニット2が吸水によって左右方向だけでなく上方向に少し膨張した場合でも、上方向への膨張分だけ吸水スポンジ7がその柔軟性によって凹むので、透水性ブロック5が下側から押し上げられることを、先例よりも一段と高いレベルで防止し、吸水の有無に関わらず透水性ブロック5の高さ(路面高さ)を高いレベルで維持するものである。
第2例の舗装道路は、以下の要領で透水及び保水をする。雨が降ると、透水性ブロック5から砂4、透水性シート3、吸水スポンジ7を経て、吸水性ユニット2に水が浸み込む。雨の量が増えると、吸水スポンジ7及び吸水性ユニット2で吸収しきれない分の水は、床ユニット1の水抜き孔12から路床6に排出される。
第2例の舗装道路10は、日光によって暖まると、吸水性ユニット2に浸み込んだ水が毛細管現象により、吸水スポンジ7、透水性シート3、砂4、透水性ブロック5を経て蒸発するので、冷却効果が高いものである。
図8は本発明の第3例の舗装道路を示すものである。これは、上向溝11がコ字形状でありながらも、上向溝11の奥部11bに吸水性ユニット2を収容し、上向溝11の入口部11aに吸水スポンジ7を収容してあるものである。この場合、第2例のように、入口部11aで吸水性ユニット2の上方向への膨張を抑えることはできないが、上方向への膨張分だけ吸水スポンジ7が凹むので、透水性ブロック5の高さを高いレベルで維持できるものである。
本発明は、上記実施形態に限定されない。例えば、上向溝11の上下方向及び左右方向に収容する吸水性ユニット2の個数は、1つに限らず、複数であっても良い。また、床ユニット1も、上向溝11を単一のブロックで構成するものに限らず、複数のブロックで構成するものであっても良い。さらに、入口部11aの溝幅が奥部11bの溝幅に比べて狭い上向溝11の形状は、C字状のように、側面及び底面が円く湾曲している形状であっても良い。なお、吸水スポンジ7と上向溝11の入口部11aとの間に溝幅方向の隙間があってもよい。
1床ユニット、11上向溝、11a入口部、11b奥部、12水抜き孔、13膨張空間
2吸水性ユニット、21袋、21a縫い代、22バンド、22a縫い代相当分、
3透水性シート、4砂、5透水性ブロック、6路床、61地面、62砕石、
7吸水スポンジ、
10舗装道路、50雨水貯留槽

Claims (8)

  1. 上面に上向溝(11)を備える床ユニット(1)と、床ユニット(1)の上向溝(11)の奥部(11b)に収容される吸水性ユニット(2)と、上向溝(11)の入口部(11a)に収容される吸水スポンジ(7)と、吸水性ユニット(2)及び吸水スポンジ(7)が積み重なって収容された床ユニット(1)の上に載せる透水性シート(3)と、透水性シート(3)の上に載せる砂(4)と、砂(4)の上に載せる透水性ブロック(5)とを有し、床ユニット(1)の上向溝(11)の上側に吸水性ユニット(2)、吸水スポンジ(7)、透水性シート(3)、砂(4)、透水性ブロック(5)を順番に積み重ねた積層構造とし、床ユニット(1)には上向溝(11)に通じる水抜き孔(12)を設け、上向溝(11)の奥部(11b)における溝幅方向には吸水性ユニット(2)が膨張するための膨張空間(13)を備えていることを特徴とする舗装道路。
  2. 上向溝(11)は、入口部(11a)の溝幅を奥部(11b)の溝幅に比べて狭く形成してあり、乾燥状態では吸水性ユニット(2)は、入口部(11a)の溝幅よりも左右に張り出す形態で奥部(11b)に収容されていることを特徴とする請求項1記載の舗装道路。
  3. 上向溝(11)がコ字形状の両端を内向きに屈曲したリップ溝形状であり、乾燥状態では吸水性ユニット(2)がほぼ直方体形状であることを特徴とする請求項1記載の舗装道路。
  4. 上面に上向溝(11)を備える床ユニット(1)と、床ユニット(1)の上向溝(11)に収容される吸水性ユニット(2)と、吸水性ユニット(2)が収容された床ユニット(1)の上に載せる透水性シート(3)と、透水性シート(3)の上に載せる砂(4)と、砂(4)の上に載せる透水性ブロック(5)とを有し、床ユニット(1)の上向溝(11)の上側に吸水性ユニット(2)、透水性シート(3)、砂(4)、透水性ブロック(5)を順番に積み重ねた積層構造とし、床ユニット(1)には上向溝(11)に通じる水抜き孔(12)を設け、上向溝(11)の溝幅方向には吸水ユニット(2)が膨張するための膨張空間(13)を備えていることを特徴とする舗装道路。
  5. 上向溝(11)がコ字形状であり、乾燥状態では吸水性ユニット(2)がほぼ直方体形状であることを特徴とする請求項4記載の舗装道路。
  6. 吸水性ユニット(2)は、断面ほぼ矩形の筒状の袋(21)に粒状の吸水材を充填してあり、
    非伸縮性のバンド(22)を、袋(21)の断面ほぼ矩形の全周に沿って固定してあることを特徴とする請求項3又は5記載の舗装道路。
  7. 袋(21)は、上面の生地に、左右側面及び底面の生地よりも透水性が高く且つ吸水材の膨張時に伸び具合が悪いものを用いることを特徴とする請求項6記載の舗装道路。
  8. 上向溝(11)には透水性スペーサ及び吸水性ユニット(2)を順番に積み重ねてあることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の舗装道路。
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